JP2016061754A - ガス分析装置及びガスセル - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度のガス分析装置及びガスセルを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ガス分析装置は、ガスセルと、光源部と、検出部と、第1反射部と、第2反射部と、を含む。ガスセルは、試料気体が導入される空間を含む。光源部は、空間に導入された試料気体に測定光を入射する。検出部は、空間から出射した測定光を検出する。前記空間は、前記第1反射部と前記第2反射部との間に配置される。前記第1状態において前記空間に入射して前記空間から出射するまでの前記測定光の第1光路長は、前記第2状態において前記空間に入射して前記空間から出射するまでの前記測定光の第2光路長とは異なる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ガス分析装置及びガスセルに関する。
ガスセルを用いたガス分析装置が、呼気診断、環境測定、及び、排気分析などの種々の用途に用いられる。高精度の分析が求められている。
特開2010−243269号公報
本発明の実施形態は、高精度のガス分析装置及びガスセルを提供する。
本発明の実施形態によれば、ガス分析装置は、ガスセルと、光源部と、検出部と、第1反射部と、第2反射部と、を含む。前記ガスセルは、試料気体が導入される空間を含む。前記光源部は、前記空間に導入された前記試料気体に測定光を入射する。前記検出部は、前記空間から出射した前記測定光を検出する。前記空間は、前記第1反射部と前記第2反射部との間に配置される。前記第1状態において前記空間に入射して前記空間から出射するまでの前記測定光の第1光路長は、前記第2状態において前記空間に入射して前記空間から出射するまでの前記測定光の第2光路長とは異なる。
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置を例示する模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。 図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。 第2の実施形態に係るガス分析装置を例示する模式図である。 第3の実施形態に係るガス分析装置を例示する模式図である。 図12(a)および図12(b)は、実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。 実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。 実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。 図15(a)及び図15(b)は、実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。 図16(a)〜図16(c)は、実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に相当し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施形態)
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置を例示する模式図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係るガス分析装置110は、ガスセル20と、光源部30と、検出部40と、演算部45と、回転駆動部53と、を含む。
ガスセル20には、試料気体50が導入される。ガスセル20は、容器23を含む。容器23により、空間23sが形成される。この空間23sに試料気体50が導入される。ガスセル20には、第1反射部21と、第2反射部22と、がさらに設けられている。試料気体50が導入される空間23sは、第1反射部21と第2反射部22との間に配置される。この例では、第1反射部21及び第2反射部22は、容器23の中に配置されている。実施形態において、第1反射部21及び第2反射部22は、容器23の外に配置されても良い。第1反射部21と第2反射部22との間に、空間23sの少なくとも一部が配置される。第1反射部21の第2反射部22に対向する面、及び、第2反射部22の第1反射部21に対向する面は、凹状である。これらの面のそれぞれは、例えば、球面または非球面である。第1反射部21及び第2反射部22は、ガスセル20に含まれても良く、ガスセル20とは別としても良い。
光源部30は、空間23sに光(測定光30L)を入射させる。この例では、光源部30は、発光部30aと、駆動部30bと、を含む。駆動部30bは、発光部30aに電気的に接続される。駆動部30bは、発光部30aに、発光のための電力を供給する。後述するように、発光部30aとして、例えば、外部共振器(EC)型量子カスケードレーザ(QCL)などが用いられる。発光部30aの例については、後述する。
測定光30Lは、空間23sに試料気体50が導入された状態において、空間23sを通過する。測定光30Lの一部が、試料気体50に含まれる物質により吸収される。測定光30Lのうちの、試料気体50に含まれる物質に特有の波長の成分が吸収される。吸収の程度は、物質の濃度と光路長とに依存する。物質の例については、後述する。
検出部40は、空間23sに試料気体50が導入された状態において空間23sを通過した測定光30Lを検出する。検出部40は、空間23sを通過した光(測定光30L)の強度を検出する。検出部40には、例えば、赤外領域に感度を有する素子が用いられる。検出部40には、例えばサーモパイルまたは半導体センサ素子(例えばMCT(HgCdTe))などが用いられる。
検出部40は、試料気体50を透過した光の強度を測定する。この例では、測定された光の強度は、信号として、演算部45に入力される。この信号に基づいて、演算部45において、試料気体50に含まれる物質の分圧が算出される。物質の分圧に基づいて、物質の量(濃度)が求められる。試料気体50含まれる物質の濃度の算出の方法の例については、後述する。
上述したように、物質の吸収の程度は、物質の濃度と光路長とに依存する。物質の濃度及び物質の吸収率(吸光度)によっては、光路長が短いと、物質の濃度の結果が不正確になる場合がある。実施形態においては、第1反射部21及び第2反射部22を用いて、測定光30Lを反射させて、光路長を長くする。
ガスセル20は、例えば、マルチパスセルである。第1反射部21は、第1反射領域21aと、第1透過領域21bと、を含む。第2反射部22は、第2反射領域22aと、第2透過領域22bと、を含む。第1反射領域21a及び第2反射領域22aは、測定光30Lに対して反射性である。第1透過領域21b及び第2透過領域22bは、測定光30Lに対して透過性である。これらの透過領域は、例えば、反射部に設けられた孔の領域である。
ガスセル20において、測定光30Lは、第1透過領域21bから入射する。入射した測定光30Lは、第2反射領域22aにおいて反射され、第1反射領域21aにおいて反射される。入射した測定光30Lは、第1反射部21と第2反射部22との間(空間23s)を繰り返して往復し、第2透過領域22bから出射する。入射した測定光30Lの空間23sの通過回数(パス数)は、第1透過領域21bと第2透過領域22bとの間の相対位置によって決まる。
入射した測定光30Lの光路長は、「第1反射部21と第2反射部22との距離」×パス数で算出される。例えば、第1反射部21と第2反射部22との距離が37cmであり、パス数が25である場合、光路長は、925cm(=37cm×25)である。
物質の種類に応じて、適正な検出感度が得られるように、光路長が設定されることが好ましい。例えば、光路長が過度に短いと、吸収が小さく、物質の濃度の算出が困難になる。光路長が過度に長いと、過度に吸収され、物質の濃度の算出が困難になる。このため、光路長が一定のガスセルを用いて複数の物質の濃度を検出しようとする参考例においては、物質の種類によっては、その物質に適した光路長ではない場合がある。この参考例では、複数の物質の濃度の算出が困難になる場合がある。
実施形態においては、対象とする複数の物質のそれぞれに応じて、適正な光路長を用いる。1つのガスセルにおいて、複数の光路長を形成する。複数の物質のそれぞれについて、測定光の吸収の程度を適正にできる。これにより、複数の物質のそれぞれについて、高精度で濃度を求めることができる。
図1(b)に示すように、ガス分析装置110には、回転駆動部53が設けられる。回転駆動部53は、第1反射部21から第2反射部22に向かう方向を軸(回転軸53a)として、第2反射部22を回転させるこれにより、第2透過領域22bは、移動する。第1透過領域21bと第2透過領域22bとの相対位置が変化する。すなわち、第1状態ST1における第2透過領域22bの位置は、第2状態ST2における第2透過領域22bの位置とは異なる。これによりパス数、すなわち光路長が変化する。
第1状態ST1と第2状態ST2とにおいて、例えば、試料気体50に、互いに異なる物質が含まれ、その複数の物質の吸収係数が互いに異なる。例えば、第1状態ST1においては、試料気体50に第1物質が含まれ、第2状態ST2においては、試料気体50に第2物質が含まれる。第1物質の吸収係数は、第2物質の吸収係数とは、異なる。
第1状態ST1と第2状態ST2とにおいて、例えば、試料気体50に含まれる物質の濃度が互いに異なる。例えば、第1状態ST1における試料気体50中の第1物質の濃度は、第1濃度である。第2状態ST2における試料気体50中の第1物質の濃度は、第2濃度である。第1濃度は、第2濃度とは、異なる。
この例では、回転角センサ54がさらに設けられている。第2反射部22の回転角θが、回転角センサ54によって計測される。計測された回転角θに関する信号は、演算部45に入力される。演算部45では、回転角θに基づいてパス数が算出される。
このように、実施形態において、第1光路長と第2光路長との差に応じた値(例えば回転角θ)を導出する導出部(この例では回転角センサ54)が設けられる。導出部により導出された光路長の差に対応する値(例えば回転角θ)に基づいて、物質の濃度を算出しても良い。
すなわち、演算部45においては、例えば、検出部40で検出された測定光30Lの検出結果と、導出部(この例では、回転角センサ54)で推定された上記の値と、に基づいて、試料気体50中に含まれる物質の濃度を算出する。
実施形態において、回転駆動部53の動作を制御する回転制御部54aを設けても良い。回転制御部54aは、第2反射部22の回転角をモニタし、回転駆動部53の動作を制御する。これにより、第2反射部22の回転角θが制御される。回転制御部54aは、回転角センサ54を含んでも良い。
この例では、回転駆動部53は、検出部40も回転軸53aを中心に回転させる。すなわち、回転駆動部53は、第2反射部22の回転に連動して検出部40を回転させる。検出部40が、第2反射部22とともに回転する。これにより、第2反射部22が回転して第2透過領域22bが移動したときに、検出部40は、第2透過領域22bから出射した測定光30Lの光路上に位置する。
このように、ガス分析装置110においては、試料気体50が導入される空間23sを含む容器23を含むガスセル20と、空間23sに導入された試料気体50に測定光30Lを入射する光源部30と、ガスセル20から出射した測定光30Lを検出する検出部40と、が設けられる。測定光30Lは、第1透過領域21bから空間23sに入射し、第1反射領域21aと第2反射領域22aとで反射し、第2透過領域22bから出射する。
第1状態ST1における第2透過領域22bの第1透過領域21bに対する相対的な位置は、第2状態ST2における第2透過領域22bの第1透過領域21bに対する相対的な位置とは異なる。第1状態ST1において第1透過領域21bに入射して第2透過領域22bから出射するまでの測定光30Lの第1光路長は、第2状態ST2において第1透過領域21bに入射して第2透過領域22bから出射するまでの測定光Lの第2光路長とは異なる。光路長を変更することで、複数の物質について、高精度のガス分析が可能になる。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。
これらの図は、試料気体50中に複数の物質(例えば第1物質G1及び第2物質G2)が含まれる場合について、例示している。これらの図は、第1状態ST1に対応する。
図2(a)は、第1透過領域21bと第2透過領域22bとの相対位置とパス数との関係を例示する模式図である。図2(b)は、透過率と波長の関係を例示するグラフ図である。図2(b)の縦軸は、透過率Trである。横軸は、波長λである。
図2(a)に示すように、この例において、第1透過領域21bの位置は、所定位置P0である。第2透過領域22bの位置は、第1位置P1である。測定光30Lが、第1透過領域21bから入射する。入射した測定光30Lが第2透過領域22bから出射するときのパス数は、25である。
図2(b)に示すように、第1物質G1により、第1波長範囲λR1の範囲の波長の光の透過率が、中程度で低下している。第1物質G1の分圧PP1(濃度)が精度よく算出される。このときの光路長は、第1物質G1の濃度の検出において適正である。一方、第2物質G2においては、第2波長範囲λR2の波長の光が過度に吸収される。このため、分圧PP2の算出の精度が低い。
図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。
これらの図は、第2状態ST2に対応する。
図3(a)は、第1透過領域21bと第2透過領域22bとの相対位置とパス数との関係を例示する模式図である。図3(b)は、透過率と波長の関係を例示するグラフ図である。
図3(a)に示すように、この例において、第1透過領域21bの位置は、所定位置P0である。第2透過領域22bの位置は、第2位置P2である。測定光30Lが、第1透過領域21bから入射する。入射した測定光30Lが第2透過領域22bから出射するときのパス数は、11である。
図3(b)に示すように、第2物質G2により第2波長範囲λR2の範囲の波長の光の透過率が、中程度で低下する。例えば、第2物質G2の分圧PP2が精度よく算出される。このときの光路長は、第2物質G2の濃度の検出において適正である。一方、第1物質G1の吸収の程度は過度に低く、分圧PP1の算出の精度が低い。
第1物質G1の吸収率は、第2物質G2の吸収率とは大きく異なる。このため、第1物質G1を検出するためのセルと、第2物質G2を検出するためのセルと、を別に設ける参考例がある。この参考例においては、異なるセルを用いて検出を行うため、検出の安定性が十分に高くできず、精度が低い。さらに、ガス分析装置のサイズが大きくなる。サイズが大きくなると、コストが上昇する。
これに対して、実施形態においては、1つの空間23s(1つの容器23)において、第1物質G1及び第2物質G2の両方の吸収が検出される。これにより、安定した検出ができ、精度が高い。そして、光路長を変更することにより、複数の物質のそれぞれに適合する適正な吸収を得ることにより、分析の精度が高い。
図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。
これらの図は、ガス分析に関する特性を例示するグラフ図である。図4(a)及び図4(b)の縦軸は、透過率Trである。横軸は、波長λ(nm)である。
この例では、ガスセル20内に、CHとNHとが存在する。CHの濃度は、150ppmである。NHの濃度は、10ppmである。図4(a)に示す例では、光路長は36mであり、図4(b)に示す例では、光路長は5.34mである。CHは、例えば、測定光30Lのうちの第3波長範囲λR3の範囲の波長の光を吸収する。
図4(a)に示すように、NHによって第4波長範囲λR4の範囲の波長の強度が低下し、NHの分圧が高精度で算出できる。図4(b)に示すように、CHによって第3波長範囲λR3の範囲の波長の強度が低下し、CHの分圧が高精度で算出できる。
図5は、第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。
図5に示すように、ガス分析装置111においては、光源部30、ガスセル20、回転駆動部53及び検出部40に加えて、ウェッジ基板55が設けられる。ウェッジ基板55は、第2透過領域22bと検出部40との間に設けられる。ウェッジ基板の断面はくさび状である。ウェッジ基板55は、第1反射部21から第2反射部22に向かう方向を軸として回転する。この例では、ウェッジ基板55は、第1基板55a及び第2基板55bを含む。これらの基板の断面は、くさび状である。すなわち、厚さが変化している。これらの基板が回転する。
第2透過領域22bから出射した測定光30Lは、第1基板55a及び第2基板55bに入射する。測定光30Lは、屈折して進行方向を変える。測定光30Lは、検出部40に入射する。第1基板55a及び第2基板55bが、回転することで、第2透過領域22bの位置が回転して変化したときにも、測定光30Lは、検出部40に入射できる。検出部40が固定されていても、または、検出部40の移動距離が小さくても良い。移動部が少なくできるため、検出の安定性を高くできる。
図6は、第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。
図6に示すように、ガス分析装置112には、光源部30、ガスセル20、回転駆動部53及び検出部40に加えて、受光側ガルバノミラー部56が設けられる。受光側ガルバノミラー部56は、第2透過領域22bと検出部40との間の光路上に設けられる。
この例では、受光側ガルバノミラー部56は、ミラー部56aと、ミラー部56bと、を含む。第2透過領域22bから出射した測定光30Lは、ミラー部56a及びミラー部56bによって、反射して進行方向を変える。進行方向が変えられることにより、測定光30Lが、検出部40に入射できる。可動部が少なくできるため、検出の安定性を高くできる。
図7は、第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。
図7に示すように、ガス分析装置113には、光源部30、ガスセル20、回転駆動部53及び検出部40に加えて、レンズ57が設けられる。レンズ57は、第2透過領域22bと検出部40との間に設けられる。第2透過領域22bから出射した測定光30Lは、屈折して進行方向を変え、検出部40に入射する。レンズ57の直径は、例えば、第2反射部22のサイズ以上である。第2透過領域22bの位置が回転により変化したときにも、測定光30Lは検出部40に入射する。
図8は、第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。
図8に示すように、ガス分析装置114には、光源部30、ガスセル20、回転駆動部53及び検出部40が設けられる。検出部40は、受光面40aを有する。受光面40aの面積は、第2透過領域22bの回転に伴う可動領域の面積以上である。例えば、受光面40aの面積は、第2透過領域22bの回転の半径を有する円の面積以上である。受光面40aの面積は、例えば、第2反射部22の面積以上である。これにより、第2透過領域22bの位置が回転により変化したときにも、測定光30Lは、受光面40aに入射できる。
図9は、第1の実施形態に係る別のガス分析装置を例示する模式図である。
図9に示すように、ガス分析装置115には、光源部30、ガスセル20、回転駆動部53及び検出部40が設けられる。検出部40は、複数の検出器(第1検出器42a及び第2検出器42bなど)を含む。第1検出器42aは、例えば、第1位置P1に対応する。第2検出器42bは、例えば、第2位置P2に対応する。第1検出器42aは、例えば、第1状態ST1において、第2透過領域22bから出射した測定光30Lの強度を検出する。第2検出器42bは、第2状態ST2において、第2透過領域22bから出射した測定光30Lの強度を検出する。
実施形態によれば、例えば、第2反射部22の第2透過領域22bを回転移動させることで、パス数が変更される。すなわち、光路長を変更する。本実施形態において、第2反射部22を回転せずに、第1反射部21を回転させても良い。これに連動して、光源部30を回転する。すなわち、本実施形態においては、第1反射部21及び第2反射部22の少なくもいずれかが、第1反射部21から第2反射部22に向かう方向を軸として回転する。これにより、光路長を変更する。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係るガス分析装置を例示する模式図である。
図10に示すように、ガス分析装置120は、光源部30と、ガスセル20と、光源側ガルバノミラー部58と、受光側ガルバノミラー部56と、を含む。光源側ガルバノミラー部58は、ミラー部58aとミラー部58bとを含む。受光側ガルバノミラー部56は、ミラー部56aとミラー部56bとを含む。
光源側ガルバノミラー部58は、光源部30から出射される測定光30Lの方向を変更して、第1反射部21に入射させ、空間23sに入射する測定光30Lの入射角を変更する。光源側ガルバノミラー部58は、測定光30Lの方向を制御して、第1透過領域21bからガスセル20内に入射させる。
ミラー部58a及びミラー部58bの傾きは、変更可能である。光源側ガルバノミラー部58の傾斜角度が変化し、測定光30Lの方向(角度)が変化する。
光源部30から出射した測定光30Lは、光源側ガルバノミラー部58を介して、ガスセル20内(空間23s)に入射する。第1透過領域21bに入射する測定光30Lの入射角は、変更される。例えば、第1状態において空間23sに入射する測定光30Lの第1入射角は、第2状態において空間23sに入射する測定光L30の第2入射角とは異なる。入射角が変更されることにより、パス数が変化する。これにより、光路長が変化する。すなわち、例えば、第1状態において、第1入射角で第1透過領域21bに入射して第2透過領域22bから出射するまでの距離(第1光路長)は、第2状態において、第2入射角で第1透過領域21bに入射して第2透過領域22bから出射するまでの距離(第2光路長)とは、異なる。
一方、受光側ガルバノミラー部56のミラー部56a及びミラー部56bの傾きは、変更可能である。受光側ガルバノミラー部56の傾斜角度が変化し、第2透過領域22bから出射された測定光30Lが、受光側ガルバノミラー部56を介して、検出部40に入射される。
本実施形態においては、光源側ガルバノミラー部58の傾きを変更することで、パス数を変更する。すなわち、光路長を変更する。これにより、種々の物質において、適正な光路長が適用できる。実施形態によれば、種々の物質において、高精度の検出ができる。
実施形態に係るガス分析装置において、第1反射部21または第2反射部22を撮像するパス数モニタ68を設けても良い。パス数が確認できる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係るガス分析装置を例示する模式図である。
図11に示すように、ガス分析装置121は、光源部30と、ガスセル20と、光源側ガルバノミラー部58と、受光側ガルバノミラー部56と、を含む。
光源部30から出射された測定光30Lは、光源側ガルバノミラー部58を介して第1透過領域21bからガスセル20(空間23s)に入射する。第1透過領域21bから入射した測定光30Lは、第1反射部21と第2反射部22との間(空間23s)を繰り返して往復し、第1透過領域21bから出射する。第1透過領域21bから出射した測定光30Lは、受光側ガルバノミラー部56を介して検出部40に入射する。
光源側ガルバノミラー部58の傾斜角度が変化することで、測定光30Lの方向(角度)が変化する。これにより、光路長が変化する。すなわち、第1反射部21は、光反射性の反射領域(第1反射領域21a)と光透過性の透過領域(第1透過領域21b)とを含む。この例においては、第1光路長は、第1入射角でこの透過領域に入射して、第2反射部22で反射して、この透過領域から出射するまでの距離である。第2光路長は、第2入射角でこの透過領域に入射して、第2反射部22で反射してこの透過領域から出射するまでの距離である。第1光路長は、第2光路長とは異なる。
実施形態においては、種々の物質において、適正な光路長が適用でき、種々の物質において高精度の検出ができる。
第1反射部21に、複数の透過領域を設けても良い。光源側ガルバノミラー部58の傾斜角度が変化することで、傾斜角度に応じて測定光30Lの出射する透過領域が異なる。これにより、光路長を変化させることができる。
すなわち、第1反射部21は、光反射性の反射領域(第1反射領域21a)と、光透過性の複数の透過領域と、を含む。第1光路長は、第1入射角で複数の透過領域の1つに入射して第1反射部21及び第2反射部22で反射して複数の透過領域のいずれかから出射するまでの距離である。第2光路長は、第2入射角で複数の透過領域の1つに入射して第1反射部及び第2反射部22で反射して複数の透過領域の別のいずれかから出射するまでの距離である。第1光路長は、第2光路長とは異なる。このように、複数の光路長が設けられる。これにより、種々の物質において適正な光路長が適用でき、種々の物質において高精度の検出ができる。
図12(a)および図12(b)は、実施形態に係るガス分析装置の特性を例示する模式図である。
これらの図は、パス数モニタ68によって撮像された第1反射部21の像を例示している。図12(a)においては、パス数が182である。図12(b)においては、パス数が28である。このように、撮像することでパス数(反射回数)を知ることができる。
実施形態において、測定の対象となる物質の例について説明する。
ガス分析装置は、例えば、呼気の診断に用いられる。物質は、例えば、二酸化炭素同位体である。この場合、例えば、ピロリ菌に関する情報が得られる。物質は、例えば、メタンである。この場合、例えば、腸内嫌気性菌に関する情報が得られる。物質は、例えば、エタノールである。この場合、例えば、飲酒に関する情報が得られる。物質は、例えば、アセトアルデヒドである。この場合、例えば、飲酒代謝産物及び肺がんに関する情報が得られる。物質は、例えば、アセトンである。この場合、例えば、糖尿病に関する情報が得られる。物質は、例えば、一酸化窒素である。この場合、例えば、ぜんそくに関する情報が得られる。物質は、例えば、アンモニアである。この場合、例えば、肝炎に関する情報が得られる。物質は、例えば、ノナナールである。この場合、例えば、肺がんに関する情報が得られる。実施形態において、呼気に含まれる測定対象の物質は任意である。ガス分析装置は、例えば、産業用ガスの分析に用いても良い。例えば、半導体工場などの処理装置の排気ガスの処理システムの監視に用いることができる。例えば、エッチング処理の排気ガスの場合、物質は、例えば、フッ化物である。フッ化物としては、例えば、CF、C、C、c−C、CHF、NF、SF等が挙げられる。
実施形態において、物質の分圧の算出方法の例について説明する。
この例は、ガス分析装置を呼気診断装置として用いる場合についての例である。
ガス分析装置においては、例えば、呼気を空間23sに導入した状態での第1動作が行われる。そして、呼気を空間23sに導入しない(空気が導入される)状態での第2第2動作が行われる。第1動作は、例えば、呼気(試料気体50)に含まれる目的の物質の濃度を検出する検出動作である。第2動作は、例えば、基準となる信号を得るためのキャリブレーション動作(準備動作)である。
第1動作における信号Vsと第2動作における信号Vsとの差異ΔVsが、検出部40の検出の結果の値として用いられる。
差異ΔVsとして、例えば、比を用いる。例えば、第1動作において得られた信号Vsを第1信号Vs1とする。第2動作で得られた信号Vsを基準信号Vs0とする。例えば、第1信号Vs1の基準信号Vs0に対する比(すなわち、Vs1/Vs0)が、空間23sにおける測定光30Lの吸収の程度に対応する。吸収の程度は、第1動作における光強度(I1)の、第2動作における光強度(I0)に対する比である。このとき、I1/I0=e(−αLP)で表される。「e」は、自然対数の底である。「α」は、定数(吸収係数)である。「L」は、空間23sを通過する測定光30Lの光路長である。「P」は、対象とする物質の分圧である。検出された信号Vsから吸収の程度が得られる。この結果から、対象とする物質の分圧Pが分かる。分圧Pから濃度が求められる。
光源部30には、例えば、外部共振器型波長可変量子カスケードレーザが用いられる。光源部30に、互いに同軸で結合された複数の分布帰還型(DFB型)量子カスケードレーザを用いてもよい。
さらに、光源部30に、分布帰還型(DFB型)量子カスケードレーザを用いる場合に、光源部30は、制御信号によって測定光30Lの波長を変調する。そして、検出部40で検出された信号を、この制御信号に対応して周波数検波しても良い。この場合に、第2透過領域22bと検出部40との間に、バンドパスフィルタを設けてもよい。これにより、所望の波長の光を選択的に観測できる。
以下、光源部30の発光部30aの例について説明する。
図13は、実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。
図13に表したように、光源部30(発光部30a)は、半導体発光素子30aLと、波長制御部30aCと、を有する。後述するように、半導体発光素子30aLは、例えば、複数の量子井戸のサブバンドにおける電子のエネルギー緩和により発光光を放射する。波長制御部30aCは、例えば、発光光の波長を調整して第1光L1と、第2光L2と、を生成する。
例えば、波長制御部30aCは、第1調整機構を含む。第1調整機構は、半導体発光素子30aLから出射する赤外線レーザ光の波長を、呼気に含まれる複数のガスのうちの一種類のガスの吸収スペクトル内にシフトする。波長制御部30aCは、第2調整機構をさらに含んでも良い。第2調整機構は、例えば、一種類のガスの吸収スペクトル内において波長をシフトさせて波長を調整する。
例えば、第1調整機構は、回折格子71を含む。回折格子71は、半導体発光素子30aLの光軸31Lxと交差するように設けられる。回折格子71は、外部共振器を形成する。試料気体50に含まれる複数の物質のそれぞれの吸収スペクトルに応じて、赤外線レーザ光の回折格子71への入射角を変化させる。入射角は、例えば、角度β1〜β4などに変更される。これにより、赤外線レーザ光の波長を変化させる。
例えば、ステッピングモータ99と、駆動制御部98と、が設けられる。駆動制御部98は、ステッピングモータ99を制御(駆動)する。ステッピングモータ99及び駆動制御部98により、回折格子71は、光軸31Lxと交差する軸を中心に回転制御される。
半導体発光素子30aLの回折格子71の側の端面には、反射防止コート膜ARを設けることが好ましい。部分反射コート膜PR(Pertial Reflection)を設けても良い。部分反射コート膜PRと反射防止コート膜ARとの間に半導体発光素子30aLが配置される。部分反射コート膜PRと回折格子71との間において、外部共振器が形成される。
実施形態において、第2調整機構によってさらに波長を精度良く調整してもよい。例えば、第2調整機構として、駆動部30b(図1参照)を用いることができる。駆動部30bは、半導体発光素子30aLの動作電流値及びデューティの少なくともいずれかを変更する。第2調整機構として、温度制御部90を用いても良い。温度制御部90は、半導体発光素子30aLの温度を変更する。温度制御部90として、例えば、ペルチェ素子などが用いられる。第2調整機構として、例えば、応力生成素子などを用いても良い。応力生成素子は、外部共振器長を変化させる。応力生成素子として、例えば、ピエゾ素子などを用いることができる。
図14は、実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。
図14は、発光部30aの別の例を示している。
この例においては、第1調整機構として、回折格子71aが用いられる。回折格子71aは、半導体発光素子30aLの光軸31Lxに対して所定の入射角γで交差するXY面内で移動する。回折格子71aは、例えば、ステッピングモータ99及び駆動制御部98により、移動する。回折格子71aと、半導体発光素子30aLの部分反射コート膜PRと、により、外部共振器(EC)が形成される。部分反射コート膜PRから放出された測定光30Lは、ガスセル20に入射する。
図15(a)及び図15(b)は、実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。
これらの図は、回折格子71aの例を示す模式的平面図である。
図15(a)及び図15(b)に例示したように、回折格子71は、複数の領域を有する。複数の領域において、格子のピッチが異なる。
図15(a)に示した例においては、格子のピッチが、X方向に沿って異なる。異なるピッチを有する複数の領域が設けられる。共振波長は、領域rg2>領域rg1>領域rg3である。例えば、X方向に移動することにより、波長を調整できる。
図15(b)に示した例において、共振波長は、領域rg5>領域rg6>領域rg7>領域rg4である。例えば、図15(b)に例示された矢印方向SDに沿って回折格子71aを移動させる。これにより、波長を調整できる。回折格子71aの断面形状は、非対称でもよい。
図16(a)〜図16(c)は、実施形態に係るガス分析装置の一部を例示する模式図である。
図16(a)は、模式的斜視図である。図16(b)は、図16(a)のA1−A2線断面図である。図16(c)は、光源部30の動作を例示する模式図である。
この例では、光源部30として、半導体発光素子30aLが用いられる。半導体発光素子30aLとして、レーザが用いられる。この例では、量子カスケードレーザが用いられる。
図16(a)に表したように、半導体発光素子30aLは、基板35と、積層体31と、第1電極34aと、第2電極34bと、誘電体層32(第1誘電体層)と、絶縁層33(第2誘電体層)と、を含む。
第1電極34aと、第2電極34bと、の間に基板35が設けられる。基板35は、第1部分35aと、第2部分35bと、第3部分35cと、を含む。これらの部分は、1つの面内に配置される。この面は、第1電極34aから第2電極34bに向かう方向に対して交差する(例えば平行)である。第1部分35aと第2部分35bとの間に、第3部分35cが配置される。
第3部分35cと第1電極34aとの間に積層体31が設けられる。第1部分35aと第1電極34aとの間、及び、第2部分35bと第1電極34aとの間に、誘電体層32が設けられる。誘電体層32と第1電極34aとの間に絶縁層33が設けられる。
積層体31は、ストライプの形状を有している。積層体31は、リッジ導波路RGとして機能する。リッジ導波路RGの2つの端面がミラー面となる。積層体31において放出された光31Lは、端面(光出射面)から出射する。光31Lは、赤外線レーザ光である。光31Lの光軸31Lxは、リッジ導波路RGの延在方向に沿う。
図16(b)に表したように、積層体31は、例えば、第1クラッド層31aと、第1ガイド層31bと、活性層31cと、第2ガイド層31dと、第2クラッド層31eと、を含む。これらの層は、基板35から第1電極34aに向かう方向に沿って、この順で並ぶ。第1クラッド層31aの屈折率及び第2クラッド層31eの屈折率のそれぞれは、第1ガイド層31bの屈折率、活性層31cの屈折率、及び、第2ガイド層31dの屈折率のそれぞれよりも低い。活性層31cで生じた光31Lは、積層体31内に閉じ込められる。第1ガイド層31bと第1クラッド層31aとを合わせて、クラッド層と呼ぶ場合がある。第2ガイド層31dと第2クラッド層31eとを合わせて、クラッド層と呼ぶ場合がある。
積層体31は、光軸31Lxに対して垂直な第1側面31sa及び第2側面31sbを有する。第1側面31saと第2側面31sbとの間の距離31w(幅)は、例えば5μm(マイクロメートル)以上20μm以下である。これにより、例えば、水平横方向モードの制御が容易となり、出力の向上が容易になる。距離31wが過度に長いと、水平横方向モードにおいて高次モードを生じ易くなり、出力を高めにくい。
誘電体層32の屈折率は、活性層31cの屈折率よりも低い。これにより、誘電体層32により、光軸31Lxに沿ってリッジ導波路RGが形成される。
図16(c)に表したように、活性層31cは、例えば、カスケード構造を有する、カスケード構造においては、例えば、第1領域r1と、第2領域r2と、が交互に積層される。単位構造r3は、第1領域r1及び第2領域r2を含む。複数の単位構造r3が設けられる。
例えば、第1領域r1には、第1障壁層BL1と、第1量子井戸層WL1と、が設けられる。第2領域r2には、第2障壁層BL2が設けられる。例えば、別の第1領域r1aには、第3障壁層BL3と、第2量子井戸層WL2と、が設けられる。別の第2領域r2aに、第4障壁層BL4が設けられる。
第1領域r1においては、第1量子井戸層WL1のサブバンド間光学遷移が生じる。これにより、例えば、3μm以上18μm以下の波長の光31Laが放出される。
第2領域r2においては、第1領域r1から注入されたキャリアc1(例えば電子)のエネルギーは、緩和可能である。
量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1)において、井戸幅WLtは、例えば、5nm以下である。井戸幅WLtがこのように狭いとき、エネルギー準位が離散して、例えば、第1サブバンドWLa(高準位Lu)及び第2サブバンドWLb(低準位Ll)などを生じる。第1障壁層BL1から注入されたキャリアc1は、第1量子井戸層WL1に効果的に閉じ込められる。
高準位Luから低準位Llへキャリアc1が遷移するときに、エネルギー差(高準位Luと低準位Llとの差)に対応する光31Laが放出される。すなわち、光学遷移が生じる。
同様に、別の第1領域r1aの第2量子井戸層WL2において、光31Lbが放出される。
実施形態において量子井戸層は、波動関数が重なり合う複数の井戸を含んでも良い。複数の量子井戸層のそれぞれの高準位Luが、互いに同じでも良い。複数の量子井戸層のそれぞれの低準位Llが、互いに同じでも良い。
例えば、サブバンド間光学遷移は、伝導帯及び価電子帯のいずれかにおいて生じる。例えば、pn接合によるホールと電子との再結合は必要ではない。例えば、ホール及び電子のいずれかのキャリアc1により光学遷移が生じて、光が放出される。
活性層31cにおいて、例えば、第1電極34aと、第2電極34bと、の間に印加される電圧により、障壁層(例えば第1障壁層BL1)を介して、キャリアc1(例えば電子)が量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1)へ注入される。これにより、サブバンド間光学遷移を生じる。
第2領域r2は、例えば、複数のサブバンドを有する。サブバンドは、例えば、ミニバンドである。サブバンドにおけるエネルギー差は、小さい。サブバンドにおいて、連続エネルギーバンドに近いことが好ましい。この結果、キャリアc1(電子)のエネルギーが緩和される。
第2領域r2では、例えば、光(例えば3μm以上18μm以下の波長の赤外線)は、実質的に放出されない。第1領域r1の低準位Llのキャリアc1(電子)は、第2障壁層BL2を通過して、第2領域r2へ注入され、緩和される。キャリアc1は、カスケード接続された別の第1領域r1aへ注入される。この第1領域r1aにおいて、光学遷移が生じる。
カスケード構造では、複数の単位構造r3のそれぞれにおいて光学遷移が生じる。これにより、活性層31cの全体において、高い光出力を得ることが容易になる。
このように、光源部30は、半導体発光素子30aLを含む。半導体発光素子30aLは、複数の量子井戸(例えば、第1量子井戸層WL1及び第2量子井戸層WL2など)のサブバンドにおける電子のエネルギー緩和により、測定光30Lを放射する。
量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1及び第2量子井戸層WL2など)には、例えば、GaAsが用いられる。例えば、障壁層(例えば、第1〜第4障壁層BL1〜BL4など)には、例えば、AlGa1−xAs(0<x<1)が用いられる。このとき、例えば、基板35としてGaAsを用いると、量子井戸層及び障壁層において、良好な格子整合が得られる。
第1クラッド層31a及び第2クラッド層31eは、例えば、n形不純物として、Siを含む。これらの層における不純物濃度は、例えば、1×1018cm−3以上1×1020cm−3以下(例えば、約6×1018cm−3)である。これらの層のそれぞれの厚さは、例えば、0.5μm以上2μm以下(例えば約1μm)である。
第1ガイド層31b及び第2ガイド層31dは、例えば、n形不純物として、Siを含む。これらの層における不純物濃度は、例えば1×1016cm−3以上1×1017cm−3以下(例えば、約4×1016cm−3)である。これらの層のそれぞれの厚さは、例えば2μm以上5μm以下(例えば、3.5μm)である。
距離31w(積層体31の幅、すなわち、活性層31cの幅)は、例えば、5μm以上20μm以下(例えば、約14μm)である。
リッジ導波路RGの長さは、例えば、1mm以上5mm以下(例えば約3mm)である。半導体発光素子30aLは、例えば、10V以下の動作電圧で動作する。消費電流は、炭酸ガスレーザ装置などに比べて低い。これにより、低消費電力の動作が可能である。
(第3の実施形態)
本実施形態は、ガスセルに係る。上記の実施形態に関して説明したガスセル及びそれらの変形のガスセルが用いられる。
すなわち、本実施形態に係るガスセル(例えば図1(a)及び図1(b)参照)は、試料気体50が導入される空間23sを含む容器23と、光反射性の第1反射領域21aと光透過性の第1透過領域21bとを含む第1反射部21と、光反射性の第2反射領域22aと光透過性の第2透過領域22bとを含む第2反射部22と、を含む。この空間23sは、第1反射部21と第2反射部22との間に配置される。
測定光30Lが、第1透過領域21bから空間23sに入射し、第1反射領域21aと第2反射領域22aとで反射し、第2透過領域22bから出射する。
第1状態ST1における第2透過領域22bの第1透過領域21bに対する相対的な位置は、第2状態ST2における第2透過領域22bの第1透過領域21bに対する相対的な位置とは異なる。
第1状態ST1において第1透過領域21bに入射して第2透過領域22bから出射するまでの測定光30Lの第1光路長は、第2状態ST1において第1透過領域21b入射して第2透過領域22bから出射するまでの測定光30Lの第2光路長とは異なる。
複数の物質に対応でき、高精度の分析が可能なガスセルが提供できる。
本実施形態において、例えば、第1反射部21及び第2反射部22の少なくともいずれかは、第1反射部21から第2反射部22に向かう方向を軸として回転する。
実施形態によれば、高精度のガス分析装置及びガスセルが提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、光源部、ガスセル、検出部、回転駆動部、回転角センサ、演算部、ウェッジ基板、ガルバノミラー及びレンズなどの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施の形態として上述したガスセル及びガス分析装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのガスセル及びガス分析装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
20…ガスセル、 21、22…第1、第2反射部、 21a…第1反射領域、 21b…第1透過領域、 22a…第2反射領域、 22b…第2透過領域、 23…容器、 23s…空間、 30…光源部、 30L…測定光、 30a…発光部、 30aC…波長制御部、 30aL…半導体発光素子、 30b…駆動部、 31…積層体、 31L、31La、31Lb…光、 31Lx…光軸、 31a…第1クラッド層、 31b…第1ガイド層、 31c…活性層、 31d…第2ガイド層、 31e…第2クラッド層、 31sa…第1側面、 31sb…第2側面、 31w…距離、 32…誘電体層、 33…絶縁層、 34a…第1電極、 34b…第2電極、 35…基板、 35a〜35c…第1〜第3部分、 40…検出部、 40a…受光面、 42a、42b…第1、第2検出器、 45…演算部、 50…試料気体、 53…回転駆動部、 53a…回転軸、 54…回転角センサ(導出部)、 54a…回転制御部、 55…ウェッジ基板、 55a、55b…第1、第2基板、 56…受光側ガルバノミラー部、 56a、56b…ミラー部、 57…レンズ、 58…光源側ガルバノミラー部、 58a、58b…ミラー部、 68…パス数モニタ、 71…回折格子、 71a…回折格子、 90…温度制御部、 98…駆動制御部、 99…ステッピングモータ、 ΔVs…差異、 β1〜β4…角度、 γ…入射角、 θ…回転角、 λ…波長、 λR1〜λR4…第1〜第4波長範囲、 110〜115、120、121…ガス分析装置、 AR…反射防止コート膜、 BL1〜BL4…第1〜第4障壁層、 Cx…濃度、 G1、G2…第1、第2物質、 L1、L2…第1、第2光、 Ll…低準位、 Lu…高準位、 P0…所定位置、 P1…第1位置、 P2…第2位置、 PR…部分反射コート膜、 RG…リッジ導波路、 SD…矢印方向、 ST1、ST2…第1、第2状態、 Tr…透過率、 WL1、WL2…第1、第2量子井戸層、 WLa…第1サブバンド、 WLb…第2サブバンド、 WLt…井戸幅、 c1…キャリア、 r1、r1a…第1反射領域、 r2、r2a…第1透過領域、 r3…単位構造、 rg1〜rg7…領域

Claims (20)

  1. 試料気体が導入される空間を含むガスセルと、
    前記空間に導入された前記試料気体に測定光を入射する光源部と、
    前記空間から出射した前記測定光を検出する検出部と、
    第1反射部と、
    第2反射部と、
    を備え、
    前記空間は、前記第1反射部と前記第2反射部との間に配置され、
    第1状態において前記空間に入射して前記空間から出射するまでの前記測定光の第1光路長は、第2状態において前記空間に入射して前記空間から出射するまでの前記測定光の第2光路長とは異なる、ガス分析装置。
  2. 前記第1光路長と前記第2光路長との差に応じた値を導出する導出部をさらに備えた請求項1記載のガス分析装置。
  3. 前記検出部で検出された前記測定光の検出結果と、前記導出部で推定された前記値と、に基づいて、前記試料気体中に含まれる物質の濃度を算出する演算部をさらに備えた請求項2記載のガス分析装置。
  4. 前記第1反射部は、光反射性の第1反射領域と光透過性の第1透過領域とを含み、
    前記第2反射部は、光反射性の第2反射領域と光透過性の第2透過領域とを含み、
    前記測定光は、前記第1透過領域から前記空間に入射し、前記第1反射領域と前記第2反射領域とで反射し、前記第2透過領域から出射し、
    前記第1状態における前記第2透過領域の前記第1透過領域に対する相対的な位置は、前記第2状態における前記第2透過領域の前記第1透過領域に対する相対的な位置とは異なり、
    前記第1光路長は、前記第1状態において前記第1透過領域に入射して前記第2透過領域から出射するまでの距離であり、
    前記第2光路長は、前記第2状態において前記第1透過領域に入射して前記第2透過領域から出射するまでの距離である、請求項1〜3のいずれか1つに記載のガス分析装置。
  5. 前記第1反射部及び前記第2反射部の少なくもいずれかは、前記第1反射部から前記第2反射部に向かう方向を軸として回転する、請求項4記載のガス分析装置。
  6. 前記第1反射部から前記第2反射部に向かう方向を軸として前記第2反射部を回転させる回転駆動部をさらに備えた請求項4または5に記載のガス分析装置。
  7. 前記導出部は、前記第2反射部の回転角をモニタし、前記回転駆動部の動作を制御する回転制御部を備えた請求項6記載のガス分析装置。
  8. 前記回転駆動部は、前記第2反射部の回転に連動して前記検出部を回転させる、請求項6または7に記載のガス分析装置。
  9. 前記第2透過領域と前記検出部との間に設けられ断面がくさび状のウェッジ基板をさらに備え、
    前記ウェッジ基板は、前記方向を軸として回転し、
    前記第2透過領域から出射した前記測定光は、前記ウェッジ基板を透過して前記検出部に入射する請求項6または7に記載のガス分析装置。
  10. 前記第2透過領域と前記検出部との間の光路上に設けられた受光側ガルバノミラー部をさらに備え、
    前記第2透過領域から出射した前記測定光は、前記受光側ガルバノミラー部で反射して前記検出部に入射する請求項6または7に記載のガス分析装置。
  11. 前記第2透過領域と前記検出部との間の光路上に設けられたレンズをさらに備え、
    前記第2透過領域から出射した前記測定光は、前記レンズを透過して前記検出部に入射する請求項6または7に記載のガス分析装置。
  12. 前記検出部の受光面の面積は、前記第2透過領域の前記回転に伴う可動領域の面積以上である請求項6または7に記載のガス分析装置。
  13. 前記検出部は、
    前記第1状態において前記第2透過領域から出射した前記測定光の強度を検出する第1検出器と、
    前記第2状態において前記第2透過領域から出射した前記測定光の強度を検出する第2検出器と、
    を含む、請求項6または7に記載のガス分析装置。
  14. 前記第1状態において前記空間に入射する前記測定光の第1入射角は、前記第2状態において前記空間に入射する前記測定光の第2入射角とは異なる、請求項1〜3のいずれか1つに記載のガス分析装置。
  15. 前記第1反射部は、光反射性の第1反射領域と光透過性の第1透過領域とを含み、
    前記第2反射部は、光反射性の第2反射領域と光透過性の第2透過領域とを含み、
    前記測定光は、前記第1透過領域から前記空間に入射し、前記第1反射領域と前記第2反射領域とで反射し、前記第2透過領域から出射し、
    前記第1光路長は、前記第1入射角で前記第1透過領域に入射して前記第2透過領域から出射するまでの距離であり、
    前記第2光路長は、前記第2入射角で前記第1透過領域に入射して前記第2透過領域から出射するまでの距離である、請求項14記載のガス分析装置。
  16. 前記第1反射部は、光反射性の反射領域と光透過性の透過領域とを含み、
    前記第1光路長は、前記第1入射角で前記透過領域に入射して前記第2反射部で反射して前記透過領域から出射するまでの距離であり、
    前記第2光路長は、前記第2入射角で前記透過領域に入射して前記第2反射部で反射して前記透過領域から出射するまでの距離である、請求項14記載のガス分析装置。
  17. 前記第1反射部は、光反射性の反射領域と、光透過性の複数の透過領域とを含み、
    前記第1光路長は、前記第1入射角で前記複数の透過領域の1つに入射して前記第1反射部及び前記第2反射部で反射して前記複数の透過領域のいずれかから出射するまでの距離であり、
    前記第2光路長は、前記第2入射角で前記複数の透過領域の前記1つに入射して前記第1反射部及び前記第2反射部で反射して前記複数の透過領域の別のいずれかから出射するまでの距離である、請求項14記載のガス分析装置。
  18. 前記光源部から出射される前記測定光の方向を変更して前記第1反射部に入射させて前記空間に入射する前記測定光の入射角を変更する光源側ガルバノミラー部をさらに備えた、請求項14〜17のいずれか1つに記載のガス分析装置。
  19. 試料気体が導入される空間を含む容器と、
    光反射性の第1反射領域と光透過性の第1透過領域とを含む第1反射部と、
    光反射性の第2反射領域と光透過性の第2透過領域とを含む第2反射部と、
    を備え、
    前記空間は、前記第1反射部と前記第2反射部との間に配置され、
    測定光が、前記第1透過領域から前記空間に入射し、前記第1反射領域と前記第2反射領域とで反射し、前記第2透過領域から出射し、
    第1状態における前記第2透過領域の前記第1透過領域に対する相対的な位置が、第2状態における前記第2透過領域の前記第1透過領域に対する相対的な位置とは異なり、
    前記第1状態において前記第1透過領域に入射して前記第2透過領域から出射するまでの前記測定光の第1光路長は、前記第2状態において前記第1透過領域に入射して前記第2透過領域から出射するまでの前記測定光の第2光路長とは異なる、ガスセル。
  20. 前記第1反射部及び前記第2反射部の少なくもいずれかは、前記第1反射部から前記第2反射部に向かう方向を軸として回転する、請求項19記載のガスセル。
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