JP2016050187A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016050187A
JP2016050187A JP2014176284A JP2014176284A JP2016050187A JP 2016050187 A JP2016050187 A JP 2016050187A JP 2014176284 A JP2014176284 A JP 2014176284A JP 2014176284 A JP2014176284 A JP 2014176284A JP 2016050187 A JP2016050187 A JP 2016050187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeling
acid
hair
hydrogen atom
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6434747B2 (ja
Inventor
潤一 日下
Junichi Kusaka
潤一 日下
拓也 鳥山
Takuya Toriyama
拓也 鳥山
卓司 野澤
Takuji Nozawa
卓司 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Chemical Industry Co Ltd filed Critical Toho Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2014176284A priority Critical patent/JP6434747B2/ja
Publication of JP2016050187A publication Critical patent/JP2016050187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6434747B2 publication Critical patent/JP6434747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】毛髪や皮膚に良好な使用感とコンディショニング効果の付与に優れ、特にダメージヘアに対する洗髪時の使用感(泡立ち、泡質、すべり性)及びすすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥時の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)が良好な洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】(A)アニオン界面活性剤の1種又は2種以上と、(B)式(1)等で表されるイミダゾリン系両性界面活性剤の1種又は2種以上と(C)(B)成分以外の両性界面活性剤を含有してなる洗浄剤組成物。

(RCOはイソステアリン酸残基;R及びRはH、−CHCOOM又は−CHCHCOOM;MはH、アルカリ金属、有機アミン類)
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪や皮膚に良好な使用感とコンディショニング効果の付与に優れ、特にダメージヘアに対する洗髪時の使用感(泡立ち、泡質、すべり性)及びすすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥時の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)が良好な洗浄剤組成物に関する。
従来、洗浄剤組成物にはアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩、高級脂肪酸塩等のアニオン界面活性剤が用いられる。アニオン界面活性剤は優れた洗浄性を有するが皮膚や毛髪の汚れのみならず必要以上の皮脂成分等を除去してしまい、感触面できしみ感やつっぱり感を生じ、また安全性の面で比較的刺激性が高いなどの欠点や起泡性には優れているが泡質が粗いなどの欠点がある。
そこで、これらを改良するために特許文献1、特許文献2には特定のアニオン界面活性剤とイミダゾリン系両性界面活性剤を含有する皮膚や眼に対する刺激性が低く、しかも良好な洗浄力及び起泡力を有する低刺激性洗浄剤組成物が提案され、特許文献3にはアニオン界面活性剤とイミダゾリン系両性界面活性剤とコンディショニング剤と特定の配合割合でα−ヒドロキシ酸又はその誘導体を含有する頭髪洗浄剤組成物が提案され、特許文献4には、特定のpHでアニオン界面活性剤とイミダゾリン系両性界面活性剤とアルカノールアミドを含有する洗髪用化粧料が提案されているが、それぞれの実施例に記載されている両性界面活性剤を使用した組成物では、すすぎ時のきしみ感、乾燥後のパサツキ感で満足のいくものではなかった。
更に、特許文献1〜4の提案では、近年増加しているダメージヘアに対しては、十分満足のいく洗浄時(泡立ち、泡質、すべり性)及びすすぎ時(きしみ感の無さ)の使用感と乾燥後の感触(滑らかさ)は得られていなかった。
特開昭62−127396号公報(1−7頁) 特開平2−218797号公報(1−14頁) 特開平8−34710号公報(1−7頁) 特開2002−316919号公報(1−8頁)
したがって、本発明は、毛髪や皮膚に良好な使用感とコンディショニング効果の付与に優れ、特にダメージヘアに対する洗髪時の使用感(泡立ち、泡質、すべり性)及びすすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥時の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)が良好な洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、
(A)アニオン界面活性剤の1種又は2種以上と、
(B)下記一般式(1)又は(2)
(RCOはイソステアリン酸残基、R、Rはそれぞれ独立して水素原子、−CHCOOM又は−CHCHCOOMを表す。但し、R、Rは同時に水素原子となることはなく、ここでMは水素原子、アルカリ金属、有機アミン類を表す。)
(RCOはイソステアリン酸残基、R、Rはそれぞれ独立して水素原子、−CHCOOM又は−CHCHCOOMを表す。但し、R、Rは同時に水素原子となることはなく、ここでMは水素原子、アルカリ金属、有機アミン類を表す。)で表されるイミダゾリン系両性界面活性剤と(C)(B)成分以外の両性界面活性剤を含有することにより、上記要件を満たす洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明によれば(A)アニオン界面活性剤と、(B)特定の両性界面活性剤と、(C)(B)成分以外の両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が、毛髪や皮膚に良好な使用感とコンディショニング効果の付与に優れ、特にダメージヘアに対する洗髪時の使用感(泡立ち、泡質、すべり性)及びすすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥時の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)を付与することができる。
以下に、本発明の毛髪用組成物について詳述する。
本発明に使用される(A)成分のアニオン界面活性剤としては、硫酸エステル系アニオン界面活性剤、アミノ酸系アニオン界面活性剤、リン酸エステル系アニオン界面活性剤、カルボン酸系アニオン界面活性剤、スルホン酸系アニオン界面活性剤が挙げられ、具体的には、アルキル硫酸塩(ラウリル硫酸塩等)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸塩等)、ポリオキシアルキレンアルキルモノアルキロールアミド硫酸塩(ポリオキシエチレン(3)ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等)、アシルグリシネート(ラウロイルグリシン塩等)、アシルサルコシンネート(ココイルサルコシン塩等)、アシルアラニネート(ラウロイルアラニン塩等)、アシルメチルアラニネート(ココイルメチルアラニン塩等)、アシルタウレート(ココイルタウリン塩等)、アシルメチルタウレート(ココイルメチルタウリン塩等)、アシルグルタメート(ココイルグルタミン酸塩等)、アルキルリン酸エステル塩(ラウリルリン酸塩等)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩(ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテルリン酸塩等)、高級脂肪酸塩(ラウリン酸塩等)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩(ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル酢酸塩等)、オレフィン(C14−16)スルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩(スルホコハク酸ラウリル塩等)、ポリオキシエチレンスルホコハク酸アルキル塩(ポリオキシエチレン(3)スルホコハク酸ラウリル塩等)、アルキルエチルエステルスルホン酸塩(ココイルイセチオン酸塩等)などが挙げられ、炭素数8〜18のアルキル基、特に炭素数10〜16のアルキル基が好ましく、これらの中でもポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸塩、ココイルメチルタウリン塩、ココイルグルタミン酸塩、高級脂肪酸塩が特に好適に用いられる。本発明では、これらのアニオン界面活性剤の中から1種又は2種以上を任意に用いることができる。
(A)成分の洗浄剤組成物中の配合量は、1〜30質量%が好ましく、1〜25質量%がより好ましく、5〜20質量%が特に好ましい。(A)成分の配合量が少なすぎると皮膚、毛髪洗浄時に十分な洗浄効果、泡立ちが得られず、多すぎても効果が向上せず好ましくない。
本発明に使用される(B)成分のイミダゾリン系両性界面活性剤としては、上記一般式(1)、(2)において、RCOはイソステアリン酸残基、R、R或いはR、Rは水素原子、−CHCOOM又は−CHCHCOOMを表すが、R、R或いはR、Rは同時に水素原子となることはなく、Mは水素原子、アルカリ金属、有機アミン類で表されるイミダゾリン系両性界面活性剤で、N−イソステアロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−カルボキシメチルエチレンジアミン、N−イソステアロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ビス(カルボキシメチル)エチレンジアミン、N−イソステアロイル−N’−カルボキシメトキシエチルエチレンジアミン、N−イソステアロイル−N’−カルボキシメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン、N−イソステアロイル−N’−カルボキシメチル−N’−カルボキシメトキシエチルエチレンジアミン、N−イソステアロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−イソステアロイル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミン、N−イソステアロイル−N’−カルボキシエチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン、N−イソステアロイル−N’−カルボキシエチル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミンおよびこれらの塩などを挙げることができる。
両性界面活性剤(B)の製造方法としては、イソステアリン酸或いはイソステアリン酸低級アルキルエステルなどの誘導体とアミノエチルエタノールアミン等のジアミンとを縮合反応させ、2−イソステアリル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリンを得て、それをアルカリ水溶液等で加水分解するか、又はイソステアリン酸低級アルキルエステルとアミノエチルエタノールアミンをアルカリ触媒の存在下で反応させ、N−イソステアロイル−N′−ヒドロキシエチルエチレンジアミン(アミドアミン化合物)を得る。次に、得られたアミドアミン化合物を水及び/又は低級アルコール又は多価アルコールなどの単独溶媒系或いは混合溶媒系でモノハロアルキルカルボン酸又はその塩などを必要に応じて水酸化ナトリウム等にアルカリ水溶液を用いて反応させ目的のイミダゾリン系両性界面活性剤を得る。なお、イソステアリン酸としては、高級アルコール工業社製「イソステアリン酸EX」、コグニスジャパン社製「Emersol874」、クローダ社製「PRISORINE3505」等を使用することができる。
また、反応溶媒として用いる低級アルコール又は多価アルコールとしては、エタノール、2−プロパノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられ、これらの中でもエタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールが特に好適に用いられる。反応系中のベタインの有効成分は15〜35%、水/反応溶媒の混合比は、水/反応溶媒=15〜85/85〜15がより好ましい。
(B)成分の洗浄剤組成物中の配合量は、0.1〜20質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が特に好ましい。(B)成分の配合量が少な過ぎると皮膚、毛髪洗浄時に十分な使用感(泡立ち、泡質)、すすぎ時の感触(きしみ感の無さ)が得られず、多すぎても効果が向上せず好ましくない。
本発明に使用される(C)成分の(B)成分以外の両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミンオキサイド、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アミノ酸系両性界面活性剤(イミダゾリン系ベタイン)が挙げられ、具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリル酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ココイル−N′−カルボキシメチル−N′−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油アルキルヒドロキシスルホベタイン、ラウリル酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ヒドロキシスルホベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド等が挙げられ、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムが特に好適に用いられる。本発明では、これらの両性界面活性剤の中から選ばれる1種以上を任意に用いることができる。
(C)成分の配合量は、0.1〜10質量%が好ましく、0.3〜5質量%がより好ましい。(C)成分の配合量が少なすぎると期待される効果が不十分となり、また多すぎても、べたつくなど感触が悪くなり好ましくない。
本発明の洗浄剤組成物に必要に応じて配合することができる(D)成分の非イオン界面活性剤としては、アルカノールアミド類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレングリコール類、アルキレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、テトラポリオキシアルキレンエチレンジアミン縮合物類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド類、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンひまし油誘導体、ポリオキシアルキレン硬化ひまし油誘導体、アルキルポリグリコシドが特に好適に用いられる。本発明では、これらの非イオン界面活性剤の中から選ばれる1種以上を任意に用いることができる。
また(E)多価アルコールとしては、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、エリスリトール等が挙げられ、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールが特に好適に用いられる。本発明では、これらの多価アルコールの中から選ばれる1種以上を任意に用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物には、発明の効果を損なわない範囲で洗浄剤組成物に通常使用される成分を配合することができる。
具体的には、カチオン界面活性剤及び/又は3級アミン:アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルアミドアミン、アルキルヒドロキシエーテルアミンなどが挙げられ、カチオン界面活性剤としては具体的に、ラウリルトリモニウムクロリド、ミリスチルトリモニウムクロリド、セチルトリモニウムクロリド、ステアリルトリモニウムクロリド、ベヘニルトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムブロミド、ミリスチルトリモニウムブロミド、セチルトリモニウムブロミド、ステアリルトリモニウムブロミド、ベヘニルトリモニウムブロミド、ラウリルPGトリモニウムクロリド、ミリスチルPGトリモニウムクロリド、セチルPGトリモニウムクロリド、ステアリルPGトリモニウムクロリド、ベヘニルPGトリモニウムクロリド、ラウリルPGトリモニウムブロミド、ミリスチルPGトリモニウムブロミド、セチルPGトリモニウムブロミド、ステアリルPGトリモニウムブロミド、ベヘニルPGトリモニウムブロミド等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
3級アミンとしては具体的に、ラウリルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、セチルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、オレイルジメチルアミン、イソステアリルジメチルアミン、アラキルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、ラウラミドプロピルジメチルアミン、ミリスタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、オレアミドプロピルジメチルアミン、イソステアラミドプロピルジメチルアミン、アラキナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、アラキナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ラウリルPGジメチルアミン、ミリスチルPGジメチルアミン、セチルPGジメチルアミン、ステアリルPGジメチルアミン、ベヘニルPGジメチルアミン等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
3級アミンは無機酸及び/又は有機酸で中和され塩として用いられるが、無機酸及び/又は有機酸の具体例としては、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、グルタミン酸、リンゴ酸、コハク酸等が挙げられ、これらの中から1種又は2種を任意に用いることができる。
ジメチコン/シリコーン誘導体:ジメチコン、ジメチコノール、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン、3次元網目構造を有するシリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、脂肪族変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
カチオン性ポリマー:カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化デンプン、カチオン化デキストラン、カチオン化ガラクトマンナン、ジアリル4級アンモニウム塩のホモポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合体、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ビニルイミダゾリニウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/4級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミン共重合体等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等の保湿剤、エチレングリコール脂肪酸エステル等のパール化剤、dl-α-トコフェロール等の酸化防止剤、高級脂肪酸類、炭化水素類、高級アルコール脂肪酸エステル、動植物油脂類、ツバキ油、オリーブ油、アボガド油、ホホバ油等の動植物油脂類等、香料、キレート剤、酵素、アミノ酸、薬効剤、保湿成分、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、有機および無機粉体、色素、香料などを必要に応じて配合することができる。
また本発明の洗浄剤組成物は酸又はアルカリでpH調整されるが、洗浄剤組成物のpHは感触、製品の安定性よりpH3〜8、特に5〜7に調整されるのが好ましい。皮膚洗浄剤の場合はpH8〜11、特に9〜11に調整されるのが好ましい。pHが8より低いと低温で脂肪酸塩が析出する場合があり、また11より高い場合は皮膚刺激が強くなる場合がある。
本発明の洗浄剤組成物は、常法に従って製造可能で、例えば毛髪洗浄料、全身洗浄料、洗顔洗浄料、手洗い剤等の身体用洗浄剤とすることができる。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。なお、実施例1〜5及び比較例1〜3に示す洗浄剤組成物を常法により調製し、効果の測定を以下の試験方法(試験方法1)にて実施し、結果を表1に示した。含有量は質量%である。
本実施例中で用いた試験方法は下記の通りである。
試験方法1(洗浄時、すすぎ時の使用感と乾燥後、乾燥翌日の感触)
健康黒髪にブリーチ処理を30分行った損傷毛髪束(20g×20cm)用いて、毛髪洗浄剤1.0gを塗布し、30秒間泡立て、その後すすいでタオルドライ後ドライヤーで乾燥した時の洗浄時の使用感(泡立ち、泡質(細かさ)、すべり性)、すすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥後の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)を10名の専門パネラーにて、官能的に比較し、下記基準で評価した。
◎:良いと答えた人が9人以上の場合
○:良いと答えた人が6〜8人の場合
△:良いと答えた人が3〜5人の場合
×:良いと答えた人が2人以下の場合

上記評価(洗浄時、すすぎ時の使用感と乾燥後、乾燥翌日の感触)の結果をポイント制(◎:3ポイント、○:2ポイント、△:1ポイント、×:0ポイント)にしてその合計より、下記基準で評価した。ポイントの多いものが良い総合評価となる。
◎:14ポイント以上
○:10〜13ポイント
△:5〜9ポイント
×:4ポイント以下
次に、実施例6〜8及び比較例4,5に示す皮膚洗浄剤組成物を常法により調製し、効果の測定を以下の試験方法(試験方法2)にて実施し、結果を表2に示した。含有量は質量%である。
試験方法2(洗浄時、すすぎ時の使用感と乾燥後の感触)
両手を水で濡らした後、洗浄剤組成物1mlを手に採って10秒間両手を擦り合わせて、洗浄時の使用感(泡立ちの良さ)、続けて、流水で手指に付いて泡や洗液をすすぎ流し、すすぎ時の使用感(滑らかさ)を、タオルドライ後、手肌の感触から乾燥後の感触(しっとり感)を10名の専門パネラーにて、官能的に下記基準で評価した。
◎:良いと答えた人が9人以上の場合
○:良いと答えた人が6〜8人の場合
△:良いと答えた人が3〜5人の場合
×:良いと答えた人が2人以下の場合

上記評価(泡立ちの良さ、すすぎ時の滑らかさ、洗浄後のしっとり感)の結果をポイント制(◎:3ポイント、○:2ポイント、△:1ポイント、×:0ポイント)にしてその合計より、下記基準で評価した。
ポイントの多いものが良い総合評価となる。
◎:8ポイント以上
○:6〜7ポイント
△:3〜5ポイント
×:2ポイント以下
実施例1〜5及び比較例1〜3より明らかなように、本発明の洗浄剤組成物は、毛髪に良好な洗浄時の使用感(泡立ち、泡質(細かさ)、すべり性)、すすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥後の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)を付与することに良好な性能を示した。
また実施例6〜8及び比較例4,5より本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗浄時の使用感(泡立ちの良さ)、すすぎ時の使用感(滑らかさ)、乾燥後の感触(しっとり感)を付与することに優れていた。
上記記載のごとく、本発明は、毛髪や皮膚に良好な使用感とコンディショニング効果の付与に優れ、特にダメージヘアに対する洗浄時の使用感(泡立ち、泡質(弾力、もっちり感)、すべり性)、すすぎ時の使用感(きしみ感の無さ)と乾燥後の感触(滑らかさ)及び乾燥翌日の感触(しっとり感)が良好な洗浄剤組成物を提供する事が出来る。

Claims (4)

  1. (A)アニオン界面活性剤の1種又は2種以上、
    (B)下記一般式(1)又は(2)
    (RCOはイソステアリン酸残基、R、Rはそれぞれ独立して水素原子、−CHCOOM又は−CHCHCOOMを表す。但し、R、Rは同時に水素原子となることはなく、ここでMは水素原子、アルカリ金属、有機アミン類を表す。)
    (RCOはイソステアリン酸残基、R、Rはそれぞれ独立して水素原子、−CHCOOM又は−CHCHCOOMを表す。但し、R、Rは同時に水素原子となることはなく、ここでMは水素原子、アルカリ金属、有機アミン類を表す。)で表されるイミダゾリン系両性界面活性剤の1種又は2種以上、および
    (C)(B)成分以外の両性界面活性剤、を含有してなる洗浄剤組成物。
  2. 洗浄剤組成物全量中に、前記(A)成分を1〜30質量%、(B)成分を1〜20質量%および(C)成分を0.1〜10質量%含有してなる請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 更に、(D)非イオン界面活性剤を含有してなる請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 更に、(E)多価アルコールを含有してなる請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
JP2014176284A 2014-08-29 2014-08-29 洗浄剤組成物 Active JP6434747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176284A JP6434747B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176284A JP6434747B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050187A true JP2016050187A (ja) 2016-04-11
JP6434747B2 JP6434747B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=55657956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176284A Active JP6434747B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6434747B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022023822A (ja) * 2020-07-27 2022-02-08 三洋化成工業株式会社 洗浄剤組成物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225197A (ja) * 1985-07-24 1987-02-03 川研ファインケミカル株式会社 液体洗浄剤組成物
JPH01180816A (ja) * 1988-01-11 1989-07-18 Kao Corp シヤンプー組成物
JPH02218797A (ja) * 1989-02-20 1990-08-31 Kao Corp 低刺激性洗浄剤組成物
JPH05170628A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Kao Corp シャンプー組成物
JP2016013990A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 東邦化学工業株式会社 洗浄剤組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225197A (ja) * 1985-07-24 1987-02-03 川研ファインケミカル株式会社 液体洗浄剤組成物
JPH01180816A (ja) * 1988-01-11 1989-07-18 Kao Corp シヤンプー組成物
JPH02218797A (ja) * 1989-02-20 1990-08-31 Kao Corp 低刺激性洗浄剤組成物
JPH05170628A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Kao Corp シャンプー組成物
JP2016013990A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 東邦化学工業株式会社 洗浄剤組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022023822A (ja) * 2020-07-27 2022-02-08 三洋化成工業株式会社 洗浄剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6434747B2 (ja) 2018-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6449544B2 (ja) 洗浄用組成物
JP3229689B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5455471B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3961555B2 (ja) 皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物
JP5222570B2 (ja) 毛髪洗浄剤
JP2003212733A (ja) 毛髪洗浄剤
JP3545372B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP2004217614A (ja) 洗浄剤組成物
JP3807483B2 (ja) 洗浄用化粧品組成物及びその用途
JP5052164B2 (ja) 毛髪洗浄剤
JP6388801B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2015151374A (ja) 毛髪化粧料
JP6434747B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2004323517A (ja) 洗浄剤組成物
JP5567888B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3929967B2 (ja) 水性毛髪洗浄剤
JP2011231020A (ja) 洗浄剤組成物
JP4247126B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2010209004A (ja) 洗浄料組成物
JP5545610B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3403367B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2002029939A (ja) シャンプー組成物
JP5878726B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP5792581B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP5770429B2 (ja) 洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6434747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250