JP2016091761A - コネクタ - Google Patents

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照雄 原
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Abstract

【課題】他の部材が接触することに起因して係止部材が仮係止位置から本係止位置に変位することを防ぐ。
【解決手段】本明細書によって開示されるコネクタは、複数の雌端子20を収容するハウジング30と、ハウジング30に設けられた嵌合部32の上面32Aに設けられたリテーナ装着孔34に装着され、ハウジング30に対して複数の雌端子20の挿入を可能にする仮係止位置と複数の雌端子20と係止して抜け止めする本係止位置との間を変位可能なリテーナ40と、ハウジング30に支持され、嵌合初期位置と嵌合完了位置との間を変位可能なレバー50とを備え、嵌合完了位置に配されたレバー50は、仮係止位置に配されたリテーナ40の上面を覆っているところに特徴を有する。
【選択図】図1

Description

本明細書によって開示される技術は、コネクタに関する。
従来、リテーナを備えたコネクタとして、特開2013−149469号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。リテーナは、ハウジングの外面に設けられたリテーナ挿入孔に挿入可能とされており、ハウジングの外面から突出することでハウジング内への端子の挿入を可能にする仮係止位置と、リテーナ挿入孔内に完全に収容されることで端子と係止して抜け止めする本係止位置との間を変位可能とされている。
特開2013−149469号公報
ところで、この種のコネクタは、一般に、リテーナなどの係止部材を仮係止位置に保持したまま、搬送などを行う。このため、搬送などの際に、他の部材が係止部材に接触すると、係止部材が仮係止位置から本係止位置に変位してしまう虞があり、係止部材が本係止位置に変位した場合には、端子挿入時に係止部材を仮係止部位置に戻す作業が発生し、コネクタの組み立て作業が煩雑になってしまう。
本明細書では、他の部材が接触することに起因して係止部材が仮係止位置から本係止位置に変位することを防ぐ技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、コネクタであって、複数の端子を収容するハウジングと、前記ハウジングの外面に設けられた装着孔に装着され、前記ハウジングに対して前記複数の端子の挿入を可能にする仮係止位置と前記複数の端子と係止して抜け止めする本係止位置との間を変位可能な係止部材と、前記ハウジングに支持され、初期位置と完了位置との間を変位可能なレバーとを備え、前記完了位置に配されたレバーは、前記仮係止位置に配された前記係止部材の外面を覆っているところに特徴を有する。
このような構成によると、仮係止位置に配された係止部材の外面が、レバーによって覆われることで保護されているから、他の部材が接触することに起因して係止部材が本係止位置に変位することを防ぐことができる。
本明細書によって開示される技術の態様として、以下の構成が好ましい。
前記レバーが前記初期位置に配されると、前記係止部材を前記仮係止位置から前記本係止位置に変位させるための押圧操作部が前記レバーから露出する構成としてもよい。
このような構成によると、レバーを初期位置に配することで、係止部材の押圧操作部をレバーから露出させて操作することができる。これにより、例えば、専用の治具などにより係止部材を変位させるものに比べて、係止部材を本係止位置に容易に変位させることができる。
前記係止部材は、横長に形成され、前記押圧操作部は、前記係止部材の横方向両側に一対形成されており、前記レバーが前記初期位置に配されると、前記レバーの横方向両側に前記一対の押圧操作部が露出して配される構成としてもよい。
このような構成によると、係止部材の横方向両側に形成された一対の押圧操作部を均等に押圧することができるから、係止部材を傾いた不正な姿勢にさせることなく、仮係止位置から本係止位置に変位させることができる。
本明細書によって開示される技術によれば、他の部材が接触することに起因して係止部材が仮係止位置から本係止位置に変位することを防ぐことができる。
リテーナが仮係止位置に配されレバーが嵌合完了位置に配された状態のレバー式コネクタの斜視図 同正面図 同平面図 同側面図 図2のA−A線断面図 リテーナが仮係止位置に配されレバーが嵌合初期位置に配された状態のレバー式コネクタの斜視図 同平面図 リテーナが本係止位置に配されレバーが嵌合初期位置に配された状態のレバー式コネクタの斜視図 同正面 同側面 リテーナが本係止位置に配された状態を示す断面図であって、図5の断面に相当する断面図
<実施形態>
実施形態について図1から図11を参照して説明する。
本実施形態は、レバー50が回動可能に支持されたレバー式コネクタ10を例示しており、このレバー式コネクタ10は、レバー50を回動操作することによって図示しない相手方コネクタと嵌合および離脱可能とされている。なお、以下の説明において、上下方向とは図2における上下方向を基準とし、左右方向とは図2における左右方向を基準として説明する。また、前後方向とは図3および図4における左右方向を基準とし、図3および図4における図示左方を前方、図示右方を後方として説明する。
レバー式コネクタ10は、複数の雌端子(「端子」の一例)20が収容されるハウジング30と、複数の雌端子20と係止するリテーナ(「係止部材」の一例)40とを備えて構成されており、ハウジング30の外面にレバー50が装着されている。
雌端子20は、図5に示すように、角筒状をなす端子接続部21の後方に電線接続部23が設けられた形態とされており、電線接続部23が電線Wの端末に圧着されることで、電線Wの端末に雌端子20が接続されている。
ハウジング30は、図1から図4に示すように、合成樹脂製であって、略方形のブロック状をなしている。ハウジング30の内部には、図5に示すように、前後に貫通する複数のキャビティ31が形成されている。各キャビティ31内には、雌端子20が後方から個別に収容されるようになっており、キャビティ31内に雌端子20が収容されるとハウジング30の後面から複数の電線Wが引き出された状態となる。
また、ハウジング30の前部は、相手方コネクタと嵌合可能な嵌合部32とされており、嵌合部32の外周面には相手方コネクタとの間を止水する略矩形環状のゴムリングGが嵌着されている。
ハウジング30の前後方向略中央部には、図1、図3および図5に示すように、ゴムリングGの外側に全周に亘って配される保護壁33が設けられており、この保護壁33によってゴムリングGは他の部材から保護されている。
嵌合部32の上面32AにおけるゴムリングGよりも前側の位置には、リテーナ40が挿入されるリテーナ装着孔(「装着孔」の一例)34が上方に開口して設けられている。リテーナ装着孔34は、左右方向に横長で嵌合部32の上面32Aから下方に延びた形態をなしており、各キャビティ31に連通している。
リテーナ40は、図5および図11に示すように、リテーナ装着孔34の上方から挿入されてハウジング30に装着されるようになっており、図5に示すように、キャビティ31内への雌端子20の挿入を可能とする仮係止位置と、図11に示すように、雌端子20に係止して抜け止めする本係止位置との間を上下方向に変位可能とされている。
リテーナ40は、リテーナ装着孔34の上端開口を塞ぐ板状の蓋部41と、蓋部41から下方に延びるリテーナ本体42とを有しており、リテーナ40とハウジング30との間に設けられた図示しない係止機構によって、仮係止位置と本係止位置とに係止可能とされている。
リテーナ本体42は、図5および図11に示すように、前後方向に薄肉の平板状に形成されており、リテーナ本体42には、各キャビティ31に対応する複数の抜け止め部43が設けられている。抜け止め部43は、リテーナ本体42が図5に示す仮係止位置に配されると、ハウジング30内における雌端子20の進入経路から上方に退避し、キャビティ31内への雌端子20の挿入を許容する。そして、リテーナ本体42が図11に示す本係止位置に配されると、抜け止め部43が雌端子20の進入経路内に進入し、雌端子20の端子接続部21が抜け止め部43によって後方から係止されることで、雌端子20の抜け止めが図られるようになっている。
蓋部41は、図3および図7に示すように、リテーナ装着孔34の上端開口における内周形状とほぼ同じ外周形状の左右方向に横長な形態をなしている。蓋部41は、図1、図2、図4および図5に示すように、仮係止位置では嵌合部32の上面32Aから上方に僅かに突出しており、本係止位置では、図8から図11に示すように、蓋部41の上面41Aが嵌合部32の上面32Aとほぼ面一となるようにリテーナ装着孔34内に収容されることで、リテーナ装着孔34の上端開口を塞ぐようになっている。
また、蓋部41の上面41Aにおける左右方向両側部は、図7に示すように、押圧操作可能な一対の押圧操作部44とされている。蓋部41が一対の押圧操作部44によって押圧操作されると、リテーナ40が左右均一にリテーナ装着孔34に挿入され、リテーナ本体42が仮係止位置から本係止位置に変位することで、抜け止め部43によって雌端子20が抜け止めされるようになっている。
また、蓋部41の左右方向両端部には、図6および図7に示すように、前方に突出する一対の補助操作部45が設けられている。一対の補助操作部45は、蓋部41の左右方向両端部における前縁から嵌合部32の上面32Aに沿うように略L字状に突出した形態をなしており、押圧操作部44に加えて補助操作部45を追加し、押圧可能な面積を増やすことで、リテーナ40をさらに押圧し易くすることができるようになっている。
レバー50は、図4、図5、図10および図11に示すように、上下方向に対向する一対のカム板51を回動操作部52によって上下方向に連結した形態とされている。
一対のカム板51は、図3に示すように、何れも前端両側に丸みを帯びた角部53を有する略矩形平板状に形成されている。角部53のうちの右方の角部(図3の図示下側の角部)53を構成する一対の側縁53Bは、頂点部53Aを中心に一対の側縁53B間の角度が約90度となる配置とされている。
各カム板51の後部には、板厚方向に貫通する貫通孔54がそれぞれ形成されている。貫通孔54には、ハウジング30の後部における上下面に設けられた一対の支持軸36が嵌合可能とされており、一対のカム板51の貫通孔54に一対の支持軸36が嵌合されることで、一対のカム板51がハウジング30の上下面に沿うようにハウジング30に支持されると共に、支持軸36を中心に図6から図10に示す嵌合初期位置と、図1から図4に示す嵌合完了位置との間を回動変位可能となる。なお、嵌合初期位置が「初期位置」、嵌合完了位置が「完了位置」に相当する。
また、一対のカム板51には、図1および図6に示すように、互いに対向する内側の面にカム溝55が設けられている。カム溝55は、カム板51の側縁から貫通孔54に近づくように略円弧状に形成されている。カム溝55は、嵌合初期位置では、図9に示すように、カム溝55の入口が前方に向けて開口した状態となり、カム溝55の入口から相手方コネクタの図示しないカムピンが導入可能となる。カム溝55内に相手方コネクタのカムピンが導入され、レバー50を嵌合初期位置から嵌合完了位置に向けて回動させると、カムピンがカム溝55に沿って移動し、カム作用によりレバー式コネクタ10と相手方コネクタとが互いに引き寄せられて嵌合されるようになっている。
回動操作部52は、図10に示すように、一対のカム板51間を上下方向に直線状に繋ぐ平板状に形成されており、嵌合初期位置では、図10に示すように、ハウジング30のキャビティ31の後方に配され、嵌合完了位置では、図3および図4に示すように、ハウジング30の側面に沿って配されるようになっている。この回動操作部52を操作することにより、一対のカム板51が嵌合初期位置と嵌合完了位置との間を回動変位するようになっている。
ところで、例えば、ハウジング30内に雌端子20を収容する前に、レバー式コネクタ10を搬送したり、出荷したりする場合がある。その場合には、ハウジング30に対して雌端子20を挿入する挿入作業を、後で円滑に行うためにレバー50を嵌合完了位置に保持した状態でレバー式コネクタ10を管理する。また、ハウジング30内に雌端子20を収容した後では、相手方コネクタとの嵌合を円滑に行うために、レバー50を嵌合初期位置に保持した状態でレバー式コネクタ10を管理する。このため、各カム板51の後端外周縁部には、図1、図4および図6に示すように、レバー50を嵌合初期位置および嵌合完了位置に保持する弾性係止片56が設けられている。
弾性係止片56は、各カム板51の後端側縁からカム板51の外縁に沿うようにして前方に向けて延出されており、弾性係止片56の基端部を支点に上下方向に弾性変位可能に形成されている。各弾性係止片56の先端部は、ハウジング30の保護壁33側に向けて突出しており、弾性係止片56の先端部がハウジング30の保護壁33に設けられた初期係止溝37および完了係止溝38に係止することでレバー50が嵌合初期位置および嵌合完了位置に保持されるようになっている。
初期係止溝37は、保護壁33の前端縁から後方に向けて延びる溝状に形成されており、この初期係止溝37に弾性係止片56の先端部が前方から係止することでレバー50が嵌合初期位置に保持されるようになっている(図6および図8を参照)。また、完了係止溝38は、図4に示すように、保護壁33の後端部において内側に凹んだ形態とされており、この完了係止溝38に弾性係止片56の先端部が後方から係止することでレバー50が嵌合完了位置に保持されるようになっている(図1および図4を参照)。そして、弾性係止片56が弾性変位して、初期係止溝37と完了係止溝38との間に配された保護壁33を乗り越えることで、レバー50が嵌合初期位置もしくは嵌合完了位置に保持されるようになっている。
さて、レバー50の一対のカム板51のうち、嵌合部32の上面32Aに沿って配された上側カム板51Uは、嵌合完了位置に配されると、図3から図5に示すように、リテーナ40の蓋部41における一対の押圧操作部44の外面を外側から覆うようにして配され、上側カム板51Uが押圧操作部44のほぼ全体を覆うことで、押圧操作部44が操作できないようになる。
一方、上側カム板51Uが、嵌合初期位置に配されると、図6および図7に示すように、上側カム板51Uの前端両端部における一方の角部53の頂点部53Aが前端に配されるようにして上側カム板51Uがリテーナ40の左右方向中央部のみを覆った状態となる。したがって、リテーナ40の上方に角部53を構成する一対の側縁53Bが、図7に示すように、頂点部53Aを中心に左右対称となるようにして互いに離れるように斜め後方に延びて配され、一対の側縁53Bの左右方向両側に一対の押圧操作部44が露出して配される。
また、リテーナ40の上方に配された一対の側縁53Bは、図7に示すように、左右両側から指Fをそれぞれ宛がうことが可能な一対の指掛け部57とされ、この一対の指掛け部57に指Fを宛がうことで、一対の押圧操作部44を容易に押圧することができるようになっている。
つまり、一対の押圧操作部44に対して指Fを均等に配することができ、リテーナ40を左右に傾いた不正な姿勢にすることなくリテーナ装着孔34に挿入することで、図8から図11に示すように、リテーナ40を本係止位置に確実に至らしめることができる。ひいては、複数の雌端子20を確実に係止することができる。
また、仮に指掛け部57から指Fが前方にずれが場合においても、リテーナ40には、一対の押圧操作部44に加えて補助操作部45が追加されており、押圧可能な面積が大きくなっているから、確実にリテーナ40を押圧することができる。
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、レバー式コネクタ10の作用および効果について説明する。
レバー式コネクタ10は、ハウジング30内に雌端子20を収容する前の状態では、雌端子20の挿入作業を円滑に行うために、図1から図5に示すように、リテーナ40が仮係止位置に保持されレバー50が嵌合完了位置に保持されており、この状態において、部品管理や搬送などが行われる。
ここで、仮に、嵌合部32に装着されたリテーナ40の外面が露出された状態になっていると、搬送などの際に、他のレバー式コネクタや他の部材がリテーナ40の押圧操作部44に接触するなどして、リテーナ40が仮係止位置から本係止位置に変位してしまう虞がある。
しかしながら、本実施形態によると、レバー50が嵌合完了位置に保持された状態では、レバー50の上側カム板51Uが、リテーナ40の外面である蓋部41の上方に配され、リテーナ40の一対の押圧操作部44全体をほぼ覆った状態となっている。
つまり、搬送などの際に、他のレバー式コネクタや他の部材がレバー式コネクタ10に接触したとしても、他のレバー式コネクタや他の部材がリテーナ40の一対の押圧操作部44に接触することを抑制し、リテーナ40が本係止位置に向かって押圧されることを防ぐことができるようになっている。
次に、レバー式コネクタ10の組み立て手順を簡単に説明する。
リテーナ40が仮係止位置に保持されると共に、レバー50が嵌合完了位置に保持されたハウジング30のキャビティ31内に雌端子20を後方から挿入する。このとき、レバー50の回動操作部52は、ハウジング30の後方ではなくハウジング30の側面に沿って配されているため、レバー50を回動させることなく、雌端子20の挿入作業を円滑に行うことができる。
ハウジング30内に所定数量の雌端子20が収容されたところで、リテーナ40の一対の押圧操作部44を上方から押圧し、リテーナ40を仮係止位置から本係止位置に変位させる。
このとき、例えば、リテーナ40の一対の押圧操作部44がレバーなどの他の部材によって覆われたままの状態では、押圧操作し辛く、専用の治具などを用いてリテーナ40を操作することになってしまう。
ところが、本実施形態によると、相手方コネクタとの嵌合に備えて回動操作部52を操作してレバー50を嵌合完了位置から嵌合初期位置に変位させると、上側カム板51Uがハウジング30の支持軸36を中心に回動し、図6および図7に示すように、リテーナ40の一対の押圧操作部44が上側カム板51Uから露出した状態となる。
詳細には、上側カム板51Uが嵌合初期位置に配されると、図7に示すように、上側カム板51Uの一方の角部53が前端に配されることで、上側カム板51Uがリテーナ40の左右方向中央部のみを覆った状態となる。そして、角部53を構成する一対の側縁53Bが一対の指掛け部57として角部53の頂点部53Aを中心に左右対称に配され、一対の指掛け部57の左右方向両側に一対の押圧操作部44が露出して配される。
つまり、本実施形態によると、ハウジング30内に所定数の雌端子20を挿入した後、相手方コネクタとの嵌合のためにレバー50を嵌合完了位置から嵌合初期位置に変位させることで、リテーナ40を本係止位置に変位させるための一対の押圧操作部44を露出させることができる。
また、一対の押圧操作部44が露出すると、一対の押圧操作部44の左右方向中央側には、左右方向両側から指Fを宛がうことが可能な一対の指掛け部57が配される。すなわち、一対の指掛け部57に指Fを宛がい、一対の押圧操作部44を均等に押圧することで、リテーナ40を左右に傾いた不正な姿勢にすることなく本係止位置に変位させることができ、複数の雌端子20を確実に係止することができる。
また、仮に指掛け部57から指Fが前方にずれる場合においても、一対の押圧操作部44に加えて補助操作部45が追加されることで押圧可能な面積が大きくなっているから、確実にリテーナ40を押圧することができる。
このようにしてレバー式コネクタ10の組み立てが完成し、完成したレバー式コネクタ10を相手方コネクタに嵌合させることができる。
以上のように、本実施形態のレバー式コネクタ10によると、雌端子20を挿入する前の状態では、レバー50が嵌合完了位置に保持され、レバー50の上側カム板51Uが仮係止位置に配されたリテーナ40の一対の押圧操作部44全体をほぼ覆った状態となっているから、他のレバー式コネクタや他の部材がリテーナ40の一対の押圧操作部44に接触することを抑制し、リテーナ40が本係止位置に向かって押圧されることを防ぐことができる。
そして、相手方コネクタとの嵌合に備えてレバー50を嵌合初期位置に変位させると、上側カム板51Uが回動することで、一対の指掛け部57がリテーナ40の左右方向中央部に配され、一対の指掛け部57の左右方向両側に一対の押圧操作部44が露出して配される。これにより、一対の指掛け部57に指Fを宛がって一対の押圧操作部44を容易かつ均等に押圧することができる。これにより、リテーナ40を本係止位置に確実に変位させることができ、複数の雌端子20を確実に係止することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、一対のカム板51を有するレバー50を備えた構成した。しかしながら、これに限らず、上側カム板のみを有するレバーを備えた構成してもよい。
(2)上記実施形態では、レバー50を回動変位可能な構成にした。しかしながら、これに限らず、レバーをスライド可能な構成にしてもよい。
10:コネクタ
20:雌端子(端子)
30:ハウジング
34:リテーナ装着孔(装着孔)
40:リテーナ(係止部材)
44:押圧操作部
50:レバー

Claims (3)

  1. 複数の端子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの外面に設けられた装着孔に装着され、前記ハウジングに対して前記複数の端子の挿入を可能にする仮係止位置と前記複数の端子と係止して抜け止めする本係止位置との間を変位可能な係止部材と、
    前記ハウジングに支持され、初期位置と完了位置との間を変位可能なレバーとを備え、
    前記完了位置に配されたレバーは、前記仮係止位置に配された前記係止部材の外面を覆っているコネクタ。
  2. 前記レバーが前記初期位置に配されると、前記係止部材を前記仮係止位置から前記本係止位置に変位させるための押圧操作部が前記レバーから露出する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記係止部材は、横長に形成され、
    前記押圧操作部は、前記係止部材の横方向両側に一対形成されており、
    前記レバーが前記初期位置に配されると、前記レバーの横方向両側に前記一対の押圧操作部が露出して配される請求項2に記載のコネクタ。
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