JP2016082732A - 系統再連系装置及び系統再連系システム - Google Patents

系統再連系装置及び系統再連系システム Download PDF

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Daisuke Katsumata
大輔 勝俣
島田 智
Satoshi Shimada
智 島田
幹雄 伊原
Mikio Ihara
幹雄 伊原
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Abstract

【課題】逆潮流問題が生じない条件で、系統の復電後に系統再連系を遠隔操作によって実現する。【解決手段】系統の停電を検知する停電検知手段120と、停電検知手段120によって停電が検知されたときに太陽光パネルに接続されるパワーコンディショナーに設けられている一対の外部異常停止端子間を短絡させる制御手段140と、系統の復電後に送信される再連系指示を受信する通信手段130と、通信手段130によって受信される再連系指示に従って前記外部異常停止端子間を開放させる制御手段140とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、系統再連系装置及び系統再連系システムに関し、特に、停電により系統から電気的に遮断されるパワーコンディショナー等の対象を、系統の復電後に遠隔操作によって系統に再連系する系統再連系装置及び系統再連系システムに関する。
従来の太陽光発電システムは、系統の停電時に太陽光発電システムからの逆潮流が発生することで、停電しているはずの系統に電力が流れ、これにより、事故を招くことがある。これを防止するために、通常、系統の停電時には、パワーコンディショナーを系統から電気的に遮断させ、系統の復電が確認できると、パワーコンディショナーを系統に再連系させている。
特許文献1には、系統の停電が発生した場合、太陽光発電システムを容易に復帰させることが可能な太陽光発電システムが開示されている。この太陽光発電システムは、制御装置が表示画面を備え、表示画面は、系統の停電時、「復帰させるとき、下の“復帰ボタン”にタッチして下さい。」との操作方法に関する情報を表示する表示部と、太陽光発電システムを復帰させる場合にユーザがタッチする復帰ボタンとを含む。
特開2014−143890号公報
しかし、特許文献1に開示されている太陽光発電システムは、ユーザが復帰ボタンをタッチしなければならないことから、とりわけ、いわゆる分散型電源のように、遠隔地に上記制御装置が設置されている場合には、系統が復電した後に早期に系統再連系を実現することは困難である。
一方、ユーザが復帰ボタンをタッチすることなく自動的に系統再連系をしようとすると、配電用バンクにおける逆潮流問題が生じてしまう可能性があるため、単に系統再連系を自動化するだけでは、資源エネルギー庁が定めている系統連系技術要件ガイドラインに違反しかねないという問題がある。
すなわち、具体的には、高圧連系又は高圧受電の自家用電気工作物に連系する太陽光発電設備は、系統の停電等により系統保護要素である不足電圧継電器が動作した場合、系統が復電することによって継電器が復帰したとしても、自動再連系をすることができず、パワーコンディショナー等を系統に再連系する作業は、わざわざ、電気主任技術者、電気管理技術者などがパワーコンディショナー等の設置位置まで足を運んで行わざるを得なかった。
そこで、本発明は、逆潮流問題が生じない条件で、復電後の系統再連系を遠隔操作によって実現することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の系統再連系装置及び系統再連系システムは、
系統の停電を検知する手段(例えば、図2の停電検知手段120)と、
前記停電を検知する手段によって停電が検知されたときに前記系統に接続されている対象(例えば、図1のパワコン300)に設けられている一対の外部異常停止端子(例えば、図1の端子310a,310b)間を短絡させる手段(例えば、図2の制御手段140)と、
前記系統の復電後に送信される再連系指示を受信する手段(例えば、図2,図3の通信手段130)と、
前記受信する手段によって受信される再連系指示に従って前記外部異常停止端子間を開放させる手段(例えば、図2の制御手段140)とを備える。
本発明によれば、パワーコンディショナー等を、電気主任技術者、電気管理技術者などが手動操作によって系統に再連系しなくても、パワーコンディショナー等に設けられている外部異常停止端子を通常時の状態に切り替えることができる。
特に、パワーコンディショナーなどは各メーカなどによって構成が異なっているが、いずれのパワーコンディショナーであっても外部異常停止端子を有している点は共通しているので、本発明は、パワーコンディショナーの種別によらず、系統再連系を行うことができるという顕著な効果を有する。
なお、この系統再連系装置は、例えば、
前記外部異常停止端子に対して各々接続される一対の出力端子(例えば、図1〜図3,図5の出力端子110a,110b)と、
前記出力端子間に接続されており系統の停電時に開放状態から短絡状態になる端子間接点(例えば、図3,図5の接点140b)と、
前記再連系指示に従って前記端子間接点を短絡状態から開放状態に切り替える手段(例えば、図2の制御手段140)とを備えることによって構成してもよい。
前記開放状態に切り替える手段は、
前記受信する手段によって再連系指示が受信された場合に開放状態から短絡状態となる第1接点(例えば、図3の接点140a,図5の接点160b)と、
前記第1接点が開放状態から短絡状態となったことを契機に前記端子間接点を短絡状態から開放状態に切り替える第1コイル(例えば、図3のコイル120a,図5のコイル160a)とを備えてもよい。
さらに、系統の停電若しくは復電、又は、前記外部異常停止端子間を開放させる処理の実行を検知した場合に当該検知結果を送信する手段(例えば、図3の通信手段130,図5の検知・通信手段160)を備えてもよい。
前記送信する手段は、
系統の停電時に開放状態から短絡状態となる第3接点(例えば、図3の接点150b)と、
前記第3接点の下流に位置する第2コイル(例えば、図3のコイル150a)と、
前記第2コイルの通電時に開放状態と短絡状態とが切り替わる第4接点(例えば、図3の接点150c)とを備え、
前記第4接点が開放状態から短絡状態となった場合に登録済みの送信先に対して前記検知結果を送信してもよい。
発明の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態の系統再連系システムであるところの太陽光発電システム1000の模式的な構成を示すブロック図である。図1に示す太陽光発電システム1000は、以下説明する、再連系装置100と、地絡過電圧継電器200と、パワーコンディショナー(以下、「パワコン」と称する。)300と、接続線400a,400bとに大別される。
なお、本実施形態では、系統再連系システムの例として太陽光発電システム1000の例を説明するが、本発明は、太陽光発電以外にも風力発電、水力発電など、停電時に系統から電気的に遮断され、復電後に系統に再連系されるパワコンなどの対象を備えるシステムであれば、発電の種別を問わず適用することができる。同様に、本発明は、コージェネレーションシステム、燃料電池システムのインバータなどを備えるシステムにも適用することができる。
再連系装置100は、系統の復電時に、電気主任技術者、電気管理技術者がパワコン300を直接操作することなく、遠隔操作によってパワコン300の系統再連系を実現するものである。再連系装置100は、パワコン300に設けられている一対の外部異常停止端子310a,310bに対して各々接続される、一対の出力端子110a,110bを備えている。出力端子110a,110bは、後述するように、系統の停電時には電気的に開放状態から短絡状態となるように構成されている。
地絡過電圧継電器200は、既知のように、零相変成器等を組み合わせて、地絡を検知した場合にパワコン300等を系統から切り離すものであり、通常、キュービクルといった高圧受電設備内に設けられている。地絡過電圧継電器200は、地絡を検知した場合にパワコン300を系統から電気的に切り離すために、パワコン300に設けられている一対の外部異常停止端子310a,310bに対して、接続線を介して各々接続されている一対の出力端子210a,210bを備えている。
パワコン300は、既知のように、図示しない太陽光パネルで発電された電気を直流から交流に変換するインバータを有する。パワコン300は、再連系装置100の出力端子110a,110b及び地絡過電圧継電器200の出力端子210a,210bに対して、一対の接続線を介して接続される外部異常停止端子310a,310bを備える。
なお、図1には、1台のパワコン300しか示していないが、複数台のパワコンを用意してもよい。この場合には、パワコン300をマスターとし、パワコン300に対してスレーブとなるパワコンをマルチドロップ式に直列に、外部異常停止端子間を接続すれば、系統の復電後にパワコン300を系統に再連系すれば、スレーブとなる他の全てのパワコンが系統に再連系されることになる。
接続線400a,400bは、再連系装置100の出力端子110a,110bとパワコン300の外部異常停止端子310a,310bとを接続するものである。なお、典型的には、再連系装置100と地絡過電圧継電器200とが物理的に近くに設置されており、かつ、再連系装置100とパワコン300とが物理的に遠くに設置されている場合には、再連系装置100の出力端子110a,110bと、地絡過電圧継電器200の出力端子210a,210bとを、それぞれ接続線400a,400bによって接続してもよい。
換言すると、地絡過電圧継電器200の出力端子210a,210bにおいて、再連系装置100の出力端子110a,110bに接続する接続線と、パワコン300の外部異常停止端子310a,310bに接続する接続線との双方を共挟みする態様で接続してもよい。これによって、出力端子110a,110bと外部異常停止端子310a,310bとを出力端子210a,210bを介して接続することができる。
図2は、図1に示す再連系装置100の概念的な内部構成を示すブロック図である。図2には、既述の出力端子110a,110bのほかに、以下説明する、停電検知手段120と、通信手段130と、制御手段140と、復電検知手段150とを示している。
停電検知手段120は、系統の停電を検知するものである。停電の検知は、例えば、リレー回路によって実現してもよいし、商用AC電源を監視することを電子回路等によって実現してもよいし、これら以外の手法によって実現してもよい。
通信手段130は、系統の復電を検出した時に、あらかじめ設定されたeメールアドレスなどの送信先に対して復電を検出した旨を送信したり、これを受けるなどして当該送信先から送信される再連系指示を受信したりするものである。このeメールアドレスとしては、例えば、再連系指示を送信することになる、電気主任技術者等のものが挙げられる。
制御手段140は、停電検知手段120によって系統の停電が検知された場合にパワコン300の外部異常停止端子310a,310b間を短絡させ、復電検知手段150によって系統の復電が検知され、かつ、通信手段130によって再連系指示が受信された場合に当該指示に従ってパワコン300の外部異常停止端子310a,310b間を開放させるものである。
復電検知手段150は、系統の復電を検知するものである。復電の検知は、例えば、リレー回路によって実現してもよいし、商用AC電源を監視することを電子回路等によって実現してもよいし、これら以外の手法によって実現してもよい。
図3は、図2に示す再連系装置100の停電検知手段120、制御手段140及び復電検知手段150をリレー回路によって実現した例を示す回路図である。なお、これらの各手段は、例えば、図5に示す構成によっても実現でき、図3に示す構成に限られるものではない。
また、図3では、コイル120a,150aとこれらによって開閉状態が切り替えられる各接点120c等とを破線で示している。すなわち、例えば、コイル120aであれば、接点120c,140b,150bの開閉状態を切り替えるということを示している。なお、図3に示す各接点120c等の開閉状態は、系統が停電時のものを示している。
図4は、図3に示す各接点120c等の開閉状態を示すタイミング図である。なお、図4に示すタイミング図では、各接点120c等がHiの場合に閉状態、Lowの場合に開状態を示している。以下、図3及び図4を用いて、再連系装置100の構成例及びその動作について説明する。
まず、図3に示す各部分と図2に示す各手段との関係を説明する。停電検知手段120は、主として、コイル120aと、a接点120cとによって構成されるリレー回路によって実現している。
制御手段140は、主として、コイル120aと、b接点140bと、a接点140aとによって構成されるリレー回路によって実現している。
復電検知手段150は、主として、コイル150aと、a接点150cとによって構成されるリレー回路によって実現している。
再連系装置100の電源は、例えば、地絡過電圧継電器200が設けられているキュービクルのコンセント電源から確保することができるし、いわゆる商用電源からも確保することができる。このため、例えば、キュービクルに電力が供給されていれば、再連系装置100にも電力が供給される。
コイル120aは、a接点120cの開閉状態を切り替えることができる。図4に示す系統の「停電」が発生するまでは、コイル120aは通電しており、このため、a接点120cは、コイル120aの励磁により閉状態となる。また、a接点120cが閉状態であれば、コイル120aは通電するので、コイル120aの励磁によって、a接点120cの閉状態は維持される。
さらに、系統の「停電」が発生するまでは、コイル120aの励磁によりによって、b接点140bは開状態となる。したがって、この場合、出力端子110a,110bは開放状態である。さらにまた、系統の「停電」が発生するまでは、コイル120aの励磁によって、b接点150bも開状態となる。このため、その下流に位置するコイル150aは通電されない。この状態は、コイル120aが通電中は維持される。
コイル150aは、a接点150cの開閉状態を切り替えるものである。系統の「停電」が発生するまでは、コイル150aは通電していないので、a接点150cは、コイル120aの励磁により開状態とされる。この状態は、コイル120aが通電中は維持される。
以上をまとめると、系統の「停電」が発生するまでは、これまで説明した各a接点及び各b接点の開閉状態はそのまま維持される。
なお、a接点140aは、通信手段130内の図示しないコイル等によって開閉状態が切り替えられるようにしてある。具体的には、a接点140aは、系統の復電後に電気主任技術者等から再連系指示が送信され、それを通信手段130によって受信した場合に、一時的に閉状態に切り替えられるようにしてある。
その後、何らかの原因によって系統の「停電」が発生すると、コイル120aに流れていた電流が停止する、すなわち、コイル120aが通電しなくなる。このため、コイル120aは励磁しなくなるので、a接点120cは閉状態から開状態に切り替わる。
また、系統の「停電」によりコイル120aが通電しなくなると、b接点150bはコイル120aが励磁しなくなるので、開状態から閉状態に切り替わる。しかし、b接点150bの下流に位置するコイル150aは、系統の停電により電流が流れないので通電しない。このため、コイル150aに付帯するa接点150cは、開状態のままである。
さらに、系統の「停電」によりコイル120aが通電しなくなると、b接点140bは開状態から閉状態に切り替わる。これにより、出力端子110a,110b間は短絡状態となる。これにより、図1を用いて概説したように、出力端子110a,110bにそれぞれ接続されている接続線400a,400bを通じて、パワコン300の外部異常停止端子310a,310b間も短絡状態となる。
なお、通信手段130は、自手段への電力供給の有無を監視することで、電力供給が停止した時に、その旨を、あらかじめ設定したeメールアドレスに向けて送信してもよい。
その後、図4に示す系統の「復電」があると、キュービクルへ電力が供給されることになるので、キュービクルから電源を確保している場合には、再連系装置100にも電力が供給されることになる。これにより、電源端子P1,P2に直接的に接続されている通信手段130が通電する。
また、系統が復電しただけでは、コイル120aは通電していないので、b接点150bは閉状態のままである。したがって、b接点150bの下流に位置するコイル150aが通電し励磁する。これにより、a接点150cが閉状態に切り替わる。
一方、通信手段130は、自手段内にあるa接点150cの接続端子を監視する手段を有しており、a接点150cが閉状態に切り替わると、あらかじめ設定されたeメールアドレスなどの送信先に対して復電を検出した旨などを送信する。
これに応じて、電力会社に再連系をしてよいことを確認した電気主任技術者等から、図4に示す「遠隔再連系」の指示がされると、通信手段130は、この指示を受信して、a接点140aを一時的に開状態から閉状態に切り替える。この結果、a接点140aの下流に位置するコイル120aが通電し励磁する。
これにより、コイル120aに付帯するa接点120cが開状態から閉状態に、b接点140bが閉状態から開状態に、b接点150bも閉状態から開状態に、それぞれ切り替わる。a接点120cが閉状態になると、その後に、一時的な閉状態に切り替えられたa接点140aが開状態に切り替わっても、コイル120aは通電しているので、その励磁は維持される。
また、「遠隔再連系」によるコイル120aの励磁によって、b接点140bが閉状態から開状態に切り替わると、出力端子110a,110b間は開放状態となり、ひいては、パワコン300の外部異常停止端子310a,310bも開放状態となる。したがって、パワコン300は、外部異常状態を脱することになり、系統に再連系されることになる。
また、「遠隔再連系」によるコイル120aの励磁によって、b接点150bも閉状態から開状態に切り替わると、その下流に位置するコイル150aは通電しなくなるので、コイル150aに付帯するa接点150cは閉状態から開状態となる。このため、通信手段130は、a接点150cが接続されている端子を監視することで、外部異常停止端子間を開放させる処理の実行、すなわち、典型的には系統の再連系処理が完了したことを、あらかじめ設定したeメールアドレスに向けて送信することができる。
なお、系統再連系システムを安価に製造するために、コイル150a、b接点150bをなくすとともに、コイル120aの励磁によりa接点150cの開放状態と短絡状態とを切り替えるようにしてもよい。さらに、a接点150cに代えてb接点を用いてもよい。このような構成でも、通信手段130は、a接点150c又は代替のb接点が接続されている端子を監視することで、上記完了したことを、あらかじめ設定したeメールアドレスに向けて送信することができる。
なお、本実施形態では、図3に示すリレー回路を用いて制御手段140等を実現する例を説明したが、この他にも、例えば、フォトカプラを用いて実現することもできる。具体的には、例えば、出力端子110a,110bにフォトカプラを接続し、停電検知手段120によって系統の停電が検知された場合に、フォトカプラを通電状態とする。また、復電検知手段150によって系統の復電が検知され、かつ、その後に通信手段130によって再連系指示が受信された場合に、フォトカプラを絶縁状態とする。
こうすれば、図3を用いて説明した場合と同様に、パワコン300の系統再連系を実現することができる。なお、フォトカプラの制御は、上記動作をCPUに実行させるためのプログラムを用意し、これをメモリに格納しておき、CPUとメモリとの協同によって実現してもよい。
図5は、図3に示す回路図の変形例を示す図である。図5には、図2に示す停電検知手段120と復電検知手段150と通信手段130とを統合した検知・通信手段160と、図3に示すa接点120c,140aを統合したa接点160bと、図3に示すコイル120aの一部の動作を実行するコイル160aとを示している。なお、図5に示すa接点160b及びb接点140bは、系統が停電時の状態を示している。
まず、系統の停電が発生するまでは、a接点160bは閉状態であり、これにより、コイル160aは通電しているため、a接点160bはコイル160aの励磁により閉状態が維持される。また、b接点140bはコイル160aの励磁により開状態が維持される。
その後、何らかの原因により、系統の停電が発生したとする。検知・通信手段160は、例えば、商用AC電源を監視していれば、系統の停電を検知することができるので、実際に停電を検知したら、a接点160bを閉状態から開状態へ切り替える。これにより、コイル160aは通電しなくなるため、コイル160aの励磁によりb接点140bは開状態から閉状態に切り替わる。
その後、系統が復電し、検知・通信手段160が、例えば、商用AC電源を監視することによって、その復電を検知すると、あらかじめ設定されたeメールアドレス等に、復電を検知した旨を送信する。
これに応じて、電力会社に再連系をしてよいことを確認した電気主任技術者等から、遠隔再連系の指示がされ、この指示を検知・通信手段160によって受信すると、a接点160bを開状態から閉状態に切り替える。この結果、a接点160aの下流に位置するコイル160aが通電し励磁する。
これにより、コイル160aに付帯するb接点150bが、閉状態から開状態に切り替わる。このため、出力端子110a,110b間は開放状態となり、ひいては、パワコン300の外部異常停止端子310a,310bも開放状態となる。したがって、パワコン300は、外部異常状態を脱することになり、系統に再連系されることになる。
本発明の実施形態の系統再連系システムであるところの太陽光発電システム1000の模式的な構成を示すブロック図である。 図1に示す再連系装置100の概念的な内部構成を示すブロック図である。 図2に示す再連系装置100の停電検知手段120、制御手段140及び復電検知手段150をリレー回路によって実現した例を示す回路図である。 図3に示す各接点120c等の開閉状態を示すタイミング図である。 図3に示す回路図の変形例を示す図である。
100 再連系装置
200 地絡過電圧継電器
110a,110b,210a,210b 出力端子
120 停電検知手段
120a コイル
120c a接点
130 通信手段
140 制御手段
140a a接点
140b b接点
150 復電検知手段
150a コイル
150b b接点
150c a接点
160 検知・通信手段
160a コイル
160b a接点
300 パワコン
310a,310b 外部異常停止端子
400a,400b 接続線
1000 太陽光発電システム
P1,P2 電源端子

Claims (6)

  1. 系統の停電を検知する手段と、
    前記停電を検知する手段によって停電が検知されたときに前記系統に接続されている電源に設けられている一対の外部異常停止端子間を短絡させる手段と、
    前記系統の復電後に送信される再連系指示を受信する手段と、
    前記受信する手段によって受信される再連系指示に従って前記外部異常停止端子間を開放させる手段と、
    を備える系統再連系装置。
  2. 前記外部異常停止端子に対して各々接続される一対の出力端子と、
    前記出力端子間に接続されており系統の停電時に開放状態から短絡状態となる端子間接点と、
    前記再連系指示に従って前記端子間接点を短絡状態から開放状態に切り替える手段と、
    を備える、請求項1記載の系統再連系装置。
  3. 前記開放状態に切り替える手段は、
    前記受信する手段によって再連系指示が受信された場合に開放状態から短絡状態となる第1接点と、
    前記第1接点が開放状態から短絡状態に切り替わることを契機に前記端子間接点を短絡状態から開放状態に切り替える第1コイルと、
    を備える、請求項2記載の系統再連系装置。
  4. 系統の停電若しくは復電、又は、前記外部異常停止端子間を開放させる処理の実行を検知した場合に当該検知結果を送信する手段を備える、請求項1記載の系統再連系装置。
  5. 前記送信する手段は、
    系統の停電時に開放状態から短絡状態となる第3接点と、
    前記第3接点の下流に位置する第2コイルと、
    前記第2コイルの通電時に開放状態から短絡状態に切り替わる第4接点とを備え、
    前記第4接点が開放状態から短絡状態となった場合に登録済みの送信先に対して前記検知結果を送信する、請求項4記載の系統再連系装置。
  6. 請求項1から5のいずれか記載の系統再連系装置と、
    前記系統再連系装置によって系統に再連系される対象と、
    を備える、系統再連系システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020182259A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 一般財団法人中部電気保安協会 パワーコンディショナ遠隔操作システム

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