JP2016101211A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
Description
図1〜図2には、本発明の使い捨ておむつの一実施形態が示されている。本実施形態の使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」ともいう。)は、図1に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及びこれら両シート間に配置された液保持性の吸収体4を備えている。また、おむつ1は、図1に示すように、その縦方向(図中のX方向)に、着用時に着用者の腹側に配される腹側領域A、股間部に配される股下領域C及び背中側に配される背側領域Bを有している。
また、おむつ1は、縦方向(X方向)に延びる縦中心線CLに対して左右対称形となっている。
表面シート2の製造装置100は、図4に示すように、複数の凸部111を周面に有する第1ロール11と、第1ロール11の凸部111に対応する位置に凸部111が入り込む凹部122を周面に有する第2ロール12とを備えている。また、製造装置100は、第2ロール12に対向して、第2ロール12の回転方向Rの上流側から下流側に向かって、第1ロール11と、平滑な周面のヒートロール13と、尖鋭な穿孔部141を周面に有する穿孔ロール14とを備えている。尚、製造装置100においては、第1ロール11と第2ロール12とは同期しており、第2ロール12と穿孔ロール14とは同期している。
本実施形態のおむつ1は、図1に示すように、肌対向面側に配された上層不織布21と吸収体4側に配された下層不織布22とが接合された積層領域Tを有する表面シート2を備え、おむつ1を表面シート2側から平面視して、下層不織布22のポケット部24の輪郭24Lの面積(S2)は、上層不織布21の貫通孔23の輪郭23Lの面積(S1)よりも大きく形成されている。従って、上層不織布21がポケット部24の開口周縁から内側(貫通孔23)に向かってポケット部24の開口を覆う延出部分を有するようになり、着用中に着用者が軟便を***すると、軟便が貫通孔23を通ってポケット部24内に収容され易く、軟便が表面シート2上に残存し難く、便を着用者の皮膚に付着し難くすることができる。
液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された液保持性の吸収体を備える使い捨ておむつであって、
前記表面シートは、肌対向面側に配された上層不織布と、前記吸収体側に配された下層不織布とが接合された積層領域を有し、
前記上層不織布は、複数の貫通孔を有し、
前記下層不織布は、前記上層不織布の各貫通孔に対応する位置に、前記吸収体側に突出して内部が中空のポケット部を有する立体シートであり、
前記使い捨ておむつを前記表面シート側から平面視して、前記下層不織布の前記ポケット部の輪郭の面積が、前記上層不織布の前記貫通孔の輪郭の面積よりも大きい使い捨ておむつ。
前記貫通孔の輪郭とは、前記貫通孔を平面視した際に、該貫通孔の外周縁を意味する前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記下層不織布の前記ポケット部の輪郭とは、前記表面シートを平面視した際に、該ポケット部を構成する内面(下層不織布の肌対向面)の内で、最も大きい外周縁を意味する前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記上層不織布が、前記ポケット部の開口周縁から内側(貫通孔)に向かって該ポケット部の開口を覆う延出部分を有する前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記下層不織布は、その密度が、前記上層不織布の密度よりも高い前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記下層不織布のポケット部の平均密度は、0.01g/cm3以上、好ましくは0.02g/cm3以上である前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記下層不織布のポケット部の平均密度は、0.1g/cm3以下、好ましくは0.06g/cm3以下である前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記貫通孔を除く前記上層不織布の平均密度は、0.001g/cm3以上好ましくは0.02g/cm3以上である前記<1>〜<7>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記貫通孔を除く前記上層不織布の平均密度は、0.012g/cm3以下、好ましくは0.01g/cm3以下である前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
前記上層不織布と前記下層不織布との接合が、熱融着である前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記上層不織布と前記下層不織布との接合が、隣り合う前記ポケット部どうしの間を、連続線状に延びている前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記上層不織布と前記下層不織布との接合部が、任意の一つの前記ポケット部に着目して、該一つのポケット部と、該一つのポケット部の全周囲にて隣接する別のポケット部との中間位置を連続線状に延びている前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記貫通孔は、その周囲を、前記上層不織布と前記下層不織布とを接合する複数本の接合によって囲まれている前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記上層不織布の貫通孔の輪郭の面積(S1)に対する前記下層不織布のポケット部の輪郭の面積(S2)の割合(S2/S1)は、1.2以上、好ましくは1.83以上である前記<1>〜<13>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記上層不織布の貫通孔の輪郭の面積(S1)に対する前記下層不織布のポケット部の輪郭の面積(S2)の割合(S2/S1)は、18.0以下、好ましくは7.4以下である前記<1>〜<14>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記貫通孔及び前記ポケット部は、千鳥状に配されている前記<1>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記貫通孔は、使い捨ておむつを平面視して、縦方向に、一定の間隔を空けて一列をなすように配置されており、このような列が横方向に、多列に形成されている前記<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記貫通孔は、使い捨ておむつを平面視して、横方向に、一定の間隔を空けて一列をなすように配置されており、このような列が縦方向に、多列に形成されている前記<1>〜<17>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記貫通孔は、前記表面シートにおいては、縦方向に延びる一つの列に着目すると、該列を構成する貫通孔と、該列に横方向に隣り合う別の列を構成する貫通孔とが、半ピッチずれて配されている前記<17>に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記貫通孔は、前記表面シートにおいては、横方向に延びる一つの列に着目すると、該列を構成する貫通孔23と、該列に縦方向に隣り合う別の列を構成する貫通孔とが、半ピッチずれて配されている前記<18>に記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記下層不織布は、少なくとも前記吸収体における股下領域上に配されている前記<1>〜<20>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記表面シートの前記積層領域は、前記吸収体が配された領域上に対応して配されている前記<1>〜<21>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記ポケット部の形状は、全体として稜線が滑らかに丸みを帯びた、ドーム状の形状、扁平な直方体、或いは截頭四角錐体等である前記<1>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
2 表面シート
21 上層不織布
22 下層不織布
23 貫通孔
24 ポケット部
25 接合部
3 裏面シート
4 吸収体
5 サイドシート
61,62 弾性部材
7 ファスニングテープ
8 ランディングテープ
100 製造装置
11 第1ロール
111 凸部
12 第2ロール
122 凹部
13 ヒートロール
14 穿孔ロール
141 穿孔部
Claims (6)
- 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された液保持性の吸収体を備える使い捨ておむつであって、
前記表面シートは、肌対向面側に配された上層不織布と、前記吸収体側に配された下層不織布とが接合された積層領域を有し、
前記上層不織布は、複数の貫通孔を有し、
前記下層不織布は、前記上層不織布の各貫通孔に対応する位置に、前記吸収体側に突出して内部が中空のポケット部を有する立体シートであり、
前記使い捨ておむつを前記表面シート側から平面視して、前記下層不織布の前記ポケット部の輪郭の面積が、前記上層不織布の前記貫通孔の輪郭の面積よりも大きい使い捨ておむつ。 - 前記下層不織布は、その密度が、前記上層不織布の密度よりも高い請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記上層不織布と前記下層不織布との接合が、熱融着である請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記上層不織布と前記下層不織布との接合が、隣り合う前記ポケット部どうしの間を、連続線状に延びている請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記貫通孔及び前記ポケット部は、千鳥状に配されている請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記表面シートの前記積層領域は、前記吸収体が配された領域上に対応して配されている請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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