JP2016099079A - Cooler - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、冷媒を用いて発熱体を冷却する冷却器に関する。 The present invention relates to a cooler that cools a heating element using a refrigerant.
流体が封入された流体容器内の流体を加熱する加熱部と、その加熱部により加熱され気化した蒸気を冷却する冷却部とを有する蒸気エンジンが、特許文献1に開示されている。その特許文献1の蒸気エンジンは、蒸気の膨脹圧力により液体を流動変位させて機械的エネルギを出力するとともに、蒸気を冷却部にて冷却して液化することにより流体容器内の流体を自励振動変位させる。
特許文献1の蒸気エンジンは、上述のように機械的エネルギを出力するものであるが、機械的エネルギを得ることとは別の目的に活用することができる。例えば、発明者らは、加熱部から冷却部への熱移動が流体容器内での流体の自励振動変位により促進されるので、冷却すべき発熱体で加熱部を構成したとすれば、その発熱体を冷却するための冷媒流体として流体容器内の流体を用いることができると考えた。すなわち、特許文献1の蒸気エンジンを、その発熱体を冷却する冷却器として活用することが可能であると考えた。
Although the steam engine of
ここで、特許文献1の蒸気エンジンのような構成を有する冷却器において、冷媒の沸騰熱伝達率や沸点を所望の値に設定できることが好ましい。
Here, in the cooler having a configuration like the steam engine of
しかしながら、冷媒流体の沸点は体積変化吸収部にかかる圧力によって変わり、沸騰熱伝達率は、その結果生じる作動内圧(冷媒流体が気化して生じた蒸気の圧力)、特に平均作動内圧(作動内圧の平均値)によって変わるところ、特許文献1の蒸気エンジンでは、体積変化吸収部(ピストン部)にかかる圧力は大気圧のため、冷媒流体の沸点は大気圧下における沸点となる。また、平均作動内圧は体積変化吸収部にかかる圧力に略一致するため、大気圧に固定されることになる。従って、特許文献1の蒸気エンジンを有する冷却器をこのまま活用しただけでは、冷媒流体の沸騰熱伝達率や沸点を所望の値に設定することはできない。
However, the boiling point of the refrigerant fluid changes depending on the pressure applied to the volume change absorption part, and the boiling heat transfer coefficient is determined as a result of the operating internal pressure (the pressure of the vapor generated by the vaporization of the refrigerant fluid), particularly the average operating internal pressure (of the operating internal pressure). However, in the steam engine disclosed in
本発明は上記点に鑑みて、冷媒流体の自励振動変位を伴い発熱体を冷却する冷却器において、冷媒流体の沸騰熱伝達率や沸点を所望の値に設定できる構成を提供することを目的とする。 In view of the above points, the present invention has an object to provide a configuration in which a boiling heat transfer coefficient and a boiling point of a refrigerant fluid can be set to desired values in a cooler that cools a heating element with self-excited vibration displacement of the refrigerant fluid. And
上記目的を達成するため、請求項1に記載の冷却器の発明では、発熱体(12)が収容される発熱体収容空間(14a)を形成している発熱体収容壁(141)を有し、発熱体からの熱により、発熱体収容空間内に入っている冷媒流体を加熱し気化させる加熱部(14)と、発熱体収容空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、加熱部で気化され冷却部空間へ流入してきた冷媒流体を冷却して液化させる冷却部(16)と、冷却部空間と連通している吸収部空間(28a)を形成しており、冷媒流体の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(28)と、を備え、以下の特徴を有する。すなわち、発熱体収容空間、冷却部空間、及び吸収部空間は全体として、冷媒流体が封入された冷媒封入空間(32)を構成し、加熱部および冷却部は、冷媒流体に気化と液化とを繰り返させることにより、冷媒封入空間内で冷媒流体を自励振動させ、冷媒流体の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするために冷媒封入空間を加圧する加圧手段(40、41、42、43、44、45、46、47)、及び、冷媒流体の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットするために冷媒封入空間を減圧する減圧手段(45、46、47)のうちの少なくとも一方を有するオフセット手段が備えられていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention of the cooler according to
このため、吸収部が加圧され、冷媒封入空間が加圧され、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高くすることができる。これにより、冷媒の沸騰熱伝達率を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも高くすることができる。また、吸収部が減圧され、冷媒封入空間が減圧され、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも低くすることができる。これにより、冷媒の沸点を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも低くすることができる。 For this reason, an absorption part is pressurized, a refrigerant | coolant enclosure space is pressurized, and the average operating internal pressure of a refrigerant | coolant can be made higher than atmospheric pressure. Thereby, the boiling heat transfer coefficient of a refrigerant | coolant can be made higher than the case where the average operating internal pressure of a refrigerant | coolant is atmospheric pressure. Moreover, the absorption part is depressurized, the refrigerant enclosure space is depressurized, and the average operating internal pressure of the refrigerant can be made lower than the atmospheric pressure. Thereby, the boiling point of a refrigerant | coolant can be made lower than the case where the average operating internal pressure of a refrigerant | coolant is atmospheric pressure.
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。 In addition, each code | symbol in the parenthesis described in this column and the claim respond | corresponds to each code | symbol described in embodiment mentioned later.
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, the same or equivalent parts are denoted by the same reference numerals in the drawings.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る冷却器10について図1〜図3を参照して説明する。冷却器10は、その冷却器10内に封入された冷媒流体(以下、単に冷媒ということもある)を利用して発熱体12を冷却する。図1に示すように、冷却器10は、加熱部14、冷却部16、伸縮部28、カバー40および高圧ガス41を備えている。冷却器10の冷媒は、常温では液体で、発熱体12により加熱されることにより沸騰する流体である。なお、図1の矢印DR1は、冷却器10が設置された状態での上下方向DR1すなわち鉛直方向DR1を表している。
(First embodiment)
A
発熱体12は、冷却器10により冷却される部材であり、具体的には、冷却が必要な半導体素子などである。一例を挙げれば、インバータの半導体素子モジュールである。発熱体12の電気端子12a、12bは加熱部14から突き出ており、発熱体12は、その電気端子12a、12bに通電されることにより発熱する。
The
加熱部14には、発熱体12が収容される発熱体収容空間14aが形成されており、加熱部14は、その発熱体収容空間14a内に発熱体12を有している。そして、加熱部14は、その発熱体12からの熱により、発熱体収容空間14a内に入っている冷媒すなわち冷媒流体を加熱し気化させる。
A heating element accommodating
詳細には、加熱部14は、加熱部空間としての発熱体収容空間14aを形成している箱状の発熱体収容壁141を備えている。そして、その発熱体収容壁141内において、発熱体12は、発熱体12まわりが気体または液体の冷媒で満たされるように収容されている。例えば本実施形態では、発熱体収容空間14a全体が気体または液体の冷媒で満たされており、その冷媒が全て液体となっているときには発熱体12全体もしくは一部が液体の冷媒に漬かるようになっている。なお、発熱体収容空間14aの冷却部16側である一端は後述の冷却部16の冷却部空間16aに連通しているが、発熱体収容空間14aの他端は閉塞されている。
Specifically, the
冷却部16は、発熱体収容空間14aと連通している冷却部空間16aを形成しており、加熱部14で気化され冷却部空間16aへ流入してきた気体の冷媒を冷却して液化させる。具体的に冷却部16は、冷却部壁161と冷却装置162とを備えている。冷却部16は、加熱部14に対し水平方向に並んで配置されている。
The
冷却部壁161は管状の形状を成しており、その内側に冷却部空間16aを形成している。冷却装置162は、冷却部壁161の周りに設けられた多数の冷却フィン162aから構成されている。そして、冷却装置162は、冷却部空間16a内の冷媒を、外気と熱交換させることにより冷却する。すなわち、冷却部16は、冷媒を冷却する際に、その冷媒からの熱を、冷却部16の外部すなわち冷却部16まわりの外部空間16bへ放熱する。
The
冷却部壁161は、高い放熱性能が得られるように、例えば薄肉の金属、好ましくは薄肉のアルミニウム合金で構成されている。また、冷却部壁161、冷却装置162、および発熱体収容壁141は一体となって、アルミニウム合金等の金属から成り冷媒が収容される1つの冷媒容器を構成している。
The cooling
冷却部空間16aは管状に形成された空間であり、その長手方向に直交する管路断面積が極めて小さい管路で構成されている。そのため、冷却部空間16a内に冷媒の気液界面26が存在する場合には、その気液界面26は、重力方向に拘わらず、冷媒の表面張力により、冷却部空間16aの長手方向を向くように維持される。すなわち、冷却部空間16aの長手方向において、気液界面26を境に加熱部14側には気体冷媒が存在し、その反対側には液体冷媒が存在する。
The
例えば、冷媒が加熱部14で加熱されることにより、気体になった冷媒の体積が増すほど、冷却部空間16a内において気液界面26は、発熱体収容空間14aから遠ざかる方向すなわち図1の左方向に移動する。そうすると、冷却部16は、液体冷媒も冷却するが、それと共に、加熱部で気化された気体冷媒も冷却し凝縮させる。
For example, the gas-
伸縮部28は、冷媒の加熱および冷却によって発熱体収容空間14a内および冷却部空間16a内で生じる冷媒の体積変化を吸収する。すなわち、伸縮部28は、その冷媒の体積変化を吸収する吸収部として機能する。そして、伸縮部28は、伸縮部28の内側に、冷却部空間16aと連通している吸収部空間としての伸縮部空間28aを形成している。
The expansion /
伸縮部28は、例えば蛇腹(ベローズ)等で構成される。図1に示すように、本実施形態に係る冷却器10では、伸縮部28は、冷却部壁161に固定された蛇腹によって構成されており、上下方向DR1に伸縮する。伸縮部28が上下に伸縮すると、それに伴い、伸縮部空間28aも上下に伸縮する。伸縮部空間28a内は液体冷媒で満たされている。
The expansion /
また、伸縮部28の下端は冷却部壁161に対して固定されており、伸縮部空間28aの下端は冷却部空間16aに連通している。その一方で、伸縮部28の上端は伸縮部空間28aを閉塞するように構成されており、伸縮部空間28aの上端は閉塞されている。従って、この伸縮部空間28a、上述の発熱体収容空間14a、および冷却部空間16aは全体として、冷媒が封入された一空間としての気密な冷媒封入空間32を構成している。そして、冷却部空間16a内の冷媒が伸縮部空間28a内へ流入すると、伸縮部空間28aが伸びて伸縮部28の上端が上昇する。逆に、伸縮部空間28aが縮んで伸縮部28の上端が下降すると、伸縮部空間28a内の冷媒が冷却部空間16a内へ流出する。すなわち、その冷媒は、伸縮部28を伸縮作動させる作動流体として機能している。
Moreover, the lower end of the expansion-
また、図1に示すように、本実施形態に係る冷却器10では、伸縮部28を密封するためのカバー40が、冷却部壁161に備えられている。すなわち、本実施形態に係る冷却器10では、このカバー40、冷却部壁161、および伸縮部28によって囲まれた空間31、すなわち伸縮部28を挟んで伸縮部空間28a(冷媒封入空間32)と反対側の空間において伸縮部28が密封されている。なお、カバー40は、後述する高圧ガス41を通し難い材料であれば、特に材質が限定されるものではない。
Further, as shown in FIG. 1, in the cooler 10 according to the present embodiment, a
そして、この空間31には、大気圧よりも高い圧力のガス(以下、高圧ガスという)41が封入されている(以下、この空間31をガス封入空間31という)。ここでいう「大気圧よりも高い」とは、伸縮部28が最も伸びているときであっても伸縮部28が最も縮んでいるときであっても大気圧よりも高いことを意味している。この高圧ガスは、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高くするために備えられたガスであり、種類が限定されるものではないが、空気、N2、He等の圧縮ガスで構成される。そして、本実施形態に係る冷却器10では、この高圧ガス41によって伸縮部28が加圧されることにより、冷媒封入空間32が加圧され、冷媒の平均作動内圧(冷媒流体が気化して生じた蒸気の圧力の平均値)が大気圧よりも高くなっている。すなわち、本実施形態に係る冷却器10では、カバー40および高圧ガス41が、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットする冷媒封入空間32を加圧する加圧手段(オフセット手段)として機能している。なお、図2において、高圧ガス41による加圧量と冷媒の平均作動内圧との関係を示してある。
The
なお、冷媒の作動内圧は、圧力センサを用いて発熱体収容空間14aの圧力を計測すること等の方法によって測定され得る。そして、測定した作動内圧の平均値が上記の平均作動内圧となる。ここでいう「平均作動内圧」としては、冷媒の膨張時と収縮時において測定された複数の測定値(作動内圧)における平均値だけでなく、複数の測定値における最小値と最大値の平均値等も含む。
The operating internal pressure of the refrigerant can be measured by a method such as measuring the pressure in the heating
ここで、ある圧力p0における沸騰熱伝達率をh0、臨界圧力をpcrとしたとき、以下の数式の関係が成立し、圧力pが高くなると沸騰熱伝達率hが高くなる。 Here, when the boiling heat transfer coefficient at a certain pressure p 0 is h 0 and the critical pressure is p cr , the following mathematical relationship is established, and the boiling heat transfer coefficient h increases as the pressure p increases.
以上説明したように、本実施形態に係る冷却器10では、オフセット手段であるカバー40および高圧ガス41を備えることで、伸縮部28が加圧され、冷媒封入空間32が加圧されることにより、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高くすることができる。これにより、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の沸騰熱伝達率を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも高くすることができる。その結果、冷却器10の冷却効果を高くすることができる。なお、図3において、高圧ガス41による加圧量と冷媒の平均沸騰熱伝達率との関係を示してある。ここで、図2、図3に示すように、平均作動内圧および平均沸騰熱伝達率を十分に高くするためには、オフセット手段(高圧ガス41)による加圧量を20kPa以上とすることが好ましく、特に、40kPa以上とすることが好ましい。
As described above, in the cooler 10 according to the present embodiment, by providing the
このように構成された冷却器10では、発熱体収容空間14a内の液体冷媒が発熱体12により加熱されて気化すると冷媒の気体部分が増し、それと共に冷媒全体の体積が増加し伸縮部28の上端が上昇する。冷媒の気体部分がある程度増し例えば気液界面26が図1のように冷却部空間16a内に入ると、冷却部16が、その冷媒の気体部分を冷却し凝縮させる。
In the cooler 10 configured as described above, when the liquid refrigerant in the heating
冷媒の気体部分が凝縮することにより気体部分が少なくなると、それと共に冷媒全体の体積が減少し伸縮部28の上端が下降する。そして、発熱体12の一部または全部が液体の冷媒に浸かるようになる。発熱体12が液体の冷媒に浸かると、上述したように再び発熱体収容空間14a内の液体の冷媒が加熱されて蒸発する。
When the gas portion is reduced by condensing the gas portion of the refrigerant, the entire volume of the refrigerant is reduced at the same time, and the upper end of the expansion /
このように、冷却器10において加熱部14および冷却部16は、冷媒に蒸発と凝縮とを繰り返させることにより、冷媒封入空間32内で冷媒の気液界面26を自励振動させる。要するに、冷媒封入空間32内で冷媒を自励振動させる。そして、伸縮部28は、その冷媒の自励振動に伴う冷媒全体の体積変化を吸収する。更に、伸縮部28は、所定のばね定数を持っているので、その伸縮部28の伸縮方向における釣合い点に向って伸縮量に応じた反力を生じ、冷媒の自励振動を補助する役割を果たす。
Thus, in the cooler 10, the
この気液界面26の自励振動すなわち冷媒の自励振動に伴い冷媒が蒸発と凝縮とを繰り返すことで、発熱体12から冷媒を介し外気に至る熱伝達経路において高い熱伝達率を得つつ、発熱体12の熱を、冷媒と冷却部壁161と冷却装置162とを介し、冷却部16から外気へ放出させることができる。
While the refrigerant repeats evaporation and condensation along with the self-excited vibration of the gas-
また、冷却部空間16a内および伸縮部空間28a内において気液界面26から離れた部位の液体冷媒はサブクール状態になっている。従って、そのサブクール状態の液体冷媒が、伸縮部28の上端が下降すると共に発熱体12まわりに流れ込むので、発熱体12を冷却する高い冷却性能を得ることができる。
In addition, the liquid refrigerant in a part away from the gas-
上記したように、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするオフセット手段であるカバー40および高圧ガス41を備える構成とされている。
As described above, the cooler 10 according to the present embodiment includes the
このため、本実施形態に係る冷却器10では、伸縮部28が加圧され、冷媒封入空間32が加圧され、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高くすることができる。これにより、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の沸騰熱伝達率を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも高くすることができる。
For this reason, in the cooler 10 according to the present embodiment, the expansion /
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態では、伸縮部28を、冷却部壁161に固定された蛇腹によって構成しているが、図4に示すように、伸縮部28を、カバー40に固定された薄膜(ダイヤフラム)によって構成しても良い。伸縮部28(薄膜)は、その周縁部がカバー40に固定され、その中央部が上下方向DR1に伸縮する。この伸縮部28が上下に伸縮すると、それに伴い、伸縮部空間28aも上下に伸縮する。この例の場合、蛇腹の場合に比べて、伸縮部28が伸縮し易くなる。なお、この薄膜は、金属製薄膜、樹脂製薄膜などで構成され、溶接、ろう付け等によってカバー40に固定される。
(Modification of the first embodiment)
In the first embodiment, the expansion /
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、オフセット手段の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(Second Embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the configuration of the offset unit is changed with respect to the first embodiment, and the other parts are the same as those in the first embodiment, and thus the description thereof is omitted here.
第1実施形態に係る冷却器10では、カバー40および高圧ガス41によって、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットする冷媒封入空間32を加圧する加圧手段(オフセット手段)を構成していた。しかしながら、本実施形態に係る冷却器10では、蛇腹で構成された伸縮部28の上端に固定された錘42によって加圧手段(オフセット手段)を構成している。
In the cooler 10 according to the first embodiment, the
そして、本実施形態に係る冷却器10では、この錘42の重量によって伸縮部28が加圧されることにより、冷媒封入空間32が加圧され、冷媒の平均作動内圧が大気圧よりも高くなっている。その結果、冷却器10の冷却効果を高くすることができる。なお、錘42は、伸縮部28が上下に伸縮する際の慣性を増す機能を有し、高密度の部材であれば良く、例えば鉄で構成されている。
And in the cooler 10 which concerns on this embodiment, when the expansion-
このように、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするオフセット手段である錘42を備える構成とされている。
As described above, the cooler 10 according to this embodiment includes the
このため、本実施形態に係る冷却器10では、伸縮部28が加圧され、冷媒封入空間32が加圧され、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高くすることができる。これにより、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の沸騰熱伝達率を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも高くすることができる。
For this reason, in the cooler 10 according to the present embodiment, the expansion /
なお、本実施形態に係る冷却器10においても、第1実施形態の場合と同様、平均作動内圧および平均沸騰熱伝達率を十分に高くするためには、オフセット手段(高圧ガス41)による加圧量を20kPa以上とすることが好ましく、特に、40kPa以上とすることが好ましい。 In the cooler 10 according to this embodiment, as in the case of the first embodiment, in order to sufficiently increase the average operating internal pressure and the average boiling heat transfer coefficient, pressurization by the offset means (high pressure gas 41). The amount is preferably 20 kPa or more, and particularly preferably 40 kPa or more.
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について図6を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、オフセット手段の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the configuration of the offset unit is changed with respect to the first embodiment, and the other parts are the same as those in the first embodiment, and thus the description thereof is omitted here.
第1実施形態に係る冷却器10では、カバー40および高圧ガス41によって、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットする冷媒封入空間32を加圧する加圧手段(オフセット手段)を構成していた。しかしながら、図6に示すように、本実施形態に係る冷却器10では、蛇腹で構成された伸縮部28の上端に固定されたバネ43、および、冷却部壁161に固定されると共にバネ43を固定する固定部材44によって加圧手段(オフセット手段)を構成している。バネ43は、伸縮部28が自然長の場合においても、また、伸縮部28が最も縮んだ場合においても、伸縮部28に対して上下方向DR1の下方向の力を作用させる構成とされている。
In the cooler 10 according to the first embodiment, the
本実施形態に係る冷却器10では、蛇腹によって構成された伸縮部28の上端にバネ43を固定した構成としている。そして、本実施形態に係る冷却器10では、このバネ43の反力によって伸縮部28が加圧されることにより、冷媒封入空間32が加圧され、冷媒の平均作動内圧が大気圧よりも高くなっている。なお、バネ43は、弾性体で構成され、例えば金属などで構成されている。
The cooler 10 according to the present embodiment has a configuration in which a
このように、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするオフセット手段であるバネ43および固定部材44を備える構成とされている。
As described above, the cooler 10 according to the present embodiment includes the
このため、本実施形態に係る冷却器10では、伸縮部28が加圧され、冷媒封入空間32が加圧され、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高くすることができる。これにより、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の沸騰熱伝達率を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも高くすることができる。
For this reason, in the cooler 10 according to the present embodiment, the expansion /
なお、本実施形態に係る冷却器10においても、第1実施形態の場合と同様、平均作動内圧および平均沸騰熱伝達率を十分に高くするためには、オフセット手段(高バネ43、固定部材44)による加圧量を20kPa以上とすることが好ましく、特に、40kPa以上とすることが好ましい。
In the cooler 10 according to the present embodiment, as in the case of the first embodiment, in order to sufficiently increase the average operating internal pressure and the average boiling heat transfer coefficient, the offset means (the
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について図7を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、制御器45、駆動装置46、発熱体温度センサ47を追加し、カバー40の一部(図7の符号40aを参照)を摺動する構成に変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, a
制御器45は、駆動装置46、発熱体温度センサ47を制御するCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路とから構成された電子制御装置であり、ROM等に予め記憶されたコンピュータプログラムに従って種々の制御処理を実行する。
The
そして、本実施形態に係る冷却器10では、カバー40の一部40aを、制御器45の制御により所定の方向(図1中の上下方向)に摺動する構成とし、このカバー40の一部40aを駆動装置46によって所定の方向(図1中の上下方向)に押し引きすることより、伸縮部28を密封しつつガス封入空間31を加圧および減圧する構成としている。すなわち、本実施形態に係る冷却器10では、制御器45の制御により駆動する駆動装置46によって所定の方向(図1中の下の向き)に押された場合には、ガス封入空間31が加圧されることで伸縮部28が加圧され、ひいては、冷媒封入空間32が加圧される。同様に、すなわち、制御器45の制御により駆動する駆動装置46によって所定の方向(図1中の上の向き)に引かれた場合には、ガス封入空間31が減圧されることで伸縮部28が減圧され、ひいては、冷媒封入空間32が減圧される。
In the cooler 10 according to the present embodiment, a
このように、本実施形態に係る冷却器10では、制御器45および駆動装置46が、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするために冷媒封入空間を加圧する加圧手段、及び、冷媒流体の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットするために冷媒封入空間を減圧する減圧手段として機能する。この減圧手段の機能により、冷媒の沸点を、冷媒の平均作動内圧が大気圧の場合よりも低くすることができる。また、制御器45および駆動装置46は、冷媒の平均作動内圧の基準値を変化させるために、オフセット手段によってオフセットされる大気圧からオフセットされる量である圧力変化量を変化させる変化手段として機能する。
Thus, in the cooler 10 according to the present embodiment, the
なお、本実施形態に係る冷却器10においても、第1実施形態の場合と同様、平均作動内圧および平均沸騰熱伝達率を十分に高くするためには、オフセット手段(制御器45、駆動装置46)による加圧量を20kPa以上とすることが好ましく、特に、40kPa以上とすることが好ましい。また、平均作動内圧および沸点を十分に低くするためには、オフセット手段(制御器45、駆動装置46)による減圧量を5kPa以上とすることが好ましく、特に、10kPa以上とすることが好ましい。
In the cooler 10 according to the present embodiment, as in the case of the first embodiment, in order to sufficiently increase the average operating internal pressure and the average boiling heat transfer coefficient, the offset means (the
さらに、本実施形態に係る冷却器10では、発熱体12の温度を検出し、その検出した温度を示す検出信号を制御器24へ出力する発熱体温度センサ47を備える構成としている。発熱体温度センサ47は、詳細には発熱体12の表面に設けられており、発熱体12の表面温度を発熱体12の温度として検出する。そして、本実施形態に係る冷却器10では、変化手段を、制御器45の制御に従って、発熱体12の温度に応じて、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量を変化させる構成としている。
Furthermore, the cooler 10 according to the present embodiment includes a heating
ここで、本実施形態に係る冷却器10における制御処理について、図8を参照して説明する。 Here, the control processing in the cooler 10 according to the present embodiment will be described with reference to FIG.
まず、制御器45は、発熱体温度センサ47によって発熱体12の温度を検出する(S11)。
First, the
次に、発熱体温度センサ47によって検出した発熱体12の温度が、制御器45に予め設定された所定の上限温度以下でないとき(S12:No)、制御器45は、駆動装置46によってカバー40の一部40aを所定の方向(図1中の上の向き)に所定量引き上げる。これにより、制御器45は、冷媒封入空間32を減圧して冷媒の沸点を下げることで、発熱体12の温度を下がり易くする。そして、次に、ステップS11の処理に戻る。
Next, when the temperature of the
また、発熱体温度センサ47によって検出した発熱体12の温度が、制御器45に予め設定された所定の上限温度以下であって(S12:Yes)、かつ、制御器45に予め設定された所定の下限温度以上でないとき(S14:No)、制御器45は、駆動装置46によってカバー40の一部40aを所定の方向(図1中の下の向き)に所定量押し込む(S13)。これにより、制御器45は、冷媒封入空間32を加圧して冷媒の沸点を上げることで、発熱体12の温度を上がり易くする。そして、次に、ステップS11の処理に戻る。
Further, the temperature of the
また、発熱体温度センサ47によって検出した発熱体12の温度が、制御器45に予め設定された所定の上限温度以下であって(S12:Yes)、かつ、制御器45に予め設定された所定の下限温度以上でないとき(S14:Yes)、ステップS11の処理に戻る。
Further, the temperature of the
上記したように、本実施形態に係る冷却器10では、冷媒の平均作動内圧の基準値を変化させるために、オフセット手段(カバー40、高圧ガス41)によってオフセットされる大気圧からオフセットされる量である圧力変化量を変化させる変化手段(制御器45、駆動装置46)を備える。
As described above, in the cooler 10 according to the present embodiment, the amount offset from the atmospheric pressure offset by the offset means (the
このため、本実施形態に係る冷却器10では、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量の変化を調節することができる。 For this reason, in the cooler 10 which concerns on this embodiment, the change of the pressure change amount offset by an offset means can be adjusted.
特に、本実施形態に係る冷却器10では、変化手段を、発熱体12の温度に応じて、オフセット手段によって大気圧からオフセットされる量である圧力変化量を変化させる構成としている。
In particular, in the cooler 10 according to the present embodiment, the changing means is configured to change the amount of pressure change, which is the amount offset from the atmospheric pressure by the offset means, according to the temperature of the
このため、本実施形態に係る冷却器10では、発熱体12の温度に応じて、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量の変化を調節することができる。
For this reason, in the cooler 10 according to the present embodiment, the change in the amount of change in pressure offset by the offset unit can be adjusted according to the temperature of the
(第4実施形態の変形例1)
第4実施形態では、伸縮部28を、冷却部壁161に固定された蛇腹によって構成しているが、図9に示すように、伸縮部28を、カバー40に固定された薄膜(ダイヤフラム)によって構成しても良い。この場合、蛇腹の場合に比べて、伸縮部28が伸縮し易くなる。なお、この薄膜は、金属製薄膜、樹脂製薄膜などで構成され、溶接、ろう付け等によってカバー40に固定される。
(
In the fourth embodiment, the expansion /
(第4実施形態の変形例2)
また、図10に示すように、上記変形例1において、カバー40の一部40aを削除すると共に伸縮部28(薄膜)にバネ47を固定して、駆動装置46によってバネ43を介して伸縮部28を押し込む構成としても良い。
(Modification 2 of 4th Embodiment)
In addition, as shown in FIG. 10, in the first modification, a
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the embodiment described above, and can be appropriately changed within the scope described in the claims.
例えば、第1〜3実施形態に係る冷却器10では、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするオフセット手段を備える構成としていたが、第1〜3実施形態に係る冷却器10において、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットするオフセット手段を備える構成としても良い。すなわち、第1実施形態に係る冷却器10において、ガス封入空間31に、大気圧よりも低い圧力のガス(以下、低圧ガスという)を封入しても良い。この場合、カバー40および低圧ガスが、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットする冷媒封入空間32を減圧する減圧手段(オフセット手段)として機能する。また、第2実施形態にかかる冷却器10において、伸縮部28の上下方向を逆にし、伸縮部28の下端に錘42を固定しても良い。この場合、錘42が、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットする冷媒封入空間32を減圧する減圧手段(オフセット手段)として機能する。また、第3実施形態にかかる冷却器10において、バネ43を自然長よりも伸ばして固定部材44に固定し、伸縮部28に対して上下方向DR1の上方向の力を作用させる構成としてもよい。この場合、バネ43が、冷媒の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットする冷媒封入空間32を減圧する減圧手段(オフセット手段)として機能する。これらの場合において、平均作動内圧および平均沸騰熱伝達率を十分に低くするためには、減圧手段(低圧ガス)による減圧量を5kPa以上とすることが好ましく、特に、10kPa以上とすることが好ましい。
For example, in the cooler 10 according to the first to third embodiments, the cooler 10 according to the first to third embodiments is configured to include offset means for offsetting the average operating internal pressure of the refrigerant to a reference value higher than the atmospheric pressure. 10, an offset means for offsetting the average operating internal pressure of the refrigerant to a reference value lower than the atmospheric pressure may be provided. That is, in the cooler 10 according to the first embodiment, a gas having a pressure lower than the atmospheric pressure (hereinafter referred to as a low pressure gas) may be sealed in the
また、第4実施形態に係る冷却器10では、変化手段を、発熱体温度センサ47によって検出された発熱体12の温度に応じて、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量を変化させる構成としていた。しかしながら、第4実施形態に係る冷却器10において、発熱体12の温度以外の測定値を基準としても良い。すなわち、第4実施形態に係る冷却器10において、発熱体12に通電される電流値に応じて、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量を変化させる構成としても良い。また、第4実施形態に係る冷却器10において、発熱体収容壁141の温度を検出し、その発熱体収容壁141の温度を示す検出信号を制御器24へ出力する壁温度センサ21を設けて、壁温度センサ21によって検出された発熱体収容壁141の温度に応じて、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量を変化させる構成としても良い。
Further, in the cooler 10 according to the fourth embodiment, the changing means is configured to change the pressure change amount offset by the offset means in accordance with the temperature of the
また、第1〜4実施形態に係る冷却器10において、発熱体12を複数とした場合には、例えば、これら複数の発熱体12のうち最も測定値(発熱体12の温度、発熱体12に通電される電流値、発熱体収容壁141の温度など)が高い値を基準として、オフセット手段によってオフセットされる圧力変化量を変化させるようにすれば良い。
Further, in the cooler 10 according to the first to fourth embodiments, when a plurality of the
10 冷却器
12 発熱体
14 加熱部
14a 発熱体収容空間
16 冷却部
16a 冷却部空間
28 伸縮部(吸収部)
28a 伸縮部空間(吸収部空間)
32 冷媒封入空間(一空間)
41 高圧ガス
42 錘
43 バネ
46 駆動装置
47 バネ
DESCRIPTION OF
28a Expansion / contraction space (absorption space)
32 Refrigerant enclosure space (one space)
41 High-
Claims (4)
前記発熱体収容空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、前記加熱部で気化され前記冷却部空間へ流入してきた前記冷媒流体を冷却して液化させる冷却部(16)と、
前記冷却部空間と連通している吸収部空間(28a)を形成しており、前記冷媒流体の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(28)と、を備え、
前記発熱体収容空間、前記冷却部空間、及び前記吸収部空間は全体として、前記冷媒流体が封入された冷媒封入空間(32)を構成し、
前記加熱部および前記冷却部は、前記冷媒流体に気化と液化とを繰り返させることにより、前記冷媒封入空間内で前記冷媒流体を自励振動させ、
前記冷媒流体の平均作動内圧を大気圧よりも高い基準値にオフセットするために前記冷媒封入空間を加圧する加圧手段(40、41、42、43、44、45、46、47)、及び、前記冷媒流体の平均作動内圧を大気圧よりも低い基準値にオフセットするために前記冷媒封入空間を減圧する減圧手段(45、46、47)のうちの少なくとも一方を有するオフセット手段が備えられていることを特徴とする冷却器。 It has a heating element accommodation wall (141) that forms a heating element accommodation space (14a) in which the heating element (12) is accommodated, and enters the heating element accommodation space by heat from the heating element. A heating section (14) for heating and vaporizing the refrigerant fluid;
A cooling part space (16a) communicating with the heating element housing space is formed, and a cooling part (16) for cooling and liquefying the refrigerant fluid that has been vaporized by the heating part and has flowed into the cooling part space. When,
An absorption part space (28a) communicating with the cooling part space, and an absorption part (28) for absorbing volume change due to heating and cooling of the refrigerant fluid,
The heating element accommodation space, the cooling part space, and the absorption part space as a whole constitute a refrigerant enclosure space (32) in which the refrigerant fluid is enclosed,
The heating unit and the cooling unit cause the refrigerant fluid to self-oscillate in the refrigerant enclosure space by causing the refrigerant fluid to repeat vaporization and liquefaction,
Pressurizing means (40, 41, 42, 43, 44, 45, 46, 47) for pressurizing the refrigerant enclosure space in order to offset the average operating internal pressure of the refrigerant fluid to a reference value higher than atmospheric pressure, and Offset means having at least one of decompression means (45, 46, 47) for decompressing the refrigerant enclosure space is provided to offset the average operating internal pressure of the refrigerant fluid to a reference value lower than atmospheric pressure. A cooler characterized by that.
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