JP2016060529A - ラベル発行貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品へラベルを貼付する処理速度を低下させることなく、ラベルを切断する切断部の耐久性を向上させることが可能なラベル発行貼付装置を提供する。
【解決手段】ラベル発行貼付装置は、商品に貼付するラベルLに印字するラベル発行機10と、印字されたラベルを所定長さに切断するカッタ装置20と、商品を搬送する商品搬送機構4とを備え、商品搬送機構4によって搬送されてくる商品にラベルを付するラベル発行貼付装置であって、商品搬送機構4における商品の搬送速度を取得する搬送状況取得部75と、搬送状況取得部により取得される搬送速度に応じて、カッタ装置がラベルを切断するのにかかる動作時間を、予め設定されている設定時間よりも長くするカッタ装置制御部77と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラベル発行貼付装置に関する。
商品に貼付するためのラベルを発行し、搬送装置によって搬送されてくる商品に発行したラベルを貼付するラベル発行貼付装置が知られている。例えば、特許文献1には、印字部によってシート状のラベルに商品情報が印字され、その後送り出されてくるラベルを所定長さに切断して商品に貼付するラベル発行貼付装置が開示されている。
特開2012−192956号公報
このようなラベルの切断部を有するラベル発行貼付装置では、耐久性を向上させることにより、切断部を構成する部品の交換にかかるコストを削減することが求められている。
そこで、本発明は、物品へラベルを貼付する処理速度を低下させることなく、ラベルを切断する切断部の耐久性を向上させることが可能なラベル発行貼付装置を提供することを目的とする。
本発明のラベル発行貼付装置は、物品に貼付するラベルに印字する印字部と、印字されたラベルを所定長さに切断する切断部と、物品を搬送する搬送部とを備え、搬送部によって搬送されてくる同一種類の物品にラベルを貼付するラベル発行貼付装置であって、搬送部における物品の搬送状況を取得する搬送状況取得部と、搬送状況取得部により取得される搬送状況に応じて、切断部がラベルを切断するのにかかる動作時間を、予め設定されている設定時間よりも長くする制御部と、を備える。
通常、この種のラベル発行装置では、切断部の動作時間は、その装置における最大スペック(物品にラベルを貼付する処理をする際の最大処理量)で装置を稼働させた場合に許容される時間に基づいて設定されており、その動作時間が切り替えられることはない。したがって、最大スペックで稼働させない場合には、動作時間に余裕が出てくる。そこで、本発明のラベル発行貼付装置では、ラベルを貼付すべき物品が貼付位置にまで搬送されてくる時間に対し、印字されたラベルを切断して物品へ貼付するまでの動作の時間に余裕がある場合には、切断部における動作時間を、予め設定されている設定時間よりも長くなるように切り替えている。これにより、物品へラベルを貼付する処理速度を低下させることなく、切断部を構成する部品にかかる負担を小さくすることができる。この結果、物品へラベルを貼付する処理速度を低下させることなく、切断部の耐久性を向上させることが可能になる。
本発明のラベル発行貼付装置では、搬送状況取得部は、搬送部における搬送速度を取得してもよい。
この構成のラベル発行貼付装置では、ラベルを貼付すべき物品が貼付位置にまで搬送されてくるタイミングを算出することができるので、切断部における動作時間を適切に設定することが可能になる。
本発明のラベル発行貼付装置では、搬送状況取得部は、搬送部によって搬送される物品の間隔を取得してもよい。
この構成のラベル発行貼付装置では、ラベルを貼付すべき物品が貼付位置にまで搬送されてくるタイミングを算出することができるので、切断部における動作時間を適切に設定することが可能になる。
本発明のラベル発行貼付装置では、切断部の動作時間は、複数の動作時間候補の中から選択的に切り替え可能に構成されており、制御部は、搬送状況に基づいて算出される動作時間として許容される時間内で最長の動作時間候補に、動作時間を切り替えてもよい。
この構成のラベル発行貼付装置では、予め設定されている設定時間よりも長くなるように切断部の動作時間を切り替えるに際し、簡易な構成でより適切に動作時間を設定することが可能になる。
本発明のラベル発行貼付装置では、物品は、同一種類の物品であってもよい。
本発明によれば、物品へラベルを貼付する処理速度を低下させることなく、ラベルを切断する切断部の耐久性を向上させることが可能となる。
一実施形態に係るラベル発行貼付装置の概略構成を示す正面図である。 図1のラベル発行貼付装置が備えている制御コンピュータの構成を示す制御ブロック図である。 図1のラベル発行貼付装置における各種装置のタイミングチャートである。 図1のラベル発行貼付装置におけるカッタ装置の動作時間の制御処理を示したフローチャートである。 図2の記憶部が記憶する設定時間テーブルの一例を示した図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(1)全体構成
図1に示されるラベル発行貼付装置1は、商品(物品)Gの下面に下側からラベルLを貼り付ける下貼り式のラベル発行貼付装置である。ラベル発行貼付装置1は、商品Gを搬送する商品搬送機構(搬送部)4と、商品Gの下面に貼り付けられるラベルLを供給するラベル供給装置8と、を備えている。
商品搬送機構4は、上流側商品コンベア5と、商品搬送方向(図1に示される矢印D方向)において上流側商品コンベア5の下流側に配設された下流側商品コンベア6と、を有している。各商品コンベア5,6は、例えば、無端ベルトを含んでいる。これらの商品コンベア5,6における商品Gの載置面は、略水平な同一面上に配置されている。商品搬送方向Dにおいて、上流側商品コンベア5と下流側商品コンベア6との間には、商品Gの下面にラベルLが貼り付けられる貼付部7が配置されている。
商品搬送機構4によって、商品Gは、商品搬送方向Dにおける第1通過点P1及び第2通過点P2を通過するように搬送される。商品搬送方向Dにおいて、第1通過点P1は、後段にて詳述する商品通過センサ50により商品Gが検出される位置であり、第2通過点P2は、貼付部7が配置される位置である。
商品通過センサ50は、例えば、投光部と受光部を有する回帰反射型の光学式センサである。ただし、商品通過センサ50の種類は特に限定されるものでなく、例えば、拡散反射型又は透過型の光学式センサ、または、種々の画像センサを商品通過センサ50として用いてもよい。
ラベル供給装置8は、ラベルLを発行するラベル発行機(印字部)10と、発行されたラベルを切断するカッタ装置(切断部)20と、カッタ装置20によって切り取られたラベルLを繰り出すラベル繰出機構30と、ラベル繰出機構30によって繰り出されたラベルLを貼付部7に向けて搬送するラベル搬送機構40と、を備えている。
ラベル発行機10は、上流側商品コンベア5の下方に配設されている。本実施形態において、ラベル発行機10には、帯状のラベル連続体LCが巻回される台紙レスラベルロールLRが用いられる。ラベル発行機10は、ホルダ11と、印字ユニット12と、を有している。ホルダ11は、ラベルロールLRを保持する。印字ユニット12は、ホルダ11に保持されたラベルロールLRから送り出されるラベル連続体LC部分の非糊面に印字する。印字ユニット12による印字内容は限定されるものでないが、例えば、商品名、原材料名又は消費期限など、商品Gに関する情報が印字される。
カッタ装置20は、ラベル発行方向(図1に示される矢印E方向)において、カッタ装置20は、印字ユニット12の下流側に配設され、ラベル連続体LCを切断する。カッタ装置20は、固定刃21と、可動刃22と、モータ23と、歯車(図示せず)と、リンク部(図示せず)と、カッタフレーム(図示せず)と、を有している。
可動刃22は、固定刃21の下側に対向して配置されている。可動刃22は、カッタフレームに沿って上下移動可能に支持されており、モータ23の駆動力が歯車及びリンク部を介して伝達されることにより上下方向に駆動する。可動刃22がカッタフレームに沿って上方へスライド駆動されると、固定刃21と可動刃22との間に配置された状態のラベル連続体LCは、固定刃21と可動刃22とによって挟み込まれて切断され、ラベル連続体LCからラベルLとして切り取られる。
ラベル繰出機構30は、カッタ装置20の下流側に配設され、ラベルLをラベル搬送機構40へ繰り出す。ラベル繰出機構30は、カッタ装置20によって切り取られたラベルLをラベル発行方向Eに繰り出す駆動ローラ32と、駆動ローラ32と共にラベルLを挟み込む支持ローラ33とを備えている。支持ローラ33は、上方へ付勢された状態で駆動ローラ32の下側に対向配置されている。ラベル繰出機構30は、カッタ装置20による切断前において、印字ユニット12から送り込まれたラベル連続体LCの先端部を駆動ローラ32と支持ローラ33とによって挟み込んで保持する。
ラベル搬送機構40は、無端状のベルト43と、該ベルト43を内周側から支持する複数のローラ41,42と、を備えている。ローラ41,42は、例えば、上下一対設けられている。下側のローラ41は、ラベル繰出機構30によるラベル送出部分の下方近傍に配設されている。上側のローラ42は、下側のローラ41よりも商品搬送方向D下流側の斜め上方、且つ、貼付部7の下方近傍に配設されている。例えば、上側のローラ42は、例えばモータ(図示せず)によって図中時計回り方向に回転駆動される駆動ローラであり、駆動ローラ42の回転と共にベルト43が回転する。
ベルト43は、ローラ41,42の軸方向において複数に分割されており、隣接するベルト43間にそれぞれ間隙が形成されている。ベルト43の下側近傍には、ベルト43間の間隙を通る斜め下向きの送風を形成することでベルト43の支持面43aに吸引力を作用させる送風機44が配設されている。送風機44によって支持面43aに吸引力が作用することで、支持面43aに載置されたラベルLは、支持面43aに吸着された状態で、ベルト43と共に斜め上方へ移動することができる。
ラベル搬送機構40によって搬送されるラベルLが貼付部7に近づくと、上側のローラ42に沿って曲がりながら進むベルト43部分から、ベルト43部分に支持されていたラベルL部分が離れて、斜め上方へ送り出される。このようにして斜め上方に送り出されるラベルLは、先端から順に貼付部7に到達し、貼付部7に到達したラベル部分から順に商品Gの下面に貼り付けられる。
(2)制御コンピュータの構成
制御コンピュータ70は、ラベル発行貼付装置1における各種動作を制御する。図2に示されるように、制御コンピュータ70は、制御部71と記憶部81とを有している。制御部71は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される。制御部71は、ラベル発行貼付装置1における各種制御処理を実行する概念的な部分としてのラベル貼付制御部73と、搬送状況取得部75と、カッタ装置制御部(制御部)77と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行されるソフトウェアとして構成することができる。なお、制御部71は、電子回路などによるハードウェアとして構成されてもよい。
(2−1)ラベル貼付制御部
ラベル貼付制御部73は、作業者により予約設定された商品の情報に基づいて、商品通過センサ50から商品Gの検知信号が入力されると、商品Gの商品名及び価格などをラベルシートLsに印字するラベル発行機10の動作を制御する。
(2−2)搬送状況取得部
搬送状況取得部75は、商品搬送機構4における商品Gの搬送状況を取得する。搬送状況取得部75は、作業者により予約設定された搬送速度に基づいて、商品Gの搬送速度を取得することができる。また、搬送状況取得部75は、商品通過センサ50における商品Gの検知間隔に基づいて、商品Gの搬送速度を取得してもよい。
(2−3)カッタ装置制御部
カッタ装置制御部77は、搬送状況取得部75により取得される搬送状況に応じて、カッタ装置20がラベルLを切断するのにかかる動作時間を、初期設定として設定されている動作時間AT0(予め設定されている設定時間)(以下、「初期設定時間AT0」とも称す。)よりも長くする。本実施形態のカッタ装置制御部77は、搬送状況取得部75により取得される商品Gの搬送速度に応じてカッタ装置20がラベルLを切断するのにかかる動作時間を、予め初期設定として設定されている時間よりも長くする。なお、初期設定として設定されている時間は、後述する記憶部81に記憶されている。
カッタ装置20の動作時間は、初期設定時間AT0から切り替え可能に構成されており、その切り替えは複数の動作時間候補の中から選択的に切り替えられる。本実施形態では、設定1〜設定3に動作時間(動作時間候補)がそれぞれ関連付けられた動作時間テーブルTB1(図4参照)が記憶部81に記憶されており、カッタ装置制御部77は、初期設定時間AT0から、設定1〜設定3として記憶されている動作時間に選択的に切り替える。
カッタ装置制御部77がカッタ装置20の切り替えを行う際には、まず、商品Gの搬送速度に基づいて「動作時間として許容される時間」(以下、「許容動作時間」とも称す。)を算出する。カッタ装置制御部77は、許容動作時間を超えない範囲で、かつ、できるだけカッタ装置20における動作時間が長くなるように、カッタ装置20における動作時間を切り替える。すなわち、カッタ装置制御部77は、設定1〜設定3の中から許容動作時間内の設定を選択し、その中で動作時間が最長となる設定を選択する。
ここで、許容動作時間について、図3を用いて詳細に説明する。ここでは、商品通過センサ50において商品Gが検知されたと同時に、ラベル発行機10が当該商品Gに対応するラベルLの印字を開始する構成を例に説明する。なお、本発明は、このタイミングで印字が開始される構成に限定されるものではない。
図3において、商品通過センサ50における「ON」時間T50は、商品Gを検知している時間を示している。商品搬送機構4における「ON」時間T4は、一の商品Gが商品通過センサ50を通過した後、当該一の商品Gを貼付部7にまで搬送する時間を示している。ラベル発行機10における「ON」時間T10は、一の商品Gにおける商品情報を印字して発行するまでの時間を示している。カッタ装置20における「ON」時間T20は、カッタ装置20において、可動刃22がカッタフレームに沿って上方へスライド駆動されてラベルLの切断を完了するまでの時間を示している。ラベル繰出機構30における「ON」時間T30は、カッタ装置20によって切断されたラベルLをラベル搬送機構40にまで繰り出すのにかかる時間を示している。ラベル搬送機構40における「ON」時間T40は、一の商品Gに貼付するためのラベルLを貼付部7まで搬送する時間を示している。
商品Gの下面にラベルLを貼り付けるためには、商品搬送機構4によって商品Gが貼付部7に搬送される時間T1に合わせて、ラベル供給装置8によってラベルLを供給することが条件となる。すなわち、商品搬送機構4によって商品Gが貼付部7に搬送される時間T1と、ラベル供給装置8によってラベルLが貼付部7に搬送される時間T2とを一致させることが条件(T1=T2)となる。
商品通過センサ50が商品Bを検知したとき(t=1)を起点とすると、商品Gが貼付部7に搬送されるまでの時間T1は、商品搬送機構4における「ON」時間T4となる(T1=T2)。次に、ラベルLが貼付部7に搬送されるまでの時間T2は、ラベル発行機10における「ON」時間T10と、カッタ装置20における「ON]時間T20と、ラベル繰出機構30における「ON」時間T30と、ラベル搬送機構40における「ON」時間T40と、の和となる(T2=T10+T20+T30+T40)。
このような関係に基づくと、商品Gの下面にラベルLを貼り付けるために、カッタ装置20における動作時間に許容される時間T(以下、「許容動作時間T)は、下記のとおりとなる。
T(T20)=T4−T10−T30−T40
ここで、同一種類の商品Gが搬送されてくる状況においては、ラベル発行機10及びラベル繰出機構30における「ON」時間は一定である。更に、ラベル搬送機構40における「ON」時間T40も一定、すなわち、ラベル搬送機構40における搬送速度を一定とした場合、許容動作時間Tは、商品Gの搬送速度に左右されることとなる。すなわち、商品搬送機構4における商品Gの搬送速度が速くなれば許容動作時間Tは短くなり、商品搬送機構4における商品Gの搬送速度が遅くなれば許容動作時間Tは長くなる。
そこで、カッタ装置制御部77は、搬送状況取得部75により取得される商品搬送機構4における商品Gの搬送速度に基づいて、商品搬送機構4における「ON」時間T4を算出し、許容動作時間Tを算出している。そして、カッタ装置制御部77は、算出された許容動作時間Tが、初期設定時間AT0よりも長いと判断した場合には、カッタ装置20における動作時間の切り替えを行い得る。
具体的には、カッタ装置制御部77は、許容動作時間Tと、設定1〜設定3としてそれぞれ設定されている動作時間AT1〜AT3と、を比較する。カッタ装置制御部77は、設定1〜設定3の中に許容動作時間Tよりも短い動作時間AT1〜AT3が無いと判断した場合、初期設定時間AT0の切り替えを行わない。カッタ装置制御部77は、設定1〜設定3の中に許容動作時間Tよりも短い動作時間AT1〜AT3が有ると判断した場合、該当する動作時間AT1〜AT3の中から最長となる動作時間を抽出する。カッタ装置制御部77は、初期設定時間AT0を、このように抽出した動作時間に切り替える。
なお、上記実施形態では、上述した許容動作時間Tの算出及び初期設定時間AT0からの動作時間の切り替え判断は、商品Gに貼付されるラベルを切断する前に、商品Gごとに行われる。
(2−4)記憶部
記憶部81は、カッタ装置20における初期設定時間AT0を記憶している。また、記憶部81は、カッタ装置制御部77における初期設定時間AT0からの切り替え候補としての動作時間を記憶している。具体的には、記憶部81には、図5に示されるような動作時間テーブルTB1が記憶されている。なお、設定1〜設定3が、カッタ装置制御部77における初期設定時間AT0からの切り替え候補としての動作時間である。
(3)カッタ装置における動作時間の制御処理
次に、本実施形態のラベル発行貼付装置1におけるカッタ装置20の動作時間の制御処理について、主に図4を参照しながら説明する。まず、搬送状況取得部75は、予め設定されている商品搬送機構4における商品Gの搬送速度を取得する(ステップS1)。次に、ラベル貼付制御部73は、商品通過センサ50が商品Gを検知したタイミングで、商品情報を取得し(ステップS2)、ラベルシートへの印字を開始する。商品情報は、記憶部81などに設定されている予め設定された情報から取得することができる。
次に、カッタ装置制御部77は、商品Gの搬送速度に基づいて、カッタ装置20における許容動作時間Tを算出する(ステップS3)。許容動作時間Tの算出は上述したとおりなので、ここでは説明は省略する。ステップS3において算出された許容動作時間Tが短い場合には、警告を報知するようにしてもよい。次に、カッタ装置制御部77は、算出した許容動作時間Tと、初期設定時間AT0と、を比較する(ステップS4)。
ここで、カッタ装置制御部77が、許容動作時間Tよりも初期設定時間AT0の方が短いと判断したときは(ステップS4:NO)、初期設定時間AT0からの切り替えを行わないで一連の処理を終了する。一方、カッタ装置制御部77が、初期設定時間AT0よりも許容動作時間Tの方が長いと判断したときは(ステップS4:YES)、カッタ装置制御部77は、初期設定時間AT0からの切り替え候補として記憶部81に記憶されている設定(図5に示される、設定1〜設定3)の中から動作時間を選択する。
次に、カッタ装置制御部77は、許容動作時間Tと、設定1〜設定3としてそれぞれ設定されている動作時間AT1〜AT3と、を比較する(ステップS5)。次に、カッタ装置制御部77は、設定1〜設定3の中に初期設定時間AT0から切り替え可能な設定が有るか否かを判定する。すなわち、カッタ装置制御部77は、許容動作時間Tと同じ又は許容動作時間Tよりも短い動作時間が有るか無いかを判断する。
ここで、カッタ装置制御部77が、設定1〜設定3の中に許容動作時間Tと同じ又は許容動作時間Tよりも短い動作時間が無いと判断した場合(ステップS6:NO)、初期設定時間AT0からの切り替えを行わないで一連の処理を終了する。これに対し、カッタ装置制御部77は、設定1〜設定3の中に許容動作時間Tよりも短い動作時間が有ると判断した場合(ステップS6:YES)、該当する動作時間の中から最長となる動作時間を抽出する。カッタ装置制御部77は、初期設定時間AT0を、このように抽出した最長となる動作時間に切り替える、(ステップS7)。
(4)特徴及び作用・効果
上記実施形態のラベル発行貼付装置1では、ラベルLを貼付すべき商品Gが貼付部7にまで搬送されてくる時間T1に対し、印字されたラベルLを切断して商品Gへ貼付するまでの動作の時間T2に余裕がある場合には、カッタ装置20における動作時間を、初期設定時間AT0よりも長くなるように切り替えている。これにより、商品GへラベルLを貼付する処理速度を低下させることなく、カッタ装置20を構成する部品(固定刃21、可動刃22、モータ23、歯車、リンク部、及びカッタフレーム)にかかる負担を小さくすることができる。具体的には、このような制御により、固定刃21及び可動刃22における刃のなまり(鈍り)の進行速度を抑制でき、歯車、リンク部、及びカッタフレームにおける摩耗が抑制でき、モータの負担を小さくすることができる。この結果、商品GへラベルLを貼付する処理速度を低下させることなく、カッタ装置20を構成する部品の耐久性を向上させることが可能になる。
(5)実験例
次に、本実施形態のラベル発行貼付装置1に、初期設定時間AT0よりも長くなるようにカッタ装置20の動作時間を切り替えた場合に、カッタ装置20を構成する部品(固定刃21、可動刃22、モータ23、歯車、リンク部、及びカッタフレーム)の耐久性を向上させることができる点について、以下に示す実験例に基づいて説明する。
本実験例では、上記実施形態のラベル発行貼付装置1において、カッタ装置20における動作時間を以下の設定1及び設定2の二つにそれぞれ設定して、下記に示す台紙レスラベルを切断したときのそれぞれの耐久性について確認した。カッタ装置20の耐久性を確認する実験は、目視にてラベルLをカットする際の不良の発生(カッタ装置の故障:固定刃21、可動刃22、モータ23、歯車、リンク部、又はカッタフレームの故障)が確認された時点で終了する。また、本実験例では、台紙レスラベルを5巻切断するごとに、固定刃及び可動刃の刃部、カッタフレーム、サーマルヘッド、ラベルガイド、プリンタ内アシストローラ、プラテンローラを清掃した。
設定1:通常のラベル発行貼付装置1で設定されている動作時間
設定2:設定1の1.6倍の長さに設定した動作時間
株式会社サトー製台紙レスラベル(品番:710−2089−03)
ラベルサイズ 幅60 長さ30mm
この結果、以下に示す表1の実験結果を得た。すなわち、設定1の場合には、カット動作を67万回実施した時点でカット不良(カッタ装置の故障)が発生したのに対し、設定2ではカット動作を120万回実施してもカット不良が発生しなかった。なお、設定2の場合は、カット動作を120万回実施した時点で実験を打ち切った。そして、この時点で、固定刃21、可動刃22、モータ23、歯車、リンク部、及びカッタフレームの摩耗状況を確認したが、異常摩耗を発見することはできなかった。
Figure 2016060529
この実験結果によれば、カッタ装置20における動作時間を1.6倍長くなるように(遅くなるように)設定することにより、カッタ装置20の耐久性を向上させることが確認できた。すなわち、初期設定時間AT0よりも長くなるようにカッタ装置20の動作時間を切り替えた場合には、カッタ装置20を構成する部品(固定刃21、可動刃22、モータ23、歯車、リンク部、及びカッタフレーム)の耐久性を向上させることができることが確認できた。
(6)変形例
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<変形例1>
上記実施形態のラベル発行貼付装置1では、カッタ装置制御部77は、カッタ装置20における初期設定時間AT0を、記憶部81に記憶された複数の選択候補の中から選択して切り替える例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、カッタ装置制御部77は、複数の選択候補の中から選択するのではなく、許容動作時間Tに基づいて動作時間を算出し、初期設定時間AT0よりも長くなるようにカッタ装置20における動作時間を切り替えてもよい。
<変形例2>
上記実施形態のラベル発行貼付装置1では、商品通過センサ50において商品Gが検知されたと同時に、ラベル発行機10が当該商品Gに対応するラベルLの印字を開始する構成を例に挙げ説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、商品通過センサ50において商品Gが検知されたタイミングではなく、それより以前にラベルLへの印字が可能な装置への適用も可能である。この場合も、上記と同様の方法にて許容動作時間Tを算出することにより、初期設定時間AT0よりも長くなるようにカッタ装置20における動作時間を切り替えることができる。
また、上記実施形態では、商品搬送機構4における商品Gの搬送速度が可変である例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、商品搬送機構4における商品Gの搬送速度が一定である場合には、商品Gの搬送間隔に基づいて、許容動作時間Tを算出し、同様の方法により、初期設定時間AT0よりも長くなるようにカッタ装置20における動作時間を切り替えることができる。
<その他の変形例>
上記実施形態では、商品Gの下面に下側からラベルLを貼り付ける下貼り式のラベル発行貼付装置1を例に挙げて説明したが、本発明はこれ限定されない。例えば、カッタ装置20により切断されたラベルを吸着する吸着部を有するラベル貼付装置によって商品に貼付する構成のラベル発行貼付装置への適用も可能である。
上記実施形態では、カッタ装置制御部77における許容動作時間Tの算出及び初期設定時間AT0からの動作時間の切り替え判断は、商品Gに貼付されるラベルを切断する前に、商品Gごとに行われる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、数回に一回の割合で、許容動作時間Tの算出及び初期設定時間AT0からの動作時間の切り替え判断を行ってもよく、そのタイミングは任意である。この場合であっても、商品BへラベルLを貼付する処理速度を低下させることなく、カッタ装置20を構成する部品にかかる負担を小さくすることができる。
以上説明した種々の実施形態及び変形例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々、組み合わせられてもよい。
1…ラベル発行貼付装置、4…商品搬送機構(搬送部)、10…ラベル発行機(印字部)、20…カッタ装置(切断部)、21…固定刃、22…可動刃、23…モータ、30…ラベル繰出機構、32…駆動ローラ、33…支持ローラ、40…ラベル搬送機構、50…商品通過センサ、70…制御コンピュータ、71…制御部、73…ラベル貼付制御部、75…搬送状況取得部、77…カッタ装置制御部(制御部)、81…記憶部。

Claims (5)

  1. 物品に貼付するラベルに印字する印字部と、印字された前記ラベルを所定長さに切断する切断部と、前記物品を搬送する搬送部とを備え、前記搬送部によって搬送されてくる前記物品に前記ラベルを貼付するラベル発行貼付装置であって、
    前記搬送部における前記物品の搬送状況を取得する搬送状況取得部と、
    前記搬送状況取得部により取得される前記搬送状況に応じて、前記切断部が前記ラベルを切断するのにかかる動作時間を、予め設定されている設定時間よりも長くする制御部と、
    を備える、ラベル発行貼付装置。
  2. 前記搬送状況取得部は、前記搬送部における搬送速度を取得する、請求項1に記載のラベル発行貼付装置。
  3. 前記搬送状況取得部は、前記搬送部によって搬送される前記物品の間隔を取得する、請求項1又は2に記載のラベル発行貼付装置。
  4. 前記切断部の前記動作時間は、複数の動作時間候補の中から選択的に切り替え可能に構成されており、
    前記制御部は、前記搬送状況に基づいて算出される前記動作時間として許容される時間内で最長の前記動作時間候補に、前記動作時間を切り替える、請求項1〜3の何れか一項に記載のラベル発行貼付装置。
  5. 前記物品は、同一種類の物品である、請求項1〜4の何れか一項に記載のラベル発行貼付装置。
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