JP2016038725A - 電子システムおよび電子システムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常モードから節電モードへ移行させる。【解決手段】動作状態として通常モードと当該通常モードよりも消費電力が少ない節電モードとを有する電子システムであって、制御部と、記憶部とを有し、前記通常モードから前記節電モードへ移行する際には、前記制御部は、前記記憶部に前記節電モードへの移行を示す節電情報を記憶させた上で、電子システムを電源オフとしてから起動させ、電子システムを起動させる際には、前記制御部は、前記記憶部に前記節電情報が記憶されているか否か判定し、前記記憶部に前記節電情報が記憶されている第1の場合には電子システムを起動させて前記節電モードへ移行させ、前記記憶部に前記節電情報が記憶されていない第2の場合には電子システムを起動させて前記通常モードへ移行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、電子システムおよび電子システムの制御方法に関する。
動作状態として、省電力化を図る節電モード(省電力モード、スリープモード、スタンバイモード、等とも言う。)に移行可能な電子機器が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2014‐124809号公報
節電モードへ移行する仕組みについては、省電力化の促進、ユーザの利便性向上、製品動作の安定性の向上、等といった観点から改善の余地があった。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、節電モードへ移行する仕組みについて改善を図った電子システムおよび電子システムの制御方法を提供する。
本発明の態様の一つは、動作状態として通常モードと当該通常モードよりも消費電力が少ない節電モードとを有する電子システムであって、制御部と、記憶部と、を有し、前記通常モードから前記節電モードへ移行する際には、前記制御部は、前記記憶部に前記節電モードへの移行を示す節電情報を記憶させた上で、電子システムを電源オフとしてから起動させ、電子システムを起動させる際には、前記制御部は、前記記憶部に前記節電情報が記憶されているか否か判定し、前記記憶部に前記節電情報が記憶されている第1の場合には電子システムを起動させて前記節電モードへ移行させ、前記記憶部に前記節電情報が記憶されていない第2の場合には電子システムを起動させて前記通常モードへ移行させる。
当該構成によれば、電子システムは、通常モードから節電モードへ移行する場合、一旦電源オフとなってから再度起動し、その後、節電モードへ移行する。そのため、電子システムの安定性が向上する。また、前記通常モードから前記節電モードへ移行させるという前提において、電子システムが停電により停止したとき、本発明によれば電子システムを復帰(起動)させる際に、節電モードの状態で復帰させることができる。
本発明の態様の一つは、電子システムは、電子システムに関する情報を示すための表示部を備え、前記節電モードにおいては、前記表示部の状態は、電子システムが前記電源オフであるときの状態と同じであるとしてもよい。
当該構成によれば、電子システムが節電モードである場合、ユーザーに対しては電子システムが電源オフであるように見せることができる。また、電子システムは、見た目は電源オフである場合と同じであっても実際には起動している(節電モードで起動している)ため、外部からの動作指示に応じて、電子システムは、通常モードへ即座に復帰することができる。また、節電モードにおいては、表示部の状態を電子システムが電源オフであるときの状態と同じとすることで、従来の節電モードと比較して省電力効果を高めることができる。
本発明の態様の一つは、前記通常モードから前記節電モードへの移行を許可しない設定がなされている場合、または、前記通常モードから前記節電モードへの移行を許可する設定がなされており且つ電子システムに所定のエラーが発生している場合、前記制御部は、電子システムを前記電源オフとした後に起動させないとしてもよい。
当該構成によれば、電子システムを電源オフする過程で所定のエラーが発見された場合、その後の自動的な再起動を禁止するため、安全性が確保される。
本発明の態様の一つは、電子システムを起動させる際に、前記制御部は、前記記憶部に前記節電情報が記憶されており、かつ電子システムに所定のエラーが発生している場合、電子システムを起動させて前記通常モードおよび前記節電モードのいずれとも異なる、エラーを通知するためのエラー通知モードへ移行させるとしてもよい。
当該構成によれば、電子システムを起動させる過程で所定のエラーが発見された場合、節電モードではなくエラー通知モードへ移行することで、ユーザーにエラーの存在を確実に知らせることができる。
本発明の技術的思想は、電子システムという物の発明のみによって実現されるものではない。例えば、電子システムが実現するモードの移行処理を方法(電子システムの制御方法)の発明として捉えることができる。また、そのような処理をハードウェア(電子システムが搭載するコンピューター)に実行させるコンピュータープログラム、さらには当該プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体、等の各種カテゴリーにて本発明が実現されてもよい。
本実施形態にかかる電子機器等の機能を例示するブロック図。 通常モードから節電モードへ移行する処理を含む電子機器が実行する処理を示すフローチャート。 図2に示した処理の一部を詳細に示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態にかかる電子機器10等の機能をブロック図により例示したものである。電子機器10は、本発明にかかる電子システム1を実現するための製品である。ただし、図1に示した電子機器10としての各構成は、一箇所あるいは一筐体内に集約されている場合に限らず、それら各構成が互いに離れた場所に存在し且つ通信可能な状態でいることで一システムを構築していてもよい。
電子機器10は、例えば、プリンター、スキャナー、ファクシミリ、等といった製品である。あるいは、電子機器10は、プリンター、スキャナー、ファクシミリ、等といった複数の製品を兼ねた複合機であってもよい。ただし、電子機器10は、これら製品に限られず、システムの動作状態として通常モードと通常モードよりも消費電力が少ない節電モードとを有する電子機器であれば、あらゆる物が該当する。
図1では、電子機器10を、制御部20、記憶部30、表示部40、プリンター部50、スキャナー部60、USBホスト部70、通信インターフェイス(I/F)80等を含む複合機として示している。制御部20は、例えばCPU、ROM、RAM等を有するICにより実現される。制御部20では、CPUが、ROMに保存されたプログラムに従った演算処理を、RAMをワークエリアとして用いて実行することにより、様々な機能(例えば、起動モジュール21、終了モジュール22、節電管理モジュール23)を実現する。記憶部30は、例えば、フラッシュメモリーやEEPROMといった不揮発性の半導体メモリーによって実現される。
表示部40は、電子機器10(電子システム1)に関する様々な情報を示すための部位であり、LED41や液晶ディスプレイ(LCD)42を含んでいる。LED41は、発光状態(点灯、点滅、消灯や、発光色)により、その時点での電子機器10の状態を外部に示す。LCD42は、いわゆるタッチパネルとしても機能することで、ユーザーからの操作を受け付けるための操作受付部(の一部)を兼ねている。つまりLCD42は、電子機器10に関する様々な情報を文字やCGで示したり、当該操作を受け付けたりする。
プリンター部50は、印刷データに基づく印刷を印刷媒体へ行うための機構である。プリンター部50が採用する印刷方式は、インクジェット方式やレーザー方式等様々である。スキャナー部60は、原稿を光学的に読み取る(スキャンする)ための機構であり、光源、原稿台、撮像素子、等といった構成を有する。USBホスト部70は、外部のUSBデバイス(USBメモリー等)を接続するためのインターフェイスであり、当該USBデバイスをコントロールするホストとして機能する。
通信I/F80は、電子機器10を外部機器100と有線あるいは無線にて接続するためのインターフェイスの総称である。外部機器100としては、例えば、PC(パーソナルコンピューター)、スマートフォン、タブレット型端末、デジタルスチルカメラ等、外部から電子機器10をコントロールし得るあらゆる装置が該当する。電子機器10は、通信I/F80を介して外部機器100と、例えば、USBケーブル、有線ネットワーク、無線LAN、ファクシミリ通信網、電子メール通信等の様々な手段や通信規格により接続可能である。
図2は、電子機器10が通常モードから節電モードへ移行する処理を含む、電子機器10が実行する処理を示したフローチャートである。当該フローチャートの少なくとも一部は、電子システムの制御方法を示しているとも言える。
当該フローチャートが実現する1つ目の前提として、電子機器10は通常モードで稼働中であるとする。通常モードとは、電子機器10の各部へ必要な電源が供給されており、電子機器10の全ての機能が正常に働く状態を言う。
また、当該フローチャートが実現する2つ目の前提として、電子機器10に対して、節電モードへの移行を許可する設定(節電モード設定)が有効化されているとする。
節電モード設定の有効化または無効化は、ユーザーが、前記操作受付部を介して電子機器10に対して行うことができる。あるいは、ユーザーは、外部機器100を操作することにより、電子機器10に対して節電モード設定の有効化または無効化を行うことができる。制御部20は、このような節電モード設定が有効であるか無効であるかの情報を記憶部30に記憶させる。後述するように、本実施形態では、節電モードには少なくとも「第1の節電モード」と第1の節電モードよりも消費電力が少ない「第2の節電モード」とを含むが、節電モード設定とは、第2の節電モードへの移行を許可する設定であるとする。
ステップS100では、制御部20は、電源オフへの移行開始を認知する。具体的には、制御部20は、電子機器10に設けられた不図示の“電源ボタン”の押し下げを検知した場合に、電源オフへの移行開始を認知する。また、制御部20は、所定の自動電源オフプログラムに従って電源オフへの移行開始を認知する。自動電源オフプログラムとは、電子機器10に対する外部からのあらゆる指示・操作がなされなくなってから所定時間経過後に、電子機器10を自動的に電源オフにするプログラムである。制御部20は、自動電源オフプログラムに従い、電子機器10に対する外部からのあらゆる指示・操作がなされなくなってから当該所定時間が経過したと判定した場合にも、電源オフへの移行開始を認知する。
次に、ステップS110では、制御部20は、電子機器10を電源オフするための「電源オフ処理」を所定の終了シーケンスに従って実行する。
次に、ステップS120では、制御部20は、電源オフとなった電子機器10を自動的に再起動するための「自動電源オン処理」を所定の起動シーケンスに従って実行する。
次に、ステップS130では、制御部20は、再起動した電子機器10を節電モード(第2の節電モード)へ移行させる。
図3は、上述の「電源オフ処理」および「自動電源オン処理」の詳細を示したフローチャートである。概略的には、図3のステップS200〜S240が電源オフ処理に相当し、ステップS250〜S290が自動電源オン処理に相当する。具体的には、終了モジュール22は、電源オフ処理を開始(ステップS200)すると、所定の終了シーケンスに従い、表示部40、プリンター部50、スキャナー部60、USBホスト部70、通信I/F80といった電子機器10を構成する各部への電源供給を断ち、これら各部の稼働を停止させる(ステップS210)。
終了モジュール22は、ステップS210を実行する過程で、電子機器10に所定のエラーが発生しているか否かも判断する。そして、所定のエラーが発生している場合、そのエラーの情報を一時的に保存する(ステップS220)。ここで言う所定のエラーとは、プリンター部50やスキャナー部60等の機械系の故障(メカエラー)やいわゆる紙ジャムやインク切れ等のエラーが該当する。
終了モジュール22は、節電モード設定の有無および前記エラーの有無に応じて、起動フラグを設定する(ステップS230)。具体的には、記憶部30に節電モード設定が有効であることを示す情報が記憶されており、かつ、ステップS220でエラーの情報が保存されなかった場合に、起動フラグを設定する(起動フラグを記憶部30に記憶させる)。このようなステップS210〜S230を経て、また記憶部30への電源供給を断った上で、終了モジュール22は、電源オフ処理を終了させる(ステップS240)。これにより、電子機器10は電源オフ状態となる。
電子機器10は、起動フラグを設定することなく電源オフした場合、その電源オフ状態を維持する。この場合、電源オフとなった電子機器10は“電源ボタン”が押し下げられない限り、起動しない。電源オフ状態から電源ボタンが押し下げられて起動することを「通常起動」と呼ぶ。言い換えると、節電モード設定が無効とされている場合(通常モードから節電モードへの移行を許可しない設定がなされている場合)は、自動電源オン処理は実行されない。また、節電モード設定が有効とされていても、電源オフ処理の過程で前記所定のエラーが発見された場合は、その後の自動的な再起動時にエラー発生が繰り返すことを避けるために、自動電源オン処理は実行されない。
電子機器10は、起動フラグを設定した上で電源オフした場合、その後、自動電源オン処理を行う。具体的には、起動モジュール21は、終了モジュール22による起動フラグの設定(ステップS230)が行われた時点で、その後、電子機器10が電源オフした後に電子機器10を再起動させるべきことを認知し、実際に、前記電源オフ処理の終了後、自動電源オン処理を開始する(ステップS250)。自動電源オン処理の開始(ステップS250)後、起動モジュール21は、所定の起動シーケンスに従い、記憶部30、表示部40、プリンター部50、スキャナー部60、USBホスト部70、通信I/F80といった電子機器10を構成する各部への電源供給を再開し、プリンター部50やスキャナー部60等のメカを初期化する(ステップS260)。また、起動モジュール21は、ステップS260で初期化を行う過程でも、電子機器10に上述したような所定のエラーが発生しているか否か判断する。電源オフ処理の過程でエラー発生が認められず、その後の自動電源オン処理中の前記初期化の過程でエラー発生が認められることは、レアケースではあるが可能性は0ではない。
さらに、起動モジュール21は、起動フラグが設定されているか否か(記憶部30に起動フラグが記憶されているか否か)を判定する(ステップS270)。これは、起動モジュール21が、現在の処理が「通常起動」であるか否かを識別するためである。つまり、起動モジュール21は、電源ボタンが押し下げられたことを契機として起動を開始した場合も、ステップS260と共通のシーケンスで初期化を行うため、一旦起動を開始したら、現在の処理が通常起動であるか否かを起動フラグの有無に応じて識別する。仮に、起動フラグが記憶部30に記憶されていなければ、前記電源オフ処理後の自動電源オン処理の場面ではなく、通常起動をすべき場面であるため、起動モジュール21は、前記初期化の終了後、電子機器10を通常モードに移行させる。これにより、電子機器10の通常起動が完了する。
以下、起動モジュール21は、ステップS270において、起動フラグが設定されている(記憶部30に起動フラグが記憶されている)と判定したと仮定して説明を続ける。
起動モジュール21は、ステップS260で初期化を行う過程で所定のエラーの発生を認識した場合(ステップS280において“Yes”)、処理をステップS290へ進める。一方、前記初期化の過程でエラーの発生を認識しない場合(ステップS280において“No”)、図3のフローチャートを終了し、処理をステップS130(図2)へ進める。
ステップS290では、起動モジュール21は、電子機器10を通常モードおよび節電モードのいずれとも異なる、エラーを通知するためのエラー通知モードへ移行させる。つまり、電子機器10は、起動してエラー通知モードとなる。エラー通知モードでは、制御部20は、表示部40を制御し、エラーが発生している旨をLED41の発光状態やLCD42の表示内容によりユーザーに通知する。
ステップS130(図2)では、節電管理モジュール23が、前記自動電源オン処理により初期化を終えて再起動した電子機器10の状態を、第1の節電モードへ移行させ、さらに第1の節電モードから第2の節電モードへ移行させる。ここで、第1の節電モードへの移行は、通常モードから従来のスタンバイモード(スリープモード)への移行処理と同じであり、節電管理モジュール23は、プリンター部50、スキャナー部60、USBホスト部70といった各部への電源供給を断ち、これら各部の稼働を停止させるとともに、LCD42を消灯させ、さらに一部のLED41についても消灯させる。
さらに、第1の節電モードから第2の節電モードへの移行処理では、節電管理モジュール23は、第1の節電モードでは消灯されないLED41(例えば、電子機器10が電源オン状態であることを示すための電源LEDや、USBホスト部70に外部のUSBデバイスが接続されていることを示すためのアクセスLED等)を消灯させる。また、第1の節電モードから第2の節電モードへの移行処理では、節電管理モジュール23は、電子機器10が有する各種センサーへの電源供給も断つ。ここで言うセンサーとは、例えば、給紙カセット(給紙トレイ)の着脱を検知するセンサー、スキャナー部60が有する原稿検知用のセンサー、タッチパネルのセンサー、メモリーカード等の記憶媒体の外部からの挿入を検知するセンサー、等である。
このように第2の節電モードへ移行した電子機器10は、その見た目(表示部40の状態)は電源オフであるときの状態と全く同じである。つまり、第2の節電モードに移行した電子機器10は、ユーザーからは電源オフ状態にあるように見える。また、電子機器10を第2の節電モードとすることで、第1の節電モードとしていた場合と比較してさらに省電力化を促進することができる。
第2の節電モードへ移行した後は、電子機器10は、外部からの動作指示を待機する。ここでいう動作指示とは、外部機器100からの印刷データの送信を伴う印刷実行指示や、外部機器100からのスキャンの実行指示等である。つまり、節電管理モジュール23は、通信I/F80を介してこのような動作指示を受け付けたことを検知すると(ステップS140)、所定の復帰シーケンスに従い、電子機器10の状態を、第2の節電モードから第1の節電モードに移行させ、さらに第1の節電モードから通常モードへ移行させる(ステップS150)。そして、このように通常モードへ移行(復帰)した状態で、制御部20は、ステップS140で受け付けた動作指示に応じた動作(印刷やスキャン)を実行する(ステップS160)。
本実施形態によれば、動作状態として通常モードと通常モードよりも消費電力が少ない節電モードとを有する電子システムであって、制御部20と、記憶部30とを有し、通常モードから節電モードへ移行する際には、制御部20は、記憶部30に節電モードへの移行を示す節電情報を記憶させた上で、電子システムを電源オフとしてから(ステップS110)、起動させ(ステップS120)、電子システムを起動させる際には(ステップS120、あるいは、通常起動させる際)、制御部20は、記憶部30に節電情報が記憶されているか否か判定し(ステップS270)、記憶部30に節電情報が記憶されている第1の場合には、電子システムを起動させて節電モードへ移行させ(ステップS130)、記憶部30に節電情報が記憶されていない第2の場合には、電子システムを起動させて通常モードへ移行させる(通常起動させる)構成であると言える。記憶部30に記憶された起動フラグが、節電情報の一例に該当する。なお、記憶部30に節電情報が記憶されている第1の場合とは、記憶部30に節電情報が記憶されている場合の全てを意味するものではない。例えば、記憶部30に節電情報が記憶されているが(ステップS270において“Yes”)、前記初期化の過程でエラーの発生が認識されている場合(ステップS280において“Yes”)は、第1の場合に該当しない。同じく、記憶部30に節電情報が記憶されていない第2の場合とは、記憶部30に節電情報が記憶されていない場合の一例である。
このような本実施形態によれば、電子システムが通常モードから節電モードへ移行する仕組みについて一つの有用な構成を提供することができる。特に、通常モードから第2の節電モードに移行する際に、上述したように、電子機器10を一度電源オフとして、その後に再起動させる処理を挟むことで、いくつかの利点が生じる。第一に、電子機器10を再起動させるとすることで、停電により停止した電子機器10を復帰させる(起動させる)場合と処理を共通化することができる利点が有る。そのため結果的に、ユーザーが電源ボタンを押し下げて電子機器10を電源オフした場合、前記自動電源オフプログラムに従って電子機器10が自動的に電源オフされた場合、停電により停止した電子機器10を復帰させる場合、のいずれにおいても電子機器10を第2の節電モードへ移行させることができる。なお、停電により停止した電子機器10を復帰させる場合の処理については後述する。また、第二に、電子機器10を一度電源オフとすることで、制御部20が有するメモリー(RAM)における断片化が解消され、電子機器10の動作が安定するという利点が有る。第三に、電子機器10を電源オフするための既存のシーケンスを利用することができ、通常モードから第2の節電モードへ直接に移行するための新たなシーケンスを設計するよりも、製品開発に要する労力が少なくて済むという利点が有る。
また本実施形態によれば、電子機器10が節電モード(第2の節電モード)である場合、ユーザーに対しては電子機器10が電源オフであるように見せることができ、実際に、従来の節電モード(第1の節電モード)よりも省電力化することができる。また、第2の節電モードにおける電子機器10は、見た目は電源オフである場合と同じであっても実際には最小の消費電力で起動しているため、ユーザーは、その状態から電子機器10を起動させる必要がなく(電源ボタンを押す操作が要求されず)、外部機器100から電子機器10へ印刷データを送信等するだけで、電子機器10を迅速に使用することができる。
また、本実施形態のように第2の節電モードにより電子機器10が電源オフであるように見せることができるため、その状態から、例えば第1のユーザーにより電子機器10を電源オフにされるといった事態が減り、電子機器10を即座に使用できる状態に保っておきたい第2のユーザーにとっての利便性が向上する。
さらに本実施形態は、上述したように、停電により停止した電子機器10を復帰させる状況においても適用される。停電が生じて電子機器10が突然に停止した場合、ユーザーは、電子機器10が有する電源コードのプラグを、商用交流電源供給用のコンセントから一旦抜いてから当該コンセントに挿し直す。このとき本実施形態では、上述したように通常モードから節電モードへ移行する処理と同様に、電子機器10を節電モードの状態で起動させる。具体的には、制御部20は、前記プラグの前記コンセントへの挿入を検知したことを契機として、自動電源オン処理(ステップS120,S250〜)と同じ処理を実行し、その後、第2の節電モードへの移行(ステップS130)を行う。
ただし、このように前記プラグの挿入検知を契機として自動電源オン処理と同じ処理を実行した場合、その後、第2の節電モードへ移行する(ステップS130)か否かは、節電モード設定が予め有効化されているか否かによる。つまり、制御部20は、前記プラグの挿入検知を契機として、自動電源オン処理と同じ処理を行う際、前記初期化(ステップS260)の前後のタイミング(例えば、ステップS270のタイミング)で、記憶部30に節電モード設定が有効であることを示す情報が記憶されているか否か判定し、当該情報が記憶されている場合に、前記初期化後にステップS130へ進み、第2の節電モードへ移行する(第2の節電モードでの起動)。一方、記憶部30に節電モード設定が無効であることを示す情報が記憶されている場合には、ステップS130へは進まず、通常モードで起動する。つまり本実施形態では、ユーザーの操作によって記憶部30に記憶された節電モード設定が有効であることを示す情報も、節電情報の一種とみなすことができる。このように本実施形態によれば、電子機器10を停電から復帰させる際にも、自動的に電子機器10を第2の節電モードに移行させることができる。
1…電子システム、10…電子機器、20…制御部、21…起動モジュール、22…終了モジュール、23…節電管理モジュール、30…記憶部、40…表示部、41…LED、42…LCD、50…プリンター部、60…スキャナー部、70…USBホスト部、80…通信I/F、100…外部機器

Claims (5)

  1. 動作状態として通常モードと当該通常モードよりも消費電力が少ない節電モードとを有する電子システムであって、
    制御部と、
    記憶部と、を有し、
    前記通常モードから前記節電モードへ移行する際には、前記制御部は、前記記憶部に前記節電モードへの移行を示す節電情報を記憶させた上で、電子システムを電源オフとしてから起動させ、
    電子システムを起動させる際には、前記制御部は、前記記憶部に前記節電情報が記憶されているか否か判定し、前記記憶部に前記節電情報が記憶されている第1の場合には電子システムを起動させて前記節電モードへ移行させ、前記記憶部に前記節電情報が記憶されていない第2の場合には電子システムを起動させて前記通常モードへ移行させる、
    ことを特徴とする電子システム。
  2. 電子システムに関する情報を示すための表示部を備え、
    前記節電モードにおいては、前記表示部の状態は、電子システムが前記電源オフであるときの状態と同じであることを特徴とする請求項1に記載の電子システム。
  3. 前記通常モードから前記節電モードへの移行を許可しない設定がなされている場合、または、前記通常モードから前記節電モードへの移行を許可する設定がなされており且つ電子システムに所定のエラーが発生している場合、前記制御部は、電子システムを前記電源オフとした後に起動させない、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子システム。
  4. 電子システムを起動させる際に、前記制御部は、前記記憶部に前記節電情報が記憶されており、かつ電子システムに所定のエラーが発生している場合、電子システムを起動させて前記通常モードおよび前記節電モードのいずれとも異なる、エラーを通知するためのエラー通知モードへ移行させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子システム。
  5. 動作状態として通常モードと当該通常モードよりも消費電力が少ない節電モードとを有する電子システムの制御方法であって、
    前記通常モードから前記節電モードへ移行する際には、所定の記憶部に前記節電モードへの移行を示す節電情報を記憶させた上で、電子システムを電源オフとしてから起動させ、
    電子システムを起動させる際には、前記記憶部に前記節電情報が記憶されているか否か判定し、前記記憶部に前記節電情報が記憶されている第1の場合には電子システムを起動させて前記節電モードへ移行させ、前記記憶部に前記節電情報が記憶されていない第2の場合には電子システムを起動させて前記通常モードへ移行させる、
    ことを特徴とする電子システムの制御方法。
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