JP2016044995A - 測色方法、測色装置および電子機器 - Google Patents

測色方法、測色装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる測色方法を提供する。【解決手段】撮影装置12が所定の露光時間で撮影して撮影データを出力し、撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを明度判定部36が判定する。撮影データの明度が所定の範囲にないときには露光時間を変更して再撮影する。撮影データの明度が判定値未満のときには露光時間を長くして再撮影し、撮影データの明度が飽和したときには露光時間を短くして再撮影する。【選択図】図4

Description

本発明は、測色方法、測色装置および電子機器に関するものである。
従来、対向配置された鏡の間隔を変化させて、所定の波長の光を通過させる可変分光装置が知られている。可変分光装置はエタロン装置とも称される。可変分光装置は圧電素子や静電アクチュエーター等により鏡の間隔を変化することが可能になっている。可変分光装置と撮影装置とを組み合わせて特定の波長の分布を撮影することができる。そして、可変分光装置に分光させる波長を変えて撮影することにより被測定物が反射する色の分布を測定することができる。
撮影装置にはフォトトランジスターが2次元に配置された固体撮像素子が広く用いられている。固体撮像素子ではフォトトランジスターが光を電流信号に変換し、電流をコンデンサーに蓄電する。コンデンサーの電圧を出力することにより光の分布を電圧信号にして出力することができる。撮影装置は撮影する画像の明度の幅を示すダイナミックレンジが有限である。そして、固体撮像素子に光を当てる時間である露光時間を制御することにより、明るい場所、暗い場所を撮影することができる。
撮影装置のダイナミックレンジを広くする方法が特許文献1に開示されている。それによると、撮影装置は露光時間が長い長時間露光と露光時間が短い短時間露光との2つの露光ができるようにしている。そして、長時間露光と短時間露光とを交互に撮影する。次に、長時間露光で撮影した画像と短時間露光で撮影した画像とを合成していた。
特開2011−211620号公報
被測定物の色の分布を測定するときには複数の波長における撮影を行う。そして、被測定物は色によって明るい画像となるときと暗い画像となるときがあるため、撮影装置はダイナミックレンジを広くする必要がある。このとき、1つの色の測定において長時間露光及び短時間露光の撮影をするので、測色にかかる時間が長くかかっていた。そこで、検出する明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる測色方法が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる測色方法であって、所定の露光時間で撮影して撮影データを出力し、前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定し、前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには前記露光時間を変更して再撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、所定の露光時間で撮影が行われ、撮影データが出力される。そして、撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かが判定される。撮影データの明度が所定の範囲にないときには露光時間を変更して再撮影が行われる。撮影データの明度が所定の範囲にあるときには再撮影が行われずに撮影データが活用される。
撮影データの明度が低すぎるときや、高すぎて飽和状態となることがある。その対策として、複数の露光時間で撮影し明度が所定の範囲にある撮影データを活用する方法がある。この方法に比べて本適用例では撮影データを判定し必要なときだけ再撮影する。従って、撮影回数を減らすことができる為測色を短時間で行うことができる。その結果、明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる測色方法において、前記撮影データの明度が判定値未満のときには前記露光時間を長くして再撮影し、前記撮影データの明度が飽和したときには前記露光時間を短くして再撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、撮影データの明度が判定値未満のときには露光時間を長くして再撮影する。これにより、撮影データの明度が低い場所における明度を上げて撮影することができる。そして、明度の幅を広げることができる。撮影データの明度が飽和したときには露光時間を短くして再撮影する。撮影データの明度が高すぎて撮影可能な明度の範囲を超えることにより、明度が不明となった場所における明度を測定することができる。従って、撮影データの明度が低い場所においても高い場所においても明度の幅を広げることができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる測色方法において、前記再撮影時の前記露光時間を記憶し、前記再撮影後に撮影する時には記憶した前記露光時間で撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、再撮影時の露光時間を記憶している。そして、再撮影後に撮影する時には記憶した露光時間で撮影している。従って、類似した被測定物を続けて測定するときには再撮影する機会を減らすことができる。従って、測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる測色方法において、前記再撮影後に撮影する時には前記露光時間を設定して撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、再撮影後に撮影する時には露光時間を設定して撮影している。操作者は再撮影時の露光時間を参照し被測定物に合った露光時間を設定する。従って、再撮影する機会を減らすことができる為、測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例5]
上記適用例にかかる測色方法において、前記撮影データは複数行を有する2次元データであり、前記撮影データの明度を判定するときは、1行の前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定し、前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには前記露光時間を変更して1行分を再撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、撮影データは複数行を有する2次元データである。そして、1行の撮影データの明度の最大値が所定の範囲にあるか否かを判定している。再撮影が必要なときには露光時間を変更して1行分を再撮影している。1画面の撮影に比べて1行の撮影に要する時間は短い。従って、1画面毎に撮影と判定と再撮影とを行うときに比べて、1行毎に撮影と判定と再撮影とを行うことにより測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる測色方法において、前記再撮影した時の前記露光時間を記憶し、再撮影した行の次の行を撮影する時には記憶した前記露光時間で撮影すること特徴とする。
本適用例によれば、再撮影した行の露光時間を記憶している。そして、次の行を撮影する時には記憶した露光時間で撮影している。従って、撮影する撮影データで次の行の明度が類似する形態の被測定物を測定するときには再撮影する機会を減らすことができる。従って、測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例7]
本適用例にかかる測色方法であって、所定の露光時間で撮影して撮影データを出力し、前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定し、前記撮影データの明度が判定値未満のときには前記露光時間を延長して継続撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、撮影データの明度が判定値未満のときには露光時間を延長して継続撮影している。従って、再撮影するときに比べて露光にかける時間を短くすることができる。その結果、測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例8]
本適用例にかかる測色装置であって、所定の波長の光を通過させる光フィルターと、前記光を受光して撮影し撮影データを出力する撮影部と、前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定する判定部と、前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには露光時間を変更して再撮影する制御部と、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、光フィルターが所定の波長の光を通過させる。そして、撮影部が光を受光して撮影し撮影データを出力する。次に、判定部が撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定する。撮影データの明度が所定の範囲にないときには制御部が露光時間を変更して再撮影する。
撮影データの明度が低すぎるときや、高すぎて飽和状態となることがある。その対策として、撮影部が複数の露光時間で撮影し明度が所定の範囲にある撮影データを活用する方法がある。この方法に比べて本適用例では判定部が撮影データを判定し必要なときだけ制御部が再撮影する。従って、撮影回数を減らすことができる為測色を短時間で行うことができる。その結果、明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例9]
上記適用例にかかる測色装置において、前記撮影データは複数行を有する2次元データであり、前記判定部は1行の前記撮影データの明度が所定の範囲にあるかを判定し、前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには前記制御部は前記露光時間を変更して1行分を再撮影することを特徴とする。
本適用例によれば、撮影データは複数行を有する2次元データである。判定部は1行の撮影データの明度の最大値が所定の範囲にあるかを判定する。撮影データの明度の最大値が所定の範囲にないときには制御部は露光時間を変更して1行分を再撮影する。1画面の撮影に比べて1行の撮影に要する時間は短い。従って、1画面毎に撮影と再撮影とを行うときに比べて、1行毎に撮影と再撮影とを行うことにより測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例10]
上記適用例にかかる測色装置において、前記再撮影した時の前記露光時間を記憶する記憶部を備え、次に撮影する時には記憶した前記露光時間で撮影すること特徴とする。
本適用例によれば、記憶部が再撮影した時の露光時間を記憶する。そして、次に撮影する時には記憶した露光時間で撮影する。従って、類似した被測定物を続けて測定するときには再撮影する機会を減らすことができる。従って、測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例11]
本適用例にかかる測色装置であって、所定の波長の光を通過させる光フィルターと、前記光を受光して撮影し撮影データを出力する撮影部と、前記撮影データの明度が所定の判定値以下であるか否かを判定する判定部と、前記撮影データの明度が前記所定の判定値以下のときには露光時間を変更して前記露光時間を延長して継続撮影する制御部と、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、光フィルターが所定の波長の光を通過させる。そして、撮影部が光を受光して撮影し撮影データを出力する。次に、判定部が撮影データの明度が所定の判定値以下であるか否かを判定する。撮影データの明度が所定の判定値以下のときには制御部が露光時間を延長して継続撮影する。
撮影データの明度が判定値以下のときには制御部が露光時間を延長して継続撮影している。従って、再撮影するときに比べて露光にかける時間を短くすることができる。その結果、測色にかかる時間を短くすることができる。
[適用例12]
本適用例にかかる電子機器は、測色装置と、前記測色装置を制御する制御部とを備えた電子機器であって、前記測色装置は上記に記載の測色装置であることを特徴とする。
本適用例によれば、電子機器は測色装置と、測色装置を制御する制御部とを備えている。そして、測色装置には上記の測色装置が用いられている。上記の測色装置は明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる装置である。従って、電子機器は、明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる測色装置を備えた機器とすることができる。
第1の実施形態にかかわる測色装置の構成を示すブロック図。 光フィルターの構造を示す模式側断面図。 測色装置の電気制御ブロック図。 測色方法のフローチャート。 測色方法を説明するための模式図。 測色方法を説明するための模式図。 測色方法を説明するための模式図。 測色方法を説明するための模式図。 測色方法を説明するための模式図。 測色方法を説明するための模式図。 測色方法を説明するための模式図。 第2の実施形態にかかわる測色方法を説明するための図。 第3の実施形態にかかわる測色方法を説明するための図。 測色方法を説明するための図。 測色方法を説明するための図。 第4の実施形態にかかわる測色方法を説明するための図。 第5の実施形態にかかわるガス検出装置の構成を示す模式正面図。 ガス検出装置の制御系の構成を示すブロック図。 第6の実施形態にかかわる食物分析装置の構成を示すブロック図。 第7の実施形態にかかわる分光カメラの構成を示す概略斜視図。
本実施形態では測色装置と、この測色装置を用いて被測定物の反射光の波長を測定する測色方法と、の特徴的な例について図に従って説明する。以下、実施形態について図面に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかわる測色装置及び測色方法について図1〜図11に従って説明する。図1は、測色装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、測色装置1は光源2を備えている。光源2は白色光等の基準光を射出する。光源2は白熱灯と光フィルターとを組み合わせた構造となっている。他にも、複数色のLED(Light Emitting Diode)を組み合わせて射出する光の波長が所定の波長の分布となるように調整しても良い。
光源2と対向する場所には載置台3が設置され、載置台3上には被測定物4が設置されている。被測定物4と対向する場所に撮像レンズ5が設置されている。撮像レンズ5の光軸上には光フィルター6及び受光素子アレイ7がこの順に並んで配置されている。光源2から射出された光8は撮像レンズ5及び光フィルター6を通過して受光素子アレイ7を照射する。撮像レンズ5により被測定物4の像が受光素子アレイ7上に結像するように撮像レンズ5及び受光素子アレイ7が配置されている。
光フィルター6は可変光干渉フィルターであり、特定の波長を通過させる光学素子である。従って、受光素子アレイ7には特定の波長の反射光の画像が投影される。光フィルター6はフィルター駆動装置9と接続されている。フィルター駆動装置9は光フィルター6を駆動して光フィルター6が通過させる光8の波長を制御する。
受光素子アレイ7は光を電気信号に変換するフォトダイオードが格子状に配置された2次元の撮像素子基板である。受光素子アレイ7にはCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサー、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー、CMD(charge Modulatioll Device)を用いることができる。本実施形態では特に限定されないがCCDイメージセンサーを用いている。受光素子アレイ7は受光する光8の強さを電圧に変換する。駆動回路11は変換された電圧をデジタルデータに変換して出力する。本実施形態では、例えば、明度を1024階調のデジタルデータに変換している。
受光素子アレイ7は回路基板10に設置されている。回路基板10には受光素子アレイ7を駆動する駆動回路11が設置されている。受光素子アレイ7、回路基板10、駆動回路11等により撮影部としての撮影装置12が構成されている。光源2、フィルター駆動装置9及び撮影装置12は制御装置13と接続され、制御装置13は光源2、光フィルター6及び撮影装置12を制御する。
図2は光フィルターの構造を示す模式側断面図である。図2に示すように、光フィルター6は固定基板14と可動基板15とが接合された構造となっている。固定基板14には中央に円形の第1反射膜16が設置されている。第1反射膜16の周囲には円環状の第1電極17が設置され、第1電極17は第1反射膜16を囲んでいる。
可動基板15には第1反射膜16と対向する面に第2反射膜18が設置されている。光8は第1反射膜16と第2反射膜18との間で反射を繰り返し干渉する。そして、第1反射膜16と第2反射膜18との間の距離に対応する光8が光フィルター6を通過する。
可動基板15において第2反射膜18の周囲には第1電極17と対向する場所に円環状の第2電極21が設置されている。第1電極17及び第2電極21はフィルター駆動装置9と接続されている。フィルター駆動装置9は第1電極17と第2電極21との間に電圧を印加する。これにより第1電極17と第2電極21との間には静電気力が作用する。
可動基板15には円環状の溝22が形成されている。溝22により可動基板15は薄くなっている。そして、可動基板15では第2反射膜18が光8の進行方向に移動し易くなっている。第1電極17と第2電極21との間に静電気が蓄電されるとき、第1電極17と第2電極21との間には引力または斥力が作用する。これにより、フィルター駆動装置9は第1反射膜16と第2反射膜18との距離を制御することができる。
図3は測色装置の電気制御ブロック図である。図3に示すように、測色装置1の制御装置13はプロセッサーとして各種の演算処理を行うCPU23(中央演算処理装置)と各種情報を記憶する記憶部としてのメモリー24とを有する。
フィルター駆動装置9、撮影装置12、光源2、入力装置25及び表示装置26が、入出力インターフェイス27及びデータバス28を介してCPU23に接続されている。
入力装置25にはキーボード等の複数のスイッチの他に外部機器から各種の設定情報を入力するインターフェイスを備えている。そして、測色装置1は入力装置25を介して測色装置1を駆動するときに用いるデータ等を入力することができる。操作者は入力装置25を操作することにより各種の設定を行うことが可能になっている。表示装置26は測定した色データや撮影した画像等の情報を表示する部位である。表示装置26には液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)装置等を用いることができる。
メモリー24は、RAM、ROM等といった半導体メモリーや、外付けのハードディスク、CD−ROMといった外部記憶装置を含む概念である。機能的には、測色装置1における動作の制御手順が記述されたプログラムソフト29を記憶する記憶領域が設定される。さらに、撮影装置12が撮影した画像等のデータである撮影データ30を記憶するための記憶領域も設定される。他にも、CPU23が判定を行うときに用いる判定値等のデータである判定データ31を記憶するための記憶領域が設定される。
他にも、撮影装置12が撮影するときにフォトダイオードが受光する時間である露光時間のデータである露光時間データ32を記憶するための記憶領域が設定される。さらに、CPU23のためのワークエリアやテンポラリファイル等として機能する記憶領域やその他各種の記憶領域が設定される。
CPU23はメモリー24内に記憶されたプログラムソフト29に従って、撮影装置12が出力するデータを用いて被測定物4の色を検出するための制御を行うものである。具体的な機能実現部としてCPU23は光フィルター6が透過する光8の波長を指示し、フィルター駆動装置9に光フィルター6を駆動させる指示を行う光フィルター制御部33を有する。さらに、撮影装置12に撮影の開始、終了、撮影条件の指示を行う制御部としての撮像制御部34を有する。さらに、撮影装置12が撮影した画像を合成する演算を行う画像演算部35を有する。
さらに、CPU23は撮影装置12が撮影した画像に明度が飽和した場所があるか否かの判定を行う判定部としての明度判定部36を有する。明度判定部36は撮影装置12が撮影した画像のうち最も明るい場所の明度が判定値より明るいか否かの判定を行う。さらに、CPU23は光フィルター制御部33が設定する露光時間を演算する制御部としての露光時間演算部37を有する。
次に、上述した測色装置1を用いて被測定物4が発する特定の波長の画像を撮影する測色方法について図4〜図11にて説明する。図4は、測色方法のフローチャートであり、図5〜図11は測色方法を説明するための模式図またはグラフである。
図4のフローチャートにおいて、ステップS1は被測定物設置工程に相当し、載置台3上に被測定物4を設置する工程である。次にステップS2に移行する。ステップS2は波長設定工程に相当する。この工程は、光フィルター6が透過する光8の波長を設定する工程である。次にステップS3に移行する。ステップS3は露光時間設定工程に相当し、撮影装置12が撮影するときに受光素子アレイ7を露光する時間を設定する工程である。次にステップS4に移行する。
ステップS4は撮影工程に相当する。この工程は、撮影装置12が光フィルター6を通して被測定物4を撮影する工程である。次にステップS5に移行する。ステップS5は明度判定工程に相当する。この工程は、撮影した画像の明度を判定する工程である。画像の明度が所定の判定値内にあるときはステップS6に移行する。画像の明度が飽和しているときはステップS3に移行する。他にも、画像の明度が判定値より小さいときはステップS3に移行する。
ステップS6は画像合成工程に相当する。この工程は、露光時間の異なる画像を撮影したとき、複数の画像を1つの画像に合成する工程である。合成する画像がないときには何も処理しない。次にステップS7に移行する。ステップS7は被測定物除去工程に相当する。この工程は、載置台3から被測定物4を除去する工程である。以上の工程により被測定物4を測色する工程を終了する。測色する色を変えて同じ被測定物4を測定するときにはステップS2からスタートする。
次に、図1〜図3、図5〜図11を用いて、図4に示したステップと対応させて、測色方法を詳細に説明する。
ステップS1では図1に示すように載置台3上に被測定物4を設置する。載置台3には被測定物4を固定する図示しないクランプ装置が設置されている。操作者は被測定物4が移動しないようにクランプ装置を用いて被測定物4を載置台3に固定する。
ステップS2では光フィルター制御部33がフィルター駆動装置9に光フィルター6が透過する光8の波長を指示する。図2に示すように、フィルター駆動装置9は第1電極17及び第2電極21に接続されている。フィルター駆動装置9が第1電極17と第2電極21との間の電圧を制御する。そして、第1反射膜16と第2反射膜18との間の距離が光フィルター6を透過する光8の波長に対応する距離に設定される。
図5及び図6はステップS3の露光時間設定工程、ステップS4の撮影工程及びステップS5の明度判定工程に対応する図である。図5(a)において横軸は撮影装置12が撮影を開始した後の時間の経過を示している。縦軸は撮影された画像のある場所の画素の明度出力を示している。図中上側が下側より大きな出力になっている。受光素子アレイ7は光の強さを電圧に変換し駆動回路11が1024階調のデジタルデータに変換している。従って、縦軸は明度を示すデジタルデータの値を示している。ステップS3において、露光時間演算部37が露光時間としての第1露光時間38を設定する。第1露光時間38は露光時間の初期値であり、過去に実験を行って適正な値に設定するのが好ましい。
ステップS4において撮影装置12が撮影を行い、撮影データを出力する。第1明度推移線41は被測定物4の明るい場所を撮影した画像の明度の推移の例を示す。第1明度推移線41では撮影の開始により明度出力が上昇し第1露光時間38に達する前に飽和する。“飽和する“とは撮影装置12の明度出力が能力の最大である1024階調まで達したことを示す。飽和したときの明度出力を飽和出力42とする。
第2明度推移線43は被測定物4が適度に明るい場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。第2明度推移線43では第1露光時間38が経過したときの明度出力である第2明度出力44が飽和出力42に達していない値となっている。このときの第2明度出力44は適正に検出されている。
図5(b)は撮影装置12が出力した第1画像45を示している。第1画像45において第1領域45aは第1明度推移線41に示される領域であり、明度出力が飽和出力42となった場所である。そして、第2領域45bは第2明度推移線43に示される領域であり、明度出力が第2明度出力44となった場所である。この図のように、第1画像45の一部が第1領域45aとなる場合と第1画像45の総てが第1領域45aとなる場合にはステップS3に移行する。
図6(a)において図の縦軸及び横軸は図5(a)と同じであり説明を省略する。ステップS3において、露光時間演算部37が露光時間を露光時間としての第2露光時間46に設定する。第2露光時間46は第1露光時間38より短い時間である。第2露光時間46は特に限定されないが、本実施形態では例えば、第2露光時間46は第1露光時間38の1/3の時間に設定されている。次に、ステップS4では撮影装置12が被測定物4を再撮影する。
第3明度推移線47は被測定物4が明るい場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。再撮影では露光時間を短くしている。これにより、第3明度推移線47では第2露光時間46が経過したときの明度出力である第3明度出力48は飽和出力42に達していない値となっている。露光時間と明度出力とは正比例するので、露光時間を短くすることにより明度出力を下げることができる。このときの第3明度出力48は適正に検出されている。
第4明度推移線49は被測定物4が適度に明るい場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。第4明度推移線49では第2露光時間46が経過したときの明度出力である第4明度出力50は飽和出力42に達していない値となっている。このときの第4明度出力50は適正に検出されている。
図6(b)は撮影装置12が再撮影して出力した第2画像51を示している。第2画像51は第1画像45より露光時間の短い画像になっている。第2画像51において第1領域51aは第3明度推移線47に示される領域であり、明度出力が第3明度出力48となった場所である。そして、第2領域51bは第4明度推移線49に示される領域であり、明度出力が第4明度出力50となった場所である。この図のように、第2画像51では明度出力が飽和出力42に達していないのでステップS6に移行する。
図7はステップS6の画像合成工程に対応する図である。図7(a)において、縦軸は明度出力を示し横軸は露光時間を示している。第2相関線52は第2領域45b及び第2領域51bに対応する場所の明度出力と露光時間との関係を示している。第2相関線52が示すように、明度出力と露光時間とは正の相関関係にある。従って、第1露光時間38が第2露光時間46の3倍の時間となっているとき、第2明度出力44は第4明度出力50の3倍となる。
第1相関線53は第1領域45a及び第1領域51aに対応する場所の明度出力と露光時間との関係を示している。第1相関線53は第2相関線52と同じく明度出力と露光時間とが正の相関関係にある。第1露光時間38が第2露光時間46の3倍の時間となっている。このとき、第1露光時間38における第1明度推定出力54は第3明度出力48の3倍となる。第1明度推定出力54は直接測定することができないが、画像演算部35は第1相関線53と第1露光時間38の値を用いて四則演算することにより第1明度推定出力54を算出する。
図7(b)は画像演算部35が算出した第3画像55を示している。第3画像55において第1領域55aは第1露光時間38における明度出力が飽和出力42となった場所であり、演算結果が第1明度推定出力54となった場所である。そして、第2領域55bは第1露光時間38における明度出力が第2明度出力44となった場所である。このように、画像演算部35は第1露光時間38の撮影データ30及び第2露光時間46の撮影データ30を用いて第3画像55を算出する。
図8及び図9はステップS3の露光時間設定工程、ステップS4の撮影工程及びステップS5の明度判定工程に対応する図である。次に、明度出力が低いときの説明をする。図8(a)において図の縦軸及び横軸は図5(a)と同じであり説明を省略する。ステップS3において、露光時間演算部37が露光時間を第2露光時間46に設定する。次に、ステップS4では撮影装置12が被測定物4を撮影する。
第5明度推移線56は被測定物4が明るい場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。第5明度推移線56では第2露光時間46が経過したときの明度出力である第5明度出力57は判定値58を超えた値となっている。第6明度推移線61は被測定物4が暗い場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。第6明度推移線61では第2露光時間46が経過したときの明度出力である第6明度出力62は判定値58未満の値となっている。
図8(b)は撮影装置12が出力した第4画像63を示している。第4画像63において第1領域63aは第5明度推移線56に示される領域であり、明度出力が第5明度出力57となった場所である。そして、第2領域63bは第6明度推移線61に示される領域であり、明度出力が第6明度出力62となった場所である。第2領域63bでは明度出力が第6明度出力62であり判定値58に達していない。
ステップS5において明度判定部36は第6明度出力62と判定値58を比較する。そして、暗い部分の第6明度出力62が判定値58より小さいときステップS3に移行し再撮影する判断を行う。ステップS3では露光時間演算部37が露光時間を第1露光時間38に設定する。第4画像63では第2領域63bの明度出力が判定値58未満であったので明度出力を上げるために露光時間を第2露光時間46より長い第1露光時間38を選択する。次に、ステップS4では撮影装置12が被測定物4を再撮影する。
図9(a)において図の縦軸及び横軸は図5(a)と同じであり説明を省略する。第7明度推移線64は被測定物4が明るい場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。第7明度推移線64では第1露光時間38が経過したときの明度出力である第7明度出力65は判定値58を超えた値となっている。第8明度推移線66は被測定物4が暗い場所に対応する画像の明度の推移の例を示す。第8明度推移線66では第1露光時間38が経過したときの明度出力である第8明度出力67は判定値58以上の値となっている。
図9(b)は撮影装置12が出力した第5画像68を示している。第5画像68において第1領域68aは第7明度推移線64に示される領域であり、明度出力が第7明度出力65となった場所である。そして、第2領域68bは第8明度推移線66に示される領域であり、明度出力が第8明度出力67となった場所である。この図のように、第5画像68では第1領域68a及び第2領域68bの明度出力が判定値58以上となっている。
ステップS5において明度判定部36は第7明度出力65及び第8明度出力67と判定値58を比較する。そして、第7明度出力65及び第8明度出力67が判定値58以上の値であるのでステップS6に移行する判断を行う。第7明度出力65及び第8明度出力67は適正に検出されている。ステップS6において第5画像68は合成する必要がないのでステップS7に移行する。
図10はステップS5の明度判定工程に対応する図である。縦軸は度数を示し、図中上側が下側より大きな数となっている。横軸は明度出力を示し、図中右側が左側より大きな出力となっている。図10(a)において、第1明度分布69は撮影装置12が撮影した画像における明度の分布の例を示す。第1明度分布69は判定値58以上の明度出力となっている。そして、一部の明度出力が飽和出力42に達している。このとき、明度判定部36は露光時間を短くして再撮影する判断を行う。そして、ステップS3〜ステップS5を行い、ステップS6にて画像の合成を行う。
図10(b)において、第2明度分布70は撮影装置12が撮影した画像における明度の分布の別の例を示す。第2明度分布70は一部が判定値58未満の明度出力となっている。そして、明度出力が飽和出力42に達していない。このとき、明度判定部36は露光時間を長くして再撮影する判断を行う。そして、ステップS3〜ステップS5を行い、ステップS6にて画像の合成を行う。
図10(c)において、第3明度分布71は撮影装置12が撮影した画像における明度の分布の別の例を示す。第3明度分布71は判定値58以上の明度出力となっている。そして、明度出力が飽和出力42に達していない。このとき、明度判定部36はステップS6に移行する。ステップS6では画像の合成の必要がないので画像合成を行わずにステップS7に移行する。
図10(d)において、第4明度分布72は撮影装置12が撮影した画像における明度の分布の別の例を示す。第4明度分布72は一部が判定値58未満の明度出力となっている。そして、一部の明度出力が飽和出力42に達している。このとき、明度判定部36は露光時間を短くして再撮影を行い、さらに露光時間を長くして再撮影する判断を行う。そして、ステップS3〜ステップS5を2回行い、ステップS6にて画像の合成を行う。
以上のように、ステップS5の明度判定工程にて再撮影の判断をしている。そして、必要な場合のみ再撮影を行っている。従って、毎回露光時間を変えて複数の撮影を行う方法に比べて測色にかかる時間を短くすることができる。
ステップS7の被測定物除去工程では図1に示すように、載置台3に設置された被測定物4を載置台3から移動して除去する。以上の工程により1つの色の測定を終了する。同じ被測定物4において複数の色の分布を測定するときにはステップS6からステップS2に移行しても良い。
図11はステップS5の明度判定工程に対応する図である。図11において縦軸は露光時間を示し図中上側が下側より長い時間になっている。横軸は撮影順番を示し図中左側から右側へ順番に測定が行われる。丸形のプロットは通常の撮影を示し、四角形のプロットは再測定を示している。まず1回目の撮影では露光時間が短時間であり、2回目は露光時間を変えて再撮影している。このとき、露光時間演算部37は露光時間を露光時間データ32としてメモリー24に記憶する。3回目と4回目は通常の撮影であり、露光時間演算部37はメモリー24から露光時間データ32を入力して設定する。
5回目は露光時間を変えて再撮影している。このとき、露光時間演算部37は露光時間を露光時間データ32としてメモリー24に記憶する。6回目〜8回目は通常の撮影であり、露光時間演算部37はメモリー24から露光時間データ32を入力して設定する。9回目は露光時間を変えて再撮影している。このとき、露光時間演算部37は露光時間を露光時間データ32としてメモリー24に記憶する。
再撮影時は露光時間をメモリー24に記憶し、再撮影後に撮影する時には記憶した露光時間を設定して再撮影における露光時間で撮影する。これにより、類似した被測定物4を続けて測定するときには再撮影する機会を減らすことができる。従って、測色にかかる時間を短くすることができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、所定の露光時間で撮影が行われ、撮影データ30が出力される。そして、撮影データ30の明度が所定の範囲にあるか否かが判定される。撮影データ30の明度が所定の範囲にないときには露光時間を変更して再撮影が行われる。撮影データ30の明度が所定の範囲にあるときには撮影データ30がそのまま活用される。
撮影データ30の明度が低すぎるときや、高すぎて飽和状態となることがある。その対策として、複数の露光時間で撮影し明度が所定の範囲にある撮影データを活用する方法がある。この方法に比べて本実施形態では撮影データ30を判定し必要なときだけ再撮影する。従って、撮影回数を減らすことができる為、測色を短時間で行うことができる。その結果、明度の幅を維持して測色にかかる時間を短くすることができる。
(2)本実施形態によれば、撮影データ30の明度が判定値未満のときには露光時間を長くして再撮影する。これにより、撮影データ30の明度が低い場所における明度を上げることができる。そして、明度の幅を広げることができる。撮影データの明度が飽和したときには露光時間を短くして再撮影する。これにより、撮影データ30の明度が高すぎて明度が不明となった場所における明度を測定することができる。従って、撮影データの明度が低い場所においても高い場所においても明度の幅を上げることができる。
(3)本実施形態によれば、再撮影時の露光時間を記憶している。そして、再撮影後に撮影する時には記憶した露光時間で撮影している。従って、類似した被測定物4を続けて測定するときには再撮影する機会を減らすことができる。従って、測色にかかる時間を短くすることができる。
(第2の実施形態)
次に、測色方法の一実施形態について図12の測色方法を説明するための図を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、図11に示した露光時間の設定を操作者が行う点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図12はステップS5の明度判定工程に対応する図である。図12における縦軸及び横軸は図11と同じであり説明を省略する。すなわち、本実施形態ではまず1回目の撮影では露光時間が短時間であり、2回目は露光時間を長い露光時間に変えて再撮影している。3回目〜6回目は通常の撮影である。このとき、露光時間を操作者が被測定物4を確認して設定している。7回目は露光時間を長い露光時間に変えて再撮影している。8回目及び9回目は通常の撮影である。このとき、露光時間を操作者が被測定物4を確認して設定している。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、再撮影後に撮影する時には露光時間を操作者が設定して撮影している。操作者は再撮影時の露光時間を参照し被測定物4に合った露光時間を設定する。従って、再撮影する機会を減らすことができる為、測色にかかる時間を短くすることができる。
(第3の実施形態)
次に、測色方法の一実施形態について図13〜図15の測色方法を説明するための図を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、撮影装置12の出力を1行毎に再撮影の判断を行う点にある。そして、受光素子アレイ7はCCDイメージセンサーからCMOSイメージセンサーに変更した。これにより、受光素子アレイ7は1行毎に撮影データを出力することができる。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図13(a)は撮影装置12が撮影した画像75を示している。第1領域75aは明るい領域であり、第2領域75bは暗い領域となっている。画像75は複数の行を有する2次元データである。図中横方向をX方向とする。X方向は水平走査方向である。そして、縦方向をY方向とする。Y方向は垂直走査方向である。第2領域75bだけを走査する走査線の1つを第1走査線76とする。第1領域75a及び第2領域75bを走査する走査線の1つを第2走査線77とする。
ステップS4の撮影工程では1つの水平走査が行われる。そして、ステップS5の明度判定工程では1つの水平走査の出力に対して判定が行われる。図13(b)は第1走査線76における明度出力の分布を示している。縦軸は撮影された画像における各画素の明度出力を示している。図中上側が下側より大きな出力になっている。横軸はX方向の位置を示している。第1明度分布線78は第1走査線76における明度出力の分布を示している。第1明度分布線78は1行分の明度分布線になっている。第1明度分布線78が示すように第1走査線76では明度出力が判定値58と飽和出力42との間の範囲にある。従って、明度判定部36は次の水平走査に移行する判断を行う。
図13(c)は第2走査線77における明度出力の分布を示している。縦軸及び横軸は図13(b)と同じであり、説明を省略する。第2明度分布線79は第2走査線77における明度出力の分布を示している。第2明度分布線79は1行分の明度分布線になっている。第2明度分布線79が示すように第2走査線77では明度出力が判定値58以上となっている。そして、第1領域75aでは第2明度分布線79の明度出力の一部が飽和出力42になっている。従って、明度判定部36は露光時間を短くして第2走査線77に沿って再撮影する判断を行う。
そして、ステップS3の露光時間設定工程では露光時間を短く設定し、ステップS4の撮影工程では第2走査線77に沿って再撮影する。露光時間演算部37は変更した露光時間を露光時間データ32としてメモリー24に記憶する。図14(a)は再撮影時の第2走査線77における明度出力の分布を示している。縦軸及び横軸は図13(b)と同じであり、説明を省略する。第3明度分布線80は第2走査線77に沿って再撮影した撮影データにおける明度出力の分布を示している。第3明度分布線80が示すように第2走査線77では明度出力が飽和出力42未満になっている。従って、明度判定部36はステップS6の画像合成工程に移行する判断を行う。
図14(b)は図13(b)と同じ第1明度分布線78を示す図である。ステップS6では第1明度分布線78と第3明度分布線80とを合成する。図14(c)は画像演算部35が算出した第4明度分布線81を示している。縦軸及び横軸は図13(b)と同じであり、説明を省略する。第4明度分布線81は第2領域75bの部分に第1明度分布線78が用いられ、第1領域75aの部分には第3明度分布線80を3倍する演算により得られたデータが用いられている。
第2走査線77の次の行に対してステップS3及びステップS4が行われる。このとき、メモリー24から露光時間データ32を撮像制御部34が入力して撮影装置12を制御する。そして、再測定における露光時間にて撮影が行なわれる。これにより、第2走査線77の次の行の明度が第2走査線77と類似した分布のときには再撮影のステップを省略できる可能性を高くすることができる。
図15(a)は第1走査線76における別の例における明度出力の分布を示している。縦軸及び横軸は図13(b)と同じであり、説明を省略する。第5明度分布線82は第1走査線76における明度出力の分布を示している。第5明度分布線82は1行分の明度分布線になっている。第5明度分布線82が示すように第1走査線76では明度出力が判定値58未満の場所が存在している。従って、明度判定部36は露光時間を長くして第1走査線76に沿って再撮影する判断を行う。
そして、ステップS3の露光時間設定工程では露光時間を長く設定し、ステップS4の撮影工程では第1走査線76に沿って再撮影する。露光時間演算部37は変更した露光時間を露光時間データ32としてメモリー24に記憶する。図15(b)は再撮影時の第1走査線76における明度出力の分布を示している。縦軸及び横軸は図13(b)と同じであり、説明を省略する。第6明度分布線83は第1走査線76に沿って再撮影した撮影データにおける明度出力の分布を示している。第6明度分布線83が示すように第1走査線76では明度出力が判定値58以上である。そして、明度出力が飽和出力42未満になっている。従って、明度判定部36はステップS6の画像合成工程に移行する判断を行う。画像合成が不要であるのでステップS6では画像合成せずにステップS7に移行する。
第1走査線76の次の行に対してステップS3及びステップS4が行われる。このとき、メモリー24から露光時間データ32を撮像制御部34が入力して撮影装置12を制御する。そして、再測定における露光時間にて撮影が行なわれる。これにより、第1走査線76の次の行の明度が第6明度分布線83と類似した分布のときには再撮影のステップを省略できる可能性を高くすることができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、撮影データ30は複数行を有する2次元データである。そして、明度判定部36は1行の撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定している。再撮影が必要なときには露光時間を変更して1行分を再撮影している。1画面の撮影に比べて1行の撮影に要する時間は短い。従って、1画面毎に撮影と再撮影とを行うときに比べて、1行毎に撮影と再撮影とを行うことにより測色にかかる時間を短くすることができる。
(2)本実施形態によれば、再撮影した行の露光時間をメモリー24に記憶している。そして、次の行を撮影する時には記憶した露光時間で撮影している。従って、撮影する撮影データで次の行の明度が類似する形態の被測定物4を測定するときには再撮影する機会を減らすことができる。従って、測色にかかる時間を短くすることができる。
(第4の実施形態)
次に、測色方法の一実施形態について図16の測色方法を説明するための図を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、撮影装置12の出力を1行毎に再撮影の判断を行う点にある。そして、受光素子アレイ7はCCDイメージセンサーからCMOSイメージセンサーに変更した。さらに、受光素子アレイ7は信号処理回路を内蔵し1画素毎にフォトダイオードが出力する電流の蓄積時間を制御するインテリジェント撮像素子となっている。これにより、受光素子アレイ7は撮影データをリセットせずに継続撮影し出力することができる。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図16は、ステップS3の露光時間設定工程、ステップS4の撮影工程、ステップS5の明度判定工程及びステップS6の画像合成工程に対応する図である。図16(a)において、横軸は撮影装置12が撮影を開始してからの時間の経過を示している。縦軸は撮影された画像における1つの画素の明度出力を示している。図中上側が下側より大きな出力になっている。
ステップS3では露光時間を第2露光時間46に設定し、ステップS4にて撮影する。図中第9明度推移線86は暗い場所における明度出力の経過を示し、第10明度推移線87は中程の明るさの場所における明度出力の経過を示している。第11明度推移線88は明るい場所における明度出力の経過を示している。
第9明度推移線86が示すように、第2露光時間46が経過した時点では暗い場所の明度出力である第9明度仮出力89が判定値58未満の値となっている。明度判定部36は露光時間を第1露光時間38に再設定し撮像制御部34はこの画素における撮影を継続する。そして、露光時間が第1露光時間38になったときの明度出力である第9明度出力90を撮影データ30として記憶する。
第10明度推移線87が示すように、第2露光時間46が経過した時点では中程の明るさの場所の明度出力である第10明度出力91が判定値58以上であり飽和出力42未満の値となっている。明度判定部36は第10明度出力91を撮影データ30として記憶する。
第11明度推移線88が示すように、第2露光時間46が経過した時点では明るい場所の明度出力が飽和出力42の値となっている。明度判定部36は再撮影を行う判定をする。露光時間演算部37は第2露光時間46の1/2の時間である第3露光時間92を露光時間に設定する。第11明度推移線88に示すように撮像制御部34は明度出力をリセットして第3露光時間92で再撮影を行う。そして、第3露光時間92が経過した時点での明度出力である第11明度出力93を撮影データ30として記憶する。
図16(b)はステップS6の画像合成工程において画像演算部35が算出した明度分布画像94の例である。第1領域95は暗い場所の画像であり第9明度推移線86に対応する領域である。第2領域96は中程の明るさの場所の画像であり第10明度推移線87に対応する領域である。第3領域97は明るい場所の画像であり第11明度推移線88に対応する領域である。
第1領域95は第9明度推移線86に対応する場所である。第1領域95では露光時間を第2露光時間46の3倍である第1露光時間38にして撮影した。画像演算部35は第2露光時間46を基準の露光時間として明度を演算する。そして、画像演算部35は第1領域95の明度を演算して第9明度出力90の1/3倍の明度とする。
第2領域96は第10明度推移線87に対応する場所である。第2領域96では基準の露光時間である第2露光時間46で露光した。画像演算部35は第2領域96の明度を第10明度出力91とする。
第3領域97は第11明度推移線88に対応する場所である。第3領域97では第2露光時間46の1/2の時間である第3露光時間92で露光した。画像演算部35は第3領域97の明度を演算して第11明度出力93の2倍の明度とする。画像演算部35は各画素の明度を演算して明度分布画像94を算出した。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、第9明度推移線86では第2露光時間46における明度出力が判定値58未満のときには露光時間を延長して継続撮影している。従って、明度出力をリセットしないので再撮影するときに比べて露光にかける時間を短くすることができる。その結果、測色にかかる時間を短くすることができる。
(第5の実施形態)
次に、上記の測色装置1を備えたガス検出装置の一実施形態について図17及び図18を用いて説明する。このガス検出装置は、例えば、特定ガスを高感度検出する車載用ガス漏れ検出器や、呼気検査用の光音響希ガス検出器等に用いられる。尚、上記の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図17は、ガス検出装置の構成を示す模式正面図であり、図18は、ガス検出装置の制御系の構成を示すブロック図である。図17に示すように、電子機器としてのガス検出装置105はセンサーチップ106と吸引口107a、吸引流路107b、排出流路107c及び排出口107dを備えた流路107と本体部108とを有する構成となっている。
本体部108は、センサー部カバー109、排出手段110及び筐体111を備えている。センサー部カバー109を開閉することにより、流路107を着脱することが可能になっている。さらに、本体部108は光学部112、フィルター113、光フィルター114、受光素子115(検出部)等を含む検出装置を備えている。
さらに、本体部108は検出された信号を処理し、検出部を制御する制御部116(処理部)及び電力を供給する電力供給部117等を備えている。光学部112は、光を射出する光源118、ビームスプリッター119、レンズ120、レンズ121及びレンズ122により構成されている。ビームスプリッター119は光源118から入射された光をセンサーチップ106側に反射し、センサーチップ側から入射された光を受光素子115側に透過する。
図18に示すように、ガス検出装置105には操作パネル125、表示部126、外部とのインターフェイスのための接続部127及び電力供給部117が設けられている。電力供給部117が二次電池の場合には充電のための接続部128を備えてもよい。更に、ガス検出装置105の制御部116は、CPU等により構成された信号処理部129及び光源118を制御するための光源ドライバー回路130を備えている。更に、制御部116は光フィルター114を制御するための波長制御部131、受光素子115からの信号を受信する受光回路132を備えている。波長制御部131は第1の実施形態における制御装置13の機能を備えている。更に、制御部116はセンサーチップ106のコードを読み取り、センサーチップ106の有無を検出するセンサーチップ検出器133からの信号を受信するセンサーチップ検出回路134を備えている。更に、制御部116は排出手段110を制御する排出ドライバー回路135等を備えている。
次に、ガス検出装置105の動作について説明する。本体部108の上部のセンサー部カバー109の内部にはセンサーチップ検出器133が設けられている。センサーチップ検出器133によりセンサーチップ106の有無が検出される。信号処理部129はセンサーチップ検出器133からの検出信号を検出するとセンサーチップ106が装着された状態であると判断する。そして、信号処理部129は表示部126へ検出動作を実施可能な旨を表示させる表示信号を出す。
そして、操作者により操作パネル125が操作され、操作パネル125から検出処理を開始する旨の指示信号が信号処理部129へ出力される。まず、信号処理部129は光源ドライバー回路130に光源駆動の指示信号を出力して光源118を作動させる。光源118が駆動されると、光源118から単一波長で直線偏光の安定したレーザー光が射出される。光源118には温度センサーや光量センサーが内蔵されており、センサーの情報が信号処理部129へ出力される。光源118から入力された温度や光量に基づいて、光源118が安定動作していると信号処理部129が判断すると、信号処理部129は排出ドライバー回路135を制御して排出手段110を作動させる。これにより、検出すべき標的物質(ガス分子)を含んだ気体試料が、吸引口107aから吸引流路107b、センサーチップ106内、排出流路107c、排出口107dへと誘導される。尚、吸引口107aには、除塵フィルター107eが設けられ、比較的大きい粉塵や一部の水蒸気等が除去される。
センサーチップ106は金属ナノ構造体が複数組み込まれた素子であり、局在表面プラズモン共鳴を利用したセンサーである。このようなセンサーチップ106ではレーザー光により金属ナノ構造体間で増強電場が形成される。この増強電場内にガス分子が入り込むと、分子振動の情報を含んだラマン散乱光、及びレイリー散乱光が発生する。これらのレイリー散乱光やラマン散乱光は光学部112を通ってフィルター113に入射する。フィルター113によりレイリー散乱光が分離され、ラマン散乱光が光フィルター114に入射する。
そして、信号処理部129は波長制御部131に対して制御信号を出力する。これにより、波長制御部131は光フィルター114のアクチュエーターを駆動させて検出対象となるガス分子に対応したラマン散乱光を光フィルター114に分光させる。分光した光が受光素子115にて受光されると、受光量に応じた受光信号が受光回路132を介して信号処理部129に出力される。
信号処理部129は、得られた検出対象となるガス分子に対応したラマン散乱光のスペクトルデータとROMに格納されているデータとを比較する。そしてし、検出対象となるガス分子が目的のガス分子か否かを判定し物質の特定をする。また、信号処理部129は表示部126にその結果情報を表示し、接続部127から外部へ出力する。
ラマン散乱光を光フィルター114により分光し、分光されたラマン散乱光からガス検出を行うガス検出装置105を例示した。ガス検出装置105はガス固有の吸光度を検出してガス種別を特定するガス検出装置として用いてもよい。この場合、センサー内部にガスを流入させ、入射光のうちガスにて吸収された光を検出するガスセンサーに光フィルター114を用いる。そして、ガス検出装置はガスセンサーによりセンサー内に流入されたガスを分析、判別する電子機器である。ガス検出装置105はこのような構成にすることで光フィルター114を用いてガスの成分を検出することができる。
信号処理部129には第1の実施形態〜第4の実施形態における制御装置13の機能を備えている。そして、光フィルター114、受光素子115、波長制御部131、受光回路132及び信号処理部129が測色装置として機能する。そして、この測色装置は再撮影の機会を減らして効率良く測定することが可能になっている。従って、ガス検出装置105は、効率良く測色できる測色装置を備えた電子機器とすることができる。
(第6の実施形態)
次に、上記の測色装置1を備えた食物分析装置の一実施形態について図19を用いて説明する。上記の測色装置1は近赤外線分光による糖類の非侵襲的測定装置や食物、生体、鉱物等の情報の非侵襲的測定装置等の物質成分分析装置に用いることができる。食物分析装置は物質成分分析装置の1種である。尚、上記の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図19は、食物分析装置の構成を示すブロック図である。図19に示すように、電子機器としての食物分析装置138は検出器139、制御部140及び表示部141を備えている。検出器139は光を射出する光源142、測定対象物143からの光が導入される撮像レンズ144、撮像レンズ144から導入された光を分光する光フィルター145を備えている。さらに、検出器139は分光された光を検出する撮像部146(検出部)を備えている。
制御部140は光源142の点灯・消灯制御、点灯時の明るさ制御を実施する光源制御部147及び光フィルター145を制御する波長制御部148を備えている。波長制御部148は第1の実施形態における制御装置13の機能を備えている。さらに、制御部140は撮像部146を制御して撮像部146で撮像された分光画像を取得する検出制御部149、信号処理部150及び記憶部151を備えている。
食物分析装置138を駆動させると光源制御部147により光源142が制御されて光源142から測定対象物143に光が照射される。そして、測定対象物143で反射された光は撮像レンズ144を通って光フィルター145に入射する。光フィルター145は波長制御部148の制御により駆動される。これにより、光フィルター145から精度よく目的波長の光を取り出すことができる。そして、取り出された光は、例えば、CCDカメラ等により構成される撮像部146に撮像される。また、撮像された光は分光画像として記憶部151に蓄積される。また、信号処理部150は波長制御部148を制御して光フィルター145に印加する電圧値を変化させ、各波長に対する分光画像を取得する。
そして、信号処理部150は記憶部151に蓄積された各画像における各画素のデータを演算処理し、各画素におけるスペクトルを求める。また、記憶部151にはスペクトルに対する食物の成分に関する情報が記憶されている。記憶部151に記憶された食物に関する情報を基に信号処理部150は求めたスペクトルのデータを分析する。そして、信号処理部150は測定対象物143に含まれる食物成分と各食物成分含有量を求める。また、得られた食物成分及び含有量から信号処理部150は食物カロリーや鮮度等をも算出することができる。更に、画像内のスペクトル分布を分析することで、信号処理部150は検査対象の食物の中で鮮度が低下している部分の抽出等をも実施することができる。更には、信号処理部150は食物内に含まれる異物等の検出をも実施することができる。そして、信号処理部150は上述のようにして得られた検査対象の食物の成分や含有量、カロリーや鮮度等の情報を表示部141に表示させる処理をする。
制御部140は第1の実施形態〜第4の実施形態における制御装置13の機能を備えている。そして、光フィルター145、撮像部146、波長制御部148、検出制御部149、記憶部151及び信号処理部150が測色装置として機能する。そして、この測色装置は再撮影の機会を減らして効率良く測定することが可能になっている。従って、食物分析装置138は、効率良く測色できる測色装置を備えた電子機器とすることができる。
また、食物分析装置138の他にも略同様の構成により、上述したようなその他の情報の非侵襲的測定装置としても利用することができる。例えば、血液等の体液成分の測定、分析等、生体成分を分析する生体分析装置として用いることができる。このような生体分析装置としては、例えば、血液等の体液成分を測定する装置に食物分析装置138を用いることができる。他にも、エチルアルコールを検知する装置とすれば、運転者の飲酒状態を検出する酒気帯び運転防止装置に食物分析装置138を用いることができる。また、このような生体分析装置を備えた電子内視鏡システムとしても用いることができる。更には、鉱物の成分分析を実施する鉱物分析装置としても用いることができる。
(第7の実施形態)
次に、上記の測色装置1を備えた分光カメラの一実施形態について図20を用いて説明する。光を分光させて分光画像を撮像する分光カメラや分光分析機等に上記の測色装置1を用いることができる。このような分光カメラの一例として、上記の測色装置1と同様の装置を内蔵した赤外線カメラが挙げられる。尚、上記の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図20は、分光カメラの構成を示す概略斜視図である。図20に示すように、電子機器としての分光カメラ154はカメラ本体155、撮像レンズユニット156及び撮像部157を備えている。カメラ本体155は操作者により把持され操作される部分である。
撮像レンズユニット156はカメラ本体155に接続され、入射した画像光を撮像部157に導光する。また、この撮像レンズユニット156は対物レンズ158、結像レンズ159及びこれらのレンズ間に設けられた光フィルター160を備えて構成されている。カメラ本体155には光フィルター160が分光する光の波長を制御し、撮像部157を制御する制御部161が設置されている。
撮像部157は受光素子により構成され、撮像レンズユニット156により導光された画像光を撮像する。分光カメラ154では光フィルター160が撮像対象となる波長の光を透過させて、撮像部157が所望の波長の光の分光画像を撮像する。
制御部161には第1の実施形態〜第4の実施形態における制御装置13の機能を備えている。そして、光フィルター160、撮像部157及び制御部161が測色装置として機能する。そして、この測色装置は再撮影の機会を減らして効率良く測定することが可能になっている。従って、分光カメラ154は、効率良く測色できる測色装置を備えた電子機器とすることができる。
更には、測色装置1を生体認証装置として用いてもよく、例えば、近赤外領域や可視領域の光を用いた血管、指紋、網膜及び虹彩等の認証装置にも適用できる。更には、測色装置1を濃度検出装置に用いることができる。この場合、上記の測色装置1により物質から射出された赤外エネルギー(赤外光)を分光して分析し、サンプル中の被検体濃度を測定する。
上記に示すように、上記の測色装置1は、入射光から所定の光を測色するいかなる装置にも適用することができる。そして、上記の測色装置1は上記のように複数の波長を効率良く測定させることができる。このため、複数の波長のスペクトルの測定、複数の成分に対する検出を効率よく実施することができる。このときにも、上記の測色装置1は効率良く測色することができる為、測色装置1を用いた電子機器は複数の波長の光を効率良く測色して利用することができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、再撮影時に飽和せずに撮影した。再撮影で飽和したときにはさらに露光時間を短くして撮影しても良い。精度良く測色することができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、露光時間が第1露光時間38と第2露光時間46との2段階の例であった。露光時間は3段階以上でもよい。被測定物4に反射する光8の光量に対応して精度良く測定することができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、明度出力の一部が判定値58より低いときに再撮影した。明度出力の最大値が判定値58より低いときに再撮影しても良い。さらに、効率良く測色することができる。尚、変形例1〜変形例3の内容は前記第2の実施形態〜第7の実施形態にも適用しても良い。
1…測色装置、6…光フィルター、8…光、12…撮影部としての撮影装置、24…記憶部としてのメモリー、34…制御部としての撮像制御部、36…判定部としての明度判定部、37…制御部としての露光時間演算部、38…露光時間としての第1露光時間、46…露光時間としての第2露光時間、58…判定値、105…電子機器としてのガス検出装置、138…電子機器としての食物分析装置、154…電子機器としての分光カメラ。

Claims (12)

  1. 所定の露光時間で撮影して撮影データを出力し、
    前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定し、
    前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには前記露光時間を変更して再撮影することを特徴とする測色方法。
  2. 請求項1に記載の測色方法であって、
    前記撮影データの明度が判定値未満のときには前記露光時間を長くして再撮影し、
    前記撮影データの明度が飽和したときには前記露光時間を短くして再撮影することを特徴とする測色方法。
  3. 請求項1または2に記載の測色方法であって、
    前記再撮影時の前記露光時間を記憶し、
    前記再撮影後に撮影する時には記憶した前記露光時間で撮影することを特徴とする測色方法。
  4. 請求項1または2に記載の測色方法であって、
    前記再撮影後に撮影する時には前記露光時間を設定して撮影することを特徴とする測色方法。
  5. 請求項1または2に記載の測色方法であって、
    前記撮影データは複数行を有する2次元データであり、
    前記撮影データの明度を判定するときは、1行の前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定し、
    前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには前記露光時間を変更して1行分を再撮影することを特徴とする測色方法。
  6. 請求項5に記載の測色方法であって、
    前記再撮影した時の前記露光時間を記憶し、
    再撮影した行の次の行を撮影する時には記憶した前記露光時間で撮影することを特徴とする測色方法。
  7. 所定の露光時間で撮影して撮影データを出力し、
    前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定し、
    前記撮影データの明度が判定値未満のときには前記露光時間を延長して継続撮影することを特徴とする測色方法。
  8. 所定の波長の光を通過させる光フィルターと、
    前記光を受光して撮影し撮影データを出力する撮影部と、
    前記撮影データの明度が所定の範囲にあるか否かを判定する判定部と、
    前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには露光時間を変更して再撮影する制御部と、を有することを特徴とする測色装置。
  9. 請求項8に記載の測色装置であって、
    前記撮影データは複数行を有する2次元データであり、
    前記判定部は1行の前記撮影データの明度が所定の範囲にあるかを判定し、
    前記撮影データの明度が前記所定の範囲にないときには前記制御部は前記露光時間を変更して1行分を再撮影することを特徴とする測色装置。
  10. 請求項8または9に記載の測色装置であって、
    前記再撮影した時の前記露光時間を記憶する記憶部を備え、
    次に撮影する時には記憶した前記露光時間で撮影することを特徴とする測色装置。
  11. 所定の波長の光を通過させる光フィルターと、
    前記光を受光して撮影し撮影データを出力する撮影部と、
    前記撮影データの明度が所定の判定値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記撮影データの明度が前記所定の判定値以下のときには露光時間を変更して前記露光時間を延長して継続撮影する制御部と、を有することを特徴とする測色装置。
  12. 測色装置と、前記測色装置を制御する制御部とを備えた電子機器であって、
    前記測色装置は請求項8〜11のいずれか一項に記載の測色装置であることを特徴とする電子機器。
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