JP2016065974A - 画像形成装置 - Google Patents

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秀剛 光延
Shugo Mitsunobe
秀剛 光延
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Abstract

【課題】画像形成部10の感光体ドラム12の膜減り量を減らし、印刷可能枚数を増加させる。
【解決手段】ホワイトの画像形成部10wと、イエローの画像形成部10yと、画像形成部10w及び10yのトナー像を転写する転写ベルト9を有し、画像形成部10w及び10yは、所定の書出しタイミングによって静電潜像の書出しを行うLEDヘッド14を設け、更に、画像形成部10wは転写ベルト9の搬送方向に沿って最上流に配置し、ホワイトの画像形成部10wにトナー像を形成するための画像データがないとき、次に配置したイエローの画像形成部10yの書出しタイミングを早めるよう制御し、イエローの感光体ドラムの回転数を減らす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ及び複写機等に使用する電子写真記録方式の画像形成装置に関する。
従来、印刷媒体にトナーを定着して画像を形成する電子写真記録方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、静電潜像担持体としての感光体ドラムの帯電及び露光、供給ローラから現像剤担持体としての現像ローラへのトナー供給、当該感光体ドラム上に形成された静電潜像に現像ローラ上のトナーによる現像、得られたトナー画像は転写ベルトにより保持された印刷媒体上への転写、当該印刷媒体上のトナーの画像を定着するといったプロセスを経ることにより、画像形成を行うものである。
特開2010−250055(特許文献1)は、カラートナー印刷に重ねて透明トナーを印刷可能なプリンタにおいて、透明トナー印刷を行わないカラー印刷工程のとき、透明トナー用の感光体ドラムが印刷媒体に接触しているため装置の耐久性等の点で好ましくなかったことを解決する技術が記載されている。特許文献1によれば、透明トナー印刷時は透明トナーの画像形成ユニットを転写ベルトに接触させ、印刷データに透明トナーの画像データがないときは転写ベルトから離間させることにより、透明トナーの画像形成ユニットに無駄な回転が起きないようして長寿命化を行っていた。
特開2010−250055号公報
しかしながら、特許文献1による技術によれば、転写ベルトの搬送方向の最上流側に配置された透明トナー又は白色トナーの画像形成ユニットがあって、当該透明トナー又は白色トナーの画像形成ユニットに画像データがない場合がある。そのような場合、転写ベルトの搬送方向の2番目に配置された画像形成ユニットの画像書出しタイミングを、透明トナー又は白色トナーの画像形成ユニットに画像データがある場合と同じにすることが考えられる。このように、2番目の画像形成ユニットの画像書出しタイミングを同じにすることは、上流側の透明トナー又は白色トナーの画像形成ユニットに画像データがないにもかかわらず、2番目の画像形成ユニットとしては単に時間が経過するのを待っているのに過ぎないこととなる。
即ち、転写ベルトの搬送方向の2番目に配置された画像形成ユニットの画像書出しタイミングを同じにすることは、2番目の画像形成ユニットの感光体ドラムの無駄な回転を含むことになる。感光体ドラムが回転することは、転写ベルトとの間はもとより、現像ローラ及びクリーニングブレードとの間も接触しているため、感光体ドラムを摩耗する原因にもなる。その結果、感光体ドラムの膜減り量が無駄に消耗され、画像形成装置としての耐久性に問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、画像形成ユニットの感光体ドラムの膜減り量を減らし、印刷可能枚数を増加させ、長寿命化を可能とした画像形成装置を得ることを可能とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する画像形成装置は、第1の現像剤像を形成する第1の画像形成部と、第2の現像剤像を形成する第2の画像形成部と、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部に接する位置に搬送され、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部に形成された前記第1の現像剤像及び前記第2の現像剤像を転写する転写部を有し、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部は、所定の書出しタイミングによって画像データに基づく静電潜像の書出しを行う書出し部を設け、更に、前記第1の画像形成部と前記第2の画像形成部は前記転写部の搬送方向に沿って配置され、前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための前記画像データがないとき、前記第1の画像形成部の次に配置した前記第2の画像形成部の書出しタイミングを早めるよう制御する制御部を有することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための画像データがないとき、前記第1の画像形成部の次に配置した前記第2の画像形成部としては単に時間が経過するのを待っているのではなく、書出しタイミングを早めるようにしたので、次に配置した第2の画像形成部の感光体ドラムの膜減り量を減らし、印刷可能枚数を増加させ、長寿命化を可能とした画像形成装置を得ることが可能になる。また、感光体ドラムの回転数が減少することから、トナーや各ローラの摩耗も抑制することができるので、高画質化につながるという利点を有する。
第1の実施の形態に関する画像形成装置を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の制御ブロック図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の制御ブロックの詳細を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成部の離接手段の説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する画像形成装置のタイミングチャートである。 第1の実施の形態に関する画像形成装置のタイミングチャートである。 第1の実施の形態に関する効果を示す説明図である。 第1の実施の形態の変形例1に関する直接転写方式の画像形成装置の説明図である。 第1の実施の形態の変形例2に関する4色の中間転写方式の画像形成装置の説明図である。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に関する画像形成装置を示す説明図である。第1の実施の形態は、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの5色を印刷可能な中間転写方式の電子写真記録方式のプリンタを例として説明する。
第1の実施の形態に関する画像形成装置1は、その内部に5つ画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが転写ベルト9の搬送方向に沿って、最上流から順に配設される。最上流に配置されるのは、第1の画像形成部としてのホワイトの画像形成部10Wである。2番目に配置されるのは第2の画像形成部としてのイエローの画像形成部10Yである。ホワイトの画像形成部10Wは第1の現像剤像としてのホワイトのトナー像を形成する。イエローの画像形成部10Yは第2の現像剤像としてのイエローのトナー像を形成する。3番目以降に配置されるのは、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10M、10C、10Kが配置される。
画像形成装置1は、印刷媒体23を複数枚入れておき順次印刷媒体を取り出すための用紙カセット20、矢印b方向に回転することにより用紙カセット20から1枚ずつ印刷媒体23を分離取り出すための給紙ローラ21、印刷媒体23を引き出す搬送ローラユニット22、無端状で矢印d方向に回転することにより印刷媒体23の搬送を行う転写ベルト9、転写ベルト9を駆動する駆動ローラ25a、25b、転写ベルト9の従動ローラ27a、27b、転写ベルト9の転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレード4、各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kのトナーを印刷媒体に転写させる転写ローラ19w、19y、19m、19c、19k、内部にハロゲンランプなどの発熱体を有して印刷媒体23を加熱する加熱ローラ28及び加圧する加圧ローラ29を有して印刷媒体に現像剤の定着を行う定着ユニット24、印刷媒体を排出するための排出ローラユニット26並びに排出された印刷媒体を蓄える排出カセット2から構成されている。
また、画像形成装置1は、その状態を表示する表示部3を備えている。転写ベルト9、駆動ローラ25a、25b及び転写ローラ19w、19y、19m、19c、19kは転写部を構成する。転写ベルト9は、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに接する位置に搬送される。そして、転写ローラ19w、19y、19m、19c、19kは、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに形成された各色のトナー像を転写ベルト9へ転写する。
なお、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、画像データに基づく静電潜像を所定の書出しタイミングによって書き出すための書出し部としてのLEDヘッド14w、14y、14m、14c、14kを有する。更に、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、各色のトナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12k、帯電ローラ13w、13y、13m、13c、13k、現像ローラ15w、15y、15m、15c、15k、供給ローラ17w、17y、17m、17c、17k、現像ブレード16w、16y、16m、16c、16k、及びクリーニングブレード5w、5y、5m、5c、5kから構成されている。更に、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kは、現像剤としてのトナーを貯蔵するトナータンク18w、18y、18m、18c、18kを有する。
ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーはポリエステル樹脂、着色剤、帯電制御剤、及び離型剤で構成され、外添剤(疎水性シリカ)が添加されており、粉砕法により得られた粉砕形状の平均粒径8μmの現像剤を利用するが、重合法など公知の製法で作られたトナーを使用しても構わない。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの着色剤は、有機系の顔料、例えばそれぞれピグメントイエロー、ピグメントマゼンタ、ピグメントシアン及びカーボンブラックなどを使用して、混ぜて色を作るためある程度透明な顔料を使用する。ホワイトの着色剤は、金属系酸化物の顔料、例えば二酸化チタンを含む不透明な白色の着色剤である。
現像ローラ15w、15y、15m、15c、15kは、金属製のシャフトの外周に弾性体で構成される。例えば金属製のシャフト上に弾性体としてゴム硬度70°(アスカーC)の半導電性のウレタンゴムを用いる。供給ローラ17w、17y、17m、17c、17kは金属製のシャフトの外周に発泡体で構成される。例えば金属製シャフトの上に硬度50°(アスカーF)のシリコン発泡体を成形してある。
感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kは、円筒型に加工された導電性支持体上に感光層を塗布した感光層部からなり、感光層部は、導電性支持体の表面から順に、ブロッキング層、電荷発生層、電荷輸送層の構成で積層構造となっている。第1の実施の形態では、電荷輸送層を約18μmになるように塗布した。(膜厚測定は株式会社ケツト科学研究所製渦電流膜厚計LH−200Jを使用)
次に、図2は第1の実施の形態に関する画像形成装置の制御ブロック図である。図2に示したように第1の実施形態の画像形成装置1は印刷制御部30により制御される。インタフェイス部32は、情報入力手段としての上位装置31からの印刷データを受信し、印刷制御部30に接続される。表示制御部33は表示部3の表示状態を制御し、印刷制御部30に接続される。メモリ34内には印刷動作のフローと各種補正を行う計算式が格納されているROM35と、RAM36が設けられており、印刷制御部30に接続されている。
また、印刷媒体23や温度湿度等を検出する各種センサ38及びCPU37が印刷制御部30に接続される。更に、各ローラの電圧制御を行うプロセス制御部40は印刷制御部30に接続される。現像電圧制御部41は、図1に示した画像形成部10W、10Y、10M、10C、10K内のそれぞれの現像ローラ15w、15y、15m、15c、15kの電圧を制御する。層形成・供給電圧制御部42はそれぞれの供給ローラ17w、17y、17m、17c、17k及びそれぞれの層形成ブレードとしての現像ブレード16w、16y、16m、16c、16kの電圧を制御する。帯電電圧制御部43はそれぞれの帯電ローラ13w、13y、13m、13c、13kの電圧を制御する。転写電圧制御部46はそれぞれの転写ローラ19k、19y、19m、19c、19wの電圧を制御する。露光制御部44は、書出し部としてのLEDヘッド14w、14y、14m、14c、14kが所定のタイミングで静電潜像の書出しと終了を行うよう制御する。
モータ制御部47は、後述するように像担持体駆動手段としての感光体ドラムモータ112を制御する感光体ドラムモータ制御部147を含んで構成される。モータ制御部47は、感光体ドラムモータ制御部147を介して感光体ドラムモータ112を制御し、像担持体としての感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kを図1に示す矢印aの方向に回転駆動させる。また、感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kと現像ローラ15w、15y、15m、15c、15k及び供給ローラ17w、17y、17m、17c、17kには片端部に図示しないギアが配置され、現像ローラ15w、15y、15m、15c、15k及び供給ローラ17w、17y、17m、17c、17kは感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kのギアと噛み合うことにより、回転駆動される。更に、モータ制御部47は、図示しない転写ベルト駆動モータを制御し、転写ベルト9の駆動ローラ25a、25bを回転駆動する。更に、モータ制御部47は、図示しない給紙モータを制御し、給紙ローラ21を回転駆動する。
離接手段48は、印刷制御部30の制御により、後に図4で説明するアップダウンモータ122を駆動することによりアップダウンリンクレバー120を移動し、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kと転写ベルト9との離間又は接触を行う。
また、回転数検出部50は感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kの回転数を検出する。寿命算出部51は回転数検出部50の回転数を補正することにより寿命となる回転数を算出する。回転数検出部50及び寿命算出部51は印刷制御部30により制御される。
離接状況判断部52は、印刷制御部30に接続され、 離接手段48によって離接された画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの離接状況を感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kの回転状況により判断する。仮に画像形成部10Wにホワイトのトナーの静電潜像の画像データがないときは、即ち、ホワイトの画像形成部10Wを使わないことが判明したとき、画像形成部10Wは転写ベルト9と離間しており、かつ感光体ドラム12wへは回転が伝達されない。従って、離接状況判断部52は、感光体ドラム12wの回転の有無を検出し、回転がないときは、画像形成部10Wは転写ベルト9と離間していると判断し印刷制御部30へ通知する。こうして、印刷制御部30は画像形成部10Wに画像データがないと判断することができる。
ユニット順序記憶部53は画像形成装置1のホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに関して、転写ベルト9の矢印d方向の搬送方向に配置されている順序を記憶する。本実施の形態では配置されている順序はホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順が記憶されている。従って、印刷制御部30は、ユニット順序記憶部53を参照することにより転写ベルト9の搬送方向の最上流に配置されている画像形成部がホワイトの画像形成部10Wであることが分かる。データ有無判断部54は、上位装置31からインタフェイス部32によって受信した印刷データを分析し、それぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに対して印刷すべき画像データがあるかどうか判断する。
また印刷媒体23として、転写紙や有色の普通紙を用いることも可能である。ここで転写紙とは、衣服のTシャツに転写するための印刷媒体である。画像形成装置1により印刷媒体23上にトナーを定着後に、別途アイロン等の熱によりTシャツへ転写して用いる。有色の普通紙とは、白色ではない有色のついた普通紙、例えば、黒色、青色、赤色を用いる。
図3は第1の実施の形態に関する画像形成装置の制御ブロックの詳細を示す説明図である。図3は図2の制御ブロック図の詳細であるが、本実施の形態に関する機能のみ示す。
離接状況判断部52は、前述の通り感光体ドラム12wの回転を検出し、回転がないときは、画像形成部10Wは転写ベルト9と離間していると判断すると説明した。また、離接状況判断部52は、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの離接状況について、フラグ52−1を参照することにより判断することができる。図3に示す離接状況判断部52は、ホワイトの画像形成部10Wに離間状況を示すフラグ52−1は「0」であり、画像形成部10Wは転写ベルト9と離間していることを示す。一方、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10Y、10M、10C、10Kにフラグは「1」が立っており、転写ベルト9と接触していることを示す。
更にまた、離接状況判断部52は、ホワイトの画像形成部10Wが画像形成装置1に装着されているかどうかを検出して離接状況を判断することも可能である。離接状況判断部52は、これを印刷制御部30へ通知する。よって、印刷制御部30は画像形成部10Wに画像データがないと判断することができる。ユニット順序記憶部53は前述の通りである。
データ有無判断部54はそれぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに対して印刷すべき画像データがあるかどうか判断する。そこで図3に示すデータ有無判断部54は、ホワイトの画像形成部10Wのみの画像データがなく、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10Y、10M、10C、10Kには画像データがあることを示すものとする。
露光制御部44は、LEDヘッド14w、14y、14m、14c、14kの露光の開始と終了のタイミングの制御を行う書出しタイミング部としてのON/OFFタイミング制御部141を有する。即ち、書出しタイミング部としてのON/OFFタイミング制御部141は、画像データに基づいて画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kへ静電潜像を形成させるための書出しタイミングを定める。
そして、露光制御部44は、それぞれのLEDヘッド14w、14y、14m、14c、14kを露光するW露光部142w、Y露光部142y、M露光部142m、C露光部142c、K露光部142kを有する。書出しタイミング部としてのON/OFFタイミング制御部141はそれぞれのW露光部142w、Y露光部142y、M露光部142m、C露光部142c、K露光部142kに対し順に露光の開始と終了を指示する。
モータ制御部47は、前述のように像担持体駆動手段としての感光体ドラムモータ112w、112y、112m、112c、112kを制御する感光体ドラムモータ制御部147を含んで構成される。感光体ドラムモータ制御部147は印刷制御部30の制御により、所定のタイミングで感光体ドラムモータ112w、112y、112m、112c、112kに対して駆動停止(ON/OFF)を行う。感光体ドラムモータ112w、112y、112m、112c、112kは、感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kを図1に示す矢印a方向に回転駆動する。
本実施の形態では、複数の感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kに対して、複数の感光体ドラムモータ112w、112y、112m、112c、112kを有することを説明したがこれに限らない。即ち、一の感光体ドラムモータ112が、図示しないチェーン等の動力伝達機構により複数の感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kを駆動する構成であってもよい。但し、次に図4(b)に示すように画像形成部10Kと転写ベルト9が離間している場合は、当該画像形成部10kの感光体ドラム12kは、回転駆動されない構成となる。
図4は第1の実施の形態に関する画像形成部の離接手段の説明図である。離接手段48は各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kとも同じ構成であるので、画像形成部10Wを例に説明する。図4(a)は画像形成部10Wが転写ベルト9と接触している状態、即ち画像形成部10Wのダウン位置を示し、図4(b)は画像形成部10Wが転写ベルト9と離間している状態、即ち画像形成部10Wのアップ位置を示す。図4に示すように、離接手段48はアップダウンリンクレバー120w、ピニオンギア121w及びアップダウンモータ122wを有する。
アップダウンリンクレバー120wは、画像形成装置1本体によって、矢印E及びF方向にスライド可能に保持される。アップダウンリンクレバー120wは、矢印E及びF方向のスライド方向に平行に設けられたアップ位置規制部123、稼動位置案内部124及びラックギア部125を有する。アップ位置規制部123は図4(b)に示すように、画像形成部10Wの位置決めカム65と係合することにより画像形成部10Wをアップ位置に位置規制する。一方、稼動位置案内部124は図4(a)に示すように、画像形成部10Wの位置決めカム65と係合することにより画像形成部10Wをダウン位置に導く。ラックギア部125は、ピニオンギア121wと噛合する。ピニオンギア121wはアップダウンモータ122wの回転軸と噛合し、アップダウンモータ122wの回転力を得てアップダウンリンクレバー120wを矢印E及びF方向にスライド駆動する。
アップダウンモータ122wに駆動されるアップダウンリンクレバー120wが、図4(a)に示すように矢印E方向に移動することによって、画像形成部10Wが稼動位置案内部124によって、ダウン位置に導かれる。そして、アップダウンリンクレバー120wが、図4(b)に示すように矢印F方向に移動することによって、画像形成部10Wがアップ位置規制部123によって、アップ位置に導かれる。
なお、図4(a)に示すように画像形成部10Wのダウン位置では、画像形成部10Wが転写ベルト9と接触することにより、感光体ドラム12Wのトナー画像が転写可能である。図4(b)に示すように画像形成部10Wのアップ位置では、画像形成部10Wが転写ベルト9と離間することにより、感光体ドラム12Wのトナー画像は転写することはない。また、画像形成部10Wと転写ベルト9が離間している場合は、当該画像形成部10Wの感光体ドラム12wは、回転駆動されない構成となる。
以上の構成により、第1の実施の形態に関する画像形成装置1では、ホワイトの画像形成部10Wは、以下のようにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10Y、10M、10C、10Kとで動作が異なる。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部10Y、10M、10C、10Kは基本的に同じ動作をするため、ホワイトの画像形成部10Wとブラックの画像形成部10Kとを用いて第1の実施の形態に関する画像形成装置1の動作を説明する。
図5は第1の実施の形態に関する画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
S101:上位装置31より画像データが送られると、画像形成装置1の印刷制御部30はインタフェイス部32に対し印刷データを受信するよう指示する。
S102:印刷制御部30は、ユニット順序記憶部53を参照することにより転写ベルト9の搬送方向の最上流に配置されている画像形成部がホワイトの画像形成部10Wであることを確認する。印刷制御部30はデータ有無判断部54に対し、受信した印刷データを分析し、それぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに対して印刷すべき画像データがあるかどうか判断するよう指示する。印刷制御部30は印刷すべき画像データがあるとき、最上流に配置されているホワイトの画像形成部10Wに画像データがあるかどうか判断する。即ち、ホワイトの画像形成部10Wを離間するかどうかが判断する。画像データがある場合、即ち接触している場合はステップS104に進む。画像データがない場合、即ち離間する場合はステップS103へ進む。
S103:印刷制御部30は、離接手段48に対しホワイトの画像形成部10Wを転写ベルト9より離間するよう指示する。
S104:印刷制御部30は、各部に対し印刷処理を行うよう指示する。
印刷処理の動作については、まず、ホワイトの画像形成部10Wとブラックの画像形成部10Kが転写ベルト9に接触している場合の動作を説明する。
印刷制御部30はモータ制御部47に対し、感光体ドラムモータ制御部147を介して、像担持体駆動手段としての感光体ドラムモータ112w、112kにより像担持体としての感光体ドラム12w、12kを矢印a方向に回転するよう指示する。これと同時に図示しないギアにより現像ローラ15w、15k及び供給ローラ17w、17kが回転される。
そして、印刷制御部30は現像電圧制御部41に対し、現像ローラ15w、15kの電圧を印加するよう指示し、層形成・供給電圧制御部42に対し、供給ローラ17w、17k及び現像ブレード16w、16kの電圧を印加するよう指示し、帯電電圧制御部43に対し、帯電ローラ13w、13kの電圧を印加するよう指示する。感光体ドラム12w、12kが回転すると、帯電ローラ13w、13kは、感光体ドラム12w、12kと連れ回ることにより、感光体ドラム12w、12kの表面が帯電される。
感光体ドラム12w、12kの表面が帯電されると、印刷制御部30は露光制御部44に対し、LEDヘッド14k、14wによって、帯電した感光体ドラム12k、12wの表面に画像データに基づいた静電潜像を形成するよう指示する。
感光体ドラム12k、12wの表面に静電潜像が形成されると、供給ローラ17w、17kに保持されたトナーが現像ローラ15w、15k表面に供給される。現像ローラ15w、15k表面のトナーは、現像ブレード16w、16kを通過すると、現像ブレード16w、16kのせん断力により、層厚が規制され均一になる。均一に規制されたトナーが付着する現像ローラ15w、15kの表面と、感光体ドラム12w、12k表面とが接触すると、感光体ドラム12w、12k上の静電潜像にトナーが現像される。
一方、印刷制御部30はモータ制御部47に対し、図示しない転写ローラ駆動モータによって、転写ベルト9の駆動ローラ25a、25bを矢印d方向に回転するよう指示する。駆動ローラ25a、25bが矢印d方向に回転すると、転写ベルト9は回転移動する。そして、印刷制御部30はモータ制御部47に対し、図示しない給紙モータによって、印刷媒体23を給紙ローラ21により給紙するよう指示する。印刷媒体23が矢印b方向に回転する給紙ローラ21により給紙された後、搬送ローラ22により挟まれ搬送される。
その後、印刷媒体23は、転写ベルト9により搬送される。イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成部10Y、10M、10Cでも同様にトナー像を感光体ドラム12y、12m、12c上に形成しておく。感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kの表面のトナー像は、転写電圧制御部46から高電圧が印可されている転写ローラ19w、19y、19m、19c、19kによって順次印刷媒体23に転写される。
トナー像が転写された印刷媒体23は、定着ユニット24における加熱された加熱ローラ28と、これに対抗して配設される加圧ローラ29とによって挟まれて搬送される。印刷媒体23上のトナー像は、定着ユニット24における加熱ローラ28と加圧ローラ29により加熱、加圧され、印刷媒体23に定着される。定着処理された印刷媒体23は、排出ローラユニット26により、排出口から排出され、排出カセット2に搬送される。これにより印刷処理を終了する。
なお、ホワイトの画像形成部10Wが離間しているとき、ブラックの画像形成部10Kは同様に回転し電圧が印加されるが、ホワイトの画像形成部10Wは回転と電圧印加はない。
図6及び図7は第1の実施の形態に関する画像形成装置のタイミングチャートである。図6は各画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kとも画像データがある場合、即ち、ホワイトの画像形成部10Wと転写ベルト9が接触している場合を示す。図7はホワイトの画像形成部10Wのみの画像データがない場合、即ち、ホワイトの画像形成部10Wと転写ベルト9が離間している場合を示す。以下に両者の場合のLEDヘッド14w、14y、14m、14c、14kの発光タイミングの違いを説明する。
(1)ホワイトの画像形成部10Wと転写ベルト9が接触している場合(図6参照)
時刻t1:印刷制御部30はモータ制御部47に対し、感光体ドラムモータ制御部147を介して感光体ドラムモータ112w、112y、112m、112c、112kにより感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kを回転するためのモータ駆動電圧hを印加(ON)するよう指示する。同時に、印刷制御部30はそれぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの現像電圧制御部41、層形成・供給電圧制御部42及び現像電圧制御部43に対し、帯電電圧i、現像電圧j及び供給電圧nを印加するよう指示する。なお、印刷制御部30は、離接状況判断部52に対し、ホワイトの画像形成部10Wについて離間しているかどうか確認し、離間している場合は画像形成部10Wを下降し、転写ベルト9と接触させてから帯電電圧i、現像電圧j及び供給電圧nを印加するよう指示する。
時刻t2:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t2において、W露光部142wを介してLEDヘッド14wを発光するよう指示する。
時刻t3:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t3において、W露光部142wを介してLEDヘッド14wを消光し、Y露光部142yを介してLEDヘッド14yを発光するよう指示する。
時刻t4:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t4において、Y露光部142yを介してLEDヘッド14yを消光し、M露光部142mを介してLEDヘッド14mを発光するよう指示する。
時刻t5:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t5において、M露光部142mを介してLEDヘッド14mを消光し、C露光部142cを介してLEDヘッド14cを発光するよう指示する。
時刻t6:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t6において、C露光部142cを介してLEDヘッド14cを消光し、K露光部142kを介してLEDヘッド14kを発光するよう指示する。
時刻t7:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t7において、K露光部142kを介してLEDヘッド14kを消光するよう指示する。なお、以上の時刻t2からt6の書出しタイミングは、最上流の画像形成部10WのLEDヘッド14wの書出しタイミングとしての時刻t2が決まれば、他は相対的に決まるものである。
時刻t8:印刷終了と同時に、印刷制御部30は、感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kの回転をやめるため、モータ制御部47に対し、感光体ドラムモータ制御部147を介して、感光体ドラムモータ112w、112y、112m、112c、112kへ印加するモータ駆動電圧hをOFFするよう指示する。同時に、印刷制御部30はそれぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの現像電圧制御部41、層形成・供給電圧制御部42及び現像電圧制御部43に対し、帯電電圧i、現像電圧j及び供給電圧nの印加をやめるよう指示する。
なおこの時刻t8において感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kの回転は停止する。時刻t8は印刷終了時であるが、換言すれば一連の印刷ジョブが終了したときとしても同義である。また、具体的には、排出ローラユニット26が印刷媒体23を排出したとき、又はクリーニングブレード5w、5y、5m、5c、5kによる現像剤の除去作業が終了したときとしてもよい。また、時刻t8については、LEDヘッド14kが消光する時刻である時刻t7から所定時間tx経過後に感光体ドラムモータ112の回転駆動を停止することとしてもよい。
(2)ホワイトの画像形成部10Wと転写ベルト9が離間している場合(図7参照)
時刻t11:時刻t1と同様に、印刷制御部30はモータ制御部47に対し、感光体ドラムモータ制御部147を介して感光体ドラムモータ112y、112m、112c、112kにより感光体ドラム12y、12m、12c、12kを回転するためのモータ駆動電圧hを印加(ON)するよう指示する。同時に、印刷制御部30はそれぞれの画像形成部10Y、10M、10C、10Kの現像電圧制御部41、層形成・供給電圧制御部42及び現像電圧制御部43に対し、帯電電圧i、現像電圧j及び供給電圧nを印加するよう指示する。但し、印刷制御部30は、離接状況判断部52に対し、画像形成部10Wについて離間しているかどうか調べ、ホワイトの画像形成部10Wが転写ベルト9と離間していることを確認する。従って、ホワイトの画像形成部10Wは、感光体ドラムモータ112wは停止のまま、かつ帯電電圧i、現像電圧j及び供給電圧nの印加をしない。
時刻t12:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t12において、Y露光部142yを介してLEDヘッド14yを発光するよう指示する。LEDヘッド14yを発光するタイミングは、図6のt3ではなく、それより早めるようにした時刻t2と同じ時刻としての時刻t12である。
時刻t13:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t13において、Y露光部142yを介してLEDヘッド14yを消光し、M露光部142mを介してLEDヘッド14mを発光するよう指示する。
時刻t14:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t14において、M露光部142mを介してLEDヘッド14mを消光し、C露光部142cを介してLEDヘッド14cを発光するよう指示する。
時刻t15:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t15において、C露光部142cを介してLEDヘッド14cを消光し、K露光部142kを介してLEDヘッド14kを発光するよう指示する。
時刻t16:印刷制御部30は、露光制御部44に対し、ON/OFFタイミング決定部141で定めた時刻t16において、K露光部142kを介してLEDヘッド14kを消光するよう指示する。
時刻t17:何もしない。
時刻t18:印刷終了と同時に、印刷制御部30は、感光体ドラム12y、12m、12c、12kの回転をやめるため、モータ制御部47に対し、感光体ドラムモータ制御部147を介して、感光体ドラムモータ112y、112m、112c、112kへ印加するモータ駆動電圧hをOFFするよう指示する。同時に、印刷制御部30はそれぞれの画像形成部10Y、10M、10C、10Kの現像電圧制御部41、層形成・供給電圧制御部42及び現像電圧制御部43に対し、帯電電圧i、現像電圧j及び供給電圧nの印加をやめるよう指示する。また、時刻t18は、LEDヘッド14kが消光する時刻である時刻t16から所定時間tx経過後に感光体ドラムモータ112の回転駆動を停止することとしてもよい。
なお、以上の時刻t12からt15の書出しタイミングは、上流から2番目の画像形成部10YのLEDヘッド14yの書出しタイミングが決まれば、他は相対的に決まるものである。
図7に示すように、本実施の形態に関する画像形成装置1において、ホワイトの画像形成部10Wのみにホワイトのトナーによる静電潜像の画像データがないときは、ホワイトの画像形成部10Wとイエローの画像形成部10Yの間の距離分、転写ベルト9搬送に要する時間(t3−t2=Δt)だけ早くLEDヘッド14yを発光させる。t12はt2と同じ時刻であり、t13はt3と同じ時刻である。従って、画像形成部10Wにホワイトのトナーによる静電潜像の画像データがないときは、イエローの画像形成部10Yの書出しタイミングは、画像形成部10Wにホワイトのトナーの静電潜像を形成するための画像データがあるとしたら行う画像形成部10Wの書出しタイミング(時刻t2)まで早めることである。
以下マゼンタ、シアン、ブラックのLEDヘッド14m、14c、14kを順次早く発光させる。その結果印刷終了時はその分早くなる(Δt=t8−t18)。即ち、感光体ドラム12y、12m、12c、12kの回転量がΔtだけ減ることになる。従って、その分印刷が早く終了することになる。その結果、画像形成部10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム12y、12m、12c、12kの膜減り量を減らすことができる。
図8は第1の実施の形態に関する効果を示す説明図である。一般に、40K枚A4用紙をカラー印刷した場合、例えばイエローの感光体ドラム12yの膜減り量が8μmとなり、残膜が10μm以下になる。従ってこの場合、帯電不良が起こり、濃度ムラが発生するので、感光体ドラムの寿命と判断される。
ここで40K枚印刷するなかで、ホワイトの画像を2割の8K枚を印刷して、その後、第1の実施の形態のようにホワイトの画像形成部10Wが転写ベルト9から離間しているときに、イエローのLEDヘッド14yの発光タイミング、即ちイエローのトナーの静電潜像の書出しタイミングを早める。そうすると、感光体ドラム12yの膜減り量が6μmに減り、残膜が12μm以上あるため、安定して帯電しているので、濃度ムラが発生しない。これは前記感光体ドラムの寿命の10μmまで残り2μmあるので、その分延命ができ、本実施の形態によれば感光体ドラム12y、12m、12c、12kの長寿命化が図られる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、白色トナーの画像形成部10Wに画像データがない場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色印刷時の画像形成部10Y、10M、10C、10Kの走行距離、即ち、画像形成部10と転写ベルト9との接触している時間が削減される。これにより、感光体ドラム12y、12m、12c、12kの膜減り量が減り、印刷可能枚数が増え、超寿命化が可能となる。
なお、第1の実施の形態の説明において、転写ベルト9の搬送方向に沿って最上流に配置されたホワイトの画像形成部10Wに画像データがない場合、2番目に配置したイエローの画像形成部10Yの書出しタイミングを早めることについて説明したが、これに限らない。即ち、転写ベルト9の搬送方向に沿って最上流に配置されたホワイトの画像形成部10W及び2番目に配置されたイエローの画像形成部10Yの両方に画像データがない場合であっても、3番目に配置したマゼンタの画像形成部10Mの書出しタイミングを早めるようにすることで本発明の適用は可能である。
また、転写ベルト9の搬送方向に沿った最下流に配置されたブラックの画像形成部10Kのみに画像データがあり、それより上流に配置されたホワイト、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成部10W、10Y、10M、10C全てに画像データがない場合であっても、本発明は適用可能である。最下流に配置されたブラックの画像形成部10Kの書出しタイミングを早めるようにすればよい。
(変形例1)
また、第1の実施の形態ではホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの5色の中間転写方式の画像形成装置1を用いて説明したが、5色の直接転写方式の画像形成装置201でもよい。図9は第1の実施の形態の変形例1に関する直接転写方式の画像形成装置の説明図である。図9に示すように画像形成装置201の転写ベルト209は駆動ローラ225の駆動によって矢印p方向に搬送される。
ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部210W、210Y、210M、210C、210Kは転写ベルト209の搬送方向に沿って配置される。転写ベルト209の搬送方向に沿った最上流にはホワイトの画像形成部210Wが配置される。画像形成部210の感光体ドラム212w、212y、212m、212c、212kは転写ベルト209を挟んで転写ローラ219w、219y、219m、219c、219kと対向して配置される。画像形成部210には、図4において説明した離接手段48が設けられる。以上の構成の第1の実施の形態の変形例1に関する直接転写方式の画像形成装置201であっても本発明は適用可能である。
(変形例2)
更に、第1の実施の形態ではホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの5色の中間転写方式の画像形成装置1を用いて説明したが、4色の中間転写方式の画像形成装置301であってもよい。図10は第1の実施の形態の変形例2に関する4色の中間転写方式の画像形成装置の説明図である。図10に示すように画像形成装置301の中間転写ベルト309は駆動ローラ325の駆動によって矢印d方向に搬送される。
ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成部310W、310Y、310M、310Cは中間転写ベルト309の搬送方向に沿って配置される。中間転写ベルト309の搬送方向に沿った最上流にはホワイトの画像形成部310Wが配置される。画像形成部310の感光体ドラム312w、312y、312m、312cは中間転写ベルト309を挟んで転写ローラ319w、319y、319m、319cと対向して配置される。画像形成部310には、図4において説明した離接手段48が設けられる。以上の構成の第1の実施の形態の変形例2に関する画像形成装置301であっても本発明は適用可能である。
(変形例3)
第1の実施の形態では、第1の画像形成部としてのホワイトの画像形成部10Wについて説明したが、ホワイトのトナーの替わりに例えば透明トナー、クリアトナー、金属色トナー及びその他の色のトナーであっても本発明は適用可能である。クリアトナーは透明なトナー画像を得る際に用いるトナーであり、主に、画像の光沢度調整のために使用される。当該クリアトナーは、トナーに中に色を示すための着色剤(顔料)を含まない。また、金属色トナーは金属光沢のある画像を得る際に用いるトナーである。当該金属色トナーは、着色剤としてアルミニウムや銀を含有する。その他の色のトナーとは、前述の転写ベルトの搬送方向の2番目以降に配置されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の色のトナーであればいかなる色のトナーでもよいことである。例えば、金色トナー又は銅色トナー等であってもよい。金色トナーを得るためには黄橙色の蛍光顔料を添加するとよい。また、銅色トナーを得るためには赤橙色の蛍光顔料を添加するとよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態の説明において、離接状況判断部52は、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kの離接状況を感光体ドラム12w、12y、12m、12c、12kの回転の有無により判断し、印刷制御部30へ通知する。よって、印刷制御部30は画像形成部10Wに画像データがないと判断することができることを説明したが、これに限らない。即ち、画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kが転写ベルト9と離間しているということは、転写電圧制御部46(図2参照)から転写ローラ19wへの転写電圧が印加されないことであるから、転写電圧が印加されないことを検出することによって、離接状況を判断し、印刷制御部30は画像形成部10Wに画像データがないと判断することができる。
(第3の実施の形態)
また、データ有無判断部54(図3参照)によっても画像データがないことを判断することができる。前述のとおりデータ有無判断部54は、上位装置31からインタフェイス部32によって受信した印刷データを分析し、それぞれの画像形成部10W、10Y、10M、10C、10Kに対して印刷すべき画像データがあるかどうか判断する。印刷制御部30はデータ有無判断部54の判断に基づいて、画像形成部10Wについて画像データがないことを判断することができる。
各実施の形態では、タンデム方式の画像形成装置1を説明したが、像担持体が1つである4サイクルや中間転写ベルト方式の画像形成装置でも可能である。また、本実施の形態に関する画像形成装置は、MFP、ファックス及び複写機にも利用が可能である。
1 画像形成装置
9 転写ベルト
10 画像形成部
12 感光体ドラム
14 LEDヘッド
30 印刷制御部
44 露光制御部
112 感光体ドラムモータ

Claims (16)

  1. 第1の現像剤像を形成する第1の画像形成部と、
    第2の現像剤像を形成する第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部に接する位置に搬送され、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部に形成された前記第1の現像剤像及び前記第2の現像剤像を転写する転写部を有し、
    前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部は、所定の書出しタイミングによって画像データに基づく静電潜像の書出しを行う書出し部を設け、
    更に、前記第1の画像形成部と前記第2の画像形成部は前記転写部の搬送方向に沿って配置され、
    前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための前記画像データがないとき、前記第1の画像形成部の次に配置した前記第2の画像形成部の書出しタイミングを早めるよう制御する制御部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部は、
    所定方向に搬送されるベルトと、
    前記ベルトを挟んで前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部に対向して配置される第1の転写ローラ及び第2の転写ローラとからなり、
    前記第1の画像形成部は前記ベルト搬送方向に対して前記第2の画像形成部よりも上流側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための前記画像データがないとき、前記第2の画像形成部の書出しタイミングは、前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための前記画像データがあるとしたら行う前記第1の画像形成部の書出しタイミングまで早めることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像データに基づいて前記第1の画像形成部又は前記第2の画像形成部へ前記第1の現像剤像又は前記第2の現像剤像を形成させるための前記潜像の書出しタイミングを定める書出しタイミング部を有し、
    前記所定の書出しタイミングは、前記書出しタイミング部が定めた書出しタイミングであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の画像形成部は前記第1の現像剤像を担持する第1の像担持体を有し、
    前記第2の画像形成部は前記第2の現像剤像を担持する第2の像担持体を有し、
    更に、前記第1の像担持体と前記第2の像担持体を回転駆動する像担持体駆動手段を有し、
    前記像担持体駆動手段は、前記書出し部が書き終えたタイミングから所定時間の経過後に回転駆動を停止することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の画像形成部は前記第1の現像剤像を担持する第1の像担持体を有し、
    前記第2の画像形成部は前記第2の現像剤像を担持する第2の像担持体を有し、
    更に、前記第1の像担持体と前記第2の像担持体を回転駆動する像担持体駆動手段を有し、
    前記像担持体駆動手段は、印刷終了後に回転駆動を停止することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の画像形成部を前記転写部から離接可能とする離接手段を有し、
    前記制御部は、前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための画像データがないとき、前記離接手段に対し前記第1の画像形成部を前記転写部から離間するよう制御することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の画像形成部を前記転写部から離接可能とする離接手段と、
    前記第1の画像形成部と前記転写部の離接状況を判断する離接状況判断部を有し、
    前記制御部は、前記離接状況判断部の判断する離接状況に応じて、前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための画像データの有無を判断することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  9. 前記離接状況判断部は、前記第1の画像形成部と前記転写部との間に転写電圧が印加されないことを検出することによって、離接状況を判断することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  10. 前記離接状況判断部は、前記第1の画像形成部と前記転写部の離接状況を示すフラグを有し、
    前記フラグを参照することにより、離接状況を判断することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  11. 上位装置から受信した印刷データを分析し、複数の画像形成部に対して印刷すべき画像データがあるかどうか判断するデータ有無判断部を前記制御部内に設け、
    前記データ有無判断部が、前記第1の画像形成部に前記第1の現像剤像を形成するための画像データの有無を判断することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  12. 前記離接状況判断部は、前記第1の画像形成部の有する第1の像担持体の回転状況を検出して離接状況を判断することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  13. 前記離接状況判断部は、前記第1の画像形成部の装着の有無を検出して離接状況を判断することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の画像形成装置。
  14. 前記第1の画像形成部は、金属系酸化物の顔料を含む現像剤像を形成することを特徴とする請求項1乃至13いずれか一記載の画像形成装置。
  15. 前記第1の画像形成部は、白色の現像剤像を形成することを特徴とする請求項1乃至13いずれか一記載の画像形成装置。
  16. 前記第1の画像形成部は、透明トナー、クリアトナー、金属色トナー、金色トナー、銅色トナー並びにその他イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック以外の色のトナーのうちいずれか一のトナーの現像剤像を形成することを特徴とする請求項1乃至13いずれか一記載の画像形成装置。
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