JP2016084942A - 加圧式ショックアブソーバ用のスラスト軸受 - Google Patents

加圧式ショックアブソーバ用のスラスト軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】ダンパーヘッド取り付け部のためのコスト及び取り付け労力を軽減すると共にダンパーヘッド取り付け部の良好な封止機能及び予想寿命の実現達成を可能にする加圧式ショックアブソーバ用の改良型スラスト軸受を提供する。【解決手段】本発明は、加圧式ショックアブソーバ用のスラスト軸受(1,1′,1″)に関し、このスラスト軸受は、内側スリーブ(2,2′)と、外側スリーブ(4)と、内側スリーブを外側スリーブに連結すると共にショックアブソーバの加圧可能な空間(P1)を画定するよう構成されたエラストマー本体(6)とを有し、エラストマー本体は、内側スリーブ及び/又は外側スリーブ上に形成された少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12,12″,30,34)を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、加圧式ショックアブソーバ用のスラスト軸受に関する。
路面のでこぼこによる衝撃を吸収すると共に路面のでこぼこにより生じる揺れ動き又は振動を減衰するために加圧式ショックアブソーバが車両に用いられている。これら加圧式ショックアブソーバは又、空気ばねストラットとして設計され、かかる空気ばねストラットでは、減衰ロッドは、空気ばねベローの空気ばね空間を通って延び、空気ばね空間は、車両側がダンパーヘッド取り付け部によって画定され又はダンパーヘッドシールによって密閉されている。車両構造体への空気ばねストラットの連結は、ダンパーヘッド取り付け部を介して行われる。
ダンパーヘッド取り付け部は、特に、空気ばね空間を気密的に密閉し、更に、減衰ロッドからの軸方向及び半径方向力を緩衝的且つ減衰的に受け取り、そしてこれら軸方向及び半径方向力を軸受ハウジング経由で車両構造体に伝える機能を有する。このため、エラストマーコンポーネントがダンパーヘッド取り付け部内に取り付けられる。
減衰ロッドから軸方向力と半径方向力の両方を受け取るよう単一のエラストマーコンポーネントが設けられる場合がある。しかしながら、軸方向軸受によって軸方向力を受け取ると共に別個のストラップ軸受によって半径方向力を受け取ることが有利であることが判明した。スラスト軸受は、減衰ロッドと軸受ハウジングとの間に環状に設計されると共に配置される場合があり、その結果、スラスト軸受を介する減衰ロッドからの半径方向力を軸受ハウジングに緩衝されると共に減衰された仕方で伝えることができるようになっている。
圧縮空気がスラスト軸受と減衰ロッドとの間の中間空間及び/又はスラスト軸受と軸受ハウジングとの間の中間空間を通って空気ばね空間から逃げ出るのを阻止するため、封止要素、通常Oリングが適当な場所に設けられる。
封止のためにOリングを設ける必要があるためにダンパーヘッド取り付け部のための追加のコスト及び追加の取り付け労力が生じる。さらに、ダンパーヘッド取り付け部の封止機能並びに有効寿命を向上させる必要がある。
かくして、本発明の目的は、ダンパーヘッド取り付け部のためのコスト及び取り付け労力を軽減すると共にダンパーヘッド取り付け部の良好な封止機能及び予想寿命の実現達成を可能にする加圧式ショックアブソーバ用の改良型スラスト軸受を提供することにある。
この目的は、独立形式の請求項の内容によって解決される。また、好ましい実施形態は、従属形式の請求項の記載の結果として得られる。
本発明の一観点によれば、加圧式ショックアブソーバ用のスラスト軸受であって、内側スリーブと、外側スリーブと、内側スリーブと外側スリーブを連結すると共にショックアブソーバの加圧空間を画定するよう構成されたエラストマー本体とを有し、エラストマー本体は、内側スリーブ及び/又は外側スリーブ上に設計形成された少なくとも1つの封止幾何学的形状部(sealing geometry)を有することを特徴とするスラスト軸受が提供される。
スラスト軸受は、特に、加圧式ショックアブソーバ又は空気ばねストラットのそれぞれのダンパーヘッド取り付け部又はダンパーヘッドシールのためのスラスト軸受に関する。スラスト軸受は、このスラスト軸受をショックアブソーバの減衰ロッドとダンパーヘッド取り付け部の軸受ハウジング又は軸受カバーとの間に配置することができ(取り付け状態)、そして減衰ロッドからの半径方向圧力を軸受ハウジングに緩衝的に且つ/或いは減衰された仕方で移送することができるよう環状に設計されているのが良い。スラスト軸受のサイズは、制約されず、かかるサイズは、加圧式ショックアブソーバのサイズで決まる。スラスト軸受は、例えば、約10mm〜約60mm、好ましくは約15mm〜約40mmの軸方向長さを有するのが良い。しかしながら、これよりも短い又はこれよりも長い軸方向長さも又想定できる。スラスト軸受の直径は、約5mm〜約70mm、好ましくは約14mm〜約40mmであるのが良い。しかしながら、これよりも小さい又はこれよりも大きい直径も又想定できる。
内側スリーブは、全体として円筒形の形状を有するのが良く、この場合、内側スリーブの内径は、このために設けられた減衰ロッドの一部分を内側スリーブ中に挿入することができるのに足るほど大きく寸法決めされている。内側スリーブは、特に、減衰ロッドからの半径方向力を均等にエラストマー本体に方向付ける機能を有する。内側スリーブは、好ましくは、スラスト軸受の必要な軸方向剛性をもたらし、その結果、この内側スリーブを軸方向軸受の内側スリーブと減衰ロッドの接触縁部との間に取り付けることができ又クランプすることができるようになっており、その目的は減衰ロッドからの軸方向力を主として軸方向軸受に非緩衝状態で且つ/或いは非減衰状態で伝えることにある。かくして、内側スリーブは、好ましくは、金属、特に好ましくは高強度鋼で作られる。さらに、内側スリーブは、好ましくは、スラスト軸受の全体として軸方向全体にわたって延び、内側スリーブの軸方向前面には、好ましくは、他の(特に、エラストマー)材料がない。内側スリーブは、約0.5〜約5mmの材料厚さ、好ましくは約1mm〜約3mmの材料厚さ、特に好ましくは約1.5mm〜約2mmの材料厚さを有するのが良い。
さらに、スラスト軸受の取り付け状態において空気ばね空間に向いた内側スリーブの軸方向端部は、円周方向支持縁部を有するのが良く、この円周方向支持縁部は、減衰ロッドの接触縁部上に載るのが良い。減衰ロッドの接触縁部は、小さな直径を備えた減衰ロッドの車両側部分と大きな直径を備えた減衰ロッドの空気ばね空間側部分との間の段部によって形成されるのが良い。支持縁部を形成するため、スラスト軸受の取り付け状態において空気ばね空間に向いた内側スリーブの軸方向端部は、半径方向内方に突き出た一部分を有するのが良い。しかしながら、内側スリーブの内周は又、軸方向長さ全体にわたって全体として一定であるのが良い。内側スリーブの支持縁部と減衰ロッドの接触縁部との間の接触面は、小さいのが良いが、確実な動力伝達を得るために高強度材料が有利である。
内側スリーブの内面は、減衰ロッドの外面上に直接又は間にエラストマー本体のエラストマー材料を挟んだ状態で載るよう設計されるのが良い。内側スリーブの内面は、エラストマー本体のエラストマー材料で部分的に又は全体的に覆われるのが良く、このエラストマー材料は、封止幾何学的形状部を形成するのが良い。しかしながら、内側スリーブの内面には又、エラストマー本体のエラストマー材料がないのが良い。内側スリーブの内面は、特に封止幾何学的形状部が内側スリーブ上に設計形成されていない場合、Oリングのための受け入れ領域、例えば円周方向受け入れ溝を有するのが良い。
外側スリーブは、少なくとも一部が全体として円筒形の形を有するのが良く、この場合、外側スリーブは、内側スリーブに対して全体として同軸状に配置される。外側スリーブは、特に、内側スリーブからの半径方向力をエラストマー本体により軸受ハウジングに均等に伝える機能を有する。さらに、外側スリーブは、スラスト軸受の軸方向剛性に寄与することができる。外側スリーブの安定性要件は、内側スリーブに要求されるほど厳しくはなく、その結果、コストを節約するために材料としてアルミニウム又はそれどこかプラスチックを用いることができる。外側スリーブは、約0.5〜約4mmの材料厚さ、好ましくは約0.75mm〜約3mmの材料厚さ、特に好ましくは約1.5mm〜約2mmの材料厚さを有するのが良い。
外側スリーブの外面は、軸受ハウジングの内壁上に直接又は間にエラストマー本体のエラストマー材料を挟んだ状態で載るよう設計されるのが良い。スラスト軸受の取付け状態において空気ばね空間に向いた外側スリーブの軸方向端部は、軸受ハウジング上にそれ自体軸方向に支持されるようにするために半径方向外方に向いたフランジを有するのが良い。外側スリーブの外面は、エラストマー本体のエラストマー材料で部分的に又は全体的に覆われるのが良く、このエラストマー材料は、封止幾何学的形状部を形成するのが良い。しかしながら、外側スリーブの外面にはこれ又、エラストマー本体のエラストマー材料がないのが良い。外側スリーブの外面は、特に封止幾何学的形状部が外側スリーブ上に設計成形されていない場合、Oリングのための受け入れ領域、例えば円周方向受け入れ溝を有するのが良い。
エラストマー本体は、少なくとも内側スリーブと外側スリーブとの間に延びて特に緩衝的及び/又は減衰的に内側スリーブと外側スリーブを互いに連結している。エラストマー本体は、ショックアブソーバの加圧可能な又は加圧された空間を更に制限し又は周囲環境(周囲圧力)に対してこの空間を気密的に封止する。ショックアブソーバの加圧空間は、空気ばね又は空気ばねストラットの空気ばね空間であるのが良い。スラスト軸受は、エラストマー本体の射出成形により特に共通ツールで内側スリーブ及び/又は外側スリーブの周り又は内側スリーブ及び/又は外側スリーブ上に作られるのが良い。
少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、エラストマー本体の一部であり、スラスト軸受の取り付け状態では、内側スリーブと減衰ロッドとの間の中間空間又は隙間及び/又は外側スリーブと軸受ハウジング(特に、軸受ハウジングの内壁)との間の中間空間が閉じられ又は密閉されるよう設計されている。少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、圧縮空気が加圧空間からスラスト軸受と減衰ロッドとの間の中間空間又は隙間を通ると共に又は/或いはスラスト軸受と軸受ハウジングとの間の中間空間又は隙間を通って逃げ出るのを阻止することができる。1つ又は2つ以上の封止幾何学的形状部を内側スリーブ上と外側スリーブ上の両方に形成するのが良い。少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、円周方向膨らみ(circumferential bulge)、円周方向封止リップ、リング又は封止に適した別の形態の円周方向部分の形態に形作られるのが良い。幾つかの封止幾何学的形状部が形成される場合、この正確な設計又は形状は、互いに異なっていても良い。
本発明によれば、スラスト軸受の封止機能及び/又はばね/ダンパー機能は、有利には、単一のエラストマー本体又はエラストマーコンポーネントによって実現される。これにより、コストが節約されると共にスラスト軸受又は加圧式ショックアブソーバの取り付けが単純化される。
本発明は、更に、封止幾何学的形状部が内側スリーブ及び/又は外側スリーブに永続的に連結され又はかかるスリーブ上に加硫されて封止幾何学的形状部が内側スリーブ又は外側スリーブにくっついてかかるスリーブ上に良好に支持できるという点で有利である。特に、封止幾何学的形状部は、それ自体軸方向に内側スリーブ又は外側スリーブ上に支持可能であり、それにより、減衰ロッド又は軸受ハウジングに対する封止幾何学的形状部の加圧力の調節が可能である。かくして、スラスト軸受の内側スリーブの封止幾何学的形状及び軸方向軸受の内側スリーブの幾何学的形状と組み合わさった封止幾何学的形状部の幾何学的形状により減衰ロッドに向かう封止幾何学的形状部の加圧力を調節することができる。同様に、スラスト軸受の外側スリーブの封止幾何学的形状及び軸受ハウジングの幾何学的形状と組み合わさった封止幾何学的形状部の幾何学的形状により軸受ハウジングに向かう封止幾何学的形状部の加圧力を調節することができる。
さらに、取り付け中(減衰ロッドの挿入中)又は減衰ロッドの熱膨張(減衰ロッドとスラスト軸受の相対運動により引き起こされるシールのねじり中における「消しゴム効果(eraser effect )」による研磨)中、Oリングについて起こる場合のあるシールのねじりは、内側スリーブ又は外側スリーブへの封止幾何学的形状部の永続的な連結によって阻止される。かくして、本発明によれば、取り付け中に正確な封止を保証することができ、しかも使用中におけるシールのこすり取りを阻止することができる。
外側スリーブ上、特に外側スリーブの軸方向端部上の少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、好ましくは、半径方向外方に突き出る。
封止幾何学的形状部は、特に、取り付け状態において加圧可能な空間から遠ざかる方向に向いた外側スリーブの軸方向端部上に配置されるのが良い。これは、特に有利である。と言うのは、スラスト軸受は、軸方向端部から遠ざかる方向に向いた加圧可能な空間の圧力に起因して取り付け状態において軸受ハウジングに押し付けられ、それにより、封止機能を強化することができるからである。
内側スリーブ上、特に内側スリーブの軸方向端部上の少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、好ましくは、半径方向内方に突き出る。
封止幾何学的形状部は、特に、取り付け状態において加圧可能な空間から遠ざかる方向に向いた内側スリーブの軸方向端部上に配置されるのが良い。これは、特に有利である。と言うのは、スラスト軸受は、軸方向端部から遠ざかる方向に向いた加圧可能な空間の圧力により取り付け状態において軸方向軸受の内側スリーブに押し付けられ、それにより、封止機能を強化することができるからである。スラスト軸受は、内側スリーブの軸方向端部上の封止幾何学的形状部及び外側スリーブの軸方向端部上の封止幾何学的形状部を有するのが良い。
少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、好ましくは、外側スリーブの軸方向端部から且つ/或いは内側スリーブの軸方向端部から軸方向に突き出る。
封止幾何学的形状部は、特に取り付け状態において加圧可能な空間から遠ざかる方向に向いた内側スリーブ及び/又は外側スリーブの軸方向端部上で軸方向に突き出るのが良い。内側スリーブの封止幾何学的形状部の場合、軸方向に突き出た封止幾何学的形状部の一部は、軸方向軸受の内側スリーブを通る取り付け中に半径方向内方に変位し又は押されるのが良く、その結果、取り付け中、封止幾何学的形状部の加圧力を強化することができる。外側スリーブの封止幾何学的形状部の場合、軸方向に突き出た封止幾何学的形状部の一部は、軸受ハウジングを通る取り付け中に半径方向外方に変位し又は押されるのが良く、それにより、これ又封止幾何学的形状部の加圧力を強化することができる。
少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、好ましくは、円周方向膨らみとして設計される。
この膨らみは、内側スリーブ上で半径方向内方に突き出ると共に/或いは外側スリーブ上で半径方向外方に突き出るのが良い。
膨らみという用語は、封止幾何学的形状部が断面で見てアンダーカットなしの全体として縁のない移行状態を有することを意味している。膨らみの高さ(半径方向広がり)は、好ましくは、その基部の幅よりも小さい。かかる設計により、封止幾何学的形状部が望ましくないことに、摩擦により取り付け中に変形し又は大きな摩擦が熱膨張中に減衰ロッドの相対運動により生じるのが阻止されるのが良い。
エラストマー本体は、好ましくは、内側スリーブと外側スリーブを緩衝的に連結して主として半径方向力を受ける機能的幾何学的形状部(functional geometry)を有する。
機能的幾何学的形状部は、内側スリーブと外側スリーブとの間に設計される。機能的幾何学的形状部の正確な形状により、スラスト軸受のばね特性及び/又は減衰特性を調節することができる。特に、円周方向環状凹部をエラストマー本体の一方又は両方の軸方向端部に設けるのが良く、その目的は、スラスト軸受の半径方向剛性を調節することにある。
少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、エラストマー本体の残部(封止幾何学的形状部以外の部分)とは異なる材料で作られるのが良い。
封止幾何学的形状部及び残りのエラストマー本体についての互いに異なる材料の使用により、必要に応じて材料を最適調整することができる。かくして、封止幾何学的形状部に関し、定着が良好な材料を用いることができ、これは、封止機能を保証する上で重要である。これとは対照的に、残りのエラストマー本体、特に、機能的幾何学的形状部に関し、耐久性の高い材料を用いることができる。と言うのは、機能的幾何学的形状部は、減衰ロッドの運動に合わせてそれ自体常時順応しなければならないからである。例えば、互いに異なる系統群からのエラストマー又は同一の系統群からのものであるが硬度の異なるエラストマーをこのために用いることができる。TPE(熱可塑性エラストマー)使用も又この場合想定できる。
エラストマー本体は、好ましくは、加硫用コンポーネントである。
封止幾何学的形状部及び残りのエラストマー本体(機能的幾何学的形状部)のための互いに異なる材料の使用の場合であっても、2種類の材料を二成分プロセスにおいてコンポーネント中に挿入することができ、その結果、エラストマー本体は、引き続き加硫用コンポーネントである。特に、スラスト軸受を加硫プロセスにおいて共通ツール内に作ることができる。異なる2種類の材料は、コンポーネント内の適当な場所でスラスト軸受の製造中に混ざり合うことができる。
内側スリーブ及び/又は外側スリーブは、好ましくは、少なくとも1つの通過凹部(passage recess)を有する。
通過凹部は、製造プロセスの際、特にエラストマー本体のエラストマー材料と一緒に内側スリーブ及び/又は外側スリーブを射出成形する際にエラストマー材料を流通させる機能を有し、その結果、エラストマー材料を例えば内側スリーブの内面上及び/又は外側スリーブの外面上に配置することができる。通過凹部は、特に、内側スリーブの内面上のエラストマー材料の配置にとって有利であり、その理由は、この場合、内側スリーブをツール内において2つの軸方向前面でクランプすることができるからであり、かくして内側スリーブの軸方向前面からエラストマー材料のない状態に保つことができる。
通過凹部は、例えば、ボアホール及び/又はスリットであるのが良い。複数の通過凹部を内側スリーブ及び/又は外側スリーブの周囲全体にわたって分布した状態で設計することができる。
好ましくは、外側スリーブの軸方向端部には半径方向内方に向いた円周方向肩領域が設けられ、少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、外側スリーブの肩領域上に設計形成される。
半径方向内方に向いた肩領域は、接触面積の拡大により外側スリーブ上の封止幾何学的形状部の向上した支持を可能にし、それによりスラスト軸受の封止機能の更に向上した調節性が得られる。同様に、内側スリーブは、代替的に又は追加的に、軸方向端部上に、半径方向外方に向いた円周方向肩領域を有するのが良く、この場合、封止幾何学的形状部は、内側スリーブの肩領域上に設計形成される。しかしながら、肩領域ではなく、内側スリーブは又、同様な技術的作用効果をもって内面と軸方向前面との間に設計形成された傾斜部又は段部を有しても良い。傾斜部又は段部としてのこの設計例は、製作するのが簡単であり、内側スリーブの軸方向前面は、有利には、軸方向軸受の内側スリーブのための接触面としての役目を果たし続けることができる。
少なくとも1つの封止幾何学的形状部は、好ましくは、加圧式ショックアブソーバ又は空気ばねストラット内へのスラスト軸受の取り付けの際、内側スリーブ上の少なくとも1つの封止幾何学的形状部が減衰ロッドに押し付けられると共に/或いは外側スリーブ上の少なくとも1つの封止幾何学的形状部が軸受ハウジング又はハウジングカバーの内壁に押し付けられるよう設計される。
スラスト軸受の封止機能は、有利には、スラスト軸受の取り付け中の封止幾何学的形状部のかかる設計によって向上する。特に、スラスト軸受をねじる力を封止幾何学的形状部に部分的に伝えることができ、その目的は、封止幾何学的形状部の加圧力を強化することにある。
添付の図面に基づいて本発明の例示の実施形態について以下に詳細に説明する。
第1の実施形態としてのスラスト軸受の断面図である。 減衰ロッド上に且つ軸受ハウジング内に取り付け状態にある第1の実施形態としてのスラスト軸受の断面図である。 スラスト軸受の図2から取った領域の拡大図である。 第2の実施形態としてのスラスト軸受の断面図である。 減衰ロッド上に且つ軸受ハウジング内に取り付け状態にある第3の実施形態としてのスラスト軸受の断面図である。 図5のスラスト軸受の一領域の拡大図である。
図1は、第1の実施形態としてのスラスト軸受1の断面図である。スラスト軸受1は、全体として環状に且つ軸方向対称に設計されており、図は各々、スラスト軸受1の対称軸を通る断面図である。スラスト軸受1は、全体として円筒形の内側スリーブ2を有すると共に同心状に配置された全体的として円筒形の外側スリーブ4を有している。内側スリーブ2は、エラストマー本体6を介して外側スリーブ4に連結されている。
内側スリーブ2と外側スリーブ4との間のエラストマー本体6の部分は、機能的幾何学的形状部8としての役目を果たし、この機能的幾何学的形状部8は、減衰ロッドと軸受ハウジングとの間で力を内側スリーブ2及び外側スリーブ4を介して緩衝的且つ減衰的に受け取るよう設計されている。円周方向環状凹部10を内側スリーブ2と外側スリーブ4との間でエラストマー本体6の一方又は両方の軸方向端部に形成するのが良い。
エラストマー本体6は、加圧可能な空間から遠ざかる方向に向いた軸方向端部に外側封止幾何学的形状部12を有する。外側封止幾何学的形状部12は、外側スリーブ4の対応の軸方向端部上に設計形成されている。外側スリーブ4は、軸受ハウジングの内壁上に半径方向に配置可能な全体として円筒形の部分14、軸受ハウジング上に軸方向に配置可能に半径方向外方に曲げられた取り付けフランジ16及び外側封止幾何学的形状部12による良好な動力取り込みのための半径方向内方に曲げられた円周方向肩領域18を有する。外側封止幾何学的形状部12は、特に、外側封止幾何学的形状部12の接着面が外側スリーブ4上で拡大されるよう肩領域18上に設計形成されている。外側封止幾何学的形状部12は、円筒形部分14に対して円周方向に且つ半径方向外方に突き出ている。特に、外側封止幾何学的形状部12は、円筒形部分14に対して円周方向に且つ半径方向外方に膨らんでいる。外側封止幾何学的形状部12は、ウェブ部分20を介して機能的幾何学的形状部8に連結されるのが良く、この場合、ウェブ部分20は、外側スリーブ4の肩領域18の端部上に形成されるのが良い。外側封止幾何学的形状部12及び機能的幾何学的形状部8について互いに異なる材料が用いられる場合、2種類の材料の混合領域をウェブ部分20内の領域内に配置するのが良く又はウェブ部分を両方の領域(機能的幾何学的形状部と封止幾何学的形状部)が互いに完全に分離されるようなしで済ますことができる。
内側スリーブ2は、全体としてスラスト軸受1の軸方向長さ全体にわたって形成され、この内側スリーブは、両方の軸方向端部に設けられた露出前面22を有している。加圧可能な空間に向いた前面22は、内側スリーブ2を減衰ロッドの接触縁部上に軸方向に支持する縁部24を有している。内側スリーブ2の対応の軸方向端部は、支持縁部24を形成するために半径方向内方に突き出た部分26を有している。
内側スリーブ2の内面28は、エラストマー本体6のエラストマー材料で完全に覆われている。スラスト軸受1又はエラストマー本体6は、加圧可能な空間から遠ざかる方向に向いた軸方向端部に設けられた第1の内側封止幾何学的形状部30を有している。第1の内側封止幾何学的形状部30は、内側スリーブ2の対応の軸方向端部上に設計形成されている。第1の内側封止幾何学的形状部30は、スラスト軸受1又はエラストマー本体6の全体として円筒形の内面に対して円周方向に且つ半径方向内方に突き出ている。さらに、第1の内側封止幾何学的形状部30は、内側スリーブ2の対応の軸方向端部の軸方向前面22に対して軸方向に円周方向に突き出ている。内側スリーブ2の対応の軸方向端部は、内側に設けられた円周方向段部又は傾斜部32を有している。第1の内側封止幾何学的形状部30は、第1の内側封止幾何学的形状部30の接着面が内側スリーブ2上で拡大されるよう特に傾斜部32上に設計形成されている。
スラスト軸受1又はエラストマー本体6は、内側スリーブ2の内面上の2つの軸方向端部相互間の中間領域に位置する第2の内側封止幾何学的形状部34を有している。第2の内側封止幾何学的形状部34は、スラスト軸受1又はエラストマー本体6の全体として円筒形の内面に対して円周方向に且つ半径方向内方に突き出ている。具体的に言えば、第2の内側封止幾何学的形状部34は、スラスト軸受1又はエラストマー本体の全体として円筒形内面に対して円周方向に且つ半径方向内方に膨らんでいる。第1及び第2の内側封止幾何学的形状部30,34による二重の封止により、スラスト軸受1の封止特性が向上する。
図2及び図3は、減衰ロッド36上に且つ軸受カバー又は軸受ハウジング38内に取り付け状態にある第1の実施形態としてのスラスト軸受1を示している。取り付け状態では、減衰ロッド36がスラスト軸受1の全体として円筒形の内側凹部中に送られ、内側スリーブ2の支持縁部24は、減衰ロッド36の接触縁部40上に載る。さらに、スラスト軸受1は、取り付け状態で軸受ハウジング38の全体として円筒形凹部内に挿入される。内側スリーブ2は、減衰ロッド36の接触縁部40と軸方向軸受44の内側スリーブ42との間にクランプされ又は取り付けられる。このため、減衰ロッド36は、軸方向軸受44の内側スリーブ42の内側の全体として円筒形の凹部を貫通して延びる。ねじ山部分46が減衰ロッド36の一方の端部分上に設計形成されており、その結果、軸方向軸受44の内側スリーブ42及びスラスト軸受1の内側スリーブ2をナット48と接触縁部40との間にクランプし又は取り付けることができるようになっている。
軸方向軸受44の内側スリーブ42を軸受ハウジング38に連結している軸方向エラストマー本体50が軸方向軸受44の内側スリーブ42上に配置されている。軸方向エラストマー本体50は、減衰ロッド36からの軸方向力を内側スリーブ42経由で緩衝的及び/又は減衰的に受け取り、そしてかかる軸方向力を軸受ハウジング38に伝える機能を有する。軸方向エラストマー本体50は、軸受ハウジング38の軸方向接触面49と軸受ハウジング38のカバー要素51との間に配置されている。かくして、ダンパーヘッド取り付け部は、ナット48によって2つの内側スリーブ2,42のクランプにより減衰ロッド36に締結される。
第1の内側封止幾何学的形状部30は、それにより、減衰ロッド36の接触縁部40と軸方向軸受44の内側スリーブ42との間における内側スリーブ2のクランプの際、第1の内側封止幾何学的形状部30が軸方向軸受44の内側スリーブ42の軸方向前面によって変位して減衰ロッド36の外面に押し付けられるよう設計されている。それにより、第1の内側封止幾何学的形状部30の封止効果が強化される。軸受ハウジング38は、同様に、ナット48によるクランプ中、外側封止幾何学的形状部12に軸方向に押し付けられる。図2及び図3では、封止幾何学的形状部12,30,34は、非変形状態で示されている。
軸受ハウジング38は、空気ばねストラット(図示せず)を加圧可能な空間P1に向いた軸方向端部の外側に取り付けるための取り付け部分52を有している。封止幾何学的形状部12,30,34は、軸受ハウジング38の内部の且つ周囲環境(周囲圧力)P0に対して空気ばねストラットの加圧可能な空間P1を密閉している。加圧可能な空間P1に向いたスラスト軸受1の軸方向端部上の軸受ハウジング38内で軸受ハウジング38にクリップ止めされている停止本体54が加圧可能な空間P1内に配置されるのが良い。加圧可能な空間P1は、図では点線で示されている。
図4は、第2の実施形態としてのスラスト軸受1′の断面図である。第2の実施形態としてのスラスト軸受1′は、スラスト軸受1′が外側スリーブ4上に設計形成された外側封止幾何学的形状部12しか有していないという点で第1の実施形態のスラスト軸受とは異なっている。これとは対照的に、内側スリーブ2′上には封止幾何学的形状部が形成されておらず、それにより、スラスト軸受1′の製造が単純化される。これとは異なり、スラスト軸受1′の内側スリーブ2′は、加圧可能な空間から遠ざかる方向に向いた軸方向端部内側に円周方向封止リング凹部56を有し、この円周方向封止リング凹部は、拡大された内周を備える部分によって形成されている。封止リング凹部56は、Oリング(図示せず)をこの中に配置することができるよう設計されており、Oリングは、この場合、少なくとも内側スリーブ2′の全体として円周方向内面に対して半径方向内方に突き出ている。しかしながら、封止リング凹部56内に配置されたOリングは又、内側スリーブ2′の対応の側端部の軸方向前面22′に対して軸方向に突き出ても良く、その結果、Oリングは、取り付け中、軸方向軸受44の内側スリーブ42によって減衰ロッド36の外面に押し付けられるようになる。第1の実施形態と比較した場合のもう1つの相違点は、内側スリーブ2′が支持縁部24′を形成するための半径方向内方突出部分を備えていないということにある。これとは異なり、支持縁部24′は、内側スリーブ2′の対応の軸方向前面22′によって提供され、それによっても、製造費が減少する。残りについては、第1の実施形態に関する説明を参照されたい。
図5及び図6は、取り付け状態における第3の実施形態としてのスラスト軸受1″を示している。第3の実施形態としてのスラスト軸受1″は、外側スリーブ4上の外側封止幾何学的形状部12″が主として軸方向に突き出ており又は飛び出ている点で第2の実施形態としてのスラスト軸受1′とは異なっている。取り付けの際、特にスラスト軸受のための軸受ハウジング38の受け入れ領域の軸方向停止壁の封止幾何学的形状部12″が軸受ハウジング38に軸方向に押し付けられる。しかしながら、図は、封止幾何学的形状部12″の非変形状態を示している。封止幾何学的形状部12″の加圧力は、加圧可能な空間P1の圧力によって強化され、この圧力は、エラストマー本体6又はスラスト軸受1″に作用する。
内側スリーブ2′は、取り付け状態では主として減衰ロッド36上に載り、封止リング凹部56内に配置されたOリング(図示せず)は、減衰ロッド36と内側スリーブ2′との間の隙間を封止する。図5及び図6に示された減衰ロッド36及び軸受ハウジング38の形態は、図2及び図3に示された減衰ロッド36及び軸受ハウジング38の形態を一致している。
1,1′,1″ スラスト軸受
2,2′ 内側スリーブ
4 外側スリーブ
6 エラストマー本体
8 機能的幾何学的形状部
10 環状凹部
12,12″ 外側封止幾何学的形状部
14 円筒形部分(外側スリーブ)
16 取り付けフランジ
18 肩領域
20 ウェブ部分
22,22′ 軸方向前面
24,24′支持縁部
26 突出部分(内側スリーブ)
28 内面(内側スリーブ)
30 第1の内側封止幾何学的形状部
32 傾斜部(内側スリーブ)
34 第2の内側封止幾何学的形状部
36 減衰ロッド
38 軸受ハウジング
40 接触縁部
42 内側スリーブ(軸方向軸受)
44 軸方向軸受
46 ねじ山部分
48 ナット
49 軸方向接触面
50 軸方向エラストマー本体
51 カバー要素
52 取り付け部分
54 停止本体
56 封止リング凹部
P0 周囲環境
P1 加圧可能な空間

Claims (11)

  1. 加圧式ショックアブソーバ用のスラスト軸受(1,1′,1″)であって、
    内側スリーブ(2,2′)と、
    外側スリーブ(4)と、
    前記内側スリーブ(2,2′)を前記外側スリーブ(4)に連結すると共に、前記ショックアブソーバの加圧可能な空間(P1)を画定するよう構成されたエラストマー本体(6)と、を有し、
    前記エラストマー本体(6)は、前記内側スリーブ(2)及び/又は前記外側スリーブ(4)上に形成された少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12,12″,30,34)を有する、スラスト軸受(1,1′,1″)。
  2. 前記外側スリーブ(4)上、特に前記外側スリーブの軸方向端部上の前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12)は、半径方向外方に突き出ている、請求項1記載のスラスト軸受(1,1′)。
  3. 前記内側スリーブ(2)上、特に前記内側スリーブの軸方向端部上の前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(30,34)は、半径方向内方に突き出ている、請求項1又は2記載のスラスト軸受(1)。
  4. 前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12,12″,30)は、前記外側スリーブ(4)の軸方向端部から、及び/又は前記内側スリーブ(2)の軸方向端部から、軸方向に突き出ている、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  5. 前記少なくとも1つの封止幾何学的特徴部(12,34)は、円周方向膨らみとして設計されている、請求項1〜4のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  6. 前記エラストマー本体(6)は、前記内側スリーブ(2,2′)と前記外側スリーブ(4)とを緩衝的に連結すると共に、主として半径方向力を受け取る機能的幾何学的形状部(8)を有する、請求項1〜5のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  7. 前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12,12″,30,34)は、前記エラストマー本体(6)の残部とは異なる材料で作られている、請求項1〜6のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  8. 前記エラストマー本体(6)は、加硫用コンポーネントである、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  9. 前記内側スリーブ(2,2′)及び/又は前記外側スリーブ(4)は、少なくとも1つの通過凹部を有する、請求項1〜8のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  10. 前記外側スリーブ(4)は、半径方向内方に向いた円周方向肩領域(18)が軸方向端部に設けられ、前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12)は、前記外側スリーブ(4)の前記肩領域(18)上に設計形成されている、請求項1〜9のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
  11. 前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12,12″,30)は、前記加圧式ショックアブソーバ内への前記スラスト軸受(1,1′,1″)の取り付けの際、前記内側スリーブ(2)上の前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(30)が減衰ロッド(36)に押し付けられるように、及び/又は前記外側スリーブ(4)上の前記少なくとも1つの封止幾何学的形状部(12,12″)が軸受ハウジング(38)の内壁に押し付けられるように、設計されている、請求項1〜10のうちいずれか一に記載のスラスト軸受(1,1′,1″)。
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