JP2016091937A - 警報機能付きヒューズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヒューズ保持カートリッジがハウジングに組み合わされる構成を有し、しかも構造及び製造が簡素化された警報機能付きヒューズ装置を提供する。【解決手段】 警報機能付きヒューズ装置1は、ハウジング5とヒューズ保持カートリッジ7とからなる構造体ユニット3を備えている。ヒューズ保持カートリッジ7は、並列接続された負荷保護ヒューズ39と警報ヒューズ41を保持する。ハウジング5及びヒューズ保持カートリッジ7は、両者が組み合わされた状態で、警報ヒューズ41が溶断状態にないときは、警報ヒューズ41全体を囲むように警報ヒューズ41を構造体ユニット3内に収納する。警報ヒューズ41が溶断状態になると、ロッド部材57の先端部がロッド部材貫通孔33bを貫通して突出する。【選択図】 図2

Description

本発明は、配電システム等に用いられて、ヒューズの溶断時に外部に警報を発する警報機能付きヒューズ装置に関するものである。
特表2004−520686号公報(特許文献1)には、ハウジングと、ハウジングに対して取り外し可能なヒューズ保持カートリッジとを備えたヒューズ装置が示されている。ヒューズ保持カートリッジは、負荷保護ヒューズと該負荷保護ヒューズに対して並列接続された警報ヒューズを保持している。このヒューズ装置では、負荷保護ヒューズが溶断されたとき、またはヒューズ保持カートリッジがハウジングから取り外れたときに警報信号が発信される(6頁41〜42行等)。このヒューズ装置では、ハウジングからヒューズ保持カートリッジを取り外して新たなヒューズ保持カートリッジを交換するだけで、溶断されたヒューズの交換を容易に行える。
特表2004−520686号公報
しかしながら、特許文献1に示されたヒューズ装置では、警報信号の発信をハウジングとヒューズ保持カートリッジとの間に形成した煩雑な電気回路装置で行っている。このため、ヒューズ装置の構成及び製造が煩雑になるという問題があった。
本発明の目的は、ヒューズ保持カートリッジがハウジングに組み合わされる構成を有し、しかも構造及び製造が簡素化された警報機能付きヒューズ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ヒューズ保持カートリッジをハウジングに組み合わせた状態で警報ヒューズの状態を視覚により確認できる警報機能付きヒューズ装置を提供することにある。
本発明の警報機能付きヒューズ装置は、ハウジングと、ヒューズ保持カートリッジとを備えている。ヒューズ保持カートリッジは、ハウジングと組み合わされて構造体ユニットを構成し、負荷保護ヒューズと負荷保護ヒューズに対して並列接続された警報ヒューズを取り外し可能に保持する。警報ヒューズは、負荷保護ヒューズが溶断した結果、警報ヒューズが溶断すると、警報ヒューズ本体からロッド部材を外に突出させる構造を有している。ハウジング及びヒューズ保持カートリッジは、両者が組み合わされて構造体ユニットを構成した状態で、警報ヒューズが溶断状態にないときは、警報ヒューズ全体を囲むように警報ヒューズを構造体ユニット内に収納している。ハウジング及びヒューズ保持カートリッジは、警報ヒューズが溶断状態になると、ロッド部材の先端部がハウジングまたはヒューズ保持カートリッジに設けたロッド部材貫通孔を貫通して突出するように構成されている。
本発明のように、警報ヒューズが溶断状態になると、ロッド部材の先端部がハウジングまたはヒューズ保持カートリッジに設けたロッド部材貫通孔を貫通して突出するようにヒューズ装置を構成すると、ロッド部材の突出により警報を発信することにより、従来のように煩雑な電気回路装置を用いることなく、ヒューズの交換が容易な警報機能付きヒューズ装置を簡素な構成で容易に製造することができる。
ヒューズ保持カートリッジは、第1の壁部と第1の壁部の両端部から第1の壁部と直交する方向に延びる第2の壁部及び第3の壁部とを備えて、第1乃至第3の壁部によって囲まれる空間内に、負荷保護ヒューズと警報ヒューズを保持するヒューズ保持構造部を構成し、第2の壁部または第3の壁部にロッド部材貫通孔が形成された構造とすることができる。この場合、ハウジングは、第1の壁部乃至第3の壁部を露出させた状態で、ヒューズ保持構造部を収納する構造を有しているのが望ましい。このようにすれば、ヒューズ保持カートリッジをハウジングに容易に組み合わせることができる。また、ヒューズ保持カートリッジのハウジングに対する取り付け状態を容易に確認できる。
警報ヒューズは負荷保護ヒューズとヒューズ保持カートリッジの第1の壁部との間に配置し、警報ヒューズの長手方向の寸法は、負荷保護ヒューズの長手方向の寸法よりも長くし、ヒューズ保持構造部は、警報ヒューズの両端部が負荷保護ヒューズの両端を越えるように、負荷保護ヒューズ及び警報ヒューズを保持するように構成することができる。この場合、第1の壁部には、第1の壁部の長手方向の中央位置にノブが設けられており、また一対の点検用貫通孔が形成されている。一対の点検用貫通孔は、ノブの長手方向の両側に設けられており、一対の点検用貫通孔の位置は、警報ヒューズがあるときには、一対の点検用貫通孔を通して警報ヒューズの一部を視覚により確認できるが、警報ヒューズがないときには、一対の点検用貫通孔を通して負荷保護ヒューズの一部を視覚により確認できないように定めるのが好ましい。このようにすれば、警報ヒューズがあるときには、一対の点検用貫通孔を通して警報ヒューズの状態を視覚により確認できる。また、警報ヒューズを用いないで使用する場合には、一対の点検用貫通孔を通してハウジングの上方部に対して所望の作業を行うことができる。
第2及び第3の壁部には、端子金具を備えた一対のリード線が挿入されるリード線挿入孔を形成することができる。このようにすれば、リード線挿入孔から一対のリード線を容易に導出することができる。
また、ハウジングには、負荷保護ヒューズの両端に設けられた一対の端子に電気的に接続された一対の端子金具を保持させることができる。この場合、一対の端子金具には、警報ヒューズが無いときに一対の点検用貫通孔を通して挿入されるドライバによりネジが挿入されるネジ孔を形成するのが好ましい。このようにすれば、例えば、警報ヒューズを用いないで警報機能付きヒューズ装置を使用する場合には、ヒューズ保持カートリッジをハウジングに組み合わせた状態で一対のリード線を一対の端子金具にネジ止めできる。
ノブには、第1の壁部を貫通して延びる点検用貫通孔を更に設けるのが好ましい。このようにすれば、例えば、警報ヒューズを用いないで使用する場合に、負荷保護ヒューズの存在状態を視覚により確認できる。
第2の壁部または第3の壁部に設けられたロッド部材貫通孔の周囲には、周方向に所定の間隔をあけて第2の壁部または第3の壁部を貫通する複数のスリットを形成し、これら複数のスリットは、ロッド部材貫通孔と複数のスリットとの間の壁部分を所定以上の力で押すと壁部分が除去できるように形成するのが好ましい。このようにすれば、警報機能付きヒューズ装置を使用する前には、壁部分により作業者等が指を警報ヒューズに接触することを防止することができる。そして警報機能付きヒューズ装置を使用する際には、壁部分を所定以上の力で押して除去することにより、ロッド部材により操作されて警報信号を発生するスイッチ部品等を警報機能付きヒューズ装置に取り付けることができる。
例えば、壁部分が除去されて形成された取付用貫通孔は、ロッド部材によって操作される***作部を内部に備えたリミットスイッチの取付孔として利用可能な形状を有するように構成できる。このようにすれば、ロッド部材によってリミットスイッチをオン状態にすることにより、負荷保護ヒューズが溶断した際に警報信号を発することができる。
本発明の警報機能付きヒューズ装置の一実施の形態の斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1に示す警報機能付きヒューズ装置のハウジングとヒューズ保持カートリッジとが組み合わされた状態における負荷保護ヒューズと、警報ヒューズと、ハウジング本体上の一対の端子金具との位置関係を示す斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図1に示す警報機能付きヒューズ装置にリミットスイッチを取り付けた状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の警報機能付きヒューズ装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は本発明の警報機能付きヒューズ装置の一実施の形態の斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図である。これらの図に示すように、本実施の形態の警報機能付きヒューズ装置1は、構造体ユニット3を構成するハウジング5とヒューズ保持カートリッジ7とを備えている。
ハウジング5は、ハウジング本体9と、ハウジング本体9から平行に延びる一対の矩形の壁状部11A,11Bとを有しており、合成樹脂により一体に成形されている。ハウジング本体9は4つの壁部13,壁部15,壁部17,壁部19を有する直方体を呈している。4つの壁部13,壁部15,壁部17,壁部19の内壁には、複数のリブ21と、一対の係合部23A、23Bと、中央構造部24とが形成されている。一対の係合部23A、23Bの一つは、隣接するリブ21と一体に形成され、隣接する壁部13,17から分離された脚部25と、脚部25の端部に形成された爪部27とを有している。一対の係合部23A、23Bの爪部27には、配電システムに設けられたレール部が係合される。これにより、警報機能付きヒューズ装置1は配電システムに取り付けられる。
中央構造部24は、一対の縦リブ24A及び24Bと、一対の縦リブ24A及び24Bを連結する横リブ24Cと、横リブ24Cの中央から下方に延びる筒状部24Dと、縦リブ24A及び24Bの側方に配置された一対の横リブ24E及び24Fとを備えている。筒状部24Dの中央部には貫通孔24Gが形成されている。また中央構造部24の一方の片側に位置する一対のリブ21及び21の間に及び他方の片側に位置する一対のリブ21及び21の間には、それぞれ後述する端子金具をネジ止めする際に利用される横リブ22(図2)が形成されている。
中央構造部24の横リブ24E及び24Fと、一対の脚部25及び25と、一対の脚部25及び25に隣接する一対のリブ21及び21の上側端部上には、一対の端子金具29が配置されている。一対の端子金具29は、それぞれ金属板にプレス加工と曲げ加工が施されて形成されている。端子金具29は、板状の被取付部29Aと嵌合端子部29Bとを備えている。被取付部29Aには2つの貫通孔29aが形成されている。これら2つの貫通孔29aのうち内側に位置する貫通孔29aには、前述の横リブ24E及び24Fに設けられている突起部に勘合し、端子金具29及び29は、ハウジング本体9に固定される。2つの貫通孔29aのうち外側に位置する貫通孔29aには、一対のリード線Lの圧着端子金具L1の取付用貫通孔が整合され、図示しない木ねじが両貫通孔に挿入されて、前述の横リブ22にネジ込まれる。なおこの外側の貫通孔29aを雌ねじ孔としてもよい。この場合には、木ねじではなく、普通のねじを用いればよい。嵌合端子部29Bは、板バネ状の一対の接触片29bにより構成されている。一対の接触片29bの一端は被取付部29Aと一体に設けられ、互いに近づく方向に曲げられて、ばね性を発揮している。一対の接触片29b間には、後述する負荷保護ヒューズ39の端子部47及び49が嵌合されて挟持されている。
ヒューズ保持カートリッジ7は、合成樹脂により一体に成形されており、第1の壁部31と、第1の壁部31の両端部から第1の壁部31と直交する方向に延びる第2の壁部33及び第3の壁部35と、第1の壁部31の長手方向の中央位置に設けられたノブ37とを備えている。このヒューズ保持カートリッジ7は、ハウジング5の一対の壁状部11A,11Bによって囲まれる空間領域内においてハウジング5に対して取り外し可能に配置される。具体的には、ヒューズ保持カートリッジ7に保持した負荷保護ヒューズ39の端子部47及び49を、前述の一対の端子金具29に嵌合保持させた状態で、ヒューズ保持カートリッジ7はハウジング5に対して固定状態になる。したがってヒューズ保持カートリッジ7を引き抜くと、負荷保護ヒューズ39の端子部47及び49が一対の端子金具29から抜かれることになる。
図3は、ハウジング5とヒューズ保持カートリッジ7とが組み合わされた状態における負荷保護ヒューズ39と、警報ヒューズ41と、ハウジング本体9上の一対の端子金具29との位置関係を示す斜視図である。本図を参照して負荷保護ヒューズ39及び警報ヒューズ41の構成について説明する。負荷保護ヒューズ39は、筒状の負荷保護ヒューズ本体45と、負荷保護ヒューズ本体45の両端の外周面上に設けられた端子部47,49とを有している。負荷保護ヒューズ本体45はセラミックスで形成されており、内部には、端子部47と端子部49とに電気的に接続された可溶金属からなるヒューズ素子が配置されている。
警報ヒューズ41は、長手方向の寸法が負荷保護ヒューズ39の長手方向の寸法よりも長い形状を有している。そして警報ヒューズ41は、筒状の警報ヒューズ本体51と、警報ヒューズ本体51の両端の外周面上に設けられた端子部53,55とを有している。警報ヒューズ本体51はセラミックスで形成されており、内部には、端子部53と端子部55とに電気的に接続された可溶金属からなるヒューズ素子が配置されている。警報ヒューズ本体51内のヒューズ素子は、負荷保護ヒューズ39内のヒューズ素子が溶断して警報ヒューズ本体51内のヒューズ素子に電流が流れた際に、すぐに溶断されるように設定されている。そして警報ヒューズ本体51の一方の端部には、警報ヒューズ本体51の長手方向にロッド部材57を突出させる穴部51aが形成されている。ロッド部材57は負荷保護ヒューズ39が溶断した結果により警報ヒューズ41が溶断すると、穴部51aからさらに突出するように構成されている。ロッド部材57が穴部51aから突出することによる作用については後に説明する。警報ヒューズ41の端子部53,55は、接続導体59,61によって負荷保護ヒューズ39の端子部47,49にそれぞれ電気的に接続されている。
ヒューズ保持カートリッジ7のヒューズ保持構造部43は、警報ヒューズ41の両端部が負荷保護ヒューズ39の両端を越えるように、負荷保護ヒューズ39及び警報ヒューズ41を保持するように構成されることになる。ヒューズ保持構造部43は、負荷保護ヒューズ39を保持する第1の保持構造部43Aと、警報ヒューズ41を保持する第2の保持構造部43Bとから構成されている。第1の保持構造部43Aは、負荷保護ヒューズ39の一対の端子部47及び49が、一対の端子金具29及び29に嵌合できるように負荷保護ヒューズ39を支持し、しかも負荷保護ヒューズ39が長手方向に動くことを規制し、図示の上下方向に動くことを規制するように配置された複数の壁部43aによって構成されている。第2の保持構造部43Bは、警報ヒューズ41の長手方向に間隔を開けて配置された第1乃至第6の壁部44a〜44fによって構成されている。第1の壁部44aと第6の壁部44fとは、警報ヒューズ41の長手方向にある程度延びており、第2乃至第5の壁部44b乃至44eは、警報ヒューズ41の長手方向の幅寸法が短い。第1乃至第6の壁部44a〜44fの警報ヒューズ41の長手方向と直交する横断面形状は、ハウジング5の壁状部11Aに向かって開口するコの字形状をそれぞれ有している。また第1の壁部44aと第2の壁部44bとは、接続導体61を支持するために、負荷保護ヒューズ39側において連結されている。接続導体61は第2の壁部44bの下側壁部を囲むように配置されている。また第5の壁部44eと第6の壁部44fとは、接続導体59を支持するために、負荷保護ヒューズ39側において連結されている。接続導体59は、第5の壁部44eの下側壁部を囲むように配置されている。接続導体59及び61は、それぞれ端子部53及び55に事前に溶接等により接合されている。したがって警報ヒューズ41を第2の保持構造部43Bに保持させる際には、図2に示す状態からヒューズ保持カートリッジ7が抜かれた状態で、その背面側から端子部53及び55と一緒に、第1乃至第6の壁部44a〜44fの間に警報ヒューズの一部を挿入することになる。
図2及び図3に示すように、ヒューズ保持カートリッジ7内に配置された負荷保護ヒューズ39は、ヒューズ保持カートリッジ7をハウジング5に組み合わせると、端子部47,49がハウジング5に取り付けられた一対の端子金具29のクリップ形の接触片29bにそれぞれ弾発的に嵌合する。これにより、図2に示す一対のリード線Lは負荷保護ヒューズ39を介して相互に電気的に接続され、負荷保護ヒューズ39と警報ヒューズ41は、並列接続される。
図2に戻って、ヒューズ保持カートリッジ7の構成について再度説明する。ヒューズ保持カートリッジ7の第2及び第3の壁部33及び35の端部には、半円形のリード線挿入孔33a及び35aがそれぞれ形成されている。このため、一対の端子金具29に固定されたリード線Lは、リード線挿入孔33a及び35aを通って外部に導出される。
ヒューズ保持カートリッジ7の第1の壁部31には、3つの点検用貫通孔31a,31b,31cが形成されている。3つの点検用貫通孔31a,31b,31cの内、1つの点検用貫通孔31aは、ノブ37及び第1の壁部31を連続して貫通しており、2つの点検用貫通孔31b,31cは、第1の壁部31の長手方向の両端部近傍(第1の壁部31の長手方向におけるノブ37の両側)に形成されている。このため、警報ヒューズ41があるときには、点検用貫通孔31a,31b,31cを通して警報ヒューズ41の一部を視覚により確認できる。また、2つの点検用貫通孔31b,31cは、警報ヒューズ41がないときには、点検用貫通孔31b,31cを通して負荷保護ヒューズ39の一部を視覚により確認できない位置に設定されている。そのため、例えば、警報ヒューズ41を用いないで警報機能付きヒューズ装置を使用するような場合には、点検用貫通孔31b,31cを通して挿入されるドライバによりネジを挿入して、一対の端子金具29の貫通孔29aに一対のリード線Lの圧着端子L1をネジ止めすることができる。
更に、ヒューズ保持カートリッジ7の第2の壁部33には、ロッド部材貫通孔33bが形成されている。これにより、警報ヒューズ41が溶断して穴部51aから突出したロッド部材57は、ロッド部材貫通孔33bを更に貫通して外部に突出する。
図4(図1の部分拡大図)に示すように、第2の壁部33に設けられたロッド部材貫通孔33bの周囲には、周方向に所定の間隔をあけて第2の壁部33を貫通する6個のスリット33cが形成されている。6個のスリット33cは、ロッド部材貫通孔33bと6個のスリット33cとの間の壁部分33dを所定以上の力で押すと壁部分33dが除去できるように形成されている。なお、壁部分33dは作業者等が指を警報ヒューズ41に接触するのを防止する役割を果たしている。壁部分33dが除去されて形成された貫通孔は、ロッド部材57によって操作される***作部を内部に備えたリミットスイッチ等の取付孔として利用可能な形状を有している。図5は、リミットスイッチSWを取り付けた警報機能付きヒューズ装置1の斜視図である。この状態で負荷保護ヒューズ39が溶断した結果により、警報ヒューズ41が溶断すると、警報ヒューズ41からロッド部材57が突出し、ロッド部材57はリミットスイッチSWをオン状態にする。これにより負荷保護ヒューズ39が溶断したことを知らせる警報信号が発信される。
また、図2に示すように、ハウジング5及びヒューズ保持カートリッジ7は、両者が組み合わされた状態で、警報ヒューズ41が溶断状態にないときは、警報ヒューズ41全体を囲むように警報ヒューズ41を構造体ユニット3内に収納することになる。
本例のように、警報ヒューズ41が溶断状態になると、ロッド部材57の先端部がヒューズ保持カートリッジ7に設けたロッド部材貫通孔33bを貫通して突出するように構成すると、ヒューズ保持カートリッジ7によりヒューズ39、41の交換が容易な警報機能付きヒューズ装置1を従来のように煩雑な電気回路装置を用いることなく、簡素な構成で容易に製造することができる。
本発明によれば、警報ヒューズが溶断状態になると、ロッド部材の先端部がハウジングまたはヒューズ保持カートリッジに設けたロッド部材貫通孔を貫通して突出するように構成するので、従来のように煩雑な電気回路装置を用いる必要がない。そのため、ヒューズ保持カートリッジを使用する警報機能付きヒューズ装置を簡素な構成で容易に製造することができる。
1 警報機能付きヒューズ装置
3 構造体ユニット
5 ハウジング
7 ヒューズ保持カートリッジ
29 一対の端子金具
31 第1の壁部
31a,31b,31c 点検用貫通孔
33 第2の壁部
33a リード線挿入孔
33b ロッド部材貫通孔
33c スリット
33d 壁部分
35 第3の壁部
35a リード線挿入孔
37 ノブ
39 負荷保護ヒューズ
41 警報ヒューズ
43 ヒューズ保持構造部
57 ロッド部材
SW リミットスイッチ

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングと組み合わされて構造体ユニットを構成し、負荷保護ヒューズと前記負荷保護ヒューズに対して並列接続された警報ヒューズを取り外し可能に保持するヒューズ保持カートリッジとを備え、
    前記警報ヒューズは、前記負荷保護ヒューズが溶断した結果、前記警報ヒューズが溶断すると、警報ヒューズ本体からロッド部材を外に突出させる構造を有し、
    前記ハウジング及び前記ヒューズ保持カートリッジは、両者が組み合わされて前記構造体ユニットを構成した状態で、前記警報ヒューズが溶断状態にないときは、警報ヒューズ全体を囲むように前記警報ヒューズを前記構造体ユニット内に収納しており、
    前記ハウジング及び前記ヒューズ保持カートリッジは、前記警報ヒューズが溶断状態になると、前記ロッド部材の先端部が前記ハウジングまたは前記ヒューズ保持カートリッジに設けたロッド部材貫通孔を貫通して突出するように構成されていることを特徴とする警報機能付きヒューズ装置。
  2. 前記ヒューズ保持カートリッジは、第1の壁部と前記第1の壁部の両端部から前記第1の壁部と直交する方向に延びる第2の壁部及び第3の壁部とを備えて、前記第1乃至第3の壁部によって囲まれる空間内に、前記負荷保護ヒューズと前記警報ヒューズを保持するヒューズ保持構造部が構成され、前記第2の壁部または第3の壁部に前記ロッド部材貫通孔が形成された構造を有しており、
    前記ハウジングは、前記第1の壁部乃至第3の壁部を露出させた状態で、前記ヒューズ保持構造部を収納する構造を有していることを特徴とする請求項1に記載の警報機能付きヒューズ装置。
  3. 前記警報ヒューズは前記負荷保護ヒューズと前記ヒューズ保持カートリッジの前記第1の壁部との間に配置されており、
    前記警報ヒューズの長手方向の寸法は、前記負荷保護ヒューズの長手方向の寸法よりも長く、
    前記ヒューズ保持構造部は、前記警報ヒューズの両端部が前記負荷保護ヒューズの両端を越えるように、前記負荷保護ヒューズ及び前記警報ヒューズを保持するように構成されており、
    前記第1の壁部の長手方向の中央位置には、ノブが設けられており、
    前記第1の壁部には、さらに一対の点検用貫通孔が形成されており、
    前記一対の点検用貫通孔が、前記ノブの前記長手方向の両側に設けられており、
    前記一対の点検用貫通孔の位置は、前記警報ヒューズがあるときには、前記一対の点検用貫通孔を通して前記警報ヒューズの一部を視覚により確認できるが、前記警報ヒューズがないときには、前記一対の点検用貫通孔を通して前記負荷保護ヒューズの一部を視覚により確認できないように定められている請求項2に記載の警報機能付きヒューズ装置。
  4. 前記第2及び第3の壁部には、端子金具を備えた一対のリード線が挿入されるリード線挿入孔が形成されており、
    前記ハウジングは、前記負荷保護ヒューズの両端に設けられた一対の端子に電気的に接続された一対の端子金具を保持しており、
    前記一対の端子金具には、前記警報ヒューズが無いときに前記一対の点検用貫通孔を通して挿入されるドライバによりネジが挿入されるネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の警報機能付きヒューズ装置。
  5. 前記ノブには、前記第1の壁部を貫通して延びる点検用貫通孔が更に設けられている請求項4に記載の警報機能付きヒューズ装置。
  6. 前記第2の壁部または第3の壁部に設けられた前記ロッド部材貫通孔の周囲には、周方向に所定の間隔をあけて前記第2の壁部または第3の壁部を貫通する複数のスリットが形成されており、
    前記複数のスリットは、前記ロッド部材貫通孔と前記複数のスリットとの間の壁部分を所定以上の力で押すと前記壁部分が除去できるように形成されている請求項2に記載の警報機能付きヒューズ装置。
  7. 前記壁部分が除去されて形成された取付用貫通孔は、前記ロッド部材によって操作される***作部を内部に備えたリミットスイッチの取付孔として利用可能な形状を有している請求項6に記載の警報機能付きヒューズ装置。
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