JP2016045305A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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博樹 石井
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Yuji Hirayama
裕士 平山
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寛伸 竹下
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純 由良
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秀彰 金谷
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Abstract

【課題】除電光の光量を最適制御することで残像を抑制し、感光体の光疲労や劣化を抑制してその長寿命化を図る。【解決手段】画像形成装置は除電能力調整モードを有する。このモードでは、感光体3Kの1周目でベタパッチ部とブランク部を形成し、2周目でハーフトーンパッチ部を形成する。ハーフトーンパッチ部におけるベタパッチ部であった個所の第1表面電位とブランク部であった個所の第2表面電位との電位差を検知する。当該電位差が所定値を超えているときは、当該電位差が所定値以下になるまで除電ランプ22Kの光量を増大させた後に印刷動作を開始する。同様に、中間転写ベルト41上のトナー付着量の差に基いて除電能力調整モードを実行することもできる。【選択図】図7A

Description

本発明は、本発明は、コピー、プリンタなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置及び画像形成方法に関し、特に像担持体の表面電位差又はトナー付着量差によりゴースト画像(ポジ残像・ネガ残像)の発生を防止するように作像条件を補正する機能を有する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、次のようなプロセスで画像を形成するのが一般的である。即ち、まず、帯電装置によって一様帯電せしめた感光体等の像担持体に対して光走査などによる書込処理を施して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によって現像する。次いで、現像によって得られたトナー像を、像担持体上から記録紙や中間転写体等の転写体に転写する。転写処理後の像担持体には残留電荷が存在するが、この残留電荷は除電ランプ等の除電手段によって取り除かれる(特許文献1〜4参照)。
かかる光源等は、図1に示される工程の他に光照射を併用した転写工程、除電工程、クリーニング工程、あるいは前露光などの工程を設けることにより、感光体に光が照射される。
像担持体を除電手段によって除電するのは、次に説明する理由からである。即ち、転写工程を経た後の像担持体には静電潜像の履歴がある。静電潜像の履歴が存在する状態では、帯電手段による一様帯電処理を施しても、像担持体の電位が一様になり難い。
静電潜像の履歴が残ったままで一様電位になっていない像担持体に対して、後続の画像が形成されると、その画像のベタ部に、先の画像の残像が発生してしまう。このような残像の発生を回避する目的から、転写工程を経た後の像担持体を除電して初期状態に復帰させている。
従来の画像形成装置は前述のように除電ランプ等によって静電潜像の履歴を消去しているが、印刷内容によっては前回印刷時の残像が印刷されてしまうことがあった。すなわち、例えばベタ画像などの高階調画像を形成した直後にハーフトーン画像などの低階調画像を印刷した場合、当該低階調画像に前回印刷時の高階調画像の残像が残ってしまうことがあった。
特許文献1〜4に記載の発明はこのような残像が発生しないように様々な対策を取っているが、印刷内容に関わらず常に効果的に残像を抑制することができるまでには至っていない。なお、残像抑制や帯電ムラの防止に関する技術としては、例えば特許文献5や特許文献6が知られている。特許文献5は除電光の光量を大きくすることで残像電位差を低減して残像を抑制する。特許文献6はハーフトーンでの帯電ムラによるゴースト(残像)発生を検知して作像条件を補正する。
しかし、特許文献5の発明で除電光の光量を大きくすると、当該除電光により感光体の光疲労や劣化が進行してその寿命を短縮化する原因となる。また、特許文献6は作像条件を補正するが、複数の作像条件を最適補正することは容易ではない。また特許文献7(0020段)のように除電光を帯電部に直接照射する方法も知られているが、除電光の光量制御は難しく、過度の除電光を照射すると感光体寿命が短縮化するおそれがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、除電光の光量を最適制御することで印刷内容に関わらず常に効果的に残像を抑制し、かつ、除電光による感光体の光疲労や劣化を抑制してその長寿命化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
潜像を担持し回転可能な像担持体と、前記像担持体の周面を一様に帯電する帯電手段と、前記像担持体の周面を露光することにより当該周面に前記潜像を書込む書込み手段と、前記潜像をトナーによってトナー像として顕像化する現像手段と、前記トナー像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体の周面を前記帯電手段と前記像担持体との間の帯電部の位置で除電する除電手段と、前記書込み手段と前記現像手段との間に配置されて前記像担持体の周面の表面電位を検知する表面電位検知手段と、前記除電手段の除電能力を増減制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
前記画像形成装置の印刷動作を開始する前に、前記書込み手段が、前記像担持体の1周目の周面にフル露光したベタパッチ部と露光しないブランク部とを形成し、かつ、前記転写手段による転写と前記帯電手段による帯電を行った後の前記像担持体の2周目の周面に前記ベタパッチ部と前記ブランク部が形成されていた個所に重ねてハーフトーンパッチ部を形成し、
前記表面電位検知手段は、前記ハーフトーンパッチ部における前記ベタパッチ部であった個所の第1表面電位と前記ブランク部であった個所の第2表面電位との電位差を検知し、
当該電位差が所定値を超えているときは、前記制御手段が、当該電位差が所定値以下になるまで前記除電手段の除電能力を増大させた後に印刷動作を開始する除電能力調整モードを有することを特徴とする画像形成装置である。
前記電位差が所定値以下になるまで除電手段の除電能力を増大させることに代えて、中間転写体のトナー付着量差が所定値以下になるまで除電手段の除電能力を増大させてもよい。
本発明によれば、像担持体の1周目で形成したベタパッチ部とブランク部に2周目でハーフトーンパッチ部を形成し、当該ハーフトーンパッチ部におけるベタパッチ部とブランク部の電位差に基いて残像発生の有無を検知することができる。そして、当該電位差が所定値以下になるように除電光の光量を最適制御することで印刷内容に関わらず常に効果的に残像を抑制し、かつ、除電光による感光体の光疲労や劣化を抑制してその長寿命化を図ることができる。また、中間転写体のトナー付着量差を検知することでより適切な除電光量制御が可能となり、より確実な残像抑制と、より確実な感光体光疲労・劣化の抑制と長寿命化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの全体構成を示す概略構成図である。 画像形成装置に使用する画像形成ユニットの概略側面図である。 画像形成装置に使用する画像形成ユニットの概略側面図である。 画像形成装置に使用する画像形成ユニットの概略側面図である。 除電工程を示す図である。 感光体の走行距離に対する感光体の残留電位の変化を示す図である。 感光体上に形成したベタパッチとハーフトーンパッチの図である。 中間転写ベルト上に形成したベタパッチとハーフトーンパッチの図である。 感光体の回転数と感光体の表面電位との関係を示す図である。 感光体の回転数と中間転写ベルト上のトナー付着量との関係を示す図である。 感光体上の残留電位差に基づいた除電光量の制御を示すフロー図である。 現像能力に応じて除電光量を制御するための補正係数を示す図である。 図7Aのフローに現像能力に応じた除電光量の制御を追加したフロー図である。 中間転写ベルト上のトナー付着量差に基づいた除電光量の制御を示すフロー図である。 トナー付着量検知センサを中間転写ベルトの主走査方向に複数配置した例を示す図である。 デジタルハーフトーン画像パターンの例を示す図である。 実画像のデジタルハーフトーン画像パターンの例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。前述したように、本発明は除電能力調整モードによる除電能力(除電光量)の調整に特徴がある。すなわち、表面電位検知手段により検知した感光体の残留電位差の検知結果、或いは、トナー付着量差検知手段により検知した中間転写体(中間転写ベルト)上のトナー付着量差の検知結果に応じて、適切な光量に増大させた除電光量を帯電ニップ部に照射する。これにより、印刷内容に関わらず常に効果的に残像を抑制し、かつ、除電光による感光体の光疲労(静電疲労)や劣化を抑制してその長寿命化を図る。
感光体の残留電位差の検知結果を使用したものが第1実施形態であり、中間転写ベルト上のトナー付着量差の検知結果を使用したものが第2実施形態である。第1実施形態と第2実施形態は共通する部分が多いので、以下の説明では2つの実施形態を平行して説明することとする。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの全体構成を示す概略構成図である。また、図2A、図2B、図2Cは、同プリンタに用いられるブラック画像形成ユニット1Kの構成例を示す概略構成図である。
但し、図2Aは従来の画像形成ユニット1Kであり、図2B、図2Cは本発明の実施形態で使用する画像形成ユニット1Kである。各画像形成ユニット1Kの違いは、除電ランプ22Kの位置、ドラムクリーニング装置15Kの構成、表面電位検知センサ76の配置である。その他の構成は3つの画像形成ユニット1Kで共通である。
図1のプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)のトナー像を生成するための4つの画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kを備えている。これら画像形成ユニットは、画像を形成する画像形成物質として互いに異なる色のYトナー,Cトナー,Mトナー,Kトナーを用いるが、それ以外は同じ構成になっている。
Kトナー像を生成するための画像形成ユニット1Kを例にすると、画像形成ユニット1Kは、図2A、図2B、図2Cに示すように、像担持体としてのドラム状の感光体3Kを有する感光体ユニット2Kと、感光体3K上の潜像を現像する現像手段としての現像ユニット7Kとを有している。
これらの感光体ユニット2K及び現像ユニット7Kは、画像形成ユニット1Kとして一体的にプリンタ本体に対して着脱可能なものである。但し、プリンタ本体から取り外した状態では、現像ユニット7Kを感光体ユニット2Kに対して着脱することができる。
画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kの図中下方には、潜像形成手段としての光書込ユニット20が配設されている。書込み手段としての光書込ユニット20は、画像情報に基づいてレーザー光Lを、各画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kの一様帯電後の感光体3Y,3C,3M,3Kに照射する。
これにより、感光体3Y,3C,3M,3K上にY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向されながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y,3C,3M,3Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LEDアレイによる光走査を行うものを採用することもできる。
図1において、光書込ユニット20の下方には、記録媒体としての記録紙Pを供給する第一給紙カセット31及び第二給紙カセット32が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット内には、それぞれ、記録媒体たる記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されている。一番上の記録紙Pには、第一給紙ローラ31a、第二給紙ローラ32aがそれぞれ当接している。
第一給紙ローラ31aが不図示の駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動されると、第一給紙カセット31内の一番上の記録紙Pが、カセットの図中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。
また、第二給紙ローラ32aが不図示の駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動されると、第二給紙カセット32内の一番上の記録紙Pが、給紙路33に向けて排出される。給紙路33内には、複数の搬送ローラ対34が配設されており、給紙路33に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対34のローラ間に挟み込まれながら、給紙路33内を図中下側から上側に向けて搬送される。
給紙路33の末端には、タイミングローラ対35が配設されている。タイミングローラ対35は、搬送ローラ対34から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の二次転写ニップへ向けて送り出す。
各画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kの図中上方には、中間転写体としての中間転写ベルト41を張架しながら図中反時計回りに無端移動させる転写手段としての転写ユニット40が配設されている。転写ユニット40は、中間転写ベルト41の他、ベルトクリーニングユニット42、第一ブラケット43、第二ブラケット44などを備えている。
また、4つの一次転写ローラ45Y,45C,45M,45K、二次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、補助ローラ48、テンションローラ49なども備えている。中間転写ベルト41は、これら8つのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図中反時計回りに無端移動する。
4つの一次転写ローラ45Y,45C,45M,45Kは、このように無端移動する中間転写ベルト41を感光体3Y,3C,3M,3Kとの間に挟み込んでそれぞれ一次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する。
中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY,C,M,K各色用の一次転写ニップを順次通過していく過程で、そのおもて面に感光体3Y,3C,3M,3K上のYトナー像,Cトナー像,Mトナー像,Kトナー像が重ね合わせられるように一次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という)が形成される。
二次転写手段を構成する二次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された二次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで二次転写ニップを形成している。タイミングローラ対35が、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させるタイミングで、二次転写ニップに向けて送り出す。
中間転写ベルト41上の4色トナー像は、二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ50と二次転写バックアップローラ46との間に形成される二次転写電界や、ニップ圧の影響により、二次転写ニップ内で記録紙Pに一括して二次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
二次転写ニップを通過しても記録紙Pに転写されずに中間転写ベルト41に残った転写残トナーは、ベルトクリーニングユニット42によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット42は、クリーニングブレード42aを中間転写ベルト41のおもて面に当接させ、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
二次転写ニップの図中上方には、記録紙P上のトナー像を定着させる定着手段としての定着ユニット60が配設されている。この定着ユニット60は、ハロゲンランプなどの発熱源を内包する加圧加熱ローラ61と、定着ベルトユニット62を備えている。
定着ベルトユニット62は、定着部材としての定着ベルト64、ハロゲンランプなどの発熱源63aを内包する加熱ローラ63、テンションローラ65、駆動ローラ66などを有している。そして、無端状の定着ベルト64を加熱ローラ63、テンションローラ65及び駆動ローラ66によって張架しながら、図中反時計回り方向に無端移動させる。
この無端移動の過程で、定着ベルト64は加熱ローラ63によって裏面側から加熱される。このようにして加熱された定着ベルト64の加熱ローラ63掛け回し箇所には、図中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ61がおもて面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ61と定着ベルト64とが当接する定着ニップが形成されている。
定着ベルト64のループ外側には、不図示の温度センサが定着ベルト64のおもて面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト64の表面温度を検知する。この検知結果は、不図示の定着電源回路に送られる。
定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ63に内包される発熱源63aや、加圧加熱ローラ61に内包される発熱源61aに対する電源の供給をオンオフ制御する。これにより、定着ベルト64の表面温度が例えば約140℃に維持される。
二次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着ユニット60内に送られる。そして記録紙Pは、定着ユニット60内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト64及び加圧加熱ローラ61によって加熱され、押圧されることにより、フルカラートナー像が記録紙P上に定着される。
このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対67のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部68が形成されており、排紙ローラ対67によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部68に順次スタックされる。
なお、転写ユニット40の上方には、Yトナー,Cトナー,Mトナー,Kトナーを収容する4つのトナーカートリッジ100Y,100C,100M,100Kが配設されている。トナーカートリッジ100Y,100C,100M,100K内の各色トナーは、画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kの現像装置7Y,7C,7M,7Kそれぞれに適宜供給される。これらトナーカートリッジ100Y,100C,100M,100Kは、画像形成ユニット1Y,1C,1M,1Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
(画像形成ユニット)
画像形成ユニットは図2A、図2B、図2Cのように構成されている。図2Aは従来の画像形成ユニットであり、図2Bと図2Cの本発明の実施形態で使用する画像形成ユニットの特徴部分を明確化するために図示するものである。各画像形成ユニット1Kの違いは、前述したように、除電ランプ22Kの位置、ドラムクリーニング装置15Kの構成、表面電位検知センサ76の配置である。その他の構成は3つの画像形成ユニット1Kで共通である。
(感光体ユニット)
従来の画像形成ユニットを示す図2Aにおいて、感光体ユニット2Kは、感光体3K、ドラムクリーニング装置15K、除電手段としての除電ランプ22K、感光体3Kの表面を帯電する帯電手段としての帯電装置23Kなどを有している。
感光体3Kは、ドラム状の導電性支持体の周面に有機感光層と表面層とが順次積層されたものである。また、有機感光層は、電荷発生層及び電荷輸送層等から構成される。電荷輸送層の厚さは10〜40[μm]の範囲で、所望の感光体特性に応じて適宜選択される。また、感光体3Kにおける導電性支持体と有機感光層との間には、必要に応じて下引き層が形成される。
なお、電荷発生物質と電荷輸送物質の双方を同一の層に含む単層型感光体で感光体3Kを構成してもよい。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
ドラムクリーニング装置15Kは、塗布ブラシローラ17K、クリーニングブレード18K、固形潤滑剤19K、回収コイル20Kなどを有している。
塗布ブラシローラ17Kは、金属製の回転軸部材と、これの周面に立設せしめられた複数の導電性繊維からなるブラシローラ部とを有するものである。塗布ブラシローラ17Kは、回転駆動に伴って固形潤滑剤19Kから潤滑剤を粉末状に掻き取った後、感光体3Kの表面に塗布する。
この潤滑剤の塗布により、感光体3Kの表面には潤滑剤粉末からなる被膜が形成されて、感光体3Kとトナーとの付着力を弱めてクリーニング性を向上させたり、感光体3Kと、これに当接する各種部材との摺擦力を弱めて感光体3Kの長寿命化を図ったりする。
固形潤滑剤19Kとしては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸亜鉛、オレイン酸コバルト、オレイン酸マグネシウム、パルチミン酸亜鉛のような脂肪酸金属塩、カルナウバワックスのような天然ワックス、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素系の樹脂などがある。
除電ランプ22Kは、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。
また、所望の波長域の光のみを照射するために、除電ランプ22Kに、シャープカットフィルタ、バンドパスフィルタ、近赤外カットフィルタ、ダイクロイックフィルタ、干渉フィルタ、色温度変換フィルタなどの各種フィルタを用いることもできる。
帯電装置23Kは、ローラ帯電方式の帯電ローラ231Kとクリーニングブラシローラ232Kを有する。帯電ローラ231Kは、不図示の駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動されている感光体3Kの表面を一様帯電させる。
帯電ローラ231Kは、図示しない導電性支持体である芯金、これの長手方向中央部の周面に被覆されたローラ部、芯金の長手方向両端部にそれぞれ固定された突き当てコロなどから構成されている。芯金には、図示しない電源によって帯電バイアスが印加される。そして、帯電ギャップを介して、導電性のローラ部と感光体3Kとの間で放電が発生することで、感光体3Kが一様帯電される。
図2Aの構成例では、不図示の電源によって帯電バイアスが印加されながら、図中反時計回りに回転駆動される帯電ローラ231Kを感光体3Kに近接させることで、感光体3Kを一様帯電させる。帯電ローラ231Kの代わりに帯電ブラシを感光体3Kに当接させてもよい。
また、コロナ帯電方式のスコロトロンチャージャーのように、感光体3Kを一様帯電させるものを用いてもよい。帯電装置23Kによって一様帯電させた感光体3Kの表面は、光書込ユニット20から発せられるレーザー光によって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。
クリーニングブラシローラ232Kは、金属製の芯金と、当該芯金の周面に静電植毛された複数の導電性繊維からなるブラシローラ部とを具備している。そして、帯電ローラ231Kのローラ部に当接しながら、帯電ローラ231Kの回転に伴って連れ回ることで、帯電ローラ231Kの周面からトナーを掻き落とす。
現像ユニット7Kは、スクリューローラ8K、トナー濃度検知手段としての透磁率センサ等からなるトナー濃度センサ10K、現像ローラ12K、現像剤規制部材としてのドクターブレード14K等を有する。現像ユニット7Kは、磁性キャリアとマイナス帯電性のKトナーを有するK現像剤(図示せず)を収容している。
スクリューローラ8Kは、不図示の駆動手段によって回転駆動され、現像ユニット7K内のK現像剤を紙面に垂直な方向に搬送する。搬送途中のK現像剤は、トナー濃度センサ10Kによってそのトナー濃度が検知される。
現像ユニット7Kの上部に、現像ローラ12Kが配設されている。現像ローラ12Kは、図中反時計回り方向に回転駆動される非磁性パイプから成る現像スリーブ内にマグネットローラ13Kを内包している。K現像剤の一部は、マグネットローラ16Kの発する磁力によって現像ローラ12K表面に汲み上げられる。
そして、現像剤担持体としての現像ローラ12Kと所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード14Kによって現像剤の層厚が規制された後、当該現像剤は感光体3Kと対向する現像領域まで搬送され、感光体3K上のK用静電潜像にKトナーを付着させる。このトナー付着により、感光体3K上にKトナー像が形成される。現像によってKトナーを消費したK現像剤は、現像ローラ12Kの回転に伴って現像ユニット7K内に戻される。
感光体3K上に形成されたKトナー像は、中間転写ベルト41に中間転写される。ドラムクリーニング装置15Kが、中間転写工程を経た後の感光体3K表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体3Kの表面は、除電ランプ22Kから照射される除電光によって除電される。この除電により、感光体3Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
図1において、他色用の画像形成ユニット1Y,1C,1Mにおいても、同様に感光体3Y,3C,3M上にYトナー像,Cトナー像,Mトナー像が形成されて、中間転写ベルト41上に中間転写される。
以上が従来の画像形成ユニット1Kの概要である。図2Aの従来の画像形成ユニット1Kは、除電ランプ22Kをドラムクリーニング装置15Kの上流側に配置し、一次転写した直後の感光体3Kの周面に除電光を照射している。しかし、除電光を帯電タイミングよりも早めに照射すると除電効果が低いことがわかった。そこで図2B、図2Cの画像形成ユニット1Kでは、除電ランプ22Kからの除電光L'を帯電ローラ231Kの帯電ニップに向けて照射している。
なお、除電ランプ22Kは任意の光学フィルタと組合せることが可能である。光学フィルタとしては、シャープカットフィルタ、バンドパスフィルタ、近赤外カットフィルタ、ダイクロイックフィルタ、干渉フィルタ、色温度変換フィルタのいずれかを使用可能である。
また、図2Aの画像形成ユニット1Kは塗布ブラシローラ17K、クリーニングブレード18K、固形潤滑剤19K、回収コイル20Kなどを有している。しかし、潤滑剤塗布機構である塗布ブラシローラ17Kや固形潤滑剤19Kは、画像形成装置にとって必要不可欠なものではない。
そこで図2Bと図2Cの画像形成ユニット1Kでは、低コスト化のために塗布ブラシローラ17Kや固形潤滑剤19Kを省略してクリーニングブレード18Kのみのドラムクリーニング装置15Kとした。
また、図2Aと図2Bの画像形成ユニット1Kは、感光体3Kの周面の電位を検知する表面電位検知センサ76を帯電ローラ231Kと現像ローラ12Kの間に配置している。これに対して、図2Cの画像形成ユニット1Kは、図2Bの表面電位検知センサ76をなくしている。
図2Cの画像形成ユニット1Kは、表面電位検知センサに代えて、図1のように二次転写ローラ50の直近上流側にトナー付着量検知センサ77を配置している。つまり、中間転写ベルト41上のトナー付着量から感光体3K上の表面電位を検知するものといえる。
トナー付着量検知センサ77は、感光体3Kから中間転写ベルト41に転写された検知用トナーパターン(トナーパッチ)の正反射光あるいは拡散反射光を光学センサで検知することで、中間転写ベルト41上のトナー付着量を検知する。
トナー付着量検知センサ77としては、LEDなどの発光素子とフォトトランジスタなどの受光素子を有する光学センサを使用することができる。中間転写ベルト上のトナーパッチに向けて照射した発光素子の反射光を受光素子で検知し、当該反射光の光量からトナーパッチのトナー付着量を検知する。
光学センサは、一般に、低付着側は比較的感度よく検知できるが、高付着側ではある程度以上の高付着になると、受光素子の検出感度などにより、感度よく検知することができなくなる。すなわち、光学センサには、トナーパッチを感度よく検知することのできる所定の検出範囲がある。
よって、トナー付着量(又は現像γ)を精度よく求めるためには、階調パターンを構成する複数のトナーパッチのトナー付着量が、光学センサにより感度よく検知することのできるトナー付着量検知範囲内で、低付着側から高付着側にかけて、等間隔で分布するのが望ましい。
以上が帯電装置23Kを含む感光体ユニット2Kの概要である。帯電装置23Kによって一様帯電せしめられた感光体3Kの表面には、レーザー光Lによる光走査で静電潜像が形成され、現像ユニット7Kとの対向位置である現像領域に進入する。現像ユニット7Kは、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて潜像を現像するようになっている。
(現像ユニット)
現像ユニット7Kは、現像ユニット7Kの内部に収容している現像剤を撹拌しながら軸線方向に搬送するスクリューローラ8Kと、現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌ローラ9Kを有する。また現像ユニット7Kは、ケーシングに設けられた開口を通して感光体3Kに対向した現像スリーブ12Kと、現像スリーブ12Kに先端を接近させたドクターブレード14K等を有する。
現像スリーブ12Kは、当該現像スリーブ12Kと同心で配置されて現像スリーブ12Kの表面に担持された現像剤中のトナーを感光体3Kに転移させるマグネットローラ13Kを有する。当該マグネットローラ13Kは、現像スリーブ12Kの回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有する。
これら磁極は、それぞれスリーブ上の現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌ローラ9Kから送られてくる現像剤を現像スリーブ12K表面に引き寄せて担持させるとともに、現像スリーブ12Kの表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
画像形成ユニット1Kは以上のように構成され、現像ユニット7Kによる現像で表面にKトナー像が形成された感光体3Kは、回転に伴って後述するK用の1次転写ニップに進入する。この1次転写ニップでは、感光体3K上のKトナー像が中間転写ベルトのおもて面に1次転写される。
かかる1次転写ニップを通過した後の感光体3Kの表面は、除電ランプ22Kによって除電された後、ドラムクリーニング装置15Kによるクリーニング位置に進入する。
感光体3Kの周面がクリーニング位置に進入すると、感光体3Kの周面の転写残トナーがクリーニングブレード18Kで掻き取られる。この掻き取られた転写残トナーは、回収コイル20Kにより、図の紙面に直交する方向の端部まで搬送される。そして、ドラムクリーニング装置15Kの外部に排出され、図示しない廃トナーボトル内に回収される。
(残像発生のメカニズム)
図3は除電工程を示す図である。図3(a)〜(c)が除電処理をしない場合の残像発生メカニズムを示している。図3(d)〜(f)が除電光による除電処理をする場合の残像抑制作用を示している。
図3(a)は露光工程の直後を示している。感光体の表面の非画像部(ブランク部)には帯電電荷がほぼそのまま残っているのに対し、中央の画像部(ベタパッチ部)では露光により帯電電荷の大半が中和消失している。このため、像担持体としての感光体の表面電位は、画像部で露光電位Vl、非画像部で帯電電位Vdとなっている。
図3(b)は転写工程を示している。この転写工程では、トナーの移動が行われる画像のベタ部では、感光体表面電位はVlのままである。これに対して非画像部では、転写工程で印加される転写バイアスにより感光体にプラスの電荷が注入されてしまうため、非画像部の感光体表面電位がプラス帯電する。
図3(b)の状態で除電光照射なしで次画像の帯電工程に入ると、図3(c)のように、前画像の非画像部では前画像の転写工程で注入された感光体表面のプラス電荷の影響で帯電電位の絶対値がVdよりもΔVd(残像電位)だけ低下する(第1表面電位)。これに
対して前画像の画像部では感光体表面にプラス電荷がないので帯電電位Vdになる(第2表面電位)。
このような静電潜像の履歴が残ったままの状態の感光体3Kに対してベタ部を含む次画像が形成されると、当該ベタ部に残像電位差ΔVdの大きさに応じた残像が発生してしまう。すなわち図3(c)の場合、次画像のベタ部に残像電位差ΔVdに対応して画像濃度が薄いネガ残像が発生してしまう。
なお、転写工程で注入されるプラス電荷量は、転写電流値が大きいほど多いので、転写電流値に対応して残像電位差ΔVdも大きくなり、残像はより悪くなる傾向がある。また、帯電電位Vdが低い(絶対値が小さい)ほど残像電位差ΔVdは大きく、残像はより悪化する傾向がある。
(除電光による残像抑制作用)
次に、図3(d)〜(f)により除電光による残像抑制作用について説明する。図3(d)は感光体に除電光を照射した直後の状態を示している。同図に示すように、除電光を照射すると電荷発生層(CGL層)にマイナス電荷(電子)とプラス電荷(ホール)が一様に発生する。
図3(d)に示すように、感光体の非画像部の表面には前画像の転写工程で転写バイアスによるプラス電荷が注入されている。このため当該プラス電荷により非画像部の帯電電位は低下して電界が弱まっている。したがって、電荷発生層(CGL層)から発生したプラス電荷は非画像部では感光体表面側に移動しにくい状態になっている。
一方、前画像の転写工程で感光体の画像部の表面には転写バイアスによるプラス電荷が注入されていない。このため画像部では電界が強く、除電光の照射により発生したプラス電荷が感光体表面に移動しやすい状態になっている。
次に、帯電工程において感光体に対する帯電と除電光照射を同時に行った場合を考える。図3(e)はこの帯電と除電光照射を開始した直後の状態を示したものである。同図に示すように、除電光照射により電荷発生層(CGL層)で発生したプラス電荷が、帯電による感光体表面のマイナス電荷により生じた電界により、電荷移動層(CTL層)を通って感光体表面側に移動しようとしている。
図3(f)は除電光照射により電荷発生層(CGL層)で発生したプラス電荷が感光体表面側に移動した後の状態を示している。図3(c)の除電光照射がない場合、或いは図3(f)の直前の図3(e)と比較すると、画像部と非画像部の電位差ΔVd'が小さくなり(ΔVd'<ΔVd)、より効率的に残像が改善することが分かる。
なお、図2Aのように帯電バイアスが掛からない帯電ニップの手前側で除電光L'を照射しても、電界がかかっていないため、除電光により発生したプラス電荷が感光体表面に移動しにくく、残像の改善効果は小さい。また、除電光により電荷発生層に発生したプラス電荷は時間が経つと消滅してしまうため、電界のかかっている帯電ニップ部に除電光を照射することが残像低減に有効である。
言い換えれば、図2Aのように帯電ニップ部への除電光の照射を行わない従来の画像形成ユニット1Kは、ネガ残像解消に対しては効果がないか極めて少ないことを示している。これに対して、帯電ニップ部への除電光の照射は、ネガ残像に対しても有効である。
前述したように、除電光量L'を大きくすることで残像発生を抑制可能であるが、除電光量L'を大きくすると静電疲労による感光体の劣化が加速され、感光体寿命が短縮化するという問題がある。従来の画像形成装置では、図2Aのように、除電光の照射位置が帯電ニップ部から離れているため、除電光によって発生したプラス電荷を残像電位差縮小のために有効に活用できていなかった。
また、図2B、図2Cのような潤滑剤塗布機構を持たない画像形成ユニットの場合、潤滑剤塗布機構を有する画像形成ユニットよりも電荷発生層(通常0.05〜2μm)の膜厚変動(減少)が大きいので、膜厚に応じた除電光量を照射する必要がある。しかしながら、感光体の膜厚減少に正確に対応して除電光量を変える(光量増大)ことは容易ではない。
(帯電ニップ部に対する除電光照射)
そこで、図2B、図2Cのように、除電ランプによる除電光照射を、除電光L'1のように、帯電ニップ部を狙って照射することとした。帯電ニップ部を狙って照射される当該除電光L'1は、電位差検知制御により検知した残留電位の電位差の検知結果に応じて、残像の発生しない適切な除電光量に制御される。
(残留電位の推移)
図4は従来例と本発明の実施形態の感光体3K上の残留電位の推移を示したものである。本発明の実施形態は従来よりも適切な除電光量を与えることができるため、同じ大きさの除電光量で残留電位差を経時にわたって小さく維持できており、除電光による感光体3Kの経時劣化を抑制可能であることがわかる。
(ベタパッチ部とハーフトーンパッチ部)
図5Aと図5Bは、それぞれ、第1実施形態と第2実施形態のベタパッチ部とハーフトーンパッチ部を示すものである。図5Aは、感光体3Kの周面上に回転方向にベタパッチ部とハーフトーンパッチ部を順番に形成している。両パッチ部以外の白地はブランク部(白紙部)である。
ベタパッチ部が回転方向前側に位置し、ハーフトーンパッチ部が回転方向後側に位置する。ベタパッチ部とハーフトーンパッチ部の間隔は、感光体3Kの1周期(1周長)分の距離である。1周期(1周長)分の距離をあけるのは、ベタパッチとハーフトーンパッチを重ね合わせることで残像発生の有無を確認するためである。
また、図5Aに示すように表面電位検知センサ76は感光体3Kの主走査方向中央に配置し、図5Bに示すようにトナー付着量検知センサ77は中間転写ベルト41の幅方向中央に配置する。なお、表面電位検知センサ76やトナー付着量検知センサ77は、一箇所だけでなく複数箇所に配置してもよい。例えばトナー付着量検知センサ77は図8で後述するように、中間転写ベルト41の幅方向三箇所に配置してもよい。
ここで、「ベタパッチ」とは均一濃度の単色画像を形成するために感光体をフル露光して得られた所定寸法の矩形状パッチのことをいう。「ハーフトーンパッチ」とは、均一濃度の単色画像を形成するために感光体をフル露光よりも小さい光量で露光して得られた所定寸法の矩形状パッチのことをいう。図5Aでは当該パッチは両方とも「潜像パッチ」であり、図5Bでは当該パッチは両方とも「トナーパッチ」である。
なお、ハーフトーンパッチは「アナログハーフトーンパッチ」又は「デジタルハーフトーンパッチ」として形成することができるが、ここではアナログハーフトーンパッチを形成するものとする。
(残像原因となる、表面電位差・トナー付着量差の検知)
図6Aは感光体3Kの回転数(周回)と、感光体3Kの表面電位との関係を示したものである。図6Bは感光体3Kの回転数(周回)と、中間転写体のトナー付着量との関係を示したしものである。
感光体3Kの1周目の[1][2]を含む領域で図5A、図5Bの黒色ベタパッチ部とブランク部を形成し、2周目の[3][4]を含む領域で図5A、図5Bの黒色ハーフトーンパッチ部を形成している。
図6A、図6Bにおいて、感光体3Kの2周目のハーフトーンパッチ部で、図3で前述した残像発生メカニズムにより1周目のベタパッチ部の残像が発生する。すなわち図6Aに示すように、感光体3Kの1周目のパターン中の[1][2]で電位が落ち込んだ箇所の履歴が次の作像時に残る。当該履歴が表面電位差として現れる結果、図6Bの[3][4]のように所定トナー付着量(0.15mg/cm2)よりも薄いトナー付着量(0.10mg/cm2)の残像画像を発生する。
なお、図6Bに示すトナー付着量に対し、ベタ画像のように書き込み光量が落ちる場合でも、表面電位にばらつきが生じる。しかし、現像によるトナー付着量の差が生じにくいため、残像画像は現れない。これに対し、ハーフトーン画像では、表面電位差に対してトナー付着量の感度が高いため、現像したときに付着量の差となって、残像画像が発生する。
当該残像の程度は、電位差(ΔVl3、ΔVl4)乃至トナー付着量差(ΔM/A1、ΔM/
2)に比例する。ここで表面電位は、例えばトレック(Trek)表面電位計Model344を用いて測定することができる。またトナー付着量は、光学センサによって測定することができる。このように、表面電位計や光学センサで電位差やトナー付着量差を検知することで、印刷前に残像発生有無を検知することができる。なお、本条件では、感光体2周目のベタ部に対応する部分の付着量は少ないが、作像条件が異なる場合は、付着量が多くなる場合もある。
(除電能力調整モード)
以上のように、ベタパッチ部とハーフトーンパッチ部の電位差又はトナー付着量差の大きさにより、残像発生の有無を検知することができる。図7A、図7C、図7Dは、このことを利用して画像形成装置の印刷前に除電光を光量制御するフロー(除電能力調整モード)を示している。当該フローは、除電手段としての除電ランプ22Kの除電能力を増減制御する図示しない制御手段で実行される。
図7Aと図7Cは表面電位差に基づいた除電光量制御であり、図7Dはトナー付着量差に基づいた除電光量制御である。図7Cは、図7Aのフローに現像能力に応じた除電光量の制御を追加(S'1、S'2)したフロー図である。図7CのステップS'1、S'2は、後述する図7Bの補正係数を考慮して目標電位差Sを計算するものである。
図7A、図7C、図7Dでは最初に除電光量をOFFにしておき、ΔVl≦Sになるように、又はΔM/A≦Sになるように、除電光量を増加させている。別の方法として、はじ
めに除電光量を前回値に設定しておき、除電光量を増減させてΔVl=S、又はΔM/A
=Sとなる最適な値に設定しても良い。
ここで、図6A中のΔVlで示される残留電位の電位差が所定値(例えば5V)以上であれば、図7AのステップS5、図7CのステップS'7において光量L'1を増加させ、再度電位差検知制御を行い、図6A中のΔVlの値が所定値S(例えば5V)以下になるまで繰り返し行う。
また、図6B中のΔM/Aで示されるトナー付着量差が所定値S(例えば0.05mg/
cm2)以上であれば、図7DのステップS5で光量L'1を増加させ、トナー付着検知制御を行い、図6B中のΔM/Aの値が所定値S以下になるまで繰り返し行う。
この結果により設定された光量L'1を用いて画像を形成すると、感光体3K上の残留電位によって形成する画像が悪化する弊害が起こることはなく、高画質の画像を提供することができる。以上のように、本発明では、表面電位検知センサ76の出力を検知し、光量L'1の除電光量を制御することにより、ハーフトーンにおける残像画像の発生を抑制することができる。
なお、残留電位の電位差が所定値S(例えば5V)以下であれば、光量L'1の変更は行わずに、そのままの光量を維持すれば良い。所定値Sを小さくすれば、残像発生程度は良くなるが、所定値Sを小さくした分だけ光量を増加することになるため、感光体の静電疲労は悪化する。そこで所定値Sは変更可能とし、残像発生の程度を確認した上で所定値Sの必要な増減変更量を決定すれば良い。
(現像能力に応じた除電光量の制御)
図7Bは、現像γの大きさに応じて除電光量を制御する場合の補正係数について示している。マシンの置かれた環境や現像剤の走行距離に応じて、印刷動作中のトナーの現像能力(現像ポテンシャルあたりのトナー付着量:現像γ、単位:mg/cm2/kV)は常に変動する。
ここで現像γとは、現像ポテンシャルとトナー付着量との対応関係を示すパラメータである。現像ポテンシャルとは、感光体上の露光部電位と現像バイアスとの電位差を示すものであり、現像ポテンシャルが大きいほど1ドット静電潜像に対するトナー付着量が多くなり、画像濃度が高まる。
表面電位検知センサ76で検知した残留電位の電位差ΔVlが同じでも、現像能力(現像γ)に応じてトナー付着量差は異なる。このため、画像上の残像の発生程度も現像γによって異なる。トナー付着量差は、電位差ΔVlと現像γの積に比例することから、現像能力が高い場合はトナー付着量差が大きくなり残像は悪化し、現像能力が低い場合はトナー付着量差が小さくなり残像は良化する。
そこで、現像能力(現像γ)に応じて、残留電位の電位差の所定値Sを補正し、除電光L'1の強さを変えることにした。図7Bには、現像γによる補正係数一覧の例を示してある。画像形成装置は、最適な作像条件を決定するために、定期的にプロセスコントロールを行い現像能力を測定している。
除電能力調整モードを実行する時の直前の現像能力に応じて残留電位の電位差の所定値Sを補正することで、現像能力を考慮した最適な除電光量を設定することができる。なお、補正係数の値は、感光体3Kの特性やシステム構成によって変わるものであるから、詳細説明は省略する。勿論、除電光量が現像γに対して反比例するように電位差の所定値Sを連続的に補正しても良い。
(除電能力調整モードの実行時期)
除電能力調整モードは、トナー付着量を検知するために作像動作をする必要がある。印刷前に毎回除電能力調整モードを実行すると、高頻度でトナー付着量制御が入る。そうすると、ユーザにお待たせ時間をかけてしまい、急ぐ時でもすぐに印刷することできない。
また、トナー付着量検知のために、画像形成ユニットを動かすことになるので、高頻度でトナー付着量制御が入ると、無駄に感光体の走行距離が伸びてしまい、画像形成ユニットの交換頻度が増えてしまう。そこで、除電能力調整モードは、画像形成装置の印刷枚数がある閾値枚数を超えたときのみに実行するのが望ましい。閾値枚数は、感光体3Kの感光層の厚さが所定量以上削れたと想定される感光体走行距離で決める。当該閾値枚数は、システムによって変えることができる。
潤滑剤を感光体3Kへ塗布しないシステムの場合は、数千枚に一度、除電能力調整モードが入る。また、感光体が交換されたと検出された場合にも、除電能力調整モードが実行される。このように、定期的に除電能力調整モードを実行することで、或いは、プロセスコントロールなどの調整動作時に除電能力調整モードを実行することで、ユーザの利便性低下や走行距離の低減なく、長期間にわたって、残像画像の発生を抑えることができる。
したがって、本発明の実施形態の画像形成装置は、従来の画像形成装置と比較して、残像低減と感光体静電疲労の低減を両立でき、長期間にわたって、残像の発生を抑えることができる。
(トナー付着量検知センサの複数配置)
図8は、中間転写ベルト41の主走査方向に複数のトナー付着量検知センサ77を配設した実施形態である。この図8では、中間転写ベルト41の前側(Front)、中央(Center)、後側(Rear)の3個所にトナー付着量検知センサ77を配設している。
帯電部品のばらつきや前側、中間転写ベルト41の中央、後側(以下、「FCR」と略称する)の転写圧差により、トナー付着量差が主走査方向で変わり、FCRで残像画像の見え方が変わる場合がある。このような場合、ある一点で除電光量を決めて補正すると、最悪部では除電光量が足りずに、残像が発生してしまうことがある。
そこで画像安定化のため、中間転写ベルト上のトナー付着量を検知するトナー付着量検知センサ77を、図8のように例えばFCRの3点で検出する。トナー付着量検知センサ77が主走査方向のFCRの3点でトナー付着量を検出し、それぞれの場所に適した除電光量を図7D記載のフロー図に従い補正する。
このように、FCRの3点で除電光量を補正することで、主走査方向でもばらつきなく、残像発生を抑えることができる。なお、本実施例では、トナー付着量検知センサ77の数を3つとしたが、主走査方向のセンサの数は3つに限定されるものではないことは勿論である。
このようにトナー付着量検知センサ77を任意の複数で配設し、複数のセンサを使用して主走査方向で除電光量の補正量を決めることで、画像全域で残像を抑制することができる。
(ハーフトーン画像)
前述した電位差検知制御には、アナログハーフトーン画像を用いている。しかしながら、デジタルプリンタの実画像は、書込み光量の弱いアナログハーフトーンは不安定である。このため、アナログハーフトーン画像を用いた残留電位の電位差の検知結果に応じて、帯電ニップに照射する除電光量を制御しても、残像が十分に抑制できなかったり、逆に、残像抑制はできても光量が必要量よりも強すぎて感光体3Kの静電疲労が促進されてしまったりすることがある。
そこでアナログハーフトーンに代えて、ベタの書込み光量でドットを打ち、その面積率を変化させることでハーフトーン画像を作像する。すなわち、図9A(a)(b)に示すようなデジタルハーフトーン画像を用いる。このようなデジタルハーフトーン画像を用いることで、アナログハーフトーンを用いた場合よりも残像発生が抑制され、静電疲労の少ない最適な除電光量を設定できる。
図7A、図7C、図7Dの検知パターン作像方法については、図5A、図5Bのハーフトーンパッチ部の画像パターンを、デジタルハーフトーン画像パターンにして、前述と同様の制御を行えば良い。
ところで、デジタルプリンタの実画像は、様々なディザパターンが用いられている。ディザパターンは網状の小さな点によってグレー階調を表現し、網点の大きさや密度を変えることにより濃淡の違いを表現するものである。
ところが、ディザパターンの種類毎に残像の発生程度や見え方が異なる。このため、ある決められたデジタルハーフトーン画像を用いた残留電位の電位差の検知結果に応じて、帯電ニップに照射する除電光量を制御しても、残像が十分に抑制できない場合がある。また、これとは逆に、残像は抑制できても光量が必要量よりも強すぎて感光体の静電疲労が促進されることもある。
そこで、このような場合、図9B(a)(b)に示すような、調整後に出力頻度の高い実画像のデジタルハーフトーン画像を使用すると良い。このような調整後に出力頻度の高い実画像のデジタルハーフトーン画像を用いることで、ある決められたデジタルハーフトーン画像を用いた場合よりも、残像発生が抑制され、静電疲労の少ない最適な除電光量を設定できる。
この場合も、図7A、図7C、図7Dの検知パターン作像方法については、図5A、図5Bのハーフトーンパッチ部の画像パターンを、調整後に出力頻度の高い実画像のデジタルハーフトーン画像デジタルハーフトーン画像パターンにして、前述と同様の制御を行えば良い。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば前記実施形態では二成分現像剤を用いたが、当該二成分現像剤に代えて磁性又は非磁性の一成分現像剤を用いることも可能である。また、これら現像剤はネガ現像剤又はポジ現像剤のいずれでもよい。
また前記除電手段は除電ランプに限定されない。除電手段は像担持体に対して除電バイアスを印加可能なものであればよい。このような除電手段は公知の除電器の中から適宜選択することができる。
1Y,1C,1M,1K:画像形成ユニット
2Y,2C,2M,2K:感光体ユニット
3Y,3C,3M,3K:感光体
7Y,7C,7M,7K:現像ユニット
8K:スクリューローラ 9K:攪拌ローラ
10K:トナー濃度センサ 12K:現像ローラ
13K:マグネットローラ 14K:ドクターブレード
15K:ドラムクリーニング装置 16K:マグネットローラ
17K:塗布ブラシローラ 18K:クリーニングブレード
19K:固形潤滑剤 20:光書込ユニット
20K:回収コイル 21:ポリゴンミラー
22K:除電ランプ 23K:帯電装置
231K:帯電ローラ 232K:クリーニングブラシローラ
31:第一給紙カセット 31a:第一給紙ローラ
32:第二給紙カセット 32a:第二給紙ローラ
33:給紙路 34:搬送ローラ対
35:タイミングローラ対 40:転写ユニット
41:中間転写ベルト 42:ベルトクリーニングユニット
42a:クリーニングブレード 43:第一ブラケット
44:第二ブラケット 45Y,45C,45M,45K:一次転写ローラ
46:二次転写バックアップローラ 47:駆動ローラ
48:補助ローラ 49:テンションローラ
50:二次転写ローラ 60:定着ユニット
61:加圧加熱ローラ 61a:発熱源
62:定着ベルトユニット 63:加熱ローラ
63a:発熱源 64:定着ベルト
65:テンションローラ 66:駆動ローラ
67:排紙ローラ対 68:スタック部
76:表面電位検知センサ 77:トナー付着量検知センサ
100Y,100C,100M,100K:トナーカートリッジ
特許第2618009号公報 特開2000−181159号公報 特開2000−66552号公報 特開2008−122440号公報 特開2007−79168号公報 特開2008−122440号公報 特開平8−76559号公報

Claims (10)

  1. 潜像を担持し回転可能な像担持体と、前記像担持体の周面を一様に帯電する帯電手段と、前記像担持体の周面を露光することにより当該周面に前記潜像を書込む書込み手段と、前記潜像をトナーによってトナー像として顕像化する現像手段と、前記トナー像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体の周面を前記帯電手段と前記像担持体との間の帯電部の位置で除電する除電手段と、前記書込み手段と前記現像手段との間に配置されて前記像担持体の周面の表面電位を検知する表面電位検知手段と、前記除電手段の除電能力を増減制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置の印刷動作を開始する前に、前記書込み手段が、前記像担持体の1周目の周面にフル露光したベタパッチ部と露光しないブランク部とを形成し、かつ、前記転写手段による転写と前記帯電手段による帯電を行った後の前記像担持体の2周目の周面に前記ベタパッチ部と前記ブランク部が形成されていた個所に重ねてハーフトーンパッチ部を形成し、
    前記表面電位検知手段は、前記ハーフトーンパッチ部における前記ベタパッチ部であった個所の第1表面電位と前記ブランク部であった個所の第2表面電位との電位差を検知し、
    当該電位差が所定値を超えているときは、前記制御手段が、当該電位差が所定値以下になるまで前記除電手段の除電能力を増大させた後に印刷動作を開始する除電能力調整モードを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 潜像を担持し回転可能な像担持体と、前記像担持体の周面を一様に帯電する帯電手段と、前記像担持体の周面を露光することにより当該周面に前記潜像を書込む書込み手段と、前記潜像をトナーによってトナー像として顕像化する現像手段と、前記トナー像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体の周面を前記帯電手段と前記像担持体との間の帯電部の位置で除電する除電手段と、前記中間転写体から記録媒体に二次転写する直前の当該中間転写体のトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段と、前記除電手段の除電能力を増減制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置の印刷動作を開始する前に、前記書込み手段が、前記像担持体の1周目の周面にフル露光したベタパッチ部と露光しないブランク部とを形成し、かつ、前記転写手段による転写と前記帯電手段による帯電を行った後の前記像担持体の2周目の周面に前記ベタパッチ部と前記ブランク部が形成されていた個所に重ねてハーフトーンパッチ部を形成し、
    前記トナー付着量検知手段は、前記ハーフトーンパッチ部における前記ベタパッチ部であった個所の第1トナー付着量と前記ブランク部であった個所の第2トナー付着量との差を検知し、当該トナー付着量差が所定値を超えているときは、前記制御手段が、当該付着量差が所定量以下になるまで前記除電手段の除電能力を増大させた後に印刷動作を開始する除電能力調整モードを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記除電手段が、除電光を照射する除電ランプを有することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 前記帯電手段は、ローラ帯電方式又はコロナ帯電方式であることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  5. 前記ハーフトーンパッチは、アナログハーフトーンパッチ又はデジタルハーフトーンパッチであることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  6. 前記記録媒体の所定印刷枚数ごとに前記除電能力調整モードを実行することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  7. 前記表面電位検知手段を前記像担持体の主走査方向に複数有し、前記除電手段の除電能力を前記像担持体の主走査方向で増減調節可能にしたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  8. 前記トナー付着量検知手段を前記中間転写体の主走査方向に複数有し、前記除電手段の除電能力を前記中間転写体の主走査方向で増減調節可能にしたことを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  9. 前記像担持体が感光層を有する感光体で構成され、当該感光体の感光層が所定量以上摩耗したときに前記除電能力調整モードを実行することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項の画像形成装置。
  10. 前記像担持体が交換されたときに前記除電能力調整モードを実行することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109513565A (zh) * 2017-09-20 2019-03-26 浙江德钜铝业有限公司 一种彩涂金属板的高精密两辊涂装***及其涂装方法
JP2020122905A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社沖データ 画像形成装置

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