JP2016025130A - 部品実装方法および部品実装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】部品データの変更に伴う生産タクトへの影響についての明確な情報を得ることができる部品実装方法および部品実装システムを提供する。【解決手段】部品実装システムを構成する部品実装装置において、部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて部品を基板に実装するに際し、部品データが変更された場合に、生産データに基づいて生産タクトのシミュレーションを実行し、部品データの変更後の生産タクトのシミュレーション結果を部品データの変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して、生産タクトシミュレーション画面25bに比較結果を出力する。【選択図】図6

Description

本発明は、部品を基板に実装する部品実装方法および部品実装システムに関するものである。
実装基板を生産する部品実装システムでは、複数種類の電子部品が部品実装装置によって基板に実装される。この実装作業では予め実装対象の部品に応じて設定された部品データ、例えば部品を実装ヘッドによって吸着して取り出す際の吸着速度や取り出した部品を基板に搭載する際の装着速度などを部品ごとに規定する速度パラメータや、取り出した部品をカメラで撮像して認識する際の撮像条件を規定する認識パラメータなど、各種のデータが参照される。
部品実装システムはこれらの部品データを複数種類の部品ごとに記憶する部品データベースを備えており、実装作業過程において部品データに起因すると推測される吸着ミスや実装ミス等の動作ミスが生じた場合には、当該部品データを変更するデータ修正が行われる(例えば特許文献1参照)。この特許文献例には、部品データベースに登録された部品ごとに当該部品を使用する生産プログラムがリンクされ、部品データの変更が行われた場合に当該部品に対してリンク付けされている生産プログラム名をリストなどの形で出力する例が記載されている。
特開2007−059563号公報
このようなデータ変更には、生産タクトや作業品質を含む生産効率に対する何らかの影響が伴うことから、データ変更に際してはその影響を把握した上で必要な対処を行うことが望ましい。しかしながら特許文献例に示す先行技術では、部品データの変更によって影響が生じる可能性がある生産プログラムを知ることはできるものの、その影響の具体的な内容を知ることはできなかった。例えば、生産現場では部品データの変更による影響のうち、当該部品実装ラインの生産タクトの変動が重視されるが、先行技術においては部品データの変更に伴う生産タクトへの影響についての明確な情報を得ることはできなかった。
そこで本発明は、部品データの変更に伴う生産タクトへの影響についての明確な情報を得ることができる部品実装方法および部品実装システムを提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて部品を基板に実装する部品実装装置における部品実装方法であって、前記部品データが変更された場合に、前記生産データに基づいて生産タクトのシミュレーションを実行するシミュレーション実行工程と、前記部品データの変更後の生産タクトのシミュレーション結果を、部品データの変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して比較結果を出力する比較結果出力工程とを含む。
本発明の部品実装システムは、部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて部品を基板に実装する部品実装システムであって、部品を基板に実装する作業を実行する部品実装装置を有する部品実装ラインと、前記部品データが変更された場合に、前記生産データに基づいて生産タクトのシミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、前記部品データの変更後の生産タクトのシミュレーション結果を、部品データの変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して比較結果を出力する比較結果出力部とを備えた。
本発明によれば、部品データの変更に伴う生産タクトへの影響についての明確な情報を得ることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装ラインを構成する部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける生産データの説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける部品データの登録・編集画面を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける生産タクトシミュレーション画面を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける生産タクト改善案表示画面を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装方法の作業処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における生産タクトの改善例を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における生産タクトの改善例を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における生産タクトの改善例を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における生産タクトの改善例を示す説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における生産タクトの改善例を示す説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は基板に電子部品を実装して実装基板を生産する機能を有しており、基板供給装置M1、基板受渡装置M2、半田印刷装置M3、同一構成の部品実装装置M4、M5およびリフロー装置M6、基板回収装置M7を直列に連結して構成された部品実装ライン1aを主体としている。基板供給装置M1〜基板回収装置M7の各装置は通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。
基板供給装置M1によって供給された基板6(図2参照)は基板受渡装置M2を介して半田印刷装置M3に搬入され、ここで基板6に部品接合用の半田をスクリーン印刷する半田印刷作業が行われる。半田が印刷された基板6は部品実装装置M4、M5に順次受け渡され、部品実装装置M4、M5にそれぞれ設けられた部品実装ステージM4A,M4B,M5A,M5Bにて半田が印刷された基板6に対して部品を実装する部品実装作業が実行される。部品が実装された基板6はリフロー装置M6に搬入され、ここで所定の加熱プロファイルにしたがって加熱されることにより部品接合用の半田が溶融固化する。これにより電子部品が基板6に半田接合されて基板6に電子部品を実装した実装基板が完成し、基板回収装置M7に回収される。
次に図2を参照して、部品実装装置M4,M5に設けられた部品実装ステージM4A,M4B,M5A,M5Bの構造を説明する。図2において、基台4上にはX方向に基板搬送機構5が配設されている。基板搬送機構5は電子部品が実装される基板6をコンベアにより搬送し、基板搬送機構5上に設けられ実装作業位置に基板6を位置決めする。
基板搬送機構5の両側方には、部品供給部7が設けられている。部品供給部7には部品を供給するテープフィーダ8を装着するためにY方向に形成された複数のフィーダスロット7a(図4(a)参照)が、X方向に並設されている。各フィーダスロット7aには、当該基板6の基板種類について予め設定された部品配置データにしたがってテープフィーダ8が装着される。テープフィーダ8は供給リールから引き出されたキャリアテープをピッチ送りすることにより、キャリアテープに保持された部品を以下に説明する実装ヘッド12による取り出し位置に供給する。
基台4上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル10が配設されており、Y軸移動テーブル10には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル11が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸移動テーブル11には、それぞれ実装ヘッド12がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド12は複数(ここでは3つ)の単位ヘッド12aを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位ヘッド12aの下端部には、部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル12bが装着されている。本実施の形態では、各単位ヘッド12aに単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)を付番してそれぞれを区別するようにしている。
Y軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11を駆動することにより、実装ヘッド12はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド12は、それぞれ対応した部品供給部7のテープフィーダ8の部品吸着位置から電子部品を吸着ノズル12bによって取り出して、基板搬送機構5に位置決めされた基板6の実装点に移送搭載する。Y軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11および実装ヘッド12は、電子部品を保持した実装ヘッド12を移動させることにより、電子部品を部品供給部7から取り出して基板6に移送搭載する部品実装機構13を構成する。
部品供給部7と基板搬送機構5との間には、部品認識カメラ9およびノズル収納部15が配設されている。部品供給部7から部品を取り出した実装ヘッド12が部品認識カメラ9の上方を移動する際に、部品認識カメラ9は実装ヘッド12に保持された状態の部品を撮像して認識する。ノズル収納部15には、単位ヘッド12aに装着される吸着ノズル12bが予め設定されたノズル配置データに従って収納されている。実装ヘッド12がノズル収納部15にアクセスして所定のノズル交換動作を実行することにより、各単位ヘッド12aには保持対象とする部品に対応した吸着ノズル12bが装着される。
実装ヘッド12にはX軸移動テーブル11の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド12と一体的に移動する基板認識カメラ14が装着されている。実装ヘッド12が移動することにより、基板認識カメラ14は基板搬送機構5に位置決めされた基板6の上方に移動し、基板6を撮像して認識する。実装ヘッド12による基板6への部品実装動作においては、部品認識カメラ9による部品の認識結果と、基板認識カメラ14による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に図3を参照して、部品実装システム1の制御系の構成を説明する。図3において、管理コンピュータ3は演算部20、記憶部21、操作・入力部24、表示部25および通信部26を備えており、通信インターフェイスである通信部26および通信ネットワーク2を介して、部品実装システム1を構成する他装置との間での制御信号やデータの授受を行う。
演算部20は、生産データ作成部20a、シミュレーション実行部20b、タクト改善案導出部20c、演算結果出力部20dを備えている。また記憶部21には、部品データ22、生産データ23が記憶されており、さらに生産データ23は実装座標データ23a、部品配置データ23b、ノズル配置データ23cを含んだ構成となっている。
部品データ22は、実装対象となる部品の部品種類ごとに作成された情報である。図5の部品データ登録・編集画面25aに示すように部品データ22には、対象となる部品Pの部品外形40や、サイズ41a、リード数41b、リード幅・長さ41cなどを示す部品関連情報41のほか、部品実装装置による当該部品Pの実装動作の条件を規定した実装動作条件情報42が含まれる。
実装動作条件情報42には、例えば、当該部品種類に対応して用いられる吸着ノズル12bの種類を示すノズル種類43や、部品実装機構13による部品実装動作の速度を規定する吸着速度44aや装着速度44bなどの速度パラメータ44などが含まれる。さらに実装動作条件情報42には、実装ヘッド12によって取り出した部品を撮像手段(部品認識カメラ9)によって撮像する際に用いられるカメラ種別45aや照明条件45bなどの撮像条件45も含まれる。
すなわち、本実施の形態における部品データ22には、部品実装装置M4,M5において、吸着ノズル12bによって部品を吸着して取り出す際の吸着速度44a、取り出した部品を撮像手段によって撮像する際の撮像条件45、部品を基板6に装着する際の装着速度44bおよび使用される吸着ノズル12bのノズル種類43のうち、少なくとも1つが含まれる形態となっている。
これらの生産データ23は、複数の部品種類についてまとめた部品データライブラリとして記憶されており、部品実装作業の実行の過程においてこれらのデータのいずれかを変更する必要が生じた場合には、図5に示す部品データ登録・編集画面25aを介して変更処理を行う。本実施の形態では、この部品データ登録・編集画面25aを部品実装装置M4,M5が備えた表示部35のモニタ画面に表示させ、この画面上で部品データ22を修正するようにしている。もちろん、管理コンピュータ3の表示部25を介して部品データ22の修正を行うことも可能である。
このようにして変更された内容は、当該部品を用いる全ての基板種類の生産データ23に反映させることができる。すなわち部品実装ライン1aにて用いられる複数の生産データ23は、部品データ22とリンクされており、部品実装装置M4、M5においては、部品データ22とリンク付けされた複数の生産データ23を用いて、部品を基板に実装する部品実装作業が実行される。なお、部品データ22の変更を全ての基板種類の生産データ23に反映させるか否かは、ユーザの選択によって任意に設定可能である。
生産データ23は、生産対象の基板種類を当該部品実装装置にて作業対象とする場合に参照されるデータである。生産データ23においては、上述のように、部品実装ライン1aに含まれる部品実装装置M4、5においては、部品データ22とリンク付けされた複数の生産データ23を用いて部品を基板に実装する部品実装作業が実行される。
実装座標データ23aは、当該基板種類における部品実装点の位置を示すデータであり、部品実装装置M4,M5の機械座標系における位置座標として記憶されている。部品配置データ23bは、部品実装装置M4,M5の各部品供給部7におけるテープフィーダ8の配置を示すデータである。すなわち、図4(a)に示すように、部品供給部7にテープフィーダ8を装着するために設けられた複数のフィーダスロット7aには、それぞれスロットアドレス7b(a1,a2,a3,・・・)が付されている。部品配置データ23bではこれらのスロットアドレス7bのそれぞれにテープフィーダ8に収納される部品の種類を示す部品種類[P]が対応している。
ノズル配置データ23cは、部品実装装置M4,M5のノズル収納部15における吸着ノズル12bの配置を示すデータである。すなわち図4(b)に示すように、ノズル収納部15には吸着ノズル12bを収納するための収納孔15aがマトリクス状に設けられており、各収納孔15aには、それぞれの収納孔15aを特定する収納アドレス15bがマトリクス座標(i,j)の形で付されている。ノズル配置データ23cでは、これらの収納アドレス15bのそれぞれに吸着ノズル12bの種類を示すノズル種類[N]が対応している。
生産データ作成部20aは、各基板種類の実装基板の生産に使用される生産データ23を作成する機能を有している。すなわち、記憶部21に記憶された部品データ22に基づき、各部品実装装置M4,M5の部品供給部7における部品配置、ノズル収納部15におけるノズル配置や、部品実装作業における動作順序を示す作業シーケンスを決定する。作成された生産データ23は、記憶部21に基板種類ごとに記憶される。
生産データ作成部20aによる生産データ23の作成に際しては、所与の制約条件の下で、部品実装作業の効率を極力向上させる最適化を目的とした演算が実行される。これらの制約条件としては、例えば部品実装作業における実装ヘッド12の動作時間の短縮を優先させるタクト優先パターン、生産する基板種類の切り替えに伴う段取り替え作業の低減を優先させる段取り替え作業優先パターン、さらにこれらの折衷パターンなどがあり、実際の部品実装ライン1aにおける生産形態に応じて適宜選択される。
シミュレーション実行部20bは、作成された生産データ23に基づき、部品実装作業のシミュレーションを行う。ここでは、1枚の基板を対象として部品実装ステージM4A、M4B、M5A,M5Bの各部品実装ステージにて実行される部品実装作業の所要時間を示す生産タクトを予測演算によって算出する生産タクトのシミュレーションを実行する。本実施の形態においては、特定部品について吸着ミスや実装ミス等の動作ミスが頻発する傾向が見いだされた場合に行われる当該部品のマシンパラメータ(実装動作条件情報42)の修正など、部品データ22が変更された場合に、シミュレーション実行部20bによって生産データ23に基づいて生産タクトのシミュレーションを実行するようにしている。
図6はこのような生産タクトのシミュレーション結果を表示する生産タクトシミュレーション画面25bを示している。生産タクトシミュレーション画面25bでは、生産データ表示欄50に表示されたシミュレーション対象の基板種類を対象として、部品実装ステージM4A、M4B、M5A,M5Bの各部品実装ステージにおける部品実装作業の生産タクトの演算結果が、それぞれの実装ステージのタクト演算結果表示欄51に個別に数値データで表示される。
さらに生産タクトシミュレーション画面25bには、部品データの変更の前後における生産タクトのシミュレーション結果を比較した比較結果が、タクト変動表示欄52に表示される。ここでは、部品実装ステージM4A、M4B、M5A,M5Bにおいて最も生産タクトが長く、部品実装ライン1a全体の生産タクトを律速するボトルネックステージを対象として比較結果が表示される。図6に示す例では、部品実装ステージM5Bがボトルネックステージであり、部品データの変更によって生産タクトが4%DOWNする例が示されている。なお比較結果を出力する形態としては、タクト変動の度合いを表示する形態の他、部品データ変更前後における生産タクトの数値を並記する形態など、種々の表示方法を用いることができる。
タクト改善案導出部20cは、図5に示す部品データ登録・編集画面25aを介して部品データ22のデータ変更が入力され、シミュレーション実行部20bによってタクトシミュレーションが実行された結果生産効率の悪化が予測される場合に、改善案を導出する演算処理を行う。この演算処理は、予め設定された改善案導出アルゴリズムに基づいて実行される。
図7は、このような生産タクト改善案表示画面25cを示している。生産タクト改善案表示画面25cでは、生産タクトシミュレーション画面25bに重ねて、改善案を提案する改善案表示枠53が表示されるようになっている。改善案表示枠53では、改善のための具体的な内容とともに、提案を採用して実行した場合に推定される改善効果(ここでは生産タクトの改善度合い)が表示される。さらに提案を採用して実行するか否かの判断を促す問い合わせも併せて表示される。
演算結果出力部20dは、生産データ作成部20a、シミュレーション実行部20b、タクト改善案導出部20cによる演算結果を出力し、表示部25に表示させる処理を行う。これにより、図6に示す生産タクトシミュレーション画面25b,図7に示す生産タクト改善案表示画面25cが表示部25に表示される。
上記構成において、演算結果出力部20dは、部品データの変更の前後における生産タクトのシミュレーション結果を比較して比較結果を出力する比較結果出力部として機能するとともに、部品データの変更後のシミュレーション結果に基づいて、生産タクトを対象とする改善策を導出して出力する改善案出力部としても機能する。
操作・入力部24は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスを備えた入力装置であり、管理コンピュータ3への操作入力やデータ入力を行う。表示部25は、液晶パネルなどの表示装置であり、部品データ登録・編集画面25aなどの操作入力時の案内画面や、生産タクトシミュレーション画面25b、生産タクト改善案表示画面25cなどの各種の画面を表示する。通信部26は、通信インターフェイスであり、通信ネットワーク2を介して部品実装装置M4、M5など他装置との間で制御信号やデータの授受を行う。
部品実装装置M4、M5は、通信部30、装置制御部31、記憶部32、機構駆動部33、操作・入力部34および表示部35を備えている。通信部30は通信インターフェイスであり、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3や他装置との間の信号の授受を行う。装置制御部31は記憶部32に記憶された生産データ23など部品実装作業の実行に必要なデータに基づき、当該部品実装装置の動作制御を行う。機構駆動部33は装置制御部31によって制御されて、基板搬送機構5や部品実装機構13を駆動する。操作・入力部34は、タッチパネルなどの入力装置であり、当該部品実装装置への操作入力やデータ入力を行う。表示部35は、液晶パネルなどの表示装置であり、操作・入力部34による操作入力時の案内画面や各種の報知画面を表示する。
次に図8を参照して、部品実装システム1を構成する部品実装装置M4,M5において、部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて実行される部品実装作業のフローを説明する。ここでは、部品供給部7に部品配置された部品を実装ヘッド12によって取り出して基板6に移送搭載する部品実装動作において、特定の部品種類について何らかの吸着ミスや実装ミス等の動作ミスが検出された場合に、当該動作ミスが発生した部品種類について原因と推測される部品データを修正する場合の処理を示している。
図8において、当該不良の原因と推測される部品データ22を修正する(ST1)。次いで修正により変更された部品データ22を用いて、シミュレーション実行部20bによって生産タクトのシミュレーションを実行する(ST2)。すなわち部品データ22が変更された場合に、変更後の部品データ22を用いて当該部品データがリンク付けされた生産データ23に基づいて生産タクトのシミュレーションを実行する(シミュレーション実行工程)。
次いで、シミュレーション結果を当該部品データ22の変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して、比較結果を演算結果出力部20dによって出力し(ST3)、出力された比較結果を表示部25の画面に生産タクトシミュレーション画面25b(図6)として表示する(ST4)。ここで、比較の対象としては、部品データの変更前の実績値としての生産タクトでもよく、また部品データの変更前に実行された生産タクトのシミュレーション結果を比較対象としてもよい。すなわち、部品データ22の変更後の生産タクトのシミュレーション結果を部品データ22の変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して比較結果を出力する(比較結果出力工程)。
次に、タクト改善案導出部20cにより、上述のシミュレーション結果に基づいて生産タクトの改善案を導出して出力し(ST5)、出力された改善案を図7に示す生産タクト改善案表示画面25c(図7)の形で表示部25の画面に表示する(ST6)。すなわち部品データの変更後のシミュレーション結果に基づいて、生産タクトを対象とする改善策を導出して出力する(改善案出力工程)。
そして表示された生産タクト改善案表示画面25cを作業者が確認し、作業者の判断により改善案の採否を入力する(ST7)。すなわち生産タクト改善案表示画面25cに表示された改善案表示枠53の内容を確認して提案の当否を検討し、改善案採用か否かを判断する(ST8)。ここで提案内容が妥当であり、改善案を採用する旨入力されたならば、生産データ23を改善案に則して修正する処理が自動的に実行される(ST9)。
このとき、改善案表示枠53の内容が作業者による作業操作を伴う内容、例えば図7に示す例のように、部品配置の変更を伴うものであれば、作業者は提案の内容に即した作業を実行する。そしてこの後、部品実装作業が継続して実行される(ST10)。(ST8)にて改善案を採用しない旨入力した場合にも同様に、部品実装作業が継続して実行される。
次に、タクト改善案導出部20cによって導出される生産タクトの改善案の例について、図9〜図13を参照して説明する。ここでは、部品データの変更として、吸着速度や装着速度などの動作速度を変更した場合について例示している。すなわち部品種類によっては、設備能力の最大速度(100%)で作業動作を実行すると吸着ミスや装着位置ずれなどの動作不良が多発することがある。このような場合、速度を低下させることにより動作状態が安定して動作ミスを低減させる可能性があることが知られている。ここでは、複数の部品種類のうち、部品種類Pbの速度を100%から80%に変更することによる生産タクトの悪化を改善する事例について示している。
まず図9は、作業シーケンスの変更によるタクト改善例を示している。なお、図9〜図12において、[P]は部品種類を、[V]は最大速度に対する比率:%で表した速度を示している。各図において、「ターン番号」54に示すターン番号は、実装作業の実行順序を規定する作業シーケンスにおいて、吸着ノズル12bが部品供給部7と基板6との間を往復する各実装ターンに付された番号である。ここでは実行順に(1),(2),(3)の番号が付されている。
「単位ヘッド」55には、吸着ノズル12bに備えられた複数の単位ヘッド12aを個別に特定する単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)が記載されている。そしてこれらの単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)毎に、各ターン番号の実装ターンにおいて各単位ヘッド12aに保持される部品の部品種類[P]および当該部品種類に対応して部品データ22に規定された速度[V]とが並記されている。
ここで図9(a)は、部品データ変更前の状態を示している。ターン番号(1)、(2)、(3)のすべての実装ターンについて、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aにはそれぞれ部品種類Pa、Pc、Pbの各部品がそれぞれ保持される。そしてこれらの、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)においては、ターン番号(1)〜(3)の全てについて100%の速度Vが設定されている。
図9(b)は部品データ変更の内容を示しており、部品種類Pbについて動作ミスの低減を目的として速度Vを、100%から80%に変更(*を付して記載された*80参照)する。なお、図9〜図13において、*を付した項目は部品データ変更に関連することを意味している。このとき、部品種類Pa、Pcについては速度変更は適用されていないものの、部品実装動作では単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aは同一の実装ヘッド12として一体的に移動するため、実際の速度Vはいずれのターン番号(1)〜(3)についても100%ではなく、単位ヘッド番号(3)について設定された80%となる。すなわち1つの部品種類Pbについての速度変更が全ての部品実装動作に対して影響を及ぼし、この結果全体の生産タクトが悪化する。
図9(c)は、このような不都合を防止するために、実装作業の実行順序を規定する作業シーケンスを再生成することによりタクト改善を実現する改善案を示している。すなわちこの改善案では、部品データ変更によって速度が80%に低減された部品種類Pbの部品を、ターン番号(1)の一番目の実装ターンにおいて単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aすべてに保持させ、さらにターン番号(2)、(3)の実装ターンのそれぞれにおいて単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)のすべてに部品種類Pc,Paの部品を保持させるように作業シーケンスを再生成する。
このようなシーケンス再生成により、ターン番号(1)の実装ターンにおいては速度が100%から80%に低下するものの、ターン番号(2)、(3)の実装ターンで速度は部品データ変更前と同様に100%に維持される。すなわち、部品種類Pbの速度変更による生産タクトの悪化を、1回の実装ターンのみに限定することが可能となり、全体の生産タクトの悪化を最小限に抑制することが可能となっている。
次に図10は、部品供給部における部品配置の変更によるタクト改善例を示している。ここで図10(a)は、部品データ変更前の状態を示しており、ターン番号(1)の第1回目の実装ターンについては、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aには、それぞれ部品種類Pa、Pb、Pdの各部品が保持される。またターン番号(2)、(3)の実装ターンについては、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aには、それぞれ部品種類Pa、Pc、Pbの部品がそれぞれ保持される。
これらの単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aにおいては、ターン番号(1)にて単位ヘッド番号(3)に保持される部品種類Pdについてのみ80%の速度Vが設定され、単位ヘッド番号(1)、(3)の単位ヘッド12aに保持される部品種類Pa,Pbについては100%の速度Vが設定されている。そしてターン番号(2)、(3)の実装ターンについては、部品種類Pa,Pb、Pcをそれぞれ保持する単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の全てについて100%の速度Vが設定されている。
図10(b)は部品データ変更の内容を示しており、図9にて示した例と同様に、部品種類Pbについて動作ミスの低減を目的として速度Vを100%から80%に変更(*を付して記載された*80参照)する。このとき図9の例にて説明したように、部品実装動作では単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aは同一の実装ヘッド12として一体的に移動するため、実際の速度Vは当初から速度Vが80%に設定された部品種類Pdを含むターン番号(1)のみならず、ターン番号(2)、(3)の実装ターンについても、当初の100%ではなく単位ヘッド番号(3)について設定された80%となる。すなわち部品種類Pbについての速度変更が他の部品実装動作に対して影響を及ぼし、この結果全体の生産タクトが悪化する。
図10(c)は、このような不都合を防止するために、部品供給部7における部品配置を変更することによりタクト改善を実現する改善案を示している。この改善案では、部品データ変更によって速度が80%に低減された部品種類Pbを、データ変更前の当初より速度Vが80%に設定されていた部品種類Pdと、同一実装ターンにて同時吸着ができるように、すなわち、部品種類Pb,Pdを同時吸着できるように、部品種類Pbの部品を保持したテープフィーダ8を移動するとともに、作業シーケンスを再生成する。
ここでは、ターン番号(1)の実装ターンにおいて単位ヘッド番号(1)、(2)の単位ヘッド12aには部品種類Pbの部品を、単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aには部品種類Pdの部品を保持させるように部品配置を変更する。さらにターン番号(2)の実装ターンにおいて、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)のいずれにも部品種類Pcの部品を保持させ、ターン番号(3)の実装ターンにおいて単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)のいずれにも部品種類Paの部品を保持させるように作業シーケンスを再生成する。
このような部品配置の変更およびシーケンス再生成により、ターン番号(1)の実装ターンにおいては速度Vは当初の設定速度である80%に維持され、さらにターン番号(2)、(3)の実装ターンで、速度Vは部品データ変更前と同様に100%に維持される。すなわち、部品種類Pbの速度変更による生産タクトの悪化の影響を実質的になくすことが可能となっている。
さらに図11、図12は、複数装置間における部品配置の入れ換えによるタクト改善例を示している。ここに示す例においても、図9,図10の例と同様に、部品種類Pbについての速度Vを低減する部品データ変更による生産タクトの悪化を抑制することを目的としている。ここでは、部品実装ライン1aを構成する複数の部品実装装置M4(装置1)、M5(装置2)の間で、テープフィーダ8の入れ替えによる部品配置の変更を行う。このとき、他装置の部品供給部7に同じノズル種類の吸着ノズル12bを用いている実装ヘッド12が存在することが条件となる。
図11(a)は、部品データ変更前における装置1の状態を示している。なお、装置1においては、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aのいずれにもノズル種類Naの吸着ノズル12bが装着されており、部品データ22においてノズル種類Naと対応関係にある部品種類の部品のみが実装作業対象となる。
ターン番号(1)、(2)、(3)のすべての実装ターンについて、単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の単位ヘッド12aにはそれぞれ部品種類Pa、Pc、Pbの各部品がそれぞれ保持される。そしてこれらの単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)においては、ターン番号(1)、(2)、(3)の全てについて100%の速度Vが設定されている。そしてこの状態において、生産タクトはボトルネックタクトとしての30sec.となっている。
図12(a)は、部品データ変更前における装置2の状態を示している。この状態では、当該装置の生産タクトは29sec.であり、当該実装ラインのボトルネックタクトとはなっていない。なお、装置2においては、単位ヘッド番号(1)、(2)にはそれぞれノズル種類Nbの吸着ノズル12bが、単位ヘッド番号(3)にはノズル種類Naの吸着ノズル12bが装着されている。したがって、単位ヘッド番号(1)、(2)については、部品データ22においてノズル種類Nbと対応関係にある部品種類の部品のみが実装作業対象となり、単位ヘッド番号(3)についてはノズル種類Naと対応関係にある部品種類の部品のみが実装作業対象となる。
ターン番号(1)、(2)、(3)のすべての実装ターンについて、単位ヘッド番号(1)の単位ヘッド12aには部品種類Pd、単位ヘッド番号(2)の単位ヘッド12aには部品種類Peが保持される。また単位ヘッド番号55a(3)にはターン番号(1)、(3)の第2回の実装ターンについてのみ、部品種類Pfの各部品が保持される。そして部品種類Pd、部品種類Peについては、いずれも80%の速度Vが設定され、部品種類Pfについては100%の速度Vが設定されている。そしてこの状態において、生産タクトは29sec.となっている。
図11(b)は、部品データ変更の内容を示している。すなわち、図9に示す例と同様の理由により、部品種類Pbについて速度Vを100%から80%に変更(*を付して記載された*80参照)する。この結果、単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aが部品種類Pbの部品を保持するターン番号(3)においては、この速度変更の影響により、1つの実装ヘッド12として一体的に移動する単位ヘッド番号(1)、(2)、(3)の全ての単位ヘッド12aについて速度が低下し、全体としての生産タクト(ボトルネックタクト)が31sec.に悪化する。なお、装置2においては、部品データ変更対象となった部品種類Pbを作業対象としていないことから、部品データ変更による影響はない。したがって図12(b)の内容は、図12(a)と同一内容となる。
図11(c)、図12(c)は、上述の生産タクトの悪化を防止するために、装置1,装置2間における部品配置の入れ換えによりタクト改善を実現する改善案を示している。この改善案では、部品データ変更によって速度が80%に低減された部品種類Pbを、装置1から装置2へ移動させるとともに、作業シーケンスを再生成することにより、当初より速度Vが80%に設定されていた部品種類Pd,Pfと同一実装ターンにて実装対象とするようにしている。
すなわち図11(c)に示すように、部品種類Pbが作業対象とされていたターン番号(3)における単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aによる作業を取り消す。そして図12(c)に示すように、当初作業対象が空白とされていたターン番号(3)の実装ターンにおける単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aによる作業対象として、装置1から移動される部品種類Pbを割り当てる。なお装置1,2において、いずれの単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aにもノズル種類Naが装着されていることから、作業対象の部品の移動がノズル不適合によって妨げられることがない。
この改善案の実行により、装置1においては、部品データ変更によって速度が80%に低減された部品種類Pbをターン番号(3)の実装ターンから除去することができ、当該実装ターンの生産タクトの低下を防止することができる。また装置2においてはターン番号(3)の実装ターンにて作業対象となる部品の速度Vは当初から80%であることから、部品種類Pbの移動に起因する生産タクトの悪化はほとんどない。
次に図13は、吸着ノズルの種類の追加によるタクト改善例を示している。生産データ23においては、当該部品と適合する吸着ノズルのノズル種類との対応関係が規定されており、生産データ23にて規定されたノズル種類以外の吸着ノズルは使用できないようになっている。但し、この対応関係は絶対的に厳密なものではなく、状況によっては当初生産データ23に規定されていなかったノズル種類をある部品種類についての対応ノズルとして追加することが許容される。そして場合によっては、このようなノズル種類の追加によって、生産タクトの改善を図ることができる。以下、具体例を説明する。なお図13において、[P]は部品種類を、[N]は吸着ノズル12bのノズル種類を示している。
図13(a)は、部品データ変更前のノズル対応関係に基づく部品実装動作を示している。ここでは部品種類Pa,Pb,Pc,Pdの部品が作業対象となっており、このうち部品種類Pa,Pc,Pdはノズル種類Naと対応関係にあり、部品種類Pbのみがノズル種類Nbと対応関係にある。ここで単位ヘッド番号(1)、(2)の単位ヘッド12aには、ノズル種類Naの吸着ノズル12bが装着されており、単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aには、ノズル種類Nbの吸着ノズル12bが装着されている。
実装対象となる部品の数量は全体で9個であり、部品種類Paが3個、部品種類Pbが1個、部品種類Pcが4個,部品種類Pdが1個である。このような部品種類別部品数と上述のヘッド別ノズル種類とを勘案して、図13(a)に示す作業シーケンスが決定されている。ここでは、部品種類Pbの部品は1個のみであることから、ノズル種類Nbが装着された単位ヘッド番号55a(3)の単位ヘッド12aは最初のターン番号(1)の実装ターンのみにおいて部品実装を行う。このため、残りの8個を単位ヘッド番号(1)、(2)の単位ヘッド12aにて分担して実装するためには、ターン番号(1)〜(4)の4回の実装ターンが必要とされ、実装ターン回数が増大して生産タクトタイムの悪化を招く。
このような不都合を防止するため、ここに示す例では、タクト改善案として部品種類Pbに対応するノズル種類にノズル種類Naを追加する部品データ変更を行う。これにより、当初はノズル種類Nbによってのみ吸着可能であった部品種類Pbの部品を、ノズル種類Naによって吸着することが可能となる。
そしてこのようなタクト改善案を実行することにより、図13(c)に示すように、ノズル種類Naの吸着ノズル12bをノズル収納部15に追加して単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aにも装着可能とするとともに、作業シーケンスを再生成する。すなわち、当初は単位ヘッド番号(3)では作業対象とすることができなかった部品種類Pc,Pdを、ターン番号(2)、(3)にて単位ヘッド番号(3)の単位ヘッド12aによって作業対象とする。これにより、当初の作業シーケンスでは必要とされたターン番号(4)の実装ターンを実行することなく、9個の部品を全て3回の実装ターンで実装することができ、全体の作業タクトの改善を図ることが可能となっている。
すなわち図9〜図13に示すように、部品実装システム1において生産タクトの改善として導出される改善策には、部品実装装置M4,M5において、吸着ノズル12bによって部品を取り出して基板6に実装する部品実装作業の作業シーケンスの変更(図9)、部品供給部7における部品配置の変更(図10)、使用される吸着ノズルの種類の追加(図13)、複数の部品実装装置間における部品配置の入れ換え(図11,図12)のうち、少なくとも1つが含まれる形態となっている。なお、上述の実装動作条件情報以外であっても、生産タクトに影響を及ぼすと考えられる実装動作条件情報であれば、改善案の対象として取り入れることができる。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装方法および部品実装システムでは、部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて部品を基板に実装するに際し、部品データが変更された場合に、生産データに基づいて生産タクトのシミュレーションを実行し、部品データの変更後の生産タクトのシミュレーション結果を、部品データの変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して比較結果を出力し、さらに部品データの変更後のシミュレーション結果に基づいて、生産タクトを対象とする改善策を導出して出力するようにしている。
このような比較結果を参照することにより、部品データの変更に伴って、当該時点で生産中の基板種類のみならず,当該部品データと生産データがリンクされた別の基板種類も含めた生産タクトへの影響についての明確な情報を得ることができる。さらに、部品データの変更に伴う生産効率面への悪影響に対する改善策を提示することにより、良好な生産性を確保することができる。
本発明の部品実装方法および部品実装システムは、部品データの変更に伴う生産タクトへの影響についての明確な情報を得ることができるという効果を有し、部品を基板に実装して実装基板を生産する部品実装分野において有用である。
1 部品実装システム
1a 部品実装ライン
6 基板
7 部品供給部
8 テープフィーダ
12 実装ヘッド
12a 単位ヘッド
12b 吸着ノズル
13 部品実装機構
15 ノズル収納部

Claims (6)

  1. 部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて部品を基板に実装する部品実装装置における部品実装方法であって、
    前記部品データが変更された場合に、前記生産データに基づいて生産タクトのシミュレーションを実行するシミュレーション実行工程と、
    前記部品データの変更後の生産タクトのシミュレーション結果を、部品データの変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して比較結果を出力する比較結果出力工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記部品データには、前記部品実装装置による前記部品の実装動作の条件を規定した実装動作条件情報が含まれることを特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
  3. 前記実装動作条件情報には、前記部品実装装置において、吸着ノズルによって部品を吸着して取り出す際の吸着速度、取り出した部品を撮像手段によって撮像する際の撮像条件、部品を基板に装着する際の装着速度および使用される吸着ノズルの種類のうち、少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項2に記載の部品実装方法。
  4. 部品データとリンク付けされた複数の生産データを用いて部品を基板に実装する部品実装システムであって、
    部品を基板に実装する作業を実行する部品実装装置を有する部品実装ラインと、
    前記部品データが変更された場合に、前記生産データに基づいて生産タクトのシミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
    前記部品データの変更後の生産タクトのシミュレーション結果を、部品データの変更前の生産タクトまたは生産タクトのシミュレーション結果と比較して比較結果を出力する比較結果出力部とを備えたことを特徴とする部品実装システム。
  5. 前記部品データには、前記部品実装装置による前記部品の実装動作の条件を規定した実装動作条件情報が含まれることを特徴とする請求項4記載の部品実装システム。
  6. 前記実装動作条件情報には、前記部品実装装置において、吸着ノズルによって部品を吸着して取り出す際の吸着速度、取り出した部品を撮像手段によって撮像する際の撮像条件、部品を基板に装着する際の装着速度および使用される吸着ノズルの種類のうち、少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項5に記載の部品実装システム。
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