JP2016023988A - 機能素子、物理量センサーおよび電子機器 - Google Patents

機能素子、物理量センサーおよび電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】コンタクト不良を検出しやすい機能素子、および前記機能素子を備えた信頼性の高い物理量センサー、電子機器を提供する。【解決手段】機能素子1は、可動電極指361A〜365A、361B〜365Bの一方の側に設けられた第1固定電極指381A〜384A、381B〜384Bと、前記可動電極指361A〜365A、361B〜365Bの他方の側に設けられた第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bとが互いに離間して配置されており、すべての前記第1固定電極指381A〜384A、381B〜384Bは、Siで一体的に形成され、複数の前記第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bのうち少なくとも一部は、互いに独立したSi材料で構成され、配線42により接続される。【選択図】図2

Description

本発明は、機能素子、物理量センサーおよび電子機器に関するものである。
機能素子としては、固定配置された固定電極と、固定電極に対して間隔を隔てて対向するとともに変位可能に設けられた可動電極とを有し、固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて、加速度、角速度等の物理量を検出する物理量センサー素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の物理量センサー素子(機能素子)は、可動電極部と2種類の固定電極部とを備え、それぞれが櫛歯状をなすように並ぶ複数の電極指を有している。
また、特許文献1に記載の物理量センサー素子では、可動電極部の隣り合う2つの電極指間に、2種類の固定電極部が有する電極指(第1固定電極指および第2固定電極指)が臨むように設けられているとともに、当該固定電極部の2つの電極指(第1固定電極指および第2固定電極指)が互いに電気的に絶縁されている。これにより、固定電極部の当該2つの電極指の一方の電極指とそれに対向する可動電極の電極指との間の静電容量と、固定電極の当該2つの電極指の他方の電極指とそれに対向する可動電極の電極指との間の静電容量とを別々に測定し、それらの測定結果に基づいて(いわゆる差動検出方式を用いて)、物理量を検出することができる。
そして、特許文献1に記載の物理量センサー素子では、2種類の固定電極部において、いずれも、固定電極部を構成する固定電極指が接点コンタクトを介して導通している。
しかしながら、このような構成では、2種類の固定電極指について、同数の不良があった場合、差動容量が検出されず、不良を発見できない問題があった。
特開2012−98208号公報
本発明の目的は、コンタクト不良を検出しやすい機能素子を提供すること、また、前記機能素子を備えた信頼性の高い物理量センサー、電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の機能素子は、絶縁基板と、
可動部と、
前記可動部に設けられた可動電極指と、
前記絶縁基板上に設けられ、かつ、前記可動電極指に対向して配置された固定電極指とを含み、
前記固定電極指は、複数の第1固定電極指と、複数の第2固定電極指とを有するものであり、
前記可動電極指の一方の側に前記第1固定電極指が配置され、前記可動電極指の他方の側に前記第2固定電極指が配置されており、
前記第1固定電極指と前記第2固定電極指とは、互いに離間して配置されており、
すべての前記第1固定電極指は、Siで一体的に形成されたものであり、
複数の前記第2固定電極指のうち少なくとも一部は、互いに独立したSi材料で構成され、配線により接続されたものであることを特徴とする。
これにより、コンタクト不良を検出しやすく、信頼性の高い機能素子を提供することができる。
本発明の機能素子では、前記可動部を挟み込むように前記可動部の両側に前記可動電極指が設けられており、これらの前記可動電極指がすべてSiで一体的に形成されたものであることが好ましい。
これにより、可動部の変形(変位)時のバランスを取りやすく、不本意な変形を生じることをより効果的に防止することができ、機能素子の耐久性等を優れたものとすることができる。また、検出される静電容量の信頼性を向上させることができる。
本発明の機能素子では、前記絶縁基板には固定部が設けられ、
前記可動部は、連結部を介して前記固定部に接続されていることが好ましい。
これにより、例えば連結部にバネ部材を用いれば可動部を変位可能に支持することができ、機能素子を物理量センサー素子等に適用することができる。
本発明の機能素子では、前記絶縁基板には、前記第2固定電極指に電気的に接続された配線が設けられていることが好ましい。
これにより、容易かつ確実に複数の第2固定電極指を電気的に接続することができる。また、配線は、絶縁基板の固定電極指側の面上に設けられているので、配線の形成領域の面積を大きく確保することができ、配線同士が短絡するのを防止できる。
本発明の機能素子では、前記絶縁基板には、凹部が設けられ、
前記配線が前記凹部内に設けられていることが好ましい。
これにより、配線が絶縁基板の表面から突出するのを防止することができる。そのため、当該配線と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)をより確実に防止することができる。
本発明の機能素子では、前記第2固定電極指は、導電性を有する突起を介して前記配線に接続されていることが好ましい。
これにより、例えば、配線と第2固定電極指との間を導電性の突起にて接続することにより、確実に導通を取ることができ、より信頼性の高い機能素子を実現できる。
本発明の機能素子では、前記配線は、絶縁膜が設けられた部分を備えたものであることが好ましい。
これにより、配線と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)を絶縁膜により確実に防止できるので、より信頼性の高い機能素子を実現できる。
本発明の機能素子では、前記配線は、光透過性の電極材料で構成されたものであることが好ましい。
これにより、絶縁基板が例えばガラス等の透明基板である場合、絶縁基板の固定電極指側の面上に存在する異物等を絶縁基板の固定電極指とは反対の面側から容易に視認することができる。そのため、より信頼性に優れた機能素子を提供することができる。
本発明の物理量センサーは、本発明の機能素子を備えたことを特徴とする。
これにより、信頼性の高い物理量センサーを提供することができる。
本発明の電子機器は、本発明の機能素子を備えたことを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器を提供することができる。
本発明の好適な実施形態に係る機能素子を示す斜視図である。 図1に示す機能素子を示す平面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図3の部分拡大図(部分拡大断面図)である。 図2中のB−B線断面図である。 図5の部分拡大図(部分拡大断面図)である。 図1に示す機能素子の製造方法を説明するための図である。 図1に示す機能素子の製造方法を説明するための図である。 図7(c)に示す工程(配線、接点、絶縁膜を形成する工程)を説明するための図である。 本発明の物理量センサーの一例を示す模式図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の機能素子、物理量センサーおよび電子機器の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る機能素子を示す斜視図、図2は、図1に示す機能素子を示す平面図、図3は、図2中のA−A線断面図、図4は、図3の部分拡大図(部分拡大断面図)、図5は、図2中のB−B線断面図、図6は、図5の部分拡大図(部分拡大断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図2中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。また、図1〜図3、図5では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸が図示されている。また、以下では、X軸に平行な方向(左右方向)を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向(上下方向)を「Z軸方向」と言う。また、図1〜図3、図5、図7、図8では、説明の便宜上、後述する絶縁膜6およびそれに対応するもの(絶縁膜106、106A)の図示を省略している。なお、本実施形態では、機能素子を加速度、角速度等の物理量を測定するための物理量センサー素子として用いる場合の例について説明する。
<機能素子>
図1に示す機能素子1は、絶縁基板2と、この絶縁基板2に接合・支持された素子片(基体)3と、素子片3に電気的に接続された導体パターン4と、素子片3を覆うように設けられた蓋部材5とを有する。
以下、機能素子1を構成する各部を順次詳細に説明する。
(絶縁基板)
絶縁基板2は、素子片3を支持する機能を有する。
この絶縁基板2は、板状をなし、その上面(一方の面)には、空洞部21が設けられている。この空洞部21は、絶縁基板2を平面視したときに、後述する素子片3の可動部33、可動電極部36および連結部34、35を包含するように形成されていて、内底を有する。このような空洞部21は、素子片3の可動部33、可動電極部36および連結部34、35が絶縁基板2に接触するのを防止する逃げ部を構成する。これにより、素子片3の可動部33の変位を許容することができる。
なお、この逃げ部は、空洞部21(凹部)に代えて、絶縁基板2をその厚さ方向に貫通する開口部であってもよい。また、本実施形態では、空洞部21の平面視形状は、四角形(具体的には長方形)をなしているが、これに限定されるものではない。
また、絶縁基板2の上面には、前述した空洞部21の外側に、その外周に沿って、凹部22、23、24が設けられている。この凹部22、23、24は、平面視で導体パターン4に対応した形状をなしている。具体的には、凹部22は、後述する導体パターン4の配線41および電極44に対応した形状をなし、凹部23は、後述する導体パターン4の配線42および電極45に対応した形状をなし、凹部24は、後述する導体パターン4の配線43および電極46に対応した形状をなす。
また、凹部22の電極44が設けられた部位の深さは、凹部22の配線41が設けられた部位よりも深くなっている。同様に、凹部23の電極45が設けられた部位の深さは、凹部23の配線42が設けられた部位よりも深くなっている。また、凹部24の電極46が設けられた部位の深さは、凹部24の配線43が設けられた部位よりも深くなっている。
このように凹部22、23、24の一部の深さを深くすることにより、後に詳述するような機能素子1の製造方法において、素子片3を形成する前の基板103を基板102Aに接合したとき(図7参照)、その基板103が電極44、45、46と接合してしまうのを防止することができる。
このような絶縁基板2の構成材料としては、具体的には、高抵抗なシリコン材料、ガラス材料を用いるのが好ましく、特に、素子片3がシリコン材料を主材料として構成されている場合、アルカリ金属イオン(可動イオン)を含むガラス材料(例えば、パイレックスガラス(登録商標)のような硼珪酸ガラス)を用いるのが好ましい。これにより、絶縁基板2とシリコン(Si)で構成された素子片3とを好適に陽極接合することができる。
また、絶縁基板2の構成材料は、素子片3の構成材料との熱膨張係数差ができるだけ小さいのが好ましく、具体的には、絶縁基板2の構成材料と素子片3の構成材料との熱膨張係数差が3ppm/℃以下であるのが好ましい。これにより、絶縁基板2と素子片3との接合時等に高温化にさらされても、絶縁基板2と素子片3との間の残留応力を低減することができる。
(素子片)
素子片3は、固定部31、32と、可動部33と、連結部34、35と、可動電極部36と、固定電極部38、39とで構成されている。
このような素子片3は、例えば、加速度、角速度等の物理量の変化に応じて、可動部33および可動電極部36が、連結部34、35を弾性変形させながら、X軸方向(+X方向または−X方向)に変位する。このような変位に伴って、可動電極部36と固定電極部38との間の隙間、および、可動電極部36と固定電極部39との間の隙間の大きさがそれぞれ変化する。このような変位に伴って、可動電極部36と固定電極部38との間の静電容量、および、可動電極部36と固定電極部39との間の静電容量の大きさがそれぞれ変化する。したがって、これらの静電容量に基づいて、加速度、角速度等の物理量を検出することできる。
固定部31、32、可動部33、連結部34、35、可動電極部36、固定電極部38、39は、後に詳述するような機能素子1の製造方法において、単一の部材(基板103)から製造されるものであり、これらは、同一面内に存在するものである。
固定部31、32、可動部33、連結部34、35および可動電極部36は、一体的に形成されている。
固定部31、32は、それぞれ、前述した絶縁基板2の上面に接合されている。具体的には、固定部31は、絶縁基板2の上面の空洞部21に対して−X方向側(図中左側)の部分に接合され、また、固定部32は、絶縁基板2の上面の空洞部21に対して+X方向側(図中右側)の部分に接合されている。また、固定部31、32は、平面視したときに、それぞれ、空洞部21の外周縁を跨ぐように設けられている。
なお、固定部31、32の位置および形状等は、連結部34、35や導体パターン4等の位置および形状等に応じて決められるものであり、上述したものに限定されない。
このような2つの固定部31、32の間には、可動部33が設けられている。本実施形態では、可動部33は、X軸方向に延びる長手形状をなしている。なお、可動部33の形状は、素子片3を構成する各部の形状、大きさ等に応じて決められるものであり、上述したものに限定されない。
このような可動部33は、固定部31に対して連結部34を介して連結されるとともに、固定部32に対して連結部35を介して連結されている。より具体的には、可動部33の左側の端部が連結部34を介して固定部31に連結されるとともに、可動部33の右側の端部が連結部35を介して固定部32に連結されている。
この連結部34、35は、可動部33を固定部31、32に対して変位可能に連結している。本実施形態では、連結部34、35は、図2にて矢印aで示すように、X軸方向(+X方向または−X方向)に可動部33を変位し得るように構成されている。
具体的に説明すると、連結部34は、2つの梁341、342で構成されている。そして、梁341、342は、それぞれ、Y軸方向に蛇行しながらX軸方向に延びる形状をなしている。言い換えると、梁341、342は、それぞれ、Y軸方向に複数回(本実施形態では3回)折り返された形状をなしている。なお、各梁341、342の折り返し回数は、1回または2回であってもよいし、4回以上であってもよい。
同様に、連結部35は、Y軸方向に蛇行しながらX軸方向に延びる形状をなす2つの梁351、352で構成されている。
なお、連結部34、35は、可動部33を絶縁基板2に対して変位可能に支持するものであれば、上述したものに限定されず、例えば、可動部33の両端部から+Y方向および−Y方向にそれぞれ延出する1対の梁で構成されていてもよい。
可動電極部36は、可動部33から+Y方向に突出し、櫛歯状をなすように並ぶ複数の可動電極指361A〜365Aと、可動部33から−Y方向に突出し、櫛歯状をなすように並ぶ複数の可動電極指361B〜365Bとを備えている。
言い換えると、可動部33を挟み込むように可動部33の両側に可動電極指が設けられており、これらの可動電極指がすべてSiで一体的に形成されている。
これにより、可動部33の変形(変位)時のバランスを取りやすく、可動部33等に不本意な変形を生じることをより効果的に防止することができ、機能素子1の耐久性等を特に優れたものとすることができる。また、検出される静電容量の信頼性を向上させることができる。
可動電極指361A、362A、363A、364A、365Aは、可動部33の+Y方向側において、−X方向側から+X方向側へ、この順に並んでいる。また、可動電極指361B、362B、363B、364B、365Bは、可動部33の−Y方向側において、−X方向側から+X方向側へ、この順に並んでいる。
このように複数の可動電極指361A〜365Aおよび複数の可動電極指361B〜365Bは、それぞれ、可動部33の変位する方向(すなわちX軸方向)に並んで設けられている。これにより、後に詳述する固定電極部(第1固定電極部)38が有する固定電極指(第1固定電極指)(381A〜384A、381B〜384B)と可動電極部36が有する可動電極指(361A〜365A、361B〜365B)との間の静電容量、および、後に詳述する固定電極部(第2固定電極部)39が有する固定電極指(第2固定電極指)(391A〜394A、391B〜394B)と可動電極部36が有する可動電極指(361A〜365A、361B〜365B)との間の静電容量を、可動部33の変位に応じて効率的に変化させることができる。そのため、機能素子1を物理量センサー素子として用いた場合に検出精度を優れたものとすることができる。
可動電極部36を構成する可動電極指(361A〜365A、361B〜365B)は、固定電極部(第1固定電極部)38を構成する固定電極指(381A〜384A、381B〜384B)に対して間隔を隔てて対向する。また、可動電極部36を構成する可動電極指(361A〜365A、361B〜365B)は、固定電極部(第2固定電極部)39を構成する固定電極指(391A〜394A、391B〜394B)に対して間隔を隔てて対向する。
固定電極部(第1固定電極部)38は、シリコン材料(Si)で構成されたものであり、可動部33の+Y方向側に設けられ、可動電極部36の複数の可動電極指361A〜365Aに対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並ぶ複数の固定電極指(第1固定電極指)381A〜384Aと、可動部33の−Y方向側に設けられ、可動電極部36の複数の可動電極指361B〜365Bに対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並ぶ複数の固定電極指(第1固定電極指)381B〜384Bと、これらの固定電極指(第1固定電極指)と一体的に形成された基部389とを備える。言い換えると、第1固定電極部は、Siで構成された複数の第1固定電極指と基部とが一体的に形成されたものであり、独立した複数の部材を接合したものではない。これにより、第1固定電極指の脱落、接続不良等の問題の発生をより確実に防止することができる。また、各固定電極指(第1固定電極指)間の電気抵抗を小さくすることができる。その結果、機能素子1の検出精度を高めることができる。
一方、固定電極部(第2固定電極部)39は、可動部33の+Y方向側に設けられ、可動電極部36の複数の可動電極指361A〜365Aに対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並ぶ複数の固定電極指(第2固定電極指)391A〜394Aと、可動部33の−Y方向側に設けられ、可動電極部36の複数の可動電極指361B〜365Bに対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並ぶ複数の固定電極指(第2固定電極指)391B〜394Bとを備えている。そして、これらの固定電極指(391A〜394A、391B〜394B)は、いずれもシリコン材料(Si)で構成されたものであり、絶縁基板2上で互いに分離している。言い換えると、固定電極指(第2固定電極指)391A〜394A、391B〜394Bは、いずれも独立したSi材料で構成されたものであり、それぞれ、絶縁基板2上において、互いに連結されておらず、島状に孤立している。これにより、固定電極指(第2固定電極指)391A〜394A、391B〜394BのY軸方向での長さを揃えることができる。そのため、各固定電極指(第2固定電極指)391A〜394A、391B〜394Bと絶縁基板2との各接合部の十分な接合強度を得るのに必要な面積を確保しつつ、固定電極指391A〜394A、391B〜394Bの小型化を図ることができる。そのため、機能素子1の耐衝撃性を優れたものとしつつ、機能素子1の小型化を図ることができる。
固定電極指(第1固定電極指)381A〜384Aの可動部33とは反対側の端部、および、基部389のうち固定電極指(第1固定電極指)381A〜384Aよりも+Y方向側に設けられた部位は、それぞれ、絶縁基板2の上面の空洞部21に対して+Y方向側の部分に接合されている。そして、各固定電極指(第1固定電極指)381A〜384Aは、その固定された側の端を固定端とし、自由端が−Y方向へ延びている。
また、固定電極指(第2固定電極指)391A〜394Aの可動部33とは反対側の端部は、それぞれ、絶縁基板2の上面の空洞部21に対して+Y方向側の部分に接合されている。そして、各固定電極指(第2固定電極指)391A〜394Aは、その固定された側の端を固定端とし、自由端が−Y方向へ延びている。
固定電極指(第1固定電極指)381B〜384Bの可動部33とは反対側の端部、および、基部389のうち固定電極指(第1固定電極指)381B〜384Bよりも−Y方向側に設けられた部位は、それぞれ、絶縁基板2の上面の空洞部21に対して−Y方向側の部分に接合されている。そして、各固定電極指(第1固定電極指)381B〜384Bは、その固定された側の端を固定端とし、自由端が+Y方向へ延びている。
また、固定電極指(第2固定電極指)391B〜394Bの可動部33とは反対側の端部は、それぞれ、絶縁基板2の上面の空洞部21に対して−Y方向側の部分に接合されている。そして、各固定電極指(第2固定電極指)391B〜394Bは、その固定された側の端を固定端とし、自由端が−Y方向へ延びている。
可動部33の+Y方向側においては、2種類の固定電極指(第1固定電極指および第2固定電極指)が以下の順で並んでいる。すなわち、−X方向側から+X方向側へ、固定電極指381A、391A、382A、392A、383A、393A、384A、394Aがこの順に並んでいる。そして、固定電極指381A、391Aは、対をなし、可動電極指361A、362Aの間に、固定電極指382A、392Aは、対をなし、可動電極指362A、363Aの間に、固定電極指383A、393Aは、対をなし、可動電極指363A、364Aの間に、固定電極指384A、394Aは、対をなし、可動電極指364A、365Aの間に、臨むように設けられている。
ここで、固定電極指381A、382A、383A、384Aは、それぞれ、第1固定電極指であり、固定電極指391A、392A、393A、394Aは、それぞれ、絶縁基板2上で当該第1固定電極指に対して空隙(間隙)を介して離間した第2固定電極指である。このように、可動部の+Y方向側に配された複数の固定電極指は、交互に並ぶ複数の第1固定電極指および複数の第2固定電極指で構成されている。言い換えれば、可動電極指の一方の側に第1固定電極指が配置され、他方の側に第2固定電極指が配置されている。
このような第1固定電極指381A〜384Aと第2固定電極指391A〜394Aとは、絶縁基板2上で互いに分離している。言い換えると、第1固定電極指381A〜384Aと、第2固定電極指391A〜394Aとは、電気的に絶縁している。そのため、第1固定電極指381A〜384Aと可動電極部36の可動電極指361A〜365Aとの間の静電容量、および、第2固定電極指391A〜394Aと可動電極部36の可動電極指361A〜365Aとの間の静電容量を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて、高精度に物理量を検出することができる。
可動部33の−Y方向側においては、2種類の固定電極指(第1固定電極指および第2固定電極指)が以下の順で並んでいる。すなわち、−X方向側から+X方向側へ、固定電極指381B、391B、382B、392B、383B、393B、384B、394Bがこの順に並んでいる。そして、固定電極指381B、391Bは、対をなし、可動電極指361B、362Bの間に、固定電極指382B、392Bは、対をなし、可動電極指362B、363Bの間に、固定電極指383B、393Bは、対をなし、可動電極指363B、364Bの間に、固定電極指384B、394Bは、対をなし、可動電極指364B、365Bの間に、臨むように設けられている。
ここで、固定電極指381B、382B、383B、384Bは、それぞれ、第1固定電極指であり、固定電極指391B、392B、393B、394Bは、それぞれ、絶縁基板2上で当該第1固定電極指に対して空隙(間隙)を介して離間した第2固定電極指である。このように、可動部の−Y方向側に配された複数の固定電極指は、交互に並ぶ複数の第1固定電極指および複数の第2固定電極指で構成されている。言い換えれば、可動電極指の一方の側に第1固定電極指が配置され、他方の側に第2固定電極指が配置されている。
このような第1固定電極指381B〜384Bと第2固定電極指391B〜394Bとは、絶縁基板2上で互いに分離している。言い換えると、第1固定電極指381B〜384Bと、第2固定電極指391B〜394Bとは、電気的に絶縁している。そのため、第1固定電極指381B〜384Bと可動電極部36の可動電極指361B〜365Bとの間の静電容量、および、第2固定電極指391B〜394Bと可動電極部36の可動電極指361B〜365Bとの間の静電容量を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて、高精度に物理量を検出することができる。
前述したように、すべての第1固定電極指は、Siで一体的に形成されたものであり、複数の第2固定電極指は、互いに独立したSi材料で構成され、配線により接続されたものである。
言い換えると、1種類の固定電極においてのみ電極指(固定電極指)間に接点コンタクトが存在している。
このような構成であることにより、固定電極指の不良を確実に検出することができ、機能素子の信頼性を高いものとすることができる。
より詳しく説明すると、従来のように、第1固定電極部および第2固定電極部が、いずれも、別体として設けられた複数の電極指が配線を介して接続している構成では、例えば、第1固定電極部を構成する電極指(第1固定電極指)、および、第2固定電極部を構成する電極指(第2固定電極指)について、同数のコンタクト不良が生じている場合、差動容量が検出されず、不良を発見することができない。
すなわち、第1固定電極部を構成する第1固定電極指と可動電極との間の全静電容量をC、第2固定電極部を構成する第2固定電極指と可動電極との間の全静電容量をC、1本の固定電極と可動電極との間の静電容量をC、第1固定電極指の数(第2固定電極指の数)をnとしたとき、第1固定電極部、第2固定電極部のいずれにも不良がない場合には、C=n×C、C=n×Cの関係を満足し、CとCとの差である差動容量ΔCは、ΔC=C−C=0の関係を満足する。
そして、例えば、第2固定電極部を構成する1本の電極指にのみ不良がある場合には、C=n×C、C=(n−1)×Cの関係を満足し、CとCとの差である差動容量ΔCは、ΔC=C−C=Cの関係を満足することとなり、差動容量ΔCを検出することが可能である。
しかしながら、第1固定電極部および第2固定電極部について、同数(m本)の電極指に不良がある場合には、C=(n−m)×C、C=(n−m)×Cの関係を満足し、CとCとの差である差動容量ΔCは、ΔC=C−C=(n−m)×C−(n−m)×C=0となり、差動容量ΔCを検出することができない。
換言すると、従来の構成では、第1固定電極指と第2固定電極指とに、同数の不良がある場合には差動容量が0となるため、不良を検出することができなかったが、本発明では、第1固定電極部を構成するすべての第1固定電極指がSiで一体的に形成されたものであることにより、第1固定電極部の信頼性は十分に優れたものとすることができ(不良の発生が確実に防止されたものとすることができ)、コンタクト不良が生じた場合には確実に検出することができ、前記のような問題の発生を確実に防止することができる。
なお、第1固定電極部と第2固定電極部とが同一面内に存在することの制約から、すべての第1固定電極指を単一のSiで一体的に形成しつつ、すべての第2固定電極指を単一のSiで一体的に形成することはできない。
このような素子片3(すなわち、固定部31、32、可動部33、連結部34、35、複数の固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394B、および、複数の可動電極指361A〜365A、361B〜365B)は、例えば、後述する1つの基板103をエッチングすることより形成することができる。
これにより、固定部31、32、可動部33、連結部34、35、複数の固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394B、および、複数の可動電極指361A〜365A、361B〜365Bの厚さを厚くすることができる。また、これらの厚さを簡単かつ高精度に揃えることができる。このようなことから、機能素子1の高感度化を図ることができるとともに、機能素子1の耐衝撃性を向上させることができる。
また、素子片3の構成材料としては、前述したような静電容量の変化に基づく物理量の検出が可能であれば、特に限定されないが、少なくとも、固定電極指は、単結晶シリコン、ポリシリコン等のシリコン材料(Si)で構成されたものである。
シリコン(Si)はエッチングにより高精度に加工することができる。そのため、素子片3をシリコンを主材料として構成することにより、素子片3の寸法精度を優れたものとし、その結果、物理量センサー素子である機能素子1の高感度化を図ることができる。また、シリコンは疲労が少ないため、機能素子1の耐久性を向上させることもできる。
また、素子片3を構成するシリコン材料には、リン、ボロン等の不純物がドープされているのが好ましい。これにより、素子片3の導電性を優れたものとすることができる。
また、素子片3は、前述したように、絶縁基板2の上面に固定部31、32および固定電極部38、39が接合されることにより、絶縁基板2に支持されている。本実施形態では、後述する絶縁膜6を介して絶縁基板2と素子片3とが接合されている。
このような素子片3(具体的には、前述した固定部31、32、各固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394B、および、基部389)と絶縁基板2との接合方法は、特に限定されないが、陽極接合法を用いるのが好ましい。これにより、固定部31、32および固定電極部38、39(各固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394B、および、基部389)を絶縁基板2に強固に接合することができる。そのため、機能素子1の耐衝撃性を向上させることができる。また、固定部31、32および固定電極部38、39(各固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394B、および、基部389)を絶縁基板2の所望の位置に高精度に接合することができる。そのため、物理量センサー素子である機能素子1の高感度化を図ることができる。この場合、前述したようにシリコンを主材料として素子片3を構成し、かつ、アルカリ金属イオンを含むガラス材料で絶縁基板2を構成する。
(導体パターン)
導体パターン4は、前述した絶縁基板2の上面(固定電極部38、39側の面)上に設けられている。
この導体パターン4は、配線41、42、43と、電極44、45、46とで構成されている。
配線41は、前述した絶縁基板2の空洞部21の外側に設けられている。そして、配線41の一端部は、絶縁基板2の上面の外周部(絶縁基板2上の蓋部材5の外側の部分)上において、電極44に接続されている。
このような配線41は、後述する突起481を介して基部389と結合しており、第1固定電極部38に電気的に接続されている。
配線42は、前述した絶縁基板2の空洞部21の外側に設けられている。そして、配線42の一端部は、前述した電極44に対して間隔を隔てて並ぶように絶縁基板2の上面の外周部(絶縁基板2上の蓋部材5の外側の部分)上において、電極45に接続されている。
このような配線42は、後述する突起471を介して第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bに結合しており、第2固定電極部39に電気的に接続されている。
配線43は、絶縁基板2上の固定部31との接合部から、絶縁基板2の上面の外周部(絶縁基板2上の蓋部材5の外側の部分)上に延びるように設けられている。そして、配線43の固定部31とは反対側の端部は、前述した電極44、45に対して間隔を隔てて並ぶように絶縁基板2の上面の外周部(絶縁基板2上の蓋部材5の外側の部分)上において、電極46に接続されている。
このような配線41〜43の構成材料としては、それぞれ、導電性を有するものであれば、特に限定されず、各種電極材料を用いることができるが、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、In、SnO、Sb含有SnO、Al含有ZnO等の酸化物(透明電極材料)、Au、Pt、Ag、Cu、Alまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
中でも、配線41〜43の構成材料としては、透明電極材料(光透過性の電極材料)を用いるのが好ましい。
これにより、例えば、絶縁基板2が透明基板である場合に、絶縁基板2の固定電極部38、39側の面上に存在する異物等を絶縁基板2の固定電極部38、39とは反対の面側から容易に視認することができる。そのため、高感度な物理量センサー素子として機能素子1をより確実に提供することができる。
また、電極44〜46の構成材料としては、それぞれ、前述した配線41〜43と同様、導電性を有するものであれば、特に限定されず、各種電極材料を用いることができる。本実施形態では、電極44〜46の構成材料として、後述する突起471、481、491の構成材料と同じものが用いられている。
このような配線41、42、43が絶縁基板2の上面に設けられていることにより、配線41、43を介して第1固定電極指381A〜384A、381B〜384Bと可動電極指361A〜365A、361B〜365Bとの間の静電容量を測定するとともに、配線42、43を介して第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bと可動電極指361A〜365A、361B〜365Bとの間の静電容量を測定することができる。
また、このような配線41、42、43は、絶縁基板2の上面上(すなわち固定電極部38、39側の面上)に設けられているので、固定電極部38、39に対する電気的接続およびその位置決めが容易である。そのため、機能素子1の信頼性(特に、耐衝撃性および検出精度)を向上させることができる。
また、配線41および電極44は、前述した絶縁基板2の凹部(第1凹部)22内に設けられ、配線42および電極45は、前述した絶縁基板2の凹部(第2凹部)23内に設けられ、配線43および電極46は、前述した絶縁基板2の凹部(第3凹部)24内に設けられている。これにより、配線41〜43が絶縁基板2の板面から突出するのを防止することができる。そのため、各固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394Bと絶縁基板2との接合(固定)を確実なものとしつつ、第1固定電極指381A〜384A、381B〜384Bと配線41との電気的接続および第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bと配線42との電気的接続を行うことができる。同様に、固定部31と絶縁基板2との接合(固定)を確実なものとしつつ、固定部31と配線43との電気的接続を行うことができる。ここで、配線41〜43の厚さをそれぞれtとし、前述した凹部22〜24の配線41が設けられた部分の深さをそれぞれdとしたとき、t<dなる関係を満たすのが好ましい。
第1配線である配線41上には、導電性を有する第1突起で突起481が設けられている。突起481は、第1固定電極部38の基部389と配線41とを結合するものである。
これにより、配線41と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)を防止しつつ、各第1固定電極指381A〜384A、381B〜384Bと配線41との電気的接続を行うことができる。
また、第2配線である配線42上には、導電性を有する第2突起である複数の突起471が設けられている。複数の突起471は、複数の第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bに対応して設けられている。
そして、複数の突起471を介して第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bと配線42とが結合している。
これにより、配線42と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)を防止しつつ、各第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bと配線42との電気的接続を行うことができる。
また、第3配線である配線43上には、導電性を有する第3突起である突起491が設けられている。突起491は、固定部31に対応して設けられている。
そして、突起491を介して固定部31と配線43とが結合している。
これにより、配線43と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)を防止しつつ、(固定部31と電気的に接続している)各可動電極指361A〜365A、361B〜365Bと配線43との電気的接続を行うことができる。
このような突起471、481、491の構成材料としては、それぞれ、導電性を有するものであれば、特に限定されず、各種電極材料を用いることができるが、例えば、Au、Pt、Ag、Cu、Al等の金属単体またはこれらを含む合金等の金属が好適に用いられる。このような金属を用いて突起471、481、491を構成することにより、これらの配線41、42、43と、素子片3の各部位(接合部位)との間の接点抵抗を小さくすることができる。
また、配線41〜43の厚さをそれぞれtとし、前述した凹部22〜24の配線41が設けられた部分の深さをそれぞれdとし、突起471、481、491の高さをそれぞれhとしたとき、d≒t+hなる関係を満たす。
また、図4、図6に示すように、配線41〜43上には、絶縁膜6が設けられている。そして、前述した各突起471、481、491上の絶縁膜6は形成せずに突起の表面が露出している。この絶縁膜6は、導体パターン4と素子片3との不本意な電気的接続(短絡)を防止する機能を有する。これにより、配線41、42、43と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)をより確実に防止しつつ、各第1固定電極指381A〜384A、381B〜384Bと配線41との電気的接続および各第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bと配線42との電気的接続を行うことができる。また、配線43と他の部位との不本意な電気的接続(短絡)をより確実に防止しつつ、固定部31と配線43との電気的接続を行うことができる。
本実施形態では、絶縁膜6は、突起471、481、491および電極44〜46の形成領域を除いて、絶縁基板2の上面の略全域にわたって形成されている。なお、絶縁膜6の形成領域は、配線41〜43を覆うことができれば、これに限定されず、例えば、絶縁基板2の上面の素子片3との接合部位や蓋部材5との接合部位を除くような形状をなしていてもよい。
また、配線41〜43の厚さをそれぞれtとし、前述した凹部22〜24の配線41〜43が設けられた部分の深さをそれぞれdとしたとき、d>tなる関係を満たす。これにより、例えば、図4に示すように、第1固定電極指381Aと配線42上の絶縁膜6との間には、隙間221が形成されている。図示しないが、この隙間221と同様の隙間が他の第1固定電極指382A、383A、384A、381B、382B、383B、384Bと配線42上の絶縁膜6との間にも形成されている。このような隙間は、後述する機能素子1の製造において、基板102と基板103との間にも同様に形成され、陽極接合時に生じるガスを排出することができる。
また、図6に示すように、蓋部材5と配線43上の絶縁膜6との間には、隙間222が形成されている。図示しないが、この隙間222と同様の隙間が蓋部材5と配線41、42上の絶縁膜6との間にも形成されている。これらの隙間は、蓋部材5内を減圧したり、不活性ガスを充填したりするのを用いることができる。なお、これらの隙間は、蓋部材5と絶縁基板2とを接着剤により接合する際に、接着剤により塞いでもよい。
このような絶縁膜6の構成材料としては、特に限定されず、絶縁性を有する各種材料を用いることができるが、絶縁基板2がガラス材料(特に、アルカリ金属イオンが添加されたガラス材料)で構成されている場合、二酸化珪素(SiO)を用いるのが好ましい。これにより、前述したような不本意な電気的接続を防止するとともに、絶縁基板2の上面の素子片3との接合部位に絶縁膜6が存在していても、絶縁基板2と素子片3とを陽極接合することができる。
また、絶縁膜6の厚さ(平均厚さ)は、特に限定されないが、10nm以上1000nm以下であるのが好ましく、10nm以上200nm以下であるのがより好ましい。このような厚さの範囲で絶縁膜6を形成すると、前述したような不本意な電気的接続を防止することができる。また、絶縁基板2がアルカリ金属イオンを含むガラス材料で構成され、かつ、素子片3がシリコンを主材料として構成されている場合、絶縁基板2の上面の素子片3との接合部位に絶縁膜6が存在していても、絶縁膜6を介して絶縁基板2と素子片3とを陽極接合することができる。
(蓋部材)
蓋部材5は、前述した素子片3を保護する機能を有する。
この蓋部材5は、板状をなし、その一方の面(下面)に凹部51が設けられている。この凹部51は、素子片3の可動部33および可動電極部36等の変位を許容するように形成されている。
そして、蓋部材5の下面の凹部51よりも外側の部分は、前述した絶縁基板2の上面に接合されている。本実施形態では、前述した絶縁膜6を介して絶縁基板2と蓋部材5とが接合されている。
蓋部材5と絶縁基板2との接合方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤を用いた接合方法、陽極接合法、直接接合法等を用いることができる。
また、蓋部材5の構成材料としては、前述したような機能を発揮し得るものであれば、特に限定されないが、例えば、シリコン材料、ガラス材料等を好適に用いることができる。
<機能素子の製造方法>
次に、前述した機能素子1の製造方法の一例を説明する。
図7および図8は、それぞれ、図1に示す機能素子の製造方法を説明するための図、図9は、図7(c)に示す工程(配線、接点、絶縁膜を形成する工程)を説明するための図である。なお、図7および図8は、それぞれ、図1中のA−A線断面に対応する断面を示している。
なお、以下では、絶縁基板2がアルカリ金属イオンを含むガラス材料で構成され、かつ、素子片3がシリコンで構成されている場合を例に説明する。
[1]
まず、図7(a)に示すように、第1基板である基板102を用意する。
この基板102は、後述する工程を経て絶縁基板2となるものである。
また、基板102は、アルカリ金属を含むガラス材料で構成されている。
[2]
次に、図7(b)に示すように、基板102の上面をエッチングすることにより、空洞部21と、凹部23を形成する。このとき、図7(b)では図示しないが、上記エッチングにより凹部22、24も同時に形成する。これにより、空洞部21と凹部22〜24が形成された基板102Aを得る。
このような空洞部21と凹部22〜24の形成方法(エッチング方法)としては、特に限定されないが、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、以下の各工程におけるエッチングにおいても、同様の方法を用いることができる。
また、上述したようなエッチングに際しては、例えば、フォトリソグラフィー法により形成されたマスクを好適に用いることができる。また、マスク形成、エッチング、マスク除去を複数繰り返し、空洞部21と凹部22〜24を順に形成することができる。そして、このマスクは、エッチング後に、除去される。このマスクの除去方法としては、例えば、マスクがレジスト材料で構成される場合には、レジスト剥離液、マスクが金属材料で構成される場合には、リン酸溶液のようなメタル剥離液等を用いることができる。
なお、マスクとして、例えば、グレースケールマスクを用いることにより、空洞部21と凹部22〜24(深さの異なる複数の凹部)を一括形成してもよい。
[3]
次に、図7(c)に示すように、基板102Aの上面上に、導体パターン4を形成する。その後、図7(c)では図示しないが、絶縁膜106Aを形成する。
ここで、絶縁膜106Aは、後述する個片化を経て絶縁膜6となるものである。
以下、図9に基づき、導体パターン4および絶縁膜106Aの形成について詳述する。なお、図9では、基板102Aの固定電極指381Aとの接合部近傍における導体パターン4および絶縁膜106Aの形成を代表的に図示している。
導体パターン4を形成するに際しては、まず、図9(a)に示すように、凹部23内に配線42を形成する。このとき、図9では図示しないが、配線42と同時に、凹部22内に配線41を形成し、凹部24内に配線43を形成する。
配線41、42、43の形成方法(成膜方法)としては、特に限定されないが、例えば、真空蒸着、スパッタリング(低温スパッタリング)、イオンプレーティング等の乾式メッキ法、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法、溶射法、薄膜の接合等が挙げられる。なお、以下の各工程における成膜においても、同様の方法を用いることができる。
その後、配線41上の所定の部位(第1固定電極部38(基部389)と接触すべき部位)に突起481を形成(成膜)し、配線42上の所定の部位(第2固定電極部39(第2固定電極指)と接触すべき部位)に突起471を形成(成膜)し、配線43上の所定の部位(固定部31と接触すべき部位)に突起491を形成(成膜)する(図示せず)。
次に、図9(b)に示すように、配線41、42等を覆うように、基板102Aの上面に絶縁膜106を形成(成膜)する。
次に、絶縁膜106の突起471、481、491に対応する部分、および、電極44〜46に対応する部分を除去する(図示せず)。これにより、電極44〜46を露出させるとともに、突起471、481、491が貫通する絶縁膜106Aが得られる。
以上のようにして、導体パターン4および絶縁膜106Aが得られる(図9(c)参照)。
[4]
次に、図7(d)に示すように、基板102Aの上面に、第2基板である基板103を陽極接合法により接合する。これにより、基板103と各突起471、481、491とが接続される。
この基板103は、後述する薄肉化、パターンニングおよび個片化を経て素子片3となるものである。
また、基板103は、シリコン基板である。
また、基板103の厚さは、素子片3の厚さよりも厚くなっている。これにより、基板103の取り扱い性を向上させることができる。なお、基板103の厚さが素子片3の厚さと同じであってもよい。この場合、後述する薄肉化工程[5]を省略すればよい。
[5]
次に、基板103を薄肉化して、図7(e)に示すように、基板103Aを得る。
この薄肉化は、基板103Aの厚さが素子片3の厚さと同じになるように行われる。
また、基板103の薄肉化方法は、特に限定されないが、例えば、CMP法、ドライポリッシュ法を好適に用いることができる。
[6]
次に、基板103Aをエッチングすることにより、図8(a)に示すように、素子片3を得る。
[7]
次に、図8(b)に示すように、基板102Aの上面に、凹部51を有する蓋部材105を接合する。これにより、基板102Aと蓋部材105とが素子片3を収納するようにして接合された接合体101が得られる。
この蓋部材105は、後述する個片化を経て蓋部材5となるものである。
[8]
次に、接合体101を個片化(ダイシング)することにより、図8(c)に示すように、機能素子1が得られる。
以上説明した本実施形態に係る機能素子1によれば、複数の第1固定電極指と複数の第2固定電極指とが互いに電気的に絶縁されているため、第1固定電極指と可動電極指との間の静電容量、および、第2固定電極指と可動電極指との間の静電容量を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて、高精度に物理量を検出することができる。
また、すべての第1固定電極指381A〜384A、381B〜384BがSiで一体的に形成されており、かつ、複数の第2固定電極指391A〜394A、391B〜394Bが互いに独立したSi材料で構成され、配線42により接続されたものであることにより、固定電極指の不良を確実に検出することができ、機能素子1の信頼性を高いものとすることができる。
また、固定部31、32、可動部33、連結部34、35、複数の固定電極指381A〜384A、381B〜384B、391A〜394A、391B〜394Bおよび複数の可動電極指361A〜365A、361A〜365Aを絶縁基板2とは別体の基板から形成(特に一括形成)することができる。そのため、これらの各可動電極指および各固定電極指の厚さを厚くして、機能素子1の高感度化を図ることができる。また、固定部31、32、可動部33および連結部34、35の厚さを厚くして、機能素子1の耐衝撃性を優れたものとすることができる。
<物理量センサー>
次に、図10に基づいて、本発明の機能素子を用いた物理量センサーを説明する。
図10は、本発明の物理量センサーの一例を示す模式図である。
図10に示す物理量センサー200は、前述した機能素子1と、機能素子1に電気的に接続された電子部品201とを有する。
電子部品201は、例えば集積回路素子(IC)であり、機能素子1を駆動する機能を有する。この電子部品201に角速度検出回路や加速度検出回路を形成することにより物理量センサー200をジャイロセンサーや加速度センサーとして構成することができる。
なお、図10では、物理量センサー200が1つの機能素子1を有する場合を図示しているが、物理量センサー200が複数の機能素子1を有していてもよい。また、物理量センサー200は、機能素子1と、機能素子1とは異なる構成の機能素子とを有していてもよい。
このような物理量センサー200は、信頼性に優れた機能素子1を備えるので、物理量センサー200全体としての信頼性も優れたものとなる。
<電子機器>
次に、本発明の電子機器を説明する。
図11は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピューター1100には、機能素子1が内蔵されている。
図12は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、アンテナ(図示せず)、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部が配置されている。
このような携帯電話機1200には、機能素子1が内蔵されている。
図13は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリ1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリ1308に格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、機能素子1が内蔵されている。
このような電子機器は、信頼性に優れた機能素子1を備えるので、電子機器全体としての信頼性も優れたものとなる。
なお、本発明の電子機器は、図11のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図12の携帯電話機、図13のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
以上、本発明について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものでない。
例えば、前述した実施形態では、第2固定電極部を構成する全ての第2固定電極指が、互いに独立したSi材料で構成されたものである場合について代表的に説明したが、本発明においては、複数の第2固定電極指のうち少なくとも一部が、互いに独立したSi材料で構成されたものであればよく、一部の第2固定電極指は、一体的に形成されたものであってもよい。
また、固定電極部の複数の固定電極指と、これに噛み合うように設けられた可動電極部の複数の可動電極指との本数、配置および大きさ等の形態は、前述した実施形態に限定されない。
また、可動部をY軸方向に変位させるように構成してもよいし、可動部をX軸に平行な軸線まわりに回動させるように構成してもよい。この場合、可動電極指と固定電極指との対向面積の変化による静電容量変化に基づいて物理量を検出すればよい。
また、上述の実施形態では、機能素子1を物理量センサー素子として用いる場合について説明したが、物理量センサー素子に限らず、例えば固定電極指と可動電極指に異なる電圧を加えてクーロン力により可動電極指を駆動させることにより固有周波数を発振する共振子として本発明の機能素子を用いてもよい。
前述した実施形態では、素子片は、1つの基板をエッチングすることより形成されたものであり、素子片を構成する各部位は、1つの基板(部材)から製造されたものである場合について説明したが、本発明において、素子片は、その一部を、他の部位とは別個に製造したものであってもよい。
1‥‥機能素子
2‥‥絶縁基板
21‥‥空洞部
22‥‥凹部
221‥‥隙間
222‥‥隙間
23‥‥凹部
24‥‥凹部
3‥‥素子片
31‥‥固定部
32‥‥固定部
33‥‥可動部
34‥‥連結部
341、342‥‥梁
35‥‥連結部
351、352‥‥梁
36‥‥可動電極部
361A〜365A、361B〜365B‥‥可動電極指
38‥‥固定電極部(第1固定電極部)
381A〜384A、381B〜384B‥‥固定電極指(第1固定電極指)
389‥‥基部
39‥‥固定電極部(第2固定電極部)
391A〜394A、391B〜394B‥‥固定電極指(第2固定電極指)
4‥‥導体パターン
41‥‥配線(第1配線)
42‥‥配線(第2配線)
43‥‥配線(第3配線)
44‥‥電極
45‥‥電極
46‥‥電極
471‥‥突起(第2突起)
481‥‥突起(第1突起)
491‥‥突起(第3突起)
5‥‥蓋部材
51‥‥凹部
6‥‥絶縁膜
101‥‥接合体
102‥‥基板
102A‥‥基板
103‥‥基板
103A‥‥基板
105‥‥蓋部材
106‥‥絶縁膜
106A‥‥絶縁膜
200‥‥物理量センサー
201‥‥電子部品
1100‥‥パーソナルコンピューター
1102‥‥キーボード
1104‥‥本体部
1106‥‥表示ユニット
1200‥‥携帯電話機
1202‥‥操作ボタン
1204‥‥受話口
1206‥‥送話口
1300‥‥ディジタルスチルカメラ
1302‥‥ケース
1304‥‥受光ユニット
1306‥‥シャッタボタン
1308‥‥メモリ
1312‥‥ビデオ信号出力端子
1314‥‥入出力端子
1430‥‥テレビモニタ
1440‥‥パーソナルコンピューター

Claims (10)

  1. 絶縁基板と、
    可動部と、
    前記可動部に設けられた可動電極指と、
    前記絶縁基板上に設けられ、かつ、前記可動電極指に対向して配置された固定電極指とを含み、
    前記固定電極指は、複数の第1固定電極指と、複数の第2固定電極指とを有するものであり、
    前記可動電極指の一方の側に前記第1固定電極指が配置され、前記可動電極指の他方の側に前記第2固定電極指が配置されており、
    前記第1固定電極指と前記第2固定電極指とは、互いに離間して配置されており、
    すべての前記第1固定電極指は、Siで一体的に形成されたものであり、
    複数の前記第2固定電極指のうち少なくとも一部は、互いに独立したSi材料で構成され、配線により接続されたものであることを特徴とする機能素子。
  2. 前記可動部を挟み込むように前記可動部の両側に前記可動電極指が設けられており、これらの前記可動電極指がすべてSiで一体的に形成されたものである請求項1に記載の機能素子。
  3. 前記絶縁基板には固定部が設けられ、
    前記可動部は、連結部を介して前記固定部に接続されている請求項1または2に記載の機能素子。
  4. 前記絶縁基板には、前記第2固定電極指に電気的に接続された配線が設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の機能素子。
  5. 前記絶縁基板には、凹部が設けられ、
    前記配線が前記凹部内に設けられている請求項4に記載の機能素子。
  6. 前記第2固定電極指は、導電性を有する突起を介して前記配線に接続されている請求項5に記載の機能素子。
  7. 前記配線は、絶縁膜が設けられた部分を備えたものである請求項4ないし6のいずれか1項に記載の機能素子。
  8. 前記配線は、光透過性の電極材料で構成されたものである請求項4ないし7のいずれか1項に記載の機能素子。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の機能素子を備えたことを特徴とする物理量センサー。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の機能素子を備えたことを特徴とする電子機器。
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