JP2016093072A - 半導体電力変換装置 - Google Patents

半導体電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016093072A
JP2016093072A JP2014228816A JP2014228816A JP2016093072A JP 2016093072 A JP2016093072 A JP 2016093072A JP 2014228816 A JP2014228816 A JP 2014228816A JP 2014228816 A JP2014228816 A JP 2014228816A JP 2016093072 A JP2016093072 A JP 2016093072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
mounting surface
cooling air
power conversion
air passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014228816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6439396B2 (ja
Inventor
義久 植原
Yoshihisa Uehara
義久 植原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2014228816A priority Critical patent/JP6439396B2/ja
Publication of JP2016093072A publication Critical patent/JP2016093072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6439396B2 publication Critical patent/JP6439396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】ヒートシンク上に配置した半導体モジュール間の熱的な干渉を抑制しながら小型化を図ることが可能な半導体電力変換装置を提供する。
【解決手段】第1半導体素子を含んで電力変換を行う第1半導体モジュール20A〜20Cと、第1半導体素子に対して使用温度が高い第2半導体素子を含んで電力変換を行う第2半導体モジュール30A〜30Cと、第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを実装面41に実装し、冷却風通路44を有するヒートシンク40とを備え、ヒートシンク40は、冷却風通路44の上流側に形成した第1半導体モジュールを実装する第1実装面45と、冷却風通路44の下流側に形成した第2半導体モジュールを実装する第2実装面46と、第1実装面及び第2実装面間に形成したスリット47とを少なくとも有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体モジュールを冷却するヒートシンクを備えた半導体電力変換装置に関する。
インバータなどの半導体電力変換装置では、電力変換装置を構成する半導体素子が発熱を伴うので、この半導体素子を効率的に冷却できるようにするために、半導体素子をヒートシンクに配置することが行われている。
従来の電力変換装置として代表的な装置は、例えば図9に示すように、商用交流電源からある設定された周波数と電圧の交流電力を交流負荷に出力するインバータ装置が知られている。
このインバータ装置は、例えば3相の商用交流電源100から供給される3相交流を直流電圧に変換するダイオード整流器200と、このダイオード整流器200から出力される直流電圧を平滑化するコンデンサ300と、このコンデンサ300で平滑化された直流電圧を3相交流に変換するインバータ回路400とを備えている。そして、インバータ回路400から出力される3相交流が三相交流モータ、ブラシレスモータ等の交流負荷500に供給される。
ここで、ダイオード整流器200は2つのダイオード201を直列に接続した3組のダイオードアーム202A〜202Cを並列に接続した構成を有し、各ダイオードアーム202A〜202Cの接続中点が商用交流電源100各相に接続されている。
また、インバータ回路400は、半導体スイッチング素子401及びこれに逆並列に接続されたダイオード402の並列回路403を2組直列に接続した3組のスイッチングアーム404A〜404Cを並列に接続した構成を有し、各スイッチングアーム404A〜404Cの接続中点が交流負荷500に接続されている。
このようなインバータ装置を構成する半導体スイッチング素子やダイオードなどの半導体素子は、自身の発生損失(定常損失やスイッチング損失)による温度上昇を抑制するために、ヒートシンクに配置する必要がある。
発生損失が少ないダイオードを有するダイオード整流器と発生損失が大きい半導体スイッチング素子を有するインバータ回路とを冷却する場合に、例えば図10に示すように、ダイオード整流器200のダイオードアーム202A〜202Cをモジュール化した半導体モジュール203A〜203Cとインバータ回路400のスイッチングアーム404A〜404Cをモジュール化した半導体モジュール405A〜405Cとを熱抵抗の異なるヒートシンク600及び601上に実装し、冷却ファンによる通風路に対して上流側にヒートシンク600を配置し、下流側にヒートシンク601を配置することにより温度勾配を小さくすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、図11(a)〜(c)に示すように、半導体モジュール700間の熱的な干渉を低減するためにヒートシンクベース板701に溝702を形成し、溝702の両側に補助フィン703を設け、半導体モジュール700間の間隔を小さくすることも行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−259658号公報 特開2008−206252号公報
しかしながら、半導体電力変換装置を構成する半導体モジュールとしては、シリコン半導体により形成されたIGBT等のスイッチング素子を用いることが一般的である。このシリコン半導体の接合部の最高使用温度は、125℃から150℃程度に設定される。
一方、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム系材料、又はダイヤモンド等の半導体により形成されたワイドバンドギャップ半導体は、最高使用温度は、200℃以上が可能である。
そこで、特許文献1に記載されているように、発生損失の少ないダイオード整流器は、シリコン半導体モジュールを用い、発生損失の多いインバータ回路には、ワイドバンドギャップ半導体を用いて構成し、接合部の最高使用温度を超えないようにヒートシンクの熱抵抗を設定することが必要である。
最高使用温度の異なる半導体モジュールをヒートシンク上に配置する場合、ヒートシンクは、最高使用温度の低いシリコン半導体に合わせて熱抵抗が設定されるため、使用温度の高いワイドバンドギャップ半導体は、動作可能な温度領域に対して、低い温度で使用することとなり、性能を有効利用できないことになる。
一方、ワイドバンドギャップ半導体の高温動作可能な領域で使用するようにヒートシンクの熱抵抗を設定すると、熱抵抗を大きくすることができるためヒートシンクを小型化することができる。
しかし、冷却風の上流側と下流側の半導体素子間で熱的な干渉を生じ、シリコン半導体の使用温度を超えないように、シリコン半導体とワイドバンドギャップ半導体との間隔を大きくする必要があり、ヒートシンクが大型化する。
特許文献1に記載されている電力変換装置では、熱抵抗の異なる2つのヒートシンクを用いることになり、形状の違いによる取り付け構造部品など、部品点数の増加により、制作コストが嵩むという未解決の課題が生じる。
特許文献2に記載されている半導体電力変換装置では、ヒートシンクのベース板に溝を形成した場合には、溝の下部ではヒートシンクが分断されていないので、熱伝導による熱流低減効果は限られたものとならざるを得ないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記特許文献1及び2に記載された発明の未解決の課題に着目してなされたものであり、ヒートシンク上に配置した半導体モジュール間の熱的な干渉を抑制しながら小型化を図ることが可能な半導体点力変換装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、第1半導体素子を含んで電力変換を行う第1半導体モジュールと、第1半導体素子に対して使用温度が高い第2半導体素子を含んで電力変換を行う第2半導体モジュールと、第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを実装面に実装し、冷却風通路を有するヒートシンクとを備え、ヒートシンクは、冷却風通路の上流側に形成した第1半導体モジュールを実装する第1実装面と、冷却風通路の下流側に形成した前記第2半導体モジュールを実装する第2実装面と、第1実装面及び第2実装面間に形成したスリットとを少なくとも有する半導体電力変換装置を提供する。
本発明の一態様によれば、同一ヒートシンクに、第1半導体モジュール及びこの第1半導体モジュールに対して使用温度の高い第2半導体モジュールを実装する場合に、第1半導体モジュール及び第2半導体モジュール間にスリットを形成することにより、半導体モジュール間の熱的干渉を低減して電力変換装置を小型化することができる。
本発明の第1の実施形態にしたがった半導体電力変換装置を示す平面図である。 図1の正面図である。 図1の左側面図である。 第1の実施形態の変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態にしたがった半導体電力変換装置を示す平面図である。 図5の正面図である。 本発明の第3の実施形態にしたがった半導体電力変換装置を示す平面図である。 図7の正面図である。 インバータ装置を示す回路図である。 従来の電力変換装置を示す平面図である。 従来の半導体電力変換装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
以下、本発明の一態様を示す半導体電力変換装置について図面を伴って説明する。
本発明の一態様に係る半導体電力変換装置10は、最高使用温度が125℃〜150℃程度に設定された複数例えば3個の第1半導体モジュール20a、20b及び20cと、最高使用温度が第1半導体モジュール20a〜20cより高い約200℃以上に設定された複数例えば3個の第2半導体モジュール30A、30B及び30Cとを備えている。
第1半導体モジュール20A、20B及び20Cを構成する第1半導体素子は、シリコン半導体素子で構成され、例えば前述した図9のインバータ装置におけるダイオード整流器200のダイオードアーム202A〜202Cを構成する直列に接続された第1半導体素子としての2個のダイオードを含んで構成されている。第1半導体モジュール20A、20B及び20Cで3相のダイオード整流器が構成され、商用交流電源を直流電圧に変換するAC−DC電力変換を行う。
第2半導体モジュール30A、30B及び30Cを構成する第2半導体素子は、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)系材料、ダイヤモンド等のいずれかを主成分とする半導体により形成されたワイドバンドギャップ半導体素子で構成されている。この第2半導体モジュール30A〜30Cのそれぞれは、例えば図9のインバータ装置におけるインバータ回路400のスイッチングアーム404A〜404Cを構成する、第2半導体素子としてのIGBTやパワーMOSFET等で構成される半導体スイッチング素子401及びダイオード402の並列回路を直列に2組含んで構成されている。
また、半導体電力変換装置10は、第1半導体モジュール20A〜20C及び第2半導体モジュール30A〜30Cをおもて面に実装する平面から見て長方形状のヒートシンク40と、このヒートシンク40の裏面側における長手方向の一端部に設けられた吸込式の冷却ファン50とを備えている。
ヒートシンク40は、銅、アルミニウムやそれらの合金のように熱伝導率の高い金属材料で構成されている。このヒートシンク40は、例えばおもて面をモジュール実装面41とする実装板部42と、この実装板部42の裏面側に下方に突出して形成された複数の.放熱フィン43とで構成されている。
各放熱フィン43は、図2及び図3に示すように、実装板部42の長手方向に延長する平板状に形成され、且つ実装板部42の幅方向に所定間隔を保って複数平行に配列されている。そして、各放熱フィン43間が冷却ファン50による冷風がヒートシンク40の長手方向の他端側から冷却ファン50に向かって通る冷却風通路44とされている。
実装板部42のモジュール実装面41には、冷却風通路44の上流側に対向する位置に第1半導体モジュール20A〜20Cが実装された第1実装面45が形成され、冷却風通路44の下流側に対向する位置に第2半導体モジュール30A〜30Cが実装された第2実装面46が形成されている。ここで、第1実装面45には、第1半導体モジュール20A〜20Cが冷却風通路44とは交差する幅方向に所定間隔を保って整列されて実装されている。同様に、第2実装面46には、第2半導体モジュール30A〜30Cが第1半導体モジュール20A〜20Cと所定間隔を保って対向するように冷却風通路44とは交差する幅方向に所定間隔を保って整列されて実装されている。
また、実装板部42には、第1実装面45及び第2実装面46間に冷却風通路44と交差する幅方向に延長してスリット47が形成されている。このスリット47は実装板部42の表裏の厚み方向に貫通しており、このスリット47により、互いに対向する第1実装面45に実装された第1半導体モジュール20A〜20Cと第2実装面46に実装された第2半導体モジュール30A〜30Cとの間を分断して両者間の熱的な干渉を大幅に低減することができる。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
ヒートシンク40の実装板部42のおもて面上の第1実装面45にインバータ装置のダイオード整流器を構成するダイオードアームを含むシリコン半導体素子で構成される第1半導体モジュール20A〜20Cをダイボンド接合等の接合方法によって接合する。同様に、実装板部42のおもて面上の第2実装面46にインバータ装置のインバータ回路を構成するスイッチングアームを含むワイドバンドギャップ半導体素子で構成される第2半導体モジュール30A〜30Cをダイボンド接合等の接合方法によって接合する。
この状態で、冷却ファン50を回転駆動して気体を吸い込むことにより、隣接する放熱フィン43間に形成した冷却風通路44に冷却風が冷却ファン50とは反対側から冷却ファン50に向かって流れる。
このとき、インバータ装置を作動させると、ダイオード整流器を構成するダイオードアームを含む第1半導体モジュール20A〜20Cとインバータ回路を構成するスイッチングアームを含む第2半導体モジュール30A〜30Cとが自身の発生損失(定常損失やスイッチング損失)によって温度上昇が生じる。このとき、第1半導体モジュール20A〜20Cの最高使用温度が125℃〜150℃程度であり、第2半導体モジュール30A〜30Cの最高使用温度が200℃以上である。
これら第1半導体モジュール20A〜20C及び第2半導体モジュール30A〜30Cの発熱は、ヒートシンク40の実装板部42を介して各放熱フィン43に伝達され、さらに放熱フィン43に伝達されて冷却風通路44を通る冷却風と熱交換されて温度上昇が抑制される。
このとき、第1半導体モジュール20A〜20Cは、冷却風通路44の上流側に対向する第1実装面45に実装され、第2半導体モジュール30A〜30Cは、冷却風通路44の下流側に対向する第2実装面に実装されている。このため、ヒートシンク40の熱抵抗を最高使用温度が低い第1半導体モジュール20A〜20Cに合わせて設定しておくことにより、冷却風通路44の上流側で冷却風が第1半導体モジュール20A〜20Cと熱交換されて、第1半導体モジュール20A〜20Cの発熱を放熱フィン43を介して放熱し、最高使用温度である125℃〜150℃程度以内に制御することができる。
そして、この第1半導体モジュール20A〜20Cと熱交換して温まった冷却風が下流側の第2半導体モジュール30A〜30Cに供給されるので、この第2半導体モジュール30A〜30Cの発熱が伝達された放熱フィン43で熱交換することにより、第2半導体モジュール30A〜30Cを第1半導体モジュール20A〜20Cより高い使用温度200℃以上に維持することができる。
このように、第1半導体モジュール20A〜20Cと第2半導体モジュール30A〜30Cとでは異なる使用温度で動作させることになる。この場合、第1半導体モジュール20A〜20Cを実装した第1実装面45と第2半導体モジュール30A〜30Cを実装した第2実装面46との間に幅方向に延長するスリット47が形成されているので、このスリット47によって、第1実装面45及び第2実装面46間が分断される。したがって、スリット47によって、第1実装面45に実装された第1半導体モジュール20A〜20Cと第2実装面46に実装された第2半導体モジュール30A〜30Cとの間の実装板部42を介する熱的な干渉を大幅に抑制することが可能となる。このため、第1実装面45及び第2実装面46間の距離を短くすることが可能となり、ヒートシンク40の長手方向長さを短縮して、半導体電力変換装置10を小型化することができる。
この場合、図4に示すように、スリット47に対向する放熱フィン43についてもスリット47に対向する溝48を形成することにより、第1実装面45及び第2実装面46間の熱的な干渉をより低減することができる。
なお、半導体電力変換装置10は、図示しないが筐体内に配置し、冷却ファン50によって筐体内で強制対流による冷却を行うこともできる。また、冷却ファン50を筐体に形成した冷却風排出口に臨ませるとともに、ヒートシンク40の冷却ファン50とは反対側の放熱フィン43を冷却風供給口に臨ませることにより、外気による冷却を行うこともできる。さらに、ヒートシンク40の冷却ファン50とは反対側に気体通路を有する熱交換器を配置して冷媒との熱交換を行って冷却風を得るようにしてもよい。
次に、本発明の一態様を示す第2の実施形態について図5及び図6を伴って説明する。
この第2の実施形態では、ヒートシンク40の実装板部42に形成したスリット形状を変更したものである。
すなわち、第2の実施形態では、前述した第1の実施形態におけるスリット47が第1半導体モジュール20A〜20Cと第2半導体モジュール30A〜30Cとの対向面にのみ形成するように3つに分断されたスリット47a〜47cで構成されている。
その他の構成については第1の実施形態と同様の構成を有し、第1の実施形態との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第2の実施形態によると、実装板部42に形成したスリット47が3つのスリット47a〜47cに分割され、各スリット47a〜47cが第1半導体モジュール20A〜20Cと第2半導体モジュール30A〜30Cとの対向する位置にそれぞれ形成されている。このため、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、隣接するスリットの間すなわち第1半導体モジュール20A〜20Cと第2半導体モジュール30A〜30Cとの対向部以外についてはスリットが形成されておらず、実装板部42が分断されないで連続しているので、スリットを形成することによる実装板部42の機械的強度の低下を抑制して耐久性を向上させることができる。
次に、本発明の一態様に係る半導体電力変換装置の第3の実施形態について図7及び図8を伴って説明する。
この第3の実施形態は、ヒートシンクの実装板部に形成したスリットをより細かく形成するようにしたものである。
すなわち、第3の実施形態では、幅狭の複数のスリット47dを実装板部42の長手方向でその一部が重なるように千鳥状に配置するようにしたものである。
その他の構成については第1及び第2の実施形態と同様の構成を有し、第1及び第2の実施形態との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第3の実施形態によると、幅狭のスリット47dを実装板部42の長手方向で一部が重なるように千鳥状に配置しているので、第1半導体モジュール20A〜20Cと第2半導体モジュール30A〜30Cとの間の熱伝導距離を長くすることができるとともに、スリット47d間の熱伝導路の断面積を小さくすることができる。したがって、してスリット形成位置での第1半導体モジュール20A〜20Cと第2半導体モジュール30A〜30Cとの間の熱伝導率を低下させることができ、熱的な干渉を低減する効果を第1の実施形態及び第2の実施形態に比較してさらに高めることができる。
なお、上記各実施形態では、第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを3個ずつ並列に整列させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、半導体電力変換装置10を流れる電流量が増加する場合には、第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを3n(nは2以上の整数)個を並列配置するようにしても良い。また、実装板部42に第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを1組だけ対向配置するようにしてもよい。さらには、ダイオード整流器200のダイオード201を一つずつモジュール化して第1半導体モジュールとし、同様にインバータ回路400の半導体スイッチング素子とダイオードとの並列回路についても一つずつモジュール化して第2半導体モジュールとすることができる。
また、上記各実施形態では、ヒートシンク40の放熱フィン43が平板状に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、円柱あるいは角柱等のピン状に形成するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、冷却ファン50として吸込形となるように配置した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ヒートシンク40の他端側に吐出形となるように配置して、冷却風通路に冷却風を供給するようにしてもよい。
10…半導体電力変換装置
20A〜20C…第1半導体モジュール
30A〜30C…第2半導体モジュール
40…ヒートシンク
41…モジュール実装面
42…実装板部
43…放熱フィン
44…冷却風通路
45…第1実装面
46…第2実装面
47、47a〜47d…スリット
50…冷却ファン

Claims (9)

  1. 第1半導体素子を含んで電力変換を行う第1半導体モジュールと、
    前記第1半導体素子に対して使用温度が高い第2半導体素子を含んで電力変換を行う第2半導体モジュールと、
    前記第1半導体モジュール及び前記第2半導体モジュールを実装面に実装し、冷却風通路を有するヒートシンクとを備え、
    前記ヒートシンクは、前記冷却風通路の上流側に形成した前記第1半導体モジュールを実装する第1実装面と、前記冷却風通路の下流側に形成した前記第2半導体モジュールを実装する第2実装面と、前記第1実装面及び第2実装面間に形成したスリットとを少なくとも有する
    ことを特徴とする半導体電力変換装置。
  2. 前記ヒートシンクは、前記第1実装面、前記第2実装面及び前記スリットを形成した実装板部と、該実装板部の前記第1実装面及び前記第2実装面とは反対側に設けられた前記冷却風通路を形成する複数の放熱フィンとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体電力変換装置。
  3. 前記スリットは、前記冷却風通路と交差する方向に延長し、前記実装板部を貫通して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体電力変換装置。
  4. 前記ヒートシンクの冷却風通路の少なくとも一端側に冷却ファンが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体電力変換装置。
  5. 前記第1半導体素子はシリコン半導体素子で構成され、前記第2半導体素子はワイドバンドギャップ半導体素子で構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体電力変換装置。
  6. 前記ヒートシンクは、前記第1実装面に、複数の前記第1半導体モジュールを前記冷却風通路に交差する方向に整列配置し、前記第2実装面に、複数の前記第2半導体モジュールを前記冷却風通路に交差する方向に整列させたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体電力変換装置。
  7. 前記スリットは、前記第1半導体モジュール及び前記第2半導体モジュール間を分断するように前記冷却風通路と交差する方向に延長して形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体電力変換装置。
  8. 前記スリットは、互いに対向する第1半導体モジュール及び第2半導体モジュール間に前記冷却風通路と交差する方向に延長して形成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体電力変換装置。
  9. 前記スリットは、少なくとも互いに対向する第1半導体モジュール及び第2半導体モジュール間に前記冷却風通路と交差する方向に延長し、且つ複数並列して形成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体電力変換装置。
JP2014228816A 2014-11-11 2014-11-11 半導体電力変換装置 Active JP6439396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014228816A JP6439396B2 (ja) 2014-11-11 2014-11-11 半導体電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014228816A JP6439396B2 (ja) 2014-11-11 2014-11-11 半導体電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016093072A true JP2016093072A (ja) 2016-05-23
JP6439396B2 JP6439396B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=56019264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014228816A Active JP6439396B2 (ja) 2014-11-11 2014-11-11 半導体電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6439396B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018147953A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 田淵電機株式会社 放熱ユニット及びそれを備えた電気・電子機器
WO2019187385A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 株式会社日立産機システム 電力変換装置
JP2021526738A (ja) * 2018-06-20 2021-10-07 東莞市李群自動化技術有限公司QKM Technology (Dong Guan) Co., Ltd 温度勾配を有する一体式ヒートシンク

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04255289A (ja) * 1991-02-07 1992-09-10 Nec Corp 金属ベース配線基板
JPH1023768A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置の冷却用ヒ−トシンク組立体
JP2010172183A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Daikin Ind Ltd 電力変換装置
WO2011096218A1 (ja) * 2010-02-04 2011-08-11 パナソニック株式会社 放熱装置およびそれを用いた電子機器
JP2014096968A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Murata Mfg Co Ltd インバータ装置
US20140252649A1 (en) * 2013-03-08 2014-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor module

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04255289A (ja) * 1991-02-07 1992-09-10 Nec Corp 金属ベース配線基板
JPH1023768A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置の冷却用ヒ−トシンク組立体
JP2010172183A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Daikin Ind Ltd 電力変換装置
WO2011096218A1 (ja) * 2010-02-04 2011-08-11 パナソニック株式会社 放熱装置およびそれを用いた電子機器
JP2014096968A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Murata Mfg Co Ltd インバータ装置
US20140252649A1 (en) * 2013-03-08 2014-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor module

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018147953A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 田淵電機株式会社 放熱ユニット及びそれを備えた電気・電子機器
WO2019187385A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 株式会社日立産機システム 電力変換装置
JP2019176594A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社日立産機システム 電力変換装置
CN111727554A (zh) * 2018-03-28 2020-09-29 株式会社日立产机*** 电力转换装置
JP2021526738A (ja) * 2018-06-20 2021-10-07 東莞市李群自動化技術有限公司QKM Technology (Dong Guan) Co., Ltd 温度勾配を有する一体式ヒートシンク
JP7071545B2 (ja) 2018-06-20 2022-05-19 東莞市李群自動化技術有限公司 温度勾配を有する一体式ヒートシンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP6439396B2 (ja) 2018-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665655B2 (ja) 電力変換装置
US10214109B2 (en) Method for manufacturing cooler for semiconductor-module, cooler for semiconductor-module, semiconductor-module and electrically-driven vehicle
JP5253430B2 (ja) パワーモジュール
JP6634945B2 (ja) 半導体モジュール
WO2013069277A1 (ja) 半導体装置
US20210153394A1 (en) Cooling arrangement for electrical components, converter with a cooling arrangement, and aircraft having a converter
JPWO2015194259A1 (ja) 冷却器及び冷却器の固定方法
JP5638505B2 (ja) 電力変換装置、およびそれを備えた空気調和装置
US10957621B2 (en) Heat sink for a power semiconductor module
JP6439396B2 (ja) 半導体電力変換装置
EP3273471A1 (en) Method, system, and electronic assembly for thermal management
JP6642731B2 (ja) 半導体モジュール及び電力変換装置
JP2015015274A (ja) 電力用半導体装置
JP6300363B2 (ja) 電力変換器
JPWO2014192093A1 (ja) 半導体装置
JP2015006017A (ja) 電力変換装置
JP5925328B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP2016086018A (ja) ヒートシンク
JP5720625B2 (ja) 伝熱部材とその伝熱部材を備えるモジュール
JP2009218416A (ja) 半導体回路
JP5482919B2 (ja) 半導体回路
KR20180002663U (ko) 방열구조
JP2011096828A (ja) 半導体モジュール
JP6281595B2 (ja) 圧縮機システム
JP2023109210A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6439396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250