JP2016090942A - 遮蔽ラベルおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮蔽層の厚さ低減を可能とし、製造コストの削減を図る。【解決手段】表裏面側にそれぞれ異なる表示情報を視認可能とした遮蔽層の裏面側が接着可能とされた遮蔽ラベルであって、裏面側から、透明接着層11、透明層12、第1印刷層13、接着層15、コールド箔16、第2印刷層18が積層されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、遮蔽ラベルおよびその製造方法に係り、特に、表裏両面の表示がそれぞれ視認可能なラベルに用いて好適な技術に関する。
これまで、ペットボトル飲料、ガラス瓶飲料をはじめとする各種の食品関連商品や、シャンプー、リンスなどのトイレタリー関連商品、あるいは、目薬等の医薬部外品の各種販売キャンペーンや販売促進活動などには、透明な容器に貼り着けるラベルとして、表裏両面に異なった表示情報が付与されて、表裏両面から別々の情報を視認可能とされたラベルが知られている。
このようなラベルは、その表面には商品に関する情報がラベル情報として印刷表示されるとともに、裏面には商品販売の各種キャンペーンや販売促進活動などに関する各種情報が印刷表示されており、裏面に設けた接着剤(貼着剤、粘着剤)層を介して、被着体である商品本体や商品ケース等の包装容器本体に貼着して使用されるものである。
また、このようなラベルとして、不透明な被着体に貼着されている段階では、ラベル裏面側に印字されている情報は目視確認できないが、被着体からラベルを剥がした際に、そのラベル裏面側に印字されている商品販売の各種キャンペーンや販売促進活動などに関する各種情報を目視にて読み取ることができるようになっているものもある。
このようなラベルとしては、透明基材の表面に透過印刷を施して裏面に透明貼着剤を設け、基材表面の透過印刷上に全面塗布の濃い目の白色インキから成る着色印刷を施して遮蔽層とし、その表面に、さらに文字、デザインから成る広告等の上面印刷を施し、透明な被着体に貼着することで、透明な被着体を介してラベル裏面の印刷内容を確認することができるものが知られている(特許文献1)。
また、透明基材の表面に透過印刷を施して裏面に透明貼着剤を設け、透過印刷上に板体面に上面印刷を施した不透明基材を貼り着けたものが知られている(特許文献2)。
また、遮蔽性のあるフィルムとして、アルミ蒸着フィルムを使用することが知られている(特許文献3)。
特開平08−227270号公報 特開2001−034170号公報 特開2001−134190号公報
近年、上記のようなラベルとしては、貼り着けた容器との境界で段差が生じない程度に薄くすることが求められている。
しかし、特許文献1のラベルでは、白等の遮蔽印刷を施しただけであるので、反対面側の印刷内容が透けてしまい視認性が低下するという問題があった。また、これを防止するために白等の遮蔽印刷を厚くすると、ラベルの厚さが増大してしまい、ラベルを貼り付けた容器等との境界にできる段差が目立ってしまうため好ましくない。
特許文献2のラベルでは、もともと剥離することを前提としており、剥離容易性を付与するために、その厚さが厚くなることを忌避してはいない。
また、特許文献3記載の技術では、アルミ蒸着層を介して表裏面の異なる表示情報を隔てているので、逆側の面に形成された表示情報が透けて見えてしまうことはないが、この遮蔽層の部分は容器等に貼り着けないものであり、その厚さが厚くなることを忌避するどころか、強度が増すとして歓迎している。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以下の目的を達成しようとするものである。
1.表裏面に異なる情報を印刷したラベルにおいて遮蔽性を維持しつつラベル厚さを低減すること。
2.遮蔽層の厚さ低減を可能とすること。
3.製造コストの削減を図ること。
本発明の遮蔽ラベルは、表裏面側に表示情報を視認可能とした遮蔽層の裏面側が接着可能とされた遮蔽ラベルであって、
前記裏面側から、透明接着層、透明層、第1印刷層、接着層、前記遮蔽層としてのコールド箔、第2印刷層が積層されてなることにより上記課題を解決した。
本発明の前記コールド箔の厚さが5〜15μmの範囲に設定されることが可能である。
また、前記コールド箔の表側面には、遮蔽印刷層が設けられることができる。
本発明の遮蔽ラベルの製造方法は、表裏面側にそれぞれ異なる表示情報を視認可能とし裏面側が接着可能とされた遮蔽層としてのコールド箔に対し前記裏面側から、透明接着層、透明層、第1印刷層、接着層、が積層され、前記コールド箔の表面側に第2印刷層が積層された遮蔽ラベルの製造方法であって、
前記透明接着層、前記透明層、前記第1印刷層、前記接着層、前記コールド箔を積層する工程と、
前記コールド箔の表面側に前記第2印刷層を積層する工程と、
を有することにより上記課題を解決した。
また、前記接着層が紫外線硬化剤層とされ、前記コールド箔の表面側から紫外線を照射することが好ましい。
本発明においては、前記コールド箔の厚さが5〜15μmの範囲に設定されることができる。
本発明の遮蔽ラベルは、表裏面側に表示情報を視認可能とした遮蔽層の裏面側が接着可能とされた遮蔽ラベルであって、
前記裏面側から、透明接着層、透明層、第1印刷層、接着層、前記遮蔽層としてのコールド箔、第2印刷層が積層されてなることにより、コールド箔を遮蔽層とすることで、ラベルの厚さ寸法を増大させないで、充分な遮蔽性を具備することができ、表裏面の両側に設けられた表示情報の視認性が低下してしまうことを防止できる。
本発明の前記コールド箔の厚さが5〜15μmの範囲に設定されることにより、遮蔽ラベルを貼り着け対象に貼り着けた際に、ラベルの輪郭線において、ラベルの厚さによって段差が強調されてしまうことがない。
また、前記コールド箔の表側面には、遮蔽印刷層が設けられることにより、コールド箔単体とされた構成に比べて、遮蔽効率を向上して表裏面の両方で視認性の向上を図ることが可能となる。
本発明において、前記透明接着層の前記裏面側には剥離層が設けられ、セパレータに貼り着けられていることにより、セパレータに貼り着けられた透明層およびコールド箔に印刷をおこなうことで表示情報を容易に形成することができる。
また、本発明において、前記接着層が、紫外線硬化剤層とされることにより、印刷ユニットによって印刷することで塗布した接着剤(粘着剤)を紫外線照射によって硬化することで、コールド箔と透明層とを接着可能な接着層を形成することができる。
本発明の遮蔽ラベルの製造方法は、表裏面側に表示情報を視認可能とし裏面側が接着可能とされた遮蔽層としてのコールド箔に対し前記裏面側から、透明接着層、透明層、第1印刷層、接着層、が積層され、前記コールド箔の表面側に第2印刷層が積層された遮蔽ラベルの製造方法であって、
前記透明接着層、前記透明層、前記第1印刷層、前記接着層、前記コールド箔を積層する工程と、
前記コールド箔の表面側に前記第2印刷層を積層する工程と、
を有することにより、コールド箔を用いてラベルの厚さ寸法を抑制した状態とすることができ、遮蔽ラベルを貼り着けた際に輪郭位置において貼り着け対象との間で段差を生じることがない程度に薄くすることができる。同時に、コールド箔により、充分な遮蔽性を有することができるので、遮蔽ラベルを貼り着けた際の表面側である第2印刷層と、裏面側の第1印刷層との両方において、視認性の向上を図ることが可能となる。
また、前記接着層が紫外線硬化剤層とされ、前記コールド箔の表面側から紫外線を照射することにより、印刷ユニットによって印刷することで塗布形成した接着層の上側(表面側)に、コールド箔を載置し、この上側(表面側)から紫外線を照射することによって接着層を活性化させた後に硬化することで、コールド箔と透明層とを接着することができる。このとき、紫外線照射を第2印刷層形成の前におこなうことにより、紫外線が第2印刷層によって遮蔽されて接着硬化が不充分になることを防止できる。さらに、紫外線照射を第2印刷層形成の前におこなうこと、つまり、白遮蔽する前に紫外線照射をすることで上側(表面側)から紫外線照射をおこなうことができる。これにより、白遮蔽した後で紫外線照射しようとすると紫外線が白遮蔽に阻まれて接着層の硬化が十分でなくなる可能性と、下側から紫外線照射をおこなおうとすれば紫外線照射設備の導入が容易ではないという困難性とを排除することが可能となる。
本発明の前記コールド箔の厚さが5〜15μmの範囲に設定されることにより、遮蔽ラベルを貼り着け対象に貼り着けた際に、ラベルの輪郭線において、ラベルの厚さで段が強調されてしまうことがない。
本発明においては、前記透明層の裏面に塗布された透明接着層によって剥離層が仮着されているセパレータとしてのラベル原紙を供給する第1の供給工程と、
前記透明層の表面に前記第1印刷層を印刷する第1印刷工程と、
前記第1印刷層の上に紫外線硬化剤層とされる前記接着層を形成する接着層形成工程と、
前記コールド箔を供給する第2の供給工程と、
前記コールド箔の表面側から紫外線照射して前記接着層を硬化させ前記透明層と前記コールド箔とを貼り合わせる貼り合わせ工程と、
前記コールド箔の表面に、前記第2印刷層を印刷する第2印刷工程と、
を有することにより、紫外線硬化インキを用いる印刷ユニットを利用するとともに、紫外線硬化剤からなる接着層を用いて、同じ印刷ユニットを用いて貼り着けるだけで、遮蔽ラベルを製造することができる。紫外線硬化インキを用いる印刷ユニットでは、インキを印刷した面と同じ側から紫外線照射をおこなって硬化処理をおこなうものであるため、この印刷ユニットを用いてインキ硬化処理と同様に、紫外線硬化剤からなる接着層に対する硬化処理をおこなうことが可能となる。
本発明においては、前記貼り合わせ工程後に、前記コールド箔の表側面に遮蔽印刷層を形成する遮蔽印刷工程を有することにより、貼り合わせ工程での紫外線照射を第2印刷工程の前におこなうことにより、紫外線が遮蔽印刷層または第2印刷層によって遮蔽されて接着硬化が不充分になることを防止できる。
本発明によれば、層厚を増大させないで、充分な遮蔽性を具備することができ、表裏面の両側に設けられた表示情報の視認性が低下してしまうことを防止できるとともに、ラベルを貼り着け対象に貼り着けた際に、輪郭線においてラベルの厚さの段差が強調されてしまうことがないという効果を奏することができる。
本発明に係る遮蔽ラベルの第1実施形態を示す断面図である。 本発明に係る遮蔽ラベルの第1実施形態における製造工程を示す工程図である。 本発明に係る遮蔽ラベルの第1実施形態における製造工程を示す工程図である。 本発明に係る遮蔽ラベルの第1実施形態における製造工程を示す工程図である。 本発明に係る遮蔽ラベルの第1実施形態における製造装置を示す模式図である。
以下、本発明に係る遮蔽ラベルの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における遮蔽ラベルを示す模式断面図であり、図において、符号10は、遮蔽ラベルである。
本実施形態における遮蔽ラベル10は、図1に示すように、裏面側から表面側に向かって、剥離層が仮着されているセパレータとしてのラベル原紙(剥離紙)R、透明接着層11、透明層12、第1印刷層13、遮蔽印刷層(白)14、接着層15、コールド箔16、遮蔽印刷層(白遮蔽)17、第2印刷層18、OPニス19が積層されている。
ラベル原紙(剥離紙)Rとしては、透明接着層11に対して易剥離性を示すシリコン樹脂等の離型剤を紙基材、フィルム基材の片面に塗布したシート、または、易剥離可能に表面加工が施されたセパレータとされており、このように剥離加工が施された面が、透明層12の裏面に塗布された透明接着層11に仮貼着されている。
透明接着層11は粘着剤からなるものとされ、使用できる粘着剤としては、例えばエマルジョン系、ソルベント系、ホットメルト系のように任意の粘着剤が使用可能であるとともに、素材も、アクリル系、ゴム系など任意であり、また、粘着剤の強さも強粘タイプや弱粘タイプなど任意である。透明接着層11の厚さは、15〜30μmの範囲に設定される。
透明層12は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムとされ、透明層12の厚さは、25〜100μmの範囲に設定される。
第1印刷層13は、透明層12の裏面側からのみ目視可能なように、隠蔽を必要とする各種情報(商品販売の各種キャンペーンや販売促進活動などに関する顧客向けサービス情報、応募情報、抽選情報など)として印字される。第1印刷層13は、透明層12の裏面側からのみ目視可能とするために、文字・デザインなどは逆向き像になるように印刷される。
第1印刷層13は、オフセット印刷方式又はグラビア印刷方式の他に、活版印刷方式、スクリーン印刷方式、フレキソ印刷方式、ロール塗布方式等が採用でき、また、使用インキ、塗布液としては、水性インキ、油性インキ、また、インキ乾燥方式としては、紫外線(UV)硬化乾燥型インキ(UVインキ)、電子線(EB)硬化乾燥型インキ(EBインキ)、二液反応硬化型インキ、酸化乾燥型インキ、溶剤揮散型インキ等が使用できる。特に、(UV)硬化乾燥型インキ(UVインキ)とすることが好ましい。
遮蔽印刷層(白)14は、白色に限るものではないが、表裏面の表示に対するそれぞれの遮蔽硬化を高めるために、全面印刷または塗布することができる。また、この遮蔽印刷層(白)14を設けないこともできる。
接着層15は粘着剤からなるものとされ、使用する粘着剤としては、水性粘着剤、油性粘着剤、紫外線(UV)固定型粘着剤(UV粘着剤)、電子線(EB)固定型粘着剤(EB粘着剤)、二液反応固定型粘着剤、酸化固定型粘着剤、溶剤揮散型粘着剤等が使用できる。特に、紫外線(UV)固定型粘着剤(UV粘着剤)とされることが好ましい。
コールド箔16は遮蔽層とされて、アルミニウム、金、銀等からなる圧延材としての金属箔からなり、その厚さは、5〜15μmの範囲に設定される。なお、このコールド箔16の印刷面である表面には、表面処理が施されることができる。
遮蔽印刷層(白遮蔽)17は、白色に限るものではないが、表裏面の表示に対するそれぞれの遮蔽硬化を高めるために、全面印刷または塗布することができる。また、この遮蔽印刷層(白遮蔽)17を設けないこともできる。
第2印刷層18は、コールド箔16の表面側からのみ目視可能とされて、各種情報(商品販売の各種キャンペーンや販売促進活動などに関する顧客向けサービス情報、応募情報、抽選情報など)をして印字される。第2印刷層18は、コールド箔16の表面側からのみ目視可能とするために、文字・デザインなどは正向き像になるように印刷される。
OPニス19は、OP(Over Print)ニスからなる表面仕上げ層とされるが、設けないことも可能である。
本実施形態における遮蔽ラベル10は、遮蔽層として、アルミ蒸着層や、透明フィルムに遮蔽可能なように別の層を設けたものでなく、コールド箔16を用いているため、遮蔽性を向上しつつ、層厚を低減することが可能となる。
以下、本実施形態における遮蔽ラベル10の製造方法について図面に基づいて説明する。
図2,図3,図4は、本実施形態における遮蔽ラベルの製造方法を示す工程図であり、図5は、本実施形態における遮蔽ラベルの製造装置を示す模式図であり、図において、符号20は、遮蔽ラベルの製造装置である。
本実施形態における遮蔽ラベルの製造方法は、図2,図3,図4に示すように、第1の供給工程S01と、第1印刷工程S02と、第1硬化工程S03と、遮蔽印刷層(白)形成工程S04と、遮蔽印刷層(白)硬化工程S05と、接着層形成工程S06と、第2の供給工程S07と、貼り合わせ工程S08と、遮蔽印刷層(白遮蔽)形成工程S09と、遮蔽印刷層(白遮蔽)硬化工程S10と、第2印刷工程S11と、第2硬化工程S12と、表面仕上げ工程S13と、を有する。
第1の供給工程S01は、図2(a)に示すように、透明層12の裏面に塗布された透明接着層11によって剥離層が仮着されているセパレータとしてのラベル原紙Rを供給する。
ラベル原紙Rは、透明フィルム(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム)による透明層12の裏面に積層形成した粘着剤層11と粘着剤層11に仮貼着した剥離シートRとからなる積層構成のラベル形成用タックシートを、図5に示すように、基材巻出手段21として供給する。
基材巻出手段21は、対向駆動回転するインフィードニップロールとともに、基材巻出手段21からラベル形成用タックシートから巻き出し送行する。
第1印刷工程S02は、図2(b)に示すように、ラベル形成用タックシートを第1印刷手段22aに導入送行しながら、透明層12の表面に逆向き像の第1印刷層13を印刷形成する。
第1印刷手段22aは、グラビア印刷方式等により印字する手段であり、第1印刷手段22aに生成された印字すべき情報(商品キャンペーン情報、販売促進情報、応募情報、抽選情報など)を印字データとして出力制御部から任意に選択出力し、その印字データに基づいて文字、図形等の情報を、図5に示すように、第1印刷手段22aのガイドロールを介して透明層12の表面に印字するものである。
第1印刷手段22aの塗布方式、印刷方式としては、オフセット印刷方式又はグラビア印刷方式の他に、活版印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷方式、ロール塗布方式等が採用でき、また、使用インキ、塗布液としては、水性インキ、油性インキ、また、インキ乾燥方式としては、紫外線(UV)硬化乾燥型インキ(UVインキ)、電子線(EB)硬化乾燥型インキ(EBインキ)、二液反応硬化型インキ、酸化乾燥型インキ、溶剤揮散型インキ等が使用できる。また、第1印刷層13を印刷する第1印刷手段22aには、1〜数ユニットの各色印刷ユニットを搭載した1乃至数色印刷が可能な印刷手段を使用することができる。なお、使用インキの具体例としては、例えば、オフセットインキ名;FDS各色TK;東洋インキ製造(株)製、オフセットインキ名;UV161各色;(株)ティーアンドケイ東華製)などがある。第1印刷手段22aの印刷方式としては、インキジェット方式、電子写真方式、熱転写方式等によるデジタル印刷としてもよい。
次いで、第1硬化工程S03として、図2(c)に示すように、第1印刷工程S02後に、第1印刷層13の塗布・印刷に紫外線(UV)硬化乾燥型インキ(UVインキ)、電子線(EB)硬化乾燥型インキ(EBインキ)を使用する場合には、塗布、印刷後に、それぞれUV照射手段又はEB照射手段22bに導入し、溶剤揮散型インキ等を使用する場合には、それぞれ加熱乾燥手段22bに導入して、第1印刷層13を硬化乾燥させる。
遮蔽印刷層(白)形成工程S04としては、図2(d)に示すように、第1硬化工程S03後に、第1印刷手段22aと同様の遮蔽印刷層(白)印刷手段23aにより、遮蔽印刷層(白)14を第1印刷層13を含む透明層12の全面に塗布して積層形成する。
遮蔽印刷層(白)形成工程S04の塗布方式、印刷方式としては、第1印刷手段22aと同様な印刷方式とすることができる。
次いで、蔽印刷層(白)硬化工程S05として、図2(e)に示すように、遮蔽印刷層(白)形成工程S04後に、第1硬化工程S03と同様に、UV照射手段又はEB照射手段23bに導入して、遮蔽印刷層(白)14を硬化乾燥させる。
接着層形成工程S06は、図5に示すように、グラビア塗布方式による粘着剤塗布手段24a(圧胴、版胴、塗布液供給)の圧胴、版胴間に導入して、図3(a)に示すように、遮蔽印刷層(白)14の印字された透明層12の表面に、遮蔽印刷層(白)14上より全面に粘着剤を塗布して接着層15を積層形成する。
塗布手段24aの塗布方式としては、上記グラビア塗布方式の他にオフセット印刷方式、活版印刷方式、スクリーン印刷方式、フレキソ印刷方式、ロール塗布方式等が採用でき、また、使用する粘着剤としては、水性粘着剤、油性粘着剤、紫外線(UV)固定型粘着剤(UV粘着剤)、電子線(EB)固定型粘着剤(EB粘着剤)、二液反応固定型粘着剤、酸化固定型粘着剤、溶剤揮散型粘着剤等が使用できる。
第2の供給工程S07として、図5に示すように、箔ロール25としてロール状に巻回されたコールド箔16を供給し、図3(b)に示すように、接着層15の上にコールド箔16を積層する。
次いで、貼り合わせ工程S08として、図5に示すように、紫外線(UV)固定型粘着剤(UV粘着剤)とされた接着層15に積層されたコールド箔16を、UV照射手段又はEB照射手段24bに導入し、図3(c)に示すように、接着層15に対して遮蔽印刷層(白)14と反対側、つまり、コールド箔16の表面側(上側)から紫外線を照射して、コールド箔16と接着層15とを透明層12上に固定させる。あるいは、電子線(EB)固定型粘着剤(EB粘着剤)や溶剤揮散型粘着剤等とされた接着層15に対して、電子線(EB)固定手段24bに導入し、接着層15に対して遮蔽印刷層(白)14と反対側、つまり、コールド箔16の表面側(上側)から電子線を照射して、コールド箔16と接着層15とを透明層12上に固定させる。あるいは、加熱乾燥手段24bに導入して、接着層15を透明層12上に固定させる。
遮蔽印刷層(白遮蔽)形成工程S09としては、貼り合わせ工程S08後に、図5に示すように、第1印刷手段22aと同様の遮蔽印刷層(白遮蔽)印刷手段26aにより、図3(d)に示すように、遮蔽印刷層(白遮蔽)17をコールド箔16の全面に塗布して積層形成する。
遮蔽印刷層(白遮蔽)形成工程S09における遮蔽印刷層(白遮蔽)印刷手段26aの塗布方式、印刷方式としては、第1印刷手段22aと同様な印刷方式とすることができる。
次いで、遮蔽印刷層(白遮蔽)硬化工程S10として、図3(e)に示すように、遮蔽印刷層(白遮蔽)形成工程S09後に、第1硬化工程S03と同様に、図5に示すように、UV照射手段又はEB照射手段24bに対応したUV照射手段又はEB照射手段26bに導入して、遮蔽印刷層(白遮蔽)17を硬化乾燥させる。
第2印刷工程S11は、図4(a)に示すように、グラビア印刷方式による第2印刷手段27a(版胴、圧胴)間に導入送行しながら、遮蔽印刷層(白遮蔽)17の表面に正向き像の第2印刷層18を印刷形成する。
第2印刷手段27aは、第1印刷手段22aと同様のグラビア印刷方式等により印字する手段とされる。
次いで、第2硬化工程S12として、図4(b)に示すように、第2印刷工程S11において、第2印刷層18の塗布・印刷に紫外線(UV)硬化乾燥型インキ(UVインキ)、電子線(EB)硬化乾燥型インキ(EBインキ)を使用する場合には、塗布、印刷後に、それぞれUV照射手段又はEB照射手段27bに導入し、第2印刷層18に対してその表面側(上側)からUVまたはEBを照射して、第2印刷層18を硬化乾燥させる。または、溶剤揮散型インキ等を使用する場合には、それぞれ加熱乾燥手段27bに導入して、第2印刷層18を硬化乾燥させる。
最後に、表面仕上げ工程S13として、図4(c)に示すように、OPニス19を積層体の最表面に形成する。
続いて、図5に示すように、OPニス19の積層されたタックシートを巻き出し送行しながら、ロータリー(回転)式又はレシプロ(上下反復動作)式のラベル型抜き手段29aに導入して、タックシートの積層体を、セパレータRを残してラベル形状(閉曲線図形状)に型抜きすることにより、連続するセパレータR面上に、仮貼着されてラベル形状に型抜きされた遮蔽ラベルを作成する。
続いて、図5に示すように、型抜きされたセパレータRを剥離ロール29bに導入するとともに、ラベル形状に型抜きした遮蔽ラベル外周の連続する余白(抜き滓)シートを滓取りロール29cにて巻き取りながら、ラベル巻取手段29d(対向駆動回転するアウトフィードニップロール)にて、連続するセパレータRを、遮蔽ラベルが表面に仮貼着した状態で一緒に巻き取ることにより、連続するセパレータR面上には、図4(c)に示す積層構成の遮蔽ラベル10が得られる。
本実施形態における遮蔽ラベル10は、コールド箔16により、層厚を増大させないで、充分な遮蔽性を具備することができ、表裏面の両側に設けられた表示情報の視認性が低下してしまうことを防止できるとともに、遮蔽ラベル10を貼り着け対象に貼り着けた際に、輪郭線において遮蔽ラベル10の厚さの段差が強調されてしまうことがない。
10…遮蔽ラベル
11…透明接着層
12…透明層
13…第1印刷層
14…遮蔽印刷層(白)
15…接着層
16…コールド箔
17…遮蔽印刷層(白遮蔽)
18…第2印刷層
19…OPニス
20…遮蔽ラベル製造装置

Claims (6)

  1. 表裏面側に表示情報を視認可能とした遮蔽層の裏面側が接着可能とされた遮蔽ラベルであって、
    前記裏面側から、透明接着層、透明層、第1印刷層、接着層、前記遮蔽層としてのコールド箔、第2印刷層が積層されてなることを特徴とする遮蔽ラベル。
  2. 前記コールド箔の厚さが5〜15μmの範囲に設定されることを特徴とする請求項1記載の遮蔽ラベル。
  3. 前記コールド箔の表側面には、遮蔽印刷層が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の遮蔽ラベル。
  4. 表裏面側に表示情報を視認可能とし裏面側が接着可能とされた遮蔽層としてのコールド箔に対し前記裏面側から、透明接着層、透明層、第1印刷層、接着層、が積層され、前記コールド箔の表面側に第2印刷層が積層された遮蔽ラベルの製造方法であって、
    前記透明接着層、前記透明層、前記第1印刷層、前記接着層、前記コールド箔を積層する工程と、
    前記コールド箔の表面側に前記第2印刷層を積層する工程と、
    を有することを特徴とする遮蔽ラベルの製造方法。
  5. 前記接着層が紫外線硬化剤層とされ、前記コールド箔の表面側から紫外線を照射することを特徴とする請求項4記載の遮蔽ラベルの製造方法。
  6. 前記コールド箔の厚さが5〜15μmの範囲に設定されることを特徴とする請求項4または5記載の遮蔽ラベルの製造方法。
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