JP2016068760A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ走行モードにおける車両の急減速を回避する。
【解決手段】エンジン11とモータジェネレータ12とを接続する第1動力伝達経路に設けられる入力クラッチ23と、通電時に入力クラッチ23を解放状態に制御し、非通電時に入力クラッチ23を締結状態に制御する入力クラッチ圧制御弁81と、第1動力伝達経路と駆動輪とを接続する第2動力伝達経路に設けられる出力クラッチ26と、通電時に出力クラッチ26を解放状態に制御し、非通電時に出力クラッチ26を締結状態に制御する出力クラッチ圧制御弁84と、入力クラッチ圧制御弁81に通電ライン83を介して接続され、出力クラッチ圧制御弁84に通電ライン86を介して接続されるミッション制御ユニット61と、通電ライン86にフェイルセーフリレー90を介して接続される予備通電ライン92を備え、出力クラッチ圧制御弁84に電流を供給するハイブリッド制御ユニット62と、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、エンジンと電動モータとを備える車両用制御装置に関する。
動力源としてエンジンおよび電動モータを備えるハイブリッド車両が開発されている。このハイブリッド車両が備える動作モードとして、エンジンと電動モータとの間に設けられるクラッチを解放し、エンジンを停止させて電動モータを駆動するモータ走行モードがある(特許文献1参照)。ところで、エンジンと電動モータとの間に設けられるクラッチは、故障時にエンジン動力を用いた最低限の走行性能を確保する観点から、コントローラによって通電されなくとも締結されるクラッチ、つまり常時締結タイプのクラッチであることが多い。このため、前述したモータ走行モードでの走行中に、誤ってイグニッションスイッチがオフ操作された場合には、コントローラの機能停止に伴ってクラッチが急締結されるため、車両を急減速させて挙動を不安定にする虞があった。そこで、特許文献1に記載のハイブリッド車両においては、イグニッションスイッチがオフ操作された場合に、セルフシャットリレーを制御してコントローラに対する電源供給を継続し、モータ走行モードにおけるクラッチの急締結を回避している。
特開2012−218494号公報
ところで、コントローラが機能停止に陥る状況としては、イグニッションスイッチのオフ操作に限られることはなく、コントローラの電源ラインに切断故障が発生した場合や、コントローラ自体に故障が発生した場合等が考えられる。このように、コントローラ自体の故障等によって機能停止に陥った場合には、特許文献1に記載のハイブリッド車両のように、セルフシャットリレーを利用してクラッチの急締結を回避することは困難である。すなわち、モータ走行モードでの走行中にコントローラ自体の故障等が発生した場合には、クラッチの急締結に伴って車両が急減速することになっていた。このように、モータ走行モードにおいて車両を急減速させることは、車両の挙動を不安定にする要因であることから、車両の急減速を回避することが所望されている。
本発明の目的は、モータ走行モードにおける車両の急減速を回避することにある。
本発明の車両用制御装置は、エンジンと電動モータとを接続する第1動力伝達経路に設けられ、締結状態と解放状態とに切り替えられる入力クラッチ機構と、通電時に前記入力クラッチ機構を解放状態に制御し、非通電時に前記入力クラッチ機構を締結状態に制御する入力クラッチ制御部と、前記第1動力伝達経路と駆動輪とを接続する第2動力伝達経路に設けられ、締結状態と解放状態とに切り替えられる出力クラッチ機構と、通電時に前記出力クラッチ機構を解放状態に制御し、非通電時に前記出力クラッチ機構を締結状態に制御する出力クラッチ制御部と、前記入力クラッチ制御部に第1通電ラインを介して接続され、前記出力クラッチ制御部に第2通電ラインを介して接続され、前記入力クラッチ制御部と前記出力クラッチ制御部とに電流を供給する第1通電制御部と、前記第2通電ラインに切替スイッチを介して接続される予備通電ラインを備え、前記出力クラッチ制御部に電流を供給する第2通電制御部と、前記入力クラッチ機構を解放して前記出力クラッチ機構を締結し、前記電動モータを駆動するモータ走行モードを実行する走行モード制御部と、を有し、前記モータ走行モードが実行された状態のもとで、前記第1通電制御部が機能を失った場合に、前記切替スイッチを介して前記第2通電ラインに前記予備通電ラインを接続し、前記第2通電制御部から前記出力クラッチ制御部に電流を供給する。
本発明によれば、モータ走行モードが実行された状態のもとで、第1通電制御部が機能を失った場合に、切替スイッチを介して第2通電ラインに予備通電ラインを接続し、第2通電制御部から出力クラッチ制御部に電流を供給する。これにより、出力クラッチ機構を解放状態に制御することが可能となり、車両の急減速を回避することが可能となる。
本発明の一実施の形態である車両用制御装置を示す図である。 (a)および(b)は、パワーユニットが備える各種動作モードを示す概略図である。 ミッション制御ユニット、ハイブリッド制御ユニットおよびバルブボディの一部を示す概略図である。 フェイルセーフリレーの作動状態を示す説明図である。 リンプホーム制御の実行状況を示すタイムチャートである。 パラレル走行モードにおけるパワーユニットおよび制御系の作動状況を示す概略図である。 モータ走行モードにおけるパワーユニットおよび制御系の作動状況を示す概略図である。 第1リンプホームモードにおけるパワーユニットおよび制御系の作動状況を示す概略図である。 第2リンプホームモードにおけるパワーユニットおよび制御系の作動状況を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である車両用制御装置10を示す図である。図1に示すように、車両用制御装置10は、エンジン11およびモータジェネレータ(電動モータ)12からなるパワーユニット13を有している。動力源であるエンジン11には、スロットルバルブやインジェクタ等の補機14が設けられている。また、モータジェネレータ12のステータ15には、インバータ16およびコンバータ17を介して高電圧バッテリ18が接続されている。
パワーユニット13は無段変速機20を有しており、無段変速機20はプライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22を備えている。プライマリプーリ21の一方側には、入力クラッチ23およびトルクコンバータ24を介してエンジン11が連結されている。また、プライマリプーリ21の他方側には、モータジェネレータ12のロータ25が連結されている。さらに、セカンダリプーリ22には、出力クラッチ26、駆動輪出力軸27およびディファレンシャル機構28を介して駆動輪29が連結されている。このように、エンジン11とモータジェネレータ12とは、トルクコンバータ24、入力クラッチ23およびプライマリプーリ21等からなる第1動力伝達経路31を介して接続されている。また、第1動力伝達経路31と駆動輪29とは、セカンダリプーリ22、出力クラッチ26、駆動輪出力軸27およびディファレンシャル機構28等からなる第2動力伝達経路32を介して接続されている。
トルクコンバータ24とプライマリプーリ21との間には、入力クラッチ(入力クラッチ機構)23が設けられている。つまり、エンジン11とモータジェネレータ12とを接続する第1動力伝達経路31には、締結状態と解放状態とに切り替えられる入力クラッチ23が設けられている。この入力クラッチ23は、トルクコンバータ24のタービン軸33に連結される摩擦プレート40と、プライマリプーリ21のプライマリ軸34に連結される摩擦プレート41と、を有している。また、入力クラッチ23は、作動油が供給される油圧アクチュエータ42を有している。油圧アクチュエータ42内の油圧を上昇させると、摩擦プレート40,41は互いに係合される一方、油圧アクチュエータ42内の油圧を低下させると、摩擦プレート40,41の係合状態は解除される。すなわち、入力クラッチ23に作動油を供給することにより、入力クラッチ23は接続状態に切り替えられる一方、入力クラッチ23から作動油を排出することにより、入力クラッチ23は解放状態に切り替えられる。なお、入力クラッチ23は、単板クラッチであっても良く、多板クラッチであっても良い。
セカンダリプーリ22と駆動輪出力軸27との間には、出力クラッチ(出力クラッチ機構)26が設けられている。つまり、第1動力伝達経路31と駆動輪29とを接続する第2動力伝達経路32には、締結状態と解放状態とに切り替えられる出力クラッチ26が設けられている。この出力クラッチ26は、セカンダリプーリ22のセカンダリ軸35に連結される摩擦プレート45と、駆動輪出力軸27に連結される摩擦プレート46と、を有している。また、出力クラッチ26は、作動油が供給される油圧アクチュエータ47を有している。油圧アクチュエータ47内の油圧を上昇させると、摩擦プレート45,46は互いに係合される一方、油圧アクチュエータ47内の油圧を低下させると、摩擦プレート45,46の係合状態は解除される。すなわち、出力クラッチ26に作動油を供給することにより、出力クラッチ26は接続状態に切り替えられる一方、出力クラッチ26から作動油を排出することにより、出力クラッチ26は解放状態に切り替えられる。なお、出力クラッチ26は、単板クラッチであっても良く、多板クラッチであっても良い。
前述した入力クラッチ23、出力クラッチ26、無段変速機20およびトルクコンバータ24等に作動油を供給するため、パワーユニット13には、エンジン11やプライマリ軸34に駆動されるオイルポンプ50が設けられている。また、パワーユニット13には、作動油の供給先や圧力を制御するため、複数のソレノイドバルブや油路によって構成されるバルブボディ51が設けられている。そして、オイルポンプ50から吐出される作動油は、バルブボディ51を経て入力クラッチ23や出力クラッチ26等に供給される。
オイルポンプ50は、一方向クラッチ52を備えたチェーン機構53を介して、トルクコンバータ24のポンプシェル54に連結されている。また、オイルポンプ50は、一方向クラッチ55を備えたチェーン機構56を介して、プライマリ軸34に連結されている。これにより、ポンプシェル54の回転速度がプライマリ軸34の回転速度以上である場合には、ポンプシェル54からチェーン機構53を介してオイルポンプ50に駆動力が伝達される。すなわち、エンジン11が駆動される場合には、エンジン動力によってオイルポンプ50が駆動される。一方、ポンプシェル54の回転速度がプライマリ軸34の回転速度未満である場合には、プライマリ軸34からチェーン機構56を介してオイルポンプ50に駆動力が伝達される。すなわち、後述するモータ走行モードのように、エンジン11が停止する場合であっても、前進走行時にはプライマリ軸34によってオイルポンプ50が駆動される。なお、エンジン停止を伴う低速走行時や、エンジン停止を伴う後退走行時においても、制御油圧を確保する観点から、パワーユニット13には図示しない電動オイルポンプが設けられる。
車両用制御装置10には、パワーユニット13の作動状態を制御するため、複数の制御ユニット60〜62が設けられている。制御ユニットとして、エンジン11を制御するエンジン制御ユニット60が設けられており、無段変速機20、入力クラッチ23および出力クラッチ26等を制御するミッション制御ユニット61が設けられている。また、制御ユニットとして、モータジェネレータ12を制御するハイブリッド制御ユニット62が設けられている。前述したエンジン制御ユニット60は、スロットルバルブやインジェクタ等の補機14に制御信号を出力し、エンジン11の作動状態を制御する。また、ミッション制御ユニット61は、バルブボディ51に制御信号を出力し、無段変速機20、入力クラッチ23および出力クラッチ26等の作動状態を制御する。さらに、ハイブリッド制御ユニット62は、インバータ16やコンバータ17に制御信号を出力し、モータジェネレータ12の作動状態を制御する。なお、ハイブリッド制御ユニット62には、高電圧バッテリ18から充電状態SOCが送信される。
これらの制御ユニット60〜62は、CPU、ROM、RAM等によって構成されるマイクロコンピュータや、各種アクチュエータに対する制御電流を生成する駆動回路部等を有している。また、各制御ユニット60〜62は、CAN等の車載ネットワーク63を介して互いに接続されている。この車載ネットワーク63には、乗員に操作されるセレクトレバー64の操作位置を検出するインヒビタスイッチ65が接続されている。また、車載ネットワーク63には、アクセルペダルの操作状況を検出するアクセルセンサ66、ブレーキペダルの操作状況を検出するブレーキセンサ67、車速を検出する車速センサ68等が接続されている。このように、車載ネットワーク63上では、車両の走行状態を示す各種パラメータが送信されている。
図2(a)および(b)は、パワーユニット13が備える各種動作モードを示す概略図である。図2(a)および(b)に示すように、パワーユニット13は、動作モードとして、モータ走行モードおよびパラレル走行モードを有している。図2(a)に示すように、モータ走行モードを設定する際には、入力クラッチ23が解放されて出力クラッチ26が締結される。モータ走行モードにおいては、エンジン11を停止させてモータジェネレータ12の動力のみが駆動輪29に伝達される。また、図2(b)に示すように、パラレル走行モードを設定する際には、入力クラッチ23および出力クラッチ26が締結される。パラレル走行モードにおいては、モータジェネレータ12およびエンジン11の動力が駆動輪29に伝達される。なお、パラレル走行モードにおいて、モータジェネレータ12を空転させることにより、エンジン動力のみを駆動輪29に伝達しても良い。また、走行モードとして、モータ走行モードを設定するか、パラレル走行モードを設定するかについては、車速、アクセル開度および充電状態SOC等に基づき決定される。このようなモータ走行モードやパラレル走行モードを実行するため、エンジン制御ユニット60、ミッション制御ユニット61およびハイブリッド制御ユニット62は、走行モード制御部として機能している。
続いて、ミッション制御ユニット61、ハイブリッド制御ユニット62およびバルブボディ51の構成について説明する。図3はミッション制御ユニット61、ハイブリッド制御ユニット62およびバルブボディ51の一部を示す概略図である。図3に示すように、ミッション制御ユニット(第1通電制御部)61は、イグニッション電源ライン70を介して低電圧バッテリ71に接続されている。このイグニッション電源ライン70には、乗員によってオン・オフ操作されるイグニッションスイッチ72が設けられている。また、ミッション制御ユニット61は、メイン電源ライン(電源ライン)73を介して低電圧バッテリ71に接続されている。このように、ミッション制御ユニット61には、イグニッション電源ライン70およびメイン電源ライン73を介して低電圧バッテリ71が並列接続されている。
ミッション制御ユニット61には、マイクロコンピュータ74の電源電圧を生成する電源回路部75が設けられている。この電源回路部75を介してマイクロコンピュータ74には、イグニッション電源ライン70およびメイン電源ライン73が接続されている。また、ミッション制御ユニット61には、メイン電源ライン73のセルフシャットリレー76を制御するセルフシャット回路部77が設けられている。このセルフシャット回路部77は、マイクロコンピュータ74からの制御電流に応じて、セルフシャットリレー76のソレノイド部78に対する通電状態を制御する。ソレノイド部78を通電状態に制御することにより、セルフシャットリレー76を介してメイン電源ライン73は接続される。一方、ソレノイド部78を非通電状態に制御することにより、セルフシャットリレー76を介してメイン電源ライン73は遮断される。
マイクロコンピュータ74は、イグニッションスイッチ72がオン操作され、イグニッション電源ライン70が通電状態になると、セルフシャットリレー76を接続してメイン電源ライン73を通電状態に制御する。一方、マイクロコンピュータ74は、イグニッションスイッチ72がオフ操作され、イグニッション電源ライン70が非通電状態になると、セルフシャットリレー76の接続状態を所定の設定時間に渡って継続し、その後、セルフシャットリレー76を遮断状態に制御する。すなわち、イグニッションスイッチ72がオフ操作された場合であっても、直ちにメイン電源ライン73が遮断されることはなく、所定時間に渡ってマイクロコンピュータ74の動作が継続される。このようにマイクロコンピュータ74の動作時間が確保されるため、マイクロコンピュータ74は、イグニッションスイッチ72がオフ操作された後に、各種制御用の学習値等をバックアップメモリに格納する等の各種処理を実行する。
次いで、ミッション制御ユニット61の制御対象であるバルブボディ51について説明する。ミッション制御ユニット61には制御電流を生成する駆動回路部80が設けられており、この駆動回路部80には複数の通電ラインを介してバルブボディ51が接続されている。バルブボディ51には、入力クラッチ23、出力クラッチ26、無段変速機20およびトルクコンバータ24等に対する油圧制御を実行する複数のソレノイドバルブが組み込まれている。マイクロコンピュータ74は、走行状態を示す各種パラメータに基づく演算処理を制御プログラムに従って実行し、駆動回路部80に対して制御信号を出力する。そして、マイクロコンピュータ74から制御信号が入力される駆動回路部80は、各種ソレノイドバルブに対する制御電流を生成し、入力クラッチ23、出力クラッチ26、無段変速機20、およびトルクコンバータ24等の作動状態を制御する。
ソレノイドバルブの1つとして、入力クラッチ23に作動油を供給制御する入力クラッチ圧制御弁(入力クラッチ制御部,ソレノイドバルブ)81が設けられている。この入力クラッチ圧制御弁81のソレノイド部82には、通電ライン(第1通電ライン)83を介してミッション制御ユニット61の駆動回路部80が接続されている。また、入力クラッチ圧制御弁81は、所謂ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブとして機能している。すなわち、ソレノイド部82の制御電流を低下させることにより、入力クラッチ23に供給される作動油圧を上昇させることができ、入力クラッチ23を締結状態に制御することが可能となる。一方、ソレノイド部82の制御電流を上昇させることにより、入力クラッチ23に供給される作動油圧を低下させることができ、入力クラッチ23を解放状態に制御することが可能となる。このように、入力クラッチ圧制御弁81は、非通電時に入力クラッチ23を締結状態に制御する一方、通電時に入力クラッチ23を解放状態に制御する。なお、ソレノイド部82に対する制御電流を最大値と最小値との間で調整することにより、入力クラッチ23に供給される作動油圧を自在に調整することができ、入力クラッチ23の締結力つまりトルク容量を自在に調整することが可能である。
同様に、ソレノイドバルブの1つとして、出力クラッチ26に作動油を供給制御する出力クラッチ圧制御弁(出力クラッチ制御部,ソレノイドバルブ)84が設けられている。この出力クラッチ圧制御弁84のソレノイド部85には、通電ライン(第2通電ライン)86を介してミッション制御ユニット61の駆動回路部80が接続されている。また、出力クラッチ圧制御弁84は、所謂ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブとして機能している。すなわち、ソレノイド部85の制御電流を低下させることにより、出力クラッチ26に供給される作動油圧を上昇させることができ、出力クラッチ26を締結状態に制御することが可能となる。一方、ソレノイド部85に対する制御電流を上昇させることにより、出力クラッチ26に供給される作動油圧を低下させることができ、出力クラッチ26を解放状態に制御することが可能となる。このように、出力クラッチ圧制御弁84は、非通電時に出力クラッチ26を締結状態に制御する一方、通電時に出力クラッチ26を解放状態に制御する。なお、ソレノイド部85に対する制御電流を最大値と最小値との間で調整することにより、出力クラッチ26に供給される作動油圧を自在に調整することができ、出力クラッチ26の締結力つまりトルク容量を自在に調整することが可能である。
また、ミッション制御ユニット61と出力クラッチ圧制御弁84とを接続する通電ライン86には、3接点の接続状態を切り替えるフェイルセーフリレー(切替スイッチ)90が設けられている。すなわち、通電ライン86は、フェイルセーフリレー90よりもミッション制御ユニット61側の通電ライン86aと、フェイルセーフリレー90よりも出力クラッチ圧制御弁84側の通電ライン86bとによって構成されている。また、フェイルセーフリレー90には、ハイブリッド制御ユニット(第2通電制御部)62の駆動回路部91から伸びる予備通電ライン92が接続されている。さらに、フェイルセーフリレー90には、メイン電源ライン73に通電ライン93を介して接続されるソレノイド部94が設けられている。なお、ハイブリッド制御ユニット62は、駆動回路部91から予備通電ライン92に電流を供給する第1制御状態と、駆動回路部91から予備通電ライン92に電流を供給しない第2制御状態とに制御される。また、第1制御状態と第2制御状態との切り替えは、ハイブリッド制御ユニット62のマイクロコンピュータ95によって実行される。
図4はフェイルセーフリレー90の作動状態を示す説明図である。まず、前述の図3に示すように、フェイルセーフリレー90は、ソレノイド部94に通電が為されると、通電ライン86aと通電ライン86bとを接続し、予備通電ライン92と通電ライン86bとを切断する。一方、図4に示すように、フェイルセーフリレー90は、ソレノイド部94の通電が遮断されると、予備通電ライン92と通電ライン86bとを接続し、通電ライン86aと通電ライン86bとを切断する。すなわち、図3に示すように、メイン電源ライン73が通電状態である場合には、ソレノイド部94が通電状態となるため、フェイルセーフリレー90を介して通電ライン86から予備通電ライン92が切り離される。一方、図4に示すように、メイン電源ライン73が非通電状態である場合には、ソレノイド部94が非通電状態となるため、フェイルセーフリレー90を介して通電ライン86に予備通電ライン92が接続される。
このように、フェイルセーフリレー90を介して通電ライン86に予備通電ライン92が接続される状況とは、ミッション制御ユニット61が電源喪失等によって機能を失った状況である。このような状況として、セルフシャットリレー76の故障やメイン電源ライン73の断線等が発生し、ミッション制御ユニット61の電源が遮断される状況がある。また、ミッション制御ユニット61が機能を失う状況として、ミッション制御ユニット61を構成するマイクロコンピュータ74、電源回路部75、セルフシャット回路部77等が故障し、セルフシャットリレー76の接続状態を維持できない状況がある。
ところで、前述したように、入力クラッチ23の作動油を調圧する入力クラッチ圧制御弁81は、ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブである。このため、入力クラッチ23は、常時締結タイプ(ノーマルクローズタイプ)のクラッチ、つまり入力クラッチ圧制御弁81の非通電時に締結されるクラッチである。同様に、出力クラッチ26の作動油を調圧する出力クラッチ圧制御弁84は、ノーマルオープンタイプのソレノイドバルブである。このため、出力クラッチ26は、常時締結タイプのクラッチ、つまり出力クラッチ圧制御弁84の非通電時に締結されるクラッチである。
すなわち、ミッション制御ユニット61の機能が失われた場合には、入力クラッチ圧制御弁81および出力クラッチ圧制御弁84に対する制御電流が遮断されるため、入力クラッチ23および出力クラッチ26が締結される虞がある。特に、入力クラッチ23が解放状態に制御されるモータ走行モードにおいて、ミッション制御ユニット61の機能が失われた場合には、入力クラッチ23が急締結されて停止中のエンジン11に駆動輪29が接続されるため、車両を急減速させて挙動を不安定にする虞がある。そこで、本実施の形態の車両用制御装置10は、モータ走行モードにおいて車両の急減速を回避するリンプホーム制御を実行する。なお、車両用制御装置10が実行するリンプホーム制御とは、モータ走行モードにおいてミッション制御ユニット61がその機能を失った場合に、車両の急減速を回避するとともに、車両の最低限の走行性能を確保する制御である。
以下、リンプホーム制御の実行状況について説明する。図5はリンプホーム制御の実行状況を示すタイムチャートである。図5のタイムチャートには、パラレル走行モードからモータ走行モードに移行した後に、ミッション制御ユニット61がその機能を喪失し、この機能喪失を受けてリンプホーム制御を実行する際の状況が示されている。なお、リンプホーム制御は、ミッション制御ユニット61の機能喪失から停車までの第1リンプホームモードと、停車後の第2リンプホームモードとによって構成されている。
図5においては、フェイルセーフリレー90を「F/Sリレー」と記載し、ミッション制御ユニット61を「TCU」と記載し、ハイブリッド制御ユニット62を「HCU」と記載する。また、図5において、TCU電源が「H」とは、メイン電源ライン73が通電状態であることを意味し、TCU電源が「L」とは、メイン電源ライン73が非通電状態であることを意味する。さらに、図5において、HCUポートが「H」とは、予備通電ライン92が通電状態であることを意味し、HCUポートが「L」とは、予備通電ライン92が非通電状態であることを意味する。
また、図6はパラレル走行モードにおけるパワーユニット13および制御系の作動状況を示す概略図である。図7はモータ走行モードにおけるパワーユニット13および制御系の作動状況を示す概略図である。図8は第1リンプホームモードにおけるパワーユニット13および制御系の作動状況を示す概略図である。図9は第2リンプホームモードにおけるパワーユニット13および制御系の作動状況を示す概略図である。なお、図6〜図9において黒く塗り潰した部分は、入力クラッチ23および出力クラッチ26に向けて供給される作動油を示している。
図5および図6に示すように、パラレル走行モードにおいては、入力クラッチ23および出力クラッチ26が締結され、エンジン11およびモータジェネレータ12が駆動される。このパラレル走行モードにおいては、ミッション制御ユニット61から入力クラッチ圧制御弁81に対する制御電流が遮断され、入力クラッチ23が締結状態に制御される。また、ミッション制御ユニット61から出力クラッチ圧制御弁84に対する制御電流が遮断され、出力クラッチ26は締結状態に制御される。なお、図5に符号A1で示すように、パラレル走行モードにおいて、ハイブリッド制御ユニット62は非通電状態(第2制御状態)に制御されるため、予備通電ライン92に電流が供給されない状態となっている。
続いて、図5および図7に示すように、走行モードがモータ走行モードに切り替えられると、出力クラッチ26が締結されたまま入力クラッチ23が解放され、エンジン11が停止されてモータジェネレータ12が駆動される。このモータ走行モードにおいては、ミッション制御ユニット61から入力クラッチ圧制御弁81に対して制御電流が供給され、入力クラッチ23が解放状態に制御される。また、ミッション制御ユニット61から出力クラッチ圧制御弁84に対する制御電流が遮断され、出力クラッチ26は締結状態に制御される。また、図5に符号A2で示すように、走行モードがモータ走行モードに切り替えられた場合には、ハイブリッド制御ユニット62は通電状態(第1制御状態)に制御されるため、予備通電ライン92に電流が供給される状態となっている。
そして、図5に符号A3で示すように、モータ走行モードが実行された状態のもとで、電源喪失等によってミッション制御ユニット61の機能が失われると、符号A4で示すように、フェイルセーフリレー90の接続先がハイブリッド制御ユニット62に切り替えられる。この第1リンプホームモードにおいては、図8に示すように、ミッション制御ユニット61の機能喪失に伴って、ミッション制御ユニット61から入力クラッチ圧制御弁81に対する制御電流が遮断され、入力クラッチ23が解放状態から締結状態に切り替えられる。
しかしながら、第1リンプホームモードにおいては、フェイルセーフリレー90が切り替えられるため、ハイブリッド制御ユニット62から延びる予備通電ライン92が、フェイルセーフリレー90を介して出力クラッチ圧制御弁84に接続される。しかも、直前のモータ走行モードにおいて、ハイブリッド制御ユニット62は第1制御状態に制御されるため、予備通電ライン92が出力クラッチ圧制御弁84に接続された直後に、ハイブリッド制御ユニット62から出力クラッチ圧制御弁84に制御電流が供給される。これにより、モータ走行モードから第1リンプホームモードに切り替わる際に、出力クラッチ26は締結状態から解放状態に切り替えられる。
すなわち、図5に符号A5,A6で示すように、ミッション制御ユニット61に伴って入力クラッチ23が締結されるものの、フェイルセーフリレー90の切り替えによって出力クラッチ26が解放されることになる。これにより、停止中のエンジン11から駆動輪29を切り離すことができるため、車両を空走状態に制御して車両の急減速を回避することが可能となる。このように、車両の急減速を回避することにより、車両の挙動を安定させることができ、車両の安全性を向上させることが可能となる。なお、第1リンプホームモードは、車両が停止するまで継続される。
続いて、図5に符号A7で示すように、ミッション制御ユニット61の機能喪失から所定時間が経過し、エンジン制御ユニット60が第1リンプホームモードの実行中であることを判定すると、エンジン制御ユニット60によって停止中のエンジン11が始動される。なお、エンジン制御ユニット60は、所定時間に渡ってミッション制御ユニット61からの情報送信が無い場合に、ミッション制御ユニット61がその機能を喪失したことを判定する。
そして、図5に符号A8で示すように、第1リンプホームモードの実行中に車両が停止すると、動作モードが第1リンプホームモードから第2リンプホームモードに切り替えられる。この第2リンプホームモードにおいては、図5に符号A9で示すように、ハイブリッド制御ユニット62が、第1制御状態から第2制御状態に切り替えられる。これにより、図9に示すように、ハイブリッド制御ユニット62から出力クラッチ圧制御弁84に対する制御電流が遮断され、出力クラッチ26が解放状態から締結状態に切り替えられる。このように、第2リンプホームモードにおいては、入力クラッチ23および出力クラッチ26が締結されることから、エンジン動力を用いて車両を走行させることができ、最低限の走行性能を確保することが可能となる。なお、第2リンプホームモードにおいては、モータジェネレータ12を駆動させても良く、モータジェネレータ12を空転させても良い。
これまで説明したように、本実施の形態の車両用制御装置10は、モータ走行モードの実行中に、ミッション制御ユニット61の機能が失われると、フェイルセーフリレー90が切り替えられ、ハイブリッド制御ユニット62から出力クラッチ圧制御弁84に制御電流が供給される。これにより、モータ走行モード中にミッション制御ユニット61の機能が失われた場合であっても、出力クラッチ26を解放することができ、車両の急減速を回避して安全性を向上させることが可能となる。しかも、フェイルセーフリレー90のソレノイド部94は、ミッション制御ユニット61のメイン電源ライン73に接続されることから、ミッション制御ユニット61の機能が失われた場合に、直ちにフェイルセーフリレー90を切り替えて第1リンプホームモードに移行することが可能である。さらに、モータ走行モードにおいてハイブリッド制御ユニット62は予め第1制御状態に制御されることから、第1リンプホームモードに移行した直後に出力クラッチ26を解放することが可能である。
前述の説明では、モータ走行モードが実行される場合には、車速に拘らずハイブリッド制御ユニット62を第1制御状態に制御しているが、これに限られることはない。例えば、モータ走行モードが実行されており、かつ車速が所定の設定値を上回る場合に、ハイブリッド制御ユニット62を第1制御状態に制御しても良い。すなわち、モータ走行モードが実行される場合であっても、車両に急減速が発生し得る状況である場合にだけ、ハイブリッド制御ユニット62を第1制御状態に制御しても良い。
また、図5に符号A7で示すように、車両が停止する前にエンジン11を始動しているが、これに限られることはなく、車両が停止した後にエンジン11を始動しても良い。さらに、図5に符号A9で示すように、車両が停止したときにハイブリッド制御ユニット62を第2制御状態に制御し、出力クラッチ26を締結しているが、これに限られることはない。例えば、出力クラッチ26の締結ショックが許容される場合には、車両が停止する前にハイブリッド制御ユニット62を第2制御状態に制御し、出力クラッチ26を締結しても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、ミッション制御ユニット61を第1通電制御部として機能させ、ハイブリッド制御ユニット62を第2通電制御部として機能させているが、これに限られることはなく、他の制御ユニットや駆動回路を、第1通電制御部や第2通電制御部として機能させても良い。また、前述の説明では、入力クラッチ機構や出力クラッチ機構として、油圧制御される入力クラッチ23や出力クラッチ26を用いているが、これに限られることはない。例えば、入力クラッチ機構や出力クラッチ機構として、電磁力によって締結状態と解放状態とに切り替えられる電磁クラッチを用いても良い。
また、図示するパワーユニット13は、エンジン11とモータジェネレータ12との間に無段変速機20を備えたパワーユニットであるが、このパワーユニット構造に限られることはない。例えば、エンジンと変速機との間にモータジェネレータが配置されるパワーユニットであっても、本発明を有効に適用することが可能である。また、図示する場合には、パワーユニット13に無段変速機20を搭載しているが、これに限られることはなく、例えばパワーユニットに平行軸式や遊星歯車式の変速機を搭載しても良い。
10 車両用制御装置
11 エンジン
12 モータジェネレータ(電動モータ)
23 入力クラッチ(入力クラッチ機構)
26 出力クラッチ(出力クラッチ機構)
29 駆動輪
31 第1動力伝達経路
32 第2動力伝達経路
50 オイルポンプ
60 エンジン制御ユニット(走行モード制御部)
61 ミッション制御ユニット(第1通電制御部,走行モード制御部)
62 ハイブリッド制御ユニット(第2通電制御部,走行モード制御部)
73 メイン電源ライン(電源ライン)
81 入力クラッチ圧制御弁(入力クラッチ制御部,ソレノイドバルブ)
83 通電ライン(第1通電ライン)
84 出力クラッチ圧制御弁(出力クラッチ制御部,ソレノイドバルブ)
86 通電ライン(第2通電ライン)
90 フェイルセーフリレー(切替スイッチ)
92 予備通電ライン
94 ソレノイド部

Claims (7)

  1. エンジンと電動モータとを接続する第1動力伝達経路に設けられ、締結状態と解放状態とに切り替えられる入力クラッチ機構と、
    通電時に前記入力クラッチ機構を解放状態に制御し、非通電時に前記入力クラッチ機構を締結状態に制御する入力クラッチ制御部と、
    前記第1動力伝達経路と駆動輪とを接続する第2動力伝達経路に設けられ、締結状態と解放状態とに切り替えられる出力クラッチ機構と、
    通電時に前記出力クラッチ機構を解放状態に制御し、非通電時に前記出力クラッチ機構を締結状態に制御する出力クラッチ制御部と、
    前記入力クラッチ制御部に第1通電ラインを介して接続され、前記出力クラッチ制御部に第2通電ラインを介して接続され、前記入力クラッチ制御部と前記出力クラッチ制御部とに電流を供給する第1通電制御部と、
    前記第2通電ラインに切替スイッチを介して接続される予備通電ラインを備え、前記出力クラッチ制御部に電流を供給する第2通電制御部と、
    前記入力クラッチ機構を解放して前記出力クラッチ機構を締結し、前記電動モータを駆動するモータ走行モードを実行する走行モード制御部と、
    を有し、
    前記モータ走行モードが実行された状態のもとで、前記第1通電制御部が機能を失った場合に、前記切替スイッチを介して前記第2通電ラインに前記予備通電ラインを接続し、前記第2通電制御部から前記出力クラッチ制御部に電流を供給する、車両用制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用制御装置において、
    前記切替スイッチは、前記第1通電制御部の電源ラインに接続されるソレノイド部を備え、
    前記切替スイッチは、前記ソレノイド部の通電時に前記第2通電ラインから前記予備通電ラインを切り離し、前記ソレノイド部の非通電時に前記第2通電ラインに前記予備通電ラインを接続する、車両用制御装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用制御装置において、
    前記第2通電制御部は、前記予備通電ラインに電流を供給する第1制御状態と、前記予備通電ラインに電流を供給しない第2制御状態と、に切り替えられる、車両用制御装置。
  4. 請求項3記載の車両用制御装置において、
    前記第2通電制御部は、前記モータ走行モードが実行された場合に、前記第2制御状態から前記第1制御状態に切り替えられる、車両用制御装置。
  5. 請求項3記載の車両用制御装置において、
    前記第2通電制御部は、前記モータ走行モードが実行され、かつ車速が設定値を上回る場合に、前記第2制御状態から前記第1制御状態に切り替えられる、車両用制御装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記第2通電制御部から前記出力クラッチ制御部に電流が供給された状態のもとで車両が停止した場合に、前記第2通電制御部は、前記第1制御状態から前記第2制御状態に切り替えられる、車両用制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記入力クラッチ制御部は、オイルポンプから吐出される作動油を前記入力クラッチ機構に供給制御するソレノイドバルブであり、
    前記出力クラッチ制御部は、前記オイルポンプから吐出される作動油を前記出力クラッチ機構に供給制御するソレノイドバルブである、車両用制御装置。
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