JP2016102990A - 制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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【課題】 ユーザが排紙された用紙を排紙トレイから取り除いた場合であっても、同一の排出トレイに排出したいジョブを同一の排出トレイに排出することができる制御装置、制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】 画像形成装置が備える複数の排紙トレイにおいてシートが排紙されていない排紙トレイに対して各印刷ジョブの識別IDを割り当てる。割当手段により前記画像形成装置が備える複数の排紙トレイのそれぞれに識別IDが割り当てられ且つ印刷部に実行させる印刷ジョブがある場合、割当手段により割り当てられた排紙トレイの識別IDを新たな識別IDに更新する。割り当てられた識別IDに基づき、印刷ジョブに基づいて印刷された印刷済みシートを複数の排紙トレイのうちいずれかに排出させる。【選択図】図7

Description

本発明は、画像を印刷したシートの排出を制御する制御装置、制御方法、及びプログラムに関する。
ロール紙(連続紙)に所望の画像を形成する画像形成装置では、まず、ロール紙を記録位置に搬送し、記録位置においてロール紙に画像を形成する。そして、ロール紙を紙送りして画像形成部分を記録位置外へ搬送した後、ロール紙の画像形成部分を切断して所望のシートサイズの印刷物を得ている。
このような画像形成装置では、印刷生産性を確保するために、同一ロール紙幅サイズの印刷が連続して行われる。商業用印刷では、複数の注文(X,Y,・・・)を受け取った場合、ユーザは、サイズ毎に印刷を行い、得られた印刷物を注文毎にまとめて後処理等を行う。例えば、1つの注文にA4サイズとL判サイズが含まれる場合、ユーザはA4サイズの印刷ジョブとL判サイズに分けた印刷ジョブを生成する。そして、ユーザは、注文XのA4サイズの印刷ジョブ、注文YのA4サイズの印刷ジョブ・・とA4サイズの印刷ジョブを連続印刷する。また、注文XのL判サイズ印刷ジョブ、注文YのL判サイズ印刷ジョブ・・とL判サイズの印刷ジョブを連続印刷する。このように、ユーザは印刷を用紙サイズ単位で行うが、印刷後の製本等の後処理は用紙サイズ単位ではなく、注文単位で行うため、印刷物を並べ替える必要があり作業効率が低下してしまう。
ところで、印刷済みのシートを所定の単位で排紙トレイに排出する方法が知られている。特許文献1には、ユーザに割当てられた排紙トレイにプリント済みの用紙を排出することが開示されている。まず、画像形成装置は、ユーザ名が付加された印刷ジョブを受信すると、最初のページを排紙する際、用紙積載量がゼロの排紙トレイを検索して排紙し、その排紙トレイにユーザ名を登録する。そして、それ以降は、登録された排紙トレイにシートを排出し、各排紙トレイの用紙積載量センサが用紙積載量ゼロを検知すると、排紙トレイに登録されたユーザ名を解除する。また、特許文献2には、外部機器から画像記録装置の排出口に識別名称を登録し、印刷ジョブに指定される複数の識別名称と同一の識別名称が登録されている排紙口にシートを排出することが開示されている。具体的には、印刷ジョブに識別名称を付加し、最初のページを排紙する際、用紙積載量がゼロのトレイを検索して排紙し、その排紙トレイに識別名称を登録する。次のページを排紙する際、当該印刷ジョブの識別名称が使用している排紙トレイを検索して排紙する。そして、各排紙トレイの用紙積載量センサが用紙積載量ゼロを検知したとき、当該排紙トレイの識別名称と同一の識別名称を持つ印刷ジョブの印刷処理を行っていない場合、排紙トレイの識別名称を解除する。
特開平2−120068 特開2001−92309
しかしながら、特許文献1及び2のいずれにおいても、ユーザが排紙された用紙を排紙トレイから取り除いた場合、同一の排出トレイに排出したいジョブを同一の排出トレイに排出することができないことがある。
特許文献1では、用紙を取り除くと、排紙トレイに登録されたユーザ名は解除されてしまい、次の印刷ページが印刷されたとき、改めて排紙トレイの検索とユーザ名の登録が行われる。その結果、次の印刷ページが今まで排紙されていたトレイと異なるトレイに排紙される場合がある。すなわち、特許文献1では、ユーザが排紙された用紙を排紙トレイから取り除いた場合、同じ排出先に排出することができなくなってしまうことがある。一方、特許文献2では、ユーザが排紙された用紙を排紙トレイから取り除いた場合、同一の識別名称を持つ印刷ジョブが印刷処理を行っていないと、排紙トレイの識別名称が解除されてしまう。したがって、例えば、同一の排出トレイに排出したいジョブが連続して排出されない場合、同一の排出トレイに排出することができない。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、印刷ジョブに基づき印刷部に印刷を実行させる印刷制御手段と、画像形成装置が備える複数の排紙トレイにおいてシートが排紙されていない排紙トレイに対して各印刷ジョブの識別IDを割り当てる割当手段と、前記割当手段により前記画像形成装置が備える複数の排紙トレイのそれぞれに識別IDが割り当てられ且つ印刷部に実行させる印刷ジョブがある場合、前記割当手段により割り当てられた排紙トレイの識別IDを新たな識別IDに更新する更新手段と、排紙トレイに割り当てられた識別IDに基づき、印刷ジョブに基づいて印刷された印刷済みシートを前記複数の排紙トレイのうちいずれかに排出させる排出制御手段と、を備える。
本発明によれば、ユーザが排紙された用紙を排紙トレイから取り除いた場合であっても、同一の排出トレイに排出したいジョブを同一の排出トレイに排出することができる。
実施形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 実施形態1に係る画像形成装置における制御の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像形成装置の処理単位である印刷ジョブと、ユーザの処理単位である注文との構成を説明した図である。 実施形態1に係る印刷ジョブの印刷順序と識別ID単位の仕分けを示す概念図である。 実施形態1に係る各排紙トレイの用紙積載量及び識別IDを記憶するテーブルを示す図である。 実施形態1に係る印刷ジョブの印刷処理の制御フローを示す図である。 実施形態1に係る印刷ジョブの排紙トレイ決定処理について詳細を説明したフロー図である。 実施形態1に係る排紙トレイにジョブが排紙される例を説明する図である。
(実施形態1)
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、それらのみに限定するものではない。
図1は、本実施形態における印刷制御装置の一例となる画像形成装置の概略構成を示す図である。図1の画像形成装置は、印刷機能のみを有したものを示すが、これに限らず、原稿上の画像を読取る読取装置をさらに備えて複写機として機能するものや他の機能を加えた複合装置としてもよい。
また、印刷処理を行う記録材(被記録媒体または記録シート)としてロールシートを用いたものを例に説明するが、同一面への複数ページ分の印刷を途中で切断せずに続けて行える長尺の連続シートであれば、ロール状となったものには限らない。また、連続シートの切断は、画像形成装置が自動的に切断するものであってもよいし、ユーザがマニュアル指示を行って切断するものであってもよい。記録材の材質も紙には限らず、印刷処理可能なものであれば種々のものを用いることができる。また、画像形成装置は、連続シートへの印刷のみではなく、所定のサイズに予めカットされたカットシートへの印刷をも可能な画像形成装置としてもよい。また、印刷方式は後述する画像印刷用液体インクを用いたインクジェット方式による画像の印刷には限らない。記録剤として固形インクを用いてもよいし、トナーを用いた電子写真方式や昇華方式など種々のものを採用可能である。また、複数色の記録剤を用いたカラー記録を行うものには限らず、黒色(グレーを含む)のみによるモノクロ記録を行うものとしてもよい。また、印刷は、可視画像の印刷には限らず、不可視もしくは視認が困難な画像の印刷としてもよいし、一般的な画像以外の、例えば配線パターン、部品の製造における物理的パターン、DNAの塩基配列等のプリントなど種々のものの印刷としてもよい。つまり、記録剤を記録材に付与可能なものであれば種々のタイプの記録装置に適用可能である。また、図1の画像形成装置と接続された外部装置からの指示で当該画像形成装置における印刷処理の動作を制御させる場合、この外部装置が制御装置となる。
図1は、記録材としてロールシート(搬送方向において印刷単位(1ページ)の長さよりも長い連続した連続シート)を用いた画像形成装置の全体構成の概略を示す断面図である。画像形成装置は、以下の構成要素101〜115を含み、これらが1つの筐体内に配置される。ただし、これらの構成要素を複数の筐体に分けて構成してもよい。制御ユニット108は、コントローラ(CPUまたはMPUを含む)やユーザインターフェース情報の出力器(表示情報や音響情報などの発生器)、各種I/Oインターフェースを備えた制御部を内蔵し、画像形成装置全体の各種制御を司る。
ロールシートを供給する供給ユニットとして上段シートカセット101aと下段シートカセット101bの2基を備える。ユーザは、ロールシート(以下、シート)をマガジンに装着してから画像形成装置本体に装填する。上段シートカセット101aから引き出されたシートは図中a方向に、下段シートカセット101bから引き出されたシートは図中b方向にそれぞれ搬送される。いずれのカセットからのシートも図中c方向に進行して搬送ユニット102に到達する。搬送ユニット102は、複数の回転ローラ104を通して印刷処理中にシートを図中d方向(水平方向)に搬送する。給紙元のシートカセットを一方から他方に切り替える際は、既に引き出されているシートをカセット内に巻き戻し、新たに給紙させるシートがセットされているカセットから新たに給紙する。
搬送ユニット102の上方にはヘッドユニット105が搬送ユニット102と対向して配置される。ヘッドユニット105では複数色(本実施形態では7色)分の独立した印刷ヘッド106がシートの搬送方向に沿って保持されている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つの印刷ヘッドを有す。もちろん、これら以外の色を用いたものでもよいし、これらの全てを用いる必要もない。本画像形成装置は、搬送ユニット102によるシートの搬送に同期させて、印刷ヘッド106からインクを吐出させてシート上に画像を形成する。なお、印刷ヘッド106はインクの吐出先が回転ローラ104と重ならない位置に配置される。本実施形態では、インクはシートに直接吐出させるものとしたが、インクはシートに直接吐出させるのに代え、中間転写体にインクを付与した後、そのインクをシートに付与することによって画像を形成させるものとしてもよい。これら搬送ユニット102、ヘッドユニット105、印刷ヘッド106を含んで印刷ユニットが構成されている。インクタンク109は各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク109からはチューブによって各色に対応して設けられたサブタンクまでインクが供給され、サブタンクから各印刷ヘッド106までチューブを介してインクが供給される。印刷ヘッド106は、印刷時の搬送方向d方向に沿って各色(本実施形態では7色)のラインヘッドが並んでいる。各色のラインヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されたものであってもよいし、分割されたノズルチップが一列又は千鳥配列のように規則的に並べられたものであってもよい。本実施形態では、本装置が使用可能な最大サイズのシートの印刷領域の幅分をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルマルチヘッドとする。ノズルからインクを吐出するインクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。印刷データに基づいて各ヘッドのノズルからインクが吐出されるが、吐出のタイミングは搬送用エンコーダ103の出力信号によって決定される。なお、本実施形態では記録剤としてインクを用いたインクジェット方式のプリンタに限定されない。サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなどの電子写真方式など、様々な印刷方式に適用可能である。
シートに画像が形成された後、当該シートは搬送ユニット102から、スキャナユニット107まで搬送される。スキャナユニット107では、シート上の印刷画像や特殊パターンを光学的に読取って印刷画像に問題がないかどうかの確認や、インクの吐出状態を含む本装置の状態確認等を行う。本実施形態では、画像の確認方法において、ヘッドの状態の確認するためのパターンを読み込むことによるインクの吐出状態を確認するものでもよいし、元画像との比較を行うことによる印刷の成否を確認するものでもよい。確認の方法は種々のものの中から適宜選択することが可能である。
シートはスキャナユニット107近傍からe方向に搬送され、カッタユニット110に導入される。カッタユニット110ではシートを所定の印刷単位の長さ毎に切断する。印刷する画像サイズに応じてこの所定の印刷単位の長さは異なる。例えばL判サイズの写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。カッタユニット110は、片面印刷の場合はページ単位でシートを切断するが、印刷ジョブの内容によってはページ単位で切断しない場合もある。また、カッタユニット110は両面印刷の場合、シートの第1面(たとえばおもて面)はページ単位で切断せずに所定の長さ分まで画像を連続して印刷し、第2面(たとえば裏面)を印刷した場合にページ単位で切断する。なお、カッタユニット110は、片面印刷や両面印刷の裏面印刷に際し、1枚の画像毎に切断するものに限らない。所定の長さ分搬送されるまで切断せず、所定の長さまで搬送された後で切断し、1枚(1頁)の画像毎に切り離すのは別のカッタ装置で手動操作等によって切断するものとしてもよい。またシートの幅方向に関しては、切断が必要な場合、別のカッタ装置を用いて切断することになる。
カッタユニット110から搬送されたシートは、ユニット内を図中f方向に搬送され、裏面印字ユニット111に搬送される。裏面印字ユニット111は、シートの片面のみに画像を印刷する場合に、シートの裏面に所定の情報を印刷させるためのユニットである。シートの裏面に印刷する情報としては、印刷画像毎に対応した文字、記号、コード等の情報(例えば、オーダー管理用番号等)が含まれる。裏面印字ユニット111は、印刷ヘッド106が両面印刷の印刷ジョブのための画像を印刷する場合、印刷ヘッド106が画像を印刷する領域以外に上記のような情報を印刷する。裏面印字ユニット111は、記録剤の押印、熱転写、インクジェットなどの方式を採用可能である。
裏面印字ユニット111を通ったシートは、次に乾燥ユニット112に搬送される。乾燥ユニット112は、インクが付与されたシートを短時間で乾燥させるために、ユニット内を図中g方向に通過するシートを温風(加温された気体(空気))で加熱するユニットである。なお、乾燥の方法は温風を用いるのに代え、冷風、ヒーターによる加温、待機させることのみによる自然乾燥、紫外光等の電磁波の照射など種々のものも採用可能である。印刷単位長さに切断されたシートは1枚ずつ乾燥ユニット112内を通過して、図中h方向に搬送されて114に搬送される。
仕分けユニット114は、複数のトレイ(本実施形態では14個)を保持しており、印刷単位の長さ等に応じでシートの排紙先のトレイを区別する。各トレイには、トレイ名称が割り当てられている。各トレイは、用紙積載量センサ116を備えている。
用紙積載量センサ116は、トレイにシートが積載されているか否か、満載か否かを検出することができる。仕分けユニット114は、ユニット内を図中i方向に通過するシートを印刷画像毎に設定されたトレイ名称に対応するトレイに排紙していく。切断されたシートの排出先となるトレイは、印刷ジョブの発行元(ホスト装置)で特定のものが指定される場合や、画像形成装置側で空いているトレイが任意に指定される場合がある。1つのトレイには予め決められた枚数まで排紙可能である。この予め決められた枚数を超える印刷ジョブの場合、複数のトレイに跨って排紙される。トレイに対して排紙可能なシートの枚数やサイズ、種類などは、そのトレイの大きさ(タイプ)等によって異なっている。図1において縦(上下)に並んでいるトレイ(以下、大トレイ)群は大サイズ(A4サイズ等、2L判サイズより大きいもの)のシート、小サイズ(2L判サイズ以下)の両方のシートの排紙が可能である。また、横(左右)に並んでいるトレイ(以下、小トレイ)群は小サイズ(2L判サイズ以下)のシートの排紙が可能であるが大サイズのシートの排紙はできない。さらに、縦(上下)に並んでいるトレイの一番上にあるトレイ(以下、エクストラトレイ)は、大小トレイが一杯になったときに使用される。エクストラトレイを使用するか否かは、ユーザが本体に設定することで適宜変更可能なものとする。また、シート排紙中や排紙完了等の状態は、表示器を用いてユーザが識別可能にする(例えば、LED等を用いる)。例えば、トレイのそれぞれに互いに異なる色で発光する複数のLEDを設け、点灯しているLEDの色や点灯状態か点滅状態かなどによって各トレイの種々の状態をユーザに通知可能である。また、複数のトレイのそれぞれには優先順位を付すことができ、画像形成装置200は、印刷ジョブを実行するにあたり、空いている(シートが存在しない)トレイを、優先順位に従って順にシートの排出先として割り当てていく。デフォルトでは、大トレイ群は上のトレイほど優先順位が高く、小トレイは左側ほど優先順位が高い。また大トレイより、小トレイの優先順位が高い。この優先順位はユーザがシートを取り出しやすい位置の優先順位を高くしてやればよいが、ユーザによる操作等で適宜変更可能なものとする。
シート巻取りユニット113は、ページ毎に切断されずにおもて面が印刷されたシートの巻取りを行う。両面印刷の際にはまずおもて面に画像形成が行われたシートを、カッタユニット110でページ単位では切断せず、連続したおもて面の印刷が終了した後に切断する。おもて面が印刷されたシートは、ユニット内を図中のj方向に通過し、シート巻取りユニット113が巻取る。そして、一連のページ分のおもて面の画像形成が終了して、巻き取られたシートは、先のおもて面とは反対面を印刷可能な面にして、つまり印刷ヘッド106に対向させる面を反転させて、再度ユニットの図中のk方向に搬送される。このように搬送させることで、先のおもて面とは反対の裏面の画像の印刷を行わせる。通常の片面印刷の場合は、画像が印刷されたシートは、シート巻取りユニット113による巻取りを行わせずに仕分けユニット114に搬送される。
このように、両面印刷の際は、シート巻取りユニット113を用いてシートの巻取りを行い、シートを反転させて裏面の印刷を行うため、片面印刷のときと両面印刷のときとでは仕分けユニット114への排紙の際のシートの面が異なる。即ち、片面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われないので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が下を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数ページあるジョブの場合、先頭ページのシートからトレイに排紙され、以後後続のページへと順次排紙されシートが重なっていく。このようなシートの並び順が昇順となる排紙をフェイスダウン排紙と呼ぶ。一方、両面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われるので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が上を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数枚のシートの出力を行うジョブの場合、最後のページを含むシートからトレイに排紙され、以後若いページのシートへと順次排紙されシートが重なっていき、最終的に先頭ページの画像が印刷されたシートが排紙される。このようなシートの並び順が降順となる排紙をフェイスアップ排紙と呼ぶ。
操作ユニット115は、ユーザが種々の操作を行ったり、ユーザに種々の情報を通知したりするためのユニットである。例えば、ユーザに指定された画像が印刷されたシートはどこのトレイに積載されているか、あるいは当該画像が印刷中か印刷終了かなど、オーダー毎の印刷状況の確認が可能である。また、インク残量や、シートの残量等、装置の各種状態の確認、ヘッドクリーニング等の装置メンテナンスの実施の指示を行うためにユーザが操作/確認可能である。
図2は、図1で示した画像形成装置における制御に関わる構成を説明するためのブロック図である。画像形成装置200は図1に示した画像形成装置である。
画像形成装置200は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、外部I/F205、操作部206、画像処理部207、エンジン制御部208、スキャナ制御部209を備え、それぞれがシステムバス210を介して接続される。
CPU201、ROM202、RAM203、画像処理部207、エンジン制御部208、スキャナ制御部209は、図1に示す制御ユニット108に含まれる。CPU201は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、図1の制御ユニット108に含まれる。CPU201は、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置200全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201が実行するためのプログラムや画像形成装置200の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203は、CPU201がワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。HDD204は、CPU201が実行するためのプログラム、印刷データ、画像形成装置200の各種動作に必要な設定情報を、内蔵するハードディスクに記憶させたり、読み出したりすることが可能である。なお、HDD204に代えて、他の大容量記憶装置としてもよい。
操作部206は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやタッチパネル、またユーザに種々の情報を提示(通知)するための表示部を含み、図1の操作ユニット115に対応するものである。またユーザへの情報の提示は音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することによっても行うこともできる。
画像処理部207は、画像形成装置200で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータ)の画像データ(ビットマップ画像)への展開(変換)や画像処理を行う。入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し、有効な(画像形成装置200が印刷処理可能な)画素数への解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM203または、HDD204に格納される。
エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、印刷データに基づく画像をシート上に印刷する処理の制御を行う。具体的には、各色の印刷ヘッド106へのインク吐出指示や、記録媒体上でのドット位置(インクの着弾位置)を調整するための吐出タイミング設定、ヘッド駆動状態取得に基づく調整等を行う。印刷データに応じて印刷ヘッドの駆動制御を行い、印刷ヘッドからインクを吐出させシート上に画像を形成させる。また、給紙ローラの駆動指示、搬送ローラの駆動指示、搬送ローラの回転状況取得等を行う等、搬送ローラの制御を行い、シートを適切な速度及び経路で搬送および停止させる。
スキャナ制御部209は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、イメージセンサーの制御を行い、シート上の画像を読取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを取得し、デジタルデータに変換する。イメージセンサーとしては、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサー等を採用可能である。また、イメージセンサーはリニアイメージセンサーとしてもエリアイメージセンサーとしてもよい。また、スキャナ制御部209は、イメージセンサーの駆動指示、該駆動に基づくイメージセンサーの状況取得を行い、イメージセンサーから取得した輝度データを解析し、印刷ヘッド106からのインクの不吐やシートの切断位置の検出等を行う。スキャナ制御部209で画像が正しく印刷されていると判定されたシートは、シート上のインクの乾燥処理が施された後に、指定された仕分けユニットのトレイに排紙される。
ホスト装置211は、上述した外部装置に対応し、本画像形成装置200の外部に接続され、画像形成装置200に印刷を行わせるための画像データの供給源となる装置であり、種々の印刷ジョブのオーダーを発行する。ホスト装置211は、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)として実現してもよいし、他のタイプのデータ供給装置としてもよい。他のタイプのデータ供給装置としては、画像をキャプチャーして画像データを生成する画像キャプチャー装置がある。画像キャプチャー装置は、原稿上の画像を読取って画像データを生成するリーダ(スキャナ)、ネガフィルムやポジフィルムを読取って画像データを生成するフィルムスキャナなどである。また、画像キャプチャー装置の他の例として静止画を撮影してデジタル画像データを生成するデジタルカメラ、動画を撮影して動画像データを生成するデジタルビデオもある。その他、ネットワーク上にフォトストレイジを設置したり、着脱可能な可搬性メモリを挿入するソケットを設けたりし、フォトストレイジや可搬性メモリに格納された画像ファイルを読み出して画像データに生成して印刷するものとしてもよい。また、汎用的なPCに代え、本画像形成装置専用の端末とするなど、種々のデータ供給装置としてもよい。これらのデータ供給装置は画像形成装置の構成要素としてもよいし、画像形成装置の外部に接続した別の装置としてもよい。また、ホスト装置211をPCとした場合、PCの記憶装置に、OS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、画像形成装置200用のプリンタドライバがインストールされる。プリンタドライバは、本画像形成装置200を制御したり、アプリケーションソフトウェアから供給された画像データを画像形成装置200が扱える形式に変換して印刷データを生成したりする。また、印刷データから画像データへの変換をホスト装置211側で行ってから画像形成装置200に供給するようにしてもよい。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。ホスト装置211から供給される画像データやその他のコマンド、更にステータス信号等は、外部I/F205を介して画像形成装置200と送受信可能である。外部I/F205はローカルI/FであってもネットワークI/Fであってもよい。また、外部I/F205は、有線による接続であっても無線による接続であっても構わない。
画像形成装置200内の上記した各構成はシステムバス210を介して接続され、互いに通信可能である。
なお、以上の例では、1つのCPU201が図2に示した画像形成装置200内の全ての構成要素を制御するものとしたが、この構成以外としてもよい。即ち、各機能ブロックのいくつかが別途CPUを備え、それぞれのCPUによって個別に制御するものとしてもよい。また、各機能ブロックは図2に示した構成以外の分担のさせ方により個別の処理部または制御部として適宜分割したり、いくつかを統合したりするなど、種々の形態を採用可能である。また、メモリからのデータの読み出しにはDMAC(Direct Memory Access Controller)も用いることもできる。
図3は、注文と印刷ジョブとの関係を示す図である。ここで、「注文」とは、印刷の注文を指し、1つの注文は、例えば、同じ識別IDから注文された印刷ジョブである。「処理用印刷ジョブ」とは、注文に基づいて生成される画像形成装置の処理単位である。本実施形態では、注文を用紙種毎に分類して1以上の処理用印刷ジョブを生成する。ここで、用紙種とは、例えば、普通紙、光沢紙などの用紙の材質、用紙サイズ等及びこれらの組み合わせが挙げられるが、本実施形態では、用紙サイズ毎に分類する場合を例に挙げて説明する。そして、識別IDは、各印刷ジョブに対してユーザの入力により又は画像処理装置が自動的に設定される。
処理用印刷ジョブの生成方法は、特に限定されず、画像形成装置が注文を受け付けると自動的に生成してもよいが、本実施形態では、ユーザは、注文を受け付けると、注文された印刷データを用紙種毎に分類して、1以上の処理用印刷ジョブを生成する。なお、処理用印刷ジョブの生成は、外部装置で行ってもよいし、画像形成装置で行ってもよい。ユーザが受け付ける注文は、予め用紙種毎に分類された1以上の印刷ジョブからなるものであってもよいし、用紙種が混在した1以上の印刷ジョブからなるものであってもよい。なお、予め用紙種毎に分類された複数の印刷ジョブからなる場合は、そのまま処理用印刷ジョブとしてもよいし、同じ用紙種を統合して新たな処理用印刷ジョブを生成してもよい。また、用紙種が混在した複数の印刷ジョブからなる場合は、各印刷ジョブを分類して複数の処理用印刷ジョブを生成してもよい。
なお、ユーザは、1台の画像形成装置に対してユーザは複数人存在していてもよい。
図3に示すように、1つの注文は、1つ以上の印刷ジョブから構成され、各印刷ジョブは、画像データ、印刷サイズ、印刷部数、識別IDを含む。識別IDは、注文を識別可能なものであればよい。本実施形態では、識別IDが同じ印刷ジョブを受信した場合、一つの注文として処理を行う。したがって、各注文のジョブの数は、動的に増減することがある。例えば、識別IDが注文Aである印刷ジョブを受け取ると、印刷ジョブの受信タイミングに関わらず、1つの注文として扱うことができる。図3では、注文Aは、識別IDが注文Aである印刷ジョブのグループであり、印刷ジョブA−1と、印刷ジョブA−2と、印刷ジョブA−3とから構成される。印刷ジョブA−1は、画像データ=1ページ、印刷サイズ=A3、印刷部数=30枚、識別ID=注文Aという情報を備える。印刷ジョブA−2は、画像データ=1ページ、印刷サイズ=A5、印刷部数=30枚、識別ID=注文Aという情報を備える。印刷ジョブA−3は、画像データ=1ページ、印刷サイズ=Letter、印刷部数=30枚、識別ID=注文Aという情報を備える。注文Bは、識別IDが注文Bである印刷ジョブのグループであり、3つの印刷ジョブから構成される。注文Cは、注文識別IDが注文Cである印刷ジョブのグループであり、1つの印刷ジョブから構成される。
図4は、印刷ジョブの印刷順序と、排紙トレイに識別ID単位に仕分けた状態を示す概念図である。図4(a)は、図3で示した注文Aの印刷ジョブ、注文Bの印刷ジョブ、及び注文Cの印刷ジョブがHDD204のキューにスプールされた状態を示す。これらの印刷ジョブを印刷待ちジョブと呼ぶ。印刷待ちジョブは、画像形成装置200が同じ用紙を使用する印刷ジョブを連続印刷できるように用紙サイズ毎にユーザによってソートされており、注文A−1から順次印刷される。なお、ここでは、ユーザによってソートされるものとしたが、CPU201が注文を受け付けると、自動的にサイズ毎に印刷ジョブを並び替えて(印刷ジョブの印刷順を決定して)HDD204にスプールするようにしてもよい。ここで、上述したように、本実施形態では、印刷生産性を確保するために、同一ロール紙幅サイズの印刷が連続して行われるように、印刷ジョブを並べ替えて印刷を実行する。これにより、注文A〜注文Cにそれぞれ含まれる各印刷ジョブは、必ずしも注文A〜注文Cの順に印刷されず、注文Aの印刷ジョブ(A−1)、注文Bの印刷ジョブ(B−1)、注文Aの印刷ジョブ(A−2)・・・のようにサイズに応じて印刷される。本実施形態では、サイズの大きい順に印刷ジョブの印刷を実行するが、これに限定されるものではない。サイズの小さい順に印刷ジョブの印刷を実行してもよいし、A4サイズの1以上の印刷ジョブ、Letterサイズの1以上の印刷ジョブ、A5サイズの1以上の印刷ジョブ・・・のように、サイズ毎に印刷を実行するようにしてもよい。いずれにしても、サイズ毎に印刷ジョブに基づく印刷を実行することにより高速で印刷を生成することができる。
図4(b)は、図4(a)に示される印刷ジョブが印刷され、排紙トレイに排紙された状態を示す。図4に示すように、本実施形態では、画像形成装置は、注文識別IDに基づいて注文毎に排紙トレイに排出する。すなわち、各注文識別IDに排紙トレイを1以上割当てて、その割当てに従って印刷済みシートを排出する。画像形成装置200は、最初にA3サイズの印刷ジョブA−1と印刷ジョブB−1に基づいて印刷を実行し、識別IDを排紙トレイに割当てて排紙する。すなわち、1のトレイに識別ID=注文Aを割当て、他の1のトレイに識別ID=注文Bを割当てる。次にA5サイズの印刷ジョブA−2と印刷ジョブB−2に基づいて印刷を実行し、印刷ジョブと同じ識別IDが割り当てられた排紙トレイに印刷済みシートを排紙する。このとき、注文Aを割当てた排紙トレイ及び注文Bを割当てた排紙トレイのいずれについても排紙の途中で排紙トレイFULLを検出したので、新たな排紙トレイに識別IDをそれぞれ割当てて続きの印刷済みシートを排紙する。
図5は、各排紙トレイの用紙積載量、及び識別IDを記憶するテーブルを示す図である。テーブルは、トレイ名称、識別ID,用紙積載量を含み、RAM203に格納される。本実施形態では、排紙トレイが4つある場合を例に挙げて説明する。
テーブルの識別IDには、印刷ジョブの識別IDがCPU201によって設定される。上述したように、識別IDには、印刷ジョブがいずれの注文によるものか識別できるようにIDを設定する。テーブルの用紙積載量には、Empty、Not Empty、Fullの3つの状態が用紙積載量センサ116によって設定される。用紙積載量センサ116は、常に排紙トレイの状態を監視しており、状態が変化すると、テーブルの用紙積載量の状態を更新する。
図5(a)は、画像形成装置が電源OFFからONになったときの状態を示す図である。識別IDには初期値”unknown”が設定されている。
図5(b)は、図4で示した印刷ジョブA−1からB−2を印刷した後の状態を示す図である。排紙トレイ1には印刷ジョブの識別ID=”注文B”が割当てられ、識別ID=注文Bである印刷ジョブB−1及び印刷ジョブB−2に基づく印刷済みシートが積載され、排紙トレイがFullになった状態を示す。排紙トレイ2には印刷ジョブの識別ID=”注文B”が割当てられ、排紙トレイ1に載りきらなかった印刷ジョブB−2に基づく残りの印刷済みシートが積載された状態を示す。排紙トレイ3には印刷ジョブの識別ID=“注文A”が割り当てられ、識別ID=注文Aである印刷ジョブA−1及び印刷ジョブA−2に基づく印刷済みシートが積載され、Fullになった状態を示す。排紙トレイ4には印刷ジョブの識別ID=”注文A”が割当てられ、排紙トレイ3に載りきらなかった印刷ジョブA−2に基づく印刷済みシートの残りが積載された状態を示す。
図5(c)は、図5(b)の後、ユーザが排紙トレイ2と排紙トレイ4から用紙を取得した状態を示す図である。ユーザが排紙トレイから用紙を取得した際、用紙積載量センサ116は、それを検知し、用紙積載量の状態にEmptyに更新する。図6は、印刷ジョブの印刷処理の制御フローを示す図である。図6のフローチャートは、CPU201が、ROM202に格納されている制御プログラムをRAM203にロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。
S601において、CPU201はホスト装置211から印刷ジョブを受信する。なお、印刷ジョブは、注文を識別する情報(本実施形態では、識別ID)、用紙種を識別する情報(本実施形態では、印刷サイズ)を含む。本実施形態では、さらに、画像データの種類の情報及び印刷枚数の情報を含む。
S602において、CPU201は受信した印刷ジョブの識別IDを取得する。なお、複数の印刷ジョブを受信した場合は、複数の識別IDを取得する。
S603において、印刷サイズの情報を取得し、取得した印刷サイズの情報に基づいて、印刷ジョブの印刷順を決定する。本実施形態では、取得した印刷サイズの情報に基づいて、ユーザが操作部206を介して印刷ジョブの印刷順を決定する。なお、上述した通り、画像処理装置のCPU201が、取得した印刷サイズの情報に基づいて、印刷順を決定するようにしてもよい。ここで、印刷順の決定については、図4を用いて説明した通りであるため、説明を省略する。
S604において、CPU201は、1以上の印刷ジョブの画像処理を画像処理部207に命令する。なお、CPU201は、S603で決定した印刷順に従って印刷を実行するよう画像処理部207に命令をする。そして、次のステップへ進む。
S605において、CPU201は排紙トレイを決定する。なお、排紙トレイの決定処理については図7を用いて詳細に説明する。
S606において、CPU201は画像処理が終了した印刷ジョブの記録処理をエンジン制御部208に命令する。エンジン制御部209は、CPU201の指示に基づいて、印刷ユニットに印刷を実行させる。
S607において、CPU201は仕分けユニット114に対してS605で決定した排紙トレイを通知し、排紙処理を命令する。すなわち、CPU201は、S605で決定した排紙トレイに印刷済みのシートが排紙されるように排出制御をする。
S608において、全シートの印刷が完了したか判定する。CPU201は印刷ジョブの全シートの印刷が終了した場合(S608でYes)、本フローを終了する。終了していない場合は(S608でNo)、S603へ進み印刷ジョブの次のシートの処理を行う。
図7は、図6のS605「排紙トレイの決定処理」について詳細を説明したフロー図である。図7のフローチャートは、CPU201が、ROM202に格納されている制御プログラムをRAM203にロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。このフローでは、排紙トレイに対して識別IDを割り当てることにより、これから実行する印刷ジョブに基づく印刷済みシートの排出先を決定する。
S701において、CPU201は印刷ジョブの識別IDと一致する識別ID且つ用紙積載量がFull以外の排紙トレイがあるか判定する。具体的には、RAM203に保存されたテーブル(図5)において、Not Emptyの排紙トレイ又はEmptyの排紙トレイがあるかを検索する。その結果、識別IDが一致しかつ用紙積載量がFull以外の排紙トレイがある場合(S701でYes)、その排紙トレイをこれから印刷する印刷ジョブに設定された識別IDの排紙トレイと決定して、S707に進む。これにより、同じ識別IDが設定されたNot Emptyの排紙トレイ又は同じ識別IDが設定されたEmptyの排紙トレイに印刷ジョブが排紙される。一方、一致する識別IDがない、または一致する識別IDはあるが用紙積載量がFullの場合(S701でNo)、S702に進み、別トレイを検索する。
S702において、CPUは、識別IDが割り当てられていない排紙トレイがあるか判定する。識別IDが割り当てられていない排紙トレイがある場合(S702でYes)、その排紙トレイをこれから印刷する印刷ジョブに設定された識別IDの排紙トレイと決定して、S707に進む。このとき、排紙トレイに優先順位がある場合は、優先順位に従って排紙トレイの割当を決定すればよい。また、1つの識別IDに対して複数の排紙トレイを割り当てる場合は、できるだけ近い排紙トレイ(例えば、隣接する排紙トレイ)に同じ識別IDの排紙トレイを割り当てるとよい。識別IDが割り当てられていない排紙トレイがない場合(S702でNo)、S703へ進む。
S703において、CPU201は、用紙積載量がゼロの排紙トレイがあるか判定する。具体的には、CPU201はRAM203に保存されたテーブルにおいて用紙積載量がゼロ(Empty)の排紙トレイを検索する。その結果、用紙積載量がゼロの排紙トレイがある場合(S703でYes)、S704に進む。用紙積載量がゼロの排紙トレイがない場合(S703でNo)、すなわち、全排紙トレイに用紙が積載されている場合、S708に進む。
S708において、CPU201は排紙トレイフル警告を操作部206に通知し、ユーザに排紙トレイから印刷物を取得するよう促す。そして、S704へ進む。排紙トレイがフル状態であることを警告する方法は特に限定されず、操作部206の操作パネルに表示してもよいし、音声により通知してもよいし、ホスト装置211に警告を通知するようにしてもよい。
S704において、CPU201は、用紙積載量がゼロの排紙トレイの中にスプールされている印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがあるか判定する。すなわち、本実施形態では、現在印刷を実行するジョブだけではなく、印刷待ちのジョブで使用する予定の排紙トレイも確認する。具体的には、テーブルの用紙積載量がゼロの識別IDと、HDD204にスプールされている印刷ジョブ待ちの識別IDとを順次比較する。テーブルの用紙積載量がゼロの排紙トレイで且つHDD204にスプールされている印刷ジョブの識別IDと一致しないものがある場合(S705でYes)、その用紙積載量がゼロの排紙トレイをこれから印刷する印刷ジョブに設定された識別IDの排紙トレイとする。そして、S707に進む。用紙積載量がゼロの排紙トレイの中にスプールされている印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがないとき、すなわち、一致する場合(S704でNo)、S705に進む。
S705において、CPU201は、1つの識別IDに対して2以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイがあるか判定する。具体的には、テーブルにおいて1つの識別IDに対して、2つ以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイがあるかを検索する。テーブルに1つの識別IDに対して、2つ以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイがある場合(S705でYes)、前記トレイのうち少なくとも1の排紙トレイを当該印刷ジョブに設定された識別IDの排紙トレイと決定し、S707へ進む。テーブルに1つの識別IDに対して、2つ以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイがない場合(S705でNo)、S706へ進む。
S706において、CPU201は、HDD204にスプールされている印刷ジョブの最後尾から順に、印刷ジョブの識別IDとテーブルの用紙積載量ゼロの識別IDを検索する。そして、印刷ジョブの識別IDとテーブルの用紙積載量ゼロの識別IDを検索した場合、そのトレイをこれから印刷する印刷ジョブに設定された識別IDの排紙トレイと決定し、S707へ進む。
S707において、CPU201は決定した排紙トレイの識別ID欄を印刷ジョブに設定された識別IDに更新する。そして、本フローを終了する。
なお、図7では、識別IDが割当てられていない排紙トレイがない場合、用紙積載量が空の排紙トレイがあればその排紙トレイに識別IDを設定するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、識別IDが割当てられていない排紙トレイがない場合、CPU201はエクストラトレイを排紙トレイと決定し、本フローを終了してもよい。
図8を用いて、図7の制御フローによる排紙トレイの笑い宛について説明する。図8は、識別名称単位で排紙トレイにジョブが排紙される例を示す図である。
図8(a)は、HDD204に印刷ジョブC−1、B−3がスプールされた状態を示す。図8(a)では、次に印刷するジョブがC−1であり、その次に印刷するジョブがB−3であることを示す。なお、印刷ジョブC−1の識別IDは注文Cである。印刷ジョブB−3の識別IDは注文Bである。そして、トレイ1及び2には、識別IDとして注文Bが登録されており、トレイ3及び4には、識別IDとして注文Aが登録され、トレイ1及びトレイ3がFullであり、トレイ2及び4がEmptyである。
このとき、印刷ジョブC−1を印刷した場合、排紙トレイ決定フローは下記のようになる。
図7のS701において、CPU201は印刷ジョブの識別ID=注文Cと一致する識別ID且つ用紙積載量がFull以外をテーブルから検索する。その結果、テーブルに識別ID=注文Cと一致するトレイがないため、S702に進む。
S702において、識別IDが割り当てられていない排紙トレイがないためS703へ進み、S703において、CPU201はテーブルから用紙積載量がゼロの排紙トレイを検索する。その結果、排紙トレイ2と排紙トレイ4が見つかり、S704に進む。
S704において、CPU201は、用紙積載量がゼロである排紙トレイ2の識別ID=注文B及び排紙トレイ4の識別ID=注文Aと、HDD204にスプールされている印刷待ちジョブ(ここでは、B−3の識別ID=注文B)とを順次を比較する。その結果、識別ID=注文Bの排紙トレイ2を印刷待ちジョブB−3が使用する予定とわかる。一方、識別ID=注文Aの排紙トレイ4を使用する印刷待ちジョブはない。よって、スプール印刷ジョブの識別ID以外の排紙トレイがあり(S704でYes)、排紙トレイ4を印刷ジョブC−1の排紙トレイと決定する。
そして、CPU201は、排紙トレイ4に印刷ジョブC−1の識別ID=注文Cを登録する(S707)。
以上より、これにより、印刷ジョブC−1は、トレイ4に排出され、次の印刷ジョブB−3は、同一識別名称の注文Bが登録された排紙トレイ2に排紙される。
図8(b)は、HDD204に印刷ジョブC−1、A−3、B−3がスプールされた状態を示す。次に印刷するジョブがC−1であり、C−1の次のジョブがA−3、A−3の次のジョブがB−3であることを示す。印刷ジョブC−1の識別IDは注文C、印刷ジョブA−3の識別IDは注文A、印刷ジョブB−3の識別IDは注文Bである。そして、トレイ1及び2には、識別IDとして注文Bが登録されており、トレイ3及び4には、識別IDとして注文Aが登録され、トレイ1がFullであり、トレイ2〜4がEmptyである。
このとき、印刷ジョブC−1を印刷した場合、排紙トレイ決定フローは下記のようになる。
図7のS701において、CPU201は印刷ジョブの識別ID=注文Cと一致する識別ID且つ用紙積載量がFull以外をテーブルから検索する。その結果、テーブルに識別ID=注文Cと一致するトレイがないため、S702に進む。
S702において、識別IDが割り当てられていない排紙トレイがないためS703へ進み、S703において、CPU201はテーブルから用紙積載量がゼロの排紙トレイを検索する。その結果、排紙トレイ2、排紙トレイ3、排紙トレイ4が見つかり(S703でYes)、S704に進む。
S704において、CPU201は、用紙積載量がゼロの排紙トレイの中にスプールされている印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがあるか判定する。具体的には、用紙積載量がゼロである排紙トレイ2〜4と、HDD204にスプールされている印刷待ちジョブA−3の識別ID=注文A、B−3の識別ID=注文Bとを順次比較する。その結果、識別ID=注文Aの排紙トレイ3及び排紙トレイ4を印刷待ちジョブA−3が使用する予定とわかる。また、識別ID=注文Bの排紙トレイ2を印刷待ちジョブB−3が使用する予定とわかる。すなわち、全ての排紙トレイが使用予定であるため、用紙積載量がゼロの排紙トレイの中にスプールされている印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがないと判定し(S704でNo)、そこで、S705に進む。
S705において、CPU201は1つの識別IDに対して、2つ以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイが有るか検索する。その結果、識別ID=注文Aに対して、排紙トレイ3と排紙トレイ4の2つが空きトレイとわかる。排紙トレイ3と排紙トレイ4のうち一方を(本実施形態では排紙トレイ4)を印刷ジョブC−1の排紙トレイと決定する。
そして、CPU201は、排紙トレイ4に印刷ジョブC−1の識別ID=Cを登録する(S707)。
これにより、印刷ジョブC−1は、排紙トレイ4に排紙され、次の印刷ジョブA−3は、識別IDとして「注文A」が登録された排紙トレイ3に排紙され、印刷ジョブB−3は、識別IDとして「注文B」が登録された排紙トレイ2に排紙される。
図8(c)は、HDD204に印刷ジョブC−1、A−3、B−3がスプールされた状態を示す。次に印刷するジョブがC−1であり、C−1の次のジョブがA−3、A−3の次のジョブがB−3であることを示す。印刷ジョブC−1の識別IDは注文C、印刷ジョブA−3の識別IDは注文A、印刷ジョブB−3の識別IDは注文Bである。そして、トレイ1及び2には、識別IDとして注文Bが登録されており、トレイ3及び4には、識別IDとして注文Aが登録され、トレイ1及びトレイ3がFullであり、トレイ2及び4がEmptyである。
このとき、印刷ジョブC−1を印刷した場合、排紙トレイ決定フローは下記のようになる。
図7のS701において、CPU201は、印刷ジョブの識別ID=注文Cと一致する識別ID且つ用紙積載量がFull以外をテーブルから検索する。その結果、テーブルに識別ID=注文Cと一致するトレイがないため、S702に進む。
S702において、識別IDが割り当てられていない排紙トレイがないためS703へ進み、S703において、CPU201はテーブルから用紙積載量がゼロの排紙トレイを検索する。その結果、排紙とレイ2と排紙トレイ4が見つかり(S703でYes)、S704に進む。
S704において、CPU201は、用紙積載量がゼロの排紙トレイの中にスプールされている印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがあるか判定する。具体的には、用紙積載量がゼロである排紙トレイ2の識別ID=注文B、排紙トレイ4の識別ID=注文Aと、印刷待ちジョブA−3の識別ID=注文A、B−3の識別ID=注文Bとを順次比較する。その結果、式別ID=注文Aの排紙トレイ4を印刷待ちジョブA−3が使用する予定とわかる。また、識別ID=注文Bの排紙トレイ2を印刷待ちジョブB−3が使用する予定とわかる。すなわち、全ての排紙トレイが使用予定であるため、用紙積載量がゼロの排紙トレイの中にスプールされている印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがないと判定し(S704でNo)、S705に進む。
S705において、CPU201は1つの識別IDに対して、2つ以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイを検索する。しかし、2つ以上の用紙積載量ゼロの排紙トレイが無いため(S705でNo)、S706に進む。
S706において、印刷待ちジョブのうちより後方にスプールされている印刷待ちジョブの識別IDが割当てられており用紙積載量Emptyの排紙トレイを検索する。CPU201は、印刷待ちジョブの最後尾B−3の識別IDである注文Bを備え、用紙積載量がEmptyの排紙トレイを検索し(S706)、条件に合致する排紙トレイ2を印刷ジョブC−1の排紙トレイと決定する。
そして、CPU201は、排紙トレイ2に印刷ジョブC−1の識別ID=Cを登録する(S707)。
これにより、次の印刷ジョブA−3は、識別IDとして「注文A」が登録された排紙トレイ3に排紙される。そして、印刷ジョブB−3は、印刷ジョブC−1と印刷ジョブA−3を印刷している間に、識別IDとして「注文B」が登録された排紙トレイ1がEmpty状態になった場合、排紙トレイ1に排紙される。なお、排紙トレイ1がFull状態であり、他の排紙トレイもEmpty状態にはなっていない場合、排紙トレイフル警告が操作部206に通知される。排紙トレイ2や排紙トレイ4がEmpty状態になった場合は、これらに排出することができる。
本実施形態では、排紙トレイに識別ID(本実施形態では、注文の識別ID)を割当て、全ての排出トレイに識別IDが割当てられた状態になるまで、排紙トレイの識別IDを更新しない。これにより、全ての排出トレイに識別IDが割当てられた状態になるまで、排紙トレイに割当てた識別IDをできる限り長く保つことができる。したがって、ユーザが排紙された用紙を排紙トレイから取り除いたとしても、同じ識別IDもつ印刷ジョブを同一の排出トレイに排出することができる。例えば、同一の排出トレイに排出したいジョブが連続して排出されない場合であっても、同一の排出トレイに排出することができる。
連続シートで用紙種毎に印刷する場合、同一の排出トレイに排出したいジョブが連続して排出されない(印刷されない)ことが多くなるが、異なる用紙種であっても容易に同じ識別IDの排紙トレイに印刷済みシートを排出することができる。
本実施形態では、ユーザが、適宜、排紙トレイが空になるように用紙を取り除くことにより、排紙トレイに割当てた識別IDをできる限り長く保つことができ、排紙トレイの満載による印刷が中断するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、全ての排出トレイに識別IDが割当てられた状態になった場合、積載量がゼロの排紙トレイに、他の識別IDを割当てる。すなわち、画像形成装置が備える排紙トレイのうち識別IDが割り当てられていない排紙トレイに優先的に排紙トレイを割り当て、それ以降は積載量がゼロの排紙トレイに、他の識別IDを割当てる。これにより、印刷をできるだけ中断させることなく、実行することができる。
上述したように、本実施形態では、印刷を実行しながら排紙トレイに識別IDを決定することができる。すなわち、排紙トレイに識別IDを動的に割当てることができ、同じ識別IDを有する複数の印刷ジョブを同じ排紙トレイに排出することができる。
以上より、本実施形態によれば、連続シートを用いた連続印刷による印刷を高速で実行しつつ、所望のグループに分類して印刷を仕分けることができる。
(他の実施形態)
本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、識別IDは、注文を識別するものとしたが、これに限定されず、分類したいものを識別できるものであればよい。例えば、部門毎に識別できるようにしたい場合は、部門識別IDとすればよく、ユーザ毎に識別できるようにしたい場合はユーザ識別IDとしてもよい。
上述した実施形態では、S705の後にS706を実行するものとしたが、S706とS705の順番は逆であってもよい。
また、上述した実施形態では、連続シートを用いる印刷装置について説明したが、これに限定されるものではなく、カット紙を用いる印刷装置にも適用することができる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
101 ロールシートユニット
102 搬送ユニット
103 搬送用エンコーダ
104 回転ローラ
105 ヘッドユニット
106 印刷ヘッド
107 スキャナユニット
108 制御ユニット
109 インクタンク
110 カッタユニット
111 裏面印字ユニット
112 乾燥ユニット
113 シート巻取りユニット
114 仕分けユニット
115 操作部ユニット
116 用紙積載量センサ

Claims (15)

  1. 印刷ジョブに基づき印刷部に印刷を実行させる印刷制御手段と、
    画像形成装置が備える複数の排紙トレイにおいてシートが排紙されていない排紙トレイに対して各印刷ジョブの識別IDを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段により前記画像形成装置が備える複数の排紙トレイのそれぞれに識別IDが割り当てられ且つ印刷部に実行させる印刷ジョブがある場合、前記割当手段により割り当てられた排紙トレイの識別IDを新たな識別IDに更新する更新手段と、
    排紙トレイに割り当てられた識別IDに基づき、印刷ジョブに基づいて印刷された印刷済みシートを前記複数の排紙トレイのうちいずれかに排出させる排出制御手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 同じ排出トレイに排出させたい複数の印刷ジョブに同一の識別IDが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記印刷制御手段は、被記録媒体の種類が同じ印刷ジョブに基づく印刷を連続して実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記更新手段は、複数の排紙トレイのうち識別IDが割り当てられていない排紙トレイがある場合、更新をしないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記更新手段は、複数の排紙トレイのうち印刷待ちの印刷ジョブと同じ識別ID以外の排紙トレイがある場合、当該同じ識別ID以外が割り当てられた排紙トレイの識別IDを、前記印刷部に実行させる印刷ジョブの識別IDに更新することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記更新手段は、印刷を実行する印刷ジョブの識別IDと識別IDが同じでシートが排紙されていない排紙トレイがある場合、当該識別IDが同じでシートが排紙されていない排紙トレイの識別IDを、前記印刷部に実行させる印刷ジョブの識別IDに更新することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記更新手段は、印刷を実行する印刷ジョブの識別IDと識別IDが同じでシートが排紙されていない排紙トレイがない場合、1つの識別IDに対してシートが排出されていない複数の排紙トレイのうち一の排紙トレイの識別IDを、前記印刷部に実行させる印刷ジョブの識別IDに更新することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記更新手段は、印刷を実行する印刷ジョブの識別IDと識別IDが同じでシートが排紙されていない排紙トレイがない場合、印刷待ちの印刷ジョブのうち印刷順が遅い印刷ジョブの識別IDが割り当てられた排紙トレイの識別IDを、前記印刷部に実行させる印刷ジョブの識別IDに更新することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記割当手段は、前記複数の排紙トレイのうち識別IDが割り当てられていない排紙トレイに識別IDを割り当てることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記複数の排紙トレイにシートが排紙されていない排紙トレイがない場合、警告を通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記排紙トレイにシートが排紙されているか否かを特定する特定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記印刷部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記排紙トレイをさらに備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 印刷ジョブに基づき印刷部に印刷を実行させる印刷工程と、
    画像形成装置が備える複数の排紙トレイにおいてシートが排紙されていない排紙トレイに対して各印刷ジョブの識別IDを割り当てる割当工程と、
    前記割当工程において割り当てられた識別IDに基づき、印刷ジョブに基づいて印刷された印刷済みシートを前記複数の排紙トレイのうちいずれかに排出させる排出工程と、
    前記割当工程において前記画像形成装置が備える複数の排紙トレイのそれぞれに識別IDが割り当てられ且つ印刷部に実行させる印刷ジョブがある場合、前記割当手段により割り当てられた排紙トレイの識別IDを新たな識別IDに更新する更新工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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