JP2016099491A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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JP2016099491A JP2014236281A JP2014236281A JP2016099491A JP 2016099491 A JP2016099491 A JP 2016099491A JP 2014236281 A JP2014236281 A JP 2014236281A JP 2014236281 A JP2014236281 A JP 2014236281A JP 2016099491 A JP2016099491 A JP 2016099491A
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定一郎 中村
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Abstract

【課題】基板の辺に沿って検査端子を設けた場合でも、検査端子に起因する表示品位の低下を抑制することのできる電気光学装置、および電子機器を提供する。【解決手段】電気光学装置の第1基板10には、走査線駆動回路104のシフトレジスター回路やデータ線駆動回路101のシフトレジスター回路を検査する検査端子(第1検査端子11および第2検査端子12)が形成されている。第1検査端子11および第2検査端子12は各々、第1基板10の非表示領域10cのうち、表示領域10aを第1辺10eの延在方向(X方向)に投影した投影範囲Yaに対して第2辺および第3辺10gの延在方向(Y方向)にずれた位置において、第2辺および第3辺10gに沿って一列に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、第1基板の非表示領域に検査端子が配置された電気光学装置、および当該電
気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
液晶装置等の電気光学装置において、基板の表示領域に対して外側の非表示領域には、
駆動回路が配置されているとともに、非表示領域には、フレキシブル配線基板等が接続さ
れる接続端子が配置されている。かかる電気光学装置の製造工程では、入力用の検査端子
から駆動回路に電気的信号等を出力する一方、駆動回路から出力用の検査端子に出力され
た信号に基づいて、駆動回路の検査を行う。ここで、検査端子は、検査工程を実施した以
降、不要となる。そこで、基板に対する各種工程を大型基板の状態で行い、基板の製造工
程が終了した後、大型基板を切断する方法を用いる場合、大型基板のうち、基板を切り出
す領域以外の領域に検査端子を設けておく製造方法が提案されている(特許文献1参照)
特開2003−271067号公報
特許文献1に記載の方法では、大型基板のうち、無駄になる部分が多くなるため、大型
基板から切り出せる基板の枚数が減少する等の問題点がある。
従って、図8に示すように、基板10xに検査端子(第1検査端子11および第2検査
端子12)を設けることが好ましい。例えば、図8に示す構成例では、基板10xの表示
領域10aの外側の非表示領域10cにおいて、第1辺10eに沿って複数の接続端子1
02を設けるとともに、第1辺10eに隣接する第2辺10hの中央部分や、第2辺10
hに対向する第3辺10gの中央部分に第1検査端子11および第2検査端子12が設け
られている。
しかしながら、図8に示す構成の場合、基板10xの製造工程において、以下の問題が
発生する。例えば、基板10xに形成した配向膜に対して第1辺に平行または略平行な方
向に沿ってラビング処理を行うと、第1検査端子11および第2検査端子12の凹凸に起
因して発生したスジ等が表示領域10aまで到達して配向不良を起こし、表示品位が低下
する等の問題が発生する。また、ラビング工程以外の工程でも、基板10xを多数取りで
きる大型基板10wに対して水洗やウエット処理を行った場合、第1検査端子11および
第2検査端子12の凹凸に起因して、第1検査端子11および第2検査端子12から表示
領域10aに洗浄水や処理液が筋状に垂れる結果、表示領域10aに不純物が付着する等
、表示領域10aの表面性状がばらついて表示品位が低下する等の問題が発生する。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、基板の辺に沿って検査端子を設けた場合でも
、検査端子に起因する表示品位の低下を抑制することのできる電気光学装置、および電子
機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、第1基板の表示領域に対し
て外側の非表示領域において前記第1基板の第1辺に沿って配列された複数の接続端子と
、前記非表示領域において前記第1基板の前記第1辺に隣接する第2辺に沿って配置され
た第1駆動回路と、前記非表示領域において前記第2辺に沿って配置された複数の第1検
査端子と、を有し、前記複数の第1検査端子は、前記表示領域を前記第1辺の延在方向に
投影した投影範囲に対して前記第2辺の延在方向にずれた位置に設けられていることを特
徴とする。
本発明では、第1基板の非表示領域には、第2辺に沿って第1検査端子が形成されてい
るが、かかる複数の第1検査端子は、表示領域を第1辺の延在方向に投影した投影範囲に
対して第2辺の延在方向にずれている。このため、第1基板に対して水洗やウエット処理
を行う際、接続端子の影響を避けて、第1辺を上下方向に向けても、第1検査端子から表
示領域に洗浄水や処理液が筋状に垂れるという事態が発生しにくい。従って、表示領域の
表面性状のばらつきを抑制することができる。また、接続端子の影響を避けて、第1辺に
平行あるいは略平行な方向にラビング処理を行っても、第1検査端子に起因するスジ等が
発生しにくい。それ故、基板の辺に沿って検査端子を設けた場合でも、検査端子に起因す
る表示品位の低下を抑制することができる。
本発明において、前記複数の第1検査端子は、前記第2辺に沿って一列に配置されてい
ることが好ましい。かかる構成によれば、第1辺が延在する方向において、第1検査端子
が占めるスペースの幅を狭くすることができる。
本発明において、前記複数の第1検査端子の一部の端子は、前記投影範囲に対して前記
第2辺の延在方向の一方側にずれた位置に設けられ、他の一部の端子は、前記投影範囲に
対して前記第2辺の延在方向の他方側にずれた位置に設けられている構成を採用すること
ができる。
本発明において、前記複数の第1検査端子は、前記投影範囲に対して前記第2辺の延在
方向の一方側にずれた位置に設けられている構成を採用してもよい。
本発明において、前記非表示領域において前記第1基板の前記第2辺と対向する第3辺
に沿って配置された第2駆動回路と、前記非表示領域において前記第3辺に沿って配置さ
れた複数の第2検査端子を有し、前記複数の第2検査端子は、前記表示領域を前記第1辺
の延在方向に投影した範囲に対して前記第3辺の延在方向にずれた位置に設けられている
構成を採用することができる。
本発明において、前記複数の第1端子と前記複数の第2検査端子は、前記表示領域を挟
んで線対称に配置されている構成を採用することができる。
本発明に係る電気光学装置が液晶装置である場合、液晶装置は、前記第1基板に対向す
る第2基板と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる枠状のシール材と、前記シ
ール材で囲まれた領域に配置された液晶層と、を有し、前記第1基板の前記液晶層と接す
る面に第1配向膜が形成され、前記第2基板の前記液晶層と接する面に第2配向膜が形成
されている。
この場合、前記第1配向膜は、前記第1辺と平行または略平行な方向にラビングが施さ
れている構成を採用することができる。
本発明に係る液晶装置は、携帯電話機やモバイルコンピューター、カメラのファインダ
ー、投射型表示装置等の電子機器に用いることができる。これらの電子機器のうち、投射
型表示装置は、液晶装置に光を供給するための光源部と、液晶装置によって光変調された
光を投射する投射光学系とを備えている。
本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の液晶パネルの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の第1基板の電気的構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の第1基板に形成した検査端子の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置における効果を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置の第1基板に形成した検査端子の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置の第1基板に形成した検査端子の説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)および光学ユニットの概略構成図である。 本発明の参考例に係る電気光学装置の第1基板に形成した検査端子の説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図にお
いては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に
縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明で参照する図においては、走査線、データ線
、信号線等の配線等については、それらの数を少なく表してある。また、第1基板10の
面内方向で交差する2方向をY方向(第1方向)とX方向(第2方向)とし、Y方向の一
方側をY1側とし、Y方向の他方側をY2とし、X方向の一方側をX1側とし、X方向の
他方側をX2として説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の液晶パネルの説明図であり、図1
(a)、(b)は各々、液晶パネルを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、お
よびそのH−H′断面図である。
図1(a)、(b)に示すように、本形態の電気光学装置100は液晶パネル100p
を有しており、液晶パネル100pは、第1基板10(素子基板)と第2基板20(対向
基板)とが所定の隙間を介して枠状のシール材107によって貼り合わされている。本形
態においてシール材107は第2基板20の外縁に沿うように枠状に設けられている。シ
ール材107は、光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等からなる接着剤であり、両基板間の距離
を所定値とするためのグラスファイバーあるいはガラスビーズ等のギャップ材107aが
配合されている。液晶パネル100pにおいて、第1基板10と第2基板20との間のう
ち、シール材107によって囲まれた領域内には、液晶層50が設けられている。シール
材107には、液晶注入口107cとして利用される途切れ部分が形成されており、かか
る液晶注入口107cは、液晶材料の注入後、封止材107dによって封止されている。
液晶パネル100pにおいて、第1基板10および第2基板20はいずれも四角形であ
り、第1基板10は、X方向に延在する第1辺10eと、第1辺10eにX方向の他方側
X2で隣接してY方向に延在する第2辺10hと、第1辺10eにX方向の他方側X2で
隣接して第2辺10hに対向するようにY方向に延在する第3辺10gと、Y方向で第1
辺10eに対向するようにX方向に延在する第4辺10fとを備えている。液晶パネル1
00pの略中央には、表示領域10aが四角形の領域として設けられており、かかる形状
に対応して、シール材107も略四角形に設けられている。従って、液晶パネル100p
は、表示領域10aと第1基板10の外縁との間に四角形の非表示領域10cを有してい
る。
第1基板10において、非表示領域10cでは、第1辺10eに沿ってデータ線駆動回
路101(駆動回路)および複数の接続端子102が形成されている。また、第1基板1
0において、非表示領域10cでは、第2辺10hに沿って走査線駆動回路104(第1
駆動回路104a)が形成され、第3辺10gに沿って走査線駆動回路104(第2駆動
回路104b)が形成されている。なお、接続端子102には、フレキシブル配線基板(
図示せず)が接続されており、第1基板10には、フレキシブル配線基板を介して外部制
御回路から各種電位や各種信号が入力される。
第1基板10の一方面10sおよび他方面10tのうち、第2基板20と対向する一方
面10sの側において、表示領域10aには、画素電極9aや、図2等を参照して後述す
る画素スイッチング素子30等がマトリクス状に配列されている。従って、表示領域10
aは、画素電極9aがマトリクス状に配列された画素電極配列領域10pとして構成され
ている。かかる構成の第1基板10において、画素電極9aの上層側には第1配向膜16
が形成されている。
第1基板10の一方面10sの側において、表示領域10aより外側の非表示領域10
cのうち、表示領域10aとシール材107とに挟まれた四角枠状のダミー領域10b(
周辺領域)にはダミー画素電極9bが形成されている。
第2基板20の一方面20sおよび他方面20tのうち、第1基板10と対向する一方
面20sの側には共通電極21が形成されている。共通電極21は、第2基板20の略全
面あるいは複数の帯状電極として複数の画素100aに跨って形成されている。本形態に
おいて、共通電極21は、第2基板20の略全面に形成されている。
第2基板20の一方面20sの側には、共通電極21の下層側に遮光層29が形成され
、共通電極21の表面には第2配向膜26が積層されている。遮光層29は、表示領域1
0aの外周縁に沿って延在する額縁部分29aとして形成されており、遮光層29の内周
縁によって表示領域10aが規定されている。また、遮光層29は、隣り合う画素電極9
aにより挟まれた画素間領域に重なるブラックマトリクス部29bとしても形成されてい
る。
第1配向膜16および第2配向膜26は、ポリイミドや無機配向膜等からなる。第1配
向膜16および第2配向膜26がポリイミド等からなる場合、第1配向膜16および第2
配向膜26の表面にはラビング処理が施されている。かかるラビング処理において、第1
配向膜16に対するラビング方向は、第1辺10eと平行あるいは略平行であり、第2配
向膜26に対するラビング方向は、第1配向膜16に対するラビング方向に対して交差す
る方向である。
液晶パネル100pにおいて、シール材107より外側には、第2基板20の一方面2
0sの側の4つの角部分に基板間導通用電極25が形成されており、第1基板10の一方
面10sの側には、第2基板20の4つの角部分(基板間導通用電極25)と対向する位
置に基板間導通用電極19が形成されている。本形態において、基板間導通用電極25は
、共通電極21の一部からなる。基板間導通用電極19には、共通電位Vcomが印加され
ている。基板間導通用電極19と基板間導通用電極25との間には、導電粒子を含んだ基
板間導通材19aが配置されており、第2基板20の共通電極21は、基板間導通用電極
19、基板間導通材19aおよび基板間導通用電極25からなる基板間導通部190を介
して第1基板10側に電気的に接続されている。このため、共通電極21は、第1基板1
0の側から共通電位Vcomが印加されている。シール材107は、略同一の幅寸法をもっ
て第2基板20の外周縁に沿って設けられているが、第2基板20の角部分と重なる領域
では基板間導通用電極19、25を避けて内側を通るように設けられている。
本形態において、電気光学装置100は透過型電気光学装置であり、画素電極9aおよ
び共通電極21は、ITO(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜等
の透光性導電膜により形成されている。かかる透過型の電気光学装置100では、例えば
、第2基板20の側から入射した光が第1基板10の側から出射される間に変調されて画
像を表示する。また、電気光学装置100が反射型の電気光学装置である場合、共通電極
21は、ITO膜やIZO膜等の透光性導電膜により形成され、画素電極9aは、アルミ
ニウム膜等の反射性導電膜により形成される。かかる反射型の電気光学装置100では、
第1基板10および第2基板20のうち、第2基板20の側から入射した光が第1基板1
0で反射して出射される間に変調されて画像を表示する。
電気光学装置100は、モバイルコンピューター、携帯電話機等といった電子機器のカ
ラー表示装置として用いることができ、この場合、第2基板20等には、カラーフィルタ
ー(図示せず)が形成される。また、電気光学装置100は、電子ペーパーとして用いる
ことができる。また、電気光学装置100では、使用する液晶層50の種類や、ノーマリ
ホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム
、偏光板等が液晶パネル100pに対して所定の向きに配置される。さらに、電気光学装
置100は、後述する投射型表示装置(液晶プロジェクター)において、RGB用のライ
トバルブとして用いることができる。この場合、RGB用の各電気光学装置100の各々
には、RGB色分解用のダイクロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光とし
て各々入射されることになるので、カラーフィルターは形成されない。
(第1基板10の電気的構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100の第1基板10の電気的構成
を示す説明図であり、図2(a)、(b)は、第1基板10の回路や配線の平面的なレイ
アウトを示す説明図、および画素の電気的構成を示す説明図である。なお、以下の説明に
おいて、接続端子102を介して第1基板10に入力される信号や電位に対応する配線に
ついては、「L」の後に信号や電位を示すアルファベット記号を付与して説明する。例え
ば、信号名称である「クロック信号CLX」に対応する配線について「クロック信号線L
CLX」とする。また、接続端子102に関しては、「T」の後に信号や電位を示すアル
ファベット記号を付与して説明する。例えば、信号名称である「クロック信号CLX」に
対応する接続端子102については「接続端子TCLX」とする。
図2(a)、(b)に示すように、電気光学装置100において、第1基板10には複
数の画素100aがマトリクス状に配列された画素電極配列領域10pが設けられている
。画素電極配列領域10pのうち、図1(b)に示す額縁部分29aの内縁で囲まれた領
域が表示領域10aであり、表示領域10aの外側がダミー領域10bである。
第1基板10では、画素電極配列領域10pの内側に、Y方向に沿って延在する複数本
のデータ線6aと、X方向に沿って延在する複数本の走査線3aとが形成されており、そ
れらの交点に対応する位置に画素100aが構成されている。複数の画素100aの各々
には、TFT等のトランジスターからなる画素スイッチング素子30、および画素電極9
aが形成されている。画素スイッチング素子30のソースにはデータ線6aが電気的に接
続され、画素スイッチング素子30のゲートには走査線3aが電気的に接続され、画素ス
イッチング素子30のドレインには、画素電極9aが電気的に接続されている。
第1基板10において、表示領域10a(画素電極配列領域10p)より外側の非表示
領域10cには、走査線駆動回路104(第1駆動回路104a、第2駆動回路104b
)、データ線駆動回路101、サンプリング回路103、基板間導通用電極19、検査回
路17、接続端子102等が構成されており、接続端子102から走査線駆動回路104
、データ線駆動回路101、サンプリング回路103、および基板間導通用電極19に向
けて複数の配線105が延在している。サンプリング回路103は、複数本のデータ線6
aにY方向の一方側Y1で電気的に接続しており、走査線駆動回路104は、複数本の走
査線3aにX方向で電気的に接続している。
各画素100aにおいて、画素電極9aは、図1を参照して説明した第2基板20に形
成された共通電極21と液晶層50を介して対向し、液晶容量50aを構成している。ま
た、各画素100aには、液晶容量50aで保持される画像信号の変動を防ぐために、液
晶容量50aと並列に保持容量55が付加されている。本形態では、保持容量55を構成
するために、複数の画素100aに跨って容量線5aが形成され、かかる容量線5aには
、共通電極21に印加される共通電位と同一の共通電位Vcomが印加されている。なお、
容量線5aは、走査線3aに沿ってX方向に沿って延在している構成、およびデータ線6
aに沿ってY方向に沿って延在している構成のいずれを採用してもよい。
接続端子102は、共通電位線用、走査線駆動回路用、画像信号用、およびデータ線駆
動回路用の4つの用途に大きく分類される複数の接続端子群により構成されている。具体
的には、複数の接続端子102は、共通電位線LVcom用として接続端子TVcomを含み、
走査線駆動回路104用として接続端子TSPY、接続端子TVSSY、接続端子TVD
DY、接続端子TCLY、および接続端子TCLYINVを含んでいる。また、複数の接続
端子102は、画像信号VID1〜VID6用として接続端子TVID1〜TVID6を
含み、データ線駆動回路101用として、接続端子TVSSX、接続端子TSPX、接続
端子TVDDX、接続端子TCLX、接続端子TCLXINV、接続端子TENB1〜TE
NB4、および接続端子TVSSXを含んでいる。
データ線駆動回路101は、シフトレジスター回路101c、波形選択回路101b、
およびバッファー回路101aを備えている。データ線駆動回路101において、シフト
レジスター回路101cは、外部制御回路から接続端子102(接続端子TVSSX、T
VDDX)および配線105(配線LVSSX、LVDDX)を介して供給される負電源
VSSXおよび正電源VDDXを電源として用い、外部制御回路から接続端子102(接
続端子TSPX)および配線105(配線LSPX)を介して供給されるスタート信号S
PXに基づいて転送動作を開始する。シフトレジスター回路101cは、接続端子102
(接続端子TCLX、TCLXINV)、および配線105(配線LCLX、LCLXINV)
を介して供給されるクロック信号CLXおよび逆位相クロック信号CLXINVに基づき、
転送信号を波形選択回路101bへ出力する。波形選択回路101bは、「イネーブル回
路」とも称され、シフトレジスター回路101cから出力される転送信号のパルス幅を、
外部制御回路から接続端子102(接続端子TENB1〜TENB4)および配線105
(配線LENB1〜LENB4)を介して供給されるイネーブル信号ENB1〜ENB4
のパルス幅に制限することにより、後述のサンプリング回路103における各サンプリン
グ期間を規定する。より具体的には、波形選択回路101bは、シフトレジスター回路1
01cの各段に対応して設けられたNAND回路およびインバーター等により構成されて
おり、シフトレジスター回路101cより出力される転送信号がハイレベルとされており
、かつ、イネーブル信号ENB1〜ENB4のいずれかがハイレベルとされているときに
のみデータ線6aが駆動されるように時間軸上における電位の選択制御を行う。バッファ
ー回路101aは、このように波形の選択が行われた転送信号をバッファリングした後、
サンプリング回路駆動信号として、サンプリング回路駆動信号線109を介してサンプリ
ング回路103に供給する。
サンプリング回路103は、画像信号をサンプリングするためのサンプリングスイッチ
108を複数備えて構成されている。本形態において、サンプリングスイッチ108は、
TFT等のトランジスターからなる。サンプリングスイッチ108のドレインには、デー
タ線6aが電気的に接続され、サンプリングスイッチ108のソースには、配線106を
介して配線105(画像信号線LVID1〜LVID6)が接続され、サンプリングスイ
ッチ108のゲートには、データ線駆動回路101に接続されたサンプリング回路駆動信
号線109が接続されている。そして、接続端子102(接続端子TVID1〜VID6
)を介して配線105(画像信号線LVID1〜LVID6)に供給された画像信号VI
D1〜VID6は、データ線駆動回路101からサンプリング回路駆動信号線109を通
じてサンプリング回路駆動信号が供給されるのに応じ、サンプリング回路103によりサ
ンプリングされ、各データ線6aに画像信号S1、S2、S3、・・Snとして供給され
る。本形態において、画像信号S1、S2、S3、・・Snは、6相にシリアル−パラレ
ル展開された画像信号VID1〜VID6の各々に対応して、6本のデータ線6aの組に
対してグループ毎に供給される。なお、画像信号の相展開数に関しては、6相に限られる
ものでなく、例えば、9相、12相、24相、48相等、複数相に展開された画像信号が
、その展開数に対応した数を一組としたデータ線6aの組に対して供給される。
走査線駆動回路104は、構成要素としてシフトレジスター回路およびバッファー回路
を備えている。走査線駆動回路104は、外部制御回路から接続端子102(接続端子T
VSSY、TVDDY)および配線105(配線LVSSY、LVDDY)を介して供給
される負電源VSSYおよび正電源VDDYを電源として用い、同じく外部制御回路から
接続端子102(接続端子TSPY)および配線105(配線LSPY)を介して供給さ
れるスタート信号SPYに応じて、その内蔵シフトレジスター回路の転送動作を開始する
。また、走査線駆動回路104は、接続端子102(接続端子TCLY、TCLYINV)
および配線105(配線LCLY、LCLYINV)を介して供給されるクロック信号CL
Yおよび逆位相クロック信号CLYINVに基づいて、所定のタイミングで走査線3aに走
査信号をパルス的に線順次で印加する。
第1基板10には、4つの基板間導通用電極19を通過するように配線105(共通電
位線LVcom)が形成されており、基板間導通用電極19には、接続端子102(接続端
子TVcom)および配線105(共通電位線LVcom)を介して共通電位Vcomが供給され
る。
なお、第1基板10において、表示領域10aに対してデータ線駆動回路101とは反
対側には検査回路17が構成されている。
(検査端子の構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100の第1基板10に形成した検
査端子の説明図である。なお、図3では、検査端子と表示領域10aとの位置関係が分か
りやすいように、表示領域10aを図1に比較して小さく表してある。
図2および図3に示すように、本形態の電気光学装置100において、第1基板10の
非表示領域10cには、走査線駆動回路104のシフトレジスター回路やデータ線駆動回
路101のシフトレジスター回路を検査する検査端子(第1検査端子11および第2検査
端子12)が形成されている。かかる検査端子(第1検査端子11および第2検査端子1
2)を用いた検査は、第1基板10を製造した後、第2基板20とシール材107によっ
て貼り合わされる前に行われる。このため、検査端子(第1検査端子11および第2検査
端子12)は、電気光学装置100の状態および液晶パネル100pの状態でシール材1
07によって覆われている。
本形態においては、図3に示すように、第1検査端子11および第2検査端子12は、
第1基板10の非表示領域10cのうち、表示領域10aを第1辺10eの延在方向(X
方向)に投影した投影範囲Yaに対して第2辺10hおよび第3辺10gの延在方向(Y
方向)にずれている。
より具体的には、第1基板10の非表示領域10cにおいて、第1駆動回路104a(
走査線駆動回路104)より第2辺10hに近い位置には、複数の第1検査端子11が形
成されている。複数の第1検査端子11の一部は、表示領域10aを第1辺10eの延在
方向(X方向)に投影した投影範囲Yaに対してY方向の一方側Y1にずれた位置に形成
されており、他の一部は、投影範囲Yaに対してY方向の他方側Y2にずれた位置に形成
されている。本形態において、第1検査端子11は、計4つであり、投影範囲Yaに対し
てY方向の一方側Y1に2つ配置され、投影範囲Yaに対してY方向の他方側Y2にずれ
た位置に他の2つが配置されている。本形態において、複数の第1検査端子11は、第2
辺10hに沿って一列に配列されている。
また、第1基板10の非表示領域10cにおいて、第2駆動回路104b(走査線駆動
回路104)より第3辺10gに近い位置には、複数の第2検査端子12が形成されてい
る。ここで、複数の第1検査端子11と複数の第2検査端子12は、表示領域10aを挟
んで線対称に配置されている。より具体的には、複数の第2検査端子12の一部は、投影
範囲Yaに対してY方向の一方側Y1にずれた位置に形成されており、他の一部は、投影
範囲Yaに対してY方向の他方側Y2にずれた位置に形成されている。本形態において、
第2検査端子12は、計4つであり、投影範囲Yaに対してY方向の一方側Y1に2つ配
置され、投影範囲Yaに対してY方向の他方側Y2にずれた位置に他の2つが配置されて
いる。本形態において、複数の第2検査端子12は、第3辺10gに沿って一列に配列さ
れている。
4つの第1検査端子11には、第1駆動回路104aおよびデータ線駆動回路101へ
の検査パルスの入力を制御するスイッチング素子を制御するための検査端子11a、第1
駆動回路104aおよびデータ線駆動回路101に検査パルスを入力するための検査端子
11b、第1駆動回路104aから出力されるエンドパルスを検出するための検査端子1
1c、およびデータ線駆動回路101から出力されるエンドパルスを検出するための検査
端子11dが含まれている。また、4つの第2検査端子12には、第2駆動回路104b
およびデータ線駆動回路101への検査パルスの入力を制御するスイッチング素子を制御
するための検査端子12a、第2駆動回路104bおよびデータ線駆動回路101に検査
パルスを入力するための検査端子12b、第1駆動回路104aから出力されるエンドパ
ルスを検出するための検査端子12c、およびデータ線駆動回路101から出力されるエ
ンドパルスを検出するための検査端子12dが含まれている。
(本形態の主な効果)
図4は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100における効果を説明するため
の説明図であり、大型基板10wに複数の第1基板10を形成した後、大型基板10wを
切断する前の状態を示してある。
本形態の電気光学装置100において、第1基板10の非表示領域10cには、第2辺
10hに沿って複数の第1検査端子11が形成され、第3辺10gに沿って複数の第2検
査端子12が形成されているが、第1検査端子11および第2検査端子12は、表示領域
10aをX方向に投影した投影範囲Yaに対してY方向にずれている。このため、図4に
示すように、第1基板10に対して水洗やウエット処理を行う際、接続端子102の影響
を避けて第1辺10eを上下方向に向けても処理を行っても、第1検査端子11および第
2検査端子12から表示領域10aに洗浄水や処理液が筋状に垂れるという事態が発生し
にくい。従って、表示領域10aに不純物が付着する事態等を回避することができるので
、表示領域10aの表面性状のばらつきを抑制することができる。それ故、第1基板10
の第2辺10hおよび第3辺10gに沿って第1検査端子11および第2検査端子12を
設けた場合でも、第1検査端子11および第2検査端子12に起因する表示品位の低下を
抑制することができる。
また、接続端子102の影響を避けて、第1配向膜16に対してX方向に平行あるいは
略平行な方向にラビング処理を行っても、第1検査端子11および第2検査端子12に起
因するスジ等が第1配向膜16に発生しにくい。それ故、第1基板10の第2辺10hお
よび第3辺10gに沿って第1検査端子11および第2検査端子12を設けた場合でも、
第1検査端子11および第2検査端子12に起因する表示品位の低下を抑制することがで
きる。
また、複数の第1検査端子11および第2検査端子12は、第2辺10hおよび第3辺
10gに沿って一列に配置されているため、X方向において、第1検査端子11および第
2検査端子12が占めるスペースの幅を狭くすることができる。
さらに、複数の第1検査端子11および複数の第2検査端子12の一部は、投影範囲Y
aに対してY方向の一方側Y1にずれた位置に設けられ、他の一部は、投影範囲Yに対し
てY方向の他方側Y2にずれた位置に設けられている。このため、スペース的な余裕がな
い場合でも、走査線駆動回路104およびデータ線駆動回路101に近い位置に検査端子
11c、11d、12c、12dを設けることができる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置100の第1基板10に形成した検
査端子の説明図である。なお、本形態および後述する実施の形態3の基本的な構成は、実
施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略
する。
図5に示すように、本形態でも、実施の形態1と同様、第1検査端子11および第2検
査端子12は、第1基板10の非表示領域10cのうち、表示領域10aを第1辺10e
の延在方向(X方向)に投影した投影範囲Yaに対して第2辺10hおよび第3辺10g
の延在方向(Y方向)にずれている。
ここで、複数の第1検査端子11はいずれも、投影範囲Yaに対してY方向の一方側Y
1にずれた位置において、第2辺10hに沿って一列に配列されている。また、複数の第
2検査端子12はいずれも、投影範囲Yaに対してY方向の一方側Y1にずれた位置にお
いて、第3辺10gに沿って一列に配列されている。このため、複数の第1検査端子11
および複数の第2検査端子12が各々、纏まった位置にある。従って、検査の際に複数の
第1検査端子11および複数の第2検査端子12に当接させる検査プローブを小型化でき
る等の利点がある。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置100の第1基板10に形成した検
査端子の説明図である。
図6に示すように、本形態でも、実施の形態1と同様、第1検査端子11および第2検
査端子12は、第1基板10の非表示領域10cのうち、表示領域10aを第1辺10e
の延在方向(X方向)に投影した投影範囲Yaに対して第2辺10hおよび第3辺10g
の延在方向(Y方向)にずれている。
ここで、複数の第1検査端子11の一部(検査端子11c、11d)は、第1基板10
に形成されているが、他の一部(検査端子11a、11b)は、大型基板10wにおいて
、第1基板10が切り出される領域に対して、Y方向の一方側Y1で隣り合う位置から切
り出される基板10′に形成されている。従って、第1基板10には、大型基板10wに
おいて、第1基板10が切り出される領域に対して、Y方向の他方側Y2で隣り合う位置
から切り出される基板10″の検査端子(検査端子11a、11b)も形成されている。
同様に、複数の第2検査端子12の一部(検査端子12c、12d)は、第1基板10に
形成されているが、他の一部(検査端子12a、12b)は、大型基板10wにおいて、
第1基板10が切り出される領域に対して、Y方向の一方側Y1で隣り合う位置から切り
出される基板10′に形成されている。従って、第1基板10には、大型基板10wにお
いて、第1基板10が切り出される領域に対して、Y方向の他方側Y2で隣り合う位置か
ら切り出される基板10″の検査端子(検査端子12a、12b)も形成されている。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、1つの第1基板10に計8つの検査端子(第1検査端子11およ
び第2検査端子12)が形成されていたが、複数の検査端子であれば、8つ未満あるいは
9つ以上の検査端子が形成されている場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、第1基板10において、X方向の2個所に走査線駆動回路104
(第1駆動回路104aおよび第2駆動回路104b)が形成されていたが、X方向の1
個所に走査線駆動回路104が形成されている場合に本発明を適用してもよい。また、上
記実施の形態では、第1基板10にデータ線駆動回路101が形成されていたが、データ
線駆動回路101が形成されている場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、第1配向膜16および第2配向膜26にラビング処理を行う構成
であったが、第1配向膜16および第2配向膜26が斜方蒸着された無機配向膜である場
合に本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、電気光学装置として液晶装置を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレ
イ、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-Conduction Electron-Emitte
r Display)、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置等の液晶装置に本
発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
(投射型表示装置および光学ユニットの構成例)
図7は、本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)および光学ユニットの概略構成
図である。
図7に示す投射型表示装置110は、観察者側に設けられたスクリーン111に光を照
射し、このスクリーン111で反射した光を観察する、いわゆる投影型の投射型表示装置
である。投射型表示装置110は、光源112を備えた光源部130と、ダイクロイック
ミラー113、114と、液晶ライトバルブ115〜117と、投射光学系118と、ク
ロスダイクロイックプリズム119(合成光学系)と、リレー系120とを備えており、
電気光学装置100およびクロスダイクロイックプリズム119は、光学ユニット200
を構成している。
光源112は、赤色光R、緑色光G、および青色光Bを含む光を供給する超高圧水銀ラ
ンプで構成されている。ダイクロイックミラー113は、光源112からの赤色光Rを透
過させるとともに、緑色光G、および青色光Bを反射する構成となっている。また、ダイ
クロイックミラー114は、ダイクロイックミラー113で反射された緑色光Gおよび青
色光Bのうち青色光Bを透過させるとともに緑色光Gを反射する構成となっている。この
ように、ダイクロイックミラー113、114は、光源112から出射した光を赤色光R
と緑色光Gと青色光Bとに分離する色分離光学系を構成する。
ここで、ダイクロイックミラー113と光源112との間には、インテグレーター12
1および偏光変換素子122が光源112から順に配置されている。インテグレーター1
21は、光源112から照射された光の照度分布を均一化する構成となっている。また、
偏光変換素子122は、光源112からの光を、例えばs偏光のような特定の振動方向を
有する偏光にする構成となっている。
液晶ライトバルブ115は、ダイクロイックミラー113を透過して反射ミラー123
で反射した赤色光を画像信号に応じて変調する透過型の電気光学装置である。液晶ライト
バルブ115は、λ/2位相差板115a、第1偏光板115b、電気光学装置100(
赤色用液晶パネル100R)、および第2偏光板115dを備えている。ここで、液晶ラ
イトバルブ115に入射する赤色光Rは、ダイクロイックミラー113を透過しても光の
偏光は変化しないことから、s偏光のままである。
λ/2位相差板115aは、液晶ライトバルブ115に入射したs偏光をp偏光に変換
する光学素子である。また、第1偏光板115bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させ
る偏光板である。そして、電気光学装置100(赤色用液晶パネル100R)は、p偏光
を画像信号に応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換す
る構成となっている。さらに、第2偏光板115dは、p偏光を遮断してs偏光を透過さ
せる偏光板である。したがって、液晶ライトバルブ115は、画像信号に応じて赤色光R
を変調し、変調した赤色光Rをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する構
成となっている。
なお、λ/2位相差板115a、および第1偏光板115bは、偏光を変換させない透
光性のガラス板115eに接した状態で配置されており、λ/2位相差板115a、およ
び第1偏光板115bが発熱によって歪むのを回避することができる。
液晶ライトバルブ116は、ダイクロイックミラー113で反射した後にダイクロイッ
クミラー114で反射した緑色光Gを画像信号に応じて変調する透過型の電気光学装置で
ある。かかる液晶ライトバルブ116は、液晶ライトバルブ115と同様に、第1偏光板
116b、電気光学装置100(緑色用液晶パネル100G)、および第2偏光板116
dを備えている。液晶ライトバルブ116に入射する緑色光Gは、ダイクロイックミラー
113、114で反射されて入射するs偏光である。第1偏光板116bは、p偏光を遮
断してs偏光を透過させる偏光板である。また、電気光学装置100(緑色用液晶パネル
100G)は、s偏光を画像信号に応じた変調によってp偏光(中間調であれば円偏光又
は楕円偏光)に変換する構成となっている。そして、第2偏光板116dは、s偏光を遮
断してp偏光を透過させる偏光板である。したがって、液晶ライトバルブ116は、画像
信号に応じて緑色光Gを変調し、変調した緑色光Gをクロスダイクロイックプリズム11
9に向けて出射する構成となっている。
液晶ライトバルブ117は、ダイクロイックミラー113で反射し、ダイクロイックミ
ラー114を透過した後でリレー系120を経た青色光Bを画像信号に応じて変調する透
過型の電気光学装置である。かかる液晶ライトバルブ117は、液晶ライトバルブ115
、116と同様に、λ/2位相差板117a、第1偏光板117b、電気光学装置100
(青色用液晶パネル100B)、および第2偏光板117dを備えている。ここで、液晶
ライトバルブ117に入射する青色光Bは、ダイクロイックミラー113で反射してダイ
クロイックミラー114を透過した後にリレー系120の後述する2つの反射ミラー12
5a、125bで反射することから、s偏光となっている。
λ/2位相差板117aは、液晶ライトバルブ117に入射したs偏光をp偏光に変換
する光学素子である。また、第1偏光板117bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させ
る偏光板である。そして、電気光学装置100(青色用液晶パネル100B)は、p偏光
を画像信号に応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換す
る構成となっている。さらに、第2偏光板117dは、p偏光を遮断してs偏光を透過さ
せる偏光板である。したがって、液晶ライトバルブ117は、画像信号に応じて青色光B
を変調し、変調した青色光Bをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する構
成となっている。なお、λ/2位相差板117a、および第1偏光板117bは、ガラス
板117eに接した状態で配置されている。
リレー系120は、リレーレンズ124a、124bと反射ミラー125a、125b
とを備えている。リレーレンズ124a、124bは、青色光Bの光路が長いことによる
光損失を防止するために設けられている。ここで、リレーレンズ124aは、ダイクロイ
ックミラー114と反射ミラー125aとの間に配置されている。また、リレーレンズ1
24bは、反射ミラー125a、125bの間に配置されている。反射ミラー125aは
、ダイクロイックミラー114を透過してリレーレンズ124aから出射した青色光Bを
リレーレンズ124bに向けて反射するように配置されている。また、反射ミラー125
bは、リレーレンズ124bから出射した青色光Bを液晶ライトバルブ117に向けて反
射するように配置されている。
クロスダイクロイックプリズム119は、2つのダイクロイック膜119a、119b
をX字型に直交配置した色合成光学系である。ダイクロイック膜119aは青色光Bを反
射して緑色光Gを透過する膜であり、ダイクロイック膜119bは赤色光Rを反射して緑
色光Gを透過する膜である。従って、クロスダイクロイックプリズム119は、液晶ライ
トバルブ115〜117の各々で変調された赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとを合成し、
投射光学系118に向けて出射するように構成されている。
なお、液晶ライトバルブ115、117からクロスダイクロイックプリズム119に入
射する光はs偏光であり、液晶ライトバルブ116からクロスダイクロイックプリズム1
19に入射する光はp偏光である。このようにクロスダイクロイックプリズム119に入
射する光を異なる種類の偏光としていることで、クロスダイクロイックプリズム119に
おいて各液晶ライトバルブ115〜117から入射する光を合成できる。ここで、一般に
、ダイクロイック膜119a、119bはs偏光の反射トランジスター特性に優れている
。このため、ダイクロイック膜119a、119bで反射される赤色光R、および青色光
Bをs偏光とし、ダイクロイック膜119a、119bを透過する緑色光Gをp偏光とし
ている。投射光学系118は、投影レンズ(図示略)を有しており、クロスダイクロイッ
クプリズム119で合成された光をスクリーン111に投射するように構成されている。
(他の投射型表示装置)
投射型表示装置においては、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い、
かかるLED光源から出射された色光を各々、別の電気光学装置に供給するように構成し
てもよい。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学装置100については、上記の電子機器の他にも、携帯電話
機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、カメラ
のファインダー、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話、POS端末、タッ
チパネルを備えた機器等の電子機器において直視型表示装置として用いてもよい。
9a・・画素電極、10・・第1基板、10a・・表示領域、10c・・非表示領域、1
0e・・第1辺、10g・・第3辺、10h・・第2辺、10w・・大型基板、11・・
第1検査端子、11a〜11d・・検査端子、12・・第2検査端子、12a〜12d・
・検査端子、16・・第1配向膜、20・・第2基板、21・・共通電極、50・・液晶
層、100p・・液晶パネル、101・・データ線駆動回路、102・・接続端子、10
4・・走査線駆動回路、104a・・第1駆動回路、104b・・第2駆動回路、107
・・シール材、Ya・・投影範囲

Claims (9)

  1. 第1基板の表示領域に対して外側の非表示領域において前記第1基板の第1辺に沿って
    配列された複数の接続端子と、
    前記非表示領域において前記第1基板の前記第1辺に隣接する第2辺に沿って配置され
    た第1駆動回路と、
    前記非表示領域において前記第2辺に沿って配置された複数の第1検査端子と、
    を有し、
    前記複数の第1検査端子は、前記表示領域を前記第1辺の延在方向に投影した投影範囲
    に対して前記第2辺の延在方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする電気光学
    装置。
  2. 前記複数の第1検査端子は、前記第2辺に沿って一列に配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記複数の第1検査端子の一部の端子は、前記投影範囲に対して前記第2辺の延在方向
    の一方側にずれた位置に設けられ、他の一部の端子は、前記投影範囲に対して前記第2辺
    の延在方向の他方側にずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の電気光学装置。
  4. 前記複数の第1検査端子は、前記投影範囲に対して前記第2辺の延在方向の一方側にず
    れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  5. 前記非表示領域において前記第1基板の前記第2辺と対向する第3辺に沿って配置され
    た第2駆動回路と、
    前記非表示領域において前記第3辺に沿って配置された複数の第2検査端子を有し、
    前記複数の第2検査端子は、前記表示領域を前記第1辺の延在方向に投影した範囲に対
    して前記第3辺の延在方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    4の何れか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記複数の第1端子と前記複数の第2検査端子は、前記表示領域を挟んで線対称に配置
    されていることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記第1基板に対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる枠
    状のシール材と、前記シール材で囲まれた領域に配置された液晶層と、を有し、
    前記第1基板の前記液晶層と接する面に第1配向膜が形成され、
    前記第2基板の前記液晶層と接する面に第2配向膜が形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記第1配向膜は、前記第1辺と平行または略平行な方向にラビングが施されている請
    求項1乃至7の何れか一項に記載の電気光学装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子
    機器。
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