JP2016105052A - 基板検査装置 - Google Patents

基板検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016105052A
JP2016105052A JP2014242951A JP2014242951A JP2016105052A JP 2016105052 A JP2016105052 A JP 2016105052A JP 2014242951 A JP2014242951 A JP 2014242951A JP 2014242951 A JP2014242951 A JP 2014242951A JP 2016105052 A JP2016105052 A JP 2016105052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
polarized
unit
inspection
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014242951A
Other languages
English (en)
Inventor
一嘉 鈴木
Kazuyoshi Suzuki
一嘉 鈴木
松村 淳一
Junichi Matsumura
淳一 松村
洋行 上田
Hiroyuki Ueda
洋行 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
Priority to JP2014242951A priority Critical patent/JP2016105052A/ja
Priority to PCT/JP2015/083081 priority patent/WO2016088623A1/ja
Priority to TW104140206A priority patent/TW201632868A/zh
Publication of JP2016105052A publication Critical patent/JP2016105052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/958Inspecting transparent materials or objects, e.g. windscreens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】 検査対象基板が薄くなっても、表裏分離して基板の表面側及びその裏面側を高精度かつ迅速に検査できる、基板検査装置を提供すること。
【解決手段】 基板保持部と照明部と、分岐偏光部と、S偏光撮像部と、P偏光撮像部と、異物検査部を備え、
異物検査部には、S偏光撮像部で撮像し検査した結果と、P偏光撮像部で撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係から、当該検査対象となる基板の表面側又は裏面側のどちらに異物が付着しているかを判定する異物付着面判定部が備えられた、基板検査装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラス基板などの透明体(いわゆる、基板)の表面側又はその裏面側に付着した異物や傷などの欠陥の有無を光学的に検査する装置に関する。
従来の液晶パネルの表面欠陥検査では、基板の表面側とその裏面側のそれぞれに検出光学系を対称的に配置し、表面側の欠陥と裏面側の欠陥とを別々に検査している。(例えば、特許文献1)。
また、検査対象基板に対して斜め方向からライン状の照明光を照射し、検査対象基板の厚みよりも小さい焦点深度の結像光学系を基板表面に対して90度の受光角度に配置し、検査対象基板の表面側と裏面側を混同することなく、一度に検査できる技術が実用化されている(例えば、特許文献2)。
図10は、従来の基板検査装置の一例を示す外観図である。従来の基板検査装置1zは、検査対象となる基板Wzの検査対象領域Rzに向けて照明部3zから照明光32zを照射し、検査対象領域Rzから放出された散乱光を、基板Wzの上方に備えられた撮像部4zの撮像カメラ42z、レンズ43zを用いて撮像し、撮像した画像に基づいて検査を行っている。なお、基板Wzは、基板載置台20の上に保持されており、基板載置台20は、装置フレーム11z上に取り付けられたX軸ステージ61とY軸ステージ62の上に取り付けられており、XY方向に所定の速度で移動し、所定の位置に停止することができる。また、撮像カメラ42zは、基板Wzの検査対象領域Rzの法線と光軸方向が一致するように(つまり、基板Wzの表面に対して垂直方向に)、連結部材15zを介して装置フレーム11zに取り付けられている。そのため、基板Wzと撮像部4zとを相対させて(つまり、基板Wz全体をX方向に複数分割し、Y方向に一定速度でスキャン動作させる動作を繰り返して)撮像・検査を行うことができる。
このとき、撮像部4では、まず基板Wzの表面側に合焦させた状態でスキャンおよび撮像を行い、続いて基板Wzの裏面側に合焦させた状態でスキャンおよび撮像が行われる。つまり、従来の基板検査装置1zでは、いわゆる2スキャンでの撮像を行って、検査が行われていた。
特開平3−188491号公報 特許4104924号公報 特開平5−52762号公報
検査対象基板の表面側及び裏面側に付着した異物や傷などの欠陥の有無を迅速に検査したい場合、特許文献1に示す様な、検査用の光学系を2組必要とする装置構成では、検査装置自体のコストアップやサイズアップとなってしまう。
一方、特許文献2に示す様な、検査用の光学系を1つとし、検査対象基板の表面側及びその裏面側を分離して検査できる装置を用いて、1スキャンでの撮像・検査を行う場合でも、検査対象基板がますます薄くなると(例えば、厚みが0.4mmよりも薄くなると)、以下に述べるような理由で表裏分離が困難になる。
図11は、従来の基板検査装置を用いて基板の表裏面を検査する様子を示す概念図であり、検査対象となる基板Wzに照明光32zを照射して基板に付着した異物で乱反射した散乱光を撮像する様子と、撮像部で撮像した異物X1,X2からの散乱光の強度を複合的に図示したものである。なお、図11(a)は、従来より検査対象とされてきた基板Wz(厚みtz:0.5〜0.7mm)について検査する様子が示されており、図11(b)は、従来より薄い基板W(厚みt:0.4mm以下)について検査する様子が示されている。照明部から照射された照明光32zは、基板Wz,Wの表面側に付着した異物X1、基板Wz,Wの裏面側に付着した異物X2の表面でそれぞれ乱反射し、それらの散乱光が、撮像部4zのレンズ43zを通過し、結像して、撮像カメラ42zにて撮像される。
従来の基板Wzであれば、表面側の異物X1,裏面側の異物X2の散乱光はそれぞれ離れた位置に結像するため、分離した状態で検出することができた。しかし、従来より薄い基板Wでは、表面側の異物X1,裏面側の異物X2の散乱光が重なり合うため、分離して検出することが困難となる。
また、特許文献3に示す様な構成では、受光系の受光角度が基板の表面の法線に対して80度前後に設定される。しかしこの場合、基板裏面側からの散乱光は基板内面で反射するため、受光系にて観察される光は極めて微弱なものとなり、裏面側の異物を安定的に検査することが困難である。
そこで、本発明は、検査対象基板が薄くなっても、表裏分離して基板の表面側及びその裏面側を高精度かつ迅速に検査できる、基板検査装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明は、
検査対象となる基板を保持する基板保持部と、
前記基板上に設定された検査対象領域に向けて照明光を照射する照明部と、
前記検査対象領域から発せられる散乱光をS偏光状態の光およびP偏光状態の光に分岐する分岐偏光部と、
前記散乱光のうち分岐されたS偏光状態の光を撮像するS偏光撮像部と、
前記散乱光のうち分岐されたP偏光状態の光を撮像するP偏光撮像部と、
前記S偏光撮像部および前記P偏光撮像部で撮像した画像に基づいて当該検査対象となる基板の表面側又は裏面側に付着した異物の位置及び大きさを検査する異物検査部を備え、
前記異物検査部には、
前記S偏光撮像部で撮像し検査した結果と、前記P偏光撮像部で撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係から、
当該検査対象となる基板の表面側又は裏面側のどちらに異物が付着しているかを判定する異物付着面判定部が備えられた、基板検査装置である。
この構成によれば、検査対象となる基板の表面側及びその裏面側について、S偏光状態及びP偏光状態に分岐した光を一度に撮像し、基板から散乱光が発せられた各場所について、S偏光成分が強ければ表面側に異物があり、P偏光成分が強ければ裏面側に異物があると判定することができる。なお、この判定は、屈折率の異なる物質(つまり、基板材料とその周りの雰囲気)の界面における物理現象に依るものであり、基板の厚みが薄くなっても適用することができる。
また、上述の構成によれば、一度に撮像した同じ位置にある異物に対して、基板の表面側又はその裏面側のどちらに異物が付着しているかを判定するため、ミスカウントやダブルカウントなどの誤検出を防ぐことができる。つまり、同じ検査対象部位については一度の撮像を行えば良いので、迅速な検査が行える。
検査対象基板が薄くなっても、表裏分離して基板の表面側及びその裏面側を高精度かつ迅速に検査できる。
本発明を具現化する形態の一例を示す斜視図。 本発明を具現化する形態の一例の要部と撮像した散乱光強度とを複合的に示す図。 基板の表裏面に付着した異物からの散乱光強度を比較した相関図。 本発明の具現化する形態の一例における検査処理を時系列的に示すフロー図。 本発明を具現化する形態の一例にて検査対象とする基板の一例を示す平面図。 本発明を具現化する形態の一例にて検査した各結果の一例を示すイメージ図。 本発明を具現化する形態の別の一例を示す斜視図。 本発明を具現化する形態の別の一例の要部と撮像した散乱光強度とを複合的に示す図。 本発明を具現化する形態のさらに別の一例の要部を示す正面図。 従来の基板検査装置の一例を示す外観図。 従来の基板検査装置を用いて基板の表裏面を検査する様子を示す概念図。
本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例を示す外観図である。
図1には、基板を撮像した画像に基づいて光学的な検査を行う基板検査装置1について、各構成機器の斜視図と、画像取得して検査に必要な構成のブロック図が複合的に記載されている。なお、各図においては、直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、XY平面を水平面、Z方向を鉛直方向とする。特にZ方向は矢印の方向を上とし、その逆方向を下と表現する。また、検査対象となる基板Wは、第1主面S1と、この第1主面S1とは表裏の関係にある第2主面S2がある。なお、本願では、この第1主面S1側を第1主面側又は表面側と呼び、それと表裏の関係にある第2主面S2側を第2主面側又は裏面側と呼ぶ。また、基板Wに設定された検査対象領域Rのうち、第1主面側を第1主面側検査対象領域R1と、第2主面側を第2主面側検査対象領域R2と呼ぶ。なお、基板Wに設定された検査対象領域Rは、基板のサイズや品種毎に設定されており、基板上の所定の領域ないし外周部を除いた基板全面が設定される。
本発明を具現化する形態の一例に係る基板検査装置1は、基板保持部2と、照明部3と、分岐偏光部5と、S偏光撮像部4sと、P偏光撮像部4pと、異物検査部7を備えて構成されている。この基板検査装置1は、基板Wに設定された検査対象領域Rに向けて、照明光を照射し、この検査対象領域R内にある異物からの散乱光を分岐してS偏光状態およびP偏光状態の光にし、S偏光状態およびP偏光状態の光をそれぞれ別個に撮像画像を取得し、異物検査部7にて異物を抽出するものである。さらに異物検査部7では、これら抽出した異物について、S偏光状態の光を撮像したときの散乱光強度と、P偏光状態の光を撮像したときの散乱光強度とを比較して、その大小関係から異物が基板Wの第1主面S1側(つまり表面側)にあるのか第2主面S2側(つまり裏面側)にあるのかを判定する。なお、基板検査装置1は、必要に応じて、相対移動部8を備えた構成としても良い。
基板保持部2は、検査対象となる基板Wを保持するものである。
具体的には、基板保持部2は、基板載置台20により構成することができる。基板載置台20は、基板Wの外形寸法より少し内側であって基板Wの検査対象領域となる部分よりも外側が空洞若しくは凹んだ断面形状をしている。また、基板載置台20は、基板Wの外形寸法より少し外側に位置決め用基準ピン21が備えられている。
照明部3は、基板Wの上に設定された検査対象領域Rに向けて照明光32を照射するものである。具体的には、照明部3は、キセノンランプやハロゲンランプ、メタルハライドランプなどのランプ光源や、半導体レーザやLEDなどを用いたものが例示でき、レンズやミラーなどを介して照明光が検査対象領域に向けて照射される。
ここでは、照明部3として、キセノンランプを用いた構成を例示して説明する。また、照明部3からは、細長い帯状(いわゆる、ライトシート状)の照明光を検査対象領域Rに向けて照射し、後述する撮像部5の撮像カメラには、撮像素子としてラインセンサが備えられている形態を例示する。
照明部3には、光源部と、導光ファイバ部と、照明ユニット31が備えられている。
光源部(図示せず)には、キセノンランプと、それを発光させる電源と、発光した光を効率よく反射させる楕円ミラーが備えられている。導光ファイバ部は、光源部から放出される光を外部へ導光する光ファイバの束が備えられている。照明ユニット31は、内部にシリンドリカルレンズが備えられており、導光された光を検査対象領域Rに向けてライトシート状の光として照射することができる。
分岐偏光部5は、散乱光をS偏光状態の光およびP偏光状態の光に分岐するものである。具体的には、偏光部5には、偏光ビームスプリッタ50と呼ばれる光学素子が備えられている。偏光ビームスプリッタ50は、多層膜コーティングが施されたプリズムなどの光学素子を組み合わせて構成されており、入射光のうち、P偏光成分の光を直進通過させつつ、S偏光成分の光を反射させて(つまり、90度光路を折り曲げて)通過させるものが例示できる。
図2は、本発明を具現化する形態の一例の要部と撮像した散乱光強度とを複合的に示す図である。図2は、本発明を具現化する基板検査装置を用いて、従来よりも薄い基板の表裏面を検査する様子を概念的に示しており、検査対象となる基板Wに照明光を照射して基板Wに付着した異物X1,X2で乱反射した散乱光を撮像する様子と、撮像部で撮像した異物X1,X2からの散乱光の強度を複合的に図示したものである。
照明ユニット31は、照射された検査に用いる照明光32が、基板Wの第1主面S1の法線H1に対して所定の角度θ1をなして、矢印33の方向に照明光32を照射するように配置されている。つまり、基板Wの第1主面S1に対して、斜め上方向から照明光32が照射される。そして、照明光32は、基板Wの第1主面側に付着した異物X1の表面と、基板Wの第2主面側に付着した異物X2の表面(つまり、基板Wの第2主面側)とでそれぞれ乱反射し、それらの散乱光が、分岐偏光部5にてS偏光状態およびP偏光状態に分岐されて、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pにて撮像される。
そのため、偏光ビームスプリッタ50は、検査対象領域Rに付着した異物X1,X2から放出された散乱光51a,52aを、それぞれS偏光状態にした光51s,52sと、P偏光状態にした光51p、52pに分岐することができる。なお、S偏光とは、水平方向(つまり、X方向)に振動しながら進む光を意味する。一方、P偏光とは、水平方向(つまり、X方向)及び光が進む方向と直交する方向に振動しながら進む光を意味する。また、ここで言うS偏光状態とは、望ましくは完全にS偏光成分の光のみとなる状態に限らず、P偏光成分の光をいくらか含みつつS偏光成分の光が主成分である状態を意味する。同様に、ここで言うP偏光状態とは、望ましくは完全にP偏光成分の光のみとなる状態に限らず、S偏光成分の光をいくらか含みつつP偏光成分の光が主成分である状態を意味する。
なお、偏光ビームスプリッタを通過するP偏光状態の光とS偏光状態の光の比率は、多層膜コーティングの材質や膜厚などにより適宜設定できるが、ここでは1:1で分岐する例を示す(図1参照)。
S偏光撮像部4sは、検査対象領域から発せられる散乱光のうち、分岐偏光部5にて散乱光を分岐してS偏光状態にした光を撮像するものである。P偏光撮像部4pは、検査対象領域から発せられる散乱光のうち、分岐偏光部5にて散乱光を分岐してP偏光状態にした光を撮像するものである。具体的には、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pは、基板Wの第1主面S1側に設定された第1主面側検査対象領域R1または基板Wの第2主面S2側に設定された第2主面側検査対象領域R2を、第1主面S1側から撮像するものである。そして、分岐偏光部5およびP偏光撮像部4pは、基板Wの第1主面S1に対して所定の角度θ2をなして第1主面側検査対象領域R1を撮像するように配置されており、S偏光撮像部4sは、分岐偏光部5で90度光路を折り曲げられて第1主面側検査対象領域R1を撮像するように配置されている。つまり、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pは、基板Wの第1主面S1に対して、斜め上方向から検査対象領域Rを撮像する構成をしている。
より具体的には、S偏光撮像部4sは、撮像カメラ42sと、レンズ43sとを備えている。一方、P偏光撮像部4pは、撮像カメラ42pと、レンズ43pとを備えている。撮像カメラ42s,42pは、撮像素子で受光した像に対応した映像信号や画像データを外部へ出力するものであり、この撮像素子としては、CCD,CMOSを用いたラインセンサが例示できる。レンズ43s,43pは、基板Wに付着した異物からの散乱光を、撮像カメラ42s,42pの撮像素子に集光し結像させるものである。
なお、撮像カメラ42s,42pの撮像素子は、ラインセンサに限らず、TDIセンサであっても良い。或いは、撮像カメラ42s,42pの撮像素子は、エリアセンサを採用しても良い。
S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pは、レンズ43s,43pの被写界深度が基板Wの厚みt以上あるものを備え、基板Wとの距離が固定された状態で連結部材15を介して装置フレーム11に取り付けられた構成としておく。このとき、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pは、基板Wの第1主面S1及び基板Wの第2主面S2の双方に焦点が合う状態にしておく。
図3は、基板の表裏面に付着した異物からの散乱光強度を比較した相関図である。図3(a)には、異物として粒径の異なる標準粒子を基板Wの第1主面S1側のみに付着させ、検査に用いる照明光のS偏光成分とP偏光成分の強度がそれぞれ同じになるようにして照射し、S偏光撮像部4sとP偏光撮像部4pで撮像したときの散乱光強度をそれぞれ示したものである。一方、図3(b)には、異物として粒径の異なる標準粒子を基板Wの裏面S2側のみに付着させ、検査に用いる照明光のS偏光成分とP偏光成分の強度がそれぞれ同じになるようにして照射し、S偏光撮像部4sとP偏光撮像部4pで撮像したときの散乱光強度をそれぞれ示したものである。
このとき、基板Wの第1主面S1の法線H1に対して、照明部3から検査対象領域Rに向けて照射される光32の角度θ1が80度±5度以内、撮像カメラ42で撮像する角度θ2が45度±5度以内となるよう、照明部3、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pの各機器が配置されている。
図3(a)(b)を見れば、粒径が異なっていても、異物が基板Wの表面S1側に付着していれば、S偏光状態での散乱光強度が、P偏光状態での散乱光強度よりも強いことが分かる。一方、粒径が異なっていても、異物が基板Wの裏面S2側に付着していれば、P偏光状態での散乱光強度が、S偏光状態での散乱光強度よりも強いことが分かる。
そのため、図2に示す様に、基板Wの第1主面に付着した異物X1からの散乱光51aは、S偏光成分の強度が強く、P偏光成分の強度が弱い。そのため、偏光ビームスプリッタ50で分岐したS偏光状態の光51sの強度は、分岐したP偏光状態の光51pの強度よりも強い。一方、基板Wの第2主面に付着した異物X2からの散乱光52aは、P偏光成分の強度が強く、S偏光成分の強度が弱い。そのため、偏光ビームスプリッタ50で分岐したP偏光状態の光52pの強度は、分岐したS偏光状態の光52sの強度よりも強い。
なお、この様な特性は、屈折率の異なる物質(つまり、基板材料とその周りの雰囲気)の界面における物理現象に依るものであり、基板Wの厚みが薄くなっても成り立つ。
異物検査部7は、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pで撮像した画像に基づいて基板Wの第1主面S1側(つまり表面側)及び第2主面S2側(つまり裏面側)に付着した異物の位置及び大きさを検査するものである。さらに異物検査部7は、詳細を後述するが、検出した異物が基板Wの第1主面S1側(つまり表面側)にあるか第2主面S2側(つまり裏面側)にあるかを個々に判定するものである。
異物検査部7には、S偏光画像検査部、P偏光画像検査部、検査結果比較部および異物付着面判定部が備えられている。
S偏光画像検査部は、分岐偏光部5を通過したS偏光状態の光を撮像した画像(つまり、撮像カメラ42sから出力された画像)に基づいて、異物の検出を行うものである。
P偏光画像検査部は、分岐偏光部5を通過したP偏光状態の光を撮像した画像(つまり、撮像カメラ42pから出力された画像)に基づいて、異物の検出を行うものである。
さらに、S偏光画像検査部およびP偏光画像検査部は、必要に応じて検出した異物の位置や大きさを求める演算処理等を行い、検査結果として出力する。
検査結果比較部は、S偏光画像検査部およびP偏光画像検査部における検査結果を比較するものである。
異物付着面判定部は、当該検査対象となる基板の表側または裏面側のどちらに異物が付着しているかを判定するものである。具体的には、異物付着面判定部は、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度について、検査結果比較部で比較した結果、
S偏光状態での散乱光強度>P偏光状態での散乱光強度 なら当該検査対象となる基板の表面側に異物が付着していると判定し、
P偏光状態での散乱光強度>S偏光状態での散乱光強度 なら当該検査対象となる基板の裏面側に異物が付着していると判定する。
より具体的には、異物検査部7ならびにS偏光画像検査部、P偏光画像検査部、検査結果比較部および異物付着面判定部は、いわゆる画像処理装置(ハードウェア)と、画像処理プログラム(ソフトウェア)により構成することができる。そして、撮像カメラ42s,42pから出力された映像信号や画像データは、画像処理装置に入力された後、異物検査部7のS偏光画像検査部、P偏光画像検査部、検査結果比較部および異物付着面判定部では、所定の画像処理を行いつつ、予め設定された検査基準に基づく検査が行われる。
異物検査部7のS偏光画像検査部およびP偏光画像検査部における具体的な画像処理として、画像に含まれる輝点を検出し、それぞれの輝点の輝度情報や占有画素数などから異物としての粒径を判定し、撮像視野内での座標情報と紐付けしながらラベリング処理し、基板上にどれくらいの大きさの粒径の異物が何個存在するかを検査(いわゆる異物検出検査)する形態が例示できる。なお、S偏光画像検査部での検査結果をS偏光検査結果、P偏光画像検査部での検査結果をP偏光検査結果と呼ぶ。
異物検査部7の検査結果比較部では、S偏光検査結果およびP偏光検査結果について、基板上の同一座標上にラベリング処理された異物をピックアップし、それぞれについて、S偏光検査結果およびP偏光検査結果のいずれの散乱光強度が強いかを比較する。
異物検査部7の異物付着面判定部では、散乱光強度の強い方を異物として処理し、当該異物が基板Wの第1主面S1側または第2主面S2側のいずれに付着しているかを判定する。そして、異物検査部7では、当該異物の大きさに対応する散乱光強度から、当該異物粒径に換算し、異物検査の結果として出力する。なお、S偏光検査結果およびP偏光検査結果として、散乱光強度を粒径に換算して検査結果として出力する形態の場合は、いずれの粒径が大きいかを比較する。
[異物検査部での処理フロー]
図4は、本発明の具現化する形態の一例における検査処理を時系列的に示すフロー図であり、本発明に係る異物検査部における検査処理の一例を示すものである。
まず、検査対象となる基板Wを基板載置台20に載置する(ステップs10)。
そして、照明ユニット31から検査対象領域Rに向けて照明光32を照射し(ステップs11)、基板Wの表面に付着した異物からの散乱光を、分岐偏光部5にて分岐・偏光させる(ステップs12)。
そして、S偏光状態で撮像した画像を画像処理装置に取得し(ステップs13)、この画像に基づいて検査を行い、検査結果(つまり、S偏光検査結果)を取得する(ステップs14)。
これと並行して、P偏光状態で撮像した画像を画像処理装置に取得し(ステップs15)、この画像に基づいて検査を行い、検査結果(つまり、P偏光検査結果)を取得する(ステップs16)。
そして、画像処理装置内で、S偏光検査結果とP偏光検査結果と比較する(ステップs17)。このとき、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pの撮像カメラ42s,42pが、基板Wの法線に対して角度θ2に設定されて配置されているため、検出された異物の位置情報は、基板Wの厚みに起因して第1主面S1側(つまり表面側)と第2主面S2側(つまり裏面側)とでズレが生じないよう、基板Wを平面視した座標系に位置補正をしておく。
そして、基板Wを平面視した座標系の同じ位置にある異物に対して比較処理を行い、
S偏光状態での散乱光強度>P偏光状態での散乱光強度 なら基板の表面側に、
P偏光状態での散乱光強度>S偏光状態での散乱光強度 なら基板の裏面側に、異物が付着していると判定する(ステップs18)。
そして、必要に応じて、基板Wの第1主面S1側および第2主面S2側に付着した異物の大きさや個数などの表面状態に関する検査結果を出力する(ステップs19)。
[検査対象と検査結果の例]
図5は、本発明を具現化する形態の一例にて検査対象とする基板の一例を示す平面図である。図5には、検査対象となる基板Wの第1主面S1側(つまり表面側)に大きな異物X1と小さな異物X2が、基板Wの第2主面S2側(つまり裏面側)に大きな異物X3と小さな異物X4が付着している様子が示されている。
図6は、本発明を具現化する形態の一例にて検査した各結果の一例を示すイメージ図である。図6(a)には、上述のステップs13(つまりS偏光状態)での撮像画像が、図6(b)には、上述のステップs14(つまりP偏光状態)での撮像画像が示されている。
そして、図6(c)には、上述のステップs18で出力される基板Wの第1主面S1側(つまり表面側)の検査結果として、大きな異物X1と小さな異物X3が付着している様子が示されている。
さらに、、図6(d)には、上述のステップs18で出力される基板Wの第2主面S2側(つまり裏面側)の検査結果として、大きな異物X2と小さな異物X4が付着している様子が示されている。
なお、検査結果の出力例として図6(c)(d)には、各異物X1〜4を、基板WのXY座標上にプロットする形態を例示しているが、この様な形態に限らず、数値データによる出力する形態であっても良い。
相対移動部8は、照明部3、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pの位置関係は維持しつつ、これらに対して検査対象となる基板Wを相対的に移動させるものである。相対移動部8は、基板Wの一部の領域しか撮像できない構成の照明部3、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pを用いつつ、スキャン動作やステップアンドリピート動作により、基板Wに設定された検査対象領域の全てを撮像可能にするものである。
具体的には、相対移動部8は、いわゆるXYステージを用いて具現化することができ、装置フレーム11上に取り付けられてスライダーをX方向に所定の速度で移動させ所定の位置で静止させるX軸ステージ81と、X軸ステージ81のスライダー上に取り付けられてスライダーをY方向に所定の速度で移動させ所定の位置で静止させるY軸ステージ82を備えて構成されている。Y軸ステージ82のスライダー上には、基板載置台20が取り付けられている。そうすることで、基板載置台20に載置された基板Wを、照明部3、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pに対して相対移動させることができ、基板W全体を複数回分割スキャンして撮像・検査することができる。
また、必要に応じて、Y軸ステージ82のスライダーと基板載置台20との間には、回転テーブル機構を備えた構成であっても良い。そうすることで、基板Wの角度を変更することができ、基板Wの位置ずれ修正をしたり、基板の撮像・検査や受取・受渡などの方向を90度、180度、270度と変更したりすることができる。
なお、本発明を適用するにあたり、上述では、照明部3からライトシート状の照明光を照射しながら、基板Wを連続移動させて、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pのラインセンサにて撮像する構成を示した。この様な構成であれば、Y方向に連続移動させながら撮像を行うことができるので時間短縮が可能であり、光学的に特殊な補正が不要となるため、迅速な検査が可能となる。
本発明に係る基板検査装置1は、この様な構成をしているため、基板Wに設定された検査対象領域Rに付着した異物の位置及び大きさを検出するとともに、それぞれの異物が基板Wの表面S1側・裏面S2側のどちらに付着しているかを精度良く判定することができる。そして、検査対象基板が薄くなっても、S偏光撮像部4sで撮像し検査した結果と、P偏光撮像部4pで撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係から、基板に付着した異物が当該基板の表面側・裏面側どちらに付着しているかを表裏分離して検査できる。
[照明光と撮像の角度設定]
なお、上述では、基板Wの第1主面S1の法線H1に対して、照明部3から検査対象領域Rに向けて照射される光32の角度θ1が80度±5度以内、撮像カメラ42で撮像する角度θ2が45度±5度以内となるよう、照明部3、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pの各機器が配置されている構成を例示した。
一般に、異物からの散乱光が角度により強弱の差が生じることと、この強弱の差が異物の粒径の違いにより異なる。しかし、上述の様な角度θ1,θ2に設定すれば、種々の粒径の異物に対して本発明を適用することができことが分かった。
さらに、これら角度θ1,θ2とのなす角度(つまり、θ1+θ2)が、125度±10度以内であれば、同様の結果を得られることも分かった。
[照明光と撮像の他の角度設定]
また、異物の分布傾向を知りたい場合や、さほど厳格性を要求されない場合、検査対象となる異物の粒径が予め判明している場合などであれば、上述の条件に限らず、以下に示す条件にて本発明を適用することができることも分かった。
つまり、基板Wの第1主面S1の法線H1に対して、照明部3から検査対象領域Rに向けて照射される光32の角度θ1が40〜85度の範囲内であって、撮像カメラ42で撮像する角度θ2が0〜60の範囲内となるよう、照明部3、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pの各機器を配置しておく。
なお、上述の基板Wは、厚さtが0.3mmの無アルカリガラスを用いた場合について例示したが、他の厚みの無アルカリガラスであっても、本発明を適用することができる。さらに、基板Wの表面S1側や裏面S2側に、ITOやSiO2などの薄膜がコーティングされた場合であっても、異物からの散乱光強度に影響を及ぼさなければ、本発明を適用することができる。
また、上述したような角度θ1,θ2の条件や、基板Wの材質、厚みに限定されず、それ以外の条件であっても、基板の表面S1側に付着した異物について、S偏光状態での散乱光強度>P偏光状態での散乱光強度 であり、基板の裏面S2側に付着した異物について、P偏光状態での散乱光強度>S偏光状態での散乱光強度 の関係(前提条件)が成立するなら、上述の判定手順と同様、S偏光撮像部4sで撮像し検査した結果と、P偏光撮像部4pで撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係から、S偏光状態での散乱光強度>P偏光状態での散乱光強度 なら基板の表面側に異物が付着しており、P偏光状態での散乱光強度>S偏光状態での散乱光強度 なら基板の裏面側に異物が付着していると判定し、本発明を適用することができる。
[第2の観点の形態への適用]
上述では、偏光ビームスプリッタ50が、S偏光状態の光およびP偏光状態の光を、それぞれ1:1で分岐する例を示し、S偏光状態での散乱光強度とP偏光状態での散乱光強度に対して、単なる大小比較をする形態(つまり、第1の観点の形態)について説明を行った。
しかし、偏光ビームスプリッタ50を製作する上で、S偏光/P偏光を完全に1:1に分岐することが難しく、偏りを生じる場合がある。この様な場合にも対応すべく、本発明に係る基板検査装置は、以下に示すような形態(つまり、第2の観点の形態)であっても良い。
つまり、S偏光状態での散乱光強度とP偏光状態での散乱光強度のいずれかに倍率係数を乗じてから、異物検査部の検査結果比較部で比較しても良い。或いは、S偏光状態での散乱光強度とP偏光状態での散乱光強度のそれぞれに異なる倍率係数を乗じてから異物検査部の検査結果比較部で比較する。
そして、異物検査部の異物付着面判定部では、
検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度について、異物検査部の検査結果比較部で比較した結果、
S偏光状態での散乱光強度÷P偏光状態での散乱光強度>k(kは定数) となる条件なら当該検査対象となる基板の表面側に異物が付着していると判定し、
S偏光状態での散乱光強度÷P偏光状態での散乱光強度<k(kは定数) となる条件なら当該検査対象となる基板の裏面側に異物が付着していると判定する。
この場合、倍率係数や、判定基準となる定数kの値については、基板Wの表面S1上または裏面S2上に標準粒子を散布してS偏光状態での散乱光強度とP偏光状態での散乱光強度とを測定するなどして、予め把握した上で異物検査部に設定しておく。
そうすることで、第1の観点の形態に示した散乱光強度の大小比較条件以外であっても、S偏光撮像部4sで撮像し検査した結果と、P偏光撮像部4pで撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係から、基板に付着した異物が表面側・裏面側どちらに付着しているかを表裏分離して検査できる。その結果、種々の材質や厚みの基板に対して本発明を適用することができる。
[変形例]
上述では、検査対象となる基板Wに対して、照明部3、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pを相対的に移動させる相対移動部8を備え、
S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pは、相対的に移動させる方向と直交する方向に所定の長さを有するラインセンサを備え、
照明部3は、ラインセンサで撮像する検査対象領域に対してライトシート状の照明光を照射するものである構成について示した。
この構成であれば、解像度の高いラインセンサを用いて検査を行うことができ、照明光線の照射範囲を最小限にすることができるため、コストダウンやサイズダウンが容易となる。さらに、同一面(第1主面の検査時なら第1主面)や反対側(第1主面の検査時なら第2主面)に存在する他の異物からの散乱光を同時に撮像してしまうことに起因して、所望の検査結果を正しく得ることができないと言う不具合を防ぐことができるので、より好ましい形態と言える。
しかし、本発明を具現化する上では、この形態に限らず、下記の様な構成として良い。つまり、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pにはエリアセンサを用い、照明部3は、エリアセンサーで撮像する検査対象領域を含む範囲に照明光を照射する構成である。この場合、検査対象となる基板Wに対して照明部3、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pを相対的に移動させる相対移動部8を備え、
S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pを相対移動させながら照明光をストロボ発光させて撮像を繰り返す(いわゆる、分割撮像を行う)構成とする。
或いは、相対移動部8ではステップ・アンド・リピート方式で基板Wを移動・静止させつつ、照明部には面照明を備え、撮像部にはエリアセンサを備え、断続的に基板Wに設定された検査対象領域Rを分割撮像する構成としても良い。
或いは、相対移動部8を備えず、検査対象領域Rをエリアセンサーカメラを用いて一括で撮像する構成としても良い。
なお、ステップ・アンド・リピート方式や一括撮像方式で撮像を行う場合、分岐偏光部5、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pは所定の角度θ2で基板Wに設定された検査対象領域Rの法線H1に対して傾いているため、台形上に撮像された画像を矩形に補正したり、あおり補正レンズを用いて撮像したりすれば良い。
また、上述の様な分割撮像はせず、基板Wの全面を検査対象領域Rとして設定し、当該検査対象領域Rに向けて一度に照明光を照射する照明部と、当該検査対象領域Rを撮像するエリアセンサーカメラ及びレンズを備えた撮像部を用いて一度に撮像を行う構成(いわゆる、一括撮像方式)としても良い。
なお、相対移動部8は、上述の様な構成に限らず、基板Wを回転ローラを用いて搬送を行う構成(いわゆる、コンベア搬送)や、ウォーキングビームと把持部を用いて搬送を行う構成(いわゆる、シャトル搬送)などであっても良い。
[変形例]
なお、上述では、分岐偏光部5として、偏光ビームスプリッタ50を備えた構成を例示した。この構成であれば、入射した散乱光を効率よくS偏光状態およびP偏光状態に分岐できるので、照明光の強度を強くできない場合や、散乱光の強度が弱い場合に好適である。しかし、照明光の強度を強くできる場合や、散乱光の強度がある程度強い場合には、この様な構成のみならず、以下の様な構成により、本発明に係る分岐偏光部を構成することができる。
図7は、本発明を具現化する形態の別の一例を示す斜視図である。
図8は、本発明を具現化する形態の別の一例の要部と撮像した散乱光強度とを複合的に示す図である。
図7,8には、図1,2に示した分岐偏光部5とは構成と異なる、分岐偏光部5Bが示されている。
分岐偏光部5Bには、ハーフミラー50Bと、S偏光フィルタ54sと、P偏光フィルタ54pが備えられている。
ハーフミラー50Bは、入射した光51a,52aの一部51b,52bを90度折り曲げて反射させ、一部51c,52cを直進通過させるものである。ここでは、入射した光の半分を折り曲げて反射させ、残り半分を直進通過させる(つまり、入射光を1:1に分岐する)構成を例示して説明する。
分岐された光の内、一方(ここでは、折り曲げ反射側)51b,52bはS偏光フィルタ、他方(ここでは、直進通過側)51c,52cはP偏光フィルタを通過させる。S偏光フィルタとは、S偏光成分の光を効率よく透過させ、P偏光成分の光を効率よく吸収または反射するものである。一方、P偏光フィルタとは、P偏光成分の光を効率よく透過させ、S偏光成分の光を効率よく吸収または反射するものである。
S偏光フィルタを通過した光51s’,52s’は、それぞれS偏光撮像部4sで撮像され、P偏光フィルタを通過した光51p’,52p’は、それぞれP偏光撮像部4pで撮像される。これ以降の検査フローは、上述と同様であるため説明は省略する。
なお、照明光32の強度が強い場合や異物の粒径が大きいなど、散乱光の強度がある程度強い場合は、ハーフミラーにて分岐(つまり、光量が半分に減衰)した後でも、S偏光またはP偏光フィルタを通過する光の強度が確保されるため、正確な検査を行うことができる。
[変形例]
なお、上述では、照明部の光源部にキセノンランプ等が備えられた構成を例示して説明した。しかし、本発明を具現化する上では、この様な構成に限らず、他の光源手段を備えた構成としても良い。照明部の光源手段としては、例えば、蛍光灯やLED、半導体レーザ発振器等を例示できる。特に、照明部には半導体レーザ発振器が備えられており、照明部から検査対象領域に向けて照射される照明光が、半導体レーザ発振器にて励起された光であることが好ましい。
半導体レーザ発振器にて励起された光は、他の光源手段と比較して、波長や振幅にバラツキが少なく、位相も揃っており、いわゆるコヒーレント光である。そのため、位相板を用いて偏光方向を調節することが容易に行える。
例えば、半導体レーザ発振器が備えられた照明部からの照明光が、X方向に直線偏光であれば、円偏光の光に変換して、検査対象領域に向けて照射する。或いは、光の進む方向を回転中心として、X方向に水平な方向から45度回転させた状態(つまり、S偏光とP偏光とが1:1となる状態)にした直線偏光の光を検査対象領域に向けて照射する。この45度回転させた状態にした直線偏光の光は、半導体レーザ発振器を45度回転させた状態で配置しても良いし、位相板を用いて具現化しても良い。
また、1つの半導体レーザ発振器を用いる構成に限らず、偏光方向の異なる2つの半導体レーザ発振器を用いて、S偏光成分の光とP偏光成分の光が混合された状態にして検査対象領域に向けて照射しても良い。
なお、半導体レーザ発振器を備えた照明部から照射される照明光は、S偏光成分およびP偏光成分が同じ比率であることが好ましい。そうすれば、S偏光撮像部で撮像されたS偏光状態の散乱光強度とP偏光撮像部で撮像されたP偏光状態の散乱光強度のどちらが大きいかを比較するだけで、異物が基板の第1主面もしくは第2主面のどちらに付着しているかを容易に判定できる。
しかし、半導体レーザ発振器を備えた照明部から照射される照明光は、S偏光成分およびP偏光成分が同じ比率でなくても、S偏光撮像部で撮像されたS偏光状態の散乱光強度とP偏光撮像部で撮像されたP偏光状態の散乱光強度の少なくとも一方に倍率係数を乗じて比較することで、これらの大小関係から、異物が基板の第1主面もしくは第2主面のどちらに付着しているかを容易に判定できる。
[変形例]
なお、上述では、図1,2,7,8に示す様に、照明部3から検査対象領域Rに向けて照射される照明光32として、直接的に検査対象領域Rに照射する構成を示した。しかし、本発明を具現化する上では、この様な構成に限らず、図9に示す様な構成としても良い。
図9は、本発明を具現化する形態のさらに別の一例の要部を示す正面図である。
図9には、図1,2に示した照明部3の構成とは異なる、照明部3B、照射部3Bから照射された光33等が示されている。
具体的には、照射部3Bは、ライトシート状の照明光32を概ね垂直方向下向きに照射するよう配置されたライトシート照明ユニット31と、その下方に配置された反射ミラー35とが備えられている。反射ミラー35は、ライトシート状の照明光32の方向を変えて、反射した照明光36として検査対象領域Rに照射するものである。そして、この照明光36が基板Wの検査対象領域Rに照射され、異物X1,X2から放出される散乱光51a,52aが、分岐偏光部5に入射する。
[変形例]
なお、上述では、S偏光撮像部4sおよびP偏光撮像部4pには、それぞれ個別のレンズ43s、43pが備えられた構成を示した。しかし、この様な構成に限らず、個別のレンズ43s、43pを用いる代わりに、分岐偏光部5の入射側に共通のレンズ43(図1中に破線で示す)を備えた構成としても良い。
1 基板検査装置
2 基板保持部
3 照明部
5 分岐偏光部
4 撮像部
4s S偏光撮像部
4p P偏光撮像部
7 異物検査部
8 相対移動部
11 装置フレーム
15 連結部材
20 基板載置台
21 位置決め基準ピン
31 照明ユニット
32 照明光
33 矢印(光の進む方向)
35 反射ミラー
36 照明光(ミラーにて反射された光)
50 偏光ビームスプリッタ
50B ハーフミラー
51a 異物X1からの散乱光
51s S偏光された異物X1からの散乱光
51p P偏光された異物X1からの散乱光
52a 異物X2からの散乱光
52s S偏光された異物X2からの散乱光
52p P偏光された異物X2からの散乱光
54s S偏光フィルタ
54p P偏光フィルタ
42s 撮像カメラ(S偏光検査用)
42p 撮像カメラ(P偏光検査用)
43s レンズ(S偏光検査用)
43p レンズ(P偏光検査用)
44 接続
R 検査対象領域
R1 検査対象領域(第1主面側)
R2 検査対象領域(第2主面側)
W 基板
S1 基板の第1主面(基板の表面)
S2 基板の第2主面(基板の裏面)
θ1 所定の角度(偏光された照明光の角度)
θ2 所定の角度(撮像カメラの角度)
X1 異物
X2 異物
X3 異物
X4 異物

Claims (8)

  1. 検査対象となる基板を保持する基板保持部と、
    前記基板上に設定された検査対象領域に向けて照明光を照射する照明部と、
    前記検査対象領域から発せられる散乱光をS偏光状態の光およびP偏光状態の光に分岐する分岐偏光部と、
    前記散乱光のうち分岐されたS偏光状態の光を撮像するS偏光撮像部と、
    前記散乱光のうち分岐されたP偏光状態の光を撮像するP偏光撮像部と、
    前記S偏光撮像部および前記P偏光撮像部で撮像した画像に基づいて当該検査対象となる基板の表面側又は裏面側に付着した異物の位置及び大きさを検査する異物検査部を備え、
    前記異物検査部には、
    前記S偏光撮像部で撮像し検査した結果と、前記P偏光撮像部で撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係から、
    当該検査対象となる基板の表面側又は裏面側のどちらに異物が付着しているかを判定する異物付着面判定部が備えられた、基板検査装置。
  2. 前記異物検査部は、
    前記S偏光撮像部で撮像し検査した結果と、前記P偏光撮像部で撮像し検査した結果とを比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係が、
    S偏光状態の散乱光強度>P偏光状態の散乱光強度 なら当該検査対象となる基板の表面側に異物が付着していると判定し、
    P偏光状態の散乱光強度>S偏光状態の散乱光強度 なら当該検査対象となる基板の裏面側に異物が付着していると判定する、
    請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 前記異物検査部は、
    前記S偏光撮像部で撮像し検査した結果と、前記P偏光撮像部で撮像し検査した結果とについて、少なくとも一方に倍率係数を乗じた上で比較し、検査対象となる基板上の同じ位置における散乱光強度の大小関係が、
    S偏光状態の散乱光強度÷P偏光状態の散乱光強度>k(kは定数)なら当該検査対象となる基板の表面側に異物が付着していると判定し、
    S偏光状態の散乱光強度÷P偏光状態の散乱光強度<k(kは定数)なら当該検査対象となる基板の裏面側に異物が付着していると判定する、異物付着面判定部が備えられた、請求項1に記載の基板検査装置。
  4. 前記照明部には半導体レーザ発振器が備えられており、
    前記照明部から照射される照明光が、半導体レーザ発振器にて励起された光であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の基板検査装置。
  5. 前記照明部から照射される照明光が、S偏光成分およびP偏光成分が同じ比率であることを特徴とする、請求項4に記載の基板検査装置。
  6. 前記検査対象となる基板が透明なガラス基板であって、
    前記照明部は、前記照明部から照射される照明光が前記検査対象領域の法線に対して40〜85度の角度で照射されるように配置されており、
    前記撮像部は、前記検査対象領域の法線に対して0〜60度の角度で前記検査対象領域を撮像するように配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の基板検査装置。
  7. 前記検査対象となる基板が透明なガラス基板であって、
    前記偏光部で偏光されて検査対象領域に向けて照射される光と、前記撮像部で撮像される前記散乱光とが、前記検査対象領域の法線を挟んで、125度±10度以内に設定されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の基板検査装置。
  8. 前記検査対象となる基板が透明なガラス基板であって、
    前記偏光部で偏光されて検査対象領域に向けて照射される光が、前記検査対象領域の法線に対して80度±5度以内の入射角度で照射されるように配置されており、
    前記撮像部は、前記検査対象領域の法線に対して45度±5度以内の角度で前記検査対象領域を撮像するように配置されている
    ことを特徴とする、請求項7に記載の基板検査装置。
JP2014242951A 2014-12-01 2014-12-01 基板検査装置 Pending JP2016105052A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014242951A JP2016105052A (ja) 2014-12-01 2014-12-01 基板検査装置
PCT/JP2015/083081 WO2016088623A1 (ja) 2014-12-01 2015-11-25 基板検査装置
TW104140206A TW201632868A (zh) 2014-12-01 2015-12-01 基板檢查裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014242951A JP2016105052A (ja) 2014-12-01 2014-12-01 基板検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016105052A true JP2016105052A (ja) 2016-06-09

Family

ID=56091570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014242951A Pending JP2016105052A (ja) 2014-12-01 2014-12-01 基板検査装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2016105052A (ja)
TW (1) TW201632868A (ja)
WO (1) WO2016088623A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019533166A (ja) * 2016-11-02 2019-11-14 コーニング インコーポレイテッド 透明基板上の欠陥部の検査方法および装置並びに入射光の出射方法
US10581028B2 (en) 2017-11-29 2020-03-03 Sakai Display Products Corporation Method for producing organic electroluminescent display device
CN110940270A (zh) * 2019-10-30 2020-03-31 深圳市凯中精密技术股份有限公司 一种位置度的检测方法及检测装置
US10637003B2 (en) 2017-11-29 2020-04-28 Sakai Display Products Corporation Organic electroluminescent display device and method for producing same
CN111324006A (zh) * 2018-12-13 2020-06-23 卡尔蔡司Smt有限责任公司 检测光刻掩模的区域部分上的结构的检测装置及设备
JP2020125974A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 アヲハタ株式会社 食品検査装置
US10950682B2 (en) 2017-11-29 2021-03-16 Sakai Display Products Corporation Method for manufacturing organic electroluminescent device
WO2022254747A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 三菱電機株式会社 外観検査装置、外観検査方法、学習装置および推論装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6450815B1 (ja) * 2017-08-24 2019-01-09 Ckd株式会社 外観検査装置及びブリスター包装機
JP7035376B2 (ja) * 2017-08-28 2022-03-15 ウシオ電機株式会社 偏光光照射装置および偏光光照射方法
JP7090446B2 (ja) * 2018-03-22 2022-06-24 株式会社キーエンス 画像処理装置
CN108490598B (zh) * 2018-03-29 2024-03-19 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种光学元件体散射缺陷探测装置及探测方法
JP7192760B2 (ja) * 2019-12-24 2022-12-20 トヨタ自動車株式会社 異物検査方法および異物検査装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2847458B2 (ja) * 1993-03-26 1999-01-20 三井金属鉱業株式会社 欠陥評価装置
JP2011174817A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Canon Inc 異物検査装置、露光装置及びデバイス製造方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019533166A (ja) * 2016-11-02 2019-11-14 コーニング インコーポレイテッド 透明基板上の欠陥部の検査方法および装置並びに入射光の出射方法
JP7183156B2 (ja) 2016-11-02 2022-12-05 コーニング インコーポレイテッド 透明基板上の欠陥部の検査方法および装置並びに入射光の出射方法
US10637003B2 (en) 2017-11-29 2020-04-28 Sakai Display Products Corporation Organic electroluminescent display device and method for producing same
US10637009B1 (en) 2017-11-29 2020-04-28 Sakai Display Products Corporation Organic electroluminescent display device
US10581028B2 (en) 2017-11-29 2020-03-03 Sakai Display Products Corporation Method for producing organic electroluminescent display device
US10950682B2 (en) 2017-11-29 2021-03-16 Sakai Display Products Corporation Method for manufacturing organic electroluminescent device
KR20200074022A (ko) * 2018-12-13 2020-06-24 칼 짜이스 에스엠티 게엠베하 리소그라피 마스크의 에어리어 부분 상의 구조를 검출하기 위한 검출 디바이스,및 이러한 타입의 검출 디바이스를 포함하는 장치
CN111324006A (zh) * 2018-12-13 2020-06-23 卡尔蔡司Smt有限责任公司 检测光刻掩模的区域部分上的结构的检测装置及设备
US11029259B2 (en) 2018-12-13 2021-06-08 Carl Zeiss Smt Gmbh Detection device for detecting a structure on an area portion of a lithography mask, and apparatus comprising a detection device of this type
KR102354325B1 (ko) * 2018-12-13 2022-01-21 칼 짜이스 에스엠티 게엠베하 리소그라피 마스크의 에어리어 부분 상의 구조를 검출하기 위한 검출 디바이스,및 이러한 타입의 검출 디바이스를 포함하는 장치
CN111324006B (zh) * 2018-12-13 2023-10-13 卡尔蔡司Smt有限责任公司 检测光刻掩模的区域部分上的结构的检测装置及设备
JP2020125974A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 アヲハタ株式会社 食品検査装置
JP7250545B2 (ja) 2019-02-05 2023-04-03 アヲハタ株式会社 食品検査装置
CN110940270B (zh) * 2019-10-30 2022-04-12 深圳市凯中精密技术股份有限公司 一种连接器pin针位置度的检测方法及检测装置
CN110940270A (zh) * 2019-10-30 2020-03-31 深圳市凯中精密技术股份有限公司 一种位置度的检测方法及检测装置
WO2022254747A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 三菱電機株式会社 外観検査装置、外観検査方法、学習装置および推論装置
JP7483135B2 (ja) 2021-06-03 2024-05-14 三菱電機株式会社 外観検査装置、および外観検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016088623A1 (ja) 2016-06-09
TW201632868A (zh) 2016-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016088623A1 (ja) 基板検査装置
KR101177299B1 (ko) 평판 유리 표면 이물질 검사 장치
JP5190405B2 (ja) ガラス表面の異物検査装置及びその方法
KR101300132B1 (ko) 평판 유리 이물질 검사 장치 및 검사 방법
JP5594254B2 (ja) シリコン基板の検査装置、および検査方法
WO2010024082A1 (ja) 欠陥検査システムおよび欠陥検査方法
KR101917131B1 (ko) 광학 검사 장치
JP2007303905A (ja) 表面検査装置
JP2009168581A (ja) 被検査体の検査装置
KR20190030168A (ko) 결함 검사 장치, 결함 검사 방법, 원 편광판 또는 타원 편광판의 제조 방법 및 위상차판의 제조 방법
WO2015174114A1 (ja) 基板検査装置
KR101211438B1 (ko) 결함 검사장치
KR20190097929A (ko) 유리 시트 검사 장치 및 방법
WO2016038946A1 (ja) 基板検査装置
JP2012083125A (ja) 端面検査装置
JP2014240766A (ja) 表面検査方法および表面検査装置
EP1978353B1 (en) Multiple surface inspection system and method
CN112798605A (zh) 一种表面缺陷检测装置及方法
TWI817991B (zh) 光學系統,照明模組及自動光學檢測系統
WO2009099142A1 (ja) 表面検査装置および表面検査方法
JP3977503B2 (ja) フィルム検査方法およびそれを用いたフィルム検査装置
KR102633672B1 (ko) 유리 시트들 상의 표면 결함들을 검출하기 위한 방법들 및 장치
JP4552202B2 (ja) 表面検査装置
JP3078784B2 (ja) 欠陥検査装置
JP2000074849A (ja) 異物検出方法およびその装置