JP2016024745A - 双方向データ通信システム、スポーツ支援システム、研修支援システム、スポーツ支援方法、研修支援方法及び研修方法、並びに、それらの方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

双方向データ通信システム、スポーツ支援システム、研修支援システム、スポーツ支援方法、研修支援方法及び研修方法、並びに、それらの方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムを提供すること。
【解決手段】情報端末からの送信データを受信し、グループ内で共有する共有データを複数の情報端末に送信する送受信手段と、送受信手段が受信した送信データを記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶した送信データに基づいて共有データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段が生成した共有データを情報端末に送信する制御手段とを有し、データ生成手段は、送信データを受信する際に端末IDに基づいてグループIDを選定し、選定したグループIDに基づいてグループを特定し、特定したグループで共有する共有データを生成し、制御手段は特定したグループ内の複数の情報端末のみに共有データを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムに関する。また、本発明は、その双方向データ通信システムを用いたスポーツ支援システム若しくは研修支援システム、又は、スポーツ支援方法、研修支援方法若しくは研修方法に関するものであってもよい。
特許文献1では、双方向データ通信システムとして、データ放送番組ごとに指定されたコンテンツIDとコンテンツIDに対応する双方向サービスIDを発番し、データ放送送出装置から指定されたコンテンツIDに対応するオンエア情報を収集し、データ放送双方向サーバ装置を用いて双方向サービス利用情報及び双方向サービスIDに基づいて双方向サービスを提供する技術を開示している。
特開2008−78919号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信する場合に、グループ内で共有する共有データを複数の情報端末に送信することができない場合がある。また、特許文献1には、複数のグループにおいて各グループ内で双方向にデータ通信する場合に、特定のグループ内の複数の情報端末のみに共有データを送信する技術が記載されていない。更に、特許文献1には、複数のグループにおいて、特定のグループ内の複数の情報端末のみに共有データを送信するシステムを用いたスポーツを支援するスポーツ支援方法、研修を支援する研修支援方法、又は、研修方法に関する技術が記載されていない。
本発明は、複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信することができる双方向データ通信システム又はその双方向データ通信システムを用いたスポーツ支援システム、研修支援システム、スポーツ支援方法、研修支援方法若しくは研修方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一つの実施形態は、複数の情報端末を包含するグループ内で前記情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムであって、前記情報端末からの送信データを受信し、前記グループ内で共有する共有データを複数の前記情報端末に送信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した前記送信データに基づいて、前記共有データを生成するデータ生成手段と、前記送受信手段を用いて、前記データ生成手段が生成した前記共有データを前記情報端末に送信する制御手段と、を有し、前記送受信手段は、前記情報端末から前記送信データを受信するときに、該情報端末を特定する端末IDを受信し、前記記憶手段は、複数のグループにおいて各グループに対応するグループIDを予め記憶し、各グループに属する複数の前記情報端末の複数の前記端末IDを前記グループIDに対応付けてそれぞれ記憶し、且つ、前記端末IDに対応付けて前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶し、前記データ生成手段は、前記送信データを受信する際に前記端末IDに基づいて前記グループIDを選定し、選定した前記グループIDに基づいて該送信データを送信した前記グループを特定し、特定した該グループで共有する前記共有データを生成し、前記制御手段は、前記データ生成手段が生成した前記共有データを送信する際に、前記データ生成手段が前記グループIDに基づいて特定した該グループ内の複数の前記情報端末のみに該共有データを送信する、ことを特徴とする双方向データ通信システムを提供する。また、前記共有データは、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データであり、前記記憶手段は、前記グループIDに対応付けて、複数のグループにおいてそれぞれのグループにのみで共有する共有情報を予め記憶し、前記データ生成手段は、前記共有情報を更に用いて、前記送信データに基づいて、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データの前記共有データを生成する、ことを特徴とする双方向データ通信システムであってもよい。
本発明の他の実施形態は、上記のいずれか一つの双方向データ通信システムと、前記情報端末が送信した前記送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段とを含むスポーツ支援システムであって、前記第2の制御手段は、前記送信データが所定のデータであるか否かを判断し、前記送信データが前記所定のデータである場合に該送信データを送信した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該情報端末の属するグループの勝敗を判定する、ことを特徴とするスポーツ支援システムを提供する。また、前記第2の制御手段は、前記情報端末が送信した前記送信データを用いて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する、ことを特徴とするスポーツ支援システムであってもよい。
本発明の他の実施形態は、上記のいずれか一つのスポーツ支援システムと、研修結果を評価する課題評価手段とを含む研修支援システムであって、前記情報端末は、他の情報端末及び課題目標物を検出する検出手段と、前記共有データを表示する表示手段とを更に備え、前記検出手段が前記他の情報端末又は前記課題目標物を検出したときに検出結果を前記送受信手段に送信し、前記検出手段は、前記検出結果として、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データを検出し、前記制御手段は、前記検出結果として前記他の情報端末を検出した結果を前記送受信手段が受信したときに前記共有データを該他の情報端末に送信することを停止し、前記検出結果として前記課題目標物を検出した結果を前記送受信手段が受信したときに前記課題目標物を検出した結果を前記課題評価手段に送信し、前記課題評価手段は、前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、該課題目標物を検出した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該課題目標物を検出した該情報端末の属するグループが課題を達成したと評価する、ことを特徴とする研修支援システムを提供する。
本発明の他の実施形態は、複数の情報端末を包含するグループ内で前記情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムと、前記情報端末が送信した送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段とを用いて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計するスポーツ支援方法であって、前記双方向データ通信システムは、前記情報端末からの前記送信データを受信し、該情報端末に共有データを送信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した前記送信データに基づいて前記情報端末に送信する前記共有データを生成するデータ生成手段と、前記送受信手段を用いて前記データ生成手段が生成した前記共有データを前記情報端末に送信する制御手段とを有し、前記記憶手段を用いて、複数のグループにおいて各グループに対応するグループIDを記憶し、各グループに属する複数の前記情報端末の複数の前記端末IDを前記グループIDに対応付けてそれぞれ記憶し、その後スポーツを開始する開始ステップと、前記送受信手段を用いて、前記情報端末から前記送信データを受信し、且つ、該情報端末を特定する端末IDを受信する受信ステップと、前記記憶手段を用いて、前記受信ステップで受信した前記送信データを前記端末IDに対応付けて記憶する記憶ステップと、前記データ生成手段を用いて、前記送信データを受信するときに前記端末IDに基づいて前記グループIDを選定し、選定した前記グループIDに基づいて該送信データを送信した前記グループを特定し、特定した該グループで共有する前記共有データを生成する生成ステップと、前記制御手段を用いて、前記生成ステップで生成した前記共有データを送信する際に、前記データ生成手段が選定した前記グループIDに基づいて、前記データ生成手段が特定した該グループ内の複数の前記情報端末のみに該共有データを送信する共有ステップと、前記第2の制御手段を用いて、前記情報端末が送信した前記送信データに基づいて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する集計ステップと、前記第2の制御手段を用いて、前記送信データが所定のデータであるか否かを判断し、前記送信データが前記所定のデータである場合に該送信データを送信した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該情報端末の属するグループの勝敗を判定する勝敗判定ステップと、を含む、ことを特徴とするスポーツ支援方法を提供する。また、上記のスポーツ支援方法を用いて研修を実施し、実施中の検出結果に基づいて研修を評価する課題評価手段を用いて研修を支援する研修支援方法であって、前記情報端末は、他の情報端末及び課題目標物を検出する検出手段と前記共有データを表示する表示手段とを更に備え、前記検出手段を用いて前記他の情報端末又は前記課題目標物を検出したときに、前記送受信手段を用いて検出結果を受信する検出結果受信ステップと、前記検出結果受信ステップで前記他の情報端末を検出した結果を受信したときに、前記制御手段を用いて前記共有データを該他の情報端末に送信することを停止する送信停止ステップと、前記検出結果受信ステップで前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、前記課題目標物を検出した結果を前記課題評価手段に送信する課題送信ステップと、前記課題送信ステップで前記課題評価手段が前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、前記検出結果受信ステップで前記課題目標物を検出した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該課題目標物を検出した該情報端末の属するグループが課題を達成したと評価する研修評価ステップと、を含む、ことを特徴とする研修支援方法であってもよい。また、上記の研修支援方法を含む研修方法であって、戦略を決定し、決定した前記戦略に基づいて戦術を立案する研修開始ステップを更に含み、前記生成ステップは、前記研修開始ステップで立案した前記戦術及び/又は前記検出結果受信ステップで受信した前記検出結果を更に用いて、生成した前記共有データを更新し、前記共有ステップは、前記生成ステップで更新した前記共有データを前記情報端末に更に送信し、前記研修評価ステップは、少なくとも前記研修開始ステップで立案した戦術及び前記検出手段で検出した検出結果に基づいて、研修結果を評価する、ことを特徴とする研修方法であってもよい。
また、本発明の他の実施形態は、上記のスポーツ支援方法、上記の研修支援方法又は上記の研修方法のいずれか一つをコンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。また、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。
本発明に係る双方向データ通信システム又はその双方向データ通信システムを用いたスポーツ支援システム、研修支援システム、スポーツ支援方法、研修支援方法若しくは研修方法によれば、複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信することができる。
本発明の実施形態に係る双方向データ通信システムの一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る双方向データ通信システムで用いるグループID及び端末IDの一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る双方向データ通信システムで用いる送信データの一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る双方向データ通信システムで用いる共有データの一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る双方向データ通信システムの動作の一例を説明するフローチャート図である。 本発明の実施例1に係るスポーツ支援システムの一例を示す概略構成図である。 本発明の実施例1に係るスポーツ支援システムに用いるフィールドの一例を示す概略構成図である。 本発明の実施例1に係るスポーツ支援システムの動作の一例を説明するフローチャート図である。 本発明の実施例2に係る研修支援システムの一例を示す概略構成図である。 本発明の実施例2に係る研修支援システムの検出手段の一例を説明する説明図である。 本発明の実施例2に係る研修支援システムの表示手段の表示結果の一例を説明する説明図である。 本発明の実施例2に係る研修支援システムの動作の一例を説明するフローチャート図である。 本発明の実施例2に係る研修支援システムの課題目標物の一例を説明する説明図である。 本発明の実施例3に係る研修システムの一例を示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る研修システムの計画・実行・改善サイクルの一例を説明する説明図である。 本発明の実施例3に係る研修システムの動作の一例を説明するフローチャート図である。
複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信する実施形態に係る双方向データ通信システムの例を用いて、本発明を説明する。なお、本発明は、以下に説明する双方向データ通信システム以外でも、複数の端末から送信された情報(データ、電子データ、電子情報など)に基づいて情報(画像データ、文字データ、音声データ、動画データなど)を生成して、生成した情報を共有するもの(装置、機械、部品、システム、アプリケーションなど)であれば、いずれのものにも用いることができる。本発明は、例えば複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信することができる双方向データ通信システムを用いたスポーツ支援システム、研修支援システム、スポーツ支援方法、研修支援方法若しくは研修方法に利用することができる。なお、本発明は、スタンドアロンの装置(専用装置等)であってもよいし、ネットワークを介して複数の端末と通信可能な装置(PC(Personal Computer)やサーバ等のコンピュータ)であってもよい。また、本発明は、1台のコンピュータに限定されることはなく、複数台のコンピュータ各々が必要なデータを記憶しながら、相互に連携するものであってもよい。
下記に示す順序で、本発明を説明する。
1.双方向データ通信システムの構成
2.双方向データ通信システムの動作
3.実施例
3−1 実施例1に係るスポーツ支援システム
3−2 実施例2に係る研修支援システム
3−3 実施例3に係る研修システム
(1.双方向データ通信システムの構成)
図1を用いて、本発明の実施形態に係る双方向データ通信システム100の構成を説明する。ここで、図1は、本発明に係る双方向データ通信システムの一例を示す概略構成図である。なお、図1に示す双方向データ通信システムの構成は一例であり、本発明は図1に示す双方向データ通信システムに限定されるものではない。
図1に示すように、双方向データ通信システム100は、双方向データ通信システム100の全体の動作を制御する制御手段10と、情報端末にデータを送受信する送受信手段11と、送受信手段11が受信したデータを記憶する記憶手段12と、記憶手段12が記憶したデータに基づいて複数の情報端末で共有するデータ(以下、共有データという)を生成するデータ生成手段13と、を有する。
本発明に係る双方向データ通信システム100は、複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信するシステムである。双方向データ通信システム100は、本実施形態では、データ生成手段13を用いて記憶手段12が記憶したデータに基づいて共有データを生成し、送受信手段11を用いて共有データを複数の情報端末に送信して共有する。
なお、情報端末は、通信装置(LAN、無線LAN、インターネットなど)を介して、送受信手段11(双方向データ通信システム100)と情報の入出力を行うものであってもよい。また、情報端末は、例えばタブレット、スマートフォン、携帯端末、ノートPCなどであってもよい。ここで、通信装置は、例えばネットワークを介して他の装置とIP(Internet Protocol)通信等を行う部分であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
以下に、各構成を具体的に説明する。
制御手段10は、双方向データ通信システム100の各構成に動作を指示し、双方向データ通信システム100の動作を制御する手段である。制御手段10は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリで構成される演算装置を用いることができる。また、制御手段10は、双方向データ通信システム100に予め搭載されている演算装置、コントローラ又はその他制御手段を利用する構成であってもよい。なお、制御手段10は、 例えば所定のメモリを介して各部間のデータの受け渡しを行うととともに、システム全体の制御を行い、例えばCPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
送受信手段11は、情報端末からの送信データを受信し、グループ内で共有する共有データを複数の情報端末に送信する手段である。送受信手段11は、本実施形態では、情報端末から送信データを受信するときに、送信元の情報端末を特定する端末IDを受信する。なお、送受信手段11は、情報端末(タブレットなど)に予め搭載されている機能(無線通信機能、有線通信機能など)を利用して、情報端末と情報の送受信をする構成であってもよい。
ここで、送信データとは、文字データ、画像データ、音声データ、動画データ、又は、その他電子的に送受信可能な情報である。また、共有データは、文字データ、画像データ、音声データ、動画データ、又は、その他電子的に送受信可能な情報である。
記憶手段12は、双方向にデータ通信するために必要な情報を記憶する手段である。記憶手段12は、本実施形態では、複数のグループにおいて各グループに対応するグループIDを予め記憶し、各グループに属する複数の情報端末の複数の端末IDをグループIDに対応付けてそれぞれ記憶する。具体的には、記憶手段12は、図2に示すように、グループA及びグループBにおいて、グループAに対応するグループID「gA」を記憶し、グループBに対応するグループID「gB」を記憶する。また、記憶手段12は、グループAに属する複数の情報端末の複数の端末ID「a1」「a2」「a3」「a4」をグループID「gA」に対応付けて記憶し、グループBに属する複数の情報端末の複数の端末ID「b1」「b2」「b3」「b4」をグループID「gB」に対応付けて記憶する。
記憶手段12は、本実施形態では、グループIDに対応付けて、複数のグループにおいてそれぞれのグループにのみで共有する共有情報を予め記憶する。また、記憶手段12は、端末IDに対応付けて、送受信手段11が受信した送信データを記憶する。更に、記憶手段12は、データ生成手段13が生成した共有データを記憶する。
記憶手段12は、電子情報をデータベースとして記憶する公知の技術(ハードディスク、メモリなど)を用いることができる。なお、記憶手段12は、グループID、端末ID、送信データ及び共有データ以外の情報も記憶する構成であってもよい。また、 記憶手段12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置を用いてもよい。
データ生成手段13は、情報端末が送信した送信データに基づいて、共有データを生成手段である。データ生成手段13は、本実施形態では、送受信手段11が送信データを受信する際に、端末IDに基づいて選定したグループIDを用いて送信データを送信したグループを特定するグループ特定部13aと、特定したグループで共有する共有データを生成する共有データ生成部13bと、を備える。
データ生成手段13(グループ特定部13a及び共有データ生成部13b)は、例えばCPU及びメモリで構成される演算装置を用いることができる。なお、データ生成手段13(グループ特定部13a及び共有データ生成部13b)は、制御手段10の演算装置を利用する構成であってもよい。
グループ特定部13aは、送受信手段11が複数の情報端末から送信データを受信する際に、例えば図3に示すように複数の送信データ(Abcd、Efgh、Ijkl、Mnop)に対応する複数の端末ID「a1」「a2」「a3」「a4」に基づいて、記憶手段12に記憶されている情報を用いて、グループID「gA」を選定する。これにより、グループ特定部13aは、選定したグループID「gA」を用いて、送信データ(Abcdなど)を送信したグループAを特定する。また、グループ特定部13aは、同様に、図3に示すように複数の送信データ(123、456、789、012)に対応する複数の端末ID「b1」「b2」「b3」「b4」に基づいて、記憶手段12に記憶されている情報を用いて、グループID「gB」を選定する。これにより、グループ特定部13aは、選定したグループID「gB」を用いて、送信データ(123など)を送信したグループBを特定する。
共有データ生成部13bは、グループ特定部13aが特定したグループで共有する共有データを生成する。共有データ生成部13bは、例えば図3に示すように複数の送信データ(Abcd、Efgh、Ijkl、Mnop、123、456、789、012)を用いて、図4に示すようにグループAで共有する共有データ(Abcd Efgh Ijkl Mnop)及びグループBで共有する共有データ(123 456 789 012)を生成する。また、共有データ生成部13bは、記憶手段12が予め記憶している共有情報を更に用いて、送信データに基づいて、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データの共有データを生成する。共有データ生成部13bは、例えば後述する図11(b)の画像データを生成する。
(2.双方向データ通信システムの動作)
図5を用いて、双方向データ通信システム100(図1)が複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信する動作(双方向データ通信方法)を説明する。ここで、図5は、本発明の実施形態に係る双方向データ通信システム100の動作の例を説明するフローチャート図である。なお、図5に示す双方向データ通信システムの動作は一例であり、本発明は図5に示す双方向データ通信システムの動作に限定されるものではない。
図5に示すように、双方向データ通信システム100は、ステップS501において、先ず、制御手段10(図1)を用いて、データを共有する動作を開始する。制御手段10は、例えば双方向データ通信システム100の外部から入力された情報に応じて、データを共有する動作を開始することができる。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS502に進む。
次に、ステップS502において、双方向データ通信システム100は、記憶手段12(図1)を用いて、グループID、端末ID等を記憶する。記憶手段12は、例えば図2に示すように、端末IDをグループIDに対応付けて記憶する。なお、記憶手段12は、グループID、端末ID等を予め記憶しているデータベースなどを利用する構成であってもよい。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS503に進む。
次いで、ステップS503において、双方向データ通信システム100は、送受信手段11(図1)を用いて、情報端末からの送信データを受信し、且つ、情報端末を特定する端末IDを受信する。具体的には、送受信手段11は、例えば図4に示す送信データを受信することができる。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS504に進む。
ステップS504において、双方向データ通信システム100は、記憶手段12を用いて、送信データ等を記憶する。ここで、記憶手段12は、ステップS503で受信した送信データを端末IDに対応付けて記憶する。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS505に進む。
ステップS505において、双方向データ通信システム100は、データ生成手段13(図1)を用いて、ステップS504で受信した送信データを送信したグループを特定する。具体的には、グループ特定部13a(データ生成手段13)は、ステップS504で送受信手段11が複数の情報端末から送信データを受信する際に、例えば図3に示すように複数の送信データ(Abcd、Efgh、Ijkl、Mnop)に対応する複数の端末ID「a1」「a2」「a3」「a4」に基づいて、記憶手段12に記憶されている情報を用いて、グループID「gA」を選定する。次に、グループ特定部13aは、選定したグループID「gA」を用いて、送信データ(Abcdなど)を送信したグループAを特定する。なお、グループBの場合も同様のため、説明を省略する。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS506に進む。
ステップS506において、双方向データ通信システム100は、データ生成手段13を用いて、ステップS504で受信した送信データに基づいて、ステップS505で特定したグループで共有する共有データを生成する。具体的には、共有データ生成部13b(データ生成手段13)は、例えば図3に示すように複数の送信データ(Abcd、Efgh、Ijkl、Mnop)を用いて、図4に示すようにグループAで共有する共有データ(Abcd Efgh Ijkl Mnop)を生成する。また、共有データ生成部13b(データ生成手段13)は、例えば後述する図11(a)に示すように複数の画像データ(a1img、a2img、a3img、a4img)を用いて、図11(b)に示すようにグループAで共有する共有データ(Bグループ全体を示す撮像データ)を生成する。このとき、双方向データ通信システム100は、記憶手段12を用いて、生成した共有データを記憶してもよい。なお、グループBで共有する共有データの生成も同様のため、説明を省略する。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS507に進む。
ステップS507において、双方向データ通信システム100は、制御手段10を用いて、ステップS506で生成した共有データを情報端末に送信する。具体的には、制御手段10は、送受信手段11を用いて、ステップS506で生成した共有データを送信する際に、ステップS505で特定したグループ内の複数の情報端末のみに共有データ(例えば図4、図11(b))を送信する。その後、双方向データ通信システム100は、ステップS508に進む。
ステップS508において、双方向データ通信システム100は、制御手段10を用いて、データを共有する動作を繰り返すか否かを判断する。制御手段10は、例えば双方向データ通信システム100の外部から入力された情報に基づいて、共有する動作を繰り返すか否かを判断することができる。これにより、双方向データ通信システム100は、所望の時間の間、データを共有することができる。その後、データを共有する動作を繰り返すと判断した場合には、双方向データ通信システム100は、ステップS503に戻る。データを共有する動作を終了すると判断した場合には、双方向データ通信システム100は、図中の「END」に進み、共有する動作を終了する。
以上のとおり、本発明に係る双方向データ通信システム100は、複数の情報端末を包含するグループ内で情報端末に双方向にデータ通信する場合に、グループ内で共有する共有データを複数の情報端末に送信することができる。また、本発明に係る双方向データ通信システム100は、複数のグループにおいて各グループ内で双方向にデータ通信する場合に、特定のグループ内の複数の情報端末のみに共有データを送信することができる。
実施形態に係る双方向データ通信システム100を含むスポーツ支援システム、研修支援システム及び研修システムの実施例を用いて、本発明を説明する。なお、本発明は、以後に説明するスポーツ支援システム、研修支援システム及び研修システム以外でも、双方向データ通信システム100が受信した情報に基づいて生成した情報を共有するものであれば、いずれのものにも用いることができる。
(実施例1)
(スポーツ支援システムの構成)
図6を用いて、本発明の実施例に係るスポーツ支援システム110の構成を説明する。ここで、図6は、本実施例に係るスポーツ支援システム110の一例を説明する概略構成図である。
図6に示すように、本実施例に係るスポーツ支援システム110は、実施形態に係る双方向データ通信システム100と、情報端末が送信した送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段20とを含む。本実施例に係るスポーツ支援システム110は、例えば図7に示すようにフィールド内で、Aグループを構成する複数のスポーツ実施者が携帯する情報端末a1、a2、a3及びa4と、Bグループを構成する複数のスポーツ実施者が携帯する情報端末b1、b2、b3及びb4とにおいて、Aグループ内のみ及びBグループ内のみで情報を共有するスポーツを支援する。
ここで、図7に示すフィールドに配置した障害は、可動式であってもよい。これにより、様々な形状のフィールドを設置することができる。また、複数のレイアウトでのプレーが可能となる。
なお、以後の説明では、前述の実施形態に係る双方向データ通信システム100と異なる部分を主に説明する。
第2の制御手段20は、グループの勝敗を判定する手段である。第2の制御手段20は、本実施例では、送信データが所定のデータであるか否かを判断する。これにより、第2の制御手段20は、送信データが所定のデータである場合に、送信データを送信した情報端末の端末IDに対応するグループIDに基づいて、情報端末の属するグループの勝敗を判定する。第2の制御手段20は、所定のデータとして、例えば送信データが図7に示す目標物Aに関するデータであるときに、グループBが勝利したと判断することができる。第2の制御手段20は、所定のデータとして、例えば送信データが図7に示す目標物Bに関するデータであるときに、グループAが勝利したと判断することができる。
(スポーツ支援システムの動作)
図8を用いて、スポーツ支援システム110(図6)がスポーツを支援する動作を説明する。ここで、図8は、本発明の実施例に係るスポーツ支援システムの動作(スポーツ支援方法)の例を説明するフローチャート図である。なお、図8に示すスポーツ支援システムの動作は一例であり、本発明は図8に示すスポーツ支援システムの動作に限定されるものではない。
図8に示すように、スポーツ支援システム110は、ステップS801において、先ず、制御手段10(図6)を用いて、スポーツを支援する動作を開始する。制御手段10は、例えばスポーツ実施者又はスポーツ支援システム110外部から入力された情報に応じて、スポーツを支援する動作を開始することができる。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS802に進む。
次に、ステップS802において、スポーツ支援システム110は、双方向データ通信システム100の記憶手段12(図6)を用いて、グループID、端末ID等を記憶する(開始ステップ)。なお、記憶手段12が記憶する動作は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(ステップS502)と同様のため、説明を省略する。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS803に進む。
次いで、ステップS803において、スポーツ支援システム110は、双方向データ通信システム100の送受信手段11(図6)を用いて、情報端末から送信データを受信し、且つ、情報端末を特定する端末IDを受信する(受信ステップ)。本実施例では、送受信手段11は、スポーツ実施者が情報端末を用いて送信する送信データを受信する。なお、送受信手段11が受信する動作は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(ステップS503)と同様のため、説明を省略する。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS804に進む。
ステップS804において、スポーツ支援システム110は、記憶手段12を用いて、送信データ等を記憶する(記憶ステップ)。本実施例では、記憶手段12は、ステップS803で受信した送信データを端末IDに対応付けて記憶する。なお、記憶手段12が記憶する動作は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(ステップS504)と同様のため、説明を省略する。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS805に進む。
ステップS805において、スポーツ支援システム110は、双方向データ通信システム100のデータ生成手段13(図6)を用いて、ステップS804で受信した送信データを送信したグループを特定する。本実施例では、グループ特定部13a(データ生成手段13)は、ステップS804で送受信手段11が複数の情報端末(複数のスポーツ実施者)から送信データを受信する際に、複数の情報端末(複数のスポーツ実施者)の端末IDに基づいて、記憶手段12に記憶されている情報を用いて、グループIDを選定する。次に、グループ特定部13aは、選定したグループIDを用いて、送信データを送信したグループを特定する。なお、グループ特定部13aが特定する動作は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(ステップS505)と同様のため、説明を省略する。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS806に進む。
ステップS806において、スポーツ支援システム110は、データ生成手段13を用いて、ステップS804で受信した送信データに基づいて、ステップS805で特定したグループで共有する共有データを生成する(生成ステップ)。本実施例では、共有データ生成部13b(データ生成手段13)は、同一グループの複数の送信データを用いて、グループ内(同一グループの複数のスポーツ実施者)で共有する共有データを生成する。なお、共有データ生成部13bが生成する動作は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(ステップS506)と同様のため、説明を省略する。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS807に進む。
ステップS807において、スポーツ支援システム110は、制御手段10を用いて、ステップS806で生成した共有データを情報端末(同一グループの複数のスポーツ実施者)に送信する(共有ステップ)。ここで、スポーツ実施者が情報端末の表示手段を用いて、共有データ(例えば後述する図11(a)、図11(b))を確認されるものであってもよい。なお、制御手段10が共有データを送信(共有)する動作は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(ステップS507)と同様のため、説明を省略する。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS808に進む。
ステップS808において、スポーツ支援システム110は、第2の制御手段20(図6)を用いて、ステップS803で情報端末が送信した送信データに基づいて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する(集計ステップ)。また、スポーツ支援システム110は、第2の制御手段20を用いて、ステップS803で情報端末が送信した送信データが所定のデータであるか否かを判断し、送信データが所定のデータである場合に送信データを送信した情報端末の端末IDに対応するグループIDに基づいて、情報端末の属するグループの勝敗を判定する(勝敗判定ステップ)。その後、スポーツ支援システム110は、ステップS809に進む。
ステップS809において、スポーツ支援システム110は、制御手段10を用いて、スポーツを支援する動作を繰り返すか否かを判断する。具体的には、ステップS808で勝敗を判断した場合には、スポーツ支援システム110は、図中の「END」に進み、スポーツを支援する動作を終了する。ステップS808で勝敗を判断しなかった場合には、スポーツ支援システム110は上記のステップS803からステップS808の動作を繰り返す。これにより、スポーツ支援システム110は、スポーツを実施中においては得点を集計し、スポーツを終了するときには勝敗を判定することができる。
以上のとおり、本発明の実施例に係るスポーツ支援システム110によれば、実施形態に係る双方向データ通信システム100と同様の効果を得ることができる。また、本実施例に係るスポーツ支援システム110によれば、対戦型団体スポーツを通じて、チームワークや戦略を学ぶことができる。更に、本実施例に係るスポーツ支援システム110を研修に利用することによって、チームで学ぶ強い組織の条件体験型スポーツ研修を実施することができる。
(スポーツ支援方法のプログラム及び記録媒体)
本発明に係るスポーツ支援方法のプログラムPr1は、前述の実施形態に係る複数の情報端末を包含するグループ内で前記情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムと、前記情報端末が送信した送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段とを用いて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計するスポーツ支援方法であって、前記双方向データ通信システムは、前記情報端末からの前記送信データを受信し、該情報端末に共有データを送信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した前記送信データに基づいて前記情報端末に送信する前記共有データを生成するデータ生成手段と、前記送受信手段を用いて前記データ生成手段が生成した前記共有データを前記情報端末に送信する制御手段とを有し、前記記憶手段を用いて、複数のグループにおいて各グループに対応するグループIDを記憶し、各グループに属する複数の前記情報端末の複数の前記端末IDを前記グループIDに対応付けてそれぞれ記憶し、その後スポーツを開始する開始ステップと、前記送受信手段を用いて、前記情報端末から前記送信データを受信し、且つ、該情報端末を特定する端末IDを受信する受信ステップと、前記記憶手段を用いて、前記受信ステップで受信した前記送信データを前記端末IDに対応付けて記憶する記憶ステップと、前記データ生成手段を用いて、前記送信データを受信するときに前記端末IDに基づいて前記グループIDを選定し、選定した前記グループIDに基づいて該送信データを送信した前記グループを特定し、特定した該グループで共有する前記共有データを生成する生成ステップと、前記制御手段を用いて、前記生成ステップで生成した前記共有データを送信する際に、前記データ生成手段が選定した前記グループIDに基づいて、前記データ生成手段が特定した該グループ内の複数の前記情報端末のみに該共有データを送信する共有ステップと、前記第2の制御手段を用いて、前記情報端末が送信した前記送信データに基づいて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する集計ステップと、前記第2の制御手段を用いて、前記送信データが所定のデータであるか否かを判断し、前記送信データが前記所定のデータである場合に該送信データを送信した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該情報端末の属するグループの勝敗を判定する勝敗判定ステップと、を含む、ことを特徴とするスポーツ支援方法を実行する。
上記のプログラムPr1によれば、本発明に係るスポーツ支援システム110(前述)と同等の効果が得られる。
また、本発明は、プログラムPr1を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体Md1としてもよい。記録媒体Md1には、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD、メモリーカード、及び、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置などのコンピュータ読み取り可能な媒体を利用することができる。更に、本発明は、プログラムPr1をインターネット等のネットワークを介して送信することが可能な伝送可能媒体であってもよい。
(実施例2)
(研修支援システムが支援する研修について)
フィールドに点対象に配置された障害物によって、個々のプレーヤーは相手の位置を部分的にしか把握することができない研修を実施する。また、プレーヤー同士で情報を共有し、統合することで相手の全体配置を推測する研修を実施する。更に、相手の配置を推測したうえで次の打ち手を考え、相手も同様に対策を講じてくるため、それに対応する次の策を検討する研修を実施することができる。
実際のビジネスのシチュエーションにおいても、情報は限定的であり、複数の観点からの情報を集めて競合相手の戦略を把握する必要がある。また、相手の出方によって状況が変わる。
本研修では、このような実際のビジネス上重要な「自己と他者との情報を統合して俯瞰的な視野を持つ」という分析作業を繰り返し行う。これにより、戦略立案に必要な現状分析を学ぶことができる。
(研修支援システムの構成)
図9を用いて、本発明の実施例に係る研修支援システム120の構成を説明する。ここで、図9は、本実施例に係る研修支援システム120の例を説明する概略構成図である。
図9に示すように、本実施例に係る研修支援システム120は、実施形態に係る双方向データ通信システム100と、情報端末が送信した送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段20と、研修結果を評価する課題評価手段30とを含む。本実施例に係る研修支援システム120は、例えば図7に示すように、フィールド内でAグループを構成する複数の研修受講者(スポーツ実施者)がそれぞれ携帯する情報端末a1、a2、a3及びa4と、Bグループを構成する複数の研修受講者(スポーツ実施者)がそれぞれ携帯する情報端末b1、b2、b3及びb4とを利用して、Aグループ内のみ及びBグループ内のみで情報を共有する研修を支援する。
なお、以後の説明では、前述の実施形態に係る双方向データ通信システム100又はスポーツ支援システム110と異なる部分を主に説明する。
情報端末は、本実施例では、他の情報端末及び課題目標物を検出する検出手段31と、共有データを表示する表示手段32とを更に備える。情報端末は、検出手段31が他の情報端末又は課題目標物を検出したときに検出結果を送受信手段11に送信する。なお、表示手段32は、情報端末(タブレットなど)に予め搭載されている機能(液晶ディスプレイ、有機EL、タッチパネルなど)を利用する構成であってもよい。
図10を用いて、検出手段31の例を説明する。検出手段31は、図10(a)に示すようにメガネ型携帯端末、コンタクトレンズ型携帯端末及びその他視野を撮像する端末を用いることができる。また、検出手段31は、図10(b)に示すように、射撃型の携帯端末(BB弾、レーザー光線、発信側と受信側から成り立つ電子的な手法など)を用いてもよい。なお、図10に示す検出手段31は一例であり、本発明に用いることができる検出手段は図10に示す検出手段31に限定されるものではない。
図11を用いて、表示手段32の表示結果の例を説明する。表示手段32は、図11(a)に示すように、例えばAグループを構成する複数の研修受講者(スポーツ実施者)がそれぞれ検出した画像データ(a1img、a2img、a3img及びa4img)を表示する。また、表示手段32は、図11(b)に示すように、例えばAグループを構成する複数の研修受講者がそれぞれ検出した画像データ(a1img、a2img、a3img及びa4img)を合成した画像データ(Bグループ全体を示す撮像データ)を表示してもよい。なお、図11に示す表示手段32は一例であり、本発明に用いることができる表示手段は図11に示す表示手段32に限定されるものではない。
制御手段10は、本実施例では、検出手段31の検出結果として他の情報端末を検出した結果を送受信手段11が受信したときに、共有データを他の情報端末に送信することを停止する。これにより、本実施例に係る研修支援システム120は、検出された他の情報端末(研修受講者)を一時的にグループから除外することができる。また、制御手段10は、検出手段31の検出結果として課題目標物を検出した結果(例えば後述する図13)を送受信手段11が受信したときに、課題目標物を検出した結果を課題評価手段30に送信する。
課題評価手段30は、課題の達成を評価する手段である。課題評価手段30は、送受信手段11から課題目標物を検出した結果を受信したときに、課題目標物を検出した情報端末の端末IDに対応するグループIDに基づいて、課題目標物を検出した情報端末(研修受講者)の属するグループが課題を達成したと評価することができる。
(研修支援システムの動作)
図12を用いて、研修支援システム120(図9)が研修を支援する動作を説明する。ここで、図12は、本発明の実施例に係る研修支援システムの動作(研修支援方法)の例を説明するフローチャート図である。なお、図12に示す研修支援システムの動作は一例であり、本発明は図12に示す研修支援システムの動作に限定されるものではない。
図12に示すように、研修支援システム120は、ステップS1201において、先ず、制御手段10(図9)を用いて、研修を支援する動作を開始する。制御手段10は、例えば研修受講者又は研修支援システム120外部から入力された情報に応じて、研修を支援する動作を開始することができる。その後、研修支援システム120は、ステップS1202に進む。
次に、ステップS1202において、研修支援システム120は、双方向データ通信システム100の動作(図3のステップS502乃至ステップS508)を実施する(開始ステップ)。なお、ステップS1202は、実施形態の双方向データ通信システム100の動作(図3のステップS502乃至ステップS508)と同様のため、説明を省略する。その後、研修支援システム120は、ステップS1203に進む。
次いで、ステップS1203において、研修支援システム120は、本実施例では、検出手段31を用いて他の情報端末又は課題目標物を検出したときに、送受信手段11を用いて検出結果を受信する(検出結果受信ステップ)。その後、研修支援システム120は、ステップS1204に進む。
ここで、課題目標物とは、例えば図13に示すように、星形の図形(図13(a))、予め設定したアルファベット文字(図13(b))又はその他検出手段31が検出可能なものとすることができる。また、検出手段31は、例えば図13(c)および(d)に示すように、画像に含まれる課題目標物又は研修受講者(スポーツ実施者)を自動で認識するものであってもよい。
ステップS1204において、研修支援システム120は、ステップS1203(検出結果受信ステップ)で他の情報端末を検出した結果を受信したときに、制御手段10を用いて共有データを他の情報端末に送信することを停止し(送信停止ステップ)、その後、ステップS1205に進む。研修支援システム120は、ステップS1203(検出結果受信ステップ)で他の情報端末を検出した結果を受信していない場合には、研修支援システム120は、ステップS1205に進む。
ステップS1205において、研修支援システム120は、ステップS1203(検出結果受信ステップ)で課題目標物を検出した結果を受信したときに、制御手段10を用いて課題目標物を検出した結果を課題評価手段30に送信し(課題送信ステップ)、その後、ステップS1206に進む。研修支援システム120は、ステップS1203(検出結果受信ステップ)で課題目標物を検出した結果を受信していない場合には、ステップS1206に進む。
ステップS1206において、研修支援システム120は、第2の制御手段20(図9)を用いて、ステップS1202で情報端末が送信した送信データに基づいて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する(集計ステップ)。また、研修支援システム120は、ステップS1205(課題送信ステップ)で課題評価手段30が課題目標物を検出した結果を受信したときには、ステップS1203(検出結果受信ステップ)で課題目標物を検出した情報端末の端末IDに対応するグループIDに基づいて、課題目標物を検出した情報端末の属するグループが課題を達成したと評価することができる(研修評価ステップ)。その後、研修支援システム120は、ステップS1207に進む。
ステップS1207において、研修支援システム120は、制御手段10を用いて、研修を支援する動作を繰り返すか否かを判断する。具体的には、ステップS1206で課題を達成したと評価した場合には、研修支援システム120は、図中の「END」に進み、研修を支援する動作を終了する。ステップS1206で課題を達成したと評価しなかった場合には、研修支援システム120は上記のステップS1202からステップS1206の動作を繰り返す。これにより、研修支援システム120は、研修を実施中の間には得点を集計し、研修を終了するときに課題の達成を評価することができる。
以上のとおり、本発明の実施例に係る研修支援システム120によれば、実施形態に係る双方向データ通信システム100又はスポーツ支援システム110と同様の効果を得ることができる。また、本実施例に係る研修支援システム120によれば、障害物を導入したフィールドにおいて、攻撃手段として検出手段31を用いた対戦型団体スポーツを通じて、現状分析→戦略の決定→戦術立案→実行→振り返り→改善というビジネスにおける基本スキルを学ぶことができる。更に、本実施例に係る研修支援システム120によれば、多様な受講者を対象に、研修の本来の目標であるチームワークや戦略を学ぶ場を与えることを可能にするため、男女差、年齢差の影響を低減してプレーすることができる。
これにより、本実施例に係る研修支援システム120によれば、個人の身体能力や経験の影響を排除した研修システムを実現することができる。また、本実施例に係る研修支援システム120によれば、両チーム公平な条件でプレーすることにより、勝敗における戦略やチームワークの要素の重要性を増した研修を実施することができる。
(研修支援方法のプログラム及び記録媒体)
本発明に係る研修支援方法のプログラムPr2は、前述のスポーツ支援方法を用いて研修を実施し、実施中の検出結果に基づいて研修を評価する課題評価手段を用いて研修を支援する研修支援方法であって、前記情報端末は、他の情報端末及び課題目標物を検出する検出手段と前記共有データを表示する表示手段とを更に備え、前記検出手段を用いて前記他の情報端末又は前記課題目標物を検出したときに、前記送受信手段を用いて検出結果を受信する検出結果受信ステップと、前記検出結果受信ステップで前記他の情報端末を検出した結果を受信したときに、前記制御手段を用いて前記共有データを該他の情報端末に送信することを停止する送信停止ステップと、前記検出結果受信ステップで前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、前記課題目標物を検出した結果を前記課題評価手段に送信する課題送信ステップと、前記課題送信ステップで前記課題評価手段が前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、前記検出結果受信ステップで前記課題目標物を検出した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該課題目標物を検出した該情報端末の属するグループが課題を達成したと評価する研修評価ステップと、を含む、ことを特徴とする研修支援方法を実行する。
上記のプログラムPr2によれば、本発明に係る研修支援システム120(前述)と同等の効果が得られる。
また、本発明は、プログラムPr2を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体Md2としてもよい。記録媒体Md2には、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD、メモリーカード、及び、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置などのコンピュータ読み取り可能な媒体を利用することができる。更に、本発明は、プログラムPr2をインターネット等のネットワークを介して送信することが可能な伝送可能媒体であってもよい。
(実施例3)
(研修システムの構成)
図14を用いて、本発明の実施例に係る研修システム130の構成を説明する。ここで、図14は、本実施例に係る研修システム130の例を説明する概略構成図である。
図14に示すように、本実施例に係る研修システム130は、実施例2に係る研修支援システム120を含む。
なお、以後の説明では、実施例2に係る研修支援システム120と異なる部分を主に説明する。
制御手段10は、研修カリキュラムの計画として、まず戦略を決定し、決定した戦略に基づいて戦術を立案する。制御手段10は、例えば図15に示すように、送受信手段11が受信した送信データに基づいて現状分析し、現状分析した結果を用いて戦略を策定し、策定した戦略に基づいて戦術を策定する。
また、データ生成手段13は、研修カリキュラムの計画として、制御手段10が策定した戦術及び/又は検出手段31が検出した検出結果を更に用いて、共有データを更新する。
更に、制御手段10は、研修カリキュラムの実行として、例えば図15に示すように、データ生成手段13が更新した共有データ(攻撃、防御、情報収集、情報共有、現状分析、指示など)を情報端末(研修受講者)に更に送信する。このとき、共有データを送信された情報端末を携帯する研修受講者は、更新した共有データに従って、研修を実行する。
その後、研修受講者は、研修カリキュラムの改善として、例えば図15に示すように、結果を分析し、改善策を検討し、情報端末を用いて検討結果(情報共有、結果分析、改善検討、指示など)を送受信手段11に送信する。なお、研修受講者は、情報端末(タブレットなど)に予め搭載されている機能(タッチパネル、キーボード、マウスなど)を利用して、検討結果を送受信手段11に送信してもよい。
これにより、研修システム130は、短時間(例えば30分程度)で研修カリキュラムの計画・実行・改善を繰り返すことができる。すなわち、研修受講者が短時間で研修カリキュラムの計画・実行・改善を繰り返すことができ、研修の効果を高めることができる。
本実施例に係る課題評価手段30は、少なくとも制御手段10が立案した戦術及び検出手段31が検出した検出結果に基づいて、研修結果を評価する。課題評価手段30は、例えば記憶手段12が予め記憶している評価ルール、採点ルールなどを更に用いて、研修結果を評価してもよい。
(研修システムの動作)
図16を用いて、研修システム130(図14)が研修を実行する動作を説明する。ここで、図16は、本発明の実施例に係る研修システムの動作(研修方法)の例を説明するフローチャート図である。なお、図16に示す研修システムの動作は一例であり、本発明は図16に示す研修システムの動作に限定されるものではない。
図16に示すように、研修システム130は、ステップS1601において、先ず、制御手段10(図14)を用いて、研修を実行する動作を開始する。制御手段10は、例えば研修受講者又は研修システム130外部から入力された情報に応じて、研修を実行する動作を開始することができる。その後、研修システム130は、ステップS1602に進む。
次に、ステップS1602において、研修システム130は、制御手段10を用いて、戦略を決定し、決定した戦略に基づいて戦術を立案する(研修開始ステップ)。また、研修システム130は、双方向データ通信システム100の動作(図3のステップS502乃至ステップS508)を実施する。これにより、研修システム130は、戦略及び/又は戦術を研修受講者に共有させる。その後、研修システム130は、ステップS1603に進む。
次いで、ステップS1603において、研修システム130は、検出手段31を用いて他の情報端末又は課題目標物を検出したときに、送受信手段11を用いて検出結果を受信する(検出結果受信ステップ)。その後、研修システム130は、ステップS1604に進む。
ステップS1604において、研修システム130は、データ生成手段13を用いて、ステップS1602(研修開始ステップ)で立案した戦術及び/又はステップS1603(検出結果受信ステップ)で受信した検出結果を更に用いて、生成した共有データを更新する(生成ステップ)。その後、研修システム130は、ステップS1605に進む。
ステップS1605において、研修システム130は、送受信手段11を用いて、ステップS1604で更新した共有データを情報端末に更に送信する(共有ステップ)。その後、研修システム130は、ステップS1606に進む。
ステップS1606において、研修システム130は、少なくともステップS1602(研修開始ステップ)で立案した戦術及びステップS1603(検出結果受信ステップ)で検出した検出結果に基づいて、研修結果を評価する(研修評価ステップ)。その後、研修システム130は、ステップS1607に進む。
ステップS1607において、研修システム130は、制御手段10を用いて、研修を継続するか否かを判断する。研修を修了すると判断した場合には、研修システム130は、図中の「END」に進み、研修を修了する。研修を修了しないと判断した場合には、研修システム130は、上記のステップS1602からステップS1606の動作を繰り返す。これにより、研修システム130は、研修を実施中において、短時間(例えば30分程度)で研修カリキュラムの計画・実行・改善を繰り返すことができる。
以上のとおり、本発明の実施例に係る研修システム130によれば、実施形態に係る双方向データ通信システム100、実施例に係るスポーツ支援システム110又は研修支援システム120と同様の効果を得ることができる。また、本実施例に係る研修システム130によれば、対戦の攻撃手段として検出手段を用いることで身体能力や経験の影響を大きく排除し、研修受講者の視界を制限する障害物を導入したフィールドを使用することで自己と他者との情報を統合して俯瞰的な視野を持つという分析作業を実施することができる。更に、本実施例に係る研修システム130によれば、対戦型団体スポーツを通じて、現状分析→戦略の決定→戦術立案→実行→振り返り→改善というビジネスにおける基本スキルを学ぶことができる。
(研修方法のプログラム及び記録媒体)
本発明に係る研修方法のプログラムPr3は、前述の研修支援方法のプログラムPr2を含む研修方法であって、戦略を決定し、決定した前記戦略に基づいて戦術を立案する研修開始ステップを更に含み、前記生成ステップは、前記研修開始ステップで立案した前記戦術及び/又は前記検出結果受信ステップで受信した前記検出結果を更に用いて、生成した前記共有データを更新し、前記共有ステップは、前記生成ステップで更新した前記共有データを前記情報端末に更に送信し、前記研修評価ステップは、少なくとも前記研修開始ステップで立案した戦術及び前記検出手段で検出した検出結果に基づいて、研修結果を評価する、ことを特徴とする研修方法を実行する。
上記のプログラムPr3によれば、本発明に係る研修システム130(前述)と同等の効果が得られる。
また、本発明は、プログラムPr3を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体Md3としてもよい。記録媒体Md3には、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD、メモリーカード、及び、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置などのコンピュータ読み取り可能な媒体を利用することができる。更に、本発明は、プログラムPr3をインターネット等のネットワークを介して送信することが可能な伝送可能媒体であってもよい。
以上のとおり、本発明に係る実施形態及び実施例について説明したが、本発明は上記の実施形態及び実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載の内容に基づいて、様々に変形、変更又はその他任意に改変され得る。
100 : 双方向データ通信システム
110 : スポーツ支援システム
120 : 研修支援システム
130 : 研修システム
10 : 制御手段
11 : 送受信手段
12 : 記憶手段
13 : データ生成手段
20 : 第2の制御手段
30 : 課題評価手段
31 : 検出手段
32 : 表示手段
Pr1,Pr2,Pr3 : プログラム
Md1,Md2,Md3 : 記録媒体

Claims (10)

  1. 複数の情報端末を包含するグループ内で前記情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムであって、
    前記情報端末からの送信データを受信し、前記グループ内で共有する共有データを複数の前記情報端末に送信する送受信手段と、
    前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶した前記送信データに基づいて、前記共有データを生成するデータ生成手段と、
    前記送受信手段を用いて、前記データ生成手段が生成した前記共有データを前記情報端末に送信する制御手段と
    を有し、
    前記送受信手段は、前記情報端末から前記送信データを受信するときに、該情報端末を特定する端末IDを受信し、
    前記記憶手段は、複数のグループにおいて各グループに対応するグループIDを予め記憶し、各グループに属する複数の前記情報端末の複数の前記端末IDを前記グループIDに対応付けてそれぞれ記憶し、且つ、前記端末IDに対応付けて前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶し、
    前記データ生成手段は、前記送信データを受信する際に前記端末IDに基づいて前記グループIDを選定し、選定した前記グループIDに基づいて該送信データを送信した前記グループを特定し、特定した該グループで共有する前記共有データを生成し、
    前記制御手段は、前記データ生成手段が生成した前記共有データを送信する際に、前記データ生成手段が前記グループIDに基づいて特定した該グループ内の複数の前記情報端末のみに該共有データを送信する、
    ことを特徴とする双方向データ通信システム。
  2. 前記共有データは、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データであり、
    前記記憶手段は、前記グループIDに対応付けて、複数のグループにおいてそれぞれのグループにのみで共有する共有情報を予め記憶し、
    前記データ生成手段は、前記共有情報を更に用いて、前記送信データに基づいて、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データの前記共有データを生成する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の双方向データ通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の双方向データ通信システムと、前記情報端末が送信した前記送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段とを含むスポーツ支援システムであって、
    前記第2の制御手段は、前記送信データが所定のデータであるか否かを判断し、前記送信データが前記所定のデータである場合に該送信データを送信した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該情報端末の属するグループの勝敗を判定する、
    ことを特徴とするスポーツ支援システム。
  4. 前記第2の制御手段は、前記情報端末が送信した前記送信データを用いて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のスポーツ支援システム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のスポーツ支援システムと、研修結果を評価する課題評価手段とを含む研修支援システムであって、
    前記情報端末は、他の情報端末及び課題目標物を検出する検出手段と、前記共有データを表示する表示手段とを更に備え、前記検出手段が前記他の情報端末又は前記課題目標物を検出したときに検出結果を前記送受信手段に送信し、
    前記検出手段は、前記検出結果として、文字データ、画像データ、音声データ又は動画データを検出し、
    前記制御手段は、前記検出結果として前記他の情報端末を検出した結果を前記送受信手段が受信したときに前記共有データを該他の情報端末に送信することを停止し、前記検出結果として前記課題目標物を検出した結果を前記送受信手段が受信したときに前記課題目標物を検出した結果を前記課題評価手段に送信し、
    前記課題評価手段は、前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、該課題目標物を検出した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該課題目標物を検出した該情報端末の属するグループが課題を達成したと評価する、
    ことを特徴とする研修支援システム。
  6. 複数の情報端末を包含するグループ内で前記情報端末に双方向にデータ通信する双方向データ通信システムと、前記情報端末が送信した送信データに基づいて勝敗を判定する第2の制御手段とを用いて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計するスポーツ支援方法であって、
    前記双方向データ通信システムは、前記情報端末からの前記送信データを受信し、該情報端末に共有データを送信する送受信手段と、前記送受信手段が受信した前記送信データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した前記送信データに基づいて前記情報端末に送信する前記共有データを生成するデータ生成手段と、前記送受信手段を用いて前記データ生成手段が生成した前記共有データを前記情報端末に送信する制御手段とを有し、
    前記記憶手段を用いて、複数のグループにおいて各グループに対応するグループIDを記憶し、各グループに属する複数の前記情報端末の複数の前記端末IDを前記グループIDに対応付けてそれぞれ記憶し、その後スポーツを開始する開始ステップと、
    前記送受信手段を用いて、前記情報端末から前記送信データを受信し、且つ、該情報端末を特定する端末IDを受信する受信ステップと、
    前記記憶手段を用いて、前記受信ステップで受信した前記送信データを前記端末IDに対応付けて記憶する記憶ステップと、
    前記データ生成手段を用いて、前記送信データを受信するときに前記端末IDに基づいて前記グループIDを選定し、選定した前記グループIDに基づいて該送信データを送信した前記グループを特定し、特定した該グループで共有する前記共有データを生成する生成ステップと、
    前記制御手段を用いて、前記生成ステップで生成した前記共有データを送信する際に、前記データ生成手段が選定した前記グループIDに基づいて、前記データ生成手段が特定した該グループ内の複数の前記情報端末のみに該共有データを送信する共有ステップと、
    前記第2の制御手段を用いて、前記情報端末が送信した前記送信データに基づいて、複数のグループにおいて各グループの得点を集計する集計ステップと、
    前記第2の制御手段を用いて、前記送信データが所定のデータであるか否かを判断し、前記送信データが前記所定のデータである場合に該送信データを送信した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該情報端末の属するグループの勝敗を判定する勝敗判定ステップと、
    を含む、ことを特徴とするスポーツ支援方法。
  7. 請求項6に記載のスポーツ支援方法を用いて研修を実施し、実施中の検出結果に基づいて研修を評価する課題評価手段を用いて研修を支援する研修支援方法であって、
    前記情報端末は、他の情報端末及び課題目標物を検出する検出手段と前記共有データを表示する表示手段とを更に備え、
    前記検出手段を用いて前記他の情報端末又は前記課題目標物を検出したときに、前記送受信手段を用いて検出結果を受信する検出結果受信ステップと、
    前記検出結果受信ステップで前記他の情報端末を検出した結果を受信したときに、前記制御手段を用いて前記共有データを該他の情報端末に送信することを停止する送信停止ステップと、
    前記検出結果受信ステップで前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、前記課題目標物を検出した結果を前記課題評価手段に送信する課題送信ステップと、
    前記課題送信ステップで前記課題評価手段が前記課題目標物を検出した結果を受信したときに、前記検出結果受信ステップで前記課題目標物を検出した前記情報端末の前記端末IDに対応する前記グループIDに基づいて、該課題目標物を検出した該情報端末の属するグループが課題を達成したと評価する研修評価ステップと、
    を含む、ことを特徴とする研修支援方法。
  8. 請求項7に記載の研修支援方法を含む研修方法であって、
    戦略を決定し、決定した前記戦略に基づいて戦術を立案する研修開始ステップを更に含み、
    前記生成ステップは、前記研修開始ステップで立案した前記戦術及び/又は前記検出結果受信ステップで受信した前記検出結果を更に用いて、生成した前記共有データを更新し、
    前記共有ステップは、前記生成ステップで更新した前記共有データを前記情報端末に更に送信し、
    前記研修評価ステップは、少なくとも前記研修開始ステップで立案した戦術及び前記検出手段で検出した検出結果に基づいて、研修結果を評価する、
    ことを特徴とする研修方法。
  9. 請求項6に記載のスポーツ支援方法、請求項7に記載の研修支援方法又は請求項8に記載の研修方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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