JP2016082523A - 分波器 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つフィルタを有し2つのフィルタのうち通過帯域の高いフィルタと共通端子との間に共振回路を接続した構成において、通過帯域における共振回路の損失を小さくした分波器を提供する。
【解決手段】共通端子T0と第1端子T1との間に接続された第1フィルタ12と、共通端子T0と第2端子T2との間に接続され、第1フィルタ12の通過帯域より低い通過帯域を有する第2フィルタ14と、一端と他端との間に直列に接続された第1インダクタL1およびキャパシタC1と、一端と他端との間に第1インダクタおよびキャパシタと並列に接続された第2インダクタL2と、を備える。一端は共通端子T0が第1フィルタ12と第2フィルタ14とに分岐するノードN0に接続し、他端は第1フィルタ12に接続された共振回路30と接続し、第1フィルタ12の通過帯域は共振回路30の***振周波数より高周波数側に位置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、分波器に関し、例えば共振回路を有する分波器に関する。
携帯電話等の移動体通信端末には、デュプレクサやマルチプレクサ等のフィルタを用いた分波器が用いられる。特許文献1には、2つフィルタを有する分波器において、1つのフィルタと共通端子との間にIDT(Interdigital Transducer)を含む共振器を接続することが記載されている。
特開2012−10164号公報
特許文献1のように、IDTを含む共振器を用いる場合、2つのフィルタのうち通過帯域の高いフィルタと共通端子との間に共振器を接続すると、高い通過帯域における共振器の損失が大きくなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、通過帯域における共振回路の損失を小さくすることを目的とする。
本発明は、共通端子と第1端子との間に接続された第1フィルタと、前記共通端子と第2端子との間に接続され、前記第1フィルタの通過帯域より低い通過帯域を有する第2フィルタと、一端と他端との間に直列に接続された第1インダクタおよびキャパシタと、前記一端と前記他端との間に前記第1インダクタおよび前記キャパシタと並列に接続された第2インダクタと、を備え、前記一端は前記共通端子が前記第1フィルタと前記第2フィルタとに分岐するノードに接続され、前記他端は前記第1フィルタに接続された共振回路と、を具備し、前記第1フィルタの通過帯域は前記共振回路の***振周波数より高周波数側に位置することを特徴とする分波器である。
上記構成において、前記共振回路の***振周波数は前記第2フィルタの通過帯域には位置しない構成とすることができる。
上記構成において、前記第2フィルタの通過帯域は前記共振回路の***振周波数より高周波数側に位置する構成とすることができる。
上記構成において、前記共振回路は、グランドと接続する経路を有さない構成とすることができる。
上記構成において、前記第1フィルタの通過帯域における前記共振回路の反射係数は前記第2フィルタの通過帯域における前記共振回路の反射係数より小さい構成とすることができる。
上記構成において、前記共振回路の前記他端と第3端子との間に接続され、前記第2フィルタの通過帯域より高い通過帯域を有する第3フィルタを具備し、前記第3フィルタの通過帯域は前記共振回路の***振周波数より高周波数側に位置する構成とすることができる。
上記構成において、前記共通端子と第4端子との間に接続され、前記第1フィルタの通過帯域より低い通過帯域を有する第4フィルタを具備する構成とすることができる。
本発明によれば、通過帯域における共振回路の損失を小さくすることができる。
図1は、比較例1に係る分波器のブロック図である。 図2は、比較例1における共振器の反射特性S11を示すスミスチャートである。 図3は、比較例1における共振器の通過特性S21を示す図である。 図4は、比較例2に係る分波器のブロック図である。 図5は、実施例1に係る分波器のブロック図である。 図6は、実施例1における共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。 図7は、実施例1における共振回路の通過特性S21を示す図である。 図8は、実施例1においてシミュレーションに用いた共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。 図9は、実施例1においてシミュレーションに用いた共振回路の通過特性S21を示す図である。 図10(a)は、実施例1および比較例3におけるバンド1の送信フィルタの通過特性を示す図であり、図10(b)は、バンド1の受信フィルタの通過特性を示す図である。 図11は、比較例4においてシミュレーションに用いた共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。 図12は、比較例4においてシミュレーションに用いた共振回路の通過特性S21を示す図である。 図13(a)は、比較例4および比較例3におけるバンド1の送信フィルタの通過特性を示す図であり、図13(b)は、バンド1の受信フィルタの通過特性を示す図である。 図14は、実施例2に係る分波器のブロック図である。 図15は、実施例2においてシミュレーションに用いた共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。 図16は、実施例2においてシミュレーションに用いた共振回路の通過特性S21を示す図である。 図17(a)は、実施例2および比較例5におけるバンド3の送信フィルタの通過特性を示す図であり、図17(b)は、バンド3の受信フィルタの通過特性を示す図である。 図18(a)は、実施例2および比較例5におけるバンド1の送信フィルタの通過特性を示す図であり、図18(b)は、バンド1の受信フィルタの通過特性を示す図である。
まず、比較例1について説明する。図1は、比較例1に係る分波器のブロック図である。図1に示すように比較例1に係る分波器110は、フィルタ12、14および共振器32を備えている。フィルタ12(第1フィルタ)は、共通端子T0と端子T1(第1端子)との間に接続されている。フィルタ14(第2フィルタ)は、共通端子T0と端子T2(第2端子)との間に接続されている。ノードN0は、共通端子T0がフィルタ12と14とに分岐するノードである。フィルタ14の通過帯域はフィルタ12の通過帯域より低い。例えばフィルタ12は受信フィルタであり、フィルタ14は送信フィルタである。共振器32は、ノードN0とフィルタ14との間に接続されている。共振器32は、例えば圧電基板上に形成されたIDTを含む。共振器32は、圧電薄膜共振器でもよい。
図2は、比較例1における共振器の反射特性S11を示すスミスチャートである。図3は、比較例1における共振器の通過特性S21を示す図である。図2および図3に示すように、マーカm1で示す共振器32の***振周波数は2.008GHzである。***振周波数(m1)では、反射特性S11の大きさは0.889、位相角度は−0.5度、通過特性S21は−18.4dBである。マーカm2で示す共振器32の共振周波数は1.937GHzである。共振周波数(m2)では、反射特性S11の大きさは0.006、位相角度は63.7度、通過特性S21は−0.02dBである。
共振器32は***振周波数(m1)において反射係数が最も大きく、損失が最も大きい。***振周波数の低周波数側では、損失が急激に小さくなる。共振周波数(m2)において、反射係数が最も小さく、損失は最も小さい。共振周波数(m2)より低周波数側でも損失は小さい。***振周波数(m1)より高周波数側では、損失は緩やかに減少する。***振周波数(m1)の高周波数側(例えば2.1から2.2GHz)では***振周波数(m1)の低周波数側(例えば1.8から1.9GHz)に比べ、損失が大きくなる。
比較例1においては、フィルタ12の通過帯域を***振周波数(m1)付近とする。フィルタ14の通過帯域を***振周波数の低周波数側とする。図1において、共通端子T0から共振器32を通過しようとする信号50のうちフィルタ12の通過帯域付近の信号52は共振器32で反射されフィルタ12を通過して端子T1に至る。これにより、共通端子T0から端子T1に至るフィルタ12の通過帯域の信号の損失は小さくなる。
フィルタ14から共振器32を通過しようとするフィルタ14の通過帯域の信号54は挿入損失の小さい共振器32を通過する。これにより、共振器32を設けたことによる挿入損失の増加を抑制できる。よって、端子T2から共通端子T0に至るフィルタ14の通過帯域の信号の通過特性は良好となる。
図4は、比較例2に係る分波器のブロック図である。図4に示すように、分波器112において、共振器32をノードN0とフィルタ12との間に接続することを考える。その他の構成は比較例1と同じであり説明を省略する。フィルタ12の通過帯域を***振周波数(m1)の高周波数側とし、フィルタ14の通過帯域を***振周波数(m1)付近とする。端子T2からフィルタ14を通過しフィルタ12に漏れようとするフィルタ14の通過帯域の信号56は、共振器32で反射され共通端子T0に至る。これにより、端子T2から共通端子T0に至るフィルタ14の通過帯域の信号の通過特性は良好となる。共通端子T0からフィルタ12に至るフィルタ12の通過帯域の信号58は共振器32を通過する。図3のように、***振周波数(m1)の高周波数側では、共振器32の損失が大きい。よって、共通端子T0から端子T1に至るフィルタ12の通過帯域の信号58の通過特性は劣化する。
このように、比較例1の共振器32を用い、低周波数側の通過帯域の信号を反射させ、高周波数側の通過帯域の信号を通過させようとすると、高周波側の通過帯域の損失が大きくなってしまう。
図5は、実施例1に係る分波器のブロック図である。図5に示すように、分波器100においては、共振回路30の一端がノードN0に、他端がフィルタ12に接続されている。共振回路30は、インダクタL1、L2およびキャパシタC1を備えている。共振回路30の一端と他端との間にインダクタL1およびキャパシタC1が直列に接続されている。共振回路30の一端と他端との間に、インダクタL1およびキャパシタC1に並列にインダクタL2が接続されている。その他の構成は比較例1と同じであり説明を省略する。
インダクタL1およびL2は、チップインダクタを用いてもよい。キャパシタC1は、チップコンデンサを用いてもよい。また、インダクタL1、L2およびキャパシタC1は、集積化受動部品に形成されていてもよい。さらに、インダクタL1、L2およびキャパシタC1は、フィルタ12および14の少なくとも一方が形成されたチップ上に形成されていてもよい。さらに、インダクタL1、L2およびキャパシタC1は、フィルタ12および14の少なくとも一方が形成されたチップが実装された配線基板に形成されていてもよい。
図6は、実施例1における共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。図7は、実施例1における共振回路の通過特性S21を示す図である。図6および図7に示すように、マーカm3で示す共振回路30の***振周波数は1.861GHzである。***振周波数(m3)では、反射特性S11の大きさは1.000、位相角度は0.7度、通過特性S21は−38.4dBである。マーカm4で示す共振回路30の共振周波数は2.099GHzである。共振周波数(m4)では、反射特性S11の大きさは0.005、位相角度は89.7度、通過特性S21は−0.00dBである。
共振回路30は***振周波数(m3)において反射係数が最も大きく、損失が最も大きい。***振周波数(m3)の高周波数側では、損失が急激に小さくなる。共振周波数(m4)において、反射係数が最も小さく、損失は最も小さい。共振周波数(m4)より高周波数側でも損失は小さい。***振周波数(m3)より低周波数側では、損失は緩やかに減少する。***振周波数(m3)の高周波数側(例えば2.1から2.2GHz)では***振周波数(m3)の低周波数側(例えば1.6から1.7GHz)に比べ、損失が小さくなる。
フィルタ12の通過帯域を共振周波数(m4)付近とし、フィルタ14の通過帯域を***振周波数(m3)付近とする。図5のように、比較例2と同様に、端子T2からフィルタ14を通過し共振回路30に至るフィルタ14の通過帯域の信号56は、共振回路30で反射され共通端子T0に至る。これにより、フィルタ12への信号56の漏洩が抑制されるため、端子T2から共通端子T0に至るフィルタ14の通過帯域の信号の通過特性は良好となる。共通端子T0からフィルタ12に至るフィルタ12の通過帯域の信号58は共振回路30を通過する。比較例2の図4のように、図3の共振器32を用いるのに比べ、フィルタ12の通過帯域における共振回路30の損失が小さい。よって、共通端子T0から端子T2に至るフィルタ12の通過帯域の信号58の通過特性を向上できる。
フィルタ12および14の通過特性をシミュレーションした。フィルタ12をバンド1の受信フィルタ、フィルタ14をバンド1の送信フィルタとした。フィルタ12は、弾性表面波共振器を用いたダブルモード型フィルタとし、フィルタ14は、ラダー型弾性表面波フィルタとした。バンド1の送信帯域は1.92GHzから1.98GHzであり、受信帯域は2.11GHzから2.17GHzである。インダクタL1およびL2のインダクタンスをそれぞれ6.8nH、1.8nH、キャパシタC1のキャパシタンスを0.85pFとした。デュプレクサの整合回路として、共通端子T0とグランドとの間に6.0nHのインダクタが接続されているとした。
図8は、実施例1においてシミュレーションに用いた共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。図9は、実施例1においてシミュレーションに用いた共振回路の通過特性S21を示す図である。図8および図9に示すように、***振周波数(m3)では、反射特性S11の大きさは1.000、位相角度は0.4度、通過特性S21は−44.5dBである。バンド1の送信帯域の低周波数端(1.920GHz、マーカm5)では、反射特性S11の大きさは0.475、位相角度は−61.6度、通過特性S21は−1.112dBである。バンド1の送信帯域の高周波数端(1.980GHz、マーカm6)では、反射特性S11の大きさは0.177、位相角度は−79.8度、通過特性S21は−0.138dBである。バンド1の受信帯域の低周波数端(2.110GHz、マーカm7)では、反射特性S11の大きさは0.013、位相角度は89.2度、通過特性S21は−0.001dBである。バンド1の受信帯域の高周波数端(2.170GHz、マーカm8)では、反射特性S11の大きさは0.051、位相角度は87.1度、通過特性S21は−0.011dBである。このように、フィルタ12の通過帯域(すなわちバンド1の受信帯域)においては、反射係数が小さく通過特性S21が小さい。フィルタ14の通過帯域(すなわちバンド1の送信帯域)においては、反射特性が大きく、通過特性が大きい。共振回路30の***振周波数はフィルタ14の通過帯域には位置していない。
図10(a)は、実施例1および比較例3におけるバンド1の送信フィルタの通過特性を示す図であり、図10(b)は、バンド1の受信フィルタの通過特性を示す図である。バンド1の送信フィルタ14の通過特性は、端子T2から共通端子T0へ至る信号の通過特性であり、バンド1の受信フィルタ12の通過特性は、共通端子T0から端子T1に至る信号の通過特性である。比較例3は、共振回路30を設けない分波器である。
図10(a)に示すように、バンド1の送信フィルタ14の通過帯域における損失は、実施例1は比較例3に比べ0.5dB程度小さい。これは、フィルタ14の通過帯域における共振回路30の反射係数が大きいため、端子T2からフィルタ14を通過し、フィルタ12に漏れようとするフィルタ14の通過帯域の信号56が共振回路30で反射され、共通端子T0に至る。これにより、フィルタ12への信号56の漏洩を抑制できるためである。図10(b)に示すように、バンド1の受信フィルタ12の通過帯域における損失は、実施例1と比較例3でほぼ同じである。これは、フィルタ12の通過帯域における共振回路30の挿入損失が小さいため、共振回路30を挿入してもフィルタ12の通過帯域の信号が減衰または反射しないためである。
実施例1によれば、共振回路30として、一端と他端との間にインダクタL1(第1インダクタ)およびキャパシタC1が直列に接続され、一端と他端との間に、インダクタL1およびキャパシタC1に並列にインダクタL2(第2インダクタ)が接続されている。これにより、図9のように、***振周波数(m3)より高い周波数における挿入損失を小さくできる。フィルタ12の通過帯域(m7からm8)は共振回路30の***振周波数(m3)より高周波数側に位置する。よって、フィルタ12の通過帯域(m7からm8)における共振回路30の損失が小さい。これにより、共通端子T0から端子T1に至るフィルタ12の通過帯域(m7からm8)の信号の損失を小さくできる。また、フィルタ14の通過帯域(m5からm6)はフィルタ12の通過帯域(m7からm8)より低い。このため、フィルタ14の通過帯域(m5からm6)における共振回路30の反射係数を大きくできる。これにより、共振回路30は、フィルタ12に漏れるフィルタ14の通過帯域(m5からm6)の信号56を反射することができる。したがって、フィルタ14を通過した信号56はフィルタ12に漏洩せず、共通端子T0に至る。よって、端子T2から共通端子T0に至るフィルタ14の通過帯域(m5からm6)の信号の損失を小さくできる。
共振回路30の***振周波数がフィルタ14の通過帯域に位置する比較例4について、シミュレーションを行った。図11は、比較例4においてシミュレーションに用いた共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。図12は、比較例4においてシミュレーションに用いた共振回路の通過特性S21を示す図である。図11および図12に示すように、共振回路30の***振周波数(m9)は、1.968GHzであり、送信帯域内に位置している。
図13(a)は、比較例4および比較例3におけるバンド1の送信フィルタ14の通過特性を示す図であり、図13(b)は、バンド1の受信フィルタ12の通過特性を示す図である。図13(a)に示すように、比較例4では、バンド1の送信フィルタ14の通過帯域(すなわちバンド1の送信帯域)内にリップルが形成される、図13(b)に示すように、バンド1の受信フィルタ12の通過帯域(すなわち受信帯域)の通過特性は比較例3と同程度である。
フィルタ14の通過帯域における共振回路30の反射係数を大きくするため、共振回路30の***振周波数はフィルタ14の通過帯域内または通過帯域近傍とすることが好ましい。しかし、図12のように***振周波数(m9)がフィルタ14の通過帯域(m5からm6)内に位置する場合、比較例4のように、フィルタ14の通過帯域(m5からm6)内にリップルが形成されることがある。よって、共振回路30の***振周波数(m9)はフィルタ14の通過帯域(m5からm6)には位置しないことが好ましい。
また、図9のように、フィルタ14の通過帯域(m5からm6)は共振回路30の***振周波数(m3)より高周波数側に位置することが好ましい。これにより、フィルタ14の通過帯域(m5からm6)における共振回路30の反射係数をフィルタ12の通過帯域(m7からm8)における共振回路30の反射係数より大きくできる。
このように、フィルタ12の通過帯域における共振回路30の反射係数はフィルタ14の通過帯域における共振回路30の反射係数より小さくなるように、共振回路30の***振周波数を設定することが好ましい。
***振周波数の高周波数側に共振周波数を設けるためには、例えば共振器をシャント接続することも考えられる。しかしながら、この場合、フィルタ14の通過帯域の信号56の一部はシャントに接続された共振器を介しグランドに流れてしまう。このため、端子T2から共通端子T0に至るフィルタ14の通過帯域の信号56の損失を十分には抑制できない。このように、共振回路30は、グランドと接続する経路を有さないことが好ましい。
実施例1では、フィルタ12を受信フィルタ、フィルタ14を送信フィルタとして説明したが、フィルタ12が送信フィルタであり、フィルタ14が受信フィルタでもよい。また、フィルタ12および14はいずれも送信フィルタでもよく、いずれも受信フィルタでもよい。
ノードN0とフィルタ14との間に比較例1のような共振器32を接続してもよい。これにより、共振回路30がフィルタ12へのフィルタ14の通過帯域の信号の漏れを抑制するのに加え、共振器32がフィルタ14へのフィルタ12の通過帯域の信号の漏れを抑制する。よって、フィルタ12および14の両方の通過帯域における損失をより低減できる。
図14は、実施例2に係る分波器のブロック図である。図14に示すように、分波器102は、デュプレクサ20および22を含む。デュプレクサ20は、フィルタ12および16を含み、デュプレクサ22は、フィルタ14および18を含む。ノードN1と端子T1との間にフィルタ12が接続され、ノードN1と端子T3との間にフィルタ16が接続されている。ノードN2と端子T2との間にフィルタ14が接続され、ノードN2と端子T4との間にフィルタ18が接続されている。その他の構成は、実施例1と同じであり説明を省略する。
フィルタ12、14、16および18の通過特性をシミュレーションした。デュプレクサ20をバンド1用のデュプレクサとし、フィルタ12をバンド1の受信フィルタ、フィルタ16をバンド1の送信フィルタとした。デュプレクサ22をバンド3用のデュプレクサとし、フィルタ14をバンド3の受信フィルタ、フィルタ18をバンド3の送信フィルタとした。バンド1の送信フィルタ16とバンド3の送信フィルタ18は、弾性表面波共振器を用いたラダー型フィルタとした。バンド1の受信フィルタ12とバンド3の受信フィルタ14はダブルモード型弾性表面波フィルタとした。バンド3の送信帯域は1.710GHzから1.785GHzであり、受信帯域は1.805GHzから1.870GHzである。インダクタL1およびL2のインダクタンスをそれぞれ6.8nH、1.8nH、キャパシタC1のキャパシタンスを0.9pFとした。バンド1用のデュプレクサ20の整合回路として、ノードN1とグランドとの間に3.0nHのインダクタが接続されているとした。バンド3用のデュプレクサ22の整合回路として、ノードN2とグランドとの間に3.9nHのインダクタが接続されているとした。端子T2とグランドとの間に6.8nHのインダクタが接続されているとした。端子T4とグランドとの間に8.2nHのインダクタが接続されているとした。
図15は、実施例2においてシミュレーションに用いた共振回路の反射特性S11を示すスミスチャートである。図16は、実施例2においてシミュレーションに用いた共振回路の通過特性S21を示す図である。図15および図16に示すように、バンド3の帯域はバンド1の帯域より低い。共振回路30の***振周波数(m10)は、1.809GHzであり、バンド3の帯域内に位置する。***振周波数(m10では、反射特性S11の大きさが1.000、位相角度が0.4度、通過特性S21が−42.3dBである。バンド3の低周波数端(1.710GHz、マーカm11)では、反射特性S11の大きさが0.470、位相角度が61.9度、通過特性S21が−1.086dBである。バンド3の高周波数端(1.880GHz、マーカm12)では、反射特性S11の大きさが0.362、位相角度が−68.8度、通過特性S21が−0.610dBである。バンド1の低周波数端(1.920GHz、マーカm13)では、反射特性S11の大きさが0.185、位相角度が−79.4度、通過特性S21が−0.151dBである。バンド1の高周波数端(2.170GHz、マーカm14)では、反射特性S11の大きさが0.077、位相角度が85.6度、通過特性S21が−0.026dBである。
このように、バンド3の送信フィルタ18および受信フィルタ14の通過帯域における共振回路30の反射係数は、バンド1の送信フィルタ16および受信フィルタ12の通過帯域における共振回路30の反射係数より大きい。
図17(a)は、実施例2および比較例5におけるバンド3の送信フィルタ18の通過特性を示す図であり、図17(b)は、バンド3の受信フィルタ14の通過特性を示す図である。フィルタ18の通過特性は、端子T4から共通端子T0へ至る信号の通過特性であり、フィルタ14の通過特性は、共通端子T0から端子T2に至る信号の通過特性である。図18(a)は、実施例2および比較例5におけるバンド1の送信フィルタ16の通過特性を示す図であり、図18(b)は、バンド1の受信フィルタ12の通過特性を示す図である。フィルタ16の通過特性は、端子T3から共通端子T0へ至る信号の通過特性であり、フィルタ12の通過特性は、共通端子T0から端子T1に至る信号の通過特性である。比較例5は、共振回路30を設けない分波器である。
図17(b)に示すように、実施例2におけるバンド3の受信フィルタ14の通過帯域の損失は、比較例5に比べ0.5dB程度小さい。図17(a)、図18(a)および図18(b)に示すように、バンド3の送信フィルタ18、バンド1の受信フィルタ12および送信フィルタ16の通過帯域における損失は、実施例2と比較例5とで同程度である。このように、2つのデュプレクサ20および22を用いた分波器においても、低い通過帯域における損失を向上させ、かつ高い通過帯域における損失の低下を抑制できる。
実施例2によれば、図14のようにフィルタ14の通過帯域より高い通過帯域を有するフィルタ16(第3フィルタ)がノードN1と端子T3(第3端子)との間に接続されていている。図16のようにフィルタ16の通過帯域は共振回路30の***振周波数(m10)より高周波数側に位置する。これにより、フィルタ16の通過帯域における共振回路30の損失を低減できる。よって、端子T3から共通端子T0に至るフィルタ16の通過帯域の損失が抑制できる。また、フィルタ14の通過帯域における共振回路30の反射係数が高い。これにより、共通端子T0からフィルタ12および16へ至ろうとするフィルタ14の通過帯域の信号は、共振回路30で反射し、フィルタ14を通過する。よって、共通端子T0から端子T2に至るフィルタ14の通過帯域の信号の損失を抑制できる。
また、フィルタ12の通過帯域より低い通過帯域を有するフィルタ18(第4フィルタ)がノードN2と端子T4(第4端子)との間に接続されていている。これにより、フィルタ18の通過帯域における共振回路30の反射係数を高くできる。したがって、フィルタ18を通過してフィルタ12に至ろうとするフィルタ18の通過帯域の信号を共振回路30で反射できる。よって、フィルタ18の通過帯域の信号のフィルタ12への漏れを抑制し、かつ共振回路30を挿入することによるフィルタ12の通過帯域における損失を抑制できる。
実施例2では、4つのフィルタを用いたクワッドプレクサについて説明したが、3つのフィルタを用いたトリプレクサ、または5以上のフィルタを用いたマルチプレクサでもよい。
実施例1および2において、フィルタ12、14、16および18には、例えば弾性表面波共振器、弾性境界波共振器、ラブ波共振器または圧電薄膜共振器を用いることができる。フィルタ12、14、16および18には、例えばラダー型フィルタまたは多重モード型フィルタを用いることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
12、14、16、18 フィルタ
20、22 デュプレクサ
30 共振回路
32 共振器

Claims (7)

  1. 共通端子と第1端子との間に接続された第1フィルタと、
    前記共通端子と第2端子との間に接続され、前記第1フィルタの通過帯域より低い通過帯域を有する第2フィルタと、
    一端と他端との間に直列に接続された第1インダクタおよびキャパシタと、前記一端と前記他端との間に前記第1インダクタおよび前記キャパシタと並列に接続された第2インダクタと、を備え、前記一端は前記共通端子が前記第1フィルタと前記第2フィルタとに分岐するノードに接続され、前記他端は前記第1フィルタに接続された共振回路と、
    を具備し、
    前記第1フィルタの通過帯域は前記共振回路の***振周波数より高周波数側に位置することを特徴とする分波器。
  2. 前記共振回路の***振周波数は前記第2フィルタの通過帯域には位置しないことを特徴とする請求項1記載の分波器。
  3. 前記第2フィルタの通過帯域は前記共振回路の***振周波数より高周波数側に位置することを特徴とする請求項1記載の分波器。
  4. 前記共振回路は、グランドと接続する経路を有さないことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の分波器。
  5. 前記第1フィルタの通過帯域における前記共振回路の反射係数は前記第2フィルタの通過帯域における前記共振回路の反射係数より小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の分波器。
  6. 前記共振回路の前記他端と第3端子との間に接続され、前記第2フィルタの通過帯域より高い通過帯域を有する第3フィルタを具備し、
    前記第3フィルタの通過帯域は前記共振回路の***振周波数より高周波数側に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の分波器。
  7. 前記共通端子と第4端子との間に接続され、前記第1フィルタの通過帯域より低い通過帯域を有する第4フィルタを具備することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の分波器。
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