JP2016045035A - ナビゲーションシステム、履歴情報解析システム、方法およびプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、履歴情報解析システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者自身で判断しなくても利用者がUターン可能交差点を認識できるようにする技術を提供すること。
【解決手段】過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得手段と、前記Uターン情報に基づいて前記Uターン可能交差点を案内する案内手段と、を備えるナビゲーションシステムを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、Uターン可能であるか否かを案内する技術に関する。
従来、プローブ情報など、利用者の走行履歴に基づいて各種の解析を行う技術が知られている。例えば、特許文献1に開示された技術においては、プローブ情報のデータ数が少ない場合でも旅行時間を精度よく算出するための技術が開示されている。
特開2013−235430号公報
従来のナビゲーションシステムにおいては、Uターン可能であるUターン可能交差点を案内することはできず、Uターン可能交差点であるか否かは利用者自身が判断せざるを得なかった。例えば、特許文献1においては、Uターンが行われた履歴を示すプローブ情報を不採用にする処理が開示されており、従来、Uターンが行われた履歴を示すプローブ情報は異常データと見なされ、有効活用されていなかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、利用者自身で判断しなくても利用者がUターン可能交差点を認識できるようにする技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、ナビゲーションシステムは、過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得手段と、前記Uターン情報に基づいて前記Uターン可能交差点を案内する案内手段と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、ナビゲーション方法は、過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得工程と、Uターン情報に基づいてUターン可能交差点を案内する案内工程と、を含むように構成される。
さらに、上記の目的を達成するため、ナビゲーションプログラムは、過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得機能と、Uターン情報に基づいてUターン可能交差点を案内する案内機能と、をコンピュータに実現させる。
以上のように、ナビゲーションシステム、方法、プログラムは、過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得し、当該Uターン可能交差点を案内する。すなわち、Uターン可能交差点は、ナビゲーションシステム、方法、プログラムによって特定されるため、任意の交差点がUターン可能交差点であるか否かを利用者自身で判断する必要はない。そして、ナビゲーションシステム、方法、プログラムによる案内によれば、利用者がUターン可能交差点を認識することができる。
さらに、履歴情報解析システムは、過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録するUターン情報記録手段と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、履歴情報解析方法は、過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する履歴情報取得工程と、履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録するUターン情報記録工程と、を含むように構成される。
さらに、上記の目的を達成するため、履歴情報解析プログラムは、過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する履歴情報取得機能と、履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録するUターン情報記録機能と、をコンピュータに実現させる。
以上のように、履歴情報解析システム、方法、プログラムは、過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を解析することにより、利用者がUターンを行ったUターン可能交差点を示すUターン情報を生成し、記録媒体に記録する。すなわち、Uターン可能交差点において利用者がUターンを行った場合、利用者の位置の履歴において進行方向がほぼ180度変化する。従って、当該位置の履歴を解析すれば、過去にUターンが行われた位置を特定することが可能であり、当該位置に基づいて(例えば、所定数以上の履歴情報に基づいて統計的に)Uターン可能交差点を取得することができる。そして、このようにして取得されたUターン可能交差点を示すUターン情報が上述のようなナビゲーションシステムで取得されると、ナビゲーションシステムは、Uターン可能交差点をナビゲーションシステムの利用者に案内することができる。
なお、履歴情報においては、過去にUターンが行われた位置を示していればよく、位置の履歴を示す情報が履歴情報であってもよいし、位置の履歴に基づいて特定されたUターンが行われた位置を示す情報が履歴情報であってもよい。すなわち、前者であれば、履歴情報解析システムが位置の履歴を解析することによってUターン可能交差点の位置を特定する。後者であれば、履歴情報解析システムが、Uターンが行われた位置の中からUターン可能交差点と見なすことができる位置を特定することでUターン可能交差点の位置を特定する。
ナビゲーションシステムのブロック図である。 (2A)は履歴情報送信処理のフローチャート、(2B)は履歴情報解析処理のフローチャート、(2C)は案内処理のフローチャートである。 (3A)〜(3C)は難易度を解析するためのヒストグラム、(3D)(3E)は地図の表示例を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーションシステムの構成1(履歴情報の送信):
(2)履歴情報解析システムの構成:
(3)ナビゲーションシステムの構成2(Uターン可能交差点の案内):
(4)履歴情報送信処理:
(5)履歴情報解析処理:
(6)案内処理:
(7)他の実施形態:
(1)ナビゲーションシステムの構成1(履歴情報の送信):
図1は、本実施形態にかかるナビゲーションシステムの構成を示すブロック図であり、本実施形態においては、履歴情報解析システム10と車両Cに備えられたナビゲーションシステム100とが協働し、車両Cに搭乗する利用者にUターン可能交差点を案内する。
ナビゲーションシステム100は道路を走行する複数の車両Cに搭載されており、当該ナビゲーションシステム100はCPU,RAM,ROM等を備える制御部200と記録媒体300とを備え、当該記録媒体300やROMに記憶されたプログラムを制御部200で実行することができる。本実施形態において制御部200は、このプログラムの一つとしてナビゲーションプログラム210を実行可能である。制御部200は、当該ナビゲーションプログラム210の処理により、履歴情報解析システム10に対して履歴情報を送信する処理と、Uターン可能交差点を案内する処理とを実行する。本明細書では、まず、履歴情報を送信する処理を説明する。
車両Cは、通信部220とGPS受信部410と車速センサ420とジャイロセンサ430とシフトセンサ440とユーザI/F部450とを備えている。通信部220は、無線通信を行うための回路にて構成され、制御部200は通信部220を制御して履歴情報解析システム10と通信を行うことができる。GPS受信部410は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両Cの現在地を算出するための信号を示す信号を出力する。制御部200は、この信号を取得して車両Cの現在地を取得する。車速センサ420は、車両Cが備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部200は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ430は、車両Cの水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両Cの向きに対応した信号を出力する。制御部200は、この信号を取得して車両Cの進行方向を取得する。車速センサ420およびジャイロセンサ430等は、車両Cの走行軌跡を特定するために利用され、本実施形態においては、車両Cの出発地と走行軌跡とに基づいて現在地が特定され、当該出発地と走行軌跡とに基づいて特定された車両Cの現在地がGPS受信部410の出力信号に基づいて補正される。
シフトセンサ440は、車両Cに搭載されたシフトレバーのシフトポジションを検出するセンサであり、制御部200はシフトセンサ440の出力信号に基づいてシフトポジションを取得することができる。
記録媒体300には、地図情報300aが記録されている。当該地図情報300aには車両Cが走行する道路上の交差点を示すノードの位置等を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、目的地となり得る施設を示す施設データ等が含まれている。制御部200は、地図情報300aが示すノードデータやリンクデータに基づいてリンクに相当する道路区間を特定し、各道路区間上での車両Cの現在地を特定することができる。
ユーザI/F部450は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、タッチパネルディスプレイからなる入力部を兼ねた表示部やスピーカー等の出力音の出力部を備えている。制御部200は、ナビゲーションプログラム210の機能により、ユーザI/F部450の表示部に車両Cの現在地周辺の地図を表示させることができる。すなわち、制御部200は、車両Cの現在地を取得し、地図情報300aに基づいて現在地周辺の地図を示す画像を生成してユーザI/F部450に対して出力する。この結果、ユーザI/F部450の表示部は、現在地を含む地図を表示する。
さらに、本実施形態におけるナビゲーションプログラム210は、車両Cの走行過程において当該車両Cの位置および切り返し回数の履歴を示す履歴情報を取得し、履歴情報解析システム10に送信する処理を制御部200に実行させることができる。このために、ナビゲーションプログラム210は、履歴情報を取得し送信する機能を制御部200に実現させる履歴情報送信部210aを備えている。
具体的には、制御部200は、履歴情報送信部210aの処理により、車両Cの走行過程において、GPS受信部410,車速センサ420,ジャイロセンサ430の出力信号に基づいて現在地を取得し、所定の期間毎に取得された現在地を車両Cの履歴とする。そして、制御部200は、当該履歴を示す履歴情報300bを記録媒体300に記録する。さらに、制御部200は、車両Cの走行過程において、シフトセンサ440の出力信号に基づいてシフトレバーのシフトポジションが変化したか否かを検出しており、シフトポジションが変化し、変化後のポジションがリバースポジションである場合に、履歴情報300bが示す位置の履歴にリバースポジションとされた位置を対応づける。
さらに、制御部200は、履歴情報の送信タイミングにおいて、履歴情報送信部210aの処理により、履歴情報300bを参照し、現在地の進行方向が180度変化した場合に車両CでUターンが行われたと判定し、現在地の進行方向が180度変化した位置に基づいてUターンが行われた位置を特定する。そして、制御部200は、当該Uターンが行われた位置を示す履歴情報を履歴情報解析システム10に送信する。
なお、本実施形態においては、履歴情報解析システム10において履歴情報を解析してUターン可能交差点の位置等を決定するために、制御部200は、Uターンが行われた位置を示す情報に、車両Cの形状を示す情報とUターンが行われた位置(交差点)への進入方向(以下、単に進入方向とも呼ぶ)を示す情報と車両Cで切り返しが行われた回数を示す情報を送信対象の履歴情報に対応づける。すなわち、制御部200は、履歴情報300bを参照し、Uターンが行われた位置の前後の所定範囲にリバースポジションとされた位置が存在する場合、その位置の個数を切り返しが行われた回数と見なし、送信対象の履歴情報に対応づける。なお、車両Cの形状は、予め図示しない記録媒体に記録されており、本実施形態においては、最小回転半径を示す情報が車両Cの形状を示す情報として送信対象の履歴情報300bに対応づけられる。また、進入方向は種々の情報で定義可能であり、本実施形態においては、Uターンが行われた位置(交差点)に進入する前に車両Cが走行していた道路(リンク)を示す情報が進入方向を示す情報として送信対象の履歴情報300bに対応づけられる。
以上の処理によって、Uターンが行われた位置を示す情報に対して、車両Cの形状、切り返し回数、進入方向が対応づけられて送信対象の履歴情報が定義されると、制御部200は、通信部220を制御して当該送信対象の履歴情報を履歴情報解析システム10に対して送信する。
(2)履歴情報解析システムの構成:
履歴情報解析システム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と記録媒体30とを備えており、制御部20は当該記録媒体30やROMに記録されたプログラムを実行することができる。さらに、履歴情報解析システム10は通信部22を備えている。通信部22は、無線通信を行うための回路にて構成され、制御部20は通信部22を制御して車両Cと通信を行うことができる。なお、記録媒体30には、地図情報300aと同内容の地図情報30cが記録されている。
本実施形態において制御部20は、記録媒体30に記録された履歴情報解析プログラム21を実行可能であり、制御部20は、当該履歴情報解析プログラム21の処理により、履歴情報を解析し、Uターン可能交差点を示すUターン情報を生成する。このために、履歴情報解析プログラム21は、履歴情報取得部21aとUターン情報記録部21bとを備えている。
履歴情報取得部21aは、過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、通信部22を介して車両Cが送信した履歴情報を受信し、記録媒体30に記録する(履歴情報30b)。
Uターン情報記録部21bは、履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、制御部20は、Uターン情報記録部21bの処理により、一定時間毎(例えば、1時間毎)に履歴情報30bを参照し、履歴情報30bが示す位置(過去にUターンが行われた位置)がUターン可能交差点として案内すべき位置であるか否かを解析する。また、制御部20は、履歴情報30bに基づいてUターン可能交差点におけるUターンの難易度を解析する。当該解析は利用者が操作する車両Cの形状およびUターンが行われた位置への進入方向に基づいて行われる。
具体的には、制御部20は、履歴情報30bを、交差点の位置、車両Cの形状および進入方向が共通の情報を同一のグループに分類し、交差点の位置、車両Cの形状および進入方向が共通の情報毎にUターンの難易度を取得する。すなわち、同一のUターン可能交差点であっても、車両Cの形状(本実施形態においては最小回転半径)が異なるとUターンの難易度が異なり得る。また、交差点に接続された各道路上の車線数は交差点への進入方向や交差点からの退出方向毎に異なり得る。従って、同一の交差点であっても、ある進入方向からのUターンは容易であるが、他の進入方向からのUターンは困難であるなど、進入方向毎にUターンの難易度が異なり得る。
そこで、本実施形態において制御部20は、履歴情報30bを、交差点の位置、車両Cの形状および進入方向によって分類し、分類された各グループについて難易度情報を定義する。なお、本実施形態において、制御部20は、切り返しが行われた回数が多いほどUターンの難易度が高いとみなす。そこで、制御部20は、履歴情報30bに基づいて各交差点において切り返しが行われた回数を取得し、切り返し回数に応じて各交差点におけるUターンの難易度を設定する。
さらに、制御部20は、統計的に価値の低い履歴情報30bを解析対象から除外する(詳細は後述)。そして、制御部20は、除外されなかった履歴情報30bであって、交差点の位置、車両Cの形状および進入方向毎に分類された各グループに対して各グループについてのUターンの難易度を示す難易度情報を対応付け、Uターン情報30aとして記録媒体30に記録する。
さらに、制御部20は、通信部22を介して車両CからUターン情報の送信要求を受け付けている。本実施形態において、車両Cからの送信要求は、車両Cの前方の交差点および車両Cの現在地および車両Cの形状を示す情報とともに送信される。そこで、制御部20は、当該送信要求を受け付けると、Uターン情報記録部21bの処理により、Uターン情報30aを参照し、送信要求に含まれていた車両Cの前方の交差点がUターン可能交差点であるか否か(Uターン情報30aに交差点の位置が記録されているか否か)判定する。そして、車両Cの前方の交差点がUターン可能交差点である場合、制御部20は、当該Uターン可能交差点と、車両Cの現在地との関係から車両CがUターン可能交差点に進入する際の進入方向を特定する。さらに、制御部20は、当該Uターン可能交差点についてのUターン情報30aであって、特定された進入方向および車両Cの形状についてのUターン情報30aを取得する。そして、制御部20は、通信部22を介して、送信要求を行った車両Cに対してUターン情報30aを送信する。
(3)ナビゲーションシステムの構成2(Uターン可能交差点の案内):
次に、車両Cが備えるナビゲーションシステム100の制御部200が実行する、Uターン可能交差点を案内する処理を説明する。本実施形態におけるナビゲーションプログラム210は、Uターン可能交差点を案内するために、Uターン情報取得部210bと案内部210cとを備えている。
Uターン情報取得部210bは、過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得する機能を制御部200に実行させるプログラムモジュールである。制御部200は、ナビゲーションプログラム210の処理によってユーザI/F450の表示部に車両Cの現在地を含む地図を表示している状態において、Uターン情報取得部210bの処理により、Uターン情報の送信要求を行うためのボタンをユーザI/F450の表示部に表示させる。
図3Dは、ユーザI/F450の表示部上の表示例を示す図であり、同図3Dにおいては、車両Cの現在地を含む地図上にUターン情報の送信要求を行うためのボタンBが表示されている。ユーザI/F450の表示部上のボタンBに触れると、制御部200は、Uターン情報取得部210bの処理により、ユーザI/F450の表示部からの出力信号に基づいて、利用者がUターン情報の送信要求を行ったと判定する。この場合、制御部200は、図示しない記録媒体に記録された車両Cの形状を取得する。さらに、制御部20は、GPS受信部410,車速センサ420,ジャイロセンサ430の出力信号に基づいて車両Cの現在地を取得する。さらに、制御部200は、地図情報300aを参照し、車両Cの現在地の前方の所定距離に存在する交差点を車両Cの前方の交差点として特定する。
そして、制御部200は、Uターン情報取得部210bの処理により、通信部220を介して、車両Cの前方の交差点および車両Cの現在地および車両Cの形状を示す情報とともにUターン情報の送信要求を履歴情報解析システム10に対して送信する。Uターン情報の送信要求が行われると、履歴情報解析システム10が当該送信要求に応じてUターン情報30aを送信するため、制御部200は、Uターン情報取得部210bの処理により、通信部220を介して当該Uターン情報30aを取得する。
案内部210cは、Uターン情報に基づいてUターン可能交差点を案内する機能を制御部200に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、Uターン情報取得部210bの処理によって、履歴情報解析システム10が送信したUターン情報30aが取得されると、制御部200は、案内部210cの処理により、当該Uターン情報30aに基づいてUターン可能交差点およびUターンの難易度を特定し、Uターン可能交差点およびUターンの難易度を案内する。
具体的には、制御部200は、地図情報300aに基づいて、ユーザI/F450の表示部に表示している地図内でのUターン可能交差点の位置を特定し、当該Uターン可能交差点を強調表示するための画像と各Uターン可能交差点におけるUターンの難易度を示す画像とを表示中の地図に重畳するための画像を生成する。そして、制御部20は、当該画像をユーザI/F450の表示部に表示させる。
図3Eは、ユーザI/F450の表示部でUターン可能交差点およびUターンの難易度を案内する際の表示例を示す図であり、同図3Eにおいては、図3Dに示すボタンBに利用者が触れたことによって、車両Cの前方に存在するUターン可能交差点I1,I2が破線の円で強調表示されている例を示している。また、同図3Eにおいては、Uターン可能交差点におけるUターンの難易度を3個の星の着色数で示しており、黒で塗られた星が多いほどUターンの難易度が低いことを示している。従って、図3Eに示す利用者は、直近のUターン可能交差点I1よりも次のUターン可能交差点I2の方がUターンの難易度が低いと認識することができ、当該案内に基づいて自身がUターンを行う交差点を決定することができる。
以上の構成によれば、制御部200は、複数の車両Cによって過去にUターンが行われた交差点をUターン可能交差点として案内することができる。従って、車両Cの利用者は、車両Cの前方の交差点がUターン可能交差点であるか否かを利用者自身で判断する必要はなく、案内に基づいてUターン可能交差点を認識することができる。さらに、本実施形態においては、Uターン可能交差点とともにUターンの難易度が案内されるため、Uターンを行うか否か判断する利用者に対して有用な情報を提供することができる。
さらに、本実施形態においては、Uターンを行った車両Cで切り返しが行われた回数に基づいてUターンの難易度が決定される。従って、Uターンの難易度が客観的に決定される。さらに、Uターンの難易度は、車両Cの形状毎に定義されるため、複数の利用者毎に利用者が搭乗する車両Cの形状が異なっていたとしても、Uターンの難易度が利用者に対して正確に伝達される。さらに、Uターン可能交差点であるか否かは、Uターン可能交差点への進入方向毎に定義される。従って、利用者は、自身のUターン可能交差点への進入方向でUターンを行うことが容易であるか否かを正確に判断することが可能になる。
(4)履歴情報送信処理:
次に、履歴情報送信部210aの処理によって制御部200が実行する履歴情報送信処理を詳細に説明する。図2Aは当該履歴情報送信処理を示すフローチャートであり、制御部200は、車両Cが走行している過程において当該履歴情報送信処理を実行する。履歴情報送信処理が実行されると、制御部200は、車両Cの位置および切り返し回数の履歴を収集する(ステップS100)。すなわち、制御部200は、GPS受信部410,車速センサ420,ジャイロセンサ430の出力信号に基づいて現在地を取得し、位置の履歴を示す履歴情報300bとして記録媒体300に記録する。さらに、制御部200は、シフトセンサ440の出力信号に基づいてシフトレバーがリバースポジションである場合に、履歴情報300bが示す位置の履歴にリバースポジションとされた位置を対応づける。
次に、制御部200は、車両Cの進行方向が反転したか否かを判定する(ステップS105)。すなわち、制御部200は、履歴情報300bに基づいて、車両Cの進行方向が180度(180±既定角度であってもよい)変化したか否かを判定し、車両Cの進行方向が180度変化したと判定された場合に、進行方向が反転したと判定する。ステップS105において、車両Cの進行方向が反転したと判定されない場合、制御部200は、ステップS100以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS105において、車両Cの進行方向が反転したと判定された場合、制御部200は、反転位置が交差点付近であるか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、制御部200は、地図情報300aを参照し、ステップS105で反転されたと判定された位置の近く(所定距離以内)に交差点が存在するか否かを判定する。ステップS110において、反転位置が交差点付近であると判定されない場合、制御部200は、交差点におけるUターンが発生していないとみなし、ステップS100以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS110において、反転位置が交差点付近であると判定された場合、制御部200は、反転位置付近にUターン可能な施設が存在するか否かを判定する(ステップS115)。すなわち、制御部200は、地図情報300aを参照し、ステップS105で反転されたと判定された位置の近く(所定距離以内)に駐車場が付属する店舗などのようなUターン可能な施設が存在するか否かを判定する。ステップS115において、反転位置付近にUターン可能な施設が存在すると判定されない場合、制御部200は、Uターンが交差点と施設とのいずれを利用して行われたのか区別できないと見なし、ステップS100以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS115において、反転位置付近にUターン可能な施設が存在すると判定された場合、制御部200は、Uターンが行われた位置(交差点の位置)を示す履歴情報に、切り返し回数と車両Cの形状と進入方向を対応づけて履歴情報解析システム10に送信する(ステップS120)。すなわち、制御部200は、ステップS110で反転位置の付近であると判定された交差点の位置をUターンが行われた位置とする。また、制御部200は、履歴情報300bを参照し、Uターンが行われた位置の付近(所定距離以内)に存在するリバースポジションにされた位置をカウントし、カウント数を切り返し回数として取得する。さらに、制御部200は、図示しない記録媒体に記録された車両Cの形状(最小回転半径)を取得する。さらに、制御部200は、地図情報300aを参照し、Uターンが行われた位置に接続する道路を示すリンクであって、車両Cの現在地が存在する道路を示すリンクを、進入方向として取得する。
そして、制御部200は、Uターンが行われた位置に切り返し回数と車両Cの形状と進入方向を対応づけて履歴情報として履歴情報解析システム10に送信する。履歴情報が送信されると、履歴情報解析システム10の制御部20は、履歴情報取得部21aの処理により、当該履歴情報を取得し、履歴情報30bとして記録媒体30に記録する。
(5)履歴情報解析処理:
次に、履歴情報解析プログラム21の処理によって制御部20が実行する履歴情報解析処理を詳細に説明する。図2Bは当該履歴情報解析処理を示すフローチャートであり、制御部20は、所定の期間毎に当該履歴情報解析処理を実行する。なお、履歴情報解析処理とは別に、制御部20は、履歴情報取得部21aの処理によって履歴情報30bを記録媒体30に蓄積しており、履歴情報解析システム10の運用過程で履歴情報30bは順次増加していく。
図2Bに示す履歴情報解析処理が実行されると、制御部20は、Uターン情報記録部21bの処理により、Uターンが行われた位置、車両Cの形状、進入方向毎に切り返し回数のヒストグラムを作成する(ステップS200)。すなわち、履歴情報30bは、Uターンが行われた位置に車両Cの形状と進入方向と切り返し回数とが対応づけられた情報であるため、Uターンが行われた位置と車両Cの形状と進入方向とが全て一致する情報を同一グループに分類し、各グループにおいて切り返し回数を計測してヒストグラムを生成する。
図3A〜図3Cはヒストグラムの例を示す図であり、これらの図3A〜図3CはUターンが行われた位置および進入方向が同一の情報であって車両Cの形状が異なる3種類についてのヒストグラムを示している。すなわち、図3Aは最小回転半径が4.5m(4.5±既定値であってもよい。以下同様)、図3Bは最小回転半径が5.2m、図3Cは最小回転半径が5.9mである場合のヒストグラムの例である。これらの例においては、横軸に0回〜4回の切り返し回数を示し、縦軸に度数を示している。
次に、制御部20は、Uターン情報記録部21bの処理により、難易度情報を生成する(ステップS205)。すなわち、制御部20は、ステップS200で作成したヒストグラムに基づいてUターンが行われた位置におけるUターンの難易度を定義し、難易度情報とする。難易度情報は、種々の指標に基づいて定義可能であり、本実施形態において制御部20は、ヒストグラムの度数が最大となった切り返し回数が0回であれば難易度が低く、切り返し回数が2回であれば難易度が高く、切り返し回数が1回であれば難易度が中程度であると見なす。
例えば、最も度数が大きい切り返し回数は、図3Aにおいて0回、図3Bにおいて1回、図3Cにおいて2回である。従って、制御部20は、図3Aに示す車両Cの形状であればUターンの難易度が低く、図3Bに示す車両Cの形状であればUターンの難易度が中程度であり、図3Cに示す車両Cの形状であればUターンの難易度が高いことを示す難易度情報を生成する。そして、制御部20は、生成した難易度情報を解析対象となったグループに対応づける。
むろん、難易度情報を生成するための手法は他にも種々の方法を採用可能であり、例えば、ヒストグラムの重心や分散等に基づいて難易度情報が決定されてもよい。また、制御部20は、以上のような難易度情報の生成を、Uターンが行われた位置と車両Cの形状と進入方向の少なくとも1個が異なる全てのグループについて実行する。この結果、Uターンが行われた位置と車両Cの形状と進入方向とによって分類された全てのグループに難易度情報が対応づけられたことになる。
次に、制御部20は、Uターン情報記録部21bの処理により、同一道路上に存在するUターンが行われた位置を取得する(ステップS210)。すなわち、制御部20は、ステップS200においてUターンが行われた位置、車両Cの形状、進入方向毎に分類された各グループについてUターンが行われた位置を参照し、地図情報30cに基づいてUターンが行われた位置が同一道路上に存在するか否かを判定する。そして、制御部20は、Uターンが行われた複数の位置が同一道路上に存在する場合、これらの位置を同一道路上に存在するUターンが行われた位置として取得する。
さらに、制御部20は、Uターン情報記録部21bの処理により、同一道路からの進入回数が相対的に少ない位置を除外する(ステップS215)。すなわち、制御部20は、各グループの進入方向を参照し、同一道路からUターンが行われた位置に進入した履歴の数を進入回数としてカウントする。さらに、制御部20は、同一道路上に存在するUターンが行われた位置のそれぞれについて進入回数を比較し、進入回数が相対的に少ない(例えば、他の位置に比べて進入回数の桁数が少ない)ものについては、解析対象から除外する。
例えば、南北に延びる道路上にUターンが行われた位置が複数個存在する場合において、南から北への進入方向で交差点に進入した進入回数が他の位置と比較して少ない位置は除外される。すなわち、同一道路上の他の位置と比較してUターンが行われた回数が相対的に少ない位置は例外として除外する。以上のような除外のための処理は、Uターンが行われた位置の全て、かつ、当該位置に接続する全ての道路について行われる。
次に、制御部20は、Uターンが行われた位置をUターン可能交差点の位置として示すUターン情報に車両Cの形状、進入方向毎の難易度情報を対応づけて記録媒体30に記録する(ステップS220)。すなわち、制御部20は、Uターン情報記録部21bの処理により、ステップS215で除外された位置以外の位置をUターン可能交差点の位置であるとみなし、当該Uターン可能交差点の位置を示すUターン情報を生成する。また、ステップS205においては、各Uターン可能交差点について、車両Cの形状、進入方向毎に難易度情報が生成されているため、制御部20は、車両Cの形状、進入方向毎の難易度情報をUターン可能交差点の位置に対応づけ、Uターン情報30aとして記録媒体30に記録する。この結果、履歴情報解析システム10は、車両Cからの送信要求に応じて要求されたUターン情報30aを送信することが可能な状態となる。従って、車両Cにおいて、送信要求に対する返答としてのUターン情報30aを受信すると、当該Uターン情報30aに基づいて案内を行うことが可能になる。
(6)案内処理:
次に、制御部200が実行する案内処理を詳細に説明する。図2Cは当該案内処理を示すフローチャートであり、利用者がユーザI/F450の表示部のボタンBに触れると、制御部200は、案内処理を実行する。案内処理が実行されると、制御部200は、Uターン情報取得部210bの処理により、車両Cの形状を取得する(ステップS300)。すなわち、制御部200は、図示しない記録媒体に記録された車両Cの形状を取得する。
次に、制御部200は、Uターン情報取得部210bの処理により、車両Cの進行方向に存在する交差点を取得する(ステップS305)。すなわち、制御部200は、GPS受信部410,車速センサ420,ジャイロセンサ430の出力信号に基づいて現在地を取得する。また、制御部200は、地図情報300aを参照し、現在地の前方の所定距離以内の範囲において車両Cが存在する道路上に存在する交差点の位置を取得する。
次に、制御部200は、Uターン情報取得部210bの処理により、車両Cの形状、交差点への進入方向に合致するUターン情報30aを取得する(ステップS310)。すなわち、制御部200は、履歴情報解析システム10に対して、車両Cの前方の交差点および車両Cの現在地および車両Cの形状を示す情報とともに、送信要求を送信する。履歴情報解析システム10が当該送信要求を受け付けると、Uターン情報記録部21bの処理により、Uターン情報30aを参照し、送信要求に含まれていた車両Cの前方の交差点がUターン可能交差点であるか否か判定する。そして、車両Cの前方の交差点がUターン可能交差点である場合、制御部20は、当該Uターン可能交差点と、車両Cの現在地との関係から車両CがUターン可能交差点に進入する際の進入方向を特定する。さらに、制御部20は、当該Uターン可能交差点についてのUターン情報30aであって、特定された進入方向および車両Cの形状についてのUターン情報30aを取得する。そして、制御部20は、通信部22を介して、送信要求を行った車両Cに対してUターン情報30aを送信する。Uターン情報30aが送信されると、車両Cにおいては当該Uターン情報30aを取得する。
次に、制御部200は、案内部210cの処理により、Uターン可能交差点をUターンの難易度とともに案内する(ステップS315)。すなわち、ステップS310において取得されたUターン情報30aには、送信要求を行った車両Cの形状および当該車両CのUターン可能交差点への進入方向に合致した難易度情報が含まれ、かつ、当該難易度情報は、Uターン可能交差点毎に定義されている。そこで、制御部200は、当該Uターン可能交差点の位置を取得し、各Uターン可能交差点の難易度情報を取得し、ユーザI/F450の表示部に表示されている地図上でUターン可能交差点を強調表示し、当該Uターン可能交差点に難易度を示すアイコンを重畳する。この結果、ユーザI/F450の表示部においては、図3Eに示すような表示が行われる。
(7)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、ナビゲーションシステム100は車両Cに固定的に搭載されていても良いし、持ち運び可能な端末が車両C内に持ち込まれて利用される態様であっても良い。また、持ち運び可能な端末によって実現されたナビゲーションシステム100が歩行者に利用されてもよいし、他の車両(自転車等)の搭乗者に利用されてもよい。
さらに、履歴情報送信部210a、Uターン情報取得部210b、案内部210c、履歴情報取得部21a、Uターン情報記録部21bの一部の機能が上述の実施形態と異なる制御主体で実現されても良い。例えば、制御部20が履歴情報取得部21aの処理により現在地の履歴を示す履歴情報を取得し、Uターン情報記録部21bの処理により現在地の履歴からUターンが行われた位置を取得する構成等であってもよい。また、履歴情報が履歴情報解析システム10に送信されずに、ナビゲーションシステム100で解析される構成であってもよい。例えば、履歴情報取得部21aとUターン情報記録部21bとがナビゲーションプログラム210に含まれ、制御部200で実行できるように構成されていても良い。
また、制御部200が、難易度情報を利用者自身の運転技術に適合させて案内する構成であってもよい。例えば、図3Bに示すような最小回転半径5.2mの車両の切り返し回数についてのヒストグラムにおいて、運転技術が高い利用者は切り返し0回でUターン可能、運転技術が平均的な利用者は切り返し1回でUターン可能、運転技術が低い利用者は切り返し回数2回でUターン可能とみなすことが可能である。そこで、制御部200が、車両Cの利用者の運転技術を特定し(例えば、急操作(急ブレーキや急ハンドル)の頻度等に基づいて特定し)、当該運転技術を送信要求とともに送信する構成とする。この場合、制御部20が、当該運転技術とヒストグラムとを比較し、運転技術毎のUターンの難易度を特定し、Uターン可能交差点の位置とともに車両Cに送信する。そして、制御部200が、当該難易度を案内する。この構成によれば、利用者の運転技術に適合した難易度が案内される。
Uターン情報取得手段は、過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得することができればよく、Uターン情報は、Uターン可能交差点を直接的または間接的に示す情報であればよい。前者であれば、例えば、ナビゲーションシステムの外部の履歴情報解析システムが、複数の利用者の移動履歴を示す履歴情報を取得、解析してUターン可能交差点の位置を示すUターン情報を生成し、ナビゲーションシステムに送信する構成等を想定することができる。
後者であれば、例えば、ナビゲーションシステムの外部の履歴情報解析システムが、複数の利用者の移動履歴を示す情報を生成し、ナビゲーションシステムに送信する構成等を想定することができる。この場合、ナビゲーションシステムのUターン情報取得手段が、当該移動履歴を示す情報に基づいて、任意の交差点がUターン可能交差点であるか否かを解析することになる。さらに、ナビゲーションシステムの外部の履歴情報解析システムが、各種の条件(例えば、進行方向や車両の種類等)毎にUターン可能であるか否かを示す情報を生成し、ナビゲーションシステムに送信する構成等を想定することができる。この場合、ナビゲーションシステムのUターン情報取得手段が、ナビゲーションシステムが利用されている条件に応じて任意の交差点がUターン可能交差点であるか否かを解析することになる。
案内手段は、Uターン情報に基づいてUターン可能交差点を案内することができればよく、利用者が案内内容に基づいて自身の行動を規定できるように案内が行われればよい。例えば、利用者がUターン可能交差点の位置や、Uターン可能交差点に接近していること、Uターン可能交差点を通過したこと等を認識できるような案内が行われる構成を想定可能である。案内態様は、画像や音声など、種々の態様を想定することができる。さらに、Uターン可能交差点を案内する際に案内を開始するトリガとしても種々のトリガを想定可能であり、例えば、利用者がUターン可能交差点に接近した場合に当該Uターン可能交差点が案内されてもよいし、利用者が案内の実行を指定した際にUターン可能交差点が案内されてもよい。さらに、利用者が、目的地への経路上を移動している際に、UターンすべきUターン可能交差点をUターンすることなく通過した場合に、他のUターン可能交差点が案内されてもよい。
さらに、Uターン情報取得手段が、Uターン可能交差点においてUターンを行う難易度を示す難易度情報を含むUターン情報を取得し、案内手段が、Uターン可能交差点とともに当該Uターン可能交差点における難易度を案内する構成を採用してもよい。すなわち、交差点におけるUターンの難易度は、交差点の形状や周囲の地物等によって変動し得る。例えば、車両でのUターンを想定すると、Uターン後に走行可能な車線の数等によってUターンの難易度は変動する。また、歩行者によるUターンを想定すると、横断歩道や歩道橋の有無、信号機における信号の変化周期の長短等によってUターンの難易度は変動する。そこで、Uターン情報においてUターンの難易度が特定され、案内される構成にすれば、Uターンを行うか否か判断する利用者に対して有用な情報を提供することができる。
さらに、Uターン情報取得手段が、Uターン可能交差点においてUターンを行った車両で切り返しが行われた回数が多いほど高い難易度であることを示す難易度情報を含むUターン情報を取得する構成であってもよい。すなわち、履歴情報解析システム等において難易度情報が生成される際に、Uターンを行った車両で切り返しが行われた回数に基づいて難易度情報が生成される。さらに、切り返しが行われた回数が多い場合、その交差点におけるUターンの難易度は高いと見なされる。そして、当該難易度情報がUターン可能交差点とともに案内されることにより、利用者は、Uターン可能交差点において切り返しを余儀なくされる回数を推定することができ、Uターン可能交差点でUターンすべきか否かを判断することが容易になる。
さらに、Uターン情報取得手段が、Uターン可能交差点においてUターンを行った車両の形状毎に定義された難易度情報を含むUターン情報を取得し、案内手段が、利用者が操作する車両の形状についての難易度を案内する構成であってもよい。すなわち、同一のUターン可能交差点であっても、車両の形状(例えば、最小回転半径や幅方向の大きさ、長さ方向の大きさ等)が異なるとUターンの難易度が異なり得る。そこで、車両の形状毎に難易度情報が定義される構成であれば、当該車両の形状毎にUターン可能交差点におけるUターンの難易度を案内することが可能になる。この構成によれば、利用者は、自身が搭乗する車両の形状と案内内容とを比較して自身が搭乗する車両においてUターン可能交差点でUターンを行うことが容易であるか否かを判断することが可能になる。
さらに、Uターン情報取得手段が、Uターン可能交差点への進入方向毎に定義された難易度情報を含むUターン情報を取得し、案内手段が、Uターン可能交差点への利用者の進入方向についての難易度を案内する構成であってもよい。すなわち、交差点に接続された各道路上の車線数は交差点への進入方向や交差点からの退出方向毎に異なり得る。従って、同一の交差点であっても、ある進入方向からのUターンは容易であるが、他の進入方向からのUターンは困難であるなど、進入方向毎にUターンの難易度が異なり得る。そこで、Uターン可能交差点への進入方向毎に難易度情報が定義される構成であれば、当該Uターン可能交差点への進入方向毎にUターン可能交差点におけるUターンの難易度を案内することが可能になる。この構成によれば、利用者は、自身のUターン可能交差点への進入方向でUターンを行うことが容易であるか否かを判断することが可能になる。
さらに、履歴情報取得手段が、利用者が操作する車両で切り返しが行われた回数を示す情報を含む履歴情報を取得し、Uターン情報記録手段が、履歴情報に基づいて、Uターン可能交差点において切り返しが行われた回数を取得し、切り返しが行われた回数が多いほどUターンの難易度が高いことを示す難易度情報をUターン情報に対応づける構成であってもよい。この構成によれば、切り返しが行われた回数に応じた難易度をUターン可能交差点に対応づけてUターン情報を定義することができる。
なお、切り返しが行われた回数を示す情報としては、種々の情報を想定可能である。例えば利用者の位置の履歴に基づいて切り替えした行われた回数を取得する構成を採用してもよい。すなわち、位置が前後に変化する履歴が存在する場合に切り返しが行われたとみなしてもよい。さらに、切り返しが行われる際の車両の操作(例えば、リバースシフトへのシフトチェンジや短期間での所定角以上のステアリング操作等)を示す情報に基づいて切り替えした行われた回数を取得する構成を採用してもよい。
さらに、履歴情報取得手段が、利用者が操作する車両の形状を示す情報を含む履歴情報を取得し、Uターン情報記録手段が、履歴情報に基づいて、Uターン可能交差点においてUターンを行った車両の形状毎に難易度情報を定義する構成であってもよい。すなわち、Uターンの難易度は車両の形状に依存し得るため、車両の形状を示す情報を含む履歴情報が取得される構成とすれば、当該履歴情報に基づいて車両の形状毎にUターン可能交差点におけるUターンの難易度を定義することができる。
さらに、履歴情報取得手段が、Uターン可能交差点への利用者の進入方向を示す情報を含む履歴情報を取得し、Uターン情報記録手段が、履歴情報に基づいて、進入方向毎に難易度情報を定義する構成であってもよい。すなわち、Uターンの難易度はUターン可能交差点への利用者の進入方向毎に異なり得るため、履歴情報に基づいて交差点への進入方向を特定すれば、履歴情報に基づいてUターン可能交差点への進入方向毎に難易度情報を定義することができる。
さらに、本発明のように、過去にUターンが行われた交差点をUターン可能交差点とし、案内する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステム、履歴情報解析システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…履歴情報解析システム、20…制御部、21…履歴情報解析プログラム、21a…履歴情報取得部、21b…ターン情報記録部、22…通信部、30…記録媒体、30a…Uターン情報、30b…履歴情報、30c…地図情報、100…ナビゲーションシステム、200…制御部、210…ナビゲーションプログラム、210a…履歴情報送信部、210b…ターン情報取得部、210c…案内部、220…通信部、300…記録媒体、300a…地図情報、300b…履歴情報、410…GPS受信部、420…車速センサ、430…ジャイロセンサ、440…シフトセンサ、450…ユーザI/F部

Claims (13)

  1. 過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得手段と、
    前記Uターン情報に基づいて前記Uターン可能交差点を案内する案内手段と、
    を備えるナビゲーションシステム。
  2. 前記Uターン情報取得手段は、
    前記Uターン可能交差点においてUターンを行う難易度を示す難易度情報を含む前記Uターン情報を取得し、
    前記案内手段は、
    前記Uターン可能交差点とともに当該Uターン可能交差点における前記難易度を案内する、
    請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記Uターン情報取得手段は、
    前記Uターン可能交差点においてUターンを行った車両で切り返しが行われた回数が多いほど前記難易度が高いことを示す前記難易度情報を含む前記Uターン情報を取得する、
    請求項2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記Uターン情報取得手段は、
    前記Uターン可能交差点においてUターンを行った車両の形状毎に定義された前記難易度情報を含む前記Uターン情報を取得し、
    前記案内手段は、
    利用者が操作する車両の形状についての前記難易度を案内する、
    請求項2または請求項3のいずれかに記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記Uターン情報取得手段は、
    前記Uターン可能交差点への進入方向毎に定義された前記難易度情報を含む前記Uターン情報を取得し、
    前記案内手段は、
    前記Uターン可能交差点への利用者の進入方向についての前記難易度を案内する、
    請求項2〜請求項4のいずれかに記載のナビゲーションシステム。
  6. 過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録するUターン情報記録手段と、
    を備える履歴情報解析システム。
  7. 前記履歴情報取得手段は、
    利用者が操作する車両で切り返しが行われた回数を示す情報を含む前記履歴情報を取得し、
    前記Uターン情報記録手段は、
    前記履歴情報に基づいて、前記Uターン可能交差点において切り返しが行われた回数を取得し、前記切り返しが行われた回数が多いほど前記難易度が高いことを示す難易度情報を前記Uターン情報に対応づける、
    請求項6に記載の履歴情報解析システム。
  8. 前記履歴情報取得手段は、
    利用者が操作する車両の形状を示す情報を含む前記履歴情報を取得し、
    Uターン情報記録手段は、
    前記履歴情報に基づいて、前記Uターン可能交差点においてUターンを行った車両の形状毎に前記難易度情報を定義する、
    請求項7に記載の履歴情報解析システム。
  9. 前記履歴情報取得手段は、
    前記Uターン可能交差点への利用者の進入方向を示す情報を含む前記履歴情報を取得し、
    前記Uターン情報記録手段は、
    前記履歴情報に基づいて、前記進入方向毎に前記難易度情報を定義する、
    請求項7または請求項8のいずれかに記載の履歴情報解析システム。
  10. 過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得工程と、
    前記Uターン情報に基づいて前記Uターン可能交差点を案内する案内工程と、
    を含むナビゲーション方法。
  11. 過去にUターンが行われたUターン可能交差点を示すUターン情報を取得するUターン情報取得機能と、
    前記Uターン情報に基づいて前記Uターン可能交差点を案内する案内機能と、
    をコンピュータに実現させるナビゲーションプログラム。
  12. 過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する履歴情報取得工程と、
    前記履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録するUターン情報記録工程と、
    を含む履歴情報解析方法。
  13. 過去にUターンが行われた位置を示す履歴情報を取得する履歴情報取得機能と、
    前記履歴情報に基づいて、Uターンが行われた交差点であるUターン可能交差点を取得し、Uターン情報として記録媒体に記録するUターン情報記録機能と、
    をコンピュータに実現させる履歴情報解析プログラム。
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