JP2016048603A - 端子金具およびコネクタ - Google Patents

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Yasushi Okayasu
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Abstract

【課題】部品点数を削減するとともに、部品管理を効率化する。
【解決手段】本明細書によって開示される端子金具は、小径電線の端末に接続され、大径電線Wに接続された大型端子金具20が収容可能なキャビティ35を有するコネクタハウジング30のキャビティ35に収容される小型端子金具60であって、小型端子本体61と、小型端子本体61に設けられ、キャビティ35内における凹溝42の内壁42B,42Cおよびキャビティ35の内壁35Aとの間のクリアランスを、キャビティ35内に収容された大型端子金具20とキャビティ35の各内壁35A,35B,35Cとの間のクリアランスとほぼ同じ大きさにするがた詰め片63と、がた詰め片63の前端部に設けられ、キャビティ35内の凹溝42における前側内壁である前止まり部42Aに後方から当接する位置決め部66とを備えるところに特徴を有する。
【選択図】図13

Description

本明細書によって開示される技術は、端子金具およびコネクタに関する。
従来、電線の端末に装着されたコネクタとして、特開2011−60451号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。
このコネクタは、電線の端末に接続された端子金具と、端子金具を収容する複数のキャビティを有するハウジングとを備えて構成されている。端子金具は、キャビティ内の正規の収容位置に至ると、端子の両側縁に設けられた当接部がキャビティの内側壁に設けられた前止まり部に当接することでキャビティ内において端子金具が前止まりされる。また、端子金具がキャビティ内の正規の収容位置に収容されると、端子金具がキャビティの各内壁に近接して配され、端子金具が各内壁に当接することで、キャビティ内において端子金具が大きくがたつくことが防がれている。
特開2011−60451号公報
ところで、一般に、電線のサイズを変更すると、電線のサイズに伴って端子金具の板厚寸法および端子の幅寸法も変更される。したがって、例えば、上記のコネクタの電線よりも細い電線に接続された板厚寸法および幅寸法が小さい小型端子を上記のコネクタのハウジングに適用しようとすると、キャビティ内において小型端子を正規の位置に前止まりさせることができなくなったり、端子金具がキャビティに対して板厚方向や幅方向に大きくがたついたりしてしまう。このため、端子金具のサイズに合わせたハウジングを複数用意して対応する方法も考えられるが、ハウジングを複数管理する必要があるため、部品管理が煩雑になると共に、各ハウジングに対する金型費によるコスト増、保管に際しては相当のスペースが必要になってしまう。
本明細書では、部品点数を削減して部品管理を効率化すると共に、ハウジングの金型費の増加を抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、電線の端末に接続され、前記電線よりも大径の大径電線に接続された大型端子金具が後方から収容可能なキャビティを有するコネクタハウジングの前記キャビティに後方から収容される前記大型端子金具よりも小型の端子金具であって、前後方向に延びる板状の端子本体と、前記端子本体に設けられ、同端子本体が前記キャビティの正規の収容位置に至った際に、前記キャビティ内に設けられた前止まり部に後方から当接する位置決め部と、前記端子本体に設けられ、前記キャビティの内壁との間のクリアランスを、前記キャビティ内に収容された前記大型端子金具と前記キャビティの内壁との間のクリアランスと同じ大きさにするがた詰め部とを備えるところに特徴を有する。
このような構成の端子金具によると、大型端子金具が収容可能なキャビティ内において大型端子金具の端子本体が正規の収容位置に至ると、位置決め部が前止まり部に当接することで前止まりされる。
また、がた詰め部によってキャビティの内壁との間のクリアランスが、キャビティ内の大型端子金具とキャビティの内壁との間のクリアランスと同じ大きさになるから、キャビティ内において端子金具が板厚方向や幅方向にがたつくことを抑制できる。
つまり、大型端子金具が収容可能なコネクタハウジングに対して端子金具を適用させることでコネクタハウジングを共用できるから、端子金具のサイズに併せてコネクタハウジングを複数管理する必要がなく、部品点数を削減すると共に、部品管理を効率化することができる。また、コネクタハウジングの金型費を抑制することができる。
本明細書によって開示される技術の態様として、以下の構成が好ましい。
前記前止まり部は、前記キャビティ内に挿入された前記大型端子金具が後方から当接することで同大型端子金具を前止まりさせる大型端子用前止まり部であって、前記がた詰め部は、前記端子本体の側縁から側方に突出し、前記キャビティの幅方向の内側壁に近接して配される第1がた詰め部と、板厚方向に突出することで前記端子本体と対向する前記キャビティの内壁に近接して配される第2がた詰め部とを有し、前記位置決め部は、前記第1がた詰め部もしくは前記第2がた詰め部の少なくともいずれか一方の前端部に設けられている構成にしてもよい。
このような構成によると、位置決め部が大型端子金具を前止まりさせる大型端子用前止まり部に当接して前止まりされる。また、端子本体から側方に突出した第1がた詰め部と板厚方向に突出した第2がた詰め部とがキャビティの各内壁に当接することで、キャビティ内において端子金具が板厚方向および幅方向に大きくがたつくことを防ぐことができる。
つまり、端子金具の端子本体から各がた詰め部を突出して形成させるだけで、大型端子金具が収容される従来のコネクタハウジングを共用することができるから、コネクタハウジングを新しく設計する必要がなく、製造コストを削減することができる。
また、本明細書によって開示される技術は、前記端子金具と前記大型端子金具との何れか一方と、前記コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、前記がた詰め部は、前記端子本体から板厚方向に突出して設けられ、前記キャビティの内壁のうちの前記端子本体と板厚方向に対向する内壁に凹設された凹溝に収容されるようになっており、前記前止まり部は、前記凹溝の前壁であって、前記位置決め部は、前記がた詰め部の前端部に設けられており、前記大型端子金具が前記キャビティの正規の収容位置に収容された際には、前記大型端子金具に設けられた突部が前記キャビティの内壁に設けられた大型端子用前止まり部に後方から当接すると共に、前記大型端子金具が前記キャビティの各内壁に近接して配され、前記端子金具が前記キャビティの正規の収容位置に収容された際には、前記位置決め部が前記凹溝の前壁に当接すると共に、前記がた詰め部が前記凹溝の内側壁および前記凹溝の奥壁に近接して配されることで、前記端子金具または前記大型端子金具の何れか一方が前記キャビティの正規の収容位置に選択的に収容されるところに特徴を有する。
このような構成のコネクタによると、大型端子金具がキャビティ内に収容された際には、大型端子金具が大型端子用前止まり部によって前止まりされると共に、大型端子金具がキャビティの内壁に当接することでキャビティ内において大型端子金具が大きくがたつくことを防ぐことができる。
また、大型端子金具よりも小型な端子金具がキャビティ内に収容された際には、位置決め部が凹溝の前壁に当接することで前止まりされ、がた詰め部が凹溝の内側壁および凹溝の奥壁に当接することで、キャビティ内において端子金具が大きくがたつくことを防ぐことができる。
すなわち、端子金具および大型端子金具に対してコネクタハウジングを共用できるから、端子金具のサイズに合わせてハウジングを複数管理する必要がなく、部品点数を削減するとともに、部品管理を効率化することができる。また、コネクタハウジングの金型費を抑制することができる。
前記端子金具と前記大型端子金具との何れか一方と、前記コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、前記大型端子金具が前記キャビティ内に挿入された際には、前記大型端子金具が前記大型端子用前止まり部に後方から当接すると共に、前記大型端子金具の両側縁が前記キャビティの内側壁に近接して配され、前記端子金具が前記キャビティ内に挿入された際には、前記位置決め部が前記大型端子用前止まり部に後方から当接すると共に、前記第1がた詰め部および前記第2がた詰め部が前記キャビティの内壁に近接して配されることで、前記端子金具または前記大型端子金具の何れか一方が前記コネクタハウジングの前記キャビティに選択的に収容される構成としてもよい。
このような構成によると、大型端子金具がキャビティ内に収容された際には、大型端子金具が大型端子用前止まり部によって前止まりされると共に、大型端子金具がキャビティの内壁に当接することでキャビティ内において大型端子金具が大きくがたつくことを抑制することができる。
また、大型端子金具よりも小型な端子金具がキャビティ内に収容された際には、第1がた詰め部もしくは第2がた詰め部に設けられた位置決め部が大型端子用前止まりに当接することで前止まりされ、第1がた詰め部および第2がた詰め部がキャビティの内壁に当接することで、キャビティ内において端子金具が大きくがたつくことを防ぐことができる。すなわち、端子金具および大型端子金具に対してコネクタハウジングを共用できるから、端子金具のサイズに合わせてハウジングを複数管理する必要がなく、部品点数を削減するとともに、部品管理を効率化することができる。また、コネクタハウジングの金型費を抑制することができる。
本明細書によって開示される技術によれば、部品点数を削減して、部品管理を効率化すると共に、ハウジングの金型費が増加することを抑制することができる。
実施形態1に係る大型端子金具を適用した状態のコネクタの斜視図 大型端子金具を適用したコネクタの分解斜視図 フロントハウジングを後方から見た状態を示す斜視図 フロントハウジングのキャビティを後方から見た状態を示す要部拡大背面図 図4のA−A線の断面に相当するキャビティに大型端子金具を収容する前の状態を示す要部拡大断面図 図4のB−B線の断面に相当するキャビティに大型端子金具を収容する前の状態を示す要部拡大断面図 図4のA−A線の断面に相当するキャビティに大型端子金具を収容した状態を示す要部拡大断面図 図4のB−B線の断面に相当するキャビティに大型端子金具を収容した状態を示す要部拡大断面図 小型端子金具の正面図 図4のA−A線の断面に相当するキャビティに小型端子金具を収容する前の状態を示す要部拡大断面図 図4のB−B線の断面に相当するキャビティに小型端子金具を収容する前の状態を示す要部拡大断面図 図4のA−A線の断面に相当するキャビティに小型端子金具を収容した状態を示す要部拡大断面図 図4のB−B線の断面に相当するキャビティに小型端子金具を収容した状態を示す要部拡大断面図 実施形態2に係るフロントハウジングのキャビティを後方から見た状態を示す要部拡大背面図 実施形態2に係る小型端子金具の正面図 図14のC−C線の断面に相当するキャビティに小型端子金具を収容した状態を示す要部拡大断面図 図14のD−D線の断面に相当するキャビティに小型端子金具を収容した状態を示す要部拡大断面図
<実施形態1>
実施形態1について図1から図13を参照しつつ説明する。
本実施形態は、図1に示すように、電線の端末に装着されて機器のケースなどに固定されるコネクタ10を例示している。なお、以下の説明において、上下方向とは、図4および図6における上下方向を基準とする。また、前後方向とは図5、図6、図10および図11における左右方向を基準とし、図示左方を前方、図示右方を後方として説明する。
コネクタ10は、図1および図2に示すように、大径の大径電線Wの端末に接続される大型端子金具20と、大型端子金具20が収容される合成樹脂製のコネクタハウジング(以下、「ハウジング」という。)30と、ハウジング30を覆う金属製のシールドシェル50とを備えて構成されている。
大型端子金具20は、導電性に優れた金属板材をプレスなどの方法で加工することにより、図2、図5および図6に示すように、幅狭で前後方向に長い略L字状に形成されている。大型端子金具20は、平板状の大型端子本体21と、大型端子本体21の後端から下方に延出して設けられた大型電線接続部22とを有しており、大型電線接続部22が大径電線Wの端末にかしめ圧着されることで大径電線Wの端末に大型端子金具20が接続固定されている。
大型端子本体21は、幅狭で前後方向に長い形態をなしており、大型端子本体21の前端部は、板厚方向に貫通するボルト挿通孔24を有する大型ボルト締結部23とされている。大型端子本体21の後端部における幅方向両側縁には、互いに反対方向に突出する突部25がそれぞれ設けられている。突部25は、前後に長い略矩形平板状に形成されており、突部25の前後の端面25Aは大型端子本体21が延びる前後方向と直交する面とされている。
ハウジング30は、図2に示すように、フロントハウジング31と、フロントハウジング31の後方に配されるリアハウジング32とを有しており、フロントハウジング31にリアハウジング32が後方から組み付けられて構成されるようになっている。
フロントハウジング31は、図2および図3に示すように、前半分が略円筒状をなし、後半分が略矩形状をなすハウジング側嵌合部33とされており、ハウジング側嵌合部33の後端外周には略矩形環状のシールリング34が嵌着されている。
フロントハウジング31の内部には、図2に示すように、キャビティ35が前後に貫通した形態で幅方向に複数(本実施形態では2つ)並んで形成されている。キャビティ35には、図3から図6に示すように、後方から大型端子金具20が収容可能とされており、大型端子金具20の大型端子本体21がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、図7および図8に示すように、大型ボルト締結部23がフロントハウジング31から前方に突出した状態で大型端子本体21の後半部分がキャビティ35内に収容されるようになっている。また、大型端子本体21がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、大型電線接続部22がハウジング側嵌合部33の後方に配される。
キャビティ35の上下方向の高さ寸法は、図6および図8に示すように、大型端子本体21の板厚寸法よりも僅かに大きく設定されている。したがって、大型端子本体21がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、大型端子本体21の上下面と上下に対向するキャビティ35内の上側内壁35Aおよび下側内壁35Bに対して大型端子本体21が近接して配されるようになっている。
キャビティ35の後端部分は、図5および図7に示すように、幅方向に僅かに拡幅されており、キャビティ35の幅寸法が切り替わった部分には、幅方向外側に延びて、かつ後方に臨む大型端子用前止まり部36が段付状にそれぞれ形成されている。
大型端子用前止まり部36には、キャビティ35内に後方から挿入された大型端子金具20が正規の収容位置に至った際に、大型端子本体21の突部25が後方からそれぞれ当接し、大型端子用前止まり部36によって大型端子金具20が前止まりされるようになっている。
また、大型端子用前止まり部36よりも前側部分におけるキャビティ35の幅寸法は、大型端子本体21の幅寸法よりも僅かに大きく設定されており、大型端子本体21がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、大型端子本体21の両側縁がキャビティ35の幅方向の両側の内側壁35Cに近接して配されるようになっている。
つまり、大型端子金具20の大型端子本体21が正規の収容位置に収容されると、図7および図8に示すように、大型端子本体21が近接するキャビティ35の各内壁35A,35B,35Cに当接することで、上下方向や幅方向に大きくがたつくことが抑制されるようになっている。
リアハウジング32は、図2に示すように、前方に開口するフード部37の下端部に複数の大径電線Wが下方に収容される電線収容部38が連設された形態とされている。
フード部37内には、フロントハウジング31のハウジング側嵌合部33が嵌合可能とされている。フード部37内にハウジング側嵌合部33が嵌合されると、ハウジング側嵌合部33のシールリング34によってハウジング側嵌合部33とフード部37との間がシールされると共に、ハウジング側嵌合部33の後方に配された大型端子金具20の大型電線接続部22がフード部37内に収容されるようになっている。また、フード部37内にハウジング側嵌合部33が嵌合されると、フード部37の奥壁から前方に向けてリブ状に延びる端子係止部37Aが大型端子本体21の突部25を後方から係止し、キャビティ35内に収容された大型端子金具20の後方への抜け止めが図られるようになっている。
フード部37の幅方向両側における前端開口縁には、フロントハウジング31の幅方向両側に設けられた複数の係止突部31Aと前後方向に係止可能な複数の係止枠37Bが設けられている。フード部37内にハウジング側嵌合部33が嵌合されると、係止突部31Aと係止枠37Bとが前後方向に係止することで、フロントハウジング31とリアハウジング32とが嵌合状態にロックされるようになっている。
電線収容部38は、幅方向に横長な筒状をなしており、電線収容部38内には、フード部37の内部空間と上下方向に連通する一対の電線挿通孔39が設けられている。各電線挿通孔39内には、大型電線接続部22から下方に延びる大径電線Wがそれぞれ挿通可能とされている。また、各電線挿通孔39内には、ゴム栓押さえ41によって下方への抜け止めが図られる環状のゴムリング40がそれぞれ収容されるようになっている。電線挿通孔39内に収容されたゴムリング40に大径電線Wが挿通され、ゴムリング40が電線挿通孔39の内周面と大径電線Wとに密着することで電線収容部38からハウジング30内への水などの浸入が防がれるようになっている。
シールドシェル50は、図1および図2に示すように、ハウジング30のフード部37を覆うアッパシェル51とハウジング30の電線収容部38が内部に嵌合されるロアシェル52とを有しており、アッパシェル51に下方からロアシェル52を下方から組み付けることで、シールドシェル50が構成されるようになっている。
アッパシェル51は、 前方および下方に開口した箱形状をなしており、フード部37に対して上方から組み付けることでフード部37を内部に収容する。ロアシェル52は、アッパシェル51の下端開口を塞ぐと共にハウジング30の電線収容部38が上方から嵌合される形態とされており、ロアシェル52の幅方向両側に設けられた一対の組付片52Aとアッパシェル51の幅方向両側に設けられた一対の組付部51Aとを上下方向にねじ止めすることで、アッパシェル51とロアシェル52とが上下方向に互いに組み付けられた状態に保持されるようになっている。
さて、コネクタ10は、図9から図13に示すように、大径電線Wよりも小径の小径電線(「電線」の一例)W1の端末に接続される小型端子金具(「端子金具」の一例)60をさらに備えており、ハウジング30の各キャビティ35には、大型端子金具20と小型端子金具60とのいずれか一方が選択的に収容されるようになっている。
小型端子金具60は、大型端子金具20の板厚よりもやや肉薄の導電性に優れた金属板材をプレスなどの方法で加工することにより幅狭で前後に長い略L字状に形成されている。小型端子金具60は、平板状の小型端子本体61と、小型端子本体61の後端から下方に延出して設けられた小型電線接続部62と、小型端子本体61の後端部における幅方向両側縁に設けられた一対のがた詰め片(「がた詰め部」の一例)63とを有している。
小型端子本体61は、大型端子金具20の大型端子本体21よりも幅狭で、かつ大型端子本体21よりも前後方向にやや短い形態をなしており、小型端子本体61の前端部は、大型端子本体21と同様に、板厚方向に貫通するボルト挿通孔65を有する小型ボルト締結部64とされている。また、小型端子本体61は、大型端子本体21よりもやや短く形成されているものの、ボルト挿通孔65の軸心から小型電線接続部62までの長さ寸法は、大型端子本体21のボルト挿通孔24の軸心から大型電線接続部22までの長さ寸法と同一に設定されている。
小型電線接続部62は、小径電線W1に対応して大型電線接続部22よりも一回り小さく形成されており、小型電線接続部62が小径電線W1の端末にかしめ圧着されることで小径電線W1に小型端子金具60が接続固定されるようになっている。
そして、小型端子金具60の小型端子本体61がハウジング30のキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、図12および図13に示すように、小型ボルト締結部64がフロントハウジング31から前方に突出した状態で、小型端子本体61の後半部分がキャビティ35内に収容される。また、小型端子本体61がフロントハウジング31のキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、小型電線接続部62がハウジング側嵌合部33の後方に配される。
一対のがた詰め片63は、図9から図13に示すように、小型端子本体61の後端部における幅方向両側縁に設けられている。各がた詰め片63は、前後に長い略矩形状をなす形態で小型端子本体61の側縁から上方に立ち上がった形態とされており、がた詰め片63の前端部は、がた詰め片63が延びる前後方向と直交する面を有する位置決め部66とされている。
一方、各キャビティ35の上側内壁35Aには、図3、図4、図10から図13に示すように、小型端子金具60のがた詰め片63が後方から嵌合される凹溝42が一対設けられている。一対の凹溝42は、キャビティ35の上側内壁35Aの下面から上方に凹んだ形態で幅方向に一対並んで配されており、キャビティ35の上側内壁35Aは、その上面が、凹溝42が設けられることで、上方に突出した形態となっている。また、各凹溝42は、キャビティ35の後端からキャビティ35の前後方向略中央部よりもやや前方の位置まで前方に向かって真っ直ぐ延びた形態とされており、凹溝42の前側内壁は、小型端子金具60の収容方向と直交した内壁であって、凹溝42を通して後方に臨んだ形態とされている。
凹溝42内には、小型端子本体61がキャビティ35内挿入される過程で小型端子金具60のがた詰め片63が後方からそれぞれ嵌合され、小型端子本体61がキャビティ35の幅方向中央部に案内されるようになっている。
そして、小型端子本体61がキャビティ35内の正規の収容位置に至ると、図12および図13に示すように、各がた詰め片63の位置決め部66の前端面が凹溝42の前側内壁にそれぞれ当接し、がた詰め片63が凹溝42の幅方向両側の内側壁(「キャビティの内壁」の一例)42Bと凹溝42の奥壁(「キャビティの内壁」の一例)42Cとキャビティ35の下側内壁35Bとに近接して配されるようになっている。
つまり、凹溝42の前側内壁は、小型端子金具60が正規の収容位置に至った際に、小型端子金具60を前止まりさせる前止まり部42Aとされている。また、がた詰め片63がキャビティ35および凹溝42の各内壁35A,42B,42Cに近接して配されると、がた詰め片63と各内壁35A,42B,42Cとの間のクリアランス(図12および図13を参照)が、キャビティ35内に大型端子金具20が収容された際の大型端子本体21とキャビティ35の各内壁35A,35B,35Cとの間のクリアランス(図7および図8を参照)とほぼ同じになるように設定されている。
すなわち、小型端子金具60の小型端子本体61が正規の収容位置に収容されると、がた詰め片63が近接するキャビティ35および凹溝42の各内壁35A,42B,42Cに当接することで、大型端子金具20と同様に、上下方向や幅方向に大きくがたつくことが抑制されるようになっている。
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、コネクタ10の組み立て手順を説明すると共に、コネクタ10の作用および効果について説明する。
はじめに、大型端子金具20を適用させたコネクタ10を組み立てる手順を説明する。
まず、リアハウジング32における電線収容部38の下方から電線挿通孔39内に大径電線Wを挿入し、フード部37の前端開口から大径電線Wを引き出す。フード部37から引き出された大径電線Wの端末に大型端子金具20の大型電線接続部22をかしめ圧着し、大径電線Wに大型端子金具20を接続する。
次に、図5および図6に示すように、フロントハウジング31の後方に大型端子金具20を配置し、フロントハウジング31のキャビティ35に後方から大型端子金具20を挿入する。
大型端子金具20の挿入過程では、図7および図8に示すように、大型ボルト締結部23がフロントハウジング31から前方に突出したところで、大型端子用前止まり部36に大型端子本体21の突部25が後方から当接して大型端子金具20が前止まりされ、大型端子金具20の大型端子本体21がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると共に、大型電線接続部22がフロントハウジング31のハウジング側嵌合部33の後方に配される。
また、大型端子本体21がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、図7および図8に示すように、大型端子本体21がキャビティ35内の上側内壁35Aおよび下側内壁35Bに対して近接して配されると共に、大型端子本体21の両側縁がキャビティ35の幅方向の両側の内側壁35Cに近接して配される。
大型端子金具20がフロントハウジング31の正規の収容位置に配されたところで、電線収容部38内に挿入した大径電線Wを引き戻すと共に、リアハウジング32のフード部37内にフロントハウジング31のハウジング側嵌合部33を嵌合させる。そして、フロントハウジング31の係止突部31Aとリアハウジング32の係止枠37Bとが前後方向に係止することで、フロントハウジング31とリアハウジング32とが嵌合状態にロックされる。
また、この嵌合過程では、ハウジング側嵌合部33の後方に配された大型端子金具20の大型電線接続部22がフード部37内に収容されると共に、ハウジング側嵌合部33のシールリング34によってハウジング側嵌合部33とフード部37との間がシールされる。また、フード部37の端子係止部37Aが大型端子本体21の突部25を後方から係止し、キャビティ35内に収容された大型端子金具20の後方への抜け止めが図られる。
一方、大径電線Wには、ゴムリング40を先通ししておき、フロントハウジング31とリアハウジング32とが嵌合状態にロックされたところで、電線収容部38の電線挿通孔39内にゴムリング40を挿入し、ゴム栓押さえ41によってゴムリング40を抜け止めする。これにより、電線挿通孔39の内周面と大径電線Wとの間が止水される。
最後に、シールドシェル50のアッパシェル51をフード部37に対して上方から組み付け、ロアシェル内に電線収容部38を嵌合させつつ、アッパシェル51にロアシェル52を下方から組み付けてねじ止めする。これにより、図1に示すように、大型端子金具20を用いたコネクタ10が完成する。
つまり、大型端子金具20を用いたコネクタ10によると、大型端子本体21がキャビティ35内の上側内壁35Aおよび下側内壁35Bに対して近接して配されていると共に、大型端子本体21の両側縁がキャビティ35の幅方向の両側の内側壁35Cに近接して配されているから、大型端子金具20が上下もしくは幅方向に振られたとしても、大型端子本体21がキャビティ35の各内壁35A,35B,35Cに当接することで、キャビティ35内において大型端子金具20が上下方向や幅方向に大きくがたつくことを抑制できる。
次に、小型端子金具60を適用させたコネクタ10を組み立てる手順を説明する。
まず、大径電線Wの時と同様に、リアハウジング32に小径電線W1を先通して、小径電線W1の端末に小型端子金具60を接続し、図10および図11に示すように、フロントハウジング31の後方に小型端子金具60を配置した後、フロントハウジング31のキャビティ35に後方から小型端子金具60を挿入する。
小型端子金具60の挿入過程では、凹溝42内に小型端子金具60のがた詰め片63を後方からそれぞれ嵌合させ、キャビティ35の幅方向中央部に小型端子本体61を案内させつつ、小型端子金具60を挿入する。
小型ボルト締結部64がフロントハウジング31から前方に突出したところで、図12および図13に示すように、前止まり部42A(凹溝42の前側内壁)にがた詰め片63の位置決め部66が後方から当接して小型端子金具60が前止まりされ、小型端子金具60の小型端子本体61がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると共に、小型電線接続部62がフロントハウジング31のハウジング側嵌合部33の後方に配される。
また、小型端子本体61がキャビティ35内の正規の収容位置に収容されると、図12および図13に示すように、がた詰め片63が凹溝42の幅方向両側の内側壁42Bと凹溝42の奥壁42Cとキャビティ35の下側内壁35Bとに近接して配される。
そして、小型端子金具60がフロントハウジング31の正規の収容位置に配されたところで、大型端子金具20の時と同様に、小型径電線を引き戻して、フロントハウジング31とリアハウジング32とを嵌合状態にロックし、小径電線用のゴムリングおよびゴム栓押さえ41によって電線挿通孔39の内周面と小径電線W1との間を止水する。
最後に、アッパシェル51をフード部37に対して上方から組み付け、ロアシェル内に電線収容部38を嵌合させつつ、アッパシェル51にロアシェル52を下方から組み付けてねじ止めする。これにより、小型端子金具60を用いたコネクタ10が完成する。
つまり、本実施形態における小型端子金具60を用いたコネクタ10によると、各がた詰め片63が凹溝42の前側内壁である前止まり部42Aに後方からそれぞれ当接することで、キャビティ35内における正規の収容位置に小型端子金具60を配置することができる。また、小型端子金具60が正規の収容位置に至ると、がた詰め片63がキャビティ35および凹溝42の各内壁35A,42B,42Cとに近接して配され、がた詰め片63と各内壁35A,42B,42Cとの間のクリアランスが、キャビティ35内に大型端子金具20が収容された際の大型端子本体21とキャビティ35の各内壁35A,35B,35Cとの間のクリアランスとほぼ同じになる。
これにより、小型端子金具60が上下もしくは幅方向に振られたとしても、がた詰め片63がキャビティ35および凹溝42の各内壁35A,42B,42Cに当接することで、大型端子金具20と同様に、ハウジング30のキャビティ35内において小型端子金具60が上下方向や幅方向に大きくがたつくことを抑制することができる。
つまり、小径電線の端末に接続される端子金具は、一般に、電線が小径になるに伴って端子金具の板厚が大型端子金具に比べて肉薄になると共に、端子金具の幅寸法が小さくなる。このため、例えば、大型端子金具の形状を小型化しただけの端子金具を、大型端子金具が収容可能なハウジングに収容すると、キャビティ内において端子金具を正規の位置に前止まりさせることができなくなったり、端子金具がキャビティに対して板厚方向や幅方向にがたついたりしてしまう。
ところが、本実施形態の小型端子金具60によると、各がた詰め片63を凹溝42の前止まり部42Aによって前止まりさせ、キャビティ35および凹溝42の各内壁35A,42B,42Cに、がた詰め片63が近接して配されるから、キャビティ35内で端子金具をがたつかせることなく、小型端子金具60を適用させたコネクタ10を完成させることができる。
以上のように、本実施形態によると、小型端子金具60にがた詰め片63を設け、このがた詰め片63をハウジング30の凹溝42に嵌合させることによってハウジング30のキャビティ35内における小型端子金具60とキャビティ35および凹溝42の各内壁35A,42B,42Cとのクリアランスを小さくしているから、大型端子金具20もしくは小型端子金具60のいずれの端子金具を選択した場合においても、キャビティ35内における端子金具のがたつきを押さえることができる。つまり、ハウジング30を共用化し、必要に応じて大型端子金具20もしくは小型端子金具60のいずれか一方を選択してコネクタ10を完成させることができるから、従来のように、端子金具のサイズに応じてハウジングを複数管理する必要がなく、部品点数を削減するとともに、部品管理を効率化することができる。また、コネクタハウジングの金型費を抑制することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について図14から図17を参照して説明する。
実施形態2の小型端子金具160は、実施形態1の小型端子金具60のがた詰め片63の形状を変更したものであり、実施形態2のフロントハウジング131のキャビティ135は、実施形態1のフロントハウジング31のキャビティ35における凹溝42が形成されていない構成(大型端子金具20を収容可能な従来型のハウジング)とされている。なお、実施形態2において、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態2の小型端子金具160のがた詰め片(「第1がた詰め部」の一例)163は、図15から図17に示すように、小型端子本体61の幅方向両側縁から互いに離れる方向に延出されており、前後に長い略矩形状をなしている。がた詰め片163の前端部は、小型端子本体61が延びる前後方向と直交する面を有する位置決め部166とされ、フロントハウジング131のキャビティ135に小型端子金具160を挿入すると、小型ボルト締結部64がフロントハウジング31から前方に突出したところで、図16および図17に示すように、大型端子用前止まり部36にがた詰め片163の位置決め部166が後方から当接し、小型端子金具60がキャビティ35内の正規の収容位置に配されるようになっている。
また、がた詰め片163には、図15から図17に示すように、端子本体61に亘って設けられた突出がた詰め部(「第2がた詰め部」の一例)163Aが設けられている。突出がた詰め部163Aは、叩き出し加工などにより板厚方向である上方に突出した形態とされており、小型端子金具160がキャビティ135内の正規の収容位置に配されると、図17に示すように、突出がた詰め部163Aがキャビティ135内の上側内壁135Aに対して近接して配され、がた詰め片163の下面がキャビティ135内の下側内壁135Bに対して近接して配される。また、図16に示すように、がた詰め片163の両側縁がキャビティ135の幅方向両側の内側壁135Cに近接して配される。
すなわち、本実施形態によると、大型端子金具20を収容可能な従来型のハウジング130を共用化し、必要に応じて大型端子金具20もしくは小型端子金具160のいずれか一方を選択してコネクタ10を完成させることができる。これにより、部品点数を削減するとともに、部品管理を効率化することができることは勿論、ハウジング130を新しく設計することなく従来型のハウジングを利用できるから、ハウジングを新しく設計するための製造コストを削減することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態1では、キャビティ35の上側内壁35Aに凹溝42を設け、小型端子金具60の小型端子本体61に上方に向けて立ち上がるがた詰め片63を設けた構成にした。しかしながら、これに限らず、キャビティの下側内壁に凹溝を設け、小型端子本体に下方に向けて延出されるがた詰め片を設けた構成にしてもよい。
(2)上記実施形態1では、小型端子本体61の両側縁に一対のがた詰め片63を構成した。しかしながら、これに限らず、小型端子本体の幅方向中央部を切り起こすなどしてがた詰め片を構成し、このがた詰め片が嵌合される凹溝をキャビティの内壁に構成してもよい。
(3)上記実施形態では、フロントハウジング31,131内にキャビティ35,135が幅方向に2つ並んで形成された構成にした。しかしながら、これに限らず、フロントハウジング内に形成されるキャビティが1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
(4)上記実施形態では、シールドシェル50を有すると共に防水機能を有するコネクタを一例として示した。しかしながら、これに限らず、シールドシェルを備えないコネクタや防水機能を備えないコネクタに本明細書で開示した技術を適用してもよい。
10,110:コネクタ
20:大型端子金具
25:突部
30,130:コネクタハウジング
31,131:フロントハウジング
35,135:キャビティ
35A,35B,35C:キャビティの内壁
36:大型端子用前止まり部
42:凹溝
42A:前止まり部
42B:凹溝の内側壁(キャビティの内壁)
42C:凹溝の奥壁(キャビティの内壁)
60,160:小型端子金具(端子金具)
61,161:端子本体
63:がた詰め片(がた詰め部)
66,166:位置決め部
163:がた詰め片(第1がた詰め部)
163A:突出がた詰め部(第2がた詰め部)
W:大径電線
W1:小径電線(電線)

Claims (4)

  1. 電線の端末に接続され、前記電線よりも大径の大径電線に接続された大型端子金具が後方から収容可能なキャビティを有するコネクタハウジングの前記キャビティに後方から収容される前記大型端子金具よりも小型の端子金具であって、
    前後方向に延びる板状の端子本体と、
    前記端子本体に設けられ、同端子本体が前記キャビティの正規の収容位置に至った際に、前記キャビティ内に設けられた前止まり部に後方から当接する位置決め部と、
    前記端子本体に設けられ、前記キャビティの内壁との間のクリアランスを、前記キャビティ内に収容された前記大型端子金具と前記キャビティの内壁との間のクリアランスと同じ大きさにするがた詰め部とを備える端子金具。
  2. 前記前止まり部は、前記キャビティ内に挿入された前記大型端子金具が後方から当接することで同大型端子金具を前止まりさせる大型端子用前止まり部であって、
    前記がた詰め部は、前記端子本体の側縁から側方に突出し、前記キャビティの幅方向の内側壁に近接して配される第1がた詰め部と、板厚方向に突出することで前記端子本体と対向する前記キャビティの内壁に近接して配される第2がた詰め部とを有し、
    前記位置決め部は、前記第1がた詰め部もしくは前記第2がた詰め部の少なくともいずれか一方の前端部に設けられている請求項1に記載の端子金具。
  3. 請求項1に記載の端子金具と前記大型端子金具との何れか一方と、前記コネクタハウジングとを備えたコネクタであって、
    前記がた詰め部は、前記端子本体から板厚方向に突出して設けられ、前記キャビティの内壁のうちの前記端子本体と板厚方向に対向する内壁に凹設された凹溝に収容されるようになっており、
    前記前止まり部は、前記凹溝の前壁であって、前記位置決め部は、前記がた詰め部の前端部に設けられており、
    前記大型端子金具が前記キャビティの正規の収容位置に収容された際には、前記大型端子金具に設けられた突部が前記キャビティの内壁に設けられた大型端子用前止まり部に後方から当接すると共に、前記大型端子金具が前記キャビティの各内壁に近接して配され、
    前記端子金具が前記キャビティの正規の収容位置に収容された際には、前記位置決め部が前記凹溝の前壁に当接すると共に、前記がた詰め部が前記凹溝の内側壁および前記凹溝の奥壁に近接して配されることで、前記端子金具または前記大型端子金具の何れか一方が前記キャビティの正規の収容位置に選択的に収容されることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項2に記載の端子金具と請求項2に記載の大型端子金具との何れか一方と、請求項2に記載のコネクタハウジングとを備えたコネクタであって、
    前記大型端子金具が前記キャビティ内に挿入された際には、前記大型端子金具が前記大型端子用前止まり部に後方から当接すると共に、前記大型端子金具の両側縁が前記キャビティの内側壁に近接して配され、
    前記端子金具が前記キャビティ内に挿入された際には、前記位置決め部が前記大型端子用前止まり部に後方から当接すると共に、前記第1がた詰め部および前記第2がた詰め部が前記キャビティの内壁に近接して配されることで、前記端子金具または前記大型端子金具の何れか一方が前記コネクタハウジングの前記キャビティに選択的に収容されることを特徴とするコネクタ。
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