以下、本発明による情報出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、情報出力装置11と、2以上の端末装置12とを備える情報出力システム1について説明する。情報出力装置11は、例えば、2以上の各端末装置12から送信された行動記録情報を受信し、蓄積する。また、情報出力装置11は、例えば、端末装置12から送信された現在位置情報の受信に応じて、当該現在位置情報に対応する1以上の滞在地点情報を取得する。また、情報出力装置11は、例えば、当該1以上の滞在地点情報を用いて、提案行動情報を、上記現在位置情報を送信した端末装置12に送信する。また、端末装置12は、端末装置12を所有するユーザの行動に応じて、行動記録情報を取得し、情報出力装置11に送信する。また、端末装置12は、例えば、現在位置情報を、情報出力装置11に送信し、当該送信に応じて、提案行動情報を受信する。また、端末装置12は、例えば、受信した提案行動情報を出力する。
また、図1は、本実施の形態における情報出力システム1の概念図である。図1において、情報出力装置11と2以上の各端末装置12とは、通信手段13を介して通信可能である。情報出力装置11は、いわゆるサーバ装置である。また、端末装置12は、例えば、カーナビゲーション装置、スマートフォン、タブレット型のPC、携帯電話などである。また、通信手段13は、無線または有線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。
また、2以上の各端末装置12は、通常、移動体に設置されており、当該移動体の移動に伴い、移動する。移動体は、例えば、自動車や、自動二輪車、自転車などである。また、移動体には、人が含まれてもよい。つまり、人に設置される端末装置12とは、当該人(ユーザ)が所有している端末装置12である。
また、図2は、本実施の形態における情報出力装置11のブロック図である。情報出力装置11は、格納部111、受付部112、行動記録情報蓄積部113、テーマ情報取得部114、類似度算出部115、滞在地点情報取得部116、行動提案部117を備える。また、格納部111は、行動記録情報格納部1111、地図情報格納部1112、広告情報格納部1113を備える。また、受付部112は、行動記録情報受信部1121、現在位置情報受付部1122、テーマ情報受付部1123を備える。また、行動提案部117は、取得手段1171、出力手段1172を備える。
また、図3は、本実施の形態における端末装置12のブロック図である。端末装置12は、端末格納部121、端末受付部122、端末取得部123、端末送信部124、端末受信部125、端末出力部126を備える。
格納部111には、情報が格納される。当該情報は、通常、格納部111が備える各部に格納される。
行動記録情報格納部1111には、1以上の行動記録情報が格納される。行動記録情報とは、行動の記録に関する情報である。また、当該行動は、通常、連続した時間における行動である。連続した時間における行動とは、例えば、予め決められた時間内における行動、予め決められた第一の時刻から予め決められた第二の時刻までの行動、時間的に連続する2つの行動において、先の行動から後の行動までの時間が、予め決められた条件を満たすほど短い行動などである。また、行動とは、例えば、地点に滞在すること、地点を通過することなどである。また、地点は、通常、地図上の地点である。また、行動記録情報は、例えば、連続した時間における行動の履歴を示す情報であるとも言える。
ここで、地点に関する情報を、以下、適宜、地点情報とする。地点情報は、地点を示す情報であるとも言える。地点情報は、通常、地点の名称を示す情報を有する。また、地点情報は、例えば、地点の位置を示す情報を有する。当該位置は、通常、経緯度である。また、当該位置は、例えば、地図上の座標であってもよい。また、当該位置は、例えば、高さ(高度)を含んでもよい。また、地点情報は、例えば、地点の属性を示す情報(以下、適宜、属性値とする)を有していてもよい。地点の属性の種類は、問わない。地点の属性は、例えば、電話番号、メールアドレス、住所、営業時間、営業内容、販売品目、カテゴリーなどである。カテゴリーは、例えば、ジャンル、分類、種類などと称してもよい。また、カテゴリーは、例えば、「飲食店」、「衣料品店」、「書店」、「コンビニ」、「ショッピングモール」などである。また、当該属性値は、例えば、地点情報に対応付いていてもよい。また、地点情報が有するすべての情報を、属性値としてもよい。
また、行動記録情報は、1以上の滞在地点情報を有する。滞在地点情報とは、滞在した地点(以下、適宜、滞在地点とする)に関する情報である。また、滞在した地点とは、留まった地点、立ち寄った地点、訪問した地点、散策した地点、徘徊した地点、などを含み、広く解する。滞在した地点は、通常、予め決められた条件を満たすほど長い時間、留まった地点である。
また、行動記録情報は、通常、行動開始地点情報および行動終了地点情報を有する。行動開始地点情報とは、行動を開始した地点に関する情報である。また、行動終了地点情報とは、行動を終了した地点に関する情報である。また、行動記録情報は、例えば、1以上の通過地点情報を有していてもよい。通過地点情報とは、通過した地点に関する情報である。また、通過した地点は、例えば、予め決められた条件を満たすほど短い時間、滞在していた地点であってもよい。
なお、滞在地点情報、行動開始地点情報、行動終了地点情報、通過地点情報は、それぞれ、地点情報の一種である。つまり、これら滞在地点情報などのデータ形式やデータ構造などは、上記地点情報と同様である。従って、行動記録情報は、2以上の地点情報の集合であるとも言える。また、位置を示す情報を、以下、適宜、位置情報とする。
また、行動記録情報には、例えば、テーマ情報が対応付いていてもよい。テーマ情報とは、テーマを示す情報である。テーマは、例えば、目的、内容、タイトルなどと称してもよい。また、テーマは、例えば、「ショッピング」、「観光」、「食べ歩き」、「デート」などである。また、行動記録情報に対応付いているテーマ情報は、当該行動記録情報により示される行動のテーマを示す。なお、当該テーマ情報は、通常、後述のテーマ情報取得部114が取得したテーマ情報である。また、当該テーマ情報は、例えば、端末装置12から送信されたテーマ情報であってもよい。この場合、当該テーマ情報は、通常、行動記録情報に対応付けられて、端末装置12から送信される。また、当該行動記録情報の受信は、後述の行動記録情報受信部1121が行う。
また、行動記録情報には、例えば、ユーザ識別情報が対応付いていてもよい。ユーザ識別情報とは、ユーザを識別する情報である。従って、行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報は、当該行動記録情報により示される行動をとったユーザを識別する。なお、ユーザ識別情報は、例えば、ユーザの氏名、ユーザが使用しているアカウント、IDなどである。なお、当該ユーザ識別情報は、通常、端末装置12から送信されたユーザ識別情報である。この場合、当該ユーザ識別情報は、通常、行動記録情報に対応付けられて、端末装置12から送信される。また、当該行動記録情報の受信は、後述の行動記録情報受信部1121が行う。
また、行動記録情報が有する2以上の地点情報は、例えば、順序を有していてもよい。当該順序は、例えば、ユーザが滞在した順序である。この場合、当該2以上の各地点情報には、順序を示す情報(以下、適宜、順序情報とする)が対応付いている。
地図情報格納部1112には、地図情報が格納される。地図情報とは、地図に関する情報である。また、地図情報により示される地図の種類や、地図情報のデータ形式などは、問わない。当該地図の種類は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、航空写真、衛星写真などである。また、当該データ形式は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータ、KIWIフォーマットなどである。
また、地図情報は、例えば、1以上の地点情報を有する。また、地図情報が有する1以上の地点情報には、例えば、カテゴリーを示す情報(以下、適宜、カテゴリー情報とする)が対応付いていてもよい。また、当該カテゴリー情報は、上記地点情報が有する属性値の一種であってもよい。
また、地図情報は、例えば、1以上の道路情報を有する。道路情報とは、地図上の道路に関する情報である。当該地図上の道路は、通常、地図上の道路を構成する区間(以下、適宜、道路の区間とする)である。また、道路情報は、例えば、道路を識別する情報、道路の種類を示す情報、道路の両端の位置を示す情報などを有する。道路を識別する情報は、通常、道路の名称を示す情報である。また、道路を識別する情報は、例えば、道路のIDであってもよい。また、道路情報は、例えば、道路のスコアや、道路の車線数、道路の進行方向などを示す情報などを有する。当該スコアは、通常、経路探索時に用いるコストである。
また、地図情報は、例えば、1以上の地点情報を有する。地点情報とは、地図上の地点に関する情報である。地点情報は、例えば、地点の位置を示す情報を有する。また、地点情報は、例えば、地点を識別する情報や、地点の種類を示す情報などを有していてもよい。地点を識別する情報は、通常、地点の名称を示す情報である。また、地点の種類は、問わない。地点の種類は、例えば、交差点や、休憩地点、観光名所、駅、飲食店、各種販売店などである。休憩地点は、例えば、ガソリンスタンドや、いわゆるコンビニなどである。また、地点は、例えば、道路の端点であってもよい。
広告情報格納部1113には、1以上の広告情報が格納される。広告情報とは、広告に関する情報である。当該広告の内容は、問わない。当該広告の内容は、例えば、いわゆるセールの案内、店舗の紹介などである。また、広告情報のデータ形式は、問わない。当該データ形式は、例えば、画像、文字(テキスト)などである。また、当該データ形式は、例えば、音声であってもよい。
また、広告情報には、例えば、1以上の属性値が対応付いていてもよい。当該属性値は、通常、広告情報により示される広告に関連する地点の属性を示す情報である。つまり、広告情報に対応付いている属性値は、通常、地点情報が有する属性値と同様である。
また、広告情報には、道路関連情報が対応付いていてもよい。道路関連情報とは、広告情報により示される広告に関連する地点が面する道路または車線に関する情報である。道路関連情報は、例えば、道路の名称、車線の進行方向、車線の位置関係などを示す情報である。道路の名称を示す情報は、例えば、「国道1号線」、「県道25号線」、「○○通り」、「○○街道」などである。また、車線の進行方向を示す情報は、例えば、「上り線」、「下り」、「北行き」、「東行き車線」などである。また、車線の位置関係とは、例えば、上記地点が面する車線の対向車線との位置関係である。また、車線の位置関係は、例えば、車線の方位であるとも言える。車線の位置関係を示す情報は、例えば、「東側」、「西車線」などである。
また、広告情報には、テーマ情報が対応付いていてもよい。当該広告情報に対応付いているテーマ情報は、当該広告情報により示される広告のテーマを示す。
また、道路関連情報およびテーマ情報は、広告情報に対応付いている属性値の一種であてもよい。
受付部112は、情報を受け付ける。受け付けとは、タッチパネルや、キーボードなどの入力デバイスから入力された情報の取得、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に格納されている情報の取得、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信などを含む概念である。
また、受付部112は、通常、受付部112が備える各部により、情報を受け付ける。また、当該情報は、例えば、受付部112が受け付けてもよい。なお、本実施の形態において、受付部112による情報の受け付けは、通常、受信である。
行動記録情報受信部1121は、2以上の各端末装置12から、行動記録情報を受信する。当該行動記録情報には、通常、ユーザ識別情報が対応付いている。また、当該行動記録情報には、例えば、テーマ情報が対応付いていてもよい。また、当該行動記録情報には、端末識別情報が対応付いていてもよい。端末識別情報とは、端末装置12を識別する情報である。端末識別情報は、例えば、IPアドレス、MACアドレス、個体識別番号などである。なお、ユーザ識別情報が対応付いた行動記録情報を、以下、適宜、ユーザ行動記録情報とする。
現在位置情報受付部1122は、2以上の各端末装置12から、現在位置情報を受信する。現在位置情報とは、現在位置を示す位置情報である。つまり、現在位置情報受付部1122は、2以上の各端末装置12から、当該端末装置12の現在位置を示す現在位置情報を受信する。
また、端末装置12から受信する現在位置情報には、例えば、テーマ情報が対応付いていてもよい。この場合、当該テーマ情報は、通常、後述のテーマ情報受付部1123が受信する。また、当該現在位置情報には、例えば、道路関連情報が対応付いていてもよい。当該道路関連情報は、端末装置12の現在位置に対応する道路に関する情報である。また、当該現在位置に対応する道路とは、例えば、現在位置の地点に面する道路、現在位置の歩道に面する道路などである。また、当該現在位置情報には、例えば、ユーザ識別情報、端末識別情報などが対応付いていてもよい。
テーマ情報受付部1123は、2以上の各端末装置12から、テーマ情報を受信する。当該テーマ情報は、通常、行動記録情報に対応するテーマ情報(行動記録情報により示される行動のテーマを示す情報)である。
また、端末装置12から受信するテーマ情報には、例えば、現在位置情報が対応付いていてもよい。この場合、当該現在位置情報は、上記のとおり、現在位置情報受付部1122が受信する。また、当該テーマ情報には、例えば、道路関連情報、ユーザ識別情報などが対応付いていてもよい。
行動記録情報蓄積部113は、行動記録情報受信部1121が受信した行動記録情報を、行動記録情報格納部1111に蓄積する。当該行動記録情報には、通常、ユーザ識別情報、端末識別情報などの情報が対応付いている。従って、行動記録情報蓄積部113は、行動記録情報受信部1121が受信した行動記録情報を、当該行動記録情報に対応付いている情報と共に蓄積する。
テーマ情報取得部114は、1以上の各行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。そして、テーマ情報取得部114は、当該取得したテーマ情報を、当該テーマ情報を取得する対象とした行動記録情報に対応付ける。当該「行動記録情報に対応付ける」とは、行動記録情報に対応付けてテーマ情報を蓄積することである。
また、テーマ情報取得部114は、通常、一の行動記録情報が有する1以上の各滞在地点情報に対応する1以上のカテゴリー情報を用いて、テーマ情報を取得する。テーマ情報取得部114は、通常、滞在地点情報に対応するカテゴリー情報を、地図情報格納部1112から取得する。具体的に、この場合、テーマ情報取得部114は、地図情報が有する地点情報であり、滞在地点情報と同一の地点情報に対応付いているカテゴリー情報を取得する。そして、テーマ情報取得部114は、当該取得した1以上のカテゴリー情報を用いて、テーマ情報を取得する。また、例えば、滞在地点情報にカテゴリー情報が予め対応付いている場合、テーマ情報取得部114は、当該カテゴリー情報を用いてもよい。
また、1以上のカテゴリー情報を用いてテーマ情報を取得する方法は、例えば、次のとおりである。テーマ情報取得部114は、例えば、1以上のカテゴリー情報に関する条件(以下、適宜、カテゴリー条件とする)とテーマ情報との1以上の対応情報(以下、適宜、テーマ管理情報とする)を予め保持している。当該テーマ管理情報は、例えば、格納部111に格納されていてもよい。そして、テーマ情報取得部114は、テーマ情報の取得に用いる1以上のカテゴリー情報が、1以上のカテゴリー条件のいずれを満たすかを判断する。そして、テーマ情報取得部114は、当該1以上のカテゴリー情報が満たすカテゴリー条件に対応するテーマ情報を、テーマ管理情報から取得する。
なお、カテゴリー条件は、例えば、1以上のカテゴリー情報が、予め決められたカテゴリー情報を有すること、1以上のカテゴリー情報が、予め決められたカテゴリー情報を予め決められた割合または数以上有することなどである。具体的に、カテゴリー条件は、例えば、「カテゴリー情報⊃飲食店」である。当該カテゴリー条件は、1以上のカテゴリー情報が、カテゴリー情報「飲食店」を有することを意味する。また、カテゴリー条件は、例えば、「(飲食店≧10%以上)&(衣料販売店≧80%以上)」である。当該カテゴリー条件は、1以上のカテゴリー情報が、カテゴリー情報「飲食店」を10%以上、カテゴリー情報「衣料販売店」を80%以上、有することを意味する。
また、テーマ情報取得部114がテーマ情報を取得するタイミングは、問わない。テーマ情報取得部114は、通常、自動的に、テーマ情報を取得する。また、テーマ情報取得部114は、例えば、行動記録情報格納部1111に行動記録情報が蓄積されるたびに、当該蓄積された行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。また、テーマ情報取得部114は、例えば、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に、行動記録情報格納部1111に格納されている1以上の行動記録情報の中から、テーマ情報が対応付いていない一の行動記録情報を特定し、当該行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。
類似度算出部115は、類似度を算出する。類似度とは、通常、類似の度合を示す情報である。この場合、類似度は、通常、数値である。また、類似度は、例えば、類似しているか否かを示す情報であってもよい。この場合、類似度は、通常、いわゆるフラグである。また、類似度が数値である場合、類似度は、通常、数値が大きいほど類似していることを示す情報である。また、類似度が数値である場合、類似度は、例えば、数値が小さいほど類似していることを示す情報であってもよい。
また、類似度算出部115は、例えば、ユーザ間の類似度を算出する。この場合、類似度算出部115は、例えば、一のユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報と、他のユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報とを用いて、当該ユーザ間の類似度を算出する。また、類似度算出部115は、例えば、行動記録情報間の類似度を算出する。この場合、類似度算出部115は、例えば、一の行動記録情報と、他の行動記録情報とを用いて、当該行動記録情報間の類似度を算出する。また、類似度算出部115が類似度を算出するタイミングは、問わない。以下、ユーザ間の類似度を算出する場合と、行動記録情報間の類似度を算出する場合とに分けて、類似度を算出する方法や手順、タイミングなどについて説明する。
(1)ユーザ間の類似度を算出する場合
(1−1)類似度算出部115は、例えば、現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123がユーザ識別情報を受信するたびに、当該ユーザ識別情報により識別されるユーザと、他の1以上の各ユーザとの類似度を算出する。この場合、類似度算出部115は、例えば、まず、受信したユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部1111から取得する。当該1以上の行動記録情報の集合を、自ユーザ行動記録情報群とする。また、類似度算出部115は、当該受信したユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を、ユーザ識別情報ごとに、行動記録情報格納部1111から取得する。当該ユーザ識別情報ごとの1以上の行動記録情報の集合を、異ユーザ行動記録情報群とする。そして、類似度算出部115は、自ユーザ行動記録情報群と、1以上の各異ユーザ行動記録情報群との類似度を算出する。そして、類似度算出部115は、例えば、類似度を算出するたびに、当該類似度の算出に用いた行動記録情報の2つの各集合に対応するユーザ識別情報を対応付けて、例えば、行動記録情報格納部1111に蓄積する。また、このとき、類似度算出部115は、例えば、格納部111に蓄積してもよい。
(1−2)類似度算出部115は、例えば、行動記録情報蓄積部113が行動記録情報を蓄積するたびに、当該行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報により識別されるユーザと、他の1以上の各ユーザとの類似度を算出する。この場合のユーザ間の類似度を算出する方法や手順などは、上記(1−1)と同様であるので、説明を省略する。つまり、この場合、類似度算出部115は、蓄積された行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報が、上記(1−1)における現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123が受信したユーザ識別情報であるとして、類似度を算出する。
(1−3)類似度算出部115は、例えば、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に、ユーザ間の類似度を算出する。この場合、類似度算出部115は、例えば、まず、行動記録情報格納部1111から、すべてのユーザ識別情報を、重複なく取得する。そして、類似度算出部115は、当該取得したユーザ識別情報の中から、一のユーザ識別情報を取得する。このあとの処理は、上記(1−1)と同様であるので、説明を省略する。つまり、この場合、類似度算出部115は、取得した一のユーザ識別情報が、上記(1−1)における現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123が受信したユーザ識別情報であるとして、類似度を算出する。
(2)行動記録情報間の類似度を算出する場合
(2−1)類似度算出部115は、例えば、現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123がユーザ識別情報を受信するたびに、当該ユーザ識別情報に対応する1以上の各行動記録情報と、当該ユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の各行動記録情報との類似度を算出する。この場合、類似度算出部115は、例えば、まず、受信したユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部1111から取得する。当該1以上の各行動記録情報を、自ユーザ行動記録情報とする。また、類似度算出部115は、当該受信したユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部1111から取得する。当該1以上の各行動記録情報を、異ユーザ行動記録情報とする。そして、類似度算出部115は、1以上の各自ユーザ行動記録情報と、1以上の各異ユーザ行動記録情報との類似度を算出する。そして、類似度算出部115は、例えば、類似度を算出するたびに、当該類似度の算出に用いた自ユーザ行動記録情報を識別する情報と、異ユーザ行動記録情報を識別する情報とを対応付けて、例えば、行動記録情報格納部1111に蓄積する。また、このとき、類似度算出部115は、例えば、格納部111に蓄積してもよい。
(2−2)類似度算出部115は、例えば、行動記録情報蓄積部113が行動記録情報を蓄積するたびに、当該行動記録情報と、当該行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の各行動記録情報との類似度を算出する。この場合の行動記録情報館の類似度を算出する方法や手順などは、上記(2−1)と同様であるので、説明を省略する。つまり、この場合、類似度算出部115は、蓄積された行動記録情報が、上記(2−1)における自ユーザ行動記録情報であり、当該行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の各行動記録情報が、上記(2−1)における異ユーザ行動記録情報であるとして、類似度を算出する。
(2−3)類似度算出部115は、例えば、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に、行動記録情報間の類似度を算出する。この場合、類似度算出部115は、例えば、まず、行動記録情報格納部1111から、一の行動記録情報を取得する。そして、類似度算出部115は、当該一の行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部1111から取得する。このあとの処理は、上記(2−1)と同様であるので、説明を省略する。つまり、この場合、類似度算出部115は、取得した一の行動記録情報が、上記(2−1)における自ユーザ行動記録情報であり、当該行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報以外のユーザ識別情報に対応する1以上の各行動記録情報が、上記(2−1)における異ユーザ行動記録情報であるとして、類似度を算出する。
また、類似度を算出する方法や手順などは、問わない。類似度算出部115は、例えば、行動記録情報または行動記録情報の集合が有する1以上の地点情報を用いて、当該行動記録情報または行動記録情報の集合を、いわゆるベクトル化する。ベクトル化するとは、つまりは、ベクトルを算出することである。当該ベクトルは、通常、2以上のパラメータを有する。また、当該パラメータは、例えば、(1)行動記録情報または行動記録情報の集合が有する地点情報の数、(2)当該地点情報を、対応付いているカテゴリー情報や属性値などで分類したときの、当該各分類に属する地点情報の数、(3)(1)の数に対する(2)の数の割合、などである。そして、類似度算出部115は、算出した2つのベクトル間の類似度を算出する。なお、2つのベクトル間の類似度を算出する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
滞在地点情報取得部116は、1以上の滞在地点情報を、行動記録情報格納部1111から取得する。例えば、滞在地点情報取得部116は、行動記録情報格納部1111から、1以上の行動記録情報を特定する。当該特定は、取得であってもよい。そして、滞在地点情報取得部116は、当該1以上の行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する。なお、滞在地点情報取得部116が、1以上の行動記録情報を特定する方法や手順などは、例えば、以下のとおりである。
(1)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該現在位置情報は、現在位置情報受付部1122が受信した現在位置情報である。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した現在位置情報を用いて、当該現在位置情報が示す位置との距離が予め決められた条件(以下、適宜、現在距離条件とする)を満たすほど近い地点を示す行動開始地点情報または行動終了地点情報を有する1以上の行動記録情報を特定する。また、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した現在位置情報を用いて、当該現在位置情報が示す位置を含む地図上の範囲を示す情報を有する行動開始地点情報または行動終了地点情報を有する1以上の行動記録情報を特定する。また、当該行動開始地点情報または行動終了地点情報は、例えば、滞在地点情報または通過地点情報であってもよい。
(2)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報およびテーマ情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該テーマ情報は、テーマ情報受付部1123が受信したテーマ情報である。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、まず、受信した現在位置情報を用いて、上記(1)のように、当該現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信したテーマ情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該テーマ情報と同一のテーマ情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。
(3)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報およびユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該ユーザ識別情報は、例えば、現在位置情報受付部1122が、現在位置情報と共に受信したユーザ識別情報である。また、当該ユーザ識別情報は、例えば、テーマ情報受付部1123が、テーマ情報と共に受信したユーザ識別情報である。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、まず、受信した現在位置情報を用いて、上記(1)のように、当該現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信したユーザ識別情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該ユーザ識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。
また、現在位置情報およびユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報に対応し、かつ、当該ユーザ識別情報とは異なるユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定してもよい。これは、つまりは、他のユーザの1以上の行動記録情報を特定することである。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、類似度に基づき、1以上の行動記録情報を特定してもよい。
具体的に、滞在地点情報取得部116は、例えば、ユーザ間の類似度を用いて他のユーザの1以上の行動記録情報を特定する。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信したユーザ識別情報に対応する1以上のユーザ間の類似度を、行動記録情報格納部1111から取得する。そして、取得した1以上の各ユーザ間の類似度が、予め決められた条件(以下、適宜、ユーザ類似条件とする)を満たすか否かを判断する。そして、滞在地点情報取得部116は、当該ユーザ類似条件を満たす類似度に対応付いている他のユーザのユーザ識別情報を取得する。当該ユーザ識別情報を、異ユーザ識別情報とする。そして、滞在地点情報取得部116は、当該異ユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部1111から特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、受信した現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。
また、滞在地点情報取得部116は、例えば、行動記録情報間の類似度を用いて他のユーザの1以上の行動記録情報を特定する。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部1111から特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、特定した1以上の行動記録情報を、受信したユーザ識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている行動記録情報と、受信したユーザ識別情報とは異なるユーザ識別情報が対応付いている行動記録情報とに分類する。前者の行動記録情報を、自ユーザ行動記録情報とする。また、後者の行動記録情報を、異ユーザ行動記録情報とする。そして、滞在地点情報取得部116は、1以上の各自ユーザ行動記録情報と、1以上の各異ユーザ行動記録情報との類似度が、予め決められた条件(以下、適宜、行動記録類似条件とする)を満たすか否かを判断する。そして、滞在地点情報取得部116は、当該1以上の異ユーザ行動記録情報の中から、当該行動記録類似条件を満たす類似度に対応する異ユーザ行動記録情報を特定する。
(4)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報および端末識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該端末識別情報は、例えば、現在位置情報受付部1122が、現在位置情報と共に受信した端末識別情報である。また、当該端末識別情報は、例えば、テーマ情報受付部1123が、テーマ情報と共に受信した端末識別情報である。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、まず、受信した現在位置情報を用いて、上記(1)のように、当該現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した端末識別情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該端末識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。また、このとき、滞在地点情報取得部116は、例えば、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該端末識別情報とは異なるユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定してもよい。
(5)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報およびテーマ情報およびユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、まず、受信した現在位置情報およびテーマ情報を用いて、上記(2)のように、当該現在位置情報およびテーマ情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信したユーザ識別情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該ユーザ識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。また、このとき、滞在地点情報取得部116は、例えば、当該ユーザ識別情報とは異なるユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定してもよい。
また、現在位置情報およびテーマ情報およびユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、上記(3)と同様に、類似度に基づき、1以上の行動記録情報を特定してもよい。この場合、滞在地点情報取得部116は、上記(3)と同様に、1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、受信したテーマ情報と同一のテーマ情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。
(6)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報およびテーマ情報および端末識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した現在位置情報およびテーマ情報を用いて、上記(2)のように、当該現在位置情報およびテーマ情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した端末識別情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該端末識別情報と同一の端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。また、このとき、滞在地点情報取得部116は、例えば、当該端末識別情報とは異なる端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定してもよい。
(7)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報およびユーザ識別情報および端末識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した現在位置情報およびユーザ識別情報を用いて、上記(3)のように、当該現在位置情報およびユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該1以上の行動記録情報は、例えば、受信したユーザ識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている行動記録情報であることが好適である。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した端末識別情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該端末識別情報と同一の端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。また、このとき、滞在地点情報取得部116は、例えば、当該端末識別情報とは異なる端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定してもよい。
(8)滞在地点情報取得部116は、例えば、現在位置情報およびテーマ情報およびユーザ識別情報および端末識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。この場合、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した現在位置情報およびテーマ情報およびユーザ識別情報を用いて、上記(5)のように、当該現在位置情報およびテーマ情報およびユーザ識別情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該1以上の行動記録情報は、例えば、受信したテーマ情報およびユーザ識別情報と同一のテーマ情報およびユーザ識別情報が対応付いている行動記録情報であることが好適である。そして、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した端末識別情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該端末識別情報と同一の端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。また、このとき、滞在地点情報取得部116は、例えば、当該端末識別情報とは異なる端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定してもよい。
なお、上記、1以上の行動記録情報の特定において、用いる情報の順序は、問わない。言い換えると、上記、1以上の行動記録情報の特定において、特定の候補となる1以上の行動記録情報を絞り込む順序は、問わない。つまり、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信したテーマ情報と同一のテーマ情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定した後に、当該1以上の行動記録情報の中から、受信した現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定してもよい。また、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信した端末識別情報とは異なる端末識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定した後に、当該1以上の行動記録情報の中から、受信したユーザ識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定してもよい。また、滞在地点情報取得部116は、例えば、受信したユーザ識別情報とは異なる1以上の行動記録情報を特定した後に、当該1以上の行動記録情報の中から、受信したテーマ情報と同一のテーマ情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定し、さらに、当該1以上の行動記録情報の中から、受信した現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定してもよい。
行動提案部117は、情報の取得や出力などを行う。出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
また、例えば、情報を取得する場合、行動提案部117は、行動提案部117が備える取得手段1171により、情報を取得する。また、例えば、情報を出力する場合、行動提案部117は、行動提案部117が備える出力手段1172により、情報を出力する。また、当該情報の取得および出力は、例えば、行動提案部117が行ってもよい。なお、本実施の形態において、行動提案部117(出力手段1172)による情報の出力は、通常、送信である。また、当該送信は、端末装置12への送信である。
取得手段1171は、提案行動情報を取得する。提案行動情報とは、ユーザに提案する行動に関する情報である。提案行動情報は、例えば、地点情報、広告情報、経路情報などである。経路情報とは、経路を示す情報である。また、当該経路は、通常、現在位置から目的地までの経路である。また、経路情報は、通常、始点(出発地)の位置と、終点(目的地)の位置とのそれぞれを示す2つの位置情報を有する。また、経路情報は、例えば、当該2つの位置情報に加え、経由地の位置を示す1以上の位置情報を有していてもよい。また、経路情報は、例えば、当該2または3以上の位置情報から構成される情報であってもよい。また、当該位置および位置情報は、地点および地点情報であってもよい。また、経路情報は、例えば、2つの位置間または2つの地点間を結ぶ道路に関する1以上の道路情報を有していてもよい。
取得手段1171は、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の滞在地点情報を、提案行動情報として取得する。
また、取得手段1171は、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の各滞在地点情報に対応する広告情報を、広告情報格納部1113から、提案行動情報として取得する。取得手段1171は、例えば、滞在地点情報が有する1以上の属性値と、予め決められた条件を満たすほど類似する1以上の属性値が対応付いた広告情報を、提案行動情報として取得する。このとき、取得手段1171は、例えば、一の滞在地点情報が有する1以上の属性値と、一の広告情報に対応付いている1以上の属性値との類似度を算出する。当該類似度を算出する方法や手順などは、例えば、一の行動記録情報と、他の一の行動記録情報との類似度を算出する方法や手順などと、同様である。そして、取得手段1171は、例えば、当該類似度が、予め決められた条件(以下、適宜、属性値類似条件とする)を満たすか否かを判断する。そして、取得手段1171は、1以上の広告情報の中から、当該属性値類似条件を満たす類似度に対応する広告情報を取得する。
また、取得手段1171は、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の滞在地点情報に対応する1以上の広告情報のうち、受信した現在位置情報に対応付いている道路関連情報と同一の道路関連情報が対応付いている1以上の広告情報を、広告情報格納部1113から取得してもよい。これは、つまりは、ユーザが移動している道路(車線)の進行方向または方位に存在する地点に関する広告情報を取得する、ということである。
また、取得手段1171は、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の滞在地点情報に対応する1以上の広告情報のうち、滞在地点情報取得部116が特定した1以上の行動記録情報に対応付いているテーマ情報と同一のテーマ情報が対応付いている1以上の広告情報を、広告情報格納部1113から取得してもよい。
また、取得手段1171は、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の各滞在地点情報が有する位置情報が示す位置との距離が、予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す位置情報が対応付いている広告情報を、広告情報格納部1113から取得してもよい。
また、取得手段1171は、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の各滞在地点情報により示される地点を経由地とする経路を探索し、当該経路を示す経路情報を、提案行動情報として取得する。具体的に、取得手段1171は、例えば、受信した現在位置情報と、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の滞在地点情報とを、地図情報に適用する。当該地図情報は、地図情報格納部1112に格納されている地図情報である。また、「現在位置情報を地図情報に適用する」とは、例えば、当該現在位置情報が示す地図上の位置を、出発地および目的地とすることである。また、「滞在地点情報を地図情報に適用する」とは、例えば、当該滞在地点情報により示される地図上の地点を、経由地とすることである。そして、取得手段1171は、当該経由地を経由する当該出発地から当該目的地までの経路を探索する。このとき、取得手段1171は、通常、地図情報が有する道路情報が有するスコアを、経路のコストとして用いる。また、このとき、取得手段1171は、通常、スコアの合計が最小となる経路を探索する。
なお、経路の探索には、通常、最短経路問題の解法(アルゴリズム)を用いる。「最短経路問題の解法」は、例えば、ダイクストラ法や、A*アルゴリズムなどである。また、これらの解法や、経路情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
また、取得手段1171は、例えば、現在位置情報が示す現在位置を出発地とし、例えば、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の各滞在地点情報により示される地点を目的地とする1以上の経路を探索し、当該1以上の各経路を示す1以上の経路情報を取得してもよい。
出力手段1172は、取得手段1171が取得した提案行動情報を、端末装置12に送信する。当該端末装置12は、例えば、現在位置情報受付部1122が受信した現在位置情報に対応付いている端末識別情報により識別される端末装置12である。また、当該端末装置12は、例えば、テーマ情報受付部1123が受信したテーマ情報に対応付いている端末識別情報により識別される端末装置12である。例えば、取得手段1171が、提案行動情報として1以上の滞在地点情報を取得した場合、出力手段1172は、当該提案行動情報を、当該端末装置12に送信する。また、例えば、取得手段1171が、提案行動情報として1以上の広告情報を取得した場合、出力手段1172は、当該提案行動情報を、当該端末装置12に送信する。また、例えば、取得手段1171が、提案行動情報として1以上の経路情報を取得した場合、出力手段1172は、当該提案行動情報を、当該端末装置12に送信する。
端末装置12を構成する端末格納部121には、情報が格納される。当該情報は、地図情報、ユーザ識別情報、端末識別情報などである。当該ユーザ識別情報は、当該端末装置12を所有するユーザを識別する情報である。また、当該端末識別情報は、当該端末装置12を識別する情報である。
また、端末格納部121には、例えば、1以上の地点情報が格納されてもよい。当該地点情報は、例えば、滞在地点情報である。また、当該1以上の滞在地点情報は、例えば、当該1以上の滞在地点情報を有する行動記録情報である。
端末受付部122は、情報や指示などを受け付ける。当該情報は、例えば、テーマ情報である。また、当該テーマ情報は、例えば、端末装置12を所有するユーザの行動に対するテーマを示す情報である。言い換えると、当該テーマ情報は、例えば、情報出力装置11に送信する行動記録情報に対するテーマ情報である。また、当該テーマ情報は、例えば、情報出力装置11から受信する滞在地点情報を有する行動記録情報のテーマを示す情報である。言い換えると、当該テーマ情報は、例えば、受信する滞在地点情報を指定するために情報出力装置11に送信するテーマ情報である。
また、端末受付部122が受け付ける指示は、例えば、送信指示である。送信指示とは、情報を送信する指示である。また、送信指示により送信される情報は、例えば、行動記録情報、現在位置情報、テーマ情報、ユーザ識別情報、端末識別情報などである。当該行動記録情報は、後述の端末取得部123が取得した行動記録情報である。また、当該現在位置情報は、後述の端末取得部123が取得した現在位置情報である。また、当該テーマ情報は、端末受付部122が受け付けたテーマ情報である。また、当該ユーザ識別情報は、端末格納部121に格納されているユーザ識別情報である。また、当該端末識別情報は、端末格納部121に格納されている端末識別情報である。
また、端末受付部122が受け付ける指示は、例えば、記録開始指示、記録終了指示などであってもよい。記録開始指示とは、現在位置情報に対応する地点情報の取得を開始する指示である。また、記録終了指示とは、現在位置情報に対応する地点情報の取得を終了する指示である。
端末取得部123は、情報を取得する。当該情報は、例えば、現在位置情報、地点情報などである。当該現在位置情報は、端末装置12の現在位置を示す位置情報である。
端末取得部123は、例えば、自動的に現在位置情報を取得する。また、端末取得部123は、現在位置情報を、例えば、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に取得する。なお、現在位置情報を取得するタイミングは、問わない。
また、端末取得部123は、例えば、現在位置情報を取得するたびに、当該現在位置情報に対応する地点情報を、地図情報から取得する。現在位置情報に対応する地点情報とは、当該現在位置情報が示す現在位置を含む地点に関する地点情報である。また、当該地図情報は、端末格納部121に格納されている地図情報である。また、端末取得部123は、例えば、取得する地点情報が、直前に取得した地点情報と同一である場合は、当該地点情報を取得しない。また、端末取得部123は、例えば、取得した地点情報を、端末格納部121に蓄積する。また、当該蓄積により、当該1以上の地点情報を有する行動記録情報が、端末格納部121に蓄積される。
また、端末取得部123は、例えば、記録開始条件を満たしてから、記録終了条件を満たすまでの間、地点情報を取得する。記録開始条件とは、地点情報の取得を開始するための条件である。また、記録終了条件とは、地点情報の取得を終了するための条件である。また、記録開始条件は、例えば、現在位置情報の取得を開始するための条件であってもよい。また、記録終了条件は、例えば、現在位置情報の取得を終了するための条件であってもよい。
また、記録開始条件は、例えば、受付部212が受け付けた指示に関する条件、時刻に関する条件、地点に関する条件、移動速度に関する条件などである。受付部212が受け付けた指示に関する条件は、例えば、受付部212が記録開始指示を受け付けたことである。また、時刻に関する条件は、例えば、予め決められた時刻になったことである。また、地点に関する条件は、例えば、予め決められた地点(例えば、自宅など)から出発したことである。また、移動速度に関する条件は、例えば、予め決められた速度以上の速度で移動していることである。
また、記録終了条件は、例えば、受付部212が受け付けた指示に関する条件、時刻に関する条件、時間に関する条件、地点に関する条件などである。受付部212が受け付けた指示に関する条件は、例えば、受付部212が記録終了指示を受け付けたことである。また、時刻に関する条件は、例えば、予め決められた時刻になったことである。また、時間に関する条件は、例えば、予め決められた時間以上、移動していないことである。また、地点に関する条件は、例えば、予め決められた地点(例えば、自宅など)に到着したことである。
また、端末取得部123は、例えば、記録開始条件を満たしてから、記録終了条件を満たすまでの間、1以上の地点情報を取得し、当該1以上の地点情報を、行動記録情報として端末格納部121に蓄積することが好適である。つまり、端末取得部123は、1以上の地点情報を有する行動記録情報が取得できるたびに、当該行動記録情報を端末格納部121に蓄積することが好適である。
また、端末取得部123は、例えば、記録開始条件を満たしてから、記録終了条件を満たすまでの間に取得した1以上の現在位置情報を、行動記録情報として端末格納部121に蓄積してもよい。この場合、当該行動記録情報は、1以上の位置情報を有する情報である。
端末送信部124は、情報を、情報出力装置11に送信する。当該情報は、例えば、行動記録情報、現在位置情報、テーマ情報などである。当該行動記録情報は、端末格納部121に格納されている行動記録情報である。また、当該現在位置情報は、端末取得部123が取得した現在位置情報である。また、当該テーマ情報は、端末受付部122が受け付けたテーマ情報である。
例えば、端末送信部124は、端末取得部123が行動記録情報を取得するたびに、当該行動記録情報を送信する。行動記録情報を取得するたびとは、例えば、端末取得部123による地点情報の取得および蓄積が終了するたびである。また、端末送信部124は、例えば、端末受付部122が送信指示を受け付けるたびに、当該現在位置情報を送信する。また、端末送信部124は、例えば、端末受付部122がテーマ情報を受け付けるたびに、当該テーマ情報を送信する。また、行動記録情報を送信する場合、端末送信部124は、当該行動記録情報の送信後に、端末格納部121から、行動記録情報を削除する。
また、上記、行動記録情報などの送信に際し、端末送信部124は、例えば、ユーザ識別情報、端末識別情報などを対応付けて、当該行動記録情報などを送信してもよい。当該ユーザ識別情報、端末識別情報などは、端末格納部121に格納されている情報である。また、例えば、端末取得部123による地点情報の取得および蓄積が終了した後に、端末受付部122が、行動記録情報に対するテーマ情報を受け付けた場合、端末送信部124は、例えば、当該テーマ情報をも対応付けて、行動記録情報を送信してもよい。
また、端末送信部124は、例えば、端末受付部122が、テーマ情報を受け付けた場合、または、端末受付部122が、テーマ情報を受け付けた後に送信指示を受け付けた場合に、当該テーマ情報と、現在位置情報と、ユーザ識別情報と、端末識別情報とを送信することが好適である。この場合、当該4つの情報は、通常、対応付いている。
端末受信部125は、情報出力装置11から、情報を受信する。当該情報は、提案行動情報である。また、当該提案行動情報は、例えば、1以上の滞在地点情報、1以上の広告情報、1以上の経路情報などである。また、端末受信部125は、例えば、端末送信部124による現在位置情報の送信に応じて、提案行動情報を受信する。
端末出力部126は、端末受信部125が受信した提案行動情報を出力する。また、端末出力部126は、通常、提案行動情報を、地図情報と共に出力する。当該地図情報は、端末格納部121に格納されている地図情報である。例えば、提案行動情報が、1以上の滞在地点情報である場合、端末出力部126は、地図上に、当該滞在地点情報により示される地点が記されるように、当該滞在地点情報と地図情報とを出力する。また、提案行動情報が、1以上の広告情報である場合、端末出力部126は、地図上に、当該広告情報に対応する地点が記されるように、当該広告情報と地図情報とを出力する。また、提案行動情報が、1以上の経路情報である場合、端末出力部126は、地図上に、当該経路情報により示される経路が記されるように、当該経路情報と地図情報とを出力する。
なお、格納部111、行動記録情報格納部1111、地図情報格納部1112、広告情報格納部1113、端末格納部121は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、格納部111などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して格納部211などに記憶されてもよい。
また、受付部112、行動記録情報受信部1121、現在位置情報受付部1122、テーマ情報受付部1123、端末受信部125は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、行動記録情報蓄積部113、テーマ情報取得部114、類似度算出部115、滞在地点情報取得部116、行動提案部117、取得手段1171、端末取得部123は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、行動記録情報蓄積部113などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、行動記録情報蓄積部113などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
また、出力手段1172、端末送信部124は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、端末受付部122における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。端末受付部122は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
また、端末出力部126は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。端末出力部126は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
次に、情報出力システム1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、情報出力装置11の全体動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)行動記録情報蓄積部113は、行動記録情報受信部1121が行動記録情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS407に進む。なお、当該行動記録情報には、例えば、ユーザ識別情報、端末識別情報が対応付いている。
(ステップS402)行動記録情報蓄積部113は、ステップS401で受信した行動記録情報を、当該行動記録情報に対応付いている情報と共に、行動記録情報格納部1111に蓄積する。
(ステップS403)テーマ情報取得部114は、ステップS402で蓄積した行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS404)テーマ情報取得部114は、ステップS403で取得したテーマ情報を、ステップS402で蓄積した行動記録情報に対応付けて、行動記録情報格納部1111に蓄積する。
(ステップS405)類似度算出部115は、ステップS402で蓄積した行動記録情報と、他の1以上の各行動記録情報との類似度を算出する。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS406)類似度算出部115は、算出した類似度を、格納部111に蓄積する。
(ステップS407)滞在地点情報取得部116は、現在位置情報受付部1122、テーマ情報受付部1123が、現在位置情報、テーマ情報、ユーザ識別情報、端末識別情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS408に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS408)滞在地点情報取得部116は、現在位置情報受付部1122、テーマ情報受付部1123が受信した現在位置情報などを用いて、1以上の滞在地点情報を取得する。この処理の詳細は、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS409)取得手段1171は、取得する提案行動情報の種類を判断する。当該判断は、例えば、当該種類を示す情報を取得手段1171が予め保持しており、当該情報を用いて行う。そして、取得する提案行動情報が、滞在地点情報である場合は、ステップS410に進み、広告情報である場合は、ステップS411に進み、経路情報である場合は、ステップS413に進む。
(ステップS410)取得手段1171は、ステップS408で取得した1以上の滞在地点情報を、提案行動情報として取得する。
(ステップS411)出力手段1172は、ステップS410で取得した1以上の滞在地点情報を、端末装置12に送信する。当該端末装置12は、ステップS407で受信した端末識別情報により識別される端末装置12である。そして、ステップS401に戻る。
(ステップS412)取得手段1171は、ステップS408で取得した1以上の各滞在地点情報に対応する1以上の広告情報を、広告情報格納部1113から、提案行動情報として取得する。
(ステップS413)出力手段1172は、ステップS412で取得した1以上の広告情報を、端末装置12に送信する。当該端末装置12は、ステップS407で受信した端末識別情報により識別される端末装置12である。そして、ステップS401に戻る。
(ステップS414)取得手段1171は、ステップS408で取得した1以上の滞在地点情報を用いて、当該1以上の各滞在地点情報により示される地点に関する経路を探索し、当該経路を示す1以上の経路情報を、提案行動情報として取得する。
(ステップS415)出力手段1172は、ステップS414で取得した1以上の経路情報を、端末装置12に送信する。当該端末装置12は、ステップS407で受信した端末識別情報により識別される端末装置12である。そして、ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
また、図4のフローチャートのステップS401で受信した行動記録情報にテーマ情報が対応付いている場合、テーマ情報取得部114は、当該行動記録情報に対応するテーマ情報の取得を行わない(ステップS403、ステップS404の処理は行わない)。
図5は、図4のフローチャートのステップS403のテーマ情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにおいて、テーマ情報取得部114は、m個のテーマ管理情報を予め保持しているものとする。
(ステップS501)テーマ情報取得部114は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS502)テーマ情報取得部114は、行動記録情報蓄積部113が蓄積した行動記録情報が有する2以上のカテゴリー情報が、テーマ管理情報[i]が有するカテゴリー条件であるカテゴリー条件[i]を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS503に進み、そうでない場合は、ステップS504に進む。
(ステップS503)テーマ情報取得部114は、テーマ管理情報[i]が有するテーマ情報であるテーマ情報[i]を取得する。
(ステップS504)テーマ情報取得部114は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS505に進む。
(ステップS505)テーマ情報取得部114は、iを1インクリメントする。そして、ステップS502に戻る。
図6は、図4のフローチャートのステップS405の類似度の算出処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにおいて、行動記録情報格納部1111には、行動記録情報蓄積部113が蓄積した行動記録情報以外に、m個の行動記録情報が格納されているものとする。
(ステップS601)類似度算出部115は、行動記録情報蓄積部113が蓄積した行動記録情報である蓄積行動記録情報をベクトル化し、当該行動記録情報に対応するベクトルを算出する。
(ステップS602)類似度算出部115は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS603)類似度算出部115は、行動記録情報格納部1111に格納されている行動記録情報である格納行動記録情報[i]をベクトル化し、当該行動記録情報に対応するベクトルを算出する。
(ステップS604)類似度算出部115は、ステップS601とステップS603で算出した2つのベクトル間の類似度を算出する。
(ステップS605)類似度算出部115は、変数ID1に、蓄積行動記録情報を識別する情報をセットする。
(ステップS606)類似度算出部115は、変数ID2に、格納行動記録情報[i]を識別する情報をセットする。
(ステップS607)類似度算出部115は、類似度を格納する配列sim[i]に、ID1、ID2、ステップS604で算出した類似度をセットする。
(ステップS608)類似度算出部115は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS609に進む。
(ステップS609)類似度算出部115は、iを1インクリメントする。そして、ステップS603に戻る。
図7は、図4のフローチャートのステップS408の滞在地点情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、図7のフローチャートにおいて、行動記録情報格納部1111には、m個の行動記録情報が格納されているものとする。
(ステップS701)滞在地点情報取得部116は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS702)滞在地点情報取得部116は、滞在地点情報の取得に類似度を使用するか否かを判断する。使用する場合は、ステップS707に進み、そうでない場合は、ステップS703に進む。
(ステップS703)滞在地点情報取得部116は、現在位置情報受付部1122が受信した現在位置情報と、行動記録情報[i]が有する2以上の各地点情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置と、当該2以上の各地点情報が示す地点との2以上の距離を算出する。そして、滞在地点情報取得部116は、当該2以上の距離のいずれかが現在距離条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS704)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]に対応付いているテーマ情報が、テーマ情報受付部1123が受信したテーマ情報である受信テーマ情報と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS705に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS705)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]に対応付いているユーザ識別情報が、現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123が受信したユーザ識別情報である受信ユーザ識別情報と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS706に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS706)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]に対応付いている端末識別情報が、現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123が受信した端末識別情報である受信端末識別情報と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS711に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS707)滞在地点情報取得部116は、現在位置情報受付部1122が受信した現在位置情報と、行動記録情報[i]が有する2以上の各地点情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置と、当該2以上の各地点情報が示す地点との2以上の距離を算出する。そして、滞在地点情報取得部116は、当該2以上の距離のいずれかが現在距離条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS708に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS708)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]に対応付いているテーマ情報が、テーマ情報受付部1123が受信したテーマ情報である受信テーマ情報と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS709に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS709)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]に対応付いているユーザ識別情報が、現在位置情報受付部1122またはテーマ情報受付部1123が受信したユーザ識別情報である受信ユーザ識別情報と異なるか否かを判断する。異なる場合は、ステップS710に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS710)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]に対応する類似度が、行動記録類似条件を満たすか否かを判断する。当該類似度は、例えば、上記受信ユーザ識別情報と同一のユーザ識別情報が対応付いている行動記録情報と、当該行動記録情報[i]との類似度である。そして、行動記録類似条件を満たす場合は、ステップS711に進み、そうでない場合は、ステップS713に進む。
(ステップS711)滞在地点情報取得部116は、行動記録情報[i]を取得する。
(ステップS712)滞在地点情報取得部116は、ステップS711で取得した行動記録情報が有する滞在地点情報を取得する。
(ステップS713)滞在地点情報取得部116は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS714に進む。
(ステップS714)滞在地点情報取得部116は、iを1インクリメントする。そして、ステップS702に戻る。
次に、端末装置12の全体動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)端末装置12は、端末受付部122が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS802に進み、そうでない場合は、ステップS801に戻る。
(ステップS802)端末装置12は、電源ONの処理を行う。
(ステップS803)端末取得部123は、現在位置情報の取得を開始する。以降、端末取得部123は、端末装置12の電源がOFFになるまで、定期的に現在位置情報を取得する。
(ステップS804)端末取得部123は、端末装置12が記録開始条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS805に進み、そうでない場合は、ステップS811に進む。
(ステップS805)端末取得部123は、現在位置情報を取得したか否かを判断する。取得した場合は、ステップS806に進み、そうでない場合は、ステップS805に戻る。
(ステップS806)端末取得部123は、ステップS805で取得した現在位置情報に対応する地点情報を、端末格納部121に格納されている地図情報から特定する。
(ステップS807)端末取得部123は、ステップS806で特定した地点情報である特定地点情報と、直前に取得した地点情報である取得地点情報とが異なるか否かを判断する。異なる場合は、ステップS808に進み、そうでない場合は、ステップS809に進む。なお、直前に取得した地点情報がない場合(地点情報の最初の取得である場合)は、無条件にステップS808に進む。
(ステップS808)端末取得部123は、ステップS806で特定した地点情報を取得する。
(ステップS809)端末取得部123は、端末装置12が記録終了条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS810に進み、そうでない場合は、ステップS805に戻る。
(ステップS810)端末送信部124は、ステップS808で取得した1以上の地点情報を、行動記録情報として情報出力装置11に送信する。このとき、端末送信部124は、例えば、端末格納部121に格納されているユーザ識別情報、端末識別情報などを対応付けて、行動記録情報を送信する。
(ステップS811)端末送信部124は、端末受付部122がテーマ情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS812に進み、そうでない場合は、ステップS816に進む。
(ステップS812)端末送信部124は、端末受付部122が送信指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS813に進み、そうでない場合は、ステップS812に戻る。
(ステップS813)端末送信部124は、端末取得部123が直前に取得した現在位置情報、ステップS811で受け付けたテーマ情報、端末格納部121に格納されているユーザ識別情報、端末識別情報などを対応付けて、情報出力装置11に送信する。
(ステップS814)端末出力部126は、端末受信部125が提案行動情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS815に進み、そうでない場合は、ステップS814に戻る。
(ステップS815)端末出力部126は、ステップS814で受信した提案行動情報を、地図情報と共に出力する。
(ステップS816)端末装置12は、端末受付部122が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS817に進み、そうでない場合は、ステップS803に戻る。
(ステップS817)端末装置12は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
なお、上記で説明した情報出力システム1の全体動作は、あくまで一例である。つまり、情報出力システム1の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
(具体例)
次に、情報出力システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、情報出力装置11は、いわゆるサーバ装置(以下、適宜、サーバとする)であるものとする。また、端末装置12は、スマートフォン(以下、適宜、スマホとする)、カーナビゲーション装置(以下、適宜、カーナビとする)であるものとする。また、端末装置12は、ユーザが所有しているものとする。また、同一のユーザが所有する端末装置12には、当該ユーザに対して付与した符号と同一の符号を付与し、表記するものとする。つまり、例えば、ユーザAが所有するスマホは、スマホA、ユーザAが所有するカーナビは、カーナビA、ユーザBが所有するスマホは、スマホB、ユーザBが所有するカーナビは、カーナビBと表記するものとする。
(例1)
本例において、情報出力装置11(行動記録情報格納部1111)に、行動記録情報が蓄積される例について説明する。なお、本例において、同一のユーザが所有する端末装置12の端末格納部121には、同一のユーザ識別情報が予め格納されているものとする。また、端末格納部121には、端末識別情報が予め格納されているものとする。また、端末格納部121には、図9に示す地点情報を有する地図情報が格納されているものとする。当該地点情報は、レコードを一意に特定するためのID、地点の名称を示す情報(項目名:名称)、地点の位置を示す情報(項目名:位置)、地点のカテゴリーを示す情報(項目名:カテゴリー)、電話番号を示す情報(項目名:電話番号)、住所を示す情報(項目名:住所)を有する。
まず、ユーザAが、スマホAを所持した状態で、自宅から徒歩で外出したとする。すると、スマホAの端末取得部123は、スマホAが、記録開始条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を開始する。そして、端末取得部123は、ユーザAの自宅を示す地点情報を取得する。当該地点情報は、例えば、端末格納部121に予め格納されている。
次に、ユーザAが、とある雑貨店を訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該雑貨店を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、とある公園内を通過したとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該公園を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、とあるコンビニを訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該コンビニを示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、とある書店を訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該書店を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、帰宅したとする。すると、端末取得部123は、スマホAが、記録終了条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、ユーザAの自宅を示す地点情報を取得する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を終了する。そして、端末取得部123は、取得した1以上の地点情報を対応付けて、行動記録情報を構成し、端末格納部121に蓄積する。このとき、端末取得部123は、地点情報を、取得した順に対応付ける。
次に、端末送信部124は、端末取得部123が蓄積した行動記録情報に、端末格納部121に格納されているユーザ識別情報、端末識別情報を対応付けて、サーバに送信する。すると、サーバの行動記録情報受信部1121は、当該ユーザ識別情報、端末識別情報が対応付いた行動記録情報を受信する。そして、行動記録情報蓄積部113は、当該行動記録情報を、ユーザ識別情報、端末識別情報が対応付いた状態で、行動記録情報格納部1111に蓄積する。
また、例えば、ユーザAが所有する自動車に設置されているカーナビであるカーナビAの内部時計において、時刻が「0時0分1秒」になったとする。すると、カーナビAの端末取得部123は、カーナビAが、記録開始条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を開始する。そして、端末取得部123は、ユーザAの自宅を示す地点情報を取得する。当該地点情報は、例えば、端末格納部121に予め格納されている。
次に、ユーザAが、自身が所有する自動車に乗り込み、自宅から外出したとする。そして、ユーザAは、とあるコンビニを訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該コンビニを示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、とあるショッピングモールを訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該ショッピングモールを示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、とある衣料品店を訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該衣料品店を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザAが、帰宅したとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、ユーザAの自宅を示す地点情報を取得する。
次に、カーナビAの内部時計において、時刻が「24時0分0秒」になったとする。すると、カーナビAの端末取得部123は、カーナビAが、記録終了条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を終了する。そして、端末取得部123は、取得した1以上の地点情報を対応付けて、行動記録情報を構成し、端末格納部121に蓄積する。このとき、端末取得部123は、地点情報を、取得した順に対応付ける。
次に、端末送信部124は、端末取得部123が蓄積した行動記録情報を、上記と同様に、サーバに送信する。すると、サーバの行動記録情報蓄積部113は、上記と同様に、行動記録情報受信部1121が受信した当該行動記録情報を、行動記録情報格納部1111に蓄積する。
また、例えば、ユーザBが、旅行先のホテルに滞在しているとする。そして、ユーザBが所持するスマホBの内部時計において、時刻が「0時0分1秒」になったとする。すると、スマホBの端末取得部123は、スマホBが、記録開始条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を開始する。そして、端末取得部123は、滞在しているホテルを示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザBが、スマホBを所持した状態で、滞在しているホテルから外出したとする。そして、ユーザBは、とある寺院を訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該寺院を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザBが、上記寺院とは異なる他の寺院を訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該寺院を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザBが、とあるカフェを訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該カフェを示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザBが、とある飲食店を訪れたとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該飲食店示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、スマホBの内部時計において、時刻が「24時0分0秒」になったとする。すると、スマホBの端末取得部123は、スマホBが、記録終了条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を終了する。そして、端末取得部123は、上記と同様に、行動記録情報を蓄積し、端末送信部124は、上記と同様に、当該行動記録情報をサーバに送信する。そして、当該行動記録情報は、上記と同様に、サーバの行動記録情報格納部1111に蓄積される。
次に、スマホBの内部時計において、時刻が「0時0分1秒」になったとする。すると、スマホBの端末取得部123は、スマホBが、記録開始条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を開始する。そして、端末取得部123は、上記飲食店を示す地点情報を、図9の地点情報から取得する。
次に、ユーザBが、宿泊先のホテルに戻ったとする。すると、端末取得部123は、直前に取得した現在位置情報を用いて、当該ホテルを示す地点情報を取得する。
次に、上記ホテルを示す地点情報を取得してから、当該地点情報以外の地点情報を取得することなく、6時間が経過したとする。これは、つまりは、スマホBが、6時間、当該ホテルの外に移動していないことを意味する。すると、スマホBの端末取得部123は、スマホBが、記録終了条件を満たすと判断する。そして、端末取得部123は、現在位置情報に対応する地点情報の取得を終了する。そして、端末取得部123は、上記と同様に、行動記録情報を蓄積し、端末送信部124は、上記と同様に、当該行動記録情報をサーバに送信する。そして、当該行動記録情報は、上記と同様に、サーバの行動記録情報格納部1111に蓄積される。
以上のようにして行動記録情報格納部1111に蓄積された行動記録情報は、例えば、図10である。図10において、行動記録情報には、レコードを一意に特定するためのID、ユーザ識別情報(項目名:ユーザ)、端末識別情報(項目名:端末)が対応付いている。また、図10において、行動記録情報は、1以上の地点情報を有する。当該地点情報は、地点の名称を示す情報または図9の地点情報を識別するIDである。また、当該地点情報には、当該地点情報が、行動開始地点情報、行動終了地点情報、滞在地点情報、通過地点情報のいずれであるかを示す情報が対応付いている。
(例2)
本例において、テーマ情報を取得する例について説明する。なお、本例において、行動記録情報格納部1111には、図10の行動記録情報が格納されているものとする。また、テーマ情報取得部114は、図11に示すテーマ管理情報を予め保持しているものとする。当該テーマ管理情報は、レコードを一意に特定するためのID、カテゴリー条件(項目名:条件)、テーマ情報(項目名:テーマ)を有する。
まず、例えば、行動記録情報蓄積部113により、行動記録情報格納部1111に、図10の「ID=015」の行動記録情報が蓄積されたとする。すると、テーマ情報取得部114は、当該行動記録情報に対応するテーマ情報を取得すると判断する。そして、テーマ情報取得部114は、当該行動記録情報が有する1以上の各地点情報が有する1以上のカテゴリー情報を取得する。
次に、テーマ情報取得部114は、取得した1以上のカテゴリー情報が、図11のカテゴリー条件のいずれを満たすかを判断する。ここで、当該1以上のカテゴリー情報が、図11の「ID=011」のカテゴリー条件「(「書店」≧80%)」を満たすとする。すると、テーマ情報取得部114は、当該1以上のカテゴリー条件が、図11の「ID=011」のカテゴリー条件を満たすと判断する。そして、テーマ情報取得部114は、図11の「ID=011」のテーマ情報「書店めぐり」を取得する。
次に、テーマ情報取得部114は、取得したテーマ情報「書店めぐり」を、図10の「ID=015」の行動記録情報に対応付けて、行動記録情報格納部1111に蓄積する。
以上のようにしてテーマ情報が対応付けられた行動記録情報は、例えば、図12である。
(例3)
本例において、2つの行動記録情報間の類似度を算出する例について説明する。なお、本例において、行動記録情報格納部1111には、図12の行動記録情報が格納されているものとする。
まず、例えば、テーマ情報取得部114により、行動記録情報格納部1111に、図12の「ID=025」のテーマ情報が蓄積されたとする。すると、類似度算出部115は、当該行動記録情報(以下、適宜、蓄積行動記録情報とする)に対応する類似度を算出すると判断する。そして、類似度算出部115は、当該蓄積行動記録情報に対応付いているユーザ識別情報とは異なるユーザ識別情報が対応付いている1以上の行動記録情報(以下、適宜、格納行動記録情報とする)を、行動記録情報格納部1111から取得する。
次に、類似度算出部115は、1つの蓄積行動記録情報、1以上の格納行動記録情報のそれぞれを、ベクトル化する。ここで、類似度算出部115は、行動記録情報が有する地点情報の数(以下、適宜、全地点情報数とする)、予め決められた1または2以上のカテゴリー情報に基づき分類した地点情報の数の、全地点情報数に対する割合をパラメータとするベクトルを算出するものとする。すると、類似度算出部115は、まず、蓄積行動記録情報に対して、当該蓄積行動記録情報が有する地点情報の数をカウントし、全地点情報数を取得する。また、類似度算出部115は、蓄積行動記録情報が有する1以上の地点情報を、予め決められたカテゴリー情報ごとに分類する。そして、類似度算出部115は、当該分類ごとに、分類に属する地点情報の数をカウントする。なお、当該分類および数のカウントは、例えば、当該予め決められたカテゴリー情報ごとに、当該カテゴリー情報と同一のカテゴリー情報を有する地点情報の数をカウントすることであってもよい。そして、類似度算出部115は、蓄積行動記録情報に対し、例えば、ベクトル「(10,0.5,0.3,0.1,0,0.1,0)」を算出する。当該ベクトルが有するパラメータは、順に、全地点情報数、全地点情報数に対するカテゴリー情報「飲食店」を有する地点情報の数の割合、全地点情報数に対するカテゴリー情報「衣料品店」を有する地点情報の数の割合、全地点情報数に対するカテゴリー情報「コンビニ」を有する地点情報の数の割合、全地点情報数に対するカテゴリー情報「スポーツ店」を有する地点情報の数の割合、全地点情報数に対するカテゴリー情報「観光地」を有する地点情報の数の割合、全地点情報数に対するカテゴリー情報「書店」を有する地点情報の数の割合を示す。
次に、類似度算出部115は、取得した1以上の各格納行動記録情報に対し、上記蓄積行動記録情報と同様に、ベクトルを算出する。
次に、類似度算出部115は、蓄積行動記録情報に対するベクトルと、1以上の各格納行動記録情報に対する1以上の各ベクトル間の類似度を算出する。そして、類似度算出部115は、算出した類似度に、蓄積行動記録情報を識別する情報と、算出に用いた格納行動記録情報を識別する情報とを対応付ける。
次に、類似度算出部115は、算出した1以上の類似度を、行動記録情報格納部1111に蓄積する。当該類似度は、例えば、図13である。図13において、類似度には、レコードを一意に特定するためのIDと、当該類似度により類似の度合が示される2つの行動記録情報を識別する2つの識別情報(項目名:識別情報1、識別情報2)が対応付いている。また、当該識別情報は、図12におけるIDである。
(例4)
本例において、提案行動情報として、1以上の滞在地点情報を取得し、出力する例について説明する。つまり、本例において、提案行動情報として、1以上の滞在地点情報を取得することが予め決められているものとする。また、行動記録情報格納部1111には、図12の行動記録情報が格納されているものとする。
まず、サーバの現在位置情報受付部1122が、とあるスマホから、現在位置情報、テーマ情報、ユーザ識別情報、端末識別情報を受信したとする。当該テーマ情報は、例えば、テーマ情報受付部1123が受信してもよい。すると、滞在地点情報取得部116は、当該現在位置情報などに対応する1以上の行動記録情報を、図12の行動記録情報から特定する。当該特定の方法や手順などは、通常、予め決められており、滞在地点情報取得部116は、当該予め決められた方法や手順などにより、1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、特定した行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する。
次に、取得手段1171は、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の滞在地点情報を、提案行動情報として取得する。そして、出力手段1172は、当該提案行動情報である1以上の滞在地点情報を、上記のスマホに送信する。
次に、上記のスマホの端末受信部125は、提案行動情報である1以上の滞在地点情報を受信する。そして、端末出力部126は、当該1以上の滞在地点情報を、端末格納部121に格納されている地図情報と共に出力する。当該出力の例は、例えば、図14である。図14において、滞在地点情報により示される地点に、当該滞在地点情報が有する属性値などを表示するためのアイコンが表示されている。
(例5)
本例において、提案行動情報として、1以上の広告情報を取得し、出力する例について説明する。つまり、本例において、提案行動情報として、1以上の広告情報を取得することが予め決められているものとする。また、行動記録情報格納部1111には、図12の行動記録情報が格納されているものとする。また、広告情報格納部1113には、図15に示す広告情報が格納されているものとする。当該広告情報(項目名:広告)には、レコードを一意に特定するためのID、地点情報(項目名:地点)が対応付いている。当該地点情報は、地点の名称を示す情報または図9の地点情報を識別するIDである。また、当該広告情報は、広告情報のファイル名である。
まず、サーバの現在位置情報受付部1122が、とあるスマホから、現在位置情報、テーマ情報、ユーザ識別情報、端末識別情報を受信したとする。当該テーマ情報は、例えば、テーマ情報受付部1123が受信してもよい。すると、滞在地点情報取得部116は、当該現在位置情報などに対応する1以上の行動記録情報を、図12の行動記録情報から特定する。当該特定の方法や手順などは、通常、予め決められており、滞在地点情報取得部116は、当該予め決められた方法や手順などにより、1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、特定した行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する。
次に、取得手段1171は、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の各滞在地点情報に対応する広告情報を、提案行動情報として、図15の広告情報から取得する。このとき、取得手段1171は、例えば、滞在地点情報に対応付いているIDと同一のIDが対応付いている広告情報を、当該地点情報に対応する広告情報として取得する。そして、出力手段1172は、当該提案行動情報である1以上の広告情報を、当該1以上の各広告情報に対応する滞在地点情報と共に、上記のスマホに送信する。
次に、上記のスマホの端末受信部125は、提案行動情報である1以上の広告情報を受信する。そして、端末出力部126は、当該1以上の広告情報を、端末格納部121に格納されている地図情報と共に出力する。当該出力の例は、例えば、図16である。図16において、広告情報に対応する滞在地点情報により示される地点に、当該広告情報を表示するためのアイコンが表示されている。
(例6)
本例において、提案行動情報として、1以上の経路情報を取得し、出力する例について説明する。つまり、本例において、提案行動情報として、1以上の経路情報を取得することが予め決められているものとする。また、取得手段1171は、現在位置情報が示す現在位置を出発地および目的地とし、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の各滞在地点情報が示す1以上の地点を経由地とする経路を探索するものとする。
まず、サーバの現在位置情報受付部1122が、とあるスマホから、現在位置情報、テーマ情報、ユーザ識別情報、端末識別情報を受信したとする。当該テーマ情報は、例えば、テーマ情報受付部1123が受信してもよい。すると、滞在地点情報取得部116は、当該現在位置情報などに対応する1以上の行動記録情報を、図12の行動記録情報から特定する。当該特定の方法や手順などは、通常、予め決められており、滞在地点情報取得部116は、当該予め決められた方法や手順などにより、1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部116は、特定した行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する。
次に、取得手段1171は、現在位置情報受付部1122が受信した現在位置情報と、滞在地点情報取得部116が取得した1以上の滞在地点情報を、地図情報格納部1112に格納されている地図情報に適用する。そして、取得手段1171は、現在位置を出発地および目的地とし、1以上の滞在地点を経由地とする経路を探索する。そして、取得手段1171は、当該経路を示す経路情報を、提案行動情報として取得する。そして、出力手段1172は、当該提案行動情報である経路情報を、上記のスマホに送信する。
次に、上記のスマホの端末受信部125は、提案行動情報である経路情報を受信する。そして、端末出力部126は、当該経路情報を、端末格納部121に格納されている地図情報と共に出力する。当該出力の例は、例えば、図17である。図17において、地図上に経路が表示されている。
以上、本実施の形態による情報出力システム1によれば、過去の行動に基づき、ユーザに対して行動を提案することができる。具体的に、本実施の形態による情報出力システム1によれば、例えば、地点情報を出力することにより、ユーザに対して行動を提案することができる。また、本実施の形態による情報出力システム1によれば、例えば、広告情報を出力することにより、ユーザに対して行動を提案することができる。また、本実施の形態による情報出力システム1によれば、例えば、経路情報を出力することにより、ユーザに対して行動を提案することができる。
また、本実施の形態による情報出力システム1によれば、例えば、他のユーザの行動に基づき、ユーザに対して行動を提案することができる。
また、本実施の形態による情報出力システム1によれば、例えば、同一のユーザが所有する異なる端末装置12の間で、過去の行動の記録を共有することができる。これにより、例えば、過去の行動時に所有していた端末装置12とは異なる端末装置12においても、当該過去の行動に基づいた行動を提案することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態において、一連の行動を記録し、当該行動に基づいて、行動を提案する情報出力装置21について説明する。
なお、実施の形態1における情報出力装置11は、いわゆるサーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であるのに対し、本実施の形態における情報出力装置21は、いわゆるスタンドアロンの装置である。つまり、本実施の形態における情報出力装置21は、例えば、例えば、カーナビゲーション装置、スマートフォン、タブレット型のPC、携帯電話などである。
また、図18は、本実施の形態における情報出力装置21のブロック図である。情報出力装置21は、格納部211、受付部212、行動記録情報蓄積部213、テーマ情報取得部214、滞在地点情報取得部216、行動提案部217を備える。また、格納部211は、行動記録情報格納部2111、地図情報格納部2112、広告情報格納部2113を備える。また、受付部212は、現在位置情報受付部2122、テーマ情報受付部2123を備える。また、行動提案部217は、取得手段2171、出力手段2172を備える。
格納部211には、情報が格納される。当該情報は、通常、格納部211が備える各部に格納される。
行動記録情報格納部2111には、1以上の行動記録情報が格納される。当該行動記録情報には、例えば、テーマ情報が対応付いていてもよい。なお、当該テーマ情報は、通常、後述のテーマ情報取得部214が取得したテーマ情報である。また、当該テーマ情報は、例えば、後述のテーマ情報受付部2123が受け付けたテーマ情報であってもよい。
地図情報格納部2112には、地図情報が格納される。
広告情報格納部2113には、1以上の広告情報が格納される。
受付部212は、情報や指示を受け付ける。また、受付部112は、通常、受付部112が備える各部により、情報を受け付ける。また、当該情報は、例えば、受付部112が受け付けてもよい。なお、本実施の形態において、受付部112による情報の受け付けは、例えば、取得であってもよい。
現在位置情報受付部2122は、現在位置情報を取得する。当該現在位置情報は、情報出力装置21の現在位置を示す位置情報である。また、現在位置情報受付部2122は、例えば、自動的に現在位置情報を取得する。また、現在位置情報受付部2122は、現在位置情報を、例えば、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に取得する。なお、現在位置情報を取得するタイミングは、問わない。
テーマ情報受付部2123は、テーマ情報を受け付ける。
行動記録情報蓄積部213は、1以上の行動記録情報を取得し、当該行動記録情報を行動記録情報格納部2111に蓄積する。なお、行動記録情報蓄積部213が行う処理や動作などは、取得した行動記録情報を行動記録情報格納部2111に蓄積すること以外は、端末取得部123が行う行動記録情報の取得および蓄積と同様であるので、説明を省略する。
テーマ情報取得部214は、1以上の各行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。そして、テーマ情報取得部214は、当該取得したテーマ情報を、当該テーマ情報を取得する対象とした行動記録情報に対応付ける。また、テーマ情報取得部214がテーマ情報を取得するタイミングは、問わない。テーマ情報取得部214は、例えば、行動記録情報格納部2111に行動記録情報が蓄積されるたびに、当該蓄積された行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。また、テーマ情報取得部214は、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に、行動記録情報格納部2111に格納されている1以上の行動記録情報の中から、テーマ情報が対応付いていない一の行動記録情報を特定し、当該行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。
なお、テーマ情報取得部214が行う処理や動作などは、テーマ情報取得部114が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
滞在地点情報取得部216は、1以上の滞在地点情報を、行動記録情報格納部2111から取得する。例えば、滞在地点情報取得部216は、行動記録情報格納部2111から、1以上の行動記録情報を特定する。当該特定は、取得であってもよい。そして、滞在地点情報取得部216は、当該1以上の行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する。なお、滞在地点情報取得部216が、1以上の行動記録情報を特定する方法や手順などは、例えば、以下のとおりである。
(1)滞在地点情報取得部216は、例えば、現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該現在位置情報は、現在位置情報受付部2122が取得した現在位置情報である。この場合、滞在地点情報取得部216は、例えば、受信した現在位置情報を用いて、当該現在位置情報が示す位置との距離が現在距離条件を満たすほど近い地点を示す行動開始地点情報または行動終了地点情報を有する1以上の行動記録情報を特定する。また、当該行動開始地点情報または行動終了地点情報は、例えば、滞在地点情報または通過地点情報であってもよい。
(2)滞在地点情報取得部216は、例えば、現在位置情報およびテーマ情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。当該テーマ情報は、テーマ情報受付部2123が受け付けたテーマ情報である。この場合、滞在地点情報取得部216は、例えば、まず、受信した現在位置情報を用いて、上記(1)のように、当該現在位置情報に対応する1以上の行動記録情報を特定する。そして、滞在地点情報取得部216は、例えば、受信したテーマ情報を用いて、当該特定した1以上の行動記録情報の中から、当該テーマ情報と同一のテーマ情報が対応付いている1以上の行動記録情報を特定する。
行動提案部217は、情報の取得や出力などを行う。例えば、情報を取得する場合、行動提案部217は、行動提案部217が備える取得手段2171により、情報を取得する。また、例えば、情報を出力する場合、行動提案部217は、行動提案部217が備える出力手段1172により、情報を出力する。また、当該情報の取得および出力は、例えば、行動提案部117が行ってもよい。
取得手段2171は、提案行動情報を取得する。なお、取得手段2171が行う処理や動作などは、取得手段1171が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
出力手段2172は、取得手段2171が取得した提案行動情報を出力する。例えば、取得手段2171が、提案行動情報として1以上の滞在地点情報を取得した場合、出力手段2172は、当該提案行動情報を出力する。また、例えば、取得手段2171が、提案行動情報として1以上の広告情報を取得した場合、出力手段2172は、当該提案行動情報を出力する。また、例えば、取得手段2171が、提案行動情報として1以上の経路情報を取得した場合、出力手段2172は、当該提案行動情報を出力する。
また、出力手段2172は、通常、提案行動情報を、地図情報と共に出力する。当該地図情報は、地図情報格納部2112に格納されている地図情報である。例えば、提案行動情報が、1以上の滞在地点情報である場合、出力手段2172は、地図上に、当該滞在地点情報により示される地点が記されるように、当該滞在地点情報と地図情報とを出力する。また、提案行動情報が、1以上の広告情報である場合、出力手段2172は、地図上に、当該広告情報に対応する地点が記されるように、当該広告情報と地図情報とを出力する。また、提案行動情報が、1以上の経路情報である場合、出力手段2172は、地図上に、当該経路情報により示される経路が記されるように、当該経路情報と地図情報とを出力する。
なお、格納部211、行動記録情報格納部2111、地図情報格納部2112、広告情報格納部2113は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、格納部211などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して格納部211などに記憶されてもよい。
また、受付部212、テーマ情報受付部2123における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部212は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
また、現在位置情報受付部1122は、通常、衛星航法システム(GPS受信機など)や、移動体通信用の基地局から位置情報を受信する装置などから、現在位置情報を取得する。この場合、現在位置情報受付部1122は、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、現在位置情報受付部1122の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
また、行動記録情報蓄積部213、テーマ情報取得部214、滞在地点情報取得部216、行動提案部217、取得手段2171は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、行動記録情報蓄積部113などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、行動記録情報蓄積部113などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
また、出力手段2172は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。端末出力部126は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
次に、情報出力装置21の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。図19は、情報出力装置21の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS1901)情報出力装置21は、受付部212が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1902に進み、そうでない場合は、ステップS1901に戻る。
(ステップS1902)情報出力装置21は、電源ONの処理を行う。
(ステップS1903)現在位置情報受付部2122は、現在位置情報の取得を開始する。以降、現在位置情報受付部2122は、情報出力装置21の電源がOFFになるまで、定期的に現在位置情報を取得する。
(ステップS1904)行動記録情報蓄積部213は、情報出力装置が記録開始条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS1905に進み、そうでない場合は、ステップS1913に進む。
(ステップS1905)行動記録情報蓄積部213は、現在位置情報受付部2122が現在位置情報を取得したか否かを判断する。取得した場合は、ステップS1906に進み、そうでない場合は、ステップS1905に戻る。
(ステップS1906)行動記録情報蓄積部213は、現在位置情報受付部2122が取得した現在位置情報に対応する地点情報を、地図情報格納部2112に格納されている地図情報から特定する。
(ステップS1907)行動記録情報蓄積部213は、ステップS1906で特定した地点情報である特定地点情報と、直前に取得した地点情報である取得地点情報とが異なるか否かを判断する。異なる場合は、ステップS1908に進み、そうでない場合は、ステップS1909に進む。なお、直前に取得した地点情報がない場合(地点情報の最初の取得である場合)は、無条件にステップS1908に進む。
(ステップS1908)行動記録情報蓄積部213は、ステップS1906で特定した地点情報を取得する。
(ステップS1909)行動記録情報蓄積部213は、情報出力装置21が記録終了条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS1910に進み、そうでない場合は、ステップS1905に戻る。
(ステップS1910)行動記録情報蓄積部213は、ステップS1908で取得した1以上の地点情報を、行動記録情報として行動記録情報格納部2111に蓄積する。
(ステップS1911)テーマ情報取得部214は、ステップS1910で蓄積した行動記録情報に対応するテーマ情報を取得する。この処理の詳細は、図5のフローチャートと同様であるので、説明を省略する。
(ステップS1912)テーマ情報取得部214は、ステップS1911で取得したテーマ情報を、ステップS1910で蓄積した行動記録情報に対応付けて、行動記録情報格納部2111に蓄積する。
(ステップS1913)滞在地点情報取得部216は、テーマ情報受付部2123がテーマ情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1914に進み、そうでない場合は、ステップS1917に進む。
(ステップS1914)滞在地点情報取得部216は、現在位置情報受付部2122が直前に取得した現在位置情報およびステップS1913で受け付けたテーマ情報に対応する1以上の行動記録情報を、行動記録情報格納部2111から特定する。そして、滞在地点情報取得部216は、当該特定した1以上の行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する。
(ステップS1915)取得手段2171は、ステップS1914で取得した1以上の滞在地点情報を用いて、行動記録情報を取得する。なお、この処理の詳細は、図4のフローチャートのステップS409、ステップS410、ステップS412、ステップS414の処理と同様であるので、説明を省略する。
(ステップS1916)出力手段2172は、ステップS1915で取得した提案行動情報を、地図情報と共に出力する。
(ステップS1917)情報出力装置21は、受付部212が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1918に進み、そうでない場合は、ステップS1904に戻る。
(ステップS1918)情報出力装置21は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS1901に戻る。
なお、図19のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
なお、上記で説明した情報出力装置21の全体動作は、あくまで一例である。つまり、情報出力装置21の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
また、情報出力装置21の動作の具体例については、情報出力装置11および端末装置12の動作の具体例と同様である(実施の形態1で説明済みである)ので、説明を省略する。つまり、情報出力装置21の動作の具体例は、実施の形態1の具体例を、上記情報出力装置21の処理や動作に応じて、適宜、読み替えたものである。
以上、本実施の形態による情報出力装置21によれば、過去の行動に基づき、ユーザに対して行動を提案することができる。具体的に、本実施の形態による情報出力装置21によれば、例えば、地点情報を出力することにより、ユーザに対して行動を提案することができる。また、本実施の形態による情報出力装置21によれば、例えば、広告情報を出力することにより、ユーザに対して行動を提案することができる。また、本実施の形態による情報出力装置21によれば、例えば、経路情報を出力することにより、ユーザに対して行動を提案することができる。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における情報出力装置は、上記のとおり、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよいし、スタンドアロンの装置であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における情報出力装置11、情報出力装置21を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、連続した時間における行動の記録に関する情報であり、滞在した地点に関する情報である1以上の滞在地点情報を少なくとも有する情報である1以上の行動記録情報が格納される行動記録情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、現在位置を示す情報である現在位置情報を受け付ける現在位置情報受付部、前記現在位置情報を用いて、前記行動記録情報格納部から1以上の行動記録情報を特定し、当該1以上の行動記録情報が有する1以上の滞在地点情報を取得する滞在地点情報取得部、前記滞在地点情報取得部が取得した1以上の滞在地点情報を用いて、提案する行動に関する情報である提案行動情報を出力する行動提案部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における端末装置12を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、行動記録情報および現在位置情報を取得する端末取得部と、前記行動記録情報および前記現在位置情報を、情報出力装置に送信する端末送信部と、前記現在位置情報の送信に応じて、情報出力装置から提案行動情報を受信する端末受信部と、前記提案行動情報を出力する端末出力部とを備える端末装置である。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図20は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の情報出力装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図20において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図21は、コンピュータシステム9のブロック図である。図21において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク9015と、CD−ROMドライブ9011、MPU9012等を相互に接続するバス9016とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の情報出力装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9015に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9015に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9014にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の情報出力装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。