JP2016072313A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 オン抵抗が低く、単位素子が高密度に配置された電界効果トランジスタを提供する。【解決手段】 規則的に配列された複数の単位素子を備え、単位素子にそれぞれ対応して設けられた複数の円形の第1電極と、第1電極をそれぞれ包囲する円環状のゲート電極と、ゲート電極の外側に設けられた第2電極と、を半導体層の一表面である第1表面に有し、ドレイン電極又はソース電極のいずれか一方が第1電極であり、他方が第2電極である電界効果トランジスタであって、第2電極とゲート電極間の最短距離が第1電極とゲート電極間の最短距離より小さく、第2電極は、1つのゲート電極の周囲に複数設けられ、隣接したゲート電極によって囲まれた領域に配置され、隣接した単位素子の共通の電極となり、第2電極の前記ゲート電極側の辺は、ゲート電極の外縁に沿って湾曲した円弧状である。【選択図】図1A

Description

本発明は、電界効果トランジスタに関する。
電界効果トランジスタは、ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極を含んで構成されるが、ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極の電極構造が大きい最大電流と低いオン抵抗を得るために重要な要素となる。この電極構造として、特許文献1には、フィンガー状の電極構造(特許文献1の図1)とゲート電極をメッシュ状にした電極構造(特許文献1の図2B等)が開示されている。また、特許文献2には、ドレイン電極を島状に配置した電極構造が開示されている。特許文献2のドレイン電極を島状に配置した電極構造として、四角形または六角形のドレイン電極の周りにゲート電極を形成し、ゲート電極の外側の領域に複数の単位素子にまたがってソース電極を形成した電極構造が開示されている。
特開2004−320040号公報 特開2007−048842号公報
しかしながら、近年、オン抵抗が低く、単位素子を高密度に配置できる電界効果トランジスタが求められており、従来の電極構造では十分対応できないという問題があった。そこで、本発明は、オン抵抗が低く、単位素子が高密度に配置された電界効果トランジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電界効果トランジスタは、
規則的に配列された複数の単位素子を備え、単位素子にそれぞれ対応して設けられた複数の円形の第1電極と、第1電極をそれぞれ包囲する円環状のゲート電極と、ゲート電極の外側に設けられた第2電極と、を半導体層の一表面である第1表面に有し、ドレイン電極又はソース電極のいずれか一方が第1電極であり、他方が第2電極である電界効果トランジスタであって、第2電極とゲート電極間の最短距離が第1電極とゲート電極間の最短距離より小さく、第2電極は、1つのゲート電極の周囲に複数設けられ、隣接したゲート電極によって囲まれた領域に配置され、隣接した単位素子の共通の電極となり、第2電極の前記ゲート電極側の辺は、ゲート電極の外縁に沿って湾曲した円弧状であることを特徴とする。
以上のように構成された本発明によれば、オン抵抗が低く、単位素子が高密度に配置された電界効果トランジスタが得られる。
本発明に係る実施形態1の電界効果トランジスタの電極構成を示す平面図である。 実施形態1の電界効果トランジスタの断面図であり、図1AのA−A線についての断面を示している。 実施形態1の電界効果トランジスタの断面図であり、ソース電極とドレイン電極とが複数の素子間にわたって接続されている様子を示している。 図1Aの一部を拡大した平面図である。 本発明に係る実施形態2の電界効果トランジスタの電極構成を示す平面図である。 参考例1の電界効果トランジスタの電極構成を示す平面図である。 参考例2の電界効果トランジスタの電極構成を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施形態の電界効果トランジスタについて説明する。本発明に係る電極構造は、電界効果トランジスタに適用されて、オン抵抗が低く、単位素子が高密度に配置された電界効果トランジスタの提供を可能にするものである。以下、実施形態の電極構造について説明する。
実施形態1.
図1Aは、本発明に係る実施形態1の電界効果トランジスタの電極構成を示す平面図である。図1Bは、実施形態1の電界効果トランジスタの断面図であり、図1AのA−A線についての断面を示している。実施形態1の電界効果トランジスタは、本発明に係る電極構造をGaN系HEMTに適用した例を示しており、実施形態1の電界効果トランジスタにより、オン抵抗が低く、単位素子が高密度に配置されたGaN系HEMTの提供を可能にするものである。このGaN系HEMTは、例えば、基板1と、基板1上に形成されたバンドギャップエネルギー小の第1半導体層2(例えばアンドープのGaN層)、第1半導体層2の上に形成されたバンドギャップエネルギー大の第2半導体層3(例えばアンドープのAlGaN層)とを含み、第2半導体層3の上に本実施形態に係る電極構造が形成される。尚、GaN系HEMTは、第1半導体層2の第2半導体層3との界面近傍に形成される2次元電子ガス層4(チャネル)を利用するものである。
実施形態1の電界効果トランジスタは、規則的に配列された複数の単位素子を備え、単位素子のそれぞれに対応して複数の円形のドレイン電極13(第1電極)が設けられ、ドレイン電極13をそれぞれ包囲する円環状のゲート電極12が設けられ、ゲート電極12の外側にソース電極11(第2電極)が設けられている。実施形態1の電界効果トランジスタにおいて、ソース電極11とゲート電極12とドレイン電極13は、第1半導体層2および第2半導体層3を含む半導体層の一表面である第1表面に設けられている。ソース電極11とゲート電極12間の最短距離L1は、ドレイン電極13とゲート電極11間の最短距離L2よりも小さい。また、ソース電極11は、1つのゲート電極12の周囲に複数設けられ、それぞれが隣接したゲート電極12によって囲まれた領域に配置されている。これにより、ソース電極11は隣接した単位素子の共通の電極となり、それらの単位素子においてソース電極としての役割を果たす。このように配置されるソース電極11は、そのゲート電極12側の辺が、ゲート電極12の外縁に沿って湾曲した円弧状である。
ここで、第1表面において、ドレイン電極13とゲート電極12とが単位素子ごとに設けられているとは、機能的にみてどの単位素子に属し、どの単位素子のドレイン電極またはゲート電極としての機能を果たしているか区別して把握できることをいう。ゲート電極12間またはドレイン電極13間が第1表面上または第1表面上に形成される絶縁層の表面で電気的に繋がっていてもよいし、例えば、半導体層に設けられる貫通孔などを介して電気的に繋がっていてもよい。すなわち、実施形態1では、ドレイン電極13は第1表面上でそれぞれ独立して設けられており、それぞれ各単位素子においてドレイン電極としての役割を果たしているが、例えば、第1表面以外の部分で電気的に繋がっていてもよい。また、ゲート電極12は、第1表面において接続配線12cを介して繋がっているが、接続配線12cを除く円環状のゲート電極12がそれぞれ各単位素子においてゲート電極としての役割を果たしており、円環状のゲート電極12は複数の単位素子によって共有されるものではない。これに対して、ソース電極11は、隣り合う複数(3つ)の単位素子のゲート電極12に囲まれた領域に形成されており、その複数(3つ)の単位素子の共通のソース電極として機能する。
以下、実施形態1の電界効果トランジスタについてより詳細に説明する。
実施形態1の電界効果トランジスタは、それぞれ中心が三角格子の格子点に一致するように配置された複数の単位素子から構成されている。また、各単位素子はそれぞれ、各格子点を中心とした円形のドレイン電極13と、ドレイン電極13の外周から所定の間隔L2を隔てて円環状に形成されたゲート電極12と、ゲート電極12の外側の領域にゲート電極12から所定の間隔L1を隔てて設けられた複数に分割されたソース電極11とを含んで構成される。
本実施形態1において、1つのソース電極11は、三角格子の格子点のうち隣接する3つの格子点にそれぞれ配置された単位素子のゲート電極12によって囲まれた略三角形の領域に、それぞれのゲート電極12から等距離になるように形成されている。この1つのソース電極11は、このように3つの単位素子に共有されて、3つの単位素子に対してそれぞれソース電極としての役割を果たしている。
また、本実施形態1において、隣り合う単位素子のゲート電極12は第1表面上で接続配線12cにより接続されている。これに対して、図1Cに示すように、ソース電極11は第1表面に形成された第1絶縁膜16上で複数の単位素子間にわたって接続されている。図1Cは、実施形態1の電界効果トランジスタの断面図であり、ソース電極11とドレイン電極13とが複数の単位素子間にわたって接続されている様子を示している。
具体的には、第1表面上にソース電極11、ゲート電極12及びドレイン電極13を覆い、且つ、ソース電極11上に開口部を有する第1絶縁膜16を形成して、例えば、その開口部においてソース電極11と接触する金属層等の導電材料を形成する。この導電材料は、第1絶縁膜16上にも延在されて、ソース電極11同士を電気的に接続する。尚、図1Cにおいて、このような導電材料をソース接続導体として14の符号を付して示している。また、ドレイン電極13同士もソース電極11同士と同様に金属層等の導電材料により電気的に接続することができる。具体的には、第1絶縁膜16とソース接続導体14を被覆する第2絶縁膜17を設け、ドレイン電極13上において第1絶縁膜16と第2絶縁膜17とを貫通する開口部を設ける。例えば、その開口部においてドレイン電極13と接触する金属層等の導電材料を形成する。この導電材料は、第2絶縁膜17上に延在されて、ドレイン電極13同士を電気的に接続する。尚、図1Cにおいて、このような導電材料をドレイン接続導体として15の符号を付して示している。ソース接続導体14及びドレイン接続導体15の材料としては、例えばTi/Alを用いることができる。
以上のように構成された本実施形態1の電極構造では、ドレイン電極13を円形とし、ゲート電極12を円環状とし、ソース電極11をそのゲート電極12側の辺がゲート電極12の外縁に沿って湾曲した円弧状である形状としている。これにより、ソース電極11からドレイン電極13への電流経路を全方向において均一化できるので、低オン抵抗の電界効果トランジスタを提供することができる。
すなわち、図3の参考例に示すように、ソース電極101とドレイン電極103をそれぞれ矩形状で形成すると、矢印a1に示す方向においては電流経路が最短距離となるが、ソース電極101の角部付近の矢印a2に示す方向においては電流経路が矢印a1に示す方向よりも長くなり、電流が遠回りとなる。このため、このような電極構造の電界効果トランジスタはオン抵抗が高くなる。
しかしながら、例えば図1Dに示すように、円形のドレイン電極13の周囲に、ゲート電極12側の辺、つまりドレイン電極13に面する辺が湾曲した円弧状であるソース電極11を配置することにより、図1Dにおいて矢印にて示すように、ほぼ全方向において電流経路の距離が均一化されるので、オン抵抗が低減された電界効果トランジスタを提供することができる。尚、図1Dは、図1Aの一部を拡大した平面図である。
また、本実施形態1の電極構成では、ソース・ゲート間間隔L1がドレイン・ゲート間間隔L2より小さいことを考慮して、1つの単位素子に対応して設けるソース電極11を複数に分割しかつ、これらのソース電極11をそれぞれ、隣接したゲート電極12によって囲まれた領域に配置し、隣接した単位素子の共通の電極としている。これにより、単位素子を高密度に配置することができ、最大電流を大きくすることができる。
さらに、本実施形態1の電極構成では、1つのソース電極11の形成領域が1つのドレイン電極12の形成領域よりも小さくなるように配置している。ソース電極11の形成領域とは、例えば図1Aに示すように、隣接する3つのゲート電極12に囲まれた略三角形状の領域であり、ドレイン電極13の形成領域とはゲート電極12の内縁によって規定される円形の領域である。
以上のように構成することにより、ドレイン電極13の大きさを一定以上確保しつつ単位面積あたりに形成できる単位素子の数を多くできることから、ゲート電極12の総延長を長くでき、総チャネル幅を長くできる。これにより、全体として大きい最大電流と低いオン抵抗が得られる。また、単位素子あたりのチャネル幅を一定以上確保しつつ単位面積あたりの単位素子の数をさらに多くできるので、単位素子がより高密度に配置された素子を作製することができる。例えば、隣接する単位素子の中心間の距離(つまりドレイン電極13の中心間の距離)を30μm以下とすることができる。このように単位素子を高密度に配置することで、単位面積あたりのソース電極11とドレイン電極13の間の面積が大きくなり、つまり単位面積あたりのチャネル幅が大きくなるので、これにより最大電流を増大させることができる。その理由を以下で具体的に説明する。
ソース・ゲート間間隔とドレイン・ゲート間間隔とが同じである場合には、例えば、ゲート電極を格子状に形成して、そのゲート電極によって仕切られた同一面積の領域に交互にソース電極とドレイン電極とを同じ大きさの正方形に形成すれば、ソース電極とドレイン電極両方の電極について必要最小限の電極面積にすると単位面積あたりの単位素子数を多くできる。したがって、この場合には、本実施形態1の電極構造と同程度に単位面積あたりの単位素子の数を多くできる。しかしながら、高耐圧化を図るためには、ソース・ゲート間間隔に比較してドレイン・ゲート間間隔を大きくすることが有効である。特に、GaN、AlGaN、AlN等の窒化物半導体からなるGaN系電界効果トランジスタは、両面に電極形成するSiや耐圧限界が低いGaAs等と異なり、全ての電極を一面に形成する構造において高耐圧が要求される傾向があるため、ドレイン・ゲート間間隔を大きくすることが好ましい。例えばゲート電極とドレイン電極との距離は、1〜50μmとすることができ、5〜20μmとすることがさらに好ましい。しかし、この場合に、ゲート電極102を正方格子状に形成して、そのゲート電極102によって仕切られた同一面積の領域に交互にソース電極101とドレイン電極103とを形成した図3に示す電極構造では、以下のような問題が生じる。
第1に、ソース・ゲート間間隔に比較してドレイン・ゲート間間隔を大きくすると、図3及び図4に示すように、相対的にソース電極101が大きくなり、全素子面積中においてソース電極101が占める割合が大きくなり、単位面積あたりの単位素子数が制限されて総チャネル幅を大きくすることができない。また、単位面積中の単位素子の個数を多くするとドレイン電極103が小さくなるので、ドレイン電極103の必要な面積を確保するために単位面積中の単位素子の個数が制限される。すなわち、ゲート電極102の格子を小さくすることがドレイン電極103の必要な面積を確保するために制限されて、ゲート電極102の総延長を十分長くすることができない。例えば、図4に示すように、ドレイン電極103が小さくなりすぎると、ドレイン電極103間の接続や給電が難しくなる、ドレイン電極103のコンタクト抵抗が高くなる等の問題が生じる。したがって、図3に示す電極構造では、総チャネル幅を長くすることに限界があり、大きな最大電流と低いオン抵抗を得ることが困難になる。
これに対して、本実施形態1では、ソース・ゲート間間隔L1がドレイン・ゲート間間隔L2より小さいことを考慮して、1つの単位素子に対応して設けるソース電極11を複数に分割しかつ、これらのソース電極11をそれぞれ、隣接したゲート電極12によって囲まれた領域に配置し、隣接した単位素子の共通の電極としている。これにより、ソース電極11の面積(ソース電極形成領域の面積)が相対的に大きくなることを抑制している。したがって、本実施形態1の電極構造を電界効果トランジスタに適用することにより、最大電流を大きくでき、かつオン抵抗が低い電界効果トランジスタの提供が可能になる。
以下、本実施の形態に係る電界効果トランジスタの構成部材について説明する。
(基板1)
基板1は、省略することもできるが、好ましくは第1半導体層2及び第2半導体層3の成長用基板としてこれらの層の下に配置する。基板1の材料としては、例えばサファイア等の絶縁性を有する材料を用いることができる。
(第1半導体層2、第2半導体層3)
第1半導体層2と第2半導体層3を含む半導体層は、III族窒化物半導体から構成されることが好ましい。第1半導体層2は2次元電子ガス層4が形成されるチャネル層として機能し、第2半導体層3はチャネル層上に設けられたバリア層として機能する。バリア層としては、チャネル層と接する側から順にAlNとAlGaNを積層した積層構造を用いてもよい。第1半導体層2は第2半導体層3よりもバンドギャップエネルギーが小さい材料で構成され、例えばGaN層とする。
(ソース電極11)
ソース電極11は、1つのゲート電極12の周囲に複数設けられる。複数とは2以上を指し、4以上、さらには6以上とすることができる。例えば図1に示す例では6つのソース電極11が設けられている。ソース電極11は、例えば、Ti及びAlから構成される。ソース電極11は、2次元電子ガス層4に直接接触するように形成することができる。具体的には、ソース電極11を形成する領域において、半導体層の一部を除去して2次元電子ガス層4を露出させ、ソース電極11を半導体層の側面から上面にかけて形成し、2次元電子ガス層4に直接接触させることができる。
ソース電極11は、ゲート電極12側の辺をゲート電極12の外縁に沿って湾曲した円弧状とする。このようにゲート電極12側の辺がゲート電極12の外縁に沿って凹状であることで、ドレイン電極13からの距離を均一化できる。好ましくは、ソース電極11のゲート電極12側の辺を、ドレイン電極13の中心と一致する円の一部で構成する。
なお、ドレイン電極13とソース電極11の位置及び形状を入れ替えてソース電極を第1電極としドレイン電極を第2電極とすることもできるが、本実施形態1のようにドレイン電極13を第1電極としソース電極11を第2電極とすることでドレイン電極13とゲート電極12の距離を大きくでき、これにより上述したように高耐圧の電界効果トランジスタを得ることができる。
(ゲート電極12)
ゲート電極12は、例えば、Ni/Au/Ptから構成される。ゲート電極12と第2半導体層3の間にはp型層等の介在層を設けてもよい。p型GaN層等のp型層を設けることで閾値電圧を上昇させることができる。この場合、第2半導体層3は例えばアンドープのAlGaN層とする。
ゲート電極12同士を繋ぐ接続配線12cは省略することもできるが、その場合は図1Cに示すソース接続導体14又はドレイン接続導体15のように、絶縁膜の開口を介してゲート電極12同士を電気的に接続する接続導体が必要となる。このような接続導体を不要とするには、図1Aに示すように一方向においてゲート電極12を接続する接続配線12cを設ければよい。一方向のみならず2以上の方向で接続配線12cによりゲート電極12同士を接続することもできるが、ソース電極11を形成する領域が狭くなるため、一方向のみを接続配線12で接続することが好ましい。なお、接続配線12cはゲート電極12と別体でもよく、一体でもよい。
また、隣接するゲート電極12のうち接続配線12cで接続されていないもの同士の距離は、図1Aに示すように、その最短距離部分においてソース電極11が形成されない程度に近いことが好ましい。これによって単位素子をさらに高密度に配置することができる。一方で、隣接する単位素子のゲート電極12同士をそれらが接触するほどに接近させると、ソース電極11の形成領域が極端に小さくなるため、ソース電極11とソース接続導体14の接触抵抗の上昇や、ソース電極11と2次元電子ガス層4との接触抵抗の上昇が懸念される。また、隣接するソース電極11間においてはドレイン電極13へ流れる電流が遠回りしやすいため、隣接するソース電極11間の距離が大きくなるとオン抵抗の上昇に繋がる。このため、隣接するゲート電極12同士は離間していることが好ましい。これにより、高い大きい最大電流と低い抵抗を備えた電界効果トランジスタを得ることができる。隣接するソース電極11間の距離は、例えばゲート電極12の外周の20%以下とすることができる。
(ドレイン電極13)
ドレイン電極13は、例えば、Ti及びAlから構成される。ドレイン電極13は、ソース電極11と同様に、2次元電子ガス層4に直接接触するように形成することができる。具体的には、ドレイン電極13を形成する領域において、半導体層の一部を除去して2次元電子ガス層4を露出させ、ドレイン電極13を半導体層の側面から上面にかけて形成し、2次元電子ガス層4に直接接触させることができる。
単位素子の中心は典型的にはドレイン電極13の中心と一致するので、ドレイン電極13の中心が三角格子の格子点に一致するようにドレイン電極13を配置し、その周囲にゲート電極12及びソース電極11を配置することができる。このような三角格子の格子点を結んで為る最小の三角形は、二等辺三角形又は正三角形とすることができる。
実施形態2.
図2は、実施形態2の電界効果トランジスタの電極構成を示す平面図である。実施形態2の電界効果トランジスタは、単位素子の中心、つまりドレイン電極23(第1電極)の中心が四角格子の格子点に一致するように配列した点で実施形態1とは異なっている。尚、実施形態2の電界効果トランジスタにおいて、ドレイン電極23が円形である点、ゲート電極22が円環状である点、ソース電極21(第2電極)がそのゲート電極22側の辺がゲート電極22の外縁に沿って湾曲した円弧状である点は実施形態1と同様である。また、実施形態2の電界効果トランジスタの電極構成においても、一方向に配列された単位素子間のゲート電極22を所定の長さの接続配線22cにより接続し、他の隣接する単位素子間ではゲート電極22を離間して設けている。
以上のように構成された実施形態2の電界効果トランジスタは、実施形態1の電界効果トランジスタと同様に、ほぼ全方向において電流経路の距離が均一化されるので、オン抵抗が低減された電界効果トランジスタを提供することができる。
実施形態2の電極構造は、図2に示すように単位素子の中心が四角格子の格子点に一致するように配列しているので、1つのソース電極21の形成領域が実施形態1よりも大きい。このため、実施形態1の方が単位素子の配置密度が高く最大電流も大きくなると考えられるが、実施形態2の電極構造であれば隣接するソース電極21間の距離を小さく設定しやすい。このため、ソース電極21からドレイン電極23への電流経路が迂回しにくいものとでき、低オン抵抗の電界効果トランジスタを得ることができる。また、ソース電極21の面積を大きくしやすいため、ソース電極21と接続導体との接触抵抗を低減することができる。なお、実施形態2の電界効果トランジスタを構成する各部材の材料としては、実施形態1と同じものを用いることができる。
以上の実施形態1〜2の電界効果トランジスタでは、例えば、ドレイン電極13,23を直径が6μm程度の円形状とすることができ、ゲート電極12,22をその内縁が直径20μm程度の円でありその外縁が直径22μm程度の円である円環状とすることができる。
1 基板
2 第1半導体層
3 第2半導体層
4 2次元電子ガス層
11,21 ソース電極(第2電極)
12,22 ゲート電極
12c,22c 接続配線
13,23 ドレイン電極(第1電極)
14 ソース接続導体
15 ドレイン接続導体
16 第1絶縁膜
17 第2絶縁膜
L1 ソース電極とゲート電極間の最短距離
L2 ドレイン電極とゲート電極間の最短距離
101 ソース電極
102 ゲート電極
103 ドレイン電極

Claims (3)

  1. 規則的に配列された複数の単位素子を備え、
    前記単位素子にそれぞれ対応して設けられた複数の円形の第1電極と、前記第1電極をそれぞれ包囲する円環状のゲート電極と、前記ゲート電極の外側に設けられた第2電極と、を半導体層の一表面である第1表面に有し、
    ドレイン電極又はソース電極のいずれか一方が前記第1電極であり、他方が前記第2電極である電界効果トランジスタであって、
    前記第2電極と前記ゲート電極間の最短距離が前記第1電極と前記ゲート電極間の最短距離より小さく、
    前記第2電極は、1つの前記ゲート電極の周囲に複数設けられ、隣接した前記ゲート電極によって囲まれた領域に配置され、隣接した単位素子の共通の電極となり、
    前記第2電極の前記ゲート電極側の辺は、前記ゲート電極の外縁に沿って湾曲した円弧状であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 前記単位素子は、その中心が三角格子又は四角格子の格子点に一致するように配列されていることを特徴とする請求項1に記載の電界効果トランジスタ。
  3. 隣接する前記ゲート電極は、前記第1表面に設けられた接続配線により接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電界効果トランジスタ。
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