JP2016036669A - X線撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】写損発生率を低減させることができるX線撮影装置を提供することを目的とする。【解決手段】X線撮影装置は、再撮影回数をカウントするカウンタ7を備える。さらに、カウンタ7でカウントされた再撮影回数に基づく情報を出力する出力手段として表示部7およびスピーカ9を備える。このように、カウントされた再撮影回数に基づく情報を出力することで、第三者(管理者)の介在がなく、最新の撮影時に撮影失敗率が高い撮影部位を技師自身が常に知ることができる。よって、写損分析することなく撮影の失敗が減り、ひいては再撮影の減少につながり、患者(被検体M)の余計な被曝が減る。また、再撮影による検査時間が延長されることなく、患者(被検体M)の待ち時間増加への負担が減る。このようにして、写損分析することなく写損発生率を低減させることができる。【選択図】図1
Description
この発明は、X線撮影を行うX線撮影装置に係り、特に、再撮影を行う技術に関する。
従来、この種の装置として、X線撮影デジタル装置がある。X線撮影デジタル装置を使った検査では、医師からのオーダがあった撮影部位にしたがって患者(被検体)のポジショニング(位置合わせ)やX線撮影条件(例えば管電圧や管電流や照射時間など)の設定を行い、X線の照射によるX線撮影やX線撮影により得られたX線画像の確認を行う。なお、必要ならば画像処理による修正(例えばオフセット補正や階調変換やグリッド除去など)を行う。
X線撮影により得られたX線画像が診断に足る画像だと技師が判断したらX線画像を画像サーバもしくはプリンタへ送信する。このX線画像の確認において画像処理等の修正を行っても診断に足る画像を作成することができないことがあり、この場合には再撮影を行う。
例えば、頚部開口位撮影などでは口を開けて顎や歯などが頸椎に重ならない(すなわちX線ビームの照射方向に顎や歯などが頸椎に被らない)ようなポジショニングを行うが、実際にはX線ビームと頸椎との間に顎や歯が重なったりした場合には顎や歯によって頸椎を観察することができない。そこで、ポジショニングを再度行って再撮影を行う。
また、他の例では、患者の体厚によってX線撮影条件を変更する(例えば体厚が薄ければ照射するX線の線量を減らして、体厚が厚ければ線量を増やす)が、このX線撮影条件が適切でないために診断部位がうまく抽出されないこともある。他にも患者が小児の場合において患者が動いたりすることで再撮影を行うことがある。
これらの撮影ミス(ポジショニングによる失敗、不適切なX線撮影条件による失敗)により患者に余計な被曝を与える。また、再撮影により検査時間が延びて、次以降に診断すべき患者の撮影が遅れるので、患者に精神的な負担を与えることになる。かかる撮影ミスをいかになくすかが病院の課題であり、ミスの発生率を低減させるために病院は技師の教育を行っている。
技師の教育を行う材料として、過去の撮影失敗(以下、「写損」と呼ぶ)の多いプロトコル(手順),発生原因,発生率などの統計解析処理(「Retake Analysis」と呼ばれる)を行い、管理者がそれを分析して技師に指導を行うことにより写損発生率を低減させる。また、写損で得られたX線画像(診断画像)を整理するために、写損の場合には診断画像ファイルを消去する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1:特開2002−109056号公報では写損の場合には診断画像ファイルを消去していたのに対して、上述した統計解析処理を行うために、写損理由を設定(入力)して撮影情報と対応づけて記憶する(例えば、特許文献2参照)。また、写損理由を画像とともに保管(記憶)し、写損理由の発生頻度に基づいて統計を行う(例えば、特許文献3参照)。特に、特許文献2:特開2005−204792号公報や特許文献3:特開2013−166042号公報では、写損理由を装置上で解析する、あるいは外部に転送して、マイクロソフト社のExcel(登録商標)などに代表される表計算ソフトなどのツールで解析して、写損発生率を低減させる。
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、管理者が写損分析するのは管理者の負荷が大きく多大な時間を要する。また、管理者が分析する間に新たな部位で写損が増えた時には、管理者の分析が完了するまで担当者(例えば技師)は注意すべき部位を知ることができず、再撮影を繰り返すことになり患者に精神的あるいは肉体的な負担を与えることになる。さらには、写損分析が不可能な環境(分析を行う管理者を置けない事情がある病院)などでは写損発生率を抑えることができず、患者に負担を与え続け、患者の負担が増大、ひいては病院の信頼を損なうことになる。
すなわち、管理者が写損分析するのは管理者の負荷が大きく多大な時間を要する。また、管理者が分析する間に新たな部位で写損が増えた時には、管理者の分析が完了するまで担当者(例えば技師)は注意すべき部位を知ることができず、再撮影を繰り返すことになり患者に精神的あるいは肉体的な負担を与えることになる。さらには、写損分析が不可能な環境(分析を行う管理者を置けない事情がある病院)などでは写損発生率を抑えることができず、患者に負担を与え続け、患者の負担が増大、ひいては病院の信頼を損なうことになる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、写損発生率を低減させることができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係るX線撮影装置は、X線撮影を行うX線撮影装置であって、再撮影回数,または総撮影回数に対する再撮影回数の割合である再撮影率をカウントするカウント手段と、前記カウント手段でカウントされた前記再撮影回数または前記再撮影率に基づく情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とするものである。
すなわち、この発明に係るX線撮影装置は、X線撮影を行うX線撮影装置であって、再撮影回数,または総撮影回数に対する再撮影回数の割合である再撮影率をカウントするカウント手段と、前記カウント手段でカウントされた前記再撮影回数または前記再撮影率に基づく情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係るX線撮影装置によれば、再撮影回数,または総撮影回数に対する再撮影回数の割合である再撮影率をカウントするカウント手段を備える。さらに、カウント手段でカウントされた再撮影回数または再撮影率に基づく情報を出力する出力手段を備える。このように、カウントされた再撮影回数または再撮影率に基づく情報を出力することで、第三者(管理者)の介在がなく、最新の撮影時に撮影失敗率が高い撮影部位を技師自身が常に知ることができる。よって、写損分析することなく撮影の失敗が減り、ひいては再撮影の減少につながり、患者(被検体)の余計な被曝が減る。また、再撮影による検査時間が延長されることなく、患者(被検体)の待ち時間増加への負担が減る。このようにして、写損分析することなく写損発生率を低減させることができる。
出力手段の一例は表示手段であり、出力手段の他の一例は音声手段であり、音声手段は、再撮影回数または再撮影率に対応した音声を出力する。なお、表示手段および音声手段の両方を備えてもよい。
表示手段の一例は、再撮影回数または再撮影率を表示するように構成される。表示手段の他の一例は、再撮影回数または再撮影率に対応した色またはマークを表示するように構成される。表示手段の一例と他の一例とを組み合わせて、再撮影回数または再撮影率を表示するとともに、再撮影回数または再撮影率に対応した色またはマークを表示してもよい。
この発明に係るX線撮影装置によれば、再撮影回数,または総撮影回数に対する再撮影回数の割合である再撮影率をカウントするカウント手段と、カウント手段でカウントされた再撮影回数または再撮影率に基づく情報を出力する出力手段とを備える。かかるカウント手段および出力手段を備えることで、写損分析することなく写損発生率を低減させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線撮影装置のブロック図であり、図2(a)は、X線撮影装置での再撮影回数の表示態様であり、図2(b)は、X線撮影装置での再撮影回数に対応した色の表示態様であり、図2(c)は、X線撮影装置での再撮影回数に対応したマークの表示態様であり、図3は、再撮影回数に基づく情報とともに再撮影理由リストを併せて表示した表示態様である。
図1は、実施例に係るX線撮影装置のブロック図であり、図2(a)は、X線撮影装置での再撮影回数の表示態様であり、図2(b)は、X線撮影装置での再撮影回数に対応した色の表示態様であり、図2(c)は、X線撮影装置での再撮影回数に対応したマークの表示態様であり、図3は、再撮影回数に基づく情報とともに再撮影理由リストを併せて表示した表示態様である。
本実施例に係るX線撮影装置は、図1に示すように、患者である被検体Mを載置した天板1と、被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、X線管2から照射されて被検体Mを透過したX線を検出するフラットパネル型X線検出器(以下、「FPD」と略記する)3と、FPD3によって検出されたX線に基づいて画像処理を行う画像処理部4と、画像処理部4によって各種の画像処理で得られたX線画像を表示するとともに、後述する再撮影回数に基づく情報を表示する表示部5と、技師などのオペレータがデータや命令(コマンド)を入力する入力部6とを備えている。表示部5は、この発明における表示手段に相当し、この発明における出力手段にも相当する。
この他に、X線撮影装置は、再撮影回数をカウントするカウンタ7と、FPD3で得られた(画像処理前の)X線画像や画像処理部4による画像処理後のX線画像を記憶するとともに、カウンタ7によってカウントされた再撮影回数を記憶するメモリ部8と、再撮影回数に対応した音声を出力するスピーカ9とを備えている。カウンタ7は、この発明におけるカウント手段に相当し、スピーカ9は、この発明における音声手段に相当し、この発明における出力手段にも相当する。したがって、上述した表示部5およびスピーカ9で、この発明における出力手段を構成する。
FPD3は、その検出面にはX線に有感な複数の検出素子を2次元マトリックス状に配列して構成されている。検出素子は、被検体Mを透過したX線を電気信号に変換して一旦蓄積して、その蓄積された電気信号を読み出すことで、X線を検出する。各々の検出素子でそれぞれ検出された電気信号を、電気信号に応じた画素値に変換して、検出素子の位置にそれぞれ対応した画素にその画素値を割り当てることでX線画像を出力する。出力されたX線画像を、画像処理部4あるいはメモリ部8に送り込む。このように、FPD3は、X線を検出する複数の検出素子が行列状(2次元マトリックス状)に構成されており、X線撮影デジタル装置に用いられる。なお、X線検出器はFPDに限定されず、イメージインテンシファイア(I.I)などのX線撮影アナログ装置に用いられるX線検出器であってもよい。
画像処理部4は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。「背景技術」の欄でも述べたように、画像処理は、例えばオフセット補正や階調変換やグリッド除去などである。画像処理部4での画像処理を行わなくともFPD3で得られたX線画像が診断に足る画像だと技師が判断したらX線画像をメモリ部8に直接に送り込む。逆に画像処理が必要であると技師が判断したらX線画像を画像処理部4に送り込んで画像処理部4での画像処理を行った後にメモリ部8に送り込む。
表示部5はモニタやテレビジョンなどで構成されている。再撮影回数に基づく情報を、図2(a)〜図2(c)のように表示部5に表示するが、具体的な表示態様については後述する。入力部6は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。カウンタ7は、プログラマブル・カウンタなどの電子回路で構成されている。本実施例では、再撮影回数をカウントする際に、カウントのための命令を技師が入力部6に入力してカウンタ7に送り込むことで、入力部6での入力をトリガとしてカウンタ7は再撮影回数をカウントする。
メモリ部8は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。本実施例では、FPD3で得られた(画像処理前の)X線画像や画像処理部4による画像処理後のX線画像を書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部8からX線画像を読み出して表示部5、あるいはプリンタ(図示省略)や画像サーバ(図示省略)に送り込む。また、カウンタ7でカウントされた再撮影回数を書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部8から読み出して、再撮影回数に基づく情報を出力して表示部5に送り込み、再撮影回数に基づく情報として再撮影回数に対応した音声を出力してスピーカ9に送り込む。
図2(a)〜図2(c)に示すように、再撮影回数に基づく情報を表示部5に表示する。
例えば、図2(a)に示すように再撮影回数自体(過去に再撮影が実施された件数)を表示部5に表示する。より具体的には、検査実施時に表示されるプロトコルリスト(図2(a)では「胸部正面撮影」)上に同一プロトコルで過去に再撮影が実施された件数を、カウンタ7によってカウントして、図2(a)に示すようにプロトコルリスト上に表示する。
例えば、図2(a)に示すように再撮影回数自体(過去に再撮影が実施された件数)を表示部5に表示する。より具体的には、検査実施時に表示されるプロトコルリスト(図2(a)では「胸部正面撮影」)上に同一プロトコルで過去に再撮影が実施された件数を、カウンタ7によってカウントして、図2(a)に示すようにプロトコルリスト上に表示する。
図2(a)に示すように件数(再撮影回数)を表示する以外にも、図2(b)に示すように再撮影回数に基づく情報として再撮影回数に対応した色を表示部5に表示してもよい。例えば、再撮影回数が1件〜10件の場合には「注意」を示す黄色(図2(b)の左の符号5Aを参照)で表示し、再撮影回数が10件を超える場合には「警告」を示す赤色(図2(b)の右の符号5Bを参照)でプロトコルを強調表示してもよい。この場合には、再撮影回数と色とをそれぞれ対応づけてテーブル化してメモリ部8(図1を参照)に予め記憶し、再撮影回数に基づく情報を表示する際にテーブルを参照して、そのときの再撮影回数に対応した色を表示部5に表示すればよい。
その他に、図2(c)に示すように再撮影回数に基づく情報として再撮影回数に対応したマーク(例えばアイコン)を表示部5に表示してもよい。例えば、再撮影回数が1件〜10件の場合には「注意」を示すアイコン5aを、図2(c)の左に示すように表示し、再撮影回数が10件を超える場合には「警告」を示すアイコン5bを、図2(c)の右に示すように強調表示してもよい。この場合には、再撮影回数とマークとをそれぞれ対応づけてテーブル化してメモリ部8(図1を参照)に予め記憶し、再撮影回数に基づく情報を表示する際にテーブルを参照して、そのときの再撮影回数に対応したマークを表示部5に表示すればよい。
また、再撮影回数に基づく情報を、図2(a)〜図2(c)のように表示部5に表示する以外にも、再撮影回数に基づく情報として再撮影回数に対応した音声をスピーカ9(図1を参照)が出力するように構成してもよい。例えば、注意や警告を示すビープ音や注意を喚起する音声をスピーカ9から出力して流してもよい。この場合には、再撮影回数とビープ音あるいは(注意を喚起する)音声のコマンドとをそれぞれ対応づけてテーブル化してメモリ部8(図1を参照)に予め記憶し、再撮影回数に基づく情報を出力する際にテーブルを参照して、そのときの再撮影回数に対応した音声をスピーカ9が出力するように構成すればよい。
また、図2(a)〜図2(c)を互いに組み合わせてもよいし、図2(a)〜図2(c)の表示態様およびスピーカ9を互いに組み合わせてもよい。例えば、図2(a)の再撮影回数を表示し、図2(b)の再撮影回数に対応した色を表示してもよいし、図2(a)の再撮影回数を表示し、図2(c)の再撮影回数に対応したマークを表示してもよいし、図2(b)の再撮影回数に対応した色を表示し、図2(c)の再撮影回数に対応したマークを表示してもよい。また、図2(a)〜図2(c)を全て組み合わせて、図2(a)の再撮影回数を表示し、図2(b)の再撮影回数に対応した色を表示し、図2(c)の再撮影回数に対応したマークを表示してもよい。
また、図3に示すように、再撮影回数に基づく情報(ここでは再撮影回数に対応した色)とともに再撮影理由リストを併せて表示してもよい。例えば、表示部5(図1や図2を参照)を、入力部6(図1を参照)を搭載したタッチパネルで構成し、再撮影理由リストを表示するためにタッチパネル上に写損理由ボタン5cを設ける。そして、写損理由ボタン5cを押下することで、再撮影理由リスト5dを表示する。再撮影理由リスト5dには、例えば写損理由の多い順に再撮影理由および数(再撮影回数)をセットにした一覧を表示する。ここでは、タッチパネルを例に採って説明したが、表示部5がタッチパネルでない場合には、表示部5から切り離して入力部6として写損理由ボタンを設けてもよい。
本実施例に係るX線撮影装置によれば、再撮影回数をカウントするカウンタ7を備える。さらに、カウンタ7でカウントされた再撮影回数に基づく情報を出力する出力手段として表示部7およびスピーカ9を備える。このように、カウントされた再撮影回数に基づく情報を出力することで、第三者(管理者)の介在がなく、最新の撮影時に撮影失敗率が高い撮影部位を技師自身が常に知ることができる。よって、写損分析することなく撮影の失敗が減り、ひいては再撮影の減少につながり、患者(被検体M)の余計な被曝が減る。また、再撮影による検査時間が延長されることなく、患者(被検体M)の待ち時間増加への負担が減る。このようにして、写損分析することなく写損発生率を低減させることができる。
本実施例では、出力手段として表示部7に代表される表示手段およびスピーカ9に代表される音声手段の両方を備えている。もちろん、表示部7に代表される表示手段のみを備えてもよいし、スピーカ9に代表される音声手段のみを備えてもよい。上述した表示部7やスピーカ9以外でも、カウントされた再撮影回数に基づく情報を出力する出力手段であれば、印刷出力するプリンタに例示されるように、特に限定されない。
図2(a)に示すように再撮影回数を表示してもよいし、図2(b)に示すように再撮影回数に対応した色を表示してもよいし、図2(c)に示すように再撮影回数に対応したマークを表示してもよい。また、上述したように、再撮影回数を表示するとともに、再撮影回数に対応した色またはマークを表示してもよい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、入力部6での入力をトリガとしてカウント手段(実施例ではカウンタ7)は再撮影回数をカウントしたが、例えば写損理由の殆どがX線撮影条件の設定ミスに起因するものである場合には、X線画像の画素値に基づいて再撮影回数を自動的にカウントしてもよい。X線撮影条件の設定ミスに起因して得られたX線画像の場合には、X線画像の画素値が所定の閾値の範囲に収まっていないので、画素値が所定の閾値から外れた時に再撮影回数を自動的にカウントする。
(2)上述した実施例では、再撮影回数をカウントしたが、総撮影回数に対する再撮影回数の割合である再撮影率をカウントしてもよい。頚部開口位撮影のような頻度の少ない撮影と、胸部撮影のような頻度の多い撮影との間では、同じ再撮影回数でも重みが変わってくる。そこで、上述した再撮影率をカウントして、カウントされた再撮影率に基づく情報を出力する。撮影の度に撮影回数をカウントする総撮影用のカウンタと、再撮影の時のみ撮影回数をカウントする再撮影用のカウンタとを備え、総撮影用のカウンタでカウントされた総撮影回数および再撮影用のカウンタでカウントされた再撮影回数に基づいて、除算器によって再撮影率を求めればよい。実施例での再撮影回数が再撮影率に変わったのを除けば、出力態様(図2や図3の表示態様、あるいはスピーカの出力態様)と同じであるので、詳しい説明を省略する。この場合には、総撮影用のカウンタ,再撮影用のカウンタおよび除算器が、この発明におけるカウント手段に相当する。また、再撮影回数および再撮影率を互いに組み合わせて、再撮影回数に基づく情報を出力するとともに、再撮影率に基づく情報を出力してもよい。
5 … 表示部
7 … カウンタ
9 … スピーカ
7 … カウンタ
9 … スピーカ
Claims (5)
- X線撮影を行うX線撮影装置であって、
再撮影回数,または総撮影回数に対する再撮影回数の割合である再撮影率をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段でカウントされた前記再撮影回数または前記再撮影率に基づく情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とするX線撮影装置。 - 請求項1に記載のX線撮影装置において、
前記出力手段は表示手段であることを特徴とするX線撮影装置。 - 請求項2に記載のX線撮影装置において、
前記表示手段は、前記再撮影回数または前記再撮影率を表示するように構成されていることを特徴とするX線撮影装置。 - 請求項2または請求項3に記載のX線撮影装置において、
前記表示手段は、前記再撮影回数または前記再撮影率に対応した色またはマークを表示するように構成されていることを特徴とするX線撮影装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のX線撮影装置において、
前記出力手段は音声手段であり、
前記音声手段は、前記再撮影回数または前記再撮影率に対応した音声を出力することを特徴とするX線撮影装置。
Priority Applications (1)
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JP2014163695A JP2016036669A (ja) | 2014-08-11 | 2014-08-11 | X線撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014163695A JP2016036669A (ja) | 2014-08-11 | 2014-08-11 | X線撮影装置 |
Publications (1)
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JP2016036669A true JP2016036669A (ja) | 2016-03-22 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020042633A (ja) * | 2018-09-12 | 2020-03-19 | 株式会社東芝 | 画像処理装置、方法及びプログラム |
-
2014
- 2014-08-11 JP JP2014163695A patent/JP2016036669A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020042633A (ja) * | 2018-09-12 | 2020-03-19 | 株式会社東芝 | 画像処理装置、方法及びプログラム |
JP7091199B2 (ja) | 2018-09-12 | 2022-06-27 | 株式会社東芝 | 画像処理装置、方法及びプログラム |
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