JP2016059586A - チップ - Google Patents

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雄三 松本
Yuzo Matsumoto
雄三 松本
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Abstract

【課題】振動発生部を内蔵するハンドピースに装着されるチップであって、チップの先端部の冷却が確実に行うことができ、狭い治療部位での治療に好適なチップを提供する。【解決手段】振動源を内蔵するハンドピースに装着されるチップ20は、ハンドピースに装着される基部21と作用部25を有する先端部22とからなっている。基部21および先端部22の内部には液体供給路24が設けられ、先端部22の作用部25が、全表面にわたって複数個所の液体放出部を有している。作用部25は、例えば、複数の球状体からなり、液体放出部が複数の球状体の間に形成された間隙から構成される。【選択図】図2

Description

本発明はチップに関し、より詳細には、振動発生部を内蔵するハンドピースに装着されるチップに関する。
エアースケーラや超音波スケーラなどの振動を用いたスケーラ装置は、歯石除去はもとより、補綴物の除去、歯内療法時の根管形成、根管洗浄等に用いられている。このようなスケーラ装置は、ハンドピースとチップ(切削工具)とを有しており、ハンドピースの把持部にはエアー駆動による振動発生部あるいは超音波振動子を用いた電気駆動による振動発生部が内蔵され、この振動発生部からの振動をハンドピース先端に装着したチップに伝えるための振動体を有している。
そして、ハンドピースの振動発生部からの振動は、振動体によって増幅されチップに伝達されるようになっている。チップの先端は、根管内や歯周ポケットに挿入されて、根管内壁の切削や補綴物の除去、歯石除去等に用いられる。また、チップによっては、インプラント時において骨に穴を形成するために用いられる。
このようなスケーラ装置は、チップの先端部分の作用端の振動によって歯牙の切削がなされるため、歯牙治療中、歯牙を冷却できなければ、治療部位の発熱による細胞の壊死や火傷等による損傷が起こる可能性がある。このため、例えば、特許文献1では、シャンク部と作用部を有するチップのシャンク部内に水供給路を設け、水供給通路の出口はシャンク部と作用部との間の屈曲部の手前においてシャンク部の外周に開口させたものが開示されている。また、特許文献2には、チップの内部に流体供給溝を有し、該流体供給溝が、作業面に達する複数の溝分路に分岐させたものが開示されている。
特開2002−159510号公報 特許第3388545号公報
このように、従来から、切削箇所に注水して歯牙切削具の刀部と歯牙治療部位との接触面を冷却することが行われているが、例えば、特許文献1に開示されたものでは、チップを狭い歯周ポケットや歯牙の根管内に挿入した場合は、作用部であるチップの先端部まで十分に注水ができないという問題があった。また、特許文献2に開示されたものでは、作業面以外の面が十分に冷却できないため、狭い治療部位に挿入して治療を行う際に、作業面以外の部分による治療部位の損傷を招くことがあった。これらの問題は、インプラント時に用いられるチップの冷却についても基本的には同様である。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、振動発生部を内蔵するハンドピースに装着されるチップであって、チップの先端部の冷却が確実に行うことができ、狭い治療部位での治療に好適なチップを提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、振動源を内蔵するハンドピースに装着されるチップであって、前記ハンドピースに装着される基部と、作用部を有する先端部とからなり、該基部および先端部の内部に液体供給路を有し、前記先端部の前記作用部が、全表面にわたって複数個所の液体放出部を有することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記チップの前記作用部が前記液体供給路の前記先端部の開口周辺に設けた複数の球状体および/または多面体からなり、前記液体放出部が前記複数の球状体および/または多面体の間に形成された間隙から構成されることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記チップの前記作用部が前記液体供給路の前記先端部の開口周辺に設けた連続気泡構造体からなり、前記液体放出部が前記連続気泡構造体の有する間隙によって構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、チップの先端部の冷却を確実に行うことができ、狭い治療部位での治療に好適であり、治療部位の発熱による細胞の壊死や火傷等による損傷の発生を防止することができる。また、振動が超音波の場合は、確実にキャビテーションを発生することができる。
本発明に係るチップを装着したハンドピースの一例を示す断面図である。 本発明に係るチップの一例を示す図である。 本発明に係るチップの他の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のチップに係る好適な実施の形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。以下、チップの振動源として超音波素子を有するハンドピースについて説明するが、駆動源がエアーであっても構わない。
図1は、本発明に係るチップを装着したハンドピースの一例を示す断面図である。ハンドピース10は、ハンドピース本体11とこのハンドピース本体11の後端側(図面右側)に接続プラグ19を介して接続された接続ソケット12を備えている。接続ソケット12には図示しない歯科治療ユニットから電力や冷却水の供給を受けるためのホース30が接続されている。
ハンドピース本体11の内部には、超音波振動子13と超音波振動体14の振動をチップ20に伝える超音波振動体(ホーン)14が設けられている。超音波振動子13は、厚さ方向に分極された円板状の圧電素子を同軸上に多数重ねて一体化した超音波発生部材を円筒状ホルダ内に収納したものからなり、高周波電源を印加したとき発生する圧電歪によりチップを振動させるものである。超音波振動子13にはホース30を通して図示しない歯科治療ユニットに接続された電源コード18から高周波電力が供給される。
超音波振動体14は超音波振動子13の振動をチップに伝えるためのものであり、超音波振動体14の先端部には、チップ20を装着するための軸孔15が設けられており、軸孔15の内周面には雌ねじ15aが形成されている。軸孔15の後端部には冷却水供給用の孔16が設けられており、軸孔15には、ホース30を通して図示しない歯科治療ユニットに接続された給水チューブ17から冷却水が注入される。
チップ20は、通常金属材料からなり、ハンドピース10に取り付けられる基部21と、作用部を有する先端部22を備えている。基部21の端部には、雄ねじ23aが形成されており、この雄ねじ23aをハンドピース10の内部の超音波振動体14の軸孔15に螺合することにより、チップ20をハンドピース10に着脱自在に取り付けるようにしている。また、雄ねじ23aを設けた部分の軸方向長さは、超音波振動体14の軸孔15の軸方向長さよりも短く構成されており、チップ20をハンドピース10に装着した際に、軸孔15の後端部に空間が形成され、この空間に先述の冷却水供給用の孔16が開口している。
チップ20の基部21および先端部22の内部には、液体供給路24が設けられている。これにより、チップ20をハンドピース10に装着した際、給水チューブ17から軸孔15に注入された冷却水は、チップ20内の液体供給路24を通って、後述するように、チップ20の先端部22の作用部の全表面に設けた液体放出部から外部へ放出されるようになっている。
本発明の主たる目的は、振動発生部を内蔵するハンドピースに装着されるチップであって、チップの先端部の冷却が確実に行うことができ、狭い治療部位での治療に好適なチップを提供することである。このための構成として、本発明に係るチップは、ハンドピースに装着される基部と、作用部としての先端部とを備え、基部と先端部の内部に液体供給路を有するとともに、前記先端部の作用部が全表面にわたって複数個所の液体放出部を有しているが、以下にチップの構成について説明する。
図2は、本発明に係るチップの一例を示す図である。図2に示すチップ20は、ハンドピース10に取り付けられる基部21と、作用部25を有する先端部22を備えている。ここで、作用部とは、チップ20を切削工具として用いる場合に、直接治療部位に接触させる箇所を意味しており、換言すれば、切削工具の刃ともいえる。図2に示すチップ20では、この作用部25は、先端部22の端部とその近傍の全周面が作用部として機能するように、液体供給路24の先端部22の開口周辺に設けた複数の球状体26からなっている。また、先端部22が口腔内の治療部位に届きやすくするために、基部21の中心軸線と先端部22の中心軸線とは所定の角度を有するようにしている。なお、基部21と先端部22とは直線上に配置されていても構わない。
作用部25は、例えば、複数の粒状の金属球状体を融着によってそれぞれを結合することによって作製される。そして、各球状体26間の間隙は、液体供給路24を通じて供給された冷却水の液体放出部となる。このため、本実施形態では、先端部22の作用部25の全表面にわたって複数の液体放出部が形成されている。また、各金属球状体には、ダイヤモンド粉を電着によって被覆するようにしてもよい。これにより、作用部25の硬度を高めることができ、効率的な切削が可能となる。なお、球状体は真球である必要はない。さらに、作用部25を複数のダイヤモンド粒子を電着により結合したものとしてもよい。また、作用部25としては、金属球状体の代わりに金属多面体を用いてもよく、さらに金属球状体と金属多面体との混合体を用いてもよい。
図3は、本発明に係るチップの他の一例を示す図である。図3に示すチップ20も、図2に示すチップ20と同様に、ハンドピース10に取り付けられる基部21と、作用部25を有する先端部22を備えている。図3に示すチップ20では、作用部25は、先端部22の端部とその近傍の全周面が作用部として機能するように、液体供給路24の先端部22の開口周辺に設けた連続気泡構造体27からなっている。連続気泡構造体27としては、例えば通気性を有するポーラス金属や多孔質セラミックを用いることができる。そして、連続気泡構造体27の開口は液体放出部として作用し、液体供給路24を通じて供給された冷却水は、連続気泡構造体27内の気泡を通じて作用部25の全表面に放出されることになる。
以上、上記に示した実施形態として、チップ先端部の作用部はとがった形状のものを示したが、その作用部の形状は、用途に応じて例えば、鎌形,鍬形,匙形,やすり形,のみ形等、種々の形状であっても構わない。そして、本発明によれば、チップの先端部の端部とその近傍の全周面を作用部として機能させるとともに、作用部の全表面にわたって複数個所の液体放出部を設けたので、作用部の冷却を確実に行うことができる。また、作用部には冷却液が常に供給されるため、超音波振動子を有するハンドピースに装着した場合は、確実にキャビテーションを発生することができる。
10…ハンドピース、11…ハンドピース本体、12…接続ソケット、13…超音波振動子、14…超音波振動体、15…軸孔、15a…雌ねじ、16…孔、17…給水チューブ、18…電源コード、19…接続プラグ、20…チップ、21…基部、22…先端部、23a…雄ねじ、24…液体供給路、25…作用部、26…球状体、27…連続気泡構造体。

Claims (3)

  1. 振動源を内蔵するハンドピースに装着されるチップであって、前記ハンドピースに装着される基部と、作用部を有する先端部とからなり、該基部および先端部の内部に液体供給路を有し、前記先端部の前記作用部が、全表面にわたって複数個所の液体放出部を有することを特徴とするチップ。
  2. 前記チップの前記作用部が前記液体供給路の前記先端部の開口周辺に設けた複数の球状体および/または多面体からなり、前記液体放出部が前記複数の球状体および/または多面体の間に形成された間隙から構成されることを特徴とする請求項1に記載のチップ。
  3. 前記チップの前記作用部が前記液体供給路の前記先端部の開口周辺に設けた連続気泡構造体からなり、前記液体放出部が前記連続気泡構造体の有する間隙によって構成されることを特徴とする請求項1に記載のチップ。
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