JP2016032632A - X線ct装置および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速に拡大CT画像を再構成するX線CT装置を提供する。【解決手段】X線CT装置は、表示制御部38aと、前処理部34と、再構成部36とを備える。表示制御部38aは、再構成済みの複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定されたCT画像を表示部に表示させる。表示制御部38aは、表示部に表示されたCT画像を拡大する拡大指示を受け付けた場合に、新たに再構成された拡大CT画像を表示部に表示させる。前処理部34は、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す。再構成部36は、拡大指示を受け付けた場合に、拡大指示に基づいて、前処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線CT装置および画像処理装置に関する。
従来、再構成済みのCT(Computed Tomography)画像を表示部に表示させるX線CT装置がある。かかるX線CT装置は、表示されたCT画像を拡大する拡大指示が入力されると、拡大指示に応じて拡大CT画像を再構成し、再構成した拡大CT画像を表示部に表示させる。
例えば、X線CT装置は、拡大指示が入力されると、表示されたCT画像を再構成する際に用いた生データを記憶部から読み出し、読み出した生データに対して前処理を施す。そして、X線CT装置は、前処理を施した生データを用いて、拡大指示に含まれる拡大条件に応じた拡大CT画像を再構成する。
しかしながら、上述したX線CT装置では、拡大指示が入力されてから拡大CT画像が再構成されるまでに、前処理などの各種の処理が行われるため、時間がかかる場合がある。そのため、上述したX線CT装置では、迅速に拡大CT画像を再構成することができない場合がある。
特開2004−180990号公報
本発明が解決しようとする課題は、迅速に拡大CT画像を再構成することができるX線CT装置および画像処理装置を提供することである。
実施形態のX線CT装置は、表示制御部と、前処理部と、再構成部とを備える。表示制御部は、再構成済みの複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像を表示部に表示させる。表示制御部は、前記表示部に表示されたCT画像を拡大する拡大指示を受け付けた場合に、新たに再構成された拡大CT画像を前記表示部に表示させる。前処理部は、前記複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す。再構成部は、前記拡大指示を受け付けた場合に、前記拡大指示に基づいて、前記前処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する。
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る画像再構成部の構成の一例を示す図である。 図3は、CT画像の一例を示す図である。 図4は、表示装置に表示される画像の遷移の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るX線CT装置の処理の一例を説明するためのシーケンス図である。 図6は、第1の実施形態に係る前処理部が実行する前処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図7は、第1の実施形態に係る拡大再構成部が実行する拡大画像再構成処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る第1の変形例について説明するための図である。 図9は、第1の実施形態に係る第2の変形例について説明するための図である。 図10は、第2の実施形態に係る画像再構成部の構成の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係るX線CT装置の処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図12は、第3の実施形態について説明するための図である。 図13は、第4の実施形態に係る画像再構成部の構成の一例を示す図である。 図14は、第4の実施形態に係るX線CT装置において、先の図5のシーケンス図に示すステップS111で実行される前処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図15は、変形例に係るX線CT装置の構成例を示す図である。 図16は、変形例に係る画像処理装置の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、X線CT装置の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線CT装置は、架台装置10と、寝台装置20と、コンソール装置30とを有する。
架台装置10は、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出データから投影データを収集する装置であり、X線照射制御部11と、X線発生装置12と、X線検出器13と、収集部14と、回転フレーム15と、架台駆動部16とを有する。
回転フレーム15は、後述するX線管球12aを有するX線発生装置12とX線検出器13とを被検体Pの周囲で回転可能に支持する。回転フレーム15は、X線発生装置12とX線検出器13とを被検体Pを挟んで対向支持し、後述する架台駆動部16によって被検体Pを中心した円軌道にて高速に回転する円環状のフレームである。
X線発生装置12は、X線を発生し、発生したX線を被検体Pへ照射する装置であり、X線管球12aと、ウェッジ12bと、コリメータ12cとを有する。
X線管球12aは、X線を曝射する。具体的には、X線管球12aは、後述するX線照射制御部11により供給される高電圧により被検体PにX線ビームを発生する真空管である。X線管球12aは、回転フレーム15の回転にともない、X線ビームを被検体Pに対して曝射する。X線管球12aは、ファン角及びコーン角を持って広がるX線ビームを発生する。
ウェッジ12bは、X線管球12aから曝射されたX線のX線量を調節するためのX線フィルタである。コリメータ12cは、後述するX線照射制御部11の制御により、ウェッジ12bによってX線量が調節されたX線の照射範囲を絞り込むためのスリットである。
X線照射制御部11は、高電圧発生部として、X線管球12aに高電圧を供給する装置であり、X線管球12aは、X線照射制御部11から供給される高電圧を用いてX線を発生する。X線照射制御部11は、X線管球12aに供給する管電圧や管電流を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量を調整する。また、X線照射制御部11は、コリメータ12cの開口度を調整することにより、X線の照射範囲(ファン角やコーン角)を調整する。
X線照射制御部11の制御により、X線管球12aは、フル再構成用に被検体Pの全周囲でX線を連続曝射したり、ハーフ再構成用にハーフ再構成可能な曝射範囲(180度+ファン角)でX線を連続曝射したりすることが可能である。また、X線照射制御部11の制御により、X線管球12aは、予め設定された位置(管球位置)でX線(パルスX線)を間欠曝射したりすることが可能である。また、X線照射制御部11は、X線管球12aから曝射されるX線の強度を変調させることも可能である。例えば、X線照射制御部11は、特定の管球位置では、X線管球12aから曝射されるX線の強度を強くし、特定の管球位置以外の範囲では、X線管球12aから曝射されるX線の強度を弱くする。ここで、管球位置とは、被検体Pを中心した円軌道におけるX線管球12aの位置を示す。以下では、図1に示すX線管球12aの位置(管球位置、管球角度)を「0度(360度)」と定義する。また、以下では、管球位置(管球角度)を、図1に示す回転フレーム15の周方向に沿って時計周りに「0度、・・・、90度、・・・、180度、・・・、270度、・・・、360度」と定義する。
架台駆動部16は、回転フレーム15を回転駆動させることによって、被検体Pを中心とした円軌道上でX線発生装置12とX線検出器13とを旋回させる。
X線検出器13は、X線管球12aから曝射され被検体Pを透過したX線を検出する。具体的には、X線検出器13は、2次元状に配列されたX線検出素子により、X線管球12aから曝射されて被検体Pを透過したX線を検出する。図1に示すX線検出器13は、被検体Pを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データを出力する2次元アレイ型検出器(面検出器)である。X線検出器13には、チャンネル方向(図1に示すY軸方向)に配列された複数のX線検出素子(検出素子列)が、被検体Pの体軸方向(図1に示すZ軸方向)に沿って複数列配列される。例えば、X線検出器13は、被検体Pの体軸方向に沿って320列に配列された検出素子列を有し、被検体Pを透過したX線強度分布データを広範囲に検出する。
収集部14は、DAS(data acquisition system)であり、X線検出器13が検出したX線の検出データ(X線強度分布データ)から、投影データを収集する。例えば、収集部14は、X線検出器13により検出されたX線強度分布データに対して、増幅処理やA/D変換処理、チャンネル間の感度補正処理等を行なって投影データを生成し、生成した投影データを後述するコンソール装置30に送信する。例えば、回転フレームの回転中に、X線管球12aからX線が連続曝射されている場合、収集部14は、全周囲分(360度分)の投影データ群を収集する。また、収集部14は、収集した各投影データに管球位置を対応付けて、後述するコンソール装置30に送信する。管球位置は、投影データの投影方向を示す情報となる。なお、チャンネル間の感度補正処理は、後述する前処理部34が行なっても良い。
寝台装置20は、被検体Pを載せる装置であり、天板22と、寝台駆動装置21とを有する。天板22は、被検体Pが載置される板である。寝台駆動装置21は、後述するスキャン制御部33の制御のもと、天板22をZ軸方向へ移動することにより、被検体Pを回転フレーム15内(撮影空間内)に移動させる。
架台装置10は、例えば、天板22を移動させながら回転フレーム15を回転させて被検体Pをらせん状にスキャンするヘリカルスキャンを実行する。又は、架台装置10は、天板22を移動させた後に被検体Pの位置を固定したままで回転フレーム15を回転させて被検体Pを円軌道にてスキャンするコンベンショナルスキャンを実行する。又は、架台装置10は、天板22の位置を一定間隔で移動させてコンベンショナルスキャンを複数のスキャンエリアで行なうステップアンドシュート方式を実行する。
コンソール装置30は、操作者によるX線CT装置の操作を受け付けるとともに、架台装置10によって収集された投影データからCT画像データを再構成する装置であり、入力装置31と、表示装置32と、スキャン制御部33と、前処理部34と、生データ記憶部35と、画像再構成部36と、画像記憶部37と、制御部38とを有する。
入力装置31は、X線CT装置の操作者が各種指示や各種設定の入力に用いるマウスやキーボード、ボタン、ペダル(フットスイッチ)等を有し、操作者から受け付けた指示や設定の情報を、制御部38に転送する。
表示装置32は、操作者が参照するモニタであり、制御部38による制御のもと、CT画像データを表示したり、入力装置31を介して操作者から各種指示や各種設定等を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。例えば、操作者は、検査情報登録用のGUIに、天板22に載置された被検体Pの撮影時における***等の検査情報を、入力装置31を用いて入力する。
スキャン制御部33は、後述する制御部38の制御のもと、X線照射制御部11、架台駆動部16、収集部14及び寝台駆動装置21の動作を制御することで、架台装置10における投影データの収集処理を制御する。
前処理部34は、収集部14によって収集された投影データに対して、対数変換処理と、オフセット補正、感度補正及びビームハードニング補正等の補正処理とを行なって、補正済みの投影データを生成する。以下、前処理部34が生成する補正済みの投影データを生データと記載する。なお、ビームハードニング補正については、例えば、前処理部34ではなく、前処理部36cが行うこともできる。
生データ記憶部35は、前処理部34により生成された生データを記憶する。ここで、生データ記憶部35は、前処理部34により生成された生データに対応付けて、管球位置を記憶する。
画像再構成部36は、生データ記憶部35が記憶する生データを用いてCT画像を生成する処理部である。図2は、第1の実施形態に係る画像再構成部の構成の一例を示す図である。図2に示すように、画像再構成部36は、第1の画像再構成部36aと、第2の画像再構成部36bとを有する。
第1の画像再構成部36aは、生データ記憶部35が記憶する生データを用いてCT画像を再構成する。例えば、第1の画像再構成部36aは、操作者から受け付けた画像再構成指示が入力装置31から転送されると、図3に示すように、N(N=400)枚のCT画像を再構成する。再構成方法としては、種々の方法があり、例えば、逆投影処理が挙げられる。また、逆投影処理としては、例えば、FBP(Filtered Back Projection)法による逆投影処理が挙げられる。
図4は、表示装置に表示される画像の遷移の一例を示す図である。図4中左側に示すように、第1の画像再構成部36aにより再構成されたCT画像40は、後述する表示制御部38aによる制御のもと、表示装置32の所定の表示領域に表示される。
第2の画像再構成部36bは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が、表示装置32に表示させる対象の画像として操作者により指定されると、前処理および拡大画像再構成処理を実行するリアルタイムプロセスを起動する。以下、操作者により指定された表示装置32に表示される対象の画像のことを、表示対象の画像と称する。前処理および拡大画像再構成処理を実行するリアルタイムプロセスを起動する第2の画像構成部36bを機能的に表すと、図2に示すように、第2の画像構成部36bが、前処理部36cと、拡大再構成部36dとを有することとなる。
前処理部36cは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す。
例えば、前処理部36cは、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定されたCT画像が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す。一例を挙げて説明すると、前処理部36cは、生データがヘリカルスキャンにより得られたものであり、表示対象の画像として指定されたCT画像がM枚目の画像である場合には、次の処理を行う。すなわち、前処理部36cは、ヘリカルスキャン時の天板22の移動速度などから定まるM枚目の画像が再構成される際に用いられた生データがスキャンされた天板22上の位置である天板位置(寝台位置)を特定する。そして、前処理部36cは、特定した天板位置に基づいて生データ記憶部35に記憶された生データ全体における位置を推定する。そして、前処理部36cは、生データ記憶部35に記憶された生データ全体の中から推定した位置の生データを読み出す。
また、前処理部36cは、生データがコンベンショナルスキャン(例えば、ダイナミックボリュームスキャン)により得られたものであり、表示対象の画像として指定されたCT画像がM枚目の画像である場合には、次の処理を行う。すなわち、前処理部36cは、M枚目の画像がスキャンされたときの時刻を特定する。そして、前処理部36cは、特定した時刻に基づいて生データ記憶部35に記憶された生データ全体における位置を推定する。そして、前処理部36cは、生データ記憶部35に記憶された生データ全体の中から推定した位置の生データを読み出す。なお、ダイナミックボリュームスキャンとは、例えば、多列検出器を用い、固定した寝台位置で連続的にスキャンを行うことである。
そして、生データを読み出すと、前処理部36cは、読み出した生データに対して、ノイズを低減させる処理および散乱線を低減させる処理などを前処理として施す。例えば、前処理部36cは、生データに対して、ノイズを低減させる処理を施し、ノイズを低減させる処理が施された生データに対して、散乱線を低減させる処理を施す。なお、前処理部36cは、前処理として、ノイズを低減させる処理、および、散乱線を低減させる処理の少なくとも一方の処理を生データに施せばよい。
そして、前処理部36cは、前処理が施された生データに対して、画像のぼけを低減させるコンボリューション処理を施す。なお、前処理部36cは、生データに対して前処理のみ施して、コンボリューション処理を省略することができる。
ここで、前処理やコンボリューション処理は、拡大指示に含まれる拡大条件を用いなくとも生データに対して施すことができる処理である。そこで、上述したように、前処理部36cは、入力装置31が操作者から拡大指示を受け付ける前に、前処理やコンボリューション処理を生データに対して施しておく。
そして、前処理部36cは、前処理やコンボリューション処理が施された生データを前処理部36cが有するRAM(Random Access Memory)に格納する。なお、かかるRAMに、前処理やコンボリューション処理が施された他の生データが記憶されている場合には、かかる他の生データをRAMから削除した上で、前処理やコンボリューション処理が施された新たな生データをRAMに格納する。すなわち、本実施形態では、拡大指示の対象となる表示中のCT画像に対応する生データが既に前処理やコンボリューション処理が施された上でRAMに記憶される。また、本実施形態では、表示装置32に表示されているCT画像に対応する、前処理やコンボリューション処理が施された生データのみが、RAMに記憶されることとなる結果、RAMの記憶容量が圧迫されるような事象の発生を抑制することができる。
拡大再構成部36dは、拡大指示を受け付けた場合に、かかる拡大指示に基づいて、前処理部36cにより前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する。
例えば、拡大再構成部36dは、図4中左側に示すCT画像40に対して、図4中中央に示すようにROI(Region Of Interest;関心領域)41が設定され、操作者から受け付けた拡大指示が入力装置31から転送されると、次の処理を行う。すなわち、拡大再構成部36dは、前処理部36cのRAMに記憶された生データを用いて、拡大指示に含まれる拡大条件に応じて、CT画像40に設定されたROI41内の領域が拡大されたCT画像である拡大CT画像を再構成する。再構成方法としては、種々の方法があり、例えば、逆投影処理が挙げられる。また、逆投影処理としては、例えば、FBP法による逆投影処理が挙げられる。なお、拡大条件には、拡大率や拡大中心が含まれる。
そして、拡大再構成部36dは、後処理として、拡大CT画像に対して、ノイズを低減させる処理やビームハードニングを低減させる処理(ビームハードニング補正処理)などを施す。ノイズやビームハードニングを低減させる処理が施された拡大CT画像は、後述する表示制御部38aによる制御のもと、表示装置32に表示される。例えば、図4中右側に示すように、ノイズやビームハードニングを低減させる処理が施された拡大CT画像42は、表示装置32の所定の表示領域に表示される。
ここで、従来のX線CT装置は、拡大指示を受け付けた後、生データに対して前処理やコンボリューション処理を施し、前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて拡大CT画像を再構成する。このため、従来のX線CT装置では、迅速に拡大CT画像を再構成することができない場合がある。しかしながら、上述したように、本実施形態に係るX線CT装置は、拡大指示を受け付けた場合に、既に前処理部36cにより前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて拡大CT画像を再構成する。このため、本実施形態に係るX線CT装置によれば、拡大指示を受け付けてから前処理やコンボリューション処理を行わなくてすむので、迅速に拡大CT画像を再構成することができる。
画像記憶部37は、画像再構成部36が生成した各種画像データを記憶する。例えば、画像記憶部37は、CT画像の画像データや拡大CT画像の画像データを記憶する。
制御部38は、表示制御部38aを有し、架台装置10、寝台装置20及びコンソール装置30の動作を制御することによって、X線CT装置の全体制御を行う。具体的には、制御部38は、スキャン制御部33を制御することで、架台装置10で行なわれるスキャンを制御する。また、制御部38は、前処理部34や、画像再構成部36を制御することで、コンソール装置30における画像再構成処理を制御する。
表示制御部38aは、画像記憶部37が記憶する各種画像データが示す画像が、表示装置32に表示されるように制御する。例えば、表示制御部38aは、CT画像の画像データが示すCT画像が表示装置32の所定の表示領域に表示されるように制御したり、拡大CT画像の画像データが示す拡大CT画像が表示装置32の所定の表示領域に表示されるように制御したりする。
なお、上述した生データ記憶部35や画像記憶部37は、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどで実現することができる。また、上述したスキャン制御部33や、前処理部34、画像再構成部36、及び制御部38は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などの電子回路で実現することができる。
以上、第1の実施形態に係るX線CT装置の全体構成について説明した。次に、図5を用いて、第1の実施形態に係るX線CT装置の処理の一例について説明する。図5は、第1の実施形態に係るX線CT装置の処理の一例を説明するためのシーケンス図である。なお、図5の例に示すシーケンス図は、2枚目のCT画像に対する拡大指示を受け付ける場合の処理を示す。
図5に例示するように、第1の実施形態に係るX線CT装置の制御部38は、入力装置31から転送された画像再構成指示を受け付ける(ステップS101)と、画像再構成指示を画像再構成部36の第1の画像再構成部36aに通知する(ステップS102)。
第1の画像再構成部36aは、画像再構成指示が通知されると、生データ記憶部35が記憶する生データを用いて400枚のCT画像を再構成することにより400枚のCT画像を生成する(ステップS103)。そして、第1の画像再構成部36aは、400枚のCT画像を画像記憶部37に出力する(ステップS104)。
画像記憶部37は、第1の画像再構成部36aから出力された400枚のCT画像を受信すると、受信した400枚のCT画像の画像データを記憶する(ステップS105)。
その後、制御部38の表示制御部38aは、入力装置31から転送された表示対象の画像として1枚目のCT画像が指定されたCT画像表示指示(すなわち、1枚目のCT画像を表示させる指示)を受け付ける(ステップS106)と、画像記憶部37から1枚目のCT画像を取得する(ステップS107)。そして、表示制御部38aは、取得した1枚目のCT画像を表示装置32に出力する(ステップS108)。
表示装置32は、表示制御部38aから出力された1枚目のCT画像を受信すると、受信した1枚目のCT画像を表示する(ステップS109)。
ここで、制御部38は、表示対象の画像が1枚目のCT画像である旨を画像再構成部36の前処理部36cに通知する(ステップS110)。前処理部36cは、制御部38により表示対象の画像が1枚目のCT画像である旨が通知されると、通知された内容に応じて前処理を実行する(ステップS111)。
図6は、第1の実施形態に係る前処理部が実行する前処理の一例を説明するためのフローチャートである。図6に例示するように、第1の実施形態に係るX線CT装置の前処理部36cは、表示対象の画像として指定されたCT画像(1枚目のCT画像)が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す(ステップS201)。
そして、前処理部36cは、読み出した生データに対して前処理を施す(ステップS202)。そして、前処理部36cは、前処理が施された生データに対してコンボリューション処理を施し(S203)、前処理を終了する。
図5に戻り、その後、制御部38の表示制御部38aは、入力装置31から転送された表示対象の画像として2枚目のCT画像が指定されたCT画像表示指示(すなわち、2枚目のCT画像を表示させる指示)を受け付ける(ステップS112)と、画像記憶部37から2枚目のCT画像を取得する(ステップS113)。そして、表示制御部38aは、取得した2枚目のCT画像を表示装置32に出力する(ステップS114)。
表示装置32は、表示制御部38aから出力された2枚目のCT画像を受信すると、受信した2枚目のCT画像を表示する(ステップS115)。
ここで、制御部38は、表示対象の画像が2枚目のCT画像である旨を画像再構成部36の前処理部36cに通知する(ステップS116)。前処理部36cは、制御部38により表示対象の画像が2枚目のCT画像である旨が通知されると、通知された内容に応じて前処理を実行する(ステップS117)。
なお、ステップS117における前処理では、前処理部36cは、まず、表示対象の画像として指定されたCT画像(2枚目のCT画像)が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す。そして、前処理部36cは、読み出した生データに対して前処理を施す。そして、前処理部36cは、前処理が施された生データに対してコンボリューション処理を施す。これらの処理がステップS117における前処理において行われる。
ここで、制御部38は、表示装置32に表示された2枚目のCT画像に対してROIが設定され、入力装置31から転送された拡大指示を受け付ける(ステップS118)と、2枚目のCT画像に対する拡大指示を画像再構成部36の拡大再構成部36dに通知する(ステップS119)。
拡大再構成部36dは、制御部38により2枚目のCT画像に対する拡大指示が通知されると、通知された拡大指示の内容に応じた拡大画像再構成処理を実行する(ステップS120)。
図7は、第1の実施形態に係る拡大再構成部が実行する拡大画像再構成処理の一例を説明するためのフローチャートである。図7に例示するように、拡大再構成部36dは、前処理部36cのRAMに記憶された生データを用いて、拡大指示に含まれる拡大条件に応じて、ROI内の領域が拡大されたCT画像である拡大CT画像を再構成する(ステップS301)。
そして、拡大再構成部36dは、後処理として、拡大CT画像に対して、ノイズやビームハードニングを低減させる処理を施し(ステップS302)、拡大画像再構成処理を終了する。
図5に戻り、拡大再構成部36dは、ノイズやビームハードニングを低減させる処理が施された拡大CT画像を画像記憶部37に出力する(ステップS121)。
画像記憶部37は、拡大再構成部36dから出力された拡大CT画像を受信すると、受信した拡大CT画像の画像データを記憶する(ステップS122)。
そして、制御部38の表示制御部38aは、画像記憶部37から拡大CT画像を取得する(ステップS123)。そして、表示制御部38aは、取得した拡大CT画像を表示装置32に出力する(ステップS124)。
表示装置32は、表示制御部38aから出力された拡大CT画像を受信すると、受信した拡大CT画像を表示する(ステップS125)。
以上、第1の実施形態に係るX線CT装置について説明した。上述したように、第1の実施形態に係るX線CT装置によれば、拡大指示を受け付けてから前処理やコンボリューション処理を行わなくてすむので、迅速に拡大CT画像を再構成することができる。
(第1の実施形態に係る第1の変形例)
なお、上述した第1の実施形態では、操作者から受け付けた拡大指示を入力装置31が制御部38に転送すると、表示制御部38aが、拡大CT画像の再構成の完了を待って、再構成が完了した拡大CT画像を表示装置32に表示するように制御する場合について説明した。しかしながら、表示制御部38aは、拡大指示を受け付けてから拡大CT画像の再構成が完了するまでの間、拡大CT画像が表示される表示装置32の所定の表示領域に、表示対象の画像として指定されたCT画像を拡大して表示させることもできる。そこで、このような実施形態を第1の実施形態に係る第1の変形例として、図8を用いて説明する。
図8は、第1の実施形態に係る第1の変形例について説明するための図である。第1の変形例では、図8中左側に示すように、表示装置32の所定の表示領域に表示されたCT画像40に対してROI41が設定され、操作者から受け付けた拡大指示が入力装置31から制御部38に転送されると、拡大再構成部36dは、上述したように拡大CT画像を再構成する。しかしながら、拡大CT画像の再構成には時間がかかる。そのため、拡大CT画像の再構成の完了を待って、再構成の完了後に拡大CT画像を表示装置32に表示させるのでは、操作者にストレスを与えてしまう。そこで、第1の変形例に係る表示制御部38aは、表示対象の画像として指定された再構成済みのCT画像を拡大したCT画像42aを生成する。そして、第1の変形例に係る表示制御部38aは、図8中中央に示すように、拡大指示を受け付けてから拡大CT画像の再構成が完了するまでの間、拡大CT画像が表示される表示装置32の所定の表示領域に、CT画像42aを表示させる。なお、CT画像42aは、新たに再構成し直すことにより得られた拡大CT画像42よりも解像度が劣る。そして、第1の変形例に係る表示制御部38aは、拡大再構成部36dによる拡大CT画像の再構成が完了すると、図8右側に示すように、拡大CT画像42を表示装置32の所定の表示領域に表示するように制御する。これにより、拡大指示を入力してから拡大CT画像42が表示装置32に表示されるまでのタイムラグによる操作者のストレスを軽減することができる。
(第1の実施形態に係る第2の変形例)
また、上述した第1の実施形態では、前処理部36cが、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定された1つのCT画像に対応する生データに対して前処理を施す場合について説明した。しかしながら、前処理部36cは、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定されたCT画像を含む複数のCT画像に対応する生データに対して前処理を施すこともできる。そこで、このような実施形態を第1の実施形態に係る第2の変形例として、図9を用いて説明する。
図9は、第1の実施形態に係る第2の変形例について説明するための図である。第2の変形例では、前処理部36cは、例えば、K(Kは自然数)枚目のCT画像が表示対象の画像として指定されると、まず、K枚目のCT画像に対応する生データに対して前処理およびコンボリューション処理を施す。そして、前処理部36cは、新たに他のCT画像が表示対象の画像として指定されるまで、K枚目のCT画像以外の他のCT画像に対応する生データに対して次々に前処理およびコンボリューション処理を施していく。例えば、前処理部36cは、(K−1)枚目、(K+1)枚目、(K−2)枚目、(K+2)枚目、・・・、(K−L)枚目、(K+L)枚目のそれぞれのCT画像に対応する生データに対して前処理およびコンボリューション処理を施していく。なお、Lは、自然数である。例えば、図9の例は、前処理部36cが、(K−10)〜(K+10)枚目のCT画像(21枚のCT画像)それぞれに対応する生データに対して前処理およびコンボリューション処理を施した場合を示す。
そして、前処理部36cは、前処理およびコンボリューション処理が施された生データをRAMに格納する。そして、前処理部36cは、新たに他のCT画像が表示対象の画像として指定された場合に、前処理およびコンボリューション処理が施された当該他のCT画像に対応する生データが既にRAMに記憶されているときには、当該他のCT画像に対応する生データに対して前処理およびコンボリューション処理を施す処理を行わないようにする。これにより、第2の変形例によれば、あるCT画像が表示対象の画像として指定された際に、複数のCT画像に対応する複数の生データに対して前処理を施すことによって、新たに他のCT画像が表示対象の画像として指定された際の処理負荷を軽減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るX線CT装置について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。第2の実施形態に係るX線CT装置は、第1の実施形態に係るX線CT装置と比して、画像再構成部36とは異なる画像再構成部を有する点が異なる。
図10は、第2の実施形態に係る画像再構成部の構成の一例を示す図である。図10に示すように、第2の実施形態に係る画像再構成部46は、第1の画像再構成部36aと、第2の画像再構成部46bとを有する。なお、画像再構成部46は、ASIC、FPGAなどの集積回路、CPU、MPUなどの電子回路で実現することができる。
図10に示すように、第2の画像再構成部46bは、特定部46cと、前処理部46dと、拡大再構成部46eとを有する。
特定部46cは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、所定の病変部位を示す画像を有するCT画像を特定する。例えば、被検体Pに対して造影剤が投与されている場合などには、CT画像におけるCT値が所定の閾値以上となる部分は、出血をしている部位または腫瘍部位などの病変部位を示す画像であると推定される。そこで、特定部46cは、複数のCT画像のそれぞれに対して、CT値が所定の閾値以上となる部分を有するか否かを判定する。そして、特定部46cは、CT値が所定の閾値以上となる部分を有すると判定したCT画像を、所定の病変部位を示す画像を有するCT画像として特定する。
前処理部46dは、特定部46cにより特定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す。
例えば、前処理部46dは、特定部46cにより特定されたCT画像が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す。そして、生データを読み出すと、前処理部46dは、読み出した生データに対して、第1の実施形態で前処理部36cが施した前処理と同様の前処理を施す。
そして、前処理部46dは、前処理が施された生データに対して、画像のぼけを低減させるコンボリューション処理を施す。なお、前処理部46dは、生データに対して前処理のみ施して、コンボリューション処理を省略することができる。
そして、前処理部46dは、前処理やコンボリューション処理が施された生データを前処理部46dが有するRAMに格納する。すなわち、本実施形態では、所定の病変部位を示す画像を有するような拡大指示の対象となる確率が高いCT画像に対応する生データが既に前処理やコンボリューション処理が施された上でRAMに記憶される。
拡大再構成部46eは、拡大指示を受け付けた場合に、かかる拡大指示に基づいて、前処理部46dにより前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する。
例えば、拡大再構成部46eは、表示装置32に表示されたCT画像に対する拡大指示が制御部38から通知されると、表示装置32に表示されたCT画像に対応する生データがRAMに記憶されている場合には、次の処理を行う。すなわち、拡大再構成部46eは、前処理部46dのRAMに記憶された生データの中から表示装置32に表示されたCT画像に対応する生データを用いて、拡大指示に含まれる拡大条件に応じて、表示されたCT画像に設定されたROI内の領域が拡大されたCT画像である拡大CT画像を再構成する。
なお、拡大再構成部46eは、表示されたCT画像に対応する生データがRAMに記憶されていない場合には、表示されたCT画像が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す。そして、拡大再構成部46eは、読み出した生データに対して、第1の実施形態で前処理部36cが施した前処理と同様の前処理を施す。そして、拡大再構成部46eは、前処理が施された生データに対して、コンボリューション処理を施す。なお、拡大再構成部46eは、生データに対して前処理のみ施して、コンボリューション処理を省略することができる。そして、拡大再構成部46eは、拡大指示に基づいて、前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する。そして、拡大再構成部46eは、後処理として、拡大CT画像に対して、ノイズやビームハードニングを低減させる処理を施す。
次に、図11を用いて、第2の実施形態に係るX線CT装置の第2の画像再構成部46bが実行する拡大画像再構成処理の一例について説明する。なお、かかる拡大画像再構成処理は、画像記憶部37に再構成済みの複数のCT画像が記憶された状態で、入力装置31が操作者から受け付けた拡大画像再構成処理を実行する指示を制御部38に転送した場合に実行される。図11は、第2の実施形態に係る第2の画像再構成部46bが実行する拡大画像再構成処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図11に例示するように、第2の実施形態に係るX線CT装置の特定部46cは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、所定の病変部位を示す画像を有するCT画像を特定する(ステップS401)。
そして、前処理部46dは、特定部46cにより特定されたCT画像が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す(ステップS402)。そして、前処理部46dは、読み出した生データに対して前処理を施す(ステップS403)。
そして、前処理部46dは、前処理が施された生データに対して、画像のぼけを低減させるコンボリューション処理を施し、コンボリューション処理が施された生データを前処理部46dのRAMに格納する(ステップS404)。そして、拡大再構成部46eは、表示装置32に表示されたCT画像に対する拡大指示が制御部38から通知されたか否かを判定する(ステップS405)。拡大指示が制御部38から通知されていないと判定した場合(ステップS405;No)には、拡大再構成部46eは、再び、ステップS405の判定を行う。
一方、拡大指示が制御部38から通知されたと判定した場合(ステップS405;Yes)には、拡大再構成部46eは、表示装置32に表示されたCT画像に対応する、前処理やコンボリューション処理が施された生データが前処理部46dのRAMに記憶されているか否かを判定する(ステップS406)。
表示されたCT画像に対応する生データがRAMに記憶されていると判定した場合(ステップS406;Yes)には、拡大再構成部46eは、次の処理を行う。すなわち、拡大再構成部46eは、RAMに記憶された生データの中から表示装置32に表示されたCT画像に対応する生データを用いて、拡大指示に含まれる拡大条件に応じて、表示されたCT画像に設定されたROI内の領域が拡大されたCT画像である拡大CT画像を再構成し(ステップS407)、後述するステップS412に進む。
一方、表示されたCT画像に対応する生データがRAMに記憶されていないと判定した場合(ステップS406;No)には、拡大再構成部46eは、表示されたCT画像が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す(ステップS408)。そして、拡大再構成部46eは、読み出した生データに対して前処理を施す(ステップS409)。そして、拡大再構成部46eは、前処理が施された生データに対して、コンボリューション処理を施す(ステップS410)。そして、拡大再構成部46eは、前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて、拡大指示に含まれる拡大条件に応じて、表示されたCT画像に設定されたROI内の領域が拡大されたCT画像である拡大CT画像を再構成する(ステップS411)。そして、拡大再構成部46eは、後処理として、拡大CT画像に対して、ノイズやビームハードニングを低減させる処理を施し(ステップS412)、拡大画像再構成処理を終了する。
以上、第2の実施形態に係るX線CT装置について説明した。第2の実施形態に係るX線CT装置は、拡大指示を受け付けた場合に、拡大対象のCT画像に対応する生データがRAMに記憶されているときには、RAMに記憶された既に前処理やコンボリューション処理が施された生データを用いて拡大CT画像を再構成する。このため、第2の実施形態に係るX線CT装置によれば、拡大指示を受け付けてから前処理やコンボリューション処理を行わなくてすむので、拡大対象のCT画像に対応する生データがRAMに記憶されているときには、迅速に拡大CT画像を再構成することができる。
(第3の実施形態)
ここで、第1の実施形態に係るX線CT装置の機能、または、第2の実施形態に係るX線CT装置の機能を、X線CT装置とネットワークを介して接続された画像処理装置に持たせることができる。このような実施形態を第3の実施形態として、図12を用いて説明する。
図12は、第3の実施形態について説明するための図である。図12の例に示すシステムは、X線CT装置100と、画像保管装置200と、画像表示装置300と、画像処理装置400とを有する。X線CT装置100と、画像保管装置200と、画像表示装置300と、画像処理装置400とは、例えば、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)500により、直接的、又は間接的に相互に通信可能な状態となっている。例えば、PACS(Picture Archiving and Communication System)が導入されている場合、各装置100〜400は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、画像等を相互に送受信する。
X線CT装置100は、第1の実施形態に係るX線CT装置、または、第2の実施形態に係るX線CT装置である。X線CT装置100は、例えば、生データを画像処理装置400に送信する。
画像保管装置200は、X線CT装置100および画像処理装置400により再構成されたCT画像や拡大CT画像を保管するデータベースである。
画像表示装置300は、画像保管装置200に保管されたCT画像や拡大CT画像を表示するモニタやディスプレイである。
画像処理装置400は、ワークステーションであり、第1の実施形態に係るX線CT装置の機能、第2の実施形態に係るX線CT装置の機能、または、後述する第4の実施形態に係るX線CT装置の機能と同等の機能を有する。画像処理装置400は、画像保管装置200に保管されたCT画像と、X線CT装置100から送信された生データとを用いて、第1の実施形態に係るX線CT装置が実行する処理、第2の実施形態に係るX線CT装置が実行する処理、または、後述する第4の実施形態に係るX線CT装置が実行する処理と同様の処理を行う。
例えば、図12に示すように、画像処理装置400は、第1の実施形態に係るX線CT装置の機能と同等の機能を有する場合には、第1の画像再構成部400aと、第2の画像再構成部400bとを有する。そして、第2の画像再構成部400bは、前処理部400cと、拡大再構成部400dとを有する。第1の画像再構成部400aが発揮する機能は、第1の実施形態に係る第1の画像再構成部36aが発揮する機能と同等である。第2の画像再構成部400bが発揮する機能は、第1の実施形態に係る第2の画像再構成部36bが発揮する機能と同等である。前処理部400cが発揮する機能は、第1の実施形態に係る前処理部36cが発揮する機能と同等である。拡大再構成部400dが発揮する機能は、第1の実施形態に係る拡大再構成部36dが発揮する機能と同等である。
以上、第3の実施形態に係る画像処理装置400について説明した。画像処理装置400によれば、第1の実施形態に係るX線CT装置の機能、または、第2の実施形態に係るX線CT装置の機能と同等の機能を有するので、迅速に拡大CT画像を再構成することができる。
(第4の実施形態)
上述した第1の実施形態では、前処理部36cが、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、表示対象の画像として指定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す場合について説明した。また、上述した第2の実施形態では、特定部46cにより、複数のCT画像のうち、所定の病変部位を示す画像を有するCT画像が特定されると、特定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す場合について説明した。しかしながら、X線CT装置は、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、前処理に加えて、後述する第1の初期化処理、第2の初期化処理及び第3の初期化処理を行うこともできる。また、X線CT装置は、複数のCT画像のうち、所定の病変部位を示す画像を有するCT画像が特定されると、前処理に加えて、後述する第1の初期化処理、第2の初期化処理及び第3の初期化処理を行うこともできる。そこで、このような実施形態を第4の実施形態として説明する。第4の実施形態において、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
以下、X線CT装置が、複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、前処理に加えて、後述する第1の初期化処理、第2の初期化処理及び第3の初期化処理を行う方法について説明する。しかしながら、以下に説明する方法と同様の方法で、特定部46cにより所定の病変部位を示す画像を有するCT画像が特定されると、前処理に加えて、後述する第1の初期化処理、第2の初期化処理及び第3の初期化処理を行ってもよい。
第4の実施形態に係るX線CT装置は、第1の実施形態に係るX線CT装置と比して、画像再構成部36とは異なる画像再構成部を有する点が異なる。
図13は、第4の実施形態に係る画像再構成部の構成の一例を示す図である。図13に示すように、第4の実施形態に係る画像再構成部56は、第1の画像再構成部36aと、第2の画像再構成部56bとを有する。なお、画像再構成部56は、ASIC、FPGAなどの集積回路、CPU、MPUなどの電子回路で実現することができる。
第2の画像再構成部56bは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、第1の初期化処理を実行する。第1の初期化処理は、前処理および拡大画像再構成処理を実行するリアルタイムプロセスを起動する処理を含む。前処理および拡大画像再構成処理を実行するリアルタイムプロセスを起動した第2の画像構成部56bを機能的に表すと、図13に示すように、第2の画像構成部56bが、前処理部56cと、拡大再構成部56dとを有することとなる。
前処理部56cは、第1の実施形態に係る前処理部36cが実行する上述した各処理に加えて、次の処理を実行する。すなわち、前処理部56cは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、第2の初期化処理を実行する。
第2の初期化処理は、前処理部56cに対応するソフトウェアにおいて用いられるパラメータが登録されたパラメータテーブルからパラメータを読み込む処理を含む。また、第2の初期化処理は、前処理部56cが実行する各処理において用いられるデータが一時的に記憶されるRAMの記憶領域を確保する処理を含む。また、第2の初期化処理は、表示対象の画像として指定されたCT画像が再構成される際に用いられた生データを生データ記憶部35から読み出す処理を含む。
拡大再構成部56dは、第1の実施形態に係る拡大再構成部36dが実行する上述した各処理に加えて、次の処理を実行する。すなわち、拡大再構成部56dは、第1の画像再構成部36aにより再構成された複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、第3の初期化処理を実行する。
第3の初期化処理は、拡大再構成部56dに対応するソフトウェアにおいて用いられるパラメータが登録されたパラメータテーブルからパラメータを読み込む処理を含む。また、第2の初期化処理は、拡大再構成部56dが実行する各処理において用いられるデータが一時的に記憶されるRAMの記憶領域を確保する処理を含む。
なお、第1の初期化処理、第2の初期化処理及び第3の初期化処理は、特許請求の範囲に記載の初期化処理の一例である。
図14は、第4の実施形態に係るX線CT装置において、先の図5のシーケンス図に示すステップS111で実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図14に例示するように、第4の実施形態に係るX線CT装置の第2の画像再構成部56bは、第1の初期化処理を実行する(ステップS501)。そして、前処理部56cは、第2の初期化処理を実行する(ステップS502)。そして、拡大再構成部56dは、第3の初期化処理を実行する(ステップS503)。
そして、前処理部56cは、第2の初期化処理により読み出された生データに対して前処理を施す(ステップS504)。そして、前処理部56cは、前処理が施された生データに対してコンボリューション処理を施し(S505)、処理を終了する。
以上、第4の実施形態に係るX線CT装置について説明した。本実施形態に係るX線CT装置は、拡大指示を受け付ける前に、第1の初期化処理、第2の初期化処理、第3の初期化処理、前処理及びコンボリューション処理を実行する。本実施形態に係るX線CT装置によれば、拡大指示を受け付けてから、第1の初期化処理、第2の初期化処理、第3の初期化処理、前処理やコンボリューション処理を行わなくてすむので、迅速に拡大CT画像を再構成することができる。
(X線CT装置の構成の変形例)
第1の実施形態、第2の実施形態及び第4の実施形態に係るX線CT装置は、図15に示すように構成されてもよい。図15は、変形例に係るX線CT装置の構成例を示す図である。なお、上述した各実施形態と同様の構成については、各実施形態で付された符号と同様の符号を付して説明を省略する。変形例に係るX線CT装置は、図15に示すように、架台装置10aと、寝台装置20と、コンソール装置30aとを備える。
架台装置10aは、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出データから投影データを収集する。架台装置10aは、高電圧発生器11aと、X線発生装置12と、X線検出器13と、収集回路14aと、回転フレーム15と、架台駆動装置16aとを備える。
高電圧発生器11aは、X線発生装置12のX線管球12aに接続されている。高電圧発生器11aは、X線管球12aに管電圧や管電流を供給する。高電圧発生器11aは、X線管球12aに供給する管電圧や管電流を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量を調整する。また、高電圧発生器11aは、コリメータ12cの開口度を調整することにより、X線の照射範囲を調整する。
架台駆動装置16aは、回転フレーム15を回転駆動させることによって、被検体Pを中心とした円軌道上でX線発生装置12とX線検出器13とを旋回させる。架台駆動装置16aは、例えば、モータと、電子回路と、駆動機構とを有する。モータは、回転フレーム15を回転させるための動力を発生させる。電子回路は、モータの動作を制御する。駆動機構は、モータにより発生された動力を、回転フレーム15を回転させるための動力に変換する。駆動機構は、例えば、ギヤ、ベルト、シャフト、軸受等の組み合わせにより実現される。
回転フレーム15は、架台駆動装置16aと協働してX線管球12A及びX線検出器13を回転させる。
収集回路14aは、上述した実施形態で述べた収集部14が有する機能と同様の機能を有するDASである。収集回路14aは、コンソール装置30aに接続されている。収集回路14aは、投影データを生成し、生成した投影データをコンソール装置30aに送信する。
コンソール装置30aは、入力回路31aと、ディスプレイ32aと、生データ記憶回路35aと、画像記憶回路37aと、処理回路70と、記憶回路71と、インタフェース回路72とを備える。
入力回路31aと、ディスプレイ32aと、生データ記憶回路35aと、画像記憶回路37aと、処理回路70と、記憶回路71と、インタフェース回路72とは、互いに接続されている。
入力回路31aは、例えば、X線CT装置の操作者が各種指示や各種設定の入力に用いるマウスやキーボード、ボタン、ペダル等により実現される。入力回路31aは、操作者が入力した各種指示や各種設定を示す電気信号に変換し、各種指示や各種設定を示す電気信号を処理回路70に出力する。入力回路31aは、上述した入力部31と同様の機能を有する。
ディスプレイ32aは、処理回路70から受け付けた電気信号に基づいて、各種画像処理を行って、CT画像、拡大CT画像、及び、入力回路31aを介して操作者から各種設定を受け付けるためのGUI等の各種の画像を表示する。ディスプレイ32aは、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイである。ディスプレイ32aは、上述した表示部32と同様の機能を有する。
生データ記憶回路35aは、後述する前処理機能70bにより生成された生データを記憶する。生データ記憶回路35aは、上述した生データ記憶部35と同様の機能を有する。生データ記憶回路35aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。
画像記憶回路37aは、後述する画像再構成機能70cが生成した各種画像データを記憶する。例えば、画像記憶回路37aは、CT画像の画像データや拡大CT画像の画像データを記憶する。画像記憶回路37aは、上述した画像記憶部37と同様の機能を有する。画像記憶回路37aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。
記憶回路71は、スキャン制御機能70a、前処理機能70b、画像再構成機能70c及び制御機能70dの各機能を実現するための各プログラムを記憶する。記憶回路71は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。
なお、生データ記憶回路35a、画像記憶回路37a及び記憶回路71は、一つの記憶回路に統合されてもよい。
処理回路70は、例えば、プロセッサにより実現される。処理回路70は、スキャン制御機能70aに対応するプログラムを記憶回路71から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、スキャン制御部33が実行する処理と同様の処理を実行する。また、処理回路70は、前処理機能70bに対応するプログラムを記憶回路71から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、前処理部34が実行する処理と同様の処理を実行する。また、処理回路70は、画像再構成機能70cに対応するプログラムを記憶回路71から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、画像再構成部36、画像再構成部46又は画像再構成部56が実行する処理と同様の処理を実行する。また、処理回路70は、制御機能70dに対応するプログラムを記憶回路71から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、制御部38と同様の処理を実行する。変形例における処理回路70は、特許請求の範囲における処理回路の一例である。
ここで、図5に示すステップS101、S102、S106〜S108、S110、S112〜S114、S116、S118、S119、S123及びS124は、処理回路70が記憶回路71から制御機能70dに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。また、図5に示すステップS103、S104、S111、S117、S120、S121及びS124は、処理回路70が記憶回路71から画像再構成機能70cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
また、図6に示すステップS201〜S203は、処理回路70が記憶回路71から画像再構成機能70cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
また、図7に示すステップS301、S302は、処理回路70が記憶回路71から画像再構成機能70cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
また、図14に示すステップS501〜S505は、処理回路70が記憶回路71から画像再構成機能70cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
図15の説明に戻り、インタフェース回路72は、架台装置10a及び寝台装置20と、コンソール装置30aとの間で通信を行うためのネットワークカードである。
(画像処理装置の構成の変形例)
第3の実施形態に係る画像処理装置400は、図16に示すように構成されてもよい。図16は、変形例に係る画像処理装置の構成例を示す図である。なお、上述した各実施形態と同様の構成については、各実施形態で付された符号と同様の符号を付して説明を省略する。変形例に係る画像処理装置600は、図16に示すように、入力回路80と、記憶回路81と、インタフェース回路82と、処理回路83とを備える。
入力回路80と、記憶回路81と、インタフェース回路82と、処理回路83とは、互いに接続されている。
入力回路80は、例えば、操作者が各種指示や各種設定の入力に用いるマウスやキーボード、ボタン、ペダル等により実現される。入力回路80は、操作者が入力した各種指示や各種設定を示す電気信号に変換し、各種指示や各種設定を示す電気信号を処理回路83に出力する。例えば、入力回路80は、上述した入力部31と同様の機能を有する。
記憶回路81には、図12に例示したX線CT装置100から送信された生データが処理回路83により格納される。また、記憶回路81には、後述する画像再構成機能83bが生成した各種画像データが、画像再構成機能83bにより格納される。例えば、記憶回路81には、CT画像の画像データや拡大CT画像の画像データが格納される。よって、記憶回路81は、生データ、CT画像の画像データや拡大CT画像の画像データを記憶する。また、記憶回路81は、後述する前処理機能83a、画像再構成機能83b及び制御機能83cの各機能を実現するための各プログラムを記憶する。記憶回路81は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。
インタフェース回路82は、X線CT装置100、画像保管装置200及び画像表示装置300と、画像処理装置600との間で通信を行うためのネットワークカードである。
処理回路83は、例えば、プロセッサにより実現される。処理回路83は、前処理機能83aに対応するプログラムを記憶回路81から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、上述した前処理部34が実行する処理と同様の処理を実行する。また、処理回路83は、画像再構成機能83bに対応するプログラムを記憶回路81から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、上述した画像再構成部36、画像再構成部46又は画像再構成部56が実行する処理と同様の処理を実行する。また、処理回路83は、制御機能83cに対応するプログラムを記憶回路81から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、上述した制御部38が実行する処理と同様の処理を実行する。変形例における処理回路83は、特許請求の範囲における処理回路の一例である。
ここで、図5に示すステップS101、S102、S106〜S108、S110、S112〜S114、S116、S118、S119、S123及びS124は、処理回路83が記憶回路81から制御機能83cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。また、図5に示すステップS103、S104、S111、S117、S120、S121及びS124は、処理回路83が記憶回路81から画像再構成機能83bに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
また、図6に示すステップS201〜S203は、処理回路83が記憶回路81から画像再構成機能83cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
また、図7に示すステップS301、S302は、処理回路83が記憶回路81から画像再構成機能83cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
また、図14に示すステップS501〜S505は、処理回路83が記憶回路81から画像再構成機能83cに対応するプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することにより実現されるステップである。
ここで、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することで機能を実現する。
なお、図15に示すX線CT装置の構成の変形例において、単一のプロセッサにて、スキャン制御機能70a、前処理機能70b、画像再構成機能70c及び制御機能70dが実現される例について説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各機能を実現するようにしてもよい。同様に、図16に示す画像処理装置の構成の変形例において、単一のプロセッサにて、前処理機能83a、画像再構成機能83b及び制御機能83cが実現される例について説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各機能を実現するようにしてもよい。さらに、図15の例、及び、図16の例における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
また、図15及び図16に例示した各回路は、適宜分散・統合して構成されてもよい。例えば、処理回路70は、スキャン制御機能70a及び制御機能70dを有する処理回路と、前処理機能70b及び画像再構成機能70cを有する処理回路とに分散されてもよい。また、処理回路83は、制御機能83cを有する処理回路と、前処理機能83a及び画像再構成機能83bを有する処理回路とに分散されてもよい。
以上述べた少なくとも1つの実施形態のX線CT装置または画像処理装置によれば、迅速に拡大CT画像を再構成することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
38a 表示制御部
36c 前処理部
36d 拡大再構成部

Claims (12)

  1. 再構成済みの複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像を表示部に表示させるとともに、前記表示部に表示されたCT画像を拡大する拡大指示を受け付けた場合に、新たに再構成された拡大CT画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す前処理部と、
    前記拡大指示を受け付けた場合に、前記拡大指示に基づいて、前記前処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する再構成部と、
    を備える、X線CT装置。
  2. 前記前処理部は、前記複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像を含む複数のCT画像に対応する生データに対して前記前処理を施す、請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記前処理部は、前記生データに対して、前処理として、ノイズを低減させる処理、および、散乱線を低減させる処理の少なくとも一方の処理を行う、請求項1または2に記載のX線CT装置。
  4. 前記前処理部は、さらに、前記前処理が施された前記生データに対して、画像のぼけを低減させるコンボリューション処理を施す、請求項1〜3の何れか1項に記載のX線CT装置。
  5. 前記表示制御部は、前記拡大指示を受け付けてから前記拡大CT画像の再構成が完了するまでの間、前記拡大CT画像が表示される表示部の表示領域に、前記表示対象の画像として指定されたCT画像を拡大して表示させる、請求項1〜4の何れか1項に記載のX線CT装置。
  6. 前記前処理部は、更に、前記複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、初期化処理を行う、請求項1〜5の何れか1項に記載のX線CT装置。
  7. 前記再構成部は、更に、前記複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、初期化処理を行う、請求項1〜6の何れか1項に記載のX線CT装置。
  8. 再構成済みの複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像を表示部に表示させるとともに、前記表示部に表示されたCT画像を拡大する拡大指示を受け付けた場合に、新たに再構成された拡大CT画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す前処理部と、
    前記拡大指示を受け付けた場合に、前記拡大指示に基づいて、前記前処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する再構成部と、
    を備える、画像処理装置。
  9. 再構成済みの複数のCT画像のうち、いずれかのCT画像が表示対象の画像として指定される都度、該表示対象の画像として指定されたCT画像を表示部に表示させるとともに、前記表示部に表示されたCT画像を拡大する拡大指示を受け付けた場合に、新たに再構成された拡大CT画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記複数のCT画像のうち、所定の病変部位を示す画像を有するCT画像を特定する特定部と、
    前記特定部により特定されたCT画像に対応する生データに対して前処理を施す前処理部と、
    前記拡大指示を受け付けた場合に、前記拡大指示に基づいて、前記前処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する再構成部と、
    を備える、X線CT装置。
  10. 前記前処理部は、前記拡大指示を受け付けた場合に、当該拡大指示の対象となるCT画像が、前記特定部により前記所定の病変部位を示す画像を有するCT画像として特定されていないときには、当該拡大指示の対象となるCT画像に対応する生データに対して前記前処理を施し、
    前記再構成部は、前記拡大指示に基づいて、前記前処理が施された生データを用いて、拡大CT画像を再構成する、請求項9に記載のX線CT装置。
  11. 前記前処理部は、更に、前記特定部により前記所定の病変部位を示す画像を有するCT画像が特定されると、初期化処理を行う、請求項9または10に記載のX線CT装置。
  12. 前記再構成部は、更に、前記特定部により前記所定の病変部位を示す画像を有するCT画像が特定されると、初期化処理を行う、請求項9〜11の何れか1項に記載のX線CT装置。
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