JP2016072268A - 制御装置、部品搬送装置、制御方法、部品搬送方法、およびコンピュータ・プログラム - Google Patents

制御装置、部品搬送装置、制御方法、部品搬送方法、およびコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 保持具による部品の保持力が低下した場合に、基板における部品の実装位置が不良となる可能性を低減する搬送条件を提供する制御装置等を提供する。【解決手段】 本発明の制御装置は、部品を保持する力である保持力を測定し、保持力を表す保持力情報を出力する保持力測定手段と、部品に関する情報である部品情報と、部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、保持力情報と、少なくとも搬送される際に部品が受ける空気抵抗に応じて、搬送設定を調整した搬送条件を出力する条件決定手段とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、部品の搬送に係る制御装置、部品を搬送する装置、および方法に関する。
電子装置の製造などにおいて、電子部品を基板に実装する際、例えば、以下のような手順が実行される。まず、フィーダなどの部品供給具により供給された電子部品が、吸引等により保持具に保持される。次に、電子部品は、保持具によって保持された状態で、基板における実装位置まで搬送される。最後に、基板における所定の位置に電子部品が配置された後、保持具が、電子部品から離間される。
この実装手順においては、保持具による部品を保持する力(保持力)が、低下してしまうことがある。例えば、部品供給具から供給される電子部品の位置がばらついたことなどにより、保持具が電子部品の端または凹凸がある部分を吸着してしまうと、保持部と電子部品との間に隙間が生じることがある。この隙間によって、保持具による部品の保持力が低下することがある。なお、部品供給具が供給する電子部品の位置のばらつきは、部品供給具を製造装置に取り付ける際の位置の誤差、または、部品を供給する際の振動など、様々な原因によって生じる。また、保持具の不具合などにより、搬送途中に保持力が低下することもある。
上記のような保持力の低下が生じた場合、保持具に対する電子部品の位置が、電子部品の搬送中に、ずれてしまうことがある。その結果、電子部品が、基板における適切な位置に実装されないという問題がある。
そこで、このような問題に対して、特許文献1には、吸着ノズルと、吸着ノズルに吸着された部品との相対位置を補正する部品実装装置が開示されている。この特許文献1に記載された装置は、吸着ノズルと、部品認識手段と、制御部とを備える。制御部は、部品認識手段によって認識された部品の吸着位置に基づいて、部品の中心と吸着ノズルのノズルセンタとの位置ずれ量が許容範囲内であるか否かを判断する。そして、制御部は、位置ずれ量が許容範囲を超える場合に、通常よりも搬送速度を下げると共に、それ以降における吸着ノズルが部品を吸着する位置を補正する。この部品実装装置は、このように搬送速度を下げることにより、吸着ノズルに吸着された電子部品の位置が、搬送中にさらにずれることを防ぐ。また、それ以降、吸着ノズルが、設計通りの位置において電子部品を吸着できるようになる。
また、特許文献2には、部品実装機において、吸着ノズルによる部品の吸着力に応じて、吸着ノズルを有する装着ヘッドの移動速度を決定する部品実装条件決定方法が開示されている。この特許文献2に開示された方法では、まず、部品の形状、または、部品吸着時の吸着圧力の測定値に基づいて、部品吸着時における部品の吸着力を求める。そして、部品吸着時における部品の吸着力が、吸着ノズルによる定常状態の吸着力よりも低下する場合に、装着ヘッドの移動速度を予め定められた移動速度よりも低下させる。これにより、この方法は、吸着ノズルによる部品の吸着力が低下した場合であっても、正確な位置精度で基板に部品を実装することができる実装条件を決定する。
また、特許文献3には、電子回路部品を保持して移動する回路基板の加、減速度を制御する回路基板の移動制御方法が開示されている。この特許文献3に開示された方法は、仮止め剤がスポット状に塗布された回路基板を保持し、その回路基板の表面に平行な平面内の任意の位置へ移動させる基板移動装置を備える。そして、回路基板の移動における加、減速度は、回路基板に仮止めされた各電子回路部品の質量に関連する質量関連量、 各電子回路部品の高さに関連する量である高さ関連量、および各電子部品の底面の寸法に関連する量である底面寸法関連量に基づいて設定される。このようにして、回路基板の移動における、回路基板に仮止めされた電子回路部品の位置ずれ等が抑制される。
特開2013−254887号公報 特開2007−242818号公報 特開2004−006530号公報
部品の搬送における部品の位置ずれの一因として、搬送の際に発生する、部品に対する空気抵抗がある。
しかしながら、特許文献1乃至3に開示された装置および方法は、搬送中に部品の位置ずれが発生するかどうかという評価においても、位置ずれが発生しない速度の決定においても、部品に対する空気抵抗を考慮しない。
したがって、特許文献1および2に開示された装置および方法は、どのような空気抵抗が発生しても位置ずれが発生しないような余裕を持って低く設定された速度で、必要以上の場合において部品の搬送を行っていると考えられる。 また、特許文献3に開示された方法は、移動速度および加、減速度を、必要以上に低くまたは高く設定してしまう可能性がある。そして、必要以上に高く設定した場合、この方法は、搬送の際に、部品に対する空気抵抗を原因とする位置ずれが発生する可能性がある。
すなわち、特許文献1乃至3に開示された装置および方法は、部品の位置ずれ発生の可能性の判断、および、搬送条件の決定の精度が低いという課題がある。
本発明の一つの目的は、部品の保持力、および、空気抵抗を含む部品の搬送に関する情報に応じて、保持具に対する部品の位置がずれないような搬送条件を決定することができる制御装置、部品搬送装置、部品搬送方法、およびプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明の一態様に係る制御装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明の一態様に係る制御装置は、
部品を保持する力である保持力を測定し、前記保持力を表す保持力情報を出力する保持力測定手段と、
前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力情報と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する条件決定手段とを備える。
また、上記の同目的を達成すべく、本発明の一態様に係る部品搬送装置は、上述した構成を備える制御装置を備え、
さらに、前記部品を保持する保持手段と、
前記保持手段によって保持された部品を、前記制御装置から出力される前記搬送条件に基づいて、搬送する搬送手段とを備える。
また、上記の同目的を達成すべく、本発明の一態様に係る制御方法は、情報処理装置によって、
部品を保持する力である保持力を測定し、
前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する搬送条件決定処理を実行する。
また、上記の同目的を達成すべく、本発明の一態様に係る部品搬送方法は、情報処理装置によって、
前記部品を保持し、
上述した制御方法によって出力した前記搬送条件に基づいて、前記部品を搬送する。
また、同目的は、上記の各構成を有する制御装置、および部品搬送装置、並びに対応する方法を、それぞれコンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、およびそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明には、保持具による部品の保持力が低下した場合に、基板における部品の実装位置が不良となる可能性を低減する搬送条件を提供できるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る制御装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る部品実装装置100の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において部品実装装置100が行う動作を示すフローチャートである。 搬送の際に部品200に対して作用する力を説明する概略図である。 第2の実施形態における部品の姿勢制御の一例を説明する概略図である。 第2の実施形態における部品の姿勢制御の一例を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る部品実装装置300の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態において部品実装装置300が行う動作を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態、および、その変形例に係る制御装置1、部品実装装置100および300に適用可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成を例示する図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明において、搬送の「加速度」とは、搬送の際の加速および減速の両方における速度の変化に係る加速度を表す。また、以下において特に記述がない場合、搬送の「速度」および「加速度」とは、それぞれ、搬送の過程を通して最高の速度、および最高の加速度を表す。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置1の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態に係る制御装置1は、保持力測定部2、条件決定部3、および記憶装置4を含む。記憶装置4は、部品情報5、および搬送設定6を記憶することができる。なお、部品情報5および搬送設定6は、部品の搬送に関する情報とも言う。
制御装置1の各部は、専用のハードウェアデバイス、または論理回路によって構成されても良い。また、制御装置1は、CPU(Central Processing Unit:図示せず)を用いて実行されるコンピュータ・プログラム(ソフトウェア・プログラム)の制御により動作する一般的な情報処理装置(コンピュータ)によって構成されても良い。なお、この制御装置1をコンピュータによって実現したハードウェア構成例については、図9を参照して後述する。
記憶装置4は、例えば、半導体メモリ装置またはディスク装置などにより実現される。
部品情報5は、部品に関する情報である。本実施形態において、部品情報5は、部品の質量のように、部品の搬送の際に変更されない情報である。本実施形態において、部品情報5は、あらかじめ記憶装置4に記憶される。
搬送設定6は、部品を搬送する際の規定の速度、規定の加速度、および、部品の姿勢に関する規定の姿勢情報を含む。搬送設定6は、本実施形態において、搬送の際に調整(変更)することができる搬送条件に対する規定の情報を表す設定である。すなわち、搬送設定6に含まれる情報の種類は、搬送の際に調整することができる条件の種類に応じて決めることができる。本実施形態において、搬送設定6は、あらかじめ記憶装置4に記憶される。
保持力測定部2は、部品が図示しない保持部などによって保持される力である保持力を測定することができる。保持力測定部2は、測定した保持力を表す保持力情報として、条件決定部3に対して出力する。なお、保持力測定部2は、保持力を直接測定する代わりに、図示しない外部の測定デバイス等を制御し、その測定デバイス等から保持力に関する情報を求めてもよい。
条件決定部3は、部品情報5、および搬送設定6に基づいて、保持力測定部2から受けた保持力情報と、少なくとも、図示しない搬送部などによって搬送される際に部品が受ける空気抵抗とに応じて、搬送設定6を調整する。条件決定部3は、調整した搬送設定6に基づいて、搬送条件を決定する。
すなわち、条件決定部3は、搬送条件を決定する際に、部品情報5に表される各種諸元を有する部品が、搬送設定6に表される速度、加速度、および姿勢で搬送される場合に部品が受ける空気抵抗を考慮する。なお、部品が受ける空気抵抗は、部品の速度の2乗に比例する。また、条件決定部3は、少なくとも空気抵抗と、測定された保持力とに応じて、速度、加速度、または部品の姿勢の少なくとも1つ(1つ以上)を変更した搬送設定6を搬送条件としてもよい。なお、条件決定部3は、搬送設定6を変更せずに、搬送条件としてもよい。条件決定部3は、部品情報5、および搬送設定6を記憶装置4から得る。
条件決定部3は、決定した搬送条件を、制御装置1に信号線などによって接続する図示しない外部装置などに出力する。
このように、本実施形態によれば、保持力が想定されていたより低下した場合にも、低下した保持力と、空気抵抗とに応じて、搬送条件を調整(決定)することができる。そのため、本実施形態に係る制御装置1は、例えば、部品を保持し、その保持した部品を所定の実装位置に搬送する外部装置などを制御することができる。
以上説明したように、本実施形態には、部品の保持力、および、空気抵抗を含む部品の搬送に関する情報に応じて、保持具に対する部品の位置がずれないような搬送条件を決定することができるという効果がある。
その理由は、保持力測定部2が、実際に部品が保持された際の保持力を測定することができるからである。そして、条件決定部3が、測定した保持力と、搬送される際に部品が受ける空気抵抗とに応じて、部品の位置がずれないように調整した搬送設定6に基づいて搬送条件を決定することができるからである。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明し、第1の実施形態と同様な構成を有する第2の実施形態の構成要素には、第1の実施形態で付した参照符号と同一の参照符号を付し、その構成要素について重複する詳細な説明は省略する。
まず、図2を参照して、以下に本実施形態の構成を説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る部品実装装置100の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、本実施形態に係る部品実装装置100は、保持力測定部2、条件決定部103、記憶装置4、保持部107、および搬送部108を含む。記憶装置4は、部品情報5、および搬送設定6を記憶することができる。
本実施形態に係る部品実装装置100は、第1の実施形態に係る制御装置1を基本とする保持力測定部2、条件決定部103、および記憶装置4を含む。また、部品実装装置100は、部品を保持する保持部107、および、条件決定部103が出力する搬送条件に基づいて部品の搬送を行うことができる搬送部108を含む点が上述した第1の実施形態と異なる。すなわち、本実施形態に係る部品実装装置100は、部品を保持し、さらに、部品の位置ずれが発生しないように調整された搬送条件によって、保持した部品を第1の位置から第2の位置へ搬送することができる装置である。
なお、本実施形態に係る保持力測定部2、条件決定部103、および記憶装置4の構成および動作は、第1の実施形態において対応する各部の一例であるので、第1の実施形態に係る制御装置1にも適用可能である。
部品実装装置100の各部は、専用のハードウェアデバイス、または論理回路によって構成されても良い。また、部品実装装置100における保持部107および搬送部108を除く各部は、CPU(Central Processing Unit:図示せず)を用いて実行されるコンピュータ・プログラム(ソフトウェア・プログラム)の制御により動作する一般的な情報処理装置(コンピュータ)によって構成されても良い。なお、この部品搬送装置100をコンピュータによって実現したハードウェア構成例については、図9を参照して後述する。
記憶装置4の構造は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
部品情報5は、部品に関する情報である。部品情報5の構造および内容は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。本実施形態では、部品情報5は、一例として、部品の質量に関する質量情報、部品の外形に関する形状情報、部品の搬送方向に関する搬送方向情報、保持部107と部品との摩擦係数を、部品ごとの情報として含む。
搬送設定6は、部品を搬送する際の速度、加速度、および、部品の姿勢に関する情報を含む。搬送設定6の構造および内容は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。本実施形態では、搬送設定6は、一例として、規定の速度を表す速度設定、規定の加速度を表す加速度設定、および搬送方向に対する部品における規定の姿勢を表す姿勢設定を、部品ごとの情報として含む。
保持力測定部2は、本実施形態では、部品を保持する保持部107が部品を保持する力を測定することができる。保持力測定部2の構造および内容は、上述した点以外は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
条件決定部103は、第1の実施形態における条件決定部3を基本とする。条件決定部103は、部品情報5、および搬送設定6に基づいて、保持力測定部2から受けた保持力情報と、搬送部108によって搬送される際に部品が受ける空気抵抗および慣性力と、部品と保持部107との間に作用する摩擦力とに応じて、部品と保持部107との相対的な位置がずれないように、搬送設定6を調整する。条件決定部3は、調整した搬送設定6に基づいて、搬送条件を決定する。本実施形において、搬送条件は、一例として、速度を表す速度情報、加速度を表す加速度情報、および搬送方向に対する部品の姿勢を表す姿勢情報を含む。
条件決定部103は、決定した搬送条件を搬送部108に対して出力する。条件決定部103は、上述した点以外は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
保持部107は、部品を保持することができる。保持部107が部品を保持する方法には、例えば、吸引、把持、吸着など様々な方式がある。保持部107が部品を保持する方法は、限定されない。本実施形態において、保持部107は、一例として、吸引によって部品を保持する。すなわち、本実施形態において、保持力は、吸引力である。
搬送部108は、保持部107が保持した部品を、第1の位置から第2の位置へ搬送する。また、搬送部108は、条件決定部103が出力する搬送条件に基づいて、搬送することができる。すなわち、搬送部108は、本実施形態では、搬送条件に含まれる速度情報、加速度情報、および姿勢情報に応じて、部品の搬送を行うことができる。なお、搬送部108は、例えば、速度および加速度を制御する装置と、部品の姿勢を制御する別の装置とのように、複数に分かれた構成を有していてもよい。
次に、上述した構成を備える本実施形態の動作について詳細に説明する。
図3は、第2の実施形態における部品搬送装置100の動作を示すフローチャートである。図3を参照すると、まず、保持部107が、部品を保持する(ステップS10)。
次に、保持力測定部2が、保持部107による部品の保持力を測定する(ステップS11)。ここで、保持力測定部2は、図示しない外部の測定デバイス等を制御し、その測定デバイス等から保持力に関する情報を求めてもよい。保持力測定部2は、求めた保持力を表す保持力情報を条件決定部103に対して出力する。
次に、条件決定部103は、部品情報5および搬送設定6に基づいて、保持力測定部2から得た保持力情報と、空気抵抗、慣性力、および摩擦力とに応じて、搬送部108によって部品が搬送される場合に、部品の位置ずれが発生する可能性があるかどうかを判定する(ステップS12)。具体的には、まず条件決定部103は、記憶装置4から、部品情報5、および搬送設定6を読み出す。そして、条件決定部103は、所定の判定方法によって、部品の位置がずれる可能性を評価する。
本実施形態において、条件決定部103は、判定方法の一例として、保持力測定部2から得た保持力Fが、以下に示す式1を満たす場合において、位置ずれが発生しないと評価する。なお、式1の根拠については、動作の説明の末尾において、後述する。
> mg+(ma+αvS)/μ 式1
式1において、mは、部品の質量を表す。gは、重力加速度を表す。aは、搬送における加速度を表す。αは、空気抵抗に関する定数を表す。vは、搬送における速度を表す。Sは、搬送方向に対する部品の投影面積を表す。すなわち、αvSが、空気抵抗を表す。μは、部品と保持部107との間の摩擦係数を表す。なお、式1および、これ以降の式において、「/」は、除算を表す記号である。
条件決定部103は、質量m、および摩擦係数μを部品情報5から得ることができる。また、条件決定部103は、加速度a、および速度vを搬送設定6から得ることができる。さらに条件決定部103は、部品情報5に含まれる形状情報、および、搬送方向情報に基づいて、投影面積Sを算出することができる。条件決定部103は、式1、重力加速度g、および定数αを、あらかじめ所定の情報として、例えば、記憶装置4などに保持してもよい。
ステップS12において、保持力Fが、式1を満たす場合、条件決定部103は、搬送設定6の通りに搬送しても部品の位置ずれが発生する可能性がないと判定する(ステップS12のNO)。この場合、条件決定部103は、搬送設定6を調整した結果として、そのまま搬送条件として決定してもよい。そして、条件決定部103は、決定した搬送条件を搬送部108に対して出力する(ステップS14)。
一方、ステップS12において、保持力Fが、式1を満たさない場合、条件決定部103は、搬送設定6の通りに搬送すると部品の位置ずれが発生する可能性があると判定する(ステップS12のYES)。この場合、条件決定部103は、搬送設定6に含まれる設定の少なくとも1つ(1つ以上)を変更(調整)した後に、変更した搬送設定6を搬送条件としてもよい(ステップS13)。すなわち、条件決定部103は、上述した式1が満たされるように、加速度a、速度v、および部品の姿勢(すなわち投影面積S)の少なくとも1つを変更する。そして、条件決定部103は、変更した搬送設定6を搬送条件として搬送部108に対して出力する(ステップS14)。
ステップS14の後、搬送部108は、条件決定部3から受けた搬送条件に基づいて、部品を搬送する(ステップS15)。
このようにして、部品搬送装置100は、空気抵抗が考慮され、かつ保持力Fに適した搬送条件によって、部品を搬送することができる。
以下に、一例として、条件決定部103が、図5および図6に示す直方体状である部品200に対する搬送条件を決定する場合の様子を説明する。図5および図6は、それぞれ、第2の実施形態における部品の姿勢制御の一例を説明する概略図である。
まず、前提として、部品の質量mを6×10−6[kg]、摩擦係数μを0.5、空気抵抗の定数αを1、重力加速度gを9.8[m/s]、搬送の速度vを4[m/s]、および、搬送の加速度aを10[m/s]であることとする。さらに、部品200の形状情報として、部品200の長辺201の長さを1.6×10−3[m]、部品200の短辺202の長さを0.8×10−3[m]、および部品200の高さ(図示せず)を0.8×10−3[m]であることを前提とする。
図5に表す通り、部品200の姿勢が、長辺201方向を搬送方向210に面する(平行にする)ように搬送する場合、式1の計算結果は、以下に示す式2の通りである。
> 2.20×10−4 式2
このとき、条件決定部103は、例えば、保持力Fが3×10−4[N]であるならば、式2を満たすので、搬送に際して部品の位置がずれる可能性はないと判定する(ステップS12のNO)。
一方、例えば、保持力Fが2×10−4[N]に低下した場合、式2を満たさなくなるので、条件決定部103は、搬送に際して部品の位置ずれが発生する可能性があると判定する(ステップS12のYES)。
ここで、例えば、図6に表す通り、部品200の姿勢が、短辺202方向を搬送方向210に面するように搬送する場合、式1はの計算結果は、以下に示す式3の通りである。
> 1.20×10−4 式3
すなわち、式3は、保持力Fが2×10−4[N]であっても満たされる。したがって、条件決定部103は、ステップS13において、搬送設定6に含まれる部品200の姿勢情報を、図5に示す姿勢から、図6に示す姿勢に変更してもよい。
なお、ステップS13において、条件決定部103は、上述した姿勢情報の変更の他、部品の搬送における加速度情報、および、速度情報のいずれかを変更することによっても、同様の効果を得ることができる。条件決定部103が、加速度a、速度v、および部品の姿勢を変更する方法は、例えば、特願2014−073416号、または、特願2014−073418号に記載されているように、上述した以外にも様々な方法が存在する。
また、部品情報5および搬送設定6に含まれる情報の種類は、上記に限られない。例えば、部品情報5に含む情報は、形状情報、および搬送方向情報の代わりに、搬送方向ごとの投影面積Sであってもよい。例えば、搬送に際して部品の姿勢を変更しない場合ならば、部品の姿勢に関する情報は、搬送設定6ではなく、部品情報5とみなしてもよい。
また、部品が複数ある場合、条件決定部103は、保持部107または搬送部108などから、現在保持されている部品を識別する識別情報を得てもよい。さらに、部品情報5および搬送設定6には、部品ごとに識別情報を付与しておいてもよい。そして、条件決定部103は、記憶装置4から、識別情報に基づいて、現在保持されている部品に関する部品情報5および搬送設定6を抽出してもよい。
本実施形態における部品搬送装置100の動作説明の最後として、以下に、上述した式1の根拠を説明する。図4は、搬送の際に部品200に対して作用する力を説明する概略図である。図4を参照すると、部品200を搬送する際の位置ずれを防ぐには、部品200に対して作用する慣性力ma224、および空気抵抗により作用する力F221が、部品200と保持部107との摩擦力F222より小さい必要がある。すなわち、部品200を搬送する際の位置ずれを防止するには、以下に示す式4が、満たされる必要がある。なお、慣性力ma224は、加速(減速)の間に、加速(減速)方向と反対方向に対して作用する。
ma+F < F 式4
ここで、摩擦力Fは、摩擦係数μと、保持力F223と、重力により作用する力mg225により決定される。すなわち、式4は、以下の式5のように表すことができる。
ma+F < μ(F−mg) 式5
また、部品200に対して空気抵抗により作用する力F221は、搬送速度vの2乗、および部品200を搬送方向に投影することによって得られる面積Sに比例すると考えられる。この比例定数が、上述した空気抵抗に関する定数αである。αは、温度および気圧に依存する空気密度と、部品の形状および姿勢に依存する抵抗係数に関する数値である。空気密度は、通常、搬送の際に温度および気圧が大きく変化することはないと考えられるので、定数とみなしてもよい。また、部品の形状および姿勢が、投影面積Sにおいて考慮されているとみなして、抵抗係数は、定数として扱ってもよい。したがって、αも、ここでは定数として扱われる。
空気抵抗により作用する力F221は、αvSのように表すことができる。すなわち、部品200を搬送する際の位置ずれを防止する条件をあらわす式5は、以下の式6のように表すことができる。
ma+αvS < μ(F−mg) 式6
この式6より、保持力Fに対する式として変形すれば、上述した式1が導かれる。すなわち、保持力Fに対して式1が満たされるならば、部品200を搬送する際の位置ずれが防止できる。
以上、説明したように、本実施形態には、上述した第1の実施形態と同様の効果がある。
さらに、本実施形態には、部品の搬送ができるという効果もある。
その理由は、本実施形態に係る部品搬送装置100は、部品を保持することができる保持部107と、条件決定部103が調整した搬送条件に基づいて、保持された部品を搬送することができる搬送部108とを有するからである。
(第2の実施形態の変形例)
なお、本実施形態の変形例としては以下のようなものが考えられる。
例えば、保持力に関するしきい値をあらかじめ設定しておき、条件決定部3は、そのしきい値を下回った場合に、位置ずれが発生するかどうかという評価(ステップS12)を実行してもよい。しきい値は、例えば、式2の算出に用いた部品200の部品情報5および搬送設定6において搬送する場合、式2の右辺の値である2.20×10−4より、やや大きい値を設定すればよい。これにより、条件設定部3の処理が簡易になる場合があるので、処理速度の向上が見込める。
また、他の変形例として、例えば、上述した式2および式3のような保持力に対する評価式を、あらかじめ複数の搬送条件において算出しておき、条件決定部3は、それらを選択することによって搬送設定の変更(ステップS14)を行ってもよい。これにより、条件設定部3の処理が簡易になる場合があるので、処理速度の向上が見込める。
また、他の変形例として、例えば、保持力の測定(ステップS11)以降の処理を、搬送を開始した後(すなわち搬送中)にも実行してもよい。すなわち、搬送部108は、搬送中に、新たな搬送条件が条件決定部103から出力された場合、新たな搬送条件に基づいて、それ以降の搬送動作を変更する。実行タイミングは、複数回、例えば、周期的に繰り返してもよい。これにより、搬送中に保持力が低下した場合において、搬送条件を変更することができる。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1および第2の実施形態、およびその変形例を基本とする第3の実施形態について説明する。以下では、第3の実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。すなわち、以下では、上述した実施形態およびその変形例と同様な構成を有する第3の実施形態の構成要素には、上述した実施形態およびその変形例で付した参照符号と同一の参照符号を付し、その構成要素について重複する詳細な説明は省略する。なお、以下において、「第2の実施形態、およびその変形例」は、記述を簡略にするため、単に「第2の実施形態」とも記述する。
まず、図7を参照して、以下に本実施形態の構成を説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係る部品実装装置300の構成を示すブロック図である。図7を参照すると、本実施形態に係る部品実装装置300は、保持力測定部2、条件決定部103、記憶装置4、保持部107、搬送部108、および、情報取得部309を含む。記憶装置4は、部品情報305、および搬送設定306を記憶することができる。
本実施形態に係る部品実装装置300は、第2の実施形態に係る構成に加えて、部品に関する情報および搬送に関する規定の情報を取得することができる情報取得部309をさらに有する。すなわち、部品実装装置300は、第2の実施形態に係る部品実装装置100を基本とする保持力測定部2、条件決定部103、記憶装置4、保持部107、および、搬送部108を含む。本実施形態において、記憶装置4に記憶される部品情報305、および搬送設定306は、第1および第2の実施形態に係る部品情報5、および搬送設定6のうち、少なくとも、情報取得部309によって取得される情報を除いた情報を有する。
部品実装装置300の各部は、専用のハードウェアデバイス、または論理回路によって構成されても良い。また、部品実装装置300における保持部107および搬送部108を除く各部は、CPU(Central Processing Unit:図示せず)を用いて実行されるコンピュータ・プログラム(ソフトウェア・プログラム)の制御により動作する一般的な情報処理装置(コンピュータ)によって構成されても良い。なお、この部品搬送装置300をコンピュータによって実現したハードウェア構成例については、図9を参照して後述する。
保持力測定部2、条件決定部103、記憶装置4、保持部107、および、搬送部108の構成および内容は、以下の点を除いて、第2の実施形態における対応する各部と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。本実施形態に係る条件決定部103は、記憶装置4から得られる部品情報305、および搬送設定306に加えて、情報取得部309から得られる情報に基づいて、部品の位置ずれの判定、および搬送設定6の調整(すなわち、搬送条件の決定)を行う。また、本実施形態において、搬送部108は、情報取得部309が情報を取得する際に、最終的な搬送先である第2の位置への搬送とは別の、適当な位置へ部品を移動させてもよい。
情報取得部309は、例えば、第1および第2の実施形態における部品情報5および搬送設定6に含まれる情報に対応する情報のうち、少なくとも1つを取得することができる。情報取得部309は、例えば、保持部107に保持された部品の位置、姿勢、外形、寸法、および質量などのうち、少なくとも1つを取得することができる。情報取得部309は、取得する情報に応じて、複数に分かれた構成を有していてもよい。情報取得部309は、条件決定部103に対して、取得した情報を出力する。
次に、上述した構成を備える本実施形態の動作について詳細に説明する。
図8は、第3の実施形態における部品搬送装置300の動作を示すフローチャートである。図8を参照すると、初めのステップS20およびS21の動作は、第2の実施形態における図3のステップS10およびS11と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
次に、情報取得部309が、情報を取得する(ステップS22)。例えば、情報取得部309は、質量を測定する計量装置によって、部品の重量を測定し、測定した重量に基づいて、部品の質量情報を取得してもよい。また、情報取得部309は、例えば、カメラなどを用いた画像認識によって、保持された部品の現況の姿勢情報を取得し、その現況の姿勢情報を、搬送設定6における規定の姿勢情報に替えてもよい。なお、情報取得部309は、例えば、姿勢の認識の際に、搬送部108を制御することにより、カメラの視野における適当な認識位置へ部品を移動してもよい。
なお、ステップS22における情報取得部309の動作は、次のステップS23より前であれば、どのタイミングで行ってもよい。また、ステップS22において情報取得部309は、複数のタイミングに分かれて、情報を取得してもよい。例えば、情報取得部309は、部品の保持(ステップS20)の前に部品の質量情報を取得し、部品を保持した後に、部品の姿勢情報を取得してもよい。情報取得部309は、条件決定部103に対して、取得した情報を出力する。
次に、条件決定部103は、部品情報305および搬送設定306、および情報取得部309から得た情報に基づいて、保持力測定部2から得た保持力情報と空気抵抗とに応じて、搬送の際に部品の位置ずれが発生する可能性があるかどうかを判定する(ステップS23)。そして、位置ずれが発生する可能性があると判定した場合(ステップS23のYES)、条件決定部103は、搬送設定の少なくとも1つを変更する(ステップS24)。
ステップS23およびS24における情報決定部103の動作は、基とする情報の取得元が異なる点を除いて、第2の実施形態における図3のステップS12およびS13と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
これ以降、ステップS25およびS26の動作は、第2の実施形態における図3のステップS14およびS15同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
このようにして、部品搬送装置300は、第1および第2の実施形態と同様に、空気抵抗が考慮され、かつ保持力Fに適した搬送条件によって、部品を搬送することができる。さらに、部品搬送装置300は、保持部107が規定通りの姿勢で部品を保持できなかった場合にも、現況の姿勢に合わせて、搬送条件を決定することができる。
なお、上述の動作において、搬送設定306は、情報取得部309が取得する情報を含まないことを前提としたが、これに限らない。例えば、搬送設定306は、情報取得部309が現況の姿勢情報を取得する場合にも、規定の姿勢情報を有してもよい。このとき、条件決定部103は、規定の姿勢情報(搬送設定306)に基づいて、部品の位置ずれが発生する可能性を判断する。そして、条件決定部103は、位置ずれが発生する可能性がないと判断した場合(ステップS23のNO)、搬送部108を制御することにより、情報取得部309から取得した現況の姿勢情報と規定の姿勢情報との差分を補正するように、姿勢を変更してもよい。
以上、説明したように、本実施形態には、上述した各実施形態および変形例と同様の効果に加えて、さらに、部品の現況に合わせて適切な搬送条件を決定することができるという効果がある。
その理由は、情報取得部309が、部品の現況に基づいて部品情報および搬送設定の少なくとも1つを取得することができるからである。
なお、上述した各実施形態および変形例(以下、単に「各実施形態」とも記述する)において図1、図2および図7に示した各部は、それぞれ独立したハードウェア回路で構成されていてもよいし、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捕らえることができる。ただし、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。このような場合のハードウェア環境の一例を、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の各実施形態、および、その変形例に係る制御装置1および部品実装装置100および300に適用可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成を例示する図である。すなわち、図9は、上述した各実施形態における制御装置1および部品実装装置100および300の少なくとも何れかを実現可能なコンピュータの構成であって、上述した各実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を示す。
図9に示したコンピュータ900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903、通信インタフェース(I/F)904、ディスプレイ905、およびハードディスク装置(HDD)906を備え、これらがバス907を介して接続された構成を有する。なお、図9に示したコンピュータが制御装置1および部品実装装置100および300として機能する場合、ディスプレイ905は常時設けられる必要はない。
また、通信インタフェース904は、上述した各実施形態において、当該各コンピュータ間における通信を実現する一般的な通信手段である。ハードディスク装置906には、プログラム群906Aと、各種の記憶情報906Bとが格納されている。プログラム群906Aは、例えば、上述した図1、図2および図7に示した各ブロック(各部)に対応する機能を実現するためのコンピュータ・プログラムである。各種の記憶情報906Bは、例えば、図3および図8に示した部品情報5および305、並びに、搬送設定6および306などである。このようなハードウェア構成において、CPU901は、コンピュータ900の全体の動作を司る。
そして、上述した各実施形態を例に説明した本発明は、各実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、図2および図7)あるいはフローチャート(図3および図8)の機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、そのコンピュータ・プログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して実行することによって達成される。また、このコンピュータ内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能な一時記憶メモリ903またはハードディスク装置906などの不揮発性の記憶デバイス(記憶媒体)に格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該各装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピーディスク(登録商標)やCD−ROM等の各種記録媒体を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信ネットワーク1000を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード、或いは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
なお、上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の付記に限定されるものではない。
(付記1)
部品を保持する力である保持力を測定し、前記保持力を表す保持力情報を出力する保持力測定手段と、
前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力情報と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する条件決定手段と
を備える制御装置。
(付記2)
前記条件決定手段は、前記保持力情報と、前記空気抵抗とに加えて、さらに、搬送される際に前記部品が受ける慣性力と、前記部品と前記保持手段との間に作用する摩擦力とに応じて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記条件決定手段は、前記部品情報および前記搬送設定に基づき、式1を満たす前記搬送条件を出力する
付記1または2記載の制御装置:
[式1]
> mg+(ma+αvS)/μ
ここで、Fは前記保持力であり、mは前記部品の質量であり、gは重力加速度であり、aは、搬送における加速度であり、αは前記空気抵抗に関する定数であり、vは搬送における速度であり、Sは搬送方向に対する前記部品の投影面積である。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1つに記載の制御装置と、
前記部品を保持する保持手段と、
前記保持手段によって保持された部品を、前記制御装置から出力される前記搬送条件に基づいて、搬送する搬送手段と
を備える部品搬送装置。
(付記5)
前記部品情報および前記搬送設定に含まれる各情報の少なくとも1つを取得し、取得された各情報を前記条件決定手段に出力する情報取得手段をさらに備え、
前記条件決定手段は、前記部品情報および前記搬送設定に加えて、前記取得された各情報に基づいて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
付記4記載の部品搬送装置。
(付記6)
前記搬送設定は、前記部品を搬送する際の規定の速度、規定の加速度、および前記部品の姿勢に関する規定の姿勢情報を含み、
前記条件決定手段は、前記規定の速度、前記規定の加速度、および前記規定の姿勢情報の少なくとも1つを変更した搬送条件を出力する
付記4または5記載の部品搬送装置。
(付記7)
前記搬送手段が前記部品を搬送している間において、
前記保持力測定手段は、前記保持力を測定して、前記保持力情報を出力し、
前記条件決定手段は、前記搬送設定を調整した新たな搬送条件を出力し、
前記搬送手段は、前記新たな搬送条件に基づいて、それ以降の搬送動作を変更する
付記4乃至6のいずれか1つに記載の部品搬送装置。
(付記8)
部品を保持する力である保持力を測定し、
前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する搬送条件決定処理を実行する
制御方法。
(付記9)
前記条件決定処理において、前記保持力と、前記空気抵抗とに加えて、さらに、搬送される際に前記部品が受ける慣性力と、前記部品と前記保持手段との間に作用する摩擦力とに応じて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
付記8記載の制御方法。
(付記10)
前記条件決定処理において、前記部品情報および前記搬送設定に基づき、式1を満たす前記搬送条件を出力する
付記8または9記載の制御方法:
[式1]
> mg+(ma+αvS)/μ
ここで、Fは前記保持力であり、mは前記部品の質量であり、gは重力加速度であり、aは、搬送における加速度であり、αは前記空気抵抗に関する定数であり、vは搬送における速度であり、Sは搬送方向に対する前記部品の投影面積である。
(付記11)
前記部品を保持し、
付記8乃至10のいずれか1つに記載の制御方法によって出力した前記搬送条件に基づいて、前記部品を搬送する
部品搬送方法。
(付記12)
前記制御方法を実行する間のいずれか、または実行前において、前記部品情報および前記搬送設定に含まれる各情報の少なくとも1つを取得し、
前記条件決定処理において、前記部品情報および前記搬送設定に加えて、取得された前記各情報に基づいて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
付記11記載の部品搬送方法。
(付記13)
前記搬送設定は、前記部品を搬送する際の規定の速度、規定の加速度、および前記部品の姿勢に関する規定の姿勢情報を含み、
前記条件決定処理において、前記規定の速度、前記規定の加速度、および前記規定の姿勢情報の少なくとも1つを変更した搬送条件を出力する
付記11または12記載の部品搬送方法。
(付記14)
前記部品の搬送中において、
前記保持力を測定し、
前記搬送設定を調整した新たな搬送条件を出力し、
前記新たな搬送条件に基づいて、それ以降の搬送動作を変更する
付記11乃至13のいずれか1つに記載の部品搬送方法。
(付記15)
部品を保持する力である保持力を測定し、前記保持力を表す保持力情報を出力する保持力測定処理と、
前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力情報と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する条件決定処理と
をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
(付記16)
前記条件決定処理において、前記保持力情報と、前記空気抵抗とに加えて、さらに、搬送される際に前記部品が受ける慣性力と、前記部品と前記保持手段との間に作用する摩擦力とに応じて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
付記15記載のコンピュータ・プログラム。
(付記17)
前記条件決定処理において、前記部品情報および前記搬送設定に基づき、式1を満たす前記搬送条件を出力する
付記15または16記載のコンピュータ・プログラム:
[式1]
> mg+(ma+αvS)/μ
ここで、Fは前記保持力であり、mは前記部品の質量であり、gは重力加速度であり、aは、搬送における加速度であり、αは前記空気抵抗に関する定数であり、vは搬送における速度であり、Sは搬送方向に対する前記部品の投影面積である。
(付記18)
保持手段を制御することによって、前記部品を保持する保持処理と、
搬送手段を制御することによって、前記保持手段によって保持された部品を、前記制御装置から出力される前記搬送条件に基づいて搬送する
付記15乃至17のいずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
(付記19)
前記部品情報および前記搬送設定に含まれる各情報の少なくとも1つを取得し、取得された各情報を前記条件決定手段に出力する情報取得手段をさらに備え、
前記条件決定手段は、前記部品情報および前記搬送設定に加えて、前記取得された各情報に基づいて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
前記制御方法を実行する間のいずれか、または実行前において、前記部品情報および前記搬送設定に含まれる各情報の少なくとも1つを取得する情報取得処理をさらに実行し、
前記条件決定処理において、前記部品情報および前記搬送設定に加えて、取得された前記各情報に基づいて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
付記15乃至18のいずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
(付記20)
前記搬送設定は、前記部品を搬送する際の規定の速度、規定の加速度、および前記部品の姿勢に関する規定の姿勢情報を含み、
前記条件決定処理において、前記規定の速度、前記規定の加速度、および前記規定の姿勢情報の少なくとも1つを変更した搬送条件を出力する
付記15乃至19のいずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
(付記21)
前記部品の搬送中において、
前記保持力測定処理と、前記条件決定処理とを実行することによって、前記搬送設定を調整した新たな搬送条件を出力し、
前記新たな搬送条件に基づいて、前記搬送処理を実行する
付記15乃至20のいずれか1つに記載のコンピュータ・プログラム。
1 制御装置
2 保持力測定部
3、103 条件決定部
4 記憶装置
5、305 部品情報
6、306 搬送設定
100、300 部品実装装置
107 保持部
108 搬送部
200 部品
201 長辺
202 短辺
210 搬送方向
221 空気抵抗により作用する力
222 摩擦力
223 保持力
224 慣性力
225 重力により作用する力
309 情報取得部
900 情報処理装置(コンピュータ)
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 通信インタフェース(I/F)
905 ディスプレイ
906 ハードディスク装置(HDD)
906A プログラム群
906B 各種の記憶情報
907 バス
1000 ネットワーク(通信ネットワーク)

Claims (10)

  1. 部品を保持する力である保持力を測定し、前記保持力を表す保持力情報を出力する保持力測定手段と、
    前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力情報と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する条件決定手段と
    を備える制御装置。
  2. 前記条件決定手段は、前記保持力情報と、前記空気抵抗とに加えて、さらに、搬送される際に前記部品が受ける慣性力と、前記部品と前記保持手段との間に作用する摩擦力とに応じて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記条件決定手段は、前記部品情報および前記搬送設定に基づき、式1を満たす前記搬送条件を出力する
    付記1または2記載の制御装置:
    [式1]
    > mg+(ma+αvS)/μ
    ここで、Fは前記保持力であり、mは前記部品の質量であり、gは重力加速度であり、aは、搬送における加速度であり、αは前記空気抵抗に関する定数であり、vは搬送における速度であり、Sは搬送方向に対する前記部品の投影面積である。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の制御装置と、
    前記部品を保持する保持手段と、
    前記保持手段によって保持された部品を、前記制御装置から出力される前記搬送条件に基づいて、搬送する搬送手段と
    を備える部品搬送装置。
  5. 前記部品情報および前記搬送設定に含まれる各情報の少なくとも1つを取得し、取得された各情報を前記条件決定手段に出力する情報取得手段をさらに備え、
    前記条件決定手段は、前記部品情報および前記搬送設定に加えて、前記取得された各情報に基づいて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
    請求項4記載の部品搬送装置。
  6. 前記搬送設定は、前記部品を搬送する際の規定の速度、規定の加速度、および前記部品の姿勢に関する規定の姿勢情報を含み、
    前記条件決定手段は、前記規定の速度、前記規定の加速度、および前記規定の姿勢情報の少なくとも1つを変更した搬送条件を出力する
    請求項4または5記載の部品搬送装置。
  7. 前記搬送手段が前記部品を搬送している間において、
    前記保持力測定手段は、前記保持力を測定して、前記保持力情報を出力し、
    前記条件決定手段は、前記搬送設定を調整した新たな搬送条件を出力し、
    前記搬送手段は、前記新たな搬送条件に基づいて、それ以降の搬送動作を変更する
    付記4乃至6のいずれか1つに記載の部品搬送装置。
  8. 部品を保持する力である保持力を測定し、
    前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する搬送条件決定処理を実行する
    制御方法。
  9. 前記条件決定処理において、前記保持力と、前記空気抵抗とに加えて、さらに、搬送される際に前記部品が受ける慣性力と、前記部品と前記保持手段との間に作用する摩擦力とに応じて、前記搬送設定を調整した前記搬送条件を出力する
    請求項8記載の制御方法。
  10. 部品を保持する力である保持力を測定し、前記保持力を表す保持力情報を出力する保持力測定処理と、
    前記部品に関する情報である部品情報と、前記部品を搬送する際に調整することができる搬送条件の規定の情報を含む搬送設定とに基づき、前記保持力情報と、少なくとも搬送される際に前記部品が受ける空気抵抗に応じて、前記搬送設定を調整した搬送条件を出力する条件決定処理と
    をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
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