JP2016071283A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速なフォーカスが容易で、高ズーム比でかつ全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズを提供する。【解決手段】物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、1つ以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の中間群GP、負の屈折力のレンズ群NF、正の屈折力のレンズ群PLを有し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、フォーカシングに際してレンズ群NFが移動し、広角端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群NFの横倍率βnfw、広角端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群PLの横倍率βplwを各々適切に設定する。【選択図】図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラ、電子スチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のように固体撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、撮像装置に用いる撮像光学系には、全系が小型でありながら高ズーム比で高性能なズームレンズであることが要求されている。またこれらのズームレンズには高速かつ高精度にフォーカスができること等が要望されている。従来、全系が小型で高ズーム比で最も物体側の第1レンズ群より像側の小型、軽量のレンズ群を用いてフォーカシングを行ったインナーフォーカス式のズームレンズが知られている(特許文献1,2)。
一般に、第1レンズ群以外のレンズ群でフォーカシングを行うインナーフォーカス式のズームレンズは第1レンズ群を移動させてフォーカスを行うズームレンズに比べて第1レンズ群の有効径が小さくなり、レンズ系全体の小型化が容易になる。また、近接撮影、特に極至近撮影が容易となる。さらに、小型軽量のレンズ群を移動させているので、レンズ群の駆動力が小さくて済み、迅速なフォーカスができる等の特徴がある。
特許文献1は物体側から像側へ順に、正,負,正,正,負,正の屈折力の第1レンズ群乃至第6レンズ群よりなり、隣り合うレンズ群の間隔を変えてズーミングを行い、第5レンズ群でフォーカシングを行ったズームレンズを開示している。また特許文献1は物体側から像側へ順に、正,負,正,負,正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなり、隣り合うレンズ群の間隔を変えてズーミングを行い、第4レンズ群でフォーカシングを行ったズームレンズを開示している。
特許文献2は物体側から像側へ順に、正,負,正,負,正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなり、隣り合うレンズ群の間隔を変えてズーミングを行い、第2レンズ群でフォーカシングを行ったズームレンズを開示している。
特開2012−47814号公報 特開2008−15251号公報
ズームレンズにおいて、所定のズーム比を確保しつつ、ズーム全域及び物体距離全般にわたり高い光学性能を得るには、ズームレンズを構成する各要素を適切に設定することが重要となってくる。例えばズームタイプ(レンズ群の数や各レンズ群の屈折力)、各レンズ群のズーミングに伴う移動軌跡、そして各レンズ群の変倍負担、フォーカシング用のレンズ群の選択及びレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
これらの構成が適切でないと、高ズーム比化を図る際に全系が大型化し、又、ズーミング及びフォーカシングに伴う諸収差の変動が増大し、全ズーム範囲、及び物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難しくなってくる。
本発明は、迅速なフォーカスが容易で、高ズーム比でかつ全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の中間群GP、負の屈折力のレンズ群NF、正の屈折力のレンズ群PLを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
フォーカシングに際して、前記レンズ群NFが移動し、広角端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群NFの横倍率をβnfw、広角端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群PLの横倍率をβplwとするとき、
−10.0<(1−β2nfw)×β2plw<−1.0
なる条件式を満たすことを特徴としている。
本発明によれば、迅速なフォーカスが容易で、高ズーム比でかつ全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズが得られる。
(A),(B),(C) 実施例1のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例1のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 実施例2のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例2のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 実施例4のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例4のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の中間群GPを有する。更に負の屈折力のレンズ群NF、正の屈折力のレンズ群PLを有する。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化し、フォーカシングに際してレンズ群NFが移動する。
図1(A),(B),(C)は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端),中間ズーム位置,望遠端(長焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A),(B),(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例1はズーム比4.23、開口比3.6〜5.6程度のズームレンズである。
図3(A)、(B)、(C)は本発明の実施例2のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図である。図4(A),(B),(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例2はズーム比4.68、開口比4.1〜5.9程度のズームレンズである。
図5(A),(B),(C)は本発明の実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図である。図6(A),(B),(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例3はズーム比4.13、開口比4.1〜4.1程度のズームレンズである。
図7(A),(B),(C)は本発明の実施例4のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図である。図8(A),(B),(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例4はズーム比3.84、開口比3.6〜5.7程度のズームレンズである。図9は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。
GPは1つ以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の中間群である。NFは負の屈折力のレンズ群であり、フォーカシングに際して移動する。PLは正の屈折力のレンズ群である。SPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りである。FPは、フレアーカット絞りであり、不要光をカットしている。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。又、銀塩フィルム用カメラの撮影光学系として使用する際にはフィルム面に相当する感光面が置かれている。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。フォーカスに関する矢印は無限遠から近距離へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動方向を示している。
図1の実施例1において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。第3レンズ群L3が中間群GPに相当し、第4レンズ群L4がレンズ群NFに相当し、第5レンズ群L5がレンズ群PLに相当する。
実施例1のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は物体側に単調移動している。そして広角端に比べ望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が広く、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭くなるようにしている。また第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔が広く、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が狭くなるように各レンズ群が移動している。
実施例1では、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行っている。第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。また望遠端のズーム位置において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を後方(像側)へ繰り込むことで行っている。
図3,図5,図7の実施例2乃至4においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群、L6は正の屈折力の第6レンズ群である。第3レンズ群L3と第4レンズ群L4が中間群GPに相当し、第5レンズ群L5がレンズ群NFに相当し、第6レンズ群L6がレンズ群PLに相当する。
実施例2のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は物体側に単調移動している。そして広角端に比べ望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が広くなるようにしている。また第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭く、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔が狭く、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が広く、第5レンズ群L5と第6レンズ群L6の間隔が広くなるようにしている。
実施例3のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は物体側に単調移動している。そして広角端に比べ望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が広くなるようにしている。また第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭く、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔が広く、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が広く、第5レンズ群L5と第6レンズ群L6の間隔が広くなるようにしている。
実施例4のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は物体側に単調移動している。そして広角端に比べ望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が広くなるようにしている。また第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭く、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔が広く、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が広く、第5レンズ群L5と第6レンズ群L6の間隔が広くなるようにしている。
実施例2乃至4では、第5レンズ群L5を光軸上移動させてフォーカシングを行っている。第5レンズ群L5の実線の曲線5aと点線の曲線5bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。また望遠端のズーム位置において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印5cに示すように第5レンズ群L5を後方(像側)へ繰り込むことで行っている。
収差図においてFnoはFナンバー、ωは半画角(度)であり、光線追跡値による画角である。球面収差図において、dはd線(波長587.56nm)、gはg線(波長435.835nm)である。非点収差図においてΔSはd線におけるサジタル像面、ΔMはd線におけるメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図においてgはg線である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用のレンズ群が機構上、光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
本発明のズームレンズは、所定のズーム比を確保し、収差を良好に補正するために、物体側から像側へ順に、次の如く構成している。正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、1つ以上のレンズ群を含み、全体として正の屈折力の中間群GP、負の屈折力のレンズ群NF、正の屈折力のレンズ群PLより構成している。
そしてフォーカシングに際して、レンズ群NFが移動する。広角端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群NFの横倍率をβnfw、広角端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群PLの横倍率をβplwとする。このとき、
−10.0<(1−β2nfw)×β2plw<−1.0 ・・・(1)
なる条件式を満たす。
負の屈折力のレンズ群NFの像側に正の屈折力のレンズ群PLを配置することで、正の屈折力を有するレンズ群PLにフィールドレンズの役割を持たせ射出瞳位置を遠ざけている。これにより、例えば固体撮像素子等を用いた撮影装置に必要な像側でテレセントリック性を良くしている。そして、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1が物体側へ移動する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が増大するようにし、かつ後続のレンズ群も移動させることで、望遠端での入射瞳を任意に移動させて、全系の小型化を図っている。
また、全体として正の屈折力の中間群GPをズーミングに際して移動させることで、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の変倍作用を分担する。これにより、ズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の移動量を軽減して、望遠端におけるレンズ全長を短縮している。また、フォーカシングに際して、負の屈折力のレンズ群NFが移動する。インナーフォーカス式のズームレンズは、フォーカス用のレンズ群が小型軽量となり、操作性が容易で、しかも高速操作が容易となる。又無限遠物体と至近物体にフォーカスしたときのレンズ系全体の重心位置の変化が少なく、ホールディングしやすい等の利点がある。
一方、F値(Fナンバー)の小さい、明るいズームレンズにおいてインナーフォーカス式を採用すると、フォーカシングの際の収差変動が大きくなり、このときの収差変動を良好に補正することが難しく、光学性能を良好に維持するのが困難になる。そのため、本発明では、フォーカシングによる広角側において像面湾曲の変動、望遠側において球面収差の変動を軽減するとともに全系の小型化を図るために、負の屈折力のレンズ群NFと正の屈折力のレンズ群PLを有する構成としている。
特に、負の屈折力のレンズ群NFの最も像側のレンズ面は、像側に凹形状として望遠側において球面収差の変動を軽減している。
条件式(1)は、広角端におけるレンズ群NFの位置敏感度を規定したものである。ここで、位置敏感度ESとは、移動レンズ群を光軸方向に距離Δxだけ移動させたときの結像位置(ピント位置)の光軸方向の移動量Δskの比
ES=Δsk/Δx
である。レンズ群NFの移動量のバックフォーカスのズレ量をΔsk、広角端におけるレンズ群NFの横倍率をβnfw、レンズ群NFより像側のレンズ群PLの横倍率をβplw、レンズ群NFの移動量をΔxとするとき、ズレ量Δskは概ね次の式で表わされる。
Δsk={(1−β2nfw)×β2plw}×Δx
上式によれば、位置敏感度は移動レンズ群の横倍率の絶対値が1の時0となり、横倍率の絶対値が1から離れるにしたがって大きくなることがわかる。レンズ群NFをフォーカス(合焦)レンズ群とする際、レンズ群NFとレンズ群NFより像側のレンズ群PLとが干渉しないよう、光軸方向に予め十分な間隔を設定し、そのレンズ群を離さなければならない。
条件式(1)の上限を超えた場合、像を所定量移動するために必要な移動量が大きくなり、全系の小型化が困難になる。また、像を所定量移動するためにレンズ群NFを移動した際の広角側において球面収差や像面湾曲の変動抑制が増大してくる。条件式(1)の下限を超えた場合、レンズ群NFの微小な移動に対し、結像位置が大きく移動し、高い精度の位置制御が要求されてくるので、好ましくない。
各実施例において更に好ましくは条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−6.0<(1−β2nfw)×β2plw<−1.1 ・・・(1a)
条件式(1a)を満たすことにより、広角端におけるレンズ群NFの位置敏感度が更に適切に設定され、高速かつ高精度な焦点調節を行うことが容易となる。更に好ましくは条件式(1a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−5.6<(1−β2nfw)×β2plw<−1.2 ・・・(1b)
以上のように各レンズ群の構成を適切にし、条件式(1)を満たすことにより、ズーム全域で高い結像性能を有した高ズーム比で全系が小型なズームレンズが得られる。更に迅速なフォーカシングが容易になる。
各実施例において、更に好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのがよい。広角端における全系の焦点距離をfw、レンズ群NFの焦点距離をfnfとする。望遠端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群NFとレンズ群PLの光軸上のレンズ間隔をDaとする。第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。望遠端における全系の焦点距離をftとする。レンズ群PLの焦点距離をfplとする。レンズ群NFが1枚の正レンズNFpと、1枚の負レンズNFnからなるとき、正レンズNFpの材料のアッベ数をνnfp、負レンズNFnの材料のアッベ数をνnfnとする。
レンズ群NFが1枚の負レンズNFnAからなるとき、負レンズNFnAの材料のアッベ数をνnfnAとする。望遠端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群NFの横倍率をβnft、望遠端において無限遠にフォーカスしているときのレンズ群PLの横倍率をβpltとする。このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.8<|fnf/fw|<4.0 ・・・(2)
0.10<|Da/fnf|<0.95 ・・・(3)
0.2<|f2/fw|<1.2 ・・・(4)
0.2<|fnf/ft|<0.8 ・・・(5)
0.22<|fnf/fpl|<0.90 ・・・(6)
1.3<νnfn/νnfp<2.8 ・・・(7)
55<νnfnA<90 ・・・(8)
−8.0<(1−β2nft)×β2plt<−1.5・・・(9)
なお、材料のアッベ数νdはフラウンホーファ線のd線、F線、C線における屈折率を各々Nd、NF、NCとする。このとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
で定義される。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(2)は、負の屈折力のレンズ群NFの焦点距離を広角端における全系の焦点距離で規定した式である。条件式(2)の上限を超えて、レンズ群NFの負の屈折力が弱くなりすぎると(負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎると)、フォーカシングを行う際、所望の大きさの空間を予め確保する必要があり、レンズ全長が増大してくる。
条件式(2)の下限を超えると、レンズ群NFから射出する光束の発散が強くなりすぎて、広角側においてフォーカシングに伴い像面湾曲や球面収差の変動が増大してくる。また、所望の長さのバックフォーカスを確保することが難しくなってくる。
条件式(3)は、負の屈折力のレンズ群NFでフォーカシングを良好に行うための条件である。条件式(3)の上限を超えて、レンズ群NFの負の屈折力が大きくなると(負の屈折力の絶対値が大きくなると)、全系の小型化は容易となるが、中間焦点距離域から望遠端にかけての非点収差の補正が困難になる。条件式(3)の下限を超えて、レンズ群NFの負の屈折力が小さくなると、近距離物体にフォーカシングする際にレンズ群NFの移動量が増大し、全系が大型化してくる。また、望遠端において、所望のズーム比を得ようとすると、前玉有効径が増加してくる。
条件式(4)は、第2レンズ群L2の焦点距離f2を広角端における全系の焦点距離fwで規定した式である。条件式(4)の上限を超えて第2レンズ群L2の負の屈折力が小さくなると高ズーム比化を図る際にレンズ全長が増大してくる。条件式(4)の下限を超えて第2レンズ群L2の負の屈折力が大きくなると、高ズーム比化およびレンズ全長の短縮には有利となるが、ペッツバール和が負の方向に大きくなり、像面湾曲の増大してくる。
条件式(5)は、負の屈折力のレンズ群NFの焦点距離を望遠端における全系の焦点距離で規定した式である。望遠端において無限遠にフォーカスしているときの横倍率に対して、至近側へフォーカスしているときの横倍率は、負の屈折力のレンズ群NFが像側へ移動するため、小さくなる。条件式(5)の上限を超えて、負の屈折力のレンズ群NFの焦点距離の絶対値が大きくなると、望遠端においてフォーカシングに伴う球面収差の変動が大きくなってくる。条件式(5)の下限を超えて負の屈折力のレンズ群NFの焦点距離の絶対値が小さくなると、至近側へのフォーカシングに伴い、画角が大きく変動してくるので良くない。
条件式(6)は、負の屈折力のレンズ群NFの焦点距離を正の屈折力のレンズ群PLの焦点距離で規定した式であり、高ズーム比化を図りつつ全系の小型化を図るためのものである。条件式(6)の上限を超え、レンズ群PLの焦点距離が短くなると、広角端から望遠端にズーミングする際に諸収差が大きく発生し、これを補正するためにはレンズ群PLのレンズ枚数を増加しなければならなくなってくる。条件式(6)の下限を超えると、広角端において射出瞳位置が近くなり過ぎ、テレセントリック性を良好に維持するのが困難になる。また、フォーカシングに際して球面収差や軸上色収差の変動が増大してくる。
条件式(7)は、負の屈折力のレンズ群NFを1枚の正レンズNFpと1枚の負レンズNFnで構成したときの正レンズNFpの材料のアッベ数と、負レンズNFnの材料のアッベ数の比を規定した式である。条件式(7)の上限を超えてアッベ数の比が大きくなると、ズーミングに際しての軸上色収差の変動を軽減しつつ、フォーカシングに際してのコマ収差の変動を軽減するのが困難となる。条件式(7)の下限を超えてアッベ数の比が小さくなると、レンズ群NF内において色消しするためにレンズ群NFの各レンズ面をパワーを強くしなければならず、低次の収差係数が大きくなり、諸収差の補正が困難となる。
条件式(8)は、負の屈折力のレンズ群NFを1枚の負レンズNFnAで構成したときの負レンズNFnAの材料のアッベ数を規定したもので、フォーカシングに際しての軸上色収差の変動を小さく抑えるための条件を規定している。条件式(8)の下限を超えると、フォーカシングに際しての軸上色収差の変動が大きくなり、特に望遠側において変動が大きくなってくる。条件式(8)の上限値を超えると、所望の屈折力を持たせるために、レンズ面の曲率を大きくする必要がある。その結果、フォーカシングに伴う像面湾曲の変動を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(9)は望遠端におけるレンズ群NFの横倍率をβnftと、望遠端におけるレンズ群NFよりも像側のレンズ群PLの横倍率をβpltの比に関する。条件式(9)の上限を超えると、望遠側においてレンズ群NFのフォーカシングに際しての移動量が大きくなり、全系の小型化が困難になる。条件式(9)の下限を超えると、望遠側においてレンズ群NFのフォーカシングに伴う像面湾曲の変動が大きくなってくる。
以上のように本発明によれば、高ズーム比、かつレンズ系全体が小型で、迅速なフォーカスができ、球面収差、コマ収差、像面湾曲などの諸収差を良好に補正した高い光学性能が得られるズームレンズが得られる。
更に好ましくは条件式(2)乃至(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.9<|fnf/fw|<2.8 ・・・(2a)
0.15<|Da/fnf|<0.88 ・・・(3a)
0.6<|f2/fw|<1.0 ・・・(4a)
0.23<|fnf/ft|<0.70 ・・・(5a)
0.25<|fnf/fpl|<0.80 ・・・(6a)
1.4<νnfn/νnfp<2.5 ・・・(7a)
60<νnfnA<82 ・・・(8a)
−7.7<(1−β2nft)×β2plt<−1.7 ・・・(9a)
条件式(2a)を満たすことにより、負の屈折力のレンズ群NFと広角端における全系の焦点距離との比がより適正となり、広画角化とフォーカシングによる球面収差の変動を更に軽減できる。条件式(3a)を満たすことにより、負の屈折力のレンズ群NFのフォーカシングに際しての移動空間を適正化でき、また、広角端におけるレンズ全長の短縮および前玉有効径の小型化が更に容易になる。条件式(4a)を満たすことにより、広画角化と高ズーム比化を図りつつ、ズーミングに際しての像面湾曲の変動を軽減するのが容易になる。
条件式(5a)を満たすことにより、負の屈折力のレンズ群NFの更なる小型軽量化を図りつつ望遠端におけるレンズ全長の短縮が容易になる。条件式(6a)を満たすことにより、ズーム全域に渡ってフォーカシングに伴う像面湾曲の変動を、より軽減することが容易となる。条件式(7a)を満たすことにより、ズーミングに際しての軸上色収差の変動と倍率色収差の変動を、より軽減することが容易になる。条件式(8a)を満たすことにより、負の屈折力のレンズ群NFから生ずる偏芯コマ収差を軽減するのがより容易となる。
条件式(9a)を満たすことにより、フォーカシングに際しての収差変動を更に軽減することが容易になる。好ましくは条件式(2a)乃至(9a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.01<|fnf/fw|<2.60 ・・・(2b)
0.18<|Da/fnf|<0.80 ・・・(3b)
0.7<|f2/fw|<0.9 ・・・(4b)
0.25<|fnf/ft|<0.65 ・・・(5b)
0.27<|fnf/fpl|<0.72 ・・・(6b)
1.5<νnfn/νnfp<2.3 ・・・(7b)
65<νnfnA<75 ・・・(8b)
−7.5<(1−β2nft)×β2plt<−1.9 ・・・(9b)
実施例2、3では、第4レンズ群L4の像側の正レンズを光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させることにより、光学系全体が振動(傾動)したときの撮影画像のぶれを補正するようにしている。尚、各実施例では任意のレンズ群を光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動させて画像ぶれの補正を行ってもよい。
次に本発明のズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例を図9を用いて説明する。図9において、10はカメラ本体、11は実施例1乃至4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
以下、実施例1乃至4に対応する数値実施例1乃至4の具体的数値データを示す。各数値実施例において、iは物体側から数えた面の番号を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径である。diは第i面と第(i+1)面との軸上間隔である。ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10を各々非球面係数としたとき、
なる式で表している。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10-xを意味している。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの距離を示している。広角は広角端、中間は中間のズーム位置、望遠は望遠端を示している。また、前述の各条件式に関するパラメータ及び各条件式に対する各数値実施例との関係を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 152.084 1.50 1.84666 23.8
2 87.856 5.60 1.60311 60.6
3 666.732 0.20
4 53.075 4.38 1.69680 55.5
5 87.855 (可変)
6 68.608 1.48 1.83481 42.7
7 16.086 9.11
8 -98.918 1.35 1.80400 46.6
9 38.593 0.20
10 27.267 4.89 1.80809 22.8
11 -748.017 1.23 1.77250 49.6
12 69.141 (可変)
13 ∞ (可変) (フレアーカット絞り)
14 31.223 1.00 2.00069 25.5
15 18.182 6.74 1.61800 63.3
16 -69.750 2.00
17(絞り) ∞ 2.00
18* 32.539 4.79 1.55332 71.7
19* -48.623 (可変)
20 -49.741 2.62 1.84666 23.8
21 -19.832 1.00 1.69350 53.2
22 32.513 (可変)
23* 62.039 4.97 1.55332 71.7
24 -27.814 0.50
25 -102.764 4.68 1.59522 67.7
26 -18.865 0.00
27 -18.865 1.30 1.91082 35.3
28 58.577 1.01
29 269.777 2.59 1.85026 32.3
30 -64.164 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第18面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.92991e-006 A 6=-1.14326e-008
A 8= 1.68392e-011

第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.05318e-006 A 6=-9.33790e-009

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.40775e-006 A 6=-6.88030e-010
A 8= 7.08343e-012

各種データ
ズーム比 4.23
広角 中間 望遠
焦点距離 24.70 44.23 104.57
Fナンバー 3.60 4.50 5.60
半画角(度) 41.22 26.07 11.69
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 164.73 170.65 201.71
BF 38.60 49.38 64.11

d 5 1.50 17.62 48.21
d12 17.21 9.67 5.80
d13 22.10 12.00 2.78
d19 1.86 5.00 9.29
d22 18.34 11.86 6.41
d30 38.60 49.38 64.11

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 136.23
2 6 -18.34
3 13 ∞
4 14 23.37
5 20 -32.18
6 23 114.78
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 200.000 2.00 1.90366 31.3
2 77.733 7.43 1.59522 67.7
3 -280.363 0.10
4 51.743 3.78 1.77250 49.6
5 83.493 (可変)
6* 115.999 1.37 1.85135 40.1
7 19.098 7.45
8 -39.190 1.10 1.80400 46.6
9 45.778 0.14
10 35.008 6.87 1.85478 24.8
11 -39.058 1.18
12 -25.770 1.10 1.85135 40.1
13* -59.332 (可変)
14(絞り) ∞ 1.00
15* 20.502 7.09 1.61881 63.9
16* -44.855 2.00
17 97.510 5.16 1.59522 67.7
18 -28.310 1.20 1.83400 37.2
19 17.939 1.45
20 37.907 3.19 1.69680 55.5
21 -45.709 (可変)
22 -47.839 1.59 1.84666 23.8
23 -31.983 1.00 1.74400 44.8
24 70.197 2.00
25 32.043 4.67 1.43875 94.9
26 -26.503 (可変)
27 275.115 2.74 1.92286 18.9
28 -35.437 1.00 1.90270 31.0
29* 31.031 (可変)
30 -83.298 5.03 1.53775 74.7
31 -32.444 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.68557e-006 A 6= 1.48638e-008
A 8=-6.90836e-011 A10= 1.50692e-013

第13面
K =-1.83261e+000 A 4=-2.27230e-006 A 6= 2.61258e-008
A 8=-1.32016e-010 A10= 3.98803e-013

第15面
K =-4.60320e-001 A 4=-4.31200e-006 A 6= 1.59871e-008
A 8= 8.25859e-012

第16面
K =-1.23264e+001 A 4=-2.18402e-006 A 6= 3.28436e-008
A 8=-5.47342e-011

第29面
K =-5.78822e-001 A 4= 6.08432e-006 A 6=-6.57045e-009

各種データ
ズーム比 4.68
広角 中間 望遠
焦点距離 28.80 41.68 134.79
Fナンバー 4.12 5.00 5.88
半画角(度) 36.92 27.43 9.12
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 158.46 162.93 211.19
BF 36.97 36.95 38.38

d 5 1.50 9.87 45.61
d13 36.57 24.90 7.08
d21 2.11 1.98 1.95
d26 1.88 6.94 16.47
d29 7.78 10.64 30.05
d31 36.97 36.95 38.38

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 115.54
2 6 -20.50
3 14 30.79
4 22 128.71
5 27 -40.05
6 30 95.52
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 200.000 2.00 1.84666 23.8
2 89.175 7.82 1.59522 67.7
3 -1693.392 0.10
4 49.417 5.80 1.83481 42.7
5 84.598 (可変)
6* 84.364 1.37 1.85135 40.1
7 15.304 9.77
8 -38.939 1.10 1.81600 46.6
9 64.380 0.14
10 41.625 6.12 1.85478 24.8
11 -46.574 1.30
12 -27.668 1.10 1.85135 40.1
13* -40.123 (可変)
14(絞り) ∞ 1.00
15* 23.424 7.60 1.69680 55.5
16* -60.498 2.00
17 153.559 6.18 1.59522 67.7
18 -16.363 1.20 1.83400 37.3
19 22.075 1.27
20 46.064 3.49 1.71300 53.9
21 -37.666 (可変)
22 -64.880 1.70 1.80518 25.4
23 -36.876 1.00 1.76200 40.1
24 65.168 2.00
25 40.524 4.22 1.48749 70.2
26 -30.481 (可変)
27 -614.890 1.50 1.55332 71.7
28* 36.346 (可変)
29 -333.699 4.63 1.59522 67.7
30 -45.052 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.39715e-006 A 6=-1.11244e-008
A 8= 9.00320e-012 A10=-3.43385e-015

第13面
K = 1.93305e+000 A 4= 1.64349e-006 A 6= 9.39889e-009
A 8=-8.21934e-011 A10= 2.65274e-013

第15面
K =-4.03860e+000 A 4= 3.51670e-005 A 6=-4.98430e-008
A 8= 1.82645e-010 A10=-9.19935e-014

第16面
K = 1.31581e+001 A 4= 1.56671e-005 A 6= 6.37646e-009
A 8= 8.30086e-011

第28面
K =-9.80403e-001 A 4= 4.75909e-006 A 6=-1.00540e-008

各種データ
ズーム比 4.13
広角 中間 望遠
焦点距離 24.70 32.04 102.11
Fナンバー 4.10 4.10 4.10
半画角(度) 41.22 34.03 11.96
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 148.96 152.86 207.64
BF 35.80 36.22 53.51

d 5 1.50 8.52 42.05
d13 29.63 21.94 3.41
d21 1.40 1.85 1.99
d26 0.73 3.77 2.64
d28 5.50 6.16 29.64
d30 35.80 36.22 53.51

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 107.61
2 6 -21.00
3 14 32.86
4 22 139.58
5 27 -61.97
6 29 86.98
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 143.229 1.90 1.85478 24.8
2 61.995 6.60 1.77250 49.6
3 251.772 0.15
4 57.137 4.16 1.77250 49.6
5 101.019 (可変)
6 45.867 1.80 1.88300 40.8
7 15.170 10.23
8 -87.815 1.30 1.80400 46.6
9 31.799 0.40
10 26.618 5.96 1.85478 24.8
11 -153.523 1.20 1.77250 49.6
12 99.251 3.00
13 ∞ (可変) (フレアーカット絞り)
14(絞り) ∞ 0.80
15 20.252 2.56 1.49700 81.5
16 56.927 3.11
17 40.058 1.00 1.77250 49.6
18 13.755 7.70 1.51742 52.4
19 -97.041 (可変)
20* 40.197 5.67 1.58313 59.4
21 -21.225 0.80 1.80809 22.8
22 -42.723 (可変)
23 -25.097 3.55 1.80100 35.0
24 -14.903 1.00 1.59522 67.7
25 29.926 (可変)
26 42.007 5.33 1.49700 81.5
27 -57.908 0.50
28 108.364 1.30 1.80518 25.4
29 38.873 2.12
30 141.052 3.72 1.59522 67.7
31 -62.382 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第20面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.84828e-006 A 6= 5.68576e-009
A 8= 4.07031e-011

各種データ
ズーム比 3.84
広角 中間 望遠
焦点距離 25.39 46.78 97.55
Fナンバー 3.60 5.75 5.74
半画角(度) 40.44 24.82 12.51
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 161.27 177.91 202.87
BF 42.60 51.08 52.16

d 5 0.90 19.20 46.35
d13 29.96 13.29 0.93
d19 2.57 3.65 5.27
d22 4.30 8.16 15.61
d25 5.10 6.70 6.71
d31 42.60 51.08 52.16

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 130.67
2 6 -19.50
3 14 46.57
4 20 44.74
5 23 -25.91
6 26 49.62

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群
Gp レンズ群Gp NF レンズ群NF PL レンズ群PL

Claims (12)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の中間群GP、負の屈折力のレンズ群NF、正の屈折力のレンズ群PLを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    フォーカシングに際して、前記レンズ群NFが移動し、広角端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群NFの横倍率をβnfw、広角端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群PLの横倍率をβplwとするとき、
    −10.0<(1−βnfw)×βplw<−1.0
    なる条件式を満たすことを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端における全系の焦点距離をfw、前記レンズ群NFの焦点距離をfnfとするとき、
    0.8<|fnf/fw|<4.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記レンズ群NFの焦点距離をfnf、望遠端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群NFと前記レンズ群PLの光軸上のレンズ間隔をDaとするとき、
    0.10<|Da/fnf|<0.95
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端における全系の焦点距離をfw、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    0.2<|f2/fw|<1.2
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記レンズ群NFの焦点距離をfnf、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    0.2<|fnf/ft|<0.8
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記レンズ群NFの焦点距離をfnf、前記レンズ群PLの焦点距離をfplとするとき、
    0.22<|fnf/fpl|<0.90
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記レンズ群NFは1枚の正レンズNFpと、1枚の負レンズNFnからなり、前記正レンズNFpの材料のアッベ数をνnfp、前記負レンズNFnの材料のアッベ数をνnfnとするとき、
    1.3<νnfn/νnfp<2.8
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記レンズ群NFは1枚の負レンズNFnAからなり、前記負レンズNFnAの材料のアッベ数をνnfnAとするとき、
    55<νnfnA<90
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 望遠端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群NFの横倍率をβnft、望遠端において無限遠にフォーカスしているときの前記レンズ群PLの横倍率をβpltとするとき、
    −8.0<(1−βnft)×βplt<−1.5
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記中間群GPは正の屈折力の第3レンズ群よりなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記中間群GPは正の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群よりなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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