JP2016084507A - 原料ガス供給装置及び成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体原料を昇華した原料をキャリアガスと共に消費区域に供給するにあたり、原料の気化量を安定させると共に高い気化効率を確保すること。
【解決手段】固体原料を原料容器3に収容し、赤外線ランプ6により固体原料を昇華温度以上の温度に加熱する。そして原料容器3内にキャリアガスを供給して、昇華した原料をキャリアガスと共に、消費区域である成膜処理部2に供給する。固体原料は赤外線の輻射により直接加熱されるので、原料容器3内において周縁領域と中央領域との間で温度差の発生が抑えられる。このため原料の気化量が安定し、かつ高い気化効率を確保することができる。このように原料の気化量が安定した原料ガスを成膜処理部2に供給できることから、成膜処理部2では安定した膜質の薄膜を成膜することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体原料を昇華した原料をキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置、及びこの原料ガス供給装置を用いた成膜装置に関する。
半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)などの基板に対して成膜を行う手法の一つとして、CVD(Chemical Vapor Deposition)法やALD(Atomic Layer Deposition)法が知られている。これらの処理は、真空雰囲気が形成される処理容器にウエハを収容し、処理容器内に原料ガスを供給することにより行われる。
固体原料を用いる場合には、例えば図6に示すように、原料を収容した原料容器11内の原料10を加熱して昇華させる一方、原料容器11内にキャリアガスを導入し、この原料の気体をキャリアガスと共に処理容器12に供給している。図6中14は、バルブ141、142を備えたキャリアガス供給路、15は、バルブ151、152を備えた原料ガス供給路であり、これらは例えば原料容器11の天井部の中央領域に接続されている。
原料容器11の周囲にはヒータ13が設けられ、このヒータ13の熱が原料容器11の側壁を介して原料に伝わり、こうして原料は熱伝導により原料容器11の側壁と接触する周縁領域から加熱されていく。また原料容器11内にキャリアガスを導入すると、中央領域ではキャリアガスの流速が大きく、周縁領域ではキャリアガスの流速が小さくなる。このようなことから、原料容器11の内部では周縁領域の温度が中央領域よりも高くなるような温度差が発生し、さらに中央領域ではキャリアガスの流速が大きいため、原料の昇華(以下「気化」として取り扱う)するときの気化熱によりさらに温度が低くなって、原料が再固化することもある。
このように原料容器11内において温度差が発生すると、周縁領域は中央領域に比べて原料の気化速度が大きいため、気化量が不安定になりやすいという懸念がある。また当初は図7(a)のように充填されていた原料10が、気化が進むにつれ、図7(b)に示すように原料10と側壁との間に隙間が生じたり、側壁から離れた中央領域には原料が多く残ってしまう状態になりやすい。原料10と側壁との間に隙間が発生すると、熱伝導による加熱では、側壁の熱が原料10へ移動しにくく、気化効率が極端に低くなって、さらに原料10の気化量が不安定になるおそれがある。また熱伝導による加熱では、原料10を昇華温度以上にするためには長時間加熱しなければならず、そのため原料10を処理容器11に供給するときだけではなくアイドリング中も常時加熱する必要があり、エネルギー消費が大きいという問題もある。
特許文献1及び特許文献2には、液体原料の気化器において、気化器を加熱するヒータと、マイクロ波発振器(マイクロ波供給手段)を設ける構成が記載されている。特許文献3には、アスベストの変性方法として、アスベストにマイクロ波を照射する手法が記載されている。特許文献4には、熱処理装置において、抵抗加熱と電磁波による加熱を併用する手法が記載され、特許文献5には、酸化処理装置において、ランプヒータ部からの輻射熱により水蒸気を発生する蒸気発生部を備える構成が記載されている。しかしながら、いずれの特許文献も、原料容器内にて固体原料を加熱して昇華させる技術に関するものではないため、上述の特許文献1〜5を用いても本発明の課題を解決することができない。
特開平10−152779号公報:段落0049、図1等 特開2000−58528号公報:段落0032、図5等 WO2007/34816号公報:段落0035等 特開2011−77065号公報:段落0020、0022、図1等 特開平9−148318号公報:段落0015、図1、図3等
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、固体原料を昇華した原料をキャリアガスと共に消費区域に供給するにあたり、原料の気化量を安定させると共に高い気化効率を確保することが可能な技術を提供することにある。
このため本発明の原料ガス供給装置は、固体原料を昇華した原料を不活性ガスであるキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、
前記固体原料を収容する原料容器と、
前記原料容器に接続され、当該原料容器内にキャリアガスを導入するためのキャリアガス導入路と、
前記原料容器に接続され、固体原料を昇華した原料がキャリアガスと共に当該原料容器から流出するための原料ガス流路と、
前記固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するために当該原料容器内に赤外線を輻射する赤外線ランプからなる内部加熱部と、を備えたことを特徴とする。
また本発明の他の原料ガス供給装置は、固体原料を昇華した原料を不活性ガスであるキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、
前記固体原料を収容する原料容器と、
前記原料容器に接続され、当該原料容器内にキャリアガスを導入するためのキャリアガス導入路と、
前記原料容器に接続され、固体原料を昇華した原料がキャリアガスと共に当該原料容器から流出するための原料ガス流路と、
前記固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するために当該原料容器内にマイクロ波を放射するマイクロ波放射部からなる内部加熱部と、を備えたことを特徴とする。
さらに本発明の成膜装置は、基板に対し原料ガスを供給して成膜処理を行う成膜装置において、
先に記載された原料ガス供給装置と、前記原料ガス流路に接続され、基板を載置する載置部がその内部に配置された処理容器と、この処理容器内を排気するための排気機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、固体原料を昇華した原料をキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、原料容器に収容された固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するために原料容器内に赤外線を輻射する赤外線ランプからなる内部加熱部を設けている。固体原料は赤外線の輻射により直接加熱されるので、原料容器内において周縁領域と中央領域との間で温度差の発生が抑えられる。このため原料の気化量が安定し、かつ高い気化効率を確保することができる。また本発明の他の発明によれば、原料容器内においてマイクロ波を放射するマイクロ波放射部からなる内部加熱部により固体原料が直接加熱されるので、原料容器内における前記温度差の発生が抑えられ、原料の気化量が安定すると共に、高い気化効率を確保することができる。さらに本発明の他の発明によれば、原料の気化量が安定した原料ガスを処理容器に供給できることから、安定した膜質の薄膜を成膜することができる。
本発明の原料ガス供給装置を備えた成膜装置の第1の実施形態を示す全体構成図である。 第1の実施形態の原料容器を示す縦断面図である。 原料容器内にて固体原料が気化する様子を説明するための縦断面図である。 本発明の原料ガス供給装置を備えた成膜装置の第2の実施形態で用いられる原料容器を示す縦断面図である。 原料容器の他の例を示す縦断面図である。 従来の原料容器を示す縦断面図である。 原料容器内にて固体原料が気化する様子を説明するための縦断面図である。
(第1の実施形態)
以下、図1を参照しながら、本発明の原料ガス供給装置を備えた成膜装置の第1の実施形態の構成例について説明する。成膜装置1は、基板であるウエハ100に対して例えばALD法による成膜処理を行なうための消費区域をなす成膜処理部2と、この成膜処理部2に原料ガスを供給するための原料ガス供給装置と、を備えている。
成膜処理部2は、例えば真空容器をなす処理容器21内に、ウエハ100を水平保持すると共に、不図示のヒータを備えた載置部22と、原料ガス等を処理容器21内に導入するガス導入部23と、を備えている。処理容器21内は真空ポンプなどからなり排気機構をなす真空排気部24により真空排気され、この内部に原料ガス供給装置から原料ガスが導入されることにより、加熱されたウエハ100の表面にて成膜が進行するように構成されている。
タングステン(W)膜を成膜する場合の一例を挙げると、原料としては常温で固体であるWClが用いられ、原料と反応する反応ガス(還元ガス)としては水素(H)ガスが用いられる。このためガス導入部23にはガス供給路25が接続され、このガス供給路25には、後述するWCLを含む原料ガスを供給する原料ガス流路42、原料ガスと反応する反応ガスを供給する反応ガス流路26及び置換ガスを供給する置換ガス流路27が、夫々バルブV1、V26、V27を介して合流されている。反応ガス流路26の他端側は、反応ガスの供給源261に接続されると共に、ガス流路262を介して不活性ガス例えば窒素(N)ガスの供給源263に接続され、置換ガス流路27の他端側は置換ガス例えばNガスの供給源271に接続されている。
原料ガス供給装置は、固体原料であるWClを収容した原料容器3と、この原料容器3にキャリアガスを供給するキャリアガス供給源31とを備えている。原料容器3はその内面が鏡面仕上げされると共に、抵抗発熱体51を備えたジャケット状の外部加熱部5より覆われている。この外部加熱部5は、原料容器3の側壁を介する熱伝導により固体原料を加熱するものであり、例えば温度検出部52にて検出した原料容器3内の気相部の温度に基づいて、後述する制御部200により電力供給部53から抵抗発熱体51への電力供給量が制御されるように構成されている。
また原料容器3は、固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するために、原料容器3内に赤外線を輻射する赤外線ランプ6からなる内部加熱部を備えている。この赤外線ランプ6は、例えば赤外線を放射可能な発光管や発光ダイオードなどによって構成され、例えば原料容器3内の固体原料に対して上方側から赤外線を放射するように原料容器3の天井部に取り付けられている。
赤外線ランプ6は、例えば図2に示すように、概略円筒状に上下方向に伸びるガラスなどの光透過材61の内部に赤外線を放射する光源62が封入されて赤外線ランプとして構成されている。例えば光透過材61の側周囲には、光源62から照射される赤外線を反射させるために、所定の空間を介して反射部材63が設けられると共に、光透過材61の下方側には赤外線を透過させる透過部64が設けられている。
こうして光源62から照射される赤外線は、反射部材63により反射され、光透過材61、透過部64を介して原料容器3内に供給される。そして赤外線が固体原料に当たると原料分子を振動させ、熱エネルギーを発生させる。このように赤外線ランプ6は、固体原料を表面側から放射により加熱する直接加熱源である。光源62は電力供給部65に接続され、供給される電力量は後述する制御部200により制御される。
原料容器3内における固体原料の上方側の気相部には、キャリアガス導入路41の下流端部に相当するキャリアガスノズル71と、原料ガス流路42の上流端部に相当する抜き出しノズル72と、が挿入されている。キャリアガス導入路41には、上流側からキャリアガス用のマスフローコントローラ(MFC)73、バルブV2、バルブV3がこの順序で介設されると共に、上流側にはこの例ではNガス供給源であるキャリアガス供給源31が設けられている。キャリアガスとしては、不活性ガスであるNガスが用いられているが、本願明細書では、原料と反応することなく、成膜処理に影響を与えないガスであれば「不活性ガス」に含まれるものとする。
一方、原料ガス流路42には、上流側からバルブV4、バルブV5、マスフローメータ(MFM)74、圧力計75及びバルブV6が設けられている。マスフローメータ74とバルブV6との間からは、バルブV43が介設された分岐路43が分岐され、分岐路43の下流端は既述の真空排気部24に接続されている。後述のように、原料容器3内にて気化(昇華)した固体原料は、キャリアガス導入路41から原料容器3内にキャリアガスが供給されることにより、キャリアガスと共に原料ガス流路42を介して成膜処理部2に供給される。従ってマスフローコントローラ73はキャリアガスの流量、マスフローメータ74は気化した原料とキャリアガスとの混合ガスである原料ガスの流量、を夫々測定するためのものである。バルブV2、V3の間とバルブV4、V5との間はバルブV40を備えた流路40により接続されている。また原料容器3と処理容器21とを結ぶ原料ガス流路42、ガス供給路25、これらに設けられたバルブ等は、原料が再固化しないように図示しない加熱部により加熱されている。
後述するように、成膜処理部2にて行なわれるタングステン膜の成膜では、WClを含む原料ガスと、反応ガスであるHガスとが交互に繰り返して供給されると共に、これら原料ガス及び反応ガスの供給の間には、処理容器21内の雰囲気を置換するために置換ガスが供給される。このように原料ガスは、成膜処理部2に供給期間、休止期間を交互に繰り返して断続的に供給され、この原料ガスの供給制御はバルブV1をオン、オフ制御することにより実行される。このバルブV1は、後述する制御部200により開閉制御されるように構成されている。また同様に、反応ガスの供給制御はバルブV26をオン、オフ制御することにより実行され、置換ガスの供給制御はバルブV27をオン、オフ制御することにより実行される。
制御部200は例えば図示しないCPUと記憶部とを備えたコンピュータからなり、記憶部には、成膜装置1の作用に係わる制御についてのステップ(命令)群が組まれたプログラムが記憶されている。成膜装置1の作用とは、載置部22上にウエハ100を載置し、処理容器21内を真空排気後、原料ガスと反応ガスと置換ガスとを供給してALD法にて成膜を行い、しかる後ウエハ100を搬出するまでの動作である。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカード等の記憶媒体に格納され、そこからコンピュータにインストールされる。
また制御部200は、原料ガス流路42を流れる原料の流量の検出値と、予め設定した原料の流量設定値とに基づいて、赤外線ランプ6に供給する電力量を制御する機能を備えている。原料の気化量は、マスフローメータ74の流量測定値から、マスフローコントローラ73の流量測定値を差し引くことにより決まる。従って本実施形態では、マスフローメータ74及びマスフローコントローラ73が、原料ガス流路42を流れる原料の流量を検出する流量検出部に相当する。
一方、原料容器3内における原料の気化量は、原料容器3の加熱温度により制御できるため、この加熱温度を赤外線ランプ6により調整する。このため例えば制御部200では、原料ガス流路42を流れる原料の流量を検出し、この検出値と予め設定された流量設定値との差分流量を取得する。一方、制御部200には、予め差分流量と、この差分流量を補償するための赤外線ランプ6の電力供給量の補正量との関係を対応付けたテーブルが格納されている。そして、原料の流量が流量設定値になるように、差分流量に対応する補正量を用いて、赤外線ランプ6の電力供給量を加算又は減算するように構成されている。
次に上述実施の形態の作用について説明する。先ず原料ガス供給装置及び成膜処理部2の概要について簡単に説明する。原料容器3においては外部加熱部5及び赤外線ランプ6に電力を供給して常温で固体のWClを加熱して昇華させる。外部加熱部5に供給される電力量は、例えば固体原料であるWClが分解しないように、赤外線ランプ6をオフにした状態において、原料容器3の内壁の温度がWClの昇華温度よりも低い温度例えば120℃以上130℃以下になるように設定される。また赤外線ランプ6に供給される電力量は、原料容器3内にてWClを昇華温度以上の温度に加熱するように設定される。原料ガス(原料の気体とキャリアガスとが含まれる)の流量をマスフローメータ74により測定することから、蒸気圧をある程度高くする必要があり、原料としては、気化温度時の蒸気圧が66.5Pa(0.5Torr)以上のものが用いられ、WClの場合は150℃時の蒸気圧は93.1Pa(0.7Torr)以上である。
原料容器3内の固体原料は、外部加熱部5からの熱伝導により側壁を介して加熱されると共に、赤外線ランプ6からの輻射熱により表面側から直接加熱される。外部加熱部5による加熱では、既述のように側壁近傍の温度が高くなるが、赤外線ランプ6により固体原料の表面側から直接加熱されるので、原料容器3内において温度分布が生じにくく、図3(a)、(b)に示すように、結果として固体原料の表面全体から気化が進んでいく。このため原料容器3内における固体原料の気化量が安定する。
一方、成膜処理部2においては載置部22上にウエハ100を載置し、処理容器21内を真空排気してウエハ100の加熱を行う。こうして成膜を行う準備が整ったら、例えばバルブV1、V2、V3、V4、V5、V6を開いてキャリアガスを原料容器3に供給する。これにより成膜処理部2には、WClを含む原料ガス(気体原料とキャリアガスとの混合ガス)がガス供給路25によりガス導入部23を介して供給されることになる。そしてALD法によりタングステン膜を成膜する場合は、バルブV1を開いて、前記原料ガスを処理容器21に供給してバルブV1を閉じ、ウエハ100表面にWCLを吸着させる。次いで置換ガス(Nガス)を処理容器21に供給して、処理容器21内を置換する。続いてバルブV26を開いて反応ガス(Hガス)を処理容器21に供給してバルブV26を閉じ、ウエハ100に吸着されているWClをHにより還元して、1原子層のタングステン膜を成膜する。この後、置換ガスを処理容器21に供給して、処理容器21内を置換する。こうして処理容器21内に、バルブV1、V26、V27のオン、オフ制御によって、WClを含む原料ガス→置換ガス→反応ガス→置換ガスを供給するサイクルを複数回繰り返すことにより、所定の厚さのタングステン膜の成膜を行う。
原料ガスを成膜処理部2に供給するにあたり、制御部200により、原料ガス流路42を流れる原料の流量を検出し、この検出値と原料の流量設定値とに基づいて、原料の流量が流量設定値になるように赤外線ランプ6への電力供給量が制御される。例えば原料容器3内の固体原料の減少などの要因により原料の流量が流量設定値に対して減少したとすると、流量が減少した分に応じて赤外線ランプ6の電力供給量を増加させる。これにより赤外線ランプ6の電力供給量の増加分に相当する量だけ原料の気化量が増加するので、原料の流量を流量設定値に揃えることができる。一方、例えば原料容器3内の温度分布などの要因により原料の気化量が流量設定値に対して増加したとすると、流量が増加した分に応じて赤外線ランプ6の電力供給量を減少させる。これにより赤外線ランプ6の電流供給量の減少分に相当する量だけ原料の気化量が減少するので、原料の流量を流量設定値に揃えることができる。
このようにして原料の気化量が安定した原料ガスが成膜処理部2に供給されて、成膜処理部2にてタングステン膜が成膜される。この例では原料の流量の変動に応じて赤外線ランプ6の温度を制御するシステムを組み込んでいるが、赤外線ランプ6は直接加熱源であって、原料の気化量の安定性が高い。このため原料ガス流路42を流れる原料の流量が変動したとしても、外部加熱部5のみの温度制御で対応するシステムに比べて、原料の流量の安定性が高くなる。
こうして成膜処理部2にて例えば同じロットの全てのウエハに対して成膜処理を終了した後、次のロットのウエハの成膜処理を開始するまでは、原料ガスを成膜処理部2に供給しない状態となる。原料ガスを成膜処理部(消費区域)2に供給しないアイドリング時には、例えば赤外線ランプ6をオフにすると共に、外部加熱部5にて加熱する原料容器3の内壁の温度は、赤外線ランプ6をオフにした状態において、成膜処理部2に原料ガスを供給するときよりも低い温度例えば120℃未満になるように設定する。
上述の実施形態によれば、原料容器3内の固体原料を昇華させ、キャリアガスと気体の原料よりなる原料ガスを成膜処理部2に供給するにあたり、内部加熱部である赤外線ランプ6を用いて、原料容器3内に赤外線を輻射することによって、固体原料を昇華温度以上の温度に加熱している。このように赤外線ランプ6により原料容器3内を直接加熱しているため、キャリアガスが当たる領域とその他の領域との間で温度差が発生するといったことが抑えられ、固体原料は表面全体から一様に気化していく。これにより原料容器3内の固体原料の気化量が安定すると共に、高い気化効率を確保できる。
また赤外線の輻射による直接的な加熱では、昇華温度まで加熱させるための加熱時間が短くて済むので、アイドリング中は赤外線ランプ6をオフにすることができ、エネルギー消費の面から見ても有効である。さらに原料容器3の内面を鏡面仕上げすることにより、原料容器3内の熱が電磁波となって外部に移動しようとしても、原料容器3の内面にて反射されて内側に戻されるので、原料容器3からの熱放射が抑えられる。このためさらに高い効率で原料容器3内を加熱することができる。
さらにまた原料容器3の外側に外部加熱部5を設けることにより、固体原料が側壁を介する熱伝導によっても加熱される。このように原料容器3の内部からの赤外線ランプ6による直接的な加熱と、外部加熱部5による原料容器3の外側からの加熱を組み合わせることにより、効率よく固体原料を加熱することができ、さらに高い気化効率を確保できる。さらにまた外部加熱部5の電力供給量を、赤外線ランプ6をオフにした状態において、原料容器3の内壁の温度が固体原料の昇華温度よりも低い温度になるように設定することにより、固体原料の熱分解を抑えて、長時間に亘って性質の安定した原料ガスを消費区域に向けて供給することができる。
さらにまた原料ガス流路42を流れる原料の流量を検出し、この流量検出値に基づいて赤外線ランプ6に供給する電力を制御しているので、原料ガス中の原料の流量を流量設定値に揃えることができて、より安定した流量(気化量)の原料を成膜処理部2に供給することができる。また赤外線ランプ6は、外部加熱部5に比べて、電力供給量の変化に対する応答性が大きいため、原料の気化量を速やかに調整でき、原料の流量を高精度に調整できる。
このように原料容器3における固体原料の気化を高い気化効率で行うことができるので、気化効率が急激に低下して原料の気化量が減少するといったことが発生しにくい。このためこの観点からも原料の気化量が安定した原料ガスを成膜処理部2に供給することができ、成膜処理部2にて膜質が安定した薄膜の成膜処理を行うことができる。固体原料は、原料容器3内における原料の偏りやグレインサイズの変化等によって気化状態が変動しやすいため、原料ガス中の原料の流量が不安定となりやすい。従って本発明の手法は有効である。
(第2の実施形態)
続いて本発明の第2の実施形態の成膜装置について、図4を参照して説明する。この例が上述の図1の成膜装置と異なる点は、内部加熱部として、マイクロ波を放射するマイクロ波放射部8を設けたことである。原料容器30の天井面には、例えばマグネトロンを備えたマイクロ波導入装置81が導波管82を介して接続されている。なお図中83は透過窓であり、マイクロ波導入装置81は高電圧電源部84と接続されている。原料容器30は、天井面に透過窓83が嵌め込まれている以外には、内面は鏡面仕上げがされていることも含めて第1の実施形態と同様に構成されており、同じ構成部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
このマイクロ波放射部8は、マイクロ波が物質に吸収され、エネルギーが熱になることを利用して固体原料を加熱する直接加熱源であり、例えば2.45GHzの周波数が用いられる。また例えば制御部200では、マスフローメータ74とマスフローコントローラ73とから、原料ガス流路42を流れる原料の流量を検出し、この検出値に基づいて、原料の流量が流量設定値になるように、マイクロ波放射部8の高電圧電源部84への電力供給量を制御するように構成されている。
この原料容器30においては外部加熱部5及びマイクロ波放射部8に電力を供給して常温で固体のWClを加熱して昇華させる。例えば外部加熱部5に供給される電力量は、マイクロ波放射部8をオフにした状態において、原料容器3の内壁の温度がWClの昇華温度よりも低い温度例えば120℃以上130℃以下になるように設定される。またマイクロ波放射部8に供給される電力量は、例えば原料容器30内にてWClを昇華温度以上の温度に加熱するように設定される。
原料容器30内の固体原料は、外部加熱部5からの熱伝導により側壁を介して加熱されると共に、マイクロ波放射部8から放射されるマイクロ波により直接的に表面側から加熱され、固体原料の表面全体から気化が進んでいく。そして成膜処理部2において成膜を行う準備が整ったら、キャリアガスを原料容器3に供給して、キャリアガスと共に原料を成膜処理部2に供給する。このとき原料ガス流路42を流れる原料の流量を検出し、この検出値に基づいて、マイクロ波放射部8への電力供給量を制御することにより、原料の気化量を設定値に揃えた原料ガスが成膜処理部2に供給され、成膜処理部2にてタングステン膜が成膜される。また原料ガスを成膜処理部2に供給しないときには、例えばマイクロ波放射部8をオフにすると共に、外部加熱部5にて加熱する原料容器3の内壁の温度は、マイクロ波放射部8をオフにした状態において、成膜処理部2に原料ガスを供給するときよりも低い温度に設定される。
上述の実施形態によれば、内部加熱部であるマイクロ波放射部8を用いて、原料容器3内にマイクロ波を放射することによって、固体原料を昇華温度以上の温度に加熱している。従って固体原料を直接加熱しているため、固体原料が表面全体から一様に気化していき、原料の気化量が不安定になるおそれがない上、高い気化効率が確保できる。またマイクロ波の放射による直接的な加熱では、昇華温度まで加熱させるための加熱時間が短くて済むので、アイドリング中はオフにすることができ、省エネルギー化を図ることができる。
さらに原料容器3の内面を鏡面仕上げすることの効果、外部加熱部5を設けることによる効果、原料ガス流量を流れる原料の流量を検出し、この流量検出値に基づいてマイクロ波放射部8に供給する電力を制御することの効果については、上述の第1実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
続いて本発明の第3の実施形態について図5を参照して説明する。この実施形態は、原料容器9を工夫することにより、内部加熱部のみにより固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するものである。原料容器9は内面が鏡面仕上げされていることに加えて、原料容器9の内部を外部から熱的に遮断するために、断熱構造体が組み合わされている。この例では、例えば原料容器9の側壁91は、二重構造になっており、内壁92と外壁93との間の空間が真空状態に設定されている。図5では内部加熱部として赤外線ランプ6を設けているが、赤外線ランプ6の代わりにマイクロ波放射部8を設けるようにしてもよい。原料容器9及び外部加熱部を設けていないこと以外については、上述の第1実施形態と同様であり、説明は省略する。また断熱構造体として断熱材を設けるようにしてもよい。
原料容器9においては内部加熱部をなす赤外線ランプ6に電力を供給して常温で固体のWClを加熱して昇華させる。赤外線ランプ6の赤外線により、固体原料は直接表面側から加熱され、固体原料の表面全体から気化が進んでいく。赤外線ランプ6の赤外線は、鏡面である原料容器9の内面により反射されて、外部への放出が抑えられ、また側壁91の断熱構造体により、原料容器9内部の熱が外部へ移動することも抑制される。これにより赤外線ランプ6からの熱が原料容器9内に閉じ込められた状態になるので、赤外線ランプ6の熱によって原料容器9内の固体原料の全体が加熱される。従って赤外線ランプ6のみであっても、十分に固体原料を昇華温度以上の温度に加熱できる。
赤外線ランプ6は、電力の供給によって速やかに加熱するので、例えばアイドリング時にはオフの状態にし、成膜処理部2に原料を供給するときにのみオン状態にしてもよく、さらに省エネルギー化を図ることができる。また原料をアイドリング中に加熱しなくてよいため、加熱による原料の自己分解を抑えることができ、長期間に亘って原料の性質が安定する。但し、アイドリング時も成膜処理部2に原料を供給するときと同様に赤外線ランプ6により加熱し、アイドリング時と気化時との間で原料容器内の原料の温度を一定に保つようにしてもよく、この場合には、アイドリング終了から速やかに成膜処理を開始することができる。
内部加熱部を用いることにより、原料の気化量の安定化や高い気化効率を確保できること、原料ガス流量を流れる原料の流量を検出し、この流量検出値に基づいて、赤外線ランプ6に供給する電力を制御することの効果については、上述の第1実施形態と同様である。また赤外線ランプ6をマイクロ波放射部8に代えた場合にも同様の効果が得られる。
以上において、内部加熱部による加熱によって固体原料の気化量を安定させることができるため、必ずしも原料ガス流路を流れる原料の流量を検出して、内部加熱部の電力供給量を制御する必要はない。また原料ガス流路を流れる原料の流量を検出する流量検出部は、濃度測定部であってもよい。つまり原料ガス流路に、例えば吸光度を利用して光学的に原料ガスに含まれる原料の濃度を測定し、この原料の濃度に基づいて原料の流量を求める濃度測定部を設けるようにしてもよい。また第1の実施形態及び第2の実施形態においては、必ずしも原料容器3の内面を鏡面仕上げにする必要はないし、これらの実施形態においても原料容器は断熱構造体が組み合わされているものであってもよい。
本発明の原料としては、例えば原料容器への充填時に固体であるものが用いられ、上述のWCl以外に、Ni(II)、N´−ジーターシャリブチルアミジネート(Ni(II)(tBu−AMD)、以下「Ni(AMD)」と記す)を用いることができる。このNi(AMD)も気化温度時の蒸気圧が66.5Pa(0.5Torr)以上である。
原料としてNi(AMD)を用いる場合には、反応ガス(還元ガス)としてアンモニアガスを用いて、ウエハ100の表面にニッケル(Ni)膜が形成される。またNi(AMD)は、自己分解するおそれがあることから、蒸気圧が133Pa(1Torr)のときには、原料を気化させて成膜処理部に供給するときには、外部加熱部にて加熱する原料容器の内壁の温度がNi(AMD)の気化温度よりも低い温度例えば90℃以上120℃以下になるように設定される。また内部加熱部に供給される電力量は、原料容器内にてNi(AMD)を気化温度以上の温度に加熱するように設定される。さらにアイドリング時には、内部加熱部はオフ状態とすると共に、外部加熱部にて加熱する原料容器の内壁の温度は、内部加熱部をオフにした状態において、成膜処理部に原料ガスを供給するときよりも低い温度にすることが好ましい。
Ni(AMD)は、原料容器への充填時には固体であるが気化するときには液体状態になりやすい。このように原料容器内にて液体状態になってから気化する原料であっても、赤外線ランプやマイクロ波放射部にて直接加熱する構成により、高い気化効率を確保することができると共に、原料容器内における温度分布が均一になりやすいため、気化量を安定させることができる。
また原料容器内への固体原料の貯留量を多くして交換周期を長くするためには原料容器を大型化する必要があるが、このように原料容器が大型化すると、Ni(AMD)は気化時に一旦液体状態となったとしても対流が遅いため、原料容器内において温度分布が不均一になりやすい。従って外部加熱部のみを設ける構成では原料表面温度を一定に保ちにくく、気化量が不安定になるおそれがあるため、本発明のように内部加熱部にて原料を直接加熱する構成は有効である。
但し、アイドリング時も成膜処理部に原料を供給するときと同様に加熱し、アイドリング時と気化時との間で原料容器内の原料の温度を一定に保つようにしてもよく、この場合には、アイドリング終了から速やかに成膜処理を開始することができる利点がある。
また上述の第1の実施形態及び第2の実施形態では、成膜処理時に原料ガスを成膜処理部に供給するときに外部加熱部により加熱される原料容器の内壁の温度と、アイドリング時において外部加熱部により加熱される原料容器の内壁の温度とを揃えるようにしてもよい。
さらに成膜処理部2の構成については、載置台に1枚ずつウエハWを載置して成膜処理を行う枚様式の場合の他、多数枚のウエハWを保持するウエハボートにウエハWを保持して成膜を行うバッチ式の成膜処理部や、回転する載置台上に複数枚のウエハWを並べて成膜を行う成膜処理部への原料供給に本発明を適用してもよい。
さらにまた、本発明の成膜処理部については、ALD法を実施する構成には限られない。例えば、CVD法を実施する成膜処理部であっても、固体または液体である原料を収容した原料容器にキャリアガス導入路を介してキャリアガスを供給し、気化した原料を含む原料ガスを原料の成膜処理部に供給する構成であれば適用できる。例えば第1のCVD用の原料ガスをチャンバ内に供給して第1のCVD膜を成膜し、次いで第1のCVD用の原料ガスとは異なる第2のCVD用の原料ガスを用いて第2のCVD膜を成膜する。また第1のCVD用の原料ガス及び第2のCVD用の原料ガスの少なくとも一方は、固体または液体である原料を収容した原料容器にキャリアガスを供給し、気化した原料とキャリアガスとを含む原料ガスとする。こうして両原料ガスを、置換ガスによる雰囲気の置換を介して複数回交互にチャンバ内に供給して薄膜を成膜する手法にも適用できる。さらに本発明の原料ガス供給装置は、消費区域であるエッチング装置や、加熱装置、などに固体原料を昇華した原料をキャリアガスと共に供給するものであってもよい。
さらに、本発明を用いて供給可能な原料ガスは、既述のWCl以外に、例えば周期表の第3周期の元素であるAl、Si等、周期表の第4周期の元素であるTi、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Zn、Ge等、周期表の第5周期の元素であるZr、Mo、Ru、Rh、Pd、Ag等、周期表の第6周期の元素であるBa、Hf、Ta、W、Re、Ir、Pt等の元素を含む原料ガスであってもよい。これらの原料ガスは、有機金属化合物や無機金属化合物などを用いる場合が挙げられる。原料ガスと反応させる反応ガスは、O、O、HO等を利用した酸化ガス、NH、H、HCOOH、CHCOOH、CHOH、COH等を利用した還元ガス、CH、C、C、C等を利用した炭化反応ガス、NH、NHNH、N等を利用した窒化反応ガス等を利用できる。更に、複数の原料供給部を設け、成膜処理部に対して2種類以上の原料ガスを間欠的に供給して合金や、複合金属酸化物等の成膜する場合に適用してもよい。
1 成膜装置
2 成膜処理部
21 処理容器
3、30、9 原料容器
41 キャリアガス導入路
42 原料ガス供給路
5 外部加熱部
6 赤外線ランプ
73 マスフローコントローラ
74 マスフローメータ
8 マイクロ波放射部

Claims (8)

  1. 固体原料を昇華した原料を不活性ガスであるキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、
    前記固体原料を収容する原料容器と、
    前記原料容器に接続され、当該原料容器内にキャリアガスを導入するためのキャリアガス導入路と、
    前記原料容器に接続され、固体原料を昇華した原料がキャリアガスと共に当該原料容器から流出するための原料ガス流路と、
    前記固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するために当該原料容器内に赤外線を輻射する赤外線ランプからなる内部加熱部と、を備えたことを特徴とする原料ガス供給装置。
  2. 固体原料を昇華した原料を不活性ガスであるキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、
    前記固体原料を収容する原料容器と、
    前記原料容器に接続され、当該原料容器内にキャリアガスを導入するためのキャリアガス導入路と、
    前記原料容器に接続され、固体原料を昇華した原料がキャリアガスと共に当該原料容器から流出するための原料ガス流路と、
    前記固体原料を昇華温度以上の温度に加熱するために当該原料容器内にマイクロ波を放射するマイクロ波放射部からなる内部加熱部と、を備えたことを特徴とする原料ガス供給装置。
  3. 前記原料容器の内面は鏡面仕上げがされていることを特徴とする請求項1又は2記載の原料ガス供給装置。
  4. 前記原料容器の外側に設けられ、当該原料容器を加熱するための外部加熱部を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の原料ガス供給装置。
  5. 前記外部加熱部に供給される電力量は、内部加熱部をオフにした状態において原料容器の内壁の温度が固体原料の昇華温度よりも低い温度となるように設定されていることを特徴とする請求項4記載の原料ガス供給装置。
  6. 前記原料容器の内部を外部から熱的に遮断するために、前記原料容器は断熱構造体が組み合わされていることを特徴とする請求項1記載の原料ガス供給装置。
  7. 前記原料ガス流路を流れる原料の流量を検出する流量検出部と、
    この流量検出部の検出値と予め設定した原料の流量設定値とに基づいて前記内部加熱部に供給する電力を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載された原料ガス供給装置。
  8. 基板に対し原料ガスを供給して成膜処理を行う成膜装置において、
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載された原料ガス供給装置と、前記原料ガス流路に接続され、基板を載置する載置部がその内部に配置された処理容器と、この処理容器内を排気するための排気機構と、を備えたことを特徴とする成膜装置。
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