JP2016106355A - 車両用照明装置、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
車両用照明装置に設けられるソケットには、放熱フィンなどを有し発光モジュールが載置される載置部と、バヨネットやフランジなどを有した装着部が設けられる。発光モジュールが載置される載置部は、放熱性を考慮して金属などから形成される。装着部には給電端子が設けられるので、装着部は、樹脂などの絶縁性材料から形成される。一般的に、載置部と装着部とは圧入により接合されている。
この車両用照明装置によれば、載置部と装着部との間の接合強度を向上させることができる。
この様にすれば、載置部と装着部との間の接合強度をさらに向上させることができる。
この様にすれば、載置部と装着部との間の接合強度をさらに向上させることができる。
この様にすれば、載置部と装着部との間の接合強度をさらに向上させることができる。
この様にすれば、載置部と装着部との間の接合強度をさらに向上させることができる。
この様にすれば、載置部と装着部との間の接合強度をさらに向上させることができる。また、車両用照明装置の中心軸と直行する方向における載置部の変形を抑制することができる。
この様にすれば、載置部と装着部との間の接合強度をさらに向上させることができる。また、車両用照明装置の中心軸と直行する方向における載置部の変形を抑制することができる。
前記ソケットを形成する工程において、前記第1の凹部に適合する第2の凸部、および前記第1の凸部に適合する第2の凹部の少なくともいずれかが前記装着部に形成される。 この両用照明装置の製造方法によれば、載置部と装着部との間の接合強度を向上させることができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL;Daylight Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図2は、図1において車両用照明装置1をA方向から見た模式図である。
図3は、図1における車両用照明装置1のB−B線方向の模式断面図である。
図4(a)〜(d)は、装着部11のフランジ14側の端面11aの位置、および、絶縁部13のフランジ14側の端面13aの位置を例示するための模式断面図である。
ソケット10は、収納部10aおよび放熱部10bを有する。
収納部10aは、装着部11、バヨネット12、および絶縁部13を有する。
なお、凸部11bおよび凹部15cに関する詳細は後述する。
また、絶縁部13のフランジ14側の端面13aは、フランジ14の内部に位置するようにすることができる。
また、絶縁部13のフランジ14側の端面13aは、フランジ14の面14a上に位置するようにすることができる。
また、絶縁部13のフランジ14側の端面13aは、フランジ14の内部に位置するようにすることができる。
また、絶縁部13のフランジ14側の端面13aは、フランジ14の面14a上に位置するようにすることができる。
また、フランジ14の面14aに、装着部11および絶縁部13に向けて突出する突出部を設けることもできる。
そのため、装着部11、バヨネット12、および絶縁部13は、絶縁性材料から形成される。また、後述するように、放熱部10b(載置部15)と収納部10a(装着部11)とを一体成型してソケット10を形成する。そのため、一体成型することを考慮して、収納部10a(装着部11)は、樹脂から形成することが好ましい。
フランジ14は、板状を呈している。フランジ14は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ14の外側面と車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離は、バヨネット12の外側面と車両用照明装置1の中心軸1aとの間の距離よりも長い。すなわち、フランジ14の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
発光モジュール20において発生した熱は、主に、載置部15およびフランジ14を介して放熱フィン16に伝わる。放熱フィン16に伝わった熱は、主に、放熱フィン16から外部に放出される。
また、車両用照明装置1の中心軸1aと直交する方向における孔17bの断面寸法は、コネクタ105の本体に設けられたシール部材105aの外形寸法よりも僅かに小さくなっている。そのため、シール部材105aを有するコネクタ105が孔17bに挿入された際には、孔17bが水密となるように密閉される。
そのため、熱を放出する機能を考慮して、フランジ14、載置部15、放熱フィン16、および凸部17は、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂などとすることができる。
そのため、光モジュール20において発生した熱を、熱伝導率の高い材料から形成されたフランジ14、放熱フィン16、および凸部17を介して外部に効率よく放出することができる。すなわち、車両用照明装置1の放熱性を向上させることができる。
また、自動車に設けられる車両用照明装置1の場合には、使用環境の温度が、−40℃〜85℃となる。そのため、当初は水密であったとしても、熱膨張率の差により発生した熱応力により、時間の経過とともに水密性が低下するおそれがある。
また、車両用照明装置1の中心軸1aと直交する方向における装着部11の外形寸法は、フランジ14の外形寸法よりも小さくなっている。
そのため、図3に示すように、装着部11とフランジ14の間の界面は、シール部材104により封止することができる。
そのため、シール部材105aを有するコネクタ105が孔17bに挿入された際には、孔17bが水密となるように密閉される。
その結果、絶縁部13とフランジ14の間の界面から水分が侵入するのを抑制することができる。
なお、水分は、主に、車両用灯具100の筐体101の外側にある。そのため、筐体101の内部からシール部材104の内側に侵入する水分はほとんどない。
発光モジュール20は、基板21、発光素子22、制御素子23、および制御素子24を有する。
基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。
また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
発光素子22は、例えば、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型などの表面実装型の発光素子とすることができる。
発光素子22は、例えば、砲弾型などのリード線を有する発光素子とすることもできる。
例えば、発光素子22が青色発光ダイオード、蛍光体がYAG系蛍光体である場合には、発光素子22から出射した青色の光によりYAG系蛍光体が励起され、YAG系蛍光体から黄色の蛍光が放射される。そして、青色の光と黄色の光が混ざり合うことで、白色の光が車両用照明装置1から出射される。なお、蛍光体の種類や発光素子22の種類は、例示をしたものに限定されるわけではない。蛍光体の種類や発光素子22の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
発光素子22の光の出射面である上面は、車両用照明装置1の正面側に向けられており、主に、車両用照明装置1の正面側に向けて光を出射する。
発光素子22の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
なお、図1および図3に例示をした制御素子23は、表面実装型の抵抗器である。
例えば、制御素子23が膜状の抵抗器の場合には、複数の制御素子23毎に一部を除去して図示しない除去部をそれぞれに形成する。そして、除去部の大きさなどにより、複数の制御素子23毎に抵抗値を変化させる。この場合、制御素子23の一部を除去すれば、抵抗値は増加することになる。制御素子23の一部の除去は、例えば、制御素子23にレーザ光を照射することで行うことができる。
制御素子23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
図3に示すように、装着部11の内側面(内壁)には凸部11bが設けられている。載置部15の側面の、凸部11bに対応する位置には、凹部15cが設けられている。また、凸部11bは、絶縁部13の内側面(内壁)にも設けることができる。
なお、装着部11の内側面(内壁)、および絶縁部13の内側面(内壁)に凹部(第2の凹部の一例に相当する)を設け、載置部15の側面に凸部(第1の凸部の一例に相当する)を設けるようにしてもよい。
また、装着部11の内側面(内壁)、および絶縁部13の内側面(内壁)に凸部11bおよび凹部を設け、載置部15の側面に凹部15cおよび凸部を設けるようにしてもよい。
すなわち、載置部15の側面には、凹部15cおよび凸部の少なくともいずれかが設けられている。装着部11には、凹部15cに適合する凸部11b、および載置部15の側面に設けられた凸部に適合する凹部の少なくともいずれかが設けられている。
そのため、装着部11の内側面(内壁)には凸部11bを設けることが好ましい。
そして、ソケット10を形成する工程において、凹部15cに適合する凸部11b、および載置部15の側面に形成された凸部に適合する凹部の少なくともいずれかが装着部11に形成される。
なお、凸部11bと凹部15cは同時に形成されるので、以下においては凸部11bについて説明する。すなわち、凹部15cは、凸部11bと同様とすることができる。また、装着部11の内側面(内壁)、および絶縁部13の内側面(内壁)に凹部を設け、載置部15の側面に凸部を設ける場合も同様とすることができる。
図5(a)に示すように、凸部11bの断面形状は、四角形とすることができる。この様にすれば、接合強度をさらに向上させることができる。
図5(b)に示すように、凸部11bの断面形状は、少なくとも先端部が曲線からなるものとすることができる。なお、凸部11bの断面形状は、例えば、半円や半楕円などとすることもできる。この様にすれば、使用環境の温度が急激に変わった際に発生する熱衝撃によりクラックが発生するのを抑制することができる。
図5(c)に示すように、凸部11bの断面形状は、台形とすることができる。この場合、台形の上底が、装着部11と載置部15の界面にあるようにすることができる。この様にすれば、接合強度をさらに向上させることができる。
突起状の凸部11bの数は、1つとすることもできるし、複数とすることもできる。複数の突起状の凸部11bは、車両用照明装置1の中心軸1a周りに離隔した状態で設けることができる。この場合、複数の凸部11b同士の間の距離は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。複数の凸部11bの断面形状や断面寸法は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図6(a)、(b)は、車両用照明装置1の中心軸1a方向に離隔した状態で、複数設けられた凸部11bを例示するための模式断面図である。なお、図6(a)は環状の凸部11bの場合であり、図6(b)は突起状の凸部11bの場合である。
図6(a)、(b)に示すように、一の凸部11bを装着部11のフランジ14側の端面11aの近傍に設け、他の凸部11bをバヨネット12の近傍に設けることができる。
そこで、本実施の形態においては、車両用照明装置1の中心軸1a方向において、バヨネット12とフランジ14との間となる位置に凸部11bを設けるようにしている。この様にすれば、凸部11bと凹部15cとの間の密着性を維持することができる。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図7に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
例えば、図7に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。光学要素部103がリフレクタである場合には、光学要素部103は、筐体101の内部に、取付孔101aの中心軸と同芯となるように設けることができる。
また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている(図3を参照)。シール部材105aは、孔17bの内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が孔17bに挿入された際には、孔17bが水密となるように密閉される。
Claims (8)
- 側面に、第1の凹部および第1の凸部の少なくともいずれかが設けられた載置部と;
前記載置部の前記側面を囲み、前記第1の凹部に適合する第2の凸部、および前記第1の凸部に適合する第2の凹部の少なくともいずれかが設けられた装着部と;
前記載置部の一方の端面に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;
を具備した車両用照明装置。 - 前記第1の凹部は、前記車両用照明装置の中心軸周りに連続的に設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
- 前記第1の凸部は、前記車両用照明装置の中心軸周りに連続的に設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
- 前記第1の凹部は、前記車両用照明装置の中心軸周りに離隔した状態で複数設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
- 前記第1の凸部は、前記車両用照明装置の中心軸周りに離隔した状態で複数設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
- 前記第1の凹部は、前記車両用照明装置の中心軸方向に離隔した状態で複数設けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 前記第1の凸部は、前記車両用照明装置の中心軸方向に離隔した状態で複数設けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
- 側面に、第1の凹部および第1の凸部の少なくともいずれかが設けられた載置部を形成する工程と;
前記載置部と、前記載置部の前記側面を囲む装着部と、を一体成型してソケットを形成する工程と;
を具備し、
前記ソケットを形成する工程において、前記第1の凹部に適合する第2の凸部、および前記第1の凸部に適合する第2の凹部の少なくともいずれかが前記装着部に形成される車両用照明装置の製造方法。
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