JP2016036922A - 炭素繊維及び炭素繊維含有樹脂の再生方法並びに炭素繊維粉砕装置 - Google Patents

炭素繊維及び炭素繊維含有樹脂の再生方法並びに炭素繊維粉砕装置 Download PDF

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王昌 高鳥
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明 田辺
勝利 松尾
Katsutoshi Matsuo
勝利 松尾
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Shinji Kimura
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Daisuke Nakagawa
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Abstract

【課題】炭素繊維、プリプレグ、炭素繊維強化樹脂(CFRP)から炭素繊維を効率的に再生処理すると共にワイヤソーの各種部品に炭素繊維を使用して軽量化、小型化する。
【解決手段】炭素繊維Cを粉砕装置1により粉砕して粉末状にする粉砕工程と、この粉末状にした炭素繊維を樹脂に混練する混練工程と、前記樹脂と混練された炭素繊維含有樹脂を成型部材に成型する成型工程と、を有する炭素繊維の再生方法。また、再生処理された炭素繊維を用いてCFRPを作成し、ワイヤソーのワークローラ外装体、ワークローラ芯金、ガイドプーリ、スピンドル軸、スピンドル外筒などを作成する炭素繊維の再生方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭素繊維及び炭素繊維含有樹脂(プリプレグ、CFRP)の再生方法並びに炭素繊維粉砕装置に関する。
炭素繊維や炭素繊維含有樹脂(プリプレグ、CFRPなど)は、軽量で強度の高い材料として広く知られ、例えば航空機やスポーツ用品(例えば特許文献1)などに広く用いられている。また、最近では、自動車にも用いられるようになってきている。
上記のように炭素繊維や炭素繊維含有樹脂を用いて各種部材を製造するに当たり、例え効率良く1枚のシートからパーツ形状にシートを裁断したとしても、少なからず端材が発生する。また、裁断不良が発生したり、各種部材に成型した後も傷などによって不良品が発生したりする場合がある。これらの端材や不良品については、各種の再生処理が試みられているが、効率良く再生処理する手段がない。
従って、この内の多くの端材や不良品等が、再生処理されずに埋め立て等処分されており、環境上の問題となっている。
また、これらの端材や不良品等が埋め立て処分されるにも大きさの大きなものを粉砕処理する必要があるが、炭素繊維や炭素繊維含有樹脂は、強度的な問題で効率良く粉砕処理する装置がなかった。
特開2004−215894号公報
そこで、本発明は、上記炭素繊維や炭素繊維含有樹脂の端材や不良品等を効率良く再生し、炭素繊維を取り出すとともにこの再生した炭素繊維を用いてスピンドルやワイヤソー用のワークローラを再生することを目的とする。また、炭素繊維や炭素繊維含有樹脂の端材や不良品等を効率良く粉砕する粉砕装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
炭素繊維を粉砕して粉末状にする粉砕工程と、
この粉末状にした炭素繊維を樹脂に混練する混練工程と、
前記樹脂と混練された炭素繊維含有樹脂を成型部材に成型する成型工程と、
を有する炭素繊維の再生方法である。
請求項2の発明は、前記成型部材は、ワイヤソー用の溝ローラ外装体または溝ローラ本体である請求項1記載の炭素繊維の再生方法である。
請求項3の発明は、前記成型部材は、スピンドル軸及び/またはスピンドルの外筒部材である請求項1記載の炭素繊維の再生方法である。
請求項4の発明は、前記樹脂は、熱硬化性エポキシ樹脂、ウレタン、ポリエチレンのいずれかである請求項1乃至3のいずれかに記載の炭素繊維の再生方法である。
請求項5の発明は、炭素繊維を含有した炭素繊維含有樹脂を粉砕して粉末状にする粉砕工程と、
前記粉末状にした炭素繊維含有樹脂から樹脂成分を除去する樹脂成分除去工程と、
前記樹脂成分が除去された炭素繊維を樹脂に混練して成型する成型工程と、
を有する炭素繊維の再生方法である。
請求項6の発明は、炭素繊維及び/または炭素繊維含有樹脂を粉砕する炭素繊維粉砕装置であって、
少なくとも2本の回転軸を備え、
前記回転軸の少なくとも1本は、その外周に軸方向に沿った刃物が形成され、
該刃物は互いに異なる方向に回転するように構成されている炭素繊維粉砕装置である。
炭素繊維を用いて、ワイヤソー用の溝ローラ外装体、溝ローラ本体、ガイドプーリ及び/またはスピンドルを形成するので、ワイヤソーの回転部材を軽量化でき、ワイヤソーのワイヤをより高速で走行させることができる。また、ワイヤを高速で走行できるので、ワイヤソーのワークをより高速で切断することができる。また、ワイヤソーの回転部材を小型化できるのでワイヤソーを小型化できる。
また、炭素繊維に再生したものを使用するので、環境負荷が軽減できる。さらに、炭素繊維含有樹脂を亜臨界処理や溶媒で樹脂を取り除くことができるので、有害物質を排出することなく、炭素繊維を再生することができる。
また、炭素繊維を粉砕する炭素繊維粉砕装置において、少なくとも2本の回転軸を備え、前記回転軸の少なくとも1本は、その外周に軸方向に沿った刃物が形成され、該刃物は互いに異なる方向に回転するように構成されているので、炭素繊維に回転方向のせん断力が付与されると共に回転軸に沿った切断力が付与され、炭素繊維を効率良く粉砕できる。なお、単に炭素繊維だけでなく、樹脂を含んだ炭素繊維含有樹脂であっても同様に効率良く粉砕できる。
は、本発明の一実施形態に係る炭素繊維粉砕装置の一部切欠き斜視図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る炭素繊維粉砕装置で炭素繊維または炭素繊維含有樹脂を粉砕する際の説明図である。(b)は、本発明の炭素繊維粉砕装置に用いられる刃物の別の実施形態を表す説明図である。 は、本発明で再生された部材を用いたワイヤソーの一部を省略した概略斜視図である。 は、本発明で再生された部材を用いたスピンドル、溝ローラ及び芯金の断面図である。
本発明の一実施形態について図1乃至図3に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の炭素繊維の再生方法に用いる炭素繊維粉砕装置の一実施形態であり、その一部を切り欠いた斜視図である。図1の炭素繊維粉砕装置1は、本発明の炭素繊維を粉砕して粉末状にする工程に用いられると共に本発明の炭素繊維粉砕装置を構成するものである。
前記炭素繊維粉砕装置1は、矩形状の機台2と、その機台2上に立設された複数の支持枠4と、前記支持枠4に支持され、それぞれが間隔を開けて対向するように設けられた2枚の支持壁5、5と、前記支持壁5、5を支持する複数の支柱6と、前記両支持壁5、5間に軸支された2本の粉砕ローラ7a、7bと、前記粉砕ローラ7a、7bを回転駆動するモータ3などを有する。
前記粉砕ローラ7a、7bは、少なくとも一方の表面に粉砕刃15(図2参照)を有し、両粉砕ローラ7a、7bが僅かな間隔または摺接する程度の間隔を保って両支持壁5、5間に軸支されている。また、詳細は後述するが、前記粉砕ローラ7a、7bのそれぞれの間に挟持された炭素繊維C(プリプレグ、CFRPなどの炭素繊維含有樹脂を含む。以後、単に炭素繊維Cという。)が粉砕されるようになっている。
前記粉砕ローラ7a、7bのそれぞれの軸の一端は支持壁5の外側に突出し、前記両軸は該支持壁5に軸支されている。また、前記粉砕ローラ7aの軸の先端部分には駆動ギア11が、前記粉砕ローラ7bの軸の先端部分には従動ギア12が固定されている。また、前記駆動ギア11の外側には従動プーリ9が前記粉砕ローラ7aの軸に固定されている。
前記モータ3は、機台2上に固定されている。前記モータ3の軸には駆動プーリ8が設けられ、この駆動プーリ8と従動プーリ9との間にタイミングベルト10が張設されている。そして、前記モータ3の軸を駆動回転(本実施形態では反時計回り)させることで、それぞれ係合した駆動ギア11と従動ギア12とがそれぞれ反対方向に回転し、投入される炭素繊維Cが前記粉砕ローラ7a、7b間に引き込まれて粉砕されるようになっている。
なお、前記粉砕ローラ7a、7bのそれぞれの回転比は、粉砕刃15の形状によって適宜選択でき、それぞれ同じ回転数で回転しても良く、前記粉砕ローラ7a、7bのいずれか一方が速く回転するようにしても良い(この場合、適宜駆動ギア11と従動ギア12のギア比を変更すれば良い。)。
また、支持壁5、5上には、本体カバー13(図示、一部省略)が形成され、前記粉砕ローラ7a、7b上には、内部に向かって傾斜した投入口13aが形成されている。前記投入口13aから粉砕する炭素繊維Cが投入され、粉砕ローラ7a、7b間に送り込まれるようになっている。
前記粉砕ローラ7a、7bの下方には、粉砕された炭素繊維Cを回収する回収箱14が取り出し可能に載置されている。
以上が炭素繊維粉砕装置1の構成であり、次に前記炭素繊維粉砕装置1で炭素繊維Cを粉末状に粉砕する粉砕工程について図2に基づいて以下説明する。
図2(a)は、前記粉砕ローラ7a、7bの両方の表面に粉砕刃15が形成されている場合の実施形態である。粉砕刃15、15は、粉砕ローラ7a、7bの軸方向に沿って僅かに傾斜して設けられた複数の溝の上端部分に形成されている。
ここで、前記モータ3を駆動して粉砕ローラ7a、7bを互いに反対回転となるよう図示矢印方向に回転させ、投入口13aから炭素繊維Cを投入する。
投入された炭素繊維Cは、前記粉砕ローラ7a、7b間に引き込まれ、両粉砕ローラ7a、7bの表面の粉砕刃15、15で細かく粉砕される。本発明の炭素繊維粉砕装置1においては、粉砕刃15、15が粉砕ローラ7a、7bのそれぞれ軸方向に沿って形成されているので、炭素繊維Cは、粉砕刃15、15で擦り潰すようにしながら細かく粉砕される。なお、必要に応じ、この作業を複数回繰り返しても良い。炭素繊維Cの粉砕した後の長さは、1mm以下となるのが好ましい。
なお、粉砕刃15、15を粉砕ローラ7a、7bの軸と垂直方向に設けることを除外するものではないが、この場合、炭素繊維Cは細長く裁断されるので、複数回、粉砕ローラ7a、7bに通すことが必要となる。
粉砕された炭素繊維Cは、粉砕ローラ7a、7bの下方に設けられた回収箱14に回収される。回収された炭素繊維Cは、回収箱14から取り出され次の工程に供給される。
図2(b)は、一方の粉砕ローラ7bのみに粉砕刃15を設け、他方の粉砕ローラ7aには粉砕刃15を設けない場合の実施形態である。
上記図2(a)と同様にモータ3を駆動して粉砕ローラ7a、7bを互いに図示矢印方向に逆回転させながら、炭素繊維Cを投入口13aから投入する。
本実施形態においては粉砕ローラ7bの一方にだけ粉砕刃15が設けられているので、投入された炭素繊維Cは、粉砕ローラ7aに押さえ付けられながら、粉砕刃15で擦り潰すように粉砕される。粉砕された炭素繊維Cは、回収箱14に回収され、次の工程に供給される。
粉砕された炭素繊維Cは、樹脂成分を含まない場合は、次の炭素繊維Cを樹脂に混練する混練工程に供給され、炭素繊維Cが炭素繊維含有樹脂の場合は、次の樹脂成分除去工程で樹脂成分が除去される。
前記炭素繊維Cが炭素繊維含有樹脂の場合は、樹脂成分除去工程として例えば超臨界状態や亜臨界状態の溶媒を用い加熱、加圧処理を行なったり、樹脂成分を適宜の溶媒で溶解して、除去することができる。また、適宜の加熱等で樹脂成分のみを揮発させたり、樹脂成分を溶解する溶媒で樹脂成分のみ溶解したりすることで樹脂成分を除去すれば良い。この場合は、揮発成分を除去するフィルタを設けたり、適宜の吸着材を混合したり、あるいは適宜の触媒等を用いて揮発成分を低減したりすることが好ましい。
次に、混練工程で前記炭素繊維Cが適宜樹脂(例えば熱硬化性エポキシ樹脂、ウレタン、ポリエチレン)と混練され、成型工程で適宜の形態に成型されて成型部材が形成される。この成型された成型部材を用いたワイヤソーについて図3及び図4に基づいて説明する。
図3は、サファイア、炭化ケイ素、窒化ガリウム、シリコン、水晶などを多数枚のウエハやブロックなどに切断するワイヤソーの一部省略概略斜視図である。ワイヤソー20は、図示しないリールに巻き掛けられた1本のワイヤ22を図示しない適宜のガイドローラで案内し、張力を付与した状態で複数の溝ローラ21a、21b、21cに多数回巻き掛けた後、図示しない回収側のリールに巻き取るものである。
前記溝ローラ21a、21b、21cには所定の間隔で溝が複数形成されており、前記溝のピッチで1本のワイヤ22が巻き掛けられてワイヤ列を形成している(理解が容易なようにワイヤ巻き掛けピッチは間隔を開けて描いている。)。
前記ワイヤ22は、鋼線等でできた芯線の表面に電着、レジンボンドなどでダイヤモンドなどの砥粒が固定されたものが用いられる。なお、遊離砥粒方式のワイヤソーの場合は、芯線ワイヤにダイヤモンドや炭化ケイ素などの砥粒を加工液に混ぜたスラリを供給しながら加工を行うようになっている。
前記ワイヤ22は、前記溝ローラ21a、21b、21cを正転、逆転させることで往復運動しながら、所定量ずつワイヤ22が供給されて、回収側のリールに巻き取られるようになっている。また、前記ワイヤ列の下方には、切断されるワークWと、該ワークWに接着され、該ワークWと共にその一部が切断されるダミー部材24と、前記ワークWをダミー部材24を介して保持するワークテーブル23と、該ワークテーブル23を昇降させる昇降モータ25及びボールネジ26などが設けられている。
前記ワイヤソー1では、前記ワイヤ22を一方向走行または往復走行させて、前記ワイヤ列に前記ワークWを押し付けることで該ワークWが多数枚のウエハに切断される。
図4は、前記ワイヤソー1における溝ローラ21及びそれを支持するスピンドル部分の構造を表したものである。溝ローラ21は芯金40の外側に圧入等された外装体41を備える。前記芯金40は、筒状に形成され、筒の内側はテーパ状に形成されている。この芯金40のテーパ状部分が、後述するスピンドル30のスピンドル軸31先端のテーパ部31aと嵌合し、ナット42を締めることで締結される。
本発明の第1の実施形態においては、前記溝ローラ21a、21b、21cの外装体41として、上述した炭素繊維Cと樹脂(例えば、熱硬化性エポキシ樹脂、ウレタン、ポリエチレン)とを混ぜて成型した成型部材を用いている。このように炭素繊維Cと樹脂を混ぜることで、樹脂だけで形成された外装体41よりも摩耗が低減でき、外装体41の寿命を向上できる。また、樹脂だけの外装体41よりも強度が増すので、溝にワイヤ22を安定に保持でき、切断精度を向上させることができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、前記溝ローラ21a、21b、21cの芯金40に前記再生処理された炭素繊維Cを用いた炭素繊維含有樹脂を使用したものである。なお、本発明の再生処理で再生された炭素繊維Cを好ましく使用できるが、粉末状にした炭素繊維であれば、本発明の再生処理以外で再生された炭素繊維を用いることができる。
前記スピンドル30は、スピンドル軸31と、その外周に設けられた外筒32とを備える。前記スピンドル軸31は、外筒32との間に複数設けられたベアリング33、34、35に軸支されている。前記スピンドル軸31の一端はテーパ部31aが形成されており、前述のように溝ローラ21が締結されてスピンドル軸31と一体化されるようになっている。また、スピンドル軸31の他端は図示しない駆動源と接続され、スピンドル軸31が回転駆動されるようになっている。前記外筒32は、ワイヤソー1の本体支持部に固定される。従って、スピンドル軸31が回転駆動されることで、溝ローラ21が回転駆動される。
本発明の第3の実施形態においては、前記スピンドル30のスピンドル軸31及び/または、外筒32を前記再生処理した炭素繊維Cを用いた炭素繊維含有樹脂で形成したものである。なお、この場合は、熱硬化性樹脂(例えば、熱硬化性エポキシ樹脂)を好ましく使用できる。
本発明の第4の実施形態においては、前記ワイヤソー1のワイヤ22を所定の方向に案内するガイドローラの外装体を溝ローラ21の外装体41と同様に再生処理した粉末状の炭素繊維Cにウレタン、ポリエチレンなどの樹脂と混練した成形体を用いるものである。なお、ガイドローラの外装体だけでなく、本体支持部も炭素繊維含有樹脂で構成するようにしても良い。
以上が本発明の実施形態であるが、上記実施形態に限定されず、本発明の範囲内において適宜変更できる。
例えば、成型部材としてワイヤソーのワイヤリール部材や、本体支持部材などにも適宜使用することができる。
C 炭素繊維(または炭素繊維含有樹脂)
W ワーク
1 炭素繊維粉砕装置
2 機台
3 モータ
4 支持枠
5 支持壁
6 支柱
7a 粉砕ローラ
7b 粉砕ローラ
8 駆動プーリ
9 従動プーリ
10 タイミングベルト
11 駆動ギア
12 従動ギア
13 本体カバー
13a 投入口
14 回収箱
15 粉砕刃
20 ワイヤソー
21 溝ローラ
21a 溝ローラ
21b 溝ローラ
21c 溝ローラ
22 ワイヤ
23 ワークテーブル
24 ダミー部材
25 昇降モータ
26 ボールネジ
30 スピンドル
31 スピンドル軸
31a テーパ部
32 外筒
33 ベアリング
34 ベアリング
35 ベアリング
40 芯金
41 外装体
42 ナット

Claims (6)

  1. 炭素繊維を粉砕して粉末状にする粉砕工程と、
    この粉末状にした炭素繊維を樹脂に混練する混練工程と、
    前記樹脂と混練された炭素繊維含有樹脂を成型部材に成型する成型工程と、
    を有することを特徴とする炭素繊維の再生方法。
  2. 前記成型部材は、ワイヤソー用の溝ローラ外装体または溝ローラ本体であることを特徴とする請求項1記載の炭素繊維の再生方法。
  3. 前記成型部材は、スピンドル軸及び/またはスピンドルの外筒部材であることを特徴とする請求項1記載の炭素繊維の再生方法。
  4. 前記樹脂は、熱硬化性エポキシ樹脂、ウレタン、ポリエチレンのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の炭素繊維の再生方法。
  5. 炭素繊維を含有した炭素繊維含有樹脂を粉砕して粉末状にする粉砕工程と、
    前記粉末状にした炭素繊維含有樹脂から樹脂成分を除去する樹脂成分除去工程と、
    前記樹脂成分が除去された炭素繊維を樹脂に混練する混練工程と、
    前記樹脂と混練された炭素繊維含有樹脂を成型部材に成型する成型工程と、
    を有することを特徴とする炭素繊維の再生方法。
  6. 炭素繊維及び/または炭素繊維含有樹脂を粉砕する炭素繊維粉砕装置であって、
    少なくとも2本の回転軸を備え、
    前記回転軸の少なくとも1本は、その外周に軸方向に沿った刃物が形成され、
    該刃物は互いに異なる方向に回転するように構成されていることを特徴とする炭素繊維粉砕装置。
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