JP2016072755A - 高周波整流器 - Google Patents

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Abstract

【課題】寄生のインダクタンス成分が生じても、被整流波を高効率に直流に変換することができるとともに、不要な並列共振を抑圧することができる高周波整流器を得ることを目的とする。
【解決手段】高調波短絡手段13により形成される短絡点14とダイオード24との間の電気長が被整流波の基本波の周波数fで90度になっており、出力フィルタ30の入力インピーダンスが、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)において開放になっているように構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、交流または高周波を高効率に直流に変換する高周波整流器に関するものである。
交流または高周波を直流に変換する高周波整流器として、シングルシャント型整流器がある(例えば、特許文献1を参照)。
シングルシャント型整流器は、例えば、アノードが接地(または、基準電位に接続)されているショットキーダイオードと、そのショットキーダイオードのカソードと信号源(または、受信アンテナ)との間に接続されている入力フィルタと、そのショットキーダイオードのカソードと負荷抵抗との間に接続されている出力フィルタとから構成されている。 この構成では、信号源から出力された高周波(RF)が入力フィルタを介してショットキーダイオードに入力されると、そのショットキーダイオードの非線形性によって高調波が生成される。
ショットキーダイオードの非線形性によって生成された高調波のうち、偶数次の電流が出力フィルタを構成しているキャパシタにより平滑化され、直流(DC)に変換される。
シングルシャント型整流器において、RFを高効率にDCに変換するには、整流器に入力されるRF(所望の被整流周波数)の電力が反射されることなくショットキーダイオードに伝達され、ショットキーダイオードにより生じる高調波が再放射しないように閉じ込められ、ショットキーダイオードのカソードから見た入力フィルタと出力フィルタのインピーダンスが一定の条件を満足する必要がある。
このシングルシャント型整流器では、出力フィルタを構成しているキャパシタが負荷抵抗と並列に接続され、その出力フィルタを構成している伝送線路(所望の被整流周波数で電気長が4分の1波長となる伝送線路)によって、そのキャパシタとショットキーダイオードが接続されている。さらに、入力部に整合回路と高調波フィルタとを備えている。 したがって、出力フィルタの入力インピーダンスが所望の被整流波の基本波及び奇数次高調波で開放となり、偶数次高調波で短絡となる高調波処理の条件を満足していれば、ショットキーダイオードに印加される高周波の電圧波形が矩形波に近づき、理論上、全波整流波形となり、RF−DC変換効率は100%になる。 これにより、RFが高効率に変換されたDCが負荷抵抗に供給されることになる。
特開2014−23069号公報(図1)
従来の高周波整流器は以上のように高効率なRF−DC変換を得るために、出力フィルタの入力インピーダンスを基本波及び奇数次高調波において開放、偶数次高調波において短絡としていた。しかし、実装時には、通常、出力フィルタとショットキーダイオードとの間にワイヤなどによる直列のインダクタンス成分が生じてしまうため、このインダクタンス成分の影響で、ダイオードの一端において奇数次高調波で開放、偶数次高調波で短絡という条件を満足しなくなり、RF−DC変換効率が劣化してしまうという問題があった。
また、出力フィルタの入力インピーダンスを偶数次高調波で短絡とし、ショットキーダイオードの端面で偶数次高調波を短絡とすると、出力フィルタの入力端子において、偶数次高調波に近接した周波数で開放点が生じてしまう。そのため、僅かなずれで偶数次高調波で不要な並列共振が生じてしまい、所望の高調波処理が得られなくなる問題があった。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、寄生のインダクタンス成分が生じても、被整流波を高効率に直流に変換することができるとともに、不要な並列共振を抑圧することができる高周波整流器を得ることを目的とする。
この発明に係る高周波整流器は、一端が入力端子と接続されている伝送線路と、前記入力端子から入力された被整流波の高調波に対する短絡点を前記入力端子と前記伝送線路との間に形成して、前記高調波の通過を阻止する高調波短絡手段とからなる入力フィルタと、一端が前記伝送線路の他端と接続されているインダクタと、一端が前記インダクタの他端と接続され、他端が接地されているキャパシタと、一端が前記インダクタの他端と接続され、他端が接地又は高周波的に短絡されており、前記伝送線路を通過してきた被整流波の電力に応じて直流成分と高調波成分を生成する整流素子とからなる整流手段と、一端が前記インダクタの一端と接続され、他端が負荷と接続されており、前記整流素子により生成された直流成分を前記負荷に供給する出力フィルタとを備え、前記短絡点と前記整流素子との間の電気長を前記被整流波の基本波の周波数で90度とし、前記出力フィルタの入力インピーダンスを、前記被整流波の基本波、偶数次高調波及び奇数次高調波において開放としたものである。
この発明によれば、出力フィルタの入力インピーダンスが、被整流波の基本波、偶数次高調波及び奇数次高調波において開放となるように構成したので、寄生のインダクタンス成分が生じても、高調波短絡手段により形成される短絡点と整流素子との間の電気長が被整流波の基本波の周波数で90度になっており、被整流波を高効率に直流に変換することができるとともに、不要な並列共振を抑圧することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による高周波整流器を示す構成図である。 N=3である場合の出力フィルタ30の一例を示す構成図である。 N=3である場合の出力フィルタ30の一例を示す構成図である。 N=1である場合の出力フィルタ30の一例を示す構成図である。 入力フィルタ11の高調波短絡手段13の一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による高周波整流器を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による高周波整流器の高調波短絡手段51の一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による高周波整流器の高調波短絡手段51の一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による高周波整流器の高調波短絡手段51の一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による高周波整流器の高調波短絡手段51の一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による高周波整流器の高調波短絡手段51の一例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による高周波整流器を示す構成図である。
図1において、高周波整流器1は入力端子2から入力された被整流波を高効率に直流に変換して、その直流を負荷抵抗3に供給する整流器である。
入力フィルタ11は伝送線路12と高調波短絡手段13から構成されており、入力端子2から入力された被整流波の基本波を通過させ、その被整流波の高調波の通過を阻止するフィルタである。
入力フィルタ11の伝送線路12は被整流波の基本波の周波数fでの電気長が90度より短い線路であり、一端が入力端子2と接続されて、他端が入力フィルタ11の出力端子15と接続されている。
高調波短絡手段13は入力端子2から入力された被整流波の高調波の通過を阻止するために、被整流波の偶数次高調波に対する短絡点と、被整流波の奇数次高調波に対する短絡点を同一の点(以下、この点を「短絡点14」と称する)に形成している。
入力端子20は整流手段21の入力端子であり、入力フィルタ11の出力端子15と接続されている。
整流手段21は直列インダクタ22、並列キャパシタ23及びダイオード24から構成されているシングルシャント型整流器であり、ダイオード24は接合容量25と接合抵抗26から構成されている。
整流手段21の直列インダクタ22は一端が整流手段21の入力端子20と接続されている。
並列キャパシタ23は一端が直列インダクタ22の他端と接続されて、他端が接地されている。
ダイオード24はカソード(一端)が直列インダクタ22の他端と接続されて、アノード(他端)が接地又は高周波的に短絡されており、入力フィルタ11の伝送線路12を通過してきた被整流波の電力に応じて接合容量25と接合抵抗26が変化することでスイッチング動作を行って、直流成分と高調波成分を生成する整流素子である。
この実施の形態1では、伝送線路12による位相特性と、直列インダクタ22及び並列キャパシタ23による位相特性とによって、短絡点14とダイオード24との間の電気長が被整流波の基本波の周波数fで90度になっている。
出力フィルタ30は一端が直列インダクタ22の一端と接続され、他端が負荷抵抗3と接続されており、整流手段21のダイオード24により生成された整流波形を平滑化して、直流成分を負荷抵抗3に供給するフィルタである。
この実施の形態1では、出力フィルタ30の入力インピーダンスが、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)において開放になっている。
次に動作について説明する。
入力端子2から入力された所望の被整流波は、入力フィルタ11を介して整流手段21に伝達され、整流手段21に備えられたダイオード24に入力される。
整流手段21のダイオード24は、被整流波が入力されると、その被整流波の電力に応じて接合容量25と接合抵抗26が変化することでスイッチング動作を行って、直流成分と高調波成分をもつ整流波形を生成する。
出力フィルタ30は、その整流波形を平滑化して、直流成分を負荷抵抗3に供給する。
なお、出力フィルタ30の入力インピーダンスが、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)に対して開放であるため、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)は、出力フィルタ30に入力されず、負荷抵抗3に供給されない。
また、入力フィルタ11の高調波短絡手段13が、被整流波の高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)に対する短絡点14を形成しているため、ダイオード24のスイッチング動作により生じた高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)は入力端子2へ通過できず、再放射しない。
ここで、被整流波から負荷抵抗3に供給する直流への変換効率を高めるインピーダンス条件は、ダイオード24のカソードにおいて、偶数次高調波に対しては短絡となり、かつ、奇数次高調波に対しては開放となることである。
この実施の形態1では、入力フィルタ11の高調波短絡手段13が、被整流波の高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)に対する短絡点14を形成し、被整流波の基本波の周波数fでの電気長が90度より短い伝送線路12による位相特性と、直列インダクタ22及び並列キャパシタ23による位相特性とによって、短絡点14からダイオード24のカソードまでの電気長が被整流波の基本波の周波数fで90度である。
このため、ダイオード24のカソードにおいて、偶数次高調波に対しては短絡となり、かつ、奇数次高調波に対しては開放となるインピーダンス条件が得られるので、被整流波から高効率に直流に変換することができる。
また、出力フィルタ30の入力インピーダンスは、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)に対して開放であるため、上述したように、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)が出力フィルタ30に入力されない。このため、入力フィルタ11、直列インダクタ22及び並列キャパシタ23による高調波処理に影響することなく、直流を取り出すことができる。
また、出力フィルタ30の入力インピーダンスが偶数次高調波(周波数f,f,・・・)に対して開放であるため、偶数次高調波の近接周波数における短絡点によって生じる不要共振が抑圧される。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、出力フィルタ30の入力インピーダンスが、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)に対して開放となるように構成したので、寄生のインダクタンス成分が生じても、高調波短絡手段13により形成される短絡点14とダイオード24との間の電気長を被整流波の基本波の周波数fで90度にして、ダイオード24の一端におけるインピーダンス条件を偶数次高調波に対して短絡、かつ奇数次高調波に対して開放とすることができ、被整流波を高効率に直流に変換することができるとともに、不要な並列共振を抑圧することができる効果を奏する。
即ち、短絡点14とダイオード24との間の電気長が被整流波の基本波の周波数fで90度であるため、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)においては反射位相が360度の倍数になり、奇数次高調波(周波数f,f,・・・)においては反射位相が180度の奇数倍になる。このため、出力フィルタ30とダイオード24との間に物理的または実装により寄生成分が生じる場合でも、ダイオード24のカソードにおいて、偶数次高調波に対しては短絡、かつ、奇数次高調波に対しては開放となる所望のインピーダンス条件が自動的に得られるので、高いRF−DC変換効率を得ることができる。
なお、直列インダクタ22と並列キャパシタ23は、集中定数として取り扱えるので、小型化を図ることができる。
また、並列キャパシタ23は、ダイオード24の接合容量25の一部もしくは全てで代用しても良い。
また、入力端子2に被整流波の基本波に対して整合回路を備えても良いことは、当業者であれば自明のことである。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、入力インピーダンスが、被整流波の基本波(周波数f)、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)及び奇数次高調波(周波数f,f,・・・)に対して開放である出力フィルタ30を示したが、そのような出力フィルタ30は、被整流波の基本波の周波数fで電気長が4分の1波長となる伝送線路(1次伝送線路)と、被整流波の基本波の周波数fで電気長が4分の1波長(または、90度)となるオープンスタブ(1次オープンスタブ)と、被整流波の2次(n=1,2,・・・,N)の高調波の周波数で電気長が4分の1波長となるN個の伝送線路(2次伝送線路)と、被整流波の2次(n=1,2,・・・,N)の高調波の周波数で電気長が4分の1波長となるN個のオープンスタブ(2次オープンスタブ)とから構成することができる。
図2はN=3である場合の出力フィルタ30の一例を示す構成図である。
図2において、伝送線路31は一端が整流手段21のインダクタの一端と接続され、被整流波の基本波の周波数fで電気長が4分の1波長となる1次伝送線路である。
伝送線路32は一端が伝送線路31の他端と接続され、被整流波の2次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる2次伝送線路である。
伝送線路33は一端が伝送線路32の他端と接続され、被整流波の4次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる4次伝送線路である。
伝送線路34は一端が伝送線路33の他端と接続され、被整流波の8次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる8次伝送線路である。
図2の例では、N=3個の伝送線路(2次伝送線路)は、nの値が小さい順に縦続に接続されており、nの値が1である伝送線路32(2次伝送線路)の一端が伝送線路31の他端と接続され、nの値が3である伝送線路34(8次伝送線路)の他端が負荷抵抗3と接続されている。
オープンスタブ35は伝送線路31の他端と接続され、被整流波の基本波の周波数fで電気長が4分の1波長となる1次オープンスタブである。
オープンスタブ36は伝送線路32の他端と接続され、被整流波の2次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる2次オープンスタブである。
オープンスタブ37は伝送線路33の他端と接続され、被整流波の4次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる4次オープンスタブである。
オープンスタブ38は伝送線路34の他端と接続され、被整流波の8次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる8次オープンスタブである。
図2の例では、N=3個のオープンスタブ(2次オープンスタブ)は、nの値が同じ2次伝送線路の他端と接続されている。
次に動作について説明する。
出力フィルタ30は、オープンスタブ35を備えているため、被整流波の基本波及び奇数次高調波に対しては、伝送線路31と伝送線路32の接続点で短絡となる。このため、伝送線路32より負荷抵抗3側の回路は等価的に見えておらず、伝送線路31によってインピーダンスが反転して、その入力インピーダンスが開放となる。
一方、偶数次高調波である2次高調波、4次高調波及び8次高調波に対しては、2次高調波、4次高調波及び8次高調波に対応するオープンスタブ36,37,38を備えているため、オープンスタブ36,37,38の接続点で短絡となる。このため、2次高調波は、伝送線路33より負荷抵抗3側の回路が等価的に見えず、4次高調波は、伝送線路34より負荷抵抗3側の回路が等価的に見えず、8次高調波は、オープンスタブ38の接続点より負荷抵抗3側の回路が等価的に見えない。
また、2次高調波においてはオープンスタブ35が開放となり、4次高調波においてはオープンスタブ35,36が開放となり、8次高調波においてはオープンスタブ35,36,37が開放となるため等価的に見えず、出力フィルタ30の入力インピーダンスは、2次高調波、4次高調波及び8次高調波において開放となる。
なお、6次高調波においてはオープンスタブ36により、その接続点で短絡となり、オープンスタブ35が開放であるため、出力フィルタ30の入力インピーダンスは開放となる。
上述から分かるように、出力フィルタ30の入力インピーダンスが高調波において開放になることは、(2−1)次の高調波まで同様に成立する。
したがって、図2の出力フィルタ30は、15次高調波までの偶数次開放手段が備えられ、低次の偶数次開放手段は、高次の偶数次開放手段に影響を与えずに構成され、容易に15次高調波までの入力インピーダンスを開放とすることができる。
この実施の形態2では、出力フィルタ30が図2のように構成されているものを示したが、図3に示すように、出力フィルタ30の出力端子に平滑コンデンサ39を接続するようにしてもよい。
また、オープンスタブ38と平滑コンデンサ39との間に任意の伝送線路が接続されていてもよい。
図2の出力フィルタ30では、15次高調波までが開放となるが、高いRF−DC変換効率を得るために最も重要な高調波は2次高調波と3次高調波であるため、図4に示すように、N=1であってもよい。
この場合、入力フィルタ11の高調波短絡手段13は、図5に示すように、被整流波の2次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となるオープンスタブ41(第1のオープンスタブ)と、被整流波の3次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となるオープンスタブ42(第2のオープンスタブ)とから構成されてもよい。
ただし、この場合、ダイオード24のカソードで、2次高調波は短絡となり、かつ、3次高調波は開放となるが、4次以上の高調波は不定である。よって、高調波短絡手段13によって、高次までの短絡点を形成する場合には、例えば、該当周波数で4分の1波長となるオープンスタブをオープンスタブ41,42と並列に接続するようにすればよい。
上記実施の形態1と同様に、並列キャパシタ23が直列インダクタ22の他端と接続されているものを示したが、ダイオード24の接合容量25、または、接合容量25の一部を並列キャパシタ23として利用するようにしてもよい。
直列インダクタ22のインダクタンスLと、並列キャパシタ23のキャパシタンスCとについては、例えば、下記の式(1)に示すように、伝送線路12の特性インピーダンスZに応じて決定されるようにしてもよい。
Figure 2016072755
また、上記実施の形態1と同様に、高周波整流器において入力整合をとるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施の形態1,2で記述している全ての伝送線路(伝送線路12,31〜34)及び全てのオープンスタブ(オープンスタブ35〜38,41,42)は、高周波を伝搬するものであればよく、例えば、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、コプレナー線路、導波管などで構成される。あるいは、これらの組み合わせで構成される。
また、特性インピーダンスを調整することや、線路形状をステップ型として小型化することなどは設計事項であり、本発明に含まれる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3による高周波整流器を示す構成図であり、図6において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
入力フィルタ50は伝送線路12と高調波短絡手段51から構成されており、入力端子2から入力された被整流波の基本波を通過させ、その被整流波の高調波の通過を阻止するフィルタである。
入力フィルタ50の高調波短絡手段51は入力端子2から入力された被整流波の高調波の通過を阻止するため、図1の高調波短絡手段13と同様に、被整流波の偶数次高調波に対する短絡点と、被整流波の奇数次高調波に対する短絡点を同一の点(短絡点14)に形成している。
ただし、高調波短絡手段51の一端は入力端子2と接続され、他端は負荷抵抗3と接続され、短絡点14からみた高調波短絡手段51の入力インピーダンスは、被整流波の基本波の周波数fに対して開放である。
次に動作について説明する。
入力端子2から入力された所望の被整流波は、入力フィルタ50を介して整流手段21に伝達され、整流手段21に備えられたダイオード24に入力される。
整流手段21のダイオード24は、被整流波が入力されると、その被整流波の電力に応じて接合容量25と接合抵抗26が変化することでスイッチング動作を行って、直流成分と高調波成分をもつ整流波形を生成する。
入力フィルタ50の高調波短絡手段51は、その整流波形を平滑化して、直流成分を負荷抵抗3に供給する。
なお、入力フィルタ50の高調波短絡手段51が、被整流波の高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)に対する短絡点14を形成しているため、ダイオード24のスイッチング動作により生じた高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)は入力端子2へ通過できず、再放射しない。
また、実施の形態1または2に示した出力フィルタ30を備えていないため、不要な共振はさらに生じにくくなる。
ここで、被整流波から負荷抵抗3に供給する直流への変換効率を高めるインピーダンス条件は、ダイオード24のカソードにおいて、偶数次高調波に対しては短絡となり、かつ、奇数次高調波に対しては開放となることである。
この実施の形態3では、入力フィルタ50の高調波短絡手段51が、被整流波の高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)に対する短絡点14を形成し、被整流波の基本波の周波数fでの電気長が90度より短い伝送線路12による位相特性と、直列インダクタ22及び並列キャパシタ23による位相特性とによって、短絡点14からダイオード24のカソードまでの電気長が被整流波の基本波の周波数fで90度である。
このため、ダイオード24のカソードにおいて、偶数次高調波に対しては短絡となり、かつ、奇数次高調波に対しては開放となるインピーダンス条件が得られるので、被整流波から高効率に直流に変換することができる。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、実施の形態1または2に示した出力フィルタ30を備えずに、短絡点14からみた高調波短絡手段51の入力インピーダンスが被整流波の基本波の周波数fにおいて開放となるように構成したので、寄生のインダクタンス成分が生じても、高調波短絡手段51により形成される短絡点14とダイオード24との間の電気長を被整流波の基本波の周波数fで90度にして、ダイオード24の一端におけるインピーダンス条件を偶数次高調波に対して短絡、かつ奇数次高調波に対して開放とすることができ、被整流波を高効率に直流に変換することができるとともに、不要な並列共振を抑圧することができる効果を奏する。
即ち、短絡点14とダイオード24との間の電気長が被整流波の基本波の周波数fで90度であるため、偶数次高調波(周波数f,f,・・・)においては反射位相が360度の倍数になり、奇数次高調波(周波数f,f,・・・)においては反射位相が180度の奇数倍になる。このため、整流手段21の入力端子20とダイオード24との間に物理的または実装により寄生成分が生じていても、ダイオード24のカソードにおいて、偶数次高調波に対しては短絡、かつ、奇数次高調波に対しては開放となる所望のインピーダンス条件が自動的に得られるので、高いRF−DC変換効率を得ることができる。
また、直列インダクタ22と並列キャパシタ23は、集中定数として取り扱えるので、小型化を図ることができる。
また、並列キャパシタ23は、ダイオード24の接合容量25の一部もしくは全てで代用しても良い。
また、入力端子2に被整流波の基本波に対して整合回路を備えても良いことは、当業者であれば自明のことである。
また、高調波短絡手段51の入力インピーダンスが、被整流波の基本波の周波数fに対しては開放であり、ダイオード24により生成された直流成分が高調波短絡手段51を介して負荷抵抗3に供給されるため、上記実施の形態1,2で示すような出力フィルタ30が不要になり、小型化を図ることができる効果を奏する。
出力フィルタ30を備えていないため、近接周波数における短絡点によって生じる不要共振の問題が解消される効果を奏する。また、高調波短絡手段51の入力インピーダンスが被整流波の基本波の周波数fに対して開放であるため、高調波短絡手段51による整流器の入力インピーダンスへの影響が小さく、入力された被整流波がダイオード24に効率よく伝達される効果や簡易に整合がとれる効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態3では、入力フィルタ50の高調波短絡手段51が、被整流波の高調波(偶数次高調波、奇数次高調波)に対する短絡点14を形成して、その被整流波の高調波の通過を阻止しているものを示したが、高効率を得るために最も重要な高調波は2次高調波と3次高調波であるため、入力フィルタ50の高調波短絡手段51が、被整流波の2次高調波と3次高調波の通過を阻止するようにしてもよい。
図7はこの発明の実施の形態4による高周波整流器の高調波短絡手段51の一例を示す構成図である。
図7において、オープンスタブ61は入力端子2と接続され、被整流波の3次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長(または、90度)となる第1のオープンスタブである。
伝送線路62は一端が入力端子2と接続され、被整流波の3次高調波の周波数fで電気長が2分の1波長となる第1の伝送線路である。
伝送線路63は一端が伝送線路62の他端と接続され、他端が負荷抵抗3と接続されており、被整流波の3次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となる第2の伝送線路である。
オープンスタブ64は伝送線路62の他端と接続され、被整流波の基本波の周波数fで電気長が4分の1波長となる第2のオープンスタブである。
キャパシタ65は一端が伝送線路63の他端と接続され、他端が接地されている。
次に動作について説明する。
高調波短絡手段51は、オープンスタブ64を備えているため、伝送線路62の他端が基本波及び奇数次高調波で短絡であり、オープンスタブ61と伝送線路62で形成される回路が、被整流波の基本波及び奇数次高調波(3次高調波を除く)で並列共振する。
したがって、被整流波の基本波及び奇数次高調波(3次高調波を除く)に対する高調波短絡手段51の入力インピーダンスが開放となる。
3次高調波においては、オープンスタブ61のために高調波短絡手段51の入力インピーダンスが短絡となる。
偶数次高調波においては、オープンスタブ64が開放であるため、入力端子2とキャパシタ65の一端は、伝送線路62と伝送線路63とによる全長、つまり被整流波の基本波の周波数fで電気長が4分の1波長となる伝送線路で接続されていることになる。したがって、伝送線路63の他端はキャパシタ65によって短絡であるため、偶数次高調波に対する高調波短絡手段51の入力インピーダンスは短絡となる。
よって、図7に示す高調波短絡手段51の入力インピーダンスは、被整流波の基本波で開放となり、3次高調波及び偶数次高調波で短絡となり、4次高調波まで考慮された高調波短絡手段51が構成される。
図7の高調波短絡手段51では、キャパシタ65が伝送線路63の他端と接続されているものを示したが、4次高調波までの考慮であれば、図8に示すように、キャパシタ65の代わりに、被整流波の2次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となるオープンスタブ66と、被整流波の4次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となるオープンスタブ67とを伝送線路63の他端に接続するようにしてもよい。
また、図9に示すように、キャパシタ65を残して、平滑コンデンサとして利用するようにしてもよい。その際、伝送線路63とキャパシタ65の間に任意の伝送線路68を接続するようにしてもよい。
高効率を得るために最も重要な高調波は2次高調波と3次高調波であるため、図10に示すように、キャパシタ65の代わりに、被整流波の2次高調波の周波数fで電気長が4分の1波長となるオープンスタブ66を伝送線路63の他端に接続して、3次高調波まで考慮された高調波短絡手段51を構成するようにしてもよい。また、図9と同様に、キャパシタ65を残して、平滑コンデンサとして利用するようにしてもよい。
高調波短絡手段51による高調波短絡点を5次以上の奇数次高調波で得る場合は、例えば、図11に示すように、該当周波数(ここでは5次と7次)で電気長が4分の1波長となるオープンスタブ69,70をオープンスタブ61と並列に接続し、被整流波の基本波の周波数fでの4分の1波長と該当周波数での4分の1波長との差分と等しい電気長を有するショートスタブ71,72(ただし、直流的には開放)を接続するようにすればよい。
オープンスタブ69とショートスタブ71による並列回路と、オープンスタブ70とショートスタブ72による並列回路は、それぞれ基本波で並列共振するため、基本波のインピーダンスに影響を与えず、5次高調波及び7次高調波に関しては高調波短絡点において短絡となる。
上記実施の形態3と同様に、並列キャパシタ23が直列インダクタ22の他端と接続されているものを示したが、ダイオード24の接合容量25、または、接合容量25の一部を並列キャパシタ23として利用するようにしてもよい。
直列インダクタ22のインダクタンスLと、並列キャパシタ23のキャパシタンスCとについては、例えば、下記の式(2)に示すように、伝送線路12の特性インピーダンスZに応じて決定されるようにしてもよい。
Figure 2016072755
また、上記実施の形態3と同様に、高周波整流器において入力整合をとるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施の形態3,4で記述している全ての伝送線路及び全てのオープンスタブは、高周波を伝搬するものであればよく、例えば、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、コプレナー線路、導波管などで構成される。あるいは、これらの組み合わせで構成される。
また、特性インピーダンスを調整することや、線路形状をステップ型として小型化することなどは設計事項であり、本発明に含まれる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 高周波整流器、2 入力端子、3 負荷抵抗、11 入力フィルタ、12 伝送線路、13 高調波短絡手段、14 短絡点、15 入力フィルタの出力端子、20 整流手段の入力端子、21 整流手段、22 直列インダクタ、23 並列キャパシタ、24 ダイオード(整流素子)、25 接合容量、26 接合抵抗、30 出力フィルタ、31 伝送線路(1次伝送線路)、32 伝送線路(2次伝送線路)、33 伝送線路(4次伝送線路)、34 伝送線路(8次伝送線路)、35 オープンスタブ(1次オープンスタブ)、36 オープンスタブ(2次オープンスタブ)、37 オープンスタブ(4次オープンスタブ)、38 オープンスタブ(8次オープンスタブ)、39 平滑コンデンサ、41 オープンスタブ(第1のオープンスタブ)、42 オープンスタブ(第2のオープンスタブ)、50 入力フィルタ、51 高調波短絡手段、61 オープンスタブ(第1のオープンスタブ)、62 伝送線路(第1の伝送線路)、63 伝送線路(第2の伝送線路)、64 オープンスタブ(第2のオープンスタブ)、65 キャパシタ、66,67 オープンスタブ、68 伝送線路、69,70 オープンスタブ、71,72 ショートスタブ。

Claims (8)

  1. 一端が入力端子と接続されている伝送線路と、前記入力端子から入力された被整流波の高調波に対する短絡点を前記入力端子と前記伝送線路との間に形成して、前記高調波の通過を阻止する高調波短絡手段とからなる入力フィルタと、
    一端が前記伝送線路の他端と接続されているインダクタと、一端が前記インダクタの他端と接続され、他端が接地されているキャパシタと、一端が前記インダクタの他端と接続され、他端が接地又は高周波的に短絡されており、前記伝送線路を通過してきた被整流波の電力に応じて直流成分と高調波成分を生成する整流素子とからなる整流手段と、
    一端が前記インダクタの一端と接続され、他端が負荷と接続されており、前記整流素子により生成された直流成分を前記負荷に供給する出力フィルタとを備え、
    前記短絡点と前記整流素子との間の電気長が前記被整流波の基本波の周波数で90度になっており、前記出力フィルタの入力インピーダンスが、前記被整流波の基本波、偶数次高調波及び奇数次高調波において開放になっていることを特徴とする高周波整流器。
  2. 前記被整流波の基本波の周波数での前記伝送線路の電気長が90度より短く、
    前記伝送線路による位相特性と、前記インダクタ及び前記キャパシタによる位相特性とによって、前記短絡点と前記整流素子との間の電気長が前記被整流波の基本波の周波数で90度になっていることを特徴とする請求項1記載の高周波整流器。
  3. 前記出力フィルタは、
    一端が前記インダクタの一端と接続され、前記被整流波の基本波の周波数で電気長が4分の1波長となる1次伝送線路と、
    前記1次伝送線路の他端と接続され、前記被整流波の基本波の周波数で電気長が4分の1波長となる1次オープンスタブと、
    前記被整流波の2次(n=1,2,・・・,N)の高調波の周波数で電気長が4分の1波長となるN個の2次伝送線路と、
    前記被整流波の2次(n=1,2,・・・,N)の高調波の周波数で電気長が4分の1波長となるN個の2次オープンスタブとを備え、
    前記N個の2次伝送線路は、nの値が小さい順に縦続に接続されており、nの値が1である2次伝送線路の一端が前記1次伝送線路の他端と接続され、nの値がNである2次伝送線路の他端が前記負荷と接続されており、
    前記N個の2次オープンスタブは、nの値が同じ前記2次伝送線路の他端と接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の高周波整流器。
  4. 前記高調波短絡手段は、前記入力端子と接続され、前記被整流波の2次高調波の周波数で電気長が4分の1波長となる第1のオープンスタブと、前記入力端子と接続され、前記被整流波の3次高調波の周波数で電気長が4分の1波長となる第2のオープンスタブとを備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の高周波整流器。
  5. 一端が入力端子と接続されている伝送線路と、前記入力端子から入力された被整流波の高調波に対する短絡点を前記入力端子と前記伝送線路との間に形成して、前記高調波の通過を阻止する高調波短絡手段とからなる入力フィルタと、
    一端が前記伝送線路の他端と接続されているインダクタと、一端が前記インダクタの他端と接続され、他端が接地されているキャパシタと、一端が前記インダクタの他端と接続され、他端が接地又は高周波的に短絡されており、前記伝送線路を通過してきた被整流波の電力に応じて直流成分と高調波成分を生成する整流素子とからなる整流手段とを備え、
    前記短絡点と前記整流素子との間の電気長が前記被整流波の基本波の周波数で90度になっており、前記高調波短絡手段の入力インピーダンスが、前記被整流波の基本波において開放になっており、前記整流素子により生成された直流成分が前記高調波短絡手段を介して負荷に供給されることを特徴とする高周波整流器。
  6. 前記被整流波の基本波の周波数での前記伝送線路の電気長が90度より短く、
    前記伝送線路による位相特性と、前記インダクタ及び前記キャパシタによる位相特性とによって、前記短絡点と前記整流素子との間の電気長が前記被整流波の基本波の周波数で90度になっていることを特徴とする請求項5記載の高周波整流器。
  7. 前記高調波短絡手段は、前記被整流波の高調波のうち、少なくとも2次高調波と3次高調波に対する短絡点を形成していることを特徴とする請求項5または請求項6記載の高周波整流器。
  8. 前記高調波短絡手段は、
    前記入力端子と接続され、前記被整流波の3次高調波の周波数で電気長が4分の1波長となる第1のオープンスタブと、
    一端が前記入力端子と接続され、前記被整流波の3次高調波の周波数で電気長が2分の1波長となる第1の伝送線路と、
    一端が前記第1の伝送線路の他端と接続され、前記被整流波の3次高調波の周波数で電気長が4分の1波長となる第2の伝送線路と、
    前記第1の伝送線路の他端と接続され、前記被整流波の基本波の周波数で電気長が4分の1波長となる第2のオープンスタブとを備え、
    前記第2の伝送線路の他端が少なくとも2次高調波で短絡され、かつ、前記高調波短絡手段の出力端子が前記負荷と接続されていることを特徴とする請求項7記載の高周波整流器。
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