JP2016022881A - 接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】T字形の接合部に作用するねじり荷重に対する剛性を向上できるようにする。
【解決手段】接合構造は、第1部材10の側部に第2部材20が接合され、T字形状をなし、第1上面11a及びフランジ25が、接合部30で接合される。第1上面11aの裏側面には、長リブ15aが設けられる。長リブ15aは、第2部材20の長手方向に対して交わる方向で第1部材10の長手方向に沿って延び、接合部30に重なるように配置される。長リブ15aは、裏面から離れる方向の長さよりも、第1部材10の長手方向に沿う方向の長さが長い。
【選択図】図2

Description

本発明は、繊維強化樹脂材からなる2つの部材をT字形に接合する接合構造に関する。
T字形に接合される構造には、例えば、自動車の骨格を形成する部材を接合する構造がある。例えば、サイドメンバーとクロスメンバーの接合部は、T字形の接合構造となる。サイドメンバーは、車両前後方向に延びる部材で、クロスメンバーは、車幅方向に延びる部材である。これらの部材の結合については、例えば特許文献1に開示されている技術が知られている。
特許文献1には、サイドフレーム(サイドメンバー)及びクロスメンバーが鋳造等により一体に構成されている例が開示されている。サイドフレーム及びクロスメンバーとで、T字形を構成している。このT字形の部分に、リブを設けることによって、当該T字形の部分の剛性を向上させている。
特開平6−321138号公報
サイドメンバー及びクロスメンバーのT字形の接合部が一体に形成される場合には、当該文献に開示されているようにリブを設けることでT字形状部の剛性を固めることはできる。一方で、これらの骨格部材について、車体の軽量化等を目的として繊維強化樹脂材により構成されるものがある。これらは、溶着等(接着、超音波溶着、振動溶着等を含む。)により接合される。
上記文献に開示されるリブ構造の例では、別体の部材同士を接合するときに、各部材の接合部分を補強するように構成することは困難である。また、車体の骨格部材に限らず、繊維強化樹脂材により形成される部材同士をT字形に接合する場合の接合強度や剛性を向上させることは、上記例を適用することが困難な場合がある。
樹脂材は、鉄やアルミニウム等の金属材料に比べて比重が小さいが、機械的特性では劣る。これに対して、繊維強化樹脂材は、当該機械的特性を炭素繊維やガラス繊維で補う材料である。繊維強化樹脂材料は一般の樹脂材に比べて高コストなため、使用する量を抑制しつつ、要求性能を満足させること等が求められる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、繊維強化樹脂材からなる部材がT字形に接合される構造について、ねじり荷重に対する剛性を向上できるようにする接合構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係る接合構造は、繊維強化樹脂材からなり第1方向に延びる長尺の第1部材に、繊維強化樹脂材からなり前記第1方向に垂直な第2方向に延びる長尺の第2部材を接合する接合構造であって、前記第1部材には、前記第1方向に延びる平坦な第1主面と、前記第1方向に延び前記第1主面に垂直な側壁面とが設けられ、前記第1部材は、L字形の横断面形状を有し、前記第2部材には、前記第1主面に隣接し、前記第2方向に延びる平坦な第2主面が設けられ、前記第2主面の前記第1方向両側には、前記意第2方向に延び前記第2主面に垂直な縦壁面が設けられ、前記第2部材は、コの字形の横断面形状を有し、前記第2主面の第2方向端には、前記第1主面に当接するフランジが設けられ、前記第1主面及び前記フランジが、少なくとも1つの接合部で接合することによって、前記第1部材及び前記第2部材でT字形状に構成された接合構造において、前記第1主面の裏面には、少なくとも1つの長リブが設けられており、前記長リブは、前記第2方向に交差する方向で前記第1方向に沿うように延び、前記接合部に重なるように配置され、前記裏面から離れる方向の長さよりも、前記第1方向に沿う方向の長さが長くなるように構成されている。
また、本発明に係る接合構造の一態様では、前記第2主面及び前記縦壁面の裏面には、前記コの字状の横断面形状に沿うように内側リブが設けられ、該内側リブは、前記第1部材に隣接する位置に配置されている。
また、本発明に係る接合構造の一態様では、前記フランジは、前記第1方向に沿って延びており、前記長リブは、前記フランジの長手方向端と前記第1主面との境界上を超えて、前記第1方向に延びている。
また、本発明に係る接合構造の一態様では、前記接合部は、前記裏面に前記第1方向に間隔を空けて少なくとも2つ配置されており、前記長リブは、それぞれの前記接合部に重なるように、前記第1方向に間隔を空けて配置されている。
また、本発明に係る接合構造の一態様では、前記内側リブは、2枚の板材が交差してX字状を構成するX字状リブであり、前記第1部材の前記側壁面と前記第2部材の前記縦壁面とで角部が構成されており、前記X字状リブは、前記角部に隣接するように配置されている。
また、本発明に係る接合構造の一態様では、前記X字状リブの前記第1部材に近い方の端部から、X字状に交差する交差方向に沿って、前記第1部材に向かって延長したときの延長線上に、前記接合部が配置されている。
本発明によれば、長リブが接合部を通るように且つ第1部材の回転方向に沿うように、長リブを第1主面に設けることで、接合部周辺に応力が集中するのを抑え、変形を抑制できる。第2部材から所定の荷重の入力があると、第1部材には曲げモーメントが発生する。第2部材の長手方向に略垂直な長リブを第1部材に設けることで、第1部材及び第2部材の接合部の曲げモーメントに対する剛性を高め、第2部材及び第1部材それぞれに垂直な方向の曲げに対する強度及び剛性を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る接合構造の一態様によれば、入力側となる第2部材の接合部近傍の剛性を高め、変形を抑えることで、フランジに発生する変形を抑えることができる。それによって、第2部材から第1部材への荷重の伝達をより確実に行うことができ、接合部に発生する応力を削減することが可能となる。
また、本発明に係る接合構造の一態様によれば、フランジの長手方向端よりも外側まで長リブを延長することで、接合部周辺の変形の抑制効果が向上し、フランジによる接触面積の拡大することが可能となり、応力の集中を緩和することができる。これにより、広い面積に応力を分散できるようになり、強度及び剛性の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る接合構造の一態様によれば、2つの接合部があるときに、長リブを必要な範囲(部分)に配置することで、部材削減が可能であり、部材の材料の使用を抑制することができる。
また、本発明に係る接合構造の一態様によれば、第2部材内にX字状リブを設けることで、第2部材のねじれに対する剛性を高め、接合部に発生する変形をより確実に低減することができる。さらに、第1部材への荷重の分散をより確実にすることで、接合部に発生する局所的に高い応力及び変形を緩和することが可能になる。
また、本発明に係る接合構造の一態様によれば、第1部材上の長リブと第2部材上のX字状リブを連動させることで、ねじれによって発生する応力を、第2部材の長手方向によって効果的に分散させることができるようになる。
本発明に係る接合構造の一例を示し、車体の下部構造の一部を示す概略斜視図である。 本発明に係る第1の実施形態の接合構造の斜視図で、図1のA部付近を拡大して示す部分斜視図である。 図1の接合構造を、車両下方から見た斜視図である。 図1の第1長リブの傾斜範囲を示す部分下面図である。 図1のX字状リブと接合部との関係を示す部分下面図である。 本発明に係る接合構造の第2の実施形態を示す概略斜視図である。
以下、本発明に係る接合構造の実施形態について、図面を用いて説明する。本発明に係る接合構造は、2つの部材(第1部材及び第2部材)を備え、第2部材の長手方向端が、第1部材の長手方向の側部に接合され、T字形状をなす構造である。以下の第1及び第2の実施形態では、車体の骨格を構成するクロスメンバー20がサイドメンバー10に接続される構造の例について説明する。すなわち、第1部材はサイドメンバー10、第2部材はクロスメンバー20の例について説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態のサイドメンバー10は、車体の骨格を構成する部材で、車両前後方向に延び、車幅方向両側に一対に配置される部材である。この例のサイドメンバー10は、繊維強化樹脂材により形成されている。クロスメンバー20は、サイドメンバー10と同様に、車体の骨格を構成する部材である。当該クロスメンバー20は、車幅方向に延びる部材であり、サイドメンバー10の側部に接合されている。
上述したように、樹脂材は鉄やアルミニウム等の金属材料に比べて比重が小さいが機械的特性では劣る。繊維強化樹脂材は、劣っている機械特性について炭素繊維やガラス繊維で補う材料である。この例では、例えば、GFRP(Glass fiber reinforced plastics)のようなガラス繊維を用いたものや、CFRPのようなカーボン繊維を用いたものにより形成される。サイドメンバー10、クロスメンバー20及びフロアパネル35は、接着剤による接着や、超音波溶着及び振動溶着等により接合される。
以下、サイドメンバー10及びクロスメンバー20の接合構造について説明する。
図1に示すように、1つのサイドメンバー10は、車幅方向外側に配置され、車両前後方向に延びる部材である。また、図2に示すように、サイドメンバー10は、第1上壁部11、内側壁部12及び外側壁部13を有する。第1上壁部11には、水平に延びる第1上面11aが形成されている。内側壁部12は、第1上壁部11の車幅方向内側に配置されており、第1上面11aに垂直な内側壁面12aが形成されている。詳細な説明は省略するが、第1上壁部11の車幅方向外側には、外側壁部13が設けられている。
第1上壁部11と内側壁部12とで、L字形の横断面形状が形成される。この例では、第1上壁部11、内側壁部12及び外側壁部13で、車両下方に開くコの字形の横断面形状が形成される。
クロスメンバー20は、車幅方向に延びる部材であり、車幅方向外側端がサイドメンバー10の第1上壁部11及び内側壁部12に接続される。接続については後で説明する。
クロスメンバー20は、第2上壁部21と、2つの縦壁部(前方縦壁部22及び後方縦壁部23)を有する。第2上壁部21には、水平に延びる第2上面21aが形成されている。前方縦壁部22は、第2上壁部21の車両前部に配置されており、第2上面21aに垂直な前方縦壁面22aが形成されている。後方縦壁部23は、第2上壁部21の車両後部に配置されており、第2上面21aに垂直な後方縦壁面23aが形成されている。第2上壁部21、前方縦壁部22及び後方縦壁部23で、車両下方に開くコの字形の横断面形状が形成される。
第2上面21aの車幅方向外側端には、車幅方向外側に突出するフランジ25が設けられている。フランジ25は、第2上面21aの車幅方向端から第2上面21aに連続するように延びており、サイドメンバー10の第1上面11aに当接する。フランジ25は、車両前後方向に延びる略長方形状である。また、フランジ25は、第2上面21aの車両前端よりも車両前方に突出し、車両後端よりも車両後方に突出している。第1上面11a及びフランジ25は、2つの接合部30で接合されている。これらの接合部30は、車両前後方向に間隔を空けて設けられている。当該接合は、上記のように接着剤による接着や、超音波溶着及び振動溶着等により行われる。
また、前方縦壁部22及び後方縦壁部23の車幅方向外側には、サイドメンバー10の内側壁面12aに当接する当接部24が設けられている。この当接部24と内側壁面12aとは、接合されている。当該接合は、フランジ25と第1上面11aとの接合と同様に接着剤、超音波溶着及び振動溶着等により行われる。なお、接合部の図示は省略している。また、サイドメンバー10及びクロスメンバーの車両下部には、下部フランジが設けられており、この下部フランジでフロアパネル35に上記のように溶着(接着剤による接着や、超音波溶着及び振動溶着等を含む。)されている。
図2及び図3に示すように、第1上面11aの裏面には、長板状の2つの長リブ(第1長リブ15a及び第2長リブ15b)が設けられている。第1長リブ15a及び第2長リブ15bは、サイドメンバー10の長手方向(車両前後方向)に沿って延び、互いに車両前後方向に間隔を空けて配置されている。車両前側の接合部30には第1長リブ15aが重なるように配置され、車両後方の接合部30には第2長リブ15bが重なるように配置される。なお、図3では、フロアパネル35の図示は省略している。
当該第1長リブ15aの高さ及び第2長リブ15bの高さよりも、車両前後方向長さが長くなるように構成される。ここで、高さとは、サイドメンバー10の第1上面11aの裏面から車両下方に離れる方向の長さで、車両上下方向長さである。
第1長リブ15aは、車両前側(図3における上側)の接合部30を起点として、フランジ25の車両前方端と第1上面11aとの境界上を通り、車両前方に向かって延びる。また、第2長リブ15bは、車両後側(図3における下側)の接合部を起点として、フランジ25の車両後方端と第1上面11aとの境界上を通り、車両後方に向かって延びる。
また、第1長リブ15a及び第2長リブ15bは、車両前後方向に対して車幅方向外側にやや傾斜している。第1長リブ15aは、接合部30から離れるにしたがって(車両前方に向かうにしたがって)クロスメンバー20から遠ざかる方向(車幅方向外側)に傾斜している。第2長リブ15bは、第1長リブ15aと同様に、接合部30から離れるにしたがって(車両後方に向かうにしたがって)クロスメンバー20から遠ざかる方向(車幅方向外側)に傾斜している。
第1長リブ15a等を傾斜させる場合には、第1長リブ15a等は、サイドメンバー10の長手方向に沿うように配置されればよい。好ましくは、クロスメンバー20の長手方向(車幅方向)と、第1長リブ15aの長手方向のなす角度で、車幅方向内側で車両前方に形成される角度は、90度(垂直)から135度程度であるとよい。同様に、クロスメンバー20の長手方向(車幅方向)と、第2長リブ15bの長手方向のなす角度で、車幅方向内側で車両後方に形成される角度は、90度(垂直)から135度程度であるとよい。すなわち、図4に示す角度αが、90度(α1)から135度(α2)程度であるとよい。なお、図示は省略するが、角度αが、クロスメンバー20に近づくように、例えば45度程度であってもよい。
クロスメンバー20の第2上面21aに裏面には、X字状リブ26が設けられている。このX字状リブ26は、2枚の板材が交差して、車両上方視でX字形状を構成する。X字状リブ26は、クロスメンバー20がサイドメンバー10に接合される接合部付近に配置される。
図2に示すように、サイドメンバー10の内側壁面12aと、クロスメンバー20の前方縦壁面22aとで、前方角部22bが構成される。ここでは、クロスメンバー20の当接部24と前方縦壁面22aとで前方角部22bが構成されている。同様に、内側壁面12a(当接部24)と後方縦壁面23aとで後方角部23bが形成される。X字状リブ26は、これら前方角部22b及び後方角部23bに隣接するように配置されている。
図5に示すように、X字状リブ26のサイドメンバー10に近い方の端部から、X字状リブ26を構成する板材の長手方向(交差方向)に延長したときの延長線上には、接合部30が配置される。延長線は、図5の一点鎖線Xで示すように、X字状リブ26の車両上方視で、車幅方向外側(図5における下方)に開く方向に延長する線である。X字状リブ26の交差角度を変化させることにより、サイドメンバー10の接合部周辺に負荷される荷重方向が変化する。当該交差角度が変わることによる荷重方向の変化に対応して、長リブ15a、15bについて接合部30から延ばす方向を変えることが好ましい。さらに、クロスメンバー20とサイドメンバー10の接合部周辺に負荷される荷重方向を見極めた後に、長リブ15a、15bを延ばす方向(α)を決定することが好ましい。
以上説明したように接合構造を構成することによって、第1長リブ15a及び第2長リブ15bが接合部30を通り、サイドメンバー10の回転方向に沿うように第1長リブ15a等を第1上面11aの裏側の平面に設けることで、接合部30の周辺の応力が集中するのを抑え、変形を抑えることができる。クロスメンバー20から所定のねじり荷重の入力があると、サイドメンバー10には曲げモーメントが発生する。クロスメンバー20の長手方向に略垂直な長リブをサイドメンバー10に設けることで、サイドメンバー10及びクロスメンバー20の接合部の曲げモーメントに対する剛性を高め、サイドメンバー10及びクロスメンバー20のそれぞれに垂直な方向(車両上下方向)の曲げに対する強度及び剛性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、クロスメンバー20にX字状リブ26等を設けることで、入力側となるクロスメンバー20の接合部近傍の剛性を高め、変形を抑えることで、フランジ25に発生する変形を抑えることができる。それによって、クロスメンバー20からサイドメンバー10への荷重の伝達をより確実に行うことができ、接合部に発生する応力を削減することが可能となる。
また、フランジ25の長手方向端よりも外側まで長リブを延長することで、より接合部30周辺の変形を抑えることができ、フランジ25による接触面積の拡大することが可能となり、応力の集中を緩和することができる。これにより、広い面積に応力を分散できるようになり、強度及び剛性の低下を抑制することが可能となる。
本実施形態によれば、2つの接合部30にそれぞれ第1長リブ15a及び第2長リブ15bを配置するように構成されているため、必要な範囲に長リブを配置することができ、部材削減が可能で、部材の材料の使用を抑制することができる。
また、クロスメンバー20内にX字状リブ26を設けることで、クロスメンバー20のねじれに対する剛性を高め、接合部に発生する変形をより確実に低減することができる。さらに、サイドメンバー10への荷重の分散をより確実にすることで、接合部30に発生する局所的に高い応力及び変形を緩和することが可能になる。
さらに、サイドメンバー10上の長リブ15a、15bとクロスメンバー20上のX字状リブ26を連動させることで、ねじれによって発生する応力を、クロスメンバー20の長手方向(車幅方向)によって効果的に分散させることができるようになる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について、図6を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図5)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態では、図6に示すように、クロスメンバー20の内側に、コの字状リブ29が設けられている。当該コの字状リブ29は、第2上面21a、前方縦壁面22a、後方縦壁面23aそれぞれの裏面に取り付けられた長方形状の板材によって構成されている。コの字状リブ29についても、X字状リブ26と同様に、接合部付近に配置すればよい。
本実施形態によれば、X字状リブ26を設けるのと同様に、クロスメンバー20にコの字状リブ29等を設けることで、入力側となるクロスメンバー20の接合部近傍の剛性を高め、変形を抑えることで、フランジ25に発生する変形を抑えることができる。それによって、クロスメンバー20からサイドメンバー10への荷重の伝達をより確実に行うことができ、接合部に発生する応力を削減することが可能となる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
第1及び第2の実施形態では、2つの接合部30それぞれに別の長リブを配置しているがこれに限らない。1つの長リブが、2つの接合部30に重なるように構成してもよい。この場合、1つの長リブの車両前後方向長さは、フランジ25の車両前後方向長さよりも長くなるように構成される。また、1つの長リブは、フランジ25の車両前後方向端から前方及び後方に突出するように配置すればよい。また、第1長リブ15a及び第2長リブ15bは、それぞれ接合部30を起点として延びているが、これに限らない。第1長リブ15a及び第2長リブ15bが各接合部30の接合領域を通り越して、各接合部30を跨ぐように延びてもよい。
また、第2の実施形態で説明したコの字状リブ29を、第1の実施形態で説明したX字状リブ26に組み合わせるように構成してもよい。また、上記のクロスメンバー20等は、断面が車両下方に開くコの字形状であるが、上方に開くように構成してもよい。
上記実施形態では、車体を構成する部材であるサイドメンバー10とクロスメンバー20の接合について説明したが、これに限らない。例えば、センターピラーとサイドシルを接合する構造や、フロントピラーとフロントサイドメンバーを接合する構造等にも適用することができる。さらに、本発明に係る接合構造は、車体を構成する部材に限られるものではなく、2つの部材をT字形に接合する構造に適用可能である。
10 サイドメンバー(第1部材)
11 第1上壁部
11a 第1上面
12 内側壁部
12a 内側壁面
13 外側壁部
15a 第1長リブ
15b 第2長リブ
20 クロスメンバー(第2部材)
21 第2上壁部
21a 第2上面
22 前方縦壁部
22a 前方縦壁面
22b 前方角部
23 後方縦壁部
23a 後方縦壁面
23b 後方角部
24 当接部
25 フランジ
26 X字状リブ
29 コの字状リブ
30 接合部
35 フロアパネル

Claims (6)

  1. 繊維強化樹脂材からなり第1方向に延びる長尺の第1部材に、繊維強化樹脂材からなり前記第1方向に垂直な第2方向に延びる長尺の第2部材を接合する接合構造であって、
    前記第1部材には、前記第1方向に延びる平坦な第1主面と、前記第1方向に延び前記第1主面に垂直な側壁面とが設けられ、前記第1部材は、L字形の横断面形状を有し、
    前記第2部材には、前記第1主面に隣接し、前記第2方向に延びる平坦な第2主面が設けられ、前記第2主面の前記第1方向両側には、前記意第2方向に延び前記第2主面に垂直な縦壁面が設けられ、前記第2部材は、コの字形の横断面形状を有し、
    前記第2主面の第2方向端には、前記第1主面に当接するフランジが設けられ、
    前記第1主面及び前記フランジが、少なくとも1つの接合部で接合することによって、前記第1部材及び前記第2部材でT字形状に構成された接合構造において、
    前記第1主面の裏面には、少なくとも1つの長リブが設けられており、
    前記長リブは、
    前記第2方向に交差する方向で前記第1方向に沿うように延び、
    前記接合部に重なるように配置され、
    前記裏面から離れる方向の長さよりも、前記第1方向に沿う方向の長さが長くなるように構成されていることを特徴とする接合構造。
  2. 前記第2主面及び前記縦壁面の裏面には、前記コの字状の横断面形状に沿うように内側リブが設けられ、
    該内側リブは、前記第1部材に隣接する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  3. 前記フランジは、前記第1方向に沿って延びており、
    前記長リブは、前記フランジの長手方向端と前記第1主面との境界上を超えて、前記第1方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合構造。
  4. 前記接合部は、前記裏面に前記第1方向に間隔を空けて少なくとも2つ配置されており、
    前記長リブは、それぞれの前記接合部に重なるように、前記第1方向に間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の接合構造。
  5. 前記内側リブは、2枚の板材が交差してX字状を構成するX字状リブであり、
    前記第1部材の前記側壁面と前記第2部材の前記縦壁面とで角部が構成されており、
    前記X字状リブは、前記角部に隣接するように配置されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の接合構造。
  6. 前記X字状リブの前記第1部材に近い方の端部から、X字状に交差する交差方向に沿って、前記第1部材に向かって延長したときの延長線上に、前記接合部が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の接合構造。
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