JP2016045846A - 動態監視装置及び動態監視方法 - Google Patents

動態監視装置及び動態監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機械設備の動態に関するきめ細かな情報をユーザに提示する動態監視装置等を提供する。【解決手段】動態監視装置1は、センサの検出値を含む時系列データを取得する時系列データ取得手段と、特徴ベクトルの正常範囲を示す正常モデルを学習するデータマイニング学習部161と、正常モデルに基づいて、特徴ベクトルの異常度合いを示す異常測度を算出する異常測度算出部162cと、複数のセンサのうち、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置して表示する表示制御手段と、を備え、表示制御手段は、それぞれの散布図において二つのセンサの検出値に対応する位置に、異常測度の大きさに対応する印を表示することで複数の散布図を作成する。【選択図】図4

Description

本発明は、機械設備の動態を監視する動態監視装置等に関する。
ガスエンジン、化学プラント、発電設備等の機械設備は、安定して正常に稼働することが求められる。このような機械設備の異常が発生する前に、機械設備に設置されたセンサの検出値等に基づいて、異常の予兆を検知する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、機械設備の保守作業が行われた後のセンサデータを学習対象データとして取得する学習対象データ取得処理と、前記した学習対象データの正常範囲を示す正常モデルを学習する学習処理と、この正常モデルに基づいて機械設備の異常予兆の有無を診断する診断処理と、を行う異常予兆診断装置について記載されている。
また、非特許文献1には、平常時にシステムの性能情報間に存在する不変関係(インバリアント)を学習してモデル化し、この不変関係の崩れを監視することで障害を検知する自動分析の技術について記載されている。
特開2013−008092号公報
"WebSAM Invariant Analyzer カタログ"、[online]、平成26年5月、日本電気株式会社、[平成26年7月7日検索]、インターネット〈URL:http://jpn.nec.com/websam/invariantanalyzer/download/catalog/Invariant_Analyzer.pdf〉
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、前記した診断処理を行うことで機械設備の異常予兆を検知できるものの、機械設備のどこで異常が発生したかを特定することが困難である。
なお、特許文献1には、センサデータが機械設備の異常度にどれだけ寄与しているかを表す寄与度を算出することが記載されている。しかしながら、例えば、特定のセンサが故障し、その検出値が非常に大きな値(又は、小さな値)になった場合、前記した寄与度では機械設備に異常が発生したのか、センサ自体が故障したのかを判別できないという問題がある。
また、非特許文献1に記載の技術では、システムを構成する多数の要素に関して、不変関係を有する要素を予め特定し、さらに不変関係を関数の形で表現する処理が必要になる。そうすると、システムの要素数が膨大である場合、不変関係の候補となる要素対の個数も多くなり、前記した処理を行うためのシステム構築に多大な負担を要するという問題がある。
さらに、非特許文献1に記載の技術では、特許文献1と同様に、機械設備の異常とセンサ自体の故障とを判別できないという問題がある。
このように、特許文献1及び非特許文献1に記載の技術では、機械設備の動態(異常予兆等)に関するきめ細かな情報をユーザに提示できないという問題がある。
そこで、本発明は、機械設備の動態に関するきめ細かな情報をユーザに提示する動態監視装置等を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る動態監視装置は、機械設備に設置された複数のセンサの検出値を含む時系列データを取得する時系列データ取得手段と、前記時系列データ取得手段によって取得される時系列データを用いて、前記機械設備の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、前記特徴ベクトルの正常範囲を示す正常モデルを学習する学習手段と、前記時系列データ取得手段によって取得される時系列データを用いて、前記機械設備の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、前記学習手段によって学習された正常モデルに基づいて、当該特徴ベクトルの異常度合いを示す異常測度を算出する異常測度算出手段と、前記複数のセンサのうち、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置して表示装置に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記異常測度算出手段によって異常測度が算出された各時系列データに含まれる前記二つのセンサの検出値に基づき、当該検出値で特定される位置に前記異常測度の大きさに対応する印を表示させることで、前記複数の散布図を作成することを特徴とする。
なお、詳細については、発明を実施するための形態において説明する。
本発明によれば、機械設備の動態に関するきめ細かな情報をユーザに提示する動態監視装置等を提供できる。
本発明の一実施形態に係る動態監視装置の構成図である。 機械設備が有する複数の装置と、各装置に設置されたセンサと、を模式的に示す説明図である。 コンピュータに格納された設備情報の説明図であり、(a)は各センサに関する設備情報の説明図であり、(b)はセンサ間の関連度の説明図である。 動態監視装置が有するデータマイニング手段の構成図である。 データマイニング学習部によって学習される正常モデルの説明図である。 データマイニング学習部が実行する学習処理のフローチャートである。 データマイニング診断部が実行する診断処理のフローチャートである。 異常測度に関する散布図であり、(a)はセンサB1,B2に関する散布図であり、(b)は装置Bで異常が発生したときのセンサB2,D1に関する散布図であり、(c)はセンサB1が故障したときのセンサB2,D1に関する散布図である。 表示制御手段が実行する表示制御処理のフローチャートである。 装置Bの異常発生時において、複数の散布図を行列形式で表示したときの画面表示例である。 図10に示す散布図Mの拡大図である。 センサB1の故障時において、複数の散布図を行列形式で表示したときの画面表示例である。 機械設備の性能に関する複数の散布図を行列形式で表示したときの画面表示例である。
≪実施形態≫
図1は、本実施形態に係る動態監視装置の構成図である。
動態監視装置1は、機械設備2に設置された複数のセンサの検出値を含む時系列データに基づいて、機械設備2の動態を監視する装置である。前記した「動態」には、機械設備2で発生する異常予兆の有無が含まれる。なお、「異常予兆」とは、機械設備2の異常が発生する前触れである。
本実施形態では、動態監視の一例として、動態監視装置1によって機械設備2の異常予兆の有無を診断する構成について説明する。
まず、動態監視装置1の監視対象となる機械設備2について簡単に説明する。
図1に示すように、複数の機械設備2がネットワークNを介して動態監視装置1と通信可能になっている。
図2は、機械設備が有する複数の装置と、各装置に設置されたセンサと、を模式的に示す説明図である。機械設備2は、例えば、ガスエンジンであり、複数の装置(エンジン本体、圧縮機、排ガスボイラ、冷却器、発電機、弁類等)を有している。図2では、前記した複数の装置を、装置A,B,C,Dとして模式的に図示した。
図2に示すように、装置AにはセンサA1,A2,A3が設置されている。センサA1は、装置Aに関する特定の物理量(温度、圧力、流量、電圧、電流等)を所定のサンプリング周期で検出する機能を有している。センサA1の検出値は、ネットワークNを介して、時系列データとして動態監視装置1に送信される。なお、センサA2,A3についても同様である。また、装置Bに設置されたセンサB1,B2、装置Cに設置されたセンサC1、装置Dに設置されたセンサD1,D2についても同様である。
コンピュータ3の記憶手段(図示せず)には、機械設備2及び各センサに関する設備情報がデータベースとして格納されている。
図3(a)は、各センサに関する設備情報の説明図である。なお、図3(a)に示すセンサID(identification)は各センサの識別記号であり、設備IDはセンサが設置された機械設備2の識別記号であり、装置IDはセンサが設置された装置の識別記号である。例えば、センサA1は圧力センサであり、そのセンサIDはXXXA1であり、機械設備2の設備IDはYYYYであり、センサA1が設置された装置Aの装置IDはZZZA1である。
図3(b)は、センサ間の関連度の説明図である。なお、「関連度」とは、二つのセンサ間の関連性の度合いを示す値である。
例えば、装置Aに設置されたセンサA1の検出値が変動しているとき、この装置Aに設置された他のセンサA2の検出値も変動していることが多い。つまり、センサA1とセンサA2との関連度Hは高い(H=5)。
また、装置Aの状態が変化しても、装置Dはほとんど影響を受けないこともある。この場合、装置Aに設置されたセンサA1の検出値と、装置Dに設置されたセンサD1の検出値と、の関連度Hは低い(H=1)。
このように、機械設備2に設置された複数のセンサのうち、対となる任意の組合せに関して、一方のセンサと他方のセンサとの関連度Hに関する情報がコンピュータ3の記憶手段(図示せず)に予め格納されている。なお、関連度に関する情報も機械設備2の設備情報に含めるものとする。
<動態監視装置の構成>
図1に示すように、動態監視装置1は、通信手段11と、時系列データ取得手段12と、時系列データ記憶手段13と、設備情報取得手段14と、設備情報記憶手段15と、データマイニング手段16と、診断結果記憶手段17と、入力受付手段18と、表示制御手段19と、を備えている。
通信手段11は、ネットワークNを介して機械設備2やコンピュータ3から送信されたデータを受信するものである。通信手段11として、例えば、TCP/IPの通信プロトコルに従って前記データを受信するルータを用いることができる。
時系列データ取得手段12は、ネットワークNを介して通信手段11に送信されたデータのうち、機械設備2に関する時系列データを取得する。前記した時系列データには、機械設備2に設置された各センサ(図2参照)の検出値と、各センサの識別情報と、各センサが所定の物理量を検出した日時と、が含まれる。時系列データ取得手段12は、通信手段11を介して取得した時系列データを時系列データ記憶手段13に格納する。
時系列データ記憶手段13には、時系列データ取得手段12によって取得された時系列データが、データベースとして記憶されている。時系列データ記憶手段13として、磁気ディスク装置、光ディスク装置、半導体記憶装置等を用いることができる。
設備情報取得手段14は、ネットワークNを介して通信手段11に送信されたデータのうち、機械設備2及び各センサに関する設備情報を取得する。前記した設備情報には、図3(a)に示すセンサの種類、センサID、設備ID、及び装置IDと、図3(b)に示す関連度と、が含まれる。設備情報取得手段14は、通信手段11を介して取得した設備情報を設備情報記憶手段15に格納する。
設備情報記憶手段15には、設備情報取得手段14によって取得された設備情報がデータベースとして記憶されている。設備情報記憶手段15として、磁気ディスク装置、光ディスク装置、半導体記憶装置等を用いることができる。
データマイニング手段16は、統計的なデータ分類手法であるデータマイニングを実行し、機械設備2の正常状態を表すクラスタを生成し、このクラスタに基づいて機械設備2の異常予兆の有無を診断する。なお、データマイニング手段16の詳細については後記する。
診断結果記憶手段17には、データマイニング手段16による診断結果が格納される。診断結果記憶手段17として、磁気ディスク装置、光ディスク装置、半導体記憶装置等を用いることができる。また、前記した診断結果には、機械設備2の識別情報と、各センサの検出値と、異常予兆の有無と、後記する異常測度と、が含まれる。
入力受付手段18は、入力装置4を介したユーザの操作に応じて、所定の操作信号を表示制御手段19に出力する。入力装置4として、タッチパネル、マウス、キーボード等を用いることができる。
表示制御手段19は、入力受付手段18から入力される操作信号に応じて、データマイニング手段16の診断結果等を表示装置5に表示させる。例えば、表示制御手段19は、各機械設備2の名称を行とし、診断日の日付を列として行列形式(マトリクス形式)で診断結果を表示装置5に表示させる。
また、表示制御手段19は、入力受付手段18からの操作信号に応じて、二つのセンサ(表示対象センサ)の組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置し、これらの散布図を表示装置5に表示させる機能も有している(図10参照)。なお、表示制御手段19が行う処理の詳細については後記する。
表示装置5は、例えば、液晶ディスプレイであり、表示制御手段19から入力される制御信号に従って、データマイニング手段16の診断結果等を表示する。
図4は、動態監視装置が有するデータマイニング手段の構成図である。データマイニング手段16は、データマイニング学習部161と、データマイニング診断部162と、を備えている。
(データマイニング学習部の構成)
図4は、動態監視装置が有するデータマイニング手段の構成図である。
データマイニング学習部161(学習手段)は、時系列データ取得手段12によって取得される時系列データを用いて、機械設備2の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、この特徴ベクトルの正常範囲を示す正常モデルを学習する。
図4に示すように、データマイニング学習部161は、学習対象データ取得部161aと、学習対象データ記憶部161bと、正常モデル学習部161cと、正常モデル記憶部161dと、を備えている。
学習対象データ取得部161aは、学習対象となる時系列データ(つまり、学習対象データ)を、時系列データ記憶手段13から取得する。すなわち、学習対象データ取得部161aは、機械設備2が正常に稼働している期間に取得された時系列データを、学習対象データとして時系列データ記憶手段13から取得する。
学習対象データ記憶部161bには、学習対象データ取得部161aによって取得された学習対象データがデータベースとして記憶されている。
正常モデル学習部161cは、学習対象データ記憶部161bに格納された学習対象データに基づいてクラスタリングを行うことで、機械設備2の正常モデルを学習する。
ここで、正常モデル学習部161cによって学習される正常モデル(クラスタ)について説明する。機械設備2の状態は、多次元ベクトル空間上において、各センサの検出値を正規化した値を成分とする特徴ベクトルとして表される。ちなみに、「正規化」とは、各センサの検出値を当該センサの代表値(平均値、標準偏差等)で除算するなどして無次元量化し、互いに比較できるようにする処理である。
図5は、データマイニング学習部によって学習される正常モデルの説明図である。
なお、説明をわかりやすくするため、図5では3個のセンサに対応する3次元ベクトル空間上で機械設備2の状態を表した。図5に示す●印それぞれが所定時刻における機械設備2の状態に対応し、特徴ベクトルの各成分の値が各センサの検出値(正規化された値)に対応している。通常、クラスタは複数存在するが、図5ではクラスタを1個だけ記載した。
以下では、一例として、非階層的クラスタリングであるk平均法を用いてクラスタリングを行う場合について説明する。
正常モデル学習部161cは、まず、各特徴ベクトルに対してランダムにクラスタを割り振り、割り振ったデータに基づいて各クラスタの中心(クラスタ中心c:図5参照)を算出する。クラスタ中心cは、例えば、クラスタに属する複数の特徴ベクトルの重心である。
次に、正常モデル学習部161cは、所定の特徴ベクトルと各クラスタ中心cとの距離を求め、この距離が最も小さくなるクラスタに当該特徴ベクトルを割り当て直す。このような処理を全ての特徴ベクトルについて実行し、クラスタの割り当てが変化しなかった場合はクラスタの生成処理を終了する。それ以外の場合は、新しく割り振られたクラスタからクラスタ中心cを再計算し、前記した処理を繰り返す。このようにして正常モデル学習部161cは、機械設備2の状態に対応する各特徴ベクトルを複数のクラスタに分類する。
さらに、正常モデル学習部161cは、各クラスタについてクラスタ中心c(図5参照)の座標値と、クラスタ半径rと、を算出する。クラスタ半径rは、例えば、クラスタ中心cと特徴ベクトルとの距離の平均値である。なお、クラスタ半径rの算出方法はこれに限定されず、例えば、特徴ベクトルの各成分の分散値に基づいてクラスタ半径rを算出するようにしてもよい。
そして、正常モデル学習部161cは、生成したクラスタに関する情報(クラスタ中心c、クラスタ半径r)を正常モデル記憶部161d(図4参照)に格納する。
図4に示す正常モデル記憶部161dには、正常モデル学習部161cによって学習された正常モデル(クラスタ)に関する情報がデータベースとして記憶されている。
(データマイニング診断部の構成)
図4に示すデータマイニング診断部162は、データマイニング学習部161によって学習されたクラスタを用いて、機械設備2における異常予兆の有無を診断する。
データマイニング診断部162は、診断対象データ取得部162aと、診断対象データ記憶部162bと、異常測度算出部162cと、診断部162dと、を備えている。
診断対象データ取得部162aは、例えば、一日に一回、予め設定された時刻に診断対象となる時系列データ(つまり、診断対象データ)を時系列データ記憶手段13から取得する。診断対象データは、例えば、直近の一日分の時系列データである。
診断対象データ記憶部162bには、診断対象データ取得部162aによって取得された診断対象データがデータベースとして記憶されている。
異常測度算出部162c(異常測度算出手段)は、診断対象データ記憶部162bから読み出した診断対象データを用いて、機械設備2の異常測度uを算出する。なお、「異常測度u」とは、機械設備2(つまり、機械設備2の状態に対応する特徴ベクトル)の異常度合いを示す値である。
まず、異常測度算出部162cは、診断対象データを正規化(無次元量化)し、各時刻での機械設備2の状態を表す特徴ベクトルを生成する。
そして、異常測度算出部162cは、正常モデル記憶部161dから読み出した正常モデル(クラスタ)に基づいて、診断対象データの異常測度uを算出する。この異常測度uは、例えば、次のような手順で算出される。
すなわち、異常測度算出部162cは、特徴ベクトルの正常範囲を示す複数のクラスタのうち、診断対象データに最も近いクラスタ中心cを有するものを特定する。さらに異常測度算出部162cは、特定したクラスタのクラスタ中心cから診断対象データまでの距離d(図5参照)と、クラスタ半径rと、を用いて、例えば、(数式1)に基づき異常測度uを算出する。
u=d/r・・・(数式1)
異常測度算出部162cは、算出した異常測度uを診断部162dに出力する。また、異常測度算出部162cは、診断対象データと、その異常測度uと、を対応付けて診断結果記憶手段17に格納する。
診断部162dは、異常測度算出部162cから入力される異常測度uに基づき、診断対象である機械設備2について異常予兆の有無を診断する。例えば、異常測度u≦1である場合、診断対象データはクラスタ(正常モデルの範囲)内に存在している。したがって、診断部162dは、この診断対象データに対応する機械設備2に関して「異常予兆なし」と診断する。
また、異常測度u>1である場合、診断対象データはクラスタの外に存在している。この場合、診断部162dは、この診断対象データに対応する機械設備2に関して「異常予兆あり」と診断する。なお、診断結果記憶手段17に格納された情報は、表示制御手段19(図1参照)によって表示装置5に表示される。
<動態監視装置の動作>
(1.学習処理)
図6は、データマイニング学習部が実行する学習処理のフローチャートである。
ステップS101においてデータマイニング学習部161は、学習対象データ取得部161aによって、時系列データ記憶手段13から学習対象データを取得する(時系列データ取得ステップ)。
例えば、データマイニング学習部161は、診断日を基準として過去1週間に得られた時系列データを、学習対象データとして時系列データ記憶手段13から取得する。なお、前記した過去一週間において、機械設備2は正常に稼働していたものとする。
ステップS102においてデータマイニング学習部161は、学習対象データ取得部161aによって取得された学習対象データを、学習対象データ記憶部161bに格納する。
ステップS103においてデータマイニング学習部161は、正常モデル学習部161cによって、特徴ベクトルの正常範囲を示す正常モデルを学習する(学習ステップ)。すなわち、データマイニング学習部161は、学習対象データを特徴ベクトルに変換し、各特徴ベクトルをクラスタリングすることによってクラスタ(正常モデル)を生成する。
ステップS104においてデータマイニング学習部161は、ステップS103の学習結果を正常モデル記憶部161dに格納し、学習処理を終了する(END)。
(2.診断処理)
図7は、データマイニング診断部が実行する診断処理のフローチャートである。
ステップS201においてデータマイニング診断部162は、診断対象データ取得部162aによって、時系列データ記憶手段13から診断対象データを取得する(時系列データ取得ステップ)。この診断対象データは、例えば、直近の一日分の時系列データである。
ステップS202においてデータマイニング診断部162は、診断対象データ取得部162aによって取得された診断対象データを診断対象データ記憶部162bに格納する。
ステップS203においてデータマイニング診断部162は、異常測度算出部162cによって、異常測度を算出する。すなわち、データマイニング診断部162は、データマイニング学習部161によって学習された正常モデルに基づき、機械設備2の異常測度を算出する(異常測度算出ステップ)。
ステップS204においてデータマイニング診断部162は、診断部162dによって、機械設備2の異常予兆の有無を診断する。すなわち、データマイニング診断部162は、ステップS203で算出した異常測度uと、所定の閾値(例えば、閾値=1)と、の大小を比較することで、機械設備2に関する異常予兆の有無を診断する。
ステップS205においてデータマイニング診断部162は、ステップS204の診断結果を診断結果記憶手段17に格納する。
(3.散布図について)
次に、表示制御手段19によって表示装置5に表示される散布図(図8参照)について説明する。
なお、散布図について説明する場合、機械設備2の「異常予兆」と「異常」とを区別せず、単に「異常」と記載するものとする。これは、異常測度の大小を散布図上で区別して表示する際、前記した大小の判定基準となる閾値を適宜調整できるからである(詳細については後記する)。
図8(a)は、センサB1,B2に関する散布図である。図8(a)に示す散布図の横軸はセンサB1(図2参照)の検出値であり、縦軸はセンサB2(図2参照)の検出値である。また、○印(印)は異常測度u≦1の時系列データであり、×印(印)は異常測度u>1の時系列データである(図8(b)、図8(c)も同様)。
例えば、データマイニング診断部162によって「異常予兆あり」と診断されたとき、機械設備2の装置B(図2参照)で異常が発生していたとする。この場合、装置Bに設置されたセンサB1,B2の検出値が、機械設備2の正常時と比較して大きく変動する(大きくなるか、又は小さくなる)ことが多い。
ちなみに、機械設備2の構成やセンサの設置位置・種類によっては、装置B(異常あり)に設置されたセンサの検出値が正常時と比較してほとんど変動しないことがある。また、装置Bの異常が装置D(図2参照)にも波及し、センサD1,D2の検出値が正常時から変動したりすることもある。本実施形態では、ある装置で異常が発生した場合、この装置に設置されたセンサの検出値が正常時から大きく変動するものとして説明する。
例えば、装置Bで異常が発生し、センサB1,B2の検出値が正常時から大幅に小さくなったとする。そうすると、図8(a)に示すように、○印で示す正常時の時系列データに対して、×印で示す異常時の時系列データが紙面左下に密集して分布する。つまり、正常時の時系列データと、異常時の時系列データと、が破線で示すように散布図上で分かれて分布する。
また、装置Bで異常が発生した場合、図8(b)に示すように、センサB2,D1に関する散布図においても正常時・異常時の時系列データは分かれて分布する。センサB1との関連度が高いセンサB2の検出値も、装置Bの異常に伴って大幅に低下するからである。
ところで、装置Bを含む機械設備2は正常であるものの、センサB1自体が故障して正常時よりも大幅に低い値を出力することがある。この場合おいてセンサB1,B2に関する散布図は、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布する(図8(a)と同様の分布になる)。
しかしながら、センサB1が故障した場合、センサB2,D1に関する散布図は、図8(c)に示すように、正常時・異常時の時系列データが重畳して分布する。これは、センサB2とセンサD1との関連度Hが低く(H=1:図3(b)参照)、散布図の特定の領域で×印、○印が密集することがないためである。
つまり、故障したセンサB1との関連度が高いセンサB2と、故障したセンサB1との関連度が低いセンサD1と、に関する散布図は、図8(c)に示すように、正常時・異常時の時系列データが重畳して分布する。この点が、装置Bでの異常発生時と異なっている。
以上をまとめると、次のようになる。
すなわち、正常時の時系列データ(○印)と、異常時の時系列データ(×印)と、が分かれている散布図が存在する場合(図8(a)参照)、以下に示す(α),(β)のいずれかに該当する。
(α)散布図の縦軸・横軸に対応する二つのセンサのいずれも正常であり、それらが設置されている装置で異常が発生している。
(β)散布図の縦軸・横軸に対応する二つのセンサのいずれか一方又は両方が故障している。
上記(α)、(β)のいずれに該当するかは、次のようにして調べることができる。
すなわち、散布図の縦軸・横軸に対応する二つのセンサのうち、一方のセンサ(例えば、センサB1)との関連度の高い他のセンサ(例えば、センサB2)と、前記した一方のセンサとの関連度の低い他のセンサ(例えば、センサD1)と、に関する散布図を参照する。
前記した散布図において、○印で示す正常時の時系列データと、×印で示す異常時の時系列データと、が分かれて分布していた場合、上記(α)に該当する(図8(b)参照)。
前記した散布図において、○印で示す正常時の時系列データと、×印で示す異常時の時系列データと、が重畳して分布していた場合、上記(β)に該当する(図8(c)参照)。
このように、特定のセンサB1との関連度が高いセンサB2と、センサB1との関連度が低いセンサD1と、に関する散布図をユーザが目視で確認することで、装置Bにおいて異常が発生しているか、センサB1自体が故障しているか、を判別できる。このような判別をユーザが容易に行えるように、本実施形態では、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式(マトリクス形式)で表示するようにした(図10参照)。
(4.表示制御処理)
図9は、表示制御手段が実行する表示制御処理のフローチャートである。
なお、図9に示す一連の処理は、ある所定時刻までに得られた時系列データ(診断対象データ)と、各時系列データの異常測度と、に基づいて実行される。
ステップS301において表示制御手段19は、入力装置4を介したユーザの操作によって、診断結果の表示指令が入力されたか否かを判定する。
診断結果の表示指令が入力された場合(S301→Yes)、表示制御手段19の処理はステップS302に進む。一方、診断結果の表示指令が入力されていない場合(S301→No)、表示制御手段19の処理はステップS303に進む。
ステップS302において表示制御手段19は、診断結果を表示する。例えば、表示制御手段19は、機械設備2の識別情報と、異常予兆の有無と、を表示装置5に表示させる。
ステップS303において表示制御手段19は、異常測度の表示指令があったか否かを判定する。異常測度の表示指令があった場合(S303→Yes)、表示制御手段19の処理はステップS304に進む。一方、異常測度の表示指令がない場合(S303→No)、表示制御手段19の処理はステップS307に進む。
ステップS304において表示制御手段19は、異常測度に関する複数の散布図を行列形式で表示する(表示制御ステップ)。すなわち、表示制御手段19は、前記した各センサ(図2参照)のうち、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置して表示する。この散布図の横軸は、前記した一方のセンサの検出値であり、縦軸は他方のセンサの検出値である。
そして、表示制御手段19は、散布図の座標上において、各センサの検出値で特定されれる位置に、時系列データの異常測度の大きさに対応する印を表示させる。この「印」として、本実施形態では、異常測度が所定の閾値以下である時系列データを○印で表示し(図11参照)、異常測度が閾値よりも大きい時系列データを×印で表示するようにした(図11参照)。
ここで、表示装置5に表示された散布図(図10参照)から把握できる事項に関して、機械設備2の装置(例えば、装置B)に異常が発生している場合と、センサ自体(例えば、センサB2)が故障している場合と、について順次説明する。
(α:装置に異常が発生している場合)
図10は、装置Bの異常発生時において、複数の散布図を行列形式で表示したときの画面表示例である。なお、縦軸又は横軸がセンサD1,D2の検出値である散布図については、図示を省略した(図12の散布図も同様)。
図10に示す例では、センサA1,A2,A3,B1,B2,C1から二つのセンサを選択したときの組合せからなる15個の散布図が、行列形式で表示されている。例えば、散布図Mは、センサB2の検出値を横軸とし、センサB1の検出値を縦軸として、各時刻で得られた時系列データ(診断対象データ)をプロットしたものである。
図11は、図10に示す散布図Mの拡大図である。
図11に示す○印は異常測度u≦1の時系列データであり、×印は異常測度u>1の時系列データである。このように、異常測度の大きさが所定閾値以下であるグループ(○印)と、前記した所定閾値よりも大きいグループ(×印)と、が識別できるように表示される。なお、図10では便宜上、密集している○印を網掛(ドット)で図示し、密集している×印を斜線で図示した。
図10に示す例において、例えば、横軸:センサB2、縦軸:センサB1の散布図Mは表示されているが、センサB1,B2の組合せで横軸・縦軸が逆の散布図は表示されていない。これは、二つのセンサの組合せが同じであれば、横軸・縦軸が入れ替わったとしても、散布図から把握できる情報に変わりはないからである。このような表示も「行列形式の表示」に含まれる。また、横軸・縦軸のセンサが同一(例えば、縦軸:センサA1、横軸:センサA1)の散布図は、斜め約45°の直線状になっている。
また、図10に示す例では、散布図の横軸に関して、紙面左からセンサA1,A2,A3,B1,B2,C1の順序で配置されている。また、散布図の縦軸に関しても、紙面上から前記した順序で配置されている。
このように、散布図の横軸に対応する複数のセンサに関して、行方向(紙面横方向)で近いセンサ同士のほうが、行方向で離れているセンサ同士よりも関連度が高くなるように、各散布図が配置されている。例えば、行方向で隣り合うセンサA1,A2の関連度は「5」であり(図3(b)参照)、行方向で離れている他のセンサよりも関連度が高くなっている(例えば、センサA1,B1の関連度は2:図3(b)参照)。
同様に、散布図の縦軸に対応する複数のセンサに関して、列方向(紙面縦方向)で近いセンサ同士のほうが、列方向で離れているセンサ同士よりも関連度が高くなるように、各散布図が配置されている。
前記したように、機械設備2の装置で異常が発生したのか、それともセンサ自体が故障したのかを判断する際、関連度の高いセンサ対の散布図、及び関連度の低いセンサ対の散布図を視ることが非常に有効である。したがって、行・列方向で近い他のセンサの検出値を横・縦軸とする散布図同士を近くに配置することで、ユーザは前記した判断を容易に行うことができる。
なお、散布図の配置はユーザが経験に基づいて設定してもよいし、センサ間の関連度に基づき、動態監視装置1によって設定するようにしてもよい。
図10に示す散布図J,K,L,M,N,P,Q,R,Sに関しては、正常時の時系列データ(網掛部分)と、異常時の時系列データ(斜線部分)と、が分かれて分布し、これら以外の散布図は、正常時・異常時の時系列データが重畳して分布している。
ちなみに、図10に示す各散布図に関して、一つの散布図にプロットされた正常時の時系列データの個数は全て同一であり、異常時の時系列データの個数も全て同一である。
また、横軸:センサA1、縦軸:センサA3の散布図において異常時の時系列データ(斜線部分)が占める領域は、紙面右隣りの散布図Jと比べて小さいが、これは正常時の時系列データ(網掛部分)を優先的に表示したからである。つまり、当該散布図では、異常時の時系列データの大部分が、正常時の時系列データに隠されている。
次に、図10に示す散布図からユーザが把握できる事項について説明する。
例えば、センサB1と、このセンサB1との関連度が高いセンサB2と、に関する散布図Mを参照すると、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。なお、枠線で囲った他の散布図J,K,L,N(縦軸・横軸の一方がセンサB1の散布図)でも、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。
一方、センサB1との関連度が高いセンサB2については、次のようになっている。
すいわち、センサB2と、このセンサB2との関連度が低いセンサA1と、に関する散布図Pにおいて、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。なお、破線で囲った他の散布図Q,R,S(縦軸・横軸の一方がセンサB2の散布図)でも、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。
したがって、機械設備2の状態は、前記した事項(α)に該当し、センサB1が設置されている装置Bで異常が発生している可能性が高いことが分かる。この場合にユーザは、装置Bを修理又は交換すべき旨を機械設備2の管理者に連絡する。
(β:センサが故障している場合)
図12は、センサB1の故障時において、複数の散布図を行列形式で表示したときの画面表示例である。図12に示す各散布図は、図10と比較して、破線枠で囲った散布図P,Q,R,Sにおける時系列データの分布が異なっている。すなわち、図12では、散布図P,Q,R,Sにおいて、正常時・異常時の時系列データが重畳して分布している。
なお、縦軸・横軸の一方がセンサB1である散布図J,K,L,M,N(枠線で囲った散布図)に関しては、図10と同様に、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。
一方、センサB1との関連度が高いセンサB2については、次のようになっている。
すなわち、センサB2と、このセンサB2との関連度が低いセンサA1と、に関する散布図Pでは、正常時・異常時の時系列データが重畳して分布している。なお、破線で囲った他の散布図Q,R,Sでも、正常時・異常時の時系列データが重畳して分布している。
したがって、機械設備2の状態は、前記した事項(β)に該当し、センサB1が故障している可能性が高いことが分かる。この場合にユーザは、センサB1を修理又は交換すべき旨を機械設備2の管理者に連絡する。
再び、図9に戻って説明を続ける。
ステップS304で異常測度を行列形式で表示した後、表示制御手段19の処理はステップS305に進む。
ステップS305において表示制御手段19は、入力装置4を介したユーザの操作によって、特定の散布図を拡大表示する旨の指令が入力されたか否かを判定する。
特定の散布図を拡大表示する旨の指令が入力された場合(S305→Yes)、表示制御手段19の処理はステップS306に進む。一方、特定の散布図を拡大表示する旨の指令た入力されていない場合(S305→No)、表示制御手段19の処理はステップS307に進む。
ステップS306において表示制御手段19は、ユーザによって指定(選択)された散布図を拡大表示する。例えば、センサB2を横軸、センサB1を縦軸とする散布図M(図10参照)がユーザによって指定された場合、表示制御手段19は、図11に示すように散布図Mを拡大表示する。
なお、散布図Mを拡大表示する際、図11の符号Uで示すように、センサB1,B2の関連度Hが「5」(図3(b)参照)である旨の情報も併せて表示することが好ましい。これによってユーザは、センサB1,B2の関連度が高いことを把握した上で、前記した事項(α),(β)のいずれに該当するかを判断することができる。
次に、図9のステップS307において表示制御手段19は、入力装置4を介したユーザの操作によって、機械設備2の性能に関する散布図を表示する旨の指令が入力されたか否かを判定する。
機械設備2の性能に関する散布図を表示する旨の指令が入力された場合(S307→Yes)、表示制御手段19の処理はステップS308に進む。一方、機械設備2の性能に関する散布図を表示する旨の指令が入力されていない場合(S307→No)、表示制御手段19は処理を終了する(END)。
ステップS308において表示制御手段19は、機械設備2の性能に関する散布図を行列形式で表示装置5に表示させる。まず、表示制御手段19は、設備情報記憶手段15(図1参照)を参照し、機械設備2の性能に関連するセンサ(性能関連センサ)を抽出する。ここで「性能」とは、機械設備2が所定の運転をなしうる能力であり、機械設備2の運転効率、燃費、製造物の出来具合等が含まれる。
なお、性能に関連する一対又は複数対のセンサ(例えば、センサA1,B1)の識別情報は、予め設備情報記憶手段15に格納されている。表示制御手段19は、対となる性能関連センサの一方を横軸、他方を縦軸とする散布図を表示装置5に表示させる。
図13は、機械設備の性能に関する複数の散布図を行列形式で表示したときの画面表示例である。図13に示す例では、性能関連センサであるセンサA1,B1,C1,D1のうち、二つのセンサの組合せからなる6個の散布図が行列形式で表示されている。このように複数の散布図を視ることで、ユーザは、機械設備2の性能がどのように変化したかを細かく把握できる。
ここで、機械設備2の性能に関する散布図について具体的に説明する。
例えば、機械設備2がガスエンジンである場合、エンジン本体における空燃比(燃料ガスに対する空気の質量比率)と、発電効率と、は相関があり、発電効率が最大となる空燃比の最適値が存在する。
仮に、充分な量の空気がエンジン本体に供給された(つまり、混合気がリッチであった)ときの時系列データに関して、発電機の発電出力が通常よりも低くなっていた場合、ガスエンジンの性能が低下していることが分かる。したがって、例えば、エンジン本体に供給される燃料ガスの流量を一定とした場合、エンジン本体への空気の供給量と、発電機の発電出力とを散布図にプロットすることで、ガスエンジンの性能を把握できる。
また、図10に示すように機械設備2の装置B(例えば、ガスエンジンの圧縮機)で異常が発生していた場合でも、図13に示す画面を視て機械設備2の性能は低下していないことが分かれば、これを考慮した上で機械設備2のメンテナンスを計画できる。
なお、機械設備2の種類は、ガスエンジンに限定されず、ガスタービン、化学プラント、医療設備、通信設備等であってもよい。
表示制御手段19は、機械設備2の性能に関する散布図を表示する旨の指令が入力された場合(S307→Yes)、性能に関する散布図を行列形式で表示する(S308)。これによってユーザは、機械設備2がどのような状態であるかを容易に把握することができる。
<効果>
本実施形態に係る動態監視装置1では、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置し、異常測度が大きい時系列データと、異常測度が小さい時系列データと、を区別して表示した(図10参照)。また、ユーザの操作によって指定された散布図を拡大表示するようにした(図11参照)。
これによってユーザは、異常の発生前後で機械設備2がどのよな状態であったかを容易に把握することができる。例えば、図10に示す各散布図を視ることで、ユーザは、装置B(図2参照)で異常が生じた可能性が高いと判断し、装置Bを修理又は交換すべき旨を機械設備2の管理者に連絡できる。
また、行列形式で表示された散布図を視ることで、ユーザは、機械設備2の装置で異常が発生したのか(図10参照)、特定のセンサが故障しているのか(図12参照)、を容易に判別できる。このように異常の発生箇所を把握したり、故障したセンサを特定したりできるため、機械設備2に関するメンテナンスの計画を立てやすくなる。
また、行列形式で表示された散布図を視ることで、ユーザは、どのセンサが異常予兆の診断に寄与しているかを明確に把握できる。例えば、図10に示す例では、センサB1,B2が異常予兆の診断に寄与していることが分かる。したがって、異常予兆の診断精度を高めるために新規のセンサを追加しようとする際、そのセンサが診断精度の向上に寄与しているかを簡単に把握できる。その結果、徒に多くのセンサを機械設備2に設置することを防止し、設備コストを低減できる。
なお、前記した非特許文献1に記載の技術では、システムを構成する多数の要素のうち不変関係を有するセンサを予め特定し、さらに不変関係を関数の形で表現する構成になっている。したがって、システムの構築に多大な労力を要するとともに、不変関係を有するセンサの特定漏れが生じる可能性がある。また、特許文献1及び非特許文献1に記載の技術では、異常(予兆)が発生したときに、装置の異常とセンサの故障とを判別できないという問題がある。
これに対して本実施形態では、前記したように、複数の散布図を行列形式で表示してユーザの視覚に訴えることで、装置の異常とセンサの故障とを容易に判別できるとともに、機械設備2の状態をきめ細かく把握できる。
また、本実施形態では、非特許文献1に記載されているような要素間の不変関係を特定する必要はなく、各散布図を行列形式で表示するためのプログラム等の作成で足りる。したがって、システムを構築する際の負担を従来技術よりも軽減できる。
また、装置の異常とセンサの故障とを見分けようとする場合、関連度の高いセンサ対の散布図、及び関連度の低いセンサ対の散布図をそれぞれ確認することが有効となる。本実施形態では、行方向・列方向において近いセンサ同士のほうが、離れているセンサ同士よりも関連度が高くなるように散布図を配置した。これによって、例えば、特定の装置で異常が生じた場合、この装置に関連する散布図が密集して表示されるため(図10の実線枠、破線枠を参照)。したがって、ユーザは、装置の異常とセンサの故障とを容易に見分けることができる。
また、ユーザの操作に応じて、機械設備2の性能に関する散布図のみを選択的に表示することで(図13参照)、ユーザは、各散布図を視ることで機械設備2の性能の低下度合いを知ることができるとともに、機械設備2の状態を多面的に把握できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る動態監視装置1について各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態では、動態監視装置1が機械設備2の異常予兆の有無を診断する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、動態監視装置1は、異常測度と所定閾値との大小を判定し、その判定結果に基づいて散布図を行列形式で表示する構成であればよく、機械設備2の異常予兆の有無を診断する必要はない。
また、前記実施形態では、センサ同士の関連度が設備情報記憶手段15に格納されている場合について説明したが(図3(b)参照)、これに限らない。例えば、図10に示すように、行列形式で表示される各散布図の横軸・縦軸に関して、関連性の高いセンサが近くなるように配置すれば、ユーザは散布図の配置からセンサ同士の関連度を推定できる。
なお、センサ同士の関連性を考慮することなく、複数の散布図を行列形式で配置してもよい。この場合でも、センサの種類や設置位置を確認することで、ユーザは機械設備2の状態を把握できる。
また、前記実施形態では、散布図に表示する時系列データを、異常測度の値に基づいて2つのグループ(○印、×印:図11参照)に分類する場合について説明したが、これに限らない。例えば、異常測度の値に基づき、時系列データを3つ以上のグループ(例えば、異常測度:大、中、小)に分けてもよい。また、○印や×印ではなく、各グループを異なる色で表示するようにしてもよい。
また、○印や×印ではなく、各時系列データを異なる文字(印)で表示する(例えば、正常な各時系列データを「正」の文字で表示し、異常な各時系列データを「異」の文字で表示する)ようにしてもよい。
また、異常測度が大きくなるにつれて連続的に色調が変化するように、各時系列データを散布図に表示してもよい。
また、前記実施形態では、機械設備2に設置された全てのセンサに関する散布図を行列形式で表示する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、ユーザによって選択される一部又は全部のセンサに関する散布図を行列形式で表示するようにしてもよい。
また、散布図の行数・列数(つまり、センサの個数)は、図10等に示す場合に限定されず、例えば、数百行・数百列としてもよい。なお、ユーザが見やすいように、表示装置5の画面上では数十個の散布図を表示し、ユーザの操作に応じて縦・横方向にスクロールできるようにすることが好ましい。
また、前記実施形態では、ユーザの操作に応じて、機械設備2の性能に関連するセンサを抽出し、このセンサの検出値を用いて散布図を作成する場合について説明したが、これに限らない。例えば、ユーザの操作に応じて、電力に関連するセンサ、ガスの循環に関連するセンサ等を抽出し、このセンサの検出値を用いて散布図を作成するようにしてもよい。特に、センサの個数が膨大である場合(例えば、数千個)、目的別にセンサを分類して散布図を表示することが好ましい。
また、前記実施形態では、ユーザの操作に応じて、機械設備2の性能に関する複数の散布図を行列形式で表示する場合について説明したが(図13参照)、これに限らない。例えば、性能に関する複数の散布図を横並びで表示するようにしてもよい。また、性能に関する散布図が、1つだけ存在する場合もある。
また、前記実施形態では、正常モデル学習部161cが非階層クラスタリングであるk平均法を用いてクラスタリングを行うことで正常モデルを学習する場合について説明したが、これに限らない。例えば、非階層的クラスタリングであるファジィクラスタリングや混合密度分布法等に基づいて正常モデルを学習するようにしてもよい。また、最短距離法等の階層的クラスタリングに基づいて正常モデルを学習するようにしてもよい。
また、図1、図2、図4に示す各構成は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、前記の各構成は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テープ、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、図1、図2、図4に示す制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 動態監視装置
11 通信手段
12 時系列データ取得手段
13 時系列データ記憶手段
14 設備情報取得手段
15 設備情報記憶手段
16 データマイニング手段
161 データマイニング学習部(学習手段)
161a 学習対象データ取得部
161b 学習対象データ記憶部
161c 正常モデル学習部
161d 正常モデル記憶部
162 データマイニング診断部
162a 診断対象データ取得部
162b 診断対象データ記憶部
162c 異常測度算出部(異常測度算出手段)
162d 診断部
17 診断結果記憶手段
18 入力受付手段
19 表示制御手段
2 機械設備
3 コンピュータ
4 入力装置
5 表示装置
1,A2,A3,B1,B2,C1,D1,D2 センサ
前記課題を解決するために、本発明に係る動態監視装置は、機械設備に設置された複数のセンサの検出値を含む時系列データを取得する時系列データ取得手段と、前記時系列データ取得手段によって取得される時系列データを用いて、前記複数のセンサの検出値の正常範囲を示す正常モデルを学習する学習手段と、前記時系列データ取得手段によって取得される時系列データを用いて、前記学習手段によって学習された正常モデルに基づいて、前記複数のセンサの検出値の異常度合いを示す異常測度を算出する異常測度算出手段と、前記複数のセンサのうち、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置して表示装置に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記異常測度算出手段によって異常測度が算出された各時系列データに含まれる前記二つのセンサの検出値に基づき、当該検出値で特定される位置に前記異常測度の大きさに対応する印を表示させることで、前記複数の散布図を作成することを特徴とする。
なお、詳細については、発明を実施するための形態において説明する。
コンピュータ3の記憶手段(図示せず)には、機械設備2及び各センサに関する設備情報がデータベースとして格納されている。
図3(a)は、各センサに関する設備情報の説明図である。なお、図3(a)に示すセンサID(identification)は各センサの識別記号であり、設備IDはセンサが設置された機械設備2の識別記号であり、装置IDはセンサが設置された装置の識別記号である。例えば、センサA1は圧力センサであり、そのセンサIDはXXXA1であり、機械設備2の設備IDはYYYYであり、センサA1が設置された装置Aの装置IDはZZZAである。
ところで、装置Bを含む機械設備2は正常であるものの、センサB1自体が故障して正常時よりも大幅に低い値を出力することがある。この場合おいてセンサB1,B2に関する散布図は、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布する(図8(a)と同様の分布になる)。
一方、センサB1との関連度が高いセンサB2については、次のようになっている。
わち、センサB2と、このセンサB2との関連度が低いセンサA1と、に関する散布図Pにおいて、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。なお、破線で囲った他の散布図Q,R,S(縦軸・横軸の一方がセンサB2の散布図)でも、正常時・異常時の時系列データが分かれて分布している。
したがって、機械設備2の状態は、前記した事項(α)に該当し、センサB1が設置されている装置Bで異常が発生している可能性が高いことが分かる。この場合にユーザは、装置Bを修理又は交換すべき旨を機械設備2の管理者に連絡する。

Claims (6)

  1. 機械設備に設置された複数のセンサの検出値を含む時系列データを取得する時系列データ取得手段と、
    前記時系列データ取得手段によって取得される時系列データを用いて、前記機械設備の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、前記特徴ベクトルの正常範囲を示す正常モデルを学習する学習手段と、
    前記時系列データ取得手段によって取得される時系列データを用いて、前記機械設備の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、前記学習手段によって学習された正常モデルに基づいて、当該特徴ベクトルの異常度合いを示す異常測度を算出する異常測度算出手段と、
    前記複数のセンサのうち、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置して表示装置に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記異常測度算出手段によって異常測度が算出された各時系列データに含まれる前記二つのセンサの検出値に基づき、当該検出値で特定される位置に前記異常測度の大きさに対応する印を表示させることで、前記複数の散布図を作成すること
    を特徴とする動態監視装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    それぞれの前記散布図の横軸に対応する前記複数のセンサに関して、行方向で近いセンサ同士のほうが、行方向で離れているセンサ同士よりも、センサ間の関連性の度合いを示す関連度が高くなるように前記複数の散布図を配置するとともに、
    それぞれの前記散布図の縦軸に対応する前記複数のセンサに関して、列方向で近いセンサ同士のほうが、列方向で離れているセンサ同士よりも前記関連度が高くなるように前記複数の散布図を配置すること
    を特徴とする請求項1に記載の動態監視装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記複数のセンサのうち、ユーザの操作によって選択される一部又は全部のセンサに関する前記複数の散布図を、前記表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の動態監視装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    行列形式で表示された前記複数の散布図のうち、ユーザの操作によって選択される散布図を前記表示装置に拡大表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の動態監視装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    ユーザの操作によって、前記機械設備の性能に関する散布図を表示する旨の指令信号が入力された場合、前記複数のセンサの中から前記機械設備の性能に関連する一対又は複数対の性能関連センサを抽出し、対となる前記性能関連センサの一方を横軸、他方を縦軸とする散布図を表示させること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の動態監視装置。
  6. 機械設備に設置された複数のセンサの検出値を含む時系列データを取得する時系列データ取得ステップと、
    前記時系列データ取得ステップで取得される時系列データを用いて、前記機械設備の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、前記特徴ベクトルの正常範囲を示す正常モデルを学習する学習ステップと、
    前記時系列データ取得ステップで取得される時系列データを用いて、前記機械設備の状態に対応する特徴ベクトルを生成し、前記学習ステップで学習された正常モデルに基づいて、当該特徴ベクトルの異常度合いを示す異常測度を算出する異常測度算出ステップと、
    前記複数のセンサのうち、二つのセンサの組合せからなる複数の散布図を行列形式で配置して表示装置に表示させる表示制御ステップと、を含み、
    前記表示制御ステップにおいて、
    前記異常測度算出ステップで異常測度が算出された各時系列データに含まれる前記二つのセンサの検出値に基づき、当該検出値で特定される位置に前記異常測度の大きさに対応する印を表示させることで、前記複数の散布図を作成すること
    を特徴とする動態監視方法。
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