JP2016092948A - 蓄電装置及び蓄電器の接続方法 - Google Patents

蓄電装置及び蓄電器の接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】システムの稼働中においても、スイッチング手段の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器を第1の蓄電器と接続することができる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置1は、放電中の第1の蓄電器21と、接続体22、32と、充放電制御器3と、を備え、充放電制御器は、第2のスイッチ32をオフからオンに変更して、第1の蓄電器に対して第2の蓄電器22を並列に追加接続しようとする時に、充放電制御器は、第1の蓄電器が放電中である際に、下記(1)が成立する場合に第2のスイッチをオフからオンとし、下記(1)が成立しない場合に第2のスイッチのオフを維持する制御を行う。
≧V・・・(1)
ただし、上記(1)式において、Vは第2のスイッチがオフである場合における第1の蓄電器の端子電圧であり、Vは第2のスイッチがオフである場合における第2の蓄電器の端子電圧である。
【選択図】 図2

Description

本発明は蓄電装置及び蓄電器の接続方法に関するものである。
複数並列に接続された電池列に対し、第2のスイッチング手段を介して第1抵抗手段をそれぞれ接続し、当該第2のスイッチング手段を制御することにより、各電池列と負荷との間に設けられた第1スイッチング手段の溶着を防ぎつつ、当該電池列間の電圧を均等化する蓄電装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−205407号公報
上記技術において、端子電圧が相互に異なる電池列の間の接続はシステムの停止後に行われるため、当該接続を行う際はシステムを停止しなければならないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、システムの稼働中においても、スイッチング手段の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器を第1の蓄電器と接続することができる蓄電装置を提供することである。
本発明は、スイッチング手段をオフからオンに変更して、第1の蓄電器に対して第2の蓄電器を並列に追加接続しようとする時に、バッテリコントローラは、第1の蓄電器が放電中である際に下記(1)が成立する場合または前記第1の蓄電器が充電中である際に下記(2)が成立する場合に、第2の蓄電器に直列に接続されたスイッチング手段をオフからオンとする制御を行う。また、バッテリコントローラが、第1の蓄電器が放電中である際に下記(1)が成立しない場合または第1の蓄電器が充電中である際に下記(2)が成立しない場合に、スイッチング手段のオフを維持する制御を行うことによって上記課題を解決する。
≧V・・・(1)
≧V・・・(2)
ただし、上記(1)式及び(2)式において、Vはスイッチング手段がオフである場合における第1の蓄電器の端子電圧であり、Vはスイッチング手段がオフである場合における第2の蓄電器の端子電圧である。
本発明によれば、接続時に発生する突入電流及び循環電流によって、許容電流値を超過した電流がスイッチング手段に流れることを防ぐことができる。このため、システムが稼働中であっても、スイッチング手段の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器を第1の蓄電器と接続することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における蓄電装置を示す構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態における充放電制御器が行う制御を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1実施形態における蓄電装置を示す模式図である。 図4は、放電中の第1の蓄電器に第2の蓄電器を接続した際の突入電流を示すグラフである。 図5は、2つの蓄電器を相互に接続した際の循環電流を示すグラフである。 図6は、充電中の第1の蓄電器に第2の蓄電器を接続した際の突入電流を示すグラフである。 図7は、本発明の第2実施形態における充放電制御器が行う制御を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態における第1変形例を示す模式図である。 図9は、本発明の実施形態における第2変形例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は本実施形態における蓄電装置1を示す構成図である。
本実施形態における蓄電装置1は、第1の蓄電器21に対して第2の蓄電器22を並列に追加接続する装置であり、図1に示すように、当該第1及び第2の蓄電器21、22と、充放電制御器3、充放電器4と、を備えている。
第1の蓄電器21は、直列に接続された複数の蓄電セル211と、セル電圧検出器212と、セル温度検出器213と、蓄電器制御器214と、を有しており、充放電器に接続された負荷6に対して所定の電力を供給する。また、本実施形態において、充放電器4は系統5に接続されており、当該系統5から供給される電力を第1の蓄電器21に蓄えることが可能となっている。
蓄電セル211の具体的な構成としては、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等を例示することができる。なお、第1の蓄電器21を構成する蓄電セル211の数は特に限定されない。例えば、1つの蓄電セル211から蓄電セル211を構成してもよい。また、本実施形態では蓄電セル211の全てが直列に接続されているが、第1の蓄電器21を構成する蓄電セル211の接続方法も特に限定されない。例えば、第1の蓄電器21に含まれる蓄電セル211の一部が並列に接続されていてもよい。図1に示すように、本実施形態における第1の蓄電器21は充放電器4に接続されている。
セル電圧検出器212は、蓄電セル211の電圧を検出する機能を有している。なお、第1の蓄電器21に取り付けられるセル電圧検出器212の数は特に限定されない。例えば、第1の蓄電器21に含まれる各蓄電セル211にそれぞれセル電圧検出器212を取り付けてもよい。セル電圧検出器212による検出結果は、蓄電器制御器214に送出される。
セル温度検出器213は、蓄電セル211の温度を検出する機能を有している。第1の蓄電器21に取り付けられるセル温度検出器213の数も特に限定されない。例えば、第1の蓄電器21に含まれる各蓄電セル211にそれぞれセル温度検出器213を取り付けてもよい。セル温度検出器213による検出結果は、蓄電器制御器214に送出される。
蓄電器制御器214は、セル電圧検出器212によって検出された蓄電セル211の電圧及び第1の蓄電器21の総電圧と、セル温度検出器213によって検出された蓄電セル211の温度と、を充放電制御器3に送出する機能を有している。
第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21と同様の構成を有している。この第2の蓄電器22はケーブル41、41b、42、42bを介して第1の蓄電器21に並列に追加接続され、これにより閉ループが形成される。なお、第2の蓄電器22が、第1の蓄電器21と異なる構成を有していてもよい。例えば、第2の蓄電器22に含まれる蓄電セル211の種類や数が、第1の蓄電器21に含まれる蓄電セル211の種類や数と異なっていてもよい。
充放電制御器3は、系統5が供給可能な電力、負荷6が要求する電力若しくは電流値、又は負荷6に印加する電力に基づいて、第1及び第2の蓄電器21、22に対する充放電を制御する機能を有している。具体的には、充放電器4と第1の蓄電器21との間を結ぶケーブル41に設けられた第1のスイッチ31、充放電器4と第2の蓄電器22との間を結ぶケーブル42に設けられた第2のスイッチ32、充放電器4と系統5との間を結ぶケーブル43に設けられた第3のスイッチ33、および充放電器4と負荷6との間を結ぶケーブル44に設けられた第4のスイッチのオンオフを切り替えることにより、第1及び第2の蓄電器21、22の充放電を制御する(制御フローについては後述する。)。
また、充放電制御器3は、第1の蓄電器21が有するセル電圧検出器212及びセル温度検出器213の検出結果に基づいて当該第1の蓄電器21に充電可能な電力値を算出する機能を有している。本実施形態における充放電制御器3がバッテリコントローラの一例に相当し、本実施形態における第2のスイッチ32が本発明のスイッチング手段の一例に相当し、本実施形態における第2のスイッチ32及び第2の蓄電器22が本発明の接続体の一例に相当する。
充放電器4は、交流電力を直流電力に変換、又は、直流電力を交流電力に変換する機能を有しており、ケーブル41を介して第1の蓄電器21の正極側に接続されていると共に、ケーブル42を介して第2の蓄電器22の正極側に接続されている。また、ケーブル41bを介して第1の蓄電器21の負極側に接続されていると共に、ケーブル42bを介して第2の蓄電器22の負極側に接続されている。また、充放電器4は、ケーブル43を介して系統5と接続されていると共に、ケーブル44を介して負荷6と接続されている。これにより、第1及び第2の蓄電器21、22の直流電力を交流電力に変換して負荷6に当該電力を供給する。また、系統5から供給される交流電力を直流電力に変換して第1及び第2の蓄電器21、22に供給する。
系統(電力系統)5は、例えば交流電力を供給する外部電源等の電気機器から構成されている。この系統5が供給する電力はケーブル43を介して充放電器4に送出される。また、系統5が供給可能な電力に関する情報は充放電制御器3に送出される。なお、系統5が直流電力を供給する装置であってもよく、この場合には、充放電器4による電力の交流/直流変換を省略することができる。
負荷6は、例えばエアコンや照明装置等の交流電力を消費する家庭用電気器等から構成されている。この負荷6に対しケーブル44を介して充放電器4から所定の電力が供給される。また、負荷6が要求する電力及び電流値および当該負荷6に印加可能な電力に関する情報は、充放電制御器3に送出される。なお、負荷6が直流電力を消費する機器等であってもよく、この場合には、充放電器4による電力の交流/直流変換を省略することができる。
次に、本実施形態の充放電制御器3における制御フローについて説明する。本実施形態では、第1の蓄電器21が負荷6に対して放電中である場合に、第2の蓄電器22を追加接続する場面について説明する。すなわち、第1の蓄電器21と充放電器4とを結ぶケーブル41に設けられた第1のスイッチ31がオン状態であると共に、負荷6と充放電器4とを結ぶケーブル44に設けられた第4のスイッチ34がオン状態となっている場合に、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替えることにより第2の蓄電器22を追加接続しようとする場面である。
図2は本実施形態における充放電制御器が行う制御を示すフローチャートであり、図3は本実施形態における蓄電装置を示す模式図であり、図4は放電中の第1の蓄電器に第2の蓄電器を接続した際の突入電流を示すグラフであり、図5は2つの蓄電器を相互に接続した際の循環電流を示すグラフであり、図6は充電中の第1の蓄電器に第2の蓄電器を接続した際の突入電流を示すグラフである。
まず、第2の蓄電器22を第1の蓄電器21に対して並列に追加接続する要求を受けると(ステップS1)、充放電制御器3が、第1の蓄電器21に含まれる蓄電器制御器214及びセル電圧検出器212を介して、第1の蓄電器21の端子電圧VC1を検出する。また、充放電制御器3は、蓄電器制御器214を介して第2の蓄電器22の端子電圧VC2を検出する。そして、充放電制御器3は、第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の端子電圧VC2と、の比較を行う(ステップS2)。
ステップS2における比較について、図3を参照しながら説明する。図3では、第1の蓄電器21の内部抵抗をRで表すと共に、開放電圧をVO1で表す。また、第2の蓄電器22の内部抵抗をRで表すと共に、開放電圧をVO2で表す。
第1の蓄電器21が放電中である場合において、当該第1の蓄電器21の端子電圧VC1は、下記(3)式で表される。
C1=VO1−I×R・・・(3)
ただし、上記(3)式において、Iは第1の蓄電器21に流れる放電電流である。
一方、追加接続する前の状態においては第2の蓄電器22に電流は流れていないため、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は、当該第2の蓄電器22の開放電圧VO2と等しくなっている(VC2=VO2)。
従って、充放電制御器3は、上記(3)式を満たす第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の開放電圧VO2と、を実質的に比較することになる。本実施形態における第1の蓄電器21の端子電圧VC1が本発明の「スイッチング手段がオフである場合における第1の蓄電器の端子電圧」の一例に相当し、本実施形態における第2の蓄電器22の端子電圧VC2が本発明の「スイッチング手段がオフである場合における第2の蓄電器の端子電圧」の一例に相当し、本実施形態におけるステップS2が本発明の判定工程の一例に相当する。
第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2以上(VC1≧VC2)である場合には(ステップS2においてYes)、当該第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さくなるため(詳細は後述)、第2の蓄電器22を接続可能であると判断する。そして、ステップS21において、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える。これにより、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。なお、本実施形態において「許容電流値」は、第2のスイッチ32が溶着することなく当該第2のスイッチに流れることができる電流の上限値を示す。本実施形態におけるステップS21が本発明の接続工程の一例に相当する。
一方、第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2よりも小さい(VC1<VC2)場合には(ステップS2においてNo)、ステップS3へと進む。ステップS3では、充放電制御器3は、第1の蓄電器21から負荷6に流れる放電電流Iを所定量小さくできるかどうかの判定を行う。即ち、負荷6が要求する電流値を確保できる程度に、第1の蓄電器21からの放電電流Iを所定量小さくできるか否かを判定する。第1の蓄電器21から流れる放電電流Iを所定量小さくできる場合には、ステップS4へと進む。
ステップS4では、ステップS2と同様にして、充放電制御器3が、第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の端子電圧VC2と、の比較を行う。第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2以上(VC1≧VC2)である場合には(ステップS4においてYes)、当該第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さいと考えられるため、第2の蓄電器22を接続可能であると判断し、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える(ステップS21)。これにより、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。
一方、第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2よりも小さい(VC1<VC2)場合には(ステップS4においてNo)、ステップS5へと進む。ステップS3において、負荷6の要求する電流値を確保できないために第1の蓄電器21の放電電流Iを所定量小さくできないと判定された場合にも、ステップS5へと進む。
ステップS5では、充放電制御器3は、負荷6が消費する電力を所定量小さくできるかどうかの判定を行う。なお、この場合において、負荷6が複数の負荷要素から構成されている場合には、それらの負荷要素の一部と接続を切り離すことにより負荷6が消費する電力を所定量小さくすることとしてもよい。第1の蓄電器21から流れる放電電力を所定量小さくできる場合には、ステップS6へと進む。
ステップS6では、ステップS2と同様にして、充放電制御器3が、第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の端子電圧VC2と、の比較を行う。第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2以上(VC1≧VC2)である場合には(ステップS6においてYes)、当該第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さいと考えられるため、第2の蓄電器22を接続可能であると判断し、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える(ステップS21)。これにより、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。
一方、第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2よりも小さい(VC1<VC2)場合には(ステップS6においてNo)、ステップS7へと進む。ステップS5において、負荷6の要求する電力を確保できないために第1の蓄電器21から流れる放電電力を所定量小さくできないと判定された場合にも、ステップS7へと進む。
ステップS7では、充放電制御器3は、系統5が供給可能な電力を検出すると共に、第1の蓄電器21が有するセル電圧検出器212及びセル温度検出器213の検出結果に基づいて当該第1の蓄電器21に充電可能な電力値を算出し、第1の蓄電器21を放電状態から充電状態に切り替えることが可能か否か判定する。
第1の蓄電器21を放電状態から充電状態に切り替えることが可能である場合には(ステップS7においてYes)、充放電器4と系統5とを結ぶケーブル43に設けられた第3のスイッチ33をオン状態にすると共に、充放電器4と負荷6とを結ぶケーブル44に設けられた第4のスイッチ34をオフ状態にする。これにより、系統5から第1の蓄電器21に対して充電を行う。これにより、第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さくなるため(詳細は後述)、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える(ステップS21)。これ従い、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。
一方、系統5が電力を供給できない状態にある場合や、そもそも系統5が充放電器4と接続されていないような場合には、第1の蓄電器21を放電状態から充電状態に切り替えることができないため(ステップS7においてNo)、第1の蓄電器21に対して第2の蓄電器22を並列に追加接続することはできないと判定し、制御を終了する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
内部抵抗値Rの第1の蓄電器21が放電中である場合には、内部抵抗値Rの第2の蓄電器22を並列に追加接続すると、図4に示すように、第1の蓄電器21に流れる放電電流は、突入電流の影響によって瞬間的に上昇する。一方、第2の蓄電器22に流れる放電電流も、突入電流の発生によって瞬間的に下降する。その後、第1及び第2の蓄電器21、22に流れる放電電流は一定値(R1/(R1+R2)×I))となる。
また、一般に、開放電圧VOC1及び内部抵抗Rを有する蓄電器Aと、開放電圧VOC2及び内部抵抗Rを有する蓄電器Bと、の正極端子同士および負極端子同士を接続した際、蓄電器Aの開放電圧VOC1が蓄電器Bの開放電圧VOC2よりも大きい場合(VOC1>VOC2)には、図5に示すように、当該2つの蓄電器A、B間には循環電流I(=|VOC1−VOC2|/(R+R))が発生する。これにより、相対的に高い端子電圧を有する蓄電器Aには瞬間的に大きな放電電流が流れると共に、相対的に低い開放電圧を有する側の蓄電器Bには瞬間的に大きな充電電流が流れることとなる。
このため、突入電流と循環電流とが互いに同方向に流れる電流として重なった場合には、第2の蓄電器22と充放電器4とを結ぶケーブル42に設けられた第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れ、当該第2のスイッチ32が溶着する場合がある。
これに対し、本実施形態における蓄電装置1の充放電制御器3は、第1の蓄電器21が放電中である場合に、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以下(VC1≧VC2)ではないときは、追加接続時に第2のスイッチ32の溶着が生じ得るため、第2のスイッチ32のオフを維持する。
次いで、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以下(VC1≧VC2)ではない場合に、第1の蓄電器21の放電電流Iを所定量減少させる(ステップS3においてYes)。そして、上記(3)式から、放電電流Iの減少に伴って第1の蓄電器21の端子電圧VC1が増加する結果、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以下(VC1≧VC2)となった場合には(ステップS4においてYes)、第2の蓄電器22を追加接続する。
この場合には(ステップS2及びS4においてYes)、上記(3)式の関係から、第1の蓄電器21の開放電圧VO1は常に第1の蓄電器21の端子電圧VC1よりも大きいため(VO1>VC1)、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は第1の蓄電器21の開放電圧VO1よりも小さい(VO1>VC2)。一方、追加接続前においては、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は、当該第2の蓄電器22の開放電圧VO2と等しい(VC2=VO2)。このため、第2の蓄電器22の開放電圧VO2は第1の蓄電器21の開放電圧VO1よりも小さいこととなり(VO1>VO2)、この時の循環電流の振舞いは、図5において蓄電器Aを第1の蓄電器21とし、蓄電器Bを第2の蓄電器22とした場合と同様の振舞いとなる。
そしてこの場合には、当該循環電流(図5の蓄電器B参照)と第2の蓄電器22に流れる突入電流(図4参照)とは互いに相殺されることとなるため、第2の蓄電器22の追加接続時に第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れることを防ぐことができる。このため、第1の蓄電器21の放電を停止することなく、第2のスイッチ32の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器22を追加接続することができる。
放電電流Iを所定量減少させることが可能ではないと判断された場合(ステップS3においてNo)、及び、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以下(VC1≧VC2)ではない場合(ステップS4においてNo)には、そのまま第2のスイッチ32をオンにして第2の蓄電器22を接続することはせず、負荷6の消費電力を所定量減少させる。消費電力がVC1×Iで表されことから、当該消費電力の減少により放電電流Iも減少する結果、上記(3)式から第1の蓄電器21の端子電圧VC1は増加する。これにより、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以下(VC1≧VC2)となった場合には(ステップS6においてYes)、第2の蓄電器22を追加接続する。
この場合においても、上述したように、循環電流(図5の蓄電器B参照)と第2の蓄電器22に流れる突入電流(図4参照)とは互いに相殺されることとなるため、第2の蓄電器22の追加接続時に第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れることを防ぐことができる。これにより、当該第2のスイッチ32の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器22を追加接続することができる。
また、負荷6の消費電力を所定量減少させることが可能ではないと判断された場合(ステップS5においてNo)、及び、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以下(VC1≧VC2)ではない場合(ステップS6においてNo)には、系統5により第1の蓄電器21を放電状態から充電状態に切り替えることが可能か否かを判定する。そして、第1の蓄電器21を充電状態に切り替えることが可能である場合には、当該第1の蓄電器21を充電状態とする(ステップS7においてYes)。
この際、内部抵抗値Rの第1の蓄電器21が充電中の場合において、内部抵抗値Rの第2の蓄電器22を並列に追加接続すると、図6に示すように、第1の蓄電器21に流れる充電電流は突入電流の発生により瞬間的に上昇する。一方、第2の蓄電器22に流れる充電電流も突入電流の影響により瞬間的に下降する。そして、第1及び第2の蓄電器21、22に流れる放電電流は一定値(R1/(R1+R2)×IP´))となる。
また、第1の蓄電器21が充電中である場合には、下記(4)式が成立する。
C1=VO1+IP´×R・・・(4)
ただし、上記(4)式において、IP´は第1の蓄電器21に流れる充電電流である。
この場合には、第1の蓄電器21の開放電圧VO1は常に第1の蓄電器21の端子電圧VC1よりも小さい(VC1>VO1)。また、ステップS5及び6においてNoである場合には、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は第1の蓄電器21の端子電圧VC1よりも大きい状態となっている(VC2>VC1)。このため、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は第1の蓄電器21の開放電圧VO1よりも大きい(VC2>VO1)。一方、追加接続前においては、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は、当該第2の蓄電器22の開放電圧VO2と等しい(VC2=VO2)。このため、第2の蓄電器22の開放電圧VO2は第1の蓄電器21の開放電圧VO1よりも大きいこととなり(VO2>VO1)、この時の循環電流の振舞いは、図5において蓄電器Bを第1の蓄電器21とし、蓄電器Aを第2の蓄電器22とした場合と同様の振舞いとなる。
この場合には、循環電流(図5の蓄電器A参照)と第2の蓄電器22に流れる突入電流(図6参照)とは互いに相殺されることとなるため、第2の蓄電器22を接続した際に、当該第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れることを防ぐことができる。つまり、第1の蓄電器21の放電状態を充電状態に切り替えることにより、許容電流値を超過した電流が流れ得る状況を瞬時に回避することができる。これにより、第2のスイッチ32の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器22の追加接続を即座に行うことができる。
<<第2実施形態>>
図7は本発明の第2実施形態における充放電制御器が行う制御を示すフローチャートである。第2実施形態では、第2の蓄電器が追加接続される前において第1の蓄電器が充電中であること以外は、上述した第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同一である部分については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、第1の蓄電器21が充電中である場合に、第2の蓄電器22を追加接続する。すなわち、第1の蓄電器21と充放電器4とを結ぶケーブル41に設けられた第1のスイッチ31がオン状態であると共に、系統5と充放電器4とを結ぶケーブル43に設けられた第3のスイッチ33がオン状態となっている場合に、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替えることにより第2の蓄電器22を追加接続しようとする場面である。
図7に示すように、第2の蓄電器22を第1の蓄電器21に対して並列に追加接続する要求を受けた場合には(ステップS1)、充放電制御器3は、蓄電器制御器214及びセル電圧検出器212を介して、第1の蓄電器21の端子電圧VC1を検出する。また、充放電制御器3は、蓄電器制御器214を介して第2の蓄電器22の端子電圧VC2を検出する。そして、充放電制御器3は、第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の端子電圧VC2と、の比較を行う(ステップS2)。
この際、第1の蓄電器21が充電中である場合において、当該第1の蓄電器21の端子電圧VC1は、第1実施形態で説明した(4)式で表される。
一方、第2の蓄電器22を追加接続する前の状態において当該第2の蓄電器22に電流は流れていないため、第2の蓄電器22の端子電圧VC2は、当該第2の蓄電器22の開放電圧VO2と等しくなっている(VC2=VO2)。従って、ステップS2において充放電制御器3は、上記(4)式を満たす第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の開放電圧VO2と、を実質的に比較することになる。
第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以上(VC1≦VC2)である場合には(ステップS2においてYes)、当該第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さくなるため(詳細は後述)、第2の蓄電器22を接続可能であると判断し、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える(ステップS21)。これにより、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。
一方、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1よりも小さい(VC1>VC2)場合には(ステップS2においてNo)、ステップS3へと進む。ステップS3では、充放電制御器3は、第1の蓄電器21に対して流れる充電電流又は充電電力を所定量小さくする。
次いで、充放電制御器3は、第1の蓄電器21の端子電圧VC1と、第2の蓄電器22の端子電圧VC2と、の比較を行う(ステップS4)。第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以上(VC1≦VC2)である場合には(ステップS4においてYes)、当該第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さいと考えられるため、第2の蓄電器22を接続可能であると判断し、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える(ステップS21)。これにより、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。
一方、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1よりも小さい(VC1>VC2)場合には(ステップS4においてNo)、ステップS5へと進む。ステップS5では、充放電制御器3は、第1の蓄電器21に対して行う充電を、当該第1の蓄電器21の放電に切り替えることが可能か否か判定する。具体的には、充放電器4と負荷6とを結ぶケーブル44に設けられた第4のスイッチ34をオン状態にすると共に、当該負荷6に印加可能な電力を検出することにより、第1の蓄電器21の電力を負荷6に対して供給可能か否かを判定する。
第1の蓄電器21の放電に切り替えることが可能である場合には(ステップS5においてYes)、充放電器4と負荷6とを結ぶケーブル44に設けられた第4のスイッチ34をオン状態にすると共に、充放電器4と系統5とを結ぶケーブル43に設けられた第3のスイッチ33をオフ状態にする。これにより、第1の蓄電器21は負荷6に対して放電を行う。これにより、第2の蓄電器22を接続した際に第2のスイッチ32に許容電流値を超過した電流が流れる可能性は小さくなるため(詳細は後述)、第2のスイッチ32をオフからオンに切り替える(ステップS21)。これにより、第2の蓄電器22は、第1の蓄電器21に対して並列に追加接続される。
一方、第1の蓄電器21の放電に切り替えることができない場合には(ステップS5においてNo)、第1の蓄電器21に対して第2の蓄電器22を並列に追加接続することはできないと判定し、制御を終了する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
内部抵抗値Rの第1の蓄電器21が充電中の場合において、内部抵抗値Rの第2の蓄電器22を並列に追加接続した場合には、第1実施形態でも説明したように、第1の蓄電器21に流れる充電電流は突入電流の発生により瞬間的に上昇する。一方、第2の蓄電器22に流れる充電電流も突入電流の影響により瞬間的に下降する。そして、第1及び第2の蓄電器21、22に流れる放電電流は一定値(R1/(R1+R2)×IP´))となる(図6参照)。
このため、第1の蓄電器21の端子電圧VC1が第2の蓄電器22の端子電圧VC2よりも大きい場合(VC1>VC2)には、第2の蓄電器22に流れる突入電流に加え、当該電流値をさらに増大させる方向に循環電流(図5の蓄電器B参照)が流れることとなる。これにより、第2の蓄電器22と充放電器4とを結ぶケーブル42に設けられた第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れ、当該第2のスイッチ32が溶着する場合がある。
これに対し、本実施形態における蓄電装置1の充放電制御器3は、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以上(VC1≦VC2)ではないときは、追加接続時に第2のスイッチ32の溶着が生じ得るため、第2のスイッチ32をオフとする。
次いで、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以上(VC1≦VC2)ではない場合には、第1の蓄電器21の充電電力又は充電電流を所定量減少させる(ステップS3)。そして、上記(4)式の関係から第1の蓄電器21の端子電圧VC1が減少し、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以上となった場合(VC1≦VC2)に(ステップS4においてYes)、第2の蓄電器22を追加接続する。
この場合には(ステップS2及びS4においてYes)、第1実施形態のステップS7において第1の蓄電器21を充電状態に切り替えた後の場面で説明したように、循環電流(図5の蓄電器A参照)と第2の蓄電器22に流れる突入電流(図6参照)とは互いに相殺されるため、第2の蓄電器22の追加接続時に第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れることを防ぐことができる。このため、本実施形態においても、第1の蓄電器21の充電を停止することなく、第2のスイッチ32の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器22を追加接続することができる。
また、第2の蓄電器22の端子電圧VC2が第1の蓄電器21の端子電圧VC1以上(VC1≦VC2)ではない場合(ステップS4においてNo)には、負荷6に対して第1の蓄電器21を放電する状態に切り替えることが可能か否かを判定する。そして、第1の蓄電器21を放電状態に切り替えることが可能である場合には、当該第1の蓄電器21を放電する(ステップS5においてYes)。
この場合には、第1実施形態のステップS4において第2の蓄電器22を第1の蓄電器21に追加接続する場面で説明したように、循環電流(図5の蓄電器B参照)と第2の蓄電器22に流れる突入電流(図4参照)とは互いに相殺されることとなるため、第2の蓄電器22の追加接続時に第2のスイッチ32に対して許容電流値を超過した電流が流れることを防ぐことができる。即ち、第1の蓄電器21の充電状態を放電状態に切り替えることにより、許容電流値を超過した電流が流れ得る状況を瞬時に回避することができる。従って、この場合には、第2のスイッチ32の溶着を防ぎつつ第2の蓄電器22の追加接続を即座に行うことができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図8に示すように、並列に接続された複数(本例においてn個)の蓄電器A〜Aを備えた蓄電装置に本発明を応用してもよい。具体的には、並列に接続された蓄電器A〜An−1に対して、蓄電器Aを追加接続する場合には、並列に接続された蓄電器A〜An−1の全体を第1及び第2実施形態で説明した第1の蓄電器21とみなすと共に、追加接続する蓄電器Aを第2の蓄電器22とみなして、第1及び第2実施形態で説明した制御を充放電制御器が行うことにより、本発明を応用することができる。
また例えば、図9に示すように、第1の蓄電器群201に対して第2の蓄電器群202を追加接続する蓄電装置について本発明を応用してもよい。図9の例では、第1の蓄電器群201は、直列に接続された蓄電器A11〜A13と、直列に接続された蓄電器A14〜A16と、を並列に接続して構成されている。第2の蓄電器群202は、並列に接続された蓄電器A21、A22に対して直列に接続された蓄電器A23、A24と、直列に接続された蓄電器A25〜A27と、が並列に接続されて構成されている。この場合には、第1の蓄電器群201を第1及び第2実施形態で説明した第1の蓄電器21とみなすと共に、第2の蓄電器群202を第2の蓄電器22とみなして、第1及び第2実施形態で説明した制御を充放電制御器が行うことにより、本発明を応用することができる。
1・・・蓄電装置
21・・・第1の蓄電器
211・・・蓄電セル
212・・・セル電圧検出器
213・・・セル温度検出器
214・・・蓄電器制御器
22・・・第2の蓄電器
201・・・第1の蓄電器群
202・・・第2の蓄電器群
3・・・充放電制御器
31〜34・・・第1〜第4のスイッチ
4・・・充放電器
5・・・系統
6・・・負荷

Claims (4)

  1. 放電中または充電中の第1の蓄電器と、
    前記第1の蓄電器とは異なる第2の蓄電器及び前記第2の蓄電器に直列に接続されたスイッチング手段を有し、前記第1の蓄電器に並列に接続された接続体と、
    前記スイッチング手段および前記第1の蓄電器の放電若しくは充電を制御するバッテリコントローラと、を備え、
    前記バッテリコントローラは、前記スイッチング手段をオフからオンに変更して、前記第1の蓄電器に対して前記第2の蓄電器を並列に追加接続しようとする時に、
    前記第1の蓄電器が放電中である際に下記(1)が成立する場合または前記第1の蓄電器が充電中である際に下記(2)が成立する場合に、前記スイッチング手段をオフからオンとし、
    前記第1の蓄電器が放電中である際に下記(1)が成立しない場合または前記第1の蓄電器が充電中である際に下記(2)が成立しない場合に、前記スイッチング手段のオフを維持する制御を行うことを特徴とする蓄電装置。
    ≧V・・・(1)
    ≧V・・・(2)
    ただし、上記(1)式及び(2)式において、Vは前記スイッチング手段がオフである場合における前記第1の蓄電器の端子電圧であり、Vは前記スイッチング手段がオフである場合における前記第2の蓄電器の端子電圧である。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記バッテリコントローラは、前記第1の蓄電器が放電中である際に前記(1)が成立しない場合または前記第1の蓄電器が充電中である際に前記(2)が成立しない場合に、放電中の前記第1の蓄電器における放電電流を所定量低減させ、または、充電中の前記第1の蓄電器における充電電流を所定量低減させる制御を行うことを特徴とする蓄電装置。
  3. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記バッテリコントローラは、前記第1の蓄電器が放電中である際に前記(1)が成立しない場合または前記第1の蓄電器が充電中である際に前記(2)が成立しない場合に、前記第1の蓄電器の放電または充電を相互に切り替える制御を行うことを特徴とする蓄電装置。
  4. 放電中または充電中の第1の蓄電器に対して、前記第1の蓄電器とは異なる第2の蓄電器を並列に追加接続をする蓄電器の接続方法であって、
    前記追加接続の接続可否を判定する判定工程と、
    前記判定工程において接続可と判定された場合に、前記第1の蓄電器に対して前記第2の蓄電器を並列に接続する接続工程と、を有し、
    前記判定工程は、
    前記第1の蓄電器が放電中である際に下記(1)が成立する場合、又は前記第1の蓄電器が充電中である際に下記(2)が成立する場合に接続可と判定し、
    前記第1の蓄電器が放電中である際に下記(1)が成立しない場合、又は前記第1の蓄電器が充電中である際に下記(2)が成立しない場合に接続否と判定することを特徴とする蓄電器の接続方法。
    ≧V・・・(1)
    ≧V・・・(2)
    ただし、上記(1)式及び(2)式において、Vは前記追加接続の前における前記第1の蓄電器の端子電圧であり、Vは前記追加接続の前における前記第2の蓄電器の端子電圧である。
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