JP2016065696A - 制御装置、通風制御システム、プログラム - Google Patents

制御装置、通風制御システム、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機械換気により室内の空気質を清浄に維持する。
【解決手段】制御装置10は、取得部11と処理部12と指示部13とを備える。取得部11は、室内41の空気質を計測する空気質センサ31および室外42の空気質を計測する空気質センサ32から計測値を取得する。指示部13は、空気質を改善するフィルタを通して室外42から室内41に吸気すると同時に室内41から室外42への排気を行う第1の状態と、室内41から室外42への排気を行う第2の状態とを選択するように換気装置21に動作の指示を行う。処理部12は、空気質センサ32が計測した計測値が所定の閾値に対して非清浄側であると、第1の状態で換気装置21を運転させる。また、処理部12は、空気質センサ32が計測した空気質が閾値に対して清浄側であると、第2の状態で換気装置21を運転させるように指示の内容を定める。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内空気の機械換気を行うための換気装置を制御する制御装置、この制御装置を用いた通風制御システム、コンピュータを制御装置として機能させるためのプログラムに関する。
従来、室内空気の機械換気を行うために、吸気用の換気扇と排気用の換気扇とを組み合わせた換気システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1の換気システムは、気密性の高い住宅において、過大な能力の換気扇を用いることなく、住宅全体の換気を行うことを可能にしている。
特開2002−130754号公報
特許文献1に記載された技術は、湿気、二酸化炭素、室内汚染物質などを屋外に排出する機能を有している。しかしながら、吸気用の換気扇を通して屋外の汚染物質が室内に導入される可能性についての配慮がない。
本発明は、機械換気により室内の空気質を清浄に維持するために、換気に用いる装置を制御する制御装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、この制御装置を用いた通風制御システム、およびコンピュータを制御装置として機能させるためのプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る制御装置は、室内の空気質を計測する第1の空気質センサおよび室外の空気質を計測する第2の空気質センサから計測値を取得する取得部と、空気質を改善するフィルタを通して前記室外から前記室内に吸気すると同時に前記室内から前記室外への排気を行う第1の状態と、前記室内から前記室外への排気を行う第2の状態とを選択するように換気装置に動作の指示を行う指示部と、前記計測値に基づいて前記指示部に与える前記指示の内容を定める処理部とを備え、前記処理部は、前記第2の空気質センサが計測した前記計測値が所定の閾値に対して非清浄側である場合には、前記第1の状態で前記換気装置を運転させ、前記第2の空気質センサが計測した前記空気質が前記閾値に対して清浄側である場合には、前記第2の状態で前記換気装置を運転させるように前記指示の内容を定めることを特徴とする。
本発明に係る通風制御システムは、制御装置と、換気装置と備え、前記換気装置は、室外から空気質を改善するフィルタを通して室内に吸気すると同時に前記室内から前記室外への排気を行う第1の状態と、前記室内から前記室外への排気を行う第2の状態とが選択可能であることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、制御装置として機能させるためのものである。
本発明の構成によれば、室外の空気質が清浄であれば室内の空気を室外に排気することにより、室外の空気を室内に取り入れ、室外の空気質が非清浄であれば室内の空気を室外に排気するだけではなく、フィルタを通して室外の空気を室内に取り入れる。この構成によって、室外の空気質に応じて機械換気の経路を切り替えることができ、室内の空気質を清浄に維持することが可能になる。
実施形態を示す概略構成図である。 実施形態の動作説明図である。
以下に説明する実施形態は、建物が住宅である場合を想定して説明するが、以下に説明する実施形態の技術は、店舗あるいはオフィスで使用することを妨げない。住宅は、戸建て住宅と集合住宅とのどちらでもよい。また、基本的には建物の内側と外側との空間で換気することを想定しているが、建物の内部空間において、特定の部屋の換気を行う場合であっても以下に説明する実施形態の技術を採用することが可能である。
本実施形態では、図1に示すように、室内41と室外42との間で空気を流通させる装置として、換気装置21と通気装置22とレンジフード23とが部屋40に設けられている例を用いて説明する。レンジフード23はキッチンに配置される。ただし、本実施形態で説明する部屋40は、キッチンあるいはキッチンが併設されたリビングなどである場合に限らず、建物の中でキッチンと連続した空間であり、かつレンジフード23で空気流を形成することができる空間であればよい。ここに、レンジフード23は、室内41から室外42へ排気を行う排気用換気扇の一例である。キッチンに連続していない部屋であっても、排気用換気扇が換気装置21とは別に配置されている部屋であれば、以下に説明する動作が可能である。なお、排気用換気扇は、レンジフード23のように流量の大きい換気扇であることが望ましいが、流量はとくに問わない。
室内41には、室内41の空気質を計測する空気質センサ31、温度と湿度とを計測する温湿度センサ33が配置され、室外42には、室外42の空気質を計測する空気質センサ32が配置される。さらに、図示する実施形態では、室内41に空気清浄機24が配置されている。なお、図1に示す配置例は一例であり、部屋40の構成に応じて、配置は適宜に変更される。また、空気清浄機24は必須ではない。
換気装置21、通気装置22、レンジフード23は、制御装置10から動作の指示を受ける。また、制御装置10は、空気質センサ31、温湿度センサ33、空気質センサ32から入力される情報を用いて、換気装置21、通気装置22、レンジフード23に対する指示の内容を定める。ただし、通風制御システム1の最小構成としては、制御装置10と空気質センサ31および空気質センサ32と換気装置21とを備えていればよい。
換気装置21は、ハウジング210に、吸気用の流路211と排気用の流路212とを備える。吸気用の流路211には吸気用のファン213が配置され、排気用の流路212には排気用のファン214が配置される。さらに、吸気用の流路211には、空気質を改善するフィルタ215が配置される。したがって、吸気用の流路211を通して室外42から室内41に導入される空気は、フィルタ215により空気質が室外42よりも改善される。
フィルタ215が除去の対象とする空気質の因子は、粒子状物質、花粉、黄砂などである。粒子状物質は、PM2.5(PM:Particulate Matter)として知られる微小粒子状物質を想定しているが、浮遊粒子状物質、PM10などでもよい。フィルタ215は、吸気用の流路211において、吸気用のファン213に対する空気の導入側に配置されていることが望ましい。
換気装置21は、制御装置10からの指示を受けて、排気用のファン214と同時に吸気用のファン213を運転する第1の状態と、排気用のファン214のみを運転する第2の状態とが選択可能になっている。第1の状態は第1種換気に相当し、第2の状態は第3種換気に相当する。言い換えると、換気装置21は、制御装置10からの指示によって、第1種換気と第3種換気とを選択するように構成されている。
なお、換気装置21は、吸気用のファン213のみを運転する第2種換気の状態が選択可能であってもよいが、本実施形態では採用していない。また、換気装置21は、吸気用の流路211と排気用の流路212との一方を使用しない場合に遮断できるように、流路211および流路212は、それぞれダンパまたはバルブを備えていることが望ましい。
上述したように、換気装置21は、第1の状態で運転している期間には、室外42からフィルタ215を通して室内41に吸気すると同時に、室内41から室外42への排気を行う。また、換気装置21は、第2の状態で運転している期間には、室内41から室外42への排気のみを行う。
第1の状態と第2の状態とは、吸気用のファン213と排気用のファン214とをハウジング210に備える換気装置21に限らず、個々のハウジングを備えた吸気用の換気扇と排気用の換気扇とを組み合わせることによって実現することが可能である。すなわち、換気装置21は、吸気と排気とを1台で同時に行う構成に限らず、吸気と排気とを個々に行う複数台の換気扇で実現してもよい。
レンジフード23は、室内41から排気のみを行う装置であり、本実施形態では、換気装置21による換気を補助する装置として用いられる。後述するように、室内41から急速に排気を行う場合には、換気装置21における排気用のファン214とレンジフード23とを同時に運転する状態が選択される。この動作の際に室内41の空気を迅速に排気するために、換気装置21は、部屋40において、レンジフード23に対して離れて配置されていることが望ましい。
通気装置22は、部屋40の窓のような開口部に配置されるか、壁を貫通するように配置される。通気装置22は、室内41と室外42との間で空気の流通を可能にする流路221が形成されている。また、通気装置22は、流路221を通して室内41と室外42との間で空気の流通を許可する状態と、空気の流通を遮断する状態とを選択するために、ダンパまたはバルブのような開閉装置222を備えている。開閉装置222は、制御装置10からの指示を受けて空気の流通を許可する状態と空気の流通を遮断する状態とを選択する。
本実施形態では、室内41に配置された空気質センサ31は、粒子状物質(とくにPM2.5)と二酸化炭素と臭気成分とを、空気質の因子として濃度を計測する。この空気質センサ31は、花粉、黄砂、ほこり、カビの胞子、ダニなどについても粒子状物質と区別することなく濃度を計測する。また、室外42に配置された空気質センサ32は、主として粒子状物質の濃度を計測する。
空気質センサ31および空気質センサ32が計測の対象とする空気質の因子は、上述した例に限らないが、室内41の空気質センサ31と室外42の空気質センサ32とのどちらも、粒子状物質の濃度は共通の因子として計測することが望ましい。また、室内41を快適かつ安心できる空気環境に維持することを目指しているから、計測対象の因子の種類は、通常、室内41の空気質センサ31のほうが室外42の空気質センサ32より多くなる。
空気質の複数種類の因子に関して計測を行う場合、図1に示す例のように、空気質の因子ごとに空気質センサ31を配置してもよい。たとえば、空気質センサ31として、粒子状物質の濃度を計測する空気質センサと、二酸化炭素の濃度を計測する空気質センサとを備えていてもよい。また、二酸化炭素の濃度を計測する空気質センサは、臭気成分(たとえば、ホルムアルデヒド、特定の種類の揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)、メルカプタンなど)も計測可能となるように構成されていてもよい。
温湿度センサ33は、室外42の空気を室内41に導入する際に、室内41の温度および湿度の変化を監視するために設けられている。温湿度センサ33が計測した室内41の温度および湿度が、あらかじめ定められた快適な範囲を逸脱する場合には、機械換気を行わずに、空調装置により室内41の温度の調節を行い、また必要に応じて空気清浄機24による空気質の改善を行う。空気清浄機24は、粒子状物質の除去と臭気成分の除去とが可能になっている。
以下に制御装置10の構成および動作について説明する。制御装置10は、空気質センサ31、温湿度センサ33、空気質センサ32から計測値を取得する取得部11を備えている。また、制御装置10は、取得部11が取得した計測値が与えられる処理部12を備え、さらに、処理部12は、取得部11から受け取った計測値を用いて換気装置21、通気装置22、レンジフード23、空気清浄機24への指示の内容を定める。制御装置10は、処理部12が定めた指示を、換気装置21、通気装置22、レンジフード23、空気清浄機24に与える指示部13を備える。
以下に説明する動作では、温湿度センサ33は用いていない。温湿度センサ33の計測値を用いると、たとえば、夏季では室外42の気温が室内41の気温よりも高い期間、また冬季では室外42の気温が室内41の気温よりも低い期間に、換気を行わないという選択が可能になる。以下では、処理部12が、空気質に関する計測値のみを用いて、換気装置21、通気装置22、レンジフード23、空気清浄機24に与える指示を定める例について説明する。
上述したように室内41に配置された空気質センサ31は、粒子状物質の濃度と、二酸化炭素の濃度および臭気成分の濃度とを監視する。また、室外42に配置された空気質センサ32は粒子状物質の濃度を監視する。処理部12には、空気質センサ31の計測値と比較される閾値が空気質の因子ごとに定められており、また、空気質センサ32の計測値と比較される閾値が定められている。空気質センサ31および空気質センサ32の計測値と比較される閾値は、空気質センサ31または空気質センサ32の計測値が閾値よりも大きいときに空気質が非清浄と判定されるように設定される。言い換えると、計測値が閾値以下であれば空気質は清浄と判定される。つまり、室内41に配置された空気質センサ31の計測値が閾値を超えることは、室内41の空気を清浄化することが必要であることを意味する。
図2Aは、室内41の空気質と室外42の空気質との両方が清浄である状態を示している。すなわち、空気質センサ31の計測値と空気質センサ32の計測値とがともに閾値以下であるという条件が成立している状態である。この状態では、室外42から室内41に外気をそのまま取り込んでも室内41の空気質が低下することはない。そのため、処理部12は、換気装置21を第2の状態(第3種換気)として室内41の空気を排気させ、また通気装置22を開いて室外42と室内41との間で空気を流通させる。
したがって、図2Aに示すように、換気装置21による機械換気によって室内41の空気が室外42に排気されるように空気流X1が形成され、同時に、室外42の空気が通気装置22を通して室内41に取り込まれる空気流Y1が形成される。図2Aではレンジフード23は動作しておらず、換気装置21の排気用のファン214のみの機械換気が行われる。
ところで、換気装置21と通気装置22との位置関係にもよるが、図2Aのような配置の場合、通気装置22を通して室外42から取り込まれた空気は、換気装置21と通気装置22との近辺にとどまり、室内41に十分に拡散しない可能性がある。そのため、図2Aに示す配置例では、室内41において通気装置22の反対側に空気清浄機24が配置されている。ここでは、空気清浄機24は、空気質の改善を行うのではなく、室内41を循環する空気流Z1を形成するために用いられている。
室内41と室外42との空気質が清浄である場合には、上述の動作になるように、換気装置21と通気装置22と空気清浄機24とに、制御装置10が指示を与える。ここで、室内41と室外42との両方において空気質が清浄である状態に対して、室内41の空気質が非清浄になったとする。すなわち、制御装置10において、取得部11が室内41の空気質センサ31から取得した計測値が所定の閾値に対して非清浄側になったとする。この状態では、室外42の空気質は清浄であるから通気装置22を通して室外42の空気を室内41に取り込むことが可能である。このような状態では、室内41の空気と室外42の空気とを迅速に入れ替えることが望ましい。そこで、図2Bのように、制御装置10は、図2Aの状態に加えて、レンジフード23が運転するように指示を与える。
レンジフード23が運転を開始すると、レンジフード23を通して室内41から室外42に排気されるように空気流X2が新たに形成されるから、換気装置21とレンジフード23とにより、室内41から単位時間当たりに排気される空気量が増加する。その結果、通気装置22を通して単位時間当たりに室外42から室内41に導入される空気量も増加する。すなわち、室内41の空気が迅速に換気されることになる。
一方、図2Aの状態から室外42の空気質が非清浄になったとすると、室外42の空気を室内41にそのまま取り込むと、室内41の空気質が低下することになる。そのため、制御装置10は、図2Cのように、通気装置22の開閉装置222を閉じて空気流Y1を停止させる。この状態では、制御装置10は、換気装置21における吸気用のファン213の運転を開始させる。言い換えると、制御装置10は、換気装置21が第1の状態で運転するように指示を与える。ファン213の運転中には、フィルタ215を通して室外42から室内41への空気流Y2が形成される。つまり、非清浄である室外42の空気が、フィルタ215を通して清浄化された後に室内41に取り込まれる。したがって、室内41の空気質を低下させることなく、室外42から室内41に空気を取り込むことが可能になる。
図2Bの状態と図2Cの状態とは、室内41と室外42との一方だけの空気質が非清浄である状態を示している。これに対して、室内41と室外42との両方の空気質が非清浄になると、制御装置10は、図2Dのように、換気装置21は吸気用のファン213と排気用用のファン214とを同時に運転し、通気装置22の開閉装置222を閉じ、レンジフード23を運転させる。
すなわち、図2Dの状態は、図2Bの状態に対して室外42の空気質が低下しているから、室外42の空気が通気装置22を通して室内41に導入されないように開閉装置222を閉じている。室外42の空気は、フィルタ215を通って清浄化された後に室内41に導入される。したがって、室内41の空気質の低下が防止される。
加えて、図2Dの状態は、図2Cの状態に対して、室内41の空気質が低下しているから、室内41の空気が室外42に迅速に排気されるように、レンジフード23を換気装置21と併せて運転している。つまり、換気装置21の吸気用のファン213に加えてレンジフード23を運転しているから、単位時間当たりに室内41から室外42に排気される空気量が増加し、空気質が低下した室内41の空気を迅速に室外42に排気することができる。そして、換気装置21における吸気用のファン213が運転されていることにより、室外42から清浄化された空気が室内41に取り込まれ、室内41の空気質が迅速に改善されることになる。なお、図2に示す例において、換気装置21における排気用のファン214および空気清浄機24は省略可能である。
上述した動作によって、室外42の空気質が清浄であれば、フィルタ215を通すことなく室外42から室内41に空気を取り入れられる。そのため、フィルタ215の汚れが抑制される。また、制御装置10は、換気装置21によって室内41の空気を室外42に排気する際に、レンジフード23を併用する動作を可能にしている。したがって、換気装置21が小型であっても、部屋40の全体では単位時間当たりに排気される空気量を大きくし、室内41の空気を迅速に換気することが可能になる。
上述した制御装置10は、個別部品によって構成することが可能であるが、プログラムに従って動作するプロセッサを備えるデバイスおよびインターフェイス用のデバイスとを主なハードウェア要素として構成される。インターフェイス用のデバイスは、換気装置21、通気装置22、レンジフード23、空気清浄機24、空気質センサ31、32、温湿度センサ33などを接続するために設けられる。プロセッサを備えるデバイスは、メモリをプロセッサと一体に備えるマイコン(Microcontroller)、メモリが別に設けられるMPU(Micro Processing Unit)などから適宜に選択される。
プログラムは、ROM(Read Only Memory)に書き込まれた状態で提供されるほか、インターネットのような電気通信回線を通して提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータで読取可能な記録媒体を用いて提供されてもよい。
以上説明した本実施形態の制御装置10は、取得部11と処理部12と指示部13とを備える。取得部11は、室内41の空気質を計測する(第1の)空気質センサ31および室外42の空気質を計測する(第2の)空気質センサ32から計測値を取得する。指示部13は、空気質を改善するフィルタを通して室外42から室内41に吸気すると同時に室内41から室外42への排気を行う第1の状態と、室内41から室外42への排気を行う第2の状態とを選択するように換気装置21に動作の指示を行う。処理部12は、取得部11が取得した計測値に基づいて指示部13に与える指示の内容を定める。処理部12は、(第2の)空気質センサ32が計測した計測値が所定の閾値に対して非清浄側である場合には、第1の状態で換気装置21を運転させる。一方、処理部12は、(第2の)空気質センサ32が計測した空気質が閾値に対して清浄側である場合には、第2の状態で換気装置21を運転させるように指示の内容を定める。
この構成によれば、室外42の空気質が閾値に対して非清浄側である場合に、排気に加えてフィルタ215を通しての吸気を行う第1の状態が選択される。また、室外42の空気質が閾値に対して清浄側である場合に、排気のみを行う第2の状態が選択される。そのため、室外42の空気が清浄であればフィルタ215を通さずに換気が行われ、フィルタ215の汚れが抑制される。一方、室外42の空気質が低下すれば、フィルタ215を通して室内41に空気を取り込むことにより、室内41の空気質の低下が防止される。
換気装置21は、吸気用のファン213と排気用のファン214とをハウジング210に備え、ハウジング210は吸気用のファン213に対応する流路211内にフィルタ215を備えることが望ましい。処理部12は、第1の状態では吸気用のファン213と排気用のファン214とが同時に運転し、第2の状態では排気用のファン213のみが運転するように指示の内容を定める。
この構成によれば、1台の換気装置21を用いて第1の状態と第2の状態とが選択可能になる。
ここで、室内41と室外42との間で空気の流通を許可する状態と空気の流通を遮断する状態とが選択可能な通気装置22が配置されている場合を想定する。この場合、処理部12は、換気装置21を第1の状態で運転する期間に、通気装置22による空気の流通を遮断するように指示の内容を定めることが望ましい。また、処理部12は、換気装置21を第2の状態で運転している期間に、通気装置22による空気の流通を許可するように指示の内容を定めることが望ましい。
この構成によれば、室外42の空気質が低下し、室外42の空気が換気装置21によりフィルタ215を通して室内41に取り込まれている期間には、通気装置22による空気の流通が遮断され、室内41に室外42の空気が直接取り込まれることがない。その一方で、室外42の空気質が清浄である期間には、通気装置22を通して室内41に室外42の空気が直接取り込まれるから、自然な通風に近い状態を実現できる。
また、室内41から室外42へ排気を行う排気用換気扇(レンジフード23)が部屋40に配置されている場合を想定する。この場合、処理部12は、(第1の)空気質センサ31が計測した計測値が所定の閾値に対して非清浄側である期間に、排気用換気扇(レンジフード23)を換気装置21と併せて運転するように指示の内容を定めることが望ましい。
この構成によれば、換気装置21だけでは室内41から室外42へ空気を排出する能力が低い場合でも、排気用換気扇(レンジフード23)との併用によって、室内41の空気を室外42に迅速に排気することが可能になる。
上述した通風制御システム1は、制御装置10と換気装置21とを備える。換気装置21は、空気質を改善するフィルタ215を通して室外42から室内41に吸気すると同時に室内41から室外42への排気を行う第1の状態と、室内41から室外42への排気を行う第2の状態とが選択可能である。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
10 制御装置
11 取得部
12 処理部
13 指示部
22 通気装置
23 レンジフード(排気用換気扇)
31 (第1の)空気質センサ
32 (第2の)空気質センサ
40 部屋
41 室内
42 室外
210 ハウジング
211 流路(吸気用)
212 流路(排気用)
213 ファン(吸気用)
214 ファン(排気用)
215 フィルタ

Claims (6)

  1. 室内の空気質を計測する第1の空気質センサおよび室外の空気質を計測する第2の空気質センサから計測値を取得する取得部と、
    空気質を改善するフィルタを通して前記室外から前記室内に吸気すると同時に前記室内から前記室外への排気を行う第1の状態と、前記室内から前記室外への排気を行う第2の状態とを選択するように換気装置に動作の指示を行う指示部と、
    前記取得部が取得した前記計測値に基づいて前記指示部に与える前記指示の内容を定める処理部とを備え、
    前記処理部は、
    前記第2の空気質センサが計測した前記計測値が所定の閾値に対して非清浄側である場合には、前記第1の状態で前記換気装置を運転させ、前記第2の空気質センサが計測した前記空気質が前記閾値に対して清浄側である場合には、前記第2の状態で前記換気装置を運転させるように前記指示の内容を定める
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記換気装置は、
    吸気用のファンと排気用のファンとをハウジングに備え、前記ハウジングは前記吸気用のファンに対応する流路内に前記フィルタを備え、
    前記処理部は、
    前記第1の状態では前記吸気用のファンと前記排気用のファンとが同時に運転し、前記第2の状態では前記排気用のファンのみが運転するように前記指示の内容を定める
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記室内と前記室外との間で空気の流通を許可する状態と空気の流通を遮断する状態とが選択可能な通気装置が配置されている場合、
    前記処理部は、
    前記換気装置を前記第1の状態で運転する期間に、前記通気装置による空気の流通を遮断するように前記指示の内容を定め、
    前記換気装置を第2の状態で運転している期間に、前記通気装置による空気の流通を許可するように前記指示の内容を定める
    請求項1又は2記載の制御装置。
  4. 前記室内から前記室外へ排気を行う排気用換気扇が前記部屋に配置されている場合、
    前記処理部は、
    前記第1の空気質センサが計測した前記計測値が所定の閾値に対して非清浄側である期間に、前記排気用換気扇を前記換気装置と併せて運転するように前記指示の内容を定める
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置と、
    換気装置とを備え、
    前記換気装置は、
    室外から空気質を改善するフィルタを通して室内に吸気すると同時に前記室内から前記室外への排気を行う第1の状態と、前記室内から前記室外への排気を行う第2の状態とが選択可能である
    ことを特徴とする通風制御システム。
  6. コンピュータを、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
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