JP2016044424A - 防火戸 - Google Patents

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一志 能登
Kazuyuki Noto
一志 能登
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Abstract

【課題】簡単な構造で例えば二時間を越える高い耐火性能を発揮することができる防火戸を提供する。【解決手段】防火戸1は、外枠2と、外枠2の内側に配置される扉本体3とを備える。外枠2は、縦方向Yへ延びるとともに横方向Xへ離間する一対の縦枠21と、縦枠21の縦方向Y上部に位置し横方向Xへと延びる横枠22とを備える。扉本体3は、耐火層30と、耐火層30の表面、裏面および側面に配置される表面材31とを含む。耐火層30は、厚さ方向Zへ2枚並んで配置された耐火ボード32と、耐火ボード32の間に配置された防音材33とを含む。耐火層30の側面において、表面材31との間には、熱膨張性耐火材4を設けることもできる。外枠2の内面、すなわち耐火層30と対向する面にも、熱膨張性耐火材4を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、ケイ酸カルシウムを含む耐火ボードを用いた防火戸に関する。
従来、ケイ酸カルシウムを含む耐火ボードを用いた防火戸は知られている。例えば、特許文献1によれば、ケイ酸カルシウム、無機酸化物、石膏ボードを用いた硬質断熱材を外囲体で囲んだ扉が開示される。硬質断熱材は、不燃材料であり、扉における耐火性能を向上させることができる。硬質断熱材は、平面方向において複数個に分割することによって、火災時における硬質断熱材の割れや亀裂の発生を低減することができる。
特開2007−211501号公報
しかしながら、従来の防火戸においては、硬質断熱材は、平面方向において複数個に分割しているから、硬質断熱材の継ぎ目から熱や火が漏れやすいという問題がある。この問題を解消しようとすると、これら継ぎ目に特別な処理を施すこととなり、扉全体のコストアップにつながる。
この発明は、簡単な構造で高い耐火性能を発揮することができる防火戸を提供することを課題とする。
この発明は、外枠および前記外枠の内側に配置される扉本体を備え、前記扉本体は、ケイ酸カルシウムを含む耐火ボードによって形成された耐火層と、前記耐火層を覆う表面材とを含む防火戸であって、前記外枠は、縦方向へと延びるとともに横方向へ離間する一対の縦枠と、前記縦枠の縦方向上部に位置し横方向へと延びる横枠とを備え、前記耐火層は、縦方向へ延びる両側縁と、横方向へ延びる上端縁および下端縁とを有し、前記耐火ボードは、前記両側縁間および前記上下端縁間に亘ってそれぞれ延びるとともに、前記耐火層の厚さ方向へ少なくとも2以上並んで設けられることを特徴とする。
前記耐火ボードの厚さ方向における寸法は、前記扉本体の厚さ方向における寸法の50%以上であることを特徴とする。
前記縦枠および前記横枠と前記扉本体との間には、熱膨張耐火材がそれぞれ設けられることと特徴とする。
前記扉本体は、前記耐火ボードの厚さ方向間に防音材をさらに設けることを特徴とする。
この発明に係る防火戸によれば、ケイ酸カルシウムを含む耐火ボードは、耐火層の両側縁および上下端縁まで延びる大きさを有し、平面方向における継ぎ目等がないので、継ぎ目等から熱や炎が漏れることがない。また、耐火ボードを厚さ方向へ複数並べることによって、一枚の耐火ボードの厚さを薄くすることができ、割れや亀裂の発生を抑制することができる。仮に、複数枚の耐火ボードのうち、一枚に割れや亀裂が生じたとしても、他の耐火ボードで耐火性を維持することができる。
この発明の実施形態に係る防火戸の正面図であって説明のため一部を破断した図。 図1のII−II線断面拡大図。
図1および図2を参照すれば、この発明の実施形態のひとつである防火戸1は、互いに直交する横方向X、縦方向Yおよび厚さ方向Zを有する。防火戸1は、外枠2と、外枠2の内側に配置される扉本体3とを備える。
外枠2は、縦方向Yへ延びるとともに横方向Xへ離間する一対の縦枠21と、縦枠21の縦方向Y上部に位置し横方向Xへと延びる横枠22とを備える。この実施形態では、外枠2は、縦方向Y下部には設けられていないが、これに限定されるものではなく、縦方向Y下部にも枠が設けられているものであってもよい。縦枠21および横枠22の材料には特に限定はないが、例えばベニヤ板や木質ボードなどの木質材料の他、スチール等の金属材料も用いることができる。
扉本体3は、縦方向Yへ延びるとともに横方向Xへ離間する一対の両側縁3A、3Bと、横方向Xへ延びるとともに縦方向Yへ離間する上下端縁3C,3Dとを有する。上述のとおり、扉本体3の両側縁3A,3Bおよび上端縁3Cには、縦枠21および横枠22が対向可能に配置されるが、下端縁3Dには外枠2は設けられていない。
図面右側に位置する側縁3Bは、複数のヒンジ11を介して縦枠21に取付けられ、側縁3Bを起点に図面左側に位置する側縁3Aが図面手前方向へ回動可能とされる。扉本体3の側縁3A近傍には、レバーハンドル12が取り付けられ、このレバーハンドル12を回すことによって扉本体3の開閉をすることができる。レバーハンドル12の近傍には、鍵穴13が設けられる。レバーハンドル12および鍵穴13は、扉本体3に形成した図示しない開孔に挿入されて取り付けられるが、レバーハンドル12、鍵穴13と開孔との間には、隙間が生じないようにすることが望ましい。隙間が生じた場合には、この隙間から炎や熱が漏れる可能性があるからである。
扉本体3は、耐火層30と、耐火層30の表面、裏面および側面に配置される表面材31とを含む。耐火層30は、厚さ方向Zへ2枚並んで配置された耐火ボード32と、耐火ボード32の間に配置された防音材33とを含む。防音材33と耐火ボード32とは、図示しない接着剤等によって互いに接合される。耐火ボード32は、ケイ酸カルシウムを含む無機質ベースの成型板であって、この実施形態では、ケイ酸カルシウムの他、合成樹脂、ガラス繊維を含む不燃材である。
耐火層30は、縦枠21の内側に位置し、縦方向へ延びるとともに横方向Xへ離間する両側縁30A、30Bと、横方向Xへ延びるとともに縦方向Yへ離間する上端縁30Cおよび下端縁30Dとを有する。耐火ボード32は、その両側縁32A、32Bが耐火層30の両側縁30A、30Bまで延び、上下端縁32C,32Dがそれぞれ耐火層30の上下端縁30C,30Dまで延びる。すなわち、耐火ボード32は、平面方向において連続して耐火層30の両側縁30A,30Bおよび上下端縁30C,30Dを画定している。
特に図2を参照すれば、耐火ボード32の厚さ方向Zにおける寸法D1は、耐火層30の厚さ方向Zにおける寸法D2の約50%以上とし、好ましくは80%以上とすることができる。この実施形態では約93%としている。より具体的には、耐火ボード32の厚さ方向における寸法D1はそれぞれ約25mm、防音材33の厚さ方向における寸法D3は約4mmであって、耐火層30の厚さ方向Zにおける寸法D2は、約54mmである。このように耐火層30の大半を耐火ボード32で構成することによって、扉本体の耐火性能を向上させることができる。
なお、表面材31の厚さ方向Zにおける寸法は、約4mmであり、扉本体3全体における厚さ方向Zの寸法は、約62mmである。したがって、扉本体3において耐火ボード32の厚さ方向Zの寸法が占める割合は約80%である。
耐火ボード32の厚さ方向Zにおける寸法D1は、耐火層30の寸法D2の約50%以上とすることによって、耐火層30における耐火性能を向上させることができ、十分な耐火を実現することができる。具体的には、2時間の耐火性能テストをクリアすることができる。
耐火ボード32を複数枚厚さ方向Zへ配置することによって、亀裂等が発生しにくくすることができる。すなわち、ケイ酸カルシウム等は吸湿性に優れるから、耐火ボード32はそれ自体ある程度の水分を含有している。火災により、急激に耐火ボード32が加熱されると、この水分の影響によって亀裂が発生する可能性があるが、1枚の耐火ボード32における厚さ方向Zの寸法を小さくすることにより、水分の影響を小さくすることができ、亀裂の発生を抑制することができる。また、仮に複数配置されたうちの1枚の耐火ボード32に亀裂が生じたとしても、他の耐火ボード32によって熱や炎が反対側へと侵入するのを防止することができる。さらに、耐火ボード32は水分の影響により反ってしまう可能性もあるが、複数の耐火ボード32を重ねることによって、反りの影響も軽減することができる。
耐火層30において、耐火ボード32の間に防音材33を配置することによって、扉本体3の防音機能を確保することができる。防音材33としては、樹脂製のものを用いることができる。より具体的には、樹脂に高密度の充填剤を添加したものを用いることができる。樹脂製の防音材33を用いることにより、耐火ボード32に反り等が発生したときに、この変形を防音材33で緩衝することができ、亀裂等の予防に効果的である。
表面材31は、耐火層30の表面、裏面および側面に配置される。より詳細には、表面材31は、一方の耐火ボード32の表面34、他方の耐火ボード32の裏面35、耐火ボード32および防音材33で形成された耐火層30の側面36にそれぞれ図示しない接着剤を介して接合される。表面材31の材料としては特に制限はなく、ベニヤ板や木質材料を用いることができ、表面材31によって防火戸1の意匠性を向上させることができる。
耐火層30の側面36において、表面材31との間には、熱膨張性耐火材4を設けることもできる。熱膨張性耐火材4は、例えば、図示しない接着剤を介して耐火層30と表面材31との間に固定される。熱膨張性耐火材4は、200℃以上の加熱によって、約5〜40倍に膨張する性質を有する。このように熱で膨張することによって、火災時には、表面材31を縦枠21へと密着させ、扉本体3と外枠2との隙間を埋め、扉本体3と外枠2との間から炎や熱が漏れるのを防止することができる。
外枠2の内面2A、すなわち耐火層30と対向する面にも、熱膨張性耐火材4を備える。具体的には、横枠22および縦枠21の内面2Aにそれぞれ熱膨張性耐火材4が接着剤を介して接合される。外枠2にも熱膨張性耐火材4を設けることによって、扉本体3と外枠2との隙間をより確実に密閉することができる。
熱膨張性耐火材4として、例えば、バーミキュライト、カオリン、マイカ、熱膨張性黒鉛等が挙げられるが、これに限られることなく、加熱時に膨張するものであれば特に限定されない。
この実施形態によれば、耐火層30の50%以上を耐火ボード32で占めることとしたので、扉本体3の耐火性能を十分に発揮することができる。また、耐火ボード32を厚さ方向へ2以上並べることとしたので、各耐火ボード32の厚さを薄くすることができ、耐火ボード32の亀裂や反りの発生といった短所を最小限に抑えることができる。また、仮にいずれか1枚の耐火ボード32に亀裂等が発生したとしても、他の耐火ボード32で耐火性能を保持することができる。
この実施形態において、耐火層30における耐火ボード32は2枚としているが、これに限定されるものではなく、3枚以上であってもよい。また、各構成要素においては、この発明の技術分野における通常の材質を制限なく用いることができるものであり、列挙したものに限定されるものではない。さらに、各寸法は適宜変更可能である。
1 防火戸
2 外枠
3 扉本体
4 熱膨張性耐火材
21 縦枠
22 横枠
30 耐火層
30A 側縁
30B 側縁
30C 上端縁
30D 下端縁
31 表面材
32 耐火ボード
33 防音材

Claims (4)

  1. 外枠および前記外枠の内側に配置される扉本体を備え、前記扉本体は、ケイ酸カルシウムを含む耐火ボードによって形成された耐火層と、前記耐火層を覆う表面材とを含む防火戸であって、
    前記外枠は、縦方向へと延びるとともに横方向へ離間する一対の縦枠と、前記縦枠の縦方向上部に位置し横方向へと延びる横枠とを備え、
    前記耐火層は、縦方向へ延びる両側縁と、横方向へ延びる上端縁および下端縁とを有し、
    前記耐火ボードは、前記両側縁間および前記上下端縁間に亘ってそれぞれ延びるとともに、前記耐火層の厚さ方向へ少なくとも2以上並んで設けられることを特徴とする防火戸。
  2. 前記耐火ボードの厚さ方向における寸法は、前記扉本体の厚さ方向における寸法の50%以上であることを特徴とする請求項1記載の防火戸。
  3. 前記縦枠および前記横枠と前記扉本体との間には、熱膨張耐火材がそれぞれ設けられることと特徴とする請求項1または2記載の防火戸。
  4. 前記扉本体は、前記耐火ボードの厚さ方向間に防音材をさらに設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防火戸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110812729A (zh) * 2019-12-11 2020-02-21 厦门理工学院 一种汽车起火隔离装置
KR102263178B1 (ko) * 2019-12-05 2021-06-10 한국건설기술연구원 노유자 거주공간의 화재대피 장치 및 이를 이용한 화재대피 방법

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