JP2016082325A - 撮像装置、画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

撮像装置、画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影時間のずれを生じさせずに、複数の露出条件下における受光出力を得ることが可能な撮像装置、画像処理装置および画像処理プログラムを提供する。【解決手段】撮像装置は、入射光を減衰する第1領域と、第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、第1領域を通過した第1光束と第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した第1光束と第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、第1領域を通過した第1光束による第1画像データを、複数の第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成部と、第2領域を通過した第2光束による第2画像データを、複数の第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
従来、露出設定を少しずつ変更しながら連続して撮影を行う、いわゆる露出ブラケッティング撮影が知られている。露出ブラケッティング撮影には、撮影が時系列的に行われるため、被写体の移動や撮像装置の移動により、撮影内容が異なってしまうという問題がある。例えば特許文献1には、低露出設定で多数の画像を連続撮影し、それらの画像を合成することでダイナミックレンジが拡大された画像を得る、という手順により露出ブラケッティング撮影を行う撮像装置が記載されている。
特開2014−27466号公報
従来技術には、実質的に撮影時間を変化させて露出ブラケッティング撮影を行っているので、画像ごとの撮影時間にずれが生じてしまうという問題があった。
請求項1に記載の撮像装置は、入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、前記第1領域を通過した前記第1光束による第1画像データを、複数の前記第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成部と、前記第2領域を通過した前記第2光束による第2画像データを、複数の前記第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成部と、を備える。
請求項4に記載の撮像装置は、入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、同一被写体部分から出射し前記第1領域および前記第2領域をそれぞれ通過した前記第1光束および前記第2光束を前記マイクロレンズアレイを介して受光した前記第1受光素子の受光出力および前記第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成部と、を備える。
請求項6に記載の画像処理装置は、入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力部と、前記第1領域を通過した前記第1光束による第1画像データを、前記入力部に入力された前記複数の第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成部と、前記第2領域を通過した前記第2光束による第2画像データを、前記入力部に入力された前記複数の第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成部と、を備える。
請求項7に記載の画像処理装置は、入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力部と、前記入力部に入力された、同一被写体部分から出射し前記第1領域および前記第2領域をそれぞれ通過した前記第1光束および前記第2光束を前記マイクロレンズアレイを介して受光した前記第1受光素子の受光出力および前記第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成部と、を備える。
請求項8に記載の画像処理プログラムは、入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力ステップと、前記第1領域を通過した前記第1光束による第1画像データを、前記入力ステップにおいて入力された前記複数の第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成ステップと、前記第2領域を通過した前記第2光束による第2画像データを、前記入力ステップにおいて入力された前記複数の第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成ステップと、をコンピュータに実行させる。
請求項9に記載の画像処理プログラムは、入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力ステップと、前記入力ステップにおいて入力された、同一被写体部分から出射し前記第1領域および前記第2領域をそれぞれ通過した前記第1光束および前記第2光束を前記マイクロレンズアレイを介して受光した前記第1受光素子の受光出力および前記第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、撮影時間のずれを生じさせずに、複数の露出条件下における受光出力を得ることができる。
第1の実施の形態に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 撮像素子15の斜視図である。 撮影光学系10と撮像素子15とを模式的に示した断面図である。 合成対象の像面上の光点からの光束と撮像素子15とを模式的に示した断面図である。 それぞれ異なる像面上の光点P4と光点P5について、その光の広がりを示した模式図である。 受光素子アレイ22の受光面25をマイクロレンズアレイ21側から見た平面図である。 1つの光点からの光束が多数のマイクロレンズ23に入射する場合の、受光面25上の各入射領域の決定方法を説明する図である。 減光フィルター17を被写体側(図1の左側)から見た平面図である。 それぞれ異なる像面上の光点P4と光点P5について、その光の広がりを示した模式図である。 受光素子アレイ22の受光面25をマイクロレンズアレイ21側から見た平面図である。 画像合成部20が実行する画像合成処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例を説明する説明図である。 第1の実施の形態の変形例を説明する説明図である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るデジタルカメラの構成を示す図である。デジタルカメラ1は、複数のレンズ11、12、13から成る撮影光学系10と、撮影光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子15とを有する。レンズ12とレンズ13の間には、所定の開口径の開口部Rを有する絞り14が設けられている。絞り14の開口部Rには、後述する減光フィルター17が設けられている。被写体光は、レンズ11およびレンズ12を通過した後、減光フィルター17およびレンズ13を通過して撮像素子15に入射する。
デジタルカメラ1は、更に、制御装置19と、電子ビューファインダー16と、液晶ディスプレイ18とを備える。制御装置19は、不図示のCPUおよびその周辺回路から構成され、不図示の記憶媒体に予め記憶された制御プログラムを読み込んで実行することにより、デジタルカメラ1の各部を制御する。制御装置19は、撮像素子15から出力された撮像信号(受光信号)に基づいて画像データを作成し、不図示の記憶媒体に記憶したり、液晶ディスプレイ18や電子ビューファインダー16に表示したりする。
制御装置19は、第1画像合成部20aおよび第2画像合成部20bを機能的に備える。第1画像合成部20aおよび第2画像合成部20bは、それぞれ、撮像素子15から出力された撮像信号に基づき合成画像データを作成する。第1画像合成部20aは、撮像素子15のダイナミックレンジより広いダイナミックレンジを有する合成画像データ(ハイダイナミックレンジ画像データ)を作成する。第2画像合成部20bは、互いに異なる露出設定を有する複数の合成画像データを作成する。第1画像合成部20aおよび第2画像合成部20bについては後に詳述する。
図2は、撮像素子15の斜視図である。撮像素子15は、マイクロレンズアレイ21と受光素子アレイ22を有する。マイクロレンズアレイ21は、XY平面上に二次元状に正方配列された多数のマイクロレンズ23を有する。受光素子アレイ22は、XY平面上に二次元状に正方配列された多数の光電変換素子(以下、撮像画素24と称する)を有する。以下の説明において、撮像画素24が配列されている面を、受光面25と称する。受光面25は、マイクロレンズアレイ21に対向している。
受光素子アレイ22は、マイクロレンズアレイ21の主面から、マイクロレンズ23の焦点距離fだけ離れた位置に配置されている。つまり、各マイクロレンズ23について、当該マイクロレンズ23に対応する(被覆される)複数の撮像画素24が、当該マイクロレンズ23の焦点距離fだけ離れた位置に設けられている。
なお図2では、便宜上、マイクロレンズアレイ21と受光素子アレイ22とを、実際よりも離れているかのように図示している。また図2では、マイクロレンズアレイ21に設けられた複数のマイクロレンズ23と、受光素子アレイ22に設けられた複数の撮像画素24のうち、その一部のみを図示している。実際には、より多数のマイクロレンズ23および撮像画素24が存在している。例えば、1つのマイクロレンズ23によっておよそ100程度の撮像画素24が被覆されており、従ってマイクロレンズアレイ21は受光素子アレイ22が有する撮像画素24の数のおよそ100分の1程度の数のマイクロレンズ23を有している。
例えば撮影光学系10の焦点距離が50ミリメートルとすると、マイクロレンズ23の焦点距離fは数百マイクロメートル程度(撮影光学系10の焦点距離の100分の1程度)であるため、受光素子アレイ22から見ると、撮影光学系10のいわゆる射出瞳の位置は、マイクロレンズ23にとってほぼ無限遠と見なすことができる。つまり、撮影光学系10の射出瞳の位置と受光素子アレイ22の受光面25は、光学的に共役である。
(画像合成処理の説明)
第1画像合成部20aおよび第2画像合成部20bは、マイクロレンズアレイ21を介して撮影することにより取得された画像信号が奥行き情報等の波面情報を有することを利用して、数値処理によってユーザが所望する焦点面の画像データを生成する。撮影光学系10を介して入射した被写体光束は、マイクロレンズアレイ21の近傍に結像する。このとき、被写体の位置に応じて光束が結像する位置は撮影光学系10の光軸L方向に異なるものとなり、さらに被写体が三次元物体であれば被写体光束は同一平面上には結像しない。第1画像合成部20aおよび第2画像合成部20bは、ユーザが所望する光軸L方向の結像位置に結像する被写体の像を再現した画像データを生成(合成)する。以下、この生成される画像データを合成画像データと称する。合成画像データは、撮影光学系10の焦点があたかも当該結像位置(実際の結像位置ではなくユーザが所望する位置)にあるように見える。そこで、以下の説明において、この結像位置のことを焦点位置と呼ぶこととする。
図3は、撮影光学系10と撮像素子15とを模式的に示した断面図である。なお、図3では撮影光学系10を模式的に単レンズとして図示している。撮影光学系10の予定結像面S1の近傍にマイクロレンズアレイ21が配置され、マイクロレンズ23の焦点位置S2の近傍に受光面25が位置するように受光素子アレイ22が配置される。
撮影光学系10によりマイクロレンズアレイ21の近傍に結像された被写体像は、マイクロレンズアレイ21が備える各マイクロレンズ23により圧縮され受光素子アレイ22に畳み込まれる。例えば、撮影光学系10の像倍率が50分の1、すなわち撮影光学系10が被写体像を実際の50分の1の大きさで予定結像面S1に結像させる場合、奥行き方向で見ると被写体像はその二乗である2500分の1の倍率で結像される。つまり、撮影光学系10は、三次元空間にある被写体を奥行き方向に圧縮した立体像を予定結像面S1に結像させる。
図4は、合成対象の像面上の光点からの光束と撮像素子15とを模式的に示した断面図である。図4において、合成対象の像面S3(予定結像面S1とは異なる面)上に設けた光点P1を考える。この光点P1から撮像素子15に向かう光の広がり角θ1は、撮影光学系10の瞳の大きさ(すなわち撮影光学系10の絞り値)により制限を受ける。マイクロレンズ23の絞り値が撮影光学系10の絞り値と同じかそれより小さければ、この光点P1から出射し、あるマイクロレンズ23に入射した光束は、そのマイクロレンズ23により被覆されている領域の外には広がらない。
ここで、図4に示すように、光点P1からの光束が5つのマイクロレンズ23a〜23eに入射するとすれば、これらのマイクロレンズ23a〜23eに入射した光束30a〜30eの受光面25上における入射光量(撮像画素群31a〜31eの受光出力)を積算することにより、光点P1からの瞳に制限された全輻射量が得られる、すなわち像面S3(合成対象の像面)上の光点P1(合成対象の画素)の光量が得られることになる。
以上をまとめると、合成画像データを構成する特定の合成画素を作成するためには、その合成画素の座標に対応する撮像面上の光断面の全光量を演算すればよい。第1画像合成部20aおよび第2画像合成部20bはこの演算を行うために、マイクロレンズ特定処理と撮像画素特定処理と画素合成処理とを順に実行する。マイクロレンズ特定処理は、合成対象の像面上のある光点について、その光点からの光束が入射するマイクロレンズ23を特定する処理である。撮像画素特定処理は、マイクロレンズ特定処理により特定された各マイクロレンズ23について、光点からの光束がどの撮像画素24に入射するかを特定する処理である。画素合成処理は、撮像画素特定処理により特定された撮像画素24の受光出力から合成画素を作成する処理である。以下、マイクロレンズ特定処理、撮像画素特定処理、画素合成処理について順に説明する。
(マイクロレンズ特定処理の説明)
マイクロレンズ特定処理を行う、すなわち、合成対象の像面上のある光点について、その光点からの光束が入射するマイクロレンズ23を特定するためには、その光点からの光束の広がり方がわかればよい。前述の通り、光点から広がる光の角度は撮影光学系10の瞳により特定することができる。以下の説明では、撮影光学系10の絞り値がマイクロレンズ23の絞り値と同じであると仮定する。
図5(a)は、像面S4上の光点P4と、像面S4とは異なる像面S5上の光点P5について、その光の広がりを模式的に示した断面図であり、図5(b)はこれを撮影光学系10側から見た平面図である。光点P4と光点P5は共に、マイクロレンズ23gの光軸上に位置する光点である。マイクロレンズ23の焦点距離fだけマイクロレンズ23から離れた位置の像面S4の上に存在する光点P4からの光束は、ちょうどマイクロレンズ23gの大きさ32に広がってマイクロレンズアレイ21に入射する。つまり、マイクロレンズ特定処理によって、光点P4からの光束が入射するマイクロレンズ23gが特定される。
他方、マイクロレンズ23の焦点距離fの2倍、すなわち2fだけマイクロレンズ23から離れた位置の像面S5の上に存在する光点P5からの光束は、図5(a)、(b)の各々に示す通り、マイクロレンズ23gを超え、マイクロレンズ23gの周囲に位置する複数のマイクロレンズ23h、23i、23j、23k、23m、23n、23p、23qに跨がる大きさ33に広がる。つまり、マイクロレンズ特定処理によって、光点P5からの光束が入射するマイクロレンズ23g、23h、23i、23j、23k、23m、23n、23p、23qが特定される。
以上のように、ある光点からの光束が入射するマイクロレンズ23は、その光点からマイクロレンズ23までの距離(すなわち合成対象の像面からマイクロレンズ23までの距離)に基づいて特定することができる。なお、実際には撮影光学系10の絞り値も考慮してこれらのマイクロレンズ23を特定する必要がある。例えば、撮影光学系10の絞り値がマイクロレンズ23の絞り値より大きい(撮影光学系10がマイクロレンズ23より暗い)場合には、光点からの光束の広がりは小さくなる。
(撮像画素特定処理の説明)
次に、撮像画素特定処理を行う、すなわち、マイクロレンズ特定処理によって特定された各マイクロレンズ23について、光点からの光束がどの撮像画素24に入射するかを特定する方法について説明する。例えば図5の光点P4のように、光点がマイクロレンズ23からマイクロレンズ23の焦点距離fだけ離れた位置にある場合には、その直下のマイクロレンズ23に被覆された領域全体に円形開口の光が広がる。従って、この場合には、1つのマイクロレンズ23に被覆された全ての撮像画素24が選択される。また、光点がマイクロレンズ23から焦点距離fより近い位置にある場合には、マイクロレンズ23で光が収束せずに広がるが、入射光束の広がり角θ1の制限を受けているため、その広がりは1つのマイクロレンズ23に被覆された領域に留まる。
他方、光点が焦点距離fよりも離れた位置にある場合、光点からの光束は複数のマイクロレンズ23に渡って入射するため、複数のマイクロレンズ23に被覆された多数の撮像画素24から合成画素を作成するために必要な撮像画素24を選択する必要がある。以下、光点が焦点距離fよりも離れた位置にある場合について、図5の光点P5、すなわち光点がマイクロレンズ23から2fだけ離れた位置にある場合を例に挙げて説明する。
マイクロレンズ23から2fだけ離れた位置にある光点P5からの光束は、図5(b)に示すように、光点P5の直下にあるマイクロレンズ23gと、それに隣接する8つのマイクロレンズ23h、23i、23j、23k、23m、23n、23p、23qとを合わせた、計9個のマイクロレンズ23に入射する。
図6は、受光素子アレイ22の受光面25のうち、図5(b)に示す25個のマイクロレンズ23に被覆された部分をマイクロレンズアレイ21側から見た平面図である。なお図6では、図5(b)の各マイクロレンズ23の位置を、受光素子アレイ22の受光面25上に重畳して破線で図示している。
図5(a)に示した光点P5からの光束は、図6に示した9つの領域33g、33h、33i、33j、33k、33m、33n、33p、33qに入射する。図6から明らかな通り、これらの領域33g〜33qは、1つのマイクロレンズ23に被覆される領域を9つに分割した形状を有している。このように、どのような位置の光点であっても、その光点からの光束が入射する受光面25上の領域の大きさ(光断面の大きさ)は、1つのマイクロレンズ23に被覆される領域の大きさと常に一致する。
以下、図7を用いて、図6のように1つの光点P5からの光束が多数のマイクロレンズ23に入射する場合の、受光面25上の各入射領域の決定方法を説明する。図7(a)はマイクロレンズアレイ21の一部を撮影光学系10の方向から見た平面図である。まずマイクロレンズ特定処理によって、図7(a)の中央に図示した光点P5からの光束が広がる範囲は、9つのマイクロレンズ23g〜23qに跨がる領域33であることが特定される。
撮像画素特定処理において、画像合成部20はまず、図7(b)に示すように、特定された領域33を各マイクロレンズ23の大きさの格子で分割する。図7(b)では、図7(a)に示した9つのマイクロレンズ23g〜23qの各々に対応するように配置された、各マイクロレンズ23の直径の大きさを持った正方形35g〜35qの格子で、光点P5からの光束が広がる領域33を分割している。
次に画像合成部20は、図7(c)に示すように、分割された各領域34g〜34qを、それぞれ対応するマイクロレンズ23g〜23qに被覆される領域に配置する。各被覆領域内における分割領域34g〜34qの相対位置は、図7(b)に示した9つの正方形35g〜35qの相対位置と同一である。例えば、3行3列に配置された正方形35g〜35qのうち、左上隅の正方形35hに対応する分割領域34hは、対応する被覆領域36hの左上隅に配置される。
以上のように、光点の高さをh、マイクロレンズ23の焦点距離をf、マイクロレンズ23の径をdとおいたとき、その光点からの光束が広がる領域をd/(h/f)の幅の格子で分割することにより、光点からの光束が入射する撮像画素24を特定することができる。なお、(h/f)は負の値となることもあり、この場合はマイクロレンズ23より受光素子アレイ22側に光点があるものとする。
なお、以上の説明では特定のマイクロレンズ23のレンズ中心軸上に光点がある例を挙げて、合成画素の作成方法を説明したが、この合成画素の作成方法はそれ以外の位置に光点がある場合にも適用することが可能である。
(画素合成処理の説明)
次に、第1画像合成部20aが実行する画素合成処理について説明する。なお、以下の説明では、図5(a)に示した像面S4上の光点P4を例に挙げて画素合成処理を説明する。つまり、第1画像合成部20aは、像面S4に対応する合成画像データを作成するものとし、像面S4上の光点P4に対応する合成画素を作成する方法を説明する。
図8は、絞り14が有する円形の開口部Rに設置された減光フィルター17を、被写体側(図1の左側)から見た平面図である。減光フィルター17は、開口部Rと同一形状を有する。従って、開口部Rを通過する被写体光は、すべて減光フィルター17を通過する。
減光フィルター17は、減衰率の異なる4つの領域17a、17b、17c、17dから成る。これら4つの領域17a〜17dは各々が等しい面積を有し、撮影光学系10の光軸Lを中心として減光フィルター17全体を円弧状に4分割した形状を有している。以下、これらの領域をそれぞれ第1領域17a、第2領域17b、第3領域17c、第4領域17dと呼ぶ。
図8では、光軸Lの左上に第1領域17aが、右上に第2領域17bが、左下に第3領域17cが、右下に第4領域17dが、それぞれ配置されている。第1領域17aの減衰率はほぼ0であり、第1領域17aを通過する被写体光は、ほぼ減衰することなく撮像素子15に向かう。第2領域17bは露出値に換算して2段分の減衰率を有する。第3領域17cは露出値に換算して4段分の減衰率を有する。第4領域17dは露出値に換算して8段分の減衰率を有する。
図9(a)は、図5(a)と同様に、像面S4上の光点P4について、その光の広がりを模式的に示した断面図であり、図9(b)は、図5(b)と同様に、これを撮影光学系10側から見た平面図である。図9(a)に示すように、像面S4上の光点P4には、第1領域17aを通過した光束40aと、第2領域17bを通過した光束40bと、第3領域17cを通過した光束40cと、第4領域17dを通過した光束40dが入射する。これら4つの光束40a〜40dは、光点P4から、ちょうどマイクロレンズ23gの大きさ32に広がってマイクロレンズアレイ21に入射する。このとき、図9(b)に示すように、光束40aは領域41aに、光束40bは領域41bに、光束40cは領域41cに、光束40dは領域41dに、それぞれ入射する。そして、光束40aは撮像画素群42aに、光束40bは撮像画素群42bに、光束40cは撮像画素群42cに、光束40dは撮像画素群42dに、それぞれ入射する。
換言すると、第1領域17aを通過した光束40aと、第2領域17bを通過した光束40bと、第3領域17cを通過した光束40cと、第4領域17dを通過した光束40dは、光点P4を通過してマイクロレンズ23gのそれぞれ異なる領域41a〜41dに入射し、それぞれ異なる撮像画素群42a〜42dに入射する。このとき、撮像画素群42a〜42dの受光出力は、いずれも光点P4に対応する受光出力であるが、その出力レベルはそれぞれ異なる。
例えば、撮像画素群42bの受光出力は、減光フィルター17の第2領域17bを通過した光束40bに基づく。第2領域17bは、通過する光束の光量を2段分減衰させる。従って、撮像画素群42bの受光出力は、撮像画素群42aの受光出力に比べて、2段分低くなる。同様に、撮像画素群42aの受光出力を基準にすると、撮像画素群42cの受光出力は4段分、撮像画素群42dの受光出力は8段分低くなる。
従って、光点P4に対応する被写体部分が大きな光量を有している(その被写体部分から撮影光学系10に向かう被写体光が大きな光量を有している)場合、撮像画素群42aの受光出力が飽和し、いわゆる白飛びが発生した状態となっても、撮像画素群42b〜42dの受光出力は飽和せず、光点P4に関する情報を保持している。第1画像合成部20aは、光点P4に対応する合成画素を作成するにあたり、減光フィルター17を考慮して撮像画素群42a〜42dの受光出力を積算する。
具体的には、撮像画素群42aの受光出力と、2倍の係数を掛けた撮像画素群42bの受光出力と、3倍の係数を掛けた撮像画素群42cの受光出力と、4倍の出力を掛けた撮像画素群42dの受光出力と、の総和を演算し、その総和を撮像画素群42a〜42dに含まれる撮像画素24の個数で割ることにより、撮像画素24ごとの受光出力の平均値を求める。そして、この平均値を光点P4に対応する合成画素の画素値とする。
このように、1つの光点P4に対して、減衰率が異なる複数の領域を通過した光束に基づき合成画素を作成することにより、光量が飽和してその光点P4に関する情報が失われてしまうことを防止することができる。逆に、1つの光点P4について、撮像画素群42dの受光出力が極めて小さく、いわゆる黒つぶれの状態になってしまうような場合であっても、同様に、撮像画素群42a〜42cの受光出力からその光点P4に対応する合成画素を作成することができ、光点P5に関する情報が失われてしまうことを防止することができる。なお、いわゆる白飛びや黒つぶれの状態に対処するためには、撮影時の露出を減衰率の最も高い領域、すなわち第4領域17dに合わせることが望ましい。
第1画像合成部20aは、上述した合成画素の画素値を求める際、受光出力が飽和した撮像画素を平均値の演算から除外する。例えば、光点P4に対応する撮像画素群42a〜42dとして、100個の撮像画素24が特定された場合を考える。各撮像画素24からの受光出力を0〜255の数値で表すことにする(光量が多いほど数値が大きくなる)。このとき、撮像画素群42aに含まれる2つの撮像画素24について、受光出力が255である、すなわち、光量が飽和している場合、第1画像合成部20aは、受光出力の総和を演算する際に、その2つの撮像画素24の受光出力を総和に含めない。また、平均値を演算する際に、その2つの撮像画素24を除く撮像画素24の個数(98)で受光出力の飽和を割る。
図10は、図6と同様に、受光素子アレイ22の受光面25のうち、25個のマイクロレンズ23に被覆された部分をマイクロレンズアレイ21側から見た平面図である。以下、図10を用いて、画素合成処理により像面S5上の光点P5に対応する合成画素を作成する手順について説明する。
光点P5を通過した光束は、9個のマイクロレンズ23に跨がって広がる。このとき、図9(b)と同様に、各々のマイクロレンズ23について、マイクロレンズ23下の受光面25に、減光フィルター17の像が180度回転した状態で形成される。ここで、図6に示した9つの領域33g、33h、33i、33j、33k、33m、33n、33p、33qと減光フィルター17の像を図10に示すように重ね合わせれば、減光フィルター17の各領域を通過し光点P5を通過した光束がどの撮像画素24に入射するかがわかる。
例えば、図6に示した領域33hは、減光フィルター17の第4領域17dを通過した光束が入射する範囲の中に位置している。従って、領域33h内に配置された撮像画素24の受光出力は、第4領域17dに対応するものである。また、図6に示した領域33iは、減光フィルター17の第3領域17cを通過した光束が入射する範囲と、第4領域17dを通過した光束が入射する範囲とに跨がっている。従って、領域33iのうち、第3領域17cを通過した光束が入射する範囲33i2内に配置された撮像画素24の受光出力が、第3領域17cに対応するものであり、第4領域17dを通過した光束が入射する範囲33i1内に配置された撮像画素24の受光出力は、第4領域17dに対応するものである。
以下、同様に、図10に示した領域33g4、33m2、33p2、33q内に配置された撮像画素24の受光出力は、第1領域17aに対応し、領域33k2、33g3、33n、33p1内に配置された撮像画素24の受光出力は、第2領域17bに対応し、領域33j、33g2、33m1内に配置された撮像画素24の受光出力は、第3領域17cに対応し、領域33k1、33g1内に配置された撮像画素24の受光出力は、第4領域17dに対応する。
第1画像合成部20aは、このようにして特定された、減光フィルター17の各領域に対応する撮像画素24について、上述した光点P4の場合と同様に画素合成処理を実行して、光点P5に対応する合成画素を作成する。
図11は、第1画像合成部20aが実行する画像合成処理のフローチャートである。まずステップS5で、第1画像合成部20aは、合成対象の像面上における光点を1つ選択する。すなわち、その光点に対応する合成画素を1つ選択する。ステップS10で、第1画像合成部20aは、ステップS5で選択した1つの光点について、前述のマイクロレンズ特定処理を実行する。これにより、その光点から出射した光束が入射する全てのマイクロレンズ23が特定される。
ステップS20で、第1画像合成部20aは、ステップS10で特定された全てのマイクロレンズ23について、前述の撮像画素特定処理を実行する。これにより、ステップS5で選択された光点から出射しそれらのマイクロレンズ23を通過した光束が入射する全ての撮像画素24が特定される。ステップS30で、第1画像合成部20aは、変数N、Sをそれぞれ0に初期化する。変数Nは処理済の撮像画素24の個数を表す変数であり、変数Sは撮像画素24の受光出力の総和を表す変数である。
ステップS40で第1画像合成部20aは、ステップS20で特定された全ての撮像画素24から、未処理の撮像画素24を1つ選択する。ステップS50で第1画像合成部20aは、ステップS40で選択した1つの撮像画素24の受光出力(以下、強度と称する)が飽和しているか否かを判定する。強度が飽和していた場合、第1画像合成部20aは処理をステップS80に進め、ステップS60〜S70の処理を実行しない。すなわち、今回選択した1つの撮像画素24の受光出力は、合成画素の作成に利用されない。他方、強度が飽和していない場合、第1画像合成部20aは処理をステップS60に進める。
ステップS60で第1画像合成部20aは、ステップS40で選択した1つの撮像画素24が、減光フィルター17のどの領域に対応するか、すなわち、1つの撮像画素24に入射する光束は、減光フィルター17のどの領域を通過した光束かを判定する。第1領域17aであった場合、処理はステップS61に進み、変数αを1に設定する。同様に、第2領域17b、第3領域17c、第4領域17dであった場合、処理はそれぞれステップS62、S63、S64に進み、変数αをそれぞれ2、3、4に設定する。変数αは、ステップS40で選択した1つの撮像画素24の強度に対応する重み(係数)を格納するための変数である。
ステップS70で第1画像合成部20aは、変数Nに1を加えると共に、変数Sに「ステップS40で選択した1つの撮像画素24の強度」×変数αを加える。つまり、「ステップS40で選択した1つの撮像画素24の強度」を、変数αにより重み付けする。ステップS80で第1画像合成部20aは、ステップS40において、ステップS20で特定された全ての撮像画素24が選択されたか、すなわち、ステップS20で特定された全ての撮像画素24について処理が完了したか否かを判定する。未処理の撮像画素24が残っている場合、第1画像合成部20aは、処理をステップS40に進める。他方、全ての撮像画素24について処理が完了していた場合、第1画像合成部20aは、処理をステップS90に進める。
ステップS90で第1画像合成部20aは、変数Sを変数Nで割った結果を、ステップS5で選択した光点に対応する合成画素の画素値として、合成画素を作成する。変数Sには、多数の撮像画素24の強度を、減光フィルター17の減衰率により重み付けした値の合計値が格納されているので、ステップS90で作成される合成画素は、各撮像画素24に対して、減光フィルター17の減衰率に対応する重みによる加重平均を演算した画素値を有すると言える。ステップS100で第1画像合成部20aは、ステップS5において、合成対象の像面上の全ての光点が選択されたか否か、すなわち、全ての光点について対応する合成画素が作成されたか否かを判定する。対応する合成画素の作成されていない光点が残っている場合、第1画像合成部20aは、処理をステップS5に進める。他方、全ての光点について、対応する合成画素が作成された場合、図10に示す処理は終了する。
以上の処理を実行することにより、第1画像合成部20aは、多数の合成画素から成る合成画像データを作成する。ここで作成される合成画像データは、撮像素子15(受光素子アレイ22)のダイナミックレンジよりも広いダイナミックレンジを有する、ハイダイナミックレンジ画像データである。
次に、第2画像合成部20bが実行する画素合成処理について説明する。以下の説明でも第1画像合成部20aの説明と同様に、図5(a)に示した像面S4上の光点P4を例に挙げて画素合成処理を説明する。つまり、第2画像合成部20bは、像面S4に対応する合成画像データを作成するものとし、像面S4上の光点P4に対応する合成画素を作成する方法を説明する。
第2合成部20bは、減光フィルター17が有する4つの領域(第1領域17a〜第4領域17d)の各々に対応する4つの合成画像データを作成する。第1領域17aに対応する合成画像データは、第1領域17aを通過した光束が入射する撮像画素24の受光出力に基づき作成され、第1領域17aの減衰率(すなわち0)に対応する露出設定を有する。同様に、第2領域17b、第3領域17c、第4領域17dに対応する合成画像データは、それぞれ第2領域17b〜第4領域17dを通過した光束が入射する撮像画素24の受光出力に基づき作成され、第2領域17b〜第4領域17dの減衰率(すなわち−2段、−4段、−8段)に対応する露出設定を有する。
基本的な考え方は、上述した第1合成部20aの場合と同様である。例えば、第1領域17aに対応する合成画像データの、光点P4に対応する合成画素は、図9(b)に示す領域41a内の撮像画素群42aからの受光出力を積算することにより作成される。同様に、第2領域17b〜第4領域17dに対応する合成画像データの、光点P4に対応する合成画素は、図9(b)に示す領域41b〜41d内の撮像画素群42b〜42dからの受光出力を積算することにより作成される。
つまり、第1合成部20aは、1つの光点P4に対応する合成画素を、当該光点P4を通過した光束が入射する撮像画素24の受光出力に基づき作成していたが、第2合成部20bは、1つの光点P4に対応する(4つの合成画像データにおける)4つの合成画素を、それぞれ減光フィルター17の特定の領域を通過し当該光点P4を通過した光束が入射する撮像画素24の受光出力に基づき作成する。
このようにして作成された4つの合成画像データは、いわゆる露出オートブラケッティング撮影により得られる画像データと同様に、それぞれ異なる露出設定を有する。しかしながら、4つの合成画像データは、従来知られている露出オートブラケッティング撮影とは異なり、同一の撮影時間(露光時間)において撮影したものであり、例えば動きの激しい被写体を撮影した場合であっても、各々の合成画像データの内容にはずれが生じない。
上述した第1の実施の形態によるデジタルカメラによれば、次の作用効果が得られる。
(1)減光フィルター17は、第1減衰率(0段分)で入射光を減衰する第1領域17aと、第1減衰率とは異なる第2減衰率(2段分)で入射光を減衰する第2領域17bとを有し、撮影光学系10の絞り位置近傍に配置される。マイクロレンズアレイ21は、第1領域17aを通過した第1光束40aと第2領域17bを通過した第2光束40bとが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズ23を有する。受光素子アレイ22は、複数のマイクロレンズ21の各々について、当該マイクロレンズ21を通過した第1光束40aと第2光束40bとをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを含む複数の撮像画素24を有する。第2画像合成部20bは、第1領域17aを通過した第1光束40aによる合成画像データ(第1画像データ)を、複数の第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成部として機能すると共に、第2領域17bを通過した第2光束40bによる合成画像データ(第2画像データ)を、複数の第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成部として機能する。このようにしたので、撮影時間のずれを生じさせずに、複数の露出条件下における受光出力を得ることができる。また、複数の露出条件下における受光出力に基づく複数の画像データを、撮影時間のずれを生じさせずに作成することができる。
(2)減光フィルター17は、第1減衰率(0段分)で入射光を減衰する第1領域17aと、第1減衰率とは異なる第2減衰率(2段分)で入射光を減衰する第2領域17bとを有し、撮影光学系10の絞り位置近傍に配置される。マイクロレンズアレイ21は、第1領域17aを通過した第1光束40aと第2領域17bを通過した第2光束40bとが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズ23を有する。受光素子アレイ22は、複数のマイクロレンズ23の各々について、当該マイクロレンズ23を通過した第1光束40aと第2光束40bとをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを含む複数の撮像画素24を有する。第1画像合成部20aは、同一被写体部分から出射し第1領域17aおよび第2領域17bをそれぞれ通過した第1光束40aおよび第2光束40bをマイクロレンズアレイ21を介して受光した第1受光素子の受光出力および第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する。このようにしたので、撮影時間のずれを生じさせずに、複数の露出条件下における受光出力を得ることができる。また、複数の露出条件下における受光出力を合成したハイダイナミックレンジ画像データを、撮影時間のずれを生じさせずに作成することができる。
(3)第1画像合成部20aは、同一被写体部分から出射した第1光束40aおよび第2光束40bが入射する第1受光素子および第2受光素子の受光出力に対して、それぞれ第1減衰率および第2減衰率に対応する重み(変数αに格納された係数)による加重平均を演算することにより、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する。このようにしたので、受光素子アレイ22のダイナミックレンジより広いダイナミックレンジを有するハイダイナミックレンジ画像データを、撮影時間のずれを生じさせずに作成することができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
以上では、互いに減衰率が異なる4つの領域(第1領域17a〜第4領域17d)を設けた減光フィルター17を有し、任意焦点面の画像を合成する機能を備えた撮像装置に本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されない。
例えば、図12(a)に示すように、減光フィルター17に2つの領域17e、17fのみを設け、図12(b)に示すように1つのマイクロレンズ23に2つの撮像画素24を設けた場合であっても、撮像素子15のダイナミックレンジよりも広いダイナミックレンジを有する画像データを作成することができる。つまり、減光フィルター17に設けられた減衰率の異なる領域は2つ以上であれば何個であってもよいし、マイクロレンズ23あたりの撮像画素24の個数についても同様である。
また、減光フィルター17に設けた領域の配置は、図8に示したものとは異なっていてよい。例えば図13(a)のように同心円状にしたり、図13(b)のように短冊状にしてもよい。また、各領域の減衰率を、グラデーション状に変化させてもよい。例えば図13(c)のように、左右に連続的に減衰率が変化するようにしてもよいし、図13(d)のように、時計回りに連続的に減衰率が変化するようにしてもよい。また、同心円状に連続的に減衰率が変化するようにしてもよい。
また、図12(b)に示すように、予定焦点面S6をマイクロレンズの頂点近傍とし、合成画素に対応する光点をこの予定焦点面上に設定して、任意焦点面の画像を合成する機能を持たない撮像装置に本発明を適用してもよい。この場合、撮影光学系10には焦点調節用のフォーカシングレンズを持たせ、絞り14は絞り径を調節可能に構成することが望ましい。また、減光フィルター17は、絞り14の近傍(前後)、すなわち射出瞳位置近傍に設置すればよい。
なお、絞り径が可変な絞り14を用いる場合、減光フィルター17に設けられた各々の領域は、図8や図13(d)のように、絞り径が変化しても各領域の面積比が変化しない配置とすることが望ましい。例えば図13(a)のように、各領域を同心円状に配置すると、絞り14を絞り込んだとき、最外周に配置された第4領域17dが蹴られてしまう。これにより、第4領域17dを通過してマイクロレンズアレイ21に到達する被写体光が存在しなくなってしまう。
(変形例2)
減光フィルター17が有する各領域を、特定の偏光成分だけを透過する領域としてもよい。例えば、減光フィルター17に、入射光をほぼそのまま通す第1領域と、入射光のうち第1方向に関する直線偏光成分のみを透過する第2領域と、入射光のうち第1方向に直交する第2方向に関する直線偏光成分のみを透過する第3領域とを設ける。このようにすると、入射光の全偏光成分が入射する画素と、入射光の第1方向に関する直線偏光成分のみが入射する画素と、入射光の第2方向に関する直線偏光成分のみが入射する画素とを弁別することができるので、被写体光の偏光状態を記憶することが可能になる。仮に、ある光点からの光量が大きく、その光点から出射し第1領域を通過した光束が入射する画素の画素出力が飽和してしまう(白飛び状態になってしまう)場合であっても、第2領域を通過した光束が入射する画素や、第3領域を通過した光束が入射する画素の画素出力は、被写体光が特定の偏光成分しか有していない場合を除き、第1領域に対応する画素の画素出力に比べて小さいはずである。従って、上述した第1の実施の形態の場合と同様に、牌ダイナミックレンジ画像データを作成することができる。更に、表面反射光等の偏光成分を判別することもできるので、出力画像に対して良好な補正を行うことが可能になる。
なお、直線偏光だけでなく、円偏光も考慮した構成とすることもできる。例えば、減光フィルター17に、入射光をほぼそのまま通す第1領域と、入射光のうち第1方向に関する直線偏光成分のみを透過する第2領域と、入射光のうち第1方向に直交する第2方向に関する直線偏光成分のみを透過する第3領域と、入射光のうち右円偏光成分のみを透過する第4領域と、入射光のうち左円偏光成分のみを透過する第5領域とを設けることもできる。
(変形例3)
第1画像合成部20aが、受光素子アレイ22の受光出力から直接ハイダイナミックレンジ画像データを作成するのではなく、第2画像合成部20bにより作成された、互いに露出設定が異なる4つの合成画像データを、周知の方法で合成し、ハイダイナミックレンジ画像データを作成するようにしてもよい。例えば、4つの合成画像データに対して、それらの合成画像データを構成する各画素の平均値を取って合成する。このとき、図11に示した処理と同様に、変数αに格納される係数を変えたり、飽和している画素を除外したりすれば、ハイダイナミックレンジ画像データを作成することができる。
(変形例4)
減光フィルター17の各領域の減衰率を可変にしてもよい。例えば減光フィルター17を複数のセグメントを有する液晶等で構成すれば、各セグメントに印加する電圧を切り替えることで、各セグメントの透過率(すなわち減光フィルター17の減衰率)を変化させることができる。また、各領域の減衰率や各領域の配置が異なる複数種類の減光フィルター17をデジタルカメラ1に内蔵させ、それらを機械的に切り替える構成とすることもできる。
(変形例5)
画像合成機能を撮像装置の外部に設けてもよい。例えば、デジタルカメラ1は撮像素子15の受光出力をそのままの形で記憶媒体等に記憶し、その記憶された受光出力が入力される入力部を有する画像処理装置を用意する。この画像処理装置は、例えば上述した画像合成処理を含むプログラムを読み込んで実行するパソコンであり、上述した画像合成処理を実行することにより合成画像データを作成する画像合成部を有する。また、受光出力は記憶媒体ではなく、ネットワークを介して画像処理装置に入力するようにしてもよい。
(変形例6)
マイクロレンズ23の配列および形状は、実施の形態で述べたものに限定されない。例えば、略正六角形の形状を有するマイクロレンズ23を、いわゆるハニカム状に配列してもよい。また、撮像画素24の配列および形状についても同様である。例えば、マイクロレンズ23により被覆される撮像画素24が、マイクロレンズ23毎に分離していてもよい。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1…デジタルカメラ、10…撮影光学系、15…撮像素子、17…減光フィルター、20…画像合成部、21…マイクロレンズアレイ、22…受光素子アレイ、23…マイクロレンズ、24…撮像画素

Claims (9)

  1. 入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、
    前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、
    前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、
    前記第1領域を通過した前記第1光束による第1画像データを、複数の前記第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成部と、
    前記第2領域を通過した前記第2光束による第2画像データを、複数の前記第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成部と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第1画像作成部により作成された前記第1画像データと前記第2画像作成部により作成された前記第2画像データとを合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成部を備える撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記画像合成部は、同一被写体部分に対応する前記第1画像データの画素と前記第2画像データの画素とに対して、それぞれ前記第1領域の減衰率および前記第2領域の減衰率に対応する重みによる加重平均を演算することにより、前記ハイダイナミックレンジ画像データを作成する撮像装置。
  4. 入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、
    前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、
    前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、
    同一被写体部分から出射し前記第1領域および前記第2領域をそれぞれ通過した前記第1光束および前記第2光束を前記マイクロレンズアレイを介して受光した前記第1受光素子の受光出力および前記第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成部と、
    を備える撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、
    前記画像合成部は、同一被写体部分から出射した前記第1光束および前記第2光束が入射する前記第1受光素子および前記第2受光素子の受光出力に対して、それぞれ前記第1領域の減衰率および前記第2領域の減衰率に対応する重みによる加重平均を演算することにより、前記ハイダイナミックレンジ画像データを作成する撮像装置。
  6. 入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力部と、
    前記第1領域を通過した前記第1光束による第1画像データを、前記入力部に入力された前記複数の第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成部と、
    前記第2領域を通過した前記第2光束による第2画像データを、前記入力部に入力された前記複数の第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成部と、
    を備える画像処理装置。
  7. 入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された、同一被写体部分から出射し前記第1領域および前記第2領域をそれぞれ通過した前記第1光束および前記第2光束を前記マイクロレンズアレイを介して受光した前記第1受光素子の受光出力および前記第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成部と、
    を備える画像処理装置。
  8. 入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力ステップと、
    前記第1領域を通過した前記第1光束による第1画像データを、前記入力ステップにおいて入力された前記複数の第1受光素子の受光出力に基づき作成する第1画像作成ステップと、
    前記第2領域を通過した前記第2光束による第2画像データを、前記入力ステップにおいて入力された前記複数の第2受光素子の受光出力に基づき作成する第2画像作成ステップと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  9. 入射光を減衰する第1領域と、前記第1領域とは異なる減衰率で入射光を減衰する第2領域とを有し、結像光学系の絞り位置近傍に配置された減光フィルターと、前記第1領域を通過した第1光束と前記第2領域を通過した第2光束とが入射するよう二次元状に配置された複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記複数のマイクロレンズの各々について、当該マイクロレンズを通過した前記第1光束と前記第2光束とをそれぞれ受光する第1受光素子と第2受光素子とを有する受光素子アレイと、を備える撮像装置から、複数の前記第1受光素子の受光出力および複数の前記第2受光素子の受光出力が入力される入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて入力された、同一被写体部分から出射し前記第1領域および前記第2領域をそれぞれ通過した前記第1光束および前記第2光束を前記マイクロレンズアレイを介して受光した前記第1受光素子の受光出力および前記第2受光素子の受光出力を合成して、ハイダイナミックレンジ画像データを作成する画像合成ステップと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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