JP2016063479A - 管理装置、通信装置、管理システム、管理方法、およびプログラム - Google Patents

管理装置、通信装置、管理システム、管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より的確なネットワーク構造解析に適用可能な情報を、効率よく提供する。【解決手段】管理装置10の受信部20Aは、複数の通信装置12から存在情報を受信する。第1算出部24は、複数の通信装置12の少なくとも一部の識別情報を、複数の通信装置12の各々で検出可能な他の通信装置12の集合を示す第1集合として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。第2算出部26は、複数の通信装置12の各々から受信した存在情報と、複数の通信装置12の各々に対応する第1集合と、に基づいて、第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の通信装置12の各々と他の通信装置12の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、管理装置、通信装置、管理システム、管理方法、およびプログラムに関する。
経路制御プロトコルとしてのRPL(IPv6 Routing Protocol for Low power and Lossy Networks)では、ネットワークをDODAG(Destination Oriented Directed Acyclic Graph)で表すことが知られている。
また、マルチホップネット―ワークにおいて、経路情報を格納した経路応答を隣接ノードにブロードキャストする方法が開示されている。
特開2012−217164号公報
しかしながら、DODAGでは、DAP(Data Aggregation Point)により近いノードへの上向きのリンクについては複数持つことができる。しかし、上向きのリンク以外のリンク、特にsiblingのリンクについては、情報として捨ててしまっている。このため、ネットワーク解析に用いる情報が限定されていた。また、経路応答に経路情報を格納するためには、ノード毎に情報量に比例した量のビット数が必要であり、効率良く構造解析に用いる情報を収集することができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、より的確なネットワーク構造解析に適用可能な情報を、効率よく提供することができる、管理装置、通信装置、管理システム、管理方法、およびプログラムを提供することである。
実施の形態の管理装置は、受信部と、第1算出部と、第2算出部と、を備える。受信部は、複数の通信装置から、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信する。第1算出部は、複数の前記通信装置の少なくとも一部の識別情報を、複数の前記通信装置の各々で検出可能な他の前記通信装置の集合を示す第1集合として、前記複数の通信装置の各々ごとに算出する。第2算出部は、複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報と、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合と、に基づいて、前記第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の前記通信装置の各々と他の前記通信装置の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出する。
管理システムの概略図。 ブルームフィルタの説明図。 DODAGの一例を示す図。 第1集合と第2集合との関係の一例を示す模式図。 通信処理の手順の一例を示すフローチャート。 管理処理の手順を示すフローチャート。 管理システムの概略図。 検出装置の設置位置の説明図。 管理処理の手順を示すフローチャート。 ハードウェア構成例を示すブロック図。
以下に添付図面を参照して、管理装置、通信装置、管理システム、管理方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、管理システム1の概略図である。管理システム1は、管理装置10と、複数の通信装置12と、を含む。
管理装置10は、複数の通信装置12の各々と、該複数の通信装置12の各々に対する他の通信装置12の各々と、の間のリンクの存在確率を示す存在確率情報を、複数の通信装置12の各々ごとに算出する(詳細後述)。存在確率情報は、例えば、複数の通信装置12を含むネットワークの構造解析に用いられる。
通信装置12は、各種データや信号の送信機能を、少なくとも備えた装置である。通信装置12は、例えば、公知のパーソナルコンピュータである。
管理装置10と、複数の通信装置12の各々とは、後述する通信部による通信または受信が可能である。なお、以下では、通信(すなわち、送受信)、および、受信、を総称して、単に、「通信」と称する場合がある。
管理装置10と、複数の通信装置12の各々とは、直接通信可能であってもよいし、中継通信(マルチホップ通信)可能であってもよい。管理装置10と通信装置12の各々との通信には、TCP/IP、6lowPAN(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Networks)、RPL(IPv6 Routing Protocol for Low power and Lossy Networks)、802.15.4、などの公知技術を利用することができる。
まず、通信装置12について説明する。
通信装置12は、通信部30と、記憶部32と、制御部34と、を備える。通信部30および記憶部32は、制御部34に接続されている。
通信部30は、管理装置10および他の通信装置12との間で、無線または有線による通信を行うための公知の通信部器である。なお、通信部30は、他の通信装置12からデータや信号を、無線または有線により受信可能な通信機器であってもよい。記憶部32は、各種データを記憶する。
制御部34は、CPU(Central Processing Unit)などを含んで構成されるコンピュータである。なお、制御部34は、CPU以外の回路等であってもよい。
制御部34は、通信制御部36と、取得部38と、抽出部40と、生成部42と、を含む、通信制御部36は、受信部36Aと、送信部36Bと、を含む。
通信制御部36、受信部36A、送信部36B、取得部38、抽出部40、および生成部42の一部またはすべては、例えば、CPUなどの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
通信制御部36は、通信部30を介して、複数の他の通信装置12の各々との通信を制御する。なお、通信制御部36は、複数の他の通信装置12の少なくとも1つとの受信を制御してもよい。
本実施の形態では、通信制御部36は、メッシュネットワークにおいて必要な通信機能を備える。通信制御部36は、例えば、RPLなどの公知技術を用いる。
通信制御部36は、通信制御部36の搭載された通信装置12で検出可能な他の通信装置12を検出する。検出可能とは、データまたは信号を受信可能、あるいは、データまたは信号を通信可能であることを示す。
通信制御部36は、受信部36Aと、送信部36Bと、を含む。受信部36Aは、複数の他の通信装置12の各々から各種データまたは信号を受信する。
本実施の形態では、受信部36Aは、通信部30を介して、無線または有線により、直接(すなわち、1対1で)データ通信またはデータ受信可能な他の通信装置12の識別情報を受信する。
すなわち、受信部36Aは、通信装置12が直接通信可能または直接信号受信可能な他の通信装置12の識別情報を、該他の通信装置12から受信する。受信部36Aは、送信部36Bが他の通信装置12に対して送信した通信要求信号に対する返答信号を読取ることで、他の通信装置12の識別情報を受信してもよい。また、受信部36Aは、他の通信装置12が通信要求信号に関わらず発信する、識別情報を含む信号を受信することで、他の通信装置12の識別情報を受信してもよい。
通信装置12の識別情報は、通信装置12を一意に識別する情報である。通信装置12の識別情報は、例えば、各通信装置12に設けられた通信部30に予め付与された、MACアドレスや、通信ノードなどであるが、これらに限定されない。
取得部38は、検出可能な他の通信装置12から、該他の通信装置12の識別情報を取得する。取得部38は、通信制御部36で受信した他の通信装置12の識別情報を取得することで、検出可能な他の通信装置12の識別情報を取得する。
取得部38は、取得した通信装置12の識別情報と、該識別情報の検出日時(すなわち受信日時)と、を対応づけて順次記憶部32に記憶する。また、取得部38は、通信装置12の識別情報と、検出日時と、無線品質と、を対応づけて記憶してもよい。無線品質は、通信制御部36から取得すればよい。無線品質は、例えば、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)である。
抽出部40は、過去に取得した複数の識別情報の少なくとも一部を抽出する。
本実施の形態では、抽出部40は、例えば、記憶部32に記憶されている複数の識別情報の内、予め定めた時間以上検出されていない識別情報を削除する。この削除のための時間の閾値は、例えば、通信部30によるビーコン(Beacon)の送信間隔などに基づいて予め設定すればよい。そして、抽出部40は、記憶部32に記憶されている識別情報の一覧を、抽出する。
なお、抽出部40は、現時点から過去に向かって予め定めた時間内に検出された識別情報を、記憶部32から抽出してもよい。この予め定めた時間は、削除のための時間の閾値と同様である。
また、抽出部40は、予め定めた閾値以上の無線品質の識別情報を、記憶部32から抽出してもよい。また、抽出部40は、予め定めた時間内に検出され、且つ、予め定めた閾値以上の識別情報を、記憶部32から抽出してもよい。無線品質の閾値は、予め設定すればよい。
生成部42は、取得部38で取得した識別情報の特徴を、確率的に表した存在情報を生成する。なお、存在情報は、予め定めた固定長であってもよいし、可変長であってもよい。例えば、この存在情報の長さは、後述するハッシュ関数の数(第2の数)に相当する。
生成部42は、取得部38で取得した識別情報の内、抽出部40で抽出された識別情報の特徴を、予め定めた固定長で表した存在情報を生成することが好ましい。
存在情報は、識別情報そのものではなく、識別情報の特徴を、統計的性質を用いて固定長のビットで表した情報である。本実施の形態では、存在情報が、識別情報の特徴を、ハッシュ値に対応するビット位置によるビットパターンで表した、ブルームフィルタである場合を説明する。なお、存在情報は、ブルームフィルタに限定されない。
本実施の形態では、生成部42は、予め定めた時間ごとに、抽出部40で抽出された複数の識別情報を用いて、ブルームフィルタを生成する。
図2は、ブルームフィルタの概要の説明図である。図2に示すように、空のブルームフィルタは、各ビット位置のビット値を全て「0」に設定されたmビットのビットパターンである。ブルームフィルタは、パラメータとして、ブルームフィルタのビット数(mビット(mは、2以上の整数))と、k個のハッシュ関数と、をパラメータとして有する。
本実施の形態では、生成部42は、存在情報の生成の度に、存在情報の生成に用いる識別情報の第1の数と、存在情報のデータ長を示すビット数mと、ハッシュ関数と、ハッシュ関数の第2の数(k個)と、を算出する。そして、生成部42は、識別情報の内、第1の数の識別情報と、ビット数mと、k個のハッシュ関数と、を用いて、存在情報を生成する。
このため、生成部42は、存在情報の生成の前に、生成に用いるパラメータを算出し、算出したパラメータを用いて、存在情報を生成する。
生成部42は、まず、抽出部40で抽出された複数の識別情報を、ブルームフィルタ生成のためのキー集合Sとして読取る。
また、生成部42は、管理装置10との間で予め定めた共有変数Xを読取る。共有変数Xは、例えば、ブルームフィルタ生成時の時刻、RPLにおける非循環有向グラフ(Destination−Oriented Directed Acyclic Graph)のバージョンなどを用いる。
次に、生成部42は、キー集合Sに含まれる識別情報の数が、第1の数となるように集合集約を行う。なお、生成部42は、集合集約を行わない形態であってもよい。
具体的には、生成部42は、第1の数nを下記式(1)で表したときの、ビット長mのブルームフィルタの飽和度aの期待値を、下記式(2)により計算する。
n=|S| ・・・式(1)
a=1−(1/m)n−k 式(2)
なお、式(2)中、kは、ハッシュ関数の数(第3の数)を示す。
そして、生成部42は、飽和度aが、予め定めた飽和度の閾値aを超える場合、ビット数mから「1」減じた数(m−1)を、新たなビット数mとして設定する。
また、生成部42は、識別情報の数である第1の数nを、1/rの値に設定する。なお、rは、「1」を初期値として、集合制約の繰り返しの度に値「1」増える、集合制約繰り返し数である。
生成部42は、この集合集約を、飽和度aが閾値aを下回るまで、繰り返す。そして、生成部42は、識別情報の数である第1の数nが、1/rの値と一致したときに、共有変数Xに基づいて、抽出部40で抽出された識別情報から、1/rの数(すなわち第1の数)の識別情報を選択する。
例えば、生成部42は、抽出部40で抽出された複数の識別情報の内、識別情報のハッシュ値をrで除算した剰余が、共有変数Xをrで除算した剰余と一致する識別情報を、選択する。
なお、具体的には、ブルームフィルタの生成に用いる集合S⊆Sは、集合制約の繰り返し数をrとすると、例えば、以下の式(3)を用いて算出する。
S={s|s∈S かつ hash(s)%r=X%r} ・・式(3)
式(3)中、hash(s)は、任意のハッシュ関数であり、%は、剰余演算である。
なお、生成部42は、集合制約を実行しない形態であってもよい。この場合には、S=Sとして取り扱えばよい。
次に、生成部42は、前回生成したブルームフィルタを初期化する。具体的には、生成部42は、ビット数mの長さのビット列Bを用意し、各ビット位置のビット値を全て「0」とすることで、初期化する。なお、本実施の形態では、ブルームフィルタにおける各ビット位置を、インデックスiを用いて、B[i]で表す。なお、インデックスiは、0以上m−1以下の値である。
そして、生成部42は、ブルームフィルタを生成する。
生成部42は、s∈Sとなる各要素s(すなわち、抽出され、適宜、集合集約された各識別情報の各々)について、k個のハッシュ関数を用いてハッシュ値hk’(s+X)を計算する。k’は、1以上k(第2の数)以下の整数である。そして、生成部42は、ハッシュ値に対応するインデックスiのビット位置(すなわち、B[hk’(s+X)])のビット値を「1」にセットする。
このように、生成部42は、管理装置10と通信装置12との間で(1対1で)共有する共有変数Xを用いて、ハッシュ値(hk’(s+X))を計算する。このため、生成部42は、同じ識別情報に対して、共有変数Xが変更されるたびに、異なるビット位置のビット値を「1」にセットすることができる。このため、本実施の形態では、生成するブルームフィルタの偽陽性の固定化を抑制することができる。
送信部36Bは、生成したブルームフィルタとしての存在情報を、管理装置10へ送信する。送信部36Bは、直接、管理装置10へ存在情報を送信してもよいし、他の通信装置12を介したマルチホップ通信により、管理装置10へ存在情報を送信してもよい。
なお、送信部36Bは、存在情報を含むDAO(Destination Advertisement Object)を、管理装置10へ送信してもよい。この場合、例えば、送信部36Bは、存在情報を、DAO Optionの形式でDAOに記載し、管理装置10へ送信すればよい。
また、送信部36Bは、存在情報と、存在情報としてのブルームフィルタの生成に用いた共有変数Xと、を含むDAOを、管理装置10へ送信してもよい。
また、送信部36Bは、存在情報と、通信装置12の現在位置情報と、を含むDAOを、管理装置10へ送信してもよい。この場合、通信装置12に、GPS(Global Positioning System)を設けた構成とする。そして、送信部36Bは、存在情報送信時の、通信装置12の現在位置情報をGPSから取得し、現在位置情報を含むDAOを管理装置10へ送信すればよい。
なお、送信部36Bは、DAOの送信とは別に、別途、存在情報を管理装置10へ送信してもよい。
次に、管理装置10について説明する。
管理装置10は、通信部14と、記憶部16と、制御部18と、を備える。通信部14および記憶部16は、制御部18に接続されている。
通信部14は、複数の通信装置12との間で、無線または有線による通信を行うための公知の通信機器である。なお、通信部14は、通信装置12からデータや信号を、無線または有線により受信可能な通信機器であってもよい。記憶部16は、各種データを記憶する。
制御部18は、CPUなどを含んで構成されるコンピュータである。なお、制御部18は、CPU以外の回路等であってもよい。
制御部18は、通信制御部20と、管理部22と、第1算出部24と、第2算出部26と、構築部28と、を含む。
通信制御部20、管理部22、第1算出部24、第2算出部26、および構築部28の一部またはすべては、例えば、CPUなどの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、ICなどのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
通信制御部20は、通信部14を介して、複数の通信装置12の各々との通信を制御する。なお、通信制御部20は、複数の通信装置12の各々との受信を制御してもよい。
本実施の形態では、通信制御部20は、メッシュネットワークにおいて必要な通信機能を備える。通信制御部20は、例えば、RPLなどの公知技術を用いる。
本実施の形態では、通信制御部20は、公知のメッシュネットワークのボーダールータや、RPLにおける非循環有向グラフ(DODAG:Destination−Oriented Directed Acyclic Graph)のrootノードとして機能する。管理装置10では、通信制御部20によって、メッシュネットワークに属する各通信装置12の識別情報や、通信装置12との間の通信経路を特定する。
送信部20Bは、各種データや信号を通信装置12へ送信する。
受信部20Aは、複数の通信装置12の各々から、複数の通信装置12の各々で検出した他の通信装置12の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信する。
本実施の形態では、受信部20Aは、存在情報と、共有変数Xおよび位置情報の少なくとも一方と、を含むDAOを通信装置12から受信する。なお、受信部20Aは、DAOとは別に、通信装置12から存在情報や、共有変数Xや、位置情報を受信してもよい。なお、管理装置10は、各通信装置12に対応する共有変数Xを予め記憶しておいてもよい。また、管理装置10は、各通信装置12の各々に対応する共有変数Xの算出規則を予め記憶し、該算出規則を用いて共有変数Xを算出してもよい。
受信部20Aは、受信した存在情報を、該存在情報の送信元である通信装置12の各々ごとに記憶部16に記憶する。例えば、受信部20Aは、複数の通信装置12の各々から受信した存在情報を、各々の送信元の通信装置12の識別情報に対応づけて記憶部16に記憶する。このため、存在情報は、送信元である通信装置12ごとに、記憶部16に管理されることとなる。
管理部22は、基本ネットワーク構造を生成する。本実施の形態では、複数の通信装置12から受信したDAOを用いて、公知の方法により、DODAGを基本ネットワーク構造として生成する。管理部22は、生成したDODAGを記憶部16へ記憶する。
一方、受信部20Aは、複数の通信装置12の各々から受信した存在情報を、第1算出部24へ出力する。
制御部18では、各通信装置12から存在情報を受信する度に、各通信装置12に対応する第1算出部24および第2算出部26を構築し、下記処理を実行させる。なお、制御部18では、1組の第1算出部24および第2算出部26を備えた構成とし、この1組の第1算出部24および第2算出部26を用いて、複数の通信装置12の各々に対応する後述する第1集合(詳細後述)および第2集合(詳細後述)の算出を行ってもよい。
第1算出部24は、複数の通信装置12の少なくとも一部の識別情報を、複数の通信装置12の各々で検出可能な他の通信装置12の集合を示す第1集合として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
第1算出部24は、例えば、第1算出部24が管理可能な複数の通信装置12の内、少なくとも一部の通信装置12の識別情報の集合を、複数の通信装置12の各々に近接して配置されている可能性のある通信装置12の第1集合として算出する。近接して配置、とは、各通信装置12が通信またはデータ受信可能な範囲内に配置されていることを意味する。
具体的には、第1算出部24は、管理部22で構築したDODAGによる基本ネットワーク構造における、DAG rootである管理装置10からのホップカウントcを用いて、再帰的に第1集合を算出する。なお、DAG rootである管理装置10(ホップカウントc=0)では、管理装置10に近接する他の通信装置12の識別情報が既知であるものとする。
詳細には、第1算出部24は、基本ネットワーク構造として生成した、PRLの非循環有向グラフ(DODAG)における、同じランク情報の付与された他の通信装置12の集合を第1集合として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
図3は、DODAGの一例を示す図である。例えば、通信装置12に対応する第1集合を算出する場合、第1算出部24は、通信装置12と同じランク情報の付与された他の通信装置12、12、12の各々の識別情報を、通信装置12に対応する第1集合として算出する(図3中、線図A内参照)。
また、例えば、第1算出部24は、複数の通信装置12の内、経路制御プロトコルとしてのRPLの非循環有向グラフにおける上り経路方向に隣接する他の通信装置12に対して、下り経路方向に隣接する他の通信装置12の集合を第1集合として、複数の通信装置12の各々ごとに算出してもよい。すなわち、第1算出部24は、各通信装置12について、同じ親ノードである他の通信装置12に対する、子ノードである他の通信装置12を、第1集合として通信装置12ごとに算出する。
例えば、通信装置12に対応する第1集合を算出する場合、第1算出部24は、通信装置12の親ノードである通信装置12および通信装置12の各々に対する、子ノードである他の通信装置12、12の識別情報を、通信装置12に対応する第1集合として算出する(図3中、線図B内参照)。
言い換えると、第1算出部24は、ある通信装置12のホップカウントcがhであるとすると(c=h)、ホップカウントcがh−1である他の通信装置12(親ノード)の子ノードである他の通信装置12をDODAGから取得し、ホップカウントc=hの通信装置12に対応する第1集合として算出する。
なお、受信部20Aが、存在情報の送信元である通信装置12の位置情報を含むDAOを受信した場合、第1算出部24は、以下の方法により第1集合を算出してもよい。また、受信部20Aが、各通信装置12の各々から、各通信装置12の各々の位置情報を受信した場合についても、同様である。
この場合、第1算出部24は、各通信装置12の各々の位置情報を用いて、通信装置12の各々から予め定めた範囲内に位置する他の通信装置12を特定し、特定した他の通信装置12の識別情報を第1集合として、各通信装置12の各々ごとに算出する。この「予め定めた範囲」は、予め任意の範囲を設定すればよい。
また、第1算出部24は、各通信装置12の各々に対応する、契約者の住所情報を予め記憶部16に記憶してもよい。そして、第1算出部24は、存在情報の送信元である通信装置12の識別情報に対応する住所情報から、予め定めた範囲内の住所情報に対応する他の通信装置12の識別情報を、第1集合として算出してもよい。
図1に戻り、第2算出部26は、複数の通信装置12の各々から受信した存在情報と、複数の通信装置12の各々に対応する第1集合と、に基づいて、第1集合より偽陽性の低い他の通信装置12を示す第2集合を、複数の通信装置12の各々と他の通信装置12の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
第1算出部24が算出した第1集合は、各通信装置12の各々から受信した存在情報に関わりなく、第1算出部24が算出した集合である。このため、各通信装置12の各々に対応する第1集合には、各通信装置12では検出困難な他の通信装置12が含まれている可能性が高い。すなわち、第1集合は、偽陽性の高い他の通信装置12の識別情報を含む集合である。
このため、第2算出部26は、各通信装置12から受信した存在情報を用いて、各通信装置12の各々に対応する、第1集合より偽陽性の低い第2集合を算出する。
本実施の形態では、第2算出部26は、存在情報としてのブルームフィルタを用いて、第2集合を算出する。
ここで、ブルームフィルタは、確率的な情報である。このため、ブルームフィルタのみを用いて第2集合を算出した場合、偽陽性を避けることができない。すなわち、通信装置12で検出不可能な他の通信装置12の識別情報から算出した、k個(第2の数)のハッシュ値に対応するビット位置のビット値が、全て「1」となる場合がある。
ブルームフィルタの飽和度(全ビット数中でビット値「1」となっているビット数の割合)をPsとすると、偽陽性の発生確率は、Psで表すことができる。kは、該ブルームフィルタのハッシュ関数の数(第2の数)である。
このため、第2算出部26が、各通信装置12の各々から受信したブルームフィルタ(存在情報)を用いて第2集合を算出すると、Psの確率で、実際には検出不可能な他の通信装置12が第2集合に含まれることとなる。
偽陽性の発生確率Psを低下させ、偽陽性を低くするためには、ブルームフィルタのサイズを大きくする必要があり、現実的ではない。
一方、本実施の形態では、上述したように、各通信装置12から受信するブルームフィルタは、各通信装置12において、ブルームフィルタの生成に用いる識別情報の第1の数と、存在情報のデータ長を示すビット数と、ハッシュ関数と、ハッシュ関数の第2の数と、を、共有変数Xを利用して変更したものである。このため、各通信装置12から受信するブルームフィルタの各々は、確率的には独立試行であるといえる。このため、第2算出部26では、本実施の形態における、複数のブルームフィルタからの情報からベイズ推定を用いて第2集合を算出することで、偽陽性確率の低下を図ることができる。
第2算出部26では、DAOに含まれる、ブルームフィルタと、共有変数Xと、を用いて、該ブルームフィルタに用いられているk個のハッシュ関数を算出する。第2算出部26は、通信装置12の生成部42と同様にして、k個のハッシュ関数を算出する。そして、第2算出部26は、第1集合に含まれる各識別情報の各々について、k個のハッシュ関数の各々を用いてk個のハッシュ値を算出する。そして、第2算出部26は、ブルームフィルタにおける、算出したk個のハッシュ値の各々に対応するビット位置のビット値が全て「1」(すなわち、positive)である識別情報を用い、第1集合に対し、個々のブルームフィルタを適用することで、その時どきのリンクの存在・不存在を観測し、第2集合を算出する。さらに、個々の観測情報に対し、時系列にベイズ推定を行い、その結果第2集合を算出してもよい。
詳細には、第2算出部26では、第1集合に含まれる他の通信装置12の識別情報の各々の内、対応するブルームフィルタに対して陽性(すなわち、positive:k個のハッシュ関数により指示されるビットが全て1である場合)であるものについては、観測される存在確率を例えば「1」と仮定する。一方、第2算出部26では、第1集合に含まれる他の通信装置12の識別情報の各々の内、対応するブルームフィルタに対して陰性(すなわち、negtive:k個のハッシュ関数により指示されるビットのうち、一つでも0が含まれる場合)であるものについては、観測される存在確率を例えば「0.05」等の任意の低い値と仮定する。
なお、negativeの場合に、存在確率を「0」とせず、「0.05」等の任意の低い値とする理由は、リンクの不存在が一時的である場合に対応するためである。
このようにして、第2算出部26は、各通信装置12に対応する存在情報(ブルームフィルタ)を用いて、第2集合を、リンクの存在確率を示す存在確率情報として算出する。
なお、第2算出部26は、複数の通信装置12の各々から受信した存在情報と、複数の通信装置12の各々に対応する第1集合と、に基づくベイズ推定によって、第2集合(存在確率情報)を複数の通信装置12の各々ごとに算出してもよい。
メッシュネットワークでは、ネットワークに属する複数の通信装置12の間の隣接関係は、経時変化しないことが多い。各通信装置12間の隣接関係が変化しないと仮定することで、偽陽性の発生確率に関わらず、各通信装置12から時系列で取得した連続した独立のブルームフィルタによる陽性および偽陽性を、ベイズ推定による主観確率とすることができる。
具体的には、第2算出部26は、複数の通信装置12の各々における時系列のブルームフィルタ(存在情報)を利用して、ベイズ推定を用いて、存在確率情報を、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
詳細には、実際の各通信装置12同士が隣接関係にあるか否かを、“真に知りたい事象”(T:True,−T:False)とする。また、ブルームフィルタから得られた情報(各識別情報に対応する、positive、または、negative)を、確率的情報(P:Positive,−P:Negative)とする。それぞれの事象Tの確率をPγ(T)、事象Pが発生したときの事象Tの条件付確率をPγ(T|P)とすると、ベイズの公式より、以下の式(4)が成り立つ。
Figure 2016063479
すなわち、Pγ(T|P)は、第1集合に含まれる通信装置12の各々が、第1集合に対応する通信装置12に対して、真に近傍に位置する確率(真にリンクの存在する確率)を示す。なお、第1集合に対応する通信装置12は、例えば、第1集合を形成する中心となる通信装置12である。
ここで、Pγ(T)が主観確率であることから、第2算出部26は、Pγ(T)を予め定めた初期値(例えば、0.5)から開始し、ブルームフィルタによる情報(各識別情報に対応する、positive、または、negative)が得られるたびにPγ(T)を更新する。
すなわち、第2算出部26は、ブルームフィルタに対して、対応する第1集合に含まれる識別情報のハッシュ値に相当するビット位置のビット値が全て「1」(Positive)であった場合、式(4)を更新する。一方、対応する第1集合に属する識別情報のハッシュ値に相当するビット位置のビット値の少なくとも1つが「0」(Negative)であった場合、該識別情報によって特定される他の通信装置12は、該第1集合に対応する通信装置12の近傍に位置しない確率が高いことが確定する。
ただし、リンクの切断が一時的である場合や、環境要因等によってリンクの切断状態が回復する場合もある。このため、第2算出部26は、ブルームフィルタに対して、対応する第1集合に含まれる識別情報のハッシュ値に相当するビット位置のビット値の少なくとも1つが「0」(Negative)であった場合、第2算出部26は、リンク復活の確率の期待値をPγ(T)に設定する(例えば、0:05など)。
このように、第2算出部26は、各通信装置12の各々と、各通信装置12に対応する第1集合に含まれる他の通信装置12の識別情報の各々と、について、リンクの存在確率を示す存在確率情報(第2集合)を、ベイズ推定を用いて算出してもよい。
図4は、第1集合と第2集合との関係の一例を示す模式図である。
例えば、管理装置10(図4では図示省略)が、通信装置12から存在情報を受信したとする。この場合、第1算出部24は、管理装置10で管理可能な複数の通信装置12(通信装置12〜1227)の内、例えば、通信装置12〜1220を、第1集合として算出する。そして、更に、第2算出部26は、第1集合より偽陽性の低い第2集合(例えば、通信装置12〜12)を算出する。
図1に戻り、構築部28は、複数の通信装置12の各々ごとに算出した存在確率情報を用いて、複数の通信装置12間におけるリンクの存在を示すグラフを構築する。
例えば、構築部28は、第2算出部26で、複数の通信装置12の各々ごとに算出された存在確率情報から、各通信装置12間におけるリンクの存在を示すグラフを構築する。詳細には、存在確率情報を各通信装置12間のリンクの重みとして用いる場合(重み付きグラフ)と、存在確率情報が予め定めた閾値以上であるもののみをリンクとして用いる場合と、がある。
構築部28が構築したグラフは、異なるメッシュネットワークとの間での安定性の比較などを分析するために用いることができる。
なお、本実施の形態では、制御部18は、構築部28を備えた構成である場合を説明するが、制御部18は、構築部28を備えない構成であってもよい。
次に、管理システム1における各通信装置12の各々が実行する通信処理を説明する。
図5は、通信装置12が実行する通信処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、通信制御部36が、通信装置12で検出可能な他の通信装置12を検出する(S100)。次に、取得部38が、検出可能な他の通信装置12から、該他の通信装置12の識別情報を取得する(ステップS102)。
次に、取得部38は、取得した通信装置12の識別情報と、該識別情報の検出日時(すなわち受信日時)と、を対応づけて、記憶部32に記憶する(ステップS104)。
次に、抽出部40、生成部42、および送信部36Bが、所定時間ごとに、ステップS106〜ステップS110の処理を実行する。
まず、抽出部40が、取得部38で過去に取得した複数の識別情報の少なくとも一部を抽出する(ステップS106)。次に、生成部42が、抽出部40で抽出された識別情報から、存在情報を生成する(ステップS108)。次に、送信部36Bが、生成した存在情報を、管理装置10へ送信する(ステップS110)。そして、本ルーチンを終了する。
次に、管理装置10で実行する管理処理の手順を説明する。図6は、管理装置10で実行する管理処理の手順を示すフローチャートである。
まず、受信部20Aが、複数の通信装置12の各々から存在情報を受信する(ステップS200)。上述したように、例えば、受信部20Aは、存在情報と、共有変数Xおよび通信装置12の位置情報の少なくとも一方と、を含むDAOを受信する。
次に、管理部22が、複数の通信装置12の各々から受信したDAOを用いて、基本ネットワーク構造(例えば、DODAG)を生成する(ステップS202)。管理部22は、生成した基本ネットワーク構造を、記憶部16へ記憶する(ステップS204)。
次に、制御部18は、ステップS200で存在情報を受信した通信装置12ごとに、ステップS206〜ステップS208の処理を繰り返し実行する。
まず、制御部18の第1算出部24が、受信した存在情報の送信元である通信装置12に対応する第1集合を算出する(ステップS206)。
次に、第2算出部26が、通信装置12から受信した存在情報を用いて、該通信装置12に対応する、ステップS206で算出した第1集合より偽陽性の低い第2集合を算出する(ステップS208)。そして、第2算出部26は、通信装置12の識別情報に対応づけて、ステップS208で算出した第2集合である存在確率情報を、記憶部16に記憶する。
制御部18が、ステップS206〜ステップS208の処理を各通信装置12の各々ごとに実行することで、制御部18は、各通信装置12の各々に対応する第2集合を、各通信装置12の各々に対応する存在確率情報として算出する。
次に、構築部28は、複数の通信装置12の各々ごとに算出した存在確率情報を用いて、複数の通信装置12間におけるリンクの存在を示すグラフを構築する(ステップS210)。そして、本ルーチンを終了する。なお、ステップS210の処理を行わない形態であってもよい。この場合、第2算出部26は、各通信装置12の識別情報に対応づけて、ステップS208で算出した各通信装置12に対応する第2集合である存在確率情報を、記憶部16に記憶すればよい。
以上説明したように、本実施の形態の管理装置10は、受信部20Aと、第1算出部24と、第2算出部26と、を備える。受信部20Aは、複数の通信装置12から、複数の通信装置12の各々で検出した他の通信装置12の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信する。第1算出部24は、複数の通信装置12の少なくとも一部の識別情報を、複数の通信装置12の各々で検出可能な他の通信装置12の集合を示す第1集合として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。第2算出部26は、複数の通信装置12の各々から受信した存在情報と、複数の通信装置12の各々に対応する第1集合と、に基づいて、第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の通信装置12の各々と他の通信装置12の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
このように、管理装置10では、複数の通信装置12の各々で検出した他の通信装置12の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を、複数の通信装置12の各々から受信する。そして、管理装置10では、受信した存在情報を用いて、複数の通信装置12の各々と他の通信装置12の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報を、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
このため、管理装置10では、従来に比べて短いデータ量で、存在確率情報の算出に用いる情報(本実施の形態では、存在情報)を取得することができる。
また、複数の通信装置12の各々ごとに算出した存在確率情報は、複数の通信装置12の各々と他の通信装置12の各々との間のリンクの存在確率を示す情報である。
このため、本実施の形態の管理装置10では、DODAGなどでは把握することの困難であった、siblingのリンクなどの、上り経路方向以外のリンクについても分析可能な情報(存在確率情報)を提供することができる。
従って、本実施の形態の管理装置10では、より的確なネットワーク構造解析に適用可能な情報(すなわち、存在確率情報)を、効率よく提供することができる。
また、本実施の形態の管理装置10では、存在情報を用いることによって、少ないシステム負荷で、DODAGに含まれないがバックアップになりうる通信装置12間のリンクの存在確率情報を、提供することができる。
また、無線メッシュネットワークにおいて、ルーティングプロトコルにIETF RFC6550などで定義されるRPLを利用する場合を考える。RPLでは、メッシュノード間で接続するトポロジは、広域網と接続するノード(境界ルータ)をルートノードとするDAG(Directed Acyclic Graph)となる。逆に、各通信装置12間では接続(通信または受信)可能であっても、DAGを構成しないリンクについては、RPLでは取り扱われない。一方、通信装置12の障害などによりDAGを構成するリンクが利用できなくなった場合、各通信装置12は、DAGを構成しないリンクのうち、もっとも適切なものを利用する。
すなわち、DAGを構成しないリンクの数や質が、RPLで構成されているネットワークの耐障害性に大きな影響を与える。このため、これらのリンクの数やリンクの位置を管理装置10で把握することは、RPLにより構成されたメッシュネットワークの耐障害性診断に必須である。
本実施の形態の管理装置10では、上述したように、複数の通信装置12から、複数の通信装置12の各々で検出した他の通信装置12の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信する。そして、管理装置10では、受信した存在情報を用いて、複数の通信装置12の各々と他の通信装置12の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報を複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
このため、管理装置10では、限られた通信量で、メッシュネットワークの耐障害性判断に用いることの可能な情報(存在確率情報)を提供することができる。
また、各通信装置12から受信する存在情報としてのブルームフィルタは、通信装置12側で、共有変数Xを用いて生成されたものである。このため、ブルームフィルタにおける偽陽性の固定化を抑制することができる。
また、存在情報は、送信元である通信装置12ごとに、記憶部16に管理される。このため、各通信装置12の各々に対応する一連の存在情報は、共有変数Xの効果により、個々に独立した確率事象としての情報を管理装置10に与えることとなる。
そして、第2算出部26では、各通信装置12に対応する存在情報を用いて、複数の通信装置12の各々と、他の通信装置12の各々と、の間のリンクの存在確率を示す存在確率情報を、複数の通信装置12の各々ごとに算出する。
このため、本実施の形態の管理装置10では、より的確なネットワーク構造解析に適用可能な情報(すなわち、存在確率情報)を、効率よく提供することができる。また、管理装置10は、最小のシステム負荷で、より的確なネットワーク構造解析に適用可能な情報(すなわち、存在確率情報)を、効率よく提供することができる。
また、構築部28は、通信装置12の各々に対応する存在確率情報を用いて、複数の通信装置12間におけるリンクの存在を示すグラフを構築する。このため、構築部28は、管理装置10が管理可能な複数の通信装置12の各々の間における、リンクの存在を示すグラフを構築することができる。構築したグラフは、例えば、グラフによって示されるネットワークの詳細な全体像の分析や、グラフによって示されるネットワークの健全性の定量的な算出に用いることができる。ネットワークの健全性には、例えば、ネットワークトポロジにおける、複数の通信装置12の内の一部に故障などが発生した場合に、故障していないにも関わらず到達不能な通信装置12が発生しているか(トポロジが非連続になるか)否か、や、一つの通信装置12が故障した際のグラフ半径増分の最悪値、などの指標が考えられる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる方法で、第1集合を算出する場合を説明する。
図7は、本実施の形態の管理システム1Aの概略図である。管理システム1Aは、管理装置10Aと、複数の通信装置12と、検出装置50と、を備える。
検出装置50は、通信装置12の識別情報を検出する。検出装置50は、第1検出部52と、第2検出部54と、を備える。
図8は、検出装置50の設置位置の説明図である。
本実施の形態では、検出装置50は、実空間上における、予め定められた領域Cの出入口Pに設置されている。領域Cは、例えば、特定の部屋や、店舗や、倉庫などである。検出装置50は、出入口Pを介して領域C内に入る通信装置12、および、出入口Pを介して領域C外へ出る通信装置12、の各々の識別情報を検出する。本実施の形態では、各通信装置12は、人物などの移動体に携帯され、移動体の移動に伴って移動する場合を想定している。
検出装置50には、通信装置12の識別情報を検出可能な公知の装置を用いる。例えば、各通信装置12の該表面に、識別情報を示す画像(例えば、バーコードなど)が付与されているとする。この場合、検出装置50として、公知の画像読取装置を用いればよい。また、通信装置12に電子データとして格納された識別情報を検出する場合、検出装置50には、通信装置12へ識別情報の送信要求を送信し、通信装置12から受信した返信に含まれる識別情報を読取ることで、識別情報を検出する公知の検出装置を用いればよい。
本実施の形態では、領域Cには、出入口Pとして、入口部P1と、出口部P2と、が設けられている。そして、入口部P1には、第1検出部52が配置され、出口部P2には、第2検出部54が配置されている場合を説明する。
このため、第1検出部52は、領域C内に入る通信装置12の識別情報を検出する。そして、第1検出部52は、検出した識別情報を含む検出結果を、識別情報を検出する度に管理装置10Aへ送信する。
第2検出部54は、領域Cから外へ出る通信装置12の識別情報を検出する。そして、第2検出部54は、検出した識別情報を含む検出結果を、識別情報を検出する度に、管理装置10Aへ送信する。
図7に戻り、通信装置12は、第1の実施の形態と同様である。管理装置10Aと、複数の通信装置12の各々とは、通信部(通信部14、通信部30)による通信が可能である。管理装置10Aと、複数の通信装置12の各々とは、直接通信可能であってもよいし、中継通信(マルチホップ通信)可能であってもよい。管理装置10Aと通信装置12の各々との通信には、TCP/IP、6lowPAN、RPL、802.15.4、などの公知技術を利用することができる。
管理装置10Aは、通信部14と、記憶部16と、制御部18Aと、を備える。通信部14および記憶部16は、制御部18に接続されている。
通信部14および記憶部16は、第1の実施の形態と同様である。制御部18Aは、通信制御部20と、管理部22と、第1算出部25と、第2算出部26と、構築部28と、を含む。
通信制御部20、管理部22、第1算出部25、第2算出部26、および構築部28の一部またはすべては、例えば、CPUなどの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、ICなどのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
通信制御部20、管理部22、第2算出部26、構築部28は、第1の実施の形態と同様である。なお、通信制御部20は、通信部14を介して、検出装置50から検出結果を受信する。検出結果は、検出装置50で検出した通信装置12の識別情報を含む。
第1算出部25は、複数の通信装置12の内、予め定められた領域Cの出入口Pに設置された検出装置50で検出された通信装置12の識別情報を、第1集合として算出する。
また、第1算出部25は、複数の通信装置12の内、予め定められた領域Cの入口部P1に設けられた第1検出部52で検出された通信装置12から、該領域Cの出口部P2に設けられた第2検出部54で検出された通信装置12を除いた通信装置12の識別情報を、第1集合として算出することが好ましい。
このため、第1算出部25は、領域C内に存在する通信装置12の識別情報を、第1集合として算出する。
次に、管理装置10Aが実行する管理処理の手順を説明する。図9は、管理装置10Aで実行する管理処理の手順を示すフローチャートである。なお、第1の実施の形態の管理装置10と同様の処理には、同じステップ番号を付与して詳細な説明を省略する。
まず、受信部20Aが、複数の通信装置12の各々から存在情報を受信する(ステップS200)。次に、管理部22が、複数の通信装置12の各々から受信したDAOを用いて、基本ネットワーク構造を生成する(ステップS202)。管理部22は、生成した基本ネットワーク構造を記憶部16へ記憶する(ステップS204)。
次に、制御部18Aは、ステップS200で存在情報を受信した通信装置12ごとに、ステップS306、およびステップS208の処理を繰り返し実行する。
まず、制御部18Aの第1算出部25が、受信した存在情報の送信元である通信装置12に対応する第1集合を算出する(ステップS306)。本実施の形態では、第1算出部25は、ステップS306の処理時または処理直前に、第1検出部52から受信した検出結果に含まれる識別情報から、第2検出部54から受信した検出結果に含まれる識別情報を除いた残りの識別情報を、第1集合として算出する。
具体的には、第1算出部25は、第1検出部52から検出結果を受信すると、該検出結果に含まれる識別情報を記憶部16に記憶する。また、第1算出部25は、第2検出部54から検出結果を受信すると、該検出結果の含まれる識別情報を、記憶部16から削除する。そして、第1算出部25は、ステップS306の第1集合の算出時に、記憶部16に記憶されている識別情報を第1集合として読取ることで、第1集合を算出する。
次に、第2算出部26が、通信装置12から受信した存在情報を用いて、該通信装置12に対応する、ステップS306で算出した第1集合より偽陽性の低い第2集合を算出する(ステップS208)。そして、第2算出部26は、通信装置12の識別情報に対応づけて、ステップS208で算出した第2集合である存在確率情報を、記憶部16に記憶する。
次に、構築部28は、複数の通信装置12の各々ごとに算出した存在確率情報を用いて、複数の通信装置12間におけるリンクの存在を示すグラフを構築する(ステップS210)。そして、本ルーチンを終了する。なお、第1の実施の形態と同様に、ステップS210の処理を行わない形態であってもよい。
以上説明したように、本実施の形態の管理装置10Aは、第1の実施の形態の第1算出部24に代えて、第1算出部25を備える。第1算出部25は、複数の通信装置12の内、領域Cの出入口Pに設置された検出装置50で検出された通信装置12の識別情報を、第1集合として算出する。
このため、本実施の形態の管理装置10Aでは、上記第1の実施の形態で得られる効果に加えて、更に、特定の領域内に存在する可能性のある通信装置12の識別情報を用いて、複数の通信装置12の各々に対応する存在確率情報を算出することができる。
(第3の実施の形態)
次に、上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50のハードウェア構成について説明する。図10は、上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50のハードウェア構成例を示すブロック図である。
上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50は、通信I/F部820、表示部840、入力部940、CPU860、ROM(Read Only Memory)880、RAM(Random Access Memory)900、及びHDD920等がバス960により相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
CPU860は、演算装置である。RAM900は、CPU860による各種処理に必要なデータを記憶する。ROM880は、CPU860による各種処理を実現するプログラム等を記憶する。HDD920は、上述した記憶部16や記憶部32などに格納されるデータを記憶する。通信I/F部820は、他の装置に通信回線等を介して接続し、接続した装置との間でデータを受信または通信(送受信)するためのインタフェースである。表示部840は、各種画像などを表示する。入力部940は、各種指示を入力するときにユーザによって操作される。
上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50で実行される上記各種処理を実行するためのプログラムは、ROM880等に予め組み込んで提供される。
なお、上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50で実行されるプログラムは、これらの装置にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供するように構成してもよい。
また、上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
上記実施の形態の管理装置10、管理装置10A、通信装置12、および検出装置50で実行されるプログラムは、上述した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記には、いくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 管理システム
10 管理装置
12 通信装置
20A 受信部
24 第1算出部
26 第2算出部
28 構築部
36B 送信部
38 取得部
40 抽出部
42 生成部

Claims (20)

  1. 複数の通信装置から、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信する受信部と、
    複数の前記通信装置の少なくとも一部の識別情報を、複数の前記通信装置の各々で検出可能な他の前記通信装置の集合を示す第1集合として、前記複数の通信装置の各々ごとに算出する第1算出部と、
    複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報と、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合と、に基づいて、前記第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の前記通信装置の各々と他の前記通信装置の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出する第2算出部と、
    を備えた、
    管理装置。
  2. 前記存在情報は、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を、該識別情報のハッシュ値に対応するビット位置によるビットパターンで表した、ブルームフィルタである、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記第2算出部は、
    複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報としての前記ブルームフィルタにおける、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合に含まれる前記通信装置の各々の識別情報のハッシュ値に対応するビット位置のビット値に基づいて、前記第2集合を複数の前記通信装置の各々ごとに算出する、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記第2算出部は、
    複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報と、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合と、に基づくベイズ推定によって、前記第2集合を複数の前記通信装置の各々ごとに算出する、
    請求項1に記載の管理装置。
  5. 前記第1算出部は、
    複数の前記通信装置の内、経路制御プロトコルとしてのRPL(IPv6 Routing Protocol for Low power and Lossy Networks)の非循環有向グラフにおける、同じランク情報の付与された他の前記通信装置の集合を前記第1集合として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出する、請求項1に記載の管理装置。
  6. 前記第1算出部は、
    複数の前記通信装置の内、経路制御プロトコルとしてのRPLの非循環有向グラフにおける上り経路方向に隣接する他の前記通信装置に対して、下り経路方向に隣接する他の前記通信装置の集合を前記第1集合として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出する、請求項1に記載の管理装置。
  7. 前記受信部は、
    前記存在情報と、前記存在情報の送信元の前記通信装置の位置情報と、を受信し、
    前記第1算出部は、
    前記通信装置の各々から予め定めた範囲内に位置する他の前記通信装置の識別情報を、前記第1集合として複数の前記通信装置の各々ごとに算出する、
    請求項1に記載の管理装置。
  8. 前記第1算出部は、
    複数の前記通信装置の内、予め定められた領域の出入口に設置された検出部で検出された前記通信装置の識別情報を、前記第1集合として算出する、請求項1に記載の管理装置。
  9. 前記第1算出部は、
    複数の前記通信装置の内、予め定められた領域の入口部に設けられた第1検出部で検出された前記通信装置から、該領域の出口部に設けられた第2検出部で検出された前記通信装置を除いた前記通信装置の識別情報を、前記第1集合として算出する、請求項1に記載の管理装置。
  10. 前記受信部は、
    複数の前記通信装置の各々から、前記存在情報を含むDAO(Destination Advertisement Object)を受信する、請求項1に記載の管理装置。
  11. 前記存在確率情報を用いて、複数の前記通信装置間におけるリンクの存在を示すグラフを構築する構築部を更に備えた、
    請求項1に記載の管理装置。
  12. 前記受信部は、複数の前記通信装置から、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を、予め定めた固定長で表した前記存在情報を受信する、請求項1に記載の管理装置。
  13. 前記受信部は、複数の前記通信装置から、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を、可変長で表した前記存在情報を受信する、
    請求項1に記載の管理装置。
  14. 検出可能な他の通信装置から該他の通信装置の識別情報を取得する取得部と、
    前記識別情報の特徴を予め定めた固定長で表した存在情報を生成する生成部と、
    前記存在情報を管理装置へ送信する送信部と、
    を備えた、通信装置。
  15. 過去に取得した複数の前記識別情報の少なくとも一部を抽出する抽出部を備え、
    前記生成部は、
    抽出した前記識別情報の特徴を予め定めた固定長で表した前記存在情報を生成する、
    請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記存在情報は、前記識別情報の特徴を、前記識別情報のハッシュ値に対応するビット位置によるビットパターンで表した、ブルームフィルタである、請求項14に記載の通信装置。
  17. 前記生成部は、
    前記存在情報の生成に用いる前記識別情報の第1の数と、前記存在情報のデータ長を示すビット数と、ハッシュ関数と、前記ハッシュ関数の第2の数と、を算出し、
    取得した前記識別情報の内、前記第1の数の前記識別情報と、前記ビット数と、前記第2の数の前記ハッシュ関数と、を用いて、前記存在情報を生成する、
    請求項14に記載の通信装置。
  18. 複数の通信装置と、管理装置と、を備えた管理システムであって、
    前記通信装置は、
    検出可能な他の前記通信装置から該他の前記通信装置の識別情報を取得する取得部と、
    前記識別情報の特徴を予め定めた固定長で表した存在情報を生成する生成部と、
    前記存在情報を前記管理装置へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    複数の前記通信装置の各々から前記存在情報を受信する受信部と、
    複数の前記通信装置の少なくとも一部の識別情報を、複数の前記通信装置の各々で検出可能な他の前記通信装置の集合を示す第1集合として、前記複数の通信装置の各々ごとに算出する第1算出部と、
    複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報と、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合と、に基づいて、前記第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の前記通信装置の各々と他の前記通信装置の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出する第2算出部と、
    を備えた、
    管理システム。
  19. 複数の通信装置から、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信するステップと、
    複数の前記通信装置の少なくとも一部の識別情報を、複数の前記通信装置の各々で検出可能な他の前記通信装置の集合を示す第1集合として、前記複数の通信装置の各々ごとに算出するステップと、
    複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報と、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合と、に基づいて、前記第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の前記通信装置の各々と他の前記通信装置の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出するステップと、
    を含む、管理方法。
  20. コンピュータに、
    複数の通信装置から、複数の前記通信装置の各々で検出した他の前記通信装置の識別情報の特徴を確率的に表した存在情報を受信するステップと、
    複数の前記通信装置の少なくとも一部の識別情報を、複数の前記通信装置の各々で検出可能な他の前記通信装置の集合を示す第1集合として、前記複数の通信装置の各々ごとに算出するステップと、
    複数の前記通信装置の各々から受信した前記存在情報と、複数の前記通信装置の各々に対応する前記第1集合と、に基づいて、前記第1集合より偽陽性の低い第2集合を、複数の前記通信装置の各々と他の前記通信装置の各々との間のリンクの存在確率を示す存在確率情報として、複数の前記通信装置の各々ごとに算出するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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