JP2016023630A - エンジンのブローバイガス還流装置 - Google Patents

エンジンのブローバイガス還流装置 Download PDF

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英也 堀井
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栄之介 末國
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Abstract

【課題】簡単な構造で、吸気管3(接続管部31)におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができるエンジンのブローバイガス還流装置を提供する。【解決手段】コンプレッサハウジング25が、コンプレッサハウジング25の吸気導入部25bから、吸気管3(接続管部31)におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の少なくとも一部に対して吸気管3の径方向内側に対向するように延びる延設部25fを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、吸気を過給する過給機を備えたエンジンのブローバイガス還流装置に関する技術分野に属する。
従来より、吸気を過給する過給機を備えたエンジンのブローバイガス還流装置として、吸気管における過給機のコンプレッサよりも上流側に、ブローバイガスを還流させるようにしたものが知られている。このようなブローバイガス還流装置においては、外気温度(吸気の温度)が低い場合に、吸気管内に導入されるブローバイガス中の凝縮水が氷結することがある。
そこで、例えば特許文献1では、過給機のコンプレッサの吸い込み口(コンプレッサハウジングの吸気導入部)に、金属製のシール用ガスケットを挟んだ状態で吸気管を接合し、この吸入管に、ブローバイガス導入開口を設け、上記ガスケットに、吸気管の底部に突出するように金属製の受け板を固着して設け、この受け板で、上記ブローバイガス導入開口からの凝縮水を受け止めるように構成し、コンプレッサからの熱を受けて比較的高い温度になっている受け板にて凝縮水を加熱・蒸発させることで吸入管内で氷塊になることを抑制するようにしている。
特開2010−255545号公報
しかし、上記特許文献1のものでは、吸気管の底部に溜まる凝縮水については氷結するのを抑制できるものの、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結することによりブローバイガス導入開口が閉塞されるという問題には対処できず、ブローバイガスの還流が阻害されるという懸念がある。また、吸気流により、ブローバイガス導入開口の周縁部から氷塊がコンプレッサのインペラへと飛ばされ、その氷塊の当接によりインペラがダメージを受けるという懸念もある。一方、ヒーター等によって氷結防止を図るようにすることも考えられるが、この場合には、構造が複雑化したりコストアップを招いたりするという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造で、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができるエンジンのブローバイガス還流装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、吸気を過給する過給機を備えたエンジンのブローバイガス還流装置を対象として、上記過給機のコンプレッサハウジングの吸気導入部に接続される吸気管に、上記エンジンの燃焼室から漏出したブローバイガスを該吸気管内に導入するためのブローバイガス導入管が接続されるブローバイガス導入開口が形成されており、上記コンプレッサハウジングは、上記吸気導入部から、上記吸気管における上記ブローバイガス導入開口の周縁部の少なくとも一部に対して上記吸気管の径方向内側に対向するように延びる延設部を有している、という構成とした。
上記の構成により、コンプレッサにより過給された吸気の熱が吸気導入部を介して延設部にまで伝わり、その延設部が、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部の周方向の少なくとも一部に対して吸気管の径方向内側に対向することで、吸気管へと導入されるブローバイガスが、上記熱が伝わった延設部に当接して、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができる。また、上記延設部は、コンプレッサハウジングの吸気導入部に一体形成することができる。よって、簡単な構造で、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができる。
上記エンジンのブローバイガス還流装置の一実施形態では、上記延設部は、上記吸気管における上記ブローバイガス導入開口の周縁部の吸気流れ方向下流側の部分に対して上記吸気管の径方向内側に対向している。
すなわち、吸気流の影響により、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部の吸気流れ方向下流側の部分にて凝縮水が氷結し易くなるが、延設部が該部分に対して吸気管の径方向内側に対向することで、吸気流に流されたブローバイガスが延設部に当接して、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部の吸気流れ方向下流側の部分でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを効果的に抑制することができる。また、延設部の長さを短くすることができ、延設部の形成がより一層容易になる。
上記エンジンのブローバイガス還流装置の別の実施形態では、上記延設部は、上記吸気管における上記ブローバイガス導入開口の周縁部全周に対して上記吸気管の径方向内側に対向している。
このことにより、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部全周でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができ、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部での凝縮水の氷結の抑制効果を最大限に高めることができる。
上記エンジンのブローバイガス還流装置において、上記コンプレッサハウジングの材料の熱伝導率が、上記吸気管における上記ブローバイガス導入管の接続部分の材料の熱伝導率よりも高い、ことが好ましい。
このことで、吸気の熱が延設部に効率良く伝わる。また、吸気管におけるブローバイガス導入管の接続部分の材料の熱伝導率を低くすることができる。すなわち、上記接続部分の材料の熱伝導率が高いと、該接続部分が吸気によって冷えすぎて却って凝縮水の氷結が生じ易くなるが、上記接続部分の材料の熱伝導率を低くすることで、該接続部分の吸気による冷えを防止することができる。
上記コンプレッサハウジングの材料が、アルミニウムであることが好ましい。
こうすることで、コンプレッサの熱を延設部に効率良く伝えることができるとともに、コンプレッサハウジングの形成を鋳造により容易にできるようになる。
以上説明したように、本発明のエンジンのブローバイガス還流装置によると、コンプレッサハウジングが、該コンプレッサハウジングの吸気導入部から、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部の少なくとも一部に対して上記吸気管の径方向内側に対向するように延びる延設部を有していることにより、コンプレッサハウジングの吸気導入部に延設部を設けるという簡単な構造で、吸気管におけるブローバイガス導入開口の周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができる。
本発明の実施形態1に係るブローバイガス還流装置を有するエンジンの概略構成を示す図である。 実施形態1におけるコンプレッサハウジングを示す斜視図である。 実施形態1において、コンプレッサハウジングの吸気導入部に、上流側吸気管の接続管部を接続した状態を示す斜視図である。 実施形態1において、互いに接続された吸気導入部及び接続管部の縦断面図である。 図4のV方向矢示図である。 実施形態2におけるコンプレッサハウジングを示す斜視図である。 実施形態2において、コンプレッサハウジングの吸気導入部に、上流側吸気管の接続管部を接続した状態を示す縦断面図である。 実施形態3において、コンプレッサハウジングの吸気導入部に、上流側吸気管の接続管部を接続した状態を示す斜視図である。 実施形態3において、互いに接続された吸気導入部及び接続管部の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るブローバイガス還流装置21を有するエンジン1の概略構成を示す。このエンジン1は、自動車等の車両に搭載されていて、燃焼室が区画されるエンジン本体2を有している。
エンジン本体2には吸気管3が接続され、この吸気管3には、上流側から順に、吸気を濾過するエアクリーナ4、吸気を過給するターボ過給機15のコンプレッサ15a、該コンプレッサ15aにより圧縮された吸気を冷却するインタークーラ5、及び、上記燃焼室への吸気量を調節するスロットル弁6が配設されている。
また、エンジン本体2には排気管10が接続され、この排気管10には、上流側から順に、上記ターボ過給機15のタービン15b、及び、排気ガス中の有害成分を浄化する排気浄化装置11が配設されている。上記タービン15bが排気ガス流により回転し、このタービン15bの回転により、該タービン15bと連結された上記コンプレッサ15aが作動して、吸気の過給を行う。
エンジン1は、その排気ガスの一部が排気管10から吸気管3に還流されるように、EGR通路17を備えている。このEGR通路17は、排気管10におけるタービン15bよりも上流側部分と、吸気管3におけるスロットル弁6よりも下流側部分とを接続する。EGR通路17には、その内部を通過する排気ガスを冷却するためのEGRクーラ18と、EGR通路17による排気ガスの還流量を調節するEGR弁19とが配設されている。
また、エンジン1は、上記燃焼室から漏出したブローバイガスを吸気管3に還流するブローバイガス還流装置21を有している。このブローバイガス還流装置21は、エンジン本体2の上記燃焼室からクランクケースやシリンダヘッド等に漏出したブローバイガスを吸気管3内に導入するためのブローバイガス導入管22を含む。このブローバイガス導入管22は、後に詳細に説明するが、吸気管3におけるコンプレッサ15aの上流側近傍に接続される。
ターボ過給機15は、図2に示すように、コンプレッサハウジング25を有している。このコンプレッサハウジング25は、コンプレッサ15aのインペラを収容する略ドーナツ状のハウジング本体部25aと、このハウジング本体部25aの中央部(インペラの中心部に対応する部分)に、円管状に突出するように一体形成されかつハウジング本体部25a内に吸気を導入する吸気導入部25bとを有している。この吸気導入部25bからハウジング本体部25a内に導入された吸気は、上記インペラにより、ハウジング本体部25a内の外周部に設けられたスクロール室25c(図4参照)に吐出され、このスクロール室25cに接続された不図示の導出部を介してインタークーラ5へと導出される。
図3及び図4に示すように、吸気導入部25bは、吸気管3においてコンプレッサ15aよりも上流側に位置する部分(以下、上流側吸気管3aという)と接続されている。上流側吸気管3aの下流端及びその近傍部は、例えばポリプロピレンからなる樹脂で形成された接続管部31で構成されている。この上流側吸気管3aの接続管部31が吸気導入部25bに接続されることになる。この接続は、吸気導入部25b及び接続管部31にそれぞれ径方向に突出するように設けた締結固定部25d,31aにて、ボルト及びナットを介して締結固定することで行われる。接続管部31の上流側端部は、不図示のゴム管部(又はゴムホース部)を介して、上流側吸気管3aの、エアクリーナ4から延びてきた上流側部の下流側端部と接続される。接続管部31の外周面における上流側端部には、上記ゴム管部が外嵌合されて接続固定される接続固定部31bが設けられている。この接続固定は、ゴム管部の下流側端部を、その径方向内側の接続固定部31bに対して全周に亘って締め付けるバンドによって行う。上記ゴム管部と上記上流側部との接続固定も同様である。尚、上記ゴム管部(ゴムホース部)は、接続管部31の上流側端部の位置と上記上流側部の下流側端部の位置とのずれを吸収する役割を有している。
接続管部31の外周面の上部における下流側端部近傍には、上記ブローバイガス導入管22が接続されるブローバイガス導入開口31cが形成されている。接続管部31の外周面におけるブローバイガス導入開口31cの周囲には、上側に突出して延びる延設管部31dが一体形成されている。この延設管部31dの外周面にブローバイガス導入管22が外嵌合されて接続固定される。この固定は、ブローバイガス導入管22が延設管部31dから容易に外れないような強固な固定である。
図2及び図4に示すように、吸気導入部25bの接続管部31側(上流側)の端面の径方向内側部分には、その全周に亘って、接続管部31側に突出する突出部25eが一体形成されている。この突出部25eの周方向の全体が、接続管部31の下流側端部に対して径方向内側に重なっている(対向してる)。突出部25eの周方向の一部(上部)は、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の吸気流れ方向下流側の部分に対して接続管部31の径方向内側に重なっている。すなわち、本実施形態では、突出部25eの上部が、吸気導入部25bの接続管部31側の端面から、接続管部31(上流側吸気管3a)におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の少なくとも一部(本実施形態では、該周縁部の吸気流れ方向下流側の部分)に対して接続管部31の径方向内側に対向するように延びる延設部25fとされている。尚、本実施形態では、突出部25e(延設部25fを含む)と接続管部31の下流側端部との間から吸気の漏れをなくすために、両者が径方向に重なっているが、別途にシール部やシール部材等を設ける場合には、突出部25e(特に延設部25f)と接続管部31の下流側端部とが径方向に離れていてもよい。この場合、延設部25fが、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の吸気流れ方向下流側の部分に対して径方向内側に離れて配置されることになる。
本実施形態では、延設部25fの先端は、図5に示すように、ブローバイガス導入開口31cの中心軸方向から見て、ブローバイガス導入開口31cと重なるようにブローバイガス導入開口31cに僅かにはみ出している。基本的には、上記中心軸方向から見て、延設部25fの先端がブローバイガス導入開口の周縁に接することが好ましいが、各部品の製造誤差により、延設部25fの先端が上記周縁に届かない場合が生じるので、このようにはみ出すようにしている。このはみ出し量は、接続管部31内へのブローバイガスの導入の邪魔にならないような量である。尚、本実施形態では、延設部25fの先端は、ブローバイガス導入開口31cの中心軸方向から見て、直線状をなしているが、該方向から見て、ブローバイガス導入開口31cの周縁における吸気流れ方向下流側の部分に略沿う円弧状をなしていてもよい。
吸気導入部25bの接続管部31側の端面における下部(突出部25eの下部)には、延設部25fよりも上流側に延びる受け部25gが一体形成されている。この受け部25gは、ブローバイガス導入開口31cに対向するように位置して、ブローバイガス導入開口31cから落下してくる凝縮水を受け止める。
コンプレッサハウジング25は、その全体が、アルミニウムで形成されてなる。すなわち、コンプレッサハウジング25は、その全体をアルミニウム鋳造により形成したものである。上記のように接続管部31は樹脂で形成されているので、コンプレッサハウジング25の材料の熱伝導率が、吸気管3におけるブローバイガス導入管22の接続部分(つまり接続管部31)の材料の熱伝導率よりも高いことになる。尚、コンプレッサハウジング25の材料は、アルミニウムである必要はなく、熱伝導率が高い他の金属材料(例えば、銅)であってもよい。
ここで、上記のような延設部25fがない場合には、外気温度(吸気の温度)が低い場合に、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結することがある。この氷結により、ブローバイガスの還流が阻害されるという懸念がある。また、吸気流により、ブローバイガス導入開口31cの周縁部から氷塊がコンプレッサ15aのインペラへと飛ばされ、その氷塊の当接によりインペラがダメージを受けるという懸念もある。
しかし、本実施形態では、コンプレッサ15a(インペラ)により過給された吸気の熱が、ハウジング本体部25aのスクロール室25cに対応する部分から吸気導入部25bを介して延設部25fへと伝わる。この延設部25fが、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の吸気流れ方向下流側の部分に対して接続管部31の径方向内側に重なっているので、接続管部31へと導入されるブローバイガスが、上記のように熱が伝わった延設部25fの先端に当接して、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができる。特に吸気流の影響により、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の吸気流れ方向下流側の部分にて凝縮水が氷結し易くなるが、延設部25fが該部分に対して接続管部31の径方向内側に重なっていることで、吸気流に流されたブローバイガスが延設部25fの先端に当接して、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の吸気流れ方向下流側の部分でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを効果的に抑制することができる。また、受け部25gにも、延設部25fと同様に、上記吸気の熱が伝わるので、受け部25gに溜まった凝縮水が氷結することも抑制することができる。
また、コンプレッサハウジング25の材料の熱伝導率が、接続管部31の材料の熱伝導率よりも高いので、上記吸気の熱が延設部25fに効率良く伝わるとともに、接続管部31の材料の熱伝導率を低くすることができる。すなわち、接続管部31の材料の熱伝導率が高いと、接続管部31が吸気によって冷えすぎて却って凝縮水の氷結が生じ易くなるが、接続管部31の材料の熱伝導率を低くすることで、接続管部31の吸気による冷えを防止することができる。
さらに、コンプレッサハウジング25の吸気導入部25bに延設部25f(突出部25e)及び受け部25gを設けるだけでよく、簡単な構造で、ブローバイガス中の凝縮水の氷結を防止することができる。
(実施形態2)
図6及び図7は、本発明の実施形態2を示し(尚、以下の各実施形態では、図2〜図4と同じ部分については、同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する)、延設部25fの形状を、上記実施形態1とは異ならせたものであり、その他の構成は、上記実施形態1と同じである。
すなわち、本実施形態では、延設部25fは、上記実施形態1よりも更に吸気流れ方向上流側に延びて、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部全周に対して接続管部31の径方向内側に重なっている(対向している)。延設部25fには、ブローバイガス導入開口31cに対向しかつブローバイガス導入開口31cと略同じ径(各部品の製造誤差を考慮して、ブローバイガス導入開口31cよりも僅かに小さい径であることが好ましい)を有する貫通孔25hが形成されており、この貫通孔25hを通ってブローバイガスが接続部管31内に導入されることになる。その際、ブローバイガスが延設部25fにおける貫通孔25hの周縁部に当接して、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部全周においてブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することができる。
(実施形態3)
図8及び図9は、本発明の実施形態3を示し、吸気導入部25bに接続される接続管部31を、上記実施形態1及び2のように樹脂で形成する代わりに、ゴム部材で形成したものである。
本実施形態では、上記実施形態1及び2で用いたゴム管部(又はゴムホース部)は不要であり、接続管部31とエアクリーナ4から延びてきた上流側部の下流側端部とが直接接続される。この接続は、接続管部31の上流側端部の内側に、上流側部の下流側端部を挿入固定することで行われ、上記実施形態1及び2の接続管部31の外周面における上流側端部に設けられた接続固定部31bは設けられていない。
本実施形態においても、上記実施形態1及び2と同様に、接続管部31の外周面の上部における下流側端部近傍に、ブローバイガス導入開口31cが形成され、接続管部31の外周面におけるブローバイガス導入開口31cの周囲には、上側に突出して延びる延設管部31dが一体形成されている。上記実施形態1及び2とは異なり、延設管部31d内には、金属製の接続管33が挿入固定されており、この接続管33の上部が、延設管部31dの外部に位置する。この接続管33の上部に、ブローバイガス導入管22が接続固定されるようになっている。接続管33の下端は、ブローバイガス導入開口31cよりも上側の位置にある。すなわち、接続管33をブローバイガス導入開口31cに達するように延設すると、金属製の接続管33が吸気によって冷えすぎて、ブローバイガスが接続管33内で氷結する可能性が高くなるが、接続管33をブローバイガス導入開口31cに達しないようにしておくことで、ブローバイガスが接続管33内で氷結するのを防止することができる。
本実施形態においても、上記実施形態1と同様に、吸気導入部25bの接続管部31側の端面の径方向内側部分に、全周に亘って、接続管部31側に突出する突出部25eが一体形成されており、この突出部25eの周方向の全体が、接続管部31の下流側端部に対して径方向内側に重なっている。そして、突出部25eの上部が、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部の吸気流れ方向下流側の部分に対して接続管部31の径方向内側に重なっていて、上記実施形態1と同様の延設部25fとされている。
また、本実施形態においても、上記実施形態1及び2と同様に、コンプレッサハウジング25の材料(アルミニウム)の熱伝導率が、接続管部31の材料(ゴム部材)の熱伝導率よりも高い。
本実施形態では、接続管部31がゴム部材で形成されているため、接続管部31と吸気導入部25bとの接続固定は、接続管部31の下流側端部を、その径方向内側の突出部25eの外周面に対して全周に亘って締め付けるバンドによって行う。このため、上記実施形態1及び2の吸気導入部25b及び接続管部31にそれぞれ設けられた締結固定部25d,31aは設けられていない。上記バンドの幅の分だけ、突出部25e(つまり延設部25f)及び受け部25gの長さが、上記実施形態1及び2よりも長くなる。延設部25f及び受け部25gへの熱伝達の観点からは、上記実施形態1及び2のような樹脂製の接続管部31を用いる方が好ましいが、延設部25f及び受け部25gの長さが大幅に長くならなければ、本実施形態の構成でも、接続管部31におけるブローバイガス導入開口31cの周縁部でブローバイガス中の凝縮水が氷結するのを抑制することは可能である。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、吸気を過給する過給機を備えたエンジンのブローバイガス還流装置において、吸気管における過給機のコンプレッサよりも上流側に、ブローバイガスを還流させる場合に有用である。
1 エンジン
3 吸気管
3a 上流側吸気管(吸気導入部に接続される吸気管)
15 ターボ過給機
15a コンプレッサ
21 ブローバイガス還流装置
22 ブローバイガス導入管
25 コンプレッサハウジング
25b 吸気導入部
25f 延設部
31 接続管部(吸気導入部に接続される吸気管)
31c ブローバイガス導入開口

Claims (5)

  1. 吸気を過給する過給機を備えたエンジンのブローバイガス還流装置であって、
    上記過給機のコンプレッサハウジングの吸気導入部に接続される吸気管に、上記エンジンの燃焼室から漏出したブローバイガスを該吸気管内に導入するためのブローバイガス導入管が接続されるブローバイガス導入開口が形成されており、
    上記コンプレッサハウジングは、上記吸気導入部から、上記吸気管における上記ブローバイガス導入開口の周縁部の少なくとも一部に対して上記吸気管の径方向内側に対向するように延びる延設部を有していることを特徴とするエンジンのブローバイガス還流装置。
  2. 請求項1記載のエンジンのブローバイガス還流装置において、
    上記延設部は、上記吸気管における上記ブローバイガス導入開口の周縁部の吸気流れ方向下流側の部分に対して上記吸気管の径方向内側に対向していることを特徴とするエンジンのブローバイガス還流装置。
  3. 請求項1記載のエンジンのブローバイガス還流装置において、
    上記延設部は、上記吸気管における上記ブローバイガス導入開口の周縁部全周に対して上記吸気管の径方向内側に対向していることを特徴とするエンジンのブローバイガス還流装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンのブローバイガス還流装置において、
    上記コンプレッサハウジングの材料の熱伝導率が、上記吸気管における上記ブローバイガス導入管の接続部分の材料の熱伝導率よりも高いことを特徴とするエンジンのブローバイガス還流装置。
  5. 請求項4記載のエンジンのブローバイガス還流装置において、
    上記コンプレッサハウジングの材料が、アルミニウムであることを特徴とするエンジンのブローバイガス還流装置。
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