JP2016076622A - 回路基板および電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを増大させることなく熱伝導部材を回路基板の貫通穴に組み付け得る回路基板および電子装置を提供する。【解決手段】回路基板20では、発熱部品40に対する放熱用の熱伝導部材30の外周面に雄ねじ部32が形成されており、この熱伝導部材30は、貫通穴22にねじ込まれることで組み付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、発熱部品の放熱を促す熱伝導部材が設けられる回路基板および電子装置に関するものである。
モーター、オルタネータ、アクチュエータ等を制御するための回路基板として、樹脂プリント基板にはんだ等を用いて電子部品を実装した回路基板が一般的に用いられている。近年、製品全体の小型軽量化、高性能化などの要請から、モーター等のメカ構造に対して上記回路基板等の電子制御回路構造を直接搭載した機電一体製品が増加している。このように従来別体であったモーター等のメカ構造と電子制御回路構造とを一体化することで、電子制御回路構造における熱環境が悪化する場合がある。
熱環境の悪化を改善するため、発熱部品の放熱性能向上が必要である。発熱部品の放熱性を高めた回路基板に関する技術として、下記特許文献1に開示されるプリント基板の熱伝導構造が知られている。このプリント基板の熱伝導構造では、両面に導体層が接着された絶縁基板材に貫通穴を形成し、この貫通穴に対して熱伝導部材を挿入した状態で拡径変形して圧接する。そして、基板面を研磨加工してメッキおよびエッチング等によって所要の回路パターンを形成した後に、発熱部品を実装する。これにより、発熱部品の放熱が熱伝導部材を介すことで促進される。
特開2010−263003号公報
ところで、上述のような構成では、熱伝導部材の拡径変形や基板面の研磨加工等、通常の基板製造工程では不要な工程が必要となる。そうすると、製造コストが増大してしまうという問題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、製造コストを増大させることなく熱伝導部材を回路基板の貫通穴に組み付け得る回路基板および電子装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、発熱部品(40)に対して放熱用の熱伝導部材(30,30a〜30e)が貫通穴(22,22a)に組み付けられる回路基板(20)であって、前記熱伝導部材は、外周面に雄ねじ部(32,32a)が形成されており、前記貫通穴にねじ込まれることで組み付けられることを特徴とする。
請求項7に記載の電子装置(10)は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回路基板を備えたことを特徴とする。
なお、特許請求の範囲および上記手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、発熱部品に対する放熱用の熱伝導部材の外周面に雄ねじ部が形成されており、この熱伝導部材は、貫通穴にねじ込まれることで組み付けられている。これにより、熱伝導部材の拡径変形や基板面の研磨加工等を要することなく、すなわち、製造コストを増大させることなく、熱伝導部材を回路基板の貫通穴に容易に組み付けることができる。
請求項7の発明では、上述のような回路基板を備えるように電子装置が構成されるため、製造コストを増大させることなく熱伝導部材を回路基板の貫通穴に組み付けることができるという作用効果を奏する電子装置を実現することができる。
第1実施形態に係る回路基板および電子装置の概略構成を示す断面図である。 第1実施形態における熱伝導部材の組み付け工程を説明するための断面図である。 第1実施形態の変形例に係る回路基板の概略構成を示す断面図である。 第2実施形態に係る回路基板および電子装置の概略構成を示す断面図である。 第2実施形態における熱伝導部材の組み付け工程を説明するための断面図である。 第3実施形態に係る回路基板および電子装置の概略構成を示す断面図である。 第3実施形態の変形例に係る回路基板の概略構成を示す断面図である。 第4実施形態に係る回路基板および電子装置の概略構成を示す断面図である。 第5実施形態に係る回路基板および電子装置の概略構成を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る回路基板および電子装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す電子装置10は、例えば、車両に搭載されたエンジン等の車載機器を制御する電子制御装置(Electronic Control Unit)など、その制御に応じて発熱する発熱部品が回路基板に実装される装置として構成されている。この電子装置10は、外郭を構成する金属製(例えば、アルミニウム製)の筐体11と、この筐体11内に収容される回路基板20等を備えている。なお、図1では、便宜上、筐体11および回路基板20の一部を断面にて図示している。
回路基板20は、エポキシ樹脂等からなる絶縁層と導電層とが交互に積層される多層の回路配線基板の実装面21aに、例えば、パワーMOSFETなど所定の制御の際に発熱する電子部品(以下、発熱部品40ともいう)やコネクタ等がリフロー処理等を経て実装されることで構成されている。回路基板20は、筐体11の底面12に設けられる台座13等を用いて所定の位置にて支持された状態で筐体11内に収容されている。
回路基板20の回路配線基板には、発熱部品40の放熱を促すための熱伝導部材30が組み付けられている。熱伝導部材30は、銅等の熱伝導性の高い材料を用いて構成される略円柱状のインレイであって、外周面に雄ねじ部32が形成されている。熱伝導部材30は、発熱部品40の端子41の直下となる位置であって、回路基板20の実装面21aに対する反対側の面(以下、単に裏面21bともいう)から実装面21aにかけて形成される貫通穴22にねじ込まれることで、埋め込まれるように組み付けられる。
本実施形態では、雄ねじ部32は、発熱部品側31aから反発熱部品側31bにかけて有効径がほぼ一定となるように形成されている。そして、熱伝導部材30は、発熱部品側31aと実装面21aのランド23の表面とがほぼ面一であって反発熱部品側31bと裏面21bとがほぼ面一となるようにねじ込まれている(図1参照)。なお、熱伝導部材30の反発熱部品側31bには、例えば、十字溝などのねじ込み用の係合溝(図示略)が形成されている。
上述のように構成される熱伝導部材30は、回路基板20に埋め込まれた状態で発熱部品側31aにてはんだ24を介して発熱部品40の端子41に熱的に接続されている。これにより、熱伝導部材30は、発熱部品40からの熱を裏面21b側へ促すように機能する。なお、端子41は、放熱性を高めるためにその表面積が大きくなるように形成されている。
次に、熱伝導部材30の組み付け工程について、図2を用いて詳述する。なお、図2は、熱伝導部材30の組み付け工程を説明するための断面図であり、図2(A)は貫通穴22が形成された状態を示し、図2(B)は貫通穴22に熱伝導部材30がねじ込まれる状態を示す。
まず、回路基板20を形成するための基材20aと上述のように形成される熱伝導部材30とを用意する。そして、図2(A)に示すように、めっき処理等により実装面21aの所定の位置にランド23等が形成された基材20aに対して、ドリル穴加工を用いて、上述した位置に断面円形状の貫通穴22を形成する。本実施形態では、貫通穴22は、実装面21aから裏面21bにかけてほぼ一定の内径であって、その内径が雄ねじ部32の有効径よりもわずかに小さくなるように形成される。
そして、図2(B)に示すように、予め用意した熱伝導部材30を、基材20aの貫通穴22に裏面21b側からねじ込む。具体的には、熱伝導部材30を、反発熱部品側31bに形成されるねじ込み用の係合溝を用いて回転させながら、発熱部品側31aがランド23の表面とほぼ面一となる位置までねじ込む。その際、貫通穴22は、その内径が雄ねじ部32の有効径よりも小さくなるように形成されているため、熱伝導部材30は、貫通穴22の内周面を削るようにしてねじ込まれることとなる。
上述のように熱伝導部材30が基材20aに埋め込まれた回路配線基板を用い、はんだペーストを所定の位置に印刷した後、発熱部品40等を搭載してリフロー処理を行う。これにより、熱伝導部材30が発熱部品側31aにてはんだ24を介して発熱部品40の端子41に熱的に接続するようにして、回路基板20が完成する(図1参照)。
以上説明したように、本実施形態に係る回路基板20では、発熱部品40に対する放熱用の熱伝導部材30の外周面に雄ねじ部32が形成されており、この熱伝導部材30は、貫通穴22にねじ込まれることで組み付けられている。これにより、熱伝導部材30の拡径変形や基板面の研磨加工等を要することなく、すなわち、製造コストを増大させることなく、熱伝導部材30を回路基板20の貫通穴22に容易に組み付けることができる。
そして、本実施形態に係る電子装置10では、上述のような回路基板20を備えるように構成されるため、製造コストを増大させることなく熱伝導部材30を回路基板20の貫通穴22に組み付けることができるという作用効果を奏する電子装置を実現することができる。
また、熱伝導部材30は、発熱部品40の直下に位置するように貫通穴22にねじ込まれているため、発熱部品40の熱が熱伝導部材30に伝わりやすくなり、熱伝導部材30による放熱効果を高めることができる。なお、熱伝導部材30は、少なくとも一部が発熱部品40の直下に位置する場合でも発熱部品40の熱が熱伝導部材30に伝わるので、熱伝導部材30による放熱効果を奏することができる。
特に、熱伝導部材30の雄ねじ部32は、発熱部品側31aから反発熱部品側31bにかけて有効径が一定となるように形成されるため、雄ねじ部32を熱伝導部材30の外周面に容易に形成することができる。
図3は、第1実施形態の変形例に係る回路基板の概略構成を示す断面図である。
熱伝導部材30は、発熱部品側31aと実装面21aのランド23の表面とがほぼ面一となるように貫通穴22にねじ込まれることに限らず、例えば、発熱部品側31aと実装面21aとがほぼ面一となるように貫通穴22にねじ込まれてもよい。この場合には、図3に例示するように、熱伝導部材30とはんだ24との間にランド23を構成するめっき膜が介在するため、熱伝導部材30のねじ込み位置が実装面21aから多少ずれたとしても熱伝導部材30とはんだ24とが確実に熱的に接続される。これにより、熱伝導部材30のねじ込み位置に関して必要な組付精度を低下させることができる。後述する他の実施形態においても同様の効果を奏する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る回路基板および電子装置について、図4および図5を用いて説明する。なお、図4は、第2実施形態に係る回路基板20および電子装置10の概略構成を示す断面図である。図5は、第2実施形態における熱伝導部材30aの組み付け工程を説明するための断面図であり、図5(A)は貫通穴22aが形成された状態を示し、図5(B)は貫通穴22aに熱伝導部材30aがねじ込まれる状態を示す。
本第2実施形態では、上述した熱伝導部材30に代えて熱伝導部材30aを採用する点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る熱伝導部材30aは、図4に示すように、その雄ねじ部32aが、発熱部品側31aから反発熱部品側31bにかけて有効径が徐々に拡大するように形成されている。具体的には、雄ねじ部32aは、例えば、有効径の広がり角度θがほぼ45°となるように円錐台状に形成されている。
発熱部品側31aから反発熱部品側31bにかけて有効径が徐々に拡大することで、発熱部品側31aから伝わる熱が拡散されやすくなるため、熱伝導部材30aによる放熱効果を高めることができる。一般に、広がり角度θを広げるほど熱が拡散しやすくなる一方で、広がり角度θが45°を超えても拡散効果は変わらない。そこで、本実施形態では、雄ねじ部32aの有効径の広がり角度θを45°に設定することで、熱伝導部材30aによる放熱効果の最大化を図り、かつ、熱伝導部材30aが占める領域を小さくして回路基板20の小型軽量化を図ることができる。
上述のように形成される熱伝導部材30aは、図5(A)に示すように、貫通穴22aを基材20aに形成した後、図5(B)に示すように、熱伝導部材30aを基材20aの貫通穴22aに対して裏面21b側からねじ込むことで、基材20aに埋め込まれる。なお、貫通穴22aは、その内径が実装面21aから裏面21bにかけて徐々に拡大し、かつ、雄ねじ部32aの有効径よりもわずかに小さくなるように形成されている。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る回路基板および電子装置について、図6を用いて説明する。なお、図6は、第3実施形態に係る回路基板20および電子装置10の概略構成を示す断面図である。
本第3実施形態では、上述した熱伝導部材30aに代えて熱伝導部材30bを採用する点が主に上記第2実施形態と異なる。このため、第2実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る熱伝導部材30bは、図6に示すように、反発熱部品側31bが裏面21bから突出部33として突出するように形成されている。これにより、熱伝導部材30bの体積が突出部33の分だけ上記熱伝導部材30aよりも増加するので、熱伝導部材30bによる放熱効果を上記熱伝導部材30aよりも高めることができる。なお、本実施形態では、突出部33は、反発熱部品側31bにかけて外径が一定となるように形成されている。
図7は、第3実施形態の変形例に係る回路基板の概略構成を示す断面図である。
熱伝導部材は、裏面21bから突出する突出部が拡径するように形成されてもよい。具体的には、例えば、図7に例示する熱伝導部材30cの突出部33aのように、広がり角度θが45°にて拡径するように形成されることで、突出部33aを利用した熱伝導部材30cによる放熱効果の最大化を図り、かつ、熱伝導部材30cが占める領域を小さくして回路基板20の小型化を図ることができる。なお、突出部33aの外周面には、雄ねじ部が形成されなくてもよい。
なお、上記第1実施形態にて述べた熱伝導部材30においても上述のように突出部33,33aを設けることでその放熱効果を高めることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る回路基板および電子装置について、図8を用いて説明する。なお、図8は、第4実施形態に係る回路基板20および電子装置10の概略構成を示す断面図である。
本第4実施形態では、熱伝導部材を利用して回路基板を筐体に支持する点が主に上記第3実施形態と異なる。このため、第3実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る熱伝導部材30dは、図8に示すように、突出部33の反発熱部品側(筐体側)31bの端面(以下、突出端面34ともいう)に雌ねじ部35が形成されている。また、本実施形態に係る筐体11aは、回路基板20の収容時に熱伝導部材30dの雌ねじ部35が対向する底面12に、貫通穴14が形成されている。
そして、突出端面34と貫通穴14の周囲の底面12との間に熱伝導性を有する柔軟な部材として放熱ゲル16が塗布された後、貫通穴14を挿通するねじ15が雌ねじ部35に締結されることで、熱伝導部材30dが筐体11aに固定される。
これにより、熱伝導部材30dに伝わった熱が突出端面34を介して筐体11aに放熱されやすくなるので、熱伝導部材30dによる放熱効果を高めることができる。特に、熱伝導部材30dを利用して締結することによって、締結に起因する非実装領域が形成されないので、単なる基板面へのねじ止めにより非実装領域が形成されてしまう場合と比較して、実装密度が高くなり回路基板20の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、突出端面34と貫通穴14の周囲の底面12との間には、放熱ゲル16が塗布されている。これにより、ねじ15が雌ねじ部35に締結される際の締結力に応じて突出端面34と底面12とが放熱ゲル16を介して密着するので、筐体11aへの放熱をさらに促進することができる。なお、放熱ゲル16に代えて、放熱接着剤など他の熱伝導性を有する柔軟な部材を、突出端面34と貫通穴14の周囲の底面12との間に配置しても上記効果を奏する。
なお、熱伝導部材30dの突出部は、放熱効果を高めるために反発熱部品側31bほど拡径するように形成されてもよいし、上述した突出部33aのように、放熱効果の最大化を図るために広がり角度θが45°にて拡径するように形成されてもよい。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る回路基板および電子装置について、図9を用いて説明する。なお、図9は、第5実施形態に係る回路基板20および電子装置10の概略構成を示す断面図である。
本第5実施形態では、熱伝導部材を利用して回路基板を筐体に支持する構成に関して防水性を向上させた点が主に上記第4実施形態と異なる。このため、第4実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る熱伝導部材30eは、図9に示すように、上記熱伝導部材30dに対して、突出部33の突出端面34に環状の突起部(以下、環状突起部36ともいう)を新たに備えるように形成されている。環状突起部36は、雌ねじ部35を囲うように円環状に形成されている。また、筐体11aの底面12には、環状突起部36が挿入する円環状の溝部(以下、環状溝部17ともいう)が貫通穴14を囲うように形成されている。なお、熱伝導部材30eによるシール性を高めるためには、環状溝部17は、貫通穴14の近くに配置することが望ましい。
そして、環状溝部17内に所定量の熱伝導性を有するシール材18を塗布した後、環状溝部17内に環状突起部36を挿入させるように熱伝導部材30eを筐体11aに組み付けて、貫通穴14を挿通するねじ15を雌ねじ部35に締結する。これにより、環状溝部17内にて環状突起部36との間にシール材18が充填された状態で、熱伝導部材30eが筐体11aに固定される(図9参照)。
このように、環状溝部17内にて環状突起部36との間にシール材18が充填された状態でねじ15が雌ねじ部35に締結されるため、この締結力によってシール材18を環状突起部36と環状溝部17との間に確実に介在させることができる。これにより、環状溝部17から外周側でのシール性を確保しつつ、シール材18を介した筐体11aへの放熱をさらに促進することができる。
なお、環状突起部36および環状溝部17は、円環状に形成されることに限らず、例えば、雌ねじ部35や貫通穴14を囲うように四角環状に形成されてもよい。
また、熱伝導部材30eの突出部は、放熱効果を高めるために反発熱部品側31bほど拡径するように形成されてもよいし、上述した突出部33aのように、放熱効果の最大化を図るために広がり角度θが45°にて拡径するように形成されてもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)熱伝導部材30,30a〜30eは、銅インレイとして構成されることに限らず、例えば、アルミニウム製の部材やセラミック系の部材など、他の熱伝導性の高い材料からなる部材により構成されてもよい。
(2)上述のように構成される回路基板20は、シール性が求められる筐体に収容されることに限らず、シール性の要求が低い筐体またはシール性が不要な筐体に収容されてもよい。
(3)筐体11は、アルミニウムなどの金属、すなわち、熱伝導性の高い材料からなる部材により形成されることに限らず、上記第1実施形態のように単に回路基板20を台座13等を用いて支持する構成であれば、樹脂材料のように比較的熱伝導性の低い材料からなる部材により形成されてもよい。
10…電子装置
11,11a…筐体
20…回路基板
22,22a…貫通穴
30,30a〜30e…熱伝導部材
32,32a…雄ねじ部
33,33a…突出部
35…雌ねじ部
40…発熱部品

Claims (11)

  1. 発熱部品(40)に対して放熱用の熱伝導部材(30,30a〜30e)が貫通穴(22,22a)に組み付けられる回路基板(20)であって、
    前記熱伝導部材は、外周面に雄ねじ部(32,32a)が形成されており、前記貫通穴にねじ込まれることで組み付けられることを特徴とする回路基板。
  2. 前記熱伝導部材は、少なくとも一部が前記発熱部品の直下に位置するように前記貫通穴にねじ込まれることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記雄ねじ部(32)は、発熱部品側(31a)から反発熱部品側(31b)にかけて有効径が一定となるように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板。
  4. 前記雄ねじ部(32a)は、発熱部品側(31a)から反発熱部品側(31b)にかけて有効径が徐々に拡大するように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板。
  5. 前記熱伝導部材は、前記発熱部品が実装される実装面(21a)に対する反対側の面(21b)から突出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路基板。
  6. 前記熱伝導部材は、前記反対側の面から突出する突出部(33a)が拡径していることを特徴とする請求項5に記載の回路基板。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の回路基板を備えたことを特徴とする電子装置(10)。
  8. 前記回路基板が収容される筐体(11,11a)を備え、
    前記熱伝導部材は、前記筐体に固定されることを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記熱伝導部材の筐体側の端面(34)には、雌ねじ部(35)が形成され、
    前記熱伝導部材は、前記雌ねじ部を利用して締結されることで前記筐体に固定されることを特徴とする請求項8に記載の電子装置。
  10. 前記熱伝導部材と前記筐体との間には、熱伝導性を有する柔軟な部材(16)が配置されることを特徴とする請求項8または9に記載の電子装置。
  11. 前記熱伝導部材の筐体側の端面には、環状の突起部(36)が形成され、
    前記筐体には、前記突起部が挿入する環状の溝部(17)が形成され、
    前記溝部内には、熱伝導性を有するシール材(18)が充填されることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の電子装置。
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