JP2016039620A - 制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の撮像装置の中で親機の特定を適正に行って、これにより被写体の撮像を適正に行わせる。
【解決手段】撮像装置1であって、共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する親機選択部110bと、選択された親機となる撮像装置による共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する関連情報取得部110cと、取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置の撮像条件を決定する撮像条件決定部110dと、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、制御システム、制御方法及びプログラムに関する。
従来、複数の撮像装置で共通の被写体を同期して撮像するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、親機としての撮像装置が、各撮像装置の撮像条件を取得し、これらを総合的に判断して全ての撮像装置に共通する撮像条件を決定する。そして、親機が決定した撮像条件を子機となる他の撮像装置に通知することで、各撮像装置は撮像条件を設定する。
特開2003−324649号公報
ところで、上記特許文献1では、複数の撮像装置の撮像状況が同じでない場合等には、複数の撮像装置の中で親機とすべき撮像装置をユーザが見極めた上で選択する操作を行わなければならない。このため、ユーザが親機の選択を間違えた場合には、各撮像装置の撮像条件の設定を適正に行うことができず、結果として、被写体の撮像を適正に行うことができないといった問題がある。
また、例えば、被写体の状態や撮像状況が刻一刻と変化するような環境では、当該環境に合わせて親機とすべき撮像装置が変化する場合があるため、一旦選択された撮像装置が親機として固定されていると、各撮像装置の撮像条件の設定を適正に行うことができない虞もある。
そこで、本発明の課題は、複数の撮像装置の中で親機の特定を適正に行うことができ、これにより被写体の撮像を適正に行わせることができる制御装置、制御システム、制御方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る制御装置は、
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段と、前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する第1取得手段と、前記第1取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る制御システムは、
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置と、これらを制御する制御装置とを備える制御システムであって、前記制御装置は、前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段と、前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る制御方法は、
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置を制御する制御装置を用いた制御方法であって、前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する処理と、選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する処理と、取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する処理と、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置を制御する制御装置のコンピュータを、前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段、前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する取得手段、前記取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、複数の撮像装置の中で親機の特定を適正に行うことができ、これにより被写体の撮像を適正に行わせることができる。
本発明を適用した一実施形態の撮像制御システムの概略構成を模式的に示す図である。 図1の撮像制御システムを構成する撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の撮像装置に記録されている連携条件テーブルの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像制御システムによる同期撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図4の同期撮像処理における撮像パラメータ設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図5の撮像パラメータ設定処理における手動設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図5の撮像パラメータ設定処理における親機合致処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図5の撮像パラメータ設定処理における多数決処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図5の撮像パラメータ設定処理における平均値処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像制御システム100の概略構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像制御システム100は、例えば、無線通信回線を介して互いに情報通信可能に接続された複数の撮像装置1、…を備え、これらの撮像装置1、…が共通の被写体Sを同期して撮像する際に複数種類の撮像パラメータを含む撮像条件を連携させる連携処理を行う。
ここで、図1には、被写体Sを取り囲むように配置された5つの撮像装置1、…を示しているが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、撮像装置1の個数や配置は適宜任意に変更可能である。
また、複数の撮像装置1、…の各々は、例えば、三脚に固定された状態となっているが、必ずしも所定位置に固定されている必要はなく、所謂、手持ちで撮像するようにしても良い。
また、複数の撮像装置1、…は、例えば、連携処理にて、何れか一の撮像装置1が親機(マスタ)となり、残りの他の撮像装置1が子機(スレーブ)となる。ここで言う親機及び子機とは、被写体Sを撮像する際に撮像条件を連携させる連携処理における(個々の撮像パラメータの決定に係る)親機及び子機のことであり、実際に被写体Sを撮像する撮像処理における(同期した撮像全体の制御処理に係る)親機及び子機とは異なる。
また、撮像装置1は、親機となるか子機となるかによって動作の内容が異なる場合があるものの、構成自体は略同様となっている。なお、全ての撮像装置1は、必ずしも同一の機種である必要はない。
以下に、撮像装置1について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、撮像装置1の概略構成を示すブロック図である。また、図3は、撮像装置1に記録されている連携条件テーブルTの一例を模式的に示す図である。
図2に示すように、撮像装置1は、中央制御部101と、メモリ102と、撮像部103と、画像データ処理部104と、表示部105と、記録媒体制御部106と、操作入力部107と、無線処理部108と、テーブル記録部109と、連携制御部110と、を備えている。
また、中央制御部101、メモリ102、撮像部103、画像データ処理部104、表示部105、記録媒体制御部106、無線処理部108、テーブル記録部109及び連携制御部110は、バスライン111を介して接続されている。
中央制御部101は、撮像装置1の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部101は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、撮像装置1用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ102は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部101の他、当該撮像装置1の各部によって処理されるデータ等を一時的に記憶するものである。
撮像部103は、被写体Sを撮像する撮像手段を構成している。具体的には、撮像部103は、レンズ部103aと、電子撮像部103bと、撮像制御部103cとを備えている。
レンズ部103aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部103bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部103aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部103は、レンズ部103aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
撮像制御部103cは、被写体Sの撮像を制御する。すなわち、撮像制御部103cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部103cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部103bを走査駆動して、所定周期毎にレンズ部103aにより結像された光学像を電子撮像部103bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部103bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ処理部104に出力させる。
画像データ処理部104は、撮像部103により撮像されるフレーム画像を逐次処理する。具体的には、画像データ処理部104は、電子撮像部103bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。そして、画像データ処理部104は、生成された所定の解像度の画像データをメモリ102に出力する。
また、画像を記録する際には、画像データ処理部104は、被写体SのYUVデータを所定の符号化方式(例えば、JPEG形式、モーションJPEG形式、MPEG形式等)に従って圧縮して、記録媒体制御部106に出力する。
また、画像を再生表示する場合には、画像データ処理部104は、記録媒体制御部106により記録媒体Mから読み出された表示対象に係る静止画像や動画像の画像データを対応する所定の符号化方式に従って復号して、表示制御部105bに出力する。このとき、画像データ処理部104は、読み出された画像データを、例えば、表示パネル105aの表示解像度等に基づいて所定サイズ(例えば、VGAやQVGAサイズ)に縮小して表示制御部105bに出力しても良い。
表示部105は、表示パネル105aと、表示制御部105bとを具備している。
表示パネル105aは、表示領域内に画像を表示する。また、表示パネル105aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
表示制御部105bは、記録媒体Mから読み出され画像データ処理部104により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル105aの表示画面に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部105bは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像データ処理部104により復号されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、60fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル105aに出力する。
記録媒体制御部106は、記録媒体Mが着脱自在に構成され、装着された記録媒体Mからのデータの読み出しや記録媒体Mに対するデータの書き込みを制御する。
すなわち、記録媒体制御部106は、画像データ処理部104の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、モーションJPEG形式、MPEG形式等)で符号化された記録用のフレーム画像からなる動画像の画像データを記録媒体Mの所定の記録領域に記録させる。
なお、記録媒体Mは、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。
操作入力部107は、当該撮像装置1の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部107は、例えば、装置本体の電源のON/OFFに係る電源ボタン、被写体Sの撮像指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン(何れも図示略)等の操作部を備えている。そして、操作入力部107は、ユーザによる操作部の各ボタンの所定操作に応じて所定の操作信号を中央制御部101に出力する。
無線処理部108は、他の撮像装置1の無線処理部108との間で無線通信を行う。
すなわち、無線処理部108は、所定の通信回線を介して通信する通信手段を構成している。具体的には、無線処理部108は、例えば、外部のアクセスポイント(固定基地局)を経由せずに直接他の撮像装置1の無線処理部108との間で無線通信回線を構築するPeer to Peer(アドホックモード)で動作する。例えば、無線処理部108は、無線LANモジュール等から構成され、無線通信可能範囲内に存する他の撮像装置1の無線処理部108との間で無線LAN(Local Area Network)等の所定の無線通信回線を介して信号の送受信を行う。
なお、無線処理部108は、例えば、無線通信可能範囲内に存するアクセスポイントとの間で所定の無線通信回線を構築して、当該無線通信回線を介して他の撮像装置1の無線処理部108との間で信号の送受信を行うインフラストラクチャモードで動作しても良い。
また、無線処理部108は、例えば、記録媒体Mに内蔵された構成であっても良いし、当該装置本体に所定のインタフェース(例えば、USB(Universal Serial Bus)等)を介して接続された構成であっても良い。
また、無線通信回線は、無線LAN(Local Area Network)に限られるものではなく、例えば、WAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用しても良い。
テーブル記録部109は、連携条件テーブルT(図3参照)を記録している。
連携条件テーブルTは、複数の撮像装置1、…の撮像条件を連携させる連携処理にて用いられる。具体的には、図3に示すように、連携条件テーブルTは、被写体Sの撮像状況(撮像シーン)毎に、各種の連携条件の内容或いは連携条件の内容の決定方法が対応付けて規定されている。
被写体Sの撮像状況は、例えば、スポーツ、子供、風景等を共通の被写体Sとして複数の撮像装置1、…が連携処理にて撮像条件を連携させながら同期して撮像する状況を含んでいる。また、被写体Sの撮像状況は、予めデフォルトとして登録されている撮像状況(例えば、「撮像状況1」、「撮像状況2」等)であっても良いし、ユーザによる操作入力部107等の所定操作に基づいてユーザが任意に設定した撮像状況であっても良い。
連携条件とは、共通の被写体Sを撮像する複数の撮像装置1、…が連携処理にて複数の撮像装置1、…間で連携させる撮像条件のことを言う。具体的には、連携条件としては、例えば、共通の被写体Sの撮像形式(例えば、静止画像であるか動画像であるか)、連携される撮像装置1の台数、各種の撮像パラメータ(例えば、ホワイトバランスの設定値、露光時間、絞り値、ISO感度、画像サイズ、合焦位置、顔検出処理等)の種類、各種の撮像パラメータの連携内容(例えば、連携させるか否か、設定を自動で行うか否か、設定方法、親機の選択方法)等が挙げられる。
なお、ユーザが任意に設定した撮像状況の場合、連携条件の内容をユーザが任意に設定できるため、図3の連携条件テーブルTでは「?」を用いて表している。
このうち、撮像パラメータの設定方法としては、具体的には、例えば、親機となった撮像装置1の設定値や当該撮像パラメータの設定に際して判断される計測値を採用して設定する方法、複数の撮像装置1、…により仮決定された設定値の平均値を採用して設定する方法、複数の撮像装置1、…により仮決定された設定値の中から多数決により決定された設定値を採用して設定する方法、各撮像装置1が独立して個別に設定する方法等が挙げられる。
すなわち、各種の撮像パラメータの設定は、例えば、複数の撮像装置1、…の中で、何れか一の撮像装置1のユーザによる所定操作に基づいて手動で行われるか、或いは、共通の被写体Sの状態を表す情報(詳細後述)に基づいて自動的に行われる。そして、撮像パラメータ(例えば、ISO感度や画像サイズ等)の設定が手動で行われる場合、例えば、ユーザにより操作された何れか一の撮像装置1が親機選択部110b(後述)により親機として選択され、当該親機に設定された撮像パラメータの設定値(撮像条件の内容)が他の全ての撮像装置1についても採用されて自動的に設定される。一方、撮像パラメータ(例えば、ホワイトバランス)の設定が自動的に行われる場合、例えば、複数の撮像装置1、…の中で親機選択部110b(後述)により自動的に親機として選択された撮像装置1に設定された撮像パラメータの設定値(撮像条件の内容)或いは撮像パラメータの設定に際して判断される計測値(例えば、ホワイトバランスの場合の被写体Sの色)が他の全ての撮像装置1についても採用されて自動的に設定される。
また、各種の撮像パラメータを連携させるか否かとは、複数の撮像装置1、…の撮像条件を連携させる連携処理への参加の有無を表し、共通の被写体Sを同期して撮像する複数の撮像装置1、…間で当該撮像パラメータを連携させるか否かのことを言う。すなわち、連携条件テーブル(記録手段)Tには、複数の撮像条件(撮像パラメータ)の各々について、共通の被写体Sを同期して撮像する複数の撮像装置1、…間で連携させるか否かが規定された設定基準が記録されている。
また、各種の撮像パラメータを連携させるか否か(連携処理への参加の有無)は、上記した被写体Sの撮像状況毎に、具体的には、各撮像状況に含まれる撮像パラメータ毎に連携条件テーブルTに記録されている。すなわち、連携条件テーブルTには、複数の撮像状況毎に、複数の撮像装置1、…の各々の連携処理への参加の有無の設定に係る連携条件が対応付けて記録されていると言える。
また、露光時間、絞り値及びISO感度は、共通の被写体Sを撮像する際の露出調整処理に関連する撮像パラメータである。そして、上記したように、撮像パラメータとしての露光時間、絞り値及びISO感度を連携させるか否かは、被写体Sの撮像状況毎に、連携条件テーブルTに記録されている。すなわち、連携条件テーブルTには、複数の撮像状況毎に、複数の撮像装置1、…が共通の被写体Sを撮像する際の露出調整処理の連携に係る連携条件が対応付けて記録されていると言える。
また、顔検出処理とは、共通の被写体Sが撮像された画像(例えば、ライブビュー画像等)内から被写体Sの顔領域を検出する処理のことを言う。そして、上記したように、撮像パラメータとしての顔検出処理を連携させるか否かは、被写体Sの撮像状況毎に、連携条件テーブルTに記録されている。すなわち、連携条件テーブルTには、複数の撮像状況毎に、複数の撮像装置1、…が共通の被写体Sを撮像する際の顔検出処理の連携に係る連携条件が対応付けて記録されていると言える。
なお、顔検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
また、連携される撮像装置1の台数とは、複数の撮像装置1、…の撮像条件を連携させる連携処理に参加する撮像装置1の台数のことを言う。
また、連携される撮像装置1の台数は、上記した被写体Sの撮像状況毎に、連携条件テーブルTに記録されている。すなわち、連携条件テーブルTには、複数の撮像状況毎に、連携処理で連携される撮像装置1の台数の設定に係る連携条件が対応付けて記録されていると言える。
また、親機の選択方法とは、共通の被写体Sを同期して撮像する複数の撮像装置1、…の中で、各撮像装置1の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置1の選択基準のことを言う。すなわち、連携条件テーブル(記録手段)Tには、複数の撮像条件(撮像パラメータ)の各々について、共通の被写体Sを同期して撮像する複数の撮像装置1、…の中で、各撮像装置1の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置1の選択基準が記録されている。
また、親機となる撮像装置1の選択基準として、連携条件テーブルTには、複数の撮像条件の各々について、共通の被写体Sを撮像する撮像装置1の状態の評価方法が記録されている。つまり、親機の選択方法は、複数の撮像装置1、…間で連携させる撮像条件を設定するのにより適した状態の撮像装置1を親機として選択する方法が好ましく、例えば、複数の撮像装置1、…の中で、共通する被写体Sを最も良い状態で撮像している撮像装置1を親機として選択する方法である。具体的には、親機の選択方法としては、例えば、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを各撮像装置1の構図のより中央に近い位置で撮像している撮像装置1を親機として選択する方法、共通の被写体Sをより近い距離で撮像している撮像装置1を親機として選択する方法、共通の被写体Sを各撮像装置1の構図内で最も広い面積を有するように撮像している撮像装置1を親機として選択する方法、ユーザにより操作入力部107が所定操作された撮像装置1を親機として選択する方法等が挙げられる。
また、親機の選択方法は、上記した被写体Sの撮像状況毎に、具体的には、各撮像状況に含まれる撮像パラメータ毎に連携条件テーブルTに記録されている。すなわち、複数の撮像装置1、…の中で、親機として選択される撮像装置1以外は子機となることから、連携条件テーブルTには、複数の撮像状況毎に、複数の撮像装置1、…の中で連携処理の親機及び当該親機以外の子機の選択に係る連携条件が対応付けて記録されていると言える。
なお、図3に例示した連携条件テーブルTの内容は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
例えば、連携条件テーブルTには、複数の撮像状況毎に、複数の撮像装置1、…の撮像条件を連携させる連携処理で連携される撮像装置1の位置(例えば、正面や側面や背面等)の設定に係る連携条件が対応付けて記録されていても良い。すなわち、例えば、一例として、ゴルフ等のスポーツの撮像状況では、ゴルフクラブをスイングする人のフォームのチェックや解析等に利用できるように正面側や飛球線に対する後方側や背面側等を撮像装置1の位置とする。
連携制御部110は、撮像状況特定部110aと、親機選択部110bと、関連情報取得部110cと、撮像条件決定部110dと、を具備している。
なお、連携制御部110の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
撮像状況特定部(特定手段)110aは、複数の撮像装置1、…による共通の被写体Sの撮像状況を特定する。
具体的には、例えば、複数の撮像装置1、…の中で、ユーザにより操作入力部107が所定操作されることで親機選択部110b(後述)により親機として選択された撮像装置1の撮像状況特定部110aは、当該撮像装置1の表示部105に表示された複数の撮像状況を示す指標(例えば、アイコン等)のうち、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて指定された指標に対応する撮像状況を共通の被写体Sの撮像状況として特定する。
また、親機の撮像装置1の撮像状況特定部110aは、例えば、画像データ処理部104により生成されたライブビュー画像の画像データに基づいて、所定の被写体検出処理(例えば、顔検出処理やエッジ検出処理等)を行うことで検出された共通の被写体Sの種類(例えば、ヒトや風景等)を特定して、共通の被写体Sの撮像状況を特定しても良い。
なお、上記した共通の被写体Sの撮像状況を特定する処理は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の中で、連携処理の親機を自動的に選択する。
すなわち、親機選択部(選択手段)110bは、共通の被写体Sを同期して撮像する複数の撮像装置1、…の中で、各撮像装置1の撮像条件を連携させる連携処理の親機となる撮像装置1を、共通の被写体Sの撮像に関する各撮像装置1の状態に基づいて選択する。具体的には、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを最も良い状態で撮像している撮像装置1を親機として選択する。つまり、共通の被写体Sを撮像する際の撮像条件(例えば、ホワイトバランスや露出条件)を自動設定するためには、被写体Sの状態(例えば、色や明るさ)を計測する必要がある。そして、親機選択部110bは、この被写体Sの状態を計測する各撮像装置1の状態(例えば、被写体Sを撮像している大きさや被写体Sまでの距離)の中で、最も良い状態にある(例えば、被写体Sをより大きく撮像していたり、被写体Sにより近い距離にある)撮像装置1を親機として選択する。
例えば、親機選択部110bは、連携条件テーブルTに記録されている複数の撮像パラメータ(撮像条件)と対応付けられている親機となる撮像装置1の選択基準に基づいて、複数の撮像装置1、…の中で親機となる撮像装置1を選択する。このとき、親機選択部110bは、複数の撮像条件の各々について、連携条件テーブルTに記録されている共通の被写体Sを撮像する撮像装置1の状態の評価方法(親機の選択方法)に応じた評価値が最も高い撮像装置1を親機となる撮像装置1として選択する。
また、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の中で、親機となる撮像装置1を選択する処理を所定の時間間隔で逐次実行する。
例えば、連携条件テーブルTに記録されている「撮像状況1」にてホワイトバランスを連携させる親機を選択する場合、親機選択部110bは、画像データ処理部104により生成されたライブビュー画像の画像データに基づいて、所定の被写体検出処理(例えば、顔検出処理やエッジ検出処理等)を行って当該ライブビュー画像の構図内での共通の被写体Sの位置を特定する。また、親機選択部110bは、無線処理部108による他の撮像装置1との無線通信により取得されたライブビュー画像の画像データに基づいて、同様の処理により当該ライブビュー画像の構図内での共通の被写体Sの位置を特定する。そして、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の各々について、構図の中心からの共通の被写体Sまでの距離を評価値として算出し、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを各々の構図のより中央に近い位置で撮像している撮像装置1を親機として選択する。
また、例えば、連携条件テーブルTに記録されている「撮像状況2」にてホワイトバランスを連携させる親機を選択する場合、親機選択部110bは、共通の被写体Sに合焦した状態でのフォーカスレンズの光軸方向の位置情報を撮像制御部103cの合焦制御部(図示略)から取得して、当該位置情報に基づいて被写体Sまでの距離を所定の換算手段(例えば、換算プログラムや換算テーブル等)を用いて算出する。また、親機選択部110bは、無線処理部108による他の撮像装置1との無線通信により当該他の撮像装置1の被写体Sまでの距離を取得する。そして、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の各々についての被写体Sまでの距離を評価値として、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sまでの距離が最も短い位置(より近い距離)で撮像している撮像装置1を親機として選択する。
同様に、例えば、連携条件テーブルTに記録されている「撮像状況2」にてホワイトバランスを連携させる親機を選択する場合、親機選択部110bは、画像データ処理部104により生成されたライブビュー画像の画像データに基づいて、所定の被写体検出処理(例えば、顔検出処理やエッジ検出処理等)を行って当該ライブビュー画像の構図内での共通の被写体Sの面積(画素数)を特定する。また、親機選択部110bは、無線処理部108による他の撮像装置1との無線通信により取得されたライブビュー画像の画像データに基づいて、同様の処理により当該ライブビュー画像の構図内での共通の被写体Sの面積を特定する。そして、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の各々についての被写体Sの面積を評価値として、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを各々の構図内で最も広い面積を有するように撮像している撮像装置1を親機として選択する。つまり、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを最も広い面積を有するように正面から撮像している撮像装置1を親機として選択することができる。
また、親機選択部110bは、ユーザにより操作入力部107が所定操作された撮像装置1を親機として選択する。
例えば、連携条件テーブルTに記録されている「撮像状況1」にてISO感度や画像サイズを連携させる親機を選択する場合、複数の撮像装置1、…の中で、ユーザにより所定操作が行われた何れか一の撮像装置1の親機選択部110bは、当該撮像装置1を親機として選択する。
また、複数の撮像装置1、…の中で、親機選択部110bにより親機として選択される撮像装置1以外は子機となることから、親機選択部110bは、共通の被写体Sの撮像に関する複数の撮像装置1、…の状態を取得し、この取得した複数の撮像装置1、…の状態に基づいて、自装置が親機となるか子機となるかを選択するように構成されている。すなわち、親機選択部110bは、決定手段として、撮像状況特定部110aにより特定された共通の被写体Sの撮像状況と対応付けて連携条件テーブルTに記録されている連携条件に基づいて、複数の撮像装置1、…の中で親機及び子機となる撮像装置1を決定する。
なお、上記した撮像条件と対応付けられている親機となる撮像装置1の選択基準は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、ライブビュー画像内から被写体Sを検出する処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
関連情報取得部110cは、親機となる撮像装置1に係る親機関連情報を取得する。
すなわち、関連情報取得部(第1取得手段)110cは、親機選択部110bにより選択された親機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置1の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する。
例えば、関連情報取得部110cは、「親機の設定値(計測値)を採用」する設定方法が選択される場合には、親機関連情報として、親機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得(計測)された当該共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色や明るさ)を取得する。具体的には、複数の撮像装置1、…の中で、親機選択部110bにより親機として選択された撮像装置1の関連情報取得部110cは、自撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得(計測)された当該共通の被写体Sの状態を表す情報を取得する一方で、親機選択部110bにより自装置が子機となることが選択された撮像装置1の関連情報取得部110cは、親機となった撮像装置1から所定の無線通信回線を介して送信された共通の被写体Sの状態を表す情報(親機関連情報)を無線処理部108による無線通信により取得する。
また、関連情報取得部(第2取得手段)110cは、例えば、「平均値を採用」、「多数決で決定」などの設定方法が選択される場合は更に、複数の撮像装置1、…の中で親機以外の子機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得(計測)された当該共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色や明るさ)を取得する。具体的には、関連情報取得部110cは、例えば、自装置以外の他の撮像装置1については無線処理部108による無線通信によって、共通の被写体Sの状態を表す情報を取得する。共通の被写体Sの撮像に際して計測された計測値(例えば、被写体Sの色や明るさ等)の代わりに、仮決定された設定値(例えば、ホワイトバランス、露光時間、絞り値等)を共通の被写体Sの状態を表す情報として取得してもよい。
また、親機選択部110bにより選択された親機となる撮像装置1の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報は、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて手動で設定される撮像パラメータ(例えば、ISO感度、画像サイズ等)の設定値を含む。
また、関連情報取得部110cは、親機選択部110bにより逐次選択された親機となる撮像装置1に係る親機関連情報を逐次取得する。すなわち、関連情報取得部110cは、親機選択部110bにより親機となる撮像装置1が選択される毎に、当該親機に係る親機関連情報を逐次取得する。
撮像条件決定部110dは、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定する。
すなわち、撮像条件決定部(決定手段)110dは、関連情報取得部110cにより取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定する。具体的には、撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより取得された共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色や明るさの計測値等)に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件の内容(例えば、ホワイトバランスや露出条件の設定値等)を決定する。つまり、撮像条件決定部110dは、複数の撮像条件の中で、何れか一の撮像条件(例えば、ホワイトバランス)を選択し、例えば、関連情報取得部110cにより取得された共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色の計測値等)に基づいてその撮像条件の内容(例えば、ホワイトバランスの設定値等)を決定する。そして、撮像条件決定部110dは、決定された撮像条件の内容を他の全ての撮像装置1が採用するように設定する処理を行う。具体的には、撮像条件決定部110dは、決定された撮像条件の内容及び撮像条件の内容を設定させる制御信号を無線処理部108により他の全ての撮像装置1に送信させる。
つまり、撮像条件決定部110dは、親機選択部110bにより選択された親機となる撮像装置1に、他の全ての撮像装置1について撮像条件を決定させる。
ここで、撮像条件決定部110dは、決定された撮像条件の内容及び撮像条件の内容を独自に設定させる制御信号を無線処理部108により他の全ての撮像装置1に送信し、当該決定された撮像条件の内容に基づいて、他の全ての撮像装置1に独自に撮像条件の内容を設定させる処理を行っても良い。すなわち、親機である撮像装置1の撮像条件決定部110dにより決定された撮像条件の内容(例えば、ホワイトバランスの設定値等)を他の全ての撮像装置1がそのまま採用するのではなく、他の全ての撮像装置1が、親機により決定された撮像条件の内容に基づいて、独自に撮像条件の内容を設定することができる。
つまり、撮像条件決定部110dは、複数の撮像条件の中で、何れか一の撮像条件を選択して、その撮像条件の内容を決定し、決定された撮像条件の内容に基づいて、他の全ての撮像装置1に独自に撮像条件の内容を設定させる処理を行うようになっている。
また、撮像条件決定部(第2決定手段)110dは、関連情報取得部110cにより取得された親機となる撮像装置1に係る共通の被写体Sの状態を表す情報及び子機となる撮像装置1に係る共通の被写体Sの状態を表す情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定する。具体的には、撮像条件決定部110dは、無線処理部108による無線通信によって取得された親機及び子機を含む全ての撮像装置1(複数の撮像装置1、…)に係る複数の撮像条件の設定に際して判断される情報(例えば、露光時間、絞り値等の共通の被写体Sの状態を表す情報)と、連携条件テーブルTに記録されている複数の撮像条件の設定基準とに基づいて、複数の撮像装置1、…に係る複数の撮像条件を決定する。
例えば、撮像条件決定部110dは、親機及び子機を含む全ての撮像装置1の各々による共通の被写体Sの撮像に際して計測された計測値や仮決定された設定値の代表値(例えば、平均値や多数決により決定された設定値等)を特定して、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定する。具体的には、例えば、連携条件テーブルTに記録されている「撮像状況1」にて露光時間や絞り値を連携させる場合、撮像条件決定部110dは、無線処理部108による無線通信によって、親機及び子機を含む全ての撮像装置1の各々による共通の被写体Sの撮像に際して仮決定された設定値を取得して、それらの代表値(例えば、露光時間の場合には平均値、絞り値の場合には多数決により決定された設定値等)を演算により算出する。そして、撮像条件決定部110dは、算出された代表値を複数の撮像装置1、…の撮像条件として決定する。
また、撮像条件決定部110dは、連携条件テーブルTに複数の撮像装置1、…間で連携させない設定基準が規定されている撮像条件(例えば、合焦位置等)については、撮像条件の内容を独自に設定させる制御信号を他の全ての撮像装置1に送信し、他の全ての撮像装置1で独自に撮像条件の内容を設定させる処理を制御するようになっている。すなわち、例えば、合焦位置は各撮像装置1毎に被写体Sまでの距離や被写体Sに対する相対的な角度等によって異なることから、他の全ての撮像装置1が、親機である撮像装置1の撮像条件決定部110dにより決定された撮像条件の内容を全く考慮することなく独自に撮像条件の内容を設定することができる。
また、各撮像装置1の撮像条件決定部110dは、決定手段として、撮像状況特定部110aにより特定された共通の被写体Sの撮像状況と対応付けて連携条件テーブルTに記録されている連携条件の内容或いは連携条件の内容の決定方法に基づいて、連携条件の内容を決定する。具体的には、撮像条件決定部110dは、撮像状況特定部110aにより特定された共通の被写体Sの撮像状況に応じて、連携処理で連携される撮像装置1の台数、複数の撮像装置1、…の各々の連携処理への参加の有無及び連携処理で連携される撮像装置1の位置のうち、少なくとも何れか一を決定する。
すなわち、例えば、撮像状況特定部110aにより「撮像状況1」が特定された場合、撮像条件決定部110dは、連携条件テーブルTを参照して、「撮像状況1」と対応付けられている撮像装置1の台数として「4」を決定する。また、例えば、撮像状況特定部110aにより「撮像状況1」が特定された場合、撮像条件決定部110dは、連携条件テーブルTを参照して、ホワイトバランス等の各種の撮像パラメータと対応付けられている各種の撮像パラメータを連携させるか否か(連携処理への参加の有無)の内容を決定する。
また、各撮像装置1の撮像条件決定部110dは、決定手段として、撮像状況特定部110aにより特定された共通の被写体Sの撮像状況と対応付けて連携条件テーブルTに記録されている連携条件に基づいて、顔検出処理の内容を複数の撮像装置1、…で連携させるように決定する。
すなわち、例えば、撮像状況特定部110aにより「撮像状況1」が特定された場合、連携条件テーブルTには撮像パラメータとしての顔検出処理を連携させる「有」が記録されているので、撮像条件決定部110dは、連携条件テーブルTを参照することで、顔検出処理を行うか否かを複数の撮像装置1、…で連携させるように当該顔検出処理の内容を決定する。
また、各撮像装置1の撮像条件決定部110dは、決定手段として、撮像状況特定部110aにより特定された共通の被写体Sの撮像状況と対応付けて連携条件テーブルTに記録されている連携条件に基づいて、露出調整処理の内容を複数の撮像装置1、…で連携させるように決定する。
すなわち、例えば、撮像状況特定部110aにより「撮像状況1」が特定された場合、連携条件テーブルTには露出調整処理に係る撮像パラメータとしての露光時間及び絞り値を連携させる「有」が記録されているので、撮像条件決定部110dは、連携条件テーブルTを参照して、露光時間及び絞り値の設定値を複数の撮像装置1、…で連携させるように当該露出調整処理の内容を決定する。
また、撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより逐次取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を逐次決定する。すなわち、撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより親機関連情報が取得される毎に、取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を逐次決定する。
<同期撮像処理>
以下に、同期撮像処理について、図4〜図9を参照して説明する。
図4は、撮像制御システム100による同期撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する同期撮像処理は、撮像制御システム100を構成する複数の撮像装置1、…の中で何れの撮像装置1が連携処理の親機となるか子機となるかに拘わらず、各撮像装置1にて行われる処理である。また、複数の撮像装置1、…は、予め無線通信回線を介して情報通信可能に接続されているものとする。
図4に示すように、先ず、複数の撮像装置1、…の中で、何れか一の撮像装置1の表示部105に表示された複数の撮像状況を示す指標(例えば、アイコン等)のうち、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて何れか一の指標が指定されると、撮像状況特定部110aは、指定された指標に対応する撮像状況(例えば、「撮像状況1」等)を共通の被写体Sの撮像状況として特定する(ステップS1)。続けて、撮像装置1は、特定された撮像状況に対応する共通の被写体Sを決定する(ステップS2)。
例えば、撮像状況として、スポーツを撮像する状況が特定された場合には、当該スポーツを行うヒトを共通の被写体Sとして決定する。具体的には、例えば、所定の被写体検出処理(例えば、顔検出処理やエッジ検出処理等)を行うことで被写体Sを検出して、共通の被写体Sの種類(例えば、ヒトや風景等)を特定しても良い。
なお、複数の撮像装置1、…の中で、撮像状況を特定するために操作された撮像装置1が、親機として機能し、当該親機となる撮像装置1は、特定された撮像状況や共通の被写体Sの種類等を示す情報を無線通信回線を介して他の全ての撮像装置1に送信する。
次に、親機となった撮像装置1は、撮像部103による被写体Sのライブビュー画像の撮像(ライブビュー動作)を開始するとともに、ライブビュー動作を開始する制御信号を無線通信回線を介して他の全ての撮像装置1に送信する(ステップS3)。これにより、親機以外の子機の撮像装置1によるライブビュー動作が開始する。
次に、各撮像装置1の連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、特定された撮像状況と対応付けられている撮像形式から静止画像の撮像であるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4にて、静止画像の撮像であると判定されると(ステップS4;YES)、連携制御部110は、撮像パラメータ設定処理(図5参照)を実行する(ステップS5;詳細後述)。続けて、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像指示が入力されたか否かを判定する(ステップS6)。例えば、複数の撮像装置1、…の中で、何れか一の撮像装置1の操作入力部107がユーザにより所定操作されると、当該撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像指示が入力されたと判定する。そして、当該撮像装置1は親機として機能して、撮像指示を無線通信回線を介して他の全ての撮像装置1に送信する。これにより、親機以外の他の全ての撮像装置1においても、撮像指示が入力されたと判定される。
ステップS6にて、撮像指示が入力されたと判定されると(ステップS6;YES)、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像部103により共通の被写体Sの静止画像を撮像させ、画像データ処理部104により生成された画像データを記録媒体制御部106に転送して記録媒体106aに記録させる(ステップS7)。
一方、撮像指示が入力されていないと判定されると(ステップS6;NO)、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、処理をステップS5に戻し、連携制御部110は、再び撮像パラメータ設定処理を実行する(ステップS5)。
なお、撮像指示が入力されていないと判定された場合には(ステップS6;NO)、中央制御部101のCPUは、再び撮像パラメータ設定処理を実行することなく、撮像指示が入力されたか否かの判定を所定の時間間隔で逐次実行しても良い。
また、ステップS4にて、静止画像の撮像でないと判定されると(ステップS4;NO)、動画像の撮像であり、各撮像装置1の連携制御部110は、撮像パラメータ設定処理(図5参照)を実行する(ステップS8;詳細後述)。続けて、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像開始指示が入力されたか否かを判定する(ステップS9)。例えば、複数の撮像装置1、…の中で、何れか一の撮像装置1の操作入力部107がユーザにより所定操作されると、当該撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像開始指示が入力されたと判定する。そして、当該撮像装置1は親機として機能して、撮像開始指示を無線通信回線を介して他の全ての撮像装置1に送信する。これにより、親機以外の他の全ての撮像装置1においても、撮像開始指示が入力されたと判定される。
ステップS9にて、撮像開始指示が入力されたと判定されると(ステップS9;YES)、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像部103により共通の被写体Sの動画像の撮像を開始させる(ステップS10)。
一方、撮像開始指示が入力されていないと判定されると(ステップS9;NO)、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、処理をステップS8に戻し、連携制御部110は、撮像パラメータ設定処理を実行する(ステップS8)。
なお、撮像開始指示が入力されていないと判定された場合には(ステップS9;NO)、中央制御部101のCPUは、撮像開始指示が入力されたか否かの判定を所定の時間間隔で逐次実行しても良い。
続けて、各撮像装置1の連携制御部110は、撮像パラメータの更新タイミングであるか否かを判定する(ステップS11)。ここで、撮像パラメータの更新タイミングでないと判定されると(ステップS11;NO)、連携制御部110は、撮像パラメータの更新タイミングであるか否かの判定を所定の時間間隔で逐次実行する。
一方、撮像パラメータの更新タイミングであると判定されると(ステップS11;YES)、各撮像装置1の連携制御部110は、撮像パラメータ設定処理を再度実行する(ステップS12)。
なお、撮像パラメータの更新は、例えば、連携条件テーブルTに規定されている全ての撮像パラメータについて行っても良いし、予め撮像パラメータ毎に更新を行うか否かを連携条件テーブルTに規定しておき、撮像パラメータ毎に更新を行うか否かを判定するようにしても良い。すなわち、例えば、画像サイズ等の、事前に一旦決定してしまえば動画像の撮像中に変更する必要がない撮像パラメータについては、更新を行わないようにすることができる。
その後、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS13)。例えば、複数の撮像装置1、…の中で、何れか一の撮像装置1(例えば、撮像開始を指示した親機等)の操作入力部107がユーザにより所定操作されると、当該撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像終了指示が入力されたと判定する。そして、当該撮像装置1は親機として機能して、撮像終了指示を無線通信回線を介して他の全ての撮像装置1に送信する。これにより、親機以外の他の全ての撮像装置1においても、撮像終了指示が入力されたと判定される。
ステップS13にて、撮像終了指示が入力されたと判定されると(ステップS13;YES)、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像部103による共通の被写体Sの動画像の撮像を終了させ、画像データ処理部104により生成された画像データを記録媒体制御部106に転送して記録媒体106aに記録させる(ステップS14)。
一方、撮像終了指示が入力されていないと判定されると(ステップS13;NO)、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、処理をステップS11に戻し、連携制御部110は、撮像パラメータの更新タイミングであるか否かを判定する(ステップS11)。
<撮像パラメータ設定処理>
以下に、同期撮像処理における撮像パラメータ設定処理について、図5〜図9を参照して説明する。
図5は、撮像パラメータ設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、先ず、各撮像装置1の連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、ステップS1にて特定された撮像状況と対応付けられている複数の撮像パラメータの中で、何れか一の撮像パラメータを指定する(ステップS21)。
続けて、連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、指定された撮像パラメータが複数の撮像装置1、…間で連携させる撮像パラメータであるか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22にて、連携させる撮像パラメータでないと判定されると(ステップS22;NO)、各撮像装置1にて個別に設定される撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合における合焦位置等)であるので、各撮像装置1の連携制御部110は、当該撮像パラメータの内容を個別に設定する(ステップS23)。
一方、連携させる撮像パラメータであると判定されると(ステップS22;YES)、各撮像装置1の連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、当該撮像パラメータが設定を自動で行う撮像パラメータであるか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24にて、設定を自動で行う撮像パラメータでないと判定されると(ステップS24;NO)、設定をユーザ操作に基づいて手動で行う撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合におけるISO感度等)であるので、各撮像装置1の連携制御部110は、手動設定処理(図6参照)を実行する(ステップS25;詳細後述)。
一方、設定を自動で行う撮像パラメータであると判定されると(ステップS24;YES)、各撮像装置1の連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、当該撮像パラメータの内容の設定に際して親機の設定を採用する撮像パラメータであるか否かを判定する(ステップS26)。
ステップS26にて、親機の設定を採用する撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合におけるホワイトバランス等)であると判定されると(ステップS26;YES)、各撮像装置1の連携制御部110は、親機合致処理(図7参照)を実行する(ステップS27;詳細後述)。
一方、親機の設定を採用する撮像パラメータでないと判定されると(ステップS26;NO)、各撮像装置1の連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、当該撮像パラメータの内容を複数の撮像装置1、…の多数決で決定する撮像パラメータであるか否かを判定する(ステップS28)。
ステップS28にて、多数決で決定する撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合における絞り値等)であると判定されると(ステップS28;YES)、各撮像装置1の連携制御部110は、多数決処理(図8参照)を実行する(ステップS29;詳細後述)。
一方、多数決で決定する撮像パラメータでないと判定されると(ステップS28;NO)、撮像パラメータの内容を複数の撮像装置1、…の平均値で決定する撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合における露光時間等)であるので、各撮像装置1の連携制御部110は、平均値処理(図9参照)を実行する(ステップS30;詳細後述)。
その後、各撮像装置1の連携制御部110は、連携条件テーブルTを参照して、ステップS1にて特定された撮像状況と対応付けられている複数の撮像パラメータの全てについて、その内容を設定したか否かを判定する(ステップS31)。
ここで、複数の撮像パラメータの全てについて、その内容を設定していないと判定されると(ステップS31;NO)、各撮像装置1の連携制御部110は、処理をステップS21に戻し、複数の撮像パラメータの中で、その内容が設定されていない何れか一の撮像パラメータを指定する(ステップS21)。
そして、ステップS31にて、複数の撮像パラメータの全てについて、その内容を設定したと判定(ステップS31;YES)されるまで、上記したステップS22〜S30の各処理が繰り返される。
一方、ステップS31にて、複数の撮像パラメータの全てについて、その内容を設定したと判定されると(ステップS31)、各撮像装置1の連携制御部110は、撮像パラメータ設定処理を終了する。
<手動設定処理>
以下に、撮像パラメータ設定処理における手動設定処理について、図6を参照して説明する。
図6は、手動設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、先ず、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合におけるISO感度等)の内容を設定するために操作入力部107が所定操作されたか否かを判定する(ステップS41)。
ここで、操作入力部107が所定操作されたと判定されると(ステップS41;YES)、操作された撮像装置1の親機選択部110bは、当該撮像装置1を撮像パラメータの内容を決定するための親機として選択して、当該撮像装置1が一時的に親機となる(ステップS42)。
続けて、関連情報取得部110cは、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて設定された撮像パラメータの内容を取得して、撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより取得された撮像パラメータの内容を撮像条件として決定する(ステップS43)。そして、連携制御部110は、決定した撮像条件(撮像パラメータの内容)を無線処理部108による無線通信によって他の全ての撮像装置1に送信させる(ステップS44)。
その後、中央制御部101のCPUは、当該撮像パラメータの設定に係る撮像部103等の各部に撮像条件決定部110dにより決定された撮像パラメータの内容を設定する(ステップS45)。
一方、ステップS41にて、操作入力部107が所定操作されていないと判定されると(ステップS41;NO)、各撮像装置1の連携制御部110は、無線処理部108による無線通信によって他の撮像装置1から撮像パラメータの内容を受信したか否かを判定する(ステップS46)。
ここで、撮像パラメータの内容を受信したと判定されると(ステップS45;YES)、当該撮像装置1が一時的に撮像パラメータの内容を決定するための子機となり、関連情報取得部110cは、無線処理部108により受信された撮像パラメータの内容を取得する(ステップS47)。
子機となった撮像装置1では、親機である撮像装置1の撮像条件決定部110dにより決定された撮像パラメータの内容がそのまま採用されるため、中央制御部101のCPUは、当該撮像パラメータの設定に係る撮像部103等の各部に関連情報取得部110cにより取得された撮像パラメータの内容を設定する(ステップS48)。
<親機合致処理>
以下に、撮像パラメータ設定処理における親機合致処理について、図7を参照して説明する。
図7は、親機合致処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、先ず、各撮像装置1の親機選択部110bは、例えば、画像データ処理部104により生成されたライブビュー画像の画像データに基づいて、被写体Sを撮像する自撮像装置1の状態を検出する(ステップS51)。具体的には、例えば、撮像パラメータが「撮像状況1」におけるホワイトバランスの場合、親機選択部110bは、ライブビュー画像の画像データに基づいて、所定の被写体検出処理(例えば、顔検出処理やエッジ検出処理等)を行って当該ライブビュー画像の構図内での共通の被写体Sの位置を特定する。
続けて、各撮像装置1の連携制御部110は、検出された自撮像装置1の状態を無線処理部108による無線通信によって他の全ての撮像装置1に送信させるとともに、他の撮像装置1により検出された当該他の撮像装置1の状態を受信する(ステップS52)。
そして、各撮像装置1の親機選択部110bは、連携条件テーブルTに撮像パラメータと対応付けて記録されている親機の選択方法(被写体Sを撮像する撮像装置1の状態の評価方法)に従って被写体Sを撮像する撮像装置1の状態を評価する(ステップS53)。具体的には、例えば、撮像パラメータが「撮像状況1」におけるホワイトバランスの場合、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の各々について、構図の中心からの共通の被写体Sまでの距離を評価値として算出する。
そして、親機選択部110bは、被写体Sを撮像する自撮像装置1の状態が最も良いか否かを判定する(ステップS54)。具体的には、例えば、撮像パラメータが「撮像状況1」におけるホワイトバランスの場合、親機選択部110bは、複数の撮像装置1、…の中で、自装置が共通の被写体Sを構図のより中央に近い位置で撮像しているか否かを判定する。
ステップS54にて、被写体Sを撮像する自撮像装置1の状態が最も良いと判定されると(ステップS54;YES)、親機選択部110bは、当該撮像装置1を撮像パラメータの内容を決定するための親機として選択して、当該撮像装置1が一時的に親機となる(ステップS55)。
続けて、関連情報取得部110cは、共通の被写体Sの状態を表す情報を取得する(ステップS56)。具体的には、例えば、撮像パラメータが「撮像状況1」におけるホワイトバランスの場合、関連情報取得部110cは、共通の被写体Sの撮像に際して計測された計測値(例えば、被写体Sの色等)を共通の被写体Sの状態を表す情報として取得する。そして、連携制御部110は、取得された共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色の計測値等)を無線処理部108による無線通信によって他の全ての撮像装置1に送信させる(ステップS57)。
次に、撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより取得された共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色の計測値等)に基づいて、撮像パラメータの内容(例えば、ホワイトバランスの設定値等)を決定する(ステップS58)。
その後、中央制御部101のCPUは、当該撮像パラメータの設定に係る撮像部103等の各部に撮像条件決定部110dにより決定された撮像パラメータの内容を設定する(ステップS59)。
一方、ステップS54にて、被写体Sを撮像する自撮像装置1の状態が最も良いと判定されないと(ステップS54;NO)、当該撮像装置1が一時的に撮像パラメータの内容を決定するための子機となる(ステップS60)。
そして、無線処理部108は、親機から送信された共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色の計測値等)を無線通信により受信して、関連情報取得部110cは、共通の被写体Sの状態を表す情報を取得する(ステップS61)。
続けて、撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより取得された共通の被写体Sの状態を表す情報(例えば、被写体Sの色の計測値等)に基づいて、撮像パラメータの内容(例えば、ホワイトバランスの設定値等)を決定する(ステップS62)。
その後、中央制御部101のCPUは、当該撮像パラメータの設定に係る撮像部103等の各部に撮像条件決定部110dにより決定された撮像パラメータの内容を設定する(ステップS63)。
なお、親機となった撮像装置1は、ステップS58にて決定された撮像パラメータの内容(例えば、ホワイトバランスの設定値等)を、共通の被写体Sの状態を表す情報に代えて他の全ての撮像装置1に送信しても良い。この場合、子機である撮像装置1は、親機から受信した共通の被写体Sの状態を表す情報に基づく撮影条件の決定処理を行うことなく、親機である撮像装置1の撮像条件決定部110dにより決定された撮像条件の内容(例えば、ホワイトバランスの設定値等)が他の全ての撮像装置1によりそのまま採用される。
<多数決処理>
以下に、撮像パラメータ設定処理における多数決処理について、図8を参照して説明する。
図8は、多数決処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、先ず、各撮像装置1は、撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合における絞り値等)の内容を仮決定する(ステップS71)。具体的には、各撮像装置1では、例えば、被写体の状態計測に基づいて自動決定される撮像パラメータや、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて指定された撮像パラメータの内容や既に設定されている撮像パラメータの内容を取得して、仮決定された撮像パラメータとする。
続けて、各撮像装置1の連携制御部110は、仮決定した撮像パラメータの内容を無線処理部108による無線通信によって他の全ての撮像装置1に送信させるとともに、他の撮像装置1により仮決定された撮像パラメータの内容を受信する(ステップS72)。
次に、各撮像装置1の関連情報取得部110cは、自装置については仮決定された撮像パラメータの内容を取得するとともに、自装置以外の他の撮像装置1については無線処理部108による無線通信により受信された撮像パラメータの内容を取得する(ステップS73)。続けて、各撮像装置1の撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより取得された全ての撮像装置1にて仮決定された撮像パラメータの内容について多数決を行って、仮決定された撮像パラメータの内容の中で最も多いものを撮像パラメータの内容として決定する(ステップS74)。
その後、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、当該撮像パラメータの設定に係る撮像部103等の各部に撮像条件決定部110dにより決定された撮像パラメータの内容を設定する(ステップS75)。
同様の処理を全ての撮像装置1が行い、多数決処理の対象となる複数の仮決定された撮像パラメータは全ての撮像装置1で共通しているため、全ての撮像装置1で設定される撮像パラメータは共通のものとなる。
<平均値処理>
以下に、撮像パラメータ設定処理における平均値処理について、図9を参照して説明する。
図9は、平均値処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、先ず、各撮像装置1は、撮像パラメータ(例えば、「撮像状況1」の場合における露光時間等)の内容を仮決定する(ステップS81)。具体的には、各撮像装置1では、例えば、被写体の状態計測に基づいて自動決定される撮像パラメータや、ユーザによる操作入力部107の所定操作に基づいて指定された撮像パラメータの内容や既に設定されている撮像パラメータの内容を取得して、仮決定された撮像パラメータとする。
続けて、各撮像装置1の連携制御部110は、仮決定した撮像パラメータの内容を無線処理部108による無線通信によって他の全ての撮像装置1に送信させるとともに、他の撮像装置1により仮決定された撮像パラメータの内容を受信する(ステップS82)。
次に、各撮像装置1の関連情報取得部110cは、自装置については仮決定された撮像パラメータの内容を取得するとともに、自装置以外の他の撮像装置1については無線処理部108による無線通信により受信された撮像パラメータの内容を取得する(ステップS83)。続けて、各撮像装置1の撮像条件決定部110dは、関連情報取得部110cにより取得された全ての撮像装置1にて仮決定された撮像パラメータの内容について平均を算出する演算を行って、仮決定された撮像パラメータの内容の中での平均値を撮像パラメータの内容として決定する(ステップS84)。
その後、各撮像装置1の中央制御部101のCPUは、当該撮像パラメータの設定に係る撮像部103等の各部に撮像条件決定部110dにより決定された撮像パラメータの内容を設定する(ステップS85)。
同様の処理を全ての撮像装置1が行い、平均値処理の対象となる複数の仮決定された撮像パラメータは全ての撮像装置1で共通しているため、全ての撮像装置1で設定される撮像パラメータは共通のものとなる。
以上のように、本実施形態の撮像制御システム100によれば、共通の被写体Sを同期して撮像する複数の撮像装置1、…の中で、各撮像装置1の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置1を共通の被写体Sの撮像に関する各撮像装置1の状態に基づいて選択し、選択された親機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置1の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報(例えば、共通の被写体Sの状態を表す情報等)を取得して、取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件(例えば、ホワイトバランス等)を決定するので、共通の被写体Sの撮像に参加する複数の撮像装置1、…が被写体Sの撮影条件の決定に関して同じ条件にない場合であっても、複数の撮像装置1、…の中で親機となる撮像装置1の特定を適正に行うことができ、特定された親機に係る親機関連情報に基づいて複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定することで、複数の撮像装置1、…に共通の被写体Sの撮像をより良い撮像条件で適正に行わせることができる。
また、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを各々の構図のより中央に近い位置で撮像している撮像装置1や、共通の被写体Sをより近い距離で撮像している撮像装置1や、共通の被写体Sを各々の構図内で最も広い面積を有するように撮像している撮像装置1等を親機として選択することで、複数の撮像装置1、…の中で、共通の被写体Sを最も良い状態で撮像している撮像装置1を親機として選択することができる。
また、複数の撮像装置1、…の中で、親機となる撮像装置1を逐次選択し、逐次選択された親機となる撮像装置1に係る親機関連情報を逐次取得し、逐次取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を逐次決定するので、例えば、被写体Sの状態や撮像状況が刻一刻と変化するような環境であっても、複数の撮像装置1、…の中で親機となる撮像装置1の特定を適正に行うことができ、これにより複数の撮像装置1、…に被写体の撮像を適正に行わせることができる。
さらに、親機以外の子機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得された当該共通の被写体Sの状態を表す情報を取得して、取得された親機及び子機を含む全ての撮像装置1に係る共通の被写体Sの状態を表す情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定するので、親機だけでなく子機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得された共通の被写体Sの状態を表す情報を考慮して、複数の撮像装置1、…の撮像条件の決定をより適正に行うことができる。具体的には、共通の被写体Sの状態を表す情報として、全ての撮像装置1の各々による共通の被写体Sの撮像に際して計測された計測値をそれぞれ取得し、全ての撮像装置1に係る計測値の代表値を特定して、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定することができる。これにより、複数の撮像装置1、…に共通の被写体Sの撮像をより良い撮像条件で適正に行わせることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、連携条件テーブルTに、複数の撮像状況毎に、各撮像装置1が撮像状況に応じて個別に設定する撮像条件を共通の被写体Sの同期した撮像の撮像条件となるように補正するための連携条件を対応付けて記録しておいても良い。この場合、撮像条件決定部110dは、撮像状況特定部110aにより特定された共通の被写体Sの撮像状況と対応付けて連携条件テーブルTに記録されている連携条件に基づいて、各撮像装置1が撮像状況に応じて設定する撮像条件を共通の被写体Sの同期した撮像の撮像条件となるように補正するようにしても良い。
すなわち、各撮像装置1が撮像状況に応じて個別に設定する撮像条件として、例えば、露出調整用のプログラム線図を適正露出となるように補正するための連携条件を複数の撮像状況の各々と対応付けて連携条件テーブルTに記録しておく。そして、撮像条件決定部110dは、連携条件テーブルTを参照して、撮像状況特定部110aにより特定された撮像状況に応じて適正露出となるようにプログラム線図の内容(例えば、露光時間や絞り値)を決定する。
また、撮像制御システム100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。また、制御装置として、撮像装置1を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、撮像装置1とは別に制御のみを行う制御装置(例えば、スマートフォンやタブレット等)を設けても良い。
加えて、上記実施形態にあっては、選択手段、取得手段、決定手段としての機能を、中央制御部101の制御下にて、親機選択部110b、関連情報取得部110c、撮像条件決定部110dが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部101によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、選択処理ルーチン、取得処理ルーチン、決定処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、選択処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、複数の撮像装置1、…の中で、各撮像装置1の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置1を、共通の被写体Sの撮像に関する各撮像装置1の状態に基づいて選択する手段として機能させるようにしても良い。また、取得処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、選択された親機となる撮像装置1による共通の被写体Sの撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置1の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、決定処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、取得された親機関連情報に基づいて、複数の撮像装置1、…の撮像条件を決定する手段として機能させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする制御装置。
<請求項2>
前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体を最も良い状態で撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
<請求項3>
前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体を各々の構図のより中央に近い位置で撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
<請求項4>
前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体をより近い距離で撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
<請求項5>
前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体を各々の構図内で最も広い面積を有するように撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
<請求項6>
前記決定手段は、前記親機となる撮像装置の撮像条件を決定し、決定された撮像条件に基づいて、前記複数の撮像装置の中で前記親機以外の子機となる撮像装置の撮像条件を決定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の制御装置。
<請求項7>
前記第1取得手段は、前記親機関連情報として、前記親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得された当該共通の被写体の状態を表す情報を取得し、
前記決定手段は、前記第1取得手段により取得された共通の被写体の状態を表す情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の制御装置。
<請求項8>
前記決定手段は、前記第1取得手段により取得された共通の被写体の色の状態を表す情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件としてホワイトバランスを決定することを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
<請求項9>
前記親機以外の子機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得された当該共通の被写体の状態を表す情報を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段により取得された前記親機となる撮像装置に係る共通の被写体の状態を表す情報及び前記第2取得手段により取得された前記子機となる撮像装置に係る共通の被写体の状態を表す情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する第2決定手段とを更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
<請求項10>
前記共通の被写体の状態を表す情報は、前記複数の撮像装置の各々による前記共通の被写体の撮像に際して計測された計測値を含み、
前記第2決定手段は、前記複数の撮像装置に係る計測値の代表値を特定して、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定することを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
<請求項11>
前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記親機となる撮像装置を逐次選択し、
前記第1取得手段は、前記選択手段により逐次選択された親機となる撮像装置に係る前記親機関連情報を逐次取得し、
前記決定手段は、前記第1取得手段により逐次取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を逐次決定することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の制御装置。
<請求項12>
前記選択手段は、前記共通の被写体の撮像に関する複数の撮像装置の状態を取得し、この取得した複数の撮像装置の状態に基づいて、自装置が親機となるか子機となるかを選択し、
前記第1取得手段は、前記選択手段により自装置が子機となることが選択された場合に、前記親機関連情報を親機となった撮像装置から所定の通信回線を介した通信により取得することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の制御装置。
<請求項13>
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置と、これらを制御する制御装置とを備える制御システムであって、
前記制御装置は、
前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする制御システム。
<請求項14>
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置を制御する制御装置を用いた制御方法であって、
前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する処理と、
選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する処理と、
取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する処理と、
を含むことを特徴とする制御方法。
<請求項15>
共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置を制御する制御装置のコンピュータを、
前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段、
前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100 撮像制御システム
1 撮像装置
103 撮像部
108 無線処理部
109 テーブル記録部
110 連携制御部
110a 撮像状況特定部
110b 親機選択部
110c 関連情報取得部
110d 撮像条件決定部

Claims (15)

  1. 共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体を最も良い状態で撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体を各々の構図のより中央に近い位置で撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体をより近い距離で撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記共通の被写体を各々の構図内で最も広い面積を有するように撮像している撮像装置を親機として選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  6. 前記決定手段は、前記親機となる撮像装置の撮像条件を決定し、決定された撮像条件に基づいて、前記複数の撮像装置の中で前記親機以外の子機となる撮像装置の撮像条件を決定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の制御装置。
  7. 前記第1取得手段は、前記親機関連情報として、前記親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得された当該共通の被写体の状態を表す情報を取得し、
    前記決定手段は、前記第1取得手段により取得された共通の被写体の状態を表す情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の制御装置。
  8. 前記決定手段は、前記第1取得手段により取得された共通の被写体の色の状態を表す情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件としてホワイトバランスを決定することを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記親機以外の子機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得された当該共通の被写体の状態を表す情報を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された前記親機となる撮像装置に係る共通の被写体の状態を表す情報及び前記第2取得手段により取得された前記子機となる撮像装置に係る共通の被写体の状態を表す情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する第2決定手段とを更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  10. 前記共通の被写体の状態を表す情報は、前記複数の撮像装置の各々による前記共通の被写体の撮像に際して計測された計測値を含み、
    前記第2決定手段は、前記複数の撮像装置に係る計測値の代表値を特定して、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定することを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記選択手段は、前記複数の撮像装置の中で、前記親機となる撮像装置を逐次選択し、
    前記第1取得手段は、前記選択手段により逐次選択された親機となる撮像装置に係る前記親機関連情報を逐次取得し、
    前記決定手段は、前記第1取得手段により逐次取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を逐次決定することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の制御装置。
  12. 前記選択手段は、前記共通の被写体の撮像に関する複数の撮像装置の状態を取得し、この取得した複数の撮像装置の状態に基づいて、自装置が親機となるか子機となるかを選択し、
    前記第1取得手段は、前記選択手段により自装置が子機となることが選択された場合に、前記親機関連情報を親機となった撮像装置から所定の通信回線を介した通信により取得することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の制御装置。
  13. 共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置と、これらを制御する制御装置とを備える制御システムであって、
    前記制御装置は、
    前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする制御システム。
  14. 共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置を制御する制御装置を用いた制御方法であって、
    前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する処理と、
    選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する処理と、
    取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する処理と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  15. 共通の被写体を同期して撮像する複数の撮像装置を制御する制御装置のコンピュータを、
    前記複数の撮像装置の中で、各撮像装置の撮像条件を連携させる処理の親機となる撮像装置を、前記共通の被写体の撮像に関する各撮像装置の状態に基づいて選択する選択手段、
    前記選択手段により選択された親機となる撮像装置による前記共通の被写体の撮像に際して取得されるか、或いは、当該撮像装置の撮像条件の設定に際して判断される親機関連情報を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された親機関連情報に基づいて、前記複数の撮像装置の撮像条件を決定する決定手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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