JP2016088057A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016088057A
JP2016088057A JP2014229023A JP2014229023A JP2016088057A JP 2016088057 A JP2016088057 A JP 2016088057A JP 2014229023 A JP2014229023 A JP 2014229023A JP 2014229023 A JP2014229023 A JP 2014229023A JP 2016088057 A JP2016088057 A JP 2016088057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power state
log
information processing
transition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014229023A
Other languages
English (en)
Inventor
豪 中川原
Takeshi Nakagawara
豪 中川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014229023A priority Critical patent/JP2016088057A/ja
Publication of JP2016088057A publication Critical patent/JP2016088057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】 少ないメモリ資源で遷移する電力状態を管理する場合でも、情報処理装置で算出する電力消費量を適正に算出するための電力状態を管理する。【解決手段】管理装置と通信する情報処理装置において、遷移する電力状態の変化を検出した場合、遷移する電力状態が所定の遷移パターン条件を満たしているかどうかを判断した場合、さらに、遷移する電力状態を出力すべき所定の出力ポリシー条件を満たしているかどうかを判断する。そして、所定の出力ポリシー条件を満たしていると判断した場合、電力状態の変化を記憶手段に記憶させ、所定の出力ポリシー条件を満たしていないと判断した場合、電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させないように制御する構成を特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、ネットワーク機器管理の一環としてネットワーク機器を管理する管理装置がネットワーク機器(情報処理装置)の電力ログ情報を取得し、電力消費量など、機器の稼働状況をレポートすることで、ネットワーク機器の運用を効率化するという方法がある。特に、電力消費量や電力状態別の電力消費推移などのレポートは、ネットワーク機器稼働にかかるコスト等の改善に用いられ、ネットワーク機器の電力状態遷移のログ情報は、レポート出力にとって重要なログ情報となる。このような重要なログ情報を正確に管理する技術として、ネットワーク機器がログの保存先を外部HDDに切り替えることで、大量のログ出力によるメモリの圧迫や、メモリ不足によるログの消失を防ぐという従来技術がある。(例えば、特許文献1参照)
特開2011−59874号公報
ローエンドモデルのネットワーク機器では、ログ出力に利用可能なメモリ容量が少なく、電力状態遷移のログ出力に割り当てられる保存領域が大きく制限されている。さらに、これらのネットワーク機器では、製造コストを抑えるため外部ストレージ等の容量拡張機能が搭載されていないものがある。
この場合、従来技術のようにログの保存先を切り替えるようなことは行えないため、ネットワーク機器のログ削除サイクルが早まり、管理装置がネットワーク機器の稼働状況をレポートするために必要な電力状態遷移ログの情報が欠落してしまう。そのため従来技術では、ローエンドのネットワーク機器では正しい稼働レポートを出力できないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、少ないメモリ資源で遷移する電力状態を管理する場合でも、情報処理装置で算出する電力消費量を適正に算出するための電力状態を管理できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
管理装置と通信する情報処理装置であって、情報処理装置で遷移する電力状態の変化を検出する検出手段と、遷移する電力状態を記憶手段に記憶して管理する管理手段と、前記検出手段が遷移する電力状態の変化を検出した場合、前記遷移する電力状態が所定の遷移パターン条件を満たしているかどうかを判断する第1の判断手段と、前記遷移する電力状態を出力すべき所定の出力ポリシー条件を満たしているかどうかを判断する第2の判断手段と、前記所定の遷移パターン条件を満たしていると判断し、かつ、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていると判断した場合、前記電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させ、前記所定の遷移パターン条件を満たしていると判断し、かつ、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていないと判断した場合、前記電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させないように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、少ないメモリ資源で遷移する電力状態を管理する場合でも、情報処理装置で算出する電力消費量を適正に算出するための電力状態を管理できる。
ネットワークシステムの構成を説明するブロック図である。 ネットワークシステムのソフトウェア構成を示すブロック図である。 管理装置内のテーブル構成の一例を示す図である。 情報処理装置内のテーブル構成の一例を示す図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。 管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
本発明に係るネットワーク機器を管理する管理装置を含むネットワークシステムの一実施形態について説明する。ここでは、管理装置の一例としてアプリケーションサーバを取り上げて説明する。また、ネットワーク機器の一例として、本実施形態ではMFP(Multifunction Peripheral)、複合機能を有する複写機を取り上げて説明する。ネットワーク機器には、プリンタ、FAXなどのMFP以外のものも含む。
図1は、本実施形態を示す管理装置を含むネットワークシステムの構成を説明するブロック図である。
図1において、ネットワークシステムは、ネットワーク170により接続されるアプリケーションサーバ100、クライアントコンピュータ120およびMFP150より構成される。なお、アプリケーションサーバ100およびクライアントコンピュータ120は汎用コンピュータの構成を有する。クライアントコンピュータ120のハードウェア構成についてはアプリケーションサーバ100と同様のため、説明を省略する。
アプリケーションサーバ100において、101はCPUであり、ROM103あるいは外部メモリ110に記憶されたアプリケーションプログラム等に基づいて処理を実行する。さらに、CPU101はシステムバス112に接続される各デバイスを総括的に制御する。
また、CPU101は、ディスプレイ109上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のアプリケーションウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。102はRAMであり、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。103はROMであり、基本I/Oプログラム等の記憶領域として機能する読み出し専用のメモリである。このROM103あるいは外部メモリ111には、CPU101の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶される。
さらにROM103あるいは外部メモリ110には上記アプリケーションプログラム等に基づく処理の際に使用するファイルやその他各種データを記憶する。104はネットワークI/Fであり、ネットワーク170へ接続しネットワーク通信を行う。
105は入力I/Fであり、キーボード106やマウス等のポインティングデバイス107からの入力を制御する。108はディスプレイI/Fであり、ディスプレイ109の表示を制御する。110は外部メモリI/Fであり、ハードディスク(HD)等の外部メモリ111とのアクセスを制御する。外部メモリ111は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する。アプリケーションサーバ100は、CPU101がROM103や外部メモリ111に書き込まれた基本I/OプログラムおよびOSを実行している状態で動作する。
基本I/OプログラムはROM103に書き込まれており、OSはROM103もしくは外部メモリ110に書き込まれている。そして、コンピュータの電源がONされたときに、基本I/Oプログラム中のイニシャルプログラムロード機能により、ROM103もしくは外部メモリ111からOSがRAM102に書き込まれ、OSの動作が開始される。112はシステムバスであり、各デバイスを接続する。
MFP150において、151はネットワークI/Fであり、ネットワーク170へ接続しネットワーク通信を行う。152はCPUであり、制御プログラム等に基づいてシステムバス165に接続されるプリンタI/F157を介してプリンタ158に出力情報としての画像信号を出力する。
なお、制御プログラムはROM154や外部メモリ162等に記憶される。CPU152はネットワークI/F151を介してコンピュータとの通信処理が可能となっており、MFP150内の情報等をアプリケーションサーバ100に通知可能なように構成されている。
さらにCPU152はROM154あるいは外部メモリ162に記憶されたアプリケーションプログラム等に基づいて処理を実行する。153はRAMであり、CPU152の主メモリ、ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
なお、RAM153は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。154はROMであり、162はハードディスク(HD)等の外部メモリである。このROM154あるいは外部メモリ162には、CPU152の制御プログラムやアプリケーションプログラムおよび上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ、MFP150上で利用される情報等が記憶される。
またROM154あるいは外部メモリ162には、MFP150のアプリケーションインストール時にアプリケーションが一時的に格納される。155は操作部I/Fであり、操作部156との間のインタフェースをつかさどり、表示すべき画像データを操作部156に対して出力する。また、ユーザが操作部156を介して入力した情報の受信も行う。156は操作部であり、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている操作パネル等に相当する。157はプリンタI/Fであり、プリンタ158(プリンタエンジン)に出力情報としての画像信号を出力する。
159はスキャナーI/Fであり、スキャナー160(スキャナーエンジン)からの入力情報として画像信号を受信する。161は外部メモリI/F(メモリコントローラ)であり、ハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ162へのアクセスを制御する。また、前述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。
さらに、図示しないNVRAMを有し、操作部156からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。163はオプション機器I/Fであり、フィニッシャー、カセットユニット等のオプション機器164へのアクセスを制御する。オプション機器は、フィニッシャーやカセットユニットの他に、カメラやICカードリーダー等のMFPの機能及び機構を拡張する周辺機器でもよい。165はシステムバスであり、各デバイスを接続する。
図2は、本実施形態を示す管理装置を含むネットワークシステムのソフトウェア構成を説明するブロック図である。
図2に示すアプリケーションサーバ100において、管理アプリケーション200および各モジュールは、外部メモリ111に保存されたファイルとして存在する。これらは実行時にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM102にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、管理アプリケーション200は、外部メモリ111の不図示のCD−ROM、あるいはネットワーク170を経由して外部メモリ111のHDに追加することが可能となっている。
201はネットワークモジュールであり、任意の通信プロトコルを使用してクライアントコンピュータ120やMFP150とのネットワーク通信を行う。205はWebサーバサービスモジュールであり、クライアントコンピュータ120のWebブラウザー221からのHTTPリクエストを受け取るとHTTPレスポンスを応答するサービスを提供する。応答するHTTPレスポンスの例として、外部メモリ111に保存されたWebページデータを返信してもよい。または、管理アプリケーション200のUIモジュール204にHTTPレスポンスの生成を要求してもよい。
200は管理アプリケーションであり、アプリケーションサーバ100とネットワーク170で接続されたMFP150を管理するアプリケーションである。管理アプリケーション200は、例えばWebサーバサービスモジュール205が提供するWebページへのリクエストに応答して処理を実行するプログラムとして実装される。上記のように、管理アプリケーション200はWebサーバサービスモジュール205とともに、MFP150を管理するWebアプリケーションを実現している。
管理アプリケーション200において204はUIモジュールであり、Webサーバサービスモジュール205からの要求に応じてHTTPレスポンスを生成する。また、クライアントコンピュータ120のWebブラウザー221から送信されたユーザ入力情報を受信し、必要に応じて各モジュールを呼び出す。UIモジュール204が呼び出すモジュールの例として、Webサーバサービスモジュール205、探索モジュール206、電力ログ管理モジュール207、タスク管理モジュール208を挙げる。また、UIモジュール204がこれら以外のモジュールを呼び出してもよい。
206は探索モジュールであり、アプリケーションサーバ100とネットワーク170で接続されたMFP150を、任意の通信プロトコルを使って探索する。探索モジュール206が探索に使用する通信プロトコルの例としては、SNMP(Simple Network Management Protocol)やSLP(Service Location Protocol)等が挙げられる。他にもWS−Discovery(Web Services Dynamic Discovery)などの通信プロトコルを使用してもよい。探索モジュール206はMFP150を探索し、MFP150から機器情報を取得して後述のデータベースサーバサービスモジュール203のネットワーク機器管理テーブル300へ格納する。
207は電力ログ管理モジュールであり、ネットワーク170を経由しMFP150に対して電力ログ情報の取得と算出を行う。電力状態遷移のログ(以下、電力ログと呼ぶ)情報の例としては、後述の電力状態遷移ログ管理テーブル400及び電力状態情報管理テーブル402が挙げられる。電力状態遷移ログ管理テーブル400はMFP150の電力状態の遷移履歴情報が記録されたテーブルであり、電力状態情報管理テーブル402は各電力状態における消費電力値が記録されたテーブルである。電力ログ管理モジュール207は、前記ログ情報を取得し、MFP150の消費電力量を時間別、電力状態別に算出することができる。また、消費電力の推移から、電力消費量を予測することも可能である。なお、MFP150から取得する電力ログ情報は、電力に関する情報であれば前記以外の情報であってもよい。電力状態情報管理テーブル402では、ポリシーの優先順位を特定するポリシー優先度を設定することが可能に構成されている。
208はタスク管理モジュールであり、レポート作成タスクの管理、MFP150への設定変更操作タスクの管理を行うモジュールである。ここでレポート作成タスクとは、レポート作成モジュール209に対してレポート作成処理を依頼するタスクである。設定変更操作は、例えばMFP150から電力ログ情報を取得する操作や、MFP150のファームウェアをアップデートする操作が挙げられる。その他にも、MFP150にアプリケーションをインストール、もしくはアンインストールする操作、デバイスに搭載された種々の機能を無効化、もしくは有効化する操作等が挙げられる。もちろん、前述の操作以外の操作をタスクとして管理してもよく、実行日時指定のタスクとして実行を予約できてもよい。
209はレポート作成モジュールであり、MFP150から取得した電力ログ情報をもとにレポートを作成する。作成されたレポートは、ファイルサーバサービスモジュール202に保存される。もちろん、その他の場所に保存されてもよい。レポートの内容として、例えばMFP150の消費電力量が年月別、時間別にグラフや数値として出力される。
また、個々のMFPだけでなく、管理アプリケーション200が管理する複数のMFPの消費電力量の統計を出力してもよい。その他にも、過去の消費電力量の推移から、将来の消費電力量推移を予測し、その結果をレポートに出力してもよい。もちろん、消費電力量以外の情報をレポートに出力してもよく、レポートの作成は、ネットワーク170のファイアーウォール外に接続された外部サーバで行われてもよい。レポートの作成、閲覧等の操作は、Webブラウザー221に表示されたWebサーバサービスモジュール205が提供するMFP150のWebUIによって行う。ユーザがWebUIを操作後、Webサーバサービスモジュール205を経由してタスク管理モジュール208にレポート作成タスクが予約される。
その後、レポート作成モジュール209にレポート作成処理が依頼される。もちろん、プログラムが定期的にレポート作成タスクを予約してもよく、その他の手段によってレポート作成タスクが予約されてもよい。作成されたレポートは、任意の表示形式でWebUIに表示され、さらに、レポートデータをダウンロードすることもできる。もちろん、その他の手段によってレポートデータをユーザに提供してもよい。
202はファイルサーバサービスモジュールであり、ファイルを管理し、他モジュールからの要求に合わせてファイルの格納と取り出しを行う。
ファイルサーバサービスモジュール202は、管理アプリケーション200からアクセス可能であれば、アプリケーションサーバ100とは別の機器上にあってもよい。ネットワーク170経由でのファイル送受信にはFTP(File Transfer Protocol)やWebDAV(Web−based Distributed Authoring and Versioning)等のプロトコルを使用してもよい。
203はデータベースサーバサービスモジュールであり、データを管理し、他モジュールからの要求に合わせてデータの格納と取り出しを行う。データベースサーバサービスモジュール203は、管理アプリケーション200からアクセス可能であれば、アプリケーションサーバ100とは別の機器上にあってもよい。
図3は、図2に示したデータベースサーバサービスモジュール203内のテーブル構成の一例を示す図である。なお、図3のテーブル構成はあくまで一例であり、本例とは異なるテーブル構成であってもよい。
図3において、300はネットワーク機器管理テーブルであり、管理アプリケーション200が管理するMFP150に関する情報を管理するテーブルである。ネットワーク機器管理テーブル300で管理する情報は、例えばネットワーク機器識別子、機器名称、ユーザアカウント、パスワード、IPアドレス、HTTPポート番号、シリアルナンバー等が挙げられる。ここでネットワーク機器識別子とは、MFP150を一意に識別する識別子である。ユーザアカウントとは、MFP150のユーザ認証に必要なログイン情報であり、MFP150にログイン可能なユーザ名である。またパスワードもユーザ認証に用いるものである。
301はタスク管理テーブルであり、タスク管理モジュール208がMFP150に対して情報取得操作や設定変更操作を実行するためのタスク情報を管理するテーブルである。タスク管理テーブル301で管理する情報は、例えばタスク識別子、ネットワーク機器識別子、実行種別、タスク実行間隔、次回実行日時、タスク種別等が挙げられる。
ここでタスク識別子とは、タスクを一意に識別する識別子である。実行種別は、タスク実行周期を指定する。例えば、一定時間間隔、もしくは年毎、月毎、週毎などで指定可能な、定期的に実行するという種別もあれば、指定の日時に1回のみ実行するという種別も挙げられる。タスク実行間隔では、前述のタスクの実行間隔を指定するものとする。次回実行日時では、次回のタスク実行予定日時が指定されており、この日時にタスクを実行する。ネットワーク機器識別子とは、ネットワーク機器管理テーブル300におけるネットワーク機器識別子を指しており、特定のMFP150を関連付けるための識別子である。ここで関連付けられたMFP150に対して、タスクを実行する。タスク種別は、タスクの操作内容を判別するための識別子やキーワードであり、タスク管理モジュール208はタスク種別をもとにタスクの内容を判断し実行する。
302は一時電力ログ管理テーブルであり、MFP150から通知された電力ログ情報を一時的に保存するためのテーブルである。一時電力ログ管理テーブル302で管理する情報は、例えばログ識別子、ネットワーク機器識別子、電力状態、状態遷移日時、受信日時等が挙げられる。ここで一時ログ識別子とは、受信した電力ログ情報を一意に識別する識別子である。ネットワーク機器識別子は、各電力ログ情報の送信元のネットワーク機器識別子である。電力状態と状態遷移日時は、図4の電力状態遷移ログ管理テーブル400のものと同じであり、これらの内容については後述する。受信日時は、管理アプリケーション200が、MFP150から通知を受信した時刻である。
303は電力ログ管理テーブルであり、タスク管理モジュール208の電力ログ取得タスクによってMFP150から収集した電力ログが保存されるテーブルである。電力ログ管理テーブル303で管理する情報は、例えば、ログ識別子、ネットワーク機器識別子、電力状態、状態遷移日時等である。ここで一時ログ識別子とは、電力ログ取得タスクによって収集した電力ログ情報を一意に識別する識別子である。ネットワーク機器識別子は、各電力ログ情報の取得元のネットワーク機器識別子である。電力状態と状態遷移日時は、図4の電力状態遷移ログ管理テーブル400のものと同じであり、これらの内容については後述する。
304はレポート作成予約管理テーブルであり、レポート作成モジュール209によって作成されたレポートデータを管理するためのテーブルである。レポート作成予約管理テーブル304で管理する情報は、例えば、レポート識別子、ネットワーク機器識別子、ステータス、データファイルパス、作成完了日時等である。ここでレポート識別子とは、作成されたレポートを一意に識別する識別子である。ネットワーク機器識別子は、ネットワーク機器の一意に識別する識別子である。ここで指定された識別子のネットワーク機器の電力ログをもとにレポートが作成される。ステータスは、レポート作成処理の状態情報である。例えば、完了や、処理中、エラー等の状態情報が挙げられる。もちろん、その他の状態情報であってもよい。データファイルパスはレポートデータが保存されているファイルサーバサービスモジュール202のファイルシステムのパスが指定される。パスの指定方法は、使用するファイルシステムによって異なっていてもよい。作成完了日時は、レポート作成が完了し、ファイルサーバサービスモジュール202にレポートデータが保存された日時である。以上で、図3の説明を終わる。
次にクライアントコンピュータ120のソフトウェア構成を示す。クライアントコンピュータ120を構成する各モジュールはそれぞれROM103もしくは外部メモリ111に保存されたファイルとして存在するプログラムモジュールである。そして、実行時にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM102にロードされ実行される。
220はネットワークモジュールであり、任意の通信プロトコルを使用してアプリケーションサーバ100およびMFP150とのネットワーク通信を行う。221はWebブラウザーであり、ネットワークモジュール220を介してHTTPリクエストメッセージを送信し、HTTPレスポンスメッセージを受信して表示する。クライアントコンピュータ120からアプリケーションサーバ100へのアクセスはWebブラウザー221を通じて行われる。ユーザは、Webブラウザー221を経由して管理アプリケーション200で生成したレポートを取得することができ、また電力ログ情報を直接取得できてもよい。
続いて、MFP150のソフトウェア構成を示す。
図2に示すMFP150において、各種モジュールはROM154あるいは外部メモリ162に保存されたファイルとして存在し、実行時にRAM153にロードされ実行される。230はネットワークモジュールであり、任意の通信プロトコルを使用してアプリケーションサーバ100やクライアントコンピュータ120とのネットワーク通信を行う。231は電力状態管理モジュールであり、後述の電力状態変更予約管理テーブル404の内容に従いMFP150の電力状態を操作するモジュールである。電力状態とは、MFP150の動作モードを意味している。例えば、電源ON直後の状態はOn、MFPの準備が終了し、印刷等の各種機能が使用可能な状態はStandbyと表現できる。
また、いくつかの機能を停止し、電力消費を抑えた状態をSleep、さらに、ネットワーク機能など最小限の機能のみ稼働し電力消費を最小限に抑えた状態をDeepSleepと表現することができる。もちろん、MFP150の各機能の状態やそれらの組み合わせによって、他の電力状態で表現してもよく、これらの電力状態は各ベンダー共通であっても、ベンダー独自のものであっても良い。232は電力ログ出力モジュールであり、後述の電力ログ出力ポリシーに従ってMFP150の電力状態遷移ログをデータ管理モジュール235に記録する。
電力ログは、メモリの使用状態や予め設定された最大ログ保持数に応じて記録してもよく、ログ記録数が限界の場合は最も古いログから削除し、次に新しいログを記録する。ログに含まれる情報としては、後述の電力状態遷移ログ管理テーブル400に示すように、各電力ログ情報の識別子と電力状態、前記電力状態に遷移した日時が含まれる。もちろん、その他の情報を含めてもよい。
また電力ログ出力モジュール232は、タスク管理モジュール208によって電力ログ取得タスクが実行された場合に、ネットワークモジュール201、230を経由して電力ログ取得要求を受信し、レスポンスとして電力ログ情報を返す。管理アプリケーション200は、前記手段によって、複数のMFPから電力ログ情報を収集し、個々のMFPや、全体の消費電力量を算出できる。もちろん、その他の用途で電力ログ情報を収集してもよい。
233は自機構成管理モジュールであり、MFP150のハードウェア構成情報とソフトウェア構成情報の管理を行う。ハードウェア構成情報とは、例えば、自機の製造番号や製造地等の自機固有情報、MFP150に接続されたオプション機器の製品情報や使用状態等が挙げられる。オプション機器の例としては、フィニッシャーやカセットユニット等が挙げられる。オプション機器内部にトナーやヒンジ等の消耗摩耗品が使用されている場合、これらの消耗状態及び摩耗状態も取得し、ネットワークモジュール230及びネットワーク170を通して管理アプリケーションに通知してもよい。
ここで、ソフトウェア構成情報とは、例えばMFP150のファームウェア情報、インストールされているアプリケーション情報等が挙げられる。また自機構成管理モジュール233は、管理アプリケーション200のタスク管理モジュール208から送信されたファームウェアのアップデート要求を受信する。
また、アプリケーションのインストール要求をネットワークモジュール230経由で受信し、自機のファームウェアアップデート及びアプリケーションのインストールを実行する。234はUIモジュールであり、MFP150の操作部156に表示されるUIの描画および操作部156上でユーザのUI操作により入力されたユーザ入力値の受信を行う。235はデータ管理モジュールであり、MFP150の各種設定データや電力ログデータを、メモリやHDD等の記憶領域に記録、管理するモジュールである。MFP150の各モジュールは、データ管理モジュール235から必要なデータを取得、変更、削除することができる。
図4は、図2に示したデータ管理モジュール235内のテーブル構成の一例示す図である。なお、図4のテーブル構成はあくまで一例であり、本例とは異なるテーブル構成であってもよい。
図4において、400は電力状態遷移ログ管理テーブルであり、MFP150の電力状態遷移のログ情報を管理するテーブルである。管理アプリケーション200から電力ログ取得要求を受信した場合に返す情報が記録される。電力状態遷移ログ管理テーブル400で管理する情報は、例えばログ識別子、電力状態、状態遷移日時等が挙げられる。ここでログ識別子とは、電力状態遷移のログを一意に識別する識別子である。電力状態は、StandbyやSleep、DeepSleep、SleepVendor1など、MFP150の動作モードを指す。状態遷移日時とは、前記状態に遷移した日時である。なお、その他の情報を管理してもよく、例えば消費電力量値を電力ログ情報に含めてもよい。
401は電力状態情報管理テーブルであり、各電力状態の消費電力情報を管理するテーブルである。電力状態情報管理テーブル401で管理する情報として、例えば電力状態識別子、電力状態、消費電力量単位、消費電力値、仮定義フラグなどがある。ここで電力状態識別子は、電力状態を一意に識別する識別子である。消費電力量単位とは、消費電力量の単位である。消費電力量単位の例として、W(ワット)やWh(ワット時)等が挙げられる。もちろん、その他の単位でもよい。消費電力値とは、当該電力状態の消費電力値である。仮定義フラグとは、電力状態が予め定義されているものか、アプリケーションによって動的に定義されたものかを判別するためのフラグである。例えば、フラグの値がFALSEの場合は、アプリケーション等で書き換え不可能な電力状態定義であることを意味している。
また、アプリケーションで動的に電力状態を追加する場合は、TRUEを付加することで、動的に追加された電力状態か否かを判別することができる。管理アプリケーション200は、MFP150から電力状態遷移ログ管理テーブル400と電力状態情報管理テーブル401を取得し、消費電力値と消費電力単位、状態が遷移した時刻から、各電力状態における単位時間あたりの消費電力量を算出できる。
402は電力ログ出力ポリシー管理テーブルであり、電力ログ出力モジュール232が電力状態遷移ログ管理テーブル400に電力ログを記録する際の、電力ログの出力条件が定義されたテーブルである。ここで電力ログ出力ポリシーとは、電力状態遷移が発生した際に、電力ログを記録するか否かの条件が定義されたものである。電力ログ出力ポリシー管理テーブル402で管理する情報として、例えば電力ログ出力ポリシー識別子、消費電力値条件、状態継続時間
条件、ポリシー優先度などがある。
ここで、電力ログ出力ポリシー識別子は、電力ログ出力ポリシーを一意に識別する識別子である。消費電力値条件とは、電力状態遷移前後の消費電力値の差が、任意の値以上の場合にログ出力したい際に設定される条件である。状態継続時間条件とは、電力状態の継続時間の長さによってログ出力するか否かを判断したい場合に設定される条件である。
ポリシー優先度とは、複数のポリシーが存在する場合の各ポリシーの優先度である。優先度の高いポリシーから適用し、該ポリシーで適用条件が満たされなかった場合に、次に低いポリシーを適用するといった運用が可能になる。
403は機器状態条件管理テーブルであり、電力ログ出力ポリシー管理テーブル402の各ポリシーに紐付けられた電力ログ出力時の機器状態に関する条件が定義されたテーブルである。機器の状態が特定の条件を満たす場合に、任意の電力ログ出力ポリシーを適用するために用いられる。機器状態条件管理テーブル403で管理する情報として、例えば機器状態条件識別子、遷移パターン条件、機器機能条件、ログ保持数条件、電力ログ出力ポリシー識別子などがある。ここで機器状態条件識別子とは、機器状態の条件を一意に識別する識別子である。遷移パターン条件とは、特定の電力状態遷移の場合のみにポリシーを適用したい際に設定される条件である。
例えば、電力状態Sleepと電力状態SleepVendor1間の電力状態遷移の時のみ、任意の電力ログ出力ポリシーを適用し、前記電力状態以外の電力状態遷移では標準設定の電力ログ出力ポリシーを適用する、といった運用ができる。機器機能条件とは、MFP150の各種機能の状態が特定の状態の場合のみにポリシーを適用したい場合に設定される条件である。
例えば、ネットワークの切断時のみに別のポリシーを適用するといった運用が可能である。ログ保持数条件とは、MFP150の保持可能な電力ログ数が任意の数のときにポリシーを適用したい場合に設定される条件である。例えば、MFP150の電力ログ保持件数の最大数が100件以下の場合にのみポリシーを適用する、といった運用が可能である。
404は電力状態変更予約管理テーブルであり、特定の日時や電力状態に遷移した場合に、予め設定した電力状態遷移を実行するための情報を管理するテーブルである。電力状態変更予約管理テーブル404で管理する情報として、例えば予約識別子、電力状態遷移パターン、実行日時、状態遷移実行間隔、実行中フラグなどがある。
ここで、予約識別子とは、電力状態の変更予約を一意に識別する識別子である。電力状態遷移パターンとは、実行する電力状態遷移のパターンである。例えば、電源On直後に必ずStandby状態に遷移し、その後StandbyVendor1状態に遷移する場合、遷移させたい順に電力状態名を指定することで、指定した順序で電力状態を遷移させることができる。
もちろん、その他の指定方法によって、電力遷移の順序を指定してもよい。実行日時とは、前記電力状態の遷移を開始する日時である。状態遷移実行間隔とは、電力状態遷移パターンにおいて複数の電力状態が指定されている場合に、各電力状態に遷移するまでの待ち時間である。時間の指定がない場合は、必要な処理が終了したタイミングで次の電力状態に遷移してもよい。実行中フラグとは、MFP150が予約された電力状態遷移パターンで電力遷移を実行中か否かを管理するためのフラグである。例えば、実行中フラグがTRUEの場合は予約された電力状態遷移パターンに従って電源状態を遷移中であると判別できる。以上で、図4の説明を終わる。
図5は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したMFP150が電力状態遷移時に電力ログ出力ポリシーとMFP150の電力状態とを比較し、電力ログ出力ポリシーの条件を満たす場合に電力ログを出力する処理例である。なお、各ステップは、図1に示したCPU152が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。
S500で、電力状態管理モジュール231がMFP150の電力状態遷移が発生したか否かを監視し、電力状態が遷移したことを検出したと判断した場合は、S501に進み、電力状態が遷移していないと判断した場合は監視を継続する。S501で、電力ログ出力モジュール232が電力状態管理モジュール231から電力状態情報を取得する。ここで、電力状態情報とは、例えば電源オン時の状態を意味するOnや、スタンバイ状態を意味するStandby、スリープ状態を意味するSleepなどのMFP150における電源状態の動作モードである。また、その他の情報として、遷移前の電力状態の情報や、電源状態が遷移した時刻、遷移時のMFP150のステータス情報などを取得してもよい。
S502で、電力ログ出力モジュール232がデータ管理モジュール235の電力ログ出力ポリシー管理テーブル402から優先度の高い順にポリシー情報の有無を判断する。ここで、電力ログ出力ポリシーが有ると電力ログ出力モジュール232が判断した場合はS503に進み、電力ログ出力ポリシーが無いと判断した場合はS510に進む。
なお、電力ログ出力ポリシーは管理アプリケーション200の設定配信タスクによって配信されてもよい。さらに、MFP150に予め設定されていてもよく、ユーザがWebUIや操作パネルによって任意のポリシーを追加、編集してもよい。もちろん、その他の手段によって電力ログ出力ポリシーが設定されてもよい。
図6は、図1に示した情報処理装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。本例は、図1に示した操作部156で電力ログ出力ポリシーを管理する場合の電力ログ出力ポリシー管理画面の例である。
図6において、600は電力ログ出力ポリシー管理画面であり、MFP150の操作パネル上に表示される画面である。もちろん、WebUI等の他の画面上に表示されてもよい。601は、登録されている電力ログ出力ポリシーの一覧であり、各ポリシー選択用のチェックボックス、ポリシー番号、消費電力値条件、状態継続時間条件、遷移パターン条件、機器機能条件、ポリシー優先度、詳細画面遷移リンクボタンなどが表示される。602は各電力ログ出力ポリシーの詳細画面に遷移するためのボタンである。詳細画面では、例えば、選択した電力ログ出力ポリシーの変更履歴などの情報を表示する。もちろん、その他の電力ログ出力ポリシー情報を表示してもよい。
603は、新規電力ログ出力ポリシー作成画面に遷移するためのボタンである。新規電力ログ出力ポリシー作成画面では、パネル操作により、新しい電力ログ出力ポリシーを作成できる。もちろん、その他の手段によって作成できてもよい。
604は、選択した電力ログ出力ポリシーを削除するためのボタンである。605は、選択した電力ログ出力ポリシーを編集するためのボタンである。ボタンを押下すると、選択された電力ログ出力ポリシーの編集用画面に遷移し、既存の電力ログ出力ポリシーを編集できる。以上で、図6の説明を終わる。
続いて、図5のフロー図に戻って説明する。S503で、電力ログ出力モジュール232は電力ログ出力ポリシー管理テーブル402から電力ログ出力ポリシー情報と、前記ポリシー情報に紐付けられた機器状態条件情報を機器状態条件管理テーブル403から取得する。S504で、電力ログ出力モジュール232が自機構成管理モジュール233からMFP150の各機能の状態情報と、ログの最大保持数情報を取得する。ここで各機能の状態情報とは、例えばネットワーク機能の状態、FAX機能の状態、コピー機能の状態などが挙げられる。ネットワーク機能の状態の例として、ネットワーク接続中や、ネットワーク切断中などの状態がある。もちろん、その他の機能の状態であってもよい。
またS504では、ログ記録に割り当てられるメモリの容量情報など、他の情報を取得できてもよい。S505で、S501で取得した電力状態遷移情報と、S504で取得したMFP150の機能状態情報を、S503で取得した機器状態条件と比較し、機器状態がS503で取得した所定の電力ログ出力ポリシーの適用条件を満たすか否かを判断する。
例えば、電力状態がSleepからSleepVnedor1に遷移した場合や、ネットワーク機能が切断中の場合、MFP150の電力ログ保持数が100件以下の場合にMFP150の状態に応じてポリシーを適用する。なお、機器条件情報は、機器状態条件管理テーブル403から取得する。
電力ログ出力モジュール232が、S504で取得した機器状態情報が前記機器状態条件を満たすと判断した場合、S506に進む。機器状態条件を満たさないと判断した場合はS502に戻る。この時S502は、既にS503で取得済みの電力ログ出力ポリシーを探索対象から除外して、ポリシーの探索を行う。S506で、電力ログ出力モジュール232は、電力状態遷移ログ管理テーブル400と電力状態情報管理テーブル401から、電力ログと消費電力値を取得する。
S507で、電力ログ出力モジュールがS506で取得した電力ログと消費電力値から、電力遷移前の電力状態の消費電力値と遷移後の電力状態の消費電力値を取得し、さらに前記消費電力値の差分値を算出する。S508で、電力ログ出力モジュールが現在のMFP150の電力状態に遷移した日時と、前回の電力状態遷移発生時の日時を取得する。次に前記日時の差分を計算し、前回の電力状態遷の継続時間を算出する。
S509で、電力ログ出力モジュール232が、S507、S508で取得した消費電力値の差分値と継続時間がS503で取得した電力ログ出力ポリシーの適用条件(出力ポリシー条件)を満たしているか否かを判断する。ここで、電力ログ出力モジュール232が前記適用条件を満たしていると判断した場合はS510に進み、満たしていないと判断した場合は処理を終了する。
例えばポリシーの消費電力値条件で、遷移前と遷移後の消費電力値の差が5Wh以上の場合に電力ログを電力状態遷移ログ管理テーブル400に出力し、5Wh未満の電力ログは出力しない、といった条件を設定できる。
また、電力状態継続時間の条件で、前回の電力状態の継続時間が1分以下の場合はログに出力しないといった条件も設定できる。これにより、消費電力変化の小さいログや、消費電力値が短時間で急上昇しすぐに急降下するようなスパイクが発生した場合に、ログの出力量を抑制しつつ、管理アプリケーション200等で消費電力量レポートを作成する際の誤差を最小限に抑えることができる。S510で、電力ログ出力モジュール232が電力状態遷移ログ管理テーブル400に電力状態遷移ログを出力する。尚、図5の例では、処理順は一例にすぎず、例えば、S503、S504、S506〜S508を実行後、S505の判断結果とS509の判断結果とから、S510を実行するかを判断してもよい。
図7は、本実施形態を示した管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、管理アプリケーション200が消費電力量のレポートを作成する処理例である。なお、各ステップは、図1に示したCPU101が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。
S1000で、管理アプリケーション200のタスク管理モジュール208がデータベースサーバサービスモジュール203のタスク管理テーブル301を参照する。その後、タスクの実行日時等の情報から、実行予定時刻に達している消費電力量レポート作成タスクの有無を判断する。レポート作成タスクがあると判断した場合はレポート作成予約管理テーブル304のステータスを「処理中」に変更してS1001に進み、レポート作成タスクが無いと判断した場合は、タスクの監視を継続する。S1001で、レポート作成モジュール209がレポート作成予約管理テーブル304及びネットワーク機器管理テーブル300からレポート対象となるネットワーク機器の情報を取得する。
S1002で、レポート作成モジュール209がS1001で取得したネットワーク機器情報に紐付けられた電力ログ情報を電力ログ管理テーブル303から取得する。S1003で、レポート作成モジュール209が、S1001及びS1002で取得したネットワーク機器情報と電力ログ情報をもとにネットワーク機器の消費電力量を計算し、その結果をグラフや数値等でレポートに出力する。S1004で、レポート作成モジュール209が、ファイルサーバサービスモジュール202に、作成したレポートデータを保存する。
また、レポート作成予約管理テーブル304のステータスを「完了」に変更する。以上、管理アプリケーション200が消費電力量のレポートを作成する方法を説明したが、もちろん、この他の手段によってMFP150のレポートが作成されてもよい。
以上の処理により、MFP150が電力状態遷移時に電力ログを出力する際、電力ログ出力ポリシーを適用することで、電力ログ管理によるメモリ消費量、及び電力ログの書き換えサイクルを少なくすることができる。さらに、管理アプリケーション200等で消費電力量を計算する際のレポート結果の誤差を最小限に抑えることが可能となる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、MFP150が電力状態遷移時に電力ログを出力する際に電力ログ出力ポリシーを適用した。MFPの一部のモデルでは、ログ管理テーブルにログを出力する前に、ログを仮テーブルに保存する。
その後、任意のタイミング、もしくは一定のログ数に達した場合にログの整理を実施し、必要なログのみ外部から参照可能なテーブルに出力する。これにより、不要なログを間引くことができ、メモリが圧迫されることを抑制できる。ここで仮テーブルとは、電力ログを電力状態遷移ログ管理テーブル400に出力する前にログを一時保管するための保存領域を意味する。
仮テーブルに一定量のログが溜まった時点で、仮テーブル内の各電力ログに対して電力ログ出力ポリシーを適用することができる。なお、仮テーブルはMFP150のメモリ上、またはその他のストレージ領域で管理してもよい。本実施形態では、実施形態1の処理に加え、仮テーブルに保存された電力ログに対して電力ログ出力ポリシーを適用し、ポリシー条件を満たす電力ログをまとめて電力状態遷移ログ管理テーブル400に出力する方法について説明する。
なお、本実施形態のクライアント・サーバシステムのシステム構成、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、データ構成については、第1実施形態における図1、図2、図3、図4と同様のため説明を省略する。
図8は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したMFP150が仮テーブルに保存された電力ログに対して電力ログ出力ポリシーを適用し、ポリシー条件を満たす電力ログをまとめて電力状態遷移ログ管理テーブル400に出力する処理例である。なお、第1実施形態における図5と同様のステップについては説明を省略する。また、各ステップは、図1に示したCPU152が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。
S500、S501で、電力状態管理モジュール231が電力状態遷移の発生を監視し、電力状態遷移が発生した場合に電力ログ出力モジュール232が当該電力状態の情報を取得する。S700で、電力ログ出力モジュール232がデータ管理モジュール235で管理されている電力ログ一時保存用の仮テーブルを参照する。その後、仮テーブル内のログ数が、規定値に達しているか否かを判断する。ここで規定値とは、仮テーブルに保存できるログ数の最大値である。もちろん、その他にも任意の時刻や他機能に紐付いたイベント処理などを規定値としてもよい。
仮テーブルの状態が規定値に達していると判断した場合はS702に進み、規定値に達していないと判断した場合にはS701に進む。S701で、電力ログ出力モジュール232が、仮テーブルの状態が規定値に達していない場合にS501で取得した電力状態情報及び状態遷移情報を仮テーブルに記録する。その後、処理を終了する。S702で、電力ログ出力モジュール232が仮テーブルから電力ログ情報を1件取得し、S502に進む。S502〜S505、S507〜S510の処理は、実施形態1と同様のため説明を省略する。ただし、S507、S508では、S702で取得した電力ログ情報をもとに消費電力値と電力状態の継続時間を算出する。
S703で、電力ログ出力モジュール232が仮テーブルに保存された全ての電力ログ情報を参照したか否かを判断する。全て参照したと判断した場合はS704に進み、全て参照していないと判断した場合はS702に戻り、未取得の電力ログ情報を1件取得する。
このとき電力ログ出力モジュール232は、S502〜S505、S507〜S510、S703の処理を、仮テーブルに保存された全てのログ情報が参照し終わるまで繰り返す。S704で、電力ログ出力モジュールが仮テーブル内に保存されたログ情報削除し、処理を終了する。
続いて、図7を用いて管理アプリケーション200が消費電力量のレポートを作成する方法を説明するが、S1000〜S1004の処理は、第1実施形態と同様のため説明を省略する。
以上の処理により、MFP150が、仮テーブルを用いて整理済みの電力ログのみを管理アプリケーション200から参照可能なログ管理テーブルに出力するような仕様となっている場合でも、電力ログ出力ポリシーを動的に適用することができる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態では、MFP150が固定、あるいは予約された電力状態遷移パターンをもつ場合に、その遷移パターン内の複数の電力状態のログを、一つの電力状態のログとして管理テーブルに出力する方法について説明する。ここで予約された遷移パターンとは、例えば電源On後、必ずStnadby状態に遷移し、その後StandbyVendor1状態に遷移するなどの、MFPに予め予約された電力状態の遷移のパターンを意味する。
もちろん、前記のパターン以外に、複数の異なる電力状態が組み合わさった遷移パターンでもよい。また、前記状態遷移を開始するトリガーとして、時間指定による開始や、他モジュールでのイベント処理等によって開始してもよい。一つの電力ログとは、例えば、電源On後の電力状態遷移のパターンがOn、Standby、StandbyVendor1という順で予約されている場合がある。このとき、前記3つの電力状態をPowerOnSequenceという仮の電力状態に再定義することで、3つの電力ログを一つの電力ログとして置き換えることができる。
本実施形態のクライアント・サーバシステムのシステム構成、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、データ構成については、第1実施形態における図1、図2、図3、図4と同様のため説明を省略する。
図9は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したMFP150の電力状態の予約された遷移パターンが存在する場合に、その電力遷移ごとに生成される複数の電力ログを、一つの電力ログとして管理テーブルに出力する処理例である。なお、第1実施形態の図5と同様のステップについては説明を省略する。また、各ステップは、図1に示したCPU152が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。
S500、S501で、電力状態管理モジュール231が電力状態遷移の発生を監視し、電力状態遷移が発生した場合に電力ログ出力モジュール232が当該電力状態の情報を取得する。S800で、電力ログ出力モジュール232が、データ管理モジュール235の電力状態変更予約管理テーブル404を参照し、予約された電力状態遷移パターン情報があるか否かを判断する。前記パターン情報があると判断した場合はS801に進み、前記パターン情報が無いと判断した場合はS502に進む。
S801で、電力ログ出力モジュール232が、電力状態変更予約管理テーブル404から電力状態遷移パターン情報を取得する。S802で、電力ログ出力モジュールが、S501で取得した電力状態の遷移情報と、S801で取得した電力状態遷移パターン情報を比較し、現在の電力状態が前記遷移パターンに含まれるか否かを判断する。判断する手段として、例えば、電力状態変更予約管理テーブル404の実行中フラグを参照し、フラグがTRUEとなっているか否かで判断する方法がある。もちろん、その他の手段によって判断してもよい。
現在の電力状態が前記遷移パターンに含まれると判断した場合はS803に進み、含まれないと判断した場合はS502に進む。S502〜S510は実施形態1と同様であるため、説明を省略する。S803で、電力ログ出力モジュール232が、S501で取得した電力状態の遷移情報と、S801で取得した電力状態遷移パターン情報を比較し、現在の電力状態が前記遷移パターンの初期電力状態に合致するか否かを判断する。例えば、前記遷移パターンがOn、Standby、StandbyVendor1という順で予約されている場合に、現在の電力状態がOnのときに、前記遷移パターンの初期電力状態と判断できる。
電力ログ出力モジュール232が、現在の電力状態が前記遷移パターンの初期電力状態に合致すると判断した場合はS804に進み、合致しないと判断した場合は処理を終了する。S804で、電力ログ出力モジュール232が、データ管理モジュール235の電力状態情報管理テーブル401に仮の電力状態、消費電力量値、消費電力量単位、仮定義フラグ等の情報を追加する。仮の電力状態名は、PowerOnSequenceのようなユニークな文字列を生成して指定する。もちろん、既存の電力状態名に無い名前であれば英数字のランダム文字列でもよく、他の手段で文字列を生成してもよい。消費電力量値や消費電力量単位は、遷移パターン内の各電力状態の合計を状態数で割った平均値と、その単位を指定する。もちろん、その他の手段によって消費電力量値や消費電力量単位を決定してもよい。
仮定義フラグは、追加する電力状態が動的に生成されたものであることを識別できるように、例えばTRUE等のフラグ値を指定する。データ管理モジュール235は、仮の電力状態を電力状態情報管理テーブル401に追加後、電力状態遷移ログ管理テーブル400に前記仮の電力状態が指定された電力ログを出力する。その後、処理を終了する。
なお、管理アプリケーション200は、電力ログ情報取得タスクの実行時に、MFP150の電力状態遷移ログ管理テーブル400と電力状態情報管理テーブル401の両方を参照することで、新たに定義された電力状態の消費電力量を算出することができる。
このとき、管理アプリケーション200が、MFP150の電力状態変更予約管理テーブル404の電力状態遷移パターン情報を取得することで、仮の電力状態で記録されたログを本来の電力ログ群に戻すこともできる。これにより、MFP150の本来の電力ログ情報をもとにした消費電力量の算出やレポートを出力することができる。もちろん、その他の手段によって消費電力量を算出してもよい。
続いて、図7を用いて管理アプリケーション200が消費電力量のレポートを作成する方法を説明するが、S1000〜S1004の処理は、実施形態1と同様のため説明を省略する。
以上の処理により、複数の電力状態遷移を一つの電力ログとして管理テーブルに出力し、ログ管理によるメモリ消費量、及びログの書き換えサイクルを少なくすることができる。また、管理アプリケーション200等で消費電力量を計算する際のレポート結果の誤差を最小限に抑えることが可能となる。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、MFP150が、電力ログ出力ポリシーの適用によってログ管理テーブルに出力されない電力ログ情報を、管理アプリケーション200に通知する方法について説明する。また、管理アプリケーション200が、電力ログ情報取得タスク実行時に前記通知された電力ログと、前記電力ログ情報取得タスクによって取得した電力ログ情報とを整理、結合することで、電力ログ情報を本来のログ内容に復元する方法についても説明する。
本実施形態のクライアント・サーバシステムのシステム構成、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、データ構成については、第1実施形態における図1、図2、図3、図4と同様のため説明を省略する。
図10は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したMFP150が電力ログ情報を管理アプリケーション200に通知する処理例である。なお、第1実施形態における図5と同様のステップについては説明を省略する。また、各ステップは、図1に示したCPU152が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。また、各ステップは、図1に示したCPU152が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。S500〜S508の処理は、第1実施形態と同様のため説明を省略する。
S509で、電力ログ出力モジュール232がS503で取得した電力ログ出力ポリシーの適用条件を満たしていると判断した場合はS510に進み、満たしていないと判断した場合はS900に進む。S510の処理は、実施形態1と同様のため説明を省略する。S900で、電力ログ出力モジュール232が管理アプリケーション200の電力ログ管理モジュール207に対して、S509で電力ログ出力ポリシーの条件を満たさないと判断された電力ログ情報を通知する。このとき、電力ログ管理モジュール207は通知された電力ログ情報をデータベースサーバサービスモジュール203の一時電力ログ管理テーブル302に記録する。
電力ログ情報を管理アプリケーション200に通知する手段として、例えば、SNMPのTrap通知や、InformRequest等を用いることで、管理アプリケーション200に対してブロードキャストする手段がある。管理アプリケーション200の宛先情報が分かっている場合は、マルチキャスト及びユニキャストによって通知してもよい。もちろん、その他の手段によって電力ログ情報を通知してもよい。通知処理を行った後、電力ログ出力モジュール232は処理を終了する。
図11は、本実施形態を示す管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図2に示したアプリケーションサーバ100の管理アプリケーション200が電力ログ情報取得タスク実行時に、電力ログ情報を本来のログ内容に復元する処理例である。なお、各ステップは、図1に示したCPU101が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、以下、図2に示したモジュールを主体として説明する。
S1100で、管理アプリケーション200のタスク管理モジュール208がデータベースサーバサービスモジュール203のタスク管理テーブル301を参照し、タスクの実行日時等の情報から、実行予定時刻に達している電力ログ取得タスクの有無を判断する。電力ログ取得タスクがあると判断した場合はS1101に進み、電力ログ取得タスクが無いと判断した場合は、タスクの監視を継続する。S1101で、タスク管理モジュール208が、S1100で判断した電力ログ取得タスクを実行し、MFP150のデータ管理モジュール235の電力状態遷移ログ管理テーブル400にアクセスし、電力ログ情報を取得する。S1102で、タスク管理モジュール208がS1101の電力ログ取得タスクの実行が成功したか否かを判断する。MFP150の電力ログ情報を取得でき、成功と判断した場合はS1103に進み、MFP150の障害やネットワーク障害によって正しい電力ログが取得できないと判断した場合は、処理を終了する。
このとき、タスクの実行に回数制限を設けて、タスクを再実行もよい。S1103で、電力ログ管理モジュール207が、データベースサーバサービスモジュール203の一時電力ログ管理テーブル302に記録されたMFP150に該当する電力ログ情報を取得する。S1104で、電力ログ管理モジュール207がS1101で取得した電力ログ情報と、S1103で取得した電力ログ情報を時系列順にソートし整理し、電力ログ情報を結合する。S1105で、電力ログ管理モジュール207が、S1104で結合した電力ログ情報をデータベースサーバサービスモジュール203に保存し、処理を終了する。
続いて、図7を用いて管理アプリケーション200が消費電力量のレポートを作成する方法を説明するが、S1000〜S1004の処理は、実施形態1と同様のため説明を省略する。なお、S1000〜S1004の処理は、図11のS1100〜S1105の後に実行される。
以上の処理により、MFP150はログ管理によるメモリ消費量、及びログの書き換えサイクルを少なくすることができる。また、管理アプリケーション200がMFP150から断続的に通知された電力ログ情報を結合することで、電力ログ情報を本来の内容に戻し、消費電力量を計算する際のレポート結果の誤差を最小限に抑えることが可能となる。
〔第5実施形態〕
上記実施形態では、第1のログ出力ポリシーと、第2のログ出力ポリシーとに基づいて、遷移する電力状態を電力状態遷移ログ管理テーブル400に登録する制御について説明した。
これに加えて、アプリケーションサーバ100と通信するネットワークが遮断した場合に備えて、第3のログ出力ポリシーをあらかじめ設定しておく構成としてもよい。これにより、アプリケーションサーバ100がMFP150に対するポーリング処理で、上記電力状態遷移ログ管理テーブル400の内容をネットワーク切断で取得できない場合、以下の処理を行う。具体的には、第1のログ出力ポリシーと、第2のログ出力ポリシーに対応づけるしきい値を2倍とするように調整する。
このように第3のログ出力ポリシーをあらかじめ設定することで、アプリケーションサーバ100に通知される電力状態遷移ログ管理テーブル400の誤差を最小限に抑えることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
100 アプリケーションサーバ
120 クライアントコンピュータ
150 MFP

Claims (13)

  1. 管理装置と通信する情報処理装置であって、
    情報処理装置で遷移する電力状態の変化を検出する検出手段と、
    遷移する電力状態を記憶手段に記憶して管理する管理手段と、
    前記検出手段が遷移する電力状態の変化を検出した場合、前記遷移する電力状態が所定の遷移パターン条件を満たしているかどうかを判断する第1の判断手段と、
    前記遷移する電力状態を出力すべき所定の出力ポリシー条件を満たしているかどうかを判断する第2の判断手段と、
    前記所定の遷移パターン条件を満たしていると判断し、かつ、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていると判断した場合、前記電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させ、前記所定の遷移パターン条件を満たしていると判断し、かつ、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていないと判断した場合、前記電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させないように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所定の出力ポリシー条件は、前記管理装置から取得することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の出力ポリシー条件は、複数の出力ポリシー条件を有し、各出力ポリシー条件には、優先順位を設定することができることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の出力ポリシー条件は、電力状態の変化で消費される電力量に基づく第1の出力ポリシー条件と、変化した電力状態の継続時間に基づく第2の出力ポリシー条件とを含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の判断手段は、前記第1の出力ポリシー条件を満たし、かつ、前記第2の出力ポリシー条件を満たす場合に、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていると判断することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の出力ポリシー条件は、遷移する前と遷移する後とで変化する電力量の差分から特定される電力量が所定の電力しきい値を超えていることであることを特徴とする請求項1または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の出力ポリシー条件は、遷移する電力状態の継続時間が所定の時間しきい値を超えていることであることを特徴とする請求項1または5に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の時間しきい値は、前記記憶手段に記憶させる電力状態の最大数に基づいて決定することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の電力しきい値は、前記記憶手段に記憶させる電力状態の最大数に基づいて決定することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  10. 前記管理装置からの取得要求に従い、前記記憶手段に記憶された電力状態を返信する返信手段を備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  11. 管理装置と通信する情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置で遷移する電力状態の変化を検出する検出工程と、
    前記遷移する電力状態を記憶手段に記憶して管理する管理工程と、
    前記検出工程が遷移する電力状態の変化を検出した場合、前記遷移する電力状態が所定の遷移パターン条件を満たしているかどうかを判断する第1の判断工程と、
    前記遷移する電力状態を出力すべき所定の出力ポリシー条件を満たしているかどうかを判断する第2の判断工程と、
    前記所定の遷移パターン条件を満たしていると判断し、かつ、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていると判断した場合、前記電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させ、前記所定の遷移パターン条件を満たしていると判断し、かつ、前記所定の出力ポリシー条件を満たしていないと判断した場合、前記電力状態の変化を前記記憶手段に記憶させないように制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 管理装置と通信する情報処理装置であって、
    情報処理装置で遷移する電力状態の変化を検出することに応じて、遷移する電力状態を記憶手段に記憶して管理する管理手段と、
    前記記憶手段に記憶できる遷移する電力状態の数に応じて、前記記憶手段に記憶させる遷移する電力状態を出力するための出力ポリシー条件を調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
JP2014229023A 2014-11-11 2014-11-11 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Pending JP2016088057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014229023A JP2016088057A (ja) 2014-11-11 2014-11-11 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014229023A JP2016088057A (ja) 2014-11-11 2014-11-11 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016088057A true JP2016088057A (ja) 2016-05-23

Family

ID=56018089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014229023A Pending JP2016088057A (ja) 2014-11-11 2014-11-11 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016088057A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106072A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、使用量予測方法及び情報処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106072A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、使用量予測方法及び情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7158864B2 (ja) システムおよびそれを用いる方法
JP2007066189A (ja) デバイスドライバを管理するためのプログラムおよび方法と情報処理装置
JP2004227359A (ja) ポリシーに基づいたストレージシステムの運用管理方法
KR101959601B1 (ko) 관리 시스템 및 관리 시스템을 제어하기 위한 방법
CN103176756B (zh) 信息处理装置、数据管理***以及信息处理方法
JP2006107456A (ja) 情報処理システムのユーザ状態あるいはデバイス状態の管理方法及び管理システム
JP2011128995A (ja) ログ情報管理システムおよびその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP5835291B2 (ja) 通信装置およびそのカスタマイズ方法ならびにコンピュータプログラム
JP2012043071A (ja) 調整システム、調整装置、調整方法、及びそのプログラム
JP2015121989A (ja) ネットワークデバイス、ネットワークデバイスの制御方法およびそのプログラム
JP2015219890A (ja) 管理装置、その制御方法およびプログラム
US7904613B2 (en) Network device, network device management method, network device management system
US8301807B2 (en) Device management apparatus, device management method, and recording medium
JP6274758B2 (ja) ネットワーク機器管理装置、ネットワーク機器管理方法、およびネットワーク機器管理方法を実行するプログラム
JP2016088057A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
US8892796B2 (en) Image forming apparatus and control method thereof
US20220067019A1 (en) Data cooperation system and control system
CN114817134A (zh) 一种快照任务监控方法、装置、设备及介质
JP6195352B2 (ja) 配信制御装置、配信制御方法、プログラム、並びに、配信制御システム及びその制御方法
JP2015095053A (ja) 管理装置、及びその方法
CN112769954A (zh) 一种web程序自动存储和自动路由的方法和***
JP2015232780A (ja) 情報処理装置及びシステム、管理装置、電力状態制御方法
JP4421669B2 (ja) リソース管理プログラム、リソース管理方法およびリソース管理装置
JP2020149327A (ja) 情報処理装置及びプログラム
CN117806815B (zh) 数据处理方法、***、电子设备及存储介质