JP2016057435A - ベルト搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】 画像形成装置10は中間転写ユニット22を含み、中間転写ユニットは、第1フレーム52および第2フレーム54によって、駆動ローラ38および従動ローラ40が軸支され、中間転写ベルト36が駆動ローラと従動ローラに張架される。従動ローラの固定軸68の一方端は移動可能に設けられ、他方端は第2フレームに固定される。従動ローラと同軸上に、蛇行検出部材56およびスリーブ58が設けられる。蛇行検出部材の内部にスリーブが設けられる。蛇行したベルトが蛇行検出部に乗り上げることにより、蛇行検出部材が回転すると、スリーブが突出する。すると、固定軸の一方端が前記固定軸を傾斜させるように移動する。したがって、従動ローラが傾倒する。【効果】 ベルトの端面に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。【選択図】図3

Description

この発明はベルト搬送装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特にたとえば、転写ベルトのような無端を搬送するベルト搬送装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
特許文献1に開示されるベルト寄り防止装置は、複数のローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルトを有し、無端ベルトの寄りを補正する。このベルト寄り防止装置は、ベルト軸方向の移動を検知するベルト移動検知部材と、そのベルト移動検知部材と一体に構成され、少なくとも一部に円錐形状を有するローラ軸変位部材とが複数のローラのうち少なくとも一つのローラに設けられ、ベルト移動検知部材のベルト移動検知に伴い、ローラ軸変位部材が規定した方向に案内され移動するように設けられたガイドを有する。このガイドにより、ベルト移動量に応じた変位をローラ軸に与え、ベルト寄りを防止している。
特開2009−186910号公報
しかし、上記の背景技術では、ベルトの端部をローラ軸変位部材に当接させているため、ベルトの端部に負荷がかかり、ベルトが破れてしまう虞があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、ベルト搬送装置およびそれを用いた画像形成装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる、ベルト搬送装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
第1の発明のベルト搬送装置は、回転してベルトを搬送する回転ローラと、回転ローラを支持する支持フレームを有する。この回転ローラの固定軸の一方端部は移動可能に設けられ、他方端部は支持フレームに固定される。また、回転ローラと同軸上に蛇行検出部材が設けられる。この蛇行検出部材は、ベルトの蛇行により回転する。蛇行検出部材の回転により固定軸の一方端部側に突出するスリーブがさらに設けられる。さらに、スリーブと同軸上に、移動手段が設けられ、移動手段は、スリーブの突出により、固定軸を傾斜させるように固定軸の一方端を移動させる。これにより、回転ローラが傾倒する。
第1の発明によれば、蛇行したベルトが乗り上げることにより回転する蛇行検出部材の回転力を利用してスリーブを突出させることで、回転ローラを傾倒させることができる。したがって、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。
第2の発明のベルト搬送装置では、蛇行検出部材の内部に、固定軸の軸周りを囲むように配置される複数の鉄球を備える。また、ベルト搬送装置は、蛇行検出部材と一体的に形成され、鉄球と接する側にすり鉢状の曲面を有し、固定軸の一方端部側への鉄球の移動を規制する規制部材を備える。さらに、ベルト搬送装置は、規制部材とで鉄球を保持し、鉄球と接する側にすり鉢状の曲面を有する保持部材、および保持部材を規制部材側に付勢する弾性体を備える。蛇行検出部材は、鉄球および保持部材を収容するための開口を有し、この開口にはその中心に向かって延びる複数の第1突起が円周方向に並んで設けられる。また、保持部材は、略円盤形状に形成され、その外周面には放射状に延びる複数の第2突起が円周方向に並んで設けられる。蛇行検出部材が回転することで、第1突起と第2突起とが係合し、これによって、保持部材が回転し、規制部材と保持部材で保持される鉄球も回転する。すると、回転により鉄球に遠心力が働き、鉄球は固定軸から放射状に離れるように移動される。規制部材と保持部材が対向する面はそれぞれすり鉢状の曲面を有しているため、端部に向かうに従って、規制部材と保持部材の距離は短くなる。したがって、鉄球が移動すると、保持部材が固定軸の他方端側に押し出され、これによって、スリーブが突出する。
第2の発明によれば、第1の発明と同様に、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。
第3の発明のベルト搬送装置では、スリーブおよび蛇行検出部材が一体的に形成される。そして、固定軸に回転固定された円筒部材および蛇行検出部材の固定軸方向への移動を規制する弾性体を備える。さらに、円筒部材に螺旋状の溝を設ける。また、スリーブには、溝に向かって延びる第3突起が設けられる。したがって、蛇行検出部材が回転すると、その回転により第3突起が溝に沿って移動するため、スリーブが突出する。
第3の発明によれば、第1および第2の発明と同様に、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。
第4の発明のベルト搬送装置では、蛇行検出部材の内部に、蛇行検出部材に固定される連結部材が設けられる。さらに、蛇行検出部材からの回転力をスリーブに伝達する回転力伝達部材を備える。また、回転力伝達部材を回転ローラ側に圧接する圧接用弾性体および、この圧接用弾性体の一方端部を固定する固定部材をさらに備える。連結部材と回転力伝達部材との間には、潤滑部材が介在される。そして、回転伝達部材の内周には第1突起、スリーブの外周面には第2突起が設けられる。さらに、固定軸には、螺旋状に形成されたガイド溝および固定部材を固定する固定溝が設けられる。さらにまた、スリーブには、ガイド溝に向かって延びるガイド部が設けられる。したがって、蛇行検出部材が回転すると、潤滑剤の粘性により回転力が回転力伝達部材に伝わり、回転力伝達部材も回転を始める。この回転により、第1突起と第2突起が係合し、スリーブが回転する。これによって、ガイド部がガイド溝に沿って移動するため、スリーブが突出する。
第4の発明によれば、第1ないし第3の発明と同様に、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。さらに、連結部材と回転力伝達部材の間に潤滑剤を設けることで、それぞれの部材の回転量を調節できるため、急激なスリーブの突出を防止することができる。
第5の発明の移動手段は、ローラ軸変位部材、傾斜ガイド部材および支持部材を含む。ローラ軸変位部材は、スリーブの突出により、スリーブと当接するように蛇行検出部材と同軸上に設けられる。傾斜ガイド部材は、支持フレームに設けられ、ローラ軸変位部材をガイドする。支持部材は、固定軸の一方端部に設けられ、ローラ軸変位部材の移動により固定軸を当該一方端が移動するように支持する。移動手段は、ローラ軸変位部材が傾斜ガイド部材に沿って移動することにより、固定軸を傾斜させるように、固定軸の一方端を移動させる。
第5の発明によれば、第1の発明と同様に、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。
第6の発明のベルト搬送装置では、傾斜ガイド部材の傾斜面と、ローラ軸変位部材の側面が圧接するように配置される。
第6の発明によれば、ローラ軸変位部材が傾斜ガイド部材の傾斜面に沿って移動することで、ローラ軸を傾倒させることができる。
第7の発明のベルト搬送装置では、蛇行検出部材の材質は、樹脂もしくはアルミである。
第7の発明によれば、摩擦に対する耐性と適度な滑り性が得られる。
第8の発明のベルト搬送装置では、蛇行検出部材の形状は円錐台形状である。
第8の発明によれば、蛇行検出部材はスリーブが突出する方向に広がる形状に形成するので、スリーブが突出し易くなる。
第9の発明の画像形成装置は、第1ないし第8の発明のいずれかに記載のベルト搬送装置を備える。
第9の発明によれば、第1の発明と同様に、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。
この発明によれば、蛇行したベルトが乗り上げることにより回転する蛇行検出部材の回転力を利用してスリーブを突出させることで、回転ローラを傾倒させることができる。したがって、ベルトの端部に負荷をかけることなく、ベルトの蛇行を抑制することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は第1実施例の画像形成装置の全体を正面から見た概略構成図である。 図2は図1に示す中間転写ユニットの具体的な外観構成を斜め上方から見た斜視図である。 図3は図2に示した中間転写ユニットの一部であって、第1フレームと従動ローラの一方端部の概略構成を斜めから見た斜視図である。 図4は図3に示す中間転写ユニットの一部を矢印Aで示す方向から見た概略断面図である。 図5は図4のV-V断面図である。 図6は図3に示す中間転写ユニットの一部を、固定軸を中心に固定軸に沿って切った断面を矢印Aで示す方向から見た断面図であり、図6(A)は蛇行発生前の状態の一例を示す断面図であり、図6(B)は蛇行発生後の状態の一例を示す断面図である。 図7は図2に示した中間転写ユニットの一部であって、蛇行が発生した場合における、第1フレームと従動ローラを斜めから見た斜視図である。 図8は図7に示す第1フレームと従動ローラを矢印A方向から見た概略断面図である。 図9は他の例の中間転写ユニットの一部を斜めから見た斜視図である。 図10は図9に示す中間転写ユニットの一部を上方から見た概略図である。 図11はその他の例の中間転写ユニットの一部を斜めから見た斜視図である。 図12は図11に示す中間転写ユニットの一部を上方から見た概略図である。 図13は第2実施例における中間転写ユニットの一部の断面図であって、図13(A)は蛇行発生前の状態の一例を示す断面図であり、図13(B)は蛇行発生後の状態の一例を示す断面図である。 図14は第3実施例における中間転写ユニットの一部の断面図であって、図14(A)は蛇行発生前の状態の一例を示す断面図であり、図14(B)は蛇行発生後の状態の一例を示す断面図である。
<第1実施例>
図1は、この発明の一実施例である画像形成装置10の全体を正面から見た概略構成図である。
図1を参照して、第1実施例の画像形成装置10は、カラープリンタであって、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に多色または単色の画像を形成する。ただし、画像形成装置10は、モノクロプリンタであってもよい。また、画像形成装置10は、プリンタに限定される必要はなく、コピー機またはファクシミリ或いはこれらの機能を備えた複合機であってもよい。
まず、画像形成装置10の基本構成について概略的に説明する。図1に示すように、画像形成装置10は、感光体ドラム12、現像装置14、帯電器16、クリーニングユニット18、露光装置20、中間転写ベルトユニット22、2次転写ローラ24および定着ユニット26等のコンポーネントを備え、給紙トレイ28から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排出トレイ30に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、外部コンピュータから入力される画像データが利用される。ただし、画像形成装置10がスキャナ機能を備える場合には、外部から入力される画像データのみならず、スキャナによって原稿から読み取った画像データを利用することもできる。
上述の各コンポーネントは、画像形成装置10の筐体10a内に収容される。また、画像形成装置10の筐体10a内には、図示しないCPUおよびメモリ等を含む制御部が設けられる。制御部は、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
ここで、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、感光体ドラム12、現像装置14、帯電器16およびクリーニングユニット18のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。4つの画像ステーションは、中間転写ベルト36の表面の走行方向(周回移動方向)に沿って1列に並んで配置され、中間転写ベルト36の走行方向における下流側から、つまり2次転写ローラ24に近い側から、ブラック用、マゼンタ用、シアン用およびイエロー用の順に配置される。ただし、各色の配置順は、適宜変更可能である。
各画像ステーションにおいて、感光体ドラム12の回転方向回り(図1では反時計回り)に、帯電器16、現像装置14およびクリーニングユニット18がこの順序で配置される。現像装置14は、現像ローラ156(図2参照)の回転軸が感光体ドラム12の回転軸と平行に並ぶように配置される。また、帯電器16は、自身の回転軸が感光体ドラム12の回転軸と平行に並ぶように配置される。さらに、クリーニングユニット18は、クリーニングブレード(図示せず)の長手方向が感光体ドラム12の回転軸方向と一致するように配置される。ただし、図1においては、感光体ドラム12の回転軸方向は、画像形成装置10を正面から見た場合の奥行き方向(前後方向)である。
感光体ドラム12は、導電性を有する基体の表面に感光層(光導電層)が形成された像担持体であって、図示しない駆動部によって軸線回りに回転可能に支持される。基体は、円筒状、円柱状、薄膜シート状などの種々の形状を採ることができる。感光層は、光を照射されることで導電性を示す材料によって形成される。第1実施例の感光体ドラム12としては、アルミニウムで形成された円筒状の基体と、この基体の外周面上に形成される、アモルファスシリコン(a−Si)、セレン(Se)、または有機光半導体(OPC)からなる感光層とを含むものが用いられる。
現像装置14は、感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)ものである。この現像装置14には、トナー供給パイプ34を介して、トナーカートリッジ32が接続される。トナーカートリッジ32は、未使用のトナーおよびキャリアを貯蔵する容器であって、現像装置14の上方に設けられて、現像装置14にトナーを供給(補給)すると共にキャリアを補給する。トナー供給パイプ34は、トナーカートリッジ32と現像装置14に形成されるトナー補給口144a(図2参照)とを連結(接続)する。なお、現像装置14の詳細については後述する。
帯電器16は、感光体ドラム12の表面を所定の極性および電位に帯電させる装置である。帯電器16としては、ブラシ型帯電装置、ローラ型帯電装置、コロナ放電装置、イオン発生装置などを用いることができる。
クリーニングユニット18は、感光体ドラム12から中間転写ベルト36にトナー像が転写された後に、感光体ドラム12の表面に残存するトナーを除去すると共に回収し、感光体ドラム12の表面を清浄化する。したがって、たとえば、クリーニングユニット18は、トナーを掻き取るための板状部材であるクリーニングブレードと、掻き取ったトナーを回収するための回収容器とを備える。
露光装置20は、現像装置14の下方に設けられる。露光装置20は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム12の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム12の表面に形成する。
中間転写ベルトユニット(ベルト搬送装置)22は、中間転写ベルト36、駆動ローラ38、従動ローラ40および4つの中間転写ローラ(1次転写ローラ)42等を備え、感光体ドラム36の上方に配置される。
中間転写ベルト36は、可撓性を有する無端状のベルトであって、カーボンブラック等の導電性材料を適宜配合した合成樹脂またはゴム等によって形成される。中間転写ベルト36は、駆動ローラ38および従動ローラ40等の複数のローラによって張架され、その表面(外周面)が感光体ドラム12の表面に当接するように配置される。そして、中間転写ベルト36は、駆動ローラ38の回転駆動に伴い、所定方向(図1では時計回り)に回転(周回移動)する。
駆動ローラ38は、図示しない駆動部によってその軸線回りに回転可能に設けられる。従動ローラ40は、中間転写ベルト36の周回移動に伴って回転すると共に、中間転写ベルト36に一定の張力を与えて中間転写ベルト36の弛みを防止する。
中間転写ローラ42は、中間転写ベルト36を挟んで各感光体ドラム12と対向する位置のそれぞれに配置され、中間転写ベルト36の内周面と圧接されて中間転写ベルト36の周回移動に伴い回転する。図示は省略するが、この中間転写ローラ42には、転写バイアスを印加する転写電源が接続される。画像形成時には、感光体ドラム12の表面に形成されたトナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧が中間転写ローラ42に印加される。これによって、感光体ドラム12と中間転写ベルト36との間に転写電界が形成され、この転写電界の作用によって、感光体ドラム12に形成されたトナー像が中間転写ベルト36の外周面に転写される。たとえば、カラー画像を形成する場合には、各感光体ドラム12に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト36に順次重ねて転写(1次転写)されて、中間転写ベルト36の外周面に多色のトナー像が形成される。
また、中間転写ベルト36を挟んで駆動ローラ38と対向する位置には、2次転写ローラ24が配置される。2次転写ローラ24には、図示しない転写電源が接続され、画像形成時には、この転写電源によって2次転写ローラ24に電圧(2次転写電圧)が印加される。そして、電圧が印加された2次転写ローラ24によって形成される転写電界の作用により、中間転写ベルト36と転写ローラ24との間の転写ニップ域を用紙が通過する間に、中間転写ベルト36の外周面に形成されたトナー像が用紙に転写(2次転写)される。その後、中間転写ベルト36の表面に残存したトナーは、図示しない転写ベルトクリーニングユニットによって除去および回収される。
定着ユニット26は、ヒートローラおよび加圧ローラ等を備え、2次転写ローラ24の上方に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラと加圧ローラとの間の定着ニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
また、画像形成装置10の筐体10a内には、給紙トレイ28に載置された用紙を2次転写ローラ24および定着ユニット26を経由させて排紙トレイ30に送るための用紙搬送路が形成される。この用紙搬送路には、搬送ローラ44,46,48およびレジストローラ50等の用紙搬送手段が適宜配置される。
画像形成時には、給紙トレイ28に載置された用紙が図示しないピックアップローラによって1枚ずつ用紙搬送路に導かれ、搬送ローラ44によってレジストローラ50まで搬送される。そして、レジストローラ50によって、用紙の先端と中間転写ベルト36上のトナー像の先端とが整合するタイミングで2次転写ローラ24に用紙が搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット26を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着され、搬送ローラ46,48を経て排紙トレイ30上に用紙が排出される。
このような画像形成装置10において、中間転写ベルト36は、無端状のベルトであり、駆動ローラ(回転ローラ)38と従動ローラ(回転ローラ)40との間に張架されている。
しかし、中間転写ベルト36を張架しているローラ自身の精度や、ローラの画像形成装置10への組付け精度等の影響により、中間転写ベルト36が、駆動ローラ38、従動ローラ40の軸方向に蛇行する場合がある。中間転写ベルト36が蛇行すると、中間転写ベルト36の破損や色ズレによる画質の劣化が発生する問題がある。
この問題を解決する方法の一例として、背景技術で示したように、蛇行する中間転写ベルトの端部を利用して、回転ローラを傾倒させることにより、中間転写ベルトの蛇行を抑制する方法がある。
しかし、背景技術の方法では、中間転写ベルトの端部がローラ軸変位部材に当接されるため、中間転写ベルトの端部に負荷がかかってしまう。このため、中間転写ベルトが破れたり、折れたりする虞がある。
このような不都合を回避するため、この第1実施例では、中間転写ベルト36の端部に負荷をかけることなく、中間転写ベルト36の蛇行を抑制するようにしてある。以下、具体的に説明する。
図2は図1に示す中間転写ユニット22の具体的な外観構成を斜め上方から見た斜視図である。また、図3は図2に示した中間転写ユニット22の一部であって、点線で囲んだ部分における、第1フレーム52と従動ローラ40の一方端部の概略構成を斜めから見た斜視図である。さらに、図4は図3に示す中間転写ユニット22の一部を矢印Aで示す方向から見た概略図である。そして、図5は図4のV-V断面図である。また、図6は図3に示す中間転写ユニット22の一部を、固定軸を中心に固定軸に沿って切った断面を矢印Aで示す方向から見た断面図であり、図6(A)は中間転写ベルト36が蛇行していない状態を示す断面図であり、図6(B)は中間転写ベルト36が蛇行している状態を示す断面図である。さらに、図7は、中間転写ユニット22の一部であって、中間転写ベルト36が蛇行した状態を斜めから見た斜視図である。さらにまた、図8は図7に示す中間転写ユニット22の一部を矢印Aで示す方向から見た概略図である。
図2に示すように、中間転写ユニット22は、第1フレーム(支持フレーム)52および第2フレーム(支持フレーム)54を含み、第1フレーム52および第2フレーム54は並行に配置される。
また、中間転写ユニット22は、駆動ローラ38および従動ローラ40を含み、駆動ローラ38および従動ローラ40の各々の軸は、第1フレーム52および第2フレーム54によって両端部を支持される。したがって、駆動ローラ38および従動ローラ40は、第1フレーム52および第2フレーム54によって支持される。ただし、駆動ローラ38は、中間転写ユニット22の一方の端部に配置され、従動ローラ40は、中間転写ユニット22の他方の端部に配置される。
上述したように、駆動ローラ38と従動ローラ40とによって中間転写ベルト36は張架される。また、図2では、中間転写ベルト36によって見えないが、駆動ローラ38と従動ローラ40の間であり、中間転写ベルト36の内周側には、上述したように、中間転写ローラ42が設けられる。中間転写ローラ42もまた、第1フレーム52および第2フレーム54によって支持される。
図3および図4では省略するが、従動ローラ40の端面の中心には、軸受部材76aが設けられる。したがって、軸受部材76aに固定軸68を通すことによって、従動ローラ40は固定軸68で支持される。
また、図3および図4に示すように、中間転写ユニット22は、蛇行検出部材56、スリーブ58、ローラ軸変位部材60、ばね固定部材66および保持部材82を含み、固定軸68は、第1フレーム52側の一方端部において、これらに通される。また、固定軸68の一方端は、第1フレーム52に設けられた支持部材70に固定され、支持部材70によって、固定軸68の軸方向および第1フレーム52の長手方向に対して垂直に移動可能に支持される。つまり、蛇行検出部材56、スリーブ58、ローラ軸変位部材60、ばね固定部材66および保持部材82は、従動ローラ40の一方端部と第1フレーム52の間において、固定軸68によって支持される。また、図3および図4に示すように、第1実施例では、固定軸68の一方端は、上下動可能に支持される。この固定軸68の他方端は、第2フレーム54に固定される。
なお、図4では、従動ローラ40を示すために、中間転写ベルト36を断面図で示してある。
また、ローラ軸変位部材60と保持部材82の間には、ばね62aが設けられ、ローラ軸変位部材60とばね固定部材66の間には、ばね62bが設けられる。図3および図4からも分かるように、ばね62aの内部に、固定軸68に通されたスリーブ58が配置され、ばね62bの内部に、固定軸68が配置される。
支持部材70は、第1フレーム52の長手方向に並行に延びて設けられる。支持部材70はその一部がくり抜かれ、くり抜かれた部分に固定軸68を軸支する支持部72が設けられる。この支持部72は、ばね62cによって支持部材70の一方端側に付勢される。ただし、支持部72は、固定軸68を回転不能に固定する。したがって、従動ローラ40や蛇行検出部材56が回転しても、固定軸68は回転しない。
また、支持部72の一方端部では、その下方にばね62dが上下方向に伸縮するように設けられる。このばね62dは、中間転写ベルト36が蛇行していない状態で、固定軸68を水平な状態で保つように機能する。
支持部材70の他方端部は、軸支部74によって、第1フレーム52に軸支される。つまり、支持部材70は、軸支部74を中心に回動可能に第1フレーム52に取り付けられる。
また、図3および図4からも分かるように、蛇行検出部材56は、従動ローラ40に隣接して配置される。蛇行検出部材56は、円錐台を横向きにした形状に形成され、その上面(図4の右側面)の中心に固定軸68が通されており、底面(図4の左側面)は開口している。この蛇行検出部材56は、樹脂またはアルミで形成される。このため、蛇行検出部材56は、中間転写ベルト36からの摩擦に対する耐性と、適度な滑り性が得られる。
さらに、図5、図6(A)および図6(B)に示すように、中間転写ユニット22は、軸受部材76b、規制部材78、複数(たとえば、4個)の鉄球80をさらに含む。軸受部材76bは、蛇行検出部材56の上面(図6(A)、(B)の右側面)の中心に設けられる。この軸受部材76bに固定軸68が通される。
規制部材78は、蛇行検出部材56の内部において、当該蛇行検出部材56と一体的に形成される。図6(A)および(B)に示すように、規制部材78の上面(図6(A)、(B)では、右側面)は円盤状の平面で形成され、底面(図6(A)、(B)では、左側面)はすり鉢状の曲面で形成されている。つまり、規制部材78は従動ローラ40側に湾曲する面を有している。
保持部材82は、蛇行検出部材56の開口部近傍に配置される。保持部材82の上面(図6(A)、(B)では、右側面) は、すり鉢状の曲面で形成され、底面(図6(A)、(B)では、左側面)は円盤状の平面で形成されている。つまり、保持部材82は、第1フレーム52側に湾曲する面を有している。
また、図5に示すように、蛇行検出部材56の開口部の内周には、中心に向かって延びる複数の突起84が円周方向に均等に並んで設けられる。また、保持部材82の外周には、放射状に延びる複数の突起86が円周方向に均等に並んで設けられる。保持部材82は複数の突起86の各々が隣接する突起84の間に収まるように、蛇行検出部材56の開口部の内部に配置される。つまり、蛇行検知部材56が回転したときに、突起84と突起86が係合するように、蛇行検出部材56および保持部材82は配置される。したがって、保持部材82は、蛇行検出部材56の回転に従って回転可能であり、また、固定軸68の軸方向に変位可能である。
図5に示すように、4個の鉄球80は、固定軸68の軸周りを囲むように配置される。図5および図6(A)に示すように、中間転写ベルト36が蛇行していない状態では、4個の鉄球80は隣り合う鉄球80同士が接するように配置される。このように配置するのは、後述するように、蛇行検出部材56の回転に従って鉄球80が固定軸68の周りを回転された場合に、荷重が偏り、蛇行検出部材56が偏心するのを防止するためである。
また、図6(A)および図6(B)からも分かるように、4個の鉄球80は、規制部材78と保持部材82の間に挟んで設けられる。上述したように、規制部材78の底面と保持部材82の上面はすり鉢状の曲面で形成されるため、4個の鉄球80は、断面が楕円形の空間内に配置される。また、保持部材82は、ばね62aにより規制部材78側に付勢される。したがって、4個の鉄球80は、規制部材78と保持部材82により、固定軸68に接する位置で保持される。このため、蛇行検出部材56が回転していない状態においては、4個の鉄球80は、内部空間の大きさが最大となる固定軸68の近傍に位置される。
図3、図4、図6(A)および図6(B)からも分かるように、蛇行検出部材56と支持部材70の間には、スリーブ58、ローラ軸変位部材60およびばね固定部材66が配置される。上述したように、ローラ軸変位部材60と保持部材82の間にばね62aが配置され、ローラ軸変位部材60とばね固定部材66の間にばね62bが配置される。
スリーブ58は、円柱(円筒)形状に形成され、ローラ軸変位部材60および保持部材82の間に挟まれるとともに、それらに接触して配置される。ローラ軸変位部材60は、円錐台を横向きにした形状に形成され、底面(図4の右側面)が蛇行検出部材56の底面と対向して配置されている。ローラ軸変位部材60は、固定軸68の一方端側に向かって縮径して、側面が傾斜面(テーパ面)で形成される。また、ばね固定部材66は、円盤状に形成され、固定軸68に固定されている。
また、図3および図4からも分かるように、第1フレーム52には、傾斜ガイド部材64が設けられる。この傾斜ガイド部材64は、固定軸68の上方であり、第1フレーム52の長手方向に突出して設けられる。具体的には、図4に示すように、傾斜ガイド部材64は、端面(断面)が上下逆向きの台形状に形成される。傾斜ガイド部材64の傾斜面は、固定軸68の一方端側に向かうに従って、当該固定軸68に近づくように形成される。また、傾斜ガイド部材64の傾斜面は、ローラ軸変位部材60の傾斜面に当接する。上述したように、ローラ軸変位部材60と保持部材82の間には、ばね62aが設けられるため、ローラ軸変位部材60は傾斜ガイド部材64側に付勢(圧接)される。
たとえば、印刷の実行中に、中間転写ベルト36が蛇行すると、中間転写ベルト36が、蛇行検出部材56に乗り上げる。このとき、中間転写ベルト36と蛇行検出部材56の間に摩擦力が発生し、この摩擦力によって、蛇行検出部材56は回転する。したがって、蛇行検出部材56と一体的に形成される規制部材78も回転する。また、蛇行検出部材56の突起部84と、保持部材82の突起部86が係合するため、蛇行検出部材56の回転に従って保持部材82も回転する。
この回転により、規制部材78と保持部材82とで保持する4個の鉄球80も回転する。このため、鉄球80に遠心力が働く。また、回転数が増加(回転速度が増大)するに従って遠心力が大きくなる。このように、遠心力が働き、この遠心力が次第に大きくなることにより、4個の鉄球80は、それぞれ、固定軸68の周りを回転しながら、固定軸68から離れる方向に移動する。図6(B)に示す状態では、4個の鉄球80が規制部材78と保持部材82によって形成される空間の端部まで移動されている。4個の鉄球80が移動すると、保持部材82は、固定軸68の一方端部(第1フレーム52)側に押し出される。したがって、スリーブ58およびローラ軸変位部材60も固定軸68の一方端部側に移動(突出)する。
上述したように、蛇行検出部材56は円錐台を横向きにした形状であり、固定軸68の一方端部に向かうに従って開口が大きくなるため、保持部材82は円滑に押し出される。このため、スリーブ58が突出し易い。
すると、図7および図8に示すように、ローラ軸変位部材60は傾斜ガイド部材64の傾斜面に沿って斜め下方に移動する。したがって、固定軸68の一方端部が下方に押下げられる。これにより、ばね62bには水平方向に力が作用し、固定軸68には鉛直下向きに力が作用する。つまり、従動ローラ40が傾倒する。このため、中間転写ベルト36の蛇行を抑制するまたは静止することができる。このとき、鉛直下向きに作用する力が、ばね62dの弾性力よりも大きくなるため、支持部材70は、軸支部74を支軸として、その一方端部を下方に移動するように回動する。
なお、図8では、従動ローラ40を示すために、中間転写ベルト36を断面図で示してある。
また、中間転写ベルト36が蛇行検出部材56に乗り上げていない状態になると、蛇行検出部材56の回転は停止する。したがって、規制部材78、4個の鉄球80および保持部材82の回転も停止する。すると、ばね62aおよび62bの弾性力によって、スリーブ58、ローラ軸変位部材60および保持部材82が蛇行検出部材56(従動ローラ40)側に付勢される。したがって、保持部材82は蛇行検出部材56の内部に押し込まれる。したがって、図6(A)に示したような状態に戻る。また、このとき、ローラ軸変位部材60は、傾斜ガイド部材64の傾斜面に沿って斜め上方に移動する。さらに、このとき、支持部材70は、ばね62dの弾性力によって、軸支部74を支軸として、第1フレーム52の長手方向と並行になるように回動する。このため、固定軸68の一方端部が上方に押下げられて、図6(A)に示した状態(水平な状態)に戻る。
第1実施例によれば、蛇行した中間転写ベルト36が蛇行検出部材56に乗り上げると、この蛇行検出部材56が回転し、この回転によってスリーブ58を突出させて従動ローラ40を傾倒させるので、中間転写ベルト36の蛇行を抑制または静止することができる。つまり、中間転写ベルト36の端部に負荷をかけることなく、中間転写ベルト36の蛇行を抑制または静止することができる。
なお、第1実施例では、固定軸68が回転しないように構成したが、固定軸68は回転するように構成してもよい。ただし、かかる場合には、固定軸68は、蛇行検出部材56とは独立して回転させる必要がある。
また、第1実施例では、固定軸68の一方端部を下方に移動させて、当該固定軸68を下方に傾斜させるようにしたが、これに限定される必要はない。固定軸68は、他の任意の方向に傾斜させてもよい。
たとえば、固定軸68を上方に傾斜させる場合には、固定軸68の一方端部が上方に移動される。かかる場合には、図3および図4で示した第1実施例の傾斜ガイド部材64が、固定軸68を対称軸として線対称となるように、固定軸68の下方に形成される。この場合にも、傾斜ガイド部材64の傾斜面は、ローラ軸変位部材60の傾斜面に当接する。このように構成すると、ローラ軸変位部材60は、スリーブ58の突出により、傾斜ガイド部材64の傾斜面に沿って上方に移動する。そして、支持部材70は、軸支部74を支軸として、その一方端部を上方に移動するように回動する。したがって、固定軸68の一方端部は上方に移動される。
また、固定軸68は、第1フレーム52の長手方向(水平方向)のうちの駆動ローラ38から離れる方向(図9の矢印Bで示す方向)に傾斜させてもよい。図9は、他の例の中間転写ユニット22の一部を斜めから見た斜視図である。また、図10は、図9に示す中間転写ユニット22の一部を上方から見た概略図である。
具体的には、図9に示すように、矢印Aの方向から見た場合に、傾斜面が右側に設けられるように、傾斜ガイド部材64は設けられる。つまり、矢印A側から見た場合に、第1実施例に示した傾斜ガイド部材64が反時計周りに90度回転されたように、図9および図10に示す傾斜ガイド部材64は第1フレーム52に形成される。また、傾斜ガイド部64は、固定軸68の水平方向(横)であり、駆動ローラ38側に配置される。図9からも分かるように、傾斜ガイド部材64の傾斜面は、固定軸68の一方端側に向かうに従って、当該固定軸68に近づくように形成される。また、傾斜ガイド部材64の傾斜面は、ローラ軸変位部材60の傾斜面に当接する。
また、他の例の中間転写ユニット22では、図9に示すように、支持部72が支持部材70をくり抜いた部分の中央に配置され、支持部72の両端に、ばね62cが配置される。この2つのばね62cによって、支持部72は支持部材70をくり抜いた部分の中央に位置決めされるとともに、左右に移動可能となる。つまり、ローラ軸変位部材60は、スリーブ58の突出により、傾斜ガイド部材64の傾斜面に沿って図9の矢印Bで示す方向に移動するため、支持部72も同様に移動する。したがって、固定軸68の一方端部は、図9の矢印Bで示す方向に移動され、この固定軸68は矢印Bで示す方向に傾斜される。
さらに、固定軸68は、第1フレーム52の長手方向(水平方向)のうちの駆動ローラ38に近づく方向(図9および図11の矢印Aで示す方向)に傾斜させてもよい。図11はその他の例の中間転写ユニット22の一部を斜めから見た斜視図である。図12は図11に示す中間転写ユニット22の一部を上方から見た概略図である。
かかる場合には、図11および図12に示すように、ローラ軸変位部材60の上面(図12では、右側面)が固定軸68の他方端側(蛇行検出部材56側)に配置され、底面(図12では、左側面)が固定軸68の一方端側に配置される。つまり、その他の例の中間転写ユニット22では、第1実施例とは逆向きにローラ軸変位部材60が配置される。ただし、図9に示した場合と同様に、固定軸68の一方端は、支持部材70をくり抜いた部分で移動可能に支持部72に固定される。
図11に示すように、矢印Aの方向から見た場合に、傾斜面が左側に設けられるように、傾斜ガイド部材64は設けられる。つまり、矢印A側から見た場合に、第1実施例に示した傾斜ガイド部材64が時計周りに90度回転されたように、図11および図12に示す傾斜ガイド部材64は第1フレーム52に形成される。また、傾斜ガイド部64は、固定軸68の水平方向(横)であり、駆動ローラ38側に配置される。図11からも分かるように、傾斜ガイド部材64の傾斜面は、固定軸68の他方端側に向かうに従って、当該固定軸68に近づくように形成される。また、傾斜ガイド部材64の傾斜面はローラ軸変位部材60の傾斜面に当接する。これによって、ローラ軸変位部材60は、スリーブ58の突出により、傾斜ガイド部材64の傾斜面に沿って、図11の矢印Aで示す方向に移動するため、支持部72も同様に移動する。したがって、固定軸68の一方端部は、図9の矢印Aで示す方向に移動され、この固定軸68は矢印Aで示す方向に傾斜される。
なお、図示等は省略するが、傾斜ガイド部材64の位置や向きを変更して、傾斜ガイド部材64の斜面がローラ軸変位部材60の斜面に当接する位置を適宜変更することにより、上述した方向以外の方向にも固定軸68を傾斜させることができる。
また、図9〜図12に示した中間転写ユニット22では、固定軸68を上下方向に移動させないため、支持部材70は第1フレーム52に回動不能に固定されてもよい。かかる場合には、ばね62dは不要である。
<第2実施例>
第2実施例の画像形成装置10は、従動ローラ40を傾倒させる構成を変更した以外は、第1実施例と同じであるため、重複した説明は省略する。
図13は第2実施例における中間転写ユニット22の一部の断面図であって、図13(A)は蛇行発生前の状態の一例を示す断面図であり、図13(B)は蛇行発生後の状態の一例を示す断面図である。
図13(A)および図13(B)に示すように、第2実施例では、蛇行検出部材56は、第1実施例に示したスリーブ58としても機能する。したがって、蛇行検出部材56とローラ軸変位部材60の間にばね62aが設けられる。また、第2実施例では、ばね62aの一方の端部(図13(A)、(B)では右側の端部)は蛇行検出部材56に固定される。
第2実施例の蛇行検出部材56は、中空の円錐台を横向きにした形状に形成され、その中空の部分に円筒部材90が設けられる。この蛇行検出部材56は、樹脂またはアルミで形成される。このため、蛇行検出部材56は、中間転写ベルト36からの摩擦に対する耐性と、適度な滑り性が得られる。また、円筒部材90は、円の中心を貫通する固定軸68に固定される。
図13(A)および(B)からも分かるように、蛇行検出部材56が中空にされることにより形成された内周面には、円錐台の中心軸に向かって延びる突起88が設けられる。この突起88は、蛇行検出部材56の中空の部分のうち、従動ローラ40に近い側の端部に設けられる。一方、円筒部材90の外周には、螺旋状の溝90aが形成される。上記の突起88がこの溝90aに嵌る。したがって、蛇行検出部材56が回転すると、突起88が溝90aに沿って移動するため、蛇行検出部材56は固定軸68の一方端部(第1フレーム52)側に押し出される。
たとえば、中間転写ベルト36が蛇行すると、図13(B)に示すように、中間転写ベルト36が蛇行検出部材56に乗り上げ、中間転写ベルト36と蛇行検出部材56の間に摩擦力が発生する。この摩擦力によって、スリーブ58が回転する。
ただし、上述したように、蛇行検出部材56は、中間転写ベルト36との間で適度な滑り性を有しているので、中間転写ベルト36の回転力がそのまま蛇行検出部材56に伝達されるわけではない。
また、蛇行検出部材56は、ばね62aによって回転(固定軸68の一方端部側への移動)が規制される。具体的には、蛇行検出部材56には、ばね62aによって固定軸68の他方端部(第2フレーム54)側に押す力が働く。また、上述したように、ばね62aの一方の端部は、蛇行検出部材56に固定されており、蛇行検出部材56の回転する方向とは逆向きの力が働くため、蛇行検出部材56の回転が妨げられる。
したがって、中間転写ベルト36の回転により、蛇行検出部材56が固定軸68の一方端部側に押し出される力と、ばね62aが蛇行検出部材56が固定軸68の他方端部側に働く力の大小により、蛇行検出部材56が固定軸68の一方端部側に移動するのか他方端部側に移動するのかが決まる。両方の力が同じ場合には、蛇行検出部材56が固定軸68の軸方向においてつり合う位置で止まる。この場合、蛇行検出部材56は回転せず、中間転写ベルト36は蛇行検出部材56の表面を完全に滑った状態である。
したがって、中間転写ベルト36が回転しても、蛇行検出部材56が回転しない場合もある。このため、中間転写ベルト36の回転により、蛇行検出部材56が回転されたとしても、突起88は溝90aに沿って少しずつ移動する。そして、上述したように、蛇行検出部材56は固定軸68の一方端部(第1フレーム52)側に突出する。蛇行検出部材56が突出すると、第1実施例と同様に、ローラ軸変位部材60は斜め下方に移動し、固定軸68の一方端部が下方に押下げられ、従動ローラ40が傾倒する。
第2実施例によれば、蛇行した中間転写ベルト36がスリーブ58に乗り上げると、スリーブ58が回転し、この回転によって突起88が溝90aに沿って移動するため、スリーブ58が突出する。そして、この突出により、従動ローラ40を傾倒させるので、中間転写ベルト36の蛇行を抑制または静止することができる。つまり、中間転写ベルト36の端部に負荷をかけることなく、中間転写ベルト36の蛇行を抑制または静止することができる。
なお、第2実施例では、ばね62aの一方の端部を蛇行検出部材56に固定するようにしたが、固定しない場合であっても、蛇行検出部材56を固定軸68の他方端部側に押す力が働くため、固定軸68の一方端部側への蛇行検出部材56の移動は規制される。
<第3実施例>
第3実施例の画像形成装置10は、従動ローラ40を傾倒させる構成を変更した以外は、第1実施例と同じであるため、重複した説明は省略する。
図14は第3実施例における中間転写ユニット22の一部の断面図であって、(A)は蛇行発生前の様子を示す断面図であり、(B)は蛇行発生後の様子を示す断面図である。
図14(A)および(B)に示すように、中間転写ユニット22は、連結部材92、潤滑剤94、回転力伝達部材96を含み、固定軸68には、螺旋状のガイド溝102および円弧状の2つの固定溝106が設けられる。
連結部材92は、蛇行検出部材56の内部において、蛇行検出部材56の上面(図14(A)、(B)の右側面)近傍に配置される。また、連結部材92は円盤状に形成され、その外周は蛇行検出部材56の内周面に固定される。さらに、連結部材92の中心に軸受部材76cが設けられ、この軸受部材76cに固定軸68が通される。
回転力伝達部材96は、鍔部96aおよび筒状部96bを含み、蛇行検出部材56と一定距離の隙間を設けて、蛇行検出部材56の中央に配置される。これにより、回転力伝達部材96は、蛇行検出部材56と独立して回転することができる。
鍔部96aは円盤状に形成され、その中心には軸受部材76dが設けられ、この軸受部材76dに固定軸68が通される。また、鍔部96aの外周面と蛇行検出部材56の内周面の間には、リング状のオイルシール98が設けられる。筒状部96bは円筒状に形成され、その中心軸が鍔部96aの中心軸と一致するように、鍔部96aと一体的に形成される。
また、筒状部96bの内部の中央付近には、固定部材104が配置される。固定部材104は、半円形状の板部材であり、固定軸68に形成される固定溝106に嵌合される。具体的には、図14(A)および(B)に示すように、固定部材104は、固定軸68を挟んで固定溝106に固定される。また、筒状部96bの内周には、固定部材104から筒状部96bの開口に向けて延びるとともに、中心に向けて突出する、複数の突起(凸条)84が円周方向に均等に並んで設けられる。
また、鍔部96aと固定部材104の間には、ばね62eが配置される。ばね62eの一方端は鍔部96aに固定され、他方端は固定部材104に固定される。このばね62eによって、回転力伝達部材96は、連結部材92側に付勢される。さらに、ばね62eにより、連結部材92と潤滑剤94の接触面積、および回転力伝達部材96と潤滑剤94の接触面積を調節できる。これによって、蛇行検出部材56の回転に対する、回転力伝達部材96の回転度合を調節することができる。
さらに、回転力伝達部材96の開口部側には、スリーブ58が配置される。第3実施例のスリーブ58は、一方端部側において段差状に縮径しており、縮径した部分が筒状部96bに収まるように形成される。
また、図示は省略するが、縮径部の外周には、中心軸と並行に延びるとともに、放射状に突出する、複数の突起(凸条)86が円周方向に均等に並んで設けられる。図5に示した蛇行検出部材56と保持部材82と同様に、縮径部は複数の突起86の各々が、隣接する突起84の間に収まるように、筒状部96bの開口部内に配置される。つまり、回転力伝達部材96が回転したときに、突起84と突起86が係合するように、スリーブ58および回転力伝達部材96は配置される。したがって、スリーブ58は、回転力伝達部材96の回転に従って回転可能であり、また、固定軸68の軸方向に変位可能である。さらに、スリーブ58の内周には、突起100が設けられ、この突起100は固定軸68に設けられる螺旋状のガイド溝102に嵌る。
たとえば、印刷の実行中に、中間転写ベルト36が蛇行すると、第1実施例で説明したように、蛇行検出部材56が回転する。また、蛇行検出部材56の回転により、蛇行検出部材56に固定された連結部材92も回転する。
そして、連結部材92が回転すると、潤滑剤94の粘性により、連結部材92の回転力が回転力伝達部材96に伝達される。これにより、回転力伝達部材96が回転を始める。さらに、この回転によって、筒状部96aの突起84が、スリーブ58の縮径部の外周に設けられた突起86と係合して、スリーブ58が回転する。この回転により、突起100が、ガイド溝102に沿って移動する。したがって、スリーブ58は、固定軸68の一方端部(第1フレーム52)側に突出する。スリーブ58が突出すると、第1実施例と同様に、ローラ軸変位部材60は斜め下方に移動し、固定軸68の一方端部が下方に押下げられ、従動ローラ40が傾倒する。
第3実施例によれば、第1実施例と同様に、蛇行した中間転写ベルト36が蛇行検出部材56に乗り上げると、この蛇行検出部材56が回転し、この回転によってスリーブ58を突出させて従動ローラ40を傾倒させるので、中間転写ベルト36の蛇行を抑制または静止することができる。つまり、中間転写ベルト36の端部に負荷をかけることなく、中間転写ベルト36の蛇行を抑制または静止することができる。
また、第3実施例によれば、連結部材92と回転力伝達部材96の間に潤滑剤94を設けることで、連結部材92および回転力伝達部材96の回転量を調節できるため、回転力伝達部材96の回転によるスリーブ58の急激な突出を防止することができる。
10 …画像形成装置
12 …感光体ドラム
14 …現像装置
16 …帯電器
20 …露光装置
22 …中間転写ユニット
24 …2次転写ローラ
36 …中間転写ベルト
38 …駆動ローラ
40 …従動ローラ
42 …中間転写ローラ
52 …第1フレーム
54 …第2フレーム
56 …蛇行検出部材
58 …スリーブ
60 …ローラ軸変位部材
62a、62b、62c、62d、62e …ばね
64 …傾斜ガイド部材
66 …ばね固定部材
68 …固定軸
70 …支持部材
72、74 …支持部
76a、76b、76c、76d …軸受部材
78 …規制部材
80 …鉄球
82 …保持部材
84、86、88、100 …突起
90 …円筒部材
90a …溝
92 …連結部材
94 …潤滑部材
96 …回転力伝達部材
96a …鍔部
96b …筒状部
98 …オイルシール
102 …ガイド溝
104 …固定部材
106 …固定溝

Claims (9)

  1. 回転してベルトを搬送する回転ローラと、前記回転ローラを支持する支持フレームを有するベルト搬送装置であって、
    前記回転ローラを支持する軸であり、一方端は移動可能に設けられ、他方端は前記支持フレームに固定される固定軸、
    前記回転ローラと同軸であり、前記ベルトの蛇行により回転する蛇行検出部材、
    前記蛇行検出部材の回転により前記固定軸の前記他方端部側に突出するスリーブ、および
    前記スリーブの突出により前記固定軸を傾斜させるように、当該固定軸の一方端を移動させる移動手段を備える、ベルト搬送装置。
  2. 前記蛇行検出部材の内部に前記固定軸の軸周りを囲む複数の鉄球、
    前記蛇行検出部材と一体的に形成され、前記鉄球の前記他方端側への移動を規制する規制部材、
    前記スリーブと前記鉄球の間に設けられ、前記鉄球を前記規制部材とで保持する保持部材、および
    前記保持部材に設けられ、前記規制部材方向に付勢する弾性体をさらに備え、
    前記蛇行検出部材は前記鉄球および前記保持部材を収容するための開口部を有し、
    前記開口部には、その中心に向かって円周方向に並んで延びる複数の第1突起を設け、
    前記保持部材は略円盤形状に形成され、その外周面には、円周方向に並んで放射状に延びる複数の第2突起を設けた、請求項1に記載のベルト搬送装置。
  3. 前記蛇行検出部材を前記スリーブとしても機能させ、
    前記ローラ軸に固定された円筒部材、および
    前記蛇行検出部材の前記固定軸方向への移動を規制する弾性体をさらに備え、
    前記円筒部材に、螺旋状の溝を設け、
    前記スリーブに、前記溝に嵌る第3突起を設けた、請求項1に記載のベルト搬送装置。
  4. 前記蛇行検出部材の内部に、前記蛇行検出部材に固定される連結部材、
    前記蛇行検出部材からの回転力を前記スリーブに伝達する回転力伝達部材、
    前記回転力伝達部材を前記回転ローラ側に付勢する弾性体、
    前記弾性体の一方端部を固定する固定部材、および
    前記連結部材と前記回転力伝達部材との間に潤滑剤をさらに備え、
    前記回転伝達部材の内周面に前記第1突起を設け、
    前記スリーブの外周面に前記第2突起を設け、
    前記固定軸に、螺旋状に形成されたガイド溝と前記固定部材を固定する固定溝を設け、そして
    前記スリーブに、前記ガイド溝に嵌る第3突起を設けた、請求項1に記載のベルト搬送装置。
  5. 前記移動手段は、
    前記スリーブと当接するように前記蛇行検出部材と同軸上に設けられ、前記スリーブから押圧されることで前記一方端部側に移動するローラ軸変位部材、
    前記支持フレームに設けられ、前記ローラ軸変位部材をガイドする傾斜ガイド部材、および
    前記一方端部に設けられ、前記ローラ軸変位部材の移動により前記固定軸の当該一方端が移動するように支持する支持部材を含み、
    前記移動手段は、前記ローラ軸変位部材が前記傾斜ガイド部材に沿って移動することにより、前記固定軸を傾斜させるように、当該固定軸の一方端を移動させる、請求項1ないし4のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  6. 前記傾斜ガイド部材は、当該傾斜ガイド部材の傾斜面と前記ローラ軸変位部材の側面が圧接するように配置される、請求項1ないし5のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  7. 前記蛇行検出部材の材質は、樹脂もしくはアルミである、請求項1ないし6のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  8. 前記蛇行検出部材の形状は、円錐台形状である、請求項1ないし7のいずれかに記載のベルト搬送装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のベルト搬送装置を備える、画像形成装置。
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