JP2016038236A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示用の領域内において、複数の指針の見え方、位置を変更することで、全体の表示内容を大きく変更することのできる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】表示用の領域内に、車両走行に関連する各種車両情報を視認者に対して表示する車両用表示装置において、各種車両情報のうち、第1の車両情報を表示するための第1指針145と、第2の車両情報を表示するための第2指針154と、第1指針145に対して点灯することで発光状態とし消灯することで非発光状態とする第1光源と、第2指針154に対して点灯することで発光状態とし消灯することで非発光状態とする第2光源と、第1指針145および第2指針154のうち、少なくとも第1指針145の位置を移動可能とする移動手段190とを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、車両の各種情報を表示するコンビネーションメータに適用して好適な車両用表示装置に関するものである。
従来の車両用表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の車両用表示装置は、表示領域内に第1表示器、および1対の第2表示器が集約された複合型表示器となっている。
第1表示器は、例えば、画像によって情報が表示されるデジタル式の表示器となっており、表示領域の中心部に配置されている。また、1対の第2表示器は、指針が回動することによって情報が表示されるアナログ式の表示器となっており、第1表示器の視認者側で、かつ、第1表示器の左側および右側にそれぞれ配置されている。
第2表示器のそれぞれには、モータ、ギヤ等から形成される移動機構が設けられている。各第2表示器は、第1表示器に対して、それぞれ一部分が第1表示器と重なるが互いに干渉しない第1位置から、第1表示器とは重ならずに互いが離れた位置となる第2位置までの間を移動可能となっている。具体的には、各第2表示器は、第1表示器に対してそれぞれ一部分が重なる位置から、互いに離れるように左側、および右側に移動するようになっている。あるいは、各第2表示器は、第1表示器に対して重ならない左側、および右側の位置から、第1表示器に対してそれぞれ一部分が重なる位置に移動するようになっている。
そして、第1表示器の表示内容を優先して表示させたい場合には、第2表示器は第2位置まで移動され、かつ、第2表示器の表示内容を優先して表示させたい場合には、第2表示器は第1位置まで移動されるようになっている。
特許第4418296号公報
しかしながら、上記特許文献1の車両用表示装置においては、1対の第2表示器は、左右に移動可能となっているだけであり、常に視認者には2つの表示器として視認されるものとなっており、全体の表示内容を大きく変更できるものにはなっていない。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、表示用の領域内において、複数の指針の見え方、位置を変更することで、全体の表示内容を大きく変更することのできる車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、表示用の領域(110)内に、車両走行に関連する各種車両情報を視認者に対して表示する車両用表示装置であって、
各種車両情報のうち、第1の車両情報を表示するための第1指針(145)と、
各種車両情報のうち、第2の車両情報を表示するための第2指針(154)と、
第1指針(145)に対して、点灯することで発光状態とし、消灯することで非発光状態とする第1光源(142)と、
第2指針(154)に対して、点灯することで発光状態とし、消灯することで非発光状態とする第2光源(152)と、
第1指針(145)および第2指針(154)のうち、少なくとも第1指針(145)の位置を移動可能とする移動手段(190)とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、第1光源(142)および第2光源(152)を共に点灯させて、第1指針(145)および第2指針(154)を発光状態とすることで、2つの指針(145、154)による第1、第2の車両情報の表示が可能となる。また、例えば、第1光源(142)を点灯させて第1指針(145)を発光状態とし、第2光源(152)を消灯させて第2指針(154)を非発光状態とし、更に、第1指針(145)の位置を移動手段(190)によって、所定の位置に移動させると、第1指針(145)による第1の車両情報のみの表示が可能となる。
このように、本発明では、2針式の表示形態と、1針式の表示状態との両者の切替えが可能となり、全体の表示内容を大きく変更させることができ、意匠性の向上を図ることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
車両用表示装置を示す正面図である。 図1におけるII−II部を示す断面図である。 図1におけるIII−III部を示す断面図である。 図1におけるIV−IV部を示す断面図である。 車両用表示装置を示す分解斜視図である。 表示用領域内に表示される内容を説明する説明図である。 車両用表示装置の表示制御の内容を示すフローチャート1である。 車両用表示装置の表示制御の内容を示すフローチャート2である。 車両用表示装置の表示制御の内容を示すフローチャート3である。 イグニッションスイッチオフ時の表示状態を示す説明図である。 イグニッションスイッチオン時の表示状態を示す説明図である。 オープニングモードを示す説明図である。 2つのリング部が左右に移動する様子を示す説明図である。 通常モードを示す説明図である。 タコメータ+スピードメータモードを示す説明図である。 2つのリング部が中央に移動する様子を示す説明図である。 スポーツモードを示す説明図である。 2つのリングが左右に移動する様子を示す説明図である。 ナビゲーションモードを示す説明図である。 接近車両注意モードを示す説明図である。 エンディングモードを示す説明図である。 2つのリング部が左右に移動する様子を示す説明図である。 初期状態に戻った状態を示す説明図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の車両用表示装置100について、図1〜図23を用いて説明する。車両用表示装置(以下、表示装置)100は、例えば、車両のコンビネーションメータに適用されたものであり、インストルメントパネルの視認者(以下、運転者)と対向する位置に設けられている。表示装置100は、運転者に対して、車両走行に関連する各種車両情報を表示用領域110内に総合的に表示する装置となっている。表示用領域110は、メータフードによって囲まれる内側の領域であり、ここでは運転者側から見た形状が、横長の長円形を成すものとなっている。
ここで、図1に示すように、車両には、イグニッションスイッチ10、自動変速機のセレクトレバー11、および自車両の周りにおける他車両(4輪車、2輪車)あるいは歩行者等の状況を検出するための検出部12等が設けられている。検出部12は、例えば、車両の外部周囲の所定位置に設けられたカメラ、ミリ波レーダー、レーザレーダ、ソナー等である。
イグニッションスイッチ10のオン、オフによるオン信号、オフ信号、セレクトレバー11によるミッションギヤの組合せを示すセレクト信号(P、R、N、D、L等)、および検出部12による検出信号(例えば、他車両の位置、距離等)等は、後述する制御部210に出力されるようになっている。
図1〜図6に示すように、表示装置100は、ディスプレイ部120、ハーフミラー部130、第1表示部140、第2表示部150、水温表示部170、燃料残量表示部180、移動部190、選択スイッチ200、および制御部210等を備えている。尚、詳細は後述するが、本表示装置100では、第1表示部140の第1リング部144と第2表示部150の第2リング部153とによって、表示用領域110の中心部に第3表示部160が形成されるようになっている。
ディスプレイ部120は、第1表示部140(第1指針145)、および第2表示部150(第2指針154)によって表示される車両情報とは異なる他の車両情報をデジタル画像(121a〜121n等)として形成して自身の表示面121に表示するものである。ディスプレイ部120においては、複数の表示すべき内容および表示位置(詳細後述)が後述する制御部210によって切替え表示されるようになっている。ディスプレイ部120によって形成されるデジタル画像(121a〜121n等)は、予め定められた色による設定がなされている。デジタル画像(121a〜121n等)は、後述するハーフミラー部130を透過して運転者には実像として視認されるようになっている。逆に、ディスプレイ部120によって画像が形成されないときは、表示面121は黒一色となる。
ディスプレイ部120は、例えば、扁平な横長の長方形を成しており、表示面121が運転者と対向するように、つまり表示面121がほぼ垂直方向に沿うように、表示用領域110内に配置されている。ディスプレイ部120は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いて構成することができる。
ハーフミラー部130は、入射する光の一部を透過させる透過機能と、入射する光の一部を反射させる反射機能とを備え、透過光と反射光の強さが同等に得られるミラーとなっている。ハーフミラー部130は、ディスプレイ部120の運転者側に配置されている。ハーフミラー部130は、板状のミラーであり、正面形状が横長の長方形を成している。ハーフミラー部130の上辺側は、ディスプレイ部120の上辺と近接するように配置され、また、ハーフミラー部130の下辺側は、ディスプレイ部120の下辺から運転者側に向かうように配置されている。つまり、ハーフミラー部130は、表示面121に対して、下辺側が運転者側に倒れるように傾斜して配置されている。傾斜の角度は、45度程度を成している。
第1表示部140は、各種車両情報のうち、主に第1の車両情報(車速)を表示する表示部である。図2、図5に示すように、第1表示部140は、基板141、第1光源142、文字板143、第1リング部144、第1指針145、モータ146、および腕部147等を有している。
第1表示部140は、運転者側から見て、表示用領域110の外側領域、具体的には、表示用領域110の外側のうち、上側で、更に表示面121よりも運転者側(以下、表示用領域110の天井側)に、基板141および文字板143の板面が水平方向を向くように配置されている。よって、第1表示部140(文字板143、第1リング部144、第1指針145)は、ハーフミラー部130の上側に位置し、ハーフミラー部130によって反射して、図2、図6(d)、図6(e)、図6(f)に示すように、運転者に対して虚像として視認されるものとなっている。
基板141は、例えばガラスエポキシ基板等から成り、第1表示部140の電気回路部を形成している。基板141は、円形状を成して表示用領域110の天井側に板面が水平方向を向くように配置されている。
第1光源142は、点灯されることで文字板143、および第1指針145を発光状態とすると共に、消灯されることで文字板143、および第1指針145を非発光状態とするものである。第1光源142は、基板141の下側の面に複数、設けられている。第1光源142は、例えば、発光ダイオード(LED)が使用されている。
文字板143は、例えば、透光性材(例えば、透明なポリカーボネート樹脂等)から形成された円形状の薄い板部材であり、基板141の下側(ハーフミラー部130側)で、板面が基板141の板面と並行になるようにして、基板141に固定されている。文字板143の下側(ハーフミラー部130側)の面の外周側には、車速値を示す数字部、および目盛部(第1の車両情報の内容)が周方向に並ぶように形成されている。文字板143の数字部、および目盛部を除く領域には、遮光性の印刷塗装(例えば黒色塗装)が施されている。
第1リング部144は、リング状を成しており、運転者に対して、文字板143の外周側の見栄えを向上させるための部材となっている。第1リング部144は、文字板143の下側(ハーフミラー部130側)となる面の外周部に固定されている。第1リング部144は、例えば、樹脂材から形成されており、表面に金属調(銀色)の塗装、あるいはメッキが施されている。よって、第1リング部144は、外部からの光の反射によって、第1リング部144自身が発光しているように視認されるものとなっている。
第1指針145は、透光性材(例えば、透明なポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等)から形成されている。第1指針145は、文字板143の中心部を貫通する軸部145aが回転することで、軸部145aから文字板143の外周側に延びる針部が回動して、車速値(第1の車両情報)を指し示す(表示する)アナログ式の針となっている。
モータ146は、第1指針145の回動用の駆動部であり、基板141の上側の面に固定されている。モータ146のシャフト146aは、基板141を貫通して第1指針145側に延びており、軸部145aに接続されている。
腕部147は、第1表示部140を、後述する移動部190に接続するための部材であり、ブロック状を成して、一端側が例えば基板141に接続されており、他端が水平方向に掛けられたベルト194(行き側のベルト194a)に接続されている。よって、移動部190の作動によってベルト194が移動されると、このベルト194と共に第1表示部140、つまり第1指針145は、水平方向であって、運転者側から見たときに左右方向に移動されるようになっている。腕部147のベルト194への接続形態の詳細については、後述する。
第2表示部150は、各種車両情報のうち、上記第1表示部140で表示される情報(車速)とは異なる第2の車両情報(走行モード、エンジン回転数、地図等)を表示する表示部である。図3、図5に示すように、第2表示部150は、基板151、第2光源152、第2リング部153、第2指針154(軸部154a)、モータ155(シャフト155a)、および腕部156等を有している。尚、第2表示部150は、上記第1表示部140における文字板143に相当する部材は備えていない。
第2表示部150の構成部材のうち、基板151、第2光源152、第2指針154、およびモータ155は、運転者側から見て、表示用領域110の天井側で、且つ運転者側から見たときに左側に配置されており、基板151の板面が水平方向を向いている。よって、第2指針154は、ハーフミラー部130の上側に位置し、ハーフミラー部130によって反射して、図3、図6(d)に示すように、運転者に対して虚像として視認されるものとなっている。
また、第2表示部150の構成部材のうち、第2リング部153、および腕部156は、表示面121の運転者側で、且つ運転者側から見たときに左側に配置されている。よって、第2リング部153は、表示面121側からハーフミラー部130を透過して、図3、図6(a)、図6(b)、図6(c)に示すように、運転者に対して実像として視認されるものとなっている。
尚、第2リング部153の内側領域に対応するように、ディスプレイ部120の表示面121には、第2表示部150用の各種画像(121d、121f、121l)が形成される。これら画像(121d、121f、121l)は、ハーフミラー部130を透過して運転者に対して実像として視認されるようになっている。
基板151、およびモータ155の構造は、上記第1表示部140における基板141、およびモータ146の構造と同様のものとなっている。
第2光源152は、点灯されることで第2指針154を発光状態とすると共に、消灯されることで第2指針154を非発光状態とするものである。第2光源152は、基板151の下側の面に複数、設けられている。第2光源152は、例えば、発光ダイオード(LED)が使用されている。
第2リング部153は、リング状を成しており、運転者に対して、第2表示部150の領域の外周側の見栄えを向上させるための部材となっている。第2リング部153は、ディスプレイ部120の運転者側で、表示面121に沿うように配置されている。第2リング部153は、例えば、樹脂材から形成されており、表面に金属調(銀色)の塗装、あるいはメッキが施されている。よって、第2リング部153は、外部からの光の反射によって、第2リング部153自身が発光しているように見えるものとなっている。
第2指針154は、透光性材(例えば、透明なポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等)から形成されている。第2指針154は、基板151の中心部を貫通する軸部154aが回転することで、軸部154aから基板151の外周側に延びる針部が回動して、走行モード(第2の車両情報)を指し示す(表示する)アナログ式の針となっている。軸部154aは、モータ155のシャフト155aに接続されている。
腕部156は、第2リング部153を、後述する移動部190に接続するための部材である。腕部156は、板状を成して、一端側が、第2リング部153の外周上端に接続されており、他端が水平方向に掛けられたベルト194(帰り側のベルト194b)に接続されている。よって、移動部190の作動によってベルト194が移動されると、このベルト194と共に第2リング部153は、水平方向であって、運転者側から見たときに左右方向に移動されるようになっている。腕部156のベルト194への接続形態の詳細については、後述する。
水温表示部170は、各種車両情報のうち、エンジン冷却水の水温を表示する表示部である。図4、図5に示すように、水温表示部170は、基板171、光源172、文字板173、リング部174、指針175(軸部175a)、およびモータ176(シャフト176a)等を有している。
水温表示部170は、運転者側から見て、表示用領域110の右側となる天井側に、基板171および文字板173の板面が水平方向を向くように配置、固定されている。よって、水温表示部170(文字板173、リング部174、指針175)は、ハーフミラー部130の上側に位置し、ハーフミラー部130によって反射して、図4、図6(d)、図6(e)、図6(f)に示すように、運転者に対して虚像として視認されるものとなっている。
基板171、光源172、文字板173、指針175、およびモータ176の構造は、上記第1表示部140における基板141、第1光源142、文字板143、第1指針145、およびモータ146の構造と同様のものとなっている。
ただし、文字板173には、水温を指し示すための水温目盛が設けられている。また、リング部174は、周方向の一部分が削除されたリングとなっており、文字板173に固定されている。リング部174は、上記第1リング部144、第2リング部153とは異なり、透光性材から形成されたものとなっており、金属調の表面処理はなされておらず、光源172の点灯により発光されるものとなっている。
燃料残量表示部180は、各種車両情報のうち、燃料残量を表示する表示部である。図4、図5に示すように、燃料残量表示部180は、基板181、光源182、文字板183、リング部184、指針185(軸部185a)、およびモータ186(シャフト186a)等を有している。
燃料残量表示部180は、運転者側から見て、表示用領域110の左側となる天井側に、基板および文字板の板面が水平方向を向くように配置、固定されている。よって、燃料残量表示部180(文字板183、リング部184、指針185)は、ハーフミラー部130の上側に位置し、ハーフミラー部130によって反射して、図6(d)、図6(e)、図6(f)に示すように、運転者に対して虚像として視認されるものとなっている。
燃料残量表示部180における基板181、光源182、文字板183、リング部184、指針185、およびモータ186の構造は、上記水温表示部170における基板171、光源172、文字板173、リング部174、指針175、およびモータ176の構造と同様のものとなっている。ただし、文字板には、燃料残量を指し示すための燃料残量目盛が設けられている。
移動部190は、第1表示部140(第1指針145)、および第2表示部150の第2リング部153の位置を移動させる移動手段である。移動部190は、図5に示すように、ディスプレイ部120の上側に配置されており、モータ191、第1プーリ192、第2プーリ193、およびベルト194等を有している。
モータ191は、第1プーリ192を駆動(回転)させる駆動部であり、ディスプレイ部120の上側の長辺の一端側に配置されている。モータ191のシャフト(回転軸)は、ディスプレイ部120の表示面121に交差(直交)する方向に配置されている。
第1プーリ192は、モータ191のシャフト(回転軸)に固定されている。第2プーリ193は、ディスプレイ部120の上側の長辺の他端側に、回転可能に離間配置されている。
ベルト194は、第1プーリ192と第2プーリ193との間に掛けられている。よって、ベルト194における各プーリ192、193の間の部分は、ディスプレイ部120の上側の長辺に並行となって、上下に並ぶように配置されている。
ベルト194において、上側のベルトは行き側のベルト194aとなっており、下側のベルトは帰り側のベルト194bとなっている。モータ191のシャフトが所定の方向へ回転するとき、行き側のベルト194a、は、図5中の実線矢印の方向(図5中の右側)に移動し、また、帰り側のベルト194bは、図5中の実線矢印の方向(図5中の左側)に移動する。また、モータ191のシャフトが所定の方向とは逆方向に回転するとき、行き側のベルト194a、および帰り側のベルト194bの移動方向は、上記の逆(図5中の破線矢印の方向)となる。
第1表示部140(第1指針145)は、腕部147を介して、行き側のベルト194aに接続されている。また、第2リング部153は、腕部156を介して、帰り側のベルト194bに接続されている。
モータ191のシャフトが所定の方向(例えば、図5中の実線矢印方向)に回転して、第1回転位置で停止したときに、第1表示部140の文字板143、第1リング部144、および第1指針145による虚像は、図6(d)に示すように、表示用領域110の右側の所定位置で視認されるようになっている。また、第2表示部150の第2リング部153による実像は、図6(a)に示すように、表示用領域110の左側の所定位置で視認されるようになっている。このとき、第2表示部150の第2指針154は、第2光源152が点灯されると、第2リング部153の実像の内側に、虚像として視認されるようになっている。
一方、モータ191のシャフトが所定の方向とは反対方向(例えば、図5中の破線矢印方向)に回転して、第2回転位置で停止したときに、第1表示部140の文字板143、第1リング部144、および第1指針145による虚像は、図6(e)に示すように、表示用領域110の右側から左側に移動して、図6(f)に示すように、中央位置において視認されるようになっている。また、第2表示部150の第2リング部153による実像は、図6(b)に示すように、表示用領域110左側から右側に移動して、図6(c)に示すように、中央位置において視認されるようになっている。
そして、第1リング部144の虚像と、第2リング部153の実像は、ディスプレイ部120の中央位置へ移動したときに、両者が互いに重なり合うようになっている。このとき、第1リング部144の虚像と、第2リング部153の実像との重なりによって、図6(c)、図6(f)に示すように、中央位置における第3表示部160が形成されるようになっている。
よって、移動部190により、第1指針145の虚像は、表示用領域110内において、左右方向に移動可能となっている。同様に、第1リング部144の虚像と第2リング部153の実像は、表示用領域110内において、左右方向に所定の距離だけ離れた位置と、中央で両者が互いに重なり合う位置との間で移動可能となっている。以下、第1リング部144の虚像と第2リング部153の実像との両者が、所定の距離だけ離れている位置関係を、「2つリング」と呼び、両者が互いに重なり合う位置関係を、「1つリング」と呼ぶことにする。
選択スイッチ200は、運転者が手動操作によって、表示装置100の表示モードを好みに応じて切替えるためのスイッチとなっており、図1に示すように、いずれかのモードに切替えられたときの切替え信号を、後述する制御部210に出力するものとなっている。表示モードは、例えば、通常モード、タコメータ+スピードメータモード、スポーツモード、およびナビゲーションモード等がある。各モードの詳細については後述する。
制御部210は、イグニッションスイッチ10のオン信号、オフ信号、セレクトレバー11のセレクト信号、検出部12の検出信号、選択スイッチの切替え信号、更には走行状態を検出する各種センサによるセンサ信号に基づいて、ディスプレイ部120における画像形成の制御、各光源142、152、172、182の点灯制御、各指針145、154、175、185の回動制御、移動部190の作動制御を実施するようになっている(詳細後述)。
次に、上記構成に基づく表示装置100の作動について、表示制御を示すフローチャート図7〜図9、および各種表示状態を示す図10〜図23を加えて説明する。
まず、制御部210は、イグニッションスイッチ10がオフの状態で、移動部190によって、第1リング部144による虚像、および第2リング部153による実像が、図10に示すような、「2つリング」の位置関係となるように維持している。また、ディスプレイ部120はオフの状態(画像を形成していない状態)とし、各光源142、152、172、182は消灯状態とし、各指針145、154、175、185は停止状態としている。
このような条件においては、ディスプレイ部120の表示面121は、黒一色の状態となっており、運転者には表示用領域110内に、金属調の表面処理によって発光する第1リング部144の虚像、および第2リング部153の実像の2つが左右に並ぶように視認されるものとなる。
そして、ステップS100で、制御部210は、イグニッションスイッチ10がオンされたか否か判定する。オン信号を検出して、イグニッションスイッチ10がオンされたと判定すると、ステップS110で、制御部210は、移動部190のモータ191を作動させて、第1リング部144による虚像、および第2リング部153による実像が「1つリング」の位置関係となるようにする。つまり、図5で説明したように、図中の破線矢印の方向にベルト194(194a、194b)を駆動させることで、第1リング部144による虚像と、第2リング部153による実像とを表示用領域110内の中央に移動させて(図11)、両者が互いに重なり合うようにする。これによって、表示用領域110の中央部に第3表示部160が形成される。
そして、ステップS120で、制御部210は、図12に示すように、オープニングモード表示を行う。オープニングモードとは、ディスプレイ部120によって、第3表示部160内に対応する位置にインフォメーション画像121aを、また第3表示部160の左右両側に対応する位置にインフォメーション画像121b、121cを形成して、表示するものである。各画像121a、121b、121cは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として視認される。
インフォメーション画像121aは、例えば、外気温度(25℃)、セレクト位置(P)、車速(0km/h)、および走行距離(12345km)等の情報を表示するものである。また、インフォメーション画像121bは、例えば、当日の各地の天気予報を表示するものである。また、インフォメーション画像121cは、例えば、マルチメディア(DVD、CD等)の作動状態に関連する情報を表示するものである。
次に、ステップS130で、制御部210は、セレクトレバー11によってシフトが成されて、セレクト信号がP(パーキング)からD(ドライブ)に変更された否かを判定し、肯定判定すると、ステップS140に進む。
ステップS140では、制御部210は、図13に示すように、移動部190のモータ191を作動させて、第1リング部144による虚像、および第2リング部153による実像が「2つリング」の位置関係となるようにする。つまり、図5で説明したように、図中の実線矢印の方向にベルト194(194a、194b)を駆動させることで、第1リング部144による虚像と、第2リング部153による実像とを表示用領域110内の左右に移動させて、両者が左右の所定位置となるようにする。
このとき、ディスプレイ部120による各画像121a、121b、121cの形成は停止され、また、各光源142、152、172、182は消灯状態が維持され、更に各指針145、154、175、185も停止状態が維持されている。よって、黒地となる表示面121に2つのリング部144、153のみが視認されるものとなる。
次に、ステップS150で、制御部210は、通常モード表示を行う。通常モードとは、図14に示すように、「2つリング」の位置関係において、第1表示部140による車速と、第2表示部150による走行モードとを表示するモードである。走行モードとは、現在走行している状態が、燃費重視のECOモードに対応するのか、走りを重視したPOWERモードに対応するのか、あるいは、減速時のエンジンブレーキを活用するCHARGE(充電)モードであるかを示すものである。
制御部210は、第1表示部140において、第1光源142を点灯状態とし、第1指針145を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板143、第1リング部144、および第1指針145の虚像が表示されるものとする。また、制御部210は、第2表示部150においては、第2光源152を点灯状態とし、第2指針154を作動状態とし、また、第2リング部153内に対応する位置にディスプレイ部120による走行モード用画像121dを形成させる。よって、第2表示部150は、第2リング部153の実像、第2指針154の虚像、更に、走行モード用画像121dの実像が表示されるものとなる。
また、制御部210は、水温表示部170において、光源172を点灯状態とし、指針175を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板173、リング部174、および指針175の虚像が表示されるものとする。同様に、制御部210は、燃料残量表示部180において、光源182を点灯状態とし、指針185を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板183、リング部184、および指針185の虚像が表示されるものとする。
加えて、制御部210は、第1リング部144の虚像と、第2リング部153の実像との間に対応する位置にディスプレイ部120によるインフォメーション画像121eを形成させる。インフォメーション画像121eは、例えば、外気温度(25℃)、セレクト位置(D)、および走行距離(12345km)等の情報を表示するものである。インフォメーション画像121eは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として表示される。
次に、ステップS160で、制御部210は、運転者による選択スイッチ200の操作があったか否かを判定する。制御部210は、この判定を選択スイッチ200からの切替え信号の有無によって判定する。ステップS160で肯定判定をするとステップS170に進む。
ステップS170では、選択スイッチ200からの切替え信号が、通常モード、タコメータ+スピードメータモード、スポーツモード、ナビゲーションモードのいずれであるかを判定する。
ステップS170で、制御部210は、通常モードであると判定すると、ステップS171で、第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像は、「2つリング」の位置関係にあるか否かを判定する。肯定判定であれば、ステップS171Aで、上記ステップS150で説明した通常モード表示(図14)を行う。尚、ステップS171で否定判定をすれば、ステップS171Bで、第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像が「2つリング」の位置関係となるように、移動部190を作動させる。そして、ステップS171Aを実施する。
また、ステップS170で、制御部210は、タコメータ+スピードメータモードであると判定すると、ステップS172で、第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像は、「2つリング」の位置関係にあるか否かを判定する。肯定判定であれば、ステップS172Aで、タコメータ+スピードメータモード表示を行う。
タコメータ+スピードメータモードは、図15に示すように、「2つリング」の位置関係において、第1表示部140による車速と、第2表示部150によるエンジン回転数とを表示するモードである。
制御部210は、第1表示部140において、第1光源142を点灯状態とし、第1指針145を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板143、第1リング部144、および第1指針145の虚像が表示されるものとする。また、制御部210は、第2表示部150においては、第2光源152を点灯状態とし、第2指針154を作動状態とし、また、第2リング部153内に対応する位置にディスプレイ部120によるタコメータ用画像121fを形成させる。よって、第2表示部150は、第2リング部153の実像、第2指針154の虚像、更に、タコメータ用画像121fの実像が表示されるものとなる。
また、制御部210は、ステップS171Aと同様に、水温表示部170において、光源172を点灯状態とし、指針175を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板173、リング部174、および指針175の虚像が表示されるものとする。同様に、制御部210は、燃料残量表示部180において、光源182を点灯状態とし、指針185を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板183、リング部184、および指針185の虚像が表示されるものとする。
加えて、制御部210は、ステップS171Aと同様に、第1リング部144の虚像と、第2リング部153の実像との間に対応する位置にディスプレイ部120によるインフォメーション画像121eを形成させる。インフォメーション画像121eは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として表示される。
尚、ステップS172で否定判定をすれば、ステップS172Bで第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像を「2つリング」の位置関係にした後に、ステップS172Aを実施する。
また、ステップS170で、制御部210は、スポーツモードであると判定すると、ステップS173で、第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像は、「1つリング」の位置関係にあるか否かを判定する。肯定判定であれば、ステップS173Aで、スポーツモード表示を行う。ステップS173で否定判定をすれば、ステップS173Bで第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像を「1つリング」の位置関係にした後に、ステップS173Aを実施する。ステップS173Bでの表示状態は、図16に示すようになっており、その制御要領は、ステップS110と同じである。
ステップS173Aにおけるスポーツモードは、図17に示すように、「1つリング」の位置関係において、表示用領域110の中央で重なるリング部(第3表示部160)にエンジン回転数(指針)、および車速(デジタル)を表示するモードである。
制御部210は、第1表示部140において、第1光源142を消灯状態とし、第1指針145の作動を停止させる。また、第2表示部150において、第2光源152を消灯状態とし、第2指針154を停止させる。また、中央で重なるリング部(第3表示部160)内に対応する位置にディスプレイ部120によるスポーツメータ用画像121gを形成させる。スポーツメータ用画像121gは、タコメータ用目盛部、数字部、タコメータ用指針、および速度値のすべてが画像によって表示されるものとなっている。スポーツメータ用画像121gは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として表示される。
また、スポーツモードでは、制御部210は、中央で重なるリング部(第3表示部160)の左側に対応する位置にディスプレイ部120によるブースト圧表示用画像121h、およびバッテリ電圧表示用画像121iを形成させる。また、制御部210は、中央で重なるリング部(第3表示部160)の右側に対応する位置にディスプレイ部120によるオイル圧表示用画像121j、およびオイル温度表示用画像121kを形成させる。各画像121h、121i、121j、121kは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として表示される。
また、制御部210は、ステップS171Aと同様に、水温表示部170において、光源172を点灯状態とし、指針175を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板173、リング部174、および指針175の虚像が表示されるものとする。同様に、制御部210は、燃料残量表示部180において、光源182を点灯状態とし、指針185を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板183、リング部184、および指針185の虚像が表示されるものとする。
また、ステップS170で、制御部210は、ナビゲーションモードであると判定すると、ステップS174で、第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像は、「2つリング」の位置関係にあるか否かを判定する。肯定判定であれば、ステップS174Aで、ナビゲーションモード表示を行う。
ナビゲーションモードは、図19に示すように、「2つリング」の位置関係において、第1表示部140による車速と、第2表示部150によるナビゲーション情報とを表示するモードである。
制御部210は、第1表示部140において、第1光源142を点灯状態とし、第1指針145を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板143、第1リング部144、および第1指針145の虚像が表示されるものとする。また、制御部210は、第2表示部150においては、第2光源152を消灯状態とし、第2指針154を停止状態とし、また、第2リング部153内に対応する位置にディスプレイ部120によるナビゲーション用画像121lを形成させる。ナビゲーション用画像121lは、例えば、地図上の自車位置情報を表示するもの、あるいは目的地案内のための案内情報等を表示するものである。よって、第2表示部150は、第2リング部153の実像、およびナビゲーション用画像121lの実像が表示されるものとなる。
また、制御部210は、ステップS171Aと同様に、水温表示部170において、光源172を点灯状態とし、指針175を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板173、リング部174、および指針175の虚像が表示されるものとする。同様に、制御部210は、燃料残量表示部180において、光源182を点灯状態とし、指針185を作動状態とし、ハーフミラー部130によって、文字板183、リング部184、および指針185の虚像が表示されるものとする。
加えて、制御部210は、ステップS171Aと同様に、第1リング部144の虚像と、第2リング部153の実像との間に対応する位置にディスプレイ部120によるインフォメーション画像121eを形成させる。インフォメーション画像121eは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として表示される。
尚、ステップS174で否定判定をすれば、ステップS174Bで第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像を「2つリング」の位置関係にした後に、ステップS174Aを実施する。ステップS174Bでの表示状態は、図18に示すようになっており、その制御要領は、ステップS140と同じである。
選択スイッチ200の操作に基づく表示の切替え制御は、上記ステップS160と、後述するステップS190の間で繰り返し行われる。
一方、ステップS160で、否定判定するとステップS180に進む。ステップS180では、制御部210は、検出部12からの検出信号に基づいて、自車両に対して接近する他車両、歩行者等があるか否かを判定する。ここでは、自車両に対して予め定めた所定の距離以内の位置に他車両を検出した場合に、接近ありと判定する。
ステップS180で肯定判定すると、制御部210は、ステップS181で、第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像は、「1つリング」の位置関係にあるか否かを判定して、肯定判定であれば、ステップS181Aで、接近車注意表示を行う。ステップS181で否定判定をすれば、ステップS181Bで第1リング部144の虚像、第2リング部153の実像を「1つリング」の位置関係にした後に、ステップS181Aを実施する。
接近車注意表示は、図20に示すように、「1つリング」の位置関係において、表示用領域110の中央で重なるリング部(第3表示部160)内に自車両および他車両の位置関係を表示するものである。
制御部210は、第1表示部140において、第1光源142を消灯状態とし、第1指針145を停止状態とする。また、第2表示部150において、第2光源152を消灯状態とし、第2指針154を停止状態とする。また、中央で重なるリング部(第3表示部160)内に対応する位置にディスプレイ部120による接近車用画像121mを形成させる。接近車用画像121mは、自車両が中心部に表示され、自車両に対する他車両位置が表示されるものとなっている。また、自車両の下側には車速値が表示されるようになっている。接近車用画像121mは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として表示される。
また、制御部210は、水温表示部170において、光源172を消灯状態とし、指針175を停止状態とし、水温表示部170が表示されないようにしている。また、同様に、制御部210は、燃料残量表示部180において、光源182を消灯状態とし、指針185を停止状態とし、燃料残量表示部180が表示されないようにしている。
そして、ステップS181Cで、制御部210は、他車両の接近が継続しているか否かを判定する。制御部210は、他車両の接近が継続していると判定すると、ステップS181Aを継続し、また、他車両の接近がなくなったと判定すると、ステップS181Dに進み、接近車注意表示(ステップS181A)を行う1つ前の表示モードに切替える。
検出部12の検出信号に基づく接近車両注意表示は、上記ステップS180と、後述するステップS190の間で繰り返し行われる。
そして、上記ステップS171A、S172A、S173A、S174A、S180(否定判定)、S181Dの後にステップS190に進み、制御部210は、車速値が0km/h、およびセレクト信号が「P」となったかを判定する。つまり、制御部210は、車両が停止されて、セレクトレバー11によってパーキングに設定されたかを判定する。
ステップS190では、制御部210は、否定判定をするとステップS160に戻り、また、肯定判定をするとステップS200に進む。ステップS200では、上記ステップS110と同様に、制御部210は、移動部190のモータ191を作動させて、第1リング部144による虚像、および第2リング部153による実像が「1つリング」の位置関係となるようにする。
そして、ステップS210で、制御部210は、図21に示すように、エンディングモード表示を行う。エンディングモードとは、上記ステップS120におけるオープニングモード表示と同様に、ディスプレイ部120によって、第3表示部160内に対応する位置にインフォメーション画像121aを、また第3表示部160の左右両側に対応する位置にインフォメーション画像121b、121nを形成して、表示するものである。各画像121a、121b、121nは、表示面121からハーフミラー部130を介して、実像として視認される。
インフォメーション画像121a、121bは、上記ステップS120のオープニングモードにおける画像と同一である。また、インフォメーション画像121nは、現在以降のスケジュール情報等を表示するものである。
そして、ステップS220で、制御部210は、イグニッションスイッチ10がオフにされたと判定すると、ステップS230で、図22、図23に示すように、移動部190のモータ191を作動させて、第1リング部144による虚像、および第2リング部153による実像が「2つリング」の位置関係となるようにする。
以上のように、本実施形態では、各種車両情報のうち第1の車両情報を表示するための第1指針145と、各種車両情報のうち、第2の車両情報を表示するための第2指針154と、第1指針145に対して点灯することで発光状態とし消灯することで非発光状態とする第1光源142と、第2指針154に対して点灯することで発光状態とし消灯することで非発光状態とする第2光源152と、第1指針145および第2指針154のうち少なくとも第1指針145の位置を移動可能とする移動部(移動手段)190とを備えている。また、第1指針145、第2指針154は、表示用領域110の外側に配置されて、ハーフミラー部130によって虚像として視認されるようになっている。
これにより、第1光源142および第2光源152を共に点灯させて第1指針145および第2指針154を発光状態とすることで、例えば、図14に示すような、2つの指針145、154による第1、第2の車両情報の表示が可能となる。
ここで、第1指針145には、第1の車両情報の内容を示す文字板143が設けられており、文字板143は移動部190によって第1指針145と共に移動可能となっている。よって、文字板143を伴う第1指針145とすることができる。
また、本実施形態では、第1、第2の車両情報とは異なる他の車両情報を画像形成可能とするディスプレイ部120を備えている。よって、第1光源142および第2光源152を共に消灯させて第1指針145、文字板143、および第2指針154を非発光状態とし、ディスプレイ部120によって表示面121の中央位置に他の車両情報を画像形成することで、例えば、図12(図21)、図17、図20等に示すように、第1表示部140および第2表示部150による車両情報の表示を停止させて、全く別の車両情報のみを表示することができる。
また、第1光源142を点灯させて第1指針145、文字板143を発光状態とし、第2光源152を消灯させて第2指針154を非発光状態とし、第2指針154に対応する位置にディスプレイ部120によって表示面121に他の車両情報を画像形成することで、例えば、図15、図19に示すように、第2表示部150による車両情報の内容を変更することができる。
このように、本実施形態では、第1指針145と第2指針154の2針式による2つの車両情報を表示可能とする形態と、第1指針145の1針式による1つの車両情報を表示可能とする形態とに切替えることができる。また、ディスプレイ部120による画像形成を行うことで、車両情報の内容を変更することができる。よって、全体の表示内容を大きく変化させることができ、視認性、判読性の向上、更には、意匠性の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態に対して、例えば、第1光源142を点灯させて第1指針145、文字板143を発光状態とし、第2光源152を消灯させて第2指針154を非発光状態とし、更に、第1指針145、文字板143の位置を移動部190によって、所定の位置(中央位置)に移動させると、第1指針145による第1の車両情報のみの表示が可能である。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、第1表示部140(第1指針145)は、移動部190に連結されて移動可能となるようにし、第2表示部150の第2指針154は、移動部190に連結されないものとした。しかしながら、これに限定されることなく、第2指針154も移動部190に連結され、移動可能となるようにしてもよい。
また、第1表示部140には、文字板143が設けられるものとしたが、これを廃止したものとしてもよい。文字板143に対応する車両情報の内容は、ディスプレイ部120の画像によって形成されるようにすることができる。
また、第1表示部140の第1指針145および文字板143は、第1光源142によって共に発光状態、あるいは非発光状態とされるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、文字板143は、第1光源142とは異なる他の光源によって、第1指針145とは独立して、発光状態、あるいは非発光状態とされるようにし、第1指針145が発光状態とされ、文字板143が非発光状態とされるときに、他の車両情報がディスプレイ部120によって形成されて表示されるようにしてもよい。これにより、第1指針145を流用しつつ、第1表示部140における車両情報の内容を変更することができる。
また、第1表示部140、第2表示部150の第2指針154、水温表示部170、燃料残量表示部180を表示用領域110の外側に配置するにあたって、上側(天井側)に配置するようにした。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、表示用領域110の下側に配置するようにしてもよい。この場合は、ハーフミラー部130の傾斜の向きを逆に(上辺側が運転者側に倒れるように)すればよい。
100 車両用表示装置
110 表示用領域
120 ディスプレイ部
121 表示面
142 第1光源
143 文字板
145 第1指針
152 第2光源
154 第2指針
190 移動部(移動手段)

Claims (4)

  1. 表示用の領域(110)内に、車両走行に関連する各種車両情報を視認者に対して表示する車両用表示装置であって、
    前記各種車両情報のうち、第1の車両情報を表示するための第1指針(145)と、
    前記各種車両情報のうち、第2の車両情報を表示するための第2指針(154)と、
    前記第1指針(145)に対して、点灯することで発光状態とし、消灯することで非発光状態とする第1光源(142)と、
    前記第2指針(154)に対して、点灯することで発光状態とし、消灯することで非発光状態とする第2光源(152)と、
    前記第1指針(145)および前記第2指針(154)のうち、少なくとも前記第1指針(145)の位置を移動可能とする移動手段(190)とを備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記第1指針(145)には、前記第1の車両情報の内容を示す文字板(143)が設けられており、
    前記文字板(143)は、前記移動手段(190)によって、前記第1指針(145)と共に、移動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示用の領域(110)内に設けられて、自身の表示面(121)に形成される画像によって、前記第1の車両情報および前記第2の車両情報とは異なる他の車両情報を表示可能とするディスプレイ部(120)を備え、
    前記文字板(143)は、前記第1光源(142)によって、前記第1指針(145)と共に、発光状態、あるいは非発光状態とされるようになっており、
    前記第1指針(145)および前記文字板(143)が、非発光状態とされるときに、前記他の車両情報が前記ディスプレイ部(120)によって形成されて表示されることを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示用の領域(110)内に設けられて、自身の表示面(121)に形成される画像によって、前記第1の車両情報および前記第2の車両情報とは異なる他の車両情報を表示可能とするディスプレイ部(120)を備え、
    前記文字板(143)は、前記第1光源(142)とは異なる他の光源によって、前記第1指針(145)とは独立して、発光状態、あるいは非発光状態とされるようになっており、
    前記第1指針(145)が発光状態とされ、前記文字板(143)が非発光状態とされるときに、前記他の車両情報が前記ディスプレイ部(120)によって形成されて表示されることを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
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