JP2016022610A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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陽樹 小林
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Abstract

【課題】大型化を抑制することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。【解決手段】データに基づいて、ノズル51が設けられたノズル面52aからインクを吐出するヘッド11と、コネクター61を介してヘッド11へデータを送る信号線12と、ヘッド11を乗せるキャリッジ100と、信号線12を収容し、キャリッジ100の外側に向けて設けられた第1凹部131及び第2凹部132とを備え、信号線12は、Y方向に端子を並べたコネクター61と接続され、第1凹部131及び第2凹部132に収容された信号線12の折り曲げ部12aの位置は、X方向において、キャリッジ100の一部である第4部分103a〜第5部分103bと重なり、かつ、ヘッド11の一部である第1部分84a〜第2部分85bと重なる。【選択図】図12

Description

本発明は、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを噴射するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液体を吐出する液体噴射ヘッドの代表例としては、インク滴を噴射するインクジェット式記録ヘッドが挙げられる。このインクジェット式記録ヘッドとしては、例えばフレキシブルケーブルなどの信号線が回路基板に接続され、該信号線から回路基板に送られた記録データに基づいてインク滴を噴射するヘッドと、該ヘッドを保持するキャリッジとを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年のインクジェット式記録装置の解像度は高く、一度に記録ヘッドに送る記録データの量は多くなっている。記録データの増大に伴い、信号線の幅も広くなり、また複数本の信号線が用いられるようになっている。また、信号線は、インクジェット式記録ヘッドの構成や、走査する方向などの要因により、折り曲げられることがある。したがって、幅が広い信号線や複数本の信号線を折り曲げると、その折り曲げた部位が占める領域も大きくなる傾向にある。
例えば、特許文献1に係るインクジェット式記録ヘッドでは、回路基板の接続部に接続された信号線は、ヘッドの外周であってキャリッジの内側を沿うように配置されているが、ヘッドの側面の近傍において、折り曲げられている。このように信号線が折り曲げられた部分では厚みが増しており、ヘッドの大きさが増大してしまっている。
なお、このような問題は、インクを吐出するインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置においても同様に存在する。
特開2014−030981号公報
本発明は、このような事情に鑑み、大型化を抑制することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
[態様1]上記課題を解決する本発明の態様は、データに基づいて、ノズルが設けられたノズル面から液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドのコネクターを介して前記ヘッドへデータを送る信号線と、前記ヘッドを乗せるキャリッジと、前記信号線を収容する凹部であって、前記キャリッジの外側に向けて設けられた凹部とを備え、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向において、前記キャリッジがX方向において被吐出媒体に対して相対移動し、前記ノズル面がXY平面で規定されるとした場合に、前記信号線は、Y方向に端子を並べた前記コネクターと接続され、前記凹部に収容された前記信号線の一部の位置は、X方向において、前記キャリッジの少なくとも一部の位置と重なり、かつ、前記ヘッドの少なくとも一部と重なることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、信号線の一部をX方向においてキャリッジ及びヘッドの一部と重なる配置とした。すなわち、信号線の一部がX方向に占める幅の分だけ大型化することを回避して、液体噴射ヘッドの小型化を実現することができる。また、信号線の一部は、キャリッジのみならず、ヘッドともX方向において重なっている。すなわち、信号線の一部を収容する凹部は、X方向においてヘッドに重なっているため、キャリッジはヘッドのX方向の幅に合わせて形成すればよく、凹部の幅の分だけ小型化できる。これにより、液体噴射ヘッドをX方向においてより一層小型化することができる。さらに、信号線が接続されるコネクターは、Y方向が並べられている。これにより、X方向に並べたコネクターを採用する場合よりも、X方向に小型化した液体噴射ヘッドを提供することができる。また、凹部に信号線を収容するので、信号線の露出が抑えられ、不意に液体が信号線に付着することを抑制することができる。
[態様2]ここで、態様1に記載する液体噴射ヘッドにおいて、前記ヘッドと前記キャリッジとを固定する固定部材をさらに備え、前記信号線を収容する前記凹部のX方向の位置と、前記固定部材のX方向の位置とは、互いに重なることが好ましい。これによれば、固定部材を、よりX方向の外側に配置することができ、ヘッドとキャリッジとの位置合わせを行い易くすることができる。また、凹部を、ヘッドのより内側に配置することができるので、ヘッドをX方向において小型化することができる。
[態様3]また、態様2に記載する液体噴射ヘッドにおいて、前記ヘッドは、駆動素子、ノズル、圧力室、マニホールドを有するヘッド本体と、前記コネクターを有し、前記ヘッド本体と電気的に接続されるリジッド基板と、液体供給源を搭載するための供給源固定部材であって、前記液体供給源からの液体を前記ヘッド本体へ供給する流路を有する供給源固定部材とを有し、前記リジッド基板は、前記ヘッド本体と前記供給源固定部材との間に固定され、前記固定部材は、前記リジッド基板を介さない位置において、前記供給源固定部材と前記キャリッジとを固定することが好ましい。これによれば、液体噴射ヘッドのZ方向の大きさを小型化することができる。
[態様4]また、態様3に記載する液体噴射ヘッドにおいて、Z方向において、前記固定部材の長さよりも、前記供給源固定部材と前記キャリッジとの間隔の方が狭いことが好ましい。これによれば、液体噴射ヘッドのZ方向の大きさをより一層小型化することができる。
[態様5]また、態様3〜態様4に記載する液体噴射ヘッドにおいて、X方向において、最も外側の前記固定部材間の間隔は、前記リジッド基板の寸法に対して、0.8〜1.1であることが好ましい。これによれば、リジッド基板を十分な寸法で確保することができるため、リジッド基板に実装される端子の数が多くなっても、リジッド基板に配線パターンを実装することが困難になることを回避することができる。
[態様6]また、態様3〜態様5に記載する液体噴射ヘッドにおいて、前記コネクターは、前記リジッド基板において、X方向の一方側のみに配置されていることが好ましい。これによれば、X方向の両側に複数のコネクターを設けたリジッド基板よりも、本発明に係るリジッド基板をX方向で小型化することができる。
[態様7]本発明の他の態様は、上記態様1〜態様7に記載する液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、X方向に小型化された液体噴射装置が提供される。
[態様8]また、態様7に記載する液体噴射装置において、前記ヘッド本体に対するキャップであって、リブよりもX方向の他方側に配置されたキャップと、前記キャップよりもX方向の一方側にて、前記信号線を固定する固定部とを備え、前記ヘッドがキャップされた位置において、Z方向において、前記コネクターと印刷可能な最大サイズの前記被噴射媒体が搬送される領域とが重なることが好ましい。これによれば、液体噴射装置のX方向の幅をより一層小型化することができる。
インクジェット式記録装置の概略斜視図である。 インクジェット式記録装置の要部を示す平面図である。 インクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。 インクジェット式記録ヘッドの斜視図である。 インクジェット式記録ヘッドの平面図である。 インクジェット式記録ヘッドの正面図である。 インクジェット式記録ヘッドの側面図である。 インクジェット式記録ヘッドの底面図である。 図5のA−A’線断面図である。 ヘッド本体の分解斜視図である。 図5のB−B’線及び図11(a)のC−C’線の断面図である。 図6のD−D’断面図である。 信号線、第1配線及び第2配線の正面図である。 図5のE−E’線断面図である。
〈実施形態1〉
図1は、本実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドを備えるインクジェット式記録装置の概略斜視図である。なお、インクジェット式記録ヘッドは液体噴射ヘッドの一例であり、インクジェット式記録装置は、液体噴射装置の一例である。
インクジェット式記録装置Iは、インクジェット式記録ヘッド10を備えている。インクジェット式記録ヘッド10は、詳細は後述するが、データに基づいてインク滴を吐出するヘッド11と、ヘッド11にデータを送る信号線12と、ヘッド11を載せるキャリッジ100とを備えている。また、本実施形態では、ヘッド11には、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の異なる色のインクが貯留された液体供給源であるインクカートリッジ13が着脱可能に固定されている。なお、このインクカートリッジ13は、一つの筐体に上記4色のインクが貯留されており、各色に対応して4つの吐出口17から各色を供給するようになっている。また、インクカートリッジ13にはインクの残量を検出するセンサーが搭載されており、当該センサーによるインクの残量に関するインク残量情報を第1端子部115(図3参照)から出力可能となっている。
さらに、インクジェット式記録装置Iは、装置本体1と、装置本体1に取り付けられたキャリッジ軸3とを備えている。キャリッジ軸3は、一方向に延設され、その両端が装置本体1に取り付けられている。インクジェット式記録ヘッド10のキャリッジ100は、キャリッジ軸3に沿って移動可能となっている。
装置本体1には、駆動モーター4が取り付けられており、駆動モーター4の駆動力が図示しない複数の歯車及びタイミングベルト5を介してキャリッジ100に伝達されるようになっている。駆動モーター4の駆動力により、キャリッジ100はキャリッジ軸3に沿って移動する。一方、装置本体1にはキャリッジ軸3に沿ってプラテン6が設けられており、図示しない給紙装置等により給紙された紙等の被記録媒体Sがプラテン6上を搬送するようになっている。
キャリッジ100のキャリッジ軸3の一方の端部には、インクジェット式記録ヘッド10のインクを吐出するノズルが設けられたノズル面を封止するキャップ7を有するキャッピング装置8が設けられている。このキャップ7によってノズル面を封止することにより、インクの乾燥を防止している。また、このキャップ7は、フラッシング動作時のインク受けとしても機能する。このようにインクジェット式記録ヘッドのノズル面がキャップ7に封止された状態における位置をホームポジションと称する。
ここで、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向を定義する。X方向は、インクジェット式記録ヘッド10が被記録媒体Sに対して相対移動する方向である。本実施形態では、X方向はキャリッジ軸3に沿って移動する方向である。X方向において、ホームポジションに近い側をX2側、ホームポジションから遠い側をX1側と称する。
Y方向は、X方向に直交する方向であって、X方向及びY方向で規定するXY平面がノズル面となるような方向である。ノズル面については後述する。本実施形態では、Y方向は被記録媒体Sが搬送される方向でもあり、被記録媒体Sが搬送される上流側をY2側、下流側をY1側と称する。
Z方向は、X方向及びY方向に直交する方向である。ノズル面から吐出されたインクが向かう側をZ1側、その反対側をZ2側と称する。
装置本体1の内面には、リニアスケール2が、X方向に沿ってキャリッジ軸3と平行に配置されている。リニアスケール2は、透明な樹脂製フィルムによって作製された帯状部材であり、例えば、透明なベースフィルムの表面に帯幅方向を横断する不透明なストライプが複数印刷されたものである。各ストライプは、同じ幅とされ、X方向に一定ピッチで形成されている。また、キャリッジ100の背面(Y方向のY2側の面)には、リニアスケール2のストライプを光学的に読み取るためのリニアエンコーダー110が設けられている。リニアエンコーダー110はキャリッジ100の位置に応じたエンコーダーパルスを、X方向における位置情報として出力する。
特に図示しないが、装置本体1には、制御部が設けられている。制御部は、インクジェット式記録装置I及びインクジェット式記録ヘッド10の動作を制御するものである。
制御部は信号線12を介してインクジェット式記録ヘッド10に接続されており、インクジェット式記録ヘッド10にデータを送信してインクを吐出させることが可能となっている。
また、特に図示しないが、制御部は、リニアエンコーダー110とFFCなどの配線で接続されており、位置情報がリニアエンコーダー110から制御部に送信されるようになっている。さらに、キャリッジ100には、インクカートリッジ13の第1端子部115と電気的に接触してインク残量情報を受信可能な第2端子部116(図9参照)が設けられている。第2端子部116は、FFC等の配線で制御部に接続されており、インク残量情報が制御部に送信されるようになっている。
このような制御部は、被記録媒体Sに噴射されるインク滴のパターンを表すデータに基づいて、給紙装置等に被記録媒体SをY方向に搬送させ、エンコーダーパルスに基づいてキャリッジ100の位置を認識しながら、駆動モーター4を駆動することでインクジェット式記録ヘッド10をX方向に搬送させる。そして、制御部は、信号線12を介して前記データをインクジェット式記録ヘッド10に送信してインクを噴射させる。
図2は、インクジェット式記録ヘッドがホームポジションに位置しているインクジェット式記録装置の要部を示す平面図である。
プラテン6には、Z2側の上面に、被記録媒体Sを支持するリブ6aが複数個設けられている。このリブ6aよりもX2側(請求項の「リブよりもX方向の他方側」である。)に、上述したキャップが配置されている。また、キャップ7よりもX方向のX1側(請求項の「キャップよりもX方向の一方側」である。)に、信号線12を固定する固定部14が配置されている。
リブ6aに支持されながらY方向に沿って搬送される印刷可能な最大サイズの被記録媒体SがX方向に占める領域を搬送領域R1とする。そして、インクジェット式記録ヘッド10がX方向において移動可能な領域のうち、搬送領域R1を除いた領域を非搬送領域R2とする。
上述したキャップ7は非搬送領域R2に配置されている。したがって、ホームポジションに位置するインクジェット式記録ヘッド10はほとんどの部分が非搬送領域R2に位置するが、インクジェット式記録ヘッド10に設けられた信号線12が接続されるコネクター61は、Z方向において搬送領域R1に重なるようになっている。
このように、インクジェット式記録ヘッド10のノズル面がキャップ7により封止された位置では、少なくともコネクター61は搬送領域R1にZ方向において重なっている。すなわち、インクジェット式記録ヘッド10の全体が非搬送領域R2に位置している場合と比較して、コネクター61が重なる分だけX方向にインクジェット式記録ヘッド10をX1側に寄せて配置することができる。したがって、インクジェット式記録装置IのX方向の幅を小型化することができる。
インクジェット式記録ヘッド10について詳細に説明する。図3はインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図4はインクジェット式記録ヘッドの斜視図であり、図5はインクジェット式記録ヘッドの平面図であり、図6はインクジェット式記録ヘッドの正面図であり、図7はインクジェット式記録ヘッドの側面図であり、図8はインクジェット式記録ヘッドの底面図であり、図9は図5のA−A’線断面図である。
インクジェット式記録ヘッド10は、データに基づいてインク滴を吐出するヘッド11と、ヘッド11にデータを送る信号線12と、ヘッド11を載せるキャリッジ100とを備えている。
ヘッド11は、データに基づいてインクを被記録媒体Sに吐出する部材であり、本実施形態では、ヘッド本体20と、リジッド基板60と、供給源固定部材80とを備えている。
まず、図10及び図11を用いて、ヘッド本体20について説明する。図10はヘッド本体の分解斜視図であり、図11(a)はヘッド本体の断面図(図5のB−B’線断面図である)、図11(b)は図11(a)のC−C’線断面図である。
ヘッド本体20は、駆動素子の一例としてアクチュエーターユニット30と、ノズル51が設けられたノズルプレート52と、圧力室53及びマニホールド56が設けられた流路ユニット50とを備えている。本実施形態では、ヘッド本体20は、4つのアクチュエーターユニット30を備え、これらがケース40に保持されている。
ケース40は、アクチュエーターユニット30を保持する部材であり、アクチュエーターユニット30を内部に収容することが可能な収容部41が複数設けられている。
アクチュエーターユニット30は、複数の圧電アクチュエーター31がY方向に並設された圧電アクチュエーター形成部材32と、圧電アクチュエーター形成部材32の先端部側(Z1側の端部)が自由端となるようにその基端部側(Z2側の端部)が固定端として接合される固定板33とを有する。
圧電アクチュエーター形成部材32は、圧電材料層34と、圧電アクチュエーター31の2つの極を構成する内部電極、すなわち、隣接する圧電アクチュエーター31と電気的に独立する個別電極を構成する個別内部電極35と、隣接する圧電アクチュエーター31と電気的に共通する共通電極を構成する共通内部電極36とを交互に挟んで積層することにより形成されている。
圧電アクチュエーター形成部材32は、ワイヤーソー等によって複数のスリット37が形成され、その先端部側が櫛歯状に切り分けられて圧電アクチュエーター31の列が形成されている。
圧電アクチュエーター31の固定板33に接合される領域は、振動に寄与しない不活性領域となっており、圧電アクチュエーター31を構成する個別内部電極35及び共通内部電極36間に電圧を印加すると、固定板33に接合されていない先端部側の領域のみが振動する。そして、圧電アクチュエーター31の先端面が、後述する振動板55の島部55dに接着剤等を介して固定される。
各圧電アクチュエーター31には、当該圧電アクチュエーター31を駆動するための駆動IC等の駆動回路が搭載されたCOF38が接続されている。なお、圧電アクチュエーター31に接続される配線としては、COF38に限らず、FFCやFPCであってもよい。
流路ユニット50は、複数のノズル51が形成されたノズルプレート52と、ノズル51に連通する圧力室53を含む流路が形成された流路形成基板54と、流路形成基板54のノズルプレート52とは反対面側に固定される振動板55と、を具備する。
本実施形態では、流路形成基板54には、複数の圧力室53が連通する共通液室となるマニホールド56が形成されている。
流路形成基板54には、ケース40側の面の表層部分に、圧力室53が隔壁によって区画されてY方向に複数並設された圧力室列57が形成されている。圧力室列57は、本実施形態ではX方向に4列設けられている。
また、流路形成基板54には、圧力室列57毎に、各圧力室列57を構成する複数の圧力室53が共通して連通する共通液室であるマニホールド56が設けられている。本実施形態では、マニホールド56は、X方向において、2列の圧力室列57の両側にそれぞれ設けるようにした。
マニホールド56は、流路形成基板54をZ方向に貫通して設けられている。また、各マニホールド56には、ケース40に設けられたインク導入路42が連通している。また、マニホールド56と各圧力室53とは、インク供給路58を介して連通されている。インク供給路58は、本実施形態では、圧力室53よりもX方向に狭い幅で形成されており、インク供給路58を介して圧力室53にインクを供給する際に、インクの流路抵抗を一定に保持する。
さらに、流路形成基板54には、X方向において、圧力室53のマニホールド56とは反対の端部側に、流路形成基板54を貫通するノズル連通孔59が形成されている。流路形成基板54には、マニホールド56、インク供給路58、圧力室53、及びノズル連通孔59を備える液体流路が設けられている。このような流路形成基板54は、シリコン単結晶基板からなり、流路形成基板54に設けられる圧力室53やマニホールド56等は、流路形成基板54をエッチングすることによって形成されている。
流路形成基板54のZ1側の面にはインクを吐出するノズル51が複数設けられたノズルプレート52が接合されている。各ノズル51は、ノズル連通孔59を介して各圧力室53と連通している。ノズル51は、本実施形態では、ノズルプレート52には、Y方向に並設されたノズル51で構成されたノズル列が、X方向に4列並設されている(図8参照)。また、ノズルプレート52の両面のうちZ2側のインク滴を吐出する面、すなわち圧力室53とは反対側の面をノズル面52aとする。
また、流路形成基板54のZ2側の面には、振動板55が接合されており、各圧力室53やマニホールド56はこの振動板55によって封止されている。
振動板55は、例えば、樹脂フィルム等の弾性部材からなる弾性膜55aと、この弾性膜55aを支持する金属材料等からなる支持板55bとの複合板で形成されており、弾性膜55a側が流路形成基板54に接合されている。
振動板55の各圧力室53の周縁部に対向する領域は、支持板55bが除去されて実質的に弾性膜55aのみで構成された薄肉部55cとなっている。この薄肉部55cは、圧力室53のZ2側の面を画成している。また、薄肉部55cの内側には、各圧電アクチュエーター31の先端が当接する支持板55bの一部からなる島部55dが設けられている。
振動板55のマニホールド56に対向する領域は、支持板55bが除去されて弾性膜55aのみで構成されたコンプライアンス部55eとなっている。コンプライアンス部55eは、マニホールド56内の圧力変化が生じた時に変形することで圧力変動を吸収し、マニホールド56内の圧力を常に一定に保持する役割を果たす。
ケース40は、振動板55のZ2側の面上に固定された部材であり、Z方向に貫通する複数の収容部41が設けられている。収容部41は、本実施形態では、圧力室列57の数に対応して4個設けられている。各収容部41の内面には、4つあるアクチュエーターユニット30のそれぞれの固定板33が固定されている。
また、ケース40には、インク導入路42が設けられている。インク導入路42は、インクカートリッジ13が装着された供給源固定部材80からマニホールド56に至るインクの流路である。ケース40のZ2側の表面には、Z2側に向けて突出した第1突起部43が複数設けられている。第1突起部43は、各インク導入路42に対応しており、本実施形態では4つ設けられている。第1突起部43のZ2側の頂面に、インク導入路42が開口している。
また、ケース40のZ2側の周縁部には、Z2側に向けて突出した壁面が設けられ、その一部が切り欠かれた切り欠き部49が設けられている。ケース40のZ2側には、前記壁面の内側にリジッド基板60及びシール部材70が収容され、後述するコネクター61が切り欠き部49から外部に露出している。
このようなヘッド本体20では、圧電アクチュエーター31及び振動板55の変形によって各圧力室53の容積を変化させることで、各ノズル51からインク滴を吐出させている。具体的には、インク導入路42を介してマニホールド56にインクが供給されると、インク供給路58を介してインクの噴射に用いる各圧力室53にインクが分配される。そして、駆動回路からの駆動信号によって所定の圧電アクチュエーター31に電圧を印加及び解除することによって、圧電アクチュエーター31を収縮及び伸張させて圧力室53に圧力変化を生じさせ、ノズル51からインクを噴射させる。
上述したヘッド本体20は、Z2側に、リジッド基板60及びシール部材70が配置され、供給源固定部材80に固定されている。すなわち、ヘッド本体20と供給源固定部材80との間にリジッド基板60及びシール部材70が挟まれている。
リジッド基板60は、信号線12(図1等参照)が接続されるコネクター61(図3等参照)を有し、ヘッド本体20のCOF38が電気的に接続される基板である。本実施形態では、コネクター61はリジッド基板60のX方向におけるZ1側(請求項の「リジッド基板において、X方向の一方側」である。)のみに一つ設けられている。信号線12に接触されるコネクター61の端子は、Y方向に沿って並んでおり、リジッド基板60のX1側に配置され、ケース40の切り欠き部49から露出している。そして、コネクター61には、信号線12がX方向のX1からX2側に向けて挿入される。
また、リジッド基板60には、ケース40の収容部41に対向する領域にスリット状の開口部62が形成されている。本実施形態では、リジッド基板60は、収容部41の数に合わせて4つの開口部62を有している。各COF38は、リジッド基板60の開口部62から収容部41の外側に引き出されている。COF38の開口部62から引き出された部分は、リジッド基板60のZ2側の表面に向けて折り曲げられ、図示しない端子に電気的に接合されている。
このように信号線12及び複数のCOF38が接続されたリジッド基板60は、インクジェット式記録装置Iに設けられた制御部から信号線12を介して、被記録媒体Sに噴射されるインク滴のパターンを表すデータが送信されるようになっている。そして、リジッド基板60は、当該データを各COF38に送信し、COF38に設けられた駆動ICにより当該データに基づいて各アクチュエーターユニット30を駆動させる。
また、リジッド基板60には、ケース40に設けられた第1突起部43に対向する領域にZ方向に貫通した挿通孔63が設けられている。本実施形態では、4つの第1突起部43にあわせて4つの挿通孔63が設けられている。挿通孔63は、第1突起部43の径よりも大きく開口しており、挿通孔63内に第1突起部43が挿通している。
リジッド基板60のZ2側には、シール部材70が配置されている。シール部材70のZ1側の面には、第1突起部43に対向する位置に、Z1側に向けて突出する第1突起部71が設けられている。本実施形態では、4つの第1突起部43にあわせて4つの第1突起部71が設けられている。また、第1突起部71には、第1突起部43が嵌め込まれるように形成された第1嵌合部72が設けられている。
一方、シール部材70のZ2側の面には、第1突起部71に対向する位置に、Z1側に窪んだ第2嵌合部73が設けられている。本実施形態では、4つの第1突起部71にあわせて4つの第2嵌合部73が設けられている。なお、第2嵌合部73は、後述する供給源固定部材80に設けられた第3突起部89が嵌め込まれるように形成されている。また、その第3突起部89のZ1側の面には、インクの流路である第3流路93が開口している。
さらに、シール部材70には、第1嵌合部72と第2嵌合部73とを連通する連通路74が設けられている。本実施形態では、第1嵌合部72及び第2嵌合部73の4組についてそれぞれ連通路74が設けられている。
第1突起部43は第1嵌合部72に嵌め込まれ、第3突起部89は第2嵌合部73に嵌め込まれ、インク導入路42と第3流路93とは連通路74を介して連通している。そして、シール部材70は、供給源固定部材80及びヘッド本体20のケース40との間に所定の押圧力が付与された状態で挟持されている。このため、シール部材70によってインク導入路42と第3流路93とは気密状態で接続されている。
詳細は後述するが、インクカートリッジ13からのインクは、供給源固定部材80に設けられた第3流路93を含む流路に供給されるようになっている。そして、そのインクは、第3流路93から連通路74及びインク導入路42を介してマニホールド56に供給され、各圧力室53に分配され、各ノズル51から噴射される。
なお、ヘッド本体20は、さらにカバーヘッド45を備えている。カバーヘッド45は、ケース40のZ1側の下部の側面を覆うとともに、ノズルプレート52の一部を保護する部材である。例えば、本実施形態のカバーヘッド45は、ステンレスなどの金属からなる四角形状の底面部46に、ノズル51が露出する開口部47(図8参照)を形成するとともに、四辺を折り曲げて折り曲げ部48とすることで形成されている。このようなカバーヘッド45は、接着剤、又はネジなどの部材によりケース40に固定されている。
図3〜図5、及び図9に示すように、上述したヘッド本体20は、供給源固定部材80に固定されている。
供給源固定部材80は、インクカートリッジ13を搭載するための部材であり、インクカートリッジ13からのインクをヘッド本体20へ供給する流路を有するものである。本実施形態の供給源固定部材80は、第1固定部材81及び第2固定部材82とから構成されている。
第1固定部材81は、インクカートリッジ13が搭載される部材である。具体的には、第1固定部材81は、平板状に形成されたベース部83と、ベース部83のZ2側の周縁に設けられた第1壁面部84及び第2壁面部85とを備えている。
ベース部83は、平板状に形成されており、Z2側の表面にインクカートリッジ13が装着される装着部86が設けられている。本実施形態では、装着部86は4つ設けられており、各装着部86は、一つのインクカートリッジ13に設けられた各色のインクを供給する各吐出口17に対応して配置されている。
ベース部83のZ1側には、第2固定部材82が嵌め込まれる大きさの収容部87が設けられている。また、ベース部83には、厚さ方向に貫通する第1流路91が4つ設けられている。各第1流路91は、各装着部86のZ2側の頂面に開口するとともに、収容部87の底面(Z1側に向いた面である。)にも開口している。各装着部86には、第1流路91の開口を覆うようにフィルター96が設けられている。
フィルター96は、インク中に含まれる異物や気泡を除去するためのものであり、複数の微細孔が設けられたものである。フィルター96は、装着部86の先端面、すなわち、第1流路91が開口する開口面に固定されている。フィルター96の装着部86への固定方法は特に限定されず、接着剤による接着又は溶着等を用いることができる。また、フィルター96としては、例えば、金属や樹脂等の繊維を細かく織る又は編むことで複数の微細孔が形成されたシート状のものや、金属や樹脂等の板状部材に複数の微細孔を貫通させたものなどを用いることができる。なお、フィルター96は、不織布等を用いてもよく、その材料は特に限定されるものではない。また、フィルター96は、単層であっても、複数が積層された複数層であってもよい。
ベース部83のZ1側には、第1溝部94が設けられている。第1溝部94は、収容部87に開口した第1流路91のそれぞれに対応して複数個設けられており、各第1流路91に連通している。
第1壁面部84及び第2壁面部85は、ベース部83のZ2側の周縁に設けられた壁状の部分である。第1壁面部84は、ベース部83のX方向においてX1側に設けられており、Y方向に延びて形成されている。詳細は後述するが、図5に示すように、第1壁面部84は、キャリッジ100の外側に向けて設けられた第1凹部131を形成している。
第2壁面部85は、ベース部83に設けられた壁面部のうち第1凹部131を構成しないものである。本実施形態では、ベース部83のX方向においてX2側に設けられてY方向に延びた第2壁面部85aと、ベース部83のY方向においてY2側に設けられてX方向に延びた第2壁面部85bとの合計2つがベース部83に設けられている。なお、ベース部83のY方向においてY1側にはこのような第2壁面部85は形成されていない。また、第2壁面部85aの内側の面には、後述するインクカートリッジ13の第1係合爪18が係合する第1係合孔98が設けられている。
第2固定部材82は、第1固定部材81に接合され、流路を構成する部材である。具体的には、第2固定部材82は平板状に形成された部材であり、Z2側の表面に、第1溝部94に対向するように第2溝部95が形成されている。第2固定部材82が収容部87に収容されて第1固定部材81に接合されることで、第1溝部94と第2溝部95とが第2流路92を構成している。
第2固定部材82のZ1側には、Z1側に向けて突出した第3突起部89が設けられている。本実施形態では、第3突起部89は、ケース40に設けられた第1突起部43に対向する位置に4つ設けられている。また、第2固定部材82には、厚さ方向に貫通する第3流路93が4つ設けられている。各第3流路93は、第2固定部材82のZ2側に開口して各第2溝部95に連通するとともに、各第3突起部89のZ1側の頂面に開口している。また、各第3流路93は、ケース40に設けられた第1突起部43に開口した各インク導入路42とZ方向において重なるように配置されている。
上述した第1固定部材81及び第2固定部材82により、供給源固定部材80には、第1流路91、第2流路92及び第3流路93が連通した流路が形成されている。
また、図9に示すように、このような供給源固定部材80には、インクカートリッジ13が装着される。インクカートリッジ13は、内部にインク(液体)が貯留された中空箱形状を有する。本実施形態では、インクカートリッジ13は、内部が4つに区画された貯留部15を有している。
各貯留部15内には、インク吸収体16が設けられている。インク吸収体16は、例えば、綿状パルプ、高分子吸水ポリマー、ウレタンフォーム等の多孔質材料や不織布などであり、インクを含んでいる。インクカートリッジ13の底面には、各貯留部15に連通した開口部である吐出口17が設けられており、各吐出口17からは、インク吸収体16の一部が露出している。
また、インクカートリッジ13には、インクカートリッジ13を供給源固定部材80に固定するための第1係合爪18及び第2係合爪19が設けられている。第1係合爪18は、第2壁面部85aに設けられた第1係合孔98に挿入される突起状の部位である。第2係合爪19は、第1係合爪18とは反対面側に設けられ、後述するキャリッジ100に形成された凹部である第2係合孔105に挿入される突起状の部位である。第2係合爪19は、インクカートリッジ13のY1側の側面に一端部(Z1側の端部)が固定されて、他端部(Z2側の端部)が自由端となるように、インクカートリッジ13に一体的に形成されたものである。また、第2係合爪19は、インクカートリッジ13の側面に向かって弾性変形が可能となっている。
このようなインクカートリッジ13は、次のようにして供給源固定部材80及びキャリッジ100に装着される。まず、インクカートリッジ13をY方向のY2側がZ方向においてZ1側になるように傾斜させ、第1係合爪18側を先に第2壁面部85aの第1係合孔98に挿入する。
次に、第1係合爪18を第1係合孔98に挿入した状態で、第1係合爪18を支点としてインクカートリッジ13を回転させることで、インクカートリッジ13を第1壁面部84及び第2壁面部85で囲まれた内側に挿入する。これにより、インク吸収体16は、吐出口17を介してフィルター96に接続する。
そして、第2係合爪19は、後述するキャリッジの第4壁面部104cに押圧されて弾性変形し、第4壁面部104cの内側に収まり、第2係合爪19が第2係合孔105に係合することで、インクカートリッジ13が供給源固定部材80及びキャリッジ100に装着される。なお、第2係合爪19の他端部をインクカートリッジ13側に変形させ、第2係合爪19を第2係合孔105から解除することで、インクカートリッジ13を供給源固定部材80及びキャリッジ100から取り外すことができる。
供給源固定部材80にインクカートリッジ13が取り付けられると、インクカートリッジ13の各インク吸収体16に含まれたインクは、フィルター96を介して第1流路91に供給される。そして、インクは、第1流路91を通ってZ方向のZ1側に導かれる。次に、インクは、第2流路92により第3流路93に向けて水平方向(XY平面に平行な方向である。)に導かれる。そして、インクは、第3流路93により、シール部材70の連通路74を介してインク導入路42に導かれる。
図3〜図9及び図14に示すように、ヘッド本体20、リジッド基板60及び供給源固定部材80を備えるヘッド11は、キャリッジ100に固定されている。
キャリッジ100は、ヘッド11を搭載する部材である。本実施形態では、開口部102が設けられた底面部101と、底面部101に設けられた第3壁面部103及び第4壁面部104とを備えている。
底面部101は、XY平面にほぼ平行な平面状の部材であり、ヘッド11のヘッド本体20が挿通する開口部102が設けられている。
第3壁面部103及び第4壁面部104は、底面部101のZ2側の周縁に設けられた壁状の部分である。第3壁面部103は、底面部101のX方向においてX1側に設けられており、Y方向に延びて形成されている。詳細は後述するが、第3壁面部103は、キャリッジ100の外側に向けて設けられた第2凹部132を形成している。
第4壁面部104は、底面部101に設けられた壁面部のうち第2凹部132を構成しないものである。本実施形態では、底面部101のX方向においてX2側に設けられてY方向に延びた第4壁面部104aと、底面部101のY方向においてY1側に設けられてX方向に延びた第4壁面部104bと、底面部101のY方向においてY2側に設けられてX方向に延びた第4壁面部104cとの合計3つが底面部101に設けられている。また、第4壁面部104cの内側の面には、インクカートリッジ13の第2係合爪19が係合する第2係合孔105が設けられている。
このようなキャリッジ100には、ヘッド11が固定されている。具体的には、キャリッジ100の底面部101と、供給源固定部材80のベース部83とには、固定部材の一例であるネジ140が締結される第1ネジ穴142及び第2ネジ穴143が設けられている。そして、ヘッド11のヘッド本体20が開口部102にZ2側からZ1側に向けて挿通し、供給源固定部材80のZ1側の面が底面部101のZ2側の面に載置した状態で、ネジ140が第1ネジ穴142及び第2ネジ穴143を挿通し、ナット141に締結されることで、ヘッド11がキャリッジ100に固定されている。
このようなキャリッジ100は、インクジェット式記録装置Iのキャリッジ軸3に移動可能に取り付けられている。また、キャリッジ100には、リニアスケール2を読み取るリニアエンコーダー110が設けられている。リニアエンコーダー110には、FFC等の第1配線121が接続されている。第1配線121は、インクジェット式記録ヘッド10において折り畳まれ、信号線12や後述する第2配線122と纏められて、インクジェット式記録装置Iの制御部に接続されている。
また、キャリッジ100には、第4壁面部104cの内面に、インクカートリッジ13の第1端子部115と電気的に接触する第2端子部116が設けられている。インクカートリッジ13がヘッド11の供給源固定部材80に固定されたときに、第1端子部115と第2端子部116とが電気的に接触するようになっている。第2端子部116には、FFC等の第2配線122が接続されている。第2配線122は、インクジェット式記録ヘッド10において折り畳まれ、信号線12や第1配線121と纏められて、インクジェット式記録装置Iの制御部に接続されている。
このような第1配線121及び第2配線122により、キャリッジ100の位置情報及びインクカートリッジ13が検知したインク残量情報が制御部に送信されるようになっている。なお、これらの第1配線121及び第2配線122が信号線12とともに折り畳まれて纏められる態様については後述する。
上述したキャリッジ100に固定されたヘッド11は、リジッド基板60のコネクター61に信号線12が接続されている。
信号線12は、データに基づいてインク滴を吐出するヘッド11に、当該データを送信する配線を含む部材である。信号線12としては、データを送信可能である配線を含むものであれば特に限定はないが、例えば、フレキシブルフラットケーブル(FFC)を用いることができる。なお、信号線12は、ヘッド11にデータを送信する配線のみならず、ヘッド11に関する情報を制御部等に送信する配線を含んでいてもよい。
このような信号線12は、インクジェット式記録ヘッド10において折り畳まれてインクジェット式記録装置Iの制御部に接続されている。また、本実施形態では、信号線12とともに、第1配線121及び第2配線122も折り畳まれて信号線12とまとめて制御部に接続されている。
ここで、図4及び図5、図12及び図13を用いて、信号線12、第1配線121及び第2配線122が折り畳まれた態様について説明する。図12は、インクジェット式記録ヘッドの要部を示す図6のD−D’断面図であり、図13は、信号線、第1配線及び第2配線の正面図である。
インクジェット式記録ヘッド10には、キャリッジ100の外側に向けて第1凹部131及び第2凹部132が設けられている。
第1凹部131及び第2凹部132は、インクジェット式記録ヘッド10のうち信号線12を収容する部位であり、キャリッジ100の外側に向けて設けられている。第1凹部131及び第2凹部132がキャリッジ100の外側に向けて設けられているとは、開口部分がキャリッジ100の外側を向いていることをいう。また、第1凹部131及び第2凹部132が信号線12を収容するとは、第1凹部131及び第2凹部132の内部に、コネクター61に接続された信号線12の一部が配置されていることをいう。
本実施形態では、第1凹部131は、ヘッド11を構成する第1壁面部84の一部をX2側にへこませることで形成されている。具体的には、第1壁面部84は、第1部分84a、第2部分84b及び第3部分84cを備えている。第1部分84aは、第1壁面部84のY方向におけるY2側の一部であり、第2部分84bは、第1壁面部84のY方向におけるY1側の一部であり、第3部分84cは、第1部分84a及び第2部分84bを接続する部分である。
第1部分84aは、第2部分84bよりもX方向においてX2側に配置されている。すなわち、第1部分84aは、ヘッド11のX方向において、第2部分84bよりもX2側に配置されることで第1凹部131を構成している。
また、第2凹部132は、キャリッジ100を構成する第3壁面部103の一部をX2側にへこませることで形成されている。具体的には、第3壁面部103は、第4部分103a及び第5部分103bを備えている。第4部分103aは、X方向において第5部分103bよりもX2側に配置され、Y方向において第5部分103bよりもY2側に配置されている。すなわち、第4部分103aは、キャリッジ100のX方向において、第5部分103bよりもX2側に配置されることで第2凹部132を構成している。
なお、第4壁面部104bのうち、X方向において第4部分103aよりもX1側の部分に挿通孔107が設けられている。この挿通孔107は、第1配線121が挿通される開口である。
また、第4部分103aのZ2側の頂面、第5部分103bの頂面のうちY2側の一部、及び第4壁面部104bの頂面のうちX1側の一部には、天井部108が設けられている。天井部108は、第2凹部132のZ2側の面を構成している。また、底面部101、天井部108、及びこれらの間に立設した第4部分103a、第5部分103bにより挿通孔109が形成されている。挿通孔109は、第2配線122が挿通する開口である。
このように、本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッド10に設けられた凹部は、第1凹部131及び第2凹部132が該当する。すなわち、キャリッジ100の外側に向けて設けられた第1凹部131及び第2凹部132とは、第1凹部131及び第2凹部132がキャリッジ100の外側であるX1側に開口している。また、信号線12を収容する第1凹部131及び第2凹部132は、第2凹部132の内部(すなわち、第1凹部131の内部でもある)に信号線12を収容している。以降、信号線12は、第1凹部131及び第2凹部132の何れにも収容されているとする。
図11及び図12に示すように、信号線12は、一端側が、ほぼXY平面に平行にコネクター61に装着されている。他端側は、第2凹部132の内部において、Z方向のZ2側に折り畳まれている。
一方、信号線12の他端側は、YZ平面において斜めに折り畳まれてY方向のY2側に向かい、さらにY1側に反転して折り畳まれている。このように、信号線12の第2凹部132内で折り畳まれた部分を折り畳み部分12aと称する。信号線12は、第2凹部132内で折り畳まれた後、第2凹部132の外部に引き出され、インクジェット式記録装置Iの制御部に接続されている。なお、折り畳み部分12aは、請求項の「凹部に収容された信号線の一部」の一例である。もちろん、信号線12の折り畳み方はこのような態様に限定されない。
このように第2凹部132内に配置された折り畳み部分12aの位置は、X方向において、キャリッジ100の少なくとも一部の位置と重なり、かつ、ヘッド11の少なくとも一部と重なっている。
本実施形態では、折り畳み部分12aは、第4部分103aと第5部分103bとの間で、X方向においてキャリッジ100の一部に重なっている。また、折り畳み部分12aは、第1部分84aと第2部分84bとの間で、X方向において、ヘッド11の一部である供給源固定部材80と重なっている。
換言すれば、インクジェット式記録ヘッド10のX方向において最もX1側に位置する部位である第5部分103bよりもX2側に第1凹部131及び第2凹部132が設けられている。このような第1凹部131及び第2凹部132を設けることで、その内部に収容された折り畳み部分12aを、X方向においてキャリッジ100及びヘッド11の一部と重なる位置に配置することができる。
ここで、仮に、折り畳み部分12aがX方向においてキャリッジ100に重ならない位置、例えば、第3壁面部103よりもX1側に配置されているとする。この場合、キャリッジ100よりもX1側に折り畳み部分12aがあるため、この折り畳み部分12aが占めるX方向の幅の分だけ、折り畳み部分12aを含めたインクジェット式記録ヘッド10のX方向における大きさが大型化してしまう。または、この折り畳み部分12aが他の部材に接触することを防ぐためのカバーなどの部材をキャリッジ100に取り付ける場合、当該部材が占めるX方向の幅の分だけインクジェット式記録ヘッド10の大きさが大型化してしまう。
しかしながら、上述した本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッド10によれば、第1凹部131及び第2凹部132に収容された信号線12の折り畳み部分12aを、X方向においてキャリッジ100及びヘッド11の一部と重なる位置に配置した。すなわち、折り畳み部分12aのX方向に占める幅の分だけ大型化することを回避して、インクジェット式記録ヘッド10の小型化を実現することができる。
また、ここで、仮に、ヘッド11をX2側に移動させて、折り畳み部分12aとはX方向において重ならない構成、すなわち、折り畳み部分12aがキャリッジ100のみに重なり、ヘッド11とは重なっていない構成であるとする。具体的には、ヘッド11がX方向においてキャリッジ100の第4部分103aよりもX2側にあるとする。このような構成においては、キャリッジ100は、X方向において第2凹部132の幅と、ヘッド11の幅の双方を合計した以上の幅が必要となり、大型化してしまう。
しかしながら、上述した本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッド10によれば、折り畳み部分12aは、キャリッジ100のみならず、ヘッド11ともX方向において重なっている。すなわち、折り畳み部分12aを収容する第2凹部132は、X方向においてヘッド11と重なっているため、キャリッジ100はヘッド11のX方向の幅に合わせて形成すればよく、第2凹部132の幅の分だけ小型化できる。これにより、インクジェット式記録ヘッド10のX方向における小型化を実現することができる。
さらに、本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッド10によれば、信号線12が接続されるコネクター61は、Y方向に端子が並べられている。これにより、端子をX方向に並べたコネクターを採用する場合よりも、X方向に小型化したインクジェット式記録ヘッド10を提供することができる。
また、本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッド10は、第2凹部132に信号線12のみならず、第1配線121及び第2配線122も収容されている。具体的には、リニアエンコーダー110に一端が接続された第1配線121は、他端側が挿通孔107を挿通し、その一部が第2凹部132内に収容されている。
一方、一端が第2端子部116に接続された第2配線122は、他端側が第2部分84bと第5部分103bとの間、及び挿通孔109を挿通し、その一部が第2凹部132内に収容されている。
このように第2凹部132に収容された第1配線121及び第2配線122は、信号線12と纏められてインクジェット式記録装置Iの制御部に接続されている。このように、第2凹部132には、信号線12のみならず、インクジェット式記録ヘッド10に接続される第1配線121及び第2配線122等の配線を収容してもよい。信号線12や複数の配線を用いることで、さらにX方向の幅が増すことになるが、これらは第2凹部132に収容されるため、インクジェット式記録ヘッド10のX方向の幅が大型化することを回避することができる。
また、第2凹部132に信号線12を収容するので、信号線12の露出が抑えられ、不意にインクが信号線12に付着することを抑制することができる。
このように、インクジェット式記録ヘッド10はX方向に小型化されているので、インクジェット式記録ヘッド10を備えるインクジェット式記録装置Iとしても、X方向に小型化することができる。
また、図5及び図14を用いて、ヘッド11とキャリッジ100とを固定する固定部材について説明する。図14は、図5のE−E’線断面図である。
インクジェット式記録ヘッド10は、ヘッド11とキャリッジ100とを固定する固定部材の一例であるネジ140及びナット141とを備えている。
キャリッジ100の底面部101には、ネジ140が挿通する第1ネジ穴142が設けられている。本実施形態では、第1ネジ穴142は、キャリッジ100の四隅のそれぞれに合計4つ設けられている。もちろん、ネジ140を設ける位置や個数はこのような態様に限定されない。
また、供給源固定部材80には、ネジ140が挿通する第2ネジ穴143が設けられている。本実施形態では、第2ネジ穴143は、合計4つ設けられており、各第1ネジ穴142に対向して設けられている。ネジ140は、供給源固定部材80のZ2側から各第1ネジ穴142及び第2ネジ穴143に挿通され、キャリッジ100のZ1側の面でナット141に締結されている。4つあるネジ140を個別にネジ140a、ネジ140b、ネジ140c、ネジ140dとも称する。
ネジ140aとネジ140bはX方向においてほぼ同じ位置であり、ネジ140aがY方向のY1側に、ネジ140bがY方向のY2側に位置している。また、ネジ140c及びネジ140dは、ネジ140a及びネジ140bよりもX方向においてX2側に位置しており、ネジ140cがY方向のY1側に、ネジ140dがY方向のY2側に位置している。
上述した信号線12を収容する第1凹部131のX方向の位置と、固定部材であるネジ140a及びネジ140bのX方向の位置とは互いに重なっている。具体的には、ネジ140a及びネジ140bは、X方向において、第1凹部131を構成する第1部分84aよりもX1側に配置されている。なお、本実施形態のようにヘッド11により形成された第1凹部131と、キャリッジ100により形成された第2凹部132とがある場合、少なくとも、何れか一方が固定部材とX方向において重なっていればよい。
このように信号線12を収容する第1凹部131のX方向の位置と、ネジ140a及びネジ140bのX方向の位置とが互いに重なっていることで、ネジ140a及びネジ140bを、よりX方向の外側に配置することができ、ヘッド11とキャリッジ100との位置合わせを行い易くすることができる。
また、信号線12を収容することができる第1凹部131は、ネジ140a及びネジ140bよりもX方向の内側になっている。すなわち、第1凹部131を構成する第1部分84aは、ネジ140a及びネジ140bよりもヘッド11の内側(すなわち、X2側である)になっている。これにより、第1凹部131を、ヘッド11のより内側に配置することができるので、ヘッド11をX方向において小型化することができる。
また、特に図示しないが、第2凹部132を構成する第4部分103aをネジ140a及びネジ140bよりもキャリッジ100の内側(すなわち、X2側である)にしてもよい。これにより、第2凹部132を、キャリッジ100のより内側に配置することができ、キャリッジ100をX方向において小型化することができる。
また、図14に示すように、リジッド基板60は、ヘッド本体20と供給源固定部材80との間に固定されている。そして、固定部材であるネジ140a〜ネジ140dは何れも、リジッド基板60を介さない位置において、供給源固定部材80とキャリッジ100とを固定している。すなわち、ネジ140は、XY平面においてリジッド基板60とは重ならない位置において、供給源固定部材80とキャリッジ100とを固定している。
このようにネジ140がリジッド基板60とは重ならない位置において、供給源固定部材80とキャリッジ100とを固定することで、ネジ140のZ方向の長さに関わらず、供給源固定部材80とキャリッジ100とのZ方向の間隔を狭めることができる。これにより、インクジェット式記録ヘッド10のZ方向の大きさを小型化することができる。また、ネジ140のZ方向の長さに関わらず、ヘッド本体20と供給源固定部材80との間においてリジッド基板60を確保するためのスペースを確保することができる。
また、Z方向において、ネジ140の長さよりも、供給源固定部材80とキャリッジ100との間隔の方が狭くなっている。本実施形態では、供給源固定部材80のZ1側の面と、キャリッジ100のZ2側の面とは接触しており、間隔は実質的にはゼロとなっている。このようにネジ140の長さよりも、供給源固定部材80とキャリッジ100との間隔を狭くすることができるため、インクジェット式記録ヘッド10のZ方向における大きさを小型化することができる。また、上述したように、ネジ140a〜140dはリジッド基板60とは重ならない位置であるので、ネジ140は、リジッド基板60のZ方向の厚さを加味した長さとする必要がなく、汎用的な長さのものを用いることができる。
また、図5に示すように、X方向において、最も外側のネジ140同士の間隔Wは、リジッド基板60の寸法に対して、0.8〜1.1である。本実施形態では、最も外側のネジ140は、X1側がネジ140a及びネジ140bであり、X2側がネジ140c及びネジ140dである。ネジ140a(又はネジ140b)を通り、Y方向に平行な線と、ネジ140c(又はネジ140d)を通りY方向に平行な線との間が、最も外側のネジ140同士の間隔Wである。この間隔Wは、本実施形態では、リジッド基板60のX方向の幅よりも広く、リジッド基板60の寸法、すなわちX方向の幅に対して1.1倍となっている。
ここで、リジッド基板60は、各アクチュエーターユニット30に接続されたCOF38の一端が電気的に接続される。このCOF38は、ノズルの数だけ配線を含んでおり、リジッド基板60にもそのノズルの数に対応した端子を設ける必要がある。
本実施形態に係るインクジェット式記録ヘッド10においては、X方向において、最も外側のネジ140同士の間隔Wを、リジッド基板60の寸法に対して0.8〜1.1とした。これにより、リジッド基板60を十分な寸法で確保することができるため、上述したようにノズルの数が多くなり、COF38が接続される端子の数が多くなっても、リジッド基板60に配線パターンを実装することが困難になることを回避することができる。
また、図10に示したように、コネクター61は、リジッド基板60において、X方向の一方側であるX1側のみに配置されている。これにより、X方向の両側、すなわち、X1側及びX2側の両方に複数のコネクター61を設けたリジッド基板よりも、本実施形態に係るリジッド基板60をX方向で小型化することができる。
また、特に図示しないが、リジッド基板60には複数のICチップが配置されている。このICチップは、リジッド基板60のCOF38が接続される端子と、コネクター61との間に実装されるものである。リジッド基板60に実装された全てのICチップのうち90〜100%が、XY平面において、コネクター61と、アクチュエーターユニット30、換言すれば、リジッド基板60のCOF38が接続される端子との間に配置されていることが好ましい。これにより、リジッド基板60のうち、アクチュエーターユニット30と前記端子との間にICチップが集中して配置されているので、リジッド基板60のうちICチップが配置されていない領域を小さくすることができ、これによりリジッド基板60を小型化することができる。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述したインクジェット式記録ヘッド10の第1凹部131及び第2凹部132には、信号線12の折り畳み部分12aが収容されていたが、このような態様に限定されず、信号線12が折り畳まれている必要はない。少なくとも第1凹部131及び第2凹部132には、信号線12の一部が収容されていればよく、折り畳まれていなくてもよい。
また、インクジェット式記録ヘッド10は、ヘッド11に第1凹部131、キャリッジ100に第2凹部132を設けたがこのような態様に限定されない。例えば、ヘッド11にのみ第1凹部131を設け、キャリッジ100の第3壁面部103を設けないようにして、第1凹部131をキャリッジ100の外部に向けた構成としてもよい。または、キャリッジ100にのみ第2凹部132を設け、ヘッド11に第1凹部131を設けない構成としてもよい。すなわち、第1凹部131、又は第2凹部132の何れかをキャリッジ100の外部に向けて設けられて信号線12を収容する凹部としてもよい。
上述したインクジェット式記録ヘッド10は、液体供給源であるインクカートリッジ13が供給源固定部材80に搭載されていたが、このような態様に限定されない。例えば、インクカートリッジ13を装置本体1に固定し、装置本体1に固定されたインクカートリッジ13からのインクをチューブを介してインクジェット式記録ヘッド10に供給する構成であってもよい。
上述したインクジェット式記録ヘッド10は、信号線12の他に、第1配線121及び第2配線122が第1凹部131及び第2凹部132に収容されていたが、このような態様に限定されない。すなわち、第1配線121又は第2配線122は第1凹部131及び第2凹部132に収容されていなくてもよい。また、第1配線121及び第2配線122が設けられていなくてもよい。さらに、信号線12は一本であったが、複数本であってもよい。
上述したインクジェット式記録ヘッド10は、インクが4色であり、これに対応して供給源固定部材80には4つの流路が形成され、各色に対応したノズル列と各ノズル列ごとに設けられた4つのアクチュエーターユニット30とを備えていたが、このような態様に限定されない。すなわち、本発明のインクジェット式記録ヘッド10は、インクの色や種別、アクチュエーターユニット30の数に限定されない。
さらに、圧力室53に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型のアクチュエーターユニット30を用いて説明したが、特にこれに限定されず、例えば、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型の圧電アクチュエーターや、薄膜型の圧電アクチュエーターなどを使用することができる。また、圧力発生手段として、圧力室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を吐出するものや、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル開口から液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなどを使用することができる。
なお、上記実施の形態においては、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを、また液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録装置を挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッドを有する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドや液体噴射装置にも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられ、かかる液体噴射ヘッドを備えた液体噴射ヘッド及び液体噴射装置にも適用できる。
I インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 6 プラテン、 6a リブ、 7 キャップ、 8 キャッピング装置、 10 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 11 ヘッド、 12 信号線、 12a 折り畳み部分、 13 インクカートリッジ(液体供給源)、 14 固定部、 20 ヘッド本体、 30 アクチュエーターユニット(駆動素子)、 51 ノズル、 52 ノズルプレート、 52a ノズル面、 53 圧力室、 56 マニホールド、 60 リジッド基板、 61 コネクター、 70 シール部材、 80 供給源固定部材、 84 第1壁面部、 84a 第1部分、 84b 第2部分、 84c 第3部分、 85 第2壁面部、 100 キャリッジ、 103 第3壁面部、 103a 第4部分、 103b 第5部分、 104 第4壁面部、 110 リニアエンコーダー、 121 第1配線、 122 第2配線、 131 第1凹部(凹部)、 132 第2凹部(凹部)、 140、140a〜140d ネジ(固定部材)、 141 ナット(固定部材)

Claims (8)

  1. データに基づいて、ノズルが設けられたノズル面から液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドのコネクターを介して前記ヘッドへデータを送る信号線と、
    前記ヘッドを乗せるキャリッジと、
    前記信号線を収容する凹部であって、前記キャリッジの外側に向けて設けられた凹部とを備え、
    互いに直交するX方向、Y方向、Z方向において、前記キャリッジがX方向において被噴射媒体に対して相対移動し、前記ノズル面がXY平面で規定されるとした場合に、
    前記信号線は、Y方向に端子を並べた前記コネクターと接続され、
    前記凹部に収容された前記信号線の一部の位置は、X方向において、前記キャリッジの少なくとも一部の位置と重なり、かつ、前記ヘッドの少なくとも一部と重なる
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 請求項1に記載する液体噴射ヘッドにおいて、
    前記ヘッドと前記キャリッジとを固定する固定部材をさらに備え、
    前記信号線を収容する前記凹部のX方向の位置と、前記固定部材のX方向の位置とは、互いに重なる
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  3. 請求項2に記載する液体噴射ヘッドにおいて、
    前記ヘッドは、
    駆動素子、ノズル、圧力室、マニホールドを有するヘッド本体と、
    前記コネクターを有し、前記ヘッド本体と電気的に接続されるリジッド基板と、
    液体供給源を搭載するための供給源固定部材であって、前記液体供給源からの液体を前記ヘッド本体へ供給する流路を有する供給源固定部材とを有し、
    前記リジッド基板は、前記ヘッド本体と前記供給源固定部材との間に固定され、
    前記固定部材は、前記リジッド基板を介さない位置において、前記供給源固定部材と前記キャリッジとを固定する
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  4. 請求項3に記載する液体噴射ヘッドにおいて、
    Z方向において、前記固定部材の長さよりも、前記供給源固定部材と前記キャリッジとの間隔の方が狭い
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  5. 請求項3又は請求項4に記載する液体噴射ヘッドにおいて、
    X方向において、最も外側の前記固定部材間の間隔は、前記リジッド基板の寸法に対して、0.8〜1.1である
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  6. 請求項3〜請求項5の何れか一項に記載する液体噴射ヘッドにおいて、
    前記コネクターは、前記リジッド基板において、X方向の一方側のみに配置されている
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載する液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置。
  8. 請求項7に記載する液体噴射装置において、
    前記ヘッド本体に対するキャップであって、リブよりもX方向の他方側に配置されたキャップと、
    前記キャップよりもX方向の一方側にて、前記信号線を固定する固定部とを備え、
    前記ヘッドがキャップされた位置において、Z方向において、前記コネクターと印刷可能な最大サイズの前記被噴射媒体が搬送される領域とが重なる
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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